JP2004217908A - 食器洗い用スプレー式洗浄剤製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】 洗浄対象物表面の汚れを液滴又は泡状で覆うように付着させることにより、優れた洗浄力を発揮することができる食器洗い用スプレー式洗浄剤製品を提供する。
【解決手段】 (a)成分のアニオン界面活性剤と、(b)成分の半極性界面活性剤、(c)成分のエタノール0.1〜20質量%とを含有し、(a)及び(b)を含む界面活性剤の合計が3〜20質量%であり、質量比(a):(b)が2:1〜20:1である液体組成物を液滴状又は泡状に変換し、吐出させる容器に充填したことを特徴とする食器洗い用スプレー式洗浄剤製品。また、本発明の食器洗い用スプレー式洗浄剤製品は、上記組成物を、(1)被洗物に直接スプレーすることにより、水ですすぐだけで被洗物に付着した汚れが落ちることを訴求したこと、または、(2)固着汚れ被洗物に直接スプレーし、擦り洗いにより付着した汚れが落ちることを訴求したものであってもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】 (a)成分のアニオン界面活性剤と、(b)成分の半極性界面活性剤、(c)成分のエタノール0.1〜20質量%とを含有し、(a)及び(b)を含む界面活性剤の合計が3〜20質量%であり、質量比(a):(b)が2:1〜20:1である液体組成物を液滴状又は泡状に変換し、吐出させる容器に充填したことを特徴とする食器洗い用スプレー式洗浄剤製品。また、本発明の食器洗い用スプレー式洗浄剤製品は、上記組成物を、(1)被洗物に直接スプレーすることにより、水ですすぐだけで被洗物に付着した汚れが落ちることを訴求したこと、または、(2)固着汚れ被洗物に直接スプレーし、擦り洗いにより付着した汚れが落ちることを訴求したものであってもよい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、洗浄対象物表面の汚れを液滴又は泡状で覆うように液体洗浄剤を付着させることにより、優れた洗浄力を発揮することができる食器洗い用スプレー式洗浄剤製品に関する。
従来において、一般家庭などでの食器の洗浄は、水を含ませたスポンジに洗剤をとり、それを揉んで泡を立ててから、被洗物に塗りひろげるように洗浄剤を付着させ、擦り洗いをする方法、あるいは、たらいやシンク等に水をはり洗剤を薄めて、その中で被洗物を擦り洗いする方法がとられている。
しかしながら、このような洗浄方法では、皿等を洗い続けることで、スポンジ中の水等で液が薄められ洗浄力が減少していくという課題を有し、また、洗浄する作業が多いため、効率が悪く、疲労感も大きいのが現状である。
一方、界面活性剤0.01〜1.0質量%、エタノール0.02〜30質量%と、泡改質剤、その他の有効成分等を含有したポンプ式フォーマーに適用される薬液の組成物(例えば、特許文献1参照)、プラスチック等の硬質表面用のスプレー容器に入れられる洗浄剤組成物であって、アミンオキサイド系界面活性剤を含有し、有機溶剤を実質的に含有しないものであって、洗浄剤組成物/油/硬質表面の3相の接触角等の関係を特定の式で規定した硬質表面用洗浄剤組成物(例えば、特許文献2参照)が知られている。また、変性油汚れの除去を目的とした高活性剤濃度でかつ水溶性溶剤を含有することを特徴とした洗浄剤組成物(例えば、特許文献3参照)が知られている。
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載される洗浄剤組成物は、食器洗い用ではなく、しかも、未だ洗浄力が不充分であり、使用性に劣るという課題がある。また、特許文献3は、被洗物対象を変性油としているため、一般的な食品由来の油汚れに対する洗浄力が不足しているという課題がある。
本発明は、上記従来技術等の課題に鑑み、これを解消しようとするものであり、トリガー式スプレー器等の吐出装置を備えた吐出容器に台所用の洗浄剤を収容し、この吐出装置を用いて、洗浄剤を直接被洗物に噴霧後、放置しておけば、すすぐだけで又は軽い擦り労力で通常の洗浄と同等以上の洗浄力が得られると共に、使用性に優れた食器洗い用スプレー式洗浄剤製品を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来の課題等について、鋭意検討した結果、界面活性剤及びエタノールを各特定量含有せしめると共に、更に特定の界面活性剤とを含有する液体組成物を液滴状又は泡状に変換し、吐出させる容器に充填することにより、または、液体洗浄剤を特定の手段で被洗物に直接スプレーし、被洗物に付着した汚れを特定の手段で落とすことにより、上記目的の食器洗い用スプレー式洗浄剤製品が得られることを見い出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(3)に存する。
(1)下記(a)〜(c)を含有し、(a)及び(b)を含む界面活性剤の合計が3〜20質量%であり、質量比(a):(b)が2:1〜20:1である液体洗浄剤組成物を液滴状または泡状に変換し、吐出させる容器に充填したことを特徴とする食器洗い用スプレー式洗浄剤製品。
(a)アニオン界面活性剤
(b)半極性界面活性剤
(c)エタノール0.1〜20質量%
(2)液体洗浄剤を液滴状又は泡状に変換して、被洗物に直接スプレーすることにより、水ですすぐだけで被洗物に付着した汚れが落ちることを訴求したことを特徴とする上記(1)に記載の食器洗い用スプレー式洗浄剤製品。
(3)液体洗浄剤を液滴状又は泡状に変換して、固着汚れ被洗物に直接スプレーし、擦り洗いにより付着した汚れが落ちることを訴求したことを特徴とする上記(1)に記載の食器洗い用スプレー式洗浄剤製品。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(3)に存する。
(1)下記(a)〜(c)を含有し、(a)及び(b)を含む界面活性剤の合計が3〜20質量%であり、質量比(a):(b)が2:1〜20:1である液体洗浄剤組成物を液滴状または泡状に変換し、吐出させる容器に充填したことを特徴とする食器洗い用スプレー式洗浄剤製品。
(a)アニオン界面活性剤
(b)半極性界面活性剤
(c)エタノール0.1〜20質量%
(2)液体洗浄剤を液滴状又は泡状に変換して、被洗物に直接スプレーすることにより、水ですすぐだけで被洗物に付着した汚れが落ちることを訴求したことを特徴とする上記(1)に記載の食器洗い用スプレー式洗浄剤製品。
(3)液体洗浄剤を液滴状又は泡状に変換して、固着汚れ被洗物に直接スプレーし、擦り洗いにより付着した汚れが落ちることを訴求したことを特徴とする上記(1)に記載の食器洗い用スプレー式洗浄剤製品。
本発明によれば、トリガー式スプレー器等の吐出装置を備えた容器に上記組成物を収容し、この吐出装置を用いて、洗浄剤を液滴状又は泡状として直接被洗物に噴霧後、放置しておけば、すすぐだけで又は軽い擦り労力で通常の洗浄と同等以上の洗浄力が得られると共に、使用性に優れた食器洗い用スプレー式洗浄剤製品が提供される。
以下に、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
本発明の食器洗い用スプレー式洗浄剤製品は、下記(a)〜(c)を含有し、(a)及び(b)を含む界面活性剤の合計が3〜20質量%であり、質量比(a):(b)が2:1〜20:1である液体洗浄剤組成物を液滴状または泡状に変換し、吐出させる容器に充填したことを特徴とするものである。
(a)アニオン界面活性剤
(b)半極性界面活性剤
(c)エタノール0.1〜20質量%
本発明の食器洗い用スプレー式洗浄剤製品は、下記(a)〜(c)を含有し、(a)及び(b)を含む界面活性剤の合計が3〜20質量%であり、質量比(a):(b)が2:1〜20:1である液体洗浄剤組成物を液滴状または泡状に変換し、吐出させる容器に充填したことを特徴とするものである。
(a)アニオン界面活性剤
(b)半極性界面活性剤
(c)エタノール0.1〜20質量%
本発明に用いる(a)成分のアニオン界面活性剤としては、特に限定されないが、例えばアルキルまたはアルケニル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルまたはアルケニル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテルカルボン酸塩、αスルホ脂肪酸誘導体、αオレフィンスルホン酸塩、αスルホ脂肪酸アルキルエステル塩、スルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル塩、天然脂肪酸石鹸、アミドエーテルカルボン酸、アミノ酸系アニオン活性剤等が挙げられ、これらは、単独で或いは2種以上組み合わせて含有することができる。
好ましくは、アルキルまたはアルケニル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルまたはアルケニル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、αオレフィンスルホン酸塩である。
これらの(a)成分の含有量は、組成物全量に対して、好ましくは、3〜15質量%であることが望ましい。
好ましくは、アルキルまたはアルケニル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルまたはアルケニル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、αオレフィンスルホン酸塩である。
これらの(a)成分の含有量は、組成物全量に対して、好ましくは、3〜15質量%であることが望ましい。
本発明に用いる(b)成分の半極性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミンオキシド、アルキルアミドアミンオキシド、アルキルヒドロキシアミンオキシド等が挙げられ、これらは、単独で或いは2種以上組み合わせて含有することができる。
これらの(b)成分の含有量は、組成物全量に対して、下限値は、好ましくは0.1質量%、さらに好ましくは0.5質量%であり、上限値は、好ましくは5質量%以下、さらに好ましくは3質量%以下である。
この(b)成分の含有量が0.1質量%未満であると、汚れへの浸透力が弱く、また、5質量%を超える場合は、泡の広がりを満足することができず、好ましくない。
これらの(b)成分の含有量は、組成物全量に対して、下限値は、好ましくは0.1質量%、さらに好ましくは0.5質量%であり、上限値は、好ましくは5質量%以下、さらに好ましくは3質量%以下である。
この(b)成分の含有量が0.1質量%未満であると、汚れへの浸透力が弱く、また、5質量%を超える場合は、泡の広がりを満足することができず、好ましくない。
本発明に用いるその他の界面活性剤としては、台所等の食器洗いに用いられる界面活性剤であって、本発明の効果を損なわないものであれば特に限定されるものではなく、例えば、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤などの界面活性剤が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、カルボキシベタイン、アミノカルボン酸塩、アルキルスルホベタイン、ヒドロキシアルキルスルホベタイン、アルキルイミダゾリニウムベタイン、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタンエステル、ソルビタンエステル、ソルビトールエステル、蔗糖脂肪酸エステル、メチルグルコシドエステル、メチルマンノシドエステル、エチルグルコシドエステル、N−メチルグルカミド、環状N−メチルグルカミド、アルキルグルコシド、アルキルポリグルコシド、アルキルグリセリルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアシルエステル、脂肪酸グリコシドエステル、脂肪酸メチルグリコシドエステル、アルキルメチルグルカミド等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩酸塩や第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
これらの界面活性剤は、単独で或いは2種以上組み合わせて含有することができる。
両性界面活性剤としては、例えば、カルボキシベタイン、アミノカルボン酸塩、アルキルスルホベタイン、ヒドロキシアルキルスルホベタイン、アルキルイミダゾリニウムベタイン、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタンエステル、ソルビタンエステル、ソルビトールエステル、蔗糖脂肪酸エステル、メチルグルコシドエステル、メチルマンノシドエステル、エチルグルコシドエステル、N−メチルグルカミド、環状N−メチルグルカミド、アルキルグルコシド、アルキルポリグルコシド、アルキルグリセリルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアシルエステル、脂肪酸グリコシドエステル、脂肪酸メチルグリコシドエステル、アルキルメチルグルカミド等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩酸塩や第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
これらの界面活性剤は、単独で或いは2種以上組み合わせて含有することができる。
これらの界面活性剤の合計量は、(a)成分及び(b)成分とその他の界面活性剤の合計含有量であり、液体組成物全量(以下、単に「組成物全量」という)に対して、3〜20質量%とすることが必要であり、好ましくは5〜20質量%である。
界面活性剤の合計量が3質量%未満であると、泡の広がり、洗浄力等を満足することができず、また、20質量%を超える場合は、泡の広がり等を満足することができないこととなる。
界面活性剤の合計量が3質量%未満であると、泡の広がり、洗浄力等を満足することができず、また、20質量%を超える場合は、泡の広がり等を満足することができないこととなる。
また、上記(a)成分と(b)成分の質量比は、(a):(b)=2:1〜20:1であることが必要があり、2:1超過では泡の広がり等を満足することができず、20超過:1を超えると洗浄力等を満足することができない。
本発明に用いる(c)成分のエタノールは、発酵法、合成法など製造法によらず任意に用いることができる。
これらの(c)成分の含有量は、組成物全量に対して、0.1〜20質量%とすることが必要であり、下限値が好ましくは0.5質量%であり、上限値が好ましくは10質量%である。
この(c)成分の含有量が0.1質量%未満の場合は泡の広がり等を満足することができず、20質量%を超える場合は、吐出時の泡立ち等を満足することができず、好ましくない。
これらの(c)成分の含有量は、組成物全量に対して、0.1〜20質量%とすることが必要であり、下限値が好ましくは0.5質量%であり、上限値が好ましくは10質量%である。
この(c)成分の含有量が0.1質量%未満の場合は泡の広がり等を満足することができず、20質量%を超える場合は、吐出時の泡立ち等を満足することができず、好ましくない。
本発明の液体組成物には、上記(a)〜(c)成分の他、更に、従来から使用されてきたその他の添加成分(任意成分)を本発明の効果を損なわない範囲で任意に組み合わせて含有してもよい。
含有可能な好ましい添加成分としては、例えば、グリコール酸、クエン酸、エチレンジアミンテトラアセテート等の金属キレート剤、マグネシウム塩やカルシウム塩等の無機塩、エタノール以外の低級アルコールやプロピレングリコール等の液体溶剤、ジブチルヒドロキシトルエン、アスコルビン酸等の酸化防止剤、芳香族カルボン酸、芳香族スルホン酸などの液性調整剤、硫酸亜鉛、ポリリジン等の殺菌剤、天然多糖類や粘土鉱物等の粘度調整剤、着色剤、消臭剤、植物抽出物、酵素等の薬効成分、香料、香料用溶剤、香料安定化剤などの通常用いられる物質が挙げられる。また、溶媒として通常は水(精製水、イオン交換水、純水等)が使用される。
含有可能な好ましい添加成分としては、例えば、グリコール酸、クエン酸、エチレンジアミンテトラアセテート等の金属キレート剤、マグネシウム塩やカルシウム塩等の無機塩、エタノール以外の低級アルコールやプロピレングリコール等の液体溶剤、ジブチルヒドロキシトルエン、アスコルビン酸等の酸化防止剤、芳香族カルボン酸、芳香族スルホン酸などの液性調整剤、硫酸亜鉛、ポリリジン等の殺菌剤、天然多糖類や粘土鉱物等の粘度調整剤、着色剤、消臭剤、植物抽出物、酵素等の薬効成分、香料、香料用溶剤、香料安定化剤などの通常用いられる物質が挙げられる。また、溶媒として通常は水(精製水、イオン交換水、純水等)が使用される。
また、本発明の液体組成物のpHは、洗浄力、安全性の点等から下限値は好ましくは5、さらに好ましくは6であり、上限値は9、さらに好ましくは8である。
更に、本発明の液体組成物の25℃における粘度は、吐出性の面から好ましくは1〜100mPa・s、より好ましくは1〜50mPa・s、さらに好ましくは1〜30mPa・sである。
更に、本発明の液体組成物の25℃における粘度は、吐出性の面から好ましくは1〜100mPa・s、より好ましくは1〜50mPa・s、さらに好ましくは1〜30mPa・sである。
本発明の液体組成物を吐出させる容器としては、上記組成の液体組成物を液滴状又は泡状に変換して、吐出させる吐出装置を備えたものであって、該吐出装置にピストン・シリンダー等の慴動部あるいはポンプハウジングに対する通液体等の嵌合部を有するものであれば特に制限なく使用される。
具体的な例としては、図1及び2に示すような、上記容器本体内2内に収納された例えば、上記組成の液体組成物を、トリガー6を引いてピストン7、シリンダー8を作動させて吐出するトリガー式スプレー器を備えた吐出容器1が使用される。
具体的な例としては、図1及び2に示すような、上記容器本体内2内に収納された例えば、上記組成の液体組成物を、トリガー6を引いてピストン7、シリンダー8を作動させて吐出するトリガー式スプレー器を備えた吐出容器1が使用される。
この形態に係る泡吐出容器1を詳述すれば、図1に示すように、トリガー式スプレー器であって、噴霧される液体組成物が収容された容器2の口元部2aにディスペンサー3がキャップ4により装着されている。
前記ディスペンサー3の前方端部にはノズル5が設けられ、該ノズル5の後方にはトリガー6が前記キャップ4との間に隙間を有した状態で揺動自在に設けられている。前記トリガー6に隣接してピストン7およびシリンダ8が配置され、前記トリガー6を揺動させることにより、該トリガー6に連動してピストン7がシリンダ8内で前進・後退動作する。これにより、シリンダ室8a内の容積が減少・増大するようにされている。
前記ディスペンサー3の前方端部にはノズル5が設けられ、該ノズル5の後方にはトリガー6が前記キャップ4との間に隙間を有した状態で揺動自在に設けられている。前記トリガー6に隣接してピストン7およびシリンダ8が配置され、前記トリガー6を揺動させることにより、該トリガー6に連動してピストン7がシリンダ8内で前進・後退動作する。これにより、シリンダ室8a内の容積が減少・増大するようにされている。
前記ディスペンサー3の構成は、前記シリンダ室8aに隣接して、バルブ部9が設けられ、このバルブ部9は下部ではステンレスのボール10が座面9aに載置した下部バルブを有し、この座面9aの下方には容器2内から液をディスペンサー3に流通させるディップチューブ11が接続されている。また、バルブ部9の上部ではシリンダ室8aへの通路孔12と、通常弁体13aが座面9bに付勢力により押し付けられ、かつ、バルブ部9の内圧が一定以上になると弁体13aが座面9bから離れて開く上部バルブ13と、ディスペンサー3先端部のノズル5に亘るノズル通路5aとが形成されている。弁体13aの下部はボール10近傍に延びていて、ボール10を一定範囲で動作させる規制部材になっている。
前記ノズル5は、中央に液滴が噴射される噴射孔20が形成され、該噴射孔20の周囲に略円筒形状の液滴状又は泡状に変換する液滴・泡化筒部材21が回動自在に装着されている。
図2(a)は、閉止状態、(b)は泡状となる状態、(c)は液滴状となる状態を示す各概略説明図である。
この泡吐出容器1による噴霧等の操作は、図1に示すように、容器2内の液は、ピストン7の図中の左方向への動きにより、ディップチューブ11内を通り(吸い上がり)、ボール10を押し上げて通路孔12を通ってシリンダ室8a内に吸入される。次に、ピストン7の図中の右方向への動きにより、前記シリンダ室8aに吸入されていた液は、ボール10を座面9aに押し付け、弁体13aを上向きに押し上げることにより、通路5aを通ってノズル5より噴出される。
前記液滴・泡化筒部材21の回動(切り替え操作)により、図2(b)では、噴射孔20の両側に形成したスリットから空気が取り込まれて空気と混合して泡状となり、図2(c)では、切り替え操作)により、液滴状(霧状)となるものである。
なお、図中の符号5aはスピンエレメントであり、該スピンエレメントによって、内溶液が噴射孔20から噴射される時に噴射液に回転がかけられて、前方に直線的に飛び出す液滴は少なくされている。
図2(a)は、閉止状態、(b)は泡状となる状態、(c)は液滴状となる状態を示す各概略説明図である。
この泡吐出容器1による噴霧等の操作は、図1に示すように、容器2内の液は、ピストン7の図中の左方向への動きにより、ディップチューブ11内を通り(吸い上がり)、ボール10を押し上げて通路孔12を通ってシリンダ室8a内に吸入される。次に、ピストン7の図中の右方向への動きにより、前記シリンダ室8aに吸入されていた液は、ボール10を座面9aに押し付け、弁体13aを上向きに押し上げることにより、通路5aを通ってノズル5より噴出される。
前記液滴・泡化筒部材21の回動(切り替え操作)により、図2(b)では、噴射孔20の両側に形成したスリットから空気が取り込まれて空気と混合して泡状となり、図2(c)では、切り替え操作)により、液滴状(霧状)となるものである。
なお、図中の符号5aはスピンエレメントであり、該スピンエレメントによって、内溶液が噴射孔20から噴射される時に噴射液に回転がかけられて、前方に直線的に飛び出す液滴は少なくされている。
このように構成される本発明の食器洗い用スプレー式洗浄剤製品は、上記(a)成分のアニオン界面活性剤と、(b)成分の半極性界面活性剤、(c)成分のエタノール0.1〜20質量%とを含有し、(a)及び(b)を含む界面活性剤の合計が3〜20質量%であり、質量比(a):(b)が2:1〜20:1である液体組成物を液滴状又は泡状に変換し、吐出させる容器、例えば、図1に示される該吐出容器により、洗浄対象物表面の汚れを液滴又は泡状で直接噴霧して均一に覆うことで、希釈されず、汚れに浸透し高い洗浄力を発揮できることとなり、また、従来の作業が減るため、時間短縮、手首の疲労感が、軽減できることとなる。
また、本発明では、特に、半極性活性剤とエタノールを上記各所定量含有することにより、有効な界面張力低下と減粘性をもたらした結果、吐出容器によって吐出された泡が被洗物上の汚れを包み込むように覆うことができるので、上記の効果をもたらすことができるものである。
また、本発明では、特に、半極性活性剤とエタノールを上記各所定量含有することにより、有効な界面張力低下と減粘性をもたらした結果、吐出容器によって吐出された泡が被洗物上の汚れを包み込むように覆うことができるので、上記の効果をもたらすことができるものである。
また、本発明では、皿上に付着しているサラダ油、バターなどの調理あるいは食事をした直後の汚れに、上記組成の液体組成物等を直接泡状にして吐出させることにより油を包みこむことで、数分から十分程度で、一般家庭の流水ですすぐだけで汚れを落とすことができる。また、牛脂などのきつい汚れや、調理や食事をした後放置した汚れに対しても、本組成を直接泡状にしてかけることにより、徐々に汚れに浸透する。その結果、油分が改質されるため、スポンジ等の用具を用い軽く擦り洗いすることにより汚れを落とすことができる。
次に、実施例及び比較例により本発明を更に詳細に説明する。なお、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜6及び比較例1〜7)
下記表1に示す配合組成により、食器洗い用の洗浄剤となる各液体組成物(全量100質量%)を調製した。
得られた各液体組成物について、下記の試験方法により、粘度、吐出性及び洗浄力について評価した。
これらの結果を下記表1に示す。
下記表1に示す配合組成により、食器洗い用の洗浄剤となる各液体組成物(全量100質量%)を調製した。
得られた各液体組成物について、下記の試験方法により、粘度、吐出性及び洗浄力について評価した。
これらの結果を下記表1に示す。
(粘度の測定方法)
25℃に調製された洗浄剤を、BL型粘度計(TOKIMEC社製、PVL−B2)を用い、回転数60rpm、2番ローターにて1分後の値(粘度:mPa・s)を測定した。
25℃に調製された洗浄剤を、BL型粘度計(TOKIMEC社製、PVL−B2)を用い、回転数60rpm、2番ローターにて1分後の値(粘度:mPa・s)を測定した。
(吐出性の評価法)
図1及び図2(b)に準拠するトリガー式スプレー器を用い、距離が20cmになる位置から直径約20cmの陶器皿にスプレーした時の吐出性を下記の評価基準に従って目視評価した。
評価基準:
◎:細かい気泡を有した液が真円状に均一に付着している。
○:細かい気泡を有した液がほぼ真円状に概ね均一に付着している。
×:粗い気泡を有した液が真円状またはほぼ真円状または歪な円状に付着している。又は細かい気泡を有した液が歪な円状に斑に付着している。
図1及び図2(b)に準拠するトリガー式スプレー器を用い、距離が20cmになる位置から直径約20cmの陶器皿にスプレーした時の吐出性を下記の評価基準に従って目視評価した。
評価基準:
◎:細かい気泡を有した液が真円状に均一に付着している。
○:細かい気泡を有した液がほぼ真円状に概ね均一に付着している。
×:粗い気泡を有した液が真円状またはほぼ真円状または歪な円状に付着している。又は細かい気泡を有した液が歪な円状に斑に付着している。
(洗浄力の評価法)
バター1gを均等に塗った直径約20cmの陶器皿を被洗物として、上記吐出性の評価と同様の条件で洗浄液を3ml噴出し10分放置後、水温25℃、200ml/秒の流水で10秒すすぎ、汚垢の落ち具合を手で触れて、下記評価基準で評価した。
評価基準:
◎:皿に汚垢が残っていない。
○:皿に汚垢がわずかに残っている。
×:皿に汚垢が残っている。
バター1gを均等に塗った直径約20cmの陶器皿を被洗物として、上記吐出性の評価と同様の条件で洗浄液を3ml噴出し10分放置後、水温25℃、200ml/秒の流水で10秒すすぎ、汚垢の落ち具合を手で触れて、下記評価基準で評価した。
評価基準:
◎:皿に汚垢が残っていない。
○:皿に汚垢がわずかに残っている。
×:皿に汚垢が残っている。
上記表1の結果から明らかなように、本発明の範囲となる実施例1〜6は、本発明の範囲外となる比較例1〜7に較べて、吐出性及び洗浄力に優れていることが判った。
1 吐出容器
2 容器
2a 口元部
3 ディスペンサー
4 キャップ
5 ノズル
5a 通路
6 トリガー
7 ピストン
8 シリンダー
8a シリンダ室
9 バルブ部
9a 座面
10 ステンレスボール
11 ディップチューブ
12 通路孔
13 上部バルブ
13a 弁体
20 噴射孔
21 液滴・泡化筒部材
2 容器
2a 口元部
3 ディスペンサー
4 キャップ
5 ノズル
5a 通路
6 トリガー
7 ピストン
8 シリンダー
8a シリンダ室
9 バルブ部
9a 座面
10 ステンレスボール
11 ディップチューブ
12 通路孔
13 上部バルブ
13a 弁体
20 噴射孔
21 液滴・泡化筒部材
Claims (3)
- 下記(a)〜(c)を含有し、(a)及び(b)を含む界面活性剤の合計が3〜20質量%であり、質量比(a):(b)が2:1〜20:1である液体洗浄剤組成物を液滴状または泡状に変換し、吐出させる容器に充填したことを特徴とする食器洗い用スプレー式洗浄剤製品。
(a)アニオン界面活性剤
(b)半極性界面活性剤
(c)エタノール0.1〜20質量% - 液体洗浄剤を液滴状又は泡状に変換して、被洗物に直接スプレーすることにより、水ですすぐだけで被洗物に付着した汚れが落ちることを訴求したことを特徴とする請求項1に記載の食器洗い用スプレー式洗浄剤製品。
- 液体洗浄剤を液滴状又は泡状に変換して、固着汚れ被洗物に直接スプレーし、擦り洗いにより付着した汚れが落ちることを訴求したことを特徴とする請求項1に記載の食器洗い用スプレー式洗浄剤製品。
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