JP6836459B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄剤組成物及びそれに用いられる洗浄用界面活性剤に関する。とりわけ、本発明は、食器用洗浄剤組成物及びそれに用いられる食器洗浄用界面活性剤に関する。
硬質表面上の油汚れを除去することは、硬質表面洗浄剤に強く求められている性能の一つである。特に疎水性表面上の油汚れは落としづらく、洗浄剤の使用者はこれを落とすために、多大な機械力を用いること、温水の利用、洗浄剤の継足しなどを行っている。使用者や環境への負荷を低減するためにも、より低機械力での洗浄、より低温での洗浄、総合的な活性剤の排出量がより低減できるような界面活性剤、又は洗浄剤の開発が求められている。
これに対し、アルキル鎖に分岐鎖を有する界面活性剤、又はその界面活性剤を含有する洗浄剤が知られている(例えば特許文献1〜3)。
特許文献1は、冷硬水中でのグリース除去を課題とし、鎖末端付近分岐型化合物及びそれらの誘導体の新規混合物と、これらの混合物を含有する洗浄組成物を開示している。
特許文献2は、比較的低い温度において、疎水性表面を有する食器類や調理器具等に、強く付着した油汚れである液体油および固体脂に対する洗浄力を両立する手洗い用食器洗浄剤を提供することを課題として、スルホコハク酸アルキルエステル又はその塩、特定の陰イオン界面活性剤、スルホベタイン型界面活性剤を、特定量比用いた、手洗い用食器洗浄剤組成物を開示している。
特許文献3は、低い使用温度での洗浄力や、耐硬水性を課題として、アルキル長鎖中間鎖分岐界面活性剤化合物を少なくとも0.5重量%含む、洗剤界面活性剤組成物を開示している。
特表2013−532736号公報 特開2013−100461号公報 特表2000−503700号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載の洗浄剤では、固体脂を含む油汚れの洗浄性において、まだ十分とは言えない。
本発明は、プラスチック等の硬質物品の硬質表面、とりわけ食器に付着した、固体脂を含む油汚れの洗浄力に優れる、洗浄剤組成物及びそれに用いられる洗浄用界面活性剤に関する。
かかる課題に対し、本発明者らは、特定の分岐構造を有するスルホコハク酸型界面活性剤が、固体脂を含む油汚れの洗浄性能に優れることを見出した。
すなわち、本発明は、(a)成分として、下記一般式(a1)で表される界面活性剤を含有する、洗浄剤組成物に関する。
Figure 0006836459
〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、1つ以上の側鎖を有する、鎖式分岐炭化水素基であり、鎖式分岐炭化水素基の総炭素数が7以上22以下であり、側鎖を構成する炭素数の合計が3以上7以下である。A、Aはそれぞれ独立に炭素数2以上4以下のアルキレン基、x、yは平均付加モル数でありそれぞれ独立に0以上6以下である。Mは水素原子又は陽イオンである。〕
また、本発明は、上記洗浄剤組成物で、硬質表面を洗浄する硬質表面の洗浄方法に関する。
本発明の洗浄剤組成物として、(a)成分として、前記一般式(a1)で表される界面活性剤を含有する、食器用洗浄剤組成物が挙げられる。
本発明の洗浄方法として、上記食器用洗浄剤組成物で食器を洗浄する、食器の洗浄方法が挙げられる。
また、本発明は、下記一般式(a1)で表される、洗浄用界面活性剤に関する。
Figure 0006836459
〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、1つ以上の側鎖を有する、鎖式分岐炭化水素基であり、鎖式分岐炭化水素基の総炭素数が7以上22以下であり、側鎖を構成する炭素数の合計が3以上7以下である。A、Aはそれぞれ独立に炭素数2以上4以下のアルキレン基、x、yは平均付加モル数でありそれぞれ独立に0以上6以下である。Mは水素原子又は陽イオンである。〕
また、本発明は、前記一般式(a1)で表される、食器洗浄用界面活性剤に関する。
本発明によれば、プラスチック等の硬質物品の硬質表面、とりわけ食器表面に付着した、固体脂を含む油汚れの洗浄力に優れる、洗浄剤組成物及びそれに用いられる洗浄用界面活性剤を提供することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、プラスチック等の硬質表面を有する物品、とりわけ食器に付着した、固体脂を含む油汚れを、スポンジ等の可撓性材料を用いて擦らずとも、すなわち機械力をかけずとも、洗浄することが可能である。
<洗浄剤組成物>
本発明の洗浄剤組成物は、機械力を用いずとも十分な洗浄力が得られるが、これは、本発明の洗浄剤組成物に用いられるスルホコハク酸ジアルキルエステルが、特定の側鎖を有する、鎖式炭化水素構造を有しており、該構造を介して、スルホコハク酸ジアルキルエステルが固体脂に吸着し易くなることで、固体脂の剥離が容易となり、その結果、洗浄力の向上効果が得られたものと推定される。
なお、本明細書で示す「油汚れ」とは、25℃において液体油及び固体脂の混合物による汚れである。液体油は、好ましくは植物性原料に由来する油分を含有している物質を挙げることができる。また、固体脂は、牛脂、豚肉、及び/又は鶏肉などの動物性原料に由来する油分及び脂質を含有している物質を挙げることができる。更には、これらの油汚れが任意の割合で混合していても良い。
また、本発明の洗浄剤組成物は、以下において、硬質表面を食器に置き換えた洗浄剤組成物を含む。
<(a)成分>
本発明に用いられる(a)成分は、下記一般式(a1)で表される界面活性剤であり、これはスルホコハク酸エステル又はその塩の化合物である。
また(a)成分は、洗浄用界面活性剤であり、洗浄剤である。
Figure 0006836459
〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、1つ以上の側鎖を有する、鎖式分岐炭化水素基であり、鎖式分岐炭化水素基の総炭素数が7以上22以下であり、側鎖を構成する炭素数の合計が3以上7以下である。A、Aはそれぞれ独立に炭素数2以上4以下のアルキレン基、x、yは平均付加モル数でありそれぞれ独立に0以上6以下である。Mは水素原子又は陽イオンである。〕
1a、R2aの炭素数は、同一あるいは異なっていてもよく、固体脂の洗浄力(以下、単に洗浄力ともいう)の観点から、7以上、好ましくは8以上、より好ましくは9以上、そして、同様の観点から、22以下、好ましくは18以下、より好ましくは15以下、更に好ましくは12以下、より更に好ましくは11以下、より更に好ましくは10以下である。
鎖式分岐炭化水素基は、アルキル基であってもよく、アルケニル基であってもよいが、洗浄力の観点から、アルキル基が好ましい。本発明においては、第2級アルコールから水酸基を除去した炭化水素残基を、鎖式分岐炭化水素基に含める。
本発明において、R1a、R2aの鎖式分岐炭化水素基のうち、酸素原子に結合している炭素原子から数えて炭素数が最も大きい炭化水素鎖を主鎖とし、主鎖から分岐して結合している炭化水素鎖を側鎖とする。
主鎖が2つ以上考えられる場合、即ち炭素数が最も大きい炭化水素鎖(以下、最長炭化水素鎖ともいう)が2つ以上ある場合、下記の順序で主鎖を決める。
1.最長炭化水素鎖から分岐する側鎖の炭素原子数が大きい方を主鎖とする。
2.次に、最長炭化水素鎖から分岐する側鎖の炭素原子数が同じである場合は、最長炭化水素鎖から分岐する側鎖の数が多い方を主鎖とする。
3.次に、最長炭化水素鎖から分岐する側鎖の数が同じである場合は、酸素原子に結合している炭素原子から数えて、酸素原子により近い炭素原子に側鎖を有する方を主鎖とする。
4.次に、酸素原子に最も近い、側鎖を有する炭素原子の位置が同じ場合は、酸素原子に最も近い側鎖の炭素原子数が多い方を主鎖とする。
なお、2つ以上の最長炭化水素鎖が、同一の対称構造を有する場合は、どちらを主鎖としてもよい。
1a、R2aの主鎖の炭素数は、同一あるいは異なっていてもよく、洗浄力の観点から、好ましくは4以上、より好ましくは5以上、更に好ましくは6以上、そして、好ましくは19以下、より好ましくは15以下、更に好ましくは12以下、より更に好ましくは9以下、より更に好ましくは8以下、より更に好ましくは7以下、より更に好ましくは6以下である。なお、主鎖の炭素数に、側鎖の炭素数は含まれない。
1a、R2aの側鎖を構成する炭素数の合計は、同一あるいは異なっていてもよく、洗浄力の観点から、3以上、好ましくは4以上、そして、同様の観点から、7以下、好ましくは6以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは4以下である。
本発明において、側鎖を構成する炭素数の合計とは、主鎖以外の全側鎖の炭素数を合計したものであり、側鎖が複数ある場合は、それら全側鎖の炭素数の合計である。
1a、R2aの側鎖の数は、同一あるいは異なっていてもよく、洗浄力の観点から、1以上、そして、同様の観点から、好ましくは6以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは4以下、より更に好ましくは3以下、より更に好ましくは2以下である。
本発明において、側鎖の数とは、主鎖から分岐する側鎖の数であり、側鎖が、更に当該側鎖から分岐する側鎖を有していても側鎖の数としては変わらない。但し、洗浄力の観点から、側鎖が更に当該側鎖から分岐する側鎖を有していてもよい。
1a、R2aの分岐炭素の数は、同一あるいは異なっていてもよく、洗浄力の観点から、好ましくは1以上、そして、好ましくは6以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは4以下、より更に好ましくは3以下、より更に好ましくは2以下である。
本発明において、分岐炭素の数とは、鎖式分岐炭化水素基中の第3級炭素原子と第4級炭素原子の数の合計である。
1a、R2aの好ましい態様は、R1a、R2aの鎖式分岐炭化水素基の総炭素数が、それぞれ独立して、7以上12以下、主鎖の炭素数が、それぞれ独立して、4以上8以下、側鎖を構成する炭素数が、それぞれ独立して、3以上6以下、側鎖の数が、それぞれ独立して、1以上3以下、分岐炭素の数が、それぞれ独立して、1以上3以下が好ましい。
1a、R2aの具体的な鎖式分岐炭化水素基は、それぞれ同一あるいは異なっていてもよく、トリメチルペンチル基、トリメチルヘキシル基、トリメチルヘプチル基、トリメチルオクチル基、メチルエチルペンチル基、メチルエチルヘキシル基、メチルエチルヘプチル基、メチルエチルオクチル基、ジメチルエチルブチル基、ジメチルエチルペンチル基、ジメチルエチルヘキシル基、ジメチルエチルヘプチル基、ジメチルエチルオクチル基、プロピルペンチル基、プロピルヘキシル基、プロピルヘプチル基、プロピルオクチル基、ブチルペンチル基、ブチルヘキシル基、ブチルヘプチル基、ブチルオクチル基、1−(2−メチルプロピル)−3−メチルブチル基、1−(3−メチルブチル)−4−メチルペンチル基、1−(4−メチルペンチル)−5−メチルヘキシル基、ペンチルヘキシル基、及びヘキシルドデシル基から選ばれる1種以上が挙げられ、洗浄力の観点から、3−メチル−5,5−ジメチルヘキシル基(3,5,5−トリメチルヘキシル基)、2−プロピルペンチル基、2−プロピルヘキシル基、2−ヘキシルドデシル基、1−ブチルヘキシル基、1−ブチルペンチル基、1−(2−メチルプロピル)−3−メチルブチル基、1−エチル−2−メチルペンチル基、及び1−メチル−1−エチル−2−メチルブチル基から選ばれる1種以上が好ましく、3−メチル−5,5−ジメチルヘキシル基(3,5,5−トリメチルヘキシル基)、1−ブチルヘキシル基、1−ブチルペンチル基、1−(2−メチルプロピル)−3−メチルブチル基、及び2−プロピルペンチル基から選ばれる1種以上がより好ましく、1−ブチルヘキシル基が更に好ましい。
また、側鎖が全てメチル基である場合は、主鎖の末端がジメチル基を有することが洗浄力の観点から好ましい。
一般式(a1)中、A1、A2は、それぞれ独立に、炭素数2以上、そして、炭素数4以下、好ましくは3以下のアルキレン基である。
一般式(a1)中、x、yは、平均付加モル数であり、洗浄力の観点から、それぞれ独立に、0以上、そして、6以下、好ましくは4以下、より好ましくは2以下であり、更に好ましくは0である。
また、x+yは、洗浄力の観点から、好ましくは0以上、そして、好ましくは12以下、より好ましくは6以下、更に好ましくは3以下、より更に好ましくは0である。
一般式(a1)中、M1は、水素イオン、あるいはナトリウムイオン、アンモニウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン等の無機陽イオン、モノエタノールアンモニウムイオン、ジエタノールアンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン、モルホリニウムイオン等の有機陽イオンであり、好ましくはナトリウムイオン、アンモニウムイオン、カリウムイオン及びマグネシウムイオンから選ばれる無機陽イオンである。
一般式(a1)中、R1a、R2aが同一の化合物の調製方法としては、特に限定されるものではないが、例えば米国特許明細書第2,028,091号公報に記載の方法を参考にして製造することができ、また、R1a、R2aが異なる非対称の化合物の調製方法としては、例えば特開昭58−24555号公報を参考にして製造することができる。(a)成分の原料として、所定炭素数のアルコールにアルキレンオキシドを付加したものを用いることもできる。
本発明の(a)成分の製造に用いられる好適なアルコールとしては、
(1)3,5,5−トリメチルヘキサン−1−オール、2−プロピルヘキサン−1−オール、2−ヘキシル−1−ドデカノールなどに代表される第1級アルコール、
(2)5−ノナノール、2,6−ジメチル−4−ヘプタノール、4−メチル−3−ヘプタノール、8−ヘキサデカノールなどに代表される第2級アルコール
(3)3,4−ジメチル−3−ヘキサノール、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール、3−エチル−2,2,4−トリメチル−3−ヘキサノールなどに代表される第3級アルコールである。
本発明の洗浄剤組成物は、特に油汚れに対する洗浄力が高い(a)成分を含有することにより、低い温度、低い機械力、低い濃度で、特に硬質表面に付着した油汚れに対して、高い洗浄性能を提供できる。
本発明の洗浄剤組成物は、(a)成分を、洗浄力の観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上、より更に好ましくは0.5質量%以上、より更に好ましくは0.8質量%以上、より更に好ましくは1質量%以上、そして、原料コストを低減する観点から、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは15質量%以下、より更に好ましくは10質量%以下、より更に好ましくは8質量%以下、より更に好ましくは5質量%以下、より更に好ましくは3質量%以下、より更に好ましくは2質量%以下、含有する。
なお、本発明では、(a)成分に係る質量に関する記述(質量%や質量比)は、Mをナトリウムと仮定したときの質量(ナトリウム塩換算での比率)に基づくものとする。
<(b)成分>
本発明の洗浄剤組成物には、(b)成分として、任意ではあるが、両性界面活性剤又はアミンオキサイド型界面活性剤を含有しても良い。両性界面活性剤とアミンオキサイド型界面活性剤はどちらか一方のみを含有してもよく、どちらも含有しても良い。両性界面活性剤は、特に限定されるものではないがスルホベタイン、ヒドロキシスルホベタイン、カルボベタイン型界面活性剤などが挙げられる。両性界面活性剤やアミンオキサイド型界面活性剤は、(a)成分と併用することで油汚れの洗浄性能向上に寄与する。
本発明の洗浄剤組成物は、(b)成分を、洗浄力の観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下、含有する。
本発明の洗浄剤組成物において、(b)成分の含有量と、(a)成分の含有量との質量比(b)/(a)は、洗浄力の観点から、好ましくは0以上、そして、同様の観点から、好ましくは10以下、より好ましくは8以下、更に好ましくは5以下、より更に好ましくは3以下、より更に好ましくは1以下である。
<(c)成分>
本発明の洗浄剤組成物には、(c)成分として、任意ではあるが、塩を含有しても良い。塩は、特に限定されるものではないが、金属イオンとハロゲン化物イオンで形成される無機塩、乳酸やクエン酸などの有機塩などが挙げられる。塩は(a)成分と併用することで油汚れの洗浄性能向上に寄与する。更に両性界面活性剤やアミンオキサイド型界面活性剤と塩を併用してもよい。
本発明の洗浄剤組成物は、(c)成分を、洗浄力の観点から、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上、そして、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、含有する。
<(d)成分>
本発明の洗浄剤組成物には、(d)成分として、任意ではあるが、貯蔵安定性を向上させる目的で、ハイドロトロープ剤を含有しても良い。(d)成分としては、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸又はこれらのナトリウム塩、カリウム塩あるいはマグネシウム塩が良好であり、特にp−トルエンスルホン酸又はその塩が良好である。
本発明の洗浄剤組成物は、(d)成分を、貯蔵安定性の観点から、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは1.5質量%以上、そして、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下、含有する。
<(e)成分>
本発明の洗浄剤組成物には、(e)成分として、任意ではあるが、貯蔵安定性の改善や粘度調節の目的で、溶剤を含有しても良い。(e)成分は、貯蔵安定性を改善する観点から、好ましくは炭素数2以上、より好ましくは炭素数3以上、そして、炭素数10以下、好ましくは炭素数8以下の水溶性有機溶剤が好適である。
(e)成分の具体的例としては、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール、フェノキシエタノール、フェニルグリコール、フェノキシイソプロパノール、ブチルジグリコール(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)、ジブチレンジグリコール及びベンジルアルコールから選ばれる1種以上の水溶性有機溶剤が好ましい。なかでも、ブチルジグリコール、エタノール及びプロピレングリコールから選ばれる1種以上の水溶性有機溶剤がより好ましく、エタノール及びプロピレングリコールから選ばれる1種以上の水溶性有機溶剤が更に好ましい。
ここで、水溶性有機溶剤とは、オクタノール/水分配係数(LogPow)が3.5以下の溶剤を指すものとする。
本発明の洗浄剤組成物は、(e)成分を、貯蔵安定性及び粘度調節の観点から、好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは15質量%以下、含有する。
<水>
本発明の洗浄剤組成物は、液体洗浄剤組成物が好ましく、水を含有することが好ましい。すなわち、前記(a)成分及び任意成分以外の残部が水である。
本発明の洗浄剤組成物は、水を、好ましくは30質量%以上、より好ましくは50質量%以上、更に好ましくは60質量%以上、より更に好ましくは70質量%以上、より更に好ましくは80質量%以上、より更に好ましくは90質量%以上、そして、好ましくは99.8質量%以下、より好ましくは99.5質量%以下、更に好ましくは99.2質量%以下含有する。
水は脱イオン水や蒸留水、或いは次亜塩素酸を0.5〜10ppm程度溶解させた次亜塩素酸滅菌水などを使用することができる。
本発明の洗浄剤組成物において、固形分の含有量は、洗浄力の観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上、より更に好ましくは0.8質量%以上、より更に好ましくは1質量%以上、そして、コストを削減する観点から、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは10質量%以下、より更に好ましくは5質量%以下、より更に好ましくは3質量%以下である。
ここで、固形分とは、前記(a)〜(e)成分及びその他の任意成分、すなわち水以外の成分である。
本発明の洗浄剤組成物の形態は、液状、ゲル状、ワックス状等、適宜選択できるが、上記成分を水に溶解/分散/乳化させた液状が好ましく、水溶液がより好ましい。
本発明の洗浄剤組成物の25℃におけるpHは、手へのマイルド性の観点から、好ましくは2以上、より好ましくは4以上、更に好ましくは5以上、そして、好ましくは10以下、より好ましくは9以下、更に好ましくは8以下である。
本発明の洗浄剤組成物の20℃における粘度は、好ましくは0.5mPa・s以上、より好ましくは1mPa・s以上、そして、好ましくは200mPa・s以下、より好ましくは100mPa・s以下、更に好ましくは50mPa・s以下、より更に好ましくは20mPa・s以下、より更に好ましくは10mPa・s以下、より更に好ましくは7mPa・s以下、より更に好ましくは5mPa・s以下である。粘度は溶剤やハイドロトロープ剤などで調整することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、硬質物品の硬質表面用であることが好ましく、金属表面、ガラス表面、セラミック表面、樹脂表面などの硬質表面に付着した油汚れに対して、洗浄液を塗布等により適用後、一定時間放置後に、水ですすぎを行う、洗浄方法に使用できる。
例えば、本発明の洗浄剤組成物を添加した水浴中に、洗浄対象を浸漬させ、1秒〜1時間程度放置した後に、水ですすぐことで、油汚れの除去を行うことができる。浸漬している最中に、特に限定されるものではないが、撹拌、振盪などの機械力や、ブラシ、スポンジなどの一般的に洗浄に用いられる道具を用いて機械力を適応してもよい。
本発明の洗浄剤組成物は、硬質物品の硬質表面用、更に食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面用、更に食器用、更に食器の硬質表面用であることが好ましい。また、硬質物品の硬質表面の手洗い洗浄用、更に食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面の手洗い洗浄用、更に食器の手洗い洗浄用、更に食器の硬質表面の手洗い洗浄用であることが好ましい。
具体的には、本発明の洗浄剤組成物は、好ましくは硬質物品の硬質表面への塗布用洗浄剤、より好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面への塗布用洗浄剤、更に好ましくは食器への塗布用洗浄剤、より更に好ましくは食器の硬質表面への塗布用洗浄剤である。
また、具体的には、本発明の洗浄剤組成物は、好ましくは硬質物品の硬質表面への噴霧用洗浄剤、より好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面への噴霧用洗浄剤、更に好ましくは食器への噴霧用洗浄剤、より更に好ましくは食器の硬質表面への噴霧用洗浄剤である。
硬質物品としては、パイプ、部品等の食品製造機器、台所周りの硬質物品、食器等が挙げられ、本発明の洗浄剤組成物は、固体脂の洗浄性に優れることから、硬質物品、好ましくは食器及び台所周りの硬質物品、より好ましくは食器を洗浄対象とする。
台所周りの硬質物品は、台所の周辺で使用される物品であり、具体的には、
(1)冷蔵庫、食器棚などの食品、食器、調理器具の保存場所、
(2)排水溝、調理台、レンジフード、シンク、ガスレンジ、電子レンジなどの食品の調理場所、及び
(3)その周辺の床や壁等
である。本発明では、これらを便宜上「台所周りの硬質物品」とする。
また、食器としては、具体的には、
(i)皿、椀等のいわゆる食器、
(ii)タッパー、瓶等の保存容器、
(iii)包丁やまな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル等の調理器具、
(iv)フードプロセッサー、ミキサー等の調理家電等
の食材が接触する部材や器具が挙げられる。本発明では、これらを便宜上「食器」とする。
また、本発明の洗浄剤組成物は、食器、保存容器、調理器具、及び調理家電から選ばれる物品用であることが好ましく、更に皿、椀、タッパー、ビン、包丁、まな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル、フードプロセッサー、及びミキサーから選ばれる物品用であることがより好ましい。
また、本発明の洗浄対象である硬質表面、更に食器及び台所周りの硬質表面、更に食器の硬質表面の材質は、プラスチック(シリコーン樹脂などを含む)、金属、陶器、木、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
<硬質表面の洗浄方法>
本発明の硬質表面の洗浄方法は、前記洗浄剤組成物で硬質表面、例えば食器を洗浄する、好ましくは前記洗浄剤組成物を硬質表面に接触させて洗浄する、硬質表面の洗浄方法である。この洗浄方法は、以下において、硬質表面を食器に置き換えた洗浄方法を含む。
すなわち、本発明の硬質表面の洗浄方法では、本発明の洗浄剤組成物を用いる。該組成物の好ましい態様は、前記した本発明の洗浄剤組成物と同じである。
より具体的には、前記洗浄剤組成物を、原液で、硬質表面に接触させる、又は洗浄剤組成物を、原液で、希釈せずに硬質表面に接触させる、つまり、前記洗浄剤組成物を、希釈することなく、硬質表面に接触させる洗浄方法が挙げられる。
前記洗浄剤組成物を希釈せずに硬質表面に接触させるとは、該洗浄剤組成物を、意図的に水などで希釈した後、硬質表面と接触させないことである。例えば、前記洗浄剤組成物を水滴等が付着した硬質表面と接触させたり、前記洗浄剤組成物を硬質表面に接触させた後、硬質表面に水滴が付着したりする場合は、前記洗浄剤組成物を希釈せずに、硬質表面に接触させると理解できる。
本発明の硬質表面の洗浄方法は、前記本発明の洗浄剤組成物を、油汚れが付着した硬質表面、更に固体脂を含む油汚れが付着した硬質表面に接触させる、硬質表面の洗浄方法として好適に実施できる。
固体脂を含む油汚れは、油脂を含んだ汚れであって、この油脂が常温(例えば20℃)で固体を呈するものである。固体脂を含む油汚れは、典型的には固体脂を含む油汚れ、更に固体脂と液体油とを含む油汚れである。前記洗浄剤組成物を接触させるときの固体脂を含む油汚れの形態は、固体脂と液体油とが混在した状態であってもよい。
また、本発明の硬質表面の洗浄方法は、前記洗浄剤組成物を、硬質表面に接触させた後、機械力をかけず(付与せず)に放置する洗浄方法が挙げられる。つまり、スポンジ等の可撓性材料や手指等を用いることなく接触させ、機械力をかけずにそのまま放置する洗浄方法が挙げられる。この方法は、手や道具の届かない部位や届きにくい細部の洗浄に好適である。
機械力をかけずに放置するとは、例えば、組成物の接触以外に、洗浄のための意図的な操作を行わないことである。例えば、接触させた組成物が硬質表面を自然に流下することや、洗浄を意図しない振動が硬質表面に伝わることなどは、機械力をかけずに放置すると理解できる。一方、例えば、硬質表面を擦り洗いする方法や、硬質表面に組成物を含む水流を適用して洗浄する方法、組成物を含む洗浄媒体に硬質表面を浸漬し撹拌して洗浄する方法などは、機械力をかけて硬質表面を洗浄していると理解できる。
なお、放置した後は、通常、水ですすぎ、すすぐ際は、手などで機械力(物理的力)を掛けてもよく、単に水流ですすいでもよい。
本発明の硬質表面の洗浄方法では、前記洗浄剤組成物を、対象物である硬質表面の面積100cmに対して、好ましくは0.1g以上、より好ましくは0.3g以上、更に好ましくは0.4g以上、そして、好ましくは5g以下、より好ましくは3g以下、更に好ましくは2g以下の割合で接触させる、更に、塗布又は噴霧することが好ましい。
本発明の硬質表面の洗浄方法では、洗浄力を高める観点から、前記洗浄剤組成物を硬質表面に接触後、好ましくは10秒以上、より好ましくは20秒以上、更に好ましくは30秒以上、より更に好ましくは40秒以上、より更に好ましくは50秒以上、より更に好ましくは1分以上、さらに好ましくは1.5分以上、そして、同様の観点から、好ましくは60分以下、より好ましくは30分以下、更に好ましくは20分以下、より更に好ましくは10分以下、放置する。この場合、最初に前記組成物が硬質表面に接触した時点を放置の開始とする。
なお、放置する際の温度は、室温でよく、例えば、10℃以上30℃以下が挙げられる。
また、本発明の硬質表面の洗浄方法では、洗浄力を高める観点から、好ましくは10秒以上、より好ましくは20秒以上、更に好ましくは30秒以上、より更に好ましくは40秒以上、より更に好ましくは50秒以上、より更に好ましくは1分以上、さらに好ましくは1.5分以上、そして、同様の観点から、好ましくは60分以下、より好ましくは30分以下、更に好ましくは20分以下、より更に好ましくは10分以下、前記洗浄剤組成物と洗浄対象である硬質表面とを接触させる。
本発明の硬質表面の洗浄方法では、前記洗浄剤組成物を、油汚れ等が付着した硬質表面を該組成物中に浸漬させて接触させてもよいが、効率的に洗浄力を高める観点から、噴霧又は塗布して、油汚れ等が付着した硬質表面に接触させる方法が好ましい。
前記洗浄剤組成物を、油汚れ等が付着した硬質表面に接触させる方法は、噴霧又は塗布が好ましく、液滴状にして噴霧する又は泡状にして塗布する方法が好ましい。具体的には、スプレー手段を用いる。すなわち本発明の洗浄剤組成物を、スプレイヤーを具備する容器に充填してなる硬質表面用洗浄剤物品を用いるのが好ましい。本発明は、本発明の洗浄剤組成物を、スプレイヤーを具備する容器に充填してなる、スプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品を提供する。
本発明のスプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品における本発明の洗浄剤組成物を充填するスプレイヤーを具備する容器は、トリガー式スプレー容器、ポンプ式スプレー容器等の噴射剤を使用しない手動式スプレー装置、噴射剤を用いるエアゾール等が挙げられる。前記スプレイヤーを具備する容器は、内容物を液滴状又は泡状にして噴霧又は塗布することができるトリガー式スプレーが好ましく、内容物を液滴状に噴霧する機構を備えたトリガー式スプレー又は泡を形成する機構(泡形成機構)を備えたトリガー式スプレーがより好ましい。
本発明のスプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品において、液滴状に本発明の洗浄剤組成物を噴霧する機構を備えたトリガー式スプレーを用いる場合、前記組成物を入れるスプレー容器の噴射ノズルの噴口径は、スプレーのし易さや、噴射された液滴が荒くなく、直線状にスプレーされず、スプレーできる面積が極端に狭くならないために、好ましくは0.1mm以上、より好ましくは0.3mm以上、そして、好ましくは2mm以下、より好ましくは1mm以下の範囲である。
液滴状に噴霧する機構を備えたトリガー式スプレーを用いる場合、本発明のスプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品は、1回の操作で、好ましくは0.1mL以上、より好ましくは0.3mL以上、そして、好ましくは5mL以下、より好ましくは2mL以下の組成物を噴霧する。
また本発明のスプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品において、泡形成機構を備えたトリガー式スプレーを用いる場合、好ましくはスピンエレメント及び直径4〜8mmの円形状の空間部分に棒状の突起を数個設置された液体通過板を有するものが好適である。ここでスピンエレメントとは、スピンエレメントを通じて液状物の流れにスピンを与え、最後にノズルから噴出する機構であり、その詳細な構造としては特開平8−332422号公報や特開平8−108102号公報の図4(b)、特開2002−68265号公報の図1などを参考にすることができる。
泡形成機構を備えたトリガー式スプレーを用いる場合、本発明のスプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品は、1回の操作で、好ましくは0.5mL以上、より好ましくは1mL以上、そして、好ましくは30mL以下、より好ましくは15mL以下、更に好ましくは5mL以下の組成物を噴霧する。
泡形成機構のもう一つの部材である液体通過板は、直径5〜7mmの円形状の空間部分に棒状の突起を好ましくは3〜8個設置されたものであり、通過する板を平面で見た場合に、好ましくは幅0.8〜1.2mm、長さ2〜4mmの長方形状の棒状の突起が好適である。また、棒状の突起を除いた空間部分に対する棒状の突起の占める面積は、好ましくは30面積%以上、より好ましくは40面積%以上、そして、好ましくは90面積%以下、より好ましくは80面積%以下、更に好ましくは70面積%以下であり、このような液体通過板を設置することで、垂直表面への泡の付着滞留性が良好になる。
本発明のスプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品の容器は、一般に使用されている容器を用いることができる。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートを原料として得られるものであり、ブロー成形などによって製造することができる。容器の肉厚は底面と側面と異なってもよく、0.01〜2mmが好ましく、容器の容量は100〜1000mLが好ましい。容器に充填される本発明の洗浄剤組成物の量は、取り扱い上、200〜500mLが望ましい。また液の充填は、常識的な空隙を残して行われる。
本発明の硬質表面の洗浄方法は、硬質物品の硬質表面、更に食器及び台所周りの硬質物品の硬質表面、更に食器の硬質表面の洗浄方法として好ましい。また、硬質物品の硬質表面の手洗い洗浄方法、更に食器及び台所周りの硬質物品の硬質表面の手洗い洗浄方法、更に食器の手洗い洗浄方法、より更に食器の硬質表面の手洗い洗浄方法として好ましい。
本発明の硬質表面の洗浄方法は、硬質物品の硬質表面、好ましくは食器及び台所周りの硬質物品の硬質表面、より好ましくは食器、更に好ましくは食器の硬質表面を洗浄対象とする。
食器及び台所周りの硬質物品は、前述のものが挙げられる。
また、本発明の硬質表面の洗浄方法は、食器、保存容器、調理器具、及び調理家電から選ばれる物品の硬質表面を対象とすることが好ましく、更に皿、椀、タッパー、ビン、包丁、まな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル、フードプロセッサー、及びミキサーから選ばれる物品の硬質表面を対象とすることがより好ましい。
本発明の硬質表面の洗浄方法の対象とする硬質表面の材質は、プラスチック(シリコーン樹脂などを含む)、金属、陶器、木、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
そして、本発明の硬質表面の洗浄方法は、これら硬質表面に付着した固体脂を含む油汚れを効果的に洗浄することができる。
本発明の硬質表面の洗浄方法では、本発明の洗浄剤組成物を直接硬質表面に接触させる。そして、前記組成物が接触した状態で放置すればよいため、洗浄時において、スポンジ等の可撓性材料による擦り洗いのような機械力をかける作業を必要としない。
そのため、本発明の硬質表面の洗浄方法は、
(1)食品製造機器、冷蔵庫、食器棚などのパイプ、部品及び排水溝、水筒、タンブラー、やかん、ポット等の手洗い洗浄が不便な硬質物品、
(2)食品、食器、調理器具の保存場所、調理台、レンジフード、シンク、ガスレンジ、電子レンジなどの食品の調理場所及びその周辺の床や壁等の台所周り等の固体脂を含む油汚れが広範に及ぶ硬質表面を有する物品、
(3)包丁、ピーラー、おろし金、スライサー、ジューサーの羽根、フードプロセッサーの羽根等の手洗い洗浄に危険が伴う物品、及び
(4)形状が複雑な部分を具備する物品
といった、スポンジ等の可撓性材料を用いた洗浄が困難な物品等にも適用することができる。尚、必要により、擦り洗いを行ってもよい。
さらに、本発明の硬質表面の洗浄方法は、本発明の洗浄剤組成物を、好ましくは泡状の前記組成物を、硬質表面に塗布してそのまま放置するため、硬質表面に前記組成物を長く留めることができる。
本発明の硬質表面の洗浄方法は、前記洗浄剤組成物を接触させた硬質表面を、水で濯ぐ工程、好ましくは前記洗浄剤組成物を接触させた硬質表面を、放置後、水で濯ぐ工程を含むことができる。
<洗浄用界面活性剤>
本発明は、下記一般式(a1)で表される、洗浄用界面活性剤、好ましくは食器洗浄用界面活性剤である。
即ち、下記一般式(a1)で表される界面活性剤の、洗浄剤としての使用、好ましくは食器用洗浄剤としての使用である。
Figure 0006836459
〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、1つ以上の側鎖を有する、鎖式分岐炭化水素基であり、鎖式分岐炭化水素基の総炭素数が7以上22以下であり、側鎖を構成する炭素数の合計が3以上7以下である。A、Aはそれぞれ独立に炭素数2以上4以下のアルキレン基、x、yは平均付加モル数でありそれぞれ独立に0以上6以下である。Mは水素原子又は陽イオンである。〕
一般式(a1)中、R1a、R2a、A、A、x、y、Mの好ましい範囲は、前述の通りである。また、洗浄用としての好ましい態様も前述の通りである。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の洗浄剤組成物、硬質表面の洗浄方法、スプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品、及び洗浄用界面活性剤及び使用を開示する。これらの態様には、本発明の洗浄剤組成物、硬質表面の洗浄方法、スプレー容器入り硬質表面用洗浄剤物品、洗浄用界面活性剤、及びで述べた事項を、相互に適宜適用することができる。また、これらの態様には、硬質表面を食器に置き換えた態様を含む。
<1>
(a)成分として、下記一般式(a1)で表される界面活性剤を含有する、洗浄剤組成物。
Figure 0006836459

〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、1つ以上の側鎖を有する、鎖式分岐炭化水素基であり、鎖式分岐炭化水素基の総炭素数が7以上22以下であり、側鎖を構成する炭素数の合計が3以上7以下である。A、Aはそれぞれ独立に炭素数2以上4以下のアルキレン基、x、yは平均付加モル数でありそれぞれ独立に0以上6以下である。Mは水素原子又は陽イオンである。〕
<2>
1a、R2aの炭素数が、それぞれ独立して、8以上、好ましくは9以上、そして、18以下、好ましくは15以下、より好ましくは12以下、更に好ましくは11以下、より更に好ましくは10以下である、前記<1>に記載の洗浄剤組成物。
<3>
1a、R2aの主鎖の炭素数が、それぞれ独立して、4以上、好ましくは5以上、より好ましくは6以上、そして、19以下、好ましくは15以下、より好ましくは12以下、更に好ましくは9以下、より更に好ましくは8以下、より更に好ましくは7以下、より更に好ましくは6以下である、前記<1>又は<2>に記載の洗浄剤組成物。
<4>
1a、R2aの側鎖を構成する炭素数の合計が、それぞれ独立して、4以上、そして、6以下、好ましくは5以下、より好ましくは4以下である、前記<1>〜<3>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<5>
1a、R2aの側鎖の数が、それぞれ独立して、1以上、そして、6以下、好ましくは5以下、より好ましくは4以下、更に好ましくは3以下、より更に好ましくは2以下である、前記<1>〜<4>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<6>
1a、R2aの分岐炭素の数は、それぞれ独立して、1以上、そして、6以下、好ましくは5以下、より好ましくは4以下、更に好ましくは3以下、より更に好ましくは2以下である、前記<1>〜<5>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<7>
1a、R2aが、それぞれ独立して、トリメチルペンチル基、トリメチルヘキシル基、トリメチルヘプチル基、トリメチルオクチル基、メチルエチルペンチル基、メチルエチルヘキシル基、メチルエチルヘプチル基、メチルエチルオクチル基、ジメチルエチルブチル基、ジメチルエチルペンチル基、ジメチルエチルヘキシル基、ジメチルエチルヘプチル基、ジメチルエチルオクチル基、プロピルペンチル基、プロピルヘキシル基、プロピルヘプチル基、プロピルオクチル基、ブチルペンチル基、ブチルヘキシル基、ブチルヘプチル基、ブチルオクチル基、1−(2−メチルプロピル)−3−メチルブチル基、1−(3−メチルブチル)−4−メチルペンチル基、1−(4−メチルペンチル)−5−メチルヘキシル基、ペンチルヘキシル基、及びヘキシルドデシル基から選ばれる1種以上である、好ましくは3−メチル−5,5−ジメチルヘキシル基(3,5,5−トリメチルヘキシル基)、2−プロピルペンチル基、2−プロピルヘキシル基、2−ヘキシルドデシル基、1−ブチルヘキシル基、1−ブチルペンチル基、1−(2−メチルプロピル)−3−メチルブチル基、1−エチル−2−メチルペンチル基、及び1−メチル−1−エチル−2−メチルブチル基から選ばれる1種以上である、より好ましくは3−メチル−5,5−ジメチルヘキシル基(3,5,5−トリメチルヘキシル基)、1−ブチルヘキシル基、1−ブチルペンチル基、1−(2−メチルプロピル)−3−メチルブチル基、及び2−プロピルペンチル基から選ばれる1種以上である、更に好ましくは1−ブチルヘキシル基である、前記<1>〜<6>の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
<8>
、Aが、それぞれ独立に、炭素数2以上3以下のアルキレン基である、前記<1>〜<7>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<9>
x、yが、それぞれ独立に、4以下、好ましくは2以下、より好ましくは0である、前記<1>〜<8>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<10>
x+yが、0以上、そして、12以下、好ましくは6以下、より好ましくは3以下、更に好ましくは0である、前記<1>〜<9>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<11>
が、水素原子、無機陽イオン又は有機陽イオンである、好ましくは水素原子、ナトリウムイオン、アンモニウムイオン、カリウムイオン、及びマグネシウムイオンから選ばれる無機陽イオン、又はモノエタノールアンモニウムイオン、ジエタノールアンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン、及びモルホリニウムイオンから選ばれる有機陽イオンである、より好ましくはナトリウムイオン、アンモニウムイオン、カリウムイオン及びマグネシウムイオンから選ばれる無機陽イオンである、前記<1>〜<10>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<12>
(a)成分を、0.01質量%以上、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上、より更に好ましくは0.8質量%以上、より更に好ましくは1質量%以上、そして、30質量%以下、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下、より更に好ましくは8質量%以下、より更に好ましくは5質量%以下、より更に好ましくは3質量%以下、より更に好ましくは2質量%以下含有する、前記<1>〜<11>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<13>
(b)成分として、両性界面活性剤又はアミンオキサイド型界面活性剤を含有する、前記<1>〜<12>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<14>
(b)成分が、両性界面活性剤である、前記<13>に記載の洗浄剤組成物。
<15>
(b)成分が、スルホベタイン、ヒドロキシスルホベタイン及びカルボベタインから選ばれる1種以上の両性界面活性剤である、前記<14>に記載の洗浄剤組成物。
<16>
(b)成分を、0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、そして、30質量%以下、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下含有する、前記<13>〜<15>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<17>
(c)成分として、塩を含有する、前記<1>〜<16>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<18>
(c)成分を、0.001質量%以上、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、そして、10質量%以下、好ましくは5質量%以下含有する、前記<17>に記載の洗浄剤組成物。
<19>
(d)成分として、ハイドロトロープ剤を含有する、前記<1>〜<18>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<20>
(d)成分が、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸又はこれらのナトリウム塩、カリウム塩あるいはマグネシウム塩である、好ましくはp−トルエンスルホン酸又はそのナトリウム塩、カリウム塩あるいはマグネシウム塩である、前記<19>に記載の洗浄剤組成物。
<21>
(d)成分を、0.5質量%以上、好ましくは1質量%以上、より好ましくは1.5質量%以上、そして、15質量%以下、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下含有する、前記<19>又は<20>に記載の洗浄剤組成物。
<22>
(e)成分として、溶剤を含有する、前記<1>〜<21>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<23>
(e)成分が、炭素数2以上、好ましくは炭素数3以上、そして、炭素数10以下、好ましくは炭素数8以下の水溶性有機溶剤である、前記<22>に記載の洗浄剤組成物。
<24>
(e)成分が、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール、フェノキシエタノール、フェニルグリコール、フェノキシイソプロパノール、ブチルジグリコール(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)、ジブチレンジグリコール及びベンジルアルコールから選ばれる1種以上の水溶性有機溶剤である、好ましくはブチルジグリコール、エタノール及びプロピレングリコールから選ばれる1種以上の水溶性有機溶剤である、より好ましくはエタノール及びプロピレングリコールから選ばれる1種以上の水溶性有機溶剤である、前記<22>又は<23>に記載の洗浄剤組成物。
<25>
(e)成分を、3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは15質量%以下含有する、前記<22>〜<24>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<26>
水を含有する、前記<1>〜<25>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<27>
水を、30質量%以上、好ましくは50質量%以上、より好ましくは60質量%以上、更に好ましくは70質量%以上、より更に好ましくは80質量%以上、より更に好ましくは90質量%以上、そして、99.8質量%以下、好ましくは99.5質量%以下、より好ましくは99.2質量%以下含有する、前記<26>に記載の洗浄剤組成物。
<28>
固形分の含有量が、0.1質量%以上、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは0.8質量%以上、より更に好ましくは1質量%以上、そして、30質量%以下、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下、より更に好ましくは3質量%以下である、前記<1>〜<27>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<29>
25℃におけるpHが、2以上、好ましくは4以上、より好ましくは5以上、そして、10以下、好ましくは9以下、より好ましくは8以下である、前記<1>〜<28>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<30>
20℃における粘度が、0.5mPa・s以上、好ましくは1mPa・s以上、そして、200mPa・s以下、好ましくは100mPa・s以下、より好ましくは50mPa・s以下、更に好ましくは20mPa・s以下、より更に好ましくは10mPa・s以下、より更に好ましくは7mPa・s以下、より更に好ましくは5mPa・s以下である、前記<1>〜<29>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<31>
硬質物品の硬質表面用、好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面用、より好ましくは食器用、更に好ましくは食器の硬質表面用である、前記<1>〜<30>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<32>
硬質物品の硬質表面の手洗い洗浄用、好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面の手洗い洗浄用、より好ましくは食器の手洗い洗浄用である、更に好ましくは食器の硬質表面の手洗い洗浄用である、前記<1>〜<30>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<33>
硬質物品の硬質表面への塗布用洗浄剤、好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面への塗布用洗浄剤、より好ましくは食器への塗布用洗浄剤、更に好ましくは食器の硬質表面への塗布用洗浄剤である、前記<1>〜<30>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<34>
硬質物品の硬質表面への噴霧用洗浄剤、好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面への噴霧用洗浄剤、より好ましくは食器への噴霧用洗浄剤である、更に好ましくは食器の硬質表面への噴霧用洗浄剤である、前記<1>〜<30>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<35>
希釈せずに、硬質表面、好ましくは食器及び台所周りの硬質物品から選ばれる硬質表面、より好ましくは食器に、直接接触させて用いる、前記<1>〜<30>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<36>
硬質物品、好ましくはパイプ、部品等の食品製造機器、食器及び台所周りの硬質物品から選ばれる硬質物品、より好ましくは食器及び台所周りの硬質物品から選ばれる硬質物品、更に好ましくは食器を洗浄対象とする、又は、
冷蔵庫、食器棚などの食品、食器、調理器具の保存場所、排水溝、調理台、レンジフード、シンク、ガスレンジ、電子レンジなどの食品の調理場所、及びその周辺の床や壁を洗浄対象とする、又は、
食器、好ましくは皿、椀等のいわゆる食器、タッパー、瓶等の保存容器、包丁やまな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル等の調理器具、及びフードプロセッサー、ミキサー等の調理家電を洗浄対象とする、前記<31>〜<35>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<37>
硬質表面の材質が、プラスチック、金属、陶器、木、及びそれらの組み合わせである、前記<31>〜<36>の何れかに記載の洗浄剤組成物。
<38>
前記<1>〜<37>の何れかの洗浄剤組成物で硬質表面を洗浄する、好ましくは前記洗浄剤組成物を硬質表面に接触させて洗浄する、硬質表面の洗浄方法。
<39>
前記洗浄剤組成物を、原液で、硬質表面に接触させる、前記<38>に記載の硬質表面の洗浄方法。
<40>
前記洗浄剤組成物を、希釈せずに硬質表面に接触させる、前記<38>又は<39>に記載の硬質表面の洗浄方法。
<41>
前記洗浄剤組成物を、油汚れが付着した硬質表面、更に固体脂を含む油汚れが付着した硬質表面に接触させる、前記<38>〜<40>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
<42>
前記洗浄剤組成物を、硬質表面に接触させた後、機械力をかけずに放置する、前記<38>〜<41>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
<43>
前記洗浄剤組成物を、硬質表面の面積100cmに対して、0.1g以上、好ましくは0.3g以上、より好ましくは0.4g以上、そして、5g以下、好ましくは3g以下、より好ましくは2g以下の割合で接触させる、好ましくは塗布又は噴霧して接触させる、前記<38>〜<42>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
<44>
前記洗浄剤組成物を、硬質表面に接触させた後、10秒以上、好ましくは20秒以上、より好ましくは30秒以上、更に好ましくは40秒以上、より更に好ましくは50秒以上、より更に好ましくは1分以上、より更に好ましくは1.5分以上、そして、60分以下、好ましくは30分以下、より好ましくは20分以下、更に好ましくは10分以下、放置する、好ましくは機械力をかけずに放置する、前記<38>〜<43>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
<45>
前記洗浄剤組成物を、10秒以上、好ましくは20秒以上、より好ましくは30秒以上、更に好ましくは40秒以上、より更に好ましくは50秒以上、より更に好ましくは1分以上、より更に好ましくは1.5分以上、そして、60分以下、好ましくは30分以下、より好ましくは20分以下、更に好ましくは10分以下、洗浄対象である硬質表面と接触させる前記<38>〜<43>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
<46>
硬質表面を前記洗浄剤組成物中に浸漬させて接触させる、前記<38>〜<45>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
<47>
前記洗浄剤組成物を、噴霧又は塗布して、硬質表面に接触させる、前記<38>〜<45>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
<48>
前記洗浄剤組成物を、液滴状にして噴霧して、又は泡状にして塗布して、硬質表面に接触させる、前記<38>〜<45>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
<49>
前記洗浄剤組成物を、スプレイヤーを具備する容器に充填してなる硬質表面用洗浄剤物品を用いて、前記洗浄剤組成物を硬質表面に接触させる、前記<47>又は<48>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
<50>
前記硬質表面が、硬質物品の硬質表面、好ましくは食器及び台所周りの硬質物品の硬質表面、より好ましくは食器の硬質表面である、又は、
前記硬質表面が、食品製造機器、冷蔵庫、食器棚などのパイプ、部品及び排水溝、水筒、タンブラー、やかん、ポットから選ばれる硬質物品の硬質表面である、又は、
前記硬質表面が、食品、食器、調理器具の保存場所、調理台、レンジフード、シンク、ガスレンジ、電子レンジなどの食品の調理場所、及びその周辺の床や壁から選ばれる硬質物品の硬質表面である、又は、
前記硬質表面が、包丁、ピーラー、おろし金、スライサー、ジューサーの羽根、フードプロセッサーの羽根から選ばれる硬質物品の硬質表面である、前記<38>〜<49>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
<51>
硬質表面の材質が、プラスチック、金属、陶器、木、及びそれらの組み合わせである、前記<38>〜<50>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
<52>
前記洗浄剤組成物が、油除去用硬質表面用液体洗浄剤組成物である、前記<38>〜<51>の何れかに記載の硬質表面の洗浄方法。
<53>
前記<1>〜<37>の何れかの洗浄剤組成物を、スプレイヤーを具備する容器に充填してなる硬質表面用洗浄剤物品。
<54>
前記スプレイヤーを具備する容器が、噴射剤を使用しない手動式スプレー装置又は噴射剤を用いるエアゾールである、好ましくは、トリガー式スプレー容器及びポンプ式スプレー容器から選ばれる噴射剤を使用しない手動式スプレー装置である、より好ましくは、内容物を液滴状又は泡状にして噴霧又は塗布することができるトリガー式スプレーである、更に好ましくは、内容物を液滴状に噴霧する機構を備えたトリガー式スプレー又は泡を形成する機構(泡形成機構)を備えたトリガー式スプレーである、前記<53>に記載の硬質表面用洗浄剤物品。
<55>
下記一般式(a1)で表される、洗浄用界面活性剤。
Figure 0006836459

〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、1つ以上の側鎖を有する、鎖式分岐炭化水素基であり、鎖式分岐炭化水素基の総炭素数が7以上22以下であり、側鎖を構成する炭素数の合計が3以上7以下である。A、Aはそれぞれ独立に炭素数2以上4以下のアルキレン基、x、yは平均付加モル数でありそれぞれ独立に0以上6以下である。Mは水素原子又は陽イオンである。〕
<56>
下記一般式(a1)で表される界面活性剤の、洗浄剤としての使用。
Figure 0006836459

〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、1つ以上の側鎖を有する、鎖式分岐炭化水素基であり、鎖式分岐炭化水素基の総炭素数が7以上22以下であり、側鎖を構成する炭素数の合計が3以上7以下である。A、Aはそれぞれ独立に炭素数2以上4以下のアルキレン基、x、yは平均付加モル数でありそれぞれ独立に0以上6以下である。Mは水素原子又は陽イオンである。〕
<57>
前記<1>〜<37>の何れかの洗浄剤組成物の、硬質表面用液体洗浄剤、好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面用液体洗浄剤、より好ましくは食器用液体洗浄剤としての使用。
<58>
前記<1>〜<37>の何れかの洗浄剤組成物の、油除去用硬質表面用液体洗浄剤、好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の油除去用液体洗浄剤、より好ましくは食器の油除去用液体洗浄剤としての使用。
<59>
前記<1>〜<37>の何れかの洗浄剤組成物の、該組成物を希釈せずに硬質表面に接触させて、機械力をかけずに洗浄する方法に用いられる硬質表面用液体洗浄剤、好ましくは食器又は台所周りの硬質物品の硬質表面用液体洗浄剤、より好ましくは食器用液体洗浄剤としての使用。
<60>
前記<1>〜<37>の何れかの洗浄剤組成物の、該組成物を希釈せずに食器、好ましくは油汚れが付着した食器、より好ましくは固体脂を含む油汚れが付着した食器に接触させる食器の洗浄方法における使用。
下記配合成分を用いて、表1に示す洗浄剤組成物を調製し、以下の項目について評価を行った。結果を表1に示す。表1の洗浄剤組成物は、常法により調製した。即ち、適量のイオン交換水に(a)成分又は(a’)成分((a)成分の比較成分)を添加し、室温(25℃)で溶解させた後、水酸化ナトリウム及び/又は塩酸を添加してpH(25℃)を6に調整した。なお、表1中の配合成分の質量%は、全て有効分に基づく数値である。(a)成分、(a’)成分はナトリウム塩に基づく質量%を示している。
<配合成分>
(a)成分の合成
(a)成分は市販の試薬を用いて合成した。マレイン酸(和光純薬工業株式会社製)と特定のアルコールをエステル交換反応させて前駆体を合成した。前駆体と重亜硫酸ナトリウム(和光純薬工業株式会社製)を反応させることで(a)成分を含む反応液を得ることができた。得られた化合物反応液を、オープンカラムクロマトグラフィーにより精製した。その純度は99%であった。化合物の同定は核磁気共鳴装置を用いて行った。
下記に示す(a−1)成分は以下のように合成を行った。
4つ口フラスコに、マレイン酸と、モル比で2.5等量の5−デカノール(東京化成工業株式会社製)、溶媒としてキシレン(和光純薬工業株式会社製)を300mL、溶媒に対して0.5%のp−トルエンスルホン酸一水和物(和光純薬工業株式会社製)を加え、撹拌しながら145℃で6時間反応させた。反応液を、オープンカラムクロマトグラフィーで精製し、核磁気共鳴装置を用いて前駆体の生成を確認した。その収率は90%であった。
4つ口フラスコに、得られた前駆体と、モル比で1.3等量の重亜硫酸ナトリウム、溶媒としてイソプロパノール(和光純薬工業株式会社製)を300mL加え、撹拌しながら115℃で18時間反応させた。反応液を、オープンカラムクロマトグラフィーで精製し、核磁気共鳴装置を用いて(a−1)成分であるスルホコハク酸ジ−1−ブチルヘキシルナトリウムの生成を確認した。その収率は35%であった。
下記(a−2)成分の合成は、上記(a−1)成分の合成において、アルコール原料を5−デカノールに変えて3,5,5−トリメチルヘキサン−1−オール(和光純薬工業株式会社製)を用いて合成した。
また下記(a−3)成分の合成は、上記(a−1)成分の合成において、アルコール原料を5−デカノールに変えて5−ノナノール(和光純薬工業株式会社製)を用いて合成した。
また下記(a−4)成分の合成は、上記(a−1)成分の合成において、アルコール原料を5−デカノールに変えて2,6−ジメチル−4−ヘプタノール(東京化成工業株式会社製)を用いて合成した。
また下記(a−5)成分の合成は、上記(a−1)成分の合成において、アルコール原料を5−デカノールに変えて2−プロピル−1−ペンタノール(Sigma-Aldrich社製)を用いて合成した。
(a)成分
(a−1):スルホコハク酸ジ−1−ブチルヘキシルナトリウム(一般式(a1)において、R1a、R2a:共に1−ブチルヘキシル基、x、y:共に0、M:ナトリウムの化合物)
(a−2):スルホコハク酸ジ−3,5,5−トリメチルヘキシルナトリウム(一般式(a1)において、R1a、R2a:共に3,5,5−トリメチルヘキシル基、x、y:共に0、M:ナトリウムの化合物)
(a−3):スルホコハク酸ジ−1−ブチルペンチルナトリウム(一般式(a1)において、R1a、R2a:共に1−ブチルペンチル基、x、y:共に0、M:ナトリウムの化合物)
(a−4):スルホコハク酸ジ−1−(2−メチルプロピル)−3−メチルブチルナトリウム(一般式(a1)において、R1a、R2a:共に1−(2−メチルプロピル)−3−メチルブチル基、x、y:共に0、M:ナトリウムの化合物)
(a−5):スルホコハク酸ジ−2−プロピルペンチルナトリウム(一般式(a1)において、R1a、R2a:共に2−プロピルペンチル基、x、y:共に0、M:ナトリウムの化合物)
(a−1)〜(a−5)の各化合物の構造を以下に示す。
Figure 0006836459
(a’)成分((a)成分の比較成分)
(a’−1):スルホコハク酸ジ−2−エチルヘキシルナトリウム(製品名「エアロールCT−1L」、東邦化学工業(株)製)、一般式(a1)において、R1a、R2a:共に2−エチルヘキシル基、x、y:共に0、M:ナトリウムの化合物
(a’−2):2−エチルヘキシル硫酸ナトリウム(Sigma-Aldrich社製)
<洗浄力評価(溶液浸漬評価)>
(1)モデル汚染基板
牛脂(シグマアルドリッチジャパン株式会社)と菜種油(キシダ化学株式会社)を9:1の質量比で混合したものを作製し、モデル汚れ(固体脂を含む汚れのモデル汚れ、以下同様)とした。30mm(横)×80mm(縦)×1mm(厚み)のポリプロピレン試験片(株式会社エンジニアリングテストサービス製)の質量を4桁天秤で測定した(p)。前記ポリプロピレン試験片の両面に、下端から50mmの高さまでモデル汚れを、両面合わせて0.02〜0.04gとなるように均一に塗布したものを作成し、汚れピースとした。同汚れピースの質量を4桁天秤で測定した(q)。
(2)評価の手順
表1記載の各洗浄剤組成物50gを50mL容器(内径35mm×高さ68mmの円柱状)に入れ、次いで汚れピース1枚を同容器内に立て掛けて前記組成物に接触させた。この時、汚れピースの汚れを付着させた部分は、容器内の前記組成物中に全て浸漬した。
汚れピースを前記容器内の洗浄剤組成物に1分間浸漬後、前記汚れピースを取り出し、1分間水道水で流水すすぎをした。この時、流水すすぎの条件は、水道水の温度は25℃、流速は約4L/min、蛇口の開口部の直径は約15mmであった。開口部から5cm垂直下に位置する汚れピースに落下してくる水道水に対して汚れピースを45°になるように持ち、その角度を固定したまま汚れピースの汚れを付着させていない上端部分で流水を受け、汚れピース上を流れる水道水で洗浄部分片面全体をすすいだ。このとき、10秒毎に表裏を変えて交互にすすいだ。すすぎ終了後、汚れピースを乾燥させた後、4桁天秤で質量を測定した(r)。以下の式で洗浄率を求めた。
洗浄率(%)={(q)−(r)}/{(q)−(p)}×100
また上記と同様の方法で、汚れピースを前記容器内の洗浄剤組成物に1時間浸漬した場合の洗浄率を求めた。結果を表1に示す。
Figure 0006836459
表1中、(a)成分又は(a')成分の構造として、一般式(a1)中のR1a、R2aにおける、炭化水素基の炭素数、主鎖の炭素数、側鎖の合計炭素数(側鎖を構成する炭素数の合計)、側鎖の数、及び分岐炭素の数をそれぞれ示す。
なお、(a−1)成分〜(a−5)成分、(a’−1)成分において、一般式(a1)中のR1a、R2aは同一のアルキル鎖である。また(a’−2)成分は一般式(a1)で表される化合物とは異なるが、(a’−2)成分のアルキル鎖について上記特徴を示す。

Claims (7)

  1. (a)成分として、下記一般式(a1)で表される界面活性剤を含有する、食器用洗浄剤組成物。
    Figure 0006836459

    〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、1つ以上の側鎖を有する、鎖式分岐炭化水素基であり、鎖式分岐炭化水素基の総炭素数が7以上22以下であり、側鎖を構成する炭素数の合計が3以上7以下である。A、Aはそれぞれ独立に炭素数2以上4以下のアルキレン基、x、yは平均付加モル数であり、それぞれ独立に0以上6以下である。Mは水素原子又は陽イオンである。〕
  2. 1a、R2aの主鎖の炭素数が、それぞれ独立して、4以上19以下である、請求項1記載の食器用洗浄剤組成物。
  3. 1a、R2aの側鎖の数が、それぞれ独立して、1以上6以下である、請求項1又は2に記載の食器用洗浄剤組成物。
  4. 1a、R2aが有する分岐炭素の数が、それぞれ独立して、1以上6以下である、請求項1〜3の何れか1項記載の食器用洗浄剤組成物。
  5. 1a、R2aが、それぞれ独立して、トリメチルペンチル基、トリメチルヘキシル基、トリメチルヘプチル基、トリメチルオクチル基、メチルエチルペンチル基、メチルエチルヘキシル基、メチルエチルヘプチル基、メチルエチルオクチル基、ジメチルエチルブチル基、ジメチルエチルペンチル基、ジメチルエチルヘキシル基、ジメチルエチルヘプチル基、ジメチルエチルオクチル基、プロピルペンチル基、プロピルヘキシル基、プロピルヘプチル基、プロピルオクチル基、ブチルペンチル基、ブチルヘキシル基、ブチルヘプチル基、ブチルオクチル基、1−(2−メチルプロピル)−3−メチルブチル基、1−(3−メチルブチル)−4−メチルペンチル基、1−(4−メチルペンチル)−5−メチルヘキシル基、ペンチルヘキシル基、及びヘキシルドデシル基から選ばれる1種以上である、請求項1〜4の何れか1項記載の食器用洗浄剤組成物。
  6. 請求項1〜5の何れか1項記載の食器用洗浄剤組成物で食器を洗浄する、食器の洗浄方法。
  7. 下記一般式(a1)で表される、食器洗浄用界面活性剤。
    Figure 0006836459

    〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、1つ以上の側鎖を有する、鎖式分岐炭化水素基であり、鎖式分岐炭化水素基の総炭素数が7以上22以下であり、側鎖を構成する炭素数の合計が3以上7以下である。A、Aはそれぞれ独立に炭素数2以上4以下のアルキレン基、x、yは平均付加モル数であり、それぞれ独立に0以上6以下である。Mは水素原子又は陽イオンである。〕
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