JP6578472B2 - 車両の端部構造 - Google Patents
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Description
上記課題を解決する車両の端部構造では、車両の前後方向の端部に設けられているバンパーよりも車両の前後方向中央寄りに位置しており、且つ、車体フレームの前後方向の端部に車両の幅方向に延びるように設けられたリーンフォースメントと、車両の幅方向に伸縮して車体フレームの振動を減衰させるダンパーと、そのダンパーの長手方向の端部を上記リーンフォースメントの下側に取り付ける取付部材と、が備えられている。
図1〜図3は、車両における車体フレーム1の前端部を示している。図1に示すように、車体フレーム1の前端部には、車両の幅方向に延びるようにリーンフォースメント2が設けられている。このリーンフォースメント2は、前方に向って膨らむよう車両の幅方向において円弧状に湾曲している。図2に示すように、リーンフォースメント2の下側には、車両の幅方向に伸縮して車体フレーム1の振動を減衰させるためのダンパー3が設けられている。このダンパー3の長手方向の両端部はそれぞれ、取付部材5によってリーンフォースメント2の下側に取り付けられている。
第1プレート8と第2プレート9とは、車両の前後方向において互いに接合されているとともに、両者の間に空間部11が存在するようそれぞれが車両の幅方向において屈曲されている。詳しくは、第1プレート8は、上記空間部11に対応する部分が車両の前方に向けて突出するよう車両の幅方向において屈曲されている。一方、第2プレート9は、上記空間部11に対応する部分が車両の後方に向けて突出するよう車両の幅方向において屈曲されている。そして、これら第1プレート8と第2プレート9とは、車両の幅方向における上記空間部11の両側に位置する部分同士が、車両の前後方向に重ねられた状態で溶接されている。
車両の前端部にバンパー16を設けて同バンパー16とリーンフォースメント2との間に歩行者保護用のスペースSを確保した場合、仮に上記ダンパー3がリーンフォースメント2に対し車両の前端側(バンパー16側)にはみ出したとすると、それに伴って上記歩行者保護用のスペースSを十分に確保できなくなるおそれがある。しかし、上述したようにダンパー3の長手方向の端部がリーンフォースメント2の下側に取り付けられているため、上記ダンパー3のリーンフォースメント2に対する車両の前端側(バンパー16側)へのはみ出しを抑制することができ、そのはみ出しに伴って上記歩行者保護用のスペースSを十分に確保できなくなることを回避できる。
・バンパー16とリーンフォースメント2との間に歩行者保護用のスペースSを十分に確保できるのであれば、ダンパー3がリーンフォースメント2に対し車両の前端側(バンパー16側)に少しはみ出していてもよい。
・第3プレート10の遮蔽板17については必ずしも設ける必要はない。
Claims (4)
- 車両の前後方向の端部に設けられているバンパーよりも車両の前後方向中央寄りに位置しており、且つ、車体フレームの前後方向の端部に車両の幅方向に延びるように設けられているリーンフォースメントと、
車両の幅方向に伸縮して車体フレームの振動を減衰させるダンパーと、
前記ダンパーの長手方向の端部を前記リーンフォースメントの下側に取り付ける取付部材と、を備え、
前記取付部材は、前記リーンフォースメントの下側であって、前記ダンパーが同リーンフォースメントに対し前記バンパー側にはみ出さない位置に、前記ダンパーの端部を取り付けるよう構成されており、
前記取付部材は、前記リーンフォースメントに対し前記バンパー側にはみ出さないよう固定されたブラケットと、そのブラケットに対し下方からねじ締結されることにより前記ダンパーの端部を固定するボルトと、を備え、
前記ブラケットは、筒状をなし、同ブラケットに下方からねじ締結された前記ボルト全周を囲む空間部と、その空間部の下端開口が閉塞されるように、前記ボルトがねじ込まれるねじ部が形成されたプレートを備えていることを特徴とする車両の端部構造。 - 車両の前後方向の端部に設けられているバンパーよりも車両の前後方向中央寄りに位置しており、且つ、車体フレームの前後方向の端部に車両の幅方向に延びるように設けられているリーンフォースメントと、
車両の幅方向に伸縮して車体フレームの振動を減衰させるダンパーと、
前記ダンパーの長手方向の端部を前記リーンフォースメントの下側に取り付ける取付部材と、を備え、
前記取付部材は、前記リーンフォースメントの下側であって、前記ダンパーが同リーンフォースメントに対し前記バンパー側にはみ出さない位置に、前記ダンパーの端部を取り付けるよう構成されており、
前記取付部材は、前記リーンフォースメントに対し前記バンパー側にはみ出さないよう固定されたブラケットと、そのブラケットに対し下方からねじ締結されることにより前記ダンパーの端部を固定するボルトと、を備え、
前記ブラケットは、互いに接合された第1プレート、第2プレート、及び第3プレートを備えており、
前記第1プレートと前記第2プレートとは、車両の前後方向において互いに接合されているとともに、両者の間に空間部が存在するようそれぞれが車両の幅方向において屈曲されており、
前記第3プレートは、前記空間部の下端開口が閉塞されるよう前記第1プレート及び前記第2プレートの下端に接合されており、且つ、前記ボルトがねじ込まれる雌ねじ部を備えていることを特徴とする車両の端部構造。 - 前記第3プレートは、前記雌ねじ部にねじ込まれた前記ボルトの頭部を、車両の端部側から遮蔽する遮蔽板を備えている請求項2に記載の車両の端部構造。
- 前記リーンフォースメントにおける車両の端部側の面には、同リーンフォースメントの長手方向に沿って延びる緩衝材が貼り付けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両の端部構造。
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JP2016088179A JP6578472B2 (ja) | 2016-04-26 | 2016-04-26 | 車両の端部構造 |
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JP2016088179A JP6578472B2 (ja) | 2016-04-26 | 2016-04-26 | 車両の端部構造 |
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JP2017196981A JP2017196981A (ja) | 2017-11-02 |
JP6578472B2 true JP6578472B2 (ja) | 2019-09-25 |
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JP2016088179A Active JP6578472B2 (ja) | 2016-04-26 | 2016-04-26 | 車両の端部構造 |
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- 2016-04-26 JP JP2016088179A patent/JP6578472B2/ja active Active
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JP2017196981A (ja) | 2017-11-02 |
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