JP6834333B2 - 画像形成システム及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成システム及び画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6834333B2
JP6834333B2 JP2016202799A JP2016202799A JP6834333B2 JP 6834333 B2 JP6834333 B2 JP 6834333B2 JP 2016202799 A JP2016202799 A JP 2016202799A JP 2016202799 A JP2016202799 A JP 2016202799A JP 6834333 B2 JP6834333 B2 JP 6834333B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foil
distance
image
image forming
printed medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016202799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018062156A (ja
Inventor
多敬 石橋
多敬 石橋
孝一 小野
孝一 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016202799A priority Critical patent/JP6834333B2/ja
Publication of JP2018062156A publication Critical patent/JP2018062156A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6834333B2 publication Critical patent/JP6834333B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Description

本発明は、画像形成システム及び画像形成方法に関し、特に、箔押し装置を含む画像形成システム及び当該画像形成システムにおける画像形成方法に関する。
画像形成システムにおいて、高付加価値印刷を実現するために、印刷物に部分的に金色などの箔を重ね合わせ、見栄えを良くする箔押しの技術が知られている。この箔押しは、画像形成装置において、印刷物上の箔を重ね合わせたい領域に糊やニス等の接着剤を塗布し、画像形成装置の後段に配された箔押し装置において、接着剤が塗布された印刷物と一緒に、箔シートを搬送しながら印刷物に圧着させることによって実施される。
箔シートは、箔ロールとしてロール状に巻回された連続紙である。連続紙の場合、メカ的に未使用領域が発生することは避けられず、未使用領域は無駄になる。そして、箔ロールは、金、銀、銅、錫などの金属箔をシート状にしたものであることから、一般的なロール紙に比べて高価である。したがって、無駄になる未使用領域の発生を極力少なくし、箔ロールの無駄な消費を抑えたい。
連続紙を扱う画像形成装置において、連続紙上に過剰に白紙領域が発生するという問題を解決するために、連続紙の印刷開始ページを画像形成可能な位置まで逆送した後に画像を形成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3317908号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術では、白紙となる無駄な領域を最小限に抑えるために、逆送によって巻き戻す対象を印刷した連続紙としており、箔押しにおける箔ロールの未使用領域の発生については考慮されていない。
そこで、本発明は、箔押しにおける箔ロールの未使用領域の発生を最小限に抑え、一般的なロール紙に比べて高価な箔ロールの無駄な消費を抑制することができる画像形成システム及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成システムは、
記録媒体に箔画像を転写する箔押しのための箔データに基づいて、箔画像を転写するための接着剤を記録媒体に塗布する画像形成装置と、
接着剤が塗布されて画像形成装置から出力される印刷済み媒体と同じ方向に同じ速度で箔シートを搬送しつつ、印刷済み媒体に圧着させて接着剤の塗布部分に箔画像を転写する箔押し装置と、
を備える画像形成システムであって、
画像形成装置は、印刷済み媒体に転写する箔画像の、印刷済み媒体の搬送方向における先端からの距離を算出して箔押し装置に通知し、
箔押し装置は、箔押し動作前に、箔シートの印刷済み媒体への圧着の動作及び解除の動作により生じる箔シートの未使用領域の長さと画像形成装置から通知される距離とを加えた搬送距離を求め、当該搬送距離の分だけ箔シートを巻き戻す
ことを特徴とする。
また、本発明の他の画像形成システムは、
記録媒体に箔画像を転写する箔押しのための箔データに基づいて、箔画像を転写するための接着剤を記録媒体に塗布する画像形成装置と、
接着剤が塗布されて画像形成装置から出力される印刷済み媒体と同じ方向に同じ速度で箔シートを搬送しつつ、印刷済み媒体に圧着させて接着剤の塗布部分に箔画像を転写する箔押し装置と、
を備える画像形成システムであって、
画像形成装置は、印刷済み媒体に転写する箔画像の、印刷済み媒体の搬送方向における先端からの第1の距離と、印刷済み媒体の搬送方向における後端からの第2の距離とを算出し、第1の距離及び第2の距離を箔押し装置に通知し、第1の距離よりも第2の距離の方が長い場合に、箔画像を回転させ、画像回転有りの情報を箔押し装置に通知し、
箔押し装置は、箔押し動作前に、画像形成装置から通知される第1の距離或いは第2の距離を含む搬送距離を求め、当該搬送距離の分だけ箔シートを巻き戻す
ことを特徴とする。
また、本発明の画像形成方法は、
記録媒体に箔画像を転写する箔押しのための箔データに基づいて、箔画像を転写するための接着剤を記録媒体に塗布する画像形成装置と、
接着剤が塗布されて画像形成装置から出力される印刷済み媒体と同じ方向に同じ速度で箔シートを搬送しつつ、印刷済み媒体に圧着させて接着剤の塗布部分に箔画像を転写する箔押し装置と、
を備える画像形成システムにおいて、
印刷済み媒体に転写する箔画像の、印刷済み媒体の搬送方向における先端からの距離を算出し、
箔押し動作前に、箔シートの印刷済み媒体への圧着の動作及び解除の動作により生じる箔シートの未使用領域の長さと、この算出した距離を含む搬送距離を求め、当該搬送距離の分だけ箔シートを巻き戻す
ことを特徴とする。
本発明の他の画像形成方法は、
記録媒体に箔画像を転写する箔押しのための箔データに基づいて、箔画像を転写するための接着剤を記録媒体に塗布する画像形成装置と、
接着剤が塗布されて画像形成装置から出力される印刷済み媒体と同じ方向に同じ速度で箔シートを搬送しつつ、印刷済み媒体に圧着させて接着剤の塗布部分に箔画像を転写する箔押し装置と、
を備える画像形成システムにおいて、
印刷済み媒体に転写する箔画像の、印刷済み媒体の搬送方向における先端からの第1の距離と、印刷済み媒体の搬送方向における後端からの第2の距離とを算出し、
第1の距離よりも第2の距離の方が長い場合に、箔画像を回転させ、
箔押し動作前に、この算出した第1の距離或いは第2の距離を含む搬送距離を求め、当該搬送距離の分だけ箔シートを巻き戻す
ことを特徴とする。
上記構成の画像形成システムあるいは画像形成方法において、画像形成装置側では、印刷済み用紙の搬送方向における先端から箔画像までの距離を求めて箔押し装置に通知する一方、箔押し装置では、画像形成装置から通知された距離を加味した、箔シートの搬送距離(巻き戻し量)を求めて、当該搬送距離の分だけ箔シートを巻き戻す。すなわち、箔画像の位置をも考慮しつつ箔シートの巻き戻し動作が行われる。
本発明によれば、箔画像の位置をも考慮しつつ箔シートの巻き戻し動作を行うことで、箔押しにおける箔ロールの未使用領域の発生を最小限に抑えることができるため、一般的なロール紙に比べて高価な箔ロールの無駄な消費を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置のシステム構成の概略を示す全体構成図である。 箔押し装置の構成の一例を示す図である。 上記構成の本実施形態に係る画像形成システムにおけるクライアントPC、画像形成装置及び箔押し装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 箔シートの巻き戻し機能の基本的な処理動作を模式的に示す図である。 箔シートの巻き戻し機能について説明する図である。 実施例1に係る箔シートの巻き戻し機能を実現する画像形成装置の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る箔シートの巻き戻し機能を実現する箔押し装置の処理の流れを示すフローチャートである。 圧着動作領域上における箔オブジェクト(箔画像)の配置パターン及び箔シートの巻き戻し量の決定について説明するための図である。 実施例2に係る箔シートの巻き戻し機能を実現する画像形成装置20の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係る箔シートの巻き戻し機能を実現する箔押し装置の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の箔オブジェクトの画像回転について説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)について図面を用いて詳細に説明する。本発明は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値などは例示である。なお、以下の説明や各図において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
<画像形成システム>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成の概略を示すシステム構成図である。本実施形態に係る画像形成システムは、高付加価値印刷を実現するために、印刷物に部分的に金色などの箔を転写する箔押しを行うことができる画像形成システムである。箔押しを実現するにあたっては、印刷物上の箔を重ね合わせたい領域に糊やニス等の接着剤の塗布が行われる。
[システム構成]
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システム1は、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)10、画像形成装置20、給紙装置30及び箔押し装置40を備えており、これらの装置がネットワーク50(図3参照)を介して相互に接続されたシステム構成となっている。ここで、クライアントPC10、画像形成装置20、給紙装置30及び箔押し装置40のネットワーク50に対する接続形態は、特に限定されるものではなく、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。
クライアントPC10は、例えば一般的なパーソナルコンピュータからなり、オペレーティングシステム(Operating System;OS)により制御され、画像形成装置20を印刷機として使用する制御を行ったり、画像形成システム1に投入する原稿データを作成したりする。本実施形態に係る画像形成システム1を司るソフトウェアは、クライアントPC10にインストールされる。
画像形成装置20は、少なくとも、用紙等の記録媒体に箔画像を転写するための箔押し用のデータ(以下、「箔データ」と記述する)をRIP(Raster Image Processor)処理し、印刷済み媒体(以下、「印刷済み用紙」または「印刷物」と記述する)上の箔を重ね合わせたい領域に、糊やニス等の接着剤を塗布する機能を有している。画像形成装置20は、原稿搬送部201、操作表示部202及び用紙収納部203などを備えて構成されている。
画像形成装置20は、画像が形成された印刷済み用紙に対して糊やニス等の接着剤を塗布する構成のものであってもよいし、白紙の用紙に画像を形成するとともに、糊やニス等の接着剤を塗布する構成のものであってもよい。また、画像形成装置20としては、印刷機能のみを有する装置であってもよいし、複写機能やファクシミリ機能を有する装置(所謂、複合機)であってもよい。
給紙装置30は、画像形成装置20が内蔵する用紙収納部203とは別に、画像形成装置20に対して用紙搬送方向の上流側に設けられ、様々な種類の記録媒体を画像形成装置20に供給する大容量の給紙装置である。箔押し装置40は、画像形成装置20に対して用紙搬送方向の下流側に設けられ、画像形成装置20から出力される印刷物(印刷済み用紙)に対して、糊やニス等の接着剤が塗布された領域に箔(箔画像)の転写(箔押し)を行う箔転写装置である。
[箔押し装置]
箔押し装置40の構成の一例を図2に示す。箔押し装置40は、少なくとも、制御部41、第1搬送部42、第2搬送部43及び転写部44を備えて構成されている。制御部41は、箔押し装置40の全体、即ち、第1搬送部42、第2搬送部43及び転写部44等を制御する。
第1搬送部42は、搬送路421や搬送ローラ422,423等から構成され、画像形成装置20から入口部47を介して供給される、箔押し対象の印刷物(印刷済み用紙)61を、不図示の駆動モータによる駆動の下に、転写部44を通して出口部48へ搬送する用紙搬送部である。
第2搬送部43は、箔シート62の搬送路を形成する補助ローラ431,432、箔シート62を供給する供給部433及び箔シート62を巻き取る巻取部434を有して構成された箔シート搬送部である。箔シート62は、ロール状に巻回されて箔ロールを構成しており、供給ローラ435にセットされている。巻取部434は、巻取ローラ436が不図示の駆動モータによって図の矢印方向に回転駆動されることによって箔シート62を巻き取る。
転写部44は、例えば押圧部材441及びサーマルヘッド442を有して構成されており、第1搬送部42によって搬送される、箔押し対象の印刷物61に対して箔シート62を圧着することにより、印刷物61に対して、糊やニス等の接着剤が塗布された領域に箔を転写(箔押し)する。
この転写部44において、押圧部材441は、サーマルヘッド442に対して押圧/解除動作が可能な構成となっており、押圧状態で箔押し対象の印刷物61に対して箔シート62を圧着させる。すなわち、サーマルヘッド442に対する押圧部材441の押圧/解除動作によって、箔押し対象の印刷物61に対する箔シート62の圧着動作(圧着解除→圧着開始、圧着開始→圧着解除)が行われる。
上記構成の箔押し装置40において、巻取ローラ436によって箔シート62を巻き取るとき、箔シート62が弛むことを防止するために、供給ローラ435は逆テンションが付与された状態にある。換言すれば、供給ローラ435は逆テンションが付与されることにより、箔シート62が弛むことを防止する。また、供給ローラ435は、不図示の駆動モータによって図の矢印方向と逆方向に回転駆動されることにより、箔シート62を巻き戻すことができる構成となっている。
ここで、巻取ローラ436の回転速度は、押圧部材441とサーマルヘッド442との圧接部における箔シート62の搬送速度が、当該圧接部における箔押し対象の印刷物61の搬送速度と同じ搬送速度となるように設定される。これにより、箔押し対象の印刷物61と箔シート62とが同じ速度で搬送され、箔押し対象の印刷物61の用紙長さ分だけ箔押しが行われることになる。
[ハードウェア構成]
次に、上記構成の本実施形態に係る画像形成システム1におけるクライアントPC10、画像形成装置20及び箔押し装置40のハードウェア構成(一部ソフトウェアを含む)について、図3を用いて説明する。図3は、クライアントPC10、画像形成装置20及び箔押し装置40のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
(クライアントPC)
クライアントPC10は、通信部11、CPU(Central Processing Unit)12及びOS(オペレーティングシステム)13等を備える、周知のパーソナルコンピュータ構成となっている。クライアントPC10には、ネットワーク50を介して接続された画像形成装置20に対する印刷指示を行うためのプリンタドライバ14や、箔押し装置40に対する箔押し指示を実行する箔押し指示アプリケーション15があらかじめインストールされている。
通信部11は、クライアントPC10をネットワーク50に接続するためのインターフェースである。この通信部11に対して、CPU12、OS13、OS14、プリンタドライバ14及び箔押し指示アプリケーション15がバスライン16を介して接続されている。CPU12は、画像形成装置20を制御したり、データを処理したりする。OS13は、システム全体を管理するソフトウェアである。
(画像形成装置)
画像形成装置20は、制御部21、操作表示部22、画像処理部23、解析処理部24、印刷処理部25、記憶部26及び通信部27を備え、これらの構成要素がバスライン28を介して互いに接続されている。
制御部21は、CPU211と、CPU211が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)212と、CPU211の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)213とを有している。制御部21は、CPU211による制御の下に、画像形成装置20の全体を制御する。
操作表示部22は、図1の操作表示部202に相当し、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部、当該表示部を覆うように設けられたタッチパネル、各種スイッチやボタン、テンキー、操作キー群等から構成されている。操作表示部22は、操作者(ユーザ)からの指示を受け付け、その操作信号を制御部21に出力する。また、制御部21から入力される表示信号に従って、各種操作指示や設定情報を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する操作画面をディスプレイ上に表示する。
画像処理部23は、通信部27を介して受信した原稿データをRIP処理し、ラスターイメージデータを生成する処理や、箔画像を回転させる処理などを行う。解析処理部24は、画像データのオブジェクト位置の算出や各種解析を行う。印刷処理部25は、画像処理部23で生成されたラスターイメージデータを印刷するための処理を行う。この印刷には、糊付けの役割を担うニス等の接着材の印刷(塗布)も含まれる。記憶部26は、HDD(Hard Disk Drive)などからなる。
通信部27は、ネットワーク50を介してのクライアントPC10からのページ記述言語(PDL:Page Description Language)の受信や、箔押し装置40等の外部装置と通信を行うためのインターフェースである。この通信部27に対して、制御部21、操作表示部22、画像処理部23、解析処理部24、印刷処理部25及び記憶部26が、バスライン28を介して互いに接続されている。
(箔押し装置)
箔押し装置40は、制御部41、第1搬送部42、第2搬送部43、転写部44及び通信部45を備えている。制御部41は、CPU411と、CPU411が実行するプログラム等を記憶するためのROM412と、CPU411の作業領域として使用されるRAM413とを有している。制御部41は、CPU411による制御の下に、第1搬送部42、第2搬送部43及び転写部44などを制御する。
第1搬送部42、第2搬送部43及び転写部44の各機能は、図2で説明した通りである。すなわち、第1搬送部42は、箔押し対象の印刷物(印刷済み用紙)61を搬送する用紙搬送部である。第2搬送部43は、箔シート62の搬送や巻き戻しを行う箔シート搬送部である。転写部44は、箔押し対象の印刷物61に対して箔シート62を加熱圧着することによって箔画像を転写紙、箔押しを行う圧着部である。
通信部45は、クライアントPC10や画像形成装置20の外部装置と、箔オブジェクト(箔画像)の位置情報や、画像の回転の有無の情報などの通信を行うためのインターフェースである。この通信部45に対して、制御部41、第1搬送部42、第2搬送部43及び転写部44が、バスライン46を介して互いに接続されている。
上述したように、本実施形態に係る画像形成システム1では、まず、画像形成装20において、印刷物上の箔を重ね合わせたい領域に糊やニス等の接着剤の塗布が行われる。そして、画像形成装置20の後段に配された箔押し装置40において、接着剤が塗布された印刷物(印刷済み用紙)61と一緒に同じ速度で、箔シート62を搬送しながら印刷物に圧着させることによって箔押しが行われる。
[箔シートの巻き戻し機能について]
ところで、箔押し機能を有する画像形成システム1では、箔シート(箔ロール)62に関して、例えば転写部44の押圧部材441(図2参照)の押圧/解除動作に伴って、メカ的に未使用領域が発生することは避けられない。そして、箔ロールにあっては、一般的なロール紙に比べて高価であることから、無駄になる未使用領域の発生を極力少なくし、箔ロールの無駄な消費を抑えたい。
このような観点から、箔押し機能を有する画像形成システム1は、圧着動作(圧着解除→圧着開始、圧着開始→圧着解除)を行う際に、メカ的に未使用領域が進行してしまった分を無駄にしないために、次ジョブの開始時に(箔押し開始前に)、箔シート62を巻き戻す巻き戻し機能(リワインド機能)を備えている。
箔シート62の巻き戻し機能の基本的な処理動作を図4に模式的に示す。図4は、図の左から中央の一点鎖線までが現ジョブで、中央の一点鎖線から右が次ジョブを実行するイメージである。一例として、現ジョブの圧着解除動作によって10cmの未使用領域がメカ的に発生し、次ジョブの圧着開始動作によって10cmの未使用領域がメカ的に発生する場合を想定する。この場合、現ジョブの圧着部分と次ジョブの圧着部分との間に、20cm(=10cm+10cm)の未使用領域が発生する。
そこで、箔シート62の巻き戻し機能により、次ジョブの開始時に、箔シート62を20cm巻き戻すことで、未使用領域の発生を抑え、箔シート62の無駄をなくすようにしている。但し、当該巻き戻し機能は、印刷済み用紙の先端に合わせて未使用領域を無駄にしないようにする巻き戻し制御であるが、実際に箔押しを行う箔画像(オブジェクト)、即ち箔押し対象のオブジェクト(以下、「箔オブジェクト」と記述する場合がある)の位置は考慮してない。そのため、図5Aに示すように、箔オブジェクト(図中、●印)の位置によっては、圧着動作に伴ってメカ的に発生する未使用領域とは別に、長さXの未使用領域が発生してしまい、箔シート62の無駄を排除しきれていないことになる。
そこで、本実施形態では、圧着動作に伴うメカ的に必要な分の巻き戻しだけでなく、箔オブジェクトの位置をも考慮して箔シート62の巻き戻しを行うようにする。より具体的には、圧着動作に伴うメカ的に必要な分に加えて、図5Bに示すように、印刷済み用紙の搬送方向における先端から箔オブジェクトの先端までの距離(図5Aの例では、未使用領域の長さX)の分も巻き戻してから、次ジョブの圧着開始動作を行うようにする。これにより、未使用領域の長さX分についても箔シート62を巻き戻すことができるため、箔ロールの無駄を排除し、箔ロールの消費量を効率良く抑えることができる。
以下に、圧着動作に伴うメカ的に必要な分の巻き戻しだけでなく、箔オブジェクト(箔画像)の位置をも考慮しつつ箔シート62の巻き戻しを行う具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
まず、画像形成装置20側の処理について説明する。図6は、実施例1に係る箔シートの巻き戻し機能を実現する画像形成装置20の処理の流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、画像形成装置20における制御部21のCPU211による制御の下に実行される。
CPU211は、箔データのRIP処理(ラスタライズ処理)を行い(ステップS11)、次いで、印刷済み用紙の搬送方向における先端から、RIP処理した箔オブジェクトの画像先端までの距離X(図5Aの例では、長さX)を算出する(ステップS12)。箔データには、当然のことながら、印刷済み用紙上の箔押しを行う箇所(画素)の位置情報が含まれており、当該位置情報を基に距離Xを算出することができる。
次に、CPU211は、ステップS12で算出した距離Xを、箔押し装置40へネットワーク50等を介して通知する(ステップS13)。次いで、CPU211は、箔データに基づいて、箔押しを行う箇所に糊付け(ニスの印刷)処理を行い(ステップS14)、しかる後、箔オブジェクトの位置情報(距離X)を箔押し装置40へ通知するための一連の処理を終了する。
続いて、箔押し装置40側の処理について説明する。図7は、実施例1に係る箔シートの巻き戻し機能を実現する箔押し装置40の処理の流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、箔押し装置40における制御部41のCPU411による制御の下に実行される。
なお、箔押し装置40は、先述した箔シート62の巻き戻し機能によって箔ロールの消費量を抑制することができる箔消費抑制モードを備えている。そして、ユーザは、箔ロールの消費量を抑制したい場合に、例えばクライアントPC10から箔消費モードを選択することができる。
CPU411は、箔消費抑制モードが選択されているか否かを判断し(ステップS21)、箔消費抑制モードが選択されている場合は(S21のYES)、先述した箔シート62の巻き戻し機能による箔シート62の搬送距離(巻き戻し量)を計算する処理を行う(ステップS22)。
この搬送距離の計算処理では、画像形成装置20から通知された用紙先端から箔オブジェクトの画像先端までの距離Xと、必要に応じて、あらかじめ未使用領域の先端から箔押しを行うために設定されている距離とを加算し、巻き戻しの際の搬送距離を決定する処理が行われる。ここで、必要に応じて、距離Xに加算する距離は、例えば画像形成装置20の操作表示部202(図1参照)にてユーザによってあらかじめ設定される。
次に、CPU411は、ステップS22で算出された搬送距離の分だけ、箔シート62を巻き戻す制御を行う(ステップS23)。箔シート62を巻き戻しは、例えば図2に示す構成の箔押し装置40において、供給ローラ435を、不図示の駆動モータによる駆動の下に、図の矢印方向と逆方向に回転させることによって行うことができる。この箔シート62を巻き戻しにより、箔シート62の未使用領域の先端より箔押しが可能となる。
そして、CPU411は、箔押し対象の印刷物(印刷済み用紙)、箔シート62の搬送及び箔の圧着動作を開始し、箔押し対象の印刷物に糊付けされている箇所に箔押しを行い(ステップS24)、しかる後、巻き戻し及び箔押しのための一連の処理を終了する。CPU411は、ステップS21において、箔消費抑制モードが選択されていないと判定した場合には(S21のMO)、箔シート62を巻き戻しの制御を行わず直接ステップS24に移行して、箔押し処理を実行する。
上述したように、実施例1では、画像形成装置20において、印刷済み用紙の搬送方向における先端から箔オブジェクトの画像までの距離Xを求めて箔押し装置40に通知する処理が行われる。そして、箔押し装置40において、画像形成装置20から通知された距離Xを加味して、箔シート62の搬送距離(巻き戻し量)を求め、当該搬送距離の分だけ箔シート62を巻き戻し、しかる後箔押しする処理が行われる。
このように、箔押し装置40での圧着動作(箔押し対象の印刷済み用紙の長さ分の圧着を行う動作)を変更せず、箔オブジェクトの位置をも考慮した上で巻き戻し動作を行うことで、箔押しにおける箔ロールの未使用領域の発生を最小限に抑えることができるため、箔ロールの無駄な消費を抑制することができる。
ところで、実施例1では、実際に箔押しを行う箔オブジェクト(箔画像)の、印刷済み用紙の搬送方向における先端からの位置(距離)を、箔シート62の巻き戻し量に反映させているものの、圧着動作が行われる圧着動作領域上における箔オブジェクトの配置パターンについては考慮されていない。
圧着動作領域上における箔オブジェクトの配置パターンの一例を図8Aに示す。この配置パターン例は、圧着動作領域の搬送方向における先端に近い部分に黒塗りの円形の箔オブジェクトが2個が並んで配置され、その後方に黒塗りの長方形の箔オブジェクトが配置され、全体的に圧着動作領域の先端側の領域に箔オブジェクトが集中して配置された例となっている。
この箔オブジェクトの配置パターンの例の場合、実施例1では、図8Bに示すように、印刷済み用紙の搬送方向における先端から箔オブジェクトの先端までの距離X1を、箔シート62の巻き戻し量に反映させることになる。この場合、印刷済み用紙の後端から箔オブジェクトの後端までの距離Y1の領域においても圧着動作が行われる。そして、箔押しの際に圧着した箔シート62の部分は、圧着時の熱によってしわになってしまうため、次ジョブ以降の箔押しの際の箔として使用することはできない。すなわち、距離Y1の領域では箔押しは行われないものの、この領域の箔は次ジョブ以降の箔押しに使用することはできず、無駄になってしまう。
(実施例2)
そこで、実施例2では、圧着動作領域上における箔オブジェクトの配置パターンを考慮しつつ、箔シート62の巻き戻し量を決定するようにする。より具体的には、圧着動作領域上における箔オブジェクトの配置パターンを基に、必要に応じて、箔オブジェクト(箔画像)を回転(例えば、180度回転)させ、その回転後の箔オブジェクトの配置パターンに基づいて箔シート62の巻き戻し量を決定するようにする。
図9は、実施例2に係る箔シートの巻き戻し機能を実現する画像形成装置20の処理の流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、画像形成装置20における制御部21のCPU211による制御の下に実行される。
CPU211は、箔データのRIP処理(ラスタライズ処理)を行う(ステップS31)。次いで、CPU211は、例えば図8Aに示す箔オブジェクトの配置パターンにおいて、印刷済み用紙の搬送方向における先端から箔オブジェクトの先端までの距離(第1の距離)X1と、印刷済み用紙の後端から箔オブジェクトの後端までの距離(第2の距離)Y1とを算出する(ステップS32)。距離X1及び距離Y1は、箔データに含まれる、箔押しを行う箇所(画素)の位置情報を基に算出することができる。
次に、CPU211は、印刷済み用紙の搬送方向における先端から箔オブジェクトの先端までの距離X1と、印刷済み用紙の後端から箔オブジェクトの後端までの距離Y1とを比較し、X1<Y1であるか否かを判断する(ステップS33)。そして、X1<Y1であれば(S33のYES)、箔画像を180度回転する処理をRIP処理した箔データに対して行う(ステップS34)。
次に、CPU211は、ステップS32で算出した距離情報を箔押し装置40へ通知する(ステップS35)。このとき、ステップS34で箔画像の回転処理を行っていることから、回転前の印刷済み用紙の後端から箔オブジェクトの後端までの距離Y1を距離情報として箔押し装置40へ通知する。また、箔画像の回転によって箔押しの対象となる印刷物(印刷済み用紙)も180度回転する必要があることから、対象印刷物の回転の必要有りという情報を箔押し装置40へ通知する。
CPU211は、ステップS33において、距離X1≧距離Y1と判定した場合は(S33のNO)、RIP処理した箔画像の回転処理を行わず、直接ステップS35に移行して、ステップS32で算出した距離情報を箔押し装置40へ通知する。この場合、箔画像の回転処理を行っていないことから、印刷済み用紙の先端から箔オブジェクトの先端までの距離X1を距離情報として箔押し装置40へ通知することになる。また、箔押しの対象となる印刷物の回転の必要無しという情報を箔押し装置40へ通知することになる。
最後に、CPU211は、ステップS31でRIP処理した箔データ、またはステップS34で回転処理された箔データに基づいて、箔押しを行う箇所に糊付け(ニスの印刷)処理を行い(ステップS36)、しかる後、箔オブジェクトの位置情報(距離X1または距離Y1)を箔押し装置40へ通知するための一連の処理を終了する。
続いて、箔押し装置40側の処理について説明する。図10は、実施例2に係る箔シートの巻き戻し機能を実現する箔押し装置40の処理の流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、箔押し装置40における制御部41のCPU411による制御の下に実行される。
CPU411は、箔消費抑制モードが選択されているか否かを判断し(ステップS41)、箔消費抑制モードが選択されている場合は(S41のYES)、先述した箔シート62の巻き戻し機能による箔シート62の搬送距離(巻き戻し量)を計算する処理を行う(ステップS42)。この搬送距離の計算処理では、画像形成装置20から通知された箔オブジェクトの位置情報(距離Y1または距離X1)と、必要に応じて、あらかじめ未使用領域の先端から箔押しを行うために設定されている距離とを加算し、巻き戻しの際の搬送距離を決定する処理が行われる。
次に、CPU411は、ステップS22で算出した搬送距離の分だけ、箔シート62を巻き戻す制御を行う(ステップS43)。これにより、箔シート62の未使用領域の先端から箔押しが可能となる。また、ステップS43では、画像形成装置20から、箔押しの対象となる印刷物(印刷済み用紙)の回転の必要有りという情報が通知されている場合は、当該対象印刷物も180度回転させてセットする。
そして、CPU411は、箔押し対象の印刷物(印刷済み用紙)、箔シート62の搬送及び箔の圧着動作を開始し、箔押し対象の印刷物に糊付けされている箇所に箔押しを行い(ステップS44)、しかる後、巻き戻し及び箔押しのための一連の処理を終了する。CPU411は、ステップS41において、箔消費抑制モードが選択されていないと判定した場合には(S41のMO)、箔シート62を巻き戻しの制御を行わず直接ステップS44に移行して、箔押し処理を実行する。
上述したように、実施例2では、画像形成装置20において、印刷済み用紙の搬送方向における先端から箔オブジェクトの先端までの距離X1と、印刷済み用紙の後端から箔オブジェクトの後端までの距離Y1との比較結果を基に、必要に応じて、箔画像を回転する処理が行われる。そして、箔押し装置40において、画像形成装置20から通知された箔画像回転の有無の情報及び距離X1、距離Y1の情報から、箔シート62の搬送距離(巻き戻し量)を求めて箔シート62を巻き戻し、しかる後箔押しする処理が行われる。
このように、圧着動作領域上における箔押しオブジェクトの配置パターンを基に、必要に応じて、箔オブジェクトを回転させ、その回転後の箔オブジェクトの配置パターンに基づいて箔シート62の巻き戻し量を決定することにより、次のような作用、効果を得ることができる。すなわち、箔押しは行われなくても、圧着時の熱によってしわになって無駄となってしなう領域を少なく抑えることができるため、箔ロールの消費量をさらに抑制することができる。
実施例2の作用、効果について、例えば図8Aに示す圧着動作領域上における箔オブジェクトの配置パターンを例に挙げてより具体的に説明する。本配置パターンの例の場合、印刷済み用紙の搬送方向における先端から箔オブジェクトの先端までの距離X1が、印刷済み用紙の後端から箔オブジェクトの後端までの距離Y1よりも短い。従って、ステップS33での比較結果がX1<Y1であることから、箔画像を180度回転する処理をRIP処理した箔データに対して行うことになる。この回転処理後の箔オブジェクト(箔画像)を図11に示す。
回転処理後の箔オブジェクトの配置パターンの場合、印刷済み用紙の先端から箔オブジェクトの先端までの距離X2(=Y1)を加味して、箔シート62の搬送距離(巻き戻し量)の算出が行われ、当該搬送距離だけ箔シート62の巻き戻しが行われる。このとき、印刷済み用紙の後端から回転処理後の箔オブジェクトの後端までの距離Y2(=X1)は、図8Bに示す回転処理前の箔オブジェクトの配置パターンの場合の距離Y1よりも短くなる。これにより、箔シート62の圧着動作領域上において、箔押しは行われないものの、圧着時の熱によってしわになって無駄となってしなう領域(図8Bでは、距離Y2の領域)を最小限に抑えることができる。
[変形例]
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。例えば、実施例2では、RIP処理した箔画像を180度回転するとしたが、箔画像の回転角度は180度に限られるものではなく、圧着動作領域上における箔オブジェクトの配置状況に応じて回転角度を任意に設定することができる。
1…画像形成システム、 10…クライアントPC、 20…画像形成装置、 30…給紙装置、 40…箔押し装置、 42…第1搬送部、 43…第2搬送部、 44…転写部、 50…ネットワーク、 61…箔押し対象の印刷物(印刷済み用紙)、 62…箔シート

Claims (6)

  1. 記録媒体に箔画像を転写する箔押しのための箔データに基づいて、前記箔画像を転写するための接着剤を前記記録媒体に塗布する画像形成装置と、
    前記接着剤が塗布されて前記画像形成装置から出力される印刷済み媒体と同じ方向に同じ速度で箔シートを搬送しつつ、前記印刷済み媒体に圧着させて前記接着剤の塗布部分に前記箔画像を転写する箔押し装置と、
    を備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、前記印刷済み媒体に転写する前記箔画像の、前記印刷済み媒体の搬送方向における先端からの距離を算出して前記箔押し装置に通知し、
    前記箔押し装置は、箔押し動作前に、前記箔シートの前記印刷済み媒体への圧着の動作及び解除の動作により生じる前記箔シートの未使用領域の長さと前記画像形成装置から通知される前記距離とを加えた搬送距離を求め、当該搬送距離の分だけ前記箔シートを巻き戻す
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 記録媒体に箔画像を転写する箔押しのための箔データに基づいて、前記箔画像を転写するための接着剤を前記記録媒体に塗布する画像形成装置と、
    前記接着剤が塗布されて前記画像形成装置から出力される印刷済み媒体と同じ方向に同じ速度で箔シートを搬送しつつ、前記印刷済み媒体に圧着させて前記接着剤の塗布部分に前記箔画像を転写する箔押し装置と、
    を備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、前記印刷済み媒体に転写する前記箔画像の、前記印刷済み媒体の搬送方向における先端からの第1の距離と、前記印刷済み媒体の搬送方向における後端からの第2の距離とを算出し、前記第1の距離及び前記第2の距離を前記箔押し装置に通知し、前記第1の距離よりも前記第2の距離の方が長い場合に、前記箔画像を回転させ、画像回転有りの情報を前記箔押し装置に通知し、
    前記箔押し装置は、箔押し動作前に、前記画像形成装置から通知される前記第1の距離或いは前記第2の距離を含む搬送距離を求め、当該搬送距離の分だけ前記箔シートを巻き戻す
    ことを特徴とする画像形成システム。
  3. 前記箔押し装置は、前記画像形成装置から前記画像回転有りの情報が通知されたとき、前記第2の距離を含む搬送距離を求め、当該搬送距離の分だけ前記箔シートを巻き戻す
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記箔押し装置は、前記画像形成装置から前記画像回転有りの情報が通知されたとき、前記箔画像の回転角度と同じ角度だけ前記印刷済み媒体を回転させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 記録媒体に箔画像を転写する箔押しのための箔データに基づいて、前記箔画像を転写するための接着剤を前記記録媒体に塗布する画像形成装置と、
    前記接着剤が塗布されて前記画像形成装置から出力される印刷済み媒体と同じ方向に同じ速度で箔シートを搬送しつつ、前記印刷済み媒体に圧着させて前記接着剤の塗布部分に前記箔画像を転写する箔押し装置と、
    を備える画像形成システムにおいて、
    前記印刷済み媒体に転写する前記箔画像の、前記印刷済み媒体の搬送方向における先端からの距離を算出し、
    箔押し動作前に、前記箔シートの前記印刷済み媒体への圧着の動作及び解除の動作により生じる前記箔シートの未使用領域の長さと、この算出した距離とを加えた搬送距離を求め、当該搬送距離の分だけ前記箔シートを巻き戻す
    ことを特徴とする画像形成方法。
  6. 記録媒体に箔画像を転写する箔押しのための箔データに基づいて、前記箔画像を転写するための接着剤を前記記録媒体に塗布する画像形成装置と、
    前記接着剤が塗布されて前記画像形成装置から出力される印刷済み媒体と同じ方向に同じ速度で箔シートを搬送しつつ、前記印刷済み媒体に圧着させて前記接着剤の塗布部分に前記箔画像を転写する箔押し装置と、
    を備える画像形成システムにおいて、
    前記印刷済み媒体に転写する前記箔画像の、前記印刷済み媒体の搬送方向における先端からの第1の距離と、前記印刷済み媒体の搬送方向における後端からの第2の距離とを算出し、
    前記第1の距離よりも前記第2の距離の方が長い場合に、前記箔画像を回転させ、
    箔押し動作前に、この算出した前記第1の距離或いは前記第2の距離を含む搬送距離を求め、当該搬送距離の分だけ前記箔シートを巻き戻す
    ことを特徴とする画像形成方法。
JP2016202799A 2016-10-14 2016-10-14 画像形成システム及び画像形成方法 Active JP6834333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016202799A JP6834333B2 (ja) 2016-10-14 2016-10-14 画像形成システム及び画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016202799A JP6834333B2 (ja) 2016-10-14 2016-10-14 画像形成システム及び画像形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018062156A JP2018062156A (ja) 2018-04-19
JP6834333B2 true JP6834333B2 (ja) 2021-02-24

Family

ID=61966327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016202799A Active JP6834333B2 (ja) 2016-10-14 2016-10-14 画像形成システム及び画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6834333B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021160293A (ja) 2020-04-01 2021-10-11 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5040132B2 (ja) * 2006-03-17 2012-10-03 大日本印刷株式会社 転写装置、及び転写方法
US9694573B2 (en) * 2010-12-17 2017-07-04 Diversified Graphic Machinery Cold foil printing system and method
JP2013158986A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Seiko Epson Corp 印刷方法、印刷装置
JP6015102B2 (ja) * 2012-04-27 2016-10-26 大日本印刷株式会社 画像形成システム、画像形成方法、およびプログラム
JP2016087974A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 株式会社小森コーポレーション 箔転写装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018062156A (ja) 2018-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6663303B2 (en) Printer driver, printing control method, and data storage medium
JP6357297B2 (ja) 表示制御プログラム、表示制御方法、表示装置および印刷システム
JP2007320253A (ja) 両面印刷装置
JP6194499B2 (ja) 印刷システムおよび印刷装置
JP2015138505A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、およびプログラム
US10223046B2 (en) Image processor, printing system, and image processing method
JP6834333B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成方法
JP2018126925A (ja) プリンタ及びプリンタ制御プログラム
JP5783812B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法およびプログラム
JP6312486B2 (ja) 熱転写プリンタ装置
US7646496B2 (en) Print system, printer host, print support program and print method
JP2013018196A (ja) 印刷装置
JP2007320188A (ja) サーマルプリンタおよびその制御方法
JP7334547B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラム
JP6729242B2 (ja) 箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラム
JP4299318B2 (ja) サーマルプリンタおよびその制御方法
JP2007253338A (ja) 印刷装置、印刷方法、および印刷プログラム
JP7322589B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラム
JP2023077669A (ja) プログラムおよび印刷システム
JP2019069554A (ja) 画像形成装置、画像形成システム及びプログラム
JP2016133619A (ja) 画像形成装置
JP2004230661A (ja) 画像処理方法、画像形成システム及び画像形成装置
JP2017170792A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、制御プログラムおよび画像形成管理装置
JP2021030514A (ja) 画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラム
JP5338156B2 (ja) タンデム式連続紙プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6834333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150