JP6834979B2 - イムノクロマト試験片 - Google Patents

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Description

本発明は、イムノクロマト法による生体試料中に含まれる検出対象物質の検出に用いる試験片および検出方法、検出のためのキット、当該キットの製造方法に関する。
イムノクロマト法とは、検出対象物質と特異的に結合する抗体が固定化された多孔質支持体の一端から、生体試料が毛細管現象によって多孔質支持体内を移動しながら展開し、その過程で標識された検出対象物質と抗体が免疫反応によって結合することによって、時間経過に伴って集積し、局所的に発色することで生体試料中の検出対象物質の有無を判定する免疫測定法である。
イムノクロマト法の利点としては、操作が簡便であることや目視判定が可能であること等が挙げられる。これらの利点を利用した妊娠検査診断薬やインフルエンザ診断薬等の体外診断薬が世界的に普及しており、POCT(Point Of Care Testing)として注目を集めている(例えば、特許文献1)。
POCTとは、医療従事者が被験者の傍らで行う臨床検査のことをいう。POCTは大規模病院の中央検査室等で行う臨床検査とは異なり、その場で瞬時に検査結果が得られることから医療現場でニーズが高まっている。
従来のイムノクロマト法は目視判定(定性評価)が一般的であったが、近年、発色強度を測定するクロマトリーダー等の装置を利用することで、生体試料中に含まれる検出対象物質の濃度を定量化する技術が開発されつつある。
前記定量化の手法として、サンドイッチ法が代表的である。サンドイッチ法では、検出対象物質におけるエピトープの異なる2種類の抗体を利用する。一方の抗体は、金コロイド、着色ラテックス、蛍光粒子等の検出粒子と感作した検出試薬として使用する。他方の抗体は、多孔質支持体の一端に固定した捕捉抗体としてテストラインの測定に使用する。加えて、検出抗体と特異的に結合する抗体を多孔質支持体と反対側の一端に固定化しコントロールラインの測定に使用する。生体試料中に含まれる検出対象物質は、多孔質支持体の一端から展開し、検出抗体と免疫複合体を形成しながら移動し、テストライン上で捕捉抗体と接触して捕捉され発色する。検出対象物質と免疫複合体を形成しなかった遊離の検出試薬は、テストライン上を通過し、コントロールラインの抗体に捕捉され発色する。これらの発色強度をクロマトリーダー等の装置を利用することで検出対象物質の濃度を定量することができる。
従来のイムノクロマト法では、テストラインとコントロールラインを検出するための検出試薬として共通のものを使用していたので、検出対象物質の濃度に影響を受けてコントロールラインの発色強度が変化する問題があった。生体試料中に高濃度の検出対象物質が存在した場合、多量の検出粒子が検出対象物質と免疫複合体を形成し、上流側のテストラインで捕捉されテストラインの発色強度は高くなる。一方、遊離の検出試薬は少量になるのでコントロールラインの発色強度は低くなるといった問題があった。生体試料中に検出対象物質が低濃度に存在した場合、検出対象物質と免疫複合体を形成した検出粒子が少量になるため、遊離の検出粒子がコントロールラインで多量に捕捉された結果、コントロールラインの発色強度が高くなるといった問題があった。
イムノクロマト法を用いた定量化においては、コントロールラインは検出試薬の多孔質支持体への流入量を測定するために使用する場合があるため、一定量の検出試薬が多孔質支持体に展開した場合、発色強度は常に一定であることが望まれる。前記のように検出対象物質の濃度に影響を受けてコントロールラインの発色強度が変化すると測定精度に大きな影響を及ぼすことがある。
両ラインの発色強度を迅速に定量する手法としては、ハウジングケースに位置決め用の目印を設けておき、その位置に基づいて両ラインを検出する手法が挙げられる。しかし、この場合、ハウジングケースとイムノクロマト試験片の位置精度が悪いことから、位置決め用の目印と両ラインの位置との間に大きなずれが生じ、正確に検出できないことがあった。他の手法として、特許文献1にはテストラインより下流に配置したコントロールラインの位置を先に決定した後、これに基づいてテストラインを検出する手法が記載されている。しかし、この手法では測定に長時間を要し、加えてテストラインとコントロールラインの検出粒子が共通の場合、下流のコントロールラインの発色強度は上流のテストラインの発色強度の影響を受けて変化することがあるので、測定精度に影響を及ぼすことがあった。
特開2012−198083号公報
本発明の課題は、従来よりも迅速かつ高精度なイムノクロマト分析方法、当該分析方法を用いたイムノクロマト試験片およびキット、キットの製造方法を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、コントロールラインを検出するための検出試薬として、生体試料中の検出対象物質の濃度に影響を受けないコントロールライン検出試薬を使用することによりコントロールラインの発色強度を安定化できることを見出した。また、イムノクロマト試験片の構成として、コントロールラインをテストラインよりも上流側に配置し、コントロールラインの発色強度を先に検出することで測定時間を短縮できることを見出した。本発明者はさらに、この知見を基に、コントロールライン検出試薬を含むイムノクロマト試験片、当該試験片の製造方法、当該イムノクロマト試験片を使用した生体試料中の検出対象物質の定量法に係る発明を完成した。
すなわち、代表的な本願発明は以下の通りである。
(1) 生体試料中の検出対象物質を定量するためのイムノクロマト試験片であって、
a)前記検出対象物質と特異的に結合する検出試薬及びコントロールライン検出試薬が含浸されたコンジュゲーションパッド、および
b)上流側にコントロールライン検出試薬を特異的に捕捉するための抗体が固定化されており、かつ下流側に前記検出対象物質を捕捉するための抗体が固定化されている多孔性メンブレンパッド
を有し、
前記コントロールライン検出試薬は、ビオチン標識タンパク質が結合した検出粒子を含み、
前記タンパク質は、Blocking Peptide Fragmentである、
ことを特徴とするイムノクロマト試験片。
(2) 前記コントロールライン検出試薬を特異的に捕捉するための抗体は、抗ビオチン抗体であることを特徴とする(1)に記載のイムノクロマト試験片。
(3) (1)または(2)に記載のイムノクロマト試験片を用いる、生体試料中の検出対象物質を定量する方法。
(4) (1)または(2)に記載のイムノクロマト試験片、検体希釈液および分析装置を含むイムノクロマト分析キット。
(5) (1)または(2)に記載のイムノクロマト試験片の製造方法。
本発明のイムノクロマト試験片によれば、生体試料中の検出対象物質の濃度に依存せず、コントロールラインの発色強度を安定化することができるため、迅速かつ測定精度の高いイムノクロマト試験片を提供することができる。
本発明で使用するイムノクロマト試験片の一例を示す上面図である。 本発明で使用するイムノクロマト試験片の一例を示す側面図である。 本発明における発色強度と測定時間の関係を示すグラフである。 従来技術における発色強度と測定時間の関係を示すグラフである。
本発明のイムノクロマト試験片の一つの実施形態を説明する。本発明の実施形態としては、検出対象物質と特異的に結合する検出試薬とコントロールライン検出試薬を含むイムノクロマト試験片である。
(コントロールライン検出試薬)
本発明において、コントロールライン検出試薬は、ビオチン標識タンパク質が結合した検出粒子である。ビオチンの標識方法としては、N−ヒドロキシスクシンイミド法を挙げることができる。検出粒子は、特に制限されないが、金コロイド、ラテックス粒子、蛍光粒子などを例示することができる。ビオチン標識タンパク質と検出粒子の結合方法としては、疎水結合による物理吸着または共有結合を介した結合方法が例示できる。
(タンパク質)
本発明において、前記ビオチン標識タンパク質に用いるタンパク質は、特に制限されないが、微生物由来のタンパク質や動物由来のタンパク質などが好ましい。微生物由来のタンパク質としては、Blocking Peptide Fragmentが好ましく、動物由来のタンパク質としては、ウシ血清アルブミンまたはカゼインが好ましい。これらのタンパク質は市販されているものがあればそれを用いても良いし、別途公知の方法で製造しても良い。分子サイズも特に制限されないが、平均分子量で100kDa以下が好ましい。一般的に、タンパク質の分子サイズが小さいほど検出粒子1粒子に対するタンパク質の結合量は増加するので、感度などの性能が高くなる。
(検出粒子)
本発明において、前記検出粒子の種類は、特に制限されないが、発色粒子や蛍光粒子を用いることができる。発色粒子としては、金属粒子、ラテックス粒子などを例示することができる。金属粒子としては、金コロイド、銀コロイド、白金コロイドなどを例示することができる。金属粒子の粒径は、粒径1nm〜100nmが好ましい。より好ましくは20〜80nm、さらに好ましくは40〜60nmが好ましい。ラテックス粒子としては、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、アクリル酸重合体などの材質からなるものを例示することができる。ラテックス粒子の粒径は、粒径25nm〜500nmが好ましい。より好ましくは50〜250nm、さらに好ましくは80〜200nmである。蛍光粒子としては、特に制限されないが、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリビニルトルエン、シリカなどの材質からなるものを例示することができる。蛍光色素としては、特に制限されないが、FITC(フルオレセインイソチオシアネート)、ローダミンB誘導体、ヒドロキシクマリンなどを例示することができる。これらの中でも、汎用性が高く、視認性に優れた金コロイドやラテックス粒子を用いることが好ましい。
(N−ヒドロキシスクシンイミド法)
本発明において、前記ビオチン標識タンパク質のビオチンの標識方法は、特に限定されないが、N−ヒドロキシスクシンイミド法を例示できる。N−ヒドロキシスクシンイミド法を用いることでビオチンのカルボキシル基をN−ヒドロキシアミン系化合物と脱水縮合剤存在下で縮合反応し、選択的に活性化し、タンパク質のアミノ基とアミド結合を介して標識することができる。
(N−ヒドロキシアミン系化合物)
前記縮合反応に使用するN−ヒドロキシアミン系化合物は、例えば、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシノルボルネン−2,3−ジカルボン酸イミド、2−ヒドロキシイミノ−2−シアノ酢酸エチルエステル、2−ヒドロキシイミノ−2−シアノ酢酸アミド、N−ヒドロキシピペリジン、N−ヒドロキシフタルイミド、N−ヒドロキシイミダゾール、N−ヒドロキシマレイミド等が挙げられる。これら化合物を2種以上用いてもよい。中でも、N−ヒドロキシスクシンイミド(以下、NHSと表記する場合がある)が、比較的安価で、入手し易いことやペプチド合成分野等で実績があることから、より好適である。
(脱水縮合剤)
前記縮合反応に使用する脱水縮合剤としては、例えば、1−エチル−3−ジメチルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩、1−シクロヘキシル−(2−モルホニル−4−エチル)−カルボジイミド・メソp−トルエンスルホネート等が挙げられる。中でも、1−エチル−3−ジメチルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩(以下、EDC・HClと表記する場合がある)が、ペプチド合成分野等で汎用的な水溶性縮合剤として実績があることから、より好適である。
(ビオチンの導入量)
本発明において、前記ビオチン標識タンパク質におけるビオチンの導入量は、タンパク質とビオチンのモル比を調整することで制御することができる。感度などの性能を高めるためには、ビオチンの導入量は高いものが望ましい。より具体的には、タンパク質のモル数に対してビオチンのモル数が、1.0モル倍以上であることが好ましく、5.0モル倍以上であることがより好ましく、10.0モル倍以上であることがさらに好ましい。前記モル比は一例であるためタンパク質の種類や現実の感度に応じて適宜増減すれば良い。
(ビオチン標識タンパク質と検出粒子の結合)
本発明において、前記ビオチン標識タンパク質と検出粒子の結合方法は、特に制限されないが、疎水結合による物理吸着あるいは共有結合を介した結合方法が例示できる。疎水結合においては、ビオチン標識タンパク質と検出粒子の表面層で直接的に結合するので、ビオチン標識タンパク質の等電点付近のpHで処理することが好ましい。共有結合においては、検出粒子表面の官能基によって結合方法は異なるが、一例を挙げると、検出粒子の表面に存在する官能基がアミノ基の場合は、前述したN−ヒドロキシスクシンイミド法を用いて結合することができる。
反応温度は、特に限定されないが、好ましくは10℃以上、より好ましくは20℃以上である。また、50℃以下が好ましく、40℃以下がより好ましい。反応時間は、反応温度によって異なるが、好ましくは1時間以上、より好ましくは2時間以上である。また、好ましくは24時間以下、より好ましくは12時間以下である。
反応液中に含まれる未反応のN−ヒドロキシアミン系化合物や脱水縮合剤は、濾過や遠心分離などにより水溶媒から容易に分離することができる。
(検出対象物質と特異的に結合する検出試薬)
本発明において、前記検出対象物質と特異的に結合する検出試薬は、生体試料中の検出対象物質と結合できる抗体(以下、検出抗体と表記する場合がある)が検出粒子と結合したものである。検出抗体は、検出対象物質の種類によって異なるが、市販されているものがあればそれを用いても良いし、別途公知の方法で製造しても良い。分子サイズも特に制限されない。
(検出対象物質を捕捉するための抗体)
本発明において、検出対象物質を捕捉するための抗体(以下、捕捉抗体と表記する場合がある)は、市販されているものがあればそれを用いても良いし、別途公知の方法で製造しても良い。検出対象物質に対する捕捉抗体の認識部位は、検出抗体とは異なる部位を認識する抗体を用いるのが好ましい。分子サイズも特に制限されない。ヒト絨毛性ゴナドトロピンを測定するための捕捉抗体としては、例えば、Anti hCG_1646157(V−24),Human(Rabbit)(Santa Cruz Biotechnology,Inc.製)、Anti hCG / Chorionic Gonadotropin,Human(Mouse)(LifeSpan Biosciences,Inc.製)、Anti CGB / hCG β ,Human(Mouse)(LifeSpan Biosciences,Inc.製)、Anti Chorionic Gonadotropin,Human(Rabbit)(EY Laboratories,Inc.製)、Anti β−HCG,Human(Mouse)(Boster Immunoleader社製)、Anti CG α (α HCG),Human(Rabbit)(R&D Systems Inc.製)等が挙げられる。
(コントロールライン検出試薬を捕捉する抗体)
本発明において、前記コントロールライン検出試薬を捕捉する抗体は、ビオチンを捕捉する抗体(以下、抗ビオチン抗体と表記する場合がある)を用いるのが好ましい。抗ビオチン抗体としては、市販されているものがあればそれを用いても良いし、別途公知の方法で製造しても良い。分子サイズも特に制限されない。抗ビオチン抗体としては、例えば、Anti−Biotin antibody(GENETEX,inc.製)、Anti−Biotin, Goat−Poly(Bethyl Laboratories,Inc.製)、IgG Fraction Monoclonal Mouse Anti−Biotin(岩井化学薬品株式会社製)等が挙げられる。
(多孔性メンブレンパッド)
本発明において、前記抗ビオチン抗体を多孔性メンブレンパッドの上流側(コントロールライン)に、捕捉抗体を下流側(テストライン)に固定化することで、イムノクロマトグラフ等で使用可能な多孔性メンブレンパッドを作製することができる。これらの抗体は、イムノクロマトグラフ等で一般的に使用される多孔性メンブレンパッドに容易に固定化することができる。多孔性メンブレンパッドの材質は、特に限定されないが、セルロース、セルロース誘導体、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ナイロン等が挙げられる。これらの材質で構成された膜、布帛、繊維状又は不織布状マトリックス等が好適である。好ましくはセルロース誘導体の膜が用いられ、より好ましくはニトロセルロース膜が用いられる。
続いて、本発明のイムノクロマト試験片の一例を、図面を参照して説明する。図1、2において、1は多孔性メンブレンパッド、2はサンプルパッド、3はコンジュゲーションパッド、4は吸収パッド、5は抗ビオチン抗体の固定化部位(コントロールライン)、6は捕捉抗体の固定化部位(テストライン)、7は粘着シートを示す。
図1、2の例では、多孔性メンブレンパッドは、幅4mm、長さ60mmの細長い試験片状のニトロセルロース製メンブレンで作製されている。イムノクロマト試験片のコンジュゲーションパッドには、検出対象物質と特異的に結合する検出試薬とコントロールライン検出試薬が含浸されている。ニトロセルロースメンブレンのクロマト展開始点側の末端から約10mmの位置に抗ビオチン抗体が固定化されたコントロールライン5が形成される。また、同約15mmの位置に捕捉抗体が固定化されたテストライン6が形成される。
図1、2に示すようなイムノクロマト試験片は、多孔性メンブレンパッド1を粘着シート7の中程の位置に貼着し、多孔性メンブレンパッド1の上流側にコンジュゲーションパッド3の一部が重なるように連接し、さらにコンジュゲーションパッド3の上流側にサンプルパッド2の一部が重なるように連接するとともに、吸収パッド4を多孔性メンブレンパッド1の下流側に一部が重なるように連接することで作製することができる。
本発明において、サンプルパッド2は、生体試料を速やかに吸収、展開できる材質のものであれば良く、特に制限されないが、セルロース製の濾紙、不織布や、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの多孔質材料が挙げられる。この中でも濾紙が好適である。
本発明において、コンジュゲーションパッド3は、検出試薬を乾燥状態で保持することができ、生体試料の展開と共に検出試薬を速やかに放出することができる材質のものであれば良く、特に制限されないが、ガラスファイバー、セルロース製の濾紙、ポリエステル製の不織布などが挙げられる。この中でもガラスファイバーが好適である。
本発明において、吸収パッド4は、生体試料を速やかに吸収、保持できる材質のものであればよく、特に限定されないが、セルロース製の濾紙、不織布や、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの多孔質材料が挙げられる。この中でもセルロース製の濾紙が好適である。
さらに、イムノクロマト試験片は、サンプルパッド2、コントロールライン5とテストライン6の位置に、それぞれ生体試料を注入するための開口部、捕捉された検出粒子量を定量するための開口部を有する適当なプラスチック製のハウジングケースに収容しても良い。
(イムノクロマト試験片の製造方法)
本発明のイムノクロマト試験片の製造方法は特に限定されない。例えば、コンジュゲーションパッドにおいては、帯状のガラスファイバーに一定量の検出試薬を均一に塗布した後、恒温槽内で適当な温度で一定時間乾燥することで作製することが出来る。捕捉抗体と抗ビオチン抗体は、多孔性メンブレンパッド上にそれぞれ一定量をライン状に塗布すればよい。多孔性メンブレンパッド上に塗布する方法は、特に限定されないが、市販のイムノクロマトディスペンサーを使用することができる。捕捉抗体と抗ビオチン抗体の塗布量は、好ましくはライン長10cmあたり10μl以下、より好ましくは8μl以下、さらに好ましくは6μl以下である。また、好ましくは4μl以上である。捕捉抗体と抗ビオチン抗体の濃度は、好ましくは0.1〜2.0mg/ml、より好ましくは0.2〜1.8mg/ml、さらに好ましくは0.3〜1.6mg/mlである。
多孔性メンブレンパッド上に塗布した捕捉抗体と抗ビオチン抗体は、乾燥するのみで極めて容易に固定化することが出来る。乾燥温度は特に限定されないが、好ましくは20℃〜80℃、より好ましくは30〜70℃、さらに好ましくは40〜60℃である。乾燥時間は、乾燥温度によって異なるが、5〜120分間、好ましくは10〜60分間である。
(イムノクロマト試験片を使用した検出対象物質の測定方法)
上記のようなイムノクロマト試験片を用いて測定を行う方法は特に限定されない。例えば、以下の方法が例示される。まず、生体試料を必要に応じて適当な展開溶媒(検体希釈液)と混合して展開可能な混合液を得た後、前記混合液をサンプルパッド2上に注入(滴下)する。前記混合液は、サンプルパッド2を通過してコンジュゲーションパッド3に展開する。前記混合液は、コンジュゲーションパッド3に含浸された検出試薬とコントロールライン検出試薬を溶解しながら、生体試料中の検出対象物質と検出試薬が免疫複合体を形成し、多孔性メンブレンパッドに展開する。その後、毛細管現象によって吸収パッド4側に流れる。前記混合液が多孔性メンブレンパッド上のコントロールライン5に到達すると、前記コントロールライン検出試薬は、抗ビオチン抗体で捕捉され集積し、コントロールライン5が発色する。さらに、前記混合液は、コントロールライン5を通過してテストライン6に到達する。ここで、前記混合液中の免疫複合体は捕捉抗体で捕捉され集積し、テストライン6が発色する。残りの混合液は、最終的に吸収パッドで吸収される。コントロールライン5とテストライン6の発色強度をイムノクロマトリーダー等を使用して測定することで検出対象物質の濃度を測定(定量)することができる。
(コントロールラインの発色強度)
コントロールラインの発色強度は特に制限されないが、目視あるいはイムノクロマトリーダーで検出することが出来る範囲の発色強度であれば良い。好ましくは10mAbs〜500mAbs、より好ましくは50mAbs〜450mAbs、さらに好ましくは100mAbs〜400mAbsである。
(イムノクロマト分析キット)
本発明のイムノクロマト分析キットは、イムノクロマト試験片に加えて、生体試料の前処理や希釈を目的とした検体希釈液および分析装置を含む。なお、イムノクロマト試験片は、生体試料を滴下するための検体滴下部と検出ラインの発色強度を測定するための観測窓を有するプラスチック製のハウジングケースに収納された状態でも良い。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
[実施例1]
(hCG検出試薬の調製)
125μlの金コロイド液(OD520=12)(WRGH1、株式会社ワインレッドケミカル社製)に50μlの10mM Tris−HCl pH9.2を加え、ボルテックスで撹拌した。市販の抗hCGモノクローナル抗体(製品名:Anti CGB/hCG β,Human (Mouse)、品番:LS−C196902−100、LifeSpan Biosciences,Inc.製)を10mM Tris−HClで0.1mg/mlに調製した。100μlの抗hCGモノクローナル抗体溶液を金コロイド液に加え、ボルテックスで撹拌した後、室温で15分間静置した。200μlの0.3wt%Blocking Peptide Fragment(東洋紡株式会社製)(以下、BPFと表記する場合がある)+1.0wt%PEG20000水溶液(Santa Cruz Biotechnology Inc製)(以下、PEGと表記する場合がある)を加え、ボルテックスで撹拌した後、15分間室温で静置した。その後、7000rpmで10分間遠心分離し、上清を除去した。200μlの0.3wt%BPF+1.0wt%PEG水溶液を加え、ボルテックスで撹拌した後、15分間室温で静置した。7000rpmで10分間遠心分離し、上清を除去した。1mlの0.3wt%BPF+5.0wt%D(+)-トレハロース(ナカライテスク株式会社製)水溶液を加え、ボルテックスで撹拌した後、15分間室温で静置した。
(コントロールライン検出試薬の調製)
3.15mgのD−ビオチン(ナカライテスク株式会社製)を72μlの蒸留水で溶解した。また、10mgの1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(ナカライテスク株式会社製)と10mgのN−ヒドロキシスクシンイミド(ナカライテスク株式会社製)を100μlの蒸留水に溶解した。これに前記D−ビオチン溶液を加え、室温で1時間緩やかに攪拌した。得られた溶液に80μlの3wt%BPF溶液を加えて30分間室温で静置し、ビオチン標識BPF溶液を調製した。次に、50μlの金コロイド液(OD520=12)に450μlの10mM Tris−HCl pH9.2を加え、ボルテックスで撹拌した。得られた溶液に15μlのビオチン標識BPF溶液を加え、ボルテックスで撹拌した後、15分間室温で静置した。200μlの0.3wt%BPF+1.0wt%PEG水溶液(Santa Cruz Biotechnology Inc製)を加え、ボルテックスで撹拌した後、15分間室温で静置した。その後、7000rpmで10分間遠心分離し、上清を除去した。200μlの0.3wt%BSA+1.0wt%PEG水溶液を加え、ボルテックスで撹拌した後、15分間室温で静置した。7000rpmで10分間遠心分離し、上清を除去した。1mlの0.3wt%BPF+5wt%D(+)−トレハロース(ナカライテスク株式会社製)水溶液を加え、ボルテックスで撹拌した後、15分間室温で静置した。
(hCG検出用多孔性メンブレンパッドの作製)
25mm×150mmのニトロセルロースメンブレン(商品名:Hi−Flow PlusタイプHF120(メルクミリポア株式会社製))の一端(上流側)から約10mmの位置にライン幅約1mmのコントロールラインとして、1.0mg/mlの抗ビオチンモノクローナル抗体(製品名:Anti−Biotin antibody、品番:GTX44344、GENETEX,inc.製)溶液(50mM KHPO,pH7.0+5wt%スクロース)をイムノクロマトディスペンサーを用いて約1.0μl/cmの塗布量で塗布した。次に、ニトロセルロースメンブレンの一端(上流側)から約15mmの位置にライン幅約1mmのテストラインとして、0.5mg/mlの抗hCGモノクローナル抗体(製品名:Anti Chorionic Gonadotropin,Human(Rabbit)、品番:AT−2601−2、EY Laboratories,Inc.製)溶液(50mM KHPO,pH7.0+5wt%スクロース)をイムノクロマトディスペンサーを用いて約1.0μl/cmの塗布量で塗布した。その後、50℃で30分乾燥した。
(hCG測定用コンジュゲーションパッドの作製)
10mm×150mmのコンジュゲーションパッド(商品名:シュアウィック(メルクミリポア株式会社製))に前記hCG検出試薬とコントロールライン検出試薬の混合液(混合比1:1)1.0mlを均一に塗布した。その後、デシケータ内で一晩、室温で減圧乾燥し、hCG検出試薬とコントロールライン検出試薬を含浸したhCG測定用コンジュゲーションパッドを作製した。
(hCG測定用試験片の作製)
hCG測定用試験片は、イムノクロマトグラフで一般的に使用されるスライド構成で作製した。具体的には、サンプルパッド(商品名:シュアウィック(メルクミリポア株式会社製))、コンジュゲーションパッド(商品名:シュアウィック(メルクミリポア株式会社製))、ニトロセルロースメンブレン(商品名:Hi−Flow PlusタイプHF120(メルクミリポア株式会社製))、吸収パッド(商品名:シュアウィック(メルクミリポア株式会社製))を直列連結し作製した。次に、横幅約4mm、縦幅約60mmの試験片状に裁断機を用いてカットした。
(hCG試料の調製)
市販のhCG抗原を50mM KH2PO4,pH7.2+1.0wt%BSA+0.1wt%NaNで希釈し、100IU/LのhCG試料を調製した。
(hCGの測定)
作製したhCG測定用試験片を水平な台に設置した。次に、調製した100IU/LのhCG試料を40μlピペットで取り、サンプルパッドに滴下した。検体を滴下してから2分毎にイムノクロマトリーダー(C10060−10(浜松ホトニクス社製))を用いて発色強度を測定した。結果を図2および表1に示す。コントロールラインの発色強度は、測定開始から12分後に310mAbsに到達し、14分後に308mAbsであったことから、測定開始から14分後に安定化したと判断した。次に、14分後のテストラインの発色強度は303mAbsであった。コントロールラインとテストラインを測定するために要した時間は約14分であった。
Figure 0006834979
[比較例1]
(hCG測定用試験片の作製)
実施例1と同様の試薬および材料を用いて、コントロールラインとテストラインの配置を入れ替えたhCG検出用多孔性メンブレンパッドを作製した。得られた多孔性メンブレンパッドを用いて、実施例1と同様にしてhCG試験片を作製した。
(hCGの測定)
前記作製したhCG試験片を用いて、実施例1と同様の方法でhCGを測定した。結果を図3および表2に示す。コントロールラインの発色強度は測定開始から18分後に312mAbsに到達し、20分後に314mAbsであったことから、測定開始から20分後に安定化したと判断した。次に、20分後のテストラインの発色強度は313mAbsであった。コントロールラインとテストラインを測定するために要した時間は約20分であった。
Figure 0006834979
以上、説明した通り、検出対象物質と特異的に結合する検出試薬とコントロールライン検出試薬がコンジュゲーションパッドに共に含浸されたイムノクロマト試験片とすることにより、テストラインの上流側にコントロールラインを配設しても迅速かつ簡便で測定精度の高い定量分析が可能となった。
本発明により、迅速かつ簡便で測定精度の高いイムノクロマト試験片を提供することができる。
1.多孔性メンブレンパッド
2.サンプルパッド
3.コンジュゲーションパッド
4.吸収パッド
5.コントロールライン
6.テストライン
7.粘着シート

Claims (5)

  1. 生体試料中の検出対象物質を定量するためのイムノクロマト試験片であって、
    a)前記検出対象物質と特異的に結合する検出試薬及びコントロールライン検出試薬が含浸されたコンジュゲーションパッド、および
    b)上流側にコントロールライン検出試薬を特異的に捕捉するための抗体が固定化されており、かつ下流側に前記検出対象物質を捕捉するための抗体が固定化されている多孔性メンブレンパッド
    を有し、
    前記コントロールライン検出試薬は、ビオチン標識タンパク質が結合した検出粒子を含み、
    前記タンパク質は、Blocking Peptide Fragmentである、
    ことを特徴とするイムノクロマト試験片。
  2. 前記コントロールライン検出試薬を特異的に捕捉するための抗体は、抗ビオチン抗体であることを特徴とする請求項1に記載のイムノクロマト試験片。
  3. 請求項1または2に記載のイムノクロマト試験片を用いる、生体試料中の検出対象物質を定量する方法。
  4. 請求項1または2に記載のイムノクロマト試験片、検体希釈液および分析装置を含むイムノクロマト分析キット。
  5. 請求項1または2に記載のイムノクロマト試験片の製造方法。
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