JP6834548B2 - 支持構造、検査装置 - Google Patents

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本発明は、支持構造、及び検査装置に関する。
特許文献1に記載の基板検査装置では、下側の検査治具を上昇させ、被検査基板が上下の検査治具の保護板で挟まれて固定されるようにプレスアップを行うようになっている。さらに、この基板検査装置では、被検査基板の検査が終了すると、下側の検査治具を降下させプレスダウンを行うようになっている。
特開2002−131359号公報
基板を搬送するベルトコンベア(搬送部)から基板を持ち上げた状態で、基板にプローブピンを当てて基板を検査することがある。この場合には、ベルトコンベアに載せられている基板に形成された貫通孔に、下方から持上げピンを挿入して、基板を位置決めし、かつ、ベルトコンベアから基板を持ち上げる。
このように基板を持ち上げる場合に、ベルトコンベアによって搬送されている基板の位置バラツキ等によって、持上げピンが貫通孔に挿入されずに、基板が傾いた状態で持ち上げられてしまうことがある。
本発明の課題は、持上げピンを基板の貫通孔に挿入させることで基板を位置決めし、かつ、基板を持ち上げる場合と比して、基板が傾いた状態で持ち上げられるのを抑制することである。
本発明の請求項1に係る支持構造は、孔が形成された基板が載せられ、該基板を搬送する搬送部と、 該搬送部で搬送された該基板を下方から持ち上げて、該基板を該搬送部から離間させる持上げ部と、該持上げ部により該搬送部から離間した該基板を該持上げ部との間で挟むと共に、該搬送部から離間している状態の該基板の該孔に挿入される軸体を有する押部と、 を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る検査装置は、請求項1に記載された支持構造と、前記基板の上面に形成された電気的検査を行うための検査端子に接触して通電する通電部材を有し、前記押部に取り付けられている検査部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る検査装置は、請求項2に記載の検査装置において、前記検査部材、本体部に交換可能に取り付けられていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る検査装置は、請求項1に記載された支持構造と、前記基板の下面に形成された電気的検査を行うための検査端子に接触して通電する通電部材を有し、前記持上げ部に取り付けられている検査部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る検査装置は、請求項4に記載の検査装置において、前記検査部材は、本体部に交換可能に取り付けられていることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る検査装置は、請求項4又は5に記載の検査装置において、前記検査部材には、前記搬送部で搬送される前記基板と当たって、前記基板を停止させる停止部が取り付けられていることを特徴とする。
本発明の請求項1の支持構造によれば、持上げピンを基板の貫通孔に挿入させることで基板を位置決めし、かつ、基板を搬送部から持ち上げる場合と比して、基板が傾いた状態で持ち上げられるのを抑制することができる。
本発明の請求項2の検査装置によれば、基板を搬送部から持ち上げた状態で、上面に検査端子が形成されている基板を検査することができる。
本発明の請求項3の検査装置によれば、上面の検査端子の位置が異なる複数種の基板を検査することができる。
本発明の請求項4の検査装置によれば、基板を搬送部から持ち上げた状態で、下面に検査端子が形成されている基板を検査することができる。
本発明の請求項5の検査装置によれば、下面の検査端子の位置が異なる複数種の基板を検査することができる。
本発明の請求項6の検査装置によれば、基板を停止させる位置を、基板毎に変えることができる。
本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る検査装置を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置によって基板を検査する検査工程を示した工程図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係る検査装置の搬送部を示した正面図である。 本発明の実施形態に係る検査装置の制御部の制御系を示したブロック図である。 本発明の実施形態に係る検査装置によって検査される基板を示した斜視図である。 (A)(B)(C)本発明の実施形態に対する比較形態に係る支持構造、及び検査装置を示した正面図である。
本発明の実施形態に係る支持構造、及び検査装置の一例について図1〜図20に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
検査装置10は、図1、図2に示されるように、プリント配線基板200(以下「基板200」)を検査する検査ユニット13と、基板200を検査ユニット13へ搬送する搬送部12とを備えている。また、検査装置10は、搬送部12によって検査ユニット13に向けて搬送されている基板の搬送を制限する制限部80と、各部を制御する制御部18(図18参照)とを備えている。
検査ユニット13は、検査される基板200の下側に配置されている下側ユニット14と、検査される基板200の上側に配置されている上側ユニット16とを備えている。
先ず、検査装置10によって検査される基板200を説明し、その後、検査装置10について説明する。なお、基板200については、基板200が検査装置10によって検査されている状態での方向を用いて説明する。
〔基板200〕
基板200は、図19に示されるように、基板本体202と、基板本体202に実装されている電子部品(図示省略)と有している。さらに、基板本体202は、板厚方向を上下方向とし、上方から見て、装置幅方向に延びる矩形状とされている。また、基板本体202の装置幅方向の一方側の部分、及び他方向側の部分には、上方から見て円状の貫通孔202Aが夫々形成されている。また、基板本体202の上面、及び下面には、複数の検査用の検査端子(図示省略)が形成されている。貫通孔202Aは、孔の一例である。
〔搬送部12〕
搬送部12は、図2に示されるように、ベルトコンベアであって、軸方向を装置奥行方向とする駆動ロール22と、軸方向を装置奥行方向とする従動ロール24と、駆動ロール22に伝達される回転力を生じるモータ26とを備えている。さらに、搬送部12は、駆動ロール22と従動ロール24とに巻き掛けられている一対の無端ベルト28と、周回する無端ベルト28を案内する複数のガイドロール30と、搬送される基板200の搬送位置を規制する一対の規制フレーム32とを備えている。
−駆動ロール22、従動ロール24、無端ベルト28−
駆動ロール22は、装置奥行方向に延びている。また、軸方向を装置奥行方向としている従動ロール24は、装置奥行方向に延びており、駆動ロール22に対して装置幅方向の一方側(図中右側)で、かつ、駆動ロール22と離間して配置されている。
無端ベルト28は、一対設けられている。一方の無端ベルト28は、駆動ロール22、及び従動ロール24の装置奥行方向の奥側の部分に巻き掛けられ、他方の無端ベルト28は、駆動ロール22、及び従動ロール24の装置奥行方向の手前側の部分に巻き掛けられている。そして、一方の無端ベルト28と他方の無端ベルト28とは、装置奥行方向で離間している。
−ガイドロール30−
ガイドロール30は、軸方向を装置奥行方向として、周回する無端ベルト28を案内するように装置幅方向に並んで複数配置されている。
具体的には、一方の無端ベルト28を案内するガイドロール30が複数設けられ、この複数のガイドロール30は、駆動ロール22と従動ロール24との間で、かつ、装置幅方向に間隔を空けて配置されている。同様に、他方の無端ベルト28を案内するガイドロール30が複数設けられ、この複数のガイドロール30は、駆動ロール22と従動ロール24との間で、かつ、装置幅方向に間隔を空けて配置されている。
そして、一方の無端ベルト28を案内するガイドロール30と、他方の無端ベルト28を案内するガイドロール30とは、装置奥行方向で離間している。
−規制フレーム32−
規制フレーム32は、一対設けられ、図2に示されるように、装置幅方向に延びている。一方の規制フレーム32は、図17(A)に示されるように、一方の無端ベルト28を案内する複数のガイドロール30の軸部30Aに取り付けられ、他方の規制フレーム32は、他方の無端ベルト28を案内するガイドロール30の軸部30Aに取り付けられている。
そして、夫々の規制フレーム32は、搬送される基板200の端面と対向する対向面32Aと、対向面32Aの上端から、上下方向に対して傾斜する方向に延びる傾斜面32Bとを有している。具体的には、一対の規制フレーム32の傾斜面32Bは、装置幅方向から見て、上方側が下方側に対して対向間隔が広がるように傾斜している。
この構成において、制御部18がモータ26を稼動させることで、駆動ロール22が回転し、無端ベルト28がガイドロール30に案内されながら矢印A方向に周回するようになっている(図2参照)。
そして、基板200は、図17(A)に示されるように、基板200の装置奥行方向の奥側の部分が、一方の無端ベルト28に載せられ、基板200の装置奥行方向の手前側の部分が、他方の無端ベルト28に載せられるようになっている。この状態で、搬送部12は、図2に示されるように、無端ベルト28において装置幅方向の一方向側(図中右側)の部分に載せされた基板200を、装置幅方向の他方向側へ搬送するようになっている。
さらに、規制フレーム32は、搬送されている基板200の装置奥行方向の搬送位置を規制するようになっている。
〔下側ユニット14〕
下側ユニット14は、装置奥行方向において、一対の無端ベルト28の間で、かつ、搬送部12によって搬送される基板200の下方に配置されている。そして、下側ユニット14は、図1に示されるように、装置の床板210(骨格部材の一例)の上面210A側に取り付けられており、本体部40と、本体部40に対して交換可能な交換ユニット50とを備えている。
[本体部40]
本体部40は、床板210の上面210A側に取り付けられているエアシリンダ42と、エアシリンダ42の本体部42Aから上方に突出したロッド42Bの先端に取り付けられている基台44とを備えている。
エアシリンダ42は、ロッド42Bが、上下方向に伸縮する(押引きする)ように配置されており、本体部42Aが、床板210の上面210A側に取り付けられている。
また、基台44は、ロッド42Bの先端(上端)に取り付けられている基礎板46と、基礎板46に取り付けられている一対の保持部材48とを備えている。
基礎板46は、板厚方向が上下方向とされており、上方から見て矩形状とされている。さらに、一対の保持部材48は、基礎板46の上面46Aにおいて装置幅方向の両端部に取り付けられており、装置奥行方向に延びている。そして、一対の保持部材48には、他方の保持部材48側が開口する凹部48Aが夫々形成されている。この凹部48Aは、装置奥行方向に延びており、凹部48Aには、後述するベース板52の装置幅方向の両端部が挿入されている。
[交換ユニット50]
交換ユニット50は、ベース板52と、ベース板52から上方に延びる複数の支柱56と、支柱56を介してベース板52に支持されている支持板58と、支持板58の上面58A側に取り付けられている複数の持上げブロック60とを備えている。さらに、交換ユニット50は、ベース板52の上面52A側に取り付けられているエアシリンダ54と、エアシリンダ54の本体部54Aから上方に突出したロッド54Bの先端に取り付けられているピンボード62とを備えている。
また、交換ユニット50は、ピンボード62の上面62A側に取り付けられている停止部66と、ピンボード62の上面62A側に取り付けられている共に、基板200の検査端子と接触する複数のプローブピン68とを備えている。そして、ピンボード62と複数のプローブピン68とを含んで、基板200を検査するための検査部材64が構成されている。プローブピン68は、通電部材の一例である。
−ベース板52−
ベース板52は、板厚方向が上下方向とされており、基礎板46の上方に配置されている。さらに、ベース板52は、上方から見て矩形状とされおり、ベース板52の装置幅方向の両端部は、保持部材48の凹部48Aに挿抜可能に挿入されている。そして、ベース板52は、保持部材48の凹部48Aに挿入された状態で、図示せぬ位置決め部材によって位置決めされるようになっている。
−支柱56、支持板58、持上げブロック60−
支柱56は、4本設けられ、ベース板52の上面52Aの四隅に配置されている。そして、夫々の支柱56は、基端がベース板52の上面52A側に取り付けられており、ベース板52から上方に延びている。
支持板58は、板厚方向が上下方向とされており、ベース板52の上方に配置されている。さらに、支持板58は、上方から見て矩形状とされており、支柱56の先端が支持板58の下面58Bの四隅に取り付けられている。このように、支持板58は、支柱56を介してベース板52に支持されている。
また、支持板58には、後述する軸体170が貫通する貫通孔58Cと、停止部66が挿入される貫通孔58Dと、プローブピン68が挿入される貫通孔58Eとが形成されている。そして、貫通孔58C、貫通孔58D、及び貫通孔58Eは、断面円状とされている。
貫通孔58Cは、支持板58において装置幅方向の一方側(図中右側)の部分と、他方側(図中左側)の部分に、一対形成されている。また、貫通孔58Dは、一個形成され、装置奥行方向から見て、一対の貫通孔58Cの間で、かつ、装置幅方向の他方側の貫通孔58Cの隣に形成されている。さらに、貫通孔58Eは、装置奥行方向から見て、装置幅方向の一方側の貫通孔58Cと、貫通孔58Dとの間で、複数形成されている。
持上げブロック60は、直方体状とされており、支持板58の上面58Aに複数取り付けられている。具体的には、複数の持上げブロック60は、装置奥行方向から見て、装置幅方向の一方側の貫通孔58Cと、貫通孔58Dとの間で、装置幅方向に間隔を空け配置されている。さらに、少なくとも一の持上げブロック60は、他の持上げブロック60と装置奥行方向で離間している。
−エアシリンダ54、ピンボード62、停止部66、プローブピン68−
エアシリンダ54は、ロッド54Bが、上下方向に伸縮する(押引きする)ように配置され、ベース板52の上面52A側に取り付けられている。
ピンボード62は、板厚方向が上下方向とされており、支持板58より小さくされ、支持板58の下方に配置されている。そして、ピンボード62は、上方から見て矩形状とされており、前述したように、エアシリンダ54のロッド54Bの先端に取り付けられている。また、ピンボード62には、後述する軸体170の先端が挿入される貫通孔62Cが形成されている。さらに、ピンボード62は、ロッド54Bの先端に取り付けられた状態で、装置奥行方向、及び装置幅方向に予め決められた範囲内で、移動可能となっている。
停止部66は、上下方向に延び、一部が、支持板58に形成された貫通孔58Dに挿入された状態で、ピンボード62の上面62A側に取り付けられている。停止部66の内部には、上下方向に延びるロッド66A(図4参照)が設けられている。そして、停止部66は、図示せぬ駆動部材を稼動させて、ロッド66Aを上方へ突出させる突出状態(図4参照)と、ロッド66Aを内部に収納する収納状態(図3参照)とに移行するようになっている。
プローブピン68は、上下方向に延び、少なくとも一部が、支持板58に形成された貫通孔58Eに挿入された状態で、ピンボード62の上面62A側に取り付けられている。
以上の構成において、検査装置10が稼動していない状態(以下「検査装置の非稼働状態」)では、図1、図3に示されるように、エアシリンダ42のロッド42Bは、引込状態となっており、基台44は、待機位置に配置されている。さらに、基台44が待機位置に配置されている状態で、支持板58に取り付けられた持上げブロック60は、無端ベルト28において、基板200が載せられる上面28Aよりも下方に位置している。
さらに、エアシリンダ54のロッド54Bは、引込状態となっており、ピンボード62は、支持板58と離間する離間位置に配置されている。また、ピンボード62が離間位置に配置されている状態で、プローブピン68の先端は、支持板58の上面58Aよりも下方に位置しており、支持板58の上面58Aから突出しないようになっている。
さらに、停止部66は、ロッド66Aを内部に収納する収納状態となっており、停止部66の先端(上端)は、支持板58の上面58Aよりも下方に位置しており、支持板58の上面58Aから突出しないようになっている。
この状態で、収納状態の停止部66を、突出状態に移行させると、図4に示されるように、ロッド66Aが上方へ突出して、ロッド66Aの先端が、無端ベルト28の上面28Aよりも上方に位置するようになっている。
さらに、この状態で、エアシリンダ42を稼動させて、引込状態のロッド42Bを、押出状態に移行させると、図7に示されるように、基台44、及び交換ユニット50が上方へ移動して、支持板58に取り付けられた持上げブロック60は、無端ベルト28の上面28Aの上方に位置するようになっている。つまり、搬送部12で搬送された基板200が持上げブロック60の上方に位置している場合に、持上げブロック60によって基板200が持ち上げられて、基板200は、無端ベルト28から離間するようになっている。
また、この状態で、エアシリンダ54を稼動させて、引込状態のロッド54Bを、押出状態に移行させると、図10に示されるように、離間位置に配置されているピンボード62が、支持板58と接近する接近位置に移動するようになっている。そして、ピンボード62に取り付けられたプローブピン68の先端が、支持板58の上面58Aから突出して、上下方向において持上げブロック60の上面と同様の位置に配置されるようになっている。換言すれば、基板200が持上げブロック60に支持されている状態で、プローブピン68の先端が、基板200の下面の検査端子に接触するようになっている。
以上説明したように、支持板58及び持上げブロック60を含んで、搬送部12で搬送された基板200を、下方から持ち上げて無端ベルト28から離間させる持上げ部34が構成されている。
一方、図1に示されるように、交換ユニット50は、ベース板52の装置幅方向の両端部を、保持部材48の凹部48Aに挿抜することで、他の種類の基板を検査するために、本体部40に対して交換可能となっている。
そして、ベース板52の装置幅方向の両端部が、保持部材48の凹部48Aに挿入された状態で、交換ユニット50は、装置奥行方向、及び装置幅方向に予め決められた範囲内で、移動可能となっている。
〔上側ユニット16〕
上側ユニット16は、装置奥行方向において、一対の無端ベルト28の間で、搬送部12によって搬送される基板200の上方で、かつ、下側ユニット14と上下方向で対向するように配置されている。そして、上側ユニット16は、図1に示されるように、天板220(骨格部材の一例)に取り付けられており、本体部140と、本体部140に対して交換可能な交換ユニット150とを備えている。
[本体部140]
本体部140は、装置の天板220の上面220A側に取り付けられているエアシリンダ142と、エアシリンダ142の本体部142Aの下方から突出したロッド142Bの先端に取り付けられている基台144とを備えている。
エアシリンダ142は、ロッド142Bが、上下方向に伸縮する(押引きする)ように配置されており、本体部142Aが、天板220の上面220A側に取り付けられている。さらに、ロッド142Bは、天板220に形成された貫通孔(図示省略)を通って下方に延びており、ロッド142Bの先端(下端)は、天板220の下面220Bから下方に突出している。
また、基台144は、ロッド142Bの先端(下端)に取り付けられている基礎板146と、基礎板146に取り付けられている一対の保持部材148とを備えている。
基礎板146は、板厚方向が上下方向とされており、上方から見て矩形状とされている。さらに、一対の保持部材148は、基礎板146の下面146Aにおいて装置幅方向の両端部に取り付けられており、装置奥行方向に延びている。そして、一対の保持部材148には、他方の保持部材148側が開口する凹部148Aが夫々形成されている。この凹部148Aは、装置奥行方向に延びており、この凹部148Aには、後述するベース板152の両端部が挿入されている。
[交換ユニット150]
交換ユニット150は、ベース板152と、ベース板152から下方に延びる複数の支柱156と、支柱156を介してベース板152に支持されている押板158と、押板158の下面158B側に取り付けられている複数の押付ブロック160とを備えている。さらに、交換ユニット150は、押板158に取り付けられているエアシリンダ154と、押板158の下面158B側に取り付けられている軸体170、172とを備えている。
また、交換ユニット150は、エアシリンダ154の本体部154Aから下方に突出したロッド154Bの先端(下端)に取り付けられているピンボード162と、ピンボード162の下面162A側に取り付けられていると共に、基板200の検査端子と接触する複数のプローブピン168とを備えている。プローブピン168は、通電部材の一例である。このように、基板200を検査するための検査部材164は、ピンボード162と複数のプローブピン168とを含んで構成されている。
−ベース板152−
ベース板152は、板厚方向が上下方向とされており、基礎板146の下方に配置されている。さらに、ベース板152は、上方から見て矩形状とされおり、ベース板152の装置幅方向の両端部は、保持部材148の凹部148Aに挿抜可能に挿入されている。そして、ベース板152は、保持部材148の凹部148Aに挿入された状態で、図示せぬ位置決め部材によって位置決めされるようになっている。
−支柱156、押板158、押付ブロック160−
支柱156は、4本設けられ、ベース板152の下面152Aの四隅に配置されている。そして、夫々の支柱156は、基端がベース板152の下面152A側に取り付けられており、下方に延びている。
押板158は、板厚方向が上下方向とされており、ベース板152の下方に配置されている。さらに、押板158は、上方から見て矩形状とされており、支柱156の先端(下端)が押板158の上面158Aの四隅に取り付けられている。このようにして、押板158は、支柱156を介してベース板152に支持されている。
押付ブロック160は、下方に延びる直方体状とされており、押板158の下面158Bに複数取り付けられている。具体的には、複数の押付ブロック160は、上下方向で、支持板58に取り付けられた持上げブロック60と対向するように配置されている。そして、ピンボード162には、押付ブロック160が貫通する貫通孔(図示省略)が形成されている。
−軸体170、軸体172−
軸体170は、一対設けられ、検査装置の非稼働状態で、上下方向で、支持板58に形成された貫通孔58Cと対向して配置されている。軸体170は、基端(上端)が押板158の下面158B側に取り付けられており、下方に延びる円柱状とされている。さらに、軸体170の先端(下端)は、先細りとなっており、軸体170の最大直径は、貫通孔58Cの直径よりも予め決められた長さだけ短くされている。
軸体172は、一対設けられ、装置奥行方向から見て、複数の押付ブロック160を挟み、かつ、一対の軸体170から挟まれて配置されている。軸体172は、基端(上端)が押板158の下面158B側に取り付けられており、下方に延びる円柱状とされ、軸体170より短くされている。さらに、一対の軸体172のピッチは、基板200の一対の貫通孔202A(図19参照)の装置幅方向のピッチと同様とされている。また、軸体172の先端(下端)は、先細りとなっており、軸体172の直径は、基板200の貫通孔202Aの直径よりも予め決められた長さだけ短くされている。そして、ピンボード162には、軸体172が貫通する貫通孔(図示省略)が形成されている。
−エアシリンダ154、ピンボード162、プローブピン168−
エアシリンダ154は、ロッド154Bが、上下方向に伸縮する(押引きする)ように配置されており、本体部154Aが、押板158の上面158A側に取り付けられている。さらに、ロッド154Bは、押板158に形成された貫通孔(図示省略)を通って下方に延びており、ロッド154Bの先端(下端)は、押板158の下面158Bから下方に突出している。
ピンボード162は、板厚方向が上下方向とされており、押板158の下方で、かつ、支持板58を挟んでピンボード62の反対側に配置されている。そして、ピンボード162は、上方から見て矩形状とされており、押板158より小さくされ、エアシリンダ154のロッド154Bの先端に取り付けられている。
プローブピン168は、上下方向に延び、ピンボード162の下面162B側に取り付けられている。
以上の構成において、検査装置の非稼働状態で、図3に示されるように、エアシリンダ142のロッド142Bは、引込状態となっており、基台144は、待機位置に配置されている。さらに、基台144が待機位置に配置されている状態で、押板158に取り付けられた軸体170、172の先端、及び押付ブロック160の下端は、無端ベルト28の上面28Aよりも上方に位置している。
さらに、エアシリンダ154のロッド154Bは、引込状態となっており、ピンボード162は、押板158と接近する接近位置に配置されている。また、ピンボード162が接近位置に配置されている状態で、プローブピン168の先端は、無端ベルト28の上面28Aよりも上方に位置している。
さらに、下側ユニット14のエアシリンダ42が押出状態で、エアシリンダ142を稼動させて、引込状態のロッド142Bを、押出状態に移行させると、図8に示されるように、軸体170は、支持板58の貫通孔58Cに夫々貫通するようになっている。また、軸体170の先端は、ピンボード62の貫通孔62Cに挿入されるようになっている。
さらに、基板200が持上げブロック60によって持ち上げられている場合は、押付ブロック160が基板200の上面と接触し、押付ブロック160と、持上げブロック60とで、基板200を挟むようになっている。
また、軸体172の先端は、基板200に形成された貫通孔202Aに挿入されるようになっている。
さらに、この状態で、エアシリンダ154を稼動させて、引込状態のロッド154Bを、押出状態に移行させると、図9に示されるように、接近位置に配置されているピンボード162が、押板158から離間する離間位置に移動するようになっている。そして、ピンボード162に取り付けられたプローブピン168の先端が、基板200の上面の検査端子に接触するようになっている。
以上説明したように、押板158、押付ブロック160、エアシリンダ154、及び軸体172を含んで、持上げ部34によって無端ベルト28から離間された基板200を上方から押して、持上げブロック60との間で挟む押部134が構成されている。
さらに、搬送部12、持上げ部34、及び押部134を含んで、基板200を支持する支持構造20が構成されている。
〔制限部80〕
制限部80は、図3に示されるように、搬送部12によって基板200が搬送される搬送方向(以下「基板搬送方向」)において、検査ユニット13の上流側で、かつ、無端ベルト28の上面28Aの上方に配置されている。
制限部80の内部には、上下方向に延びるロッド80A(図9参照)が設けられている。そして、制限部80は、図示せぬ駆動部材を稼動させて、ロッド80Aを下方へ突出させる突出状態(図9参照)と、ロッド80Aを内部に収納する収納状態(図3参照)とに移行するようになっている。
この構成において、突出状態の制限部80は、図9に示されるように、ロッド80Aが搬送部12によって搬送される基板200と当たることで、基板200の搬送を制限するようになっている。これに対して、収納状態の制限部80は、図3に示されるように、搬送部12によって搬送される基板200の搬送を許容するようになっている。
(作用)
次に、検査装置10の作用について、検査装置10を用いて基板200を検査する工程によって説明する。
先ず、検査装置の非稼働状態の下側ユニット14では、図3に示されるように、エアシリンダ42のロッド42Bは、引込状態となっており、基台44は、待機位置に配置されている。また、基台44が待機位置に配置されている状態で、支持板58に取り付けられた持上げブロック60の上面は、無端ベルト28において、基板200が載せられる上面28Aの下方に位置している。さらに、停止部66は、収納状態となっている。
また、上側ユニット16では、エアシリンダ142のロッド142Bは、引込状態となっており、基台144は、待機位置に配置されている。さらに、基台144が待機位置に配置されている状態で、押板158に取り付けられた軸体170、172の先端、及び押付ブロック160の下面は、無端ベルト28の上面28Aの上方に位置している。
また、制限部80は、収納状態となっている。さらに、搬送部12では、モータ26が非稼働となっており、無端ベルト28が停止している(図2参照)。
この状態で、検査装置10を稼動させると、制御部18(図18参照)は、搬送部12のモータ26を制御し、モータ26を稼動させる(図2参照)。さらに、制御部18は、停止部66を制御し、収納状態の停止部66を突出状態に移行させる(図4参照)。
そして、図2に示されるように、検査される基板200が、無端ベルト28において、基板搬送方向に対して検査ユニット13の上流側の部分に載せられる。無端ベルト28に載せられた基板200は、図17(A)に示されるように、規制フレーム32によって、装置奥行方向の位置が規制されながら、基板搬送方向の下流側へ搬送される。
そして、図4、図5に示されるように、突出状態の停止部66は、搬送されている基板200にロッド66Aを当てることで、基板200の搬送を停止させる。さらに、基板200の停止を図示せぬセンサが検知すると、この情報を制御部18が受け取り、制御部18は、搬送部12のモータ26を制御し、モータ26を非稼動とする。また、制御部18は、停止部66を制御し、図6に示されるように、突出状態の停止部66を収納状態に移行させる。
停止部66が収納状態に移行すると、制御部18は、エアシリンダ42を制御し、図7に示されるように、引込状態のロッド42Bを、押出状態に移行させる。これにより、支持板58に取り付けられた持上げブロック60が、基板200の下面と接触して基板200を下方から支持して持ち上げ、基板200を無端ベルト28から離間させる(図17(B)参照)。
基板200が無端ベルト28から離間すると、制御部18は、制限部80を制御し、収納状態の制限部80を突出状態に移行させる。さらに、制御部18は、搬送部12のモータ26を制御し、モータ26を稼動させる(図2参照)。
そして、次に検査される基板200が、無端ベルト28において、基板搬送方向に対して検査ユニット13の上流側の部分に載せられる(図2参照)。無端ベルト28に載せられた基板200は、基板搬送方向の下流側へ搬送される。また、突出状態の制限部80は、図8に示されるように、搬送されている基板200にロッド80Aを当てることで、基板200の搬送を制限する。
さらに、制御部18は、エアシリンダ142を制御し、引込状態のロッド142Bを、押出状態に移行させる。これにより、図8に示されるように、軸体170は、支持板58の貫通孔58Cを夫々貫通し、かつ、軸体170の先端が、ピンボード62の貫通孔62Cに挿入される。さらに、軸体172の先端は、基板200に形成された貫通孔202A(図19参照)に挿入される。また、軸体172の先端が貫通孔202Aに挿入されている状態で、押付ブロック160が基板200の上面と接触し、押付ブロック160と、持上げブロック60とで、基板200を挟む。
このようにして、支持板58及びピンボード62は、軸体170によって押板158に位置決めされ、基板200は、軸体172によって押板158に位置決めされる。さらに、基板200は、押付ブロック160と、持上げブロック60とで挟まれて支持される。
この状態で、制御部18は、エアシリンダ154を制御し、図9に示されるように、引込状態のロッド154Bを、押出状態に移行させる。これにより、ピンボード162に取り付けられたプローブピン168の先端が、基板200の上面の検査端子に接触する。
プローブピン168の先端が、基板200の上面の検査端子に接触すると、制御部18は、エアシリンダ54を制御し、図10に示されるように、引込状態のロッド54Bを、押出状態に移行させる。これにより、ピンボード62に取り付けられたプローブピン68の先端が、基板200の下面の検査端子に接触する。
この状態で、図示せぬ検査部によって、プローブピン68及びプローブピン168を介して基板200の電気的検査が行われる。
基板200の電気的検査が終了すると、制御部18は、エアシリンダ54を制御し、図11に示されるように、押出状態のロッド54Bを、引込状態に移行させる。これにより、ピンボード62に取り付けられたプローブピン68の先端が、基板200の下面の検査端子から離間する。
プローブピン68の先端が、基板200の下面の検査端子から離間すると、制御部18は、エアシリンダ154を制御し、図12に示されるように、押出状態のロッド154Bを、引込状態に移行させる。これにより、ピンボード162に取り付けられたプローブピン168の先端が、基板200の上面の検査端子から離間する。
プローブピン168の先端が、基板200の上面の検査端子から離間すると、制御部18は、エアシリンダ142を制御し、図13に示されるように、押出状態のロッド142Bを、引込状態に移行させる。これにより、基台144が待機位置に移動することで、軸体170は、支持板58の貫通孔58C、及びピンボード62の貫通孔62から抜去される。さらに、軸体172が、基板200に形成された貫通孔202A(図19参照)から抜去される。また、押付ブロック160が、基板200の上面から離間する。
基台144が待機位置に移動すると、制御部18は、エアシリンダ42を制御し、図14に示されるように、押出状態のロッド42Bを、引込状態に移行させる。これにより、基台44は、待機位置に移動することで、持上げブロック60が下方に移動して、検査が終了した基板200が、周回している無端ベルト28に載せられる。また、持上げブロック60が基板200の下面と離間する。そして、搬送部12は、検査が終了した基板本体202を、基板搬送方向の下流側へ搬送する。
検査が終了した基板本体202が基板搬送方向の下流側へ搬送されると、制御部18は、停止部66を制御し、図15に示されるように、収納状態の停止部66を突出状態に移行させる。さらに、制御部18は、制限部80を制御し、突出状態の制限部80を収納状態に移行させる。これにより、次に検査される基板200が、基板搬送方向の下流側へ搬送される。また、突出状態の停止部66は、図16に示されるように、搬送されてきた基板200にロッド66Aを当てることで、基板200の搬送を停止する。
そして、前述した工程を繰り返すことで、搬送されてきた基板200が検査される。
ここで、比較形態に係る検査装置500と比較しつつ、検査装置10の作用について説明する。まず、比較形態に係る検査装置500の構成について、検査装置10と異なる部分を主に説明する。
検査装置500の支持板58には、基板の下面と接触する持上げブロック60は設けられておらず、図20(A)に示されるように、支持板58には、複数の持上げピン560が設けられている。
この持上げピン560には、段部560Aが形成されており、段部560Aの上方側の部分が、段部560Aの下部側の部分よりも小径化されている。さらに、支持ピン560の先端は、先細りとされている。
さらに、検査される基板500には、持上げピン560において小径部560Bが挿入される貫通孔502Aが形成されている。そして、持上げピン560における小径部560Bの直径は、貫通孔502Aの直径よりも予め決められた長さだけ短くされている。さらに、持上げピン560における大径部560Cの直径は、貫通孔502Aの直径よりも長くされている。
この構成よって、基板500を持ち上げて無端ベルト28から離間させる場合には、図20(B)に示されるように、支持板58が上方に移動し、持上げピン560の小径部560Bが貫通孔502Aに挿入される。そして、持上げピン560の段部560Aで基板200を支持することで、基板200が持ち上げられ、無端ベルト28から離間する。このようにして、基板200が、持上げピン560によって位置決めされ、無端ベルト28から離間する。
しかし、この構成では、例えば、搬送される基板500の位置がばらつくと、図20(C)に示されるように、持上げピン560の先端に、貫通孔502Aの縁が引っ掛かってしまい、基板500が斜めに持ち上げられてしまうことがある。
一方、検査装置10では、図17(A)(B)に示されるように、持上げブロック60が、基板本体202の下面に接することで、基板200が持ち上げられる。そして、基板200が持ち上げられた状態で、軸体172の先端が基板200の貫通孔202Aに挿入される(図8参照)。
(まとめ)
以上説明したように、検査装置10では、持上げブロック60が、基板本体202の下面に接することで、基板200が持ち上げられる。このため、持上げピン560を貫通孔502Aに挿入させることで基板500を持ち上げる場合と比して、基板200が傾いた状態で持ち上げられるのが抑制される。換言すれば、基板200を支持する支持構造20では、持上げピン560を基板500の貫通孔502Aに挿入させることで基板500を位置決めし、かつ、基板500を持ち上げる場合と比して、基板200が傾いた状態で持ち上げられるのが抑制される。
また、基板200が無端ベルト28から離間した状態で、軸体172の先端が、基板本体202に形成された貫通孔202A(図19参照)に挿入され、さらに、持上げブロック60と、押付ブロック160とで基板200を挟む。このため、支持構造20では、無端ベルト28の上面28Aの上下方向のばらつき等に係わらず、基板200が、支持され、かつ、位置決めされる。
また、検査装置10においては、交換ユニット50が、本体部40に対して交換可能に取り付けられている。換言すれば、検査部材64、及び支持板58は、本体部40に交換可能に取り付けられている。このため、検査装置10では、基板200において下面の検査端子の位置が異なる複数の基板が検査される。
また、交換ユニット150は、本体部140に対して交換可能に取り付けられている。換言すれば、検査部材164、及び押板158は、本体部140に交換可能に取り付けられている。このため、検査装置10では、基板200において上面の検査端子の位置が異なる複数の基板が検査される。
また、検査装置10は、基板200の上面の検査端子に接触するプローブピン168を備えた検査部材164と、基板200の下面の検査端子に接触するプローブピン68を備えた検査部材64とを備えている。このため、基板200の両面に検査端子が形成されている場合であっても、基板200が検査される。
また、検査部材64のピンボード62には、搬送されている基板200を停止させる停止部66が取り付けられている。そして、前述したように検査部材64は、本体部40に交換可能に取り付けられている。このため、基板200を停止させる位置が、基板200の種類毎に決められる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、基板200の両面に検査端子が形成されている場合について説明したが、基板の上面だけに検査端子が形成されている場合は、基板200の下面の検査端子に接触するプローブピン168等が不要になる。
また、上記実施形態では特に説明しなかったが、軸体172が基板200の貫通孔202Aに挿入されるタイミングについては、軸体172が貫通孔202Aに挿入される際に基板200が無端ベルト28から離間していればよく、基板200が上下方向に移動してもよく、また、停止していてもよい。
10 検査装置
12 搬送部
20 支持構造
34 持上げ部
40 本体部
64 検査部材
66 停止部
68 プローブピン(通電部材の一例)
134 押部
140 本体部
164 検査部材
168 プローブピン(通電部材の一例)
172 軸体
200 基板
202A 貫通孔(孔の一例)

Claims (6)

  1. 孔が形成された基板が載せられ、該基板を搬送する搬送部と、
    該搬送部で搬送された該基板を下方から持ち上げて、該基板を該搬送部から離間させる持上げ部と、
    該持上げ部により該搬送部から離間した該基板を該持上げ部との間で挟むと共に、該搬送部から離間している状態の該基板の該孔に挿入される軸体を有する押部と、
    を備える支持構造。
  2. 請求項1に記載された支持構造と、
    前記基板の上面に形成された電気的検査を行うための検査端子に接触して通電する通電部材を有し、前記押部に取り付けられている検査部材と、
    を備える検査装置。
  3. 前記検査部材、本体部に交換可能に取り付けられている請求項2に記載の検査装置。
  4. 請求項1に記載された支持構造と、
    前記基板の下面に形成された電気的検査を行うための検査端子に接触して通電する通電部材を有し、前記持上げ部に取り付けられている検査部材と、
    を備える検査装置。
  5. 前記検査部材は、本体部に交換可能に取り付けられている請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記検査部材には、前記搬送部で搬送される前記基板と当たって、前記基板を停止させる停止部が取り付けられている請求項4又は5に記載の検査装置。
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