JP6831351B2 - 作業機械のアタッチメント、並びに、作業機械のアタッチメント用油圧作動弁 - Google Patents
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Description
破砕機に着目すると、破砕機は、指状や蟹の爪の様な破砕アームを持ち、この破砕アームを、油圧シリンダを利用して開閉させるものである。
また油圧モータに作動油を供給し、油圧モータを制御するための配管を簡素化する技術が特許文献1〜3に開示されている。
従来技術の破砕機において、破砕アームを旋回させるには、破砕アームの油圧シリンダに作動油を供給し、破砕アームを広げる。破砕アームを限界まで広げ、さらに油圧シリンダに作動油を供給し続けると、油圧回路の破砕アームを開き側の圧力が上昇し、往き側分岐流路のリリーフ弁が開いて油圧モータに作動油が流れ、油圧モータが回転して破砕アームが旋回する。
ところで特許文献1〜3に開示された破砕機は、破砕アームが意図せず旋回してしまう現象が生じた。即ち破砕機の破砕アームが何かに当たったり、当て回しを行った際に、破砕アームが予想される範囲を超えて旋回してしまう。即ち、あたかも力が抜けたかのごとくに破砕アームがぐるりと回ってしまう。
切断機、掴み機、振るい機等の、自走式作業台車のアームの先端に装着される他のアタッチメントも、破砕機と同様に旋回する部位を有しており、同様の問題がある。
本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、アタッチメントの作業アームの予期せぬ旋回を防ぐことができる作業機械のアタッチメント、並びに、作業機械のアタッチメント用油圧作動弁を提供することを課題とするものである。
この知見に基づいて完成された態様は、作業機械に装着される作業機械のアタッチメントであって、開閉用油圧アクチェータによって開閉される作業アームと、旋回用油圧モータによって駆動されて前記作業アームを旋回する旋回機構と、前記開閉用油圧アクチェータに供給される作動油の流れ方向を切り替える切り替え手段と、前記切り替え手段と前記開閉用油圧アクチェータを連通する開閉用油圧流路と、前記開閉用油圧流路であって作業アームが開状態となる際に作動油の供給側となる側から分岐され前記旋回用油圧モータと連通する往き側分岐流路と、前記旋回用油圧モータと前記切り替え手段を連通し旋回用油圧モータを通過した作動油を戻す戻り側分岐流路を有し、前記往き側分岐流路又は戻り側分岐流路には、常時は閉鎖され所定圧力以上に達したときに連通する閉止・連通手段が介在され、作業アームが開状態であって前記開閉用油圧アクチェータにかかる圧力が所定圧力以上に達すると前記閉止・連通手段が連通して旋回用油圧モータに作動油が供給されて旋回用油圧モータが作動する作業機械のアタッチメントにおいて、前記戻り側分岐流路には、開閉手段と背圧発生手段があり、前記開閉手段は、開口を有する弁座と、当該弁座を封止する弁体と、前記弁体を前記弁座側に押圧する押圧手段と、弁体を弁座から離す開放手段を有し、作動油は弁体を弁座に押しつける方向に流れるものであることを特徴とする作業機械のアタッチメントである。
また本態様の作業機械のアタッチメントでは、背圧発生手段に加えて開閉手段が設けられている。
さらに本態様で採用する開閉手段は、開口を有する弁座と、当該弁座を封止する弁体と、前記弁体を前記弁座側に押圧する押圧手段を有するものであり、且つ作動油は弁体を弁座に押しつける方向に流すものである。
本態様で採用する開閉手段では、弁体は押圧手段によって弁座側に押し付けられ、さらに作動油の圧力によっても弁体が弁座側に押し付けられる。
そのため本態様で採用する開閉手段は、封止性能が高く、作動油の漏れが少ないので、当て回し作業中における戻り側分岐流路内の作動油を確保でき、作業アームの予期せぬ旋回を防止または抑制できる。
即ち往き側分岐流路の圧力が上昇する場合は、作業者が作業アームを旋回しようとして作業アームを限界まで広げ、さらにひき続いて油圧シリンダに作動油を供給し続けた場合であり、旋回用油圧モータに作動油が供給される場合である。そのため本態様によると、往き側分岐流路から旋回用油圧モータに作動油が供給されると、開閉手段が開く。
アームを有する自走式作業台車等の作業機械の、当該アームに装着するアタッチメントとしては、破砕機、掴み機、切断機、振るい機等があるが、以下では、破砕機について説明する。
本実施形態の破砕機1(アタッチメント)は、自走式作業台車(作業機械)のアーム8(図1)の先端に装着されており、中間部をピン2、2で開閉自在に枢着した1対の破砕アーム3、3(作業アーム)を有している。アーム8は、複数の関節を有していて、先端部分を自在に所望する位置へ移動させることができるものであり、図1はその先端部分のみを図示している。両破砕アーム3、3の後端部には、ピン7、7を介して開閉用油圧シリンダ(開閉用油圧アクチェータ;駆動シリンダ)10が連結されており、開閉用油圧シリンダ10(破砕用シリンダ)を伸縮することによって破砕アーム3、3の先端部が開閉駆動される。
また本実施形態の破砕機1は、旋回用油圧モータ5を有する。旋回用油圧モータ5は作動油が出入りする一対のポートを有している。旋回用油圧モータ5の一方のポートから他方のポートに作動油を通過させることにより、破砕アーム3、3を旋回することができる。すなわち、破砕アーム3、3は、旋回機構6を有し、旋回機構6は、旋回用油圧モータ5によって駆動される。旋回機構6が駆動されると、破砕アーム3、3が旋回する。旋回機構6は、本発明の主要部ではなく、周知の構造を有するものであり、旋回機構6の内部構造の図示及び説明は省略する。
破砕機1の油圧回路は、図2の通りであり、基礎配管11と、開閉用油圧流路12と旋回用分岐流路13によって構成されている。
基礎配管11は、破砕機1(図1)を備えた油圧ショベル等の自走式作業台車(図示せず)に備えられた作動油タンク16(図2)及び油圧ポンプ17(図2)を有し、切り替え弁20(切り替え手段)とこれらとを接続する配管系統である。
開閉用油圧流路12は、切り替え弁20と開閉用油圧シリンダ10を繋ぐ配管であり、切り替え弁20から排出された作動油を開閉用油圧シリンダ10に供給したり、開閉用油圧シリンダ10から切り替え弁20側に作動油を戻す流路である。
本実施形態では、切り替え弁20と開閉用油圧シリンダ10のロッド22側を繋ぐ流路(以下 アーム開き側流路)23が、破砕アーム3、3が開状態となる際に作動油の供給側となる。また切り替え弁20と開閉用油圧シリンダ10のボトム側21を繋ぐ流路は、アーム閉じ側流路25である。
旋回用分岐流路13における作動油の流れは、切り替え弁20から往き側分岐流路26に入り、旋回用油圧モータ5を通過して戻り側分岐流路27に流れ、切り替え弁20に戻る方向を想定しており、当該方向の流れを「順方向」と称する。またこれと逆方向の流れを「逆方向」と称する。
開閉弁50は、後記する様にパイロット式逆止弁であり、戻り側分岐流路27内の順方向の流れを阻止し、逆方向の流れを許容する。即ち開閉弁50は、戻り側分岐流路27内における通常方向の流れを阻止する方向に取り付けられた逆止弁である。
ただし開閉弁50は、パイロット圧を受けて開き、順方向の流れを許容する。
破砕機1の油圧回路は、以上説明した様に各部材及び弁が接続されて構成されている。
本実施形態では、開閉弁50としてパイロット式逆止弁が採用されている。開閉弁(パイロット式逆止弁)50は、図4の様に、管状の本体51内に弁体52と、押圧手段53と、弁体側押さえ部材75と、開放手段55と、開放手段側押さえ部材77及び開放バネ82が内蔵されたものである。
本体51の内面であって、パイロットポート58側の近傍にはネジ97が設けられている。
本体51に取り付けられた弁体側押さえ部材75は、本体51の導入ポート56側の大径の孔の内径を部分的に狭める内向きのフランジの様な形態を呈する。
そして、弁体側押さえ部材75と段部60の間には、空間79が形成されている。
空間79は、段部60と、弁体側押さえ部材75と本体51の内壁で仕切られている。
また、空間79は、小径の孔である空間69と連続している。
また、弁体52の凹部65とは反対側の端部にはテーパ面62が設けられている。
押圧手段53は、弁体側押さえ部材75と弁体52のバネ係合部52aの間に縮設されている。押圧手段53は、弁体52を弁座61側へ付勢し、弁体52を弁座61に着座させる機能(閉弁機能)を有する。
弁体52が弁座61に着座する(閉弁する)と、環状の空間79aと空間69(小径の孔)が遮断され、弁体52が弁座61から離れる(開弁する)と、空間79aと空間69が連通する。
大径部55aの外径は、空間81の内径と略一致している。よって、大径部55aは、本体51の空間81の内壁に沿って液密を保ちながら摺動可能である。
小径部55bの外径は、段部76に形成された孔72よりも若干小径であり、段部60に形成された孔よりも小径である。
小径部55bと段部76に形成された孔72の間には若干の隙間があり、両者間で液密は保たれていない。よって、空間69と空間81とは若干の隙間を介して連通している。また、小径部55bが段部60の孔に進入すると、小径部55bと段部60の孔の間には環状の隙間が形成される。
小径部55bの先端部は、弁体52に近接している。
そのため弁体52によって弁座61が封鎖され、導入ポート56側の空間79と排出ポート57側の空間69は閉成されている。すなわち、導入ポート56と排出ポート57は遮断されている。
また作動油は導入ポート56から排出ポート57側に向かって流すので、作動油の圧力によっても弁体52が弁座61に押圧される。
開閉弁42は、戻り側分岐流路27に設けられた開閉弁50(開閉手段)と同様の構造を有するものであり、重複する説明は省略する。
衝撃圧バイパス回路37は、往き側分岐流路26の圧力が過多となった場合に戻り側分岐流路27側に圧力を逃がす往き・戻り方向バイパス流路38と、戻り側分岐流路27の圧力が過多となった場合に往き側分岐流路26側に圧力を逃がす戻り・往き方向バイパス流路40によって構成されている。
いずれも流路中にリリーフ弁47、48が介在されたものであり、往き側分岐流路26の圧力が過多となった場合には往き・戻り方向バイパス流路38のリリーフ弁47が開いて戻り側分岐流路27側に圧力を逃がし、戻り側分岐流路27の圧力が過多となった場合には戻り・往き方向バイパス流路40のリリーフ弁48が開いて往き側分岐流路26側に圧力を逃がす。
排出回路90、91、いずれも逆止弁92、93の吐出側を対向させた回路である。排出回路91の逆止弁92、93の吐出側同士の間には、旋回用油圧モータ5が接続されている。
排出回路90、91は、往き側分岐流路26の上流部と下流部、戻り側分岐流路27の上流部と下流部の最も圧力低い位置を選択して逃がす。
本実施形態では、切り替え弁20を操作することによって、破砕アーム3、3の開閉と旋回を行うことができる。
本実施形態で採用する切り替え弁20は、手動弁であり、中立と平行通路とクロス通路の3位置を有する3位置4方弁である。本実施形態では、切り替え弁20を手動式としたが、手動式に限るものではない。
図2に示す回路において、切り替え弁20を交差通路位置に切り換えると、開閉用油圧シリンダ10のボトム側21に作動油が供給されて破砕アーム3、3が閉じ、破砕アーム3、3でコンクリート片等を挟んで破砕することができる。
ただし、旋回用分岐流路13の戻り側分岐流路27であって、切り替え弁20とリリーフ弁35の間は高圧となるので、遅延シリンダ36の対向側キャビティ46に作動油が導入され、ピストンに押されて遅延用作動油導入キャビティ45内の作動油は排出される。
ここで、作動油は遅延シリンダ36の遅延用作動油導入キャビティ45に優先的に流れ、遅延シリンダ36のピストンが完全に伸長して遅延用作動油導入キャビティ45が満杯になった後、油圧モータ5側に作動油が供給される。そのため組み合わせ弁31から作動油が流れ出た直後には油圧モータ5に作動油が流れず、直ちに油圧モータ5が回転することが回避される。
すなわち、導入ポート56と排出ポート57の間の、弁体側押さえ部材75の貫通孔78、空間79、弁体52の凹部65、連通孔52b、環状の空間79a、本体51の小径の孔である空間69が連通する。
その結果、作動油が油圧モータ5に供給され、油圧モータ5が回転して破砕機1の破砕アーム3、3が旋回する。
作動油は、遅延シリンダ36の遅延用作動油導入キャビティ45に優先的に流れ、開閉弁42の下流側の圧力上昇にはしばらく時間が掛かる。
遅延シリンダ36の遅延用作動油導入キャビティ45が満杯になると組み合わせ弁31の下流側の圧力が上昇し、この圧力を受けて開閉弁50のパイロットポート58の圧力が上昇して開閉弁50を開く。
また戻り側分岐流路27の圧力が上昇してリリーフ弁35が開く。その結果、油圧モータ5に作動油が通過して油圧モータ5が回転する。ここで油圧モータ5の下流側にはリリーフ弁35があり、油圧モータ5の下流側には一定の背圧が確保されるので、油圧モータ5が急回転することはない。
破砕機用油圧作動弁100には、内部に作動油導入側ポートAと作動油供給側ポートCを繋ぐ往き側内部流路101(往き側流路)と、作動油排出側ポートBと作動油戻り側ポートDを繋ぐ戻り側内部流路102(戻り側流路)がある。すなわち、往き側内部流路101の両側に作動油導入側ポートA、Cが設けられており、戻り側内部流路102の両側に作動油排出側ポートB、Dが設けられている。
往き側内部流路101は、往き側分岐流路26の一部として機能するものであり、作動油導入側ポートA側から作動油供給側ポートC側に向かって順に第一絞り弁30、組み合わせ弁31、第二絞り弁32、逆止弁33が介在されている。また組み合わせ弁31に対して並列的に逆止弁34が設けられている。
またシリンダ向けポートFは、戻り側内部流路102のリリーフ弁35と作動油排出側ポートBの間に接続されており、外部と連通可能である。
破砕機用油圧作動弁100の外部と連通可能な遅延シリンダ向けポートE、Fは、遅延シリンダ36(図2)に接続されている。すなわち、遅延シリンダ向けポートE、Fは、直接又は間接的に遅延シリンダ36と配管接続されている。
そして、本実施形態に係る破砕機1(アタッチメント)では、当て回し作業中の破砕アーム3、3(作業アーム)の予期せぬ旋回を防止または抑制することができる。
破砕機用油圧作動弁200は、破砕機用油圧作動弁100と同様に、ポートA乃至Fを有しており、切り替え弁20と旋回用油圧モータ5の間に設置される。
開閉弁42aは、往き側内部流路101(ポートAとポートCの間の流路)上に設けられている。開閉弁42aの詳細な構造は後述する。
逆止弁34は、往き側内部流路101から分岐した分岐流路101aに設けられている。分岐流路101aは、往き側内部流路101における、開閉弁42aと第二絞り弁32の間と、第一絞り弁30とポートAの間とを繋ぐ流路である。
パイロットリリーフ弁95は、開閉弁42aのパイロットポート580と、戻り側内部流路102(ポートBとポートDの間の流路)におけるリリーフ弁35の下流側(順方向)を接続する配管103上に設けられている。
本体510の一端は比較的大径の開口を構成し、内周面にはネジ960(雌ネジ)が形成されている。本体510の他端は、内向きフランジ部600を有し、内向きフランジ部600の中央には比較的小径の孔570が設けられている。本体510のネジ960には、弁体側封圧部材750が螺合して取り付けられている。すなわち、本体510の一端は弁体側封圧部材750によって閉塞されている。図示していないが、本体510と弁体側封圧部材750の間(ネジ960以外の部位)には、図示しないオーリングを介在させて油封処理がなされている。また、本体510の他端の孔570は、排出ポート570として機能する。排出ポート570(孔570)の内部側の縁は、弁座610を構成している。排出ポート570は、空間780と連通している。
3 破砕アーム(作業アーム)
5 旋回用油圧モータ
6 旋回機構
10 開閉用油圧シリンダ(開閉用油圧アクチェータ;駆動シリンダ)
11 基礎配管
12 開閉用油圧流路
13 旋回用分岐流路
20 切り替え弁(切り替え手段)
23 アーム開き側流路
25 アーム閉じ側流路
26 往き側分岐流路
27 戻り側分岐流路
31 組み合わせ弁
35 リリーフ弁(背圧発生手段)
36 遅延シリンダ
37 衝撃圧バイパス回路
42、42a 開閉弁(閉止・連通手段)
44 遅延シリンダのピストン
45、46 キャビティ(遅延シリンダのピストンの両側の領域)
50 開閉弁(開閉手段)
52 弁体
53 押圧手段
55 開放手段
58 パイロットポート
61 弁座
75 弁体側押さえ部材
81 空間
90、91 衝撃吸収回路
100、200 破砕機用油圧作動弁(作業機械のアタッチメント用油圧作動弁)
101 往き側内部流路(往き側流路)
102 戻り側内部流路(戻り側流路)
A 作動油導入側ポート
B 作動油排出側ポート
C 作動油供給側ポート
D 作動油戻り側ポート
E 遅延シリンダ向けポート
F 遅延シリンダ向けポート
Claims (8)
- 作業機械に装着される作業機械のアタッチメントであって、
開閉用油圧アクチェータによって開閉される作業アームと、旋回用油圧モータによって駆動されて前記作業アームを旋回する旋回機構と、前記開閉用油圧アクチェータに供給される作動油の流れ方向を切り替える切り替え手段と、前記切り替え手段と前記開閉用油圧アクチェータを連通する開閉用油圧流路と、前記開閉用油圧流路であって作業アームが開状態となる際に作動油の供給側となる側から分岐され前記旋回用油圧モータと連通する往き側分岐流路と、前記旋回用油圧モータと前記切り替え手段を連通し旋回用油圧モータを通過した作動油を戻す戻り側分岐流路を有し、
前記往き側分岐流路又は戻り側分岐流路には、常時は閉鎖され所定圧力以上に達したときに連通する閉止・連通手段が介在され、作業アームが開状態であって前記開閉用油圧アクチェータにかかる圧力が所定圧力以上に達すると前記閉止・連通手段が連通して旋回用油圧モータに作動油が供給されて旋回用油圧モータが作動する作業機械のアタッチメントにおいて、
前記戻り側分岐流路には、開閉手段と背圧発生手段があり、
前記開閉手段は、開口を有する弁座と、当該弁座を封止する弁体と、前記弁体を前記弁座側に押圧する押圧手段と、弁体を弁座から離す開放手段を有し、作動油は弁体を弁座に押しつける方向に流れるものであることを特徴とする作業機械のアタッチメント。 - 前記開閉手段はパイロット式逆止弁であり、開放手段はパイロット圧を利用して弁体を弁座から離すものであることを特徴とする請求項1に記載の作業機械のアタッチメント。
- 往き側分岐流路と開閉手段のパイロットポートが接続され、往き側分岐流路の圧力が一定以上となった際に弁体が弁座から離れることを特徴とする請求項2に記載の作業機械のアタッチメント。
- 前記背圧発生手段は、リリーフ弁であり、前記開閉手段よりも前記切り替え手段側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の作業機械のアタッチメント。
- 旋回用油圧モータは、作動油が出入りする一対のポートを有するものであり、
旋回用油圧モータに衝撃的な外力が掛かった際に前記一対のポートを短絡させる衝撃圧バイパス手段を有し、
当該衝撃圧バイパス手段と、前記閉止・連通手段と、前記背圧発生手段と、前記開閉手段が一体化されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の作業機械のアタッチメント。 - 作業機械のアタッチメント用油圧作動弁であって、
往き側流路(往き側内部流路)と戻り側流路(戻り側内部流路)を有し、
往き側流路の両端に、作動油導入側ポートAと作動油供給側ポートCを有し、
戻り側流路の両端に、作動油排出側ポートBと作動油戻り側ポートDを有し、
前記往き側内部流路には、常時は閉鎖され所定圧力以上に達したときに連通する閉止・連通弁と、作動油供給側ポートCに向かう流れを許容しその逆を阻止する往き側逆止弁とを有し、前記閉止・連通弁と作動油供給側ポートCの間の流路が、外部と連通可能なポートEと連通し、
前記戻り側内部流路には、開閉弁があり、その作動油排出側ポートB側に背圧発生弁があり、
前記開閉弁は、パイロット式逆止弁であって、開口を有する弁座と、当該弁座を封止する弁体と、前記弁体を前記弁座側に押圧する押圧手段と、弁体を弁座から離す開放手段を有し、作動油は弁体を弁座に押しつける方向に流れるものであり、
背圧発生弁と作動油排出側ポートBの間の流路が、外部と連通可能なポートFと連通し、
さらに衝撃圧バイパス流路を有し、当該衝撃圧バイパス流路は、作動油供給側ポートC又は作動油戻り側ポートDに衝撃的な外力が掛かった際に前記一対のポートC、Dを短絡させるものであることを特徴とする作業機械のアタッチメント用油圧作動弁。 - 駆動シリンダで開閉駆動される作業アームと、旋回用油圧モータによって駆動されて前記作業アームを旋回する旋回機構と、作業アームを開閉させる切り替え弁を備えたアタッチメントに搭載され、前記切り替え弁と前記旋回用油圧モータの間を繋ぐアタッチメント用油圧作動弁であって、
前記切り替え弁に接続される作動油導入側ポートAと、作動油排出側ポートBと、前記旋回用油圧モータに接続される作動油供給側ポートCと、作動油戻り側ポートDを有し、
内部に作動油導入側ポートAと作動油供給側ポートCを繋ぐ往き側内部流路と、作動油排出側ポートBと作動油戻り側ポートDを繋ぐ戻り側内部流路を有し、
前記往き側内部流路には、常時は閉鎖され所定圧力以上に達したときに連通する閉止・連通弁と、作動油供給側ポートCに向かう流れを許容しその逆を阻止する往き側逆止弁とを有し、前記閉止・連通弁と作動油供給側ポートCの間の流路が、外部と連通可能なポートEと連通し、
前記戻り側内部流路には、開閉弁があり、その作動油排出側ポートB側に背圧発生弁があり、
前記開閉弁は、パイロット式逆止弁であって、開口を有する弁座と、当該弁座を封止する弁体と、前記弁体を前記弁座側に押圧する押圧手段と、弁体を弁座から離す開放手段を有し、作動油は弁体を弁座に押しつける方向に流れるものであり、
背圧発生弁と作動油排出側ポートBの間の流路が、外部と連通可能なポートFと連通し、
さらに衝撃圧バイパス流路を有し、当該衝撃圧バイパス流路は、作動油供給側ポートC又は作動油戻り側ポートDに衝撃的な外力が掛かった際に前記一対のポートC、Dを短絡させるものであることを特徴とする作業機械のアタッチメント用油圧作動弁。 - 内部に移動可能なピストンを備えた遅延シリンダを有し、
前記ポートE、Fが、それぞれ前記遅延シリンダ内のピストンの両側の領域に連通していることを特徴とする請求項6又は7に記載の作業機械のアタッチメント用油圧作動弁。
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