JP6833428B2 - 減速機 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽歯車、複数の遊星歯車及びキャリアを備える遊星歯車機構によって入力軸の回転を減速しつつ回転ケーシングを回転駆動する遊星歯車減速機に関する。
例えば特許文献1が開示する遊星歯車減速機では、油圧モータからの回転駆動力が入力軸に伝達され、入力軸とともに太陽歯車が回転し、遊星歯車が太陽歯車の周りで公転運動する。この遊星歯車の公転運動に伴ってキャリア及び第2太陽歯車が回転し、第2太陽歯車の回転によって第2遊星歯車が回転し、第2遊星歯車と係合する回転ケーシングが回転駆動される。
また、この特許文献1の遊星歯車減速機では、キャリアによって複数の遊星歯車が一方側から回転自在に保持されつつ、複数の遊星歯車の他方側に配置されたプレートがキャリアの軸に連結されている。プレートはキャリアのスラスト方向の荷重を受けるように構成されており、キャリアの剛性がプレートによって向上させられている。
特開2007−71273号公報
特許文献1が開示する遊星歯車減速機では、キャリアの軸が凸部として設けられる一方で、プレートにはその凸部が嵌合可能な孔が設けられている。このようにキャリアの各軸の端部には凸部が形成されるため、キャリアの形状が複雑になり、特に鋳物によってキャリアを構成する場合には、凸部及びその周辺領域の加工には非常に手間がかかる。また、キャリアの軸の凸部をプレートの孔に適切に嵌合させるには、その凸部及び孔の面状態だけではなく、その凸部及び孔の周辺領域の面状態も高精度に仕上げる必要があるが、そのような仕上げ加工は複雑で手間がかかり、コストも高くなる。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成で互いに連結可能なキャリア及びプレートを安価に製造できる減速機を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、固定ケーシングにより、ケーシング用軸受を介して回転軸線を中心に回転自在に保持される回転ケーシングと、回転ケーシングの内周に設けられている内歯と、回転自在に設けられ、回転駆動力を発生させる駆動源に対して連結される入力軸と、入力軸に連結される太陽歯車と、太陽歯車と内歯との間に配置される複数の遊星歯車と、回転軸線が延在する軸方向に関して複数の遊星歯車の一方側に配置されるベース部と、軸方向に関して一方側から他方側に向かってベース部から延在する複数の支持軸であって、歯車用軸受を介して複数の遊星歯車のそれぞれを回転自在に保持する複数の支持軸と、を有するキャリアと、軸方向に関して複数の遊星歯車の他方側に配置され、複数の支持軸に連結されるプレートと、を備える減速機であって、複数の支持軸の各々は、凹部を有し、プレートは、複数の支持軸の凹部のそれぞれと係合する複数の突起部を有する減速機に関する。
プレートには複数の孔部が形成され、複数の孔部の各々からは複数の突起部のうちの対応突起部が延在し、複数の孔部の各々は、対応突起部の形状に対応する形状を有してもよい。
複数の突起部の各々は、軸方向と垂直な径方向の幅よりも、軸方向及び径方向の各々と垂直な周方向の幅の方が大きい断面を有していてもよい。
複数の突起部の各々は矩形状の断面を有し、複数の突起部は、回転軸線を中心とした回転対称となる位置に配置されてもよい。
複数の突起部の各々は、係合する凹部の側壁部を押圧していてもよい。
複数の突起部の各々は、軸方向と垂直な径方向の外側に向かって張り出すように延在する張り出し部を有し、張り出し部の各々は、係合する凹部の内側に配置され、凹部の側壁部を押圧していてもよい。
凹部の各々は、複数の支持軸の各々に形成された開口部によって構成されていてもよい。
凹部の各々は、複数の支持軸の各々に形成された切り欠き部によって構成されていてもよい。
本発明によれば、キャリアの各支持軸が凹部を有し、プレートが各凹部と係合する突起部を有する。そのため、簡素な構成で互いに連結可能なキャリア及びプレートを安価に提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る遊星歯車減速機を示す断面図である。 図2は、第1実施形態に係る遊星歯車、プレート及び回転ケーシングの平面図である。 図3は、支持軸に形成される凹部の一例を示す平面図である。 図4は、支持軸に形成される凹部の他の例を示す平面図である。 図5は、1つの突起部のみを示す斜視図である。 図6は、突起部の一例の断面状態を示す図である。 図7は、第2実施形態に係る遊星歯車減速機を示す断面図である。 図8は、第2実施形態に係る遊星歯車、プレート及び回転ケーシングの平面図である。 図9は、第2実施形態に係る1つの突起部の断面状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面に示される要素には、理解を容易にするために、サイズ及び縮尺等が実際のそれらと異なって示されている要素が含まれうる。
以下に説明する遊星歯車減速機では、プレートに設けた凸部を、キャリアの軸に設けた凹部に嵌合させることにより、遊星歯車の移動が規制されている。キャリアの軸に凸部を形成する加工に比べ、キャリアの軸に凹部を形成する加工の方が格段に簡単である。したがって、下述の遊星歯車減速機によれば、簡素な構成で互いに連結可能なキャリア及びプレートを安価に提供することができる。
なお以下の遊星歯車減速機は、典型的には建設機械が備える走行用装置における減速機として使用可能であるが、他の用途に適用されてもよく、その用途は特に限定されない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る遊星歯車減速機1を示す断面図である。
遊星歯車減速機1は、図示しない建設機械に搭載されており、この建設機械を走行させるための油圧モータ10(詳細な図示は省略)が内部に配設された固定ケーシング11に対して取り付けられている。この遊星歯車減速機1は、回転ケーシング12、内歯13、入力軸14、第1太陽歯車15、第1遊星歯車16、キャリア17、プレート18、第2太陽歯車19及び第2遊星歯車20を備える。そして遊星歯車減速機1は、油圧モータ10で発生する回転駆動力を減速して伝達し、最終的に回転ケーシング12を回転駆動することで、回転ケーシング12に設けられたフランジ部30に取り付けられた図示しないスプロケットを介して図示しない被駆動部を駆動する。なお油圧モータ10の構成は特に限定されず、典型的には斜板式のピストンポンプを油圧モータ10として利用することができる。
遊星歯車減速機1における回転ケーシング12は、基本的に中空円筒状の構造を有し、その一方の側の開口部から固定ケーシング11の端部が挿入されている。回転ケーシング12の他方の側の開口部は、蓋体21によって塞がれている。回転ケーシング12は、固定ケーシング11により、ケーシング用軸受28(28a、28b)を介して回転軸線Aを中心に回転自在に保持されている。すなわち、回転ケーシング12の内周に形成された突状部31が固定ケーシング11の外周に取り付けられた2つのケーシング用軸受28a、28bの間で挟持され、回転ケーシング12は、ケーシング用軸受28a、28bを介して固定ケーシング11に回転自在に保持されている。回転ケーシング12の内周には内歯13が設けられており、内歯13は後述の第1遊星歯車16や第2遊星歯車20と噛合する。なお内歯13は、回転ケーシング12と一体として形成されていてもよいし、別体として形成され回転ケーシング12に対して固定的に取り付けられていてもよい。
入力軸14は、回転自在に設けられ、回転ケーシング12内の中心に配置されており、回転駆動力を発生させる駆動源である油圧モータ10に対して連結されている。
第1太陽歯車15は、入力軸14の端部に連結されており、複数の第1遊星歯車16と噛合する。複数の第1遊星歯車16の各々は、第1太陽歯車15と内歯13との間に配置されており、第1太陽歯車15及び内歯13のいずれにも噛合している。各第1遊星歯車16は、第1太陽歯車15の自転に伴って回転駆動され、第1太陽歯車15の周りを公転する。
図2は、第1実施形態に係る第1遊星歯車16、プレート18及び回転ケーシング12の平面図である。本実施形態では、3つの第1遊星歯車16が周方向Dcに均等角度(すなわち120度)ずれて配置されている。
キャリア17は、図1に示すように、第1遊星歯車16を保持する遊星枠を構成しており、複数の第1遊星歯車16の各々を、一方側から片持ち状態で歯車用軸受23を介して回転自在に保持している。すなわちキャリア17は、ベース部35及び複数の支持軸29を有する。ベース部35は、回転軸線Aが延在する軸方向Daに関して複数の第1遊星歯車16の一方側(すなわち図1の左側)に配置されている。複数の支持軸29は、軸方向Daに関して一方側から他方側に向かって、ベース部35から延在しており、歯車用軸受23を介して複数の第1遊星歯車16のそれぞれを回転自在に保持する。複数の支持軸29は、キャリア17の外周部において周方向Dcに均等角度(すなわち120度)ずれて配置されている。そして複数の支持軸29は、それぞれ対応の第1遊星歯車16を貫通するように設けられており、他方側端部においてプレート18と連結する。
複数の支持軸29の各々は凹部60を有する。すなわち各支持軸29のプレート18側の端部には、プレート18と連結するための凹部60が形成されている。プレート18に形成される対応の突起部(以下「対応突起部」とも称する)61と凹部60とが適切に係合することができるのであれば、凹部60の形状は特に限定されない。例えば図3に示すように、各支持軸29に形成された穴状の開口部63によって各凹部60が構成されてもよいし、図4に示すように、各支持軸29の一部切り欠かれることにより形成された切り欠き部64によって各凹部60が構成されてもよい。
また、図1に示すキャリア17の平板状のベース部35の径方向中心部には中空部分が形成されており、この中空部分には、第2太陽歯車19の端部とスプライン結合される内歯部分37が周方向Dcに形成されている。
第2太陽歯車19は円筒形状に形成されており、第2太陽歯車19の内側には入力軸14が挿入され、第2太陽歯車19の外周には外歯が形成されている。この外歯には、キャリア17の内歯部分37がスプライン結合されるとともに、複数(3つ)の第2遊星歯車20が噛合している。3つの第2遊星歯車20は、それぞれ、固定ケーシング11の端面において周方向Dcに均等位置の3箇所に設けられている突設軸部34によって、回転自在に支持されている。
プレート18は、軸方向Daに関して複数の第1遊星歯車16の他方側(図1の右側)に配置されており、複数の支持軸29に連結されている。すなわちプレート18は、複数の支持軸29の凹部60のそれぞれと係合する複数の突起部61を有し、各凹部60に対応突起部61が係合することによって、プレート18が各支持軸29の端部(すなわちキャリア17)に対して連結されている。複数の突起部61は、回転軸線Aを中心とした回転対称となる位置に配置されている。本実施形態では、図2に示すように3つの突起部61が設けられており、3つの突起部61は3回対称となる位置に、すなわち周方向Dcに均等角度(すなわち120度)ずれて配置されている。このように支持軸29及び突起部61を介してキャリア17及びプレート18が連結されており、プレート18はキャリア17のスラスト方向の荷重を保持する。なおプレート18には、その中心に第1太陽歯車15との干渉を防止するための中心孔が形成されている。
図5は、1つの突起部61のみを示す斜視図である。プレート18には複数の孔部62(本実施形態では3つの孔部62)が形成されている。複数の孔部62の各々からは、対応突起部61が延在する。各孔部62は、対応突起部61の形状に対応する形状を有する。各突起部61は、プレート18の一部がプレス加工等により折り曲げられることによって形成されており、各孔部62は対応突起部61が存在していたスペースによって構成される。そのため、各孔部62の形状は対応突起部61の形状と一致する。
図6は、突起部61の一例の断面状態を示す図である。各突起部61の形状は、対応の凹部60と適切に係合することができるのであれば特に限定されないが、典型的には、図6に示すような矩形状の断面を有する。特に、プレート18と支持軸29(すなわちキャリア17)との連結強度を向上させる観点から、各突起部61は、軸方向Daと垂直な径方向Drの幅Lrよりも、軸方向Da及び径方向Drの各々と垂直な周方向Dcの幅Lcの方が大きい断面を有していてもよい。各第1遊星歯車16は周方向Dcに公転するためプレート18及び支持軸29は各第1遊星歯車16から周方向Dcに力を受ける。そのため、各突起部61の周方向Dcの幅を大きくして、周方向Dcに関する強度を増大させることが、各第1遊星歯車16の公転時におけるプレート18と支持軸29との連結強度を向上させる観点からは好ましい。また各突起部61は、プレート18の平坦部に対して傾斜して設けられてもよい。各突起部61の形状弾性を利用して、各凹部60の側壁部に対応突起部61を押圧させた状態で配置することにより、各支持軸29に対するプレート18の連結強度を増大することができる。
なおプレート18は、図1に示すように各凹部60に各突起部61が係合した状態で、回転ケーシング12の端部に取り付けられている蓋体21に設けられた複数の押圧部22によって押圧されることで、スラスト方向の荷重を適切に受けることができる。
次に、遊星歯車減速機1の作動について説明する。
固定ケーシング11内に配設された油圧モータ10が回転すると、その回転駆動力が、モータ出力軸とともに回転するように連結された入力軸14へと伝達される。そして、入力軸14の回転とともに第1太陽歯車15が回転して、この第1太陽歯車15に噛合している第1遊星歯車16が内歯13と噛合しながら第1太陽歯車15の周りで公転運動を行う。この第1遊星歯車16の公転運動に伴ってキャリア17が回転し、キャリア17の内歯部分とスプライン結合された第2太陽歯車19が回転する。この第2太陽歯車19が回転することで、固定ケーシング11の各突設軸部34に回転自在に支持された各第2遊星歯車20が回転し、これにより、第2遊星歯車20と内歯13との噛合を介して、回転ケーシング12が回転駆動される。
以上説明した遊星歯車減速機1によれば、プレート18がキャリア17に連結されてキャリア17の剛性が高められるため、第1遊星歯車16を適切に回転可能に保持することができる。
特に、キャリア17に凹部60を形成する一方でプレート18に突起部61を形成し、凹部60と突起部61との係合が利用されてキャリア17及びプレート18が連結される。このように本実施形態の遊星歯車減速機1によれば、簡素な構成で互いに連結可能なキャリア17及びプレート18を提供することができる。とりわけ、鋳物で構成されることが多いキャリア17では、凹部を形成する加工は、凸部を形成する加工よりも格段に容易に実施可能である。一方、金属で構成されることが多いプレート18において、一部分をプレス加工等により折り曲げて突起部61を形成することは極めて簡単に実施可能である。したがって本実施形態の遊星歯車減速機1によれば、キャリア17における凹部60の形成加工及びプレート18における突起部61の形成加工を簡単に行うことができ、精度良く安価に各凹部60及び各突起部61を形成することができる。
[第2実施形態]
本実施形態において、上述の第1実施形態と同一又は類似の要素には第1実施形態と同一の符合を付し、その詳細な説明は省略する。
図7は、第2実施形態に係る遊星歯車減速機1を示す断面図である。図8は、第2実施形態に係る第1遊星歯車16、プレート18及び回転ケーシング12の平面図である。図9は、第2実施形態に係る1つの突起部61の断面状態を概略的に示す図である。
本実施形態のプレート18は、その外周部から径方向Drに向かって突出するようにして設けられた複数(3つ)の突起部61を有する。3つの突起部61は、周方向Dcに均等角度(すなわち120度)ずれて配置されている。
各突起部61は、図9に示すように、プレート18の平坦部65からほぼ垂直方向に延在する立設部66と、立設部66の先端部から径方向Drの外側に向かって張り出すように延在する張り出し部67とを有する。各張り出し部67は、係合する凹部60の内側に撓んだ状態で配置され、凹部60の側壁部を押圧している。本実施形態の張り出し部67は、係合する凹部60の外側壁部(図9の符合「B」参照)及び内側壁部(図9の符合「C」参照)の両方を押圧しており、プレート18が支持軸29(キャリア17)に対して強固に固定されている。
本実施形態のように、突起部61が、プレート18の平坦部65から外側に向かって張り出すように設けられている場合にも、プレート18を支持軸29(キャリア17)に対して適切に固定することができる。特に、撓んだ状態の張り出し部67を凹部60の側壁部に接触させることにより、張り出し部67の弾性力を利用して、プレート18を支持軸29(キャリア17)に対して強固に固定することができる。
また図8に示すように、プレート18によって覆われる各第1遊星歯車16の範囲が上述の第1実施形態と比べて小さくなり、各支持軸29の一部範囲が露出される。そのため、循環される作動油(潤滑油)を、より効率良く歯車用軸受23に供給することができる。
本発明は、上述の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形が加えられた各種態様も含みうるものであり、本発明によって奏される効果も上述の事項に限定されない。したがって、本発明の技術的思想及び趣旨を逸脱しない範囲で、特許請求の範囲及び明細書に記載される各要素に対して種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
例えば、上述の第2実施形態の突起部61は、凹部60の外側壁部(図9の符合「B」参照)及び内側壁部(図9の符合「C」参照)の両方に接触しているが、これらの側壁部のいずれか一方のみと接触していてもよい。また、プレート18の平坦部65が支持軸29と適切に接触し、各支持軸29が平坦部65によって適切に支持されている場合には、突起部61は必ずしも凹部60の壁部(側壁部及び底壁部を含む)に接触している必要はない。
1 遊星歯車減速機
10 油圧モータ
11 固定ケーシング
12 回転ケーシング
13 内歯
14 入力軸
15 太陽歯車
16 第1遊星歯車
17 キャリア
18 プレート
19 第2太陽歯車
20 第2遊星歯車
21 蓋体
22 押圧部
23 歯車用軸受
28 ケーシング用軸受
29 支持軸
30 フランジ部
31 突状部
34 突設軸部
35 ベース部
37 内歯部分
60 凹部
61 突起部
62 孔部
63 開口部
64 切り欠き部
65 平坦部
66 立設部
67 張り出し部
A 回転軸線
Da 軸方向
Dr 径方向
Dc 周方向

Claims (8)

  1. 固定ケーシングにより、ケーシング用軸受を介して回転軸線を中心に回転自在に保持される回転ケーシングと、
    前記回転ケーシングの内周に設けられている内歯と、
    回転自在に設けられ、回転駆動力を発生させる駆動源に対して連結される入力軸と、
    前記入力軸に連結される太陽歯車と、
    前記太陽歯車と前記内歯との間に配置される複数の遊星歯車と、
    前記回転軸線が延在する軸方向に関して前記複数の遊星歯車の一方側に配置されるベース部と、前記軸方向に関して前記一方側から他方側に向かって前記ベース部から延在する複数の支持軸であって、歯車用軸受を介して前記複数の遊星歯車のそれぞれを回転自在に保持する複数の支持軸と、を有するキャリアと、
    前記軸方向に関して前記複数の遊星歯車の前記他方側に配置され、前記複数の支持軸に連結されるプレートと、
    を備える減速機であって、
    前記複数の支持軸の各々は、凹部を有し、
    前記プレートは、前記複数の支持軸の前記凹部のそれぞれと係合する複数の突起部を有し、
    前記プレートには複数の孔部が形成され、
    前記複数の孔部の各々からは前記複数の突起部のうちの対応突起部が延在し、
    前記複数の孔部の各々は、前記対応突起部の形状に対応する形状を有する減速機。
  2. 固定ケーシングにより、ケーシング用軸受を介して回転軸線を中心に回転自在に保持される回転ケーシングと、
    前記回転ケーシングの内周に設けられている内歯と、
    回転自在に設けられ、回転駆動力を発生させる駆動源に対して連結される入力軸と、 前記入力軸に連結される太陽歯車と、
    前記太陽歯車と前記内歯との間に配置される複数の遊星歯車と、
    前記回転軸線が延在する軸方向に関して前記複数の遊星歯車の一方側に配置されるベース部と、前記軸方向に関して前記一方側から他方側に向かって前記ベース部から延在する複数の支持軸であって、歯車用軸受を介して前記複数の遊星歯車のそれぞれを回転自在に保持する複数の支持軸と、を有するキャリアと、
    前記軸方向に関して前記複数の遊星歯車の前記他方側に配置され、前記複数の支持軸に連結されるプレートと、
    を備える減速機であって、
    前記複数の支持軸の各々は、凹部を有し、
    前記プレートは、前記複数の支持軸の前記凹部のそれぞれと係合する複数の突起部を有し、
    前記複数の突起部の各々は、前記軸方向と垂直な径方向の幅よりも、前記軸方向及び前記径方向の各々と垂直な周方向の幅の方が大きい断面を有する減速機。
  3. 固定ケーシングにより、ケーシング用軸受を介して回転軸線を中心に回転自在に保持される回転ケーシングと、
    前記回転ケーシングの内周に設けられている内歯と、
    回転自在に設けられ、回転駆動力を発生させる駆動源に対して連結される入力軸と、 前記入力軸に連結される太陽歯車と、
    前記太陽歯車と前記内歯との間に配置される複数の遊星歯車と、
    前記回転軸線が延在する軸方向に関して前記複数の遊星歯車の一方側に配置されるベース部と、前記軸方向に関して前記一方側から他方側に向かって前記ベース部から延在する複数の支持軸であって、歯車用軸受を介して前記複数の遊星歯車のそれぞれを回転自在に保持する複数の支持軸と、を有するキャリアと、
    前記軸方向に関して前記複数の遊星歯車の前記他方側に配置され、前記複数の支持軸に連結されるプレートと、
    を備える減速機であって、
    前記複数の支持軸の各々は、凹部を有し、
    前記プレートは、前記複数の支持軸の前記凹部のそれぞれと係合する複数の突起部を有し、
    前記複数の突起部の各々は矩形状の断面を有する減速機。
  4. 固定ケーシングにより、ケーシング用軸受を介して回転軸線を中心に回転自在に保持される回転ケーシングと、
    前記回転ケーシングの内周に設けられている内歯と、
    回転自在に設けられ、回転駆動力を発生させる駆動源に対して連結される入力軸と、 前記入力軸に連結される太陽歯車と、
    前記太陽歯車と前記内歯との間に配置される複数の遊星歯車と、
    前記回転軸線が延在する軸方向に関して前記複数の遊星歯車の一方側に配置されるベース部と、前記軸方向に関して前記一方側から他方側に向かって前記ベース部から延在する複数の支持軸であって、歯車用軸受を介して前記複数の遊星歯車のそれぞれを回転自在に保持する複数の支持軸と、を有するキャリアと、
    前記軸方向に関して前記複数の遊星歯車の前記他方側に配置され、前記複数の支持軸に連結されるプレートと、
    を備える減速機であって、
    前記複数の支持軸の各々は、凹部を有し、
    前記プレートは、前記複数の支持軸の前記凹部のそれぞれと係合する複数の突起部を有し、
    前記凹部の各々は、前記複数の支持軸の各々に形成された切り欠き部によって構成されている減速機。
  5. 前記複数の突起部は、前記回転軸線を中心とした回転対称となる位置に配置されている請求項3に記載の減速機。
  6. 前記複数の突起部の各々は、係合する前記凹部の側壁部を押圧している請求項1〜5のいずれか一項に記載の減速機。
  7. 前記複数の突起部の各々は、前記軸方向と垂直な径方向の外側に向かって張り出すように延在する張り出し部を有し、
    前記張り出し部の各々は、係合する前記凹部の内側に配置され、前記凹部の前記側壁部を押圧している請求項6に記載の減速機。
  8. 前記凹部の各々は、前記複数の支持軸の各々に形成された開口部によって構成されている請求項1〜3及び5のいずれか一項に記載の減速機。
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