JPH09164107A - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機Info
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- JPH09164107A JPH09164107A JP32750095A JP32750095A JPH09164107A JP H09164107 A JPH09164107 A JP H09164107A JP 32750095 A JP32750095 A JP 32750095A JP 32750095 A JP32750095 A JP 32750095A JP H09164107 A JPH09164107 A JP H09164107A
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- JP
- Japan
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- water
- water supply
- supply pipe
- nozzle
- port
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本体の小形化をはかり、設置場所を限定しな
い使い勝手のよい食器洗浄機を得ること。また、洗浄水
の噴射密度、噴射水量、噴射水勢を高め、併せて噴射方
向も洗浄槽内全域に洗浄水を満遍なく噴射させて洗浄性
能を向上できる食器洗浄機を得ること。 【解決手段】 洗浄槽4を有する本体1と、本体1内に
設けられ洗浄槽4内に貯水された洗浄水を圧送するポン
プと、このポンプに接続され洗浄槽4内に横架された給
水管40と、この給水管40に設けられた複数の洗浄水
の吐出口と、少なくとも上面に噴射口が設けられ吐出口
にそれぞれ回転自在に装着された円盤状の噴射ノズル5
0a〜50cとを備えた。
い使い勝手のよい食器洗浄機を得ること。また、洗浄水
の噴射密度、噴射水量、噴射水勢を高め、併せて噴射方
向も洗浄槽内全域に洗浄水を満遍なく噴射させて洗浄性
能を向上できる食器洗浄機を得ること。 【解決手段】 洗浄槽4を有する本体1と、本体1内に
設けられ洗浄槽4内に貯水された洗浄水を圧送するポン
プと、このポンプに接続され洗浄槽4内に横架された給
水管40と、この給水管40に設けられた複数の洗浄水
の吐出口と、少なくとも上面に噴射口が設けられ吐出口
にそれぞれ回転自在に装着された円盤状の噴射ノズル5
0a〜50cとを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄槽内に収納さ
れた食器類に洗浄水を噴射して洗浄する食器洗浄機に係
り、特に、洗浄水を噴射する装置を改良した食器洗浄機
に関するものである。
れた食器類に洗浄水を噴射して洗浄する食器洗浄機に係
り、特に、洗浄水を噴射する装置を改良した食器洗浄機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗浄槽内に食器類を収容した食器かごを
収納し、回転する噴射ノズルより食器類に向けて洗浄水
を噴射して食器類を洗浄する食器洗浄機は、従来からよ
く知られている。
収納し、回転する噴射ノズルより食器類に向けて洗浄水
を噴射して食器類を洗浄する食器洗浄機は、従来からよ
く知られている。
【0003】図23は実開平3−128058号公報に
示された従来の食器洗浄の内部の部分詳細を示す斜視
図、図24は図23の縦断面図である。図において、1
01は本体、102はほぼL字状の本体ケース、103
a,103bは側面板、104は天板、105は本体ケ
ース102の底部に設置された底板、106は本体ケー
ス102の立設部に設けられた端面板であり、これら本
体ケース102、側面板103a,103b、天板10
4、底板105b及び端面板106により本体101を
構成する。107は本体101の開口部に装着された
扉、108は本体ケース102と、両側面板103a,
103bと、天板104と、底板105と、端面板10
6とにより奥行き方向に長い長方体に構成された洗浄槽
である。
示された従来の食器洗浄の内部の部分詳細を示す斜視
図、図24は図23の縦断面図である。図において、1
01は本体、102はほぼL字状の本体ケース、103
a,103bは側面板、104は天板、105は本体ケ
ース102の底部に設置された底板、106は本体ケー
ス102の立設部に設けられた端面板であり、これら本
体ケース102、側面板103a,103b、天板10
4、底板105b及び端面板106により本体101を
構成する。107は本体101の開口部に装着された
扉、108は本体ケース102と、両側面板103a,
103bと、天板104と、底板105と、端面板10
6とにより奥行き方向に長い長方体に構成された洗浄槽
である。
【0004】109は洗浄槽108の下部に設けられ、
両側面板103a,103b、端面板106及び扉10
7に沿って形成された集水溝、110はこの集水溝10
9内に設置されたヒータ、111a,111bは両側面
板103a,103bに沿って設けられたガイドレール
である。112は底板105の中央部から扉108側に
寄った位置に設けられ、垂直方向の回転軸に支持された
主回転ノズルで、この主回転ノズル112は底板105
の幅近くに達する長さのプロペラ形状をなし、底板10
5と後述する食器かごの底部との間に配置されている。
両側面板103a,103b、端面板106及び扉10
7に沿って形成された集水溝、110はこの集水溝10
9内に設置されたヒータ、111a,111bは両側面
板103a,103bに沿って設けられたガイドレール
である。112は底板105の中央部から扉108側に
寄った位置に設けられ、垂直方向の回転軸に支持された
主回転ノズルで、この主回転ノズル112は底板105
の幅近くに達する長さのプロペラ形状をなし、底板10
5と後述する食器かごの底部との間に配置されている。
【0005】113は主回転ノズル112の回転軸の両
側において、上向きに設けられた複数の噴射口で、その
うち、一端に設けられた噴射口113aは、洗浄水の噴
射角度に傾斜をもたせてあり、噴射口113aから噴射
される洗浄水の噴射圧力の反力により主回転ノズル11
2が回転するようになっている。
側において、上向きに設けられた複数の噴射口で、その
うち、一端に設けられた噴射口113aは、洗浄水の噴
射角度に傾斜をもたせてあり、噴射口113aから噴射
される洗浄水の噴射圧力の反力により主回転ノズル11
2が回転するようになっている。
【0006】114は端面板106に設けられて水平方
向に回転軸を有する副回転ノズルで、主回転ノズル11
2と同じ構成のプロペラ形状をなしている。115は副
回転ノズル114の回転軸の両側に設けられた噴射口
で、そのうち一端に設けた噴射口115aは、主回転ノ
ズル112の噴射口112aと同じ構成にしてあり、こ
れにより副回転ノズル114は主回転ノズル112と同
様に回転する。なお、副回転ノズル114は後述の食器
かごの端部と近接した位置に設けられている。
向に回転軸を有する副回転ノズルで、主回転ノズル11
2と同じ構成のプロペラ形状をなしている。115は副
回転ノズル114の回転軸の両側に設けられた噴射口
で、そのうち一端に設けた噴射口115aは、主回転ノ
ズル112の噴射口112aと同じ構成にしてあり、こ
れにより副回転ノズル114は主回転ノズル112と同
様に回転する。なお、副回転ノズル114は後述の食器
かごの端部と近接した位置に設けられている。
【0007】116は主回転ノズル112に接続された
主給水パイプ、117は副回転ノズル114に接続され
た副給水パイプで、主給水パイプ116から分岐して設
けられている。118はモータ119に駆動される洗浄
水ポンプで、主給水パイプ116に接続されており、ま
た、この洗浄水ポンプ118は、フィルタ室120を介
して給水路121により集水溝109に接続されてい
る。
主給水パイプ、117は副回転ノズル114に接続され
た副給水パイプで、主給水パイプ116から分岐して設
けられている。118はモータ119に駆動される洗浄
水ポンプで、主給水パイプ116に接続されており、ま
た、この洗浄水ポンプ118は、フィルタ室120を介
して給水路121により集水溝109に接続されてい
る。
【0008】122は食器かごで、例えば皿などのよう
に比較的底の浅い浅底食器、茶碗、どんぶりなどのよう
に比較的底の深い深底食器などが収容される。この食器
かご122は合成樹脂をコーティングした金属線によっ
て構成されており、両側面板103a,103bに設け
られたガイドレール111a,111bにスライド自在
に載置される。
に比較的底の浅い浅底食器、茶碗、どんぶりなどのよう
に比較的底の深い深底食器などが収容される。この食器
かご122は合成樹脂をコーティングした金属線によっ
て構成されており、両側面板103a,103bに設け
られたガイドレール111a,111bにスライド自在
に載置される。
【0009】次に、上記のように構成した従来の食器洗
浄機の作用を説明する。先ず、食器かご122の食器載
置部に皿、茶碗などの食器類(図示せず)を収納する。
そして、扉107をあけて食器かご122をガイドレー
ル111a,111b上に載置し、洗浄槽108内に収
容する。このとき、食器かご122は茶碗を載せた側が
副回転ノズル114と対向するように収容する。
浄機の作用を説明する。先ず、食器かご122の食器載
置部に皿、茶碗などの食器類(図示せず)を収納する。
そして、扉107をあけて食器かご122をガイドレー
ル111a,111b上に載置し、洗浄槽108内に収
容する。このとき、食器かご122は茶碗を載せた側が
副回転ノズル114と対向するように収容する。
【0010】次に、給水弁(図示せず)を開いて洗浄水
を洗浄槽108内に所定量供給し、モータ119に通電
して洗浄ポンプ118を駆動する。これにより、集水溝
109に貯水された洗浄水は、給水路121を経て主給
水パイプ116及び副給水パイプ117から主回転ノズ
ル112及び副回転ノズル114に圧送され、それぞれ
噴射口113,115から噴射される。同時に、それぞ
れの回転ノズル112,114は、それぞれの噴射口1
13a,115aから噴射される洗浄水の噴射圧力の反
力で回転する。なお、噴射した洗浄水は、集水溝109
に集められたのちフィルタ室120を経て再び洗浄水ポ
ンプ118に送られ、洗浄水ポンプ118により両回転
ノズル112,114へ圧送されて噴射し、この循環を
繰返す。
を洗浄槽108内に所定量供給し、モータ119に通電
して洗浄ポンプ118を駆動する。これにより、集水溝
109に貯水された洗浄水は、給水路121を経て主給
水パイプ116及び副給水パイプ117から主回転ノズ
ル112及び副回転ノズル114に圧送され、それぞれ
噴射口113,115から噴射される。同時に、それぞ
れの回転ノズル112,114は、それぞれの噴射口1
13a,115aから噴射される洗浄水の噴射圧力の反
力で回転する。なお、噴射した洗浄水は、集水溝109
に集められたのちフィルタ室120を経て再び洗浄水ポ
ンプ118に送られ、洗浄水ポンプ118により両回転
ノズル112,114へ圧送されて噴射し、この循環を
繰返す。
【0011】ここで、食器かご122に収容された食器
類は、主に主回転ノズル112から噴射された洗浄水に
よって洗浄され、茶碗やどんぶりなどの深底食器の汚れ
は、主として副回転ノズル114から噴射された洗浄水
によって洗浄される。所望時間経過したのち、洗浄水ポ
ンプ118のモータ119への通電を停止して洗浄水ポ
ンプ118を停止させ、排水弁(図示せず)を開いて汚
れた洗浄水を本体101外へ排出する。そののち、再び
洗浄水を洗浄槽108に供給し、上述した洗浄工程を行
い、この工程を所望回繰返してすすぎ工程を終了する。
すすぎ工程が終了したのち洗浄水を排水し、ついで、ヒ
ータ110に通電して食器類及び洗浄槽108内の乾燥
を行う。そして、所望時間経過後ヒータ110への通電
を止め、これによりすべての食器洗浄・乾燥工程が終了
する。
類は、主に主回転ノズル112から噴射された洗浄水に
よって洗浄され、茶碗やどんぶりなどの深底食器の汚れ
は、主として副回転ノズル114から噴射された洗浄水
によって洗浄される。所望時間経過したのち、洗浄水ポ
ンプ118のモータ119への通電を停止して洗浄水ポ
ンプ118を停止させ、排水弁(図示せず)を開いて汚
れた洗浄水を本体101外へ排出する。そののち、再び
洗浄水を洗浄槽108に供給し、上述した洗浄工程を行
い、この工程を所望回繰返してすすぎ工程を終了する。
すすぎ工程が終了したのち洗浄水を排水し、ついで、ヒ
ータ110に通電して食器類及び洗浄槽108内の乾燥
を行う。そして、所望時間経過後ヒータ110への通電
を止め、これによりすべての食器洗浄・乾燥工程が終了
する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の食
器洗浄機においては、洗浄水を噴射する主回転ノズル1
12及び副回転ノズル114がプロペラ形状の長径ノズ
ルで構成されているため、主及び副回転ノズル112,
114の回転半径が大きくなり、このため洗浄槽108
の内容積を大きくしなければならず、本体101が大形
化し、設置場所が限定され、使い勝手が悪いものであっ
た。
器洗浄機においては、洗浄水を噴射する主回転ノズル1
12及び副回転ノズル114がプロペラ形状の長径ノズ
ルで構成されているため、主及び副回転ノズル112,
114の回転半径が大きくなり、このため洗浄槽108
の内容積を大きくしなければならず、本体101が大形
化し、設置場所が限定され、使い勝手が悪いものであっ
た。
【0013】また、主回転ノズル112及び副回転ノズ
ル114に設けられた噴射口113,113a、11
5,115aは数量が限定され、さらにプロペラ形状の
長径ノズルのため回転の円滑性を欠き、しかも回転速度
を早めることができないため、食器類に噴射される洗浄
水の噴射密度、噴射水量並びに噴射水勢に限界があり、
また、噴射方向も限定されるため洗浄性能が低いという
問題があった。
ル114に設けられた噴射口113,113a、11
5,115aは数量が限定され、さらにプロペラ形状の
長径ノズルのため回転の円滑性を欠き、しかも回転速度
を早めることができないため、食器類に噴射される洗浄
水の噴射密度、噴射水量並びに噴射水勢に限界があり、
また、噴射方向も限定されるため洗浄性能が低いという
問題があった。
【0014】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、本体の小形化をはかり、設置場所を
限定しない使い勝手のよい食器洗浄機を得ることを目的
とする。また、本発明は、洗浄水の噴射密度、噴射水
量、噴射水勢を高め、併せて噴射方向も洗浄槽内全域に
満遍なく噴射させて洗浄性能を向上できる食器洗浄機を
得ることを目的とする。
になされたもので、本体の小形化をはかり、設置場所を
限定しない使い勝手のよい食器洗浄機を得ることを目的
とする。また、本発明は、洗浄水の噴射密度、噴射水
量、噴射水勢を高め、併せて噴射方向も洗浄槽内全域に
満遍なく噴射させて洗浄性能を向上できる食器洗浄機を
得ることを目的とする。
【0015】
(1) 本発明に係る食器洗浄機は、上記の目的を達成
するために、洗浄槽を有する本体と、この本体内に設け
られ前記洗浄槽内に貯水された洗浄水を圧送するポンプ
と、このポンプに接続され前記洗浄槽内に横架された給
水管と、この給水管に設けられた複数の洗浄水の吐出口
と、少なくとも上面に噴射口が設けられ前記吐出口にそ
れぞれ回転自在に装着された円盤状の噴射ノズルとを備
えたものである。
するために、洗浄槽を有する本体と、この本体内に設け
られ前記洗浄槽内に貯水された洗浄水を圧送するポンプ
と、このポンプに接続され前記洗浄槽内に横架された給
水管と、この給水管に設けられた複数の洗浄水の吐出口
と、少なくとも上面に噴射口が設けられ前記吐出口にそ
れぞれ回転自在に装着された円盤状の噴射ノズルとを備
えたものである。
【0016】(2) 上記(1)の食器洗浄機におい
て、給水管を断面偏平に形成し、かつ先端部になるにし
たがってその断面積が小さくなるように構成した。 (3) 上記(1)又は(2)の吐出口の間隔を、給水
管の先端部になるにしたがって狭くした。
て、給水管を断面偏平に形成し、かつ先端部になるにし
たがってその断面積が小さくなるように構成した。 (3) 上記(1)又は(2)の吐出口の間隔を、給水
管の先端部になるにしたがって狭くした。
【0017】(4) 上記(1)の食器洗浄機におい
て、上方に洗浄水の吐出口を有しポンプに接続されて洗
浄槽の側壁上部まで延出された側部給水管と、少なくと
も上面の対向位置に互いに直交して設けられた噴射口を
有し前記吐出口に回転自在に装着されたほぼ円盤状の側
部噴射ノズルを備えたものである。 (5) 上記(1)又は(4)の噴射ノズル及び側部噴
射ノズルの噴射口をスリット状に形成した。
て、上方に洗浄水の吐出口を有しポンプに接続されて洗
浄槽の側壁上部まで延出された側部給水管と、少なくと
も上面の対向位置に互いに直交して設けられた噴射口を
有し前記吐出口に回転自在に装着されたほぼ円盤状の側
部噴射ノズルを備えたものである。 (5) 上記(1)又は(4)の噴射ノズル及び側部噴
射ノズルの噴射口をスリット状に形成した。
【0018】(6) 上記(1),(2),(3)又は
(4)の食器洗浄機の吐出口を給水管又は側部給水管に
設けられた円筒状の開口部と、この開口部から上方に延
出されたほぼ逆L字状の複数の腕部と、中心部にめねじ
を有し前記腕部の上部中心部に腕部と一体に形成された
ボスと、前記各腕部の一方の側面に設けられた整流板
と、前記各腕部の間に形成された洗浄水の流出口とによ
って形成した。
(4)の食器洗浄機の吐出口を給水管又は側部給水管に
設けられた円筒状の開口部と、この開口部から上方に延
出されたほぼ逆L字状の複数の腕部と、中心部にめねじ
を有し前記腕部の上部中心部に腕部と一体に形成された
ボスと、前記各腕部の一方の側面に設けられた整流板
と、前記各腕部の間に形成された洗浄水の流出口とによ
って形成した。
【0019】(7) 上記(1)の食器洗浄機におい
て、噴射ノズルを、中心部に吐出口に嵌合される穴を有
する底板と、中心部に前記吐出口に装着するねじの挿通
穴を有し前記底板と一体に形成されたほぼ半球面状の本
体とからなり、この本体の挿通穴の一方の側に一端が前
記挿通穴に近接し他端が底板方向に延出されたスリット
状の第1の噴射口を設けると共に、他方の側に前記第1
の噴射口と対向し一端が前記底板に近接し他端が挿通穴
方向に延出されたスリット状の第2の噴射口を設けた。
て、噴射ノズルを、中心部に吐出口に嵌合される穴を有
する底板と、中心部に前記吐出口に装着するねじの挿通
穴を有し前記底板と一体に形成されたほぼ半球面状の本
体とからなり、この本体の挿通穴の一方の側に一端が前
記挿通穴に近接し他端が底板方向に延出されたスリット
状の第1の噴射口を設けると共に、他方の側に前記第1
の噴射口と対向し一端が前記底板に近接し他端が挿通穴
方向に延出されたスリット状の第2の噴射口を設けた。
【0020】(8) 上記(4)の食器洗浄機におい
て、側部噴射ノズルを、中心部に吐出口に嵌合される穴
を有する底板と、中心部に前記吐出口に装着するねじの
挿通穴を有し前記底板と一体に形成されたほぼ半球面状
の本体とからなり、この本体の挿通穴の一方の側に一端
が前記挿通穴に近接し他端が底板方向に延出されたスリ
ット状の第1の噴射口を設けると共に、他方の側に底板
に近接し前記第1の噴射口と対向しかつ直交する第2の
噴射口を設けた。 (9) 上記(7)又は(8)の噴射ノズル及び側部噴
射ノズルの本体の外周部に衝突リブを設けた。
て、側部噴射ノズルを、中心部に吐出口に嵌合される穴
を有する底板と、中心部に前記吐出口に装着するねじの
挿通穴を有し前記底板と一体に形成されたほぼ半球面状
の本体とからなり、この本体の挿通穴の一方の側に一端
が前記挿通穴に近接し他端が底板方向に延出されたスリ
ット状の第1の噴射口を設けると共に、他方の側に底板
に近接し前記第1の噴射口と対向しかつ直交する第2の
噴射口を設けた。 (9) 上記(7)又は(8)の噴射ノズル及び側部噴
射ノズルの本体の外周部に衝突リブを設けた。
【0021】(10) 上記(7),(8)又は(9)
の食器洗浄機において、噴射ノズル及び側部噴射ノズル
の本体の下部外周縁に切線方向に開口する洗浄水の吹出
し口を設けた。
の食器洗浄機において、噴射ノズル及び側部噴射ノズル
の本体の下部外周縁に切線方向に開口する洗浄水の吹出
し口を設けた。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は扉を開放した状態を示す本
発明の一実施形態の前面斜視図、図2はその背面斜視
図、図3は食器類を収容した食器かごを収納した状態を
示す図1の中央縦断面図、図4は図3のA−A断面図で
ある。図において、1は正面から上面にかけて開口部を
有する箱状の本体、2は本体1の開口部にヒンジを介し
て開閉自在に装着された側面ほぼL字状の上扉、3は同
じく下扉である。4は正面から上面にかけて開口部を有
し本体1内に設置された洗浄槽で、その下部には凹状で
洗浄槽4より小さい貯水槽5が形成されている。
発明の一実施形態の前面斜視図、図2はその背面斜視
図、図3は食器類を収容した食器かごを収納した状態を
示す図1の中央縦断面図、図4は図3のA−A断面図で
ある。図において、1は正面から上面にかけて開口部を
有する箱状の本体、2は本体1の開口部にヒンジを介し
て開閉自在に装着された側面ほぼL字状の上扉、3は同
じく下扉である。4は正面から上面にかけて開口部を有
し本体1内に設置された洗浄槽で、その下部には凹状で
洗浄槽4より小さい貯水槽5が形成されている。
【0023】6a,6bは洗浄槽4の側壁で、両側壁6
a,6bと本体1の側壁との間、及び貯水槽5の底部と
本体1の底板との間には空間部が形成されている。ま
た、本体1の後壁と一方の側壁のコーナ部の下部には、
後壁と側壁に開口する平面ほぼ四角形の凹部7が設けら
れており、この凹部7には一端が洗浄槽4の下部に開口
する洗浄水供給管8の他端が旋回可能に取り出されてい
る。9は洗浄水供給管8を開閉する電磁弁の如き給水弁
である。10は貯水槽5内に設置されたヒータで、貯水
された洗浄水を加熱昇温させ、また、洗浄、すすぎなど
のすべての洗浄工程が終了したのちに、洗浄槽4内の空
気を加熱昇温させて、後述する食器類及び洗浄槽4内を
乾燥させるためのものである。
a,6bと本体1の側壁との間、及び貯水槽5の底部と
本体1の底板との間には空間部が形成されている。ま
た、本体1の後壁と一方の側壁のコーナ部の下部には、
後壁と側壁に開口する平面ほぼ四角形の凹部7が設けら
れており、この凹部7には一端が洗浄槽4の下部に開口
する洗浄水供給管8の他端が旋回可能に取り出されてい
る。9は洗浄水供給管8を開閉する電磁弁の如き給水弁
である。10は貯水槽5内に設置されたヒータで、貯水
された洗浄水を加熱昇温させ、また、洗浄、すすぎなど
のすべての洗浄工程が終了したのちに、洗浄槽4内の空
気を加熱昇温させて、後述する食器類及び洗浄槽4内を
乾燥させるためのものである。
【0024】また、貯水槽4には、図3、図5及び図9
に示すように、例えば多数の小孔を有する金網、パンチ
ングメタルなどからなり、ほぼ中央部に設けた開口部1
2に向って下方に傾斜し、貯水槽4の全面を覆うフィル
タ11が着脱可能に配設されており、さらに、開口部1
2には皿状の残菜フィルタ13が着脱自在に取付けられ
ている。
に示すように、例えば多数の小孔を有する金網、パンチ
ングメタルなどからなり、ほぼ中央部に設けた開口部1
2に向って下方に傾斜し、貯水槽4の全面を覆うフィル
タ11が着脱可能に配設されており、さらに、開口部1
2には皿状の残菜フィルタ13が着脱自在に取付けられ
ている。
【0025】図9において、14は貯水槽5の下部に設
けた洗浄水の送水口19aに近接して貯水槽5内に設け
られたほぼL字状の吸込みカバーで、洗浄水内に含まれ
る気泡が、後述の送水ポンプ内に吸引されるのを防止す
ると共に、後述の温度センサを保護するためのものであ
る。15は送水口19a内又はその近傍に設けられ、洗
浄槽4内の洗浄水及び温風の温度を検出する例えばサー
ミスタの如き温度センサである。16は貯水槽5の底部
にヒータ10に近接して設けられた温度過昇防止器で、
ヒータ10の温度が所定の温度を超えたときは、これを
検出して電源回路をOFFする。また、本体1の底板1
aの下面には、図6に示すように、後述の排水管31に
接続されたホースを任意の方向に取出すためのホースの
ガイドとなる外方に開口した複数の凹部17が縦横に設
けられている。
けた洗浄水の送水口19aに近接して貯水槽5内に設け
られたほぼL字状の吸込みカバーで、洗浄水内に含まれ
る気泡が、後述の送水ポンプ内に吸引されるのを防止す
ると共に、後述の温度センサを保護するためのものであ
る。15は送水口19a内又はその近傍に設けられ、洗
浄槽4内の洗浄水及び温風の温度を検出する例えばサー
ミスタの如き温度センサである。16は貯水槽5の底部
にヒータ10に近接して設けられた温度過昇防止器で、
ヒータ10の温度が所定の温度を超えたときは、これを
検出して電源回路をOFFする。また、本体1の底板1
aの下面には、図6に示すように、後述の排水管31に
接続されたホースを任意の方向に取出すためのホースの
ガイドとなる外方に開口した複数の凹部17が縦横に設
けられている。
【0026】20は送水・送風機能を備えた送水・送風
ポンプで、貯水槽5と本体1の後壁との間に形成された
空間部18a内に設置されている。この送水・送風ポン
プ20は、図7に示すように、モータ21と、このモー
タ21の出力軸に取付けられたポンプ(図示せず)を有
し、貯水槽5の送水口19aに接続される吸水口23、
及び一端が洗浄槽4の側壁6aに連結されて洗浄槽4内
に開口する第2の送水管30の他端に接続される吐出口
24を備えた送水ポンプ22と、モータ21と送水ポン
プ22との間において、モータ21の出力軸に取付けら
れた送風羽根(図示せず)を有し、送風管34に接続さ
れる送風口26を有する送風機25とからなっている。
なお、27はモータ21を冷却する冷却ファン、28は
送水・送風ポンプ20を本体1に取付けるためのブラケ
ットである。
ポンプで、貯水槽5と本体1の後壁との間に形成された
空間部18a内に設置されている。この送水・送風ポン
プ20は、図7に示すように、モータ21と、このモー
タ21の出力軸に取付けられたポンプ(図示せず)を有
し、貯水槽5の送水口19aに接続される吸水口23、
及び一端が洗浄槽4の側壁6aに連結されて洗浄槽4内
に開口する第2の送水管30の他端に接続される吐出口
24を備えた送水ポンプ22と、モータ21と送水ポン
プ22との間において、モータ21の出力軸に取付けら
れた送風羽根(図示せず)を有し、送風管34に接続さ
れる送風口26を有する送風機25とからなっている。
なお、27はモータ21を冷却する冷却ファン、28は
送水・送風ポンプ20を本体1に取付けるためのブラケ
ットである。
【0027】図4において、19は貯水槽5の送水口1
9aと送水ポンプ22の吸水口23を接続する第1の送
水管、30は一端が後述の給水管40に接続され他端が
給水ポンプ22の吐出口に接続された第2の送水管であ
る。32は第2の送水管30と排水管31との間に介装
された排水弁、33は例えばソレノイドからなり、排水
弁32と連動してその開閉を制御する排水弁制御器で、
排水弁32は常時は閉鎖されている。また、一端が送風
機25の送風口26に接続された送風管34は、貯水槽
5の下方を本体1の前壁近傍まで延出されたのち、上方
に折曲げられて洗浄槽4の側壁6aに沿って立上り、給
水時の貯水槽5内の洗浄水の液面Lの上方まで延出され
たのちほぼ逆U字状に折曲げられ、他端は貯水槽5の側
壁6aの前部側下部に設けた開口部34aに連結され、
貯水槽5内に開口する。
9aと送水ポンプ22の吸水口23を接続する第1の送
水管、30は一端が後述の給水管40に接続され他端が
給水ポンプ22の吐出口に接続された第2の送水管であ
る。32は第2の送水管30と排水管31との間に介装
された排水弁、33は例えばソレノイドからなり、排水
弁32と連動してその開閉を制御する排水弁制御器で、
排水弁32は常時は閉鎖されている。また、一端が送風
機25の送風口26に接続された送風管34は、貯水槽
5の下方を本体1の前壁近傍まで延出されたのち、上方
に折曲げられて洗浄槽4の側壁6aに沿って立上り、給
水時の貯水槽5内の洗浄水の液面Lの上方まで延出され
たのちほぼ逆U字状に折曲げられ、他端は貯水槽5の側
壁6aの前部側下部に設けた開口部34aに連結され、
貯水槽5内に開口する。
【0028】35は貯水槽5と本体1の前壁との間に形
成された空間部18b内に設置され、本体1の前面に設
けた操作パネル36によって操作される制御部、67は
第2の送水管30から分岐し、洗浄槽4の側壁6aに沿
って上方に延出され、側壁6aの上部において洗浄槽4
内に開口する側部給水管である。
成された空間部18b内に設置され、本体1の前面に設
けた操作パネル36によって操作される制御部、67は
第2の送水管30から分岐し、洗浄槽4の側壁6aに沿
って上方に延出され、側壁6aの上部において洗浄槽4
内に開口する側部給水管である。
【0029】このように、本発明においては、送水・送
風ポンプ20及び制御部35を、本体1の後壁及び前壁
と貯水槽5との間に形成された空間部18a,18bに
設置し、また、洗浄水供給管8及びこれを開閉する給水
弁9、第1、第2の送水管19,30、排水管31、排
水弁32及び排水弁制御器33、送風管34、側部給水
管67などの配管系、制御系及びこらの配線を、洗浄槽
4の一方の側壁6aとこれに対向する本体1の側壁との
間に形成された空間部に一纏めにして配置した。このた
め、組立が簡単で、水処理、配線処理も容易であり、保
守、サービスもまた容易である。
風ポンプ20及び制御部35を、本体1の後壁及び前壁
と貯水槽5との間に形成された空間部18a,18bに
設置し、また、洗浄水供給管8及びこれを開閉する給水
弁9、第1、第2の送水管19,30、排水管31、排
水弁32及び排水弁制御器33、送風管34、側部給水
管67などの配管系、制御系及びこらの配線を、洗浄槽
4の一方の側壁6aとこれに対向する本体1の側壁との
間に形成された空間部に一纏めにして配置した。このた
め、組立が簡単で、水処理、配線処理も容易であり、保
守、サービスもまた容易である。
【0030】40は貯水槽5の真上で、かつ前後方向の
ほぼ中央部において洗浄槽4内に配設された給水管であ
り、両側壁6a,6bの間に横架され、一端に設けた開
口部41は第2の送水管30に接続され、他端は閉塞さ
れている。50a,50b,50c(以下単に50と記
すことがある)は、給水管40の長手方向の上面に回転
自在に装着された複数の噴射ノズル、70は給水管40
の上方において洗浄槽4の一方の側壁6aに設置され、
側部給水管67に回転自在に装着された側部噴射ノズル
である。
ほぼ中央部において洗浄槽4内に配設された給水管であ
り、両側壁6a,6bの間に横架され、一端に設けた開
口部41は第2の送水管30に接続され、他端は閉塞さ
れている。50a,50b,50c(以下単に50と記
すことがある)は、給水管40の長手方向の上面に回転
自在に装着された複数の噴射ノズル、70は給水管40
の上方において洗浄槽4の一方の側壁6aに設置され、
側部給水管67に回転自在に装着された側部噴射ノズル
である。
【0031】給水管40は、図8、図9に示すように、
断面形状が偏平で、開口部41側が幅広に形成されてそ
の断面積が大きく、先端部(閉塞部)側になるにしたが
って幅が狭くなり、その断面積が小さくなるように形成
されている。42a,42b,42c(以下単に42と
記すことがある)は給水管40の上面に設けた洗浄水の
吐出口である。この吐出口42は、図10に示すよう
に、給水管40の上面にこれと一体に形成された円筒状
の開口部43と、この開口部43からほぼ等間隔で立設
されたほぼ逆L字状の複数の腕部44a,44b,44
c,44dと、腕部44a〜44dの上部中心部に腕部
44a〜44dと一体に形成され、中心部にめねじ46
が埋設されたボス45とからなり、各腕部44a〜44
dの一方の側壁にはそれぞれ整流板47a,47b,4
7c,47d(47cは図示せず)が設けられており、
各整流板47a〜47dと腕部44a〜44dとの間に
はそれぞれ洗浄水の流出口48a,48b,48c,4
8d(48cは図示ぜす)が形成されている。なお、こ
の吐出口42a〜42cは給水管40と別体に構成して
取付けるようにしてもよい。
断面形状が偏平で、開口部41側が幅広に形成されてそ
の断面積が大きく、先端部(閉塞部)側になるにしたが
って幅が狭くなり、その断面積が小さくなるように形成
されている。42a,42b,42c(以下単に42と
記すことがある)は給水管40の上面に設けた洗浄水の
吐出口である。この吐出口42は、図10に示すよう
に、給水管40の上面にこれと一体に形成された円筒状
の開口部43と、この開口部43からほぼ等間隔で立設
されたほぼ逆L字状の複数の腕部44a,44b,44
c,44dと、腕部44a〜44dの上部中心部に腕部
44a〜44dと一体に形成され、中心部にめねじ46
が埋設されたボス45とからなり、各腕部44a〜44
dの一方の側壁にはそれぞれ整流板47a,47b,4
7c,47d(47cは図示せず)が設けられており、
各整流板47a〜47dと腕部44a〜44dとの間に
はそれぞれ洗浄水の流出口48a,48b,48c,4
8d(48cは図示ぜす)が形成されている。なお、こ
の吐出口42a〜42cは給水管40と別体に構成して
取付けるようにしてもよい。
【0032】50a,50b,50c(以下単に50と
記すことがある)は、給水管40の吐出口42a〜42
cにそれぞれ回転自在に装着された噴射ノズルで、図1
1、図12、図13に示すように、底板51と半球面状
の本体52とにより中空のほぼ円盤状に形成されてお
り、底板51の中心部には給水管40の吐出口42に嵌
入する穴53が設けられている。54は穴53の内周に
取付けられたリング状のシール材である。
記すことがある)は、給水管40の吐出口42a〜42
cにそれぞれ回転自在に装着された噴射ノズルで、図1
1、図12、図13に示すように、底板51と半球面状
の本体52とにより中空のほぼ円盤状に形成されてお
り、底板51の中心部には給水管40の吐出口42に嵌
入する穴53が設けられている。54は穴53の内周に
取付けられたリング状のシール材である。
【0033】55は本体52の中心部に設けられたねじ
挿通穴で、このねじ挿通穴55の一方の側には、一端が
ねじ挿通穴55に近接し、他端が底板51方向に延出さ
れた細長いスリット状の第1の噴射口56aが設けられ
ており、他方の側には、第1の噴射口56aに対向して
一端が底板51に近接し、他端がねじ挿通穴55方向に
延出された細長いスリット状の第2の噴射口56bが設
けられている。
挿通穴で、このねじ挿通穴55の一方の側には、一端が
ねじ挿通穴55に近接し、他端が底板51方向に延出さ
れた細長いスリット状の第1の噴射口56aが設けられ
ており、他方の側には、第1の噴射口56aに対向して
一端が底板51に近接し、他端がねじ挿通穴55方向に
延出された細長いスリット状の第2の噴射口56bが設
けられている。
【0034】また、本体52の第1、第2の噴射口56
a,56bと直交する対向位置には、底板51に近接し
て中心部側に凹んだほぼV字状の切欠き部57a,57
bが設けられており、この切欠き部57a,57bの互
いに反対方向の面は壁面58a,58bで閉塞され、他
方の面にはそれぞれ洗浄水の吹出し口59a,59bが
設けられている。60a,60b,60c,60dは第
1、第2の噴射口56a,56bと、切欠き部57a,
57bとの間において、本体52の外周に突設された衝
突リブである。なお、吹出し口59a,59bは上記の
構造に限定するものではなく、本体52の下部外周縁に
切線方向に開口したものであればよい。
a,56bと直交する対向位置には、底板51に近接し
て中心部側に凹んだほぼV字状の切欠き部57a,57
bが設けられており、この切欠き部57a,57bの互
いに反対方向の面は壁面58a,58bで閉塞され、他
方の面にはそれぞれ洗浄水の吹出し口59a,59bが
設けられている。60a,60b,60c,60dは第
1、第2の噴射口56a,56bと、切欠き部57a,
57bとの間において、本体52の外周に突設された衝
突リブである。なお、吹出し口59a,59bは上記の
構造に限定するものではなく、本体52の下部外周縁に
切線方向に開口したものであればよい。
【0035】図14において、61は例えば四ふっ化樹
脂からなり、中心部に穴62を有するブッシュで、噴射
ノズル50の本体52に設けたねじ挿通穴55に嵌装さ
れる。63は噴射ノズル50を吐出口42に装着するた
めの止めねじで、六角形の頭部64、ブッシュ61の穴
62に遊嵌される胴部65、及び胴部65より小径で吐
出口42のボス45に設けためねじ46に螺入されるね
じ部66からなっている。そして、胴部65の外径はブ
ッシュ61の穴62の内径より小さく、また、胴部65
の高さはブッシュ61の穴62の深さより高く形成され
ている。
脂からなり、中心部に穴62を有するブッシュで、噴射
ノズル50の本体52に設けたねじ挿通穴55に嵌装さ
れる。63は噴射ノズル50を吐出口42に装着するた
めの止めねじで、六角形の頭部64、ブッシュ61の穴
62に遊嵌される胴部65、及び胴部65より小径で吐
出口42のボス45に設けためねじ46に螺入されるね
じ部66からなっている。そして、胴部65の外径はブ
ッシュ61の穴62の内径より小さく、また、胴部65
の高さはブッシュ61の穴62の深さより高く形成され
ている。
【0036】上記のような噴射ノズル50を給水管40
の吐出口42に装着するには、図13に示すように、噴
射ノズル50の底板51に設けた穴53を吐出口42に
挿入し、本体52をボス45上に載置する。このとき、
穴53に設けたシール材54は、吐出口42の開口部4
3の外周に軽く接触する。ついで、本体52に設けたね
じ挿通穴55にブッシュ61を介して止めねじ63を挿
入し、ねじ部66をボス45に設けためねじ46に螺入
して取付ける。このとき、噴射ノズル50の本体52と
ブッシュ61は、吐出部42のボス45と止めねじ63
の頭部64との間でフリー状態にあるため、噴射ノズル
50は吐出口42に対して自在に回転することができ
る。
の吐出口42に装着するには、図13に示すように、噴
射ノズル50の底板51に設けた穴53を吐出口42に
挿入し、本体52をボス45上に載置する。このとき、
穴53に設けたシール材54は、吐出口42の開口部4
3の外周に軽く接触する。ついで、本体52に設けたね
じ挿通穴55にブッシュ61を介して止めねじ63を挿
入し、ねじ部66をボス45に設けためねじ46に螺入
して取付ける。このとき、噴射ノズル50の本体52と
ブッシュ61は、吐出部42のボス45と止めねじ63
の頭部64との間でフリー状態にあるため、噴射ノズル
50は吐出口42に対して自在に回転することができ
る。
【0037】再び図3、図4において、67は送水管3
0から分岐し、洗浄槽4の側壁6aに沿って上方に延出
され、給水管40の上方において洗浄槽4内に開口する
側部給水管で、先端部には給水管40の吐出口42とほ
ぼ同じ構造の吐出口68が設けられている。なお、この
吐出口68は、側部給水管67を直線状に延出して先端
部を閉塞し、その側壁に設けてもよい。
0から分岐し、洗浄槽4の側壁6aに沿って上方に延出
され、給水管40の上方において洗浄槽4内に開口する
側部給水管で、先端部には給水管40の吐出口42とほ
ぼ同じ構造の吐出口68が設けられている。なお、この
吐出口68は、側部給水管67を直線状に延出して先端
部を閉塞し、その側壁に設けてもよい。
【0038】70は側部給水管67の吐出口68に回転
自在に装着された側部噴射ノズルで、図15、図16に
示すように、噴射ノズル50とほぼ同じ構造のものであ
るが、本体52に設けた第2の噴射口56cがねじ挿通
穴55の他方の側において底板51に近接し、かつ第1
の噴射口56aと対向して、第1の噴射口56aと直交
する方向(本体52の円周方向)に設けられている。ま
た、切欠き部57a,57bは噴射ノズル50とは反対
側の面が壁面58a,58bによって閉塞され、他方の
面に洗浄水の吹出し口59a,59bが設けられてい
る。なお、本体52の外周に設けた衝突リブ60a〜6
0dは省略してもよい。この側部噴射ノズル70の吐出
口68への取付方法は、給水管40の吐出口42への噴
射ノズル50の取付方法と同じである。
自在に装着された側部噴射ノズルで、図15、図16に
示すように、噴射ノズル50とほぼ同じ構造のものであ
るが、本体52に設けた第2の噴射口56cがねじ挿通
穴55の他方の側において底板51に近接し、かつ第1
の噴射口56aと対向して、第1の噴射口56aと直交
する方向(本体52の円周方向)に設けられている。ま
た、切欠き部57a,57bは噴射ノズル50とは反対
側の面が壁面58a,58bによって閉塞され、他方の
面に洗浄水の吹出し口59a,59bが設けられてい
る。なお、本体52の外周に設けた衝突リブ60a〜6
0dは省略してもよい。この側部噴射ノズル70の吐出
口68への取付方法は、給水管40の吐出口42への噴
射ノズル50の取付方法と同じである。
【0039】上述のように構成した本発明に係る洗浄水
の噴射系において、いま給水管40に洗浄水が圧送され
ると、洗浄水は図8、図9及び図13に示すように、各
吐出口42a〜42cの整流板47a〜47dに整流さ
れて流出口48a〜48dから噴出し、噴射ノズル50
a〜50cの第1、第2の噴射口56a,56bから、
図17に示すように、帯状でかつ先端部になるにしたが
って幅広に拡散された噴流となって異る方向に噴出し、
同時に、切欠き部57a,57bの吹出し口59a,5
9bから噴出した洗浄水の噴射圧力の反力により、各噴
射ノズル50a〜50cは矢印a方向(時計回り方向)
に回転する。なお、このとき、給水管40は先端部にな
るにしたがって断面積が小さくなるように形成されてい
るので、各噴射ノズル50a〜50cからはほぼ同じ水
量、同じ水勢で洗浄水が噴射される。
の噴射系において、いま給水管40に洗浄水が圧送され
ると、洗浄水は図8、図9及び図13に示すように、各
吐出口42a〜42cの整流板47a〜47dに整流さ
れて流出口48a〜48dから噴出し、噴射ノズル50
a〜50cの第1、第2の噴射口56a,56bから、
図17に示すように、帯状でかつ先端部になるにしたが
って幅広に拡散された噴流となって異る方向に噴出し、
同時に、切欠き部57a,57bの吹出し口59a,5
9bから噴出した洗浄水の噴射圧力の反力により、各噴
射ノズル50a〜50cは矢印a方向(時計回り方向)
に回転する。なお、このとき、給水管40は先端部にな
るにしたがって断面積が小さくなるように形成されてい
るので、各噴射ノズル50a〜50cからはほぼ同じ水
量、同じ水勢で洗浄水が噴射される。
【0040】一方、側部給水管67に圧送された洗浄水
は、給水管40の場合と同様に、側部噴射ノズル70の
第1、第2の噴射口56a,56cから、図18に示す
ように、帯状でかつ先端部になるにしたがって幅広に拡
散する噴流となって異る方向に噴射するが、この場合、
第2の噴射口56cから噴射される洗浄水の幅方向は、
第1の噴射口56aから噴射される洗浄水の幅方向と直
交した状態となる。また、側部噴射ノズル70は切欠き
部57a,57bの吹出し口59a,59bから噴射し
た洗浄水の噴射圧力の反力により、矢印b方向(反時計
回り方向)、したがって、噴射ノズル50a〜50cと
反対方向に回転する。
は、給水管40の場合と同様に、側部噴射ノズル70の
第1、第2の噴射口56a,56cから、図18に示す
ように、帯状でかつ先端部になるにしたがって幅広に拡
散する噴流となって異る方向に噴射するが、この場合、
第2の噴射口56cから噴射される洗浄水の幅方向は、
第1の噴射口56aから噴射される洗浄水の幅方向と直
交した状態となる。また、側部噴射ノズル70は切欠き
部57a,57bの吹出し口59a,59bから噴射し
た洗浄水の噴射圧力の反力により、矢印b方向(反時計
回り方向)、したがって、噴射ノズル50a〜50cと
反対方向に回転する。
【0041】上記の説明では、給水管40の断面形状を
偏平に形成し、かつ、先端部に向ってその幅が狭くなる
ようにして断面積が逐次小さくなるように構成した場合
を示したが、全長に亘って等しい幅に形成し、その厚さ
(深さ)を先端部になるにしたがって薄く(浅く)なる
ようにしてもよい。また、断面形状も偏平に限定するも
のではなく、円形状、楕円形状、四角形状、長方形状、
多角形状などに形成してもよく、その断面積も先端部に
なるにしたがって小さくてもよく、あるいは全長に亘っ
て等しい断面積にしてもよい。
偏平に形成し、かつ、先端部に向ってその幅が狭くなる
ようにして断面積が逐次小さくなるように構成した場合
を示したが、全長に亘って等しい幅に形成し、その厚さ
(深さ)を先端部になるにしたがって薄く(浅く)なる
ようにしてもよい。また、断面形状も偏平に限定するも
のではなく、円形状、楕円形状、四角形状、長方形状、
多角形状などに形成してもよく、その断面積も先端部に
なるにしたがって小さくてもよく、あるいは全長に亘っ
て等しい断面積にしてもよい。
【0042】さらに、給水管40に設けた吐出口42a
〜42cのピッチを、開口部側を長く、先端部側を短く
した場合を示したが、すべてのピッチを等しくしてもよ
く、あるいは適宜変更してもよい。また、給水管40に
3つの吐出口42a〜42c、したがつて3個の噴射ノ
ズル50a〜50cを設け、また側部噴射ノズル70を
1個設けた場合を示したが、これら噴射ノズル50a〜
50c及び側部噴射ノズル70は適宜増減することがで
き、また、噴射ノズル50a〜50c及び側部噴射ノズ
ル70の噴射口56a,56b、56a,56cもそれ
ぞれ対向位置に4個以上設けてもよい。また、側部噴射
ノズル70を噴射ノズル50a〜50cと反対方向に回
転させる場合を示したが、同方向に回転させるようにし
てもよい。
〜42cのピッチを、開口部側を長く、先端部側を短く
した場合を示したが、すべてのピッチを等しくしてもよ
く、あるいは適宜変更してもよい。また、給水管40に
3つの吐出口42a〜42c、したがつて3個の噴射ノ
ズル50a〜50cを設け、また側部噴射ノズル70を
1個設けた場合を示したが、これら噴射ノズル50a〜
50c及び側部噴射ノズル70は適宜増減することがで
き、また、噴射ノズル50a〜50c及び側部噴射ノズ
ル70の噴射口56a,56b、56a,56cもそれ
ぞれ対向位置に4個以上設けてもよい。また、側部噴射
ノズル70を噴射ノズル50a〜50cと反対方向に回
転させる場合を示したが、同方向に回転させるようにし
てもよい。
【0043】図19は本発明に係る噴射ノズル50a〜
50cの他の例を示す斜視図で、本例においては、スリ
ット状の第1の噴射口56a,56bの両端部を互いに
反対方向に折曲げてほぼS字状又はZ字状に形成したも
のである。このように形成したことにより、第1、第2
の噴射口56a,56bから噴射する洗浄水を、その両
側において幅広にすることができる。なお、側部噴射ノ
ズル70の第1の噴射口56aもほぼS字状又はZ字状
に形成してもよい。
50cの他の例を示す斜視図で、本例においては、スリ
ット状の第1の噴射口56a,56bの両端部を互いに
反対方向に折曲げてほぼS字状又はZ字状に形成したも
のである。このように形成したことにより、第1、第2
の噴射口56a,56bから噴射する洗浄水を、その両
側において幅広にすることができる。なお、側部噴射ノ
ズル70の第1の噴射口56aもほぼS字状又はZ字状
に形成してもよい。
【0044】71は洗浄槽4内に収容される食器かご
で、合成樹脂成形あるいは錆発生防止処理が施された金
属線によって構成されている。この食器かご71は、図
20、図21に示すように、底部及び前後に別れた脚部
72a,72bを形成し、食器類の載置部74を構成す
る底杆73と、底杆73に固着されて一方の側部を形成
し、また、底杆73に固着されて食器類の載置部74
を、例えば、茶碗、どんぶりなどの深底食器が載置され
る深底食器載置部75と、例えば、皿のように浅底食器
が載置される浅底食器載置部76とに仕切り、さらに、
後述する上部杆を支持する一対の支持杆77a,77b
と、底杆73に所望の間隔で固着されて食器類の収納位
置を示し、かつ食器類を保持する仕切杆78と、支持杆
77a,77bに取付けられた部分(図21のA)を支
点に図20の矢印方向に回動し、例えば、コップなどの
載置部79を構成する上部杆80とから構成されてい
る。
で、合成樹脂成形あるいは錆発生防止処理が施された金
属線によって構成されている。この食器かご71は、図
20、図21に示すように、底部及び前後に別れた脚部
72a,72bを形成し、食器類の載置部74を構成す
る底杆73と、底杆73に固着されて一方の側部を形成
し、また、底杆73に固着されて食器類の載置部74
を、例えば、茶碗、どんぶりなどの深底食器が載置され
る深底食器載置部75と、例えば、皿のように浅底食器
が載置される浅底食器載置部76とに仕切り、さらに、
後述する上部杆を支持する一対の支持杆77a,77b
と、底杆73に所望の間隔で固着されて食器類の収納位
置を示し、かつ食器類を保持する仕切杆78と、支持杆
77a,77bに取付けられた部分(図21のA)を支
点に図20の矢印方向に回動し、例えば、コップなどの
載置部79を構成する上部杆80とから構成されてい
る。
【0045】上部杆80の載置部79は、上部杆80の
前側の長手方向に固着されて載置部79の側面を保持す
る第1の保持杆81、コップなどの載置位置を示し、か
つコップなどを内側から保持する第2の保持杆82、及
びコップなどの端部が係止して保持する第3の保持杆8
3によって構成されている。また、浅底食器載置部76
の前側には、底杆73によって形成されたコップなどを
傾けて載置する載置部84が設けられている。なお、図
1の85a,85bは洗浄槽4の側壁6aに取付けられ
た、例えば箸やスプーンなどの小物を収容する小物かご
である。
前側の長手方向に固着されて載置部79の側面を保持す
る第1の保持杆81、コップなどの載置位置を示し、か
つコップなどを内側から保持する第2の保持杆82、及
びコップなどの端部が係止して保持する第3の保持杆8
3によって構成されている。また、浅底食器載置部76
の前側には、底杆73によって形成されたコップなどを
傾けて載置する載置部84が設けられている。なお、図
1の85a,85bは洗浄槽4の側壁6aに取付けられ
た、例えば箸やスプーンなどの小物を収容する小物かご
である。
【0046】次に、上記のように構成した本発明に係る
食器洗浄機の作用を説明する。 (1) 先ず、食器洗浄機を例えば流し台の近傍に設置
し、洗浄水供給管8をホースにより水道の蛇口に接続す
ると共に、排水管31にホースを接続してその先端部を
例えば流し台の排水口付近に位置させる。なお、このと
き、洗浄水供給管8及び排水管31は、給水弁9及び排
水弁32により閉じられている。そして、電源コード
(図示せず)を電源に接続する。
食器洗浄機の作用を説明する。 (1) 先ず、食器洗浄機を例えば流し台の近傍に設置
し、洗浄水供給管8をホースにより水道の蛇口に接続す
ると共に、排水管31にホースを接続してその先端部を
例えば流し台の排水口付近に位置させる。なお、このと
き、洗浄水供給管8及び排水管31は、給水弁9及び排
水弁32により閉じられている。そして、電源コード
(図示せず)を電源に接続する。
【0047】このとき、洗浄水供給管8は本体1の凹部
7内において90°以上旋回させることができるので、
洗浄水供給管8に接続されたホースを蛇口の位置に応じ
て凹部7の開口部から適宜取出すことができる。また、
本体1の底部には、排水管31に接続されたホースのガ
イドとなる複数の凹部17が設けられているので、流し
台の排水口の位置に応じして適宜方向からホースを取出
すことができる。
7内において90°以上旋回させることができるので、
洗浄水供給管8に接続されたホースを蛇口の位置に応じ
て凹部7の開口部から適宜取出すことができる。また、
本体1の底部には、排水管31に接続されたホースのガ
イドとなる複数の凹部17が設けられているので、流し
台の排水口の位置に応じして適宜方向からホースを取出
すことができる。
【0048】(2) 食器類の洗浄にあたっては、先
ず、上扉2及び下扉3を開放し、食器かご71を脚部7
2a,72bが給水管40を跨ぐようにしてフィルタ1
1上に載置し、洗浄槽4内に収容する。そして、図3に
示すように、食器かご71の各載置部に食器類90を載
置し、収納する。ついで、貯水槽5に洗剤を投入し、上
扉2及び下扉3を閉じてロックする。なお、上扉2を開
放したときは、ヒンジに連動したスイッチにより電源回
路がOFFされ、上扉2を閉じたときは電源回路がON
される。
ず、上扉2及び下扉3を開放し、食器かご71を脚部7
2a,72bが給水管40を跨ぐようにしてフィルタ1
1上に載置し、洗浄槽4内に収容する。そして、図3に
示すように、食器かご71の各載置部に食器類90を載
置し、収納する。ついで、貯水槽5に洗剤を投入し、上
扉2及び下扉3を閉じてロックする。なお、上扉2を開
放したときは、ヒンジに連動したスイッチにより電源回
路がOFFされ、上扉2を閉じたときは電源回路がON
される。
【0049】このとき、茶碗、どんぶりなどの深底食器
類91は、側部噴射ノズル70側に、かつその開口部
(汚れ面)を側部噴射ノズル70側に向けて食器かご7
1に収納し、皿などの浅底食器類92は、側部噴射ノズ
ル70から離れた位置に、かつその汚れ面を側部噴射ノ
ズル70側に向けて食器かご71に収納する。また、湯
のみやコップ類93は、載置部79,84に傾けて載置
する。
類91は、側部噴射ノズル70側に、かつその開口部
(汚れ面)を側部噴射ノズル70側に向けて食器かご7
1に収納し、皿などの浅底食器類92は、側部噴射ノズ
ル70から離れた位置に、かつその汚れ面を側部噴射ノ
ズル70側に向けて食器かご71に収納する。また、湯
のみやコップ類93は、載置部79,84に傾けて載置
する。
【0050】(3) 次に、電源をONし、洗浄水供給
管8の給水弁9を開放して水道の蛇口から貯水槽5内に
洗浄水を供給し、所望量の洗浄水が貯水されると水位セ
ンサ(図示せず)により水位が検知され、給水弁9が閉
じられる。この状態では、洗浄水は貯水槽5内、第1の
送水管19内、送水ポンプ22内、第2の送水管30及
び送風管34の一部に貯水される。なお、送風管34は
貯水槽5内の洗浄水の液面Lより上方において折曲げら
れているので、送風機25に洗浄水が流入するおそれは
ない。
管8の給水弁9を開放して水道の蛇口から貯水槽5内に
洗浄水を供給し、所望量の洗浄水が貯水されると水位セ
ンサ(図示せず)により水位が検知され、給水弁9が閉
じられる。この状態では、洗浄水は貯水槽5内、第1の
送水管19内、送水ポンプ22内、第2の送水管30及
び送風管34の一部に貯水される。なお、送風管34は
貯水槽5内の洗浄水の液面Lより上方において折曲げら
れているので、送風機25に洗浄水が流入するおそれは
ない。
【0051】(4) 次に、ヒータ10に通電して貯水
槽5内の洗浄水を所望の温度に昇温させる。ついで、送
水・送風ポンプ20のモータ21に通電して送水ポンプ
22を駆動し、送水ポンプ22の回転によって発生した
圧送力により、貯水槽5内の温水化された洗浄水を第1
の送水管19、第2の送水管30から給水管40及び側
部給水管67に圧送し、前述のように、それぞれに設け
た噴射ノズル50a〜50c及び側部噴射ノズル70
は、回転しながら噴射口56a,56b及び56a,5
6cから図22に示すように洗浄水を噴射し、食器類9
0の洗浄を開始する。
槽5内の洗浄水を所望の温度に昇温させる。ついで、送
水・送風ポンプ20のモータ21に通電して送水ポンプ
22を駆動し、送水ポンプ22の回転によって発生した
圧送力により、貯水槽5内の温水化された洗浄水を第1
の送水管19、第2の送水管30から給水管40及び側
部給水管67に圧送し、前述のように、それぞれに設け
た噴射ノズル50a〜50c及び側部噴射ノズル70
は、回転しながら噴射口56a,56b及び56a,5
6cから図22に示すように洗浄水を噴射し、食器類9
0の洗浄を開始する。
【0052】(5) このとき、噴射ノズル50a〜5
0c及び側部噴射ノズル70からは、前述のように、帯
状で先端部になるにしたがって幅広に拡散された洗浄水
が噴射され、食器類90、特にその汚れ付着部を洗浄す
る。そして、洗浄槽4内に噴射した洗浄水は落下して再
び貯水槽5内に貯水され、送水ポンプ22によって第2
の送水管30から給水管40及び側部給水管67に圧送
され、噴射ノズル50a〜50c及び側部噴射ノズル7
0から洗浄槽4内に噴射され、この循環を繰返す。な
お、この間、洗浄水中に含まれた残菜は、フィルタ1
1、特に残菜フィルタ13に捕集される。
0c及び側部噴射ノズル70からは、前述のように、帯
状で先端部になるにしたがって幅広に拡散された洗浄水
が噴射され、食器類90、特にその汚れ付着部を洗浄す
る。そして、洗浄槽4内に噴射した洗浄水は落下して再
び貯水槽5内に貯水され、送水ポンプ22によって第2
の送水管30から給水管40及び側部給水管67に圧送
され、噴射ノズル50a〜50c及び側部噴射ノズル7
0から洗浄槽4内に噴射され、この循環を繰返す。な
お、この間、洗浄水中に含まれた残菜は、フィルタ1
1、特に残菜フィルタ13に捕集される。
【0053】所望の時間が経過するとヒータ10及び送
水・送風ポンプ20への通電が停止し、ついで、排水弁
制御器33により排水管31の排水弁32が開放され
る。これにより、貯水槽5内、送水ポンプ22内、第
1、第2の送水管19,30及び送風管34内の汚水
は、排水管31からホースを経て流し台の排水口から外
部へ排出される。なお、この排水工程は、送水ポンプ2
2により強制的に行ってもよく、この場合は短時間で汚
水を排水することができる。
水・送風ポンプ20への通電が停止し、ついで、排水弁
制御器33により排水管31の排水弁32が開放され
る。これにより、貯水槽5内、送水ポンプ22内、第
1、第2の送水管19,30及び送風管34内の汚水
は、排水管31からホースを経て流し台の排水口から外
部へ排出される。なお、この排水工程は、送水ポンプ2
2により強制的に行ってもよく、この場合は短時間で汚
水を排水することができる。
【0054】すべての汚水の排水が終ったときは、排水
弁32を閉じて給水弁9を開放し、新らしい洗浄水を貯
水槽5に供給する。以後は上述した洗浄工程と同様の工
程により食器類90のすすぎ洗いが行われ、所望時間の
すすぎ洗いが終了すると再び排水が行われる。このすす
ぎ洗いと排水は、通常数回繰返えされる。なお、すすぎ
洗い中、ヒータ10に通電して温水で行うと、すすぎ効
果を高めることができる。
弁32を閉じて給水弁9を開放し、新らしい洗浄水を貯
水槽5に供給する。以後は上述した洗浄工程と同様の工
程により食器類90のすすぎ洗いが行われ、所望時間の
すすぎ洗いが終了すると再び排水が行われる。このすす
ぎ洗いと排水は、通常数回繰返えされる。なお、すすぎ
洗い中、ヒータ10に通電して温水で行うと、すすぎ効
果を高めることができる。
【0055】上記の洗浄、すすぎ工程において、食器類
90は側部噴射ノズル70側に深底食器類91を、また
側部噴射ノズル70から遠ざかる側に浅底食器類92を
密に収納してあるが、深底食器類91には噴射ノズル5
0a〜50cと側部噴射ノズル70から、浅底食器類9
3には給水管40の先端部側のピッチを狭くして設けた
噴射ノズル50b,50cから洗浄水が噴射されるの
で、食器類90をむらなく洗浄することができる。ま
た、洗浄、すすぎ工程の際、なんらかの理由で噴射ノズ
ル50a〜50cの一部の回転が停止すると、隣接する
噴射ノズルの切欠き部57a,57bの吹出し口59
a,59bから噴出した洗浄水が、停止している噴射ノ
ズルの衝突リブ60a〜60dに当り、回転を再開させ
る。また、側部噴射ノズル70がなんらかの理由で停止
しても、噴射ノズル50a〜50cから噴出した洗浄水
が側部噴射ノズル70の衝突リブ60a〜60dに当っ
て回転を再開する。
90は側部噴射ノズル70側に深底食器類91を、また
側部噴射ノズル70から遠ざかる側に浅底食器類92を
密に収納してあるが、深底食器類91には噴射ノズル5
0a〜50cと側部噴射ノズル70から、浅底食器類9
3には給水管40の先端部側のピッチを狭くして設けた
噴射ノズル50b,50cから洗浄水が噴射されるの
で、食器類90をむらなく洗浄することができる。ま
た、洗浄、すすぎ工程の際、なんらかの理由で噴射ノズ
ル50a〜50cの一部の回転が停止すると、隣接する
噴射ノズルの切欠き部57a,57bの吹出し口59
a,59bから噴出した洗浄水が、停止している噴射ノ
ズルの衝突リブ60a〜60dに当り、回転を再開させ
る。また、側部噴射ノズル70がなんらかの理由で停止
しても、噴射ノズル50a〜50cから噴出した洗浄水
が側部噴射ノズル70の衝突リブ60a〜60dに当っ
て回転を再開する。
【0056】また、上述の洗浄、すすぎ工程の際、送水
・送風ポンプ20の送風機25も作動するが、その送風
力は弱いため、送風管34内の洗浄水にはほとんど影響
を与えない。さらに、噴射ノズル50a〜50c、及び
側部噴射ノズル70から噴射した洗浄水は拡散するた
め、貯水槽5に落下した洗浄水中には気泡が含まれる
が、これらの気泡は送水ポンプ22への送水口19aに
近接して貯水槽5内に設けた泡切りカバー14によって
阻止され、送水ポンプ22内へ吸引されることはない。
・送風ポンプ20の送風機25も作動するが、その送風
力は弱いため、送風管34内の洗浄水にはほとんど影響
を与えない。さらに、噴射ノズル50a〜50c、及び
側部噴射ノズル70から噴射した洗浄水は拡散するた
め、貯水槽5に落下した洗浄水中には気泡が含まれる
が、これらの気泡は送水ポンプ22への送水口19aに
近接して貯水槽5内に設けた泡切りカバー14によって
阻止され、送水ポンプ22内へ吸引されることはない。
【0057】所望回数のすすぎ洗いと排水が終了する
と、洗浄水供給管8を閉じた状態でヒータ10及び送水
・送風ポンプ20のモータ21に通電し、送風機25を
駆動して通風管34から洗浄槽4内に空気を送り、この
空気はヒータ10で加熱されて温風となり、食器類90
及び洗浄槽4内全域の加熱工程に入る。所望時間が経過
するとヒータ10への通電が停止され、乾燥工程を終了
し、これによりすべての食器洗浄・乾燥工程が終了す
る。なお、温風は本体1の上面に設けた放熱口から外部
に放出される。食器類90が冷えたときは、上扉2及び
下扉3を開いて食器類90を取出し、また、残菜フィル
タ13を取出して溜った残菜を捨てる。なお、必要に応
じてフィルタ11を取出して洗浄し、残菜を洗い流す。
と、洗浄水供給管8を閉じた状態でヒータ10及び送水
・送風ポンプ20のモータ21に通電し、送風機25を
駆動して通風管34から洗浄槽4内に空気を送り、この
空気はヒータ10で加熱されて温風となり、食器類90
及び洗浄槽4内全域の加熱工程に入る。所望時間が経過
するとヒータ10への通電が停止され、乾燥工程を終了
し、これによりすべての食器洗浄・乾燥工程が終了す
る。なお、温風は本体1の上面に設けた放熱口から外部
に放出される。食器類90が冷えたときは、上扉2及び
下扉3を開いて食器類90を取出し、また、残菜フィル
タ13を取出して溜った残菜を捨てる。なお、必要に応
じてフィルタ11を取出して洗浄し、残菜を洗い流す。
【0058】なお、洗浄及び乾燥工程中において、洗浄
水及び温風の温度は温度センサ15によって検出され、
検出温度に基いて制御部35により適温に制御される。
また、なんらかの理由によりヒータ10の温度が異常に
上昇したときは、温度過昇防止器16が作動してヒータ
10の電源をOFFする。
水及び温風の温度は温度センサ15によって検出され、
検出温度に基いて制御部35により適温に制御される。
また、なんらかの理由によりヒータ10の温度が異常に
上昇したときは、温度過昇防止器16が作動してヒータ
10の電源をOFFする。
【0059】上記の説明では、図1、図2に示した食器
洗浄機に本発明を実施した場合を示したが、他の構造の
食器洗浄機にも本発明を実施することができる。また、
洗浄槽内に噴射ノズルと側部噴射ノズルを設けた場合を
示したが、側部噴射ノズル及びこれに伴う配管系は省略
してもよい。さらに、送水、送風機能を有するポンプを
用いた場合を示したが、送水ポンプと送風機を別に設け
てもよく、また、排水ポンプを設けてもよい。また、食
器類の洗浄にあたっては、図20、図21に示す食器か
ごを用いた場合を示したが、他の食器かごを用いてもよ
い。
洗浄機に本発明を実施した場合を示したが、他の構造の
食器洗浄機にも本発明を実施することができる。また、
洗浄槽内に噴射ノズルと側部噴射ノズルを設けた場合を
示したが、側部噴射ノズル及びこれに伴う配管系は省略
してもよい。さらに、送水、送風機能を有するポンプを
用いた場合を示したが、送水ポンプと送風機を別に設け
てもよく、また、排水ポンプを設けてもよい。また、食
器類の洗浄にあたっては、図20、図21に示す食器か
ごを用いた場合を示したが、他の食器かごを用いてもよ
い。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から、本発明に係る食器洗浄
機によれば次のような効果を得ることができる。 (1) 洗浄槽を有する本体と、この本体内に設けられ
前記洗浄槽内に貯水された洗浄水を圧送するポンプと、
このポンプに接続され前記洗浄槽内に横架された給水管
と、この給水管に設けられた複数の洗浄水の吐出口と、
少なくとも上面に噴射口が設けられ前記吐出口にそれぞ
れ回転自在に装着された円盤状の噴射ノズルとを備えた
ので、噴射ノズルの外径寸法を小さくすることができ
る。このため、洗浄槽の内容積を小さく形成することが
でき、これに伴って本体も小形化できるので、設置場所
の自由度が大幅に拡大し、使い勝手のよい食器洗浄機を
得ることができる。
機によれば次のような効果を得ることができる。 (1) 洗浄槽を有する本体と、この本体内に設けられ
前記洗浄槽内に貯水された洗浄水を圧送するポンプと、
このポンプに接続され前記洗浄槽内に横架された給水管
と、この給水管に設けられた複数の洗浄水の吐出口と、
少なくとも上面に噴射口が設けられ前記吐出口にそれぞ
れ回転自在に装着された円盤状の噴射ノズルとを備えた
ので、噴射ノズルの外径寸法を小さくすることができ
る。このため、洗浄槽の内容積を小さく形成することが
でき、これに伴って本体も小形化できるので、設置場所
の自由度が大幅に拡大し、使い勝手のよい食器洗浄機を
得ることができる。
【0061】(2) 上記(1)の食器洗浄機におい
て、給水管を断面偏平に形成し、かつ先端部になるにし
たがってその断面積が小さくなるように構成したので、
給水管に設けた各噴射ノズルの噴射口から噴射される洗
浄水の水量及び水勢をほぼ等しくすることができ、洗浄
性能が向上する。
て、給水管を断面偏平に形成し、かつ先端部になるにし
たがってその断面積が小さくなるように構成したので、
給水管に設けた各噴射ノズルの噴射口から噴射される洗
浄水の水量及び水勢をほぼ等しくすることができ、洗浄
性能が向上する。
【0062】(3) 上記(1)又は(2)の食器洗浄
機において、吐出口の間隔を先端部になるにしたがって
狭くしたので、給水管の先端部側において食器かごに収
納した浅底食器類の洗浄性を向上することができる。
機において、吐出口の間隔を先端部になるにしたがって
狭くしたので、給水管の先端部側において食器かごに収
納した浅底食器類の洗浄性を向上することができる。
【0063】(4) 上記(1)の食器洗浄機におい
て、上方に洗浄水の吐出口を有しポンプに接続されて洗
浄槽の側壁上部まで延出された側部給水管と、少なくと
も上面の対向位置に互いに直交して設けられた噴射口を
有し前記吐出口に回転自在に装着されたほぼ円盤状の側
部噴射ノズルを備えたので、食器類、特に、茶碗、どん
ぶりなどの深底食器の汚れ面の洗浄性能を高めることが
でき、また、洗浄水の噴射密度、噴射水量を高め、洗浄
水を洗浄槽内全域に満遍なく噴射することができる。
て、上方に洗浄水の吐出口を有しポンプに接続されて洗
浄槽の側壁上部まで延出された側部給水管と、少なくと
も上面の対向位置に互いに直交して設けられた噴射口を
有し前記吐出口に回転自在に装着されたほぼ円盤状の側
部噴射ノズルを備えたので、食器類、特に、茶碗、どん
ぶりなどの深底食器の汚れ面の洗浄性能を高めることが
でき、また、洗浄水の噴射密度、噴射水量を高め、洗浄
水を洗浄槽内全域に満遍なく噴射することができる。
【0064】(5) 上記(1)又は(4)の噴射ノズ
ル及び側部噴射ノズルの噴射口をスリット状に形成した
ので、幅広で強い水勢の洗浄水を噴射することができ、
洗浄性能を高めることができる。
ル及び側部噴射ノズルの噴射口をスリット状に形成した
ので、幅広で強い水勢の洗浄水を噴射することができ、
洗浄性能を高めることができる。
【0065】(6) 上記(1),(2),(3)又は
(4)の食器洗浄機の吐出口を、給水管又は側部給水管
に設けられた円筒状の開口部と、この開口部から上方に
延出されたほぼ逆L字状の複数の腕部と、中心部にめね
じを有し前記腕部の上部中心部に腕部と一体に形成され
たボスと、前記各腕部の一方の側面に設けられた整流板
と、前記各腕部の間に形成された洗浄水の流出口とによ
って形成したので、噴射ノズル及び側部噴射ノズルを回
転自在にかつ確実に給水管及び側部給水管に装着するこ
とでき、また、整流された強い水勢の洗浄水を噴射ノズ
ル及び側部噴射ノズルに噴出することができる。
(4)の食器洗浄機の吐出口を、給水管又は側部給水管
に設けられた円筒状の開口部と、この開口部から上方に
延出されたほぼ逆L字状の複数の腕部と、中心部にめね
じを有し前記腕部の上部中心部に腕部と一体に形成され
たボスと、前記各腕部の一方の側面に設けられた整流板
と、前記各腕部の間に形成された洗浄水の流出口とによ
って形成したので、噴射ノズル及び側部噴射ノズルを回
転自在にかつ確実に給水管及び側部給水管に装着するこ
とでき、また、整流された強い水勢の洗浄水を噴射ノズ
ル及び側部噴射ノズルに噴出することができる。
【0066】(7) 上記(1)の食器洗浄機におい
て、噴射ノズルを、中心部に吐出口に嵌合される穴を有
する底板と、中心部に前記吐出口に装着するねじの挿通
穴を有し前記底板と一体に形成されたほぼ半球面状の本
体とからなり、この本体の挿通穴の一方の側に一端が前
記挿通穴に近接し他端が底板方向に延出されたスリット
状の第1の噴射口を設けると共に、他方の側に前記第1
の噴射口と対向し一端が底板に近接し他端が挿通穴方向
に延出されたスリット状の第2の噴射口を設けたので、
噴射口から異なる方向に帯状で先端部が幅広に拡散され
た水勢の強い洗浄水を噴射することができ、また、噴射
ノズルが円滑に回転できる。このため、食器類の洗浄性
を高めることができる。
て、噴射ノズルを、中心部に吐出口に嵌合される穴を有
する底板と、中心部に前記吐出口に装着するねじの挿通
穴を有し前記底板と一体に形成されたほぼ半球面状の本
体とからなり、この本体の挿通穴の一方の側に一端が前
記挿通穴に近接し他端が底板方向に延出されたスリット
状の第1の噴射口を設けると共に、他方の側に前記第1
の噴射口と対向し一端が底板に近接し他端が挿通穴方向
に延出されたスリット状の第2の噴射口を設けたので、
噴射口から異なる方向に帯状で先端部が幅広に拡散され
た水勢の強い洗浄水を噴射することができ、また、噴射
ノズルが円滑に回転できる。このため、食器類の洗浄性
を高めることができる。
【0067】(8) 上記(4)の食器洗浄機におい
て、側部噴射ノズルを、中心部に吐出口に嵌合される穴
を有する底板と、中心部に前記吐出口に装着するねじの
挿通穴を有し前記底板と一体に形成されたほぼ半球面状
の本体とからなり、この本体の挿通穴の一方の側に一端
が前記挿通穴に近接し他端が底板方向に延出されたスリ
ット状の第1の噴射口を設けると共に、他方の側に底板
に近接し前記第1の噴射口と対向しかつ直交する第2の
噴射口を設けたので、第1、第2の噴射口から異なる方
向にかつ直交して帯状で先端部が幅広に拡散された水勢
の強い洗浄水を噴射することができる。このため、食器
類、特に、茶碗やどんぶりのような深底食器の洗浄性能
を大幅に向上することができる。
て、側部噴射ノズルを、中心部に吐出口に嵌合される穴
を有する底板と、中心部に前記吐出口に装着するねじの
挿通穴を有し前記底板と一体に形成されたほぼ半球面状
の本体とからなり、この本体の挿通穴の一方の側に一端
が前記挿通穴に近接し他端が底板方向に延出されたスリ
ット状の第1の噴射口を設けると共に、他方の側に底板
に近接し前記第1の噴射口と対向しかつ直交する第2の
噴射口を設けたので、第1、第2の噴射口から異なる方
向にかつ直交して帯状で先端部が幅広に拡散された水勢
の強い洗浄水を噴射することができる。このため、食器
類、特に、茶碗やどんぶりのような深底食器の洗浄性能
を大幅に向上することができる。
【0068】(9) 上記(7)又は(8)の噴射ノズ
ル及び側部噴射ノズルの本体の外周部に衝突リブを設け
たので、複数の噴射ノズルの中の1つがなんらかの理由
で回転を停止しても、回転している隣接した噴射ノズル
の吹出し口から噴出した洗浄水がこの衝突リブに当り、
停止している噴射ノズルを再び回転させることができ
る。また、側部噴射ノズルの回転が停止しても、噴射ノ
ズルから噴出した洗浄水が衝突リブに当って回転を再開
することができる。
ル及び側部噴射ノズルの本体の外周部に衝突リブを設け
たので、複数の噴射ノズルの中の1つがなんらかの理由
で回転を停止しても、回転している隣接した噴射ノズル
の吹出し口から噴出した洗浄水がこの衝突リブに当り、
停止している噴射ノズルを再び回転させることができ
る。また、側部噴射ノズルの回転が停止しても、噴射ノ
ズルから噴出した洗浄水が衝突リブに当って回転を再開
することができる。
【0069】(10) 上記(7),(8)又は(9)
の食器洗浄機において、噴射ノズル及び側部噴射ノズル
の本体の下部外周縁に切線方向に開口する洗浄水の吹出
し口を設けたので、吹出し口から噴出する洗浄水の噴射
圧力の反力により、噴射ノズル及び側部噴射ノズルを噴
射口から洗浄水を噴射しながら円滑に回転させることが
できる。
の食器洗浄機において、噴射ノズル及び側部噴射ノズル
の本体の下部外周縁に切線方向に開口する洗浄水の吹出
し口を設けたので、吹出し口から噴出する洗浄水の噴射
圧力の反力により、噴射ノズル及び側部噴射ノズルを噴
射口から洗浄水を噴射しながら円滑に回転させることが
できる。
【図1】 本発明の一実施形態の扉を開いた状態を示す
前面斜視図である。
前面斜視図である。
【図2】 図1の背面斜視図である。
【図3】 洗浄槽内に食器類を収納した状態を示す図1
の中央縦断面図である。
の中央縦断面図である。
【図4】 図3のA−A断面図である。
【図5】 図3のB−B断面図である。
【図6】 図1の底面図である。
【図7】 送水・送風ポンプの正面図である。
【図8】 図1の給水管部分の平面図である。
【図9】 図8のC−C断面図である。
【図10】 図9の吐出口の斜視図である。
【図11】 噴射ノズルの斜視図である。
【図12】 噴射ノズルの平面図である。
【図13】 噴射ノズルを吐出口に装着した状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図14】 図13のブッシュの断面図及び止めねじの
正面図である。
正面図である。
【図15】 側部噴射ノズルの斜視図である。
【図16】 側部噴射ノズルの平面図である。
【図17】 噴射ノズルの作用説明図である。
【図18】 側部噴射ノズルの作用説明図である。
【図19】 噴射ノズルの他の例の斜視図である。
【図20】 食器かごの正面図である。
【図21】 図20の側面図である。
【図22】 食器類の洗浄状態を示す模式図である。
【図23】 従来の食器洗浄機の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図24】 図23の正面図である。
1 本体、2 上扉、3 下扉、4 洗浄槽、5 貯水
槽、6a,6b 側壁、7 凹部、8 洗浄水供給管、
10 ヒータ、11 フィルタ、13 残菜フィルタ、
14 泡切りカバー、15 温度センサ、16 温度過
昇防止器、17排水管のガイドである凹部、18a,1
8b 空間部、19 第1の送水管、19a 送水口、
20 送水・送風ポンプ、22 送水ポンプ、25 送
風機、30 第2の送水管、31 排水管、34 送風
管、35 電装部、40 給水管、42a〜42b,6
8 吐出口、50a,50b,50c 噴射ノズル、5
1 底板、52 本体、55 ねじ挿通穴、56a,5
6b,56c 噴射口、57a,57b 切欠き部、5
9a,59b 吹出し口、67 側部給水管、70 側
部噴射ノズル、71 食器かご、90 食器類。
槽、6a,6b 側壁、7 凹部、8 洗浄水供給管、
10 ヒータ、11 フィルタ、13 残菜フィルタ、
14 泡切りカバー、15 温度センサ、16 温度過
昇防止器、17排水管のガイドである凹部、18a,1
8b 空間部、19 第1の送水管、19a 送水口、
20 送水・送風ポンプ、22 送水ポンプ、25 送
風機、30 第2の送水管、31 排水管、34 送風
管、35 電装部、40 給水管、42a〜42b,6
8 吐出口、50a,50b,50c 噴射ノズル、5
1 底板、52 本体、55 ねじ挿通穴、56a,5
6b,56c 噴射口、57a,57b 切欠き部、5
9a,59b 吹出し口、67 側部給水管、70 側
部噴射ノズル、71 食器かご、90 食器類。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 勝彦 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 洗浄槽を有する本体と、この本体内に設
けられ前記洗浄槽内に貯水された洗浄水を圧送するポン
プと、このポンプに接続され前記洗浄槽内に横架された
給水管と、この給水管に設けられた複数の洗浄水の吐出
口と、少なくとも上面に噴射口が設けられ前記吐出口に
それぞれ回転自在に装着された円盤状の噴射ノズルとを
備えたことを特徴とする食器洗浄機。 - 【請求項2】 給水管を断面偏平に形成し、かつ先端部
になるにしたがってその断面積が小さくなるように構成
したことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。 - 【請求項3】 吐出口の間隔を、給水管の先端部になる
にしたがって狭くしたことを特徴とする請求項1又は2
記載の食器洗浄機。 - 【請求項4】 上方に洗浄水の吐出口を有しポンプに接
続されて洗浄槽の側壁上部まで延出された側部給水管
と、少なくとも上面の対向位置に互いに直交して設けら
れた噴射口を有し前記吐出口に回転自在に装着されたほ
ぼ円盤状の側部噴射ノズルとを備えたことを特徴とする
請求項1記載の食器洗浄機。 - 【請求項5】 噴射ノズル及び側部噴射ノズルの噴射口
をスリット状に形成したことを特徴とする請求項1又は
4記載の食器洗浄機。 - 【請求項6】 吐出口を、給水管又は側部給水管に設け
られた円筒状の開口部と、この開口部から上方に延出さ
れたほぼ逆L字状の複数の腕部と、中心部にめねじを有
し前記腕部の上部中心部に腕部と一体に形成されたボス
と、前記各腕部の一方の側面に設けられた整流板と、前
記各腕部の間に形成された洗浄水の流出口とによって形
成したことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の
食器洗浄機。 - 【請求項7】 噴射ノズルを、中心部に吐出口に嵌合さ
れる穴を有する底板と、中心部に前記吐出口に装着する
ねじの挿通穴を有し前記底板と一体に形成されたほぼ半
球面状の本体とからなり、この本体の挿通穴の一方の側
に一端が前記挿通穴に近接し他端が底板方向に延出され
たスリット状の第1の噴射口を設けると共に、他方の側
に前記第1の噴射口と対向し一端が前記底板に近接し他
端が挿通穴方向に延出されたスリット状の第2の噴射口
を設けたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。 - 【請求項8】 側部噴射ノズルを、中心部に吐出口に嵌
合される穴を有する底板と、中心部に前記吐出口に装着
するねじの挿通穴を有し前記底板と一体に形成されたほ
ぼ半球面状の本体とからなり、この本体の挿通穴の一方
の側に一端が前記挿通穴に近接し他端が底板方向に延出
されたスリット状の第1の噴射口を設けると共に、他方
の側に底板に近接し前記第1の噴射口と対向しかつ直交
する第2の噴射口を設けたことを特徴とする請求項4記
載の食器洗浄機。 - 【請求項9】 噴射ノズル及び側部噴射ノズルの本体の
外周部に衝突リブを設けたことを特徴とする請求項7又
は8記載の食器洗浄機。 - 【請求項10】 噴射ノズル及び側部噴射ノズルの本体
の下部外周縁に切線方向に開口する洗浄水の吹出し口を
設けたことを特徴とする請求項7,8又は9記載の食器
洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32750095A JPH09164107A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32750095A JPH09164107A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 食器洗浄機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09164107A true JPH09164107A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18199845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32750095A Pending JPH09164107A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 食器洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09164107A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105662303A (zh) * | 2016-02-18 | 2016-06-15 | 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 | 洗碗机配水器组件及洗碗机 |
US9693672B2 (en) | 2011-09-22 | 2017-07-04 | Whirlpool Corporation | Dishwasher with sprayer |
US9700196B2 (en) | 2011-05-16 | 2017-07-11 | Whirlpool Corporation | Dishwasher with filter assembly |
US9833120B2 (en) | 2012-06-01 | 2017-12-05 | Whirlpool Corporation | Heating air for drying dishes in a dishwasher using an in-line wash liquid heater |
US9839340B2 (en) | 2013-07-15 | 2017-12-12 | Whirlpool Corporation | Dishwasher with sprayer |
US9861251B2 (en) | 2011-06-20 | 2018-01-09 | Whirlpool Corporation | Filter with artificial boundary for a dishwashing machine |
US10058228B2 (en) | 2012-02-27 | 2018-08-28 | Whirlpool Corporation | Soil chopping system for a dishwasher |
US10076226B2 (en) | 2012-05-30 | 2018-09-18 | Whirlpool Corporation | Rotating filter for a dishwasher |
US10213085B2 (en) | 2013-07-01 | 2019-02-26 | Whirlpool Corporation | Dishwasher for treating dishes |
CN109589063A (zh) * | 2017-09-30 | 2019-04-09 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种清洗机 |
US10398283B2 (en) | 2013-03-01 | 2019-09-03 | Whirlpool Corporation | Dishwasher with sprayer |
US10653291B2 (en) | 2011-06-20 | 2020-05-19 | Whirlpool Corporation | Ultra micron filter for a dishwasher |
US10779703B2 (en) | 2009-12-21 | 2020-09-22 | Whirlpool Corporation | Rotating drum filter for a dishwashing machine |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP32750095A patent/JPH09164107A/ja active Pending
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10779703B2 (en) | 2009-12-21 | 2020-09-22 | Whirlpool Corporation | Rotating drum filter for a dishwashing machine |
US11882977B2 (en) | 2011-05-16 | 2024-01-30 | Whirlpool Corporation | Dishwasher with filter assembly |
US9700196B2 (en) | 2011-05-16 | 2017-07-11 | Whirlpool Corporation | Dishwasher with filter assembly |
US10178939B2 (en) | 2011-06-20 | 2019-01-15 | Whirlpool Corporation | Filter with artificial boundary for a dishwashing machine |
US10314457B2 (en) | 2011-06-20 | 2019-06-11 | Whirlpool Corporation | Filter with artificial boundary for a dishwashing machine |
US9861251B2 (en) | 2011-06-20 | 2018-01-09 | Whirlpool Corporation | Filter with artificial boundary for a dishwashing machine |
US10813525B2 (en) | 2011-06-20 | 2020-10-27 | Whirlpool Corporation | Ultra micron filter for a dishwasher |
US10653291B2 (en) | 2011-06-20 | 2020-05-19 | Whirlpool Corporation | Ultra micron filter for a dishwasher |
US10058229B2 (en) | 2011-09-22 | 2018-08-28 | Whirlpool Corporation | Dishwasher with sprayer |
US10602907B2 (en) | 2011-09-22 | 2020-03-31 | Whirlpool Corporation | Dishwasher with sprayer |
US9693672B2 (en) | 2011-09-22 | 2017-07-04 | Whirlpool Corporation | Dishwasher with sprayer |
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CN109589063A (zh) * | 2017-09-30 | 2019-04-09 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种清洗机 |
CN109589063B (zh) * | 2017-09-30 | 2024-01-16 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种清洗机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040511 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |