JP6821976B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、田植機などの作業車両に関する。
苗植付け桿の作動軌跡を切替えるギヤ機構を有する田植機などの作業車両が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
このような田植機は、株間を調節することができる。
特開2013−094099号公報
しかしながら、本発明者は、このような従来の田植機においてはギヤ破損が比較的に発生しやすいことに気付いた。
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、ギヤ破損の発生を低減することが可能な作業車両を提供することを目的とする。
第1の本発明は、苗が載せられた苗載せ台(100)を車体(10)に対して左右方向に往復移動させる苗載せ台移動装置(200)と、
前記苗載せ台(100)に載せられた苗を苗取り口(110)から取って植付ける、2個以上であるn個の苗植付け桿(330a、330b)を有する苗植付けロータリ(320)と、
前記苗載せ台(100)の横送り方式の切替えを指示する横送り方式切替え指示部材(800)と、
を備え、
n個の前記苗植付け桿(330a、330b)の内、少なくともn−1個の前記苗植付け桿(330b)は、取外し可能であり、
前記横送り方式の切替えは、n個の前記苗植付け桿(330a、330b)が全く取外されていない場合に利用される第一の横送り方式と、所定の1個の前記苗植付け桿(330a)を除いた残るn−1個の前記苗植付け桿(330b)が取外されている場合に利用される第二の横送り方式と、の間の切替えであり、
前記第一の横送り方式は、任意の前記苗植付け桿(330a、330b)が前記苗取り口(110)を通過した時点から、隣接するつぎの前記苗植付け桿(330a、330b)が前記苗取り口(110)を通過する時点までの第一の期間(T1)において、前記苗載せ台(100)の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式であり、
前記第二の横送り方式は、前記所定の1個の前記苗植付け桿(330a)が前記苗取り口(110)を通過した時点から、前記所定の1個の前記苗植付け桿(330a)が再び前記苗取り口(110)を通過する時点までの第二の期間(T2)において、前記苗載せ台(100)の横送りが前記あらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式であり、
前記苗載せ台移動装置(200)は、ローラー(261)に巻付けられたワイヤ(262)を牽引するモーター(220)と、前記モーター(220)を制御するモーター制御機構(230)と、を有し、
前記ローラー(261)は、前記苗載せ台(100)または前記車体(10)に取付けられており、
前記モーター(220)および前記モーター制御機構(230)は、前記車体(10)または前記苗載せ台(100)に取付けられており、
前記苗載せ台(100)が前記ワイヤ(262)の弛みなく移動させられるように、2個の付勢スプリング(263)が前記ワイヤ(262)の両端部と支持フレーム(302)との間にそれぞれ設けられていることを特徴とする作業車両である。
第2の本発明は、前記苗載せ台(100)は、前記支持フレーム(302)または前記苗載せ台(100)に取付けられている支持ローラー(301)を利用して、前記ワイヤ(262)を牽引する前記モーター(220)により摺動案内レールの上でスライドさせられることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
第3の本発明は、前記支持ローラー(301)は、前記支持フレーム(302)に取付けられており、前記苗載せ台(100)の下方の溝に嵌められていることを特徴とする第2の本発明の作業車両である。
第4の本発明は、前記モーター(220)および前記モーター制御機構(230)は、前記苗載せ台(100)の下端部に近接して設けられており、苗載せ台移動装置カバー(240)により覆われていることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
第5の本発明は、前記モーター(220)および前記モーター制御機構(230)は、前記苗載せ台(100)の上端部に近接して設けられていることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
第6の本発明は、苗植付け調節部材(920)を備え、
前記横送り方式切替え指示部材(800)は、前記苗植付け調節部材(920)に近接して設けられていることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
第7の本発明は、運転ユニット(60)に設けられた操作パネル(63)を備え、
前記横送り方式切替え指示部材(800)は、前記操作パネル(63)に設けられていることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
第8の本発明は、株間調節部材(930)を備え、
前記横送り方式切替え指示部材(800)は、前記株間調節部材(930)に近接して設けられていることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
第9の本発明は、座席(62)の下方に設けられたエンジン(40)は、エンジンカバー(41)により覆われており、
前記横送り方式切替え指示部材(800)は、前記エンジンカバー(41)の内側に設けられており、
前記エンジンカバー(41)には、前記横送り方式切替え指示部材(800)を操作するための切欠き(42)が設けられていることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
本発明に関連する第1の発明は、苗が載せられた苗載せ台(100)を車体(10)に対して左右方向に往復移動させる苗載せ台移動装置(200)と、
前記苗載せ台(100)に載せられた苗を苗取り口(110)から取って植付ける、2個以上であるn個の苗植付け桿(330a、330b)を有する苗植付けロータリ(320)と、
前記苗載せ台(100)の横送り方式の切替えを指示する横送り方式切替え指示部材(800)と、
を備え、
n個の前記苗植付け桿(330a、330b)の内、少なくともn−1個の前記苗植付け桿(330b)は、取外し可能であり、
前記横送り方式の切替えは、n個の前記苗植付け桿(330a、330b)が全く取外されていない場合に利用される第一の横送り方式と、所定の1個の前記苗植付け桿(330a)を除いた残るn−1個の前記苗植付け桿(330b)が取外されている場合に利用される第二の横送り方式と、の間の切替えであり、
前記第一の横送り方式は、任意の前記苗植付け桿(330a、330b)が前記苗取り口(110)を通過した時点から、隣接するつぎの前記苗植付け桿(330a、330b)が前記苗取り口(110)を通過する時点までの第一の期間(T1)において、前記苗載せ台(100)の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式であり、
前記第二の横送り方式は、前記所定の1個の前記苗植付け桿(330a)が前記苗取り口(110)を通過した時点から、前記所定の1個の前記苗植付け桿(330a)が再び前記苗取り口(110)を通過する時点までの第二の期間(T2)において、前記苗載せ台(100)の横送りが前記あらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式であることを特徴とする作業車両である。
本発明に関連する第2の明は、苗が載せられた苗載せ台(100)を車体(10)に対して左右方向に往復移動させる苗載せ台移動装置(200)と、
前記苗載せ台(100)に載せられた苗を苗取り口(110)から取って植付ける、2個以上であるn個の苗植付け桿(330a、330b)を有する苗植付けロータリ(320)と、
前記苗載せ台(100)の横送り方式の切替えを指示する横送り方式切替え指示部材(800)と、
を備え、
前記横送り方式の切替えは、第三の横送り方式と、第四の横送り方式と、の間の切替えであり、
前記第三の横送り方式は、任意の前記苗植付け桿(330a、330b)が前記苗取り口(110)を通過した時点から、隣接するつぎの前記苗植付け桿(330a、330b)が前記苗取り口(110)を通過する時点までの第三の期間(T3)において、前記苗載せ台(100)の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式であり、
前記第四の横送り方式は、所定の1個の前記苗植付け桿(330a)が前記苗取り口(110)を通過した時点から、前記所定の1個の前記苗植付け桿(330a)を除いた残るn−1個の前記苗植付け桿(330b)が前記苗取り口(110)を通過し終わる時点までの第四の期間(T4)において、前記苗載せ台(100)の横送りが全く行われず、前記所定の1個の前記苗植付け桿(330a)を除いた前記残るn−1個の前記苗植付け桿(330b)が前記苗取り口(110)を通過し終わった時点から、前記所定の1個の前記苗植付け桿(330a)が再び前記苗取り口(110)を通過する時点までの第五の期間(T5)において、前記苗載せ台(100)の横送りが前記あらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式であることを特徴とする作業車両である。
本発明に関連する第3の明は、前記苗載せ台移動装置(200)は、ラック(251)と噛合うピニオン(252)を回転させるモーター(220)と、前記モーター(220)を制御するモーター制御機構(230)と、を有し、
前記ラック(251)は、前記苗載せ台(100)または前記車体(10)に取付けられており、
前記モーター(220)および前記モーター制御機構(230)は、前記車体(10)または前記苗載せ台(100)に取付けられていることを特徴とする本発明に関連する第1または第2の明の作業車両である。
本発明に関連する第4の明は、前記苗載せ台移動装置(200)は、ローラー(261)に巻付けられたワイヤ(262)を牽引するモーター(220)と、前記モーター(220)を制御するモーター制御機構(230)と、を有し、
前記ローラー(261)は、前記苗載せ台(100)または前記車体(10)に取付けられており、
前記モーター(220)および前記モーター制御機構(230)は、前記車体(10)または前記苗載せ台(100)に取付けられていることを特徴とする本発明に関連する第1または第2の明の作業車両である。
本発明に関連する第5の明は、前記モーター(220)および前記モーター制御機構(230)は、前記苗載せ台(100)の下端部に近接して設けられており、苗載せ台移動装置カバー(240)により覆われていることを特徴とする本発明に関連する第3または第4の明の作業車両である。
本発明に関連する第6の明は、前記モーター(220)および前記モーター制御機構(230)は、前記苗載せ台(100)の上端部に近接して設けられていることを特徴とする本発明に関連する第3または第4の明の作業車両である。
本発明に関連する第7の明は、苗植付け調節部材(920)を備え、
前記横送り方式切替え指示部材(800)は、前記苗植付け調節部材(920)に近接して設けられていることを特徴とする本発明に関連する第1または第2の明の作業車両である。
本発明に関連する第8の明は、運転ユニット(60)に設けられた操作パネル(63)を備え、
前記横送り方式切替え指示部材(800)は、前記操作パネル(63)に設けられていることを特徴とする本発明に関連する第1または第2の明の作業車両である。
本発明に関連する第9の明は、株間調節部材(930)を備え、
前記横送り方式切替え指示部材(800)は、前記株間調節部材(930)に近接して設けられていることを特徴とする本発明に関連する第1または第2の明の作業車両である。
本発明に関連する第10の明は、座席(62)の下方に設けられたエンジン(40)は、エンジンカバー(41)により覆われており、
前記横送り方式切替え指示部材(800)は、前記エンジンカバー(41)の内側に設けられており、
前記エンジンカバー(41)には、前記横送り方式切替え指示部材(800)を操作するための切欠き(42)が設けられていることを特徴とする本発明に関連する第1または第2の明の作業車両である。
本発明に関連する第11の明は、エンジン(40)から主変速装置(50)を介して伝達される動力を利用して回転する苗植付けロータリ(320)を有する、複数の苗植付け装置(310)と、
前記複数の苗植付け装置(310)に伝達される前記動力を選択的にオンオフする部分条クラッチ機構(500)と、
前記複数の苗植付け装置(310)に伝達される前記動力をオフするための部分条クラッチオフ操作が行われたとき、前記主変速装置(50)の出力値があらかじめ定められた値を越えている場合には、前記主変速装置(50)の出力値を前記あらかじめ定められた値以下にするための制御を行うコントローラー(700)と、
を備えることを特徴とする作業車両である。
本発明に関連する第12の明は、前記苗植付けロータリ(320)の回転を検出する、前記複数の苗植付け装置(310)のそれぞれに対応する複数の回転センサー(311)を備え、
伝達される前記動力がオフされた前記苗植付け装置(310)に対応する前記回転センサー(311)が前記回転を検出しなくなった場合には、前記コントローラー(700)は前記主変速装置(50)の出力値を前記部分条クラッチオフ操作が行われる前の値にするための制御を行うことを特徴とする本発明に関連する第11の明の作業車両である。
本発明により、第二の横送り方式は、所定の1個の苗植付け桿(330a)が苗取り口(110)を通過した時点から、所定の1個の苗植付け桿(330a)が再び苗取り口(110)を通過する時点までの第二の期間(T2)において、苗載せ台(100)の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式であることにより、ギヤ破損の発生を低減することが可能である。
本発明に関連する第1の明により、第二の横送り方式は、所定の1個の苗植付け桿(330a)が苗取り口(110)を通過した時点から、所定の1個の苗植付け桿(330a)が再び苗取り口(110)を通過する時点までの第二の期間(T2)において、苗載せ台(100)の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式であることにより、ギヤ破損の発生を低減することが可能である。
本発明に関連する第2の明により、第四の横送り方式は、所定の1個の苗植付け桿(330a)が苗取り口(110)を通過した時点から、所定の1個の苗植付け桿(330a)を除いた残るn−1個の苗植付け桿(330b)が苗取り口(110)を通過し終わる時点までの第四の期間(T4)において、苗載せ台(100)の横送りが全く行われず、所定の1個の苗植付け桿(330a)を除いた残るn−1個の苗植付け桿(330b)が苗取り口(110)を通過し終わった時点から、所定の1個の苗植付け桿(330a)が再び苗取り口(110)を通過する時点までの第五の期間(T5)において、苗載せ台(100)の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式であることにより、ギヤ破損の発生を低減することが可能である。
本発明に関連する第3の明により、本発明に関連する第1または第2の明の効果に加えて、苗載せ台移動装置(200)は、ラック(251)と噛合うピニオン(252)を回転させるモーター(220)と、モーター(220)を制御するモーター制御機構(230)と、を有することにより、制御の融通性を向上することが可能である。
本発明に関連する第4の明により、本発明に関連する第1または第2の明の効果に加えて、苗載せ台移動装置(200)は、ローラー(261)に巻付けられたワイヤ(262)を牽引するモーター(220)と、モーター(220)を制御するモーター制御機構(230)と、を有することにより、制御の融通性を向上することが可能である。
本発明に関連する第5の明により、本発明に関連する第3または第4の明の効果に加えて、モーター(220)およびモーター制御機構(230)は、苗載せ台移動装置カバー(240)により覆われていることにより、故障の発生を低減することが可能である。
本発明に関連する第6の明により、本発明に関連する第3または第4の明の効果に加えて、モーター(220)およびモーター制御機構(230)は、苗載せ台(100)の上端部に近接して設けられていることにより、故障の発生を低減することが可能である。
本発明に関連する第7の明により、本発明に関連する第1または第2の明の効果に加えて、横送り方式切替え指示部材(800)は、苗植付け調節部材(920)に近接して設けられていることにより、利便性を向上することが可能である。
本発明に関連する第8の明により、本発明に関連する第1または第2の明の効果に加えて、横送り方式切替え指示部材(800)は、操作パネル(63)に設けられていることにより、利便性を向上することが可能である。
本発明に関連する第9の明により、本発明に関連する第1または第2の明の効果に加えて、横送り方式切替え指示部材(800)は、株間調節部材(930)に近接して設けられていることにより、利便性を向上することが可能である。
本発明に関連する第10の明により、本発明に関連する第1または第2の明の効果に加えて、エンジンカバー(41)には、横送り方式切替え指示部材(800)を操作するための切欠き(42)が設けられていることにより、利便性を向上することが可能である。
本発明に関連する第11の明により、複数の苗植付け装置(310)に伝達される動力をオフするための部分条クラッチオフ操作が行われたとき、主変速装置(50)の出力値があらかじめ定められた値を越えている場合には、主変速装置(50)の出力値をあらかじめ定められた値以下にするための制御を行うことにより、ギヤ破損の発生を低減することが可能である。
本発明に関連する第12の明により、本発明に関連する第11の明の効果に加えて、伝達される動力がオフされた苗植付け装置(310)に対応する回転センサー(311)が回転を検出しなくなった場合には、コントローラー(700)は主変速装置(50)の出力値を部分条クラッチオフ操作が行われる前の値にするための制御を行うことにより、利便性を向上することが可能である。
本発明における実施の形態の田植機の左側面図 本発明における実施の形態の田植機の上面図 本発明における実施の形態の田植機の動力伝達系および制御系のブロック図 (a)本発明における実施の形態の田植機の苗植付けロータリ近傍の部分上面図(その一)、(b)本発明における実施の形態の田植機の苗植付けロータリ近傍の部分左側面図 本発明における実施の形態の田植機の苗植付け部近傍の部分上面図 本発明における別の実施の形態(その一)の田植機の操作パネル近傍の部分上面図 本発明における別の実施の形態(その一)の田植機の操舵ハンドル近傍の部分正面図 (a)本発明における別の実施の形態(その一)の田植機の操舵ハンドル近傍の部分左側面図、(b)本発明における別の実施の形態(その一)の田植機の操舵ハンドル近傍の部分右側面図 本発明における別の実施の形態(その二)の田植機の座席近傍の部分上面図 本発明における別の実施の形態(その三)の田植機の座席近傍の部分左側面図 本発明における実施の形態の田植機の苗載せ台移動装置近傍の部分上面図 本発明における別の実施の形態(その四)の田植機の苗載せ台移動装置近傍の部分上面図 本発明における別の実施の形態(その五)の田植機の苗載せ台移動装置近傍の部分上面図 本発明における別の実施の形態(その六)の田植機の苗載せ台移動装置近傍の部分上面図 本発明における別の実施の形態(その七)の田植機の苗載せ台移動装置近傍の部分上面図 本発明における別の実施の形態(その八)の田植機の苗載せ台移動装置近傍の部分上面図 本発明における別の実施の形態(その九)の田植機の苗載せ台移動装置近傍の部分上面図 (a)本発明における実施の形態の田植機の第一の横送り方式のタイミング説明図、(b)本発明における実施の形態の田植機の第二の横送り方式のタイミング説明図 本発明における実施の形態の田植機の苗植付けロータリ近傍の部分上面図(その二) (a)本発明における実施の形態の田植機の第三の横送り方式のタイミング説明図、(b)本発明における実施の形態の田植機の第四の横送り方式のタイミング説明図 本発明における実施の形態の田植機の苗植付け側部分条クラッチ装置近傍の動力伝達系および制御系の部分ブロック図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
はじめに、図1および2を参照しながら、本発明における作業車両の一例である本実施の形態の田植機の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図1は本発明における実施の形態の田植機の左側面図であり、図2は本発明における実施の形態の田植機の上面図である。
図1および2においては、乗用型の6条植えの田植機が示されており、苗植付け部300は3個の苗植付け装置310を有し、3個の苗植付け装置310はそれぞれ左右一対の2個の苗植付けロータリ320を有する。いくつかの構成要素の図示は理解を容易にするために省略されており、たとえば、操作パネル63は示されていない。
まず説明されるのは、本実施の形態の田植機の基本的な構成および動作である。したがって、コントローラー700に関連する構成および動作などについては、後に詳細に説明する。
左右一対の前輪31および後輪32は、エンジン40および車体10などが搭載されているメインフレーム20を支持する手段である。
HST(Hydro Static Transmission)50は、エンジン40からの回転動力を変速し、変速された回転動力を後輪32などに伝達する手段である。
運転ユニット60には、操舵ハンドル61などの操作具、および座席62が配置されている。
苗載せ台100は、苗植付け部300の全体を支持する矩形の支持フレーム302に取付けられ、苗載せ台100の上方の溝に嵌められている支持ローラーを利用して、苗載せ台移動装置200により左右方向に安定してスライドさせられる。
苗植付け部300は、苗載せ台100に載せられている苗の苗植付けを行う手段である。
整地ローター部80は、苗植付け条に対応するローター整地を行う手段である。より具体的には、苗植付け部300には、第一整地ローター81および第二整地ローター82が取り付けられている。
車体10の後部には、その一端が車体10に回動可能に取付けられ、その他端に苗植付け部300が回動可能に取付けられている苗植付け部昇降機構600が配置されている。
苗植付け部昇降機構600は、1本のアッパーリンク、および左右一対の2本のロウワーリンクを有する。メインフレーム20に接続された支持部材と、アッパーリンクと一体的に形成されたスイングアームの先端部と、の間に設けられた昇降油圧シリンダーが伸縮すると、アッパーリンクは回動し、苗植付け部300はほぼ一定の姿勢で昇降する。
苗植付け部昇降位置検出部610は、ポテンショメーターなどのリンクセンサーであり、苗植付け部300の昇降位置を検出する手段である。
整地フロート部90は、苗植付け条に対応するフロート整地を行う手段である。より具体的には、センターフロート91が中央に設けられており、2個のサイドフロート92がセンターフロート91の左右両側にそれぞれ設けられている。車体10が進行すると、センターフロート91およびサイドフロート92は圃場面を滑走する。センターフロート91およびサイドフロート92は、前端側が圃場面の凹凸に応じて上下方向に動くように取付けられている。昇降油圧シリンダーは、迎角制御センサーにより検出されたセンターフロート91の前端側の動きに応じて油圧バルブを切替え、苗植付け深さが一定に維持されるように苗植付け部300を昇降させる。
施肥部70は、肥料タンクに貯留されている肥料の施肥を行う手段である。施肥装置により繰出された肥料は、施肥ホースを通り、センターフロート91およびサイドフロート92の左右両側の施肥ガイドの前側の作溝体を利用して苗植付け条の側部近傍に形成された施肥溝に導かれる。
図3を主として参照しながら、本実施の形態の田植機の動力伝達系および制御系について具体的に説明すると、つぎの通りである。
ここに、図3は、本発明における実施の形態の田植機の動力伝達系および制御系のブロック図である。
エンジン40の回転動力は、ベルト動力伝達装置およびHST50を介してトランスミッションケースに伝達される。
HSTレバー910は、HST50の出力値をレバー操作位置に応じて指示する。より具体的には、HSTサーボモーターなどのHST出力可変アクチュエーターを利用するHSTトラニオン軸の開度の変更は、作業者のHSTレバー操作に基づいたHSTレバー910からのコントローラー700を介する命令、またはコントローラー700からの直接的な命令に応じて行われる。
トランスミッションケースに伝達された回転動力は、トランスミッションケースの内側に設けられたトランスミッション機構により変速された後、走行動力と外部取出し動力とに分離される。
走行動力の一部は前輪ファイナルケースに伝達されて前輪31を駆動し、走行動力の残りは後輪ギヤケースに伝達されて後輪32を駆動する。
外部取出し動力は、車体10の後部に設けられた植付けクラッチ機構400に伝達され、苗植付け動力伝達機構により苗植付け部300へ伝達されるとともに、施肥動力伝達機構により施肥部70へ伝達される。つまり、外部取出し動力は、フィードケース410に伝達された後、苗植付け部300の苗植付け装置310に伝達されるとともに、リードカム機構210の横送りネジ軸に伝達されて苗載せ台100を左右方向に往復移動させるために利用され、苗送り駆動軸に伝達されて苗送りベルトを駆動するためにも利用され、施肥部70の施肥装置にも伝達される。
そして、植付けクラッチ機構400は、苗植付け装置310および苗載せ台100などへの外部取出し動力の伝達モードとしてオンモードまたはオフモードを選択する。
部分条クラッチ機構500は、選択的に苗植付け部300の苗植付け装置310のオンオフを設定する苗植付け側部分条クラッチ装置510と、選択的に施肥部70の施肥装置のオンオフを設定する施肥側部分条クラッチ装置520と、を有する。苗植付け側部分条クラッチ装置510における部分条クラッチオフ操作が行われると、対応する苗植付け休止条での苗送りベルトによる苗送りは休止される。施肥部70の制御はこのように苗植付け部300の制御と整合することが、望ましい。
本実施の形態の田植機の基本的な構成および動作についての説明を終わり、コントローラー700に関連する構成および動作などについて詳細に説明する。
(A)苗が載せられた苗載せ台100を車体10に対して左右方向に往復移動させる苗載せ台移動装置200が関与する構成および動作を説明する。
図4に示されているように、苗植付けロータリ320は、苗載せ台100に載せられた苗を苗取り口110から取って植付ける、2個の苗植付け桿330aおよび330bを有する。
ここに、図4(a)は本発明における実施の形態の田植機の苗植付けロータリ320近傍の部分上面図(その一)であり、図4(b)は本発明における実施の形態の田植機の苗植付けロータリ320近傍の部分左側面図である。
もちろん、たとえば、苗植付けロータリ320は3個の苗植付け桿を有する変形例の実施の形態も、考えられる。要するに、苗植付けロータリ320は、2個以上であるn個の苗植付け桿を有する。
横送り方式切替え指示部材800は、苗載せ台100の横送り方式の切替えを指示する部材である。
苗載せ台100の横送り方式の切替えは、密植および疎植にそれぞれ対応する二つの横送り方式の切替えである。典型的な二つの切替え仕様である、第一および第二の切替え仕様に関連する構成および動作については後に詳細に説明するが、第一および第二の切替え仕様の何れか一つが実装されてもよいし、第一および第二の切替え仕様が作業者の嗜好などに応じて選択されるように両方とも実装されてもよい。言うまでもなく、第一および第二の切替え仕様の少なくとも一つが実装されれば、二つの横送り方式の切替えは実現可能である。
図5に示されているように、横送り方式切替え指示部材800は、苗植付け調節部材920に近接して設けられている。
ここに、図5は、本発明における実施の形態の田植機の苗植付け部300近傍の部分上面図である。
苗植付け調節部材920は、植付けられた苗の高さなどに影響する苗植付け深さ、または苗取り量などを横送り方式切替えと同時に調節する部材であり、苗載せ台100の前にある苗タンクフェンスの内側に設けられている。作業者は、たとえば、レバーまたはダイアルのような横送り方式切替え指示部材800の操作、ならびにレバーのような苗植付け調節部材920の操作、および後に説明される苗植付け桿330bの取外し操作をほとんど移動せずに同じ場所で行うことができるので、操作性が向上する。
なお、図6〜8に示されているように、横送り方式切替え指示部材800は運転ユニット60に設けられた操作パネル63に設けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図6は本発明における別の実施の形態(その一)の田植機の操作パネル63近傍の部分上面図であり、図7は本発明における別の実施の形態(その一)の田植機の操舵ハンドル61近傍の部分正面図であり、図8(a)は本発明における別の実施の形態(その一)の田植機の操舵ハンドル61近傍の部分左側面図であり、図8(b)は本発明における別の実施の形態(その一)の田植機の操舵ハンドル61近傍の部分右側面図である。
図8においては、いくつかの構成要素の図示は理解を容易にするために省略されており、たとえば、操作パネル63は示されていない。
作業者は、たとえば、レバーまたはダイアルのような横送り方式切替え指示部材800の操作を畦近傍でのターンなどの時に座席62に座ったままで行うことができるので、操作性が向上する。
また、図9に示されているように、横送り方式切替え指示部材800は株間調節部材930に近接して設けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図9は、本発明における別の実施の形態(その二)の田植機の座席62近傍の部分上面図である。
株間調節部材930は、密植における株間を調節する部材であり、座席62の前にある左または右側フロア仕切り板の下に設けられている。作業者は、たとえば、レバーまたはダイアルのような横送り方式切替え指示部材800の操作、およびレバーのような株間調節部材930の操作をほとんど移動せずに同じ場所で行うことができるので、操作性が向上する。
もちろん、70株植えまたは80株植えなどが選択される密植モードと、35株植えまたは40株植えなどが選択される疎植モードと、の間のモード切替えが株間調節部材930に従来のように実装され、横送り方式切替え指示部材800は株間調節部材930により兼ねられる変形例の実施の形態も、考えられる。
また、図10に示されているように、横送り方式切替え指示部材800は座席62の下方に設けられたエンジン40を覆うエンジンカバー41の内側に設けられており、エンジンカバー41には横送り方式切替え指示部材800を操作するための切欠き42が設けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図10は、本発明における別の実施の形態(その三)の田植機の座席62近傍の部分左側面図である。
切欠き42は、エンジンカバー41の左または右側に設けられている。作業者は、たとえば、レバーまたはダイアルのような横送り方式切替え指示部材800の操作を切欠き42からメインフレーム20の内側に左または右手を入れて座席62に座ったままで行うことができるので、操作性が向上する。
図11に示されているように、苗載せ台移動装置200は、リードカム機構210を有する。
ここに、図11は、本発明における実施の形態の田植機の苗載せ台移動装置200近傍の部分上面図である。
エンジン40から苗載せ台100が接続されているリードカム機構210へ伝達される動力は、エンジン40から苗植付け装置310へ伝達される動力とは異なり、上流側ギヤ202および203、ならびに下流側ギヤ204および205を有する減速ギヤ機構201を介して伝達される。
シフター206によって、上流側ギヤ202と下流側ギヤ204との組合せが利用されるのか、上流側ギヤ203と下流側ギヤ205との組合せが利用されるのか、何れの組合せも利用されないのかが、切替えられる。
上流側ギヤ203の歯数は上流側ギヤ202の歯数と同じであるが、下流側ギヤ205の歯数は下流側ギヤ204の歯数の2倍である。したがって、上流側ギヤ203と下流側ギヤ205との組合せが利用される場合のスロー横送り速度は、上流側ギヤ202と下流側ギヤ204との組合せが利用される場合のノーマル横送り速度の半分である。
後に詳細に説明される、第一の切替え仕様における第一および第二の横送り方式、ならびに第二の切替え仕様における第三および第四の横送り方式は、ノーマル横送り速度、スロー横送り速度およびゼロ速度を利用して実現可能である。
減速ギヤ機構201は、ギヤ破損などが発生する恐れはほとんどない、高速の疎植を実現するために十分な廉価なギヤ機構であり、株間調節部材930の操作が利用される、疎植のための偏心ギヤによるクイックアンドスロー非等速回転は不要である。
もちろん、図12に示されているように、苗載せ台移動装置200はリードカム機構210を駆動するモーター220と、モーター220を制御するモーター制御機構230と、を有する変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図12は、本発明における別の実施の形態(その四)の田植機の苗載せ台移動装置200近傍の部分上面図である。
電動式のモーター220の動力が内燃式のエンジン40の動力の代わりに利用されるので、減速ギヤ機構201は不要である。そして、電気的なインバーター制御を利用するモーター制御機構230によるモーター220の動力の変速は、機械的なギヤ切替えを利用する減速ギヤ機構201によるエンジン40の動力の変速とは異なり、制御の融通がきくので、比較的に複雑な間欠駆動などを利用するモーター220の動力の変速が利用可能である。
なお、図13に示されているように、苗載せ台移動装置200はラック251と噛合うピニオン252を回転させるモーター220と、モーター220を制御するモーター制御機構230と、を有する変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図13は、本発明における別の実施の形態(その五)の田植機の苗載せ台移動装置200近傍の部分上面図である。
苗載せ台100は、支持フレーム302に取付けられ、苗載せ台100の下方の溝に嵌められている支持ローラー301を利用して、ピニオン252を回転させるモーター220により摺動案内レールの上で安定してスライドさせられる。
もちろん、支持ローラー301は、支持フレーム302にではなく、苗載せ台100に取付けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
しっかりラック251と噛合うピニオン252がモーター220とともに利用されるので、リードカム機構210は不要である。したがって、リードカム機構210との干渉が発生しないので、苗載せ台100の取付けおよび取外しは容易である。
ラック251は苗載せ台100に取付けられており、モーター220およびモーター制御機構230は車体10に取付けられている。
もちろん、ラック251は車体10に取付けられており、モーター220およびモーター制御機構230は苗載せ台100に取付けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
モーター220およびモーター制御機構230は、苗載せ台100の下端部に近接して設けられており、苗載せ台移動装置カバー240により覆われている。
モーター220およびモーター制御機構230は苗載せ台移動装置カバー240により覆われているので、下方からの泥水および上方からの雨水などに起因する故障はほとんど発生しない。
なお、図14に示されているように、モーター220およびモーター制御機構230は苗載せ台100の上端部に近接して設けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図14は、本発明における別の実施の形態(その六)の田植機の苗載せ台移動装置200近傍の部分上面図である。
モーター220およびモーター制御機構230は苗載せ台100の上端部に近接して設けられているので、下方からの泥水に起因する故障はほとんど発生せず、苗載せ台移動装置カバー240は必ずしも必要ではない。
もちろん、図15に示されているように、苗載せ台移動装置200はチェーン271と噛合うスプロケット272を回転させるモーター220と、モーター220を制御するモーター制御機構230と、を有する変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図15は、本発明における別の実施の形態(その七)の田植機の苗載せ台移動装置200近傍の部分上面図である。
また、図16に示されているように、苗載せ台移動装置200はローラー261に巻付けられたワイヤ262を牽引するモーター220と、モーター220を制御するモーター制御機構230と、を有する変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図16は、本発明における別の実施の形態(その八)の田植機の苗載せ台移動装置200近傍の部分上面図である。
2個の付勢スプリング263がワイヤ262の両端部と支持フレーム302との間にそれぞれ設けられているので、苗載せ台100はワイヤ262の弛みなく移動させられる。
苗載せ台100は、支持フレーム302に取付けられ、苗載せ台100の下方の溝に嵌められている支持ローラー301を利用して、ワイヤ262を牽引するモーター220により摺動案内レールの上で安定してスライドさせられる。
もちろん、支持ローラー301は、支持フレーム302にではなく、苗載せ台100に取付けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
数回ローラー261に巻付けられたワイヤ262がモーター220とともに利用されるので、リードカム機構210は不要である。したがって、リードカム機構210との干渉が発生しないので、苗載せ台100の取付けおよび取外しは容易である。
ローラー261は苗載せ台100に取付けられており、モーター220およびモーター制御機構230は車体10に取付けられている。
もちろん、ローラー261は車体10に取付けられており、モーター220およびモーター制御機構230は苗載せ台100に取付けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
モーター220およびモーター制御機構230は、苗載せ台100の下端部に近接して設けられており、苗載せ台移動装置カバー240により覆われている。
モーター220およびモーター制御機構230は苗載せ台移動装置カバー240により覆われているので、下方からの泥水および上方からの雨水などに起因する故障はほとんど発生しない。
なお、図17に示されているように、モーター220およびモーター制御機構230は苗載せ台100の上端部に近接して設けられている変形例の実施の形態も、考えられる。
ここに、図17は、本発明における別の実施の形態(その九)の田植機の苗載せ台移動装置200近傍の部分上面図である。
モーター220およびモーター制御機構230は苗載せ台100の上端部に近接して設けられているので、下方からの泥水に起因する故障はほとんど発生せず、苗載せ台移動装置カバー240は必ずしも必要ではない。そして、ワイヤ262は、必然的に苗載せ台100の上端部に近接して設けられているので、作業者などと干渉しにくい。
つぎに、典型的な二つの切替え仕様である、第一および第二の切替え仕様についてこの順番で説明する。
(A1)第一の切替え仕様は、密植に利用される第一の横送り方式と、疎植に利用される第二の横送り方式と、の間の切替えを行うための切替え仕様である。
図18および19を主として参照しながら具体的に説明すると、つぎの通りである。
ここに、図18(a)は本発明における実施の形態の田植機の第一の横送り方式のタイミング説明図であり、図18(b)は本発明における実施の形態の田植機の第二の横送り方式のタイミング説明図であり、図19は本発明における実施の形態の田植機の苗植付けロータリ320近傍の部分上面図(その二)である。
2個の苗植付け桿330aおよび330bの内、少なくとも1個の苗植付け桿330bは、取外し可能である。
取付けおよび取外しが容易である錆防止キャップカバー340が取外された苗植付け桿330bの駆動軸に取付けられるので、下方からの泥水および上方からの雨水などに起因する故障はほとんど発生しない。
横送り方式の切替えは、2個の苗植付け桿330aおよび330bが全く取外されていない場合に利用される第一の横送り方式と、所定の1個の苗植付け桿330aを除いた残る1個の苗植付け桿330bが取外されている場合に利用される第二の横送り方式と、の間の切替えである。
そして、上述されたように、第一の横送り方式は密植に利用され、第二の横送り方式は疎植に利用される。苗載せ台100の横送りが利用される横送り方式の苗取り量および苗取りタイミングに応じた横送り量で行われるので、苗取り口110における苗の過不足が発生する恐れはほとんどない。
第一の横送り方式は、第一の期間T1において、苗載せ台100の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式である。第一の期間T1は、苗植付け桿330aが苗取り口110を通過した時点から、隣接するつぎの苗植付け桿330bが苗取り口110を通過する時点までの期間、および苗植付け桿330bが苗取り口110を通過した時点から、隣接するつぎの苗植付け桿330aが苗取り口110を通過する時点までの期間である。
第一の期間T1における横送りには、上述されたノーマル横送り速度が利用可能である。言うまでもなく、横送りの速度は連続的または不連続的に変化させられてもよく、第一の期間T1において、苗載せ台100の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われれば十分である。
第二の横送り方式は、第二の期間T2において、苗載せ台100の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式である。第二の期間T2は、所定の1個の苗植付け桿330aが苗取り口110を通過した時点から、所定の1個の苗植付け桿330aが再び苗取り口110を通過する時点までの期間である。
第二の期間T2における横送りには、上述されたスロー横送り速度が利用可能である。言うまでもなく、横送りの速度は連続的または不連続的に変化させられてもよく、第二の期間T2において、苗載せ台100の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われれば十分である。
苗植付け桿330bが取外されるので、第二の横送り方式を利用する第一の切替え仕様はエンジン40の動力の減速ギヤ機構201による変速によっても容易に実装される。
苗植付けロータリ320が2個以上であるn個の苗植付け桿を有する場合について説明すると、つぎの通りである。
n個の苗植付け桿の内、少なくともn−1個の苗植付け桿は、取外し可能である。横送り方式の切替えは、n個の苗植付け桿が全く取外されていない場合に利用される第一の横送り方式と、所定の1個の苗植付け桿を除いた残るn−1個の苗植付け桿が取外されている場合に利用される第二の横送り方式と、の間の切替えである。第一の横送り方式は、任意の苗植付け桿が苗取り口110を通過した時点から、隣接するつぎの苗植付け桿が苗取り口110を通過する時点までの第一の期間T1において、苗載せ台100の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式である。第二の横送り方式は、所定の1個の苗植付け桿が苗取り口110を通過した時点から、所定の1個の苗植付け桿が再び苗取り口110を通過する時点までの第二の期間T2において、苗載せ台100の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式である。
(A2)第二の切替え仕様は、密植に利用される第三の横送り方式と、疎植に利用される第四の横送り方式と、の間の切替えを行うための切替え仕様である。
図20を主として参照しながら具体的に説明すると、つぎの通りである。
ここに、図20(a)は本発明における実施の形態の田植機の第三の横送り方式のタイミング説明図であり、図20(b)は本発明における実施の形態の田植機の第四の横送り方式のタイミング説明図である。
横送り方式の切替えは、第三の横送り方式と、第四の横送り方式と、の間の切替えである。
そして、上述されたように、第三の横送り方式は密植に利用され、第四の横送り方式は疎植に利用される。苗載せ台100の横送りが利用される横送り方式の苗取り量および苗取りタイミングに応じた横送り量で行われるので、苗取り口110における苗の過不足が発生する恐れはほとんどない。
第三の横送り方式は、第三の期間T3において、苗載せ台100の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式である。第三の期間T3は、苗植付け桿330aが苗取り口110を通過した時点から、隣接するつぎの苗植付け桿330bが苗取り口110を通過する時点までの期間、および苗植付け桿330bが苗取り口110を通過した時点から、隣接するつぎの苗植付け桿330aが苗取り口110を通過する時点までの期間である。
したがって、第三の横送り方式は、上述された第一の横送り方式と同様な横送り方式である。
第三の期間T3における横送りには、上述されたノーマル横送り速度が利用可能である。言うまでもなく、横送りの速度は連続的または不連続的に変化させられてもよく、第三の期間T3において、苗載せ台100の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われれば十分である。
第四の横送り方式は、第四の期間T4において、苗載せ台100の横送りが全く行われず、第五の期間T5において、苗載せ台100の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式である。第四の期間T4は、所定の1個の苗植付け桿330aが苗取り口110を通過した時点から、所定の1個の苗植付け桿330aを除いた残る1個の苗植付け桿330bが苗取り口110を通過し終わる時点までの期間である。第五の期間T5は、所定の1個の苗植付け桿330aを除いた残る1個の苗植付け桿330bが苗取り口110を通過し終わった時点から、所定の1個の苗植付け桿330aが再び苗取り口110を通過する時点までの期間である。
第五の期間T5における横送りには、上述されたノーマル横送り速度が利用可能である。言うまでもなく、横送りの速度は連続的または不連続的に変化させられてもよく、第四の期間T4において、苗載せ台100の横送りが全く行われず、第五の期間T5において、苗載せ台100の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われれば十分である。
苗植付け桿330bが取外されないので、苗植付け桿330bは苗取りなしに苗取り口110を通過しなければならず、第四の横送り方式を利用する第二の切替え仕様は、エンジン40の動力の減速ギヤ機構201による変速によっても実装されるが、モーター220の動力のモーター制御機構230による変速によってより容易に実装される。
苗植付けロータリ320が2個以上であるn個の苗植付け桿を有する場合について説明すると、つぎの通りである。
横送り方式の切替えは、第三の横送り方式と、第四の横送り方式と、の間の切替えである。第三の横送り方式は、任意の苗植付け桿が苗取り口110を通過した時点から、隣接するつぎの苗植付け桿が苗取り口110を通過する時点までの第三の期間T3において、苗載せ台100の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式である。第四の横送り方式は、所定の1個の苗植付け桿が苗取り口110を通過した時点から、所定の1個の苗植付け桿を除いた残るn−1個の苗植付け桿が苗取り口110を通過し終わる時点までの第四の期間T4において、苗載せ台100の横送りが全く行われず、所定の1個の苗植付け桿を除いた残るn−1個の苗植付け桿が苗取り口110を通過し終わった時点から、所定の1個の苗植付け桿が再び苗取り口110を通過する時点までの第五の期間T5において、苗載せ台100の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式である。
(B)図21を主として参照しながら、エンジン40から本発明における主変速装置の一例であるHST50を介して伝達される動力を利用して回転する苗植付けロータリ320を有する、3個の苗植付け装置310に伝達される動力を選択的にオンオフする部分条クラッチ機構500が関与する構成および動作を説明する。
ここに、図21は、本発明における実施の形態の田植機の苗植付け側部分条クラッチ装置510近傍の動力伝達系および制御系の部分ブロック図である。
図21においては、いくつかの構成要素の図示は理解を容易にするために省略されており、たとえば、施肥側部分条クラッチ装置520は示されていない。
上述されたように、部分条クラッチ機構500は、3個の苗植付け装置310に伝達される動力を選択的にオンオフする。
3個の回転センサー311は、苗植付けロータリ320の回転を検出する、3個の苗植付け装置310のそれぞれに対応する。
上述されたように、3個の苗植付け装置310はそれぞれ左右一対の2個の苗植付けロータリ320を有するが、左右一対の2個の苗植付けロータリ320は同軸で駆動される。したがって、3個の回転センサー311は、6個の苗植付けロータリ320のそれぞれに対応してではなく、奇数条の3個の苗植付けロータリ320のそれぞれに対応して設けられている。
もちろん、たとえば、部分条クラッチ機構500は4個の苗植付け装置310に伝達される動力を選択的にオンオフし、4個の回転センサー311は4個の苗植付け装置310のそれぞれに対応する変形例の実施の形態も、考えられる。要するに、部分条クラッチ機構500は複数の苗植付け装置310に伝達される動力を選択的にオンオフし、複数の回転センサー311は複数の苗植付け装置310のそれぞれに対応する。
(B1)3個の苗植付け装置310に伝達される動力をオフするための部分条クラッチオフ操作が行われたとき、HST50の出力値があらかじめ定められた値を越えている場合には、コントローラー700はHST50の出力値をあらかじめ定められた値以下にするための制御を行う。
このようなHST50の出力値をあらかじめ定められた値以下にするための制御について具体的に説明すると、つぎの通りである。
部分条クラッチオフ操作は、3個の苗植付け装置310のそれぞれに対応して操作パネル63に設けられた3個のボタンを有する、畦クラッチとも呼ばれる苗植付け側部分条クラッチ切替え指示部材940を利用して、行われる。
(B1a)たとえば、HST50の出力値が前進中速度に対応する値を越えていない場合には、コントローラー700は、部分条クラッチオフ操作に応じて苗植付け側部分条クラッチオフ信号を苗植付け側部分条クラッチ装置510に送る。苗植付け側部分条クラッチオフ信号は、所定値が3秒間にわたって持続的に出力される、または0.1秒間の所定値と0.1秒間のゼロ値とが3秒間にわたって交互に出力される矩形波信号などであり、苗植付け装置310に伝達される動力が確実にオフされるように所定期間にわたって送られる。
そして、部分条クラッチ機構500は、3個の苗植付け装置310のそれぞれに対応して設けられた3個の苗植付け側部分条クラッチ511を有する苗植付け側部分条クラッチ装置510を利用して、3個の苗植付け装置310に伝達される動力を選択的にオフする。
HST50の出力値が前進中速度に対応する値を越えていないので、クラッチにおけるギヤ破損などが発生する恐れはほとんどなく、苗植付け装置310に伝達される動力は安全にオフされる。
もちろん、苗植付けロータリ320の回転が回転センサー311を利用して非接触的に検出され、苗植付け側部分条クラッチオフ信号が送られても苗植付け装置310に伝達される動力がオフされなければ、苗植付け側部分条クラッチオフ信号が継続的に送られる変形例の実施の形態も、考えられる。
(B1b)たとえば、HST50の出力値が前進中速度に対応する値を越えている場合には、コントローラー700は、部分条クラッチオフ操作に応じて苗植付け側部分条クラッチオフ信号を苗植付け側部分条クラッチ装置510に送り、さらに3秒間にわたってHST50の出力値を前進中速度に対応する値以下にするための制御を行う。
そして、部分条クラッチ機構500は、3個の苗植付け装置310に伝達される動力を選択的にオフする。
HST50の出力値が前進中速度に対応する値を越えていても、HST50の出力値を前進中速度に対応する値以下にするための制御が行われるので、クラッチにおけるギヤ破損などが発生する恐れはほとんどなく、苗植付け装置310に伝達される動力は安全にオフされる。
もちろん、苗植付けロータリ320の回転が回転センサー311を利用して非接触的に検出され、苗植付け側部分条クラッチオフ信号が送られた後に3秒が経過しても苗植付け装置310に伝達される動力がオフされなければ、HST50の出力値を前進中速度に対応する値以下にするための制御が行われるとともに、苗植付け側部分条クラッチオフ信号が送られる変形例の実施の形態も、考えられる。これは、HST50の出力値が前進中速度に対応する値を越えていても、苗植付け装置310に伝達される動力は成功裏にオフされることがあるからである。
(B2)伝達される動力がオフされた苗植付け装置310に対応する回転センサー311が回転を検出しなくなった場合には、コントローラー700はHST50の出力値を部分条クラッチオフ操作が行われる前の値にするための制御を行う。
このようなHST50の出力値を部分条クラッチオフ操作が行われる前の値にするための制御について具体的に説明すると、つぎの通りである。
たとえば、伝達される動力がオフされた苗植付け装置310の苗植付けロータリ320の回転が0.5秒間にわたって検出されなければ、HST50の出力値を部分条クラッチオフ操作が行われる前の値にするための制御が行われる。HST50の出力値が自動的に復帰されるので、HSTレバー910などの操作は不要である。
もちろん、苗植付けロータリ320の回転が回転センサー311を利用して検出されるか否かにかかわらず、苗植付け側部分条クラッチオフ信号が送られた後に3秒が経過すれば、HST50の出力値を部分条クラッチオフ操作が行われる前の値にするための制御が行われる変形例の実施の形態も、考えられる。
本発明における作業車両は、ギヤ破損の発生を低減することが可能であり、田植機などの作業車両に利用する目的に有用である。
10 車体
20 メインフレーム
31 前輪
32 後輪
40 エンジン
41 エンジンカバー
42 切欠き
50 HST
60 運転ユニット
61 操舵ハンドル
62 座席
63 操作パネル
70 施肥部
80 整地ローター部
81 第一整地ローター
82 第二整地ローター
90 整地フロート部
91 センターフロート
92 サイドフロート
100 苗載せ台
110 苗取り口
200 苗載せ台移動装置
201 減速ギヤ機構
202、203 上流側ギヤ
204、205 下流側ギヤ
206 シフター
210 リードカム機構
220 モーター
230 モーター制御機構
240 苗載せ台移動装置カバー
251 ラック
252 ピニオン
261 ローラー
262 ワイヤ
263 付勢スプリング
271 チェーン
272 スプロケット
300 苗植付け部
301 支持ローラー
302 支持フレーム
310 苗植付け装置
311 回転センサー
320 苗植付けロータリ
330a、330b 苗植付け桿
340 錆防止キャップカバー
400 植付けクラッチ機構
410 フィードケース
500 部分条クラッチ機構
510 苗植付け側部分条クラッチ装置
511 苗植付け側部分条クラッチ
520 施肥側部分条クラッチ装置
600 苗植付け部昇降機構
610 苗植付け部昇降位置検出部
700 コントローラー
800 横送り方式切替え指示部材
910 HSTレバー
920 苗植付け調節部材
930 株間調節部材
940 苗植付け側部分条クラッチ切替え指示部材

Claims (9)

  1. 苗が載せられた苗載せ台(100)を車体(10)に対して左右方向に往復移動させる苗載せ台移動装置(200)と、
    前記苗載せ台(100)に載せられた苗を苗取り口(110)から取って植付ける、2個以上であるn個の苗植付け桿(330a、330b)を有する苗植付けロータリ(320)と、
    前記苗載せ台(100)の横送り方式の切替えを指示する横送り方式切替え指示部材(800)と、
    を備え、
    n個の前記苗植付け桿(330a、330b)の内、少なくともn−1個の前記苗植付け桿(330b)は、取外し可能であり、
    前記横送り方式の切替えは、n個の前記苗植付け桿(330a、330b)が全く取外されていない場合に利用される第一の横送り方式と、所定の1個の前記苗植付け桿(330a)を除いた残るn−1個の前記苗植付け桿(330b)が取外されている場合に利用される第二の横送り方式と、の間の切替えであり、
    前記第一の横送り方式は、任意の前記苗植付け桿(330a、330b)が前記苗取り口(110)を通過した時点から、隣接するつぎの前記苗植付け桿(330a、330b)が前記苗取り口(110)を通過する時点までの第一の期間(T1)において、前記苗載せ台(100)の横送りがあらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式であり、
    前記第二の横送り方式は、前記所定の1個の前記苗植付け桿(330a)が前記苗取り口(110)を通過した時点から、前記所定の1個の前記苗植付け桿(330a)が再び前記苗取り口(110)を通過する時点までの第二の期間(T2)において、前記苗載せ台(100)の横送りが前記あらかじめ定められた横送り量で行われる横送り方式であり、
    前記苗載せ台移動装置(200)は、ローラー(261)に巻付けられたワイヤ(262)を牽引するモーター(220)と、前記モーター(220)を制御するモーター制御機構(230)と、を有し、
    前記ローラー(261)は、前記苗載せ台(100)または前記車体(10)に取付けられており、
    前記モーター(220)および前記モーター制御機構(230)は、前記車体(10)または前記苗載せ台(100)に取付けられており、
    前記苗載せ台(100)が前記ワイヤ(262)の弛みなく移動させられるように、2個の付勢スプリング(263)が前記ワイヤ(262)の両端部と支持フレーム(302)との間にそれぞれ設けられていることを特徴とする作業車両。
  2. 前記苗載せ台(100)は、前記支持フレーム(302)または前記苗載せ台(100)に取付けられている支持ローラー(301)を利用して、前記ワイヤ(262)を牽引する前記モーター(220)により摺動案内レールの上でスライドさせられることを特徴とする請求項に記載の作業車両。
  3. 前記支持ローラー(301)は、前記支持フレーム(302)に取付けられており、前記苗載せ台(100)の下方の溝に嵌められていることを特徴とする請求項に記載の作業車両。
  4. 前記モーター(220)および前記モーター制御機構(230)は、前記苗載せ台(100)の下端部に近接して設けられており、苗載せ台移動装置カバー(240)により覆われていることを特徴とする請求項1記載の作業車両。
  5. 前記モーター(220)および前記モーター制御機構(230)は、前記苗載せ台(100)の上端部に近接して設けられていることを特徴とする請求項1記載の作業車両。
  6. 苗植付け調節部材(920)を備え、
    前記横送り方式切替え指示部材(800)は、前記苗植付け調節部材(920)に近接して設けられていることを特徴とする請求項1記載の作業車両。
  7. 運転ユニット(60)に設けられた操作パネル(63)を備え、
    前記横送り方式切替え指示部材(800)は、前記操作パネル(63)に設けられていることを特徴とする請求項1記載の作業車両。
  8. 株間調節部材(930)を備え、
    前記横送り方式切替え指示部材(800)は、前記株間調節部材(930)に近接して設けられていることを特徴とする請求項1記載の作業車両。
  9. 座席(62)の下方に設けられたエンジン(40)は、エンジンカバー(41)により覆われており、
    前記横送り方式切替え指示部材(800)は、前記エンジンカバー(41)の内側に設けられており、
    前記エンジンカバー(41)には、前記横送り方式切替え指示部材(800)を操作するための切欠き(42)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の作業車両。
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