JP2022167847A - 硬質物品用洗浄剤組成物 - Google Patents
硬質物品用洗浄剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022167847A JP2022167847A JP2022070097A JP2022070097A JP2022167847A JP 2022167847 A JP2022167847 A JP 2022167847A JP 2022070097 A JP2022070097 A JP 2022070097A JP 2022070097 A JP2022070097 A JP 2022070097A JP 2022167847 A JP2022167847 A JP 2022167847A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- less
- hard
- cleaning
- hard articles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
【課題】油汚れに対する洗浄力に優れ、泡の持続性に優れた、硬質物品用洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】下記(a)成分、下記(b)成分及び下記(c)成分を含有する硬質物品用洗浄剤組成物であって、(a)成分の含有量と(c)成分の含有量との質量比である(a)/(c)が0.40以上5.0以下であり、任意に、(d)ベタイン型界面活性剤及びアミド型非イオン界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤〔以下、(d)成分という〕を含有し、(d)成分の含有量が、組成物中の界面活性剤総量に対して10質量%未満である、硬質物品用洗浄剤組成物。(a)成分:炭素数6以上20以下のアルキル基又はアルケニル基を有し、オキシアルキレン基の平均付加モル数が1以上5以下である、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルアミン(b)成分:非イオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤(但し、(a)成分及びアミド型非イオン界面活性剤を除く)(c)成分:溶剤【選択図】なし
Description
本発明は、硬質物品用洗浄剤組成物、及び硬質物品の洗浄方法に関する。
一般に、レンジ、オーブン、レンジまわりの壁や床、換気扇といった台所まわりに用いられる台所まわり用洗浄剤や食品加工設備に用いる洗浄剤としては、食品由来の汚れ、調理に用いる成分由来の汚れなどの種々の汚れを除去するため、界面活性剤、溶剤及びアルカリ剤等を含む洗浄剤が用いられている。
特許文献1には、(a)炭素数7以上18以下の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤、(b)HLBが1以上10以下の非イオン界面活性剤、及び(c)炭素数1以上5以下のアルキル基を有する特定の一般式(c1)で表される化合物を所定条件で含有する液体洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献2には、(A)アニオン界面活性剤と、(B)非イオン界面活性剤と、(C)ジヒドロキシエチルグリシン及びその塩のうち少なくとも一種と、を含む洗浄剤組成物であって、(A)アニオン界面活性剤と、(B)非イオン界面活性剤と、の合計100質量部に対して、(C)ジヒドロキシエチルグリシン及びその塩のうち少なくとも一種が、0.1~50質量部である洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献3には、(a)HLBが10.5以下の非イオン界面活性剤(ただし(b)を除く)、(b)炭素数8以上18以下の炭化水素基と平均縮合度が0.5以上3以下のグリコシド基を有するグリコシド、及び(c)logPowが0以上1.5以下の有機溶剤を含有し、全界面活性剤中の(a)含有量が30質量%以上95質量%以下であり、(a)の含有量に対する(c)の含有量の質量比である(c)/(a)が2以上8以下であり、20℃における粘度が20mPa・s以下である、食器及び/又は台所周りの硬質物品用液体洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献4には、界面活性剤を含有する硬質表面用液体洗浄剤組成物であって、界面活性剤として、(A)非イオン界面活性剤、及び任意に(B)両性界面活性剤を含有し、界面活性剤中、(A)の割合が60質量%以上であり、(A)として、(A1)アルキル基の炭素数が10以上18以下であり、アルカノール基の炭素数が2又は3であるアルキルモノ又はジアルカノールアミン又はそのアルキレンオキシド付加物(アルキレンオキシドの炭素数は2又は3である)を含有し、(A)及び(B)の合計中、(A1)の割合が、0.5質量%以上20質量%以下である、硬質表面用液体洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献5には、(A)陰イオン界面活性剤、(B)長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩、(C)特定の構造を有する非イオン界面活性剤化合物、(D)(C)を除く非イオン界面活性剤および両性界面活性剤から選ばれる少なくとも一種、(E)溶剤、(F)水を含有する液体殺菌洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献2には、(A)アニオン界面活性剤と、(B)非イオン界面活性剤と、(C)ジヒドロキシエチルグリシン及びその塩のうち少なくとも一種と、を含む洗浄剤組成物であって、(A)アニオン界面活性剤と、(B)非イオン界面活性剤と、の合計100質量部に対して、(C)ジヒドロキシエチルグリシン及びその塩のうち少なくとも一種が、0.1~50質量部である洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献3には、(a)HLBが10.5以下の非イオン界面活性剤(ただし(b)を除く)、(b)炭素数8以上18以下の炭化水素基と平均縮合度が0.5以上3以下のグリコシド基を有するグリコシド、及び(c)logPowが0以上1.5以下の有機溶剤を含有し、全界面活性剤中の(a)含有量が30質量%以上95質量%以下であり、(a)の含有量に対する(c)の含有量の質量比である(c)/(a)が2以上8以下であり、20℃における粘度が20mPa・s以下である、食器及び/又は台所周りの硬質物品用液体洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献4には、界面活性剤を含有する硬質表面用液体洗浄剤組成物であって、界面活性剤として、(A)非イオン界面活性剤、及び任意に(B)両性界面活性剤を含有し、界面活性剤中、(A)の割合が60質量%以上であり、(A)として、(A1)アルキル基の炭素数が10以上18以下であり、アルカノール基の炭素数が2又は3であるアルキルモノ又はジアルカノールアミン又はそのアルキレンオキシド付加物(アルキレンオキシドの炭素数は2又は3である)を含有し、(A)及び(B)の合計中、(A1)の割合が、0.5質量%以上20質量%以下である、硬質表面用液体洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献5には、(A)陰イオン界面活性剤、(B)長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩、(C)特定の構造を有する非イオン界面活性剤化合物、(D)(C)を除く非イオン界面活性剤および両性界面活性剤から選ばれる少なくとも一種、(E)溶剤、(F)水を含有する液体殺菌洗浄剤組成物が開示されている。
食器や調理器具に付着する汚れのうち、油汚れは、熱、光、空気中の酸素などの作用により変性し、非常に除去しにくい汚れ(変性油汚れ)となる。そのため、食器や調理器具の洗浄剤には、油汚れに対する高い洗浄力を有することが求められる。
また、食器や調理器具に付着する汚れを洗浄する際には、洗浄剤を、スポンジやスプレーなどで泡立たせて対象物に付着させることがある。洗浄剤の泡は、汚れに付着して洗浄効率を高めるなどの他に、作業者に洗浄作業の進行、持続を感覚的に認識させるという効果ももたらす。
本発明は、油汚れに対する洗浄力に優れ、泡の持続性に優れた、硬質物品用洗浄剤組成物を提供する。
本発明は、下記(a)成分、下記(b)成分及び下記(c)成分を含有する硬質物品用洗浄剤組成物であって、
(a)成分の含有量と(c)成分の含有量との質量比である(a)/(c)が0.40以上5.0以下であり、
任意に、(d)ベタイン型界面活性剤及びアミド型非イオン界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤〔以下、(d)成分という〕を含有し、(d)成分の含有量が、組成物中の界面活性剤総量に対して10質量%未満である、
硬質物品用洗浄剤組成物に関する。
(a)成分:炭素数6以上20以下のアルキル基又はアルケニル基を有し、オキシアルキレン基の平均付加モル数が1以上5以下である、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルアミン
(b)成分:非イオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤(但し、(a)成分及びアミド型非イオン界面活性剤を除く)
(c)成分:溶剤
(a)成分の含有量と(c)成分の含有量との質量比である(a)/(c)が0.40以上5.0以下であり、
任意に、(d)ベタイン型界面活性剤及びアミド型非イオン界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤〔以下、(d)成分という〕を含有し、(d)成分の含有量が、組成物中の界面活性剤総量に対して10質量%未満である、
硬質物品用洗浄剤組成物に関する。
(a)成分:炭素数6以上20以下のアルキル基又はアルケニル基を有し、オキシアルキレン基の平均付加モル数が1以上5以下である、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルアミン
(b)成分:非イオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤(但し、(a)成分及びアミド型非イオン界面活性剤を除く)
(c)成分:溶剤
また、本発明は、前記本発明の硬質物品用洗浄剤組成物を汚れの付着している硬質物品に接触させる、硬質物品の洗浄方法に関する。
本発明によれば、油汚れに対する洗浄力に優れ、泡の持続性に優れた、硬質物品用洗浄剤組成物が提供される。
本発明の効果発現の作用機作は、必ずしもすべてが解明されたわけではないが、出願人は以下のように考えている。
変性油汚れのうち、調理器具や調理設備などに付着する変性油汚れは、熱履歴などから変性度が高くなり、洗浄時に対象物から剥離するためには、比較的疎水性が高い洗浄剤を用いることが有利と考えられる。しかし、そのような洗浄剤は、一般に泡立ち性が低い上に、食器等の比較的変性度が低い油汚れの洗浄では低変性油汚れが破泡性を示すため、起泡性が足りず、洗浄できる食器の量が低下し効率が下がる。又、比較的親水性で変性度合いの少ない汚れである食器の洗浄を優先するために起泡性を考慮すれば、高変性の汚れが多い調理台やレンジ等の洗浄性の低下が起こる。
本発明の(a)成分及び(b)成分が、例えば、変性油汚れ等に疎水性基であるアルキル基等を介して吸着する場合、(a)成分は、親水基であるオキシアルキレン基部分の付加モル数が小さい為、吸着界面の近傍で吸着する、或いは、吸着界面から離れた箇所で吸着界面に対して水平方向に広がって吸着し、(b)成分は、親水基部分、例えばオキシアルキレン基部分が、吸着界面に対して垂直方向に比較的自由度をもって吸着しているものと考えられる。(c)成分は、(a)成分及び(b)成分の分子集合体形成において、集合体化を速やかに進め、(a)成分及び(b)成分の分子集合体中に共存する。また、(c)成分は、汚れ表面にあらかじめ吸着する、或いは、汚れ表面近傍に存在することによって、汚れ表面の疎水性を変化させる。このような挙動により、(c)成分は、変性油汚れ等の表面に対して吸着しやすい親油/親水性バランスを与える効果があるものと推測している。このような吸着特性を持つ(a)成分及び(b)成分は、それぞれ単独の構造物で親水疎水性の調整を行っても高変性油と低変性油に対する要求性能を満足させることはできない。(a)成分と(b)成分が共存する場合、疎水基に近い部分での親水性基の密度が高く、更に、親水性領域が汚れ界面から離れた広い領域を持つ分子集合体を作ることが予想される。このような界面活性剤が分子集合体を作った場合、分子集合体は、比較的疎水性が高い高変性油汚れに吸着、剥離しやすい疎水性であっても、親水基部分の構造が強固なため、比較的親水的な低変性油成分を分散安定化させても油脂からの破泡効果が生じにくいものと考えられる。従って、高変性油汚れへの洗浄性を維持しながら低変性油汚れに対しても、破泡しにくく洗浄泡を維持できるため洗浄力の維持が両立できるものと考えられる。
一方、ベタイン型界面活性剤やアミド型界面活性剤は(c)成分の親油/親水性バランスに影響し、(c)成分の変性油汚れへの吸着性を減じると考えられる。また、(d)成分は、ベタイン基やアミド基により(a)成分と相互作用をしやすく、(a)成分の効果を妨げる要因にもなると考えられる。このため、(d)成分を含有する場合は、注意を要する。
尚、本発明の効果発現はここに示す作用機作に限定されるものではない。
変性油汚れのうち、調理器具や調理設備などに付着する変性油汚れは、熱履歴などから変性度が高くなり、洗浄時に対象物から剥離するためには、比較的疎水性が高い洗浄剤を用いることが有利と考えられる。しかし、そのような洗浄剤は、一般に泡立ち性が低い上に、食器等の比較的変性度が低い油汚れの洗浄では低変性油汚れが破泡性を示すため、起泡性が足りず、洗浄できる食器の量が低下し効率が下がる。又、比較的親水性で変性度合いの少ない汚れである食器の洗浄を優先するために起泡性を考慮すれば、高変性の汚れが多い調理台やレンジ等の洗浄性の低下が起こる。
本発明の(a)成分及び(b)成分が、例えば、変性油汚れ等に疎水性基であるアルキル基等を介して吸着する場合、(a)成分は、親水基であるオキシアルキレン基部分の付加モル数が小さい為、吸着界面の近傍で吸着する、或いは、吸着界面から離れた箇所で吸着界面に対して水平方向に広がって吸着し、(b)成分は、親水基部分、例えばオキシアルキレン基部分が、吸着界面に対して垂直方向に比較的自由度をもって吸着しているものと考えられる。(c)成分は、(a)成分及び(b)成分の分子集合体形成において、集合体化を速やかに進め、(a)成分及び(b)成分の分子集合体中に共存する。また、(c)成分は、汚れ表面にあらかじめ吸着する、或いは、汚れ表面近傍に存在することによって、汚れ表面の疎水性を変化させる。このような挙動により、(c)成分は、変性油汚れ等の表面に対して吸着しやすい親油/親水性バランスを与える効果があるものと推測している。このような吸着特性を持つ(a)成分及び(b)成分は、それぞれ単独の構造物で親水疎水性の調整を行っても高変性油と低変性油に対する要求性能を満足させることはできない。(a)成分と(b)成分が共存する場合、疎水基に近い部分での親水性基の密度が高く、更に、親水性領域が汚れ界面から離れた広い領域を持つ分子集合体を作ることが予想される。このような界面活性剤が分子集合体を作った場合、分子集合体は、比較的疎水性が高い高変性油汚れに吸着、剥離しやすい疎水性であっても、親水基部分の構造が強固なため、比較的親水的な低変性油成分を分散安定化させても油脂からの破泡効果が生じにくいものと考えられる。従って、高変性油汚れへの洗浄性を維持しながら低変性油汚れに対しても、破泡しにくく洗浄泡を維持できるため洗浄力の維持が両立できるものと考えられる。
一方、ベタイン型界面活性剤やアミド型界面活性剤は(c)成分の親油/親水性バランスに影響し、(c)成分の変性油汚れへの吸着性を減じると考えられる。また、(d)成分は、ベタイン基やアミド基により(a)成分と相互作用をしやすく、(a)成分の効果を妨げる要因にもなると考えられる。このため、(d)成分を含有する場合は、注意を要する。
尚、本発明の効果発現はここに示す作用機作に限定されるものではない。
<硬質物品用洗浄剤組成物>
(a)成分は、炭素数6以上20以下のアルキル基又はアルケニル基を有し、オキシアルキレン基の平均付加モル数が1以上5以下である、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルアミンである。
(a)成分は、炭素数6以上20以下のアルキル基又はアルケニル基を有し、オキシアルキレン基の平均付加モル数が1以上5以下である、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルアミンである。
(a)成分が有するアルキル基又はアルケニル基の炭素数は、一定の洗浄力を保持しながら泡の持続により洗浄できる量を向上する(以下、「洗浄泡の持続性」という)観点から、6以上、好ましくは8以上、より好ましくは10以上、そして、20以下、好ましくは18以下である。
(a)成分が有する基はアルキル基が好ましい。
オキシアルキレン基は、炭素数2のオキシアルキレン基及び/又は炭素数3のオキシアルキレン基、すなわちオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基が好ましく、オキシエチレン基がより好ましい。(a)成分は、オキシアルキレン基として、オキシエチレン基を含むことが好ましい。
(a)成分は、オキシアルキレン基の平均付加モル数が、洗浄性の観点から、1以上5以下であり、好ましくは1.5以上、より好ましくは2以上、そして、好ましくは4.5以下である。
(a)成分が有する基はアルキル基が好ましい。
オキシアルキレン基は、炭素数2のオキシアルキレン基及び/又は炭素数3のオキシアルキレン基、すなわちオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基が好ましく、オキシエチレン基がより好ましい。(a)成分は、オキシアルキレン基として、オキシエチレン基を含むことが好ましい。
(a)成分は、オキシアルキレン基の平均付加モル数が、洗浄性の観点から、1以上5以下であり、好ましくは1.5以上、より好ましくは2以上、そして、好ましくは4.5以下である。
(a)成分としては、例えば、炭素数6以上、更に8以上、そして、20以下、更に18以下のアルキル基又はアルケニル基を有し、オキシアルキレン基の平均付加モル数が1以上5以下である、モノアミンのアルキレンオキシド付加物が挙げられる。
(a)成分としては、例えば、下記一般式(a1)で表される化合物が挙げられる。
〔式中、Rは炭素数6以上20以下のアルキル基又はアルケニル基であり、EOはエチレンオキシ基であり、m及びnは平均付加モル数であって、独立して0以上5以下の数であり、mとnの合計は1以上5以下である。〕
式(a1)中、Rは炭素数6以上、更に8以上、更に10以上、そして、20以下、更に18以下であってよい。Rはアルキル基が好ましい。mとnの合計は好ましくは1.5以上、より好ましくは2以上、そして、好ましくは4.5以下である。
(a)成分のHLBは、入手容易性及び洗浄泡の持続性の観点から、例えば、好ましくは9以上、より好ましくは9.5以上、そして、好ましくは14.2以下、より好ましくは13.0以下であってよい。(a)成分のHLBは、グリフィンによるものである。なお、本発明では、後述する実施例のグリフィン法相当実測値によるHLBの値をグリフィン法によるHLBとみなすことができる。これは、(b)成分など他の界面活性剤のHLBについても同様である。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、(a)成分を、洗浄泡の持続性の観点から、例えば、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは10質量%以下含有することができる。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、洗浄泡の持続性の観点から、組成物中の界面活性剤総量に対して、(a)成分を、例えば、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、そして、好ましくは60質量%以下、より好ましくは55質量%以下、更に好ましくは50質量%以下含有することができる。界面活性剤総量は、組成物が含有する(a)成分、(b)成分、及びこれら以外の任意の界面活性剤、例えば任意の(d)成分の含有量の総量である。本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、界面活性剤を含有する組成物であって、界面活性剤として(a)成分、(b)成分、及び任意に(d)成分を含有する組成物であってよい。
(b)成分は、(b1)非イオン界面活性剤〔以下、(b1)成分という〕及び(b2)陰イオン界面活性剤〔以下、(b2)成分という〕から選ばれる一種以上の界面活性剤(但し、(a)成分及びアミド型非イオン界面活性剤を除く)である。
(b1)成分としては、(b11)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル〔以下、(b11)成分という〕、(b12)アルキル(ポリ)グリコシド〔以下、(b12)成分という〕、(b13)ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル〔以下、(b13)成分という〕、(b14)ポリグリセリン脂肪酸エステル〔以下、(b14)成分という〕、及び(b15)(ポリ)オキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル〔以下、(b15)成分という〕から選ばれる一種以上の非イオン界面活性剤が挙げられる。本発明の硬質物品用洗浄剤組成物が(b1)成分を含有する場合、該組成物は、(b1)成分として、(b11)成分及び(b12)成分から選ばれる一種以上の非イオン界面活性剤、更に(b12)成分から選ばれる一種以上の非イオン界面活性剤を含有することが好ましい。
(b11)成分のオキシアルキレン基は、炭素数2のオキシアルキレン基及び/又は炭素数3のオキシアルキレン基、すなわちオキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基が好ましく、オキシエチレン基がより好ましい。(b11)成分は、オキシアルキレン基の平均付加モル数が、洗浄泡の持続性の観点から、好ましくは0以上、より好ましくは1以上、そして、好ましくは25以下、より好ましくは23以下である。
(b11)成分は、オキシアルキレン基として、オキシエチレン基を含むことが好ましい。(b11)成分のアルキル基の炭素数は、洗浄泡の持続性の観点から、好ましくは3以上、より好ましくは4以上、そして、好ましくは30以下、より好ましくは24以下である。(b11)成分のアルキル基は、直鎖でも分岐鎖でもよいが、洗浄泡の持続性の観点から、直鎖が好ましい。(b11)成分のアルキル基は、飽和でも不飽和でもよいが、洗浄泡の持続性の観点から、飽和が好ましい。
(b11)成分は、オキシアルキレン基として、オキシエチレン基を含むことが好ましい。(b11)成分のアルキル基の炭素数は、洗浄泡の持続性の観点から、好ましくは3以上、より好ましくは4以上、そして、好ましくは30以下、より好ましくは24以下である。(b11)成分のアルキル基は、直鎖でも分岐鎖でもよいが、洗浄泡の持続性の観点から、直鎖が好ましい。(b11)成分のアルキル基は、飽和でも不飽和でもよいが、洗浄泡の持続性の観点から、飽和が好ましい。
(b12)成分は、洗浄泡の持続性の観点から、アルキル基の炭素数は、3以上、更に4以上、そして、30以下、更に24以下が好ましい。また、(b12)成分は、洗浄泡の持続性の観点から、グルコース等の糖の平均縮合度は、1以上、そして、10以下、更に5以下が好ましい。(b12)成分は、構成糖がグルコースであるアルキル(ポリ)グリコシドが好ましい。(b12)成分としては、炭素数3以上、更に4以上、そして、30以下、更に24以下のアルキル基を有し、グルコースの平均縮合度が1以上10以下、更に5以下である、アルキル(ポリ)グルコシドが好ましい。
(b1)成分のHLBは、入手容易性及び洗浄性の観点から、例えば、好ましくは9以上、より好ましくは9.5以上、そして、好ましくは17.4以下、より好ましくは16.9以下であってよい。(b1)成分のHLBは、グリフィン法によるものであり、前記の通り、所定の方法で測定された親水親油指数を(b)成分のグリフィン法によるHLBとみなすことができる。
(b2)成分としては、脂肪酸塩(好ましくは炭素数8以上24以下)、アルキル(好ましくは炭素数8以上24以下)スルホン酸塩、アルキル(好ましくは炭素数8以上18以下)ベンゼンスルホン酸塩、アルキル(好ましくは炭素数8以上24以下)硫酸エステル塩、アルキル(好ましくは炭素数2以上24以下)リン酸エステル塩、ポリオキシアルキレン(好ましくはポリオキシエチレン)アルキル(好ましくは炭素数8以上18以下)硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレン(好ましくはポリオキシエチレン)アルキル(好ましくは炭素数8以上18以下)カルボン酸塩又はアルキル(好ましくは炭素数6以上18以下)スルホコハク酸塩等が挙げられる。塩は、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩などが挙げられる。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、(b)成分を、洗浄泡の持続性の観点から、例えば、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは10質量%以下含有することができる。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、洗浄泡の持続性の観点から、組成物中の界面活性剤総量に対して、(b)成分を、例えば、好ましくは10質量%以上、より好ましくは15質量%以上、更に好ましくは20質量%以上、そして、好ましくは90質量%以下、より好ましくは80質量%以下、更に好ましくは70質量%以下含有することができる。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、洗浄泡の持続性の観点から、(a)成分の含有量と(b)成分の含有量との質量比である(a)/(b)が、例えば、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.05以上、更に好ましくは0.1以上、より更に好ましくは0.15以上、より更に好ましくは0.18以上、そして、好ましくは3以下、より好ましくは2以下、更に好ましくは1以下、より更に好ましくは0.5以下、より更に好ましくは0.3以下、より更に好ましくは0.23以下であってよい。
(c)成分は溶剤である。
(c)成分としては、(c1)グリセリルエーテル〔以下、(c1)成分という〕、(c2)グリコールエーテル〔以下、(c2)成分という〕、及び(c3)ポリプロピレングリコール〔以下、(c1)成分という〕から選ばれる1種以上の溶剤が挙げられる。
(c)成分としては、(c1)グリセリルエーテル〔以下、(c1)成分という〕、(c2)グリコールエーテル〔以下、(c2)成分という〕、及び(c3)ポリプロピレングリコール〔以下、(c1)成分という〕から選ばれる1種以上の溶剤が挙げられる。
(c1)成分のグリセリルエーテルとしては、炭素数5以上、更に6以上、そして10以下、更に9以下のアルキル基を有するアルキルグリセリルエーテルが好ましい。前記アルキルグリセリルエーテルは、モノアルキルグリセリルエーテルが好ましい。(c1)成分としては、2-エチルヘキシルグリセリルエーテルが好ましい。
(c2)成分のグリコールエーテルとしては、アルキル基の炭素数が1以上8以下、好ましくは2以上6以下であるモノ、ジ、又はトリエチレングリコールモノアルキルエーテル、モノ、ジ、又はトリプロピレングリコールモノアルキルエーテルが好ましい。(c2)成分としては、ブチルジグリコールが好ましい。
(c3)成分のポリプロピレングリコールとしては、重量平均分子量が500以上、更に600以上、更に700以上、そして、5000以下、更に3000以下、更に2000以下のポリプロピレングリコールが好適である。(c3)成分としては、重量平均分子量700以上2000以下、例えば1000のポリプロピレングリコールが好ましい。
(c)成分は、洗浄泡の持続性の観点から、(c1)成分が好ましい。本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、洗浄泡の持続性の観点から、(c)成分として、(c1)成分を含有することが好ましい。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、(c)成分を、洗浄泡の持続性の観点から、例えば、好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは10質量%以下、更に好ましくは8質量%以下含有することができる。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、洗浄泡の持続性の観点から、(a)成分の含有量と(c)成分の含有量との質量比である(a)/(c)が、0.40以上、好ましくは0.50以上、より更に好ましくは0.60以上、そして、5.0以下、好ましくは4.0以下、より好ましくは3.0以下、更に好ましくは2.5以下、より更に好ましくは2以下、より更に好ましくは1.5以下、より更に好ましくは1.0以下、より更に好ましくは0.85以下、より更に好ましくは0.78以下である。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物が(c)成分として、(c1)成分を含有する場合には、洗浄泡の持続性の観点から、(a)/(c)は、0.40以上、好ましくは0.50以上、より更に好ましくは0.60以上、そして、5.0以下、好ましくは4.0以下、より好ましくは3.0以下、更に好ましくは2.5以下、より更に好ましくは2.0以下、より更に好ましくは1.5以下、より更に好ましくは1.0以下、より更に好ましくは0.85以下、より更に好ましくは0.78以下である。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物が(c)成分として、(c1)成分を含有する場合には、(a)成分の含有量と(c1)成分の含有量との質量比である(a)/(c1)は、洗浄泡の持続性の観点から、好ましくは0.40以上、より好ましくは0.50以上、更に好ましくは0.60以上、そして、好ましくは5.0以下、より好ましくは4.0以下、更に好ましくは3.0以下、より更に好ましくは2.5以下、より更に好ましくは2.0以下、より更に好ましくは1.5以下、より更に好ましくは1.0以下、より更に好ましくは0.85以下、より更に好ましくは0.78以下である。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物が(c)成分として、(c1)成分を含有する場合には、(a)成分の含有量と(c1)成分の含有量との質量比である(a)/(c1)は、洗浄泡の持続性の観点から、好ましくは0.40以上、より好ましくは0.50以上、更に好ましくは0.60以上、そして、好ましくは5.0以下、より好ましくは4.0以下、更に好ましくは3.0以下、より更に好ましくは2.5以下、より更に好ましくは2.0以下、より更に好ましくは1.5以下、より更に好ましくは1.0以下、より更に好ましくは0.85以下、より更に好ましくは0.78以下である。
また、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物が(c)成分として、(c2)成分及び/又は(c3)成分を含有する場合には、(a)/(c)は、洗浄泡の持続性の観点から、好ましくは0.60以上、より好ましくは1.0以上、そして、5.0以下、好ましくは4.0以下、好ましくは3.0以下、より好ましくは2.0以下である。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物が(c)成分として、(c2)成分及び/又は(c3)成分を含有する場合には、(a)成分の含有量と(c2)成分及び(c3)成分の合計含有量との質量比である(a)/〔(c2)+(c3)〕は、洗浄泡の持続性の観点から、好ましくは0.60以上、より好ましくは1.0以上、そして、5.0以下、好ましくは4.0以下、好ましくは3.0以下、より好ましくは2.0以下である。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物が(c)成分として、(c2)成分及び/又は(c3)成分を含有する場合には、(a)成分の含有量と(c2)成分及び(c3)成分の合計含有量との質量比である(a)/〔(c2)+(c3)〕は、洗浄泡の持続性の観点から、好ましくは0.60以上、より好ましくは1.0以上、そして、5.0以下、好ましくは4.0以下、好ましくは3.0以下、より好ましくは2.0以下である。
また、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物が(c)成分として、(c1)成分と、(c2)成分及び/又は(c3)成分とを含有する場合には、(c1)成分の含有量と(c2)成分及び(c3)成分の合計含有量との質量比である(c1)/〔(c2)+(c3)〕は、洗浄泡の持続性の観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、より好ましくは0.6以上、そして、10以下、好ましくは6以下、好ましくは4以下、より好ましくは3以下である。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、(a)成分及び(b)成分以外の界面活性剤、酵素(タンパク質分解酵素、油脂分解酵素、糖質分解酵素等)、ハイドロトロープ剤、pH調整剤、増粘剤、分散剤、粘度調整剤、香料、着色剤、酸化防止剤、防腐剤などの成分を配合することができる。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、任意に、(d)成分の、ベタイン型界面活性剤及びアミド型非イオン界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤を含有し、洗浄泡の持続性の観点から、(d)成分の含有量が、組成物中の界面活性剤総量に対して10質量%、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは1.5質量%以下であり、下限値は0質量%以上であってよい。本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、(d)成分の含有量が組成物中0質量%であってもよい。
(d)成分のうち、ベタイン型界面活性剤は、ベタイン構造を有する界面活性剤である。ベタイン型界面活性剤としては、アルキル(例えば炭素数8以上18以下)ジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキル(例えば炭素数8以上18以下)アミドプロピルベタイン、アルキル(例えば炭素数8以上18以下)ヒドロキシスルホベタイン、アルキル(好ましくは炭素数8以上18以下)カルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン等が挙げられる。本発明では、ベタイン型界面活性剤の含有量は、アルキル(炭素数8以上18以下)ジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキル(炭素数8以上18以下)アミドプロピルベタイン、アルキル(炭素数8以上18以下)ヒドロキシスルホベタイン、及びアルキル(炭素数8以上18以下)カルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタインから選ばれるベタイン型界面活性剤の、組成物中の合計の含有量であってよい。
(d)成分のうち、アミド型非イオン界面活性剤としては、炭素数が8以上18以下の脂肪酸とヒドロキシ基を1つ以上6つ以下有するアルキルアミンとのアミド化合物が挙げられる。アルキルアミンとしては、炭素数1以上、更に2以上、8以下のアルキルアミンが好ましく、具体的には、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、グルカミン、N-メチルグルカミン、N-メチルエタノールアミンを挙げることができる。本発明では、(d)成分として、脂肪酸(炭素数8以上18以下)ジエタノールアミド、脂肪酸(炭素数8以上18以下)N-メチルエタノールアミド及び脂肪酸(炭素数8以上18以下)N-メチルグルカミドから選ばれる1種以上のアミド型非イオン界面活性剤を含有することができる。本発明では、アミド型非イオン界面活性剤の含有量は、脂肪酸(炭素数8以上18以下)ジエタノールアミド、脂肪酸(炭素数8以上18以下)N-メチルエタノールアミド及び脂肪酸(炭素数8以上18以下)N-メチルグルカミドから選ばれるアミド型非イオン界面活性剤の、組成物中の合計の含有量であってよい。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、洗浄泡の持続性の観点から、組成物中の界面活性剤総量が、例えば、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2.5質量%以上、更に好ましくは5質量%以上、そして、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下、更に好ましくは30質量%以下であってよい。本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、界面活性剤を含有する組成物であって、界面活性剤として(a)成分、(b)成分、及び任意に(d)成分を含有し、界面活性剤総量が前記範囲にある組成物であってよい。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、組成物の安定性及び作業性の観点から、水を含有することが好ましい。水は、特に限定するものではないが、水道水、井戸水、イオン交換水、蒸留水等が挙げられる。本発明では、水は、組成物の残部の量(合計が100質量%となる量)で用いられることが好ましい。水の含有量は、例えば、組成物中、50質量%以上、更に60質量%以上、更に70質量%以上とすることができる。本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、液体の組成物であってよい。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、20℃のpHが、例えば、好ましくは5以上、より好ましくは5.5以上、更に好ましくは6以上、そして、好ましくは11以下、より好ましくは9以下、更に好ましくは8.5以下であってよい。
本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、種々の硬質物品を対象とすることができるが、好ましくは食器及び/又は台所周りの硬質物品用であり、より好ましくは食器用である。
台所周りの硬質物品は、台所の周辺で使用される物品であり、具体的には、
(1)冷蔵庫、食器棚などの食品、食器、調理器具の保存場所、
(2)排水溝、調理台、レンジフード、シンク、ガスレンジ、電子レンジなどの食品の調理場所、及び
(3)前記保存場所や前記調理場所の周辺の床や壁等
である。本発明では、これらを便宜上「台所周りの硬質物品」とする。
また、食器としては、具体的には、
(i)皿、椀等のいわゆる食器、
(ii)タッパー、瓶等の保存容器、
(iii)包丁やまな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル等の調理器具、
(iv)フードプロセッサー、ミキサー等の調理家電等
の食材が接触する部材や器具が挙げられる。本発明では、これらを便宜上「食器」とする。
また、本発明は、食器、保存容器、調理器具、及び調理家電から選ばれる物品を対象とすることが好ましく、更に皿、椀、タッパー、ビン、包丁、まな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル、フードプロセッサー、及びミキサーから選ばれる物品を対象とすることがより好ましい。
(1)冷蔵庫、食器棚などの食品、食器、調理器具の保存場所、
(2)排水溝、調理台、レンジフード、シンク、ガスレンジ、電子レンジなどの食品の調理場所、及び
(3)前記保存場所や前記調理場所の周辺の床や壁等
である。本発明では、これらを便宜上「台所周りの硬質物品」とする。
また、食器としては、具体的には、
(i)皿、椀等のいわゆる食器、
(ii)タッパー、瓶等の保存容器、
(iii)包丁やまな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル等の調理器具、
(iv)フードプロセッサー、ミキサー等の調理家電等
の食材が接触する部材や器具が挙げられる。本発明では、これらを便宜上「食器」とする。
また、本発明は、食器、保存容器、調理器具、及び調理家電から選ばれる物品を対象とすることが好ましく、更に皿、椀、タッパー、ビン、包丁、まな板、鍋、フライパン、魚焼きグリル、フードプロセッサー、及びミキサーから選ばれる物品を対象とすることがより好ましい。
本発明の対象とする硬質物品の材質は、プラスチック(シリコーン樹脂などを含む)、金属、陶器、木、及びそれらの組み合わせが挙げられる。そして、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物は、これら硬質物品に付着した油汚れを効果的に洗浄することができる。
前述の通り、プラスチックなどの疎水性材料に付着した油汚れは、変性することでより落とし難い汚れとなるが、本発明では、プラスチック製の硬質物品に付着した油汚れに対しても、優れた洗浄効果を示し、泡の持続性にも優れている。本発明は、プラスチック製の硬質物品の洗浄にも好適である。プラスチックは、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリメタクリレート、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリエチレンテレフタラートなどが挙げられる。
<硬質物品の洗浄方法>
本発明は、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物を汚れの付着している硬質物品に接触させる、硬質物品の洗浄方法を提供する。本発明の硬質物品の洗浄方法には、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物で述べた事項を適宜適用することができる。
本発明は、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物を汚れの付着している硬質物品に接触させる、硬質物品の洗浄方法を提供する。本発明の硬質物品の洗浄方法には、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物で述べた事項を適宜適用することができる。
本発明の硬質物品の洗浄方法では、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物を起泡させて硬質物品に接触させることが好ましい。例えば、本発明の前記硬質物品用洗浄剤組成物を、例えば、スポンジで起泡させて又は泡形成機構を備えたスプレイヤーで起泡させて、硬質物品に接触させることができる。
本発明の硬質物品の洗浄方法の対象とする硬質物品は、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物で述べたものが挙げられる。食器は、好適な硬質物品のひとつである。
本発明の硬質物品の洗浄方法では、硬質物品に付着した汚れは、油汚れであってよく、更に油汚れを含む汚れであってよい。
本発明では、前記本発明の硬質物品用洗浄剤組成物で硬質物品、例えば食器を手洗い洗浄し、その後、水を用いてすすぎを行うことができる。具体的な手洗い洗浄方法としては、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物を用いた洗浄液を付着させた可撓性材料で、食器等の硬質物品を手洗い洗浄した後、水を用いてすすぎを行う、硬質物品の洗浄方法が挙げられる。例えば、水を含んだスポンジなどの可撓性材料に本発明の組成物を付着させ洗浄液を保持させて、手で数回揉みながら泡立てて、食器等の硬質物品をこすり洗いする。可撓性材料が保持する洗浄液中の(a)成分と(b)成分の合計の濃度は、高い起泡性と泡持続性の点から、例えば、好ましくは1,000ppm以上、より好ましくは2,000ppm以上、そして、好ましくは70,000ppm以下、より好ましくは50,000ppm以下、更に好ましくは30,000ppm以下である。洗浄終了後には水を加えてすすぎを行うが、例えば、本発明では洗浄に用いた組成物1質量部に対してすすぎ水3.3~133質量部で十分泡が消え、すすぎを速やかに完了することができる。このすすぎ水の量は、従来の手洗い用洗浄剤組成物を用いた場合の2/3~1/10程度である。
また、本発明の硬質物品の洗浄方法では、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物を、液滴状にして又は泡状にして、好ましくは泡状にして、油汚れ等が付着した硬質物品に接触させることができる。この方法には、スプレー手段を用いることができる。すなわち、本発明では、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物を、スプレイヤーを具備する容器に充填してなる硬質物品用洗浄剤を用いることができる。本発明は、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物を、スプレイヤーを具備する容器に充填してなる、スプレー容器入り硬質物品用洗浄剤を提供する。
本発明のスプレー容器入り硬質物品用洗浄剤における前記スプレイヤーを具備する容器は、トリガー式スプレー容器、ポンプ式スプレー容器等の噴射剤を使用しない手動式スプレー装置、噴射剤を用いるエアゾール等が挙げられる。前記スプレイヤーを具備する容器は、内容物を液滴状又は泡状にして噴霧又は塗布することができるトリガー式スプレーが好ましく、内容物を液滴状に噴霧する機構を備えたトリガー式スプレー又は泡を形成する機構(泡形成機構)を備えたトリガー式スプレーがより好ましい。
本発明のスプレー容器入り硬質物品用洗浄剤において、液滴状に本発明の硬質物品用洗浄剤組成物を噴霧する機構を備えたトリガー式スプレーを用いる場合、前記組成物を入れるスプレー容器の噴射ノズルの噴口径は、スプレーのし易さや、噴射された液滴が荒くなく、直線状にスプレーされず、スプレーできる面積が極端に狭くならないために、好ましくは0.1mm以上、より好ましくは0.3mm以上、そして、好ましくは2mm以下、より好ましくは1mm以下の範囲である。
液滴状に噴霧する機構を備えたトリガー式スプレーを用いる場合、本発明のスプレー容器入り硬質物品用洗浄剤は、1回の操作で、好ましくは0.1mL以上、より好ましくは0.3mL以上、そして、好ましくは5mL以下、より好ましくは2mL以下の組成物を噴霧する。
液滴状に噴霧する機構を備えたトリガー式スプレーを用いる場合、本発明のスプレー容器入り硬質物品用洗浄剤は、1回の操作で、好ましくは0.1mL以上、より好ましくは0.3mL以上、そして、好ましくは5mL以下、より好ましくは2mL以下の組成物を噴霧する。
泡形成機構を備えたトリガー式スプレーを用いる場合、本発明のスプレー容器入り硬質物品用洗浄剤は、1回の操作で、好ましくは0.5mL以上、より好ましくは1mL以上、そして、好ましくは30mL以下、より好ましくは15mL以下、更に好ましくは5mL以下の組成物を噴霧する。
下記配合成分を用いて表1~3の硬質物品用洗浄剤組成物を調製し、以下の方法で油汚れに対する洗浄力を評価した。結果を表1~3に示す。表中の調整量は、組成物のpHを表中の値に調整するために用いた量の意味である。また、表中の(d)/界面活性剤総量(質量%)は、組成物中の界面活性剤総量に対する(d)成分の含有量の質量%であり、表1、2の組成物は、いずれも(d)/界面活性剤総量が0質量%であった。
<配合成分>
(a)成分
・アミート102:ポリオキシエチレンラウリルアミン、オキシエチレン基の平均付加モル数2.1、HLB9.1(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、アミート102
・アミート302:ポリオキシエチレンステアリルアミン、オキシエチレン基の平均付加モル数2.1、HLB7.4(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、アミート302
・アミート105:ポリオキシエチレンラウリルアミン、オキシエチレン基の平均付加モル数4.2、HLB10.4(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、アミート105
(a)成分
・アミート102:ポリオキシエチレンラウリルアミン、オキシエチレン基の平均付加モル数2.1、HLB9.1(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、アミート102
・アミート302:ポリオキシエチレンステアリルアミン、オキシエチレン基の平均付加モル数2.1、HLB7.4(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、アミート302
・アミート105:ポリオキシエチレンラウリルアミン、オキシエチレン基の平均付加モル数4.2、HLB10.4(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、アミート105
(b)成分
(b1)成分
・AG-124:アルキルポリグルコシド、HLB11.5(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、AG-124
・E120:ポリオキシエチレンラウリルエーテル、オキシエチレン基の平均付加モル数13.2、HLB15.3(グリフィン法*2)、花王株式会社、エマルゲン120
・E707:ポリオキシエチレンアルキルエーテル、オキシエチレン基の平均付加モル数7、HLB12.1(グリフィン法*2)、花王株式会社、エマルゲン707
(b1)成分
・AG-124:アルキルポリグルコシド、HLB11.5(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、AG-124
・E120:ポリオキシエチレンラウリルエーテル、オキシエチレン基の平均付加モル数13.2、HLB15.3(グリフィン法*2)、花王株式会社、エマルゲン120
・E707:ポリオキシエチレンアルキルエーテル、オキシエチレン基の平均付加モル数7、HLB12.1(グリフィン法*2)、花王株式会社、エマルゲン707
(b2)成分
・エマール20C:ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム、オキシエチレン基の平均付加モル数3、HLB13.4(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、エマール20C
・ネオペレックスG-25:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、HLB11.6(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、ネオペレックスG-25
・エマール20C:ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム、オキシエチレン基の平均付加モル数3、HLB13.4(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、エマール20C
・ネオペレックスG-25:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、HLB11.6(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、ネオペレックスG-25
(b’)成分((b)成分の比較成分)
・コータミン60W:セチルトリメチルアンモニウムクロライド30%水溶液、HLB13.8(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、コータミン60W、表中添加量はセチルトリメチルアンモニウムクロライドとしての値
・コータミン60W:セチルトリメチルアンモニウムクロライド30%水溶液、HLB13.8(グリフィン法相当実測値*1)、花王株式会社、コータミン60W、表中添加量はセチルトリメチルアンモニウムクロライドとしての値
*1 グリフィン法相当実測値のHLBは、以下の方法で測定した。
グリフィンのHLB値が異なる複数のポリオキシエチレンラウリルエーテルを用意する。測定対象となる成分と水を用いて、界面活性剤濃度が5質量%の組成物を調製し、界面活性剤のモル濃度(mmol/kg)を算出する。
水とポリオキシエチレンラウリルエーテル(所定のHLBのもの)とを混合し、ポリオキシエチレンラウリルエーテルの濃度が前述の界面活性剤のモル濃度と同じである前駆試料を調製する。
前駆試料に、油(平均炭素数16のイソパラフィン)2g及び溶剤(ブチルジグリコール)5gを添加して標準試料とし、標準試料に、相変化プローブ(2-エチルヘキシルジグリコール)を添加して標準試料の相構造が変化するまでに必要な相変化用プローブの量を定量する。この定量を、HLB値が異なる複数のポリオキシエチレンラウリルエーテルについて同一条件下で行い、複数の定量値を取得し、当該定量値と、当該定量値を与えるポリオキシエチレンラウリルエーテルのHLB値とから検量線を作成する。
測定対象となる成分と水で得られた界面活性剤組成物に、油(平均炭素数16のイソパラフィン)2g及び溶剤(ブチルジグリコール)5gを加えて測定試料とする。
測定試料に、相変化プローブ(2-エチルヘキシルジグリコール)を添加し、測定試料の相構造が変化するまでに必要な相変化用プローブの量を定量する。
測定試料についての相変化用プローブの定量値を検量線にあてはめ、対応する検量線のHLBの値を、測定対象となる成分のグリフィン法相当実測値のHLBとする。
*2 グリフィン法に基づくHLBは、オキシエチレン基の平均付加モル数を用いた計算値である。
グリフィンのHLB値が異なる複数のポリオキシエチレンラウリルエーテルを用意する。測定対象となる成分と水を用いて、界面活性剤濃度が5質量%の組成物を調製し、界面活性剤のモル濃度(mmol/kg)を算出する。
水とポリオキシエチレンラウリルエーテル(所定のHLBのもの)とを混合し、ポリオキシエチレンラウリルエーテルの濃度が前述の界面活性剤のモル濃度と同じである前駆試料を調製する。
前駆試料に、油(平均炭素数16のイソパラフィン)2g及び溶剤(ブチルジグリコール)5gを添加して標準試料とし、標準試料に、相変化プローブ(2-エチルヘキシルジグリコール)を添加して標準試料の相構造が変化するまでに必要な相変化用プローブの量を定量する。この定量を、HLB値が異なる複数のポリオキシエチレンラウリルエーテルについて同一条件下で行い、複数の定量値を取得し、当該定量値と、当該定量値を与えるポリオキシエチレンラウリルエーテルのHLB値とから検量線を作成する。
測定対象となる成分と水で得られた界面活性剤組成物に、油(平均炭素数16のイソパラフィン)2g及び溶剤(ブチルジグリコール)5gを加えて測定試料とする。
測定試料に、相変化プローブ(2-エチルヘキシルジグリコール)を添加し、測定試料の相構造が変化するまでに必要な相変化用プローブの量を定量する。
測定試料についての相変化用プローブの定量値を検量線にあてはめ、対応する検量線のHLBの値を、測定対象となる成分のグリフィン法相当実測値のHLBとする。
*2 グリフィン法に基づくHLBは、オキシエチレン基の平均付加モル数を用いた計算値である。
(c)成分
・GE-EH:2-エチルヘキシルモノグリセリルエーテル
・BDG:ブチルジグリコール
・PPG-1000:ポリプロピレングリコール、重量平均分子量1000
・GE-EH:2-エチルヘキシルモノグリセリルエーテル
・BDG:ブチルジグリコール
・PPG-1000:ポリプロピレングリコール、重量平均分子量1000
(d)成分
・アミド型非イオン界面活性剤:花王株式会社、アミノーンPK-02S、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド
・ベタイン型界面活性剤:花王株式会社、アンヒトール20HD、ラウリルヒドロキシスルホベタイン
・アミド型非イオン界面活性剤:花王株式会社、アミノーンPK-02S、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド
・ベタイン型界面活性剤:花王株式会社、アンヒトール20HD、ラウリルヒドロキシスルホベタイン
<洗浄泡の持続性>
陶器皿(直径23cm)に油汚れ(牛脂/ナタネ油=1/1、質量比)を1g塗布した。油汚れの塗布後、陶器皿を25℃で2時間放置し、評価用汚染皿とした。評価用汚染皿は、複数用意した。
スポンジ(キクロン株式会社製)に、硬質物品用洗浄剤組成物1g、水道水(30℃)30gを含浸させ、数回揉み込んで泡立たせた後、評価用汚染皿を洗浄した。洗浄後、指で触ったときにべとつきが無い状態を洗浄の完了とした。洗浄の完了後、スポンジは替えず(新たな組成物も含浸させない)に、再度泡立たせたて、新たな評価用汚染皿を洗浄し、洗浄が完了できなくなるまで、洗浄を繰り返した。起泡を伴って洗浄を完了できた評価用汚染皿の枚数で洗浄泡の持続性を評価した。
陶器皿(直径23cm)に油汚れ(牛脂/ナタネ油=1/1、質量比)を1g塗布した。油汚れの塗布後、陶器皿を25℃で2時間放置し、評価用汚染皿とした。評価用汚染皿は、複数用意した。
スポンジ(キクロン株式会社製)に、硬質物品用洗浄剤組成物1g、水道水(30℃)30gを含浸させ、数回揉み込んで泡立たせた後、評価用汚染皿を洗浄した。洗浄後、指で触ったときにべとつきが無い状態を洗浄の完了とした。洗浄の完了後、スポンジは替えず(新たな組成物も含浸させない)に、再度泡立たせたて、新たな評価用汚染皿を洗浄し、洗浄が完了できなくなるまで、洗浄を繰り返した。起泡を伴って洗浄を完了できた評価用汚染皿の枚数で洗浄泡の持続性を評価した。
<配合例>
表4に、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物の配合例を示す。
表4に、本発明の硬質物品用洗浄剤組成物の配合例を示す。
Claims (9)
- 下記(a)成分、下記(b)成分及び下記(c)成分を含有する硬質物品用洗浄剤組成物であって、
(a)成分の含有量と(c)成分の含有量との質量比である(a)/(c)が0.40以上5.0以下であり、
任意に、(d)ベタイン型界面活性剤及びアミド型非イオン界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤〔以下、(d)成分という〕を含有し、(d)成分の含有量が、組成物中の界面活性剤総量に対して10質量%未満である、
硬質物品用洗浄剤組成物。
(a)成分:炭素数6以上20以下のアルキル基又はアルケニル基を有し、オキシアルキレン基の平均付加モル数が1以上5以下である、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルアミン
(b)成分:非イオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤から選ばれる一種以上の界面活性剤(但し、(a)成分及びアミド型非イオン界面活性剤を除く)
(c)成分:溶剤 - (a)成分の含有量と(b)成分の含有量との質量比である(a)/(b)が0.01以上3以下である、請求項1に記載の硬質物品洗浄剤組成物。
- 20℃のpHが5以上11以下である、請求項1又2に記載の硬質物品用洗浄剤組成物。
- (c)成分が、グリセリルエーテル、グリコールエーテル及びポリプロピレングリコールから選ばれる一種以上の溶剤である、請求項1~3の何れか1項に記載の硬質物品用洗浄剤組成物。
- (a)成分を0.01質量%以上30質量%以下含有する、請求項1~4の何れか1項に記載の硬質物品用洗浄剤組成物。
- 請求項1~5の何れか1項記載の硬質物品用洗浄剤組成物を汚れの付着している硬質物品に接触させる、硬質物品の洗浄方法。
- 前記硬質物品用洗浄剤組成物を起泡させて硬質物品に接触させる、請求項6に記載の硬質物品の洗浄方法。
- 前記硬質物品用洗浄剤組成物を、スポンジで起泡させて又は泡形成機構を備えたスプレイヤーで起泡させて、硬質物品に接触させる、請求項7に記載硬質物品の洗浄方法。
- 硬質物品が食器である、請求項6~8の何れか1項記載の硬質物品の洗浄方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021072743 | 2021-04-22 | ||
JP2021072743 | 2021-04-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022167847A true JP2022167847A (ja) | 2022-11-04 |
Family
ID=83852184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022070097A Pending JP2022167847A (ja) | 2021-04-22 | 2022-04-21 | 硬質物品用洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022167847A (ja) |
-
2022
- 2022-04-21 JP JP2022070097A patent/JP2022167847A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6836459B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP6903405B2 (ja) | 食器の洗浄方法 | |
JP6713348B2 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
JP6644639B2 (ja) | 食器用液体洗浄剤組成物 | |
JP7297537B2 (ja) | 食器及び/又は台所周りの硬質物品用液体洗浄剤組成物 | |
JP6644638B2 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
WO2022225016A1 (ja) | 硬質物品用洗浄剤組成物 | |
JP6771952B2 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
CN109070150B (zh) | 硬质表面的清洗方法 | |
WO2017110773A1 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
JP2006193602A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP7336880B2 (ja) | 食器及び/又は台所周りの硬質物品用液体洗浄剤組成物 | |
JP6707294B2 (ja) | 硬質表面の洗浄方法 | |
JP2019104855A (ja) | 食器及び/又は台所周りの硬質物品の洗浄方法 | |
JP2018135489A (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
JP7086585B2 (ja) | 食器及び/又は台所周りの硬質物品の洗浄方法 | |
JP7086584B2 (ja) | 食器及び/又は台所周りの硬質物品の洗浄方法 | |
JP2022167847A (ja) | 硬質物品用洗浄剤組成物 | |
JP2022167846A (ja) | 硬質物品用洗浄剤組成物 | |
JP7209526B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP7199863B2 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
WO2019078179A1 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
WO2023120236A1 (ja) | 硬質物品用洗浄剤組成物 | |
WO2023120235A1 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
WO2019004014A1 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 |