JP6827280B2 - 消泡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、泡を吸引することにより泡を破壊し消滅させる消泡装置に関し、特に、液体タンクに貯蔵する液の液面上に生じる泡を良好に消すことができる消泡装置に関する。
従来の消泡装置は、液体タンクの液面上に発生する泡は、羽根車の回転で吸引口より吸引して入口に導かれ、この泡は、羽根車の外周側に遠心力で移行され、羽根車外周側のケーシング内壁に衝突し、破壊、消滅が行われる。そして、泡の破壊、消滅によって生じる液体は、空気とともに排出口から排出されて液体タンク内へ戻される(たとえば、特許文献1参照)。
特許第3604873号公報
ところが、特許文献1に開示された消泡装置では、広範囲の泡を効率よく消滅させることが難しかった。
本発明の課題は、広範囲の泡を寄せ集めて効率よく消滅し得る消泡装置を提供するものである。
かかる課題を達成すべく、本発明は次の手段をとった。即ち、
内部に羽根車を収容したケーシングと、ケーシングの羽根車に面した正面側で羽根車の中心部に向けて開口する入口と、液体タンクの液面上に生じる泡を吸引する吸引口と、吸引口より入口を介してケーシング内に通じる吸引通路と、羽根車の遠心作用による遠心力を受けて入口より羽根車の外周側へ移行された泡が破壊されるよう衝突する羽根車外周に有したケーシングの内壁部分と、ケーシングの内壁部分への泡の衝突で泡消滅による液体を空気とともに排出する排出口と、ケーシングの背後から羽根車を回転駆動する電動機とを備え、排出口は、吸引口の半径方向外方から液体タンクの液面上に生じた泡に向けて傾斜して空気を送風するよう液体タンクの液面上に開口して配置し、ケーシングの内壁部分への泡の衝突で泡消滅による液体を空気とともに流す排出流路の先端に開口して円環状に形成したことを特徴とする消泡装置がそれである。
この場合、前記排出口は、前記吸引口と垂直方向の位置を略同等に配置してもよい。
以上詳述したように、請求項1に記載の発明は、ケーシングの内壁部分への泡の衝突で泡消滅による液体を空気とともに排出する排出口は、吸引口の半径方向外方から液体タンクの液面上に生じた泡に向けて傾斜して空気を送風するよう液体タンクの液面上に開口して配置した。このため、排出口から送風される空気により、液面上に生じる泡を吸引口に寄せ集めることができるから、広範囲の泡を寄せ集めて効率よく消滅することができる。
また、請求項1に記載の発明は、排出口は、ケーシングの内壁部分への泡の衝突で泡消滅による液体を空気とともに流す排出流路の先端に開口して円環状に形成した。このため、吸引口の半径方向外方で全周から空気を送風するから、液面上に生じる泡を吸引口に寄せ集めることが一層でき、泡をより効率よく消滅することができる。
また、請求項2に記載の発明は、排出口は、吸引口と垂直方向の位置を略同等に配置した。このため、排出口を吸引口とあわせ液体タンクの液面の近傍に開口することができ、液面上に生じる泡へ向けての空気の送風と吸引口からの泡の吸引とをより一層良好にでき、泡をより一層効率よく消滅することができる。
本発明の一実施形態を示した消泡装置の縦断面図である。 図1の線A−Aに沿った断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1において、1はクーラント液等の液体を回収、貯蔵する液体タンクで、図示しないクーラント液を流入する流入管と、クーラント液を流出する流出管を設置している。2は消泡装置で、液体タンク1の上板3上に載置板4を載置して設置している。消泡装置2は載置板4の下部に複数のボス5を介してケーシング6を溶接で取付けている。ケーシング6は、上部を閉塞して下部を開放した略円筒状で、内部には羽根車7を収装している。羽根車7は、円形のデイスク7Aの正面側に6枚の羽根片7Bを半径方向へ延びるように取付けると共に、半径方向の中心部には、入力軸7Cを取付けている。羽根車7の外周すなわち各羽根片7Bの半径方向外方端がケーシング6の内壁部分6Aと対向配置している。入力軸7Cは、ケーシング6、載置板4を貫通してその背後に突出し、電動機8の出力軸8Aに同軸状に取付けている。電動機8は載置板4の上部に溶接で取付けた取付板9に複数のボルト部材10で着脱自在に取付けている。
ケーシング6の下部には、複数のカラー部材11で隙間を有して円板状の基板12を複数のボルト部材13で取付けている。基板12には、図2に示す如く、中心部周りに4個の円弧状の開口14A、14B、14C、14Dを貫通形成している。基板12の上面には、略円筒状の入口円筒部15を溶接で取付け、入口円筒部15はその上端に、ケーシング6の羽根車7に面した正面側で、羽根車7の中心部に向けて開口する入口16を形成している。基板12の下面には略円筒状の筒部17を溶接で取付け、筒部17はその下端に、液体タンク1の液面T上に生じる泡Bを吸引する吸引口18を有している。筒部17は開口14〜14Dより入口16を介してケーシング6内に通じる吸引通路19を有している。
20はケーシング6の内壁6Aへの泡の衝突で泡消滅による液体を空気とともに排出する排出口で、液体タンク1の液面T上の近傍に開口し、かつ筒部17の吸引口18と垂直方向の位置を略同等にし、筒部17の吸引口18の半径方向外方から液体タンク1の液面T上に生じた泡Bに向けて傾斜して空気を送風するよう配置している。詳述するに、ケーシング6の半径方向外方端を外方へ水平方向に延在し、そこから下方へ垂直方向に屈曲形成し、さらに半径方向の内方へ傾斜して屈曲形成して排出外側部材21を形成している。また、基板12の半径方向外方端を外方へ水平方向に延在し、そこから下方へ垂直方向に屈曲形成し、さらに半径方向の内方へ傾斜して屈曲形成して排出内側部材22を形成している。そして、排出外側部材21と排出内側部材22との間の間隙を排出流路23としている。排出流路23はケーシング6の内壁部分6Aへの泡の衝突で泡消滅による液体を空気とともに流し、この先端に排出口20を開口している。排出口20は円環状に形成されている。
次に、かかる構成の作動を説明する。
電動機8により羽根車7を回転駆動すると、羽根車7の遠心作用により吸引口18から開口14A〜14D、入口16を介して空気が吸引され、排出口20から排出される。そして、液面T上に生じた泡Bは、吸引口18近傍に達すると、吸引口18から吸引される。この吸引された泡Bは、筒部17より開口14A〜14D、入口16をへてケーシング6内へ導かれ、羽根車7に衝突する。この衝突で泡Bの一部は破壊され消滅し、これにより生じるクーラント液の液滴は、残りの泡Bとともに、羽根車7での遠心作用により、遠心力を受け羽根車7の外周側へと移行され、ケーシング6の内壁部分6Aに衝突する。この衝突で、残りの泡Bは実質的にほぼ全部が破壊され消滅する。
泡Bの消滅で生じたクーラント液の液滴は、空気とともに排出流路23を流れて排出口20から排出されて液体タンク1内へ戻される。このようにして、液面T上の泡Bは、吸引され、破壊、消滅されるので、泡Bの蓄積が増すことを抑制できる。
かかる作動で、ケーシング6Aの内壁部分6への泡Bの衝突で泡消滅による液体を空気とともに排出する排出口20は、筒部17の吸引口18の半径方向外方から液体タンク1の液面T上に生じた泡Bに向けて傾斜して空気を送風するよう液体タンク1の液面T上に開口して配置した。このため、排出口20から送風される空気により、液面T上に生じる泡Bを筒部17の吸引口18に寄せ集めることができるから、広範囲の泡Bを寄せ集めて効率よく消滅することができる。
また、排出口20は、ケーシング6の内壁部分6Aへの泡Bの衝突で泡消滅による液体を空気とともに流す排出流路23の先端に開口して円環状に形成した。このため、筒部17の吸引口18の半径方向外方で全周から空気を送風するから、液面1上に生じる泡Bを筒部17の吸引口18に寄せ集めることが一層でき、泡Bをより効率よく消滅することができる。
また、排出口20は、筒部17の吸引口18と垂直方向の位置を略同等に配置した。このため、排出口20を筒部17の吸引口18とあわせ液体タンク1の液面Tの近傍に開口することができ、液面T上に生じる泡Bへ向けての空気の送風と筒部17の吸引口18からの泡Bの吸引とをより一層良好にでき、泡Bをより一層効率よく消滅することができる。
なお、一実施形態では、先端に排出口20を有する排出流路23を形成する排出外側部材21と排出内側部材22は、それぞれケーシング6と基板12を延在して一体的に形成したが、排出外側部材21と排出内側部材22をそれぞれケーシング6と基板12と別体に形成し、着脱自在に取付けてもよいことは勿論である。
1:液体タンク
6:ケーシング
6A:内壁部分
7:羽根車
8:電動機
16:入口
17:筒部
18:吸引口
20:排出口
T:液面
B:泡

Claims (2)

  1. 内部に羽根車を収容したケーシングと、ケーシングの羽根車に面した正面側で羽根車の中心部に向けて開口する入口と、液体タンクの液面上に生じる泡を吸引する吸引口と、吸引口より入口を介してケーシング内に通じる吸引通路と、羽根車の遠心作用による遠心力を受けて入口より羽根車の外周側へ移行された泡が破壊されるよう衝突する羽根車外周に有したケーシングの内壁部分と、ケーシングの内壁部分への泡の衝突で泡消滅による液体を空気とともに排出する排出口と、ケーシングの背後から羽根車を回転駆動する電動機とを備え、排出口は、吸引口の半径方向外方から液体タンクの液面上に生じた泡に向けて傾斜して空気を送風するよう液体タンクの液面上に開口して配置し、ケーシングの内壁部分への泡の衝突で泡消滅による液体を空気とともに流す排出流路の先端に開口して円環状に形成したことを特徴とする消泡装置。
  2. 前記排出口は、前記吸引口と垂直方向の位置を略同等に配置したことを特徴とする請求項1に記載の消泡装置。
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