JPS6321027A - 食器洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は食器類を泡によって洗浄する食器洗浄方法に関
するものである。

（従来の技術） 従来の食器洗浄機は、洗浄槽の内底部に噴射体を回転可
能に設け、洗剤液を加圧ポンプにより加圧してこれを噴
射体から食器かご内に収容された食器類に向けて噴射す
る構造のものが一般的である。

（発明か解決しようとする問題点） しかしながら、上述のように洗剤液を食器類に当てて洗
浄する構成のものでは、食器かご内への食器の収容状態
によっては、他の食器の影に隠れて洗剤液が直接層たら
ない食器が存在することがあるため、洗いむらを生ずる
。また、噴射体からの洗剤液は、食器の他に洗浄槽の内
面にも当たるため、大きな騒音を発する等の種々の問題
がある。

そこで、本発明の目的は、洗いむらを生ずることなく、
均一に洗浄することができ、また洗浄槽の内面に洗剤液
が衝突するようなことがなく、大きな騒音を発すること
なく洗浄することができる食器洗浄方法を提供するにあ
る。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明の食器洗浄方法は、洗浄槽内に少はの洗剤液を貯
留し、この洗剤液を泡発生装置により発泡させつつその
泡を洗浄槽から排出することによって泡の流れを生成し
、この流動する泡により洗浄槽内に収容された食器類を
洗浄することを特徴とするものである。

（作用） 洗浄槽内で発生した泡は、食器類に接触しつつ流動する
。このとき、泡が食器類を擦るようになるため、一種の
擦り洗い作用によって食器類が洗浄される。また、泡が
食器類に接触して流動して行く際の、泡の破裂による衝
撃的な力によっても食器類に付着している汚れが落とさ
れる。

泡は食器類相互間に適当なる隙間がありさえすれば、そ
の隙間を通って流動するから、洗いむらを生ずる虞がな
い。

（実施例） 以下本発明の一実施例を第１図乃至第３図に基づいて説
明する。

第１図において、外箱１内には洗浄槽２が設けられ、こ
の洗浄？６２内には上部から出し入れ可能な食器かご３
が配設されている。上記洗浄槽２の底部には排水口４が
形成されて−いると共に、−側面の所定高さ位置には横
長の溢水口５が形成されており、排水口４は排水弁６を
介して排水管７に連結され、溢水口５は溢水管８を介し
て同じく排水管７に連結されている。また、洗浄槽２の
他の側面の上部には給水口９が形成され、この給水口９
には途中に電動式の給水弁１０を有した給水管１１が連
結されている。そして、給水管１１は図示しないホース
を介して水道の蛇口に接続されており、給水弁１０が通
電されて開放すると、洗浄槽２内への給水が行われる。

食器類を洗剤液で洗う洗い運転時には、洗浄槽２内への
給水水位は、前記食器かご３の下端よりもやや低い水位
（第１図に二点鎖線Ａで示す）に制御、即ち少水量に制
御され、食器かご３内に収容された食器類が洗剤液に浸
されないようになされる。この洗い運転時の水位制御は
水位スイッチ１２によって行われ、給水水位が上記Ａ水
位に達すると、後述の電気回路から明らかなように、水
位スイッチ１２により給水弁１０が断ＴＩ３．されて閉
動作するようになっている。尚、１３は洗浄槽２の上面
を開閉するための蓋で、これには乾燥時に洗浄槽２内の
湿り空気を排出するための排気口１４が設けられている
。

一方、洗浄槽２には、洗い運転時、少量貯留された洗剤
液を発泡させるための泡発生装置１５が設けられている
。この泡発生装置１５は、洗浄槽２の外底部に送気室１
６を形成し、この送気室１６と洗浄槽２内とを通気板１
７によって区画すると共に、通気室１６内にモータ１８
によってＵ転駆動されるファン１９を配設して成る。上
記通気板１７は、例えばセラミックにより形成されて、
無数の微細孔を有し、空気は通すが水は通さないように
溝底されている。従って、ファン１９が回転すると、外
気が送気室１６内に吸引され、通気板１′７を通して洗
浄槽２内の水中に供給される。

２０は洗浄槽２の内底部に配設したヒータで、これはす
すぎ後の食器類を乾燥させるためのもので、洗剤液で洗
う場合に、冬期等において水温がごく低い場合には通電
されてその水を加熱し洗剤□液の泡ｑちを良くする。

第２図の電気回路図において、２１はタイマー装置ｕで
、これはタイマーモータ２２及びこのタイマーモータ２
２により駆動される図示しないカム群によって第３図の
タイムチャートに示すように開閉するカムスイッチ２３
乃至２９を備えている。

３０は洗浄槽２の内底部の温度を検出しこれが所定の温
度以」二のとき接片ｃ−ａ間を閉成するように動作する
サーモスイッチ、３１は運転表示用のランプである。そ
して、これらタイマーモータ２２、カムスイッチ２３乃
至２９、サーモスイッチ３０及びランプ３１が前記排水
弁６、給水弁１０、水位スイッチ１２、モータ１８及び
ヒータ２０と共に第２図のように結線されている。

次に上記のように構成された食器洗浄機によって食器類
を洗浄するには、まず洗浄槽２から取出した食器かご３
内に茶碗、皿、箸等の食器類Ｂを収容する。そして、洗
浄槽２内に１回分の洗剤を投入し、その」二で食器かご
３を再び洗浄槽２内に収容して蓋１３を閉じる。この状
態で、タイマー装置２１をセット操作すると、まず給水
弁１０が通電されて開放し、洗浄槽２内への給水が行わ
れる。

洗浄槽２内の水位が第１図にＡで示す水位に達すると、
水位スイッチ１２が接片ｃ−ａ間開成から接片ｃ−ｂ間
開成に切替わるため、給水弁１０が断電されて給水を停
止すると共に、モータ１８が通電されてファン１９を回
転駆動し、これにて洗い運転が開始される。

即ち、ファン１９が回転すると、外気が送気室１６内に
吸引され且つ通気板１７を通して洗浄槽２内に少ハ溜め
られた水中に微細な気泡となって供給される。洗浄槽２
内の水は給水前に投入された洗剤を溶かし込んだ洗剤液
となっているため、上述のように気泡が供給されると発
泡し、その泡は洗剤液から次第に盛り」二がって食器類
Ｂ相互間の隙間を埋め尽くすようにして洗浄槽２内に充
満し、やがて溢水口５から溢れ出て溢水管８及び排水管
７を介して機外に排出される。このように洗い運転時に
は、洗浄槽２内に泡が充満し、且つ泡が洗浄槽２の内底
部から溢水口５に向かって流れるようになるため、その
泡が食器類に接触しながら流れる際に、一種の擦り洗い
作用によって食器類が洗浄される。また、泡が食器類を
通過する際に破裂すると、その破裂による衝撃的な力に
よっても食器類が洗浄される。

以上のような洗い運転が終了すると、排水弁６が通電さ
れて開放するため、洗浄槽２内に残っている洗剤液及び
泡の一部が排水口４から排出される。このυト水後、す
すぎに移行する。

すると、まず給水弁１０が通電されて開放し、洗浄槽２
への給水が行われる。そして、洗浄槽２内の水位がＡ水
位に達すると、モータ１８が通電されてファン１９を回
転駆動するため、前述したと同様にして洗浄槽２内の水
中に空気が供給され、以てすすぎ運転が行われる。この
すすぎ運転では、カムスイッチ２４が閉成していること
により、Ａ水位に達しても給水は停ｔせず、そのまま続
行されるので、洗浄槽２内の水位は次第に上昇し、その
水位が溢水口５に達すると、余分の水はこの溢水口５か
ら排出されるようになる。このようにすすぎ運転では、
洗浄槽２内の水位は略溢水口５と同一高さに維持される
ため、食器かご３内の食器類Ｂはその水中に没した状態
となる。そして、通気板１７から水中に供給された空気
は、微細な気泡となって水中を上昇し、その上昇する泡
が食器類Ｂに接触すること、上昇する泡によって水流が
生成されること等によって、前述したと同様にして該食
器類Ｂに付着している洗剤分がすすぎ落とされる。

このすすぎ運転後、前述したと同様の排水が実行され、
この後、乾燥運転に移行する。この乾燥運転では、ヒー
タ２０が通電されて洗浄槽２内の空気を加熱すると共に
、モータ１８が通電されてファン１９を回転駆動する。

この加熱空気によって食器類Ｂが乾燥され、湿り空気は
通気板１７からの空気供給にともなって排気口１４から
外部へと排出される。尚、この乾燥運転では、洗浄槽２
内の空気がサーモスイッチ３０の動作温度以上になった
ときにはタイマーモータ２２が駆動され、その動作１ｇ
度以下のときにはタイマーモータ２２が停止するため、
タイマー装置２１は上記動作？ｍ度以」二になっている
時間を積算し、これが所定の時間に達した時、乾燥運転
を終了するように構成されている。そして、この乾燥運
転の終了により、全運転を終了する。

このように洗い運転時、洗浄槽２内に泡の流れを生成し
、この流動する泡によって食器類Ｂを洗浄するようにし
た本実施例によれば、泡は食器類Ｂ相互間に適当な隙間
さえあれば、その食器類Ｂ相互間に侵入するので、洗い
むらを生ずることなく、全ての食器類Ｂを均一に洗うこ
とができる。

また、洗剤液を食器類已に噴射して洗う方式ではないの
で、噴射水が洗浄槽２の内面に衝突して大きな騒音を発
するという虞がなく、低騒音運転が可能になる。

しかも、洗剤液を噴射して洗う方式では、その噴射によ
って洗剤液が泡立つと良好に洗浄できないため、起泡性
のない高価な特殊洗剤を使用せねばならなかったが、本
実施例ではそのような特殊な洗剤を使用せずとも済む。

史に、食器洗浄機としては、洗浄槽２に送風機を主体と
する泡発生装置１５を設けることで済むので、洗剤ｌｆ
ｋを加圧して噴射する従来に比し、（，１４造が簡単と
なる。

次に第４図は本発明の他の実施例を示すもので、前記一
実施例とのＩ１１違は、泡発生装置の構成にある。即ち
、この実施例では、泡発生装置３２を、洗浄槽２の内底
部に配設したパルセータ３３によって構成し、このパル
セータ３３をモータ３４によって回転駆動するようにし
ている。

この実施例では、洗い運転時には、パルセータ３３の回
転によって、洗浄槽２内に少量貯留された洗剤液が泡立
てられるので、前記一実施例と同様にして食器類が洗わ
れる。また、すすぎ洗い時には、パルセータ３３の回転
により食器類を浸した水が攪拌されるので、その攪拌水
流によって食器類がすすがれる。

［発明の効果］ 以−に説明したように本発明の食器類の洗浄方法によれ
ば、洗浄槽内を流動する泡によって洗浄するので、洗い
むらを生ずることなく、食器類を均一に洗うことができ
、また従来の洗浄方法とは異なり、洗剤液が洗浄槽の内
面に勢い良く衝突することもないので、大きな騒音を発
する虞がない等の優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】 第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は食器洗浄機の縦断面図、第２図は電気回路図、第
３図はタイムチャートであり、第４図は本発明の他の実
施例を示す第１図相当図である。 図中、２は洗浄槽、４は排水口、５は溢水口、６は排水
弁、１０は給水弁、１２は水位スイッチ、１５は泡発生
装置、１７は通気板、１９はファン、２０はヒータ、３
２は泡発生装置、３３はパルセータである。 出願人　　株式会社　　東　　芝 第１図 第２図 第３図 １４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、洗浄槽内に少量の洗剤液を貯留し、この洗剤液を泡
   発生装置により発泡させつつその泡を洗浄槽から排出す
   ることによって泡の流れを生成し、この流動する泡によ
   り洗浄槽内に収容された食器類を洗浄することを特徴と
   する食器洗浄方法。