JP6830502B2 - センサ取付構造及びエネルギ吸収構造 - Google Patents

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Description

本発明は、センサ取付構造及びエネルギ吸収構造に関する。
特許文献1には、樹脂製の本体に対象物(パネル)を固定するにあたり、ネジを使用することが記載されている。
特開平10−79580号公報
ここで、ネジ固定は、特に樹脂に対する場合には、樹脂が破損しやすく、締めトルクに対して緩みトルクが小さくなりやすいので、振動による外れが発生しやすい。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、振動によるセンサケースの外れを防止することが可能なセンサ取付構造及びエネルギ吸収構造を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明のセンサ取付構造は、パネル本体と、前記パネル本体に設けられおり、センサが収容されるセンサケースが取り付けられるセンサ取付部と、前記センサ取付部との間に前記センサケースが収容される空間を構成するカバーと、を備え、前記センサケースは、係止によって前記センサ取付部に取り付けられており、前記センサケース、前記センサ取付部及び前記カバーの少なくとも一つには、前記センサケースが前記センサ取付部及び前記カバーによって構成される開口部から脱落することを防止する脱落防止構造が構成されており、前記センサ取付部は、前記センサケースの第一凹部に挿入される凸形状の第一係止部を備え、前記センサケースの前記第一凹部及び前記第一係止部は、上下方向に略直交する方向において互いに当接し、前記センサ取付部は、前記第一凹部及び前記第一係止部の係止状態を強化するための突出部を、前記第一凹部及び前記第一係止部の近傍に有することを特徴とする。
本発明によると、センサケースがネジを用いずに係止によってパネル本体のセンサ取付部に取り付けられているので、振動によるセンサケースの外れを防止することができる。さらには、脱落防止構造が設けられているので、破損等によって係止部位が機能しなくなった場合でも、開口部からのセンサケースの脱落を防止することができる。
本発明の実施形態に係る車両前部構造を模式的に示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両前部構造を模式的に示すII−II線断面図である。 後壁部を模式的に示す背面図である。 エネルギ吸収部材及び補強部材の組立体を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態に係る第二のエネルギ吸収構造の動作例を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る第二のエネルギ吸収構造の動作例を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係るセンサ取付構造を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るセンサ取付構造を模式的に示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るセンサ取付構造を模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係るセンサ取付構造を模式的に示す側面図である。 図7のXI−XI線断面図である。
本発明の実施形態について、本発明のセンサ取付構造を、例えば歩行者の衝突を検知するための圧力センサを車両のフロントバンパに適用した場合を例にとり、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、前後、上下、左右といった方向を表す表現は、車両の乗員を基準とする。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車両前部構造1は、例えば車両の前部に衝突物(例えば、歩行者)が衝突した際に、衝突エネルギを吸収するとともに、かかる衝突を検知するための構造である。図1及び図2に示すように、車両前部構造1は、車両前部のバンパビーム2とバンパフェース3との間に設けられており、車幅方向に延設される圧力発生チューブ4と、圧力発生チューブ4に接続される左右一対の圧力センサ5,5と、エネルギ吸収部材6と、補強部材40と、を備える。ここで、車両前部構造1は、例えば車両の前部に衝突物(例えば、歩行者)が衝突した際に、衝突エネルギを吸収する構造として、第一のエネルギ吸収構造と、第二のエネルギ吸収構造と、を備える。第一のエネルギ吸収構造は、エネルギ吸収部材6と、バンパビーム2と、を備えており、これらの上下方向の位置ずれを防止する。第二のエネルギ吸収構造は、エネルギ吸収部材6と、補強部材40と、を備えており、補強部材40によってエネルギ吸収量を増大させる。また、第二のエネルギ吸収構造は、圧力発生チューブ4及び圧力センサ5,5をさらに備えており、衝突を検知する。また、第二のエネルギ吸収構造は、後記するセンサ取付構造1Aをさらに備える。
<バンパビーム>
バンパビーム2は、車両前部において車幅方向に延設される金属製部材である。バンパビーム2は、平面視で前方に凸状の弓型形状を呈する。すなわち、バンパビーム2は、車幅方向中央部が最も前方に位置し、車幅方向端部に行くにつれて後方に下がる形状を呈する。バンパビーム2の車幅方向両端部は、当該バンパビーム2の後側において前後方向に延設される車両の骨格部材(フロントサイドメンバ)に連結されている。車両の衝突(前突)時には、バンパビーム2は、当該バンパビームに入力される衝突荷重(エネルギ)を前記骨格部材に伝達する。
図2に示すように、バンパビーム2は、側面視で、前後方向に延設される上壁部2aと、上壁部2aの前端部から下方に延設される前壁部2bと、前壁部2bの下端部から後方に延設される中間上壁部2cと、を一体に備える。また、バンパビーム2は、側面視で、中間上壁部2cの後端部から下方に延設される中間前壁部2dと、中間前壁部2dの下端部から前方に延設される中間下壁部2eと、中間下壁部2eの前端部から下方に延設される前壁部2fと、前壁部2fの下端部から後方に延設される下壁部2gと、を一体に備える。
すなわち、バンパビーム2の前面には、中間上壁部2c、中間前壁部2d及び中間下壁部2eによって構成される凹部が形成されている。後記する圧力発生チューブ4、エネルギ吸収部材6のチューブ圧縮部20及び補強部材40は、かかる凹部の前方に配置されており、組付及び分解が容易化されている。また、上下の前壁部2b,2fには、それぞれ孔部2b1,2f1が形成されている。
<バンパフェース>
バンパフェース3は、バンパビーム2の前方に設けられ、車両の外表面(意匠面)を構成する樹脂製部材又は金属製部材である。バンパフェース3は、側面視で、前後方向に延設される上壁部3aと、上壁部3aの前端部から下方に延設される前壁部3bと、前壁部3bの下端部から後方に延設される下壁部3cと、を一体に備える。
<圧力発生チューブ>
圧力発生チューブ4は、バンパビーム2とバンパフェース3との間において、車幅方向に延設されている。圧力発生チューブ4は、可撓性を有する樹脂製部材であり、荷重によって圧縮されて潰れると、内部の流体(例えば、空気)に圧力を発生させる。
<圧力センサ>
図1に示すように、左右一対の圧力センサ5,5は、それぞれ圧力発生チューブ4の両端部に接続されている。圧力センサ5は、圧力発生チューブ4の潰れ変形によって発生した内部流体の圧力を検出し、検出結果を制御部(図示せず)へ出力する。制御部は、左右一対の圧力センサ5,5の検出結果に基づいて、例えば、車両の前部に設けられる動力室のフード(ボンネット)を上げることによって衝突物(例えば、歩行者)を保護する制御を実行する。
<エネルギ吸収部材>
エネルギ吸収部材6は、バンパビーム2とバンパフェース3との間に設けられる樹脂製部材(例えば、PP(ポリプロピレン製))である。エネルギ吸収部材6は、例えば射出成型によって形成されており、衝突検知遅れの無い剛性を有する。エネルギ吸収部材6は、車両の衝突(前突)時に、前突荷重(エネルギ)を吸収するとともに、圧力発生チューブ4を圧縮して当該圧力発生チューブ4内の流体に圧力を発生させる。図2に示すように、エネルギ吸収部材6は、後壁部10と、チューブ圧縮部20と、ヒンジ部30と、を一体に備える。
≪後壁部≫
後壁部10は、圧力発生チューブ4の後側に配置されており、上下方向及び左右方向に延設される(すなわち、前額面方向に延びる)長板状部である。図1に示すように、後壁部10は、バンパビーム2に沿うように、平面視で前方に凸状の弓型形状を呈する。すなわち、後壁部10は、車幅方向中央部が最も前方に位置し、車幅方向端部に行くにつれて後方に下がる形状を呈する。図3に示すように、後壁部10には、矩形状を呈する孔部11と、当該孔部11の上縁部から下方に延設される係止部12と、当該孔部11の下縁部から上方に延設される脱落防止部13と、の組み合わせが、車幅方向に複数形成されている。係止部12は、後記する孔部44aの周縁部に係止可能な爪形状を呈する。脱落防止部13は、孔部11の下縁部の両端部にスペースを残して中間部から上方へ延設される舌片形状を呈する。
図2に示すように、後壁部10には、上下一対の突起部14,14が複数形成されている。突起部14は、後壁部10から後方に突出している。上側の突起部14は、バンパビーム2の前壁部2bに形成された孔部2b1に挿通されている。下側の突起部14は、バンパビーム2の前壁部2fに形成された孔部2f1に挿通されている。上側の突起部14の上下方向寸法及び対応する孔部2b1の上下方向寸法と、下側の突起部14の上下方向寸法及び対応する孔部2f1の上下方向寸法と、のうち、少なくとも一方の上下方向寸法の組み合わせは等しい。
突起部14及び孔部2b1(又は孔部2f1)の組み合わせは、バンパビーム2の車幅方向中央部及び車幅方向端部の間に設けられており、エネルギ吸収部材6及びバンパビーム2の上下方向のずれを防止する上下ずれ防止部として機能する。また、突起部14及び孔部2b1(又は孔部2f1)の組み合わせは、エネルギ吸収部材6がバンパビーム2に組み付けられる際に、エネルギ吸収部材6をバンパビーム2に対して互いに位置決めする位置決め部としても機能する。
本実施形態において、上下ずれ防止部としての突起部14及び孔部2b1(又は孔部2f1)は、車幅方向端部からバンパビーム2の車幅方向寸法の略1/4の距離となる部位P(図1参照)に設けられている。かかる位置は、バンパビーム2の中央部に荷重が集中する衝突の場合においても、バンパビーム2が後退しない位置であるため、バンパビーム1とエネルギ吸収部材6との間には、車両前後方向の隙間は発生しない。バンパビーム2及びエネルギ吸収部材6は、部位Pの近傍において比較的大きく湾曲している。車両前部構造1における第一のエネルギ吸収構造は、かかる部位Pに上下ずれ防止部を備えることによって、バンパビーム2に対するエネルギ吸収部材6の上下方向のずれを好適に防止し、衝突荷重(エネルギ)を好適に吸収することができる。
後壁部10には、上下一対のフランジ部15,15が形成されている。上側のフランジ部15は、後壁部10の上縁部から後方へ延設されており、バンパビーム2の上壁部2aの上方に配置されている。下側のフランジ部15は、後壁部10の下縁部から後方へ延設されており、バンパビーム2の下壁部2gの下方に配置されている。
下側のフランジ部15は、バンパビーム2の車幅方向中央部及び車幅方向端部の間(本実施形態では、少なくとも部位P)において、バンパビーム2の下面すなわち下壁部2gと当接する。このように、フランジ部15は、エネルギ吸収部材6及びバンパビーム2の上下方向のずれを防止する上下ずれ防止部として機能する。また、フランジ部15は、後壁部10を補強する補強部としても機能する。
上側のフランジ部15及びバンパビーム2の上壁部2aは、バンパビーム2の車幅方向端部と当該端部側の孔部2b1との間において、ボルト締結等によって互いに固定されている。
同様に、下側のフランジ部15及びバンパビーム2の下壁部2gは、バンパビーム2の車幅方向端部と当該端部側の孔部2f1との間において、ボルト締結等によって互いに固定されている。
≪チューブ圧縮部≫
図2に示すように、チューブ圧縮部20は、圧力発生チューブ4の前側に配置されており、通常時には圧力発生チューブ4を圧縮せず、車両の衝突(前突)時に後壁部10と協働して圧力発生チューブ4を圧縮する部位である。チューブ圧縮部20は、前後方向に延設される延出壁部21と、延出壁部21の前端部から下方に延設される前壁部22と、延出壁部21の前端部近傍から、前壁部22と対向するように下方に延設される対向壁部23と、延出壁部21の後端部近傍から下方に延設される圧縮壁部24と、を一体に備える。延出壁部21は、後壁部10の車幅方向にわたって後壁部10の同一高さ位置から延出しており、後壁部10と同様に、平面視で前方に凸状の弓型形状を呈する。すなわち、延出壁部21は、車幅方向中央部が最も前方に位置し、車幅方向端部に行くにつれて後方に下がる形状を呈する。
本実施形態において、延出壁部21は、前方に行くにつれて下方に向かうように傾斜している長板状部である。すなわち、延出壁部21の前端部(先端部)は、延出壁部21の後端部(基端部)よりも下方に位置する。つまり、延出壁部21の先端部は、延出壁部21の基端部に対して、上下方向のうち圧力発生チューブ4側にオフセットしている。また、延出壁部21は、側面視で下に凸となるように屈曲形成されている。このように、延出壁部21は、平面視で前方に凸状の弓型形状を呈する後壁部10から斜め前下方へ延設されていることため、図4に示すように、延出壁部21の輪郭(太枠で強調)は、側面視で略平行四辺形状を呈する。
図2に示すように、前壁部22には、孔部22aが形成されている。孔部22aの周縁部には、後記する補強部材40の係止部45が係止される。対向壁部23の長さ(上下方向寸法)は、前壁部22よりも短く設定されている。かかる対向壁部23には、後記する補強部材40の係止部45が当接する。圧縮壁部24は、後壁部10から圧力発生チューブ4の直径だけ離れた位置に設けられている。
≪ヒンジ部≫
ヒンジ部30は、圧力発生チューブ4の上方において、チューブ圧縮部20の延出壁部21の後端部(基端部)を、後壁部10に対して回動可能に連結する。ヒンジ部30は、後壁部10から前方に延設される上壁部(第一壁部)31と、上壁部31の前端部から下方に延設される前壁部(第二壁部)32と、を一体に備える。前壁部32の下端部は、チューブ圧縮部20の延出壁部21の後端部と連結されている。
<補強部材>
補強部材40は、チューブ圧縮部20の延出壁部21と対向するように設けられており、当該延出壁部21と協働して圧力発生チューブ4を保持する樹脂製部材(例えばPP(ポリプロピレン)製)である。補強部材40は、例えば射出成型によって形成されており、チューブ圧縮部20と同様に、衝突検知遅れの無い剛性を有する。補強部材40は、前後方向に延設される延出壁部41と、延出壁部41の後端部から下方に延設される中間片部42と、中間片部42の下端部から後方に延設される下片部43と、下片部43の後端部から上方に延設される後片部44と、延出壁部41の前端部から上方に延設される係止部45と、を一体に備える。
中間片部42及び下片部43は、延出壁部41にとってのヒンジ部として、ヒンジ部30と同様の機能を有する。後片部44には、矩形状を呈する孔部44aが形成されている。孔部44aの周縁部には、後壁部10の係止部12が係止される。すなわち、補強部材40は、バンパビーム2の凹部の前側(凹部内)において、後壁部10の後側に係止される。係止部45は、孔部22aの周縁部に係止可能な爪形状を呈する。
<補強部材のエネルギ吸収部材への組付>
作業者は、エネルギ吸収部材6の後壁部10と圧縮壁部24との間に圧力発生チューブ4を配置した状態で、補強部材40をエネルギ吸収部材6へ組み付ける。ここで、作業者は、補強部材40の後片部44を後壁部10の孔部11に前方から挿入し、後壁部10の係止部12を後片部44の孔部44aに係止させる。同様に、作業者は、補強部材40の係止部45を対向壁部23に当接させるとともに前壁部22の孔部22aに係止させる。
ここで、後片部44が孔部11に挿入される際には、脱落防止部13は、後方へ避けるように弾性変形し、後片部44の孔部11への挿入を許容する。一方、係止部12が孔部44aに係止された後には、脱落防止部13は、後片部44の後壁部10からの脱落を防止する。
<エネルギ吸収部材のバンパビームへの組付>
続いて、作業者は、圧力発生チューブ4、エネルギ吸収部材6及び補強部材40の組立体を、バンパビーム2へ組み付ける。ここで、作業者は、エネルギ吸収部材6の突起部14をバンパビーム2の孔部2b1,2f1に挿通させることによって、バンパビーム2に対するエネルギ吸収部材6の位置決めを行う。続いて、作業者は、位置決めされたバンパビーム2及びエネルギ吸収部材6を、ボルト締結等によって互いに固定させる。
<衝突時における圧力発生チューブの圧縮>
図5に示すように、車両の衝突(前突)時には、前突荷重Fは、チューブ圧縮部20の延出壁部21に対して、ヒンジ部30(特に、上壁部31と前壁部32との連結部位)を軸として下方へ回動するモーメントMとして作用する。同様に、前突荷重Fは、補強部材40の延出壁部41に対して、延出壁部41の基端部(延出壁部41と中間片部42との連結部位)を軸として下方へ回動するモーメントMとして作用する。かかるモーメントMによって、チューブ圧縮部20の圧縮壁部24は、後壁部10との間に圧力発生チューブ4を挟み込み、圧力発生チューブ4を後方へ潰すように圧縮する。また、側面視で略平行四辺形状の輪郭を有する延出壁部41は、前突荷重Fによって面外変形を生じる。
ここで、補強部材40の延出壁部41の前後方向長さは、チューブ圧縮部20の延出壁部21の前後方向長さよりも大きく設定されている。また、上壁部31と前壁部32との連結部位が、延出壁部21の回動中心となり、延出壁部41と中間片部42との連結部位が、延出壁部41の回動中心となる。延出壁部41の回動中心は、圧力発生チューブ4の直下であって、延出壁部21の回動中心よりも後方に位置する。そのため、延出壁部21,41が下方へ回動すると、延出壁部21,41の前端部同士が互いに近接することとなり、延出壁部21,41の係止の解除を防止することができる。また、係止部45が前壁部22に後側から係止されているため、延出壁部21が回動するように変形した場合に、補強部材40は、延出壁部21から離脱しにくい構造となっている。
また、延出壁部21が下方へ回動すると、後壁部10には、上向きの力Faが作用する。ここで、下側のフランジ部15は、バンパビーム2の下壁部2gに下側から当接しているので、バンパビーム2に対するエネルギ吸収部材6の上下方向のずれを防止する上下ずれ防止部として機能する。
なお、図6に示すように、車両前部構造1における第一のエネルギ吸収構造は、エネルギ吸収部材6及び補強部材40が上下逆の構造を呈してもよい。この場合には、延出壁部21が上方へ回動すると、後壁部10には、下向きの力Faが作用する。ここで、上側のフランジ部15は、バンパビーム2の上壁部2aに上側から当接しているので、バンパビーム2に対するエネルギ吸収部材6の上下方向のずれを防止する上下ずれ防止部として機能する。
<センサ取付構造>
続いて、本発明の実施形態に係るセンサ取付構造について説明する。図7及び図8に示すように、エネルギ吸収構造1は、センサケース50が取り付けられるセンサ取付構造1Aとして、パネル本体であるエネルギ吸収部材6に設けられるセンサ取付部60と、カバー70と、を備える。なお、エネルギ吸収構造1は、左右一対のセンサ取付構造1A,1Aを備える。左右一対のセンサ取付構造1A,1Aは、左右対称の構造を呈するため、以下の説明では、車両の左側のセンサ取付構造1Aを例に取り上げて説明する。
<センサケース>
図8に示すように、センサケース50は、内部に圧力センサ5の本体部分が収容される樹脂製の筐体である。センサケース50の前面には、圧力発生チューブ4の端部が接続可能な接続部51(図9参照)が設けられている。センサケース50の車幅方向外側面には、コネクタが嵌合可能な嵌合部52が設けられている。かかる嵌合部52は、後記する開口部B1を介してセンサケース50及びセンサ取付部60によって構成される空間の外部に突出している。
センサケース50の上面には、凹部50aが形成されている。センサケース50の下面には、凹部50b(図11参照)が形成されている。センサケース50の車幅方向内側面には、上下に突出するフランジ部50cが設けられている。センサケース50の後面には、背面視で矩形状の凹部50d(図11参照)が形成されており、凹部50dの底面には、当該凹部内において後方へ突出する凸部50e(図11参照)が形成されている。凸部50eは、矩形状の凹部50dの車幅方向両縁部を繋ぐように形成されており、凹部50dは、凸部50eによって上下に区画されている。
また、センサケース50の前面の上下端部には、前方へ突出するフランジ部50fが形成されており、センサケース50の後面の上下端部には、後方へ突出するフランジ部50fが形成されている。
<センサ取付部>
センサ取付部60は、圧力センサ5、詳細には、圧力センサ5が収容されるセンサケース50が取り付けられる部位であり、樹脂製材料によってエネルギ吸収部材6と一体に形成されている。センサ取付部60は、エネルギ吸収部材6の上側のフランジ部15の車幅方向端部から後方に延設される底壁部61と、底壁部61の後端部から上方に延設される後壁部62と、後壁部62の上端部から前方に延設される上側の係止部63と、底壁部61に形成される下側の係止部64と、を一体に備える。
図11に示すように、上側の係止部63は、後壁部62の上端部から前方に延設される片部63aと、片部63aの前端部から下方に突出する突起部63bと、を一体に備える。係止部63は、片部63aの基端部を軸として上下方向に弾性変形可能である。下側の係止部64は、平面視コ字形状を呈する孔部によって底壁部61に区画形成されており、底壁部61から後方に延設される片部64aと、片部64aの後端部から上方に突出する突起部64bと、を一体に備える。係止部64は、片部64aの基端部を軸として上下方向に弾性変形可能である。
また、センサ取付部60は、後壁部62の高さ方向中間部かつ車幅方向中間部において、前方に突出する突出部65を備える。突出部65の先端部(前端部)には、車幅方向に延設される凹部(凹溝)65aが形成されている。突出部65は、凹部50a及び係止部63の近傍に設けられている。突出部65は、係止部63の係止方向とは反対方向に突出することによって、センサケース50の係止部63の係止状態を解除する方向(突出部65側)への移動を規制し、前記凹部50a及び前記係止部63の係止状態を強化している。
<カバー>
図8に示すように、カバー70は、センサ取付部60との間にセンサケース50が収容される空間を構成し、センサケース50を保護する樹脂製部材である。カバー70は、内壁部71と、外壁部72と、斜め上壁部73と、下壁部74と、前壁部75と、上壁部76と、フランジ壁部77と、雌ネジ部78と、を一体に備える。
内壁部71及び外壁部72は、車幅方向に対向するように設けられており、後方に行くにつれて高さが大きくなる三角形状を呈する。内壁部71の下端部には、下方に延設されて底壁部61に係止可能な係止部71aが形成されている。斜め上壁部73は、内壁部71及び外壁部72の上端部間を繋ぐ。
下壁部74は、外壁部72の下端部から車幅方向外方に延設されている。下壁部74には、下方に延出する突起部74a(図10参照)が形成されている。
前壁部75は、下壁部74の後端部から上方に延設されている。上壁部76は、斜め上壁部73及び前壁部75の上端部から後方に延設されている。フランジ壁部77は、前壁部75の車幅方向外端部から後方に延設されるとともに、上壁部76の車幅方向外端部から下方に延設されている。
雌ネジ部78は、外壁部72及び前壁部75の隅部において、下壁部74から上方に延設されている。
<センサケースの組付>
図9から図11に示すように、作業者は、センサケース50を後壁部62に当接する状態で底壁部61上に載置し、これらの上部にカバー70を設置することによって、センサケース50をセンサ取付部60及びカバー70によって構成される空間に収容する。ここで、圧力発生チューブ4の端部は、フランジ部15と、カバー70の内壁部71、外壁部72及び斜め上壁部73と、によって構成される空間内に収容される。また、センサケース50は、センサ取付部60の底壁部61及び後壁部62と、カバー70の前壁部75及び上壁部76によって構成される空間に収容される。
ここで、上側の係止部63は、突起部63bが凹部50aに挿入されて凹部50aの前側の側壁部に当接することによって、センサケース50を係止する。また、下側の係止部64は、突起部64bが凹部50bに挿入されて凹部50bの前側の側壁部に当接することによって、センサケース50を係止する。かかる状態において、センサケース50は、係止部63,64によって後方すなわち後壁部62に向けて係止される。かかる係止方向は、振動の主な入力方向となる上下方向と略直交しており、振動によって係止部63,64による係止が解除されることを好適に防止することができる。
また、係止部63の突起部63bの凹部50aに対する挿入長L1は、係止部63の上面とカバー70の上壁部76との間の隙間長L2よりも大きく設定されている。そのため、振動等によって係止部63が上方へ変形した場合でも、突起部63bが凹部50aから抜け出すことを防止することよって、センサケース50を好適に保持することができる。
また、上下方向に略直交する方向かつ開口部B1の軸線に略直交する方向、すなわち、前後方向において、センサ取付部60の突出部65がセンサケース50の凹部50dに収容されるとともに、センサケース50の凸部50eが突出部65の凹部65aに収容される。
また、作業者は、カバー70の突起部74aをフランジ部15の穴部15bに挿通させるとともに、カバー70の係止部71aをセンサ取付部60の底壁部61の下面に係止させる。ここで、カバー70の突起部74a及びフランジ部15の穴部15bは、カバー70を組み付ける際の位置決め部として機能する。また、カバー70の突起部74a及びフランジ部15の穴部15bは、ネジN螺合前の段径において、カバー70が係止部71aを支点としてフランジ部15及び底壁部61から離間する方向に回転することを防止する外れ防止部としても機能する。
続いて、作業者は、ネジ(タッピングネジ)Nをフランジ部15の孔部15cに下から挿通させてカバー70の雌ネジ部78に螺合させる。ここで、カバー70の突起部74a及びフランジ部15の穴部15bは、ネジNを螺合させる際のカバー70のフランジ部15に対する回転を防止する回転防止部として機能する。
<脱落防止構造>
ここで、かかるセンサ取付構造1Aの車幅方向外側には、センサ取付部60の底壁部61及び後壁部62と、カバー70のフランジ壁部77と、によって、車幅方向を軸線とし、側面視で矩形状を呈する開口部B1が構成されている。かかる開口部B1は、センサケース50(の本体部分)が通過不能な形状、例えば、開口部B1側から見たセンサケース50よりも小さい形状に構成されている。すなわち、フランジ壁部77は、センサケース50が開口部B1から抜け出して脱落することを防止する脱落防止構造として機能する。
また、凸部50eの凹部65aに対する挿入長L3は、センサケース50の前面とセンサケース50の前壁部75との間の隙間長L4よりも大きく設定されている。そのため、凸部50e、凹部65a及び前壁部75は、係止部63等が破損等により機能しなくなり、センサケース50が前壁部75側に移動可能になった場合でも、凸部65eが凹部65aから抜け出すことを防止することよって、脱落防止構造として機能する。
また、凸部50eの凹部65aに対する挿入方向は、前後方向であり、上下方向に略直交している。かかる脱落防止構造は、上下方向の振動に対するセンサケース50及びセンサ取付部60の組付強度を向上して破損を防止ことができるので、上下方向の振動が大きい車両のバンパビーム2又はその周辺部品に対して好適に適用可能である。
また、センサケース50が開口部B1方向へ移動しようとした場合には、センサケース50の凹部50dの車幅方向内端壁部がセンサ取付部60の突出部65に当接することによって、当該移動が規制される。
なお、センサ取付構造1Aの車幅方向内側には、センサ取付部60の底壁部61及び後壁部62と、カバー70の内壁部71の後端部及び斜め上壁部73と、によって、側面視で矩形状を呈する開口部が構成されている。
センサケース50の上側のフランジ部50cの車幅方向外側面は、かかる開口部の上縁部に当接しており、下側のフランジ部50cの車幅方向外側面は、かかる開口部の下縁部に当接している。
本発明の実施形態に係るセンサ取付構造1Aは、パネル本体(エネルギ吸収部材6)と、前記パネル本体に設けられおり、センサ(圧力センサ5)が収容されるセンサケース50が取り付けられるセンサ取付部60と、前記センサ取付部60との間に前記センサケース50が収容される空間を構成するカバー70と、を備え、前記センサケース50は、係止によって前記センサ取付部60に取り付けられており、前記センサケース50、前記センサ取付部60及び前記カバー70の少なくとも一つには、前記センサケース50が前記センサ取付部60及び前記カバー70によって構成される開口部B1から脱落することを防止する脱落防止構造が構成されていることを特徴とする。
したがって、センサ取付構造1Aは、センサケース50がネジを用いずに係止によってパネル本体のセンサ取付部60に取り付けられているので、振動によるセンサケース50の外れを好適に防止することができる。さらには、脱落防止構造が設けられているので、破損等によって係止部位が機能しなくなった場合でも、開口部B1からのセンサケース50の脱落を防止することができる。
また、センサ取付構造1Aは、前記脱落防止構造として、前記開口部B1が、前記センサケース50が通過不能な形状を呈することを特徴とする。
したがって、センサ取付構造1Aは、簡易な構造でセンサケース50の脱落防止を実現することができる。
また、センサ取付構造1Aは、前記脱落防止構造が、前記センサ取付部60に設けられて前記センサケース50の凸部50eが挿入される凹部65aと、前記凸部50eとは反対側において前記センサケース50と対向する前記カバーの壁部(前壁部75)と、を備え、前記凸部50eの前記凹部65aに対する挿入長L3は、前記凸部と50eは反対側における前記センサケース50と前記カバー70の壁部との隙間長L4よりも大きいことを特徴とする。
したがって、センサ取付構造1Aは、破損等によって係止部位が機能しなくなった場合でも、センサケース50の開口部B1からの脱落を好適に防止することができる。
また、センサ取付構造1Aは、前記凸部50eが、上下方向に略直交する方向において、前記凹部65aに挿入されており、前記センサケース50は、上下方向に略直交する方向において、前記センサ取付部60に係止されていることを特徴とする。
したがって、センサ取付構造1Aは、例えば車両に適用された場合に、振動の主な入力方向となる上下方向と略直交する方向からセンサケース50が係止されるので、センサケース50が振動によってセンサ取付部60から外れることを好適に防止することができる。
また、センサ取付構造1Aは、前記センサ取付部60が、前記センサケース50の凹部50aに挿入される凸形状の係止部63を備え、前記センサケース50の前記凹部50a及び前記係止部63は、上下方向に略直交する方向において互いに当接し、前記センサ取付部60は、前記凹部50a及び前記係止部63の係止状態を強化するための突出部65を、前記凹部50a及び前記係止部63の近傍に有することを特徴とする。
したがって、センサ取付構造1Aは、センサケース50とセンサ取付部60とのずれをより好適に防止するとともに、係止部63の抜去荷重を向上し、センサケース50が振動によってセンサ取付部60から外れることをより好適に防止することができる。
また、センサ取付構造1Aは、前記脱落防止構造として、前記センサ取付部60に設けられて前記センサケース50の凸部50eが挿入される凹部65aを備え、前記凸部50eの前記凹部65aに対する挿入方向は、上下方向に略直交することを特徴とする。
したがって、センサ取付構造1Aは、上下方向の振動に対して強くなり、車両のバンパビーム又は周辺部品への適用性を向上することができる。
また、センサ取付構造1Aは、前記センサ取付部60が、前記センサケース50の凹部50aに係止される係止部63を備え、前記凹部50a及び前記係止部63は、前記凹部50aと対向する前記カバー70の壁部(上壁部76)によって覆われており、前記係止部63の前記凹部50aに対する挿入長L1は、前記係止部63及び前記カバー70の壁部の隙間長L2よりも大きいことを特徴とする。
したがって、センサ取付構造1Aは、振動等によって係止部63が動いた場合でも、センサケース50が振動によってセンサ取付部60から外れることを好適に防止することができる。
また、センサ取付構造1Aは、前記カバー70が、前記パネル本体に対して係止されているとともにネジNによって固定されていることを特徴とする。
したがって、センサ取付構造1Aは、係止及びネジBによる固定の一方の機能が喪失された場合でも、カバー70がパネル本体から脱落することを防止することができ、パネル本体及びカバー70の固定耐久性を向上することができる。
また、センサ取付構造1Aは、前記カバー70が、前記パネル本体の端部に係止される係止部71aと、前記パネル本体の穴部15bに挿入される突起部74aと、を備え、前記突起部74a及び前記穴部15bは、前記カバー70及び前記パネル本体が互いに組み付けられる際の位置決め部であるとともに、前記カバー70が前記係止部71aを支点として前記パネル本体から外れる方向に移動することを防止する外れ防止部であることを特徴とする。
したがって、センサ取付構造1Aは、位置決め部及び外れ防止部の機能が突起部74a及び穴部15bに集約されるので、構造を簡略化することができる。
また、センサ取付構造1Aは、前記突起部74a及び前記穴部15bが、ネジNによる螺合の際に、前記カバー70の回転を防止する回転防止部であることを特徴とする。
したがって、センサ取付構造1Aは、さらに回転防止部の機能が突起部74a及び穴部15bに集約されるので、構造を簡略化し、コスト及び重量を低減することができる。
また、本発明の実施形態に係る第二のエネルギ吸収構造は、前記センサ取付構造1Aを備え、前記センサは、圧力センサ5であり、前記パネル本体は、車幅方向に延在する板形状の後壁部10と、車幅方向に延在するとともに、前記後壁部10の高さ方向中間部から前方へ延設される延出壁部21と、を備え、前記後壁部10は、平面視で前方に凸状の弓型形状を呈し、前記延出壁部21は、後端部から前端部に行くにつれて下方又は上方に向かうように傾斜しており、前記延出壁部21に対向する補強部材40と、前記圧力センサ5に接続される圧力発生チューブ4と、をさらに備え、前記圧力発生チューブ4は、前記後壁部10、前記延出壁部21及び前記補強部材40によって保持されることを特徴とする。
したがって、第二のエネルギ吸収構造は、振動等によって係止部位が機能しなくなった場合でも、センサケース50の脱落を防止し、圧力検知機能を維持することができる。
また、第二のエネルギ吸収構造は、前突時に延出壁部21が面外変形を生じることによってエネルギ吸収量を増やすことができるので、前突に対するエネルギ吸収量を確保しつつ前後方向の寸法を小さくすることができる。
また、第二のエネルギ吸収構造は、延出壁部21及び補強部材40の組み合わせによって、さらに多くのエネルギを吸収することができる。
また、第二のエネルギ吸収構造は、後壁部10、延出壁部21及び補強部材40によって保持される圧力発生チューブ4を前突荷重によって潰し、衝突(前突)を好適に検知することができる。
ここで、延出壁部21の車幅方向中央部付近に衝突物が衝突した場合には、延出壁部21の前後方向の変位量は、車幅方向において一定とはならず、衝突部位付近では大きく、側方(車幅方向端部)へ行くに従って小さくなる。そのため、延出壁部21の衝突による変形部分の稜線は、略円弧形状を呈する。これは、後壁部10及び当該後壁部10から前方へ延設される延出壁部21の形状が平面視で弓形形状を呈するため、車幅方向端部の剛性が中央部の剛性よりも高くなっているためである。したがって、延出壁部21の車幅方向中央部付近に衝突物が衝突した場合には、延出壁部21の中央部と車幅方向端部との間に捻じれが生じ、延出壁部21が面外変形を生じる。これにより、前突に対するエネルギ吸収量を大きくすることができる。
同様に、延出壁部21の車幅方向端部付近に衝突物が衝突した場合にも、延出壁部21の中央部と車幅方向端部との間に捻じれが生じ、延出壁部21が面外変形を生じる。これにより、前突に対するエネルギ吸収量を大きくすることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、センサ取付構造1Aは、車両における圧力センサ以外の各種センサ(Gセンサ、カメラ、レーダ等)、車両以外の各種センサ等に適用可能である。また、センサケース50はフランジ部50cを備えておらず、センサ取付部60及びカバー70によって車幅方向内側に構成される開口部がカバー70の内壁部71によって塞がれている構成であってもよい。また、パネル本体は、エネルギ吸収部材6に限定されず、バルクヘッド、バンパビーム、フロントサイドフレーム等であってもよい。
1 車両前部構造(第二のエネルギ吸収構造)
1A センサ取付構造
5 圧力センサ(センサ)
6 エネルギ吸収部材(パネル本体)
50 センサケース
50e 凸部(脱落防止構造)
60 センサ取付部
65a 凹部(脱落防止構造)
70 カバー
B1 開口部(脱落防止構造)

Claims (11)

  1. パネル本体と、
    前記パネル本体に設けられおり、センサが収容されるセンサケースが取り付けられるセンサ取付部と、
    前記センサ取付部との間に前記センサケースが収容される空間を構成するカバーと、
    を備え、
    前記センサケースは、係止によって前記センサ取付部に取り付けられており、
    前記センサケース、前記センサ取付部及び前記カバーの少なくとも一つには、前記センサケースが前記センサ取付部及び前記カバーによって構成される開口部から脱落することを防止する脱落防止構造が構成されており、
    前記センサ取付部は、前記センサケースの第一凹部に挿入される凸形状の第一係止部を備え、
    前記センサケースの前記第一凹部及び前記第一係止部は、上下方向に略直交する方向において互いに当接し、
    前記センサ取付部は、前記第一凹部及び前記第一係止部の係止状態を強化するための突出部を、前記第一凹部及び前記第一係止部の近傍に有する
    ことを特徴とするセンサ取付構造。
  2. 前記脱落防止構造として、
    前記開口部は、前記センサケースが通過不能な形状を呈する
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ取付構造。
  3. 前記脱落防止構造は、
    前記センサ取付部に設けられて前記センサケースの凸部が挿入される第二凹部と、
    前記凸部とは反対側において前記センサケースと対向する前記カバーの壁部と、
    を備え、
    前記凸部の前記第二凹部に対する挿入長は、前記凸部とは反対側における前記センサケースと前記カバーの壁部との隙間長よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセンサ取付構造。
  4. 前記凸部は、上下方向に略直交する方向において、前記第二凹部に挿入されており、
    前記センサケースは、上下方向に略直交する方向において、前記センサ取付部に係止されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のセンサ取付構造。
  5. 前記脱落防止構造として、
    前記センサ取付部に設けられて前記センサケースの凸部が挿入される第二凹部を備え、
    前記凸部の前記第二凹部に対する挿入方向は、上下方向に略直交する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセンサ取付構造。
  6. 前記カバーは、前記パネル本体に対して係止されているとともにネジによって固定されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセンサ取付構造。
  7. 前記カバーは、
    前記パネル本体の端部に係止される第二係止部と、
    前記パネル本体の穴部に挿入される突起部と、
    を備え、
    前記突起部及び前記穴部は、
    前記カバー及び前記パネル本体が互いに組み付けられる際の位置決め部であるとともに、
    前記カバーが前記第二係止部を支点として前記パネル本体から外れる方向に移動することを防止する外れ防止部である
    ことを特徴とする請求項6に記載のセンサ取付構造。
  8. 前記突起部及び前記穴部は、ネジによる螺合の際に、前記カバーの回転を防止する回転防止部である
    ことを特徴とする請求項7に記載のセンサ取付構造。
  9. パネル本体と、
    前記パネル本体に設けられおり、センサが収容されるセンサケースが取り付けられるセンサ取付部と、
    前記センサ取付部との間に前記センサケースが収容される空間を構成するカバーと、
    を備え、
    前記センサケースは、係止によって前記センサ取付部に取り付けられており、
    前記センサケース、前記センサ取付部及び前記カバーの少なくとも一つには、前記センサケースが前記センサ取付部及び前記カバーによって構成される開口部から脱落することを防止する脱落防止構造が構成されており、
    前記センサ取付部は、前記センサケースの第一凹部に係止される第一係止部を備え、
    前記第一凹部及び前記第一係止部は、前記第一凹部と対向する前記カバーの壁部によって覆われており、
    前記第一係止部の前記第一凹部に対する挿入長は、前記第一係止部及び前記カバーの壁部の隙間長よりも大きい
    ことを特徴とするセンサ取付構造。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のセンサ取付構造を備えるエネルギ吸収構造であって、
    前記センサは、圧力センサであり、
    前記パネル本体は、
    車幅方向に延在する板形状の後壁部と、
    車幅方向に延在するとともに、前記後壁部の高さ方向中間部から前方へ延設される延出壁部と、
    を備え、
    前記後壁部は、平面視で前方に凸状の弓型形状を呈し、
    前記延出壁部は、後端部から前端部に行くにつれて下方又は上方に向かうように傾斜しており、
    前記延出壁部に対向する補強部材と、
    前記圧力センサに接続される圧力発生チューブと、
    をさらに備え、
    前記圧力発生チューブは、前記後壁部、前記延出壁部及び前記補強部材によって保持される
    ことを特徴とするエネルギ吸収構造。
  11. パネル本体と、
    前記パネル本体に設けられおり、センサが収容されるセンサケースが取り付けられるセンサ取付部と、
    前記センサ取付部との間に前記センサケースが収容される空間を構成するカバーと、
    を備え、
    前記センサケースは、係止によって前記センサ取付部に取り付けられており、
    前記センサケース、前記センサ取付部及び前記カバーの少なくとも一つには、前記センサケースが前記センサ取付部及び前記カバーによって構成される開口部から脱落することを防止する脱落防止構造が構成されており、
    前記センサは、圧力センサであり、
    前記パネル本体は、
    車幅方向に延在する板形状の後壁部と、
    車幅方向に延在するとともに、前記後壁部の高さ方向中間部から前方へ延設される延出壁部と、
    を備え、
    前記後壁部は、平面視で前方に凸状の弓型形状を呈し、
    前記延出壁部は、後端部から前端部に行くにつれて下方又は上方に向かうように傾斜しており、
    前記延出壁部に対向する補強部材と、
    前記圧力センサに接続される圧力発生チューブと、
    をさらに備え、
    前記圧力発生チューブは、前記後壁部、前記延出壁部及び前記補強部材によって保持される
    ことを特徴とするエネルギ吸収構造。
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