JP6494693B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
その後、上記薄板状ワークは搬出側のローラコンベアによって搬出される。
すなわち、上記2つのローラコンベア間の露光部に上記二列のベルトコンベアが常設されているので、空間を有効に利用することができないという問題があった。
具体的に説明すると、例えば、薄板状ワークの裏面に切断線等を印刷により描こうとしても、上記二列のベルトコンベアが障害になってしまう。
また、上記二列のベルトコンベアは常設されているので、非使用時に作業員が通過しようとしても通過することができない。
又、請求項2による搬送装置は、請求項1記載の搬送装置において、上記ワーク支持ユニットは上記搬入側コンベアと上記搬出側コンベアの両方に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項3による搬送装置は、請求項1又は請求項2記載の搬送装置において、上記脚部は鉛直柱と傾斜柱とから構成されていて、上記リニアガイドは上記傾斜柱に沿って設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項2による搬送装置によると、請求項1記載の搬送装置において、上記ワーク支持用ローラは上記搬入側コンベアと上記搬出側コンベアの両方に設けられているので、上記ワークの撓みを確実に防止できる。
又、請求項3による搬送装置によると、請求項1又は請求項2記載の搬送装置において、上記ワーク支持用ローラは斜めに設けられたリニアガイドに沿って上記作業空間に出没可能に設置されているので、上記ワーク支持用ローラを確実且つ円滑に出没させることができる。
又、請求項4による搬送装置によると、請求項1〜請求項3の何れかに記載の搬送装置において、上記ワーク支持用ローラはワーク支持ユニットとして独立して設けられているので、搬入側コンベア、搬出側コンベアに対する位置を自由に設定することができる。又、非使用時に撤去することもできる。
又、請求項5による搬送装置によると、請求項4記載の搬送装置において、上記ワーク支持ユニットは、一対の脚部と、これら一対の脚部間にリニアガイドを介して斜め方向に移動可能に設置され上記ワーク支持用ローラを備えた可動部と、上記可動部を駆動する駆動部と、を具備した構成になっているので、ユニットとしての構成も簡単である。
又、請求項6による搬送装置によると、請求項5記載の搬送装置において、上記脚部は鉛直柱と傾斜柱とから構成されていて、上記リニアガイドは上記傾斜柱に沿って設けられているので、仮に、リニアガイドを介してワーク支持用ローラを備えた可動部を出現させても、これを強固に支持することができる。
上記ローラ機構13は、上記ローラコンベア用架台11に設置された一対の軸受15、15(図1中紙面垂直方向手前側に設置された軸受15は図示せず)と、上記軸受15、15によって回転可能に支持されたローラ支持軸17と、このローラ支持軸17に固着されたローラ19と、から構成されている。
また、上記ローラ機構13、13間には、足場21が設置されている。
また、上記搬入側ローラコンベア3の作業空間4側(図1中右側)の端部には、図示しないセンサが設置されていて、上記作業空間4内に上記鋼板8が搬入されることを検出できるようになっている。
上記搬入側ローラコンベア3の図1中左側のローラ機構13のローラ支持軸17の2つの図示しないタイミングプーリの他方と上記駆動モータ側タイミングプーリ29には、タイミングベルト31が巻回されている。
上記駆動モータ25が回転・駆動されると、その回転が図1中左側のローラ機構13に伝達され、さらに、図1中右側のローラ機構13に伝達される。
また、搬出側ローラコンベア5の場合にはローラ機構13の数が3個以上となっている。図1には、これらローラ機構13の内、左端側の2個だけを図示している。図1中左側のローラ機構13のローラ支持軸17には1個の図示しないタイミングプーリが固着されていて、その他のローラ機構13のローラ支持軸17には2個の図示しないタイミングプーリが固着されている。図1中右側のローラ機構13のローラ支持軸17の2個の図示しないタイミングプーリの一方と図1中左側のローラ機構13のローラ支持軸17の図示しないタイミングプーリにはタイミングベルト20が巻回されている。また、図1中右側のローラ機構13の図示しないタイミングプーリの他方と図1中右側のローラ機構13のさらに右側に隣接する図示しないローラ機構の2個のタイミングプーリの一方にも、同様にしてタイミングベルトが巻回されている。以下、同様にして、互いに隣接する図示しないローラ機構のタイミングプーリに図示しないタイミングベルトが巻回されている。
また、上記搬出側ローラコンベア5の作業空間4側(図1中左側)の端部には、図示しないセンサが設置されていて、上記作業空間4から上記鋼板8が搬出されたことを検出できるようになっている。
なお、搬入側ローラコンベア3と同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
なお、何れのワーク支持ユニット9も同様の構成になっている。
図1乃至図4は上記ワーク支持用ローラ49を作業空間4から退避させた状態を示しており、図5、図6は上記ワーク支持用ローラ49を作業空間に出現させた状態を示しており、上記ワーク支持用ローラ49、49は、作業空間4から上記搬入側ローラコンベア3及び上記搬出側ローラコンベア5の下側に完全に退避される。
まず、図1に示すように、ワーク支持ユニット9、9のロッド型シリンダ51、51を動作させて、ワーク支持用ローラ49、49を作業空間4から退避させた状態とする。
次に、駆動ユニット7によって上記搬入側ローラコンベア3のローラ19を回転駆動させるとともに、図示しない駆動ユニットによって搬出側ローラコンベア5のローラ19を回転駆動させる。
その状態で鋼板8を搬入側ローラコンベア3上に投入する。投入された鋼板8は、搬入側ローラコンベア3によって作業空間4側に搬送される。
なお、搬送される鋼板8は足場21によって支持される。
上記鋼板8は、作業空間4を通過する際、上記ワーク支持ユニット9、9のワーク支持用ローラ49、49によって支持されその撓みが防止される。
また、上記鋼板8が作業空間4を通過する際、その表裏両面には、表面側インクジェットプリンタ10aと裏面側インクジェットプリンタ10bにより所定の印刷が施される。印刷内容は、例えば、上記鋼板8を切断する位置や形状を示す切断線や、部品番号である。
作業空間8で所定の印刷を施された鋼板8は、上記搬出側ローラコンベア5によって搬出される。
上記作業空間4内から上記鋼板8が搬出されたことを上記搬出側ローラコンベア5の図示しないセンサによって検出することにより、ワーク支持ユニット9、9のロッド型シリンダ51、51を動作させて、図1に示すように、ワーク支持用ローラ49、49を作業空間4から退避させた状態とする。このとき作業空間4には障害物は何もなく、通路としても使用される。
以下、同様の作業が繰り返される。
また、上記搬入側ローラコンベア3、搬出側ローラコンベア5上では、図示しない作業者は上記足場21に乗って作業を行う。
まず、搬入側ローラコンベア3と搬出側ローラコンベア5間の作業空間4を有効に利用することができる。以下、具体的に説明する。
まず、ワーク支持用ローラ49、49は、それぞれ上記搬入側ローラコンベア3、上記搬出側ローラコンベア5の下から作業空間4に出現する構成になっていて、仮に、ワーク支持用ローラ49、49が作業空間4に出現されても、その上下に表面用インクジェットプリンタ10aと裏面用インクジェットプリンタ10bを設置することができ、それによって、鋼板8の表裏両面に所望の印刷を施すことができる。
又、使用時に鋼板8が上記作業空間4内にないときには、ワーク支持用ローラ49、49を搬入側ローラコンベア3、搬出側ローラコンベア5の下側に完全に退避させておくことができるので、その間作業空間4を通路として使用することができる。
また、非使用時にワーク支持用ローラ49、49を搬入側ローラコンベア3、搬出側ローラコンベア5の下側に完全に退避させておくことにより、作業空間4を通路は勿論のこと保管場所としても使用することができる。
また、使用時で上記鋼板8が上記作業空間4内にあるときは、上記鋼板8を上記ワーク支持用ローラ49、49によって支持することになるので、鋼板8の撓みを防止することができる。
また、本実施の形態の場合には、上記ワーク支持用ローラ49は、上記搬入側ローラコンベア3側と上記搬出側ローラコンベア5側の両方に設けているので、上記鋼板8の撓み防止効果は高いものである。
また、上記ワーク支持ユニット9は、一対の脚部35、35と、これら一対の脚部35、35間にリニアガイドを介して斜め方向に移動可能に設置され上記ワーク支持用ローラ49を備えた可動部39と、上記可動部39を駆動する駆動部としてのロッド型シリンダ51、51、を具備した構成になっているので、ユニットとしての構成も簡単である。
また、ワーク支持ユニット9の脚部35、35には、ガイドレール37、37が設置されていて、可動部39の側面フレーム43、43にはボール循環機構を備えたガイド45、45が設置されているので、上記ワーク支持用ローラ49を確実且つ円滑に出没させることができる。
また、ワーク支持ユニット9の脚部35は鉛直柱35aと傾斜柱35bとから構成されているので、ワーク支持用ローラ49を斜め下方から斜め上方に出現させても、十分な強度でこれを支持することができる。
また、上記搬入側ローラコンベア3、搬出側ローラコンベア5には、足場21が設置されているので、図示しない作業者が上記搬入側ローラコンベア3、搬出側ローラコンベア5上で作業を行う際に上記足場21に乗ることができるほか、上記搬入側ローラコンベア3、搬出側ローラコンベア5のローラ機構13、13間においても、上記足場21によって上記鋼板8の撓みを防止することができる。
また、上記搬入側ローラコンベア3及び上記搬出側ローラコンベア5とは独立した構成要素としてワーク支持ユニット9、9が設置されているので、上記搬入側ローラコンベア3及び上記搬出側ローラコンベア5に対する上記ワーク支持ユニット9、9、ひいては、上記ワーク支持用ローラ49、49の位置を自由に調整することができる。また、非使用時には上記ワーク支持ユニット9、9を撤去することもできる。
まず、前記一実施の形態の場合には、搬入側ローラコンベア側と搬出側ローラコンベア側の両方に支持用ローラが設けられていたが、搬入側ローラコンベア側と搬出側ローラコンベア側の何れか一方に支持用ローラが設けられている場合も考えられる。
また、前記一実施の形態の場合には、搬入側ローラコンベアと搬出側ローラコンベアを作業空間を存して配置した場合を例に挙げて説明したが、そのような組み合わせが連設されているような場合もある。
例えば、3個のローラコンベアを作業空間を介して連設した場合には、中央に配置されたローラコンベアは搬入用/搬出用のローラコンベアとなる。
また、前記一実施の形態の場合にはローラコンベアを例に挙げて説明したがベルトコンベアの場合も考えられる。
また、ワーク支持用ローラを使用時には作業空間に出現させたままの状態とする場合も考えられる。この場合は、上記搬入側ローラコンベアや上記搬出側ローラコンベアのセンサによる鋼板の検出を行う必要がない。
また、前記一実施の形態の場合には、ロッド型シリンダとして、エアシリンダを用いていたが、油圧式のロッド型シリンダや電動式のロッド型シリンダを用いることも考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
3 搬入側ローラコンベア(搬入側コンベア)
4 作業空間
5 搬出側ローラコンベア(搬出側コンベア)
8 鋼板(ワーク)
35 脚部
35a 鉛直柱
35b 傾斜柱
37 ガイドレール(リニアガイドの一部)
39 可動部
45 ガイド(リニアガイドの一部)
49 ワーク支持用ローラ
51 ロッド型シリンダ(駆動部)
Claims (3)
- ワークを搬入する搬入側コンベアと、
上記搬入側コンベアに対して作業空間を存して離間・配置されワークを搬出する搬出側コンベアと、
上記搬入側コンベアと上記搬出側コンベアの少なくとも何れか一方に格納・配置され少なくとも上記ワークが上記作業空間を通過する際に上記作業空間に出現して上記ワークを支持するワーク支持ユニットと、
を具備し、
上記ワーク支持ユニットは、一対の脚部と、これら一対の脚部間にリニアガイドを介して斜め方向に移動可能に配置されワーク支持用ローラを備えた可動部と、上記可動部を駆動する駆動部と、から構成されていることを特徴とする搬送装置。 - 請求項1記載の搬送装置において、
上記ワーク支持ユニットは上記搬入側コンベアと上記搬出側コンベアの両方に設けられていることを特徴とする搬送装置。 - 請求項1又は請求項2記載の搬送装置において、
上記脚部は鉛直柱と傾斜柱とから構成されていて、上記リニアガイドは上記傾斜柱に沿って設けられていることを特徴とする搬送装置。
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