JP6834280B2 - 記録媒体押え部材、後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

記録媒体押え部材、後処理装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、記録媒体押え部材、後処理装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1は、シート搬出方向に排紙口、処理トレイ、スタックトレイの順に配置した装置構成において処理トレイからスタックトレイにシート束を搬出するときにシート束に位置ズレが発生することがなく円滑にシートを搬出収納することが可能とするため、処理トレイからスタックトレイにシート束を搬出する際に、スタックトレイの最上シートと処理トレイの紙載面との高低差を、排紙口から処理トレイにシートを搬入するときの高低差及び、又は排紙口からスタックトレイに直接シートを搬出するときの高低差より大きくなるように昇降シフト手段を制御するようにしたシート処理装置を開示する。
特許文献2は、排紙トレイ上に積載収容される用紙の綴じ部分が盛り上がることにより発生するおそれのある紙詰まり、収容不良などの不具合を防止するため、排紙トレイ上に積載収容される用紙Pの綴じ部分が盛り上がることにより発生する落差が所定量以上になることを検知できる第2センサを設け、その検知情報が得られたときに排紙トレイへのこれ以上の積載収容を禁止するか或いはこれ以上の積載収容が不可能であることを警告する監視手段を設けた後処理装置を開示する。
特許文献3は、簡単な構成及び低コストで多量のシートを精度良く揃えることを可能とするため、排出トレイ部材は、少なくともシート載置部材側が上下方向に移動自在に支持され、後処理が施されたシートを積載する底板部と、この底板部を上方に付勢する付勢手段と、前記底板部上に積載されたシートの上面を押圧して前記付勢手段の上方向への付勢を一定の位置に規制する規制手段とを備えるように構成したシート後処理装置を開示する。
特開2012−184114号公報 特開2001−322762号公報 特開平10−120276号公報
本発明は、記録媒体を剛体で押える場合と比較して、記録媒体を押える時に発生する叩き音を小さくしつつ、記録媒体を安定して押えることができる記録媒体押え部材、後処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、回転軸取り付け部及び押圧部取り付け部を有する本体部と、前記押圧部取り付け部に設けられ、前記本体部よりも硬度が低く、記録媒体を押圧する押圧部と、を有し、前記押圧部は、前記回転軸取り付け部を中心に回転することにより先端側から記録媒体に接触し、さらに前記押圧部が屈曲することにより記録媒体に接触する面積が徐々に増加する接触面を有し、前記本体部は、前記押圧部を予め定められた範囲まで屈曲させた場合に前記押圧部が当たる当たり面を有する記録媒体押え部材である。
請求項2に係る本発明は、前記押圧部は、前記本体部に嵌め込まれている請求項1記載の記録媒体押え部材である。
請求項3に係る本発明は、前記押圧部は、硬度Hsが15〜72である請求項1又は2記載の記録媒体押え部材である。
請求項4に係る本発明は、前記押圧部は、硬度Hsが25〜35である請求項1又は2記載の記録媒体押え部材である。
請求項5に係る本発明は、前記押圧部は、前記押圧部が屈曲する前に前記押圧部が記録媒体に接触した時の前記接触面の長手方向の接線と記録媒体とのなす角度が90度未満である請求項1から4いずれか記載の記録媒体押え部材である。
請求項6に係る本発明は、記録媒体を排出する排出部と、前記排出部を重力方向に移動するように制御する移動制御部と、前記排出部に排出された記録媒体を前記排出部に対して押える記録媒体押え部材とを有し、前記記録媒体押え部材は、回転軸取り付け部及び押圧部取り付け部を有する本体部と、前記押圧部取り付け部に設けられ、前記本体部よりも硬度が低く、前記排出部上の記録媒体を押圧する押圧部と、を有し、前記押圧部は、前記回転軸取り付け部を中心に回転することにより先端側から記録媒体に接触し、さらに前記押圧部が屈曲することにより記録媒体に接触する面積が徐々に増加する接触面を有し、前記本体部は、前記押圧部を予め定められた範囲まで屈曲させた場合に前記押圧部が当たる当たり面を有する後処理装置である。
請求項7に係る本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置本体と、前記画像形成装置体により画像が形成された記録媒体に対して後処理を施す後処理装置とを有し、前記後処理装置は、記録媒体を排出する排出部と、前記排出部を重力方向に移動するように制御する移動制御部と、前記排出部に排出された記録媒体を前記排出部に対して押える記録媒体押え部材とを有し、前記記録媒体押え部材は、回転軸取り付け部及び押圧部取り付け部を有する本体部と、前記押圧部取り付け部に設けられ、前記本体部よりも硬度が低く、前記排出部上の記録媒体を押圧する押圧部と、を有し、前記押圧部は、前記回転軸取り付け部を中心に回転することにより先端側から記録媒体に接触し、さらに前記押圧部が屈曲することにより記録媒体に接触する面積が徐々に増加する接触面を有し、前記本体部は、前記押圧部を予め定められた範囲まで屈曲させた場合に前記押圧部が当たる当たり面を有する画像形成装置である。
請求項1に記載の本発明によれば、記録媒体を剛体で押える場合と比較して、記録媒体を押える時に発生する叩き音を小さくしつつ、記録媒体を安定して押えることができる記録媒体押え部材を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加えて、押圧部が屈曲する際に押圧部が本体部から外れるのを防止することができる。
請求項3に係る本発明によれば、硬度が15〜72以外の場合と比較して、押圧部に適度な柔軟性を持たせることができる。
請求項4に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加えて、硬度が25〜35以外である場合と比較して、押圧部にさらに適度な弾性を持たせることができる。
請求項5に係る本発明によれば、請求項1から4いずれかに係る本発明の効果に加え、記録媒体に対して徐々に押圧力を作用させることができる。
請求項6に係る本発明によれば、記録媒体を剛体で押える場合と比較して、記録媒体を押える時に発生する叩き音を小さくしつつ、記録媒体を安定して押えることができる後処理装置を提供することができる。
請求項7に係る本発明によれば、記録媒体を剛体で押える場合と比較して、記録媒体を押える時に発生する叩き音を小さくしつつ、記録媒体を安定して押えることができる画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す側面断面図である。 本発明の実施形態に係る後処理装置の要部を示し、クランプロールを含む断面図である。 本発明の実施形態に係る後処理装置の要部を示し、サブパドルを含む断面図である。 本発明の実施形態に係る後処理装置の動作例を示す断面図であり、(a)は記録媒体が積載部から排出される前の状態を示し、(b)は記録媒体を積載部から排出を開始した状態を示し、(c)は記録媒体を積載部から排出する直前の状態を示す。 本発明の実施形態に用いた本体部を示す側面図である。 本発明の実施形態に用いた押圧部を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る記録媒体押え部材を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る記録媒体押え部材の作用を説明するための側面図であり、(a)は押圧部が屈曲する前の押圧部が記録媒体に接触した状態を示し、(b)は押圧部が屈曲して本体部の当たり面に当たっている状態を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
なお、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X、−X、Y、−Y、Z、−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。また、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは、紙面の表から裏に向かう矢印を意味する。
画像形成装置10は、画像読取装置12、給紙装置14、ユーザインターフェイス16、画像形成装置本体18及び後処理装置20とを有する。
画像読取装置12は、給紙装置14の上方に配置されている。また、給紙装置14の右側に画像形成装置本体18が配置されている。ユーザインターフェイス16は、例えば給紙装置14の上部に支持されている。画像形成装置本体18の右側に後処理装置20が配置されている。
画像読取装置12は、原稿を供給する原稿供給部22と、この原稿供給部22から供給された原稿を読み取る原稿読取部24とを有し、読み取った原稿画像データを画像形成装置本体18に送るようになっている。
給紙装置14は、多数の記録媒体を収容する記録媒体収容部26が例えば4段となって上下方向に配置されている。各記録媒体収容部26には、収容された最上位の記録媒体を送り出す送出しロール28及び送り出された記録媒体を搬送する搬送ロール30が設けられている。記録媒体収容部26のいずれか一つが選択され、選択された記録媒体収容部26の記録媒体が第一の搬送路32に搬送される。第一の搬送路32には複数の搬送ロール34が設けられている。第一の搬送路32は、後述する画像形成装置本体18の第二の搬送路34に接続されている。
ユーザインターフェイス16は、表示パネル36と、コピースタート、テンキー、コピー枚数の入力キー等のボタンが配置された操作部38とを有する。
画像形成装置本体18は、上部に現像剤供給装置40が配置されている。この現像剤供給装置40の下方には、YMCK各色用の4つのレーザ書込み装置42が設けられている。さらに各レーザ書込み装置42の下方に像保持体としての感光体44がそれぞれ配置されている。感光体44の周囲には、帯電器46、現像器48、一次転写ロール50及び清掃器52が配置されている。帯電器46で帯電された感光体44には、レーザ書込み装置42からのレーザにより潜像が形成され、この潜像が現像器48により現像され、この現像されたトナー像が一次転写ロール50により後述する中間転写ベルト54に転写される。感光体44に残存するトナーは清掃器52によりかき落とされる。
中間転写ベルト54は、一次転写ロール50、バックアップロール56及び複数の支持ロール58により支持されている。一次転写ロール50は、中間転写ベルト54を挟んで感光体44に対向している。バックアップロール56は、中間転写ベルト54を挟んで二次転写ロール60に対向している。一次転写ロール50により中間転写ベルト54に転写されたトナー像は、二次転写ロール60により、第二の搬送路34を介して搬送された記録媒体に転写される。
第二の搬送路34は、複数の搬送ロール61によりバックアップロール56と二次転写ロール60との間に記録媒体を供給し、後述する定着装置62を介し、複数の搬送ロール64により後処理装置20へ記録媒体を搬送する搬送路である。二次転写ロール60と定着装置62との間には搬送ベルト66が設けられている。
定着装置62は、加熱ロール68と加圧ロール70とを有し、記録媒体に転写されたトナー像を熱と圧力により記録媒体に定着するようになっている。
後処理装置20は、第三の搬送路72が右側に延びるように形成されている。この第三の搬送路72は、画像形成装置本体18の第二の搬送路34に接続されている。第三の搬送路72は、後流側で上方へ延びる第四の搬送路74と、さらに右側へ延びる第五の搬送路76とに分岐している。第四の搬送路74と第五の搬送路76との分岐部分には切替部材78が設けられている。
第四の搬送路74の後端には、第一の排出ロール80が設けられている。この第一の排出ロール80の右側には第一の排出部82が配置されている。また、第五の搬送路74の右端には、第二の排出ロール84が設けられている。この第二の排出ロール84の下方には端綴じ装置86が配置されている。さらに後処理装置20の右端には、第二の排出部88が設けられている。この第二の排出部88は、昇降装置(移動制御部)90に連結され、上下方向に移動可能であるようにしてある。
後処理装置20について、図2及び図3を用いてさらに詳細に説明する。
図2及び図3において、第二の排出ロール84の上流側で第五の搬送路74には、排出センサ92が配置されている。端綴じ装置86は、処理用の積載部94を有する。この積載部94は、右側が上方となるように水平に対して緩傾斜している。積載部94には、タンパ96が前後方向に備えられている。このタンパ96は、前後方向に移動して記録媒体の幅方向を揃える。
積載部94の左下には、記録媒体の搬送方向の端を揃えるための後壁98が設けられている。この後壁98の上方には、メインバトル100が回転可能に支持されている。このメインバトル100により、積載部94に入った記録媒体の後端が後壁98に突き当てられるように記録媒体が引き込まれる。
後壁98の左下方には、ガイド102が支持されている。このガイド102は、後壁100に沿って前後方向に延びている。このガイド102にステープラ105がガイド102に案内されて前後方向に移動可能であるようになっている。
積載部94の右上方には、前後方向に延びる排出軸104が回転可能に設けられている。この排出軸104には、第三の排出ロール106が支持されている。この第三の排出ロール106は、図示しない駆動源により正逆回転できるようになっている。この第三の排ロール106に対して排出方向の上流側には、積載部94の記録媒体を検出する積載センサ108が配置されている。
図2において、第三の排出ロール106の上方には、クランプロール110が配置されている。このクランプロール110は、腕部112に回転自在に支持され、腕部112を回転することで、図2の実線で示すように、第三の排出ロール106から離れた上昇位置と、図2の点線で示すように、第三の排出ロール106に記録媒体を挟んで接触する下降位置とに移動自在となっている。
図3において、積載部94の上方には、クランプロール110とは前後方向にずれた位置に、サブパドル114が設けられている。このサブパドル114は、積載部94から離間する図3の実線で示す上昇位置と、積載部94に積載された記録媒体に接触する図3の点線で示す下降位置との間で昇降可能なように構成されている。
記録媒体押え部材116は、第三の排出ロール106の下方に設けられている。記録媒体押え部材116は、回転軸118に例えば3個前後方向に間隔を空けて設けられている。この記録媒体押え部材116は、図2及び図3に示すように、後処理装置20のカバーから後退した位置と、第二の排出部88に排出された記録媒体を押える位置とに動かされる。
なお、記録媒体押え部材116の詳細は後述する。
次に上記後処理装置20の動作例について説明する。
図2及び図3において、画像形成装置本体18から第三の搬送路72に入った記録媒体は、切替部材78が第四の搬送路74を閉じ、第五の搬送路76を開く位置にある場合は、第五の搬送路76に導かれる。第五の搬送路76に導かれた記録媒体は、第二の排出ロール84により端閉じ装置86の積載部94に搬入される。このとき、束にされる最初の一枚目の記録媒体が排出センサ92を通過した場合に、予め設定された時間経過後に、第三の排出ロール106が逆回転する。また、クランプロール110が下降する。よって、積載部94に搬入された一枚目の記録媒体は、第三の排出ロール106とクランプロール110に挟まれてメインパドル100側に引き込まれる。なお、その後、第三の排出ロール106は停止し、クランプロール110は上昇して退避する。メインパドル100は、記録媒体を後壁98に突き当て、記録媒体の搬送方向後端を揃える。記録媒体の後端が揃えられると、タンパ96が作動して記録媒体の幅方向の端が揃えられる。
束にされる二枚目以降の記録媒体が積載部94に搬入される場合は、記録媒体が排出センサ92を通過して予め設定された時間経過後に、サブパドル114が下降する。サブパドル114が下降すると、サブパドル114は、搬入済みの記録媒体の上方に記録媒体をメインパドル100側に引き込む。よって、二枚目以降の記録媒体もメインパドル100で後壁98に突き当てられ、記録媒体の搬送方向の後端が揃えられる。記録媒体の搬送方向後端が揃えられると、タンパ94が作動して、記録媒体の幅方向の端が揃えられる。
ここで、ステープラ105を動作させない整合モードと、ステープラ105を動作させてするステープルモードとがある。整合モードの場合は、上述したように、記録媒体を揃えて束として整合が終了すると、タンパ96が作動して記録媒体の束を積載済みの記録媒体の束から幅方向をずらす。一方、ステープルモードの場合は、ステープラ105を作動させて記録媒体の束の端をステープルし、その後に記録媒体の束を幅方向にずらす。
図4(a)に示すように、いずれの場合も積載部94から記録媒体の束を排出するときは、クランプロール110が下降し、第三の排出ロール106とクランプロール110により記録媒体の束を挟む。記録媒体の束を挟むと、第三の排出ロール106が正転し、記録媒体の束が第二の排出部88へ向けて排出を開始する。このときは、記録媒体押え部材116は、上昇した位置にある。
次に、図4(b)に示すように、記録媒体の束の後端が積載センサ108を通過した時、あるいは予め設定された時間第三の排出ロール106を回転させた時に記録媒体押え部材116が下降して第二の排出部88に排出されている記録媒体の束を押える。これにより積載部94から排出される記録媒体の束の排出側先端が自重により垂れ下がり、積載済みの記録媒体に接触して位置をずらすのを防止する。
次に、図4(c)に示すように、記録媒体の束が第二の排出部88に排出終了直前に記録媒体押え部材116が上昇して記録媒体の束との干渉を避けるようにする。
一つの記録媒体の束が第二の排出部88に排出される毎に第二の排出部88は昇降装置90により排出した記録媒体の厚さに応じて下降し、次の排出に備える。
次に記録媒体押え部材116について詳述する。
記録媒体押え部材116は、図5に示す本体部120と、図6に示す押圧部122とから構成されている。
本体部120は、樹脂や金属から構成され、回転軸取付け部124と押圧部取付け部126とが略90度隔てるように曲げられている。回転軸取付け部124には、前述した回転軸118に取り付けるための回転軸取付け用孔128が形成されている。また、押圧部取付け部126には、押圧部122を取り付けるための押圧部取付け用孔130が形成されている。
押圧部取付け用孔130は、回転軸取付け用孔128側で先端方向に向けて開口し、また回転軸の軸方向の一方向側が開口し、他方側は、押圧部122の一方の側面が当たるように閉じられている。
押圧部取付け用孔130は、先端側に形成された第一の曲面部132と、後端側に形成された第二の曲面部134と、第一の曲面部132及び第二の曲面部134を接続するように奥側に形成された第一の平面部136とを有する。第一の平面部136には、被位置決め部138が例えば凹状に形成されている。
一方、押圧部122は、本体部120よりも硬度が低い材料、例えばゴムから構成されている。JISスプリング式硬度Hsで15〜70であれば良い。さらに硬度Hsが25〜35であればさらに良い。クロロプレンゴム、ニトリロゴム、天然ゴム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)等を使用することができる。
押圧部122は、先端側に形成された第三の曲面部140と、後端側に形成された第四の曲面部142と、第三の曲面部140及び第四の曲面部142とを接続する第二の平面部144とを有する。第二の平面部144には、位置決め部146が例えば凸状に形成されている。さらに押圧部122は、第三の曲面部140及び第四の曲面部142から先端側に延びる延出部148が形成されている。
そして、図7に示すように、記録媒体押え部材116は、本体部120の押圧部取付け用孔130に押圧部122を嵌め込むことによって構成される。本体部120の第一の曲面部132に押圧部122の第三の曲面部140が接し、本体部120の第二の曲面部134に押圧部122の第四の曲面部142が接し、本体部120の第一の平面部136に押圧部122の第二の平面部144が接する。本体部120の被位置決め部138に押圧部122の位置決め部146が嵌り、本体部120に対する押圧部122の位置を決めるようにしてある。
また、押圧部122の延出部148は、本体部120の押圧部取付け用孔130から突出するようになっている。
また、本体部120の第一の曲面部132には、押圧部122が予め定められた範囲まで屈曲した場合に当たる当たり面150を有する。即ち、図8(a)に示すように、記録媒体を押圧する前においては、押圧部122の第三の曲面部140と本体部120の当たり面150との間には隙間があるが、図8(b)に示すように、押圧部122予め定められた範囲まで屈曲した場合には押圧部122の第三の曲面部140が当たり面150に当たるようになっている。
また、図8(b)に示すように、押圧部122の延出部148の記録媒体側には、押圧部122が屈曲することにより記録媒体に徐々に接触する接触面152が形成されている。図8(a)に示すように、押圧部122が屈曲される前で押圧部122が記録媒体に接触した時の接触面152の長手方向接線と記録媒体とのなす角度αは90度未満であるように設定されている。
次に記録媒体押え部材116の作用について説明する。
図8(a)に示すように、記録媒体を押える場合、最初に接触するのは、押圧部122の回転軸側角部であり、前述したように接触面152と記録媒体の長手方向接線とのなす角度αが90度未満であるから、押圧部122は屈曲しながら、この角部から徐々に記録媒体に接触する接触面152が記録媒体に接触する。押圧部122が屈曲変形するので、記録媒体押え部材116の叩き音の発生は小さくなる。
さらに記録媒体押え部材116が回転すると、本体部120の当たり面150に押圧部122が当たる。このタイミングで記録媒体押え部材116が停止する。記録媒体押え部材116が停止すると、記録媒体は、押圧部122の屈曲が制限され、押圧部122の圧縮に伴う略一定の押圧力で記録媒体を押圧するようになり、記録媒体をしっかりと安定して押えるようになる。
なお、上記実施形態の説明にあたっては、記録媒体押え部材は、後処理装置の昇降する排出部に排出された記録媒体を押えるものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば通常の排出部に排出される記録媒体を押えたり、原稿送り装置にあって排出部に排出された原稿を押えるものとして利用することもできる。
10 画像形成装置
18 画像形成装置本体
20 後処理装置
82 第一の排出部
88 第二の排出部
116 記録媒体押え部材
120 本体部
122 押圧部
130 押圧部取付け用孔
150 当たり面
152 接触面

Claims (7)

  1. 回転軸取り付け部及び押圧部取り付け部を有する本体部と、
    前記押圧部取り付け部に設けられ、前記本体部よりも硬度が低く、記録媒体を押圧する押圧部と、を有し、
    前記押圧部は、前記回転軸取り付け部を中心に回転することにより先端側から記録媒体に接触し、さらに前記押圧部が屈曲することにより記録媒体に接触する面積が徐々に増加する接触面を有し、
    前記本体部は、前記押圧部を予め定められた範囲まで屈曲させた場合に前記押圧部が当たる当たり面を有する
    記録媒体押え部材。
  2. 前記押圧部は、前記本体部に嵌め込まれている請求項1記載の記録媒体押え部材。
  3. 前記押圧部は、硬度Hsが15〜72である請求項1又は2記載の記録媒体押え部材。
  4. 前記押圧部は、硬度Hsが25〜35である請求項1又は2記載の記録媒体押え部材。
  5. 前記押圧部は、前記押圧部が屈曲する前に前記押圧部が記録媒体に接触した時の前記接触面の長手方向の接線と記録媒体とのなす角度が90度未満である請求項1から4いずれか記載の記録媒体押え部材。
  6. 記録媒体を排出する排出部と、
    前記排出部を重力方向に移動するように制御する移動制御部と、
    前記排出部に排出された記録媒体を前記排出部に対して押える記録媒体押え部材とを有し、
    前記記録媒体押え部材は、
    回転軸取り付け部及び押圧部取り付け部を有する本体部と、
    前記押圧部取り付け部に設けられ、前記本体部よりも硬度が低く、前記排出部上の記録媒体を押圧する押圧部と、を有し、
    前記押圧部は、前記回転軸取り付け部を中心に回転することにより先端側から記録媒体に接触し、さらに前記押圧部が屈曲することにより記録媒体に接触する面積が徐々に増加する接触面を有し、
    前記本体部は、前記押圧部を予め定められた範囲まで屈曲させた場合に前記押圧部が当たる当たり面を有する
    後処理装置。
  7. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置体により画像が形成された記録媒体に対して後処理を施す後処理装置とを有し、
    前記後処理装置は、
    記録媒体を排出する排出部と、
    前記排出部を重力方向に移動するように制御する移動制御部と、
    前記排出部に排出された記録媒体を前記排出部に対して押える記録媒体押え部材とを有し、
    前記記録媒体押え部材は、
    回転軸取り付け部及び押圧部取り付け部を有する本体部と、
    前記押圧部取り付け部に設けられ、前記本体部よりも硬度が低く、前記排出部上の記録媒体を押圧する押圧部と、を有し、
    前記押圧部は、前記回転軸取り付け部を中心に回転することにより先端側から記録媒体に接触し、さらに前記押圧部が屈曲することにより記録媒体に接触する面積が徐々に増加する接触面を有し、
    前記本体部は、前記押圧部を予め定められた範囲まで屈曲させた場合に前記押圧部が当たる当たり面を有する
    画像形成装置。
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