JP6591590B2 - エレベータ、エレベータシステム、エレベータ制御方法、およびエレベータ群管理方法 - Google Patents

エレベータ、エレベータシステム、エレベータ制御方法、およびエレベータ群管理方法 Download PDF

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本発明の実施形態は、エレベータ、エレベータシステム、エレベータ制御方法、およびエレベータ群管理方法に関する。
従来、ペット同伴者が利用するエレベータには、乗りかご内に設置されたペット専用ボタンと、各階の乗場に設置されたペット乗車中表示灯とで構成されたペット乗車報知システムが搭載されている。当該システムが搭載されたエレベータにおいて、ペット同伴者が、乗りかごの乗り込んだときに乗りかご内のペット専用ボタンを操作すると、各階のペット乗車中表示灯が点灯され、当該ペット同伴者が指定した行先階に乗りかごが到着すると、各階のペット乗車表示灯が消灯される。
このように、ペット同伴者が乗りかごに乗車しているときにペット乗車中表示灯を点灯させることにより、各階の乗場にいる利用者に対し、当該エレベータにペットが乗車していることを報知することができる。これにより、ペットとの同乗を回避したい利用者は、ペット乗車中表示灯が点灯されているエレベータの利用を避けたり、ペットが降車してペット乗車中表示灯が消灯してから乗場呼び操作を行うようにする等の対策をとることができる。
特開2006−290478号公報
しかし、上述したようなペット乗車報知システムを搭載しても、ペット同伴者が乗りかご内でペット専用ボタンを操作しなかった場合はペットが乗車中であることを乗場の利用者は認識することができない。そのため、ペットとの同乗を回避したい利用者が操作した乗場呼びに対しペットが乗車している乗りかごが割り当てられてしまう可能性があるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、「ペット同伴者」と「ペットとの同乗を回避したい利用者」との同乗を確実に避けるためのエレベータ、エレベータシステム、エレベータ制御方法、およびエレベータ群管理方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータは、エレベータの乗場に設置された、乗場呼びボタン、およびペットとの同乗を回避したい利用者が操作するためのペット同乗不可ボタンと、エレベータの乗りかごのドアに設置され、乗りかごへのペット同伴者の乗車を検知する多光軸センサと、乗りかごに設置され、乗りかご内を撮影し、撮影した撮像情報を解析することで乗りかごにペット同伴者が乗車しているか否かを判断する監視カメラ装置と、ペット同伴者乗車判断部と、運転制御部とを備える。ペット同伴者乗車判断部は、多光軸センサにより乗りかごへのペット同伴者の乗車が検知されるかまたは、監視カメラ装置でペット同伴者が乗車していると判断されると、乗りかごにペット同伴者が乗車中であると判断してペット同伴者が乗りかごに乗車していることを示すペット同伴者乗車中フラグをON状態にし、多光軸センサにより乗りかごからペット同伴者の降車が検知されるかまたは、監視カメラ装置でペット同伴者が降車したと判断されると、ペット同伴者乗車中フラグをOFF状態にする。運転制御部は、ペット同伴者乗車中フラグがON状態にされているときに、ペット同乗不可ボタンとともに乗場呼びボタンが操作されると、当該乗場呼びボタンの操作による乗場呼びへの応答を、当該ペット同伴者が降車するまで延期させる。
第1実施形態によるエレベータの構成を示す全体図。 第1実施形態によるエレベータ内のエレベータ制御装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態によるエレベータの動作を示すフローチャート。 第2実施形態によるエレベータシステムの構成を示す全体図。 第2実施形態によるエレベータシステム内のエレベータ制御装置および群管理装置の構成を示すブロック図。 第2実施形態によるエレベータシステム内の群管理装置の動作を示すフローチャート。 他の形態のエレベータで利用する乗場制御盤の構成を示す正面図。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるエレベータの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータ10は、5階建ての建物に設置され、昇降路上部の巻上げ機11に掛け渡されたロープに吊り下げられた乗りかご12と、1階〜5階の乗場13−1〜13−5それぞれに設置された乗場操作盤131−1〜131−5と、乗りかご12および乗場操作盤131−1〜131−5に接続されたエレベータ制御装置14とを備える。
乗りかご12は、かごドア121と、かごドア121に設置された多光軸センサ122と、かご内操作盤123と、乗りかご12内の天井に設置された監視カメラ装置124とを有する。多光軸センサ122は、複数の高さ位置から赤外線を投光する投光部122aと、投光部122aから投光された赤外線を受光する受光部122bで構成され、投光部122aから投光された赤外線の受光部122bにおける受光状態に基づいて、乗りかご12への乗降状態を複数の高さ位置で検知する。かご内操作盤123は、乗りかご12に乗り込んだ利用者が行先階を指定するための1階指定ボタン123−1〜5階指定ボタン123−5を有する。監視カメラ装置124は、乗りかご12内を撮影し、撮影した撮像情報を解析することで乗りかご12にペット同伴者が乗車しているか否かを判断する。
乗場操作盤131−1〜131−5は、上方向または下方向の乗場呼び操作を行うための乗場呼びボタン131−1aと、ペット同乗不可ボタン131−1bとを有する。ペット同乗不可ボタン131−1bは、ペットとの同乗を回避したい利用者が操作するボタンである。
エレベータ制御装置14は図2に示すように、乗場操作情報取得部141と、かご内操作情報取得部142と、呼び登録部143と、運転状況情報取得部144と、ペット同伴者乗車判断部145と、運転制御部146とを有する。乗場操作情報取得部141は、乗場操作盤131−1〜131−5の操作情報を取得する。かご内操作情報取得部142は、乗りかご12内のかご内操作盤123における操作情報を取得する。呼び登録部143は、乗場操作情報取得部141で取得された操作情報に基づいて乗場呼びを登録するとともに、かご内操作情報取得部142で取得された操作情報に基づいてかご呼びを登録する。運転状況情報取得部144は、巻上げ機11等の動作情報を取得することにより、エレベータ10の運転状況情報を取得する。ペット同伴者乗車判断部145は、多光軸センサ122により乗りかご12へのペット同伴者の乗車が検知され、監視カメラ装置124でペット同伴者が乗車していると判断されると、ペット同伴者が乗りかご12に乗車していることを示すペット同伴者乗車中フラグをON状態にする。
運転制御部146は、呼び登録部143に登録された乗場呼びおよびかご呼びに応答するための運転を巻上げ機11等に実行させる。その際、ペット同伴者乗車判断部145によりペット同伴者乗車中フラグがON状態にされているときに、ペット同乗不可ボタン131−1b〜131−5bとともに乗場呼びボタン131−1a〜131−5aが操作されると、当該乗場呼びボタンの操作による乗場呼びへの応答を、当該ペット同伴者が降車するまで延期させる。
〈第1実施形態によるエレベータの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ10の動作の一例について、図3のフローチャートを参照して説明する。図3は、エレベータ10の動作中にエレベータ制御装置14で実行される処理を示す。本実施形態において、運転状況情報取得部144では、所定時間間隔でエレベータ10内の機器、例えば巻上げ機11等の動作状況情報が取得されている。
まず、エレベータ制御装置14の呼び登録部143に呼びが登録されていない状態で(S1)、1階乗場13−1にいるペット同伴者により上方向の乗場呼びボタン131−1aが操作されると、当該操作情報が乗場操作情報取得部141から取得され、該当する乗場呼びが呼び登録部143に登録される(S2)。そして、登録された乗場呼びに基づいて、運転制御部146により、乗りかご12が1階乗場13−1に着床され戸開される(S3)。
ここで、1階乗場13−1で戸開した乗りかご12にペット同伴者が乗り込むと、かごドア121の多光軸センサ122により乗りかご12へのペット同伴者の乗車が検知される。具体的には、多光軸センサ122の光軸を遮る本数が連続して計測され、予め設定されたパターンに対応するように、所定位置で所定時間光軸が遮られたときに、特定の動物が通過したことが検知される。そして、当該動物とともに乗車した人が、ペット同伴者として検知される。また、戸開した乗りかご12にペット同伴者が乗り込むと、監視カメラ装置124において撮像情報の解析処理により乗りかご12にペット同伴者が乗車したと判断される。
多光軸センサ122により乗りかご12へのペット同伴者の乗車が検知され、監視カメラ装置124でペット同伴者が乗車したと判断されると、ペット同伴者乗車判断部145により、ペット同伴者が乗りかご12に乗車していることを示すペット同伴者乗車中フラグがON状態にされる(S4の「YES」)。
次に、乗りかご12に乗り込んだペット同伴者によりかご内操作盤123で5階指定ボタン123−5が操作されると、5階を行先階として指定する操作情報がかご内操作情報取得部142で取得され、該当するかご呼びが呼び登録部143に登録される(S5)。そして、登録されたかご呼びに基づいて、運転制御部146により、乗りかご12が戸閉され、5階乗場13−5に移動開始される(S6)。
乗りかご12が1階乗場13−1から5階乗場13−5に向けて上方向に出発した後、3階乗場13−3を通過する前に、3階乗場13−3にいる「ペットとの同乗を回避したい利用者」(以下、「ペット同乗不可利用者」と記載する)により、ペット同乗不可ボタン131−3bとともに上方向の乗場呼びボタン131−3aが操作されると、当該操作情報が乗場操作情報取得部141から取得され、該当する乗場呼びが呼び登録部143に登録される(S7)。ペット同乗不可ボタン131−3bと乗場呼びボタン131−3aとは、いずれか一方のボタンが操作されてから所定時間(例えば3秒)以内に他方のボタンが操作されれば、乗場呼びボタン131−3aがペット同乗不可ボタン131−3bとともに操作されたと判断される。
このとき、ペット同伴者乗車中フラグがON状態であるため、運転制御部146により、ペット同乗不可ボタン131−3bとともに操作された乗場呼びへの応答は延期させると判断され、応答処理が保留状態にされる。そして、乗りかご12が3階乗場13−3を通過して走行され、5階乗場13−5に着床され戸開される(S8)。ここで乗りかご12が戸開されたときに、ペット同伴者が乗りかご12から降車すると、多光軸センサ122により乗りかご12からのペット同伴者の降車が検知され、監視カメラ装置124でペット同伴者が降車したと判断される。
多光軸センサ122により乗りかご12へのペット同伴者の降車が検知され、監視カメラ装置124でペット同伴者が降車したと判断されると、ペット同伴者乗車判断部145によりペット同伴者乗車中フラグがOFF状態にされる(S9)。
ペット同伴者乗車中フラグがOFF状態にされると、運転制御部146により、応答が保留された、3階から上方向を指定した乗場呼びに応答するため、乗りかご12が戸閉されて3階乗場13−3に着床され戸開される(S10)。この応答処理は、他に登録されている呼びよりも優先して実行される。
次に、乗りかご12に乗り込んだペット同乗不可利用者によりかご内操作盤123で5階指定ボタン123−5が操作されると、5階を行先階として指定する操作情報がかご内操作情報取得部142で取得され、該当するかご呼びが呼び登録部143に登録される(S11)。そして、登録されたかご呼びに基づいて、運転制御部146により、乗りかご12が戸閉され5階乗場13−5に移動される(S12)。乗りかご12が5階に着床されると戸開され、所定時間経過後に戸閉され待機状態に移行される(S13)。
上述したステップS4において、ペット同伴者が乗車せず、ペット同伴者乗車中フラグがON状態にされなかったときには(S4の「NO」)、乗り込んだ一般利用者により5階を行先階として指定する操作が行われると、当該操作情報がかご内操作情報取得部142で取得され、該当するかご呼びが呼び登録部143に登録される(S14)。そして、登録されたかご呼びに基づいて、運転制御部146により、乗りかご12が戸閉され5階乗場13−5に移動開始される(S15)。
乗りかご12が1階乗場13−1から5階乗場13−5に向けて上方向に出発した後、3階乗場13−3を通過する前に、3階乗場13−3にいるペット同乗不可利用者により、上方向の乗場呼びボタン131−3aおよびペット同乗不可ボタン131−3bが操作されると、当該操作情報が乗場操作情報取得部141から取得され、該当する乗場呼びが呼び登録部143に登録される(S16)。
このときは、ペット同伴者乗車中フラグはOFF状態であるため、運転制御部146により、ペット同乗不可ボタン131−3bとともに操作された乗場呼びであっても応答処理が実行され、乗りかご12が3階乗場13−3に着床されて戸開される(S17)。
3階乗場13−3でペット同乗不可利用者が戸開した乗りかご12に乗り込むと、運転制御部146により、乗りかご12を戸閉させて5階乗場13−5に移動させる制御が行われる(S18)。乗りかご12が5階に着床されると戸開され、所定時間経過後に戸閉され待機状態に移行される(S19)。
以上の第1実施形態によれば、ペット同伴者の乗車をエレベータ側において自動で検知し、ペット同伴者の乗車中は、ペットとの同乗を回避したい利用者が操作した乗場呼びへの応答を延期させることで、「ペット同伴者」と「ペットとの同乗を回避したい利用者」との同乗を確実に避けることができる。
《第2実施形態》
〈第2実施形態によるエレベータシステムの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータシステムの構成について、図4を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1は、5階建ての建物に設置され、第1実施形態で説明したエレベータ10と同様の構成を有する3台のエレベータ10、20、および30と、これら3台のエレベータを群管理する群管理装置40とを備える。
エレベータ10、20、および30それぞれのエレベータ制御装置14、24、34、および群管理装置40の詳細な構成を、図5に示す。エレベータ制御装置14、24、34はそれぞれ、かご内操作情報取得部142、242、342と、ペット同伴者乗車判断部145、245、345と、運転制御部147、247、347とを有する。かご内操作情報取得部142、242、342、およびペット同伴者乗車判断部145、245、345の機能は、第1実施形態で説明したかご内操作情報取得部142およびペット同伴者乗車判断部145と同様であるため、詳細な説明は省略する。
運転制御部147、247、347はそれぞれ、かご内操作情報取得部142、242、342で取得された操作情報、および、後述するように群管理装置40から送信される運転指示に基づいて、エレベータ10、20、30それぞれを運転させる。
群管理装置40は、乗場操作情報取得部41と、乗場呼び登録部42と、運転状況情報取得部43と、割り当て部44と、運転指示部45とを有する。乗場操作情報取得部41は、乗場操作盤131−1〜131−5、231−1〜231−5、331−1〜331−5の操作情報を取得する。乗場呼び登録部42は、乗場操作情報取得部41で取得された操作情報に基づいて乗場呼びを登録する。運転状況情報取得部43は、エレベータ制御装置14、24、34から、各エレベータ10、20、30の運転状況情報を取得する。割り当て部44は、運転状況情報取得部43で取得されたエレベータ10、20、30の運転状況情報に基づいて、乗場呼び登録部42に登録された乗場呼びに応答させるエレベータを割り当てる。その際、いずれかのエレベータで、乗りかごにペット同伴者が乗車中であると判断されているときに、ペット同乗不可ボタンとともに操作された乗場呼びに対しては、ペット同伴者が乗車しているエレベータ以外のエレベータを割り当てる。運転指示部45は、割り当て部44で乗場呼びに割り当てられたエレベータのエレベータ制御装置に、乗場呼びへの応答指示を送信する。
〈第2実施形態によるエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1の動作の一例について、図6のフローチャートを参照して説明する。図6は、エレベータシステム1の動作中に群管理装置40で実行される処理を示す。本実施形態において、運転状況情報取得部43では、所定時間間隔でエレベータ制御装置14、24、34それぞれから、エレベータ10、20、30の動作状況情報が取得されている。
まず、群管理装置40の乗場呼び登録部42に乗場呼びが登録されていない状態で(S21)、1階乗場13−1にいるペット同伴者により上方向の乗場呼びボタン131−1aが操作されると、当該操作情報が乗場操作情報取得部41から取得され、該当する乗場呼びが乗場呼び登録部42に登録される(S22)。そして、割り当て部44において、運転状況情報取得部43で取得された各エレベータ10、20、30の動作状況情報に基づいて、登録された乗場呼びに応答させるエレベータが割り当てられる。ここでは、最も早く当該乗場呼びに応答可能なエレベータとして、エレベータ30が割り当てられたものとする。
エレベータ30が乗場呼びに応答させるエレベータとして割り当てられると、1階から上方向への乗場呼びに対する応答指示が該当するエレベータ制御装置34に送信される(S23)。
エレベータ制御装置34では、群管理装置40から送信された応答指示が取得され、運転制御部347により乗りかご32が1階乗場13−1に着床され、戸開される。戸開した乗りかご32にペット同伴者が乗り込んだことがペット同伴者乗車判断部345で検知されるとエレベータ30のペット同伴者乗車中フラグがON状態にされ、当該ペット同伴者乗車中フラグのON情報が群管理装置40に送信される。送信されたエレベータ30のペット同伴者乗車中フラグのON情報は、運転状況情報取得部43で取得される(S24の「YES」)。
次に、応答中の乗りかご32に乗り込んだペット同伴者により行先階として5階を指定する操作が行われると、運転制御部147により乗りかご12が戸閉されて5階乗場13−5に移動開始される。
乗りかご32が1階乗場13−1から5階乗場13−5に向けて上方向に出発した後、3階乗場13−3を通過する前に、3階乗場13−3にいるペット同乗不可利用者により、ペット同乗不可ボタン131−3bとともに上方向の乗場呼びボタン131−3aが操作されると、当該操作情報が乗場操作情報取得部41から取得され、該当する乗場呼びが乗場呼び登録部42に登録される(S25)。
そして、割り当て部44において、登録された乗場呼びに応答させるエレベータが割り当てられる。ここでは、運転状況情報取得部43においてエレベータ30のペット同伴者乗車中フラグのON情報が取得されているため、ペット同伴者が乗車しているエレベータ30以外のエレベータ、例えばエレベータ20が割り当てられる。
エレベータ20が乗場呼びに応答させるエレベータとして割り当てられると、3階から上方向への乗場呼びに対する応答指示が該当するエレベータ制御装置24に送信される(S26)。エレベータ制御装置24では、群管理装置40から送信された応答指示が取得され、運転制御部247により乗りかご22が3階乗場13−3に着床されて戸開されることで、当該乗場呼びへの応答が行われる。
一方、ペット同伴者が乗車した乗りかご32が5階乗場13−5に着床されて戸開されると、ペット同伴者乗車判断部345によりペット同伴者乗車中フラグがOFF状態にされ、当該ペット同伴者乗車中フラグのOFF情報が群管理装置40に送信される。送信されたペット同伴者乗車中フラグのOFF情報は、運転状況情報取得部43で取得される(S27の「YES」)。運転状況情報取得部43でペット同伴者乗車中フラグのOFF情報が取得されると、通常運転に戻る。
上述したステップS24において、ペット同伴者が乗車せず、ペット同伴者乗車中フラグがON状態にされなかったときには(S24の「NO」)、乗りかご32が1階乗場13−1から5階乗場13−5に向けて上方向に出発した後、3階乗場13−3を通過する前に、3階乗場13−3にいるペット同乗不可利用者により、ペット同乗不可ボタン131−3bとともに上方向の乗場呼びボタン131−3aが操作されると、当該操作情報が乗場操作情報取得部41から取得され、該当する乗場呼びが乗場呼び登録部42に登録される(S28)。
そして、割り当て部44において、登録された乗場呼びに応答させるエレベータが割り当てられる。このときは、運転状況情報取得部43においてペット同伴者乗車中フラグのON情報が取得されていないため、ペット同乗不可ボタン131−3bとともに操作された新たな乗場呼びに対し、応答中のエレベータ30も含めたエレベータ10、20、30の中から応答させるエレベータが割り当て部44により割り当てられる。そして、割り当てられたエレベータのエレベータ制御装置に対し、該当する乗場呼びへの応答指示が送信される。
以上の第2実施形態によれば、ペット同伴者の乗車をエレベータ側において自動で検知し、ペット同伴者の乗車中は、ペットとの同乗を回避したい利用者が操作した乗場呼びに対し他のエレベータを割り当てることで、「ペット同伴者」と「ペットとの同乗を回避したい利用者」との同乗を確実に避けることができる。
上述した第1実施形態および第2実施形態において、図7に示すように、各階の乗場操作盤131−1〜131−5等に、ペット同伴者が乗車していることを乗場の利用者に報知する報知情報を表示するためのペット乗車中表示部131−1c〜131−5cを設けてもよい。このペット乗車中表示部131−1c〜131−5cには、該当するエレベータのペット同伴者乗車中フラグがON状態のときに、当該報知情報が表示される。
また、上述した第1実施形態および第2実施形態においては、乗りかごに設置された多光軸センサによる検知情報と監視カメラ装置の撮像情報の解析情報との双方に基づいてペット同伴者が乗りかごに乗車しているか否かを判断する場合について説明したが、いずれか一方の情報に基づいて判断するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータシステム、10,20,30…エレベータ、11…巻き上げ機、13−1〜13−5…乗場、14,24,34…エレベータ制御装置、40…群管理装置、41…乗場操作情報取得部、42…乗場呼び登録部、43,144…運転状況情報取得部、44…割り当て部、45…運転指示部、121…かごドア、122…多光軸センサ、122a…投光部、122b…受光部、123…かご内操作盤、123−1〜123−5…指定ボタン、124…監視カメラ装置、131−1〜131−5,231−1〜231−5,331−1〜331−5…乗場操作盤、131−1a〜131−5a…乗場呼びボタン、131−1b〜131−5b…ペット同乗不可ボタン、131−1c〜131−5c…ペット乗車中表示部、141…乗場操作情報取得部、142,242,342…かご内操作情報取得部、143…呼び登録部、145,245,345…ペット同伴者乗車判断部、146,147,247,347…運転制御部

Claims (5)

  1. エレベータの乗場に設置された、乗場呼びボタン、およびペットとの同乗を回避したい利用者が操作するためのペット同乗不可ボタンと、
    前記エレベータの乗りかごのドアに設置され、前記乗りかごへのペット同伴者の乗車を検知する多光軸センサと、
    前記乗りかごに設置され、前記乗りかご内を撮影し、撮影した撮像情報を解析することで前記乗りかごにペット同伴者が乗車しているか否かを判断する監視カメラ装置と、
    前記多光軸センサにより前記乗りかごへのペット同伴者の乗車が検知されるかまたは、前記監視カメラ装置でペット同伴者が乗車していると判断されると、前記乗りかごにペット同伴者が乗車中であると判断してペット同伴者が前記乗りかごに乗車していることを示すペット同伴者乗車中フラグをON状態にし、前記多光軸センサにより前記乗りかごから前記ペット同伴者の降車が検知されるかまたは、前記監視カメラ装置でペット同伴者が降車したと判断されると、前記ペット同伴者乗車中フラグをOFF状態にするペット同伴者乗車判断部と、
    前記ペット同伴者乗車判断部により前記ペット同伴者乗車中フラグがON状態にされているときに、前記ペット同乗不可ボタンとともに前記乗場呼びボタンが操作されると、当該乗場呼びボタンの操作による乗場呼びへの応答を、当該ペット同伴者が降車するまで延期させる運転制御部と、
    を備えることを特徴とするエレベータ。
  2. 前記乗場に設置され、ペット同伴者が乗車していることを前記乗場の利用者に報知するための報知情報を表示させるためのペット乗車中表示部をさらに備え、
    前記運転制御部は、前記ペット同伴者乗車判断部により前記ペット同伴者乗車中フラグがON状態にされているときには、前記ペット乗車中表示部に、前記報知情報を表示させることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  3. 複数のエレベータと、前記複数のエレベータが設置された建物の各階の乗場に設置された乗場呼びボタンおよびペットとの同乗を回避したい利用者が操作するためのペット同乗不可ボタンと、前記複数のエレベータを群管理する群管理装置とを備えたエレベータシステムにおいて、
    各エレベータは、
    乗りかごのドアに設置され、前記乗りかごへのペット同伴者の乗車を検知する多光軸センサと、
    前記乗りかごに設置され、前記乗りかご内を撮影し、撮影した撮像情報を解析することで前記乗りかごにペット同伴者が乗車しているか否かを判断する監視カメラ装置と、
    前記多光軸センサにより前記乗りかごへのペット同伴者の乗車が検知されるかまたは、前記監視カメラ装置でペット同伴者が乗車していると判断されると、前記乗りかごにペット同伴者が乗車中であると判断し、ペット同伴者が前記乗りかごに乗車していることを示すペット同伴者乗車中フラグをON状態にし、前記多光軸センサにより前記乗りかごから前記ペット同伴者の降車が検知されるかまたは、前記監視カメラ装置でペット同伴者が降車したと判断されると、前記ペット同伴者乗車中フラグをOFF状態にするペット同伴者乗車判断部と、
    を有し、
    前記群管理装置は、
    いずれかのエレベータのペット同伴者乗車判断部でペット同伴者乗車中フラグがON状態にされているときに、いずれかの階床のペット同乗不可ボタンおよび乗場呼びボタンが操作されると、当該乗場呼びボタンの操作による乗場呼びに対し、前記ペット同伴者が乗車しているエレベータ以外のエレベータを割り当てる割り当て部
    を有することを特徴とするエレベータシステム。
  4. エレベータの乗場に設置された、乗場呼びボタン、およびペットとの同乗を回避したい利用者が操作するためのペット同乗不可ボタンと、
    前記エレベータの乗りかごのドアに設置され、前記乗りかごへのペット同伴者の乗車を検知する多光軸センサと、
    前記乗りかごに設置され、前記乗りかご内を撮影し、撮影した撮像情報を解析することで前記乗りかごにペット同伴者が乗車しているか否かを判断する監視カメラ装置とを備えたエレベータが、
    前記多光軸センサにより前記乗りかごへのペット同伴者の乗車が検知されるかまたは、前記監視カメラ装置でペット同伴者が乗車していると判断されると、前記乗りかごにペット同伴者が乗車中であると判断してペット同伴者が前記乗りかごに乗車していることを示すペット同伴者乗車中フラグをON状態にし、ペット同伴者乗車中フラグがON状態にされているときに、前記ペット同乗不可ボタンとともに前記乗場呼びボタンが操作されると、当該乗場呼びボタンの操作による乗場呼びへの応答を、当該ペット同伴者が降車するまで延期させる
    ことを特徴とするエレベータ制御方法
  5. 建物の各階のエレベータ乗場に設置された、乗場呼びボタンおよびペットとの同乗を回避したい利用者が操作するためのペット同乗不可ボタンに接続されるとともに、
    前記建物内に設置された、
    乗りかごのドアに設置され、前記乗りかごへのペット同伴者の乗車を検知する多光軸センサと、
    前記乗りかごに設置され、前記乗りかご内を撮影し、撮影した撮像情報を解析することで前記乗りかごにペット同伴者が乗車しているか否かを判断する監視カメラ装置と、
    前記多光軸センサにより前記乗りかごへのペット同伴者の乗車が検知されるかまたは、前記監視カメラ装置でペット同伴者が乗車していると判断されると、前記乗りかごにペット同伴者が乗車中であると判断し、ペット同伴者が前記乗りかごに乗車していることを示すペット同伴者乗車中フラグをON状態にし、前記多光軸センサにより前記乗りかごから前記ペット同伴者の降車が検知されるかまたは、前記監視カメラ装置でペット同伴者が降車したと判断されると、前記ペット同伴者乗車中フラグをOFF状態にするペット同伴者乗車判断部と
    を備えた複数のエレベータに接続された群管理装置が、
    いずれかのエレベータのペット同伴者乗車判断部でペット同伴者乗車中フラグがON状態にされているときに、いずれかの階床のペット同乗不可ボタンおよび乗場呼びボタンが操作されると、当該乗場呼びボタンの操作による乗場呼びに対し、前記ペット同伴者が乗車しているエレベータ以外のエレベータを割り当てる
    ことを特徴とするエレベータの群管理方法。
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