JP6903405B2 - 食器の洗浄方法 - Google Patents
食器の洗浄方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6903405B2 JP6903405B2 JP2016107800A JP2016107800A JP6903405B2 JP 6903405 B2 JP6903405 B2 JP 6903405B2 JP 2016107800 A JP2016107800 A JP 2016107800A JP 2016107800 A JP2016107800 A JP 2016107800A JP 6903405 B2 JP6903405 B2 JP 6903405B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- component
- tableware
- mass
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
(a)アニオン界面活性剤
(b)半極性界面活性剤
(c)エタノール0.1〜20質量%
特許文献2には、(a)ノニオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1種を10〜30重量%、(b)ジオール系溶剤を0.1〜10重量%、及び(c)多価アルコールのアルキレンオキサイド付加物、及び無置換又は炭素数1〜5のアルキル基又はアルケニル基で置換されたベンゼンスルホン酸塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有し、(b)成分と(c)成分との重量比(b)/(c)=1/10〜10/1である洗浄剤組成物が開示されている。
すなわち本発明によれば、食器の表面及び隙間部に付着した、油汚れを、スポンジ等の可撓性材料を用いて擦らずとも、すなわち機械力をかけずとも、洗浄することが可能な、洗浄力に優れた、食器の洗浄方法及び食器用液体洗浄剤組成物を提供することができる。
本発明者は、界面活性剤、及び水を含有する食器用液体洗浄剤組成物から調製された、(I)初期の泡比容(ml/g)が20以上50以下、(II)5分後の泡比容(ml/g)が10以下である泡を、油汚れが付着した食器表面と接触させ、機械力をかけずに洗浄する、食器の洗浄方法が、手の届く食器の部位だけでなく、手の届かない部位や届きにくい細部の洗浄性にも優れることを見出した。
この理由は、初期の泡比容、すなわちスプレー等で泡を吐出させた直後の泡比容が大きいため、少ない界面活性剤量で、食器表面を広く洗浄することができるが、時間が経過して、泡比容が小さくなるにつれて、泡が縮小し、液体となり、食器の隙間部に行き渡るため、細部の洗浄力も高めることができるためと推定される。
一方、スプレーから、泡でなく、直接液体を噴霧して吐出した場合は、空気中に界面活性剤を含有した液体を散布することになるので、スプレーの使用者が呼吸し難くなり、好ましくない。従って、本発明は、スプレー等を用いて泡を塗布するため、使いやすく、且つ洗浄力の高い洗浄方法である。
本発明において、初期の泡比容とは、スプレー等で泡を吐出させてから10秒後の泡比容をいう。初期の泡比容は、実施例の方法により、測定することができる。初期の泡比容で示した値の泡比容を有する泡で食器表面に接触させることが好ましい。
泡比容を高めるためには、アニオン界面活性剤を使用する方法、好ましくはアニオン界面活性剤と両性界面活性剤とを併用する方法、配合する界面活性剤の濃度を増加させる方法、スプレーのノズル部で界面活性剤と空気との混合する空気量を増加させる方法等が考えられる。
本発明において、5分後の泡比容とは、スプレー等で泡を吐出させてから5分後の泡比容をいう。5分後の泡比容は、実施例の方法により、測定することができる。
スプレー等で泡を吐出させてから5分後に泡比容を低下させるためには、分岐鎖炭化水素基を有する界面活性剤、好ましくは分岐鎖炭化水素基を有するアニオン性界面活性剤を用いて泡安定性を低下させる方法、溶媒量を多く用いて泡安定性を低下させる方法、配合する界面活性剤の濃度を低下させる方法等が挙げられる。
〔界面活性剤〕
界面活性剤は、初期の泡比容を高める観点から、(a)アニオン界面活性剤〔以下、(a)成分ともいう〕を含むことが好ましい。(a)成分は、5分後の泡比容を低下させる観点から、分岐鎖炭化水素基を有するアニオン界面活性剤であることがより好ましい。
また界面活性剤は、初期の泡比容を高める観点から、(b)両性界面活性剤〔以下、(b)成分ともいう〕を含むことが好ましい。
また界面活性剤は、洗浄力を高める観点から(c)ノニオン界面活性剤〔以下、(c)成分ともいう〕を含むことが好ましい。(c)成分は、分後の泡比容を低下させる観点から、分岐鎖炭化水素基を有するノニオン界面活性剤であることがより好ましい。
上記、分岐鎖炭化水素基としては、炭素数が好ましくは5以上、より好ましくは8以上、そして、好ましくは21以下、より好ましくは18以下、更に好ましくは14以下である。分岐鎖炭化水素基は、洗浄力の観点から、分岐鎖飽和炭化水素基が好ましく、分岐鎖アルキル基がより好ましい。
分岐鎖炭化水素基としては、炭化水素基の末端がイソ分岐していてもよく、第2級アルコール由来の炭化水素基(第2級アルコールから水酸基を除去した残基)であってもよい。
詳細には、以下に記載する。その他の界面活性剤としては、カチオン界面活性剤が挙げられる。
(a)成分はアニオン界面活性剤である。アニオン界面活性剤としては、(a1)下記一般式(a1)で表されるスルホコハク酸エステル又はその塩〔以下、(a1)成分という〕、及び(a2)炭素数8以上21以下の炭化水素基と、硫酸エステル基又はスルホン酸基とを有するアニオン界面活性剤〔但し、(a1)成分を除く〕〔以下、(a2)成分という〕からなる群から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤が好ましい。
本発明に用いられる(a1)成分は、下記一般式(a1)で表されるスルホコハク酸エステル又はその塩である。
一般式(a1)中、A1、A2は、それぞれ独立に、炭素数2以上、そして、炭素数4以下、好ましくは3以下のアルキレン基である。
一般式(a1)中、x、yは、平均付加モル数であり、洗浄力の観点から、それぞれ独立に、0以上、そして、6以下、好ましくは4以下、より好ましくは2以下であり、更に好ましくは0である。
また、x+yは、洗浄力の観点から、好ましくは0以上、そして、好ましくは12以下であり、より好ましくは6以下、更に好ましくは3以下であり、より更に好ましくは0である。
本発明に用いられる(a2)成分は、炭素数8以上21以下の炭化水素基と、硫酸エステル基又はスルホン酸基とを有するアニオン界面活性剤〔但し、(a1)成分を除く〕である。
また、硫酸エステル基及びポリオキシアルキレン基を有する前記アニオン界面活性剤として、洗浄力の観点から、炭素数は、8以上、好ましくは10以上、そして、21以下、好ましくは18以下、より好ましくは14以下、更に好ましくは12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有し、炭素数2以上3以下のオキシアルキレン基の平均付加モル数が好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.4以上、そして、好ましくは6以下、より好ましくは3以下、更に好ましくは1.5以下であるポリオキシアルキレン基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が好適である。
また、スルホン酸基を有する前記アニオン界面活性剤として、洗浄力の観点から、
(1)炭素数6以上15以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、好ましくは分岐鎖アルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩及び、
(2)炭素数8以上、好ましくは10以上、そして、21以下、好ましくは18以下、より好ましくは14以下、更に好ましくは12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、好ましくは分岐鎖アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩
から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤が好適である。
上記分岐鎖アルキル基は、5分後の泡比容を低下させる観点から、上記(1)の場合、ベンゼン環に結合する炭素原子が第2級炭素原子となっているアルキル基が好ましく、上記(2)の場合、Sに結合する炭素原子が第2級炭素原子になっているアルキル基が好ましい。
R11a−O−(R12aO)n−SO3M2 (a2)
〔式中、R11aは、炭素数8以上21以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、好ましくは分岐鎖のアルキル基であり、R12aは、エチレン基及び/又はプロピレン基であり、nは平均付加モル数であり0以上6以下の数である。M2は水素原子又は陽イオン、好ましくは無機又は有機の陽イオンである。〕
具体的には、R11aは、炭素数12以上13以下の分岐鎖アルキル基が好ましい。
一般式(a2)中、R12aがエチレン基の場合には、洗浄力の観点から、nは、好ましくは0以上、より好ましくは0.1以上、更に好ましくは0.5以上、そして、好ましくは6以下、より好ましくは3以下、更に好ましくは1.5以下の数である。
また、一般式(a2)中、R12aがプロピレン基の場合には、洗浄力の観点から、nは、好ましくは0以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.4以上、そして、好ましくは1.5以下、より好ましくは1.0以下、更に好ましくは0.8以下の数である。
また、一般式(a2)中、R12aがエチレン基及びプロピレン基の場合には、nは、これらの範囲からそれぞれ選択できる。
界面活性剤は、初期の泡比容を高める観点から、(b)成分として、両性界面活性剤を含有することが好ましい。両性界面活性剤としては、アミンオキサイド、スルホベタイン及びカルボベタインから選ばれる1種以上の両性界面活性剤が挙げられる。両性界面活性剤はスルホベタインが好ましい。
一般式(b2)中、R6b及びR7bは、それぞれ独立に、好ましくはメチル基である。
界面活性剤は、洗浄力の観点から、(c)成分として、ノニオン界面活性剤を含有することが好ましい。ノニオン界面活性剤としては、洗浄力及び5分後の泡比容を低下させる観点から、分岐鎖の炭化水素基を有するノニオン界面活性剤が好ましい。
ノニオン界面活性剤として、(c1)炭素数が6以上18以下のアルキル基を有するグリセリルエーテル〔以下、(c1)成分という〕及び(c2)下記一般式(c2)で表される化合物〔以下、(c2)成分という〕から選ばれる1種以上のノニオン界面活性剤が挙げられる。(c)成分は、(c1)成分と(c2)成分とを併用してもよく、いずれか一方だけを用いても良い。(c)成分は、濯ぎ性の観点から(c1)成分が好ましい。
R2cO−(EO)z−H (c2)
〔式中、R2cは、炭素数6以上18以下の直鎖及び/又は分岐鎖のアルキル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、zはEOの平均付加モル数を示し、0超100以下の数である。〕
R1c−O−(Gly)r−H (c1)
〔式中、R1cは炭素数6以上18以下のアルキル基を示し、Glyはグリセリン由来の構成単位を示し、好ましくはグリセリンから1つの水酸基と1つの水素原子とを除いた残基を示し、rは1以上4以下の数を示す。〕
一般式(c1)において、rは好ましくは1以上、そして、好ましくは2以下であり、rが1の化合物がより好ましい。更に好ましい化合物は、R1cが2−エチルヘキシル基で、かつ、rが1の化合物である。
一般式(c1)において、Glyで示される構造は、グリセリンの1位と3位の水酸基が結合している−CH2CH(OH)CH2−で示される構造か、又はグリセリンの1位と2位の水酸基が結合している−CH(CH2OH)CH2−で示される構造であり、触媒や反応条件によって異なる。
例えば、2−エチルヘキサノールを用いた場合、得られる2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテルは、特開2001−49291号公報に記載されているように複数の生成物を含み得る混合物である。
R2cO−(EO)z−H (c2)
〔式中、R2cは、炭素数6以上18以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、zはEOの平均付加モル数を示し、0超100以下の数である。〕
一般式(c2)中のR2cは、5分後の泡比容を低下させる観点から、好ましくは第2級アルコール由来のアルキル基である。ここで、第2級アルコール由来のアルキル基とは第2級アルコールから水酸基を除去した残基であり、一般式(c2)中のR2cOにおいてOと結合するR2cの炭素原子が第2級炭素原子となっている。
尚、一般式(c2)の化合物は、本発明の効果を損なわない限り、更にプロピレンオキサイドが付加されていてもよい。
本発明に用いられる食器用液体洗浄剤組成物は、5分後の泡比容を低下させる観点から、溶媒(水を除く)を含有することが好ましい。
本発明に用いられる食器用液体洗浄剤組成物は、配合安定性の観点から、ハイドロトロープ剤を含有することができる。ハイドロトロープ剤としては、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸又はこれらのナトリウム、カリウムあるいはマグネシウム塩が良好であり、特にp−トルエンスルホン酸又はその塩が良好である。
本発明に用いられる食器用液体洗浄剤組成物は、界面活性剤を、初期の泡比容を高める観点から、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上、更に好ましくは4質量%以上、そして、5分後の泡比容を低下させる観点から、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下、より更に好ましくは8質量%以下、含有する。
本発明に用いられる食器用液体洗浄剤組成物は、水を、好ましくは30質量%以上、より好ましくは50質量%以上、更に好ましくは60質量%以上、より更に好ましくは70質量%以上、そして、好ましくは98質量%以下、より好ましくは95質量%以下、更に好ましくは90質量%以下、含有する。
ここで、固形分とは、水以外の成分である。
本発明の食器の洗浄方法は、前記食器用液体洗浄剤組成物を、泡状で、希釈せずに油汚れ、好ましくは固体脂を含む油汚れが付着した食器表面と接触させ、機械力をかけずに洗浄する、食器の洗浄方法である。本発明の洗浄方法は、前記食器用液体洗浄剤組成物を、泡状で、希釈せずに油汚れ、好ましくは固体脂を含む油汚れが付着した食器表面と接触させ、機械力をかけずに放置して洗浄することが好ましい。
機械力をかけずに食器表面を洗浄することは、例えば、組成物の接触以外に、洗浄のための意図的な操作を行わないことである。例えば、接触させた組成物が食器表面を自然に流下することや、洗浄を意図しない振動が食器表面に伝わることなどは、機械力をかけずに食器表面を洗浄すると理解できる。
前記食器用液体洗浄剤組成物を希釈せずに油汚れ、好ましくは固体脂を含む油汚れが付着した食器表面と接触させるとは、該洗浄剤組成物を、意図的に水などで希釈した後、固体脂汚れの付着した食器表面と接触させ、洗浄することである。例えば、前記食器用液体洗浄剤組成物を水滴等が付着した食器表面と接触したり、前記食器用液体洗浄剤組成物を食器表面に接触した後、水滴が硬質表面に付着したりする場合は、前記食器用液体洗浄剤組成物を希釈せずに、洗浄すると理解できる。
なお、放置した後は、通常、水ですすぐ。すすぐ際は、手などで機械力(物理的力)を掛けてもよく、単に水流ですすいでもよい。
なお、放置する際の温度は、室温でよく、例えば、10℃以上30℃以下が挙げられる。
前記食器用液体洗浄剤組成物を、油汚れ、好ましくは固体脂を含む油汚れが付着した食器表面に接触させる方法は、泡状にして塗布する方法である。具体的には、スプレー手段を用いる、すなわち本発明に用いる食器用液体洗浄剤組成物を、スプレイヤーを具備する容器(スプレー容器)に充填してなる食器用洗浄剤物品を用いるのが好ましい。
本発明は、界面活性剤、及び水を含有する食器用液体洗浄剤組成物を、該組成物を(I)初期の泡比容(ml/g)が20以上50以下、(II)5分後の泡比容(ml/g)が10以下の泡で吐出させるスプレー容器に収容してなる、食器用液体洗浄剤物品を提供する。
本発明の食器用液体洗浄剤物品において、食器用液体洗浄剤組成物及びスプレー容器は、本明細書で述べた事項を適宜適用することができる。
即ち、1回の操作で、好ましくは0.4g以上、より好ましくは0.6g以上、そして、好ましくは10g以下、より好ましくは5g以下、更に好ましくは3g以下、更に好ましくは1.5g以下の組成物を噴霧する。
台所周りの硬質物品は、台所の周辺で使用される物品であり、具体的には、
(1)冷蔵庫、食器棚などの食品、食器、調理器具の保存場所、及び
(2)排水溝、調理台、レンジフード、シンク、ガスレンジ、電子レンジなどの食品の調理場所、
である。本発明では、これらを便宜上「台所周りの硬質物品」とする。
また、食器としては、具体的には、
(i)皿、椀等のいわゆる食器、
(ii)タッパー、瓶等の保存容器、
(iii)包丁やまな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル等の調理器具、
(iv)フードプロセッサー、ミキサー等の調理家電等
の食材が接触する部材や器具が挙げられる。本発明では、これらを便宜上「食器」とする。
また、本発明の洗浄対象である食器の材質は、プラスチック(シリコーン樹脂などを含む)、金属、陶器、木、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
そして、本発明の食器の洗浄方法は、これら硬質表面に付着した油汚れ、好ましくは固体脂を含む油汚れを効果的に洗浄することができる。
そのため、本発明の食器の洗浄方法は、
(1)水筒、タンブラー、やかん、ポット等の手洗い洗浄が不便な硬質物品、
(2)食品、食器、調理器具の保存場所、調理台、レンジフード、シンク、ガスレンジ、電子レンジなどの食品の調理場所等の台所周り等の固体脂を含む油汚れが広範に及ぶ硬質表面を有する物品、
(3)包丁、ピーラー、おろし金、スライサー、ジューサーの羽根、フードプロセッサーの羽根等の手洗い洗浄に危険が伴う物品、及び
(4)形状が複雑な部分を具備する物品
といった、スポンジ等の可撓性材料を用いた洗浄が困難な物品等にも適用することができる。尚、本発明では、機械力をかけずに硬質表面を洗浄した後、必要により、擦り洗いを行ってもよい。
本発明の洗浄方法の対象となる物品は、本発明が、手の届く硬質部材の部位だけでなく、手の届かない部位や届きにくい細部の洗浄力に優れることから、(1)〜(4)の手洗い洗浄に危険が伴う物品、手洗い洗浄が不便な物品、複雑な部分を具備する物品が好ましい。
更に、本発明の食器の洗浄方法は、前記食器用液体洗浄剤組成物を、泡状で、食器表面に塗布してそのまま放置するため、食器表面に前記組成物を長く留めることができる。
本発明の食器の洗浄方法は、前記食器用液体洗浄剤組成物を、泡状で接触させた食器表面を、水で濯ぐ工程、好ましくは前記食器用液体洗浄剤組成物を、泡状で接触させた食器表面を、放置後、水で濯ぐ工程を含むことができる。
表1の食器用液体洗浄剤組成物は、常法により調製した。即ち、適量のイオン交換水に(a)成分を除いた界面活性剤、溶媒、その他成分を添加し、室温(25℃)で溶解させた後、水酸化ナトリウム又は/及び塩酸を添加してpH(25℃)を表1に示す値に調整した後、(a)成分を配合、撹拌して処方を調製した。なお、表1中の配合成分の質量%は、全て有効分に基づく数値である。(a)成分はナトリウム塩に基づく質量%を示している。
〔界面活性剤〕
(a)成分
・スルホコハク酸ジ−2−エチルヘキシルナトリウム(製品名「エアロールCT−1L」、東邦化学工業(株)製)一般式(a1)において、R1a、R2a:共に2−エチルヘキシル基、x、y:共に0、M1:ナトリウムの化合物
(b)成分
・ラウリルヒドロキシスルホベタイン:N−ドデシル−N、N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシスルホプロピル)アンモニウムスルホベタイン(製品名「アンヒトール20HD」、花王(株)製)
(c)成分
・2−エチルヘキシルグリセリルエーテル(製品名「GE−EH」、花王(株)製、一般式(c1)において、R1c:2−エチルヘキシル基、r:0の化合物)
・プロピレングリコール(製品名「プロピレングリコール」、旭硝子(株)製)
・ジエチレングリコールモノブチルエーテル(製品名「BDG」、日本乳化剤(株)製)
・クエン酸(製品名「精製クエン酸(無水)」、扶桑化学工業(株)製)
・p−トルエンスルホン酸1水和物(製品名「PTS M−7000」、明友産業(株)製)
表1に記載の組成物を、スプレー1(カビキラー(ジョンソン(株)製、Lot. 207UB、2002年販売)のトリガーを用いたスプレー)、スプレー2(マジックリンハンディスプレー(花王(株)製、Lot. W0442904、2016年販売)のトリガーを用いたスプレー)にそれぞれ充填した。
内径3.5mmのプラスチック製200mlメスシリンダーの質量(g)を下2桁天秤で測定した(a)。各スプレーから該組成物を、200mlメスシリンダー内に5回トリガーを引いて泡状に吐出させ、吐出から10秒後、200mlメスシリンダーと泡の重量(g)を下2桁天秤で測定し(b)、またメスシリンダー内の泡の容量(ml)を測定した(c)。さらに、スプレーで泡を吐出させてから5分間静置させた後、メスシリンダー内の泡の容量(ml)を測定した(d)。
以下の式を用いて、(I)初期の泡比容と(II)5分後の泡比容を算出した。
(I)初期(泡吐出から10秒後)の泡比容(ml/g)=(c)/{(b)−(a)}
(II)5分後の泡比容(ml/g)=(d)/{(b)−(a)}
牛脂と菜種油を9:1の質量比で混合したものを作成し、モデル汚れ(固体脂を含む油汚れのモデル汚れ、以下同様)とした。
ジューサーミキサーやフードプロセッサー、水筒のフタ部分などに代表される、凹凸の激しい食器類は多く、スポンジで擦れない又は擦りにくいため洗浄が困難である。今回、これらのような凹凸の激しい食器類を想定した、凹凸ありの洗浄対象物キットを作成して洗浄力評価を行った。
ハンディ粉ふるい(株式会社セリア製)の半球型金網メッシュ(18−8ステンレス鋼40メッシュ、内径約55mmの円形金属フレーム、)部分を取り外し、100mlビーカー(内径約55mm)の開口部に該金網メッシュを乗せたものを凹凸ありの洗浄対象物キットとした(金網部が凸部、ビーカー底を凹部に見立てた)。
金網メッシュの質量(g)を下4桁天秤で測定した(e)。金網メッシュにモデル汚れ0.07〜0.12gを均一に塗布し、モデル汚れを塗布した金網メッシュの質量(g)を下4桁天秤で測定した(f)。また100mlビーカーの質量(g)を下4桁天秤で測定した(h)。100mlビーカーの底にモデル汚れ0.04〜0.06gを均一に塗布し、モデル汚れを塗布した100mlビーカーの質量(g)を下4桁天秤で測定した(i)。
以下の式を用いて、金網メッシュ(凸部)とビーカー底部(凹部)の洗浄率を求めた。
金網メッシュ(凸部)の洗浄率(%)={(f)−(j)}/{(f)−(e)}×100
ビーカー底部(凹部)の洗浄率(%)={(i)−(k)/(i)−(h)}×100
実施例1と比較例1の対比から、本発明の洗浄方法では、初期の泡比容が大きいため、凸部(金網メッシュ)の洗浄力が高いと共に、時間が経過するにつれて、泡が消えて液体となって、凹部に流れるため、凹部(ビーカー底部)の洗浄力にも優れることが分かる。従って、本発明の洗浄方法は、手の届く硬質部材の部位だけでなく、手の届かない部位の洗浄力にも優れた、洗浄方法であることが分かる。
Claims (15)
- 下記(a)成分、(b)成分及び(c)成分を含む界面活性剤、及び水を含有する食器用液体洗浄剤組成物から調製された、(I)初期の泡比容(ml/g)が35以上50以下、(II)5分後の泡比容(ml/g)が5以下である泡を、油汚れが付着した食器表面と接触させ、機械力をかけずに洗浄する、食器の洗浄方法。
<(a)成分>
(a1)下記一般式(a1)で表されるスルホコハク酸エステル又はその塩〔以下、(a1)成分という〕、及び(a2)炭素数8以上21以下の炭化水素基と、硫酸エステル基又はスルホン酸基とを有するアニオン界面活性剤〔但し、(a1)成分を除く〕〔以下、(a2)成分という〕からなる群から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤
〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、炭素数5以上18以下の直鎖又は分岐鎖炭化水素基である。A1、A2はそれぞれ独立に炭素数2以上4以下のアルキレン基、x、yは平均付加モル数であり、それぞれ独立に0以上6以下である。M1は水素原子又は陽イオンである。〕
<(b)成分>
アミンオキサイド、スルホベタイン及びカルボベタインから選ばれる1種以上の両性界面活性剤
<(c)成分>
(c1)炭素数が6以上18以下のアルキル基を有するグリセリルエーテル〔以下、(c1)成分という〕、(c2)下記一般式(c2)で表される化合物〔以下、(c2)成分という〕及びアルキルポリグリコシドから選ばれる1種以上のノニオン界面活性剤
R2cO−(EO)z−H (c2)
〔式中、R2cは、炭素数6以上18以下の直鎖及び/又は分岐鎖のアルキル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、zはEOの平均付加モル数を示し、0超100以下の数である。〕 - 食器表面に接触させる泡の泡比容(ml/g)が35以上50以下である、請求項1記載の食器の洗浄方法。
- (I)初期の泡比容と(II)5分後の泡比容の比率(I)/(II)が7以上20以下である、請求項1又は2記載の食器の洗浄方法。
- (a)成分の含有量が、0.3質量%以上8質量%以下である、請求項1〜3の何れか1項に記載の食器の洗浄方法。
- (b)成分の含有量が、0.5質量%以上8質量%以下である、請求項1〜4の何れか1項に記載の食器の洗浄方法。
- (c)成分の含有量が、0.5質量%以上8質量%以下である、請求項1〜5の何れか1項に記載の食器の洗浄方法。
- 食器用液体洗浄剤組成物中、(a)成分及び(b)成分を含有し、(a)成分と(b)成分の質量比(b)/(a)が0.1以上である、請求項1〜6の何れか1項に記載の食器の洗浄方法。
- 食器用液体洗浄剤組成物中、界面活性剤の含有量が、1質量%以上20質量%以下である、請求項1〜7の何れか1項に記載の食器の洗浄方法。
- 食器用液体洗浄剤組成物が溶媒を含有する、請求項1〜8の何れか1項に記載の食器の洗浄方法。
- 溶媒が、エタノール、プロピレングリコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、及びジプロピレングリコールモノブチルエーテルから選ばれる1種以上である、請求項9に記載の食器の洗浄方法。
- 食器用液体洗浄剤組成物中、溶媒の含有量が、2質量%以上30質量%以下である、請求項9又は10に記載の食器の洗浄方法。
- 泡がスプレー手段を用いて吐出させたものである、請求項1〜11に記載の食器の洗浄方法。
- 油汚れが固体脂を含む油汚れである、請求項1〜12に記載の食器の洗浄方法。
- 食器用液体洗浄剤組成物を、硬質表面と30秒以上10分以下接触させる、請求項1〜13の何れか1項に記載の食器の洗浄方法。
- 下記(a)成分、(b)成分及び(c)成分を含む界面活性剤、及び水を含有する食器用液体洗浄剤組成物を、該組成物を(I)初期の泡比容(ml/g)が35以上50以下、(II)5分後の泡比容(ml/g)が5以下の泡で吐出させるスプレー容器に収容してなる、食器用液体洗浄剤物品。
<(a)成分>
(a1)下記一般式(a1)で表されるスルホコハク酸エステル又はその塩〔以下、(a1)成分という〕、及び(a2)炭素数8以上21以下の炭化水素基と、硫酸エステル基又はスルホン酸基とを有するアニオン界面活性剤〔但し、(a1)成分を除く〕〔以下、(a2)成分という〕からなる群から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤
〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、炭素数5以上18以下の直鎖又は分岐鎖炭化水素基である。A1、A2はそれぞれ独立に炭素数2以上4以下のアルキレン基、x、yは平均付加モル数であり、それぞれ独立に0以上6以下である。M1は水素原子又は陽イオンである。〕
<(b)成分>
アミンオキサイド、スルホベタイン及びカルボベタインから選ばれる1種以上の両性界面活性剤
<(c)成分>
(c1)炭素数が6以上18以下のアルキル基を有するグリセリルエーテル〔以下、(c1)成分という〕、(c2)下記一般式(c2)で表される化合物〔以下、(c2)成分という〕及びアルキルポリグリコシドから選ばれる1種以上のノニオン界面活性剤
R2cO−(EO)z−H (c2)
〔式中、R2cは、炭素数6以上18以下の直鎖及び/又は分岐鎖のアルキル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、zはEOの平均付加モル数を示し、0超100以下の数である。〕
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016107800A JP6903405B2 (ja) | 2016-05-30 | 2016-05-30 | 食器の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016107800A JP6903405B2 (ja) | 2016-05-30 | 2016-05-30 | 食器の洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016198765A JP2016198765A (ja) | 2016-12-01 |
JP6903405B2 true JP6903405B2 (ja) | 2021-07-14 |
Family
ID=57423502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016107800A Active JP6903405B2 (ja) | 2016-05-30 | 2016-05-30 | 食器の洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6903405B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6666078B2 (ja) * | 2015-05-15 | 2020-03-13 | 花王株式会社 | 食器用浸漬洗浄剤組成物及び洗浄方法 |
JP6771952B2 (ja) * | 2015-12-25 | 2020-10-21 | 花王株式会社 | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 |
EP4249577A3 (en) * | 2015-12-25 | 2024-01-10 | Kao Corporation | Liquid detergent composition for hard surfaces |
JP6807273B2 (ja) * | 2017-04-24 | 2021-01-06 | ライオン株式会社 | 食器用洗浄剤 |
ES2868894T3 (es) * | 2017-06-22 | 2021-10-22 | Procter & Gamble | Composición limpiadora pulverizable |
CN112119145B (zh) * | 2018-06-05 | 2023-02-03 | 花王株式会社 | 餐具和/或厨房周边的硬质物品用液体清洁剂组合物 |
JP7178936B2 (ja) * | 2019-03-18 | 2022-11-28 | ライオン株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
EP3839028A1 (en) | 2019-12-17 | 2021-06-23 | The Procter & Gamble Company | Cleaning product |
EP3839025A1 (en) | 2019-12-17 | 2021-06-23 | The Procter & Gamble Company | Cleaning product |
EP3858965B1 (en) | 2020-01-28 | 2022-05-11 | The Procter & Gamble Company | Cleaning product |
EP3858961A1 (en) | 2020-01-28 | 2021-08-04 | The Procter & Gamble Company | Cleaning product |
US20230051664A1 (en) | 2021-07-27 | 2023-02-16 | The Procter & Gamble Company | Cleaning product |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6321027A (ja) * | 1986-07-15 | 1988-01-28 | 株式会社東芝 | 食器洗浄方法 |
DE69813368T2 (de) * | 1997-05-16 | 2004-02-26 | The Procter & Gamble Company, Cincinnati | Gelförmiges oder flüssiges, mildes Geschirrspülmittel auf der Basis von Mikroemulsionen mit vorteilhaftem Lösevermögen für fettige Speisereste und Schaumverhalten |
JP2003027099A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | Lion Corp | 液体洗浄剤組成物、及びシンクの清掃方法 |
ATE328994T1 (de) * | 2001-07-20 | 2006-06-15 | Procter & Gamble | Reinigungsmittel für harte oberflächen enthaltend ein lösungsmittelsystem |
JP2003155499A (ja) * | 2001-11-20 | 2003-05-30 | Lion Corp | 液体洗浄剤組成物 |
JP2004203990A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-22 | Lion Corp | スプレー式容器入り自動食器洗浄機用液体洗浄剤製品及び洗浄方法 |
JP2004217908A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-08-05 | Lion Corp | 食器洗い用スプレー式洗浄剤製品 |
US20040229763A1 (en) * | 2003-02-28 | 2004-11-18 | The Procter & Gamble Company | Cleaning kit and/or a dishwashing kit containing a foam-generating dispenser and a cleaning and/or dishwashing composition |
JP4883747B2 (ja) * | 2003-12-17 | 2012-02-22 | ライオン株式会社 | 液体洗浄剤組成物 |
FR2867196A1 (fr) * | 2004-02-10 | 2005-09-09 | Procter & Gamble | Composition detergente liquide destinee a etre utilisee avec un distributeur generant de la mousse. |
JP5795189B2 (ja) * | 2010-07-30 | 2015-10-14 | 株式会社ダイゾー | 発泡性エアゾール製品および該発泡性エアゾール製品を用いた薬効付与方法 |
JP5659038B2 (ja) * | 2011-02-21 | 2015-01-28 | 花王株式会社 | 食器洗浄用洗浄剤組成物 |
JP2014062735A (ja) * | 2011-10-25 | 2014-04-10 | Suyama Kiyoshi | 放射性物質に汚染された建築物、土壌又は植物の除染方法 |
JP6029231B2 (ja) * | 2012-10-15 | 2016-11-24 | 大日本除蟲菊株式会社 | 発泡性洗剤組成物 |
-
2016
- 2016-05-30 JP JP2016107800A patent/JP6903405B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016198765A (ja) | 2016-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6903405B2 (ja) | 食器の洗浄方法 | |
TWI731976B (zh) | 清潔劑組合物 | |
JP6713348B2 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
JP6644639B2 (ja) | 食器用液体洗浄剤組成物 | |
JP6644638B2 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
JP6771952B2 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
CN109070150B (zh) | 硬质表面的清洗方法 | |
CN112135897B (zh) | 餐具和/或厨房周边的硬质物品用液体清洁剂组合物 | |
JP2019104852A (ja) | 食器及び/又は台所周りの硬質物品の洗浄方法 | |
WO2017110773A1 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
JP7086586B2 (ja) | 食器及び/又は台所周りの硬質物品の洗浄方法 | |
JP6707294B2 (ja) | 硬質表面の洗浄方法 | |
WO2022225016A1 (ja) | 硬質物品用洗浄剤組成物 | |
JP7336880B2 (ja) | 食器及び/又は台所周りの硬質物品用液体洗浄剤組成物 | |
JP6824638B2 (ja) | 食器の洗浄方法 | |
JP7086584B2 (ja) | 食器及び/又は台所周りの硬質物品の洗浄方法 | |
JP7086585B2 (ja) | 食器及び/又は台所周りの硬質物品の洗浄方法 | |
CN117946819A (en) | Liquid detergent composition for hard surface | |
JP7199863B2 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
JP2022167847A (ja) | 硬質物品用洗浄剤組成物 | |
JP2020097711A (ja) | 液体洗浄剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190313 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200204 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200324 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200604 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210622 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210623 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6903405 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |