JP6832644B2 - 車両用防音体及び車両用サイレンサー - Google Patents
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Description
一側吸音層(40)と、当該一側吸音層に積層される中側遮音層(50)と、当該中側遮音層を介し一側吸音層に対向するように中側遮音層に積層してなる他側吸音層(60)とからなる3層積層構造体でもって、薄肉部位(a)及び厚肉部位(b)を有するように形成してなるものである。
一側及び他側の各吸音層は、それぞれ、多孔質材料でもって形成されており、
中側遮音層は、遮音材料でもって形成されており、
他側吸音層の3層積層構造体の上記薄肉部位に対する対応部位は、上記薄肉部位の遮音性能を高めるような体積密度を有するように形成されており、
他側吸音層の3層積層構造体の上記厚肉部位に対する対応部位は、上記厚肉部位の吸音性能を高めるような体積密度を有するように形成されており、
他側吸音層の3層積層構造体の上記薄肉部位に対する対応部位が有する体積密度及び他側吸音層の3層積層構造体の上記厚肉部位に対する対応部位が有する体積密度は、それぞれ、0.08(g/cm 3 )〜0.4(g/cm 3 )からなる所定の体積密度範囲以内の値に設定されており、
3層積層構造体の厚さが10(mm)未満のとき他側吸音層の厚さは体積密度0.30(g/cm3)に対応する厚さに設定され、3層積層構造体の厚さが10(mm)以上で15(mm)未満のとき他側吸音層の厚さは体積密度0.20(g/cm3)に対応する厚さに設定され、3層積層構造体の厚さが15(mm)以上で40(mm)未満のとき他側吸音層の厚さは体積密度0.10(g/cm3)に対応する厚さに設定されていることを特徴とする。
多孔質材料からなる他側吸音層の3層積層構造体の厚肉部位に対する対応部位は、厚肉部位の吸音性能を高めるような体積密度を有するように形成されており、
他側吸音層の3層積層構造体の薄肉部位に対する対応部位が有する体積密度及び他側吸音層の3層積層構造体の厚肉部位に対する対応部位が有する体積密度は、それぞれ、所定の体積密度範囲0.08(g/cm 3 )〜0.4(g/cm 3 )以内の値に設定されている。
このような構成のもと、3層積層構造体の厚さが10(mm)未満のとき他側吸音層の厚さは体積密度0.30(g/cm3)に対応する厚さに設定され、3層積層構造体の厚さが10(mm)以上で15(mm)未満のとき他側吸音層の厚さは体積密度0.20(g/cm3)に対応する厚さに設定され、3層積層構造体の厚さが15(mm)以上で40(mm)未満のとき他側吸音層の厚さは体積密度0.10(g/cm3)に対応する厚さに設定されている。
従って、共に多孔質材料からなる一側及び他側の両吸音層と当該両吸音層の間に積層される遮音材料からなる中側遮音層との3層積層構造体のもと、上述のように、それぞれ、所定の体積密度範囲0.08(g/cm 3 )〜0.4(g/cm 3 )以内にある他側吸音層の3層積層構造体の薄肉部位に対する対応部位の体積密度及び他側吸音層の3層積層構造体の厚肉部位に対する対応部位の体積密度と相俟って、当該車両用防音体は、3層積層構造体としての薄肉部位にて、良好な遮音性能を発揮し得るとともに、当該3層積層構造体としての厚肉部位にて、良好な吸音性能を発揮し得る。その結果、当該車両用防音体は、その一側吸音層から入射する騒音に対し良好な防音性能を発揮し得る。
車両の車体の板状部材(30)に装着される一側吸音層(40)と、当該一側吸音層に積層される中側遮音層(50)と、当該中側遮音層を介し一側吸音層に対向するように中側遮音層に積層してなる他側吸音層(60)とからなる3層積層構造体でもって、薄肉部位(a)及び厚肉部位(b)を有するように形成してなる防音体からなる。
当該防音体からなるサイレンサーにおいて、
一側及び他側の各吸音層は、それぞれ、多孔質材料でもって形成されており、
中側遮音層は、遮音材料でもって形成されており、
他側吸音層の3層積層構造体の上記薄肉部位に対する対応部位は、上記薄肉部位の遮音性能を高めるような体積密度を有するように形成されており、
他側吸音層の3層積層構造体の上記厚肉部位に対する対応部位は、上記厚肉部位の吸音性能を高めるような体積密度を有するように形成されており、
他側吸音層の3層積層構造体の上記薄肉部位に対する対応部位が有する体積密度及び他側吸音層の3層積層構造体の上記厚肉部位に対する対応部位が有する体積密度は、それぞれ、0.08(g/cm 3 )〜0.4(g/cm 3 )からなる所定の体積密度範囲以内の値に設定されており、
3層積層構造体の厚さが10(mm)未満のとき他側吸音層の厚さは体積密度0.30(g/cm3)に対応する厚さに設定され、3層積層構造体の厚さが10(mm)以上で15(mm)未満のとき他側吸音層の厚さは体積密度0.20(g/cm3)に対応する厚さに設定され、3層積層構造体の厚さが15(mm)以上で40(mm)未満のとき他側吸音層の厚さは体積密度0.10(g/cm3)に対応する厚さに設定されていることを特徴とする。
従って、騒音が車体の板状部材に入射したとき、当該騒音は、車体の板状部材を通り車両用防音体からなるサイレンサーにその一側層から入射する。すると、当該騒音は、車両用防音体からなるサイレンサーの一側吸音層により吸音されて、中側遮音層に入射する。ついで、このように中側遮音層に入射した騒音は、当該中側遮音層により遮音されて他側吸音層に入射する。
ここで、多孔質材料からなる他側吸音層の3層積層構造体の薄肉部位に対する対応部位は、薄肉部位の遮音性能を高めるような体積密度を有するように形成されており、
多孔質材料からなる他側吸音層の3層積層構造体の厚肉部位に対する対応部位は、厚肉部位の吸音性能を高めるような体積密度を有するように形成されており、
他側吸音層の3層積層構造体の薄肉部位に対する対応部位が有する体積密度及び他側吸音層の3層積層構造体の厚肉部位に対する対応部位が有する体積密度は、それぞれ、所定の体積密度範囲0.08(g/cm 3 )〜0.4(g/cm 3 )以内の値に設定されている。
このような構成のもと、3層積層構造体の厚さが10(mm)未満のとき他側吸音層の厚さは体積密度0.30(g/cm3)に対応する厚さに設定され、3層積層構造体の厚さが10(mm)以上で15(mm)未満のとき他側吸音層の厚さは体積密度0.20(g/cm3)に対応する厚さに設定され、3層積層構造体の厚さが15(mm)以上で40(mm)未満のとき他側吸音層の厚さは体積密度0.10(g/cm3)に対応する厚さに設定されている。
従って、共に多孔質材料からなる一側及び他側の両吸音層と当該両吸音層の間に積層される遮音材料からなる中側遮音層との3層積層構造体のもと、上述のように、それぞれ、所定の体積密度範囲0.08(g/cm 3 )〜0.4(g/cm 3 )以内にある他側吸音層の3層積層構造体の薄肉部位に対する対応部位の体積密度及び他側吸音層の3層積層構造体の厚肉部位に対する対応部位の体積密度と相俟って、当該車両用サイレンサーは、3層積層構造体としての薄肉部位にて、良好な遮音性能を発揮し得るとともに、当該3層積層構造体としての厚肉部位にて、良好な吸音性能を発揮し得る。
このことは、当該車両用サイレンサーは、その一側吸音層から入射する騒音に対し良好な防音性能を発揮し得ることを意味する。その結果、当該車両用サイレンサーは、車室内に対する遮音性能及び吸音性能をバランスよく適切に確保し得て、車体の板状部材から入射する騒音に対し良好な防音性能を発揮し得る。
車体の板状部材は、車体のエンジンルームと車室とを区画するダッシュパネル(30)であって、
防音体は、ダッシュサイレンサーとして、一側吸音層にて、ダッシュパネルに車室内側から装着されることを特徴とする。
他側吸音層の3層積層構造体の薄肉部位に対する対応部位が有する体積密度及び他側吸音層の3層積層構造体の厚肉部位に対する対応部位が有する体積密度は、それぞれ、0.08(g/cm 3 )〜0.4(g/cm 3 )からなる所定の体積密度範囲以内の値に設定されている。その結果、上述のような3層積層構造体の厚さ分布に対する他側吸音層の厚さ分布と相俟って、車両用ダッシュサイレンサーとしてのサイレンサーにおいて、請求項2に記載の発明の作用効果と同様の作用効果が達成され得る。
上記一側吸音層を介しダッシュパネルと中側遮音層とでもって構成される2重遮音壁構造体の遮音性能を高めるようにダッシュパネルと中側遮音層との間の距離が長く設定されており、
ダッシュサイレンサーにおいて、他側吸音層が、その3層積層構造体の上記薄肉部位に対する対応部位にて、2重遮音壁構造体の遮音性能をさらに高めるように薄く形成されていることを特徴とする。
また、他側吸音層60のうちダッシュサイレンサーDSの厚さ10(mm)以上で15(mm)未満の各部位に対する各対応部位は、厚さ3(mm)に設定されている。さらに、他側吸音層60のうちダッシュサイレンサーDSの厚さ15(mm)以上で40(mm)未満の各部位に対する各対応部位は、厚さ6(mm)に設定されている。
また、各グラフ1〜4を対比すると、他側吸音層部の体積密度がより大きく試料としての厚さがより厚い試料3の透過損失が、他の試料1、2及び4と比べて、より大きいことが分かる。換言すれば、体積密度ρ=0.2(g/cm 3 )の他側吸音層部を有する試料3が、その透過損失において、当該試料3と同様に体積密度ρ=0.2(g/cm 3 )の他側吸音層部を有していても当該試料3よりも薄い厚さを有する試料1の透過損失よりも大きく、かつ、体積密度ρ=0.1(g/cm 3 )の他側吸音層部を有する両試料2、4の各透過損失よりも大きいことが分かる。
従って、試料としての厚さが同一であることを前提に、体積密度ρ=0.2(g/cm 3 )の他側吸音層部を有する試料は、その透過損失において、体積密度ρ=0.1(g/cm 3 )の他側吸音層部を有する試料の透過損失に比べて大きいこと、換言すれば、体積密度ρ=0.2(g/cm 3 )の他側吸音層部を有する試料は、その遮音性能において、体積密度ρ=0.1(g/cm 3 )の他側吸音層部を有する試料の遮音性能よりも良好であることが分かる。
(1)本発明の実施にあたり、一側吸音層40または他側吸音層60の形成材料は、上記実施形態にて述べたものに限ることなく、PETやウール等の有機繊維、グラスウール等の無機繊維の構造材料或いはウレタンフォーム等の多孔質合成樹脂材料であってもよい。
(2)本発明の実施にあたり、中側遮音層50の形成材料は、上記実施形態にて述べたものに限ることなく、ゴム、エチレンビニールアセタートコポリマー樹脂(EVA樹脂)やポリ塩化ビニル樹脂(PVC樹脂)であってもよい。
(3)本発明の実施にあたり、上記実施形態にて説明したダッシュサイレンサーDSにおいては、その厚肉部位に対する他側吸音層60の対応部位の体積密度を上述のごとく小さくすることなく、かつ、ダッシュサイレンサーDSの薄肉部位に対する他側吸音層60の対応部位の厚さを上述のごとく薄くすることなく、体積密度を大きくするようにしてもよい。これによれば、ダッシュサイレンサーDSの薄肉部位に対する他側吸音層60の対応部位においてダッシュサイレンサーとしての遮音性能を向上させ得る。
(4)本発明の実施にあたり、ダッシュサイレンサーやバックパネルサイレンサーに限ることなく、フロアサイレンサー、ピラーサイレンサー、ルーフサイレンサー、ルームパーティションサイレンサー、フードサイレンサー、エンジンアンダカバーサイレンサー、フロアカーペット等に本発明を適用してもよい。
(5)本発明の実施にあたり、上記実施形態にて述べたダッシュパネル30は、厚さ0.8(mm)の鉄板に限ることなく、エンジンルーム10及び車室20を相互に区画しかつ、ダッシュサイレンサーDSを支持するに適する金属板であれば、その厚さは、特に、0.8(mm)に限定されない。
50…中側遮音層、60…他側吸音層。
Claims (4)
- 一側吸音層と、当該一側吸音層に積層される中側遮音層と、当該中側遮音層を介し前記一側吸音層に対向するように前記中側遮音層に積層してなる他側吸音層とからなる3層積層構造体でもって、薄肉部位及び厚肉部位を有するように形成してなる車両用防音体において、
前記一側及び他側の各吸音層は、それぞれ、多孔質材料でもって形成されており、
前記中側遮音層は、遮音材料でもって形成されており、
前記他側吸音層の前記3層積層構造体の前記薄肉部位に対する対応部位は、前記薄肉部位の遮音性能を高めるような体積密度を有するように形成されており、
前記他側吸音層の前記3層積層構造体の前記厚肉部位に対する対応部位は、前記厚肉部位の吸音性能を高めるような体積密度を有するように形成されており、
前記他側吸音層の前記3層積層構造体の前記薄肉部位に対する対応部位が有する体積密度及び前記他側吸音層の前記3層積層構造体の前記厚肉部位に対する対応部位が有する体積密度は、それぞれ、0.08(g/cm 3 )〜0.4(g/cm 3 )からなる所定の体積密度範囲以内の値に設定されており、
前記3層積層構造体の厚さが10(mm)未満のとき前記他側吸音層の厚さは体積密度0.30(g/cm3)に対応する厚さに設定され、前記3層積層構造体の厚さが10(mm)以上で15(mm)未満のとき前記他側吸音層の厚さは体積密度0.20(g/cm3)に対応する厚さに設定され、前記3層積層構造体の厚さが15(mm)以上で40(mm)未満のとき前記他側吸音層の厚さは体積密度0.10(g/cm3)に対応する厚さに設定されていることを特徴とする車両用防音体。 - 車両の車体の板状部材に装着される一側吸音層と、当該一側吸音層に積層される中側遮音層と、当該中側遮音層を介し前記一側吸音層に対向するように前記中側遮音層に積層してなる他側吸音層とからなる3層積層構造体でもって、薄肉部位及び厚肉部位を有するように形成してなる防音体からなるサイレンサーにおいて、
前記一側及び他側の各吸音層は、それぞれ、多孔質材料でもって形成されており、
前記中側遮音層は、遮音材料でもって形成されており、
前記他側吸音層の前記3層積層構造体の前記薄肉部位に対する対応部位は、前記薄肉部位の遮音性能を高めるような体積密度を有するように形成されており、
前記他側吸音層の前記3層積層構造体の前記厚肉部位に対する対応部位は、前記厚肉部位の吸音性能を高めるような体積密度を有するように形成されており、
前記他側吸音層の前記3層積層構造体の前記薄肉部位に対する対応部位が有する体積密度及び前記他側吸音層の前記3層積層構造体の前記厚肉部位に対する対応部位が有する体積密度は、それぞれ、0.08(g/cm 3 )〜0.4(g/cm 3 )からなる所定の体積密度範囲以内の値に設定されており、
前記3層積層構造体の厚さが10(mm)未満のとき前記他側吸音層の厚さは体積密度0.30(g/cm3)に対応する厚さに設定され、前記3層積層構造体の厚さが10(mm)以上で15(mm)未満のとき前記他側吸音層の厚さは体積密度0.20(g/cm3)に対応する厚さに設定され、前記3層積層構造体の厚さが15(mm)以上で40(mm)未満のとき前記他側吸音層の厚さは体積密度0.10(g/cm3)に対応する厚さに設定されていることを特徴とする車両用サイレンサー。 - 前記車体の前記板状部材は、前記車体のエンジンルームと車室とを区画するダッシュパネルであって、
前記防音体は、ダッシュサイレンサーとして、前記一側吸音層にて、前記ダッシュパネルに前記車室内側から装着されることを特徴とする請求項2に記載の車両用サイレンサー。 - 前記一側吸音層を介し前記ダッシュパネルと前記中側遮音層とでもって構成される2重遮音壁構造体の遮音性能を高めるように前記ダッシュパネルと前記中側遮音層との間の距離が長く設定されており、
前記ダッシュサイレンサーにおいて、前記他側吸音層が、その前記3層積層構造体の前記薄肉部位に対する対応部位にて、前記2重遮音壁構造体の遮音性能をさらに高めるように薄く形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用サイレンサー。
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