JP6729242B2 - 箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラム - Google Patents

箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6729242B2
JP6729242B2 JP2016186590A JP2016186590A JP6729242B2 JP 6729242 B2 JP6729242 B2 JP 6729242B2 JP 2016186590 A JP2016186590 A JP 2016186590A JP 2016186590 A JP2016186590 A JP 2016186590A JP 6729242 B2 JP6729242 B2 JP 6729242B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foil
image
width
stamping
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016186590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018051766A (ja
Inventor
達郎 山室
達郎 山室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016186590A priority Critical patent/JP6729242B2/ja
Publication of JP2018051766A publication Critical patent/JP2018051766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6729242B2 publication Critical patent/JP6729242B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラムに関し、特に、用紙に箔押しを行って箔画像を形成する箔押し装置を含む箔押し印刷システム及び箔押し印刷を制御する箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラムに関する。
近年、一般的な印刷だけではなく、様々な付加価値を有する印刷物を作成する傾向が強まっている。例えば、厚盛印刷効果を与えるニスコーティングを行ったり、トナーやインキでは表現できないホットフォイルの箔押しを行ったりする手法が知られている。特に、金箔や銀箔は、付加することによって印刷物の見た目がきらびやかになるため、お祝い事の印刷物等に使用されるケースが多い。
このような箔押しに関連する技術として、例えば、下記特許文献1には、対向シリンダとプレスローラとの間の転写スリットにおいて画像付与層を転写箔から印刷枚葉紙の上に移転するための少なくとも1台の被覆機構によって、転写箔から印刷枚葉紙の上に画像付与層を転写するための方法において、転写箔が被覆側を印刷枚葉紙に付けてこれと共に転写スリットを通して誘導可能であり、画像付与層が印刷枚葉紙の上に画像形成的に移転可能であり、転写箔が1つの装置によって被覆機構に供給可能であり、またもう1つの装置によって被覆機構から排出可能であり、転写箔が駆動部によって作業方向に移動可能である方法であって、部分箔列を送り出す部分箔ロールが、転写箔を転写スリットへ供給しながら繰り出すためのほぼ完全規格サイズの箔ロールを受け入れるために備えられた装置と関連して駆動されること、および、1つまたは複数の部分箔ロールが、転写箔を部分箔列から繰り出すための互いに独立した軸受によって、転写箔繰り出し用の駆動部に自動的に取り付けられることを特徴とする方法が開示されている。
特開2006−224667号公報
上述した箔押しを行った印刷物を作成するためには相応の手間がかかる。例えば、ニスコーティングを行うためには、事前にニスコーティングを行う位置を黒色としたビットマップ画像を作成し、箔押し装置に設定する必要がある。また、箔押しはニスコーティングが施された部分に箔が圧着されるため、箔押ししたい色の箔ロールをカセットに装填し、ニスコーティング後の印刷物を通紙する必要がある。更に、2色以上の箔押しを行う場合は、上記工程をもう一度繰り返す必要があり、大きな手間と時間がかかるという問題がある。
この2色以上の箔押しを行う場合の問題に関して、特許文献1のように、箔ロールを複数に分割することにより、箔押しの回数を削減することは可能であるが、1つの色で形成したい箔画像が複数色の箔ロールの箔押し領域を跨いで存在する場合は、色毎に箔押しを繰り返して行わなければならず、大きな手間と時間がかかるという問題を解決することができない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、印刷物の任意の位置に箔押しを行うシステムにおいて、1枚の印刷物に複数色の箔押しを行う際の手間と時間を削減することができる箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラムを提供することにある。
本発明の一側面は、用紙の通紙方向に直交する方向に、当該方向を回転軸とする異なる色の複数の箔ロールが装填可能であり、前記用紙に箔押しを行って箔画像を形成する箔押し装置と、コントローラと、を含む箔押し印刷システムにおいて、前記コントローラは、前記箔押し装置から前記複数の箔ロールの幅情報を取得し、各色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための箔押し位置を規定する箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定する判定部と、前記箔押し位置画像の編集により配置可能と判定された場合に、前記箔押し位置画像を回転、及び/又は、前記箔ロールの軸方向に移動させる画像編集部と、前記箔押し装置に前記箔押し位置画像のデータを送信して、前記箔画像の形成を指示する指示部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、用紙の通紙方向に直交する方向に、当該方向を回転軸とする異なる色の複数の箔ロールが装填可能であり、前記用紙に箔押しを行って箔画像を形成する箔押し装置と、コントローラと、を含む箔押し印刷システムにおける箔押し印刷制御方法であって、前記コントローラは、前記箔押し装置から前記複数の箔ロールの幅情報を取得する取得処理と、各色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための箔押し位置を規定する箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定する判定処理と、前記箔押し位置画像の編集により配置可能と判定された場合に、前記箔押し位置画像を回転、及び/又は、前記箔ロールの軸方向に移動させる画像編集処理と、前記箔押し装置に前記箔押し位置画像のデータを送信して、前記箔画像の形成を指示する指示処理と、を実行し、前記箔押し装置は、前記箔押し位置画像のデータに基づいて、前記複数の箔ロールを用いて、前記各色の箔画像を1回の箔押しで形成することを特徴とする。
本発明の一側面は、用紙の通紙方向に直交する方向に、当該方向を回転軸とする異なる色の複数の箔ロールが装填可能であり、前記用紙に箔押しを行って箔画像を形成する箔押し装置と、コントローラと、を含む箔押し印刷システムにおける、前記コントローラで動作する箔押し印刷制御プログラムであって、前記コントローラに、前記箔押し装置から前記複数の箔ロールの幅情報を取得する取得処理、各色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための箔押し位置を規定する箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定する判定処理、前記箔押し位置画像の編集により配置可能と判定された場合に、前記箔押し位置画像を回転、及び/又は、前記箔ロールの軸方向に移動させる画像編集処理、前記箔押し装置に前記箔押し位置画像のデータを送信して、前記箔画像の形成を指示する指示処理、を実行させることを特徴とする。
本発明の箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラムによれば、印刷物の任意の位置に金箔や銀箔のような箔押しを行うシステムにおいて、1枚の印刷物に複数色の箔押しを行う際の手間と時間を削減することができる。
その理由は、異なる色の複数の箔ロールが装填可能であり、用紙に箔押しを行って箔画像を形成する箔押し装置と、コントローラと、を含む箔押し印刷システムにおいて、コントローラは、複数の箔ロールの幅情報を取得し、各色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、箔押し位置画像の編集により配置可能と判定された場合に、箔押し位置画像を回転、及び/又は、箔ロールの軸方向に移動させる処理を行うからである。また、コントローラは、異なる色の箔画像を形成する複数のジョブを受け付けた場合に、各ジョブで指定された色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、配置可能と判定された場合に、各ジョブで指定された色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像を、対応する色の箔ロールの幅内に配列する処理を行うからである。
本発明の第1の実施例に係る箔押し印刷システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施例に係るジョブ作成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るコントローラの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る箔押し装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る後処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る箔押し印刷システムの概略動作を示す模式図である。 本発明の第1の実施例に係るコントローラの動作を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係る箔押し方法を説明する模式図である。 本発明の第1の実施例に係る箔押し方法を説明する模式図である。 本発明の第1の実施例に係る箔押し方法を説明する模式図である。 本発明の第1の実施例に係る通知画面の一例である。 本発明の第1の実施例に係る箔押し方法を説明する模式図である。 本発明の第2の実施例に係る箔押し印刷システムの概略動作を示す模式図である。 本発明の第2の実施例に係るコントローラの動作を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係る箔押し方法を説明する模式図である。 本発明の第2の実施例に係る通知画面の一例である。 本発明の第2の実施例に係る箔押し方法を説明する模式図である。 従来の箔押し方法を説明する模式図である。 従来の箔押し方法を説明する模式図である。 従来の箔押し方法の問題を説明する模式図である。
背景技術で示したように、付加価値を有する印刷物を作成する方法として、ニスコーティングを行ったり箔押しを行ったりする手法が知られている。しかしながら、ニスコーティングを行うためには、事前にニスコーティングを行う位置を黒色としたビットマップ画像を作成して箔押し装置に設定する必要があり、また、箔押しを行うためには、箔押ししたい色の箔ロールをカセットに装填し、ニスコーティング後の印刷物を通紙する必要がある。更に、2色以上の箔押しを行う場合は、上記工程を繰り返して実施する必要があり、大きな手間と時間がかかるという問題がある。
この問題に関して、箔ロールを複数に分割することにより、箔押しの回数を削減することは可能であるが、1つの色で形成したい箔画像が複数色の箔ロールの箔押し領域を跨いで存在する場合には、やはり、色毎に箔押しを繰り返して実施しなければならず、上記問題を解決することができない。
上記問題について、図面を参照して説明する。図19は、用紙に金箔と銀箔の箔押しを行う場合の処理を示す模式図である。まず、1回目は、図19(a)に示すように、金箔の箔ロールを箔押し装置に装填し、金箔の箔押し用データを箔押し装置に設定し、原稿画像71を印刷した用紙70をトレイに載置し、ニスコーティングを行った後、用紙70全面に金箔の箔押しを行って箔画像72aを形成する。次に、2回目は、図19(b)に示すように、銀箔の箔ロールを箔押し装置に装填し、銀箔の箔押し用データを箔押し装置に設定して用紙70をトレイに載置し、ニスコーティングを行った後、用紙70全面に銀箔の箔押しを行って箔画像72bを形成する。このように、2色の箔画像を形成する場合は、箔ロールの装填とニスコーティングと箔押しを各々2回行う必要があり、手間と時間がかかる。
一方、図20に示すように、複数の箔ロール(例えば、金箔の箔ロール及び銀箔の箔ロール)を箔押し装置に装填可能な場合は、2回目の処理を省略することができるため、手間と時間を削減することができる。しかしながら、図21に示すように、1つの色の箔で形成したい箔画像(ここでは金箔の箔画像72a)が複数の箔ロールの箔押し領域を跨いで存在する場合は、上記方法を採用することができず、図19の場合と同様に、金箔と銀箔の箔押しを別個に行わなければならない。
そこで、本発明の一実施の形態では、異なる色の複数の箔ロールが装填可能であり、用紙に箔押しを行って箔画像を形成する箔押し装置と、コントローラと、を含むシステム(箔押し印刷システムと呼ぶ。)において、コントローラは、複数の箔ロールの幅情報を取得し、各色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、箔押し位置画像の編集により配置可能と判定された場合に、箔押し位置画像を回転、及び/又は、箔ロールの軸方向に移動させる処理を行う。また、コントローラは、異なる色の箔画像を形成する複数のジョブを受け付けた場合に、各ジョブで指定された色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、配置可能と判定された場合に、各ジョブで指定された色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像を、対応する色の箔ロールの幅内に配列する処理を行う。
このように、2色以上の箔押しを行う場合、通常は箔押しを行う色の数だけ「ニスコーティング」と「箔押し」の作業を繰り返す必要があるが、本実施形態の制御を行うことにより、作業の繰り返し回数を削減することができ、印刷物の箔押しに係る手間と時間を削減することができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係る箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラムについて、図1乃至図13を参照して説明する。図1は、本実施例の箔押し印刷システムの構成例を示す図であり、図2乃至図6は、各々、ジョブ作成装置、コントローラ、画像形成装置、箔押し装置、後処理装置の構成を示すブロック図である。また、図7は、本実施例の箔押し印刷システムの概略動作を示す模式図であり、図8は、本実施例のコントローラの動作を示すフローチャート図である。また、図9乃至図11、図13は、本実施例の箔押し方法を説明する模式図であり、図12は、コントローラに表示される通知画面の一例である。
図1に示すように、本実施例の箔押し印刷システムは、ジョブを生成して送信するジョブ作成装置10と、ジョブを処理するコントローラ20と、ジョブに基づいて用紙の一部に原稿画像を形成する画像形成装置30と、ジョブに基づいて用紙上に箔押しを行って箔画像を形成する箔押し装置40と、箔画像形成後の用紙を断裁する後処理装置50とで構成される。これらは、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク60によって接続されている。
なお、図1では、箔押し印刷システムをジョブ作成装置10とコントローラ20と画像形成装置30と箔押し装置40と後処理装置50とで構成したが、コントローラ20の機能をジョブ作成装置10や画像形成装置30で実現可能であれば、コントローラ20を省略することができる。また、用紙上に原稿画像を形成しない(用紙上に箔画像のみを形成する)場合は、画像形成装置30を省略することができる。また、箔画像形成後の用紙を断裁する必要がない場合は、後処理装置50を省略することができる。以下、図1の構成を前提にして、各装置について詳細に説明する。
[ジョブ作成装置]
ジョブ作成装置10は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置(クライアント装置)であり、ジョブを生成してコントローラ20に送信する。このジョブ作成装置10は、図2(a)に示すように、制御部11、記憶部15、ネットワークI/F部16、表示部17、操作部18などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)12とROM(Read Only Memory)13やRAM(Random Access Memory)14などのメモリとで構成され、CPU12は、ROM13や記憶部15に記憶した制御プログラムをRAM14に展開して実行することにより、ジョブ作成装置10全体の動作を制御する。上記制御部11は、図2(b)に示すように、原稿作成部11a、ジョブ生成部11bなどとして機能する。
原稿作成部11aは、原稿画像の作成や、箔画像を形成するための箔押し位置を規定する画像(箔押し位置画像と呼ぶ。)の作成などを行うアプリケーションである。なお、箔押し位置にニス等の接着材を塗布する場合は、箔押し位置画像は、接着材の塗布位置を規定する画像(塗布位置画像)と同じになる。以下、箔押し位置画像として説明する。
ジョブ生成部11bは、原稿画像を規定するPDF(Portable Document Format)データ等(印刷データと呼ぶ。)、箔押し位置画像を規定するTIFF(Tagged Image File Format)データ等(箔押し用データと呼ぶ。)、箔押し後の用紙の断裁位置を規定するJDF(Job Definition Format)データ等(後処理用データと呼ぶ。)を作成し、それらをジョブとしてコントローラ20に出力する。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU12が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、印刷データと箔押し用データと後処理用データとを含むジョブなどを記憶する。
ネットワークI/F部16は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、ジョブ作成装置10を通信ネットワーク60に接続し、コントローラ20にジョブを送信する。
表示部17は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置などで構成され、上記アプリケーションの画面やジョブの画面などを表示する。
操作部18は、マウスやキーボードなどで構成され、原稿画像の作成や箔押し位置画像の作成、ジョブの送信などの操作を可能にする。
[コントローラ]
コントローラ20は、プリンタコントローラやプリンタサーバなどであり、ジョブ作成装置10から受信したジョブ(印刷データ、箔押し用データ、後処理用データ)を記憶し、各データを画像形成装置30、箔押し装置40、後処理装置50にそれぞれ送信して処理を指示する。このコントローラ20は、図3(a)に示すように、制御部21、記憶部25、ネットワークI/F部26、画像処理部27、表示部28、操作部29などで構成される。
制御部21は、CPU22とROM23やRAM24などのメモリとで構成され、CPU22は、ROM23や記憶部25に記憶した制御プログラムをRAM24に展開して実行することにより、コントローラ20全体の動作を制御する。上記制御部21は、図3(b)に示すように、判定部21a、画像編集部21b、指示部21c、通知部21dなどとして機能する。
判定部21aは、箔押し装置40から複数の箔ロール(箔ロールに詳細は後述する。)の幅情報を取得すると共に、ジョブを解析し、各色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能かを判定する。具体的には、現在の設定のままで、各色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が対応する色の箔ロールの幅内に配置可能であるか、箔押し位置画像を編集することにより、各色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が対応する色の箔ロールの幅内に配置可能になるか、複数の箔ロールの幅を変更することにより、各色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が対応する色の箔ロールの幅内に配置可能になるかを判定する。
画像編集部21bは、箔押し位置画像を編集することにより、各色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が対応する色の箔ロールの幅内に配置可能になると判定された場合に、用紙上で原稿画像及び箔押し位置画像(原稿画像を作成しない場合は箔押し位置画像)を回転/移動する処理を行う。具体的には、印刷データ及び箔押し用データを編集して、原稿画像及び箔画像を、原稿画像の中心を軸にして回転、及び/又は、用紙の通紙方向に直交する方向(すなわち、箔ロールの軸方向)に移動させると共に、後処理用データを編集して、原稿画像及び箔画像の回転/移動に合わせて断裁位置を回転/移動させる。なお、画像の回転角度を設定する際に、原稿画像及び箔画像を回転させた時の各色の箔画像の通紙方向の長さを算出し、各色の箔画像の通紙方向の長さの総和、若しくは、特定の色(コストの高い箔)の箔画像の通紙方向の長さが最小となるようにすることが好ましい。
指示部21cは、ジョブ作成装置10から受信若しくは画像編集部21bが編集した印刷データ、箔押し用データ、後処理用データを、各々、画像形成装置30、箔押し装置40、後処理装置50に送信して、ジョブの処理を指示する。
通知部21dは、複数の箔ロールの幅を変更することにより、各色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が対応する色の箔ロールの幅内に配置可能と判定された場合に、複数の箔ロールの幅の変更により各色の箔画像が形成可能になる旨(すなわち、箔押し回数を減らすことができる旨)及び複数の箔ロールの幅の変更値を記載した通知画面を表示部28に表示させるなどしてオペレータに通知する。
なお、判定部21a、画像編集部21b、指示部21c、通知部21dはハードウェアとして構成してもよいし、制御部21を判定部21a、画像編集部21b、指示部21c、通知部21d(特に、判定部21a、画像編集部21b、指示部21c)として機能させる箔押し印刷制御プログラムとして構成し、当該箔押し印刷制御プログラムをCPU22に実行させるようにしてもよい。
記憶部25は、HDDやSSDなどで構成され、CPU22が各部を制御するためのプログラム、ジョブ作成装置10から受信したジョブ、画像編集部21bが編集した印刷データ、箔押し用データ、後処理用データなどを保存する。
ネットワークI/F部26は、NICやモデムなどで構成され、コントローラ20を通信ネットワーク60に接続し、ジョブ作成装置10からジョブを受信したり、画像形成装置30に印刷データを送信したり、箔押し装置40に箔押し用データを送信したり、後処理装置50に後処理用データを送信したりする。
画像処理部27は、RIP部(Raster Image Processor)として機能し、ジョブを翻訳して中間データを生成し、レンダリングを行ってビットマップ形式の画像データ(原稿画像のデータ)を生成する(この一連の処理をRIP処理と呼ぶ。)。また、画像処理部27は、必要に応じて、ビットマップ形式の画像データに対して、スクリーン処理、階調補正、濃度バランス調整、細線化、網点処理などを行う。
表示部28は、液晶表示装置や有機EL表示装置などで構成され、通知部21dの指示に従って上述した通知画面などを表示する。
操作部29は、マウスやキーボードなどで構成され、上述した通知画面に対する操作などを可能にする。
[画像形成装置]
画像形成装置30は、MFP(Multi-Functional Peripherals)などであり、コントローラ20から受信した印刷データに基づいて画像形成処理を実行する。この画像形成装置30は、図4に示すように、制御部31、記憶部35、ネットワークI/F部36、表示操作部37、印刷処理部38などで構成される。
制御部31は、CPU32とROM33やRAM34などのメモリとで構成され、CPU32は、ROM33や記憶部35に記憶した制御プログラムをRAM34に展開して実行することにより、画像形成装置30全体の動作を制御する。
記憶部35は、HDDやSSDなどで構成され、CPU32が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、コントローラ20から受信した印刷データなどを記憶する。
ネットワークI/F部36は、NICやモデムなどで構成され、画像形成装置30を通信ネットワーク60に接続し、コントローラ20から印刷データを受信する。
表示操作部37は、表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、画像形成処理に関する各種画面を表示し、画像形成処理に関する各種操作を可能にする。
印刷処理部38は、印刷データに基づいて印刷処理を実行する。この印刷処理部38は、印刷データに基づいてレーザ光を照射して露光する露光部と、感光体ドラムと現像部と帯電部と感光体クリーニング部と1次転写ローラとを備え、CMYKの各色のトナー像を形成する画像形成部と、ローラによって回転され、画像形成部で形成されたトナー像を用紙に搬送する中間転写体として機能する中間ベルトと、中間ベルト上に形成されたトナー像を用紙に転写する2次転写ローラと、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着部と、用紙を搬送する給紙ローラやレジストローラ、ループローラ、反転ローラ、排紙ローラ等の搬送部などで構成される。
[箔押し装置]
箔押し装置40は、画像形成装置30が出力した用紙に対して箔押し処理を実行する。この箔押し装置40は、図5に示すように、制御部41、記憶部45、ネットワークI/F部46、表示操作部47、ニス形成部48、箔押し部49などで構成される。
制御部41は、CPU42とROM43やRAM44などのメモリとで構成され、CPU42は、ROM43や記憶部45に記憶した制御プログラムをRAM44に展開して実行することにより、箔押し装置40全体の動作を制御する。
記憶部45は、HDDやSSDなどで構成され、CPU42が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、コントローラ20から受信した箔押し用データなどを記憶する。
ネットワークI/F部46は、NICやモデムなどで構成され、箔押し装置40を通信ネットワーク60に接続し、コントローラ20から箔押し用データを受信する。
表示操作部47は、表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、箔押し処理に関する各種画面を表示し、箔押し処理に関する各種操作を可能にする。
ニス形成部48は、画像形成装置30が印刷出力した用紙に対して、必要に応じて、箔押し用データで規定される箔押し位置画像に基づいてニスなどの接着材を塗布する。
箔押し部49は、用紙の通紙方向に直交する方向を軸として、異なる色の複数の箔ロールが軸方向に並べて装填可能な装填手段を備え、複数の箔ロールを用いて用紙に箔押しを行うことにより、必要に応じてニス形成部48により接着材が塗布された部分に箔を圧着して箔画像を形成する。
[後処理装置]
後処理装置50は、箔押し装置40が箔画像を形成した用紙に対して、断裁等の後処理を実行する。この後処理装置50は、図6に示すように、制御部51、記憶部55、ネットワークI/F部56、表示操作部57、後処理部58などで構成される。
制御部51は、CPU52とROM53やRAM54などのメモリとで構成され、CPU52は、ROM53や記憶部55に記憶した制御プログラムをRAM54に展開して実行することにより、後処理装置50全体の動作を制御する。
記憶部55は、HDDやSSDなどで構成され、CPU52が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報などを記憶する。
ネットワークI/F部56は、NICやモデムなどで構成され、後処理装置50を通信ネットワーク60に接続し、コントローラ20から後処理用データを受信する。
表示操作部57は、表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、後処理に関する各種画面を表示し、後処理に関する各種操作を可能にする。
後処理部58は、箔押し装置40が箔画像を形成した用紙に対して、後処理用データで規定される断裁位置で断裁を行う。
なお、図1乃至図6は、本実施例の箔押し印刷システムの一例であり、各装置の構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、図1では、画像形成装置30と箔押し装置40と後処理装置50とを別々の装置としたが、画像形成装置30と箔押し装置40、画像形成装置30と後処理装置50、箔押し装置40と後処理装置50、画像形成装置30と箔押し装置40と後処理装置50などを1つの装置としてもよい。
また、図3では、コントローラ20の制御部21を判定部21a、画像編集部21b、指示部21c、通知部21dとして機能させる(コントローラ20のCPU22に箔押し印刷制御プログラムを実行させる)構成としたが、画像形成装置30の制御部31を判定部、画像編集部、指示部、通知部として機能させる(画像形成装置30のCPU32に箔押し印刷制御プログラムを実行させる)構成とすることもできる。
次に、上記構成の箔押し印刷システムの概略動作について、図7の模式図を参照して説明する。
まず、ジョブ作成装置10の制御部11(ジョブ生成部11b)は、PDF等の印刷データとTIFF等の箔押し用データとJDF等の後処理用データとを作成し、これらを含むジョブをコントローラ20に送信する(図7の(1)、(2)参照)。
次に、コントローラ20の制御部21(判定部21a)は、箔押し装置40から箔押し部49の各色の箔ロール(ここでは、金箔及び銀箔の箔ロール)の幅情報を取得する(図7の(3)参照)。
次に、コントローラ20の制御部21(判定部21a)は、画像を回転させたり、画像を箔ロールの軸方向に移動させたりすることで、箔押し回数を減らすことができるか(すなわち、各色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能か)を判定する。画像の回転/移動のみで箔押し回数を減らすことができる場合、制御部21(画像編集部21b)は、画像を回転/移動して、印刷データ、箔押し用データ、後処理用データを編集する。更に、箔ロールの幅を変更する場合は、制御部21(通知部21d)は、箔ロールの幅を変更することで箔押し回数を減らすことができる(各色の箔画像が形成可能になる)旨のメッセージと箔ロールの幅を通知画面に表示してオペレータに通知する(図7の(4)参照)。
次に、コントローラ20の制御部21(指示部21c)は、(4)で生成した印刷データ、箔押し用データ、後処理用データを、各々、画像形成装置30、箔押し装置40、後処理装置50に送信する(図7の(5a)〜(5c)参照)。
その後、画像形成装置30の印刷処理部38は、印刷データに基づいて用紙上に原稿画像を形成して出力し(図7の(6)参照)、箔押し装置40のニス形成部48は、必要に応じて箔押し用データで規定される箔押し位置画像にニス等の接着材を塗布し、箔押し部49は、複数の箔ロールを用いて箔押しを行い、箔画像を形成して出力し(図7の(7)参照)、後処理装置50の後処理部58は、原稿画像の外周に沿って用紙を断裁することによって、印刷物を作成する(図7の(8)参照)。
次に、本実施例のコントローラ20の詳細動作について説明する。CPU22は、ROM23又は記憶部25に記憶した箔押し印刷制御プログラムをRAM24に展開して実行することにより、図8のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、制御部21(判定部21a)は、箔押し装置40から箔押し部49に装填された各々の箔ロールの幅情報を取得する(S101)。
次に、制御部21は、ジョブ作成装置10からジョブを受信し、制御部21(判定部21a)は、ジョブに含まれる印刷データ、箔押し用データ、後処理用データを解析する(S102)。
次に、制御部21(判定部21a)は、用紙に形成する予定の各色の箔画像と各々の箔ロールの幅とを比較し(S103)、各色の箔画像を形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能かを判定する(S104)。配置可能な場合は(S104のYes)、画像を編集する必要がないため、S110にスキップする。
各色の箔画像を形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置できない場合は(S104のNo)、制御部21(判定部21a)は、画像(原稿画像と箔押し位置画像)の回転、及び/又は、箔ロールの軸方向への移動により、各色の箔画像を形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能になるかを判定する(S105)。画像を回転/移動しても、各色の箔画像を形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能にならない場合は(S105のNo)、S110にスキップし、画像の回転/移動により配置可能になる場合は(S105のYes)、制御部21(画像編集部21b)は、画像(原稿画像と箔押し位置画像)を回転、及び/又は、箔ロールの軸方向に移動し(S106)、画像の回転/移動に応じて印刷データ、箔押し用データ、後処理用データを編集する(S107)。
次に、制御部21(判定部21a)は、更に、箔ロールの幅の変更が必要であるかを判定する(S108)。箔ロールの幅の変更が必要でない(画像の回転/移動だけでよい)場合は(S108のNo)、S110にスキップし、更に箔ロールの幅の変更が必要な場合は(S108のYes)、制御部21(通知部21d)は、判定結果(箔ロールの幅を変更することで箔押し回数を減らすことができる旨)及び配置可能になる箔ロールの幅情報(幅の変更値)を表示部28に表示させてオペレータに通知する(S109)。
その後、制御部21(指示部21c)は、印刷データを画像形成装置30に送信し、箔押し用データを箔押し装置40に送信し、後処理用データを後処理機50に送信する(S110)。
画像形成装置30では、コントローラ20から印刷データを受信して用紙に原稿画像を形成する。箔押し装置40は、画像形成装置30から画像形成済みの用紙を受け取ると共にコントローラ20から箔押し用データを受信し、必要に応じて箔押し位置画像に基づいてニス等の接着材を塗布すると共に、複数の箔ロールを用いて複数色の箔押しを1回で行って複数の箔画像を形成する。後処理装置50は、箔押し装置40から箔画像形成済みの用紙を受け取ると共にコントローラ20から後処理用データを受信し、原稿画像に沿って用紙を断裁して最終印刷物を作成する。
以下、上記制御について図面を参照して具体的に説明する。図9(a)は、用紙70上に原稿画像71を印刷し、その上に箔画像72a、72bを形成した場合の模式図である。図から分かるように、箔画像72aは、本来金箔で形成する画像であるが、箔画像72aが金箔の箔ロールと銀箔の箔ロールの境界を跨いでいるため、箔画像72aを金箔のみで形成することができない。
その場合、図9(b)に示すように、原稿画像71及び箔画像72a、72bを形成するための箔押し位置画像を回転させ、箔画像72a、72bが箔ロールの境界を跨がないようにする。この時、図10に示すように、いろいろな回転角度が考えられるが、箔画像72aの通紙方向の長さh1及び箔画像72bの通紙方向の長さh2の総和が最小になるように回転角度を設定する(図10の場合は(b)を選択する)ことにより、箔ロールの使用量を最小にすることができる。なお、回転角度の設定に際して、h1+h2が最小になるようにしても良いし、コストの高い箔ロールの長さ(例えば、金箔を形成する箔画像72aの長さh1)が最小になるようにしても良い。
また、図11(a)に示すように、箔画像72aが金箔の箔ロールと銀箔の箔ロールの境界を跨いでいる場合に、図11(b)に示すように、原稿画像71及び箔画像72a、72bを形成するための箔押し位置画像を箔ロールの軸方向(この場合は図の右方向)に移動させることによっても、箔画像72a、72bが箔ロールの境界を跨がないようにすることができる。なお、図9及び図10では、画像を回転させる場合を例示し、図11では、画像を移動させる場合を例示しているが、画像の回転と移動の双方を行っても良い。
図12は、コントローラ20の表示部28に表示される通知画面80の一例である。通知画面80には、箔ロールの幅の変更により箔押し回数を削減できる旨のメッセージ及びその場合の各々の箔ロールの幅が表示される。
図13は、画像の回転及び/又は移動に加えて、箔ロールの幅を変更する場合の例である。図13(a)のように金箔の箔画像72aが点在している場合、画像の回転や移動だけでは箔画像72a、72bを形成するための箔押し位置画像を各色の箔ロールの幅内に収めることができない。その場合は、図12の通知画面80に従って金箔、銀箔の箔ロールの幅を変更(ここでは金箔250mm、銀箔250mmを金箔340mm、銀箔160mmに変更)することにより、図13(b)に示すように、1回の箔押しで金箔、銀箔を形成することができる。
このように、コントローラ20は、箔押し装置40から複数の箔ロールの幅情報を取得し、各色の箔画像を形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、画像を編集することにより、各色の箔画像を形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能になる場合は、印刷データ、箔押し用データ、後処理用データを編集して原稿画像及び箔押し位置画像を回転/移動する処理を行うため、「箔押し」(必要に応じて「ニスコーティング」)の作業の繰り返し回数を削減することができ、箔押しに係る手間と時間を削減することができる。
また、更に、複数の箔ロールの幅を変更することにより、各色の箔画像を形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能になる場合は、その旨及び箔ロールの幅を記述した通知画面80を表示してオペレータに通知するため、「箔押し」(必要に応じて「ニスコーティング」)の作業の繰り返し回数を削減することができ、箔押しに係る手間と時間を削減することができる。
次に、本発明の第2の実施例に係る箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラムについて、図14乃至図18を参照して説明する。図14は、本実施例の箔押し印刷システムの概略動作を示す模式図であり、図15は、本実施例のコントローラの動作を示すフローチャート図である。また、図16及び図18は、本実施例の箔押し方法を説明する模式図であり、図17は、コントローラに表示される通知画面の一例である。
前記した第1の実施例では、複数色の箔画像を形成する単一のジョブを処理する場合について記載したが、異なる色の箔画像を形成する複数のジョブを処理する場合も、本発明の箔押し印刷制御を適用することができる。
その場合、箔押し印刷システムの構成は第1の実施例と同様であるが、コントローラ20の制御部21の判定部21a、画像編集部21b、指示部21c、通知部21dは以下のように動作する。
判定部21aは、箔押し装置40から複数の箔ロールの幅情報を取得し、異なる色の箔画像を形成する複数のジョブを受け付けた場合に、各ジョブで指定された色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能かを判定する。具体的には、現在の設定のままで、各々の箔ロールの幅内に複数のジョブがギャンギング可能であるか、複数の箔ロールの幅を変更することにより、各々の箔ロールの幅内に複数のジョブがギャンギング可能になるかを判定する。
画像編集部21bは、各々の箔ロールの幅内に複数のジョブがギャンギング可能な場合は、各ジョブで指定された色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像を、対応する色の箔ロールの幅内に配列する処理を行う。具体的には、印刷データ及び箔押し用データを編集して複数のジョブの原稿画像及び箔押し位置画像を配置すると共に、後処理用データを編集して断裁位置を各ジョブの原稿画像に合わせる。
指示部21cは、ジョブ作成装置10から受信若しくは画像編集部21bが編集した印刷データ、箔押し用データ、後処理用データを、各々、画像形成装置30、箔押し装置40、後処理装置50に送信して、ジョブの処理を指示する。
通知部21dは、複数の箔ロールの幅を変更することにより、各ジョブで指定された色の箔画像を用紙上に形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能になると判定された場合に、複数の箔ロールの幅の変更により、各ジョブで指定された色の箔画像が形成可能になる旨(すなわち、箔押し回数を増やすことなく複数のジョブを配置できる旨)及び複数の箔ロールの幅の変更値を記載した通知画面を表示部28に表示させるなどしてオペレータに通知する。
なお、判定部21a、画像編集部21b、指示部21c、通知部21dはハードウェアとして構成してもよいし、制御部21を判定部21a、画像編集部21b、指示部21c、通知部21d(特に、判定部21a、画像編集部21b、指示部21c)として機能させる箔押し印刷制御プログラムとして構成し、当該箔押し印刷制御プログラムをCPU22に実行させるようにしてもよい。
次に、上記構成の箔押し印刷システムの概略動作について、図14の模式図を参照して説明する。
まず、ジョブ作成装置10の制御部11(ジョブ生成部11b)は、PDF等の印刷データとTIFF等の箔押し用データとJDF等の後処理用データとを作成し、これらを含む複数のジョブをコントローラ20に送信する(図14の(1)、(2)参照)。
次に、コントローラ20の制御部21(判定部21a)は、箔押し装置40から箔押し部49の各色の箔ロール(ここでは、金箔及び銀箔の箔ロール)の幅情報を取得する(図14の(3)参照)。
次に、コントローラ20の制御部21(判定部21a)は、複数のジョブをギャンギングできるか(すなわち、各ジョブで指定された色の箔画像を形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能か)を判定する。Yesの時、制御部21(画像編集部21b)は、複数のジョブをギャンギングして、印刷データ、箔押し用データ、後処理用データを編集する。一方、Noの時、制御部21(通知部21d)は、箔ロールの幅を変更することで箔押し回数を減らすことができる(各ジョブで指定された色の箔画像が形成可能になる)旨のメッセージと箔ロールの幅を箔押し装置40に通知する(図14の(4)参照)。
次に、コントローラ20の制御部21(指示部21c)は、(4)で生成した印刷データ、箔押し用データ、後処理用データを、各々、画像形成装置30、箔押し装置40、後処理装置50に送信する(図14の(5a)〜(5c)参照)。
その後、画像形成装置30の印刷処理部38は、印刷データに基づいて用紙上に複数のジョブの原稿画像を配置して出力し(図14の(6)参照)、箔押し装置40のニス形成部48は、必要に応じて箔押し用データで規定される箔押し位置画像にニス等の接着材を塗布し、箔押し部49は、複数の箔ロールを用いて箔押しを行い、複数のジョブの箔画像を形成して出力し(図14の(7)参照)、後処理装置50の後処理部58は、各々のジョブの原稿画像の外周に沿って用紙を断裁することによって、印刷物を作成する(図14の(8)参照)。
次に、本実施例のコントローラ20の詳細動作について説明する。CPU22は、ROM23又は記憶部25に記憶した箔押し印刷制御プログラムをRAM24に展開して実行することにより、図15のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、制御部21(判定部21a)は、箔押し装置40から箔押し部49に装填された各々の箔ロールの幅情報を取得する(S201)。
次に、制御部21は、ジョブ作成装置10からジョブを受信し、制御部21(判定部21a)は、ジョブに含まれる印刷データ、箔押し用データ、後処理用データを解析する(S202)。
次に、制御部21(判定部21a)は、ジョブ作成装置10から受信したジョブが複数であるかを判断する(S203)。ジョブ作成装置10から受信したジョブが1つの場合(S203のNo)、ギャンギングする必要がないため、S209にスキップする。ジョブ作成装置10から受信したジョブが複数の場合は(S203のYes)、制御部21(判定部21a)は、各ジョブの箔画像が1色であるかを判断する(S204)。各ジョブの箔画像が1色でない場合は(S204のNo)、複数のジョブをギャンギングすることができないため、S209にスキップする。
各ジョブの箔画像が1色の場合は(S204のYes)、制御部21(判定部21a)は、用紙に形成する予定の各ジョブで指定された色の箔画像と各々の箔ロールの幅とを比較し(S205)、複数のジョブを配置可能な(すなわち、各ジョブで指定された色の箔画像を形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能か)を判定する(S206)。配置可能な場合は(S206のYes)、制御部21(画像編集部21b)は、複数のジョブをギャンギングして印刷データ、箔押し用データ、後処理用データを編集する(S207)。
複数のジョブを配置できない場合は(S206のNo)、制御部21(通知部21d)は、判定結果(箔ロールの幅を変更することで箔押し回数を増やすことなく複数のジョブを配置できる旨)及び複数のジョブが配置可能になる箔ロールの幅情報(幅の変更値)を表示部28に表示させてオペレータに通知する(S208)。
その後、制御部21(指示部21c)は、印刷データを画像形成装置30に送信し、箔押し用データを箔押し装置40に送信し、後処理用データを後処理機50に送信する(S209)。
画像形成装置30では、コントローラ20から印刷データを受信して用紙に複数のジョブの原稿画像を形成する。箔押し装置40は、画像形成装置30から画像形成済みの用紙を受け取ると共にコントローラ20から箔押し用データを受信し、必要に応じて箔押し位置画像に基づいてニス等の接着材を塗布すると共に複数の箔ロールを用いて複数のジョブの箔押しを1回で行って複数のジョブの箔画像を形成する。後処理装置50は、箔押し装置40から箔画像形成済みの用紙を受け取ると共にコントローラ20から後処理用データを受信し、各ジョブの原稿画像に沿って用紙を断裁して最終印刷物を作成する。
以下、上記制御について図面を参照して具体的に説明する。図16は、金箔の箔画像を形成する金箔用ジョブ73aを金箔の箔ロールの箔押し領域に複数配置し、銀箔の箔画像を形成する銀箔用ジョブ73bを銀箔の箔ロールの箔押し領域に複数配置した例である。
図17は、コントローラ20の表示部28に表示される通知画面80の一例である。通知画面80には、箔ロールの幅の変更により箔押し回数を増やすことなく、複数のジョブを配置できる旨のメッセージ及びその場合の各々の箔ロールの幅が表示される。
また、図18は、箔ロールの幅を変更する場合の例である。図18(a)に示すように、銀箔用ジョブ73bに比べて金箔用ジョブ73aの数が多い場合やサイズが大きい場合、複数のジョブを効率的に用紙70上に配置することができない。その場合は、図17の通知画面80に従って金箔、銀箔の箔ロールの幅を変更(ここでは金箔250mm、銀箔250mmを金箔340mm、銀箔160mmに変更)することにより、図18(b)に示すように、金箔用ジョブ73a及び銀箔用ジョブ73bを効率的に配置することができる。
このように、コントローラ20は、箔押し装置40から複数の箔ロールの幅情報を取得し、複数のジョブがギャンギング可能か(各ジョブで指定された色の箔画像を形成するための箔押し位置画像が、対応する色の箔ロールの幅内に配置可能か)を判定し、複数のジョブがギャンギング可能な場合は、印刷データ、箔押し用データ、後処理用データを編集して複数のジョブをギャンギングする処理を行うため、「箔押し」(必要に応じて「ニスコーティング」)の作業の繰り返し回数を削減することができ、箔押しに係る手間と時間を削減することができる。
また、複数の箔ロールの幅を変更することにより、複数のジョブが効率的にギャンギング可能な場合は、その旨及び箔ロールの幅を記述した通知画面80を表示してオペレータに通知するため、「箔押し」(必要に応じて「ニスコーティング」)の作業の繰り返し回数を削減することができ、箔押しに係る手間と時間を削減することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、金箔と銀箔の2種類の箔画像を形成する場合について記載したが、箔画像は金箔と銀箔に限定されず、また、3色以上の箔ロールを用いる場合において、2色以上の箔画像を形成するための箔押し位置画像が対応する色の箔ロールの幅内に配置可能な場合(通し数が1回以上減る場合)に対しても、本発明の箔押し印刷制御を同様に適用することができる。
本発明は、用紙に箔押しを行って箔画像を形成する箔押し装置を含む箔押し印刷システム及び箔押し印刷を制御する箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラム並びに当該箔押し印刷制御プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
10 ジョブ作成装置
11 制御部
11a 原稿作成部
11b ジョブ生成部
12 CPU
13 ROM
14 RAM
15 記憶部
16 ネットワークI/F部
17 表示部
18 操作部
20 コントローラ
21 制御部
21a 判定部
21b 画像編集部
21c 指示部
21d 通知部
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 記憶部
26 ネットワークI/F部
27 画像処理部
28 表示部
29 操作部
30 画像形成装置
31 制御部
32 CPU
33 ROM
34 RAM
35 記憶部
36 ネットワークI/F部
37 表示操作部
38 印刷処理部
40 箔押し装置
41 制御部
42 CPU
43 ROM
44 RAM
45 記憶部
46 ネットワークI/F部
47 表示操作部
48 ニス形成部
49 箔押し部
50 後処理装置
51 制御部
52 CPU
53 ROM
54 RAM
55 記憶部
56 ネットワークI/F部
57 表示操作部
58 後処理部
60 通信ネットワーク
70 用紙
71 原稿画像
72a、72b 箔画像
73a 金箔用ジョブ
73b 銀箔用ジョブ
80 通知画面

Claims (21)

  1. 用紙の通紙方向に直交する方向に、当該方向を回転軸とする異なる色の複数の箔ロールが装填可能であり、前記用紙に箔押しを行って箔画像を形成する箔押し装置と、コントローラと、を含む箔押し印刷システムにおいて、
    前記コントローラは、
    前記箔押し装置から前記複数の箔ロールの幅情報を取得し、各色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための箔押し位置を規定する箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定する判定部と、
    前記箔押し位置画像の編集により配置可能と判定された場合に、前記箔押し位置画像を回転、及び/又は、前記箔ロールの軸方向に移動させる画像編集部と、
    前記箔押し装置に前記箔押し位置画像のデータを送信して、前記箔画像の形成を指示する指示部と、を備える、
    ことを特徴とする箔押し印刷システム。
  2. 前記画像編集部は、前記箔押し位置画像を回転させた時の前記各色の箔画像の前記通紙方向の長さを算出し、前記各色の箔画像の前記通紙方向の長さの総和、若しくは、特定の色の箔画像の前記通紙方向の長さが最小となるように回転角度を設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の箔押し印刷システム。
  3. 前記コントローラは、通知部を更に備え、
    前記判定部は、前記複数の箔ロールの幅を変更することにより、前記各色の箔画像を前記用紙上に形成するための前記箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、
    前記通知部は、前記複数の箔ロールの幅の変更により配置可能と判定された場合に、前記複数の箔ロールの幅の変更により前記各色の箔画像が形成可能になる旨、及び、前記複数の箔ロールの幅の変更値を通知する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の箔押し印刷システム。
  4. 前記判定部は、異なる色の箔画像を形成する複数のジョブを受け付けた場合に、各ジョブで指定された色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための前記箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、
    前記画像編集部は、配置可能と判定された場合に、各ジョブで指定された色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための前記箔押し位置画像を、対応する色の前記箔ロールの幅内に配列する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の箔押し印刷システム。
  5. 前記コントローラは、通知部を更に備え、
    前記判定部は、前記複数の箔ロールの幅を変更することにより、各ジョブで指定された色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための前記箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、
    前記通知部は、前記複数の箔ロールの幅の変更により配置可能と判定された場合に、前記複数の箔ロールの幅の変更により、各ジョブで指定された色の前記箔画像が形成可能になる旨、及び、前記複数の箔ロールの幅の変更値を通知する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の箔押し印刷システム。
  6. 前記箔押し印刷システムは、前記箔画像形成前の前記用紙に原稿画像を形成する画像形成装置を含み、
    前記画像編集部は、配置可能と判定された場合に、前記箔押し位置画像に合わせて、前記原稿画像を回転、移動、又は、配列し、
    前記指示部は、更に、前記画像形成装置に前記原稿画像のデータを送信して、前記原稿画像の形成を指示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の箔押し印刷システム。
  7. 前記箔押し印刷システムは、前記箔画像形成後の前記用紙を断裁する後処理装置を含み、
    前記画像編集部は、前記箔画像形成後の前記用紙の断裁位置を特定し、
    前記指示部は、更に、前記後処理装置に前記断裁位置のデータを送信して、前記用紙の断裁を指示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の箔押し印刷システム。
  8. 用紙の通紙方向に直交する方向に、当該方向を回転軸とする異なる色の複数の箔ロールが装填可能であり、前記用紙に箔押しを行って箔画像を形成する箔押し装置と、コントローラと、を含む箔押し印刷システムにおける箔押し印刷制御方法であって、
    前記コントローラは、
    前記箔押し装置から前記複数の箔ロールの幅情報を取得する取得処理と、
    各色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための箔押し位置を規定する箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定する判定処理と、
    前記箔押し位置画像の編集により配置可能と判定された場合に、前記箔押し位置画像を回転、及び/又は、前記箔ロールの軸方向に移動させる画像編集処理と、
    前記箔押し装置に前記箔押し位置画像のデータを送信して、前記箔画像の形成を指示する指示処理と、を実行し、
    前記箔押し装置は、
    前記箔押し位置画像のデータに基づいて、前記複数の箔ロールを用いて、前記各色の箔画像を1回の箔押しで形成する、
    ことを特徴とする箔押し印刷制御方法。
  9. 前記画像編集処理では、前記箔押し位置画像を回転させた時の前記各色の箔画像の前記通紙方向の長さを算出し、前記各色の箔画像の前記通紙方向の長さの総和、若しくは、特定の色の箔画像の前記通紙方向の長さが最小となるように回転角度を設定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の箔押し印刷制御方法。
  10. 前記判定処理では、前記複数の箔ロールの幅を変更することにより、前記各色の箔画像を前記用紙上に形成するための前記箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、
    前記コントローラは、更に、
    前記複数の箔ロールの幅の変更により配置可能と判定された場合に、前記複数の箔ロールの幅の変更により前記各色の箔画像が形成可能になる旨、及び、前記複数の箔ロールの幅の変更値を通知する通知処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の箔押し印刷制御方法。
  11. 前記判定処理では、異なる色の箔画像を形成する複数のジョブを受け付けた場合に、各ジョブで指定された色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための前記箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、
    前記画像編集処理では、配置可能と判定された場合に、各ジョブで指定された色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための前記箔押し位置画像を、対応する色の前記箔ロールの幅内に配列する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の箔押し印刷制御方法。
  12. 前記判定処理では、前記複数の箔ロールの幅を変更することにより、各ジョブで指定された色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための前記箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、
    前記コントローラは、更に、
    前記複数の箔ロールの幅の変更により配置可能と判定された場合に、前記複数の箔ロールの幅の変更により、各ジョブで指定された色の前記箔画像が形成可能になる旨、及び、前記複数の箔ロールの幅の変更値を通知する通知処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の箔押し印刷制御方法。
  13. 前記箔押し印刷システムは、前記箔画像形成前の前記用紙に原稿画像を形成する画像形成装置を含み、
    前記画像編集処理では、配置可能と判定された場合に、前記箔押し位置画像に合わせて、前記原稿画像を回転、移動、又は、配列し、
    前記指示処理では、更に、前記画像形成装置に前記原稿画像のデータを送信して、前記原稿画像の形成を指示する、
    ことを特徴とする請求項8乃至12のいずれか一に記載の箔押し印刷制御方法。
  14. 前記箔押し印刷システムは、前記箔画像形成後の前記用紙を断裁する後処理装置を含み、
    前記画像編集処理では、前記箔画像形成後の前記用紙の断裁位置を特定し、
    前記指示処理では、更に、前記後処理装置に前記断裁位置のデータを送信して、前記用紙の断裁を指示する、
    ことを特徴とする請求項8乃至13のいずれか一に記載の箔押し印刷制御方法。
  15. 用紙の通紙方向に直交する方向に、当該方向を回転軸とする異なる色の複数の箔ロールが装填可能であり、前記用紙に箔押しを行って箔画像を形成する箔押し装置と、コントローラと、を含む箔押し印刷システムにおける、前記コントローラで動作する箔押し印刷制御プログラムであって、
    前記コントローラに、
    前記箔押し装置から前記複数の箔ロールの幅情報を取得する取得処理、
    各色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための箔押し位置を規定する箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定する判定処理、
    前記箔押し位置画像の編集により配置可能と判定された場合に、前記箔押し位置画像を回転、及び/又は、前記箔ロールの軸方向に移動させる画像編集処理、
    前記箔押し装置に前記箔押し位置画像のデータを送信して、前記箔画像の形成を指示する指示処理、を実行させる、
    ことを特徴とする箔押し印刷制御プログラム。
  16. 前記画像編集処理では、前記箔押し位置画像を回転させた時の前記各色の箔画像の前記通紙方向の長さを算出し、前記各色の箔画像の前記通紙方向の長さの総和、若しくは、特定の色の箔画像の前記通紙方向の長さが最小となるように回転角度を設定する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の箔押し印刷制御プログラム。
  17. 前記判定処理では、前記複数の箔ロールの幅を変更することにより、前記各色の箔画像を前記用紙上に形成するための前記箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、
    前記コントローラに、更に、
    前記複数の箔ロールの幅の変更により配置可能と判定された場合に、前記複数の箔ロールの幅の変更により前記各色の箔画像が形成可能になる旨、及び、前記複数の箔ロールの幅の変更値を通知する通知処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項15又は16に記載の箔押し印刷制御プログラム。
  18. 前記判定処理では、異なる色の箔画像を形成する複数のジョブを受け付けた場合に、各ジョブで指定された色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための前記箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、
    前記画像編集処理では、配置可能と判定された場合に、各ジョブで指定された色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための前記箔押し位置画像を、対応する色の前記箔ロールの幅内に配列する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の箔押し印刷制御プログラム。
  19. 前記判定処理では、前記複数の箔ロールの幅を変更することにより、各ジョブで指定された色の前記箔画像を前記用紙上に形成するための前記箔押し位置画像が、対応する色の前記箔ロールの幅内に配置可能かを判定し、
    前記コントローラに、更に、
    前記複数の箔ロールの幅の変更により配置可能と判定された場合に、前記複数の箔ロールの幅の変更により、各ジョブで指定された色の前記箔画像が形成可能になる旨、及び、前記複数の箔ロールの幅の変更値を通知する通知処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項18に記載の箔押し印刷制御プログラム。
  20. 前記箔押し印刷システムは、前記箔画像形成前の前記用紙に原稿画像を形成する画像形成装置を含み、
    前記画像編集処理では、配置可能と判定された場合に、前記箔押し位置画像に合わせて、前記原稿画像を回転、移動、又は、配列し、
    前記指示処理では、更に、前記画像形成装置に前記原稿画像のデータを送信して、前記原稿画像の形成を指示する、
    ことを特徴とする請求項15乃至19のいずれか一に記載の箔押し印刷制御プログラム。
  21. 前記箔押し印刷システムは、前記箔画像形成後の前記用紙を断裁する後処理装置を含み、
    前記画像編集処理では、前記箔画像形成後の前記用紙の断裁位置を特定し、
    前記指示処理では、更に、前記後処理装置に前記断裁位置のデータを送信して、前記用紙の断裁を指示する、
    ことを特徴とする請求項15乃至20のいずれか一に記載の箔押し印刷制御プログラム。
JP2016186590A 2016-09-26 2016-09-26 箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラム Active JP6729242B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016186590A JP6729242B2 (ja) 2016-09-26 2016-09-26 箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016186590A JP6729242B2 (ja) 2016-09-26 2016-09-26 箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018051766A JP2018051766A (ja) 2018-04-05
JP6729242B2 true JP6729242B2 (ja) 2020-07-22

Family

ID=61832835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016186590A Active JP6729242B2 (ja) 2016-09-26 2016-09-26 箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6729242B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7468083B2 (ja) * 2020-04-01 2024-04-16 ブラザー工業株式会社 箔転写装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5318660A (en) * 1992-05-01 1994-06-07 Kensol-Olsenmark, Inc. Method and apparatus for generating hot stamped single and multi-color images
JP2000289744A (ja) * 1999-04-05 2000-10-17 Takeuchi Press Ind Co Ltd 多色箔をホットスタンプする容器の製造方法
CN102689497A (zh) * 2011-03-21 2012-09-26 李华容 一种基于喷墨印刷装置的烫印设备和烫印方法
JP6015102B2 (ja) * 2012-04-27 2016-10-26 大日本印刷株式会社 画像形成システム、画像形成方法、およびプログラム
JP2016087974A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 株式会社小森コーポレーション 箔転写装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018051766A (ja) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4646740B2 (ja) 印刷装置及びその制御方法、ジョブ処理方法、印刷システム、プログラム
JP6784104B2 (ja) 箔押しシステム及び箔押し制御方法並びに箔押し制御プログラム
JP2010263368A (ja) 色変換設定プログラム、色変換設定方法、色変換処理プログラム、色変換処理装置
JP6115546B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および画像形成システム
JP2018075757A (ja) ロール紙印刷装置、ロール紙印刷制御プログラム及びロール紙印刷制御方法
JP2011165034A (ja) 制御プログラム及び画像形成装置
JP6729242B2 (ja) 箔押し印刷システム及び箔押し印刷制御方法並びに箔押し印刷制御プログラム
JP2014021876A (ja) 印刷システム及び印刷装置並びに印刷制御方法
JP7183605B2 (ja) 印刷物箔押しシステム、箔押し印刷制御方法及び箔押し印刷制御プログラム
JP2008105423A (ja) アニロックス印刷機のための製版
JP2016087830A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成制御装置および画像形成方法
JP4757355B2 (ja) 印刷装置及びその制御方法、プログラム
JP2020134675A (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP2008114564A (ja) 連続紙プリンタ装置、印刷制御方法およびプログラム
JP5804390B2 (ja) 制御装置及び制御プログラム
JP5045663B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体
JP2005056285A (ja) 画像出力システム、画像出力制御方法、その方法を実行するためのプログラム及びプログラムを格納した記録媒体
JP2019185414A (ja) ロール紙印刷装置、印刷制御プログラム及び印刷制御方法
JP6696353B2 (ja) 制御装置及び箔押し印刷制御プログラム並びに箔押し印刷制御方法
JP2013219555A (ja) 画像形成装置及び画像制御プログラム
JP2011124841A (ja) 画像形成装置
JP2020093486A (ja) 画像形成装置
JP2021030514A (ja) 画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラム
JP2013113860A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
JP2019048394A (ja) 印刷時間算出装置、印刷時間算出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190614

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191118

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20191122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6729242

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150