JP6821514B2 - エレベーター制御装置、エレベーター装置及びプログラム - Google Patents

エレベーター制御装置、エレベーター装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えば、利用者に応じて乗りかごの運行を制御するエレベーター制御装置、エレベーター装置及びプログラムに関する。
従来、高い安全性が求められる施設、例えば、子育て支援施設、介護施設、病院などでは、幼児や老人などの特定者が単独でエレベーターを利用することが禁止されている。ただし、これらの特定者は、保護者や看護師などの付添人がいる条件であれば、エレベーターの利用が許可される。
しかし、特定者だけでエレベーター装置を利用できないようにするため、乗り場側インジケーター(例えば、乗りかごの現在位置を知らせる表示器)に利用禁止札を貼ったり、乗り場に入場禁止柵を設けたりするなどの対策が講じられていた。しかし、これらの対策の効果は低く、依然として特定者が、乗場に設けられた呼び釦を押して、乗りかごを乗場に呼び、乗場に到着した乗りかごに誤って乗車することがあった。
特定者によるエレベーター装置の単独利用を回避する技術として、例えば、特許文献1に開示された技術が知られている。この特許文献1には、乗車する利用者の撮影顔画像と、現在時刻にエレベーターを利用することができる利用者の基準顔画像とを比較し、利用者の撮影顔画像が基準顔画像に一致しない場合、かごドアを戸開待機させることが開示されている。
特開2016−222385号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、利用者が着帽している場合など、カメラに顔が映りにくい状況である場合、撮影顔画像と基準顔画像との比較判別が困難であった。このため、やはりエレベーターの単独利用が許可されない特定者であるにも関わらず、エレベーターの呼び釦が不用意に押されたことにより、乗車階に呼ばれた乗りかごに特定者が誤って乗車することがあった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、乗りかごに乗車することが制限される利用者だけのエレベーター利用を制限することを目的とする。
本発明に係るエレベーター制御装置は、乗りかごに乗車する利用者のうち、特定者の特徴を分類するための特徴分類データであって、乗りかごへの乗車が許可されない特定者の着衣物を表す第1特徴分類データと、乗りかごへの乗車が許可される特定者の着衣物を表す第2特徴分類データと、を含む特徴分類データを記憶する記憶部と、乗りかごに乗車した利用者の利用者数に基づいて、単独又は複数の利用者が乗りかごに乗車したか否かを判定する利用者数判定部と、撮影部により撮影された利用者の撮影画像データと、記憶部から読出した特徴分類データとを比較して、撮影画像データに含まれる利用者の特徴が、特徴分類データに示される特定者の特徴に合致するか否かを判別する処理にて、撮影画像データに含まれる利用者の着衣物の特徴と、第1特徴分類データに示される特定者の着衣物の特徴とが合致するか否かを判別し、又は撮影画像データに含まれる利用者の着衣物の特徴と、第2特徴分類データに示される特定者の着衣物の特徴とが合致するか否かを判別する特定者判別部と、利用者数判定部により、乗りかごに複数の利用者が乗車したと判定された場合に、利用者に特定者が含まれているか否かに応じて、乗りかごの運行の許可又は不許可を判断する処理において、特定者判別部により判別された撮影画像データに含まれる少なくとも一人の利用者の着衣物の特徴と、第1特徴分類データに示される特定者の着衣物の特徴とが合致しない場合に乗りかごの運行を許可し、撮影画像データに含まれる全ての利用者の着衣物の特徴が第1特徴分類データに示される特定者の着衣物の特徴と合致する場合に乗りかごの運行を許可しないと判断し、又は特定者判別部により判別された撮影画像データに含まれる少なくとも一人の利用者の着衣物の特徴と、第2特徴分類データに示される特定者の着衣物の特徴とが合致した場合に乗りかごの運行を許可し、撮影画像データに含まれる全ての利用者の着衣物の特徴が第2特徴分類データに示される特定者の着衣物の特徴と合致しない場合に乗りかごの運行を許可しないと判断し、乗りかごの運行を制御する。
本発明によれば、エレベーターの利用が制限されている利用者を判別し、この利用者だけが乗りかごに乗車した場合には乗りかごの運行が許可されないため、この利用者によるエレベーター利用が適切に制限される。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態に係るエレベーター装置の全体構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエレベーター制御装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る計算機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る着衣物分類データの構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエレベーター制御装置が、第1着衣物分類データに基づいてエレベーター運行の可否を判定するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るエレベーター制御装置が、第2着衣物分類データに基づいてエレベーター運行の可否を判定するフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[第1の実施の形態]
始めに、本発明の第1の実施の形態に係るエレベーター制御装置及びエレベーター装置について構成及び動作例を説明する。
図1は、エレベーター装置1の全体構成例を示す説明図である。
エレベーター装置1は、乗りかご2と、ロープ3と、巻上機4と、制御盤5と、エレベーター制御装置6と、カウンターウェイト7とを有している。
乗りかご2は、ロープ3を介してカウンターウェイト7に接続されている。不図示の電源から電源供給を受けた巻上機4のシーブが回転することにより、シーブに巻回されたロープ3が駆動する。そして、乗りかご2とカウンターウェイト7との相対位置が変化し、昇降路8を乗りかご2が昇降する。
乗りかご2には、かごドア10と、カメラ11と、スピーカー12とが設けられている。
かごドア10は、乗りかご2が乗場階に着床した時に乗場ドア13と係合して開閉する。乗車階にてかごドア10及び乗場ドア13が開くと、利用者は乗りかご2に乗車する。そして、利用者が乗車した乗りかご2が移動して行先階に着床すると、かごドア10及び乗場ドア13が開き、利用者は乗りかご2から降車することができる。
カメラ11は、乗りかご2に乗車する利用者を撮影し、画像データをエレベーター制御装置6に出力可能な撮影部の一例である。このカメラ11は、後述する記憶部20と接続されている。このため、カメラ11が出力した画像データは記憶部20に格納される。
なお、カメラ11の設置位置は、乗りかご2内に乗り込んだ利用者を撮影可能な乗りかご2内の上部でもよいし、乗場14で待機する利用者を撮影可能な乗場14側の上部でもよい。しかしながら、乗りかご2内にカメラ11を設けることで、1つのカメラ11で複数階床の乗場14から乗りかご2に乗り込む利用者を全て撮影することが可能となる。
スピーカー12は、乗りかご2内に音声を出力可能な音声出力部の一例として用いられる。スピーカー12は、後述する運行制御部15の指令に応じて所定のアナウンスを放送する。このため、乗りかご2に乗車している利用者は、アナウンスに従って乗りかご2から降車するようになる。なお、スピーカー12は、乗りかご2外に音声を出力可能としてもよい。この場合、乗りかご2に乗車していない、廊下等にいる看護師等であっても、放送されたアナウンスを聴いて、単独での運行が許可されない利用者が乗りかご2に乗車していることに気付くことができる。このため、看護師等は、乗りかご2に乗車している利用者を安全に乗りかご2から降車させることができる。
制御盤5は、巻上機4の駆動、かごドア10及び乗場ドア13の開閉、スピーカー12によるアナウンスの指令などを行う運行制御部15を有しており、エレベーター装置1の動作を統括制御することが可能である。この運行制御部15は、特定者判別部21の判別結果に基づいて、乗りかご2の運行の許可又は不許可を判断し、乗りかご2の運行を制御する。
エレベーター制御装置6は、記憶部20と、特定者判別部21と、利用者数判定部22とを備える。エレベーター制御装置6は、エレベーター装置1の外部に設けられるが、制御盤5内に一体に設けられてもよい。また、エレベーター装置1の更新作業等により、エレベーター制御装置6だけを交換したり、エレベーター制御装置6内の各部の処理を実行可能なプログラムを既存のエレベーター制御装置6にインストールしたりすることも可能である。
図2は、エレベーター制御装置6の内部構成例を示すブロック図である。
記憶部20は、カメラ11により撮影された今回利用者の着衣物画像データ(撮影画像データの一例)を格納する。今回利用者とは、かご呼び操作を行って乗りかご2に乗車する利用者のことである。また、記憶部20は、過去に乗りかご2に乗車した利用者の着衣物画像データについても格納している。そして、記憶部20は、乗りかご2に乗車する利用者のうち、特定者の特徴を分類するための特徴分類データを記憶する。本実施の形態では、特定者の特徴とは、特定者の着衣物を表す。このため、特徴分類データは、乗りかご2への乗車が許可されない特定者の特徴を示す第1着衣物分類データ、乗りかご2への乗車が許可される特定者の特徴を示す第2着衣物分類データである。第1着衣物分類データ及び第2着衣物分類データは、特定者判別部21が判別しやすいような着衣物を表す画像データである。第1の実施の形態では、第1着衣物分類データを用いた処理が行われ、後述する第2の実施の形態では、第2着衣物分類データを用いた処理が行われる。
なお、エレベーター制御装置6の処理に応じて、記憶部20には、第1着衣物分類データ又は第2着衣物分類データのいずれかだけが格納されてもよい。第1着衣物分類データ及び第2着衣物分類データの詳細な内容については後述する図4に示される。
特定者判別部21は、カメラ11により撮影された利用者の撮影画像データと、記憶部20から読出した特徴分類データとを比較して、撮影画像データに含まれる利用者の特徴が、特徴分類データに示される特定者の特徴に合致するか否かを判別する。第1の実施の形態において、特定者判別部21は、カメラ11により撮影された今回利用者の着衣物画像データと、第1着衣物分類データとを比較して合致するか否かを判別する。また、特定者判別部21は、利用者が規定する衣服や靴の色の全身に対する割合、利用者の立ち位置による着衣物の色の見え方の違い、上半身及び下半身の着衣物の色の違いなども判別する機能を備える。このため、乗り場又は乗りかご2内の照明が暗かったり、乗場から日射しが差し込んだりしても、着衣物画像データと、第1着衣物分類データとを精度良く比較することができる。
利用者数判定部22は、カメラ11により撮影された画像データに基づき乗りかご2に乗車した利用者の利用者数を取得する。そして、利用者数判定部22は、取得した利用者数に基づいて、複数の利用者が乗りかご2に乗車したか否かを判定する。なお、利用者数判定部22は、かごドア10に設けられた光電センサ等の計測結果に基づいて乗りかご2内に利用者がいることを判別し、乗りかご2に設けられた重量計の計測値を利用者の平均体重で割ることで乗りかご2内の利用者を判定してもよい。
運行制御部15は、利用者数判定部22により、乗りかご2に複数の利用者が乗車したと判定された場合に、複数の利用者に特定者が含まれているか否かに応じて、乗りかご2の運行の許可又は不許可を判断する。そして、運行制御部15は、乗りかご2の運行を不許可とした場合に、乗りかご2が停車する階の乗場ドア13、及び乗りかご2のかごドア10を開状態で維持し、乗りかご2を停車し続ける。また、運行制御部15は、乗りかご2の運行を不許可とした場合に、音声出力部によりエレベーターの利用が不許可とされていることを示す報知を行う。この報知は、音声によるアナウンスであるが、エレベーター装置1の監視センターや医局等への警報であってもよい。
次に、制御盤5及びエレベーター制御装置6を構成する計算機Cのハードウェア構成を説明する。
図3は、計算機Cのハードウェア構成例を示すブロック図である。
計算機Cは、いわゆるコンピュータとして用いられるハードウェアである。計算機Cは、バスC4にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)C1、ROM(Read Only Memory)C2、RAM(Random Access Memory)C3を備える。さらに、計算機Cは、不揮発性ストレージC5、ネットワークインターフェイスC6を備える。
CPU C1は、本実施の形態例に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM C2から読み出して実行する。RAM C3には、演算処理の途中に発生した変数やパラメーター等が一時的に書き込まれる。CPU C1により、エレベーター制御装置6内の特定者判別部21及び利用者数判定部22の処理、制御盤5内の運行制御部15の処理が実行される。
不揮発性ストレージC5としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ等が用いられる。この不揮発性ストレージC5には、OS(Operating System)、各種のパラメーターの他に、計算機Cを機能させるためのプログラムが記録されている。ROM C2、不揮発性ストレージC5は、CPU C1が動作するために必要なプログラムやデータ等を記録しており、計算機Cによって実行されるプログラムを格納したコンピュータ読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。このため、ROM C2、不揮発性ストレージC5には、このプログラムが永続的に格納される。また、不揮発性ストレージC5には、エレベーター制御装置6の記憶部20が構成されており、図4に示す第1着衣物分類データ及び第2着衣物分類データが記憶されている。
ネットワークインターフェイスC6には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、端子が接続されたLAN(Local Area Network)、専用線等を介して各種のデータを装置間で送受信することが可能である。例えば、エレベーター制御装置6と、制御盤5とは、ネットワークインターフェイスC6を通じてデータの送受信を行っている。
ここで、着衣物分類データについて図4を用いて説明する。
図4は、着衣物分類データの構成例を示す説明図である。
図4には、乗りかご2の乗車が制限される特定者をグループAとし、乗りかご2の乗車が許可される特定者をグループBとしたグループ毎に特定者及び着衣物の例が一覧表示されている。グループAに属する特定者としては、例えば、子育て施設における幼児、介護施設における老人、病院における入院患者がいる。そして、これらの特定者を判別する際に用いる着衣物として、幼児では、例えば、制服、園帽子、上履きがある。また、老人及び入院患者では、例えば、パジャマ、スリッパ、サンダル、車椅子がある。車椅子はいわゆる着衣物ではないが、利用者が特定者であるか否かを判別する際に有効なデータとなるので、着衣物として含めている。グループAに含まれる着衣物のデータは、第1着衣物分類データとして扱われる。
一方、グループBに属する特定者としては、例えば、医師、看護師、介護士、スタッフ、従業員、家族、見舞い人がいる。そして、これらの特定者を判別する際に用いる着衣物として、医師及び看護師では、例えば、白衣、IDカード、サンダルがある。また、介護士では、例えば、エプロン、作業着、IDカード、上履きがある。また、スタッフ及び従業員では、例えば、作業着、IDカード、上履きがある。また、家族及び見舞い人では、例えば、訪問カード、スリッパがある。また、エレベーターの利用が許可される特定者を含むグループBには、グループA以外の利用者が身に着ける着衣物の画像データが着衣物分類データとして含まれている。そして、グループBに含まれる着衣物のデータは、第2着衣物分類データとして扱われる。
本実施の形態において、特定者判別部21は、グループA又はグループBのいずれかに含まれる着衣物分類データを用いて、利用者が特定者に該当するか否かを判別する。このため、判別に使用しないグループの着衣物分類データは記憶部20に存在しなくてよい。例えば、グループAの第1着衣物分類データだけが記憶部20に記憶されていれば、特定者判別部21は、第1着衣物分類データに該当しない着衣物の利用者は、グループA以外の利用者と判別することができる。グループBの第2着衣物分類データだけが記憶部20に記憶されていれば、特定者判別部21は、第2着衣物分類データに該当しない着衣物の利用者は、グループB以外の利用者と判別することができる。
次に、エレベーター制御装置6において利用者が特定者であるか否かを判別し、エレベーター運行の可否を判定する手順について、図5及び図6を順に参照して説明する。
図5は、エレベーター制御装置6が、第1着衣物分類データに基づいてエレベーター運行の可否を判定するフローチャートである。
まず、利用者数判定部22は、カメラ11が撮像し、エレベーター制御装置6に送信する画像データに基づいて、乗りかご2内の利用者の有無を判定する(S1)。カメラ11の画像データは、カメラ11から利用者数判定部22に直接送られるものでもよいし、一旦、記憶部20に格納された画像データを利用者数判定部22が読出したものでもよい。乗りかご2内に利用者がいないと判定した場合(S1:NO)、利用者数判定部22は、引き続き乗りかご2内の利用者の有無を判定する。
乗りかご2内に利用者がいると判定した場合(S1:YES)、利用者数判定部22は、乗りかご2内に複数の利用者がいるか否かを判定する(S2)。乗りかご2内に複数の利用者がいない場合、つまり単独の利用者しかいない場合には(S2:NO)、カメラ11が利用者を撮影した画像データを、今回利用者の着衣物画像データとして記憶部20に格納する(S3)。次に、特定者判別部21は、記憶部20に格納された今回利用者の着衣物画像データと、同じく記憶部20に格納された乗車が制限されている特定者の着衣物に係る第1着衣物分類データとを比較する(S4)。
続いて、特定者判別部21は、単独の今回利用者の着衣物画像データと、予め格納された第1着衣物分類データとが合致するかを判別する(S5)。特定者判別部21により合致すると判別した場合(S5:YES)、運行制御部15は乗りかご2の運行を許可しない(S6)。このように運行制御部15は、撮影画像データに含まれる利用者の特徴のいずれもが第1特徴分類データに示される特定者の特徴と合致する場合に乗りかご2の運行を許可しない。そして、運行制御部15は、かごドア10及び乗場ドア13を開状態で維持する。このため、乗りかご2に乗り込んだ利用者は乗車階とは別の階に移動できなくなる。
また、この利用者に対して乗りかご2の運行が許可されていないので、運行制御部15はスピーカー12にアナウンス指令を出力する。スピーカー12から、例えば、「エレベーターのご利用はできません。かごから降りてください。エレベーターをご利用可能なお客様と一緒にご乗車ください。」といったアナウンスが流れる。乗りかご2内の利用者は、アナウンスに従って一旦乗りかご2から降車するようになる。さらに、運行制御部15は、乗りかご2から利用者の降車が完了するまで、他階床にて乗りかご2に呼びが登録されても、乗りかご2を呼びに応じさせない制御を行う。このため、乗りかご2は、かごドア10及び乗場ドア13を開状態で維持し、乗りかご2が停止した状態を継続する。乗りかご2から全ての利用者が降り、又は一定時間が経過した後、再び図5に示す処理が再開される。
一方、特定者判別部21により今回利用者の着衣物画像データと予め格納された第1着衣物分類データとが合致しないと判別された場合(S5:NO)、単独で乗り込んだ利用者は乗車が制限されている特定者ではない。このとき、運行制御部15は、この利用者に対する乗りかご2の運行を許可する(S7)。このように運行制御部15は、撮影画像データに含まれる少なくとも一人の利用者の特徴と、第1特徴分類データに示される特定者の特徴とが合致しない場合に乗りかご2の運行を許可する。そして、運行制御部15は、かごドア10及び乗場ドア13を閉じ、登録されたかご呼びに応じたサービスを利用者に提供する。このサービスにより、乗りかご2に乗車した利用者は、目的とする行先階に移動することができる。
ステップS2にて、利用者数判定部22が、乗りかご2内に複数の利用者がいることを判定した場合(S2:YES)、カメラ11が複数の利用者を撮影した画像データを、複数の今回利用者の着衣物画像データとして記憶部20に格納する(S8)。次に、特定者判別部21は、記憶部20に格納された複数の今回利用者の着衣物画像データと、同じく記憶部20に格納された第1着衣物分類データとを比較する(S9)。
続いて、特定者判別部21は、複数の今回利用者の着衣物画像データの全てが予め格納された第1着衣物分類データのいずれかと合致するかを判別する(S10)。特定者判別部21により合致すると判別された場合(S10:YES)、運行制御部15は、乗りかご2の運行を許可しない(S6)。このように運行制御部15は、撮影画像データに含まれる利用者の特徴のいずれもが第1特徴分類データに示される特定者の特徴と合致する場合に乗りかご2の運行を許可しない。そして、運行制御部15は、かごドア10及び乗場ドア13を開状態で維持する。これは、例えば、乗りかご2内に乗り込んだ複数の利用者全てが幼児であるような状況に相当する。
一方、特定者判別部21により特定者判別部21により、複数の今回利用者の着衣物画像データの中で第1着衣物分類データと合致しないものがあると判別された場合(S10:NO)、運行制御部15は乗りかご2の運行を許可する(S11)。このことから、乗りかご2内に乗り込んだ複数の利用者のうち少なくとも一人は乗車が許可された利用者であることが示される。例えば、乗りかご2内に乗り込んだ複数の利用者が、入院患者と医師であるような状況に相当する。このように運行制御部15は、撮影画像データに含まれる少なくとも一人の利用者の特徴と、第1特徴分類データに示される特定者の特徴とが合致しない場合に乗りかご2の運行を許可する。そして、運行制御部15は、かごドア10及び乗場ドア13を閉じ、登録されたかご呼びに応じたサービスを利用者に提供する。
以上説明した第1の実施の形態に係るエレベーター装置1では、記憶部20に、乗車が制限される特定者の着衣物に係る第1着衣物分類データを予め格納している。そして、特定者判別部21は、カメラ11により撮影された今回利用者の着衣物画像データと、第1着衣物分類データとを比較して合致するか否かを判別し、運行制御部15は、判別結果に基づいて乗りかご2の運行を制御する。そして、運行制御部15は、今回利用者の着衣物画像データと第1着衣物分類データの合否に基づき、乗りかご2の運行を不許可又は許可とする。このように特定者判別部21は、従来のような顔画像に基づく比較判別ではなく、利用者の着衣物によって比較判別するため、乗りかご2に乗車した利用者がエレベーターの利用を許可してよい利用者であるか否かをより正確に判別することが可能である。そして、エレベーターの利用が許可されない利用者であれば、運行制御部15が乗りかご2の運行を許可せず、かごドア10及び乗場ドア13を開状態で維持し、乗りかご2を停止したままとする。このため、利用者が誤って乗りかご2に乗車しても、乗りかご2から利用者を安全に降車させることができる。
また、乗りかご2内に複数の利用者がいるか否かを判定する利用者数判定部22を設けている。そして、利用者数判定部22が乗りかご2内に複数の利用者がいることを判定した場合に、特定者判別部21は、カメラ11により撮影された全ての今回利用者の画像データと第1着衣物分類データとを比較して合致するか否かを判別し、運行制御部15は、全ての今回利用者の着衣物画像データと第1着衣物分類データが合致したとき、乗りかご2の運行を許可しない。
言い換えれば、乗りかご2内に乗り込んだ複数の利用者のうち少なくとも一人の今回利用者の着衣物画像データと第1着衣物分類データが合致しないとき、乗りかご2の運行を許可とする。これにより、複数の利用者が乗車した状態で、乗車が制限される特定者のみがいるのか、又は少なくとも一人はエレベーター利用が許可された利用者かを判別することができ、エレベーターの安全性を確保しつつ、サービス性の低下を防ぐことができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係るエレベーター装置の動作例について説明する。このエレベーター装置では、第2着衣物分類データにより、エレベーター運行の可否が判定される。
図6は、第2の実施の形態における制御装置の処理手順を示し、第2着衣物分類データに基づきエレベーター運行の可否を判定するフローチャートである。
まず、利用者数判定部22は、カメラ11が撮像し、エレベーター制御装置6に送信する画像データに基づいて、乗りかご2内の利用者の有無を判定する(S21)。本実施の形態では、利用者数判定部22は、乗りかご2内の利用者数を取得しない。乗りかご2内に利用者がいないと判定した場合(S21:NO)、利用者数判定部22は、引き続き乗りかご2内の利用者の有無を判定する。
乗りかご2内に利用者がいると判定した場合(S21:YES)、カメラ11にて利用者を撮影し、今回利用者の着衣物画像データとして記憶部20に格納する(S22)。第2の実施の形態では、利用者数判定部22による複数の利用者が乗りかご2内にいるか否かは判定していない。
次に、特定者判別部21は、記憶部20に格納された今回利用者の着衣物画像データと、同じく記憶部20に格納された乗車が制限されていない特定者の着衣物に係る第2着衣物分類データとを比較する(S23)。
続いて、特定者判別部21は、今回利用者の着衣物画像データと予め格納された第2着衣物分類データとが合致するかを判別する(S24)。特定者判別部21により、少なくとも一人の利用者の着衣物画像データと第2着衣物分類データとが合致する判別された場合(S24:YES)、運行制御部15は乗りかご2の運行を許可する(S25)。このように運行制御部15は、撮影画像データに含まれる少なくとも一人の利用者の特徴と、第2特徴分類データに示される特定者の特徴とが合致した場合に乗りかご2の運行を許可する。そして、運行制御部15は、かごドア10及び乗場ドア13を閉じ、登録されたかご呼びに応じたサービスを利用者に提供する。
このように利用者に対してサービスを提供するのは、乗りかご2内に乗り込んだ複数の利用者のうち少なくとも一人は乗車が許可された利用者であるからである。一方、単独であろうと、複数であろうと今回利用者の着衣物画像データが第2着衣物分類データと合致しないことを判別した場合(S24:NO)、運行制御部15は乗りかご2の運行を許可しない(S26)。このように運行制御部15は、撮影画像データに含まれる利用者の特徴のいずれもが第2特徴分類データに示される特定者の特徴と合致しない場合に乗りかご2の運行を許可しない。そして、運行制御部15は、かごドア10及び乗場ドア13を開状態で維持する。つまり、乗りかご2内に乗り込んだ利用者が、単独であろうと複数であろうと乗車が制限されている利用者であることが想定される状況であることから、利用者の安全を確保するため乗りかご2の運行が許可されない。このため、このため、乗りかご2に乗り込んだ利用者は乗車階とは別の階に移動できなくなる。
以上説明した第2の実施の形態に係るエレベーター装置1では、乗車が許可される特定者の着衣物に係る第2着衣物分類データを予め記憶部20に格納している。そして、特定者判別部21が、カメラ11により撮影された今回利用者の着衣物画像データと、第2着衣物分類データとを比較して合致するか否かを判別し、運行制御部15は、判別結果に基づいて乗りかご2の運行を制御する。そして、運行制御部15は、今回利用者の着衣物画像データと第2着衣物分類データの合否に基づき、乗りかご2の運行を不許可又は許可とする。これにより、従来のような顔画像に基づく比較判別ではなく、利用者の着衣物によって比較判別することができる。そして、エレベーター利用を許可してよいか否かをより正確に判別し、安全性の向上を図ることができる。
また、利用者数判定部22による乗りかご2内の利用者が複数であるか否かを判定することなく、運行制御部15は、少なくとも一人の今回利用者の着衣物画像データと第2着衣物分類データが合致したとき、乗りかご2の運行を許可する。このため、上述した第1の実施の形態に係る、第1着衣物分類データに基づいて運行の可否を判定する処理と比べて少ない処理手順で運行の可否を判定することができる。このように乗りかご2内の複数の利用者の有無の判定処理を省いて、処理の簡易化を図ることができる。
なお、第1の実施の形態と同様に、第2の実施の形態においても利用者数判定部22による乗りかご2に複数の利用者がいるか否かを判定する処理と、乗りかご2の利用者数を判定する処理をとを行ってもよい。そして、特定者判別部21は、利用者数判定部22が判定した乗りかご2の利用者数に基づいて、複数の利用者が乗りかご2に乗車した場合に、少なくとも一人の利用者の特徴が第2着衣物分類データに示す特徴に合致するか判断してもよい。そして、この判断結果に基づいて、運行制御部15は、乗りかご2の運行の許可又は不許可を判断し、乗りかご2の運行を制御してもよい。
[変形例]
上述した第1の実施の形態では第1着衣物分類データを用いて特定者を判別し、第2の実施の形態では第2着衣物分類データを用いて特定者を判別した。しかし、第1着衣物分類データ及び第2着衣物分類データを組み合わせて、乗りかご2に乗車した利用者から特定者を判別してもよい。これにより、例えば、一人の利用者の特徴が第1着衣物分類データに示される特徴と合致しなくても、第2着衣物分類データに示される特徴と合致することにより、この利用者が医師等であることが判別される。
また、特定者判別部21は、着衣物の一つだけを判別対象とすると利用者を誤認識する可能性がある。例えば、幼児が履く上履きと、スタッフが履く上履きの色や形が似ている場合、上履きだけを特徴物として認識すると、スタッフが乗りかご2に乗車したにも関わらず、幼児が乗りかご2に乗車したと誤認識することがある。このため、特定者判別部21は、第1着衣物分類データに含まれる着衣物のうち、上履きを判別した後、さらに園帽子又は制服が合致するか判別する。そして、園帽子又は制服が合致した場合、乗りかご2に乗車した利用者が幼児であると判別してもよい。このように複数の特徴を組み合わせることで特定者の判別精度を高めることができる。
また、上述した各実施の形態では、特定者の特徴が、特定者の着衣物であるとしたが、特定者の固有の動き(歩き方、クセ等)を特定者の特徴としてもよい。
本実施の形態に係るプログラムを既存のエレベーター制御装置6及び制御盤5にインストールすることで、本実施の形態に係る特定者判別部21、利用者数判定部22及び運行制御部15の機能を実現することが可能である。このため、エレベーター制御装置6及び制御盤5の機能追加を容易に行うことができる。また、既存のエレベーター装置に設けられている古いエレベーター制御装置及び制御盤を、本実施の形態に係るエレベーター制御装置6及び制御盤5に交換するメンテナンスサービスも容易に行うことができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために装置の構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…エレベーター装置、2…乗りかご、5…制御盤、6…エレベーター制御装置、10…かごドア、11…カメラ、12…スピーカー、13…乗場ドア、15…運行制御部、20…記憶部、21…特定者判別部、22…利用者数判定部

Claims (5)

  1. 昇降路を昇降する乗りかごに乗車する利用者のうち、特定者の特徴を分類するための特徴分類データであって、前記乗りかごへの乗車が許可されない前記特定者の着衣物を表す第1特徴分類データと、前記乗りかごへの乗車が許可される前記特定者の着衣物を表す第2特徴分類データと、を含む前記特徴分類データを記憶する記憶部と、
    前記乗りかごに乗車した前記利用者の利用者数に基づいて、単独又は複数の前記利用者が前記乗りかごに乗車したか否かを判定する利用者数判定部と、
    撮影部により撮影された前記利用者の撮影画像データと、前記記憶部から読出した前記特徴分類データとを比較して、前記撮影画像データに含まれる前記利用者の特徴が、前記特徴分類データに示される前記特定者の特徴に合致するか否かを判別する処理にて、前記撮影画像データに含まれる前記利用者の着衣物の特徴と、前記第1特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴とが合致するか否かを判別し、又は前記撮影画像データに含まれる前記利用者の着衣物の特徴と、前記第2特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴とが合致するか否かを判別する特定者判別部と、
    前記利用者数判定部により、前記乗りかごに複数の前記利用者が乗車したと判定された場合に、前記利用者に前記特定者が含まれているか否かに応じて、前記乗りかごの運行の許可又は不許可を判断する処理において、前記特定者判別部により判別された前記撮影画像データに含まれる少なくとも一人の前記利用者の着衣物の特徴と、前記第1特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴とが合致しない場合に前記乗りかごの運行を許可し、前記撮影画像データに含まれる全ての前記利用者の着衣物の特徴が前記第1特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴と合致する場合に前記乗りかごの運行を許可しないと判断し、又は前記特定者判別部により判別された前記撮影画像データに含まれる少なくとも一人の前記利用者の着衣物の特徴と、前記第2特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴とが合致した場合に前記乗りかごの運行を許可し、前記撮影画像データに含まれる全ての前記利用者の着衣物の特徴が前記第2特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴と合致しない場合に前記乗りかごの運行を許可しないと判断し、前記乗りかごの運行を制御する運行制御部と、を備える
    エレベーター制御装置。
  2. 前記運行制御部は、前記乗りかごの運行を不許可とした場合に、前記乗りかごが停車する階の乗場ドア、及び前記乗りかごのかごドアを開状態で維持する
    請求項に記載のエレベーター制御装置。
  3. 前記乗りかご内に音声を出力する音声出力部を備え、
    前記運行制御部は、前記乗りかごの運行を不許可とした場合に、前記音声出力部により前記エレベーターの利用が不許可とされていることを示す報知を行う
    請求項又はに記載のエレベーター制御装置。
  4. 昇降路を昇降する乗りかごと、
    前記乗りかごに乗車する利用者を撮影する撮影部と、
    前記乗りかごに乗車する利用者のうち、特定者の特徴を分類するための特徴分類データであって、前記乗りかごへの乗車が許可されない前記特定者の着衣物を表す第1特徴分類データと、前記乗りかごへの乗車が許可される前記特定者の着衣物を表す第2特徴分類データと、を含む前記特徴分類データを記憶する記憶部と、
    前記乗りかごに乗車した前記利用者の利用者数に基づいて、単独又は複数の前記利用者が前記乗りかごに乗車したか否かを判定する利用者数判定部と、
    前記撮影部により撮影された前記利用者の撮影画像データと、前記記憶部から読出した前記特徴分類データとを比較して、前記撮影画像データに含まれる前記利用者の特徴が、前記特徴分類データに示される前記特定者の特徴に合致するか否かを判別する処理にて、前記撮影画像データに含まれる前記利用者の着衣物の特徴と、前記第1特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴とが合致するか否かを判別し、又は前記撮影画像データに含まれる前記利用者の着衣物の特徴と、前記第2特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴とが合致するか否かを判別する特定者判別部と、
    前記利用者数判定部により、前記乗りかごに複数の前記利用者が乗車したと判定された場合に、前記利用者に前記特定者が含まれているか否かに応じて、前記乗りかごの運行の許可又は不許可を判断する処理において、前記特定者判別部により判別された前記撮影画像データに含まれる少なくとも一人の前記利用者の着衣物の特徴と、前記第1特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴とが合致しない場合に前記乗りかごの運行を許可し、前記撮影画像データに含まれる全ての前記利用者の着衣物の特徴が前記第1特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴と合致する場合に前記乗りかごの運行を許可しないと判断し、又は前記特定者判別部により判別された前記撮影画像データに含まれる少なくとも一人の前記利用者の着衣物の特徴と、前記第2特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴とが合致した場合に前記乗りかごの運行を許可し、前記撮影画像データに含まれる全ての前記利用者の着衣物の特徴が前記第2特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴と合致しない場合に前記乗りかごの運行を許可しないと判断し、前記乗りかごの運行を制御する運行制御部と、を備える
    エレベーター装置。
  5. 昇降路を昇降する乗りかごに乗車した利用者の利用者数に基づいて、単独又は複数の前記利用者が前記乗りかごに乗車したか否かを判定する手順と、
    撮影部により撮影された、前記乗りかごに乗車する前記利用者の撮影画像データと、前記利用者のうち、特定者の特徴を分類するための特徴分類データであって、前記乗りかごへの乗車が許可されない前記特定者の着衣物を表す第1特徴分類データと、前記乗りかごへの乗車が許可される前記特定者の着衣物を表す第2特徴分類データと、を含む前記特徴分類データを記憶する記憶部から読出した前記特徴分類データとを比較して、前記撮影画像データに含まれる前記利用者の特徴が、前記特徴分類データに示される前記特定者の特徴に合致するか否かを判別する処理にて、前記撮影画像データに含まれる前記利用者の着衣物の特徴と、前記第1特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴とが合致するか否かを判別し、又は前記撮影画像データに含まれる前記利用者の着衣物の特徴と、前記第2特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴とが合致するか否かを判別する手順と、
    前記乗りかごに複数の前記利用者が乗車したと判定された場合に、前記利用者に前記特定者が含まれているか否かに応じて、前記乗りかごの運行の許可又は不許可を判断する処理において、判別された前記撮影画像データに含まれる少なくとも一人の前記利用者の着衣物の特徴と、前記第1特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴とが合致しない場合に前記乗りかごの運行を許可し、前記撮影画像データに含まれる全ての前記利用者の着衣物の特徴が前記第1特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴と合致する場合に前記乗りかごの運行を許可しないと判断し、又は判別された前記撮影画像データに含まれる少なくとも一人の前記利用者の着衣物の特徴と、前記第2特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴とが合致した場合に前記乗りかごの運行を許可し、前記撮影画像データに含まれる全ての前記利用者の着衣物の特徴が前記第2特徴分類データに示される前記特定者の着衣物の特徴と合致しない場合に前記乗りかごの運行を許可しないと判断し、前記乗りかごの運行を制御する手順と、をコンピューターに実行させるための
    プログラム。
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