JP6649662B1 - エレベータ群管理装置およびエレベータ群管理方法 - Google Patents

エレベータ群管理装置およびエレベータ群管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 乗場呼び自動登録装置により、乗場にいる利用者を検知して乗場呼びが自動登録されたときに、当該利用者が既に戸開中の乗りかごへの乗車意思があるか否かを考慮して、当該乗場呼びへの応答処理を行うことが可能なエレベータ群管理装置およびエレベータ群管理方法を提供する。【解決手段】 実施形態によればエレベータ群管理装置は、乗場呼びが自動登録されたときに、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかごが既に満員である場合、または、満員ではないが戸開から第1時間以上経過していると判断した場合には、他のエレベータの乗りかごを当該乗場呼びに応答させる決定をする。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、エレベータ群管理装置およびエレベータ群管理方法に関する。
従来、エレベータの乗場における人の行動や、乗場にいる人が所持する携帯端末から送信される信号等に基づいて、エレベータの利用意思のある人を検出し、乗場呼びを自動登録する自動呼び登録技術がある。この技術を用いることにより、利用者は乗場呼び操作を行わなくてもエレベータを利用することが可能になり、利便性が向上する。
特開2006−96517号公報 特許第6321124号公報
一般的に、手動で乗場呼びを登録するエレベータを利用する場合、利用者は、乗りかごが戸開していても、乗りかご内がある程度混雑していたり乗り合わせを避けたいときには、戸開中の乗りかごに乗り込まずに出発を見送ってから、新たに乗場呼び操作を行って他のエレベータを利用することがある。
しかし、上述したような自動呼び登録技術では、乗場の利用者が戸開中の乗りかごの乗車を見送りたい場合があることが考慮されておらず、当該利用者が乗り込む意思がないにも関わらず戸開延長や再戸開が行われてしまい、乗場および乗りかご内の利用者へのサービスが低下する場合があるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、複数台のエレベータおよび乗場呼び自動登録装置を備えたエレベータシステムにおいて、乗場呼び自動登録装置により、乗場にいる利用者を検知して乗場呼びが自動登録されたときに、当該利用者が既に戸開中の乗りかごへの乗車意思があるか否かを考慮して、当該乗場呼びへの応答処理を行うことが可能なエレベータ群管理装置およびエレベータ群管理方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータ群管理装置は、複数台のエレベータと、前記複数台のエレベータの乗場に設置され、前記乗場にいるエレベータ利用者を検知すると当該乗場階の乗場呼びを自動登録する乗場呼び自動登録装置とに接続され、前記複数台のエレベータの稼働状態情報を取得するエレベータ情報取得部と、前記乗場呼び自動登録装置が設置された階床の乗場にいるエレベータ利用者の移動速度を認識する利用者移動速度認識部と、前記乗場呼び自動登録装置が設置された階床の乗場呼びが自動登録されたときに、前記エレベータ情報取得部で取得した情報および前記利用者移動速度認識部で認識された利用者の移動速度の情報に基づいて、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかご内に利用者がいない場合、利用者がいるが満員ではなく、当該階床にいる利用者の移動速度が所定値以上である場合、または、利用者がいるが満員ではなく、当該階床にいる利用者の移動速度が所定値よりも遅く、且つ、戸開から第1時間を経過していないと判断した場合には、前記戸開中の乗りかごを前記乗場呼びに応答させる決定をし、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかごが既に満員である場合、または、満員ではないが当該階床にいる利用者の移動速度が所定値よりも遅く、且つ、戸開から前記第1時間以上経過していると判断した場合には、他のエレベータの乗りかごを前記乗場呼びに応答させる決定をする割り当てかご決定部とを備える。
第1〜第6実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステムの構成を示す全体図。 第1実施形態によるエレベータ群管理装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態によるエレベータ群管理装置の動作を示すフローチャート。 第2実施形態によるエレベータ群管理装置の構成を示すブロック図。 第2実施形態によるエレベータ群管理装置の動作を示すフローチャート。 第3実施形態によるエレベータ群管理装置の構成を示すブロック図。 第3実施形態によるエレベータ群管理装置の動作を示すフローチャート。 第4実施形態によるエレベータ群管理装置の構成を示すブロック図。 第4実施形態によるエレベータ群管理装置の動作を示すフローチャート。 第5実施形態によるエレベータ群管理装置の構成を示すブロック図。 第5実施形態によるエレベータ群管理装置の動作を示すフローチャート。 第6実施形態によるエレベータ群管理装置の構成を示すブロック図。 第6実施形態によるエレベータ群管理装置の動作を示すフローチャート。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステムの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1Aは、建物内に並んで設置された3台のエレベータ(第1エレベータ10、第2エレベータ20、および第3エレベータ30)と、当該建物内の所定階(例えば1階)のエレベータ乗場2に設置され、当該1階の乗場呼びを登録する乗場呼び自動登録装置40と、これらのエレベータ10〜30および乗場呼び自動登録装置40に接続されたエレベータ群管理装置50Aとを備える。図1においては乗場呼び自動登録装置40が1階のみに設置された場合を示しているが、複数の階床にそれぞれ設置してもよい。
第1エレベータ10は、当該建物内の昇降路3を走行する乗りかご11と、昇降路3上部に設置されて乗りかご11に接続された第1エレベータ制御装置12と、乗場2に設置された乗場ドア13、乗場操作盤14、およびランタン等で構成された応答表示装置15とを有する。乗りかご11は、乗場側の側壁にかごドア111を有する。乗場ドア13は、着床した乗りかご11のかごドア111の動作に連動して戸開閉する。
第1エレベータ制御装置12は、第1エレベータ10内の各機器の稼働状態を所定時間間隔で取得し、エレベータ群管理装置50Aに送信する。また、エレベータ群管理装置50Aから送信される指示に基づいて第1エレベータ10内の機器を動作させる。
第2エレベータ20も同様に、昇降路3を走行する乗りかご21と、昇降路3上部に設置されて乗りかご21に接続された第2エレベータ制御装置22と、乗場2に設置された乗場ドア23、乗場操作盤24、および応答表示装置25とを有する。第3エレベータ30も同様に、昇降路3を走行する乗りかご31と、昇降路3上部に設置されて乗りかご31に接続された第3エレベータ制御装置32と、乗場2に設置された乗場ドア33、乗場操作盤34、および応答表示装置35とを有する。
乗場呼び自動登録装置40は、乗場2内の、乗場ドア13から所定方向に所定距離離れた位置に設置された第1利用者端末信号受信装置41と、乗場ドア13と利用者端末信号受信装置41との間に設置された利用者端末信号受信装置42と、乗場ドア33から他方向に所定距離離れた位置に設置された第3利用者端末信号受信装置43と、乗場ドア33と利用者端末信号受信装置43との間に設置された利用者端末信号受信装置44とに接続されている。
第1利用者端末信号受信装置41、第2利用者端末信号受信装置42、第3利用者端末信号受信装置43、および、第4利用者端末信号受信装置44はそれぞれ、乗場2に入場した利用者の携帯端末60から発信されるビーコン等の端末信号を受信する。
乗場呼び自動登録装置40は、所定の携帯端末60から送信された端末信号が第1利用者端末信号受信装置41で受信された後、所定時間内に第2利用者端末信号受信装置42で受信されると、当該携帯端末60を所持する人をエレベータ利用者として検知し、当該1階の乗場呼び自動登録情報をエレベータ群管理装置50Aに送信する。また乗場呼び自動登録装置40は、所定の携帯端末60から送信された端末信号が第3利用者端末信号受信装置43で受信された後、所定時間内に第4利用者端末信号受信装置44で受信されると、当該携帯端末60を所持する人をエレベータ利用者として検知し、当該1階の乗場呼び自動登録情報をエレベータ群管理装置50Aに送信する。
エレベータ群管理装置50Aは、エレベータ情報取得部501と、乗場呼び自動登録情報受信部502と、乗場呼び登録部503と、応答かご検知部504と、かご内利用者検知部505と、かご混雑度検知部506と、かごドア戸開時間認識部507と、割り当てかご決定部508Aとを有する。
エレベータ情報取得部501は、第1エレベータ制御装置12から送信された第1エレベータ10内の各機器の稼働状態情報、第2エレベータ制御装置22から送信された第2エレベータ20内の各機器の稼働状態情報、および第3エレベータ制御装置32から送信された第3エレベータ30内の各機器の稼働状態情報を取得する。乗場呼び自動登録情報受信部502は、乗場呼び自動登録装置40から送信された乗場呼び自動登録情報を受信する。乗場呼び登録部503は、乗場操作盤14、24、および34で乗場呼び操作が行われると、該当する階床の乗場呼び情報を登録する。また乗場呼び登録部503は、乗場呼び自動登録情報受信部502で乗場よび自動登録情報が受信されると、該当する階床の乗場呼び情報を自動登録する。
応答かご検知部504は、乗場呼び自動登録情報受信部502で乗場呼び自動登録情報が受信されたときに、該当する階床で応答中(戸開中)の乗りかごを検知する。応答かご検知部504は、乗りかご内に乗車中の利用者を、当該乗りかご内に設置された人感センサ、当該乗りかごの床に設置された荷重検知器(図示せず)の検知情報、または、乗りかご内に設置したかご内カメラ装置(図示せず)で撮影した撮像情報の解析情報等により検知する。
かご内利用者検知部505は、応答かご検知部504で検知された乗りかご内に乗車中の利用者を検知する。かご混雑度検知部506は、かご内利用者検知部505で当該乗りかご内に乗車中の利用者が検知されると、当該乗りかご内の混雑度を検知する。かご混雑度検知部506は乗りかご内の混雑度を、荷重検知器で検知された乗りかご内の利用者の荷重量と当該乗りかごの積載荷重の上限値とを比較することで算出してもよいし、かご内カメラ装置で撮影した乗りかご内の撮像情報を解析することで算出してもよい。かごドア戸開時間認識部507は、応答かご検知部504で検知された乗りかごが当該階で戸開してからの経過時間を認識する。
割り当てかご決定部508Aは、乗場呼び登録部503に乗場呼びが自動登録されたときに、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかごが既に満員である場合、または、満員ではないが戸開から第1時間以上経過していると判断した場合には、他のエレベータの乗りかごを当該乗場呼びに応答させる決定をする。また、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかご内に利用者がいない場合、または、利用者がいるが満員ではなく戸開から第1時間を経過していないと判断した場合には、戸開中の乗りかごを当該乗場呼びに応答させる決定をする。
〈第1実施形態によるエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Aの動作について説明する。本実施形態において、1階乗場に携帯端末60を所持する利用者Xが入場し、当該携帯端末60から発信された端末信号が第3利用者端末信号受信装置43で受信され、その後所定時間内に第4利用者端末信号受信装置44で受信されると、これらの受信情報が乗場呼び自動登録装置40で取得される。乗場呼び自動登録装置40では、これらの受信情報に基づいて、携帯端末60を所持する利用者Xがエレベータ利用者として検知され、当該1階の乗場呼び自動登録情報がエレベータ群管理装置50Aに送信される。
エレベータ群管理装置50Aにおいて、乗場呼び自動登録情報が受信されたときに実行される処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
乗場呼び自動登録装置40から送信された乗場呼び自動登録情報は、エレベータ群管理装置50Aの乗場呼び自動登録情報受信部502で受信され、乗場呼び登録部503に自動登録される。また、乗場呼び自動登録情報が乗場呼び自動登録情報受信部502で受信されたときに(S1の「YES」)、応答かご検知部504において、当該1階で戸開中の乗りかごがあるか否かが検知される。ここでは、第2エレベータ20の乗りかご21が戸開中の乗りかごとして検知されたものとする(S2の「YES」)。
次に、かご内利用者検知部505において、当該乗りかご21内に乗車している利用者が検知される。ここで、当該乗りかご21内に乗車している利用者が検知されると(S3の「YES」)、かご混雑度検知部506により、当該乗りかご21内の混雑度が検知される。ここで、戸開中の乗りかご21が満員状態であると判断されると(S4の「YES」)、割り当てかご決定部508Aにより、他のエレベータ、つまり第1エレベータ10または第3エレベータ30を、当該乗場呼びに応答させることが決定される(S5)。他のエレベータが応答されることで、当該自動乗場呼びに対して戸開中の乗りかご21の戸開延長や再戸開はされない。
また、ステップS4において、戸開中の乗りかご21が満員状態ではないときには、かごドア戸開時間認識部507において、当該乗りかご21が当該1階で戸開してからの経過時間が認識される。そして、当該乗りかご21が戸開してから、予め設定された第1時間以上経過しているときには(S6の「YES」)、他のエレベータ、つまり第1エレベータ10または第3エレベータ30を、当該乗場呼びに応答させることが決定される(S5)。
また、ステップS3において、当該乗りかご21内に利用者がいないと判断されたとき(S3の「NO」)、または、ステップS6において、当該乗りかご21が戸開してから第1時間が経過していないと判断されたとき(S6の「NO」)には、戸開中の乗りかご21を当該乗場呼びに応答させることが決定される(S7)。戸開中の乗りかごが応答されることで、当該自動乗場呼びに対して戸開延長や再戸開等の処理が実行される。
また、ステップS2において、当該1階で戸開中の乗りかごがないと判定されたとき(S2の「NO」)には、第1エレベータ10〜第3エレベータ30の中のいずれかの乗りかごを当該乗場呼びに応答させることが決定される(S8)。例えば、最も早く当該1階に着床可能な乗りかごを応答させることが決定される。
当該乗場呼びに応答させる乗りかごが決定されると、該当するエレベータのエレベータ制御装置に、応答指令が送信され応答される。
以上の第1実施形態によれば、乗場呼び自動登録装置により、乗場にいる利用者が検知されて乗場呼びが自動登録されたときに、当該利用者が既に戸開中の乗りかごへの乗車意思があるか否かを考慮して応答させる乗りかごを決定することで、乗場にいる利用者と乗りかご内の利用者との双方へのサービスを低下させないようにエレベータを運転させることができる。
《第2実施形態》
〈第2実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステム1Bの構成は、第1実施形態で説明した図1のエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。本実施形態において、エレベータ群管理装置50Bは、図4に示すように、かごドア動作状態認識部509を有する他は、第1実施形態で説明したエレベータ群管理装置50Aと同様の構成を有する。
かごドア動作状態認識部509は、応答かご検知部504で検知された乗りかごが、戸開動作中であるか、全戸開中であるか、戸閉動作中であるかを検知する。
割り当てかご決定部508Bは、乗場呼び登録部503に乗場呼びが自動登録されたときに、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかご内に利用者がいない場合、利用者がいるが満員ではなく戸開から第2時間を経過していないと判断した場合、または、利用者がいるが満員ではなく戸開から第2時間以上経過しており、第2時間よりも長い第3時間を経過しておらず、且つ、当該乗りかごが戸閉動作中ではないと判断した場合には、戸開中の乗りかごを乗場呼びに応答させる決定をする。
また、割り当てかご決定部508Bは、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかごが既に満員である場合、満員ではないが戸開から第2時間以上経過しており、第2時間よりも長い第3時間を経過しておらず、且つ、当該乗りかごが戸閉動作中である場合、または、満員ではないが戸開から第3時間を経過していると判断した場合には、他のエレベータの乗りかごを当該乗場呼びに応答させる決定をする。
〈第2実施形態によるエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Bの動作について説明する。本実施形態において、1階乗場に携帯端末60を所持する利用者Xが入場して乗場呼び自動登録装置40から乗場呼び自動登録情報が送信されたときに、エレベータ群管理装置50Bで実行される処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
図5において、ステップS11〜S14の「YES」、S15、S17、およびS18で実行される処理は、第1実施形態で説明したステップS1〜S4の「YES」、S5、S7、およびS8の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。ステップS14において、戸開中の乗りかご21が満員状態ではないとき(S14の「NO」)には、かごドア戸開時間認識部507において、当該乗りかご21が当該1階で戸開してからの経過時間が認識される。そして、当該乗りかご21が戸開してから、予め設定された第2時間以上経過しているときには(S16の「YES」)、さらに、予め設定された第2時間よりも長い第3時間を経過しているか否かが判定される(S19)。ここで、戸開から第3時間以上経過していると判定されたとき(S19の「YES」)には、他のエレベータの乗りかごを当該乗場呼びに応答させることが決定される(S15)。
ステップS19において、戸開から第2時間以上経過しているが第3時間を経過していないと判定されたとき(S19の「NO」)には、かごドア動作状態認識部509において、乗りかご21が戸閉動作中であるかが検知される(S20)。そして、乗りかご21が戸閉動作中であると判定されると(S20の「YES」)、割り当てかご決定部508Bにより、他のエレベータの乗りかごを当該乗場呼びに応答させることが決定される(S15)。
また、ステップS20において、乗りかご21が戸閉動作中ではないと判定されたとき(S20の「NO」)には、戸開中の乗りかご21を当該乗場呼びに応答させることが決定される(S17)。
以上の第2実施形態によれば、乗場呼び自動登録装置により、乗場にいる利用者が検知されて乗場呼びが自動登録されたときに、当該利用者が既に戸開中の乗りかごへの乗車意思があるか否かをさらに精度よく考慮して応答させる乗りかごを決定することで、乗場にいる利用者と乗りかご内の利用者との双方へのサービスを低下させないようにエレベータを運転させることができる。
《第3実施形態》
〈第3実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第3実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステム1Cの構成は、第1実施形態で説明した図1のエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。本実施形態において、エレベータ群管理装置50Cは、図6に示すように、予測到着時間計算部510を有する他は、第1実施形態で説明したエレベータ群管理装置50Aと同様の構成を有する。
予測到着時間計算部510は、応答かご検知部504で検知された乗りかごが戸開してから、他のエレベータの乗りかごが当該階床に到着するまでの予測時間を計算する。この予測時間は、各エレベータで発生しているかご呼び、乗場呼びや、今後登録される可能性のあるかご呼び、乗場呼びを考慮して計算される。
割り当てかご決定部508Cは、乗場呼び登録部503に乗場呼びが自動登録されたときに、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかごが既に満員である場合、または、満員ではないが戸開から第1時間以上経過しており、所定時間内に応答可能な他のエレベータがあると判断した場合には、他のエレベータの乗りかごを当該乗場呼びに応答させる決定をする。
また割り当てかご決定部508Cは、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかご内に利用者がいない場合、利用者がいるが満員ではなく戸開から第1時間を経過していないと判断した場合、または、満員ではないが戸開から第1時間以上経過しており、所定時間内に応答可能な他のエレベータがないと判断した場合には、戸開中の乗りかごを乗場呼びに応答させる決定をする。
〈第3実施形態によるエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Cの動作について説明する。本実施形態において、1階乗場に携帯端末60を所持する利用者Xが入場して乗場呼び自動登録装置40から乗場呼び自動登録情報が送信されたときに、エレベータ群管理装置50Cで実行される処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
図7において、ステップS21〜S26の「YES」、S27、およびS28で実行される処理は、第1実施形態で説明したステップS1〜S6の「YES」、S7、およびS8の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS26において、当該乗りかご21が当該1階で戸開してから第1時間以上が経過しているときには(S26の「YES」)、予測到着時間計算部510で計算された情報に基づいてさらに、所定時間内に応答可能な他のエレベータがあるか否かが判定される(S29)。ここで、所定時間内に応答可能な他のエレベータがあると判定されたとき(S29の「YES」)には、当該他のエレベータの乗りかごを当該乗場呼びに応答させることが決定される(S25)。
ステップS29において、所定時間内に応答可能な他のエレベータがないと判定されたとき(S29の「NO」)には、戸開中の乗りかご21を当該乗場呼びに応答させることが決定される(S27)。
以上の第3実施形態によれば、乗場呼び自動登録装置により、乗場にいる利用者が検知されて乗場呼びが自動登録されたときに、当該利用者が既に戸開中の乗りかごへの乗車意思があるか否かを考慮して、応答させる乗りかごを効率よく決定することで、乗場にいる利用者と乗りかご内の利用者との双方へのサービスを低下させないようにエレベータを運転させることができる。
《第4実施形態》
〈第4実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第4実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステム1Dの構成は、第1実施形態で説明した図1のエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。本実施形態において、エレベータ群管理装置50Dは、図8に示すように、利用者移動速度認識部511を有する他は、第1実施形態で説明したエレベータ群管理装置50Aと同様の構成を有する。
本実施形態において乗場呼び自動登録装置40は、エレベータ利用者を検知したときに、第1利用者端末信号受信装置41で当該利用者の携帯端末60の端末信号が受信されてから、第2利用者端末信号受信装置42で当該携帯端末60の端末信号が受信されるまでの時間の情報、または、第3利用者端末信号受信装置43で当該利用者の携帯端末60の端末信号が受信されてから、第4利用者端末信号受信装置44で当該携帯端末60の端末信号が受信されるまでの時間の情報を取得する。そして、取得した情報を、乗場呼び自動登録情報とともにエレベータ群管理装置50Dに送信する。
利用者移動速度認識部511は、乗場呼び自動登録情報受信部502で乗場呼び自動登録装置40から乗場呼び自動登録情報とともに受信された情報に基づいて、検知された利用者の移動速度を算出して認識する。
割り当てかご決定部508Dは、乗場呼び登録部503に乗場呼びが自動登録されたときに、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかごが既に満員である場合、または、満員ではないが当該階床にいる利用者の移動速度が所定値よりも遅く、且つ、戸開から第1時間以上経過していると判断した場合には、他のエレベータの乗りかごを当該乗場呼びに応答させる決定をする。
また割り当てかご決定部508Dは、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかご内に利用者がいない場合、または、利用者がいるが満員ではなく、当該階床にいる利用者の移動速度が所定値以上である場合、または、利用者がいるが満員ではなく、当該階床にいる利用者の移動速度が所定値よりも遅く、且つ、戸開から第1時間を経過していないと判断した場合には、戸開中の乗りかごを当該乗場呼びに応答させる決定をする。
〈第4実施形態によるエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Dの動作について説明する。本実施形態において、1階乗場に携帯端末60を所持する利用者Xが入場して乗場呼び自動登録装置40から乗場呼び自動登録情報が送信されたときに、エレベータ群管理装置50Dで実行される処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。
図9において、ステップS31〜S34の「YES」、S35、S38、およびS39で実行される処理は、第1実施形態で説明したステップS1〜S4の「YES」、S5、S7、およびS8の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。ステップS34において、戸開中の乗りかご21が満員状態ではないとき(S34の「NO」)には、利用者移動速度認識部511で認識された利用者の移動速度が所定値以上であるか否かが判定される(S36)。ここで、利用者の移動速度が所定値よりも遅いと判定されたとき(S36の「NO」)には、さらに、当該乗りかご21が戸開してから第1時間以上経過したか否かが判定される(S37)。
ステップS37において、当該乗りかご21が戸開してから第1時間以上経過していると判定されたとき(S37の「YES」)には、他のエレベータの乗りかごを当該乗場呼びに応答させることが決定される(S35)。また、ステップS37において、当該乗りかご21が戸開してから第1時間を経過していないと判定されたとき(S37の「NO」)、または、ステップS36において利用者の移動速度が所定値以上であると判定されたとき(S36の「YES」)には、戸開中の乗りかご21を当該乗場呼びに応答させることが決定される(S38)。
以上の第4実施形態によれば、乗場呼び自動登録装置により、乗場にいる利用者が検知されて乗場呼びが自動登録されたときに、当該利用者が既に戸開中の乗りかごへの乗車意思があるか否かをさらに精度よく考慮して応答させる乗りかごを決定することで、乗場にいる利用者と乗りかご内の利用者との双方へのサービスを低下させないようにエレベータを運転させることができる。
《第5実施形態》
〈第5実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第5実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステム1Eの構成は、第1実施形態で説明した図1のエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。本実施形態において、エレベータ群管理装置50Eは、図10に示すように、乗り合わせ設定情報取得部512を有する他は、第1実施形態で説明したエレベータ群管理装置50Aと同様の構成を有する。
本実施形態において利用者の携帯端末60には、当該利用者が、エレベータを利用しようとしたときに既に戸開中の乗りかごがある場合に、他の乗客との乗り合わせを許容するか否かを示す乗り合わせ許容情報が設定されている。第1利用者端末信号受信装置41〜第4利用者端末信号受信装置44は、乗場に入場した利用者の携帯端末60から、端末信号とともに乗り合わせ許容情報を受信し、乗場呼び自動登録装置40に送信する。
乗場呼び自動登録装置40は、エレベータ利用者を検知したときに、当該階床の乗場呼び自動登録情報とともに、当該利用者の乗り合わせ許容情報をエレベータ群管理装置50Dに送信する。乗り合わせ設定情報取得部512は、乗場呼び自動登録情報受信部502で乗場呼び自動登録装置40から乗場呼び自動登録情報とともに受信された乗り合わせ許容情報を取得する。
割り当てかご決定部508Eは、乗場呼び登録部503に乗場呼びが自動登録されたときに、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかごが既に満員である場合、または、満員ではないが戸開から第1時間以上経過しており、且つ、当該乗場にいるエレベータ利用者が他の利用者との乗り合わせを許容していないと判断した場合には、他のエレベータの乗りかごを当該乗場呼びに応答させる決定をする。
また割り当てかご決定部508Eは、当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかご内に利用者がいない場合、利用者がいるが満員ではなく戸開から第1時間を経過していないと判断した場合、または、利用者がいるが満員ではなく、戸開から第1時間以上経過したが、当該乗場にいるエレベータ利用者が他の利用者との乗り合わせを許容していると判断した場合には、戸開中の乗りかごを当該乗場呼びに応答させる決定をする。
〈第5実施形態によるエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Eの動作について説明する。本実施形態において、1階乗場に携帯端末60を所持する利用者Xが入場して乗場呼び自動登録装置40から乗場呼び自動登録情報が送信されたときに、エレベータ群管理装置50Eで実行される処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。
図11において、ステップS41〜S46の「YES」、S47、およびS48で実行される処理は、第1実施形態で説明したステップS1〜S6の「YES」、S7、およびS8の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS46において、当該乗りかご21が当該1階で戸開してから第1時間以上が経過しているときには(S46の「YES」)、割り当てかご決定部508Eにおいて、検知された利用者が他の利用者との乗り合わせを許容しているか否かが判定される(S49)。ここで、当該利用者が他の利用者との乗り合わせを許容していないと判定されたとき(S49の「NO」)には、他のエレベータの乗りかごを当該乗場呼びに応答させることが決定される(S45)。
ステップS49において、当該利用者が他の利用者との乗り合わせを許容していると判定されたとき(S49の「YES」)には、戸開中の乗りかご21を当該乗場呼びに応答させることが決定される(S47)。
以上の第5実施形態によれば、乗場呼び自動登録装置により、乗場にいる利用者が検知されて乗場呼びが自動登録されたときに、当該利用者が既に戸開中の乗りかごへの乗車意思があるか否かをさらに精度よく考慮して応答させる乗りかごを決定することで、乗場にいる利用者と乗りかご内の利用者との双方へのサービスを低下させないようにエレベータを運転させることができる。
《第6実施形態》
〈第6実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第6実施形態によるエレベータ群管理装置を利用したエレベータシステム1Fの構成は、第1実施形態で説明した図1のエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。本実施形態において、エレベータ群管理装置50Fは、図12に示すように、他かご応答報知部513を有する他は、第1実施形態で説明したエレベータ群管理装置50Aと同様の構成を有する。
他かご応答報知部513は、割り当てかご決定部508Fで他のエレベータの乗りかごを、自動登録された乗場呼びに応答させることが決定されたときに、戸開中の乗りかごではなく他の乗りかごが応答予定であることを報知する報知情報を乗場で出力させる。
〈第6実施形態によるエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Fの動作について説明する。本実施形態において、1階乗場に携帯端末60を所持する利用者Xが入場して乗場呼び自動登録装置40から乗場呼び自動登録情報が送信されたときに、エレベータ群管理装置50Fで実行される処理について、図13のフローチャートを参照して説明する。
図13において、ステップS51〜S48で実行される処理は、第1実施形態で説明したステップS1〜S8の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態において、ステップS55において、割り当てかご決定部508Fで他のエレベータの乗りかごを、自動登録された乗場呼びに応答させることが決定されると、他かご応答報知部513により、戸開中の乗りかごではなく他の乗りかごが応答予定であることを報知する報知情報が乗場で出力される(S59)。具体的には、応答対象とする他のエレベータの応答表示装置を点灯させることで、当該エレベータの乗りかごが応答することが示される。
以上の第6実施形態によれば、乗場呼び自動登録装置により、乗場にいる利用者が検知されて乗場呼びが自動登録されたときに、戸開中の乗りかごではなく、他のエレベータの乗りかごが応答されるときに当該情報が乗場で報知されることで、利用者の利便性を向上させることができる。
上述した実施形態においては、乗場呼び自走登録装置が、複数の利用者端末信号受信装置を利用して乗場に入場した利用者を検知する場合について説明したが、屋内GPS機能を利用して検知するようにしてもよい。または、乗場に設置された乗場カメラ装置で撮影された撮像情報を解析することで、検知するようにしてもよい。この場合、利用者の速度情報も、撮像情報を解析することで計測される。またこの場合、乗り合わせ設定情報は、乗場に別に設置された受信装置により、利用者の携帯端末から取得される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A,1B,1C,1D,1E,1F…エレベータシステム、2…エレベータ乗場、3…昇降路、10…第1エレベータ、11,21,31…乗りかご、12…第1エレベータ制御装置、13,23,33…乗場ドア、14,24,34…乗場操作盤、15,25,35…応答表示装置、20…第2エレベータ、22…第2エレベータ制御装置、30…第3エレベータ、32…第3エレベータ制御装置、40…乗場呼び自動登録装置、41…第1利用者端末信号受信装置、42…第2利用者端末信号受信装置、43…第3利用者端末信号受信装置、44…第4利用者端末信号受信装置、50A,50B,50C,50D,50E,50F…エレベータ群管理装置、60…携帯端末、111,211,311…かごドア、501…エレベータ情報取得部、502…乗場呼び自動登録情報受信部、503…乗場呼び登録部、504…応答かご検知部、505…かご内利用者検知部、506…かご混雑度検知部、507…かごドア戸開時間認識部、508A,508B,508C,508D,508E,508F…割り当てかご決定部、509…かごドア動作状態認識部、510…予測到着時間計算部、511…利用者移動速度認識部、512…乗り合わせ設定情報取得部、513…他かご応答報知部

Claims (5)

  1. 複数台のエレベータと、前記複数台のエレベータの乗場に設置され、前記乗場にいるエレベータ利用者を検知すると当該乗場階の乗場呼びを自動登録する乗場呼び自動登録装置とに接続され、
    前記複数台のエレベータの稼働状態情報を取得するエレベータ情報取得部と、
    前記乗場呼び自動登録装置が設置された階床の乗場にいるエレベータ利用者の移動速度を認識する利用者移動速度認識部と、
    前記乗場呼び自動登録装置が設置された階床の乗場呼びが自動登録されたときに、前記エレベータ情報取得部で取得した情報および前記利用者移動速度認識部で認識された利用者の移動速度の情報に基づいて、
    当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかご内に利用者がいない場合、利用者がいるが満員ではなく、当該階床にいる利用者の移動速度が所定値以上である場合、または、利用者がいるが満員ではなく、当該階床にいる利用者の移動速度が所定値よりも遅く、且つ、戸開から第1時間を経過していないと判断した場合には、前記戸開中の乗りかごを前記乗場呼びに応答させる決定をし、
    当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかごが既に満員である場合、または、満員ではないが当該階床にいる利用者の移動速度が所定値よりも遅く、且つ、戸開から前記第1時間以上経過していると判断した場合には、他のエレベータの乗りかごを前記乗場呼びに応答させる決定をする割り当てかご決定部と
    を備えることを特徴とするエレベータ群管理装置。
  2. 複数台のエレベータと、前記複数台のエレベータの乗場に設置され、前記乗場にいるエレベータ利用者を検知すると当該乗場階の乗場呼びを自動登録する乗場呼び自動登録装置と、前記乗場呼び自動登録装置が設置された階床にいる利用者が所持する携帯端末とに接続され、
    前記複数台のエレベータの稼働状態情報を取得するエレベータ情報取得部と、
    前記携帯端末で設定された、当該利用者が、他の利用者との乗り合わせを許容するか否かを示す情報を取得する乗り合わせ設定情報取得部と、
    前記乗場呼び自動登録装置が設置された階床の乗場呼びが自動登録されたときに、前記エレベータ情報取得部で取得した情報、および前記乗り合わせ設定情報取得部で受信された情報に基づいて、
    当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかご内に利用者がいない場合、利用者がいるが満員ではなく戸開から第1時間を経過していないと判断した場合、または、利用者がいるが満員ではなく、戸開から前記第1時間以上経過したが、当該乗場にいるエレベータ利用者が他の利用者との乗り合わせを許容していると判断した場合には、前記戸開中の乗りかごを前記乗場呼びに応答させる決定をし、
    当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかごが既に満員である場合、または、満員ではないが戸開から前記第1時間以上経過しており、且つ、当該乗場にいるエレベータ利用者が他の利用者との乗り合わせを許容していないと判断した場合には、他のエレベータの乗りかごを前記乗場呼びに応答させる決定をする割り当てかご決定部と
    を備えることを特徴とするエレベータ群管理装置。
  3. 前記乗場呼び自動登録装置が設置された階床に設置された、出力装置に接続され、
    前記割り当てかご決定部で他のエレベータの乗りかごを乗場呼びに応答させることが決定されたときに、他の乗りかごが応答予定であることを報知する報知情報を、前記出力装置から出力させる他かご応答報知部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ群管理装置。
  4. 複数台のエレベータと、前記複数台のエレベータの乗場に設置され、前記乗場にいるエレベータ利用者を検知すると当該乗場階の乗場呼びを自動登録する乗場呼び自動登録装置とに接続されたエレベータ群管理装置が、
    前記複数台のエレベータの稼働状態情報を取得するエレベータ情報取得ステップと、
    前記乗場呼び自動登録装置が設置された階床の乗場にいるエレベータ利用者の移動速度を認識する利用者移動速度認識ステップと、
    前記乗場呼び自動登録装置が設置された階床の乗場呼びが自動登録されたときに、前記エレベータ情報取得ステップで取得した情報および前記利用者移動速度認識ステップで認識された利用者の移動速度の情報に基づいて、
    当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかご内に利用者がいない場合、利用者がいるが満員ではなく、当該階床にいる利用者の移動速度が所定値以上である場合、または、利用者がいるが満員ではなく、当該階床にいる利用者の移動速度が所定値よりも遅く、且つ、戸開から第1時間を経過していないと判断した場合には、前記戸開中の乗りかごを前記乗場呼びに応答させる決定をし、
    当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかごが既に満員である場合、または、満員ではないが当該階床にいる利用者の移動速度が所定値よりも遅く、且つ、戸開から前記第1時間以上経過していると判断した場合には、他のエレベータの乗りかごを前記乗場呼びに応答させる決定をする割り当てかご決定ステップと
    を有することを特徴とするエレベータ群管理方法。
  5. 複数台のエレベータと、前記複数台のエレベータの乗場に設置され、前記乗場にいるエレベータ利用者を検知すると当該乗場階の乗場呼びを自動登録する乗場呼び自動登録装置と、前記乗場呼び自動登録装置が設置された階床にいる利用者が所持する携帯端末とに接続されたエレベータ群管理装置が、
    前記複数台のエレベータの稼働状態情報を取得するエレベータ情報取得ステップと、
    前記携帯端末で設定された、当該利用者が、他の利用者との乗り合わせを許容するか否かを示す情報を取得する乗り合わせ設定情報取得ステップと、
    前記乗場呼び自動登録装置が設置された階床の乗場呼びが自動登録されたときに、前記エレベータ情報取得ステップで取得した情報、および前記乗り合わせ設定情報取得ステップで受信された情報に基づいて、
    当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかご内に利用者がいない場合、利用者がいるが満員ではなく戸開から第1時間を経過していないと判断した場合、または、利用者がいるが満員ではなく、戸開から前記第1時間以上経過したが、当該乗場にいるエレベータ利用者が他の利用者との乗り合わせを許容していると判断した場合には、前記戸開中の乗りかごを前記乗場呼びに応答させる決定をし、
    当該階床で戸開中の乗りかごがあり、当該乗りかごが既に満員である場合、または、満員ではないが戸開から前記第1時間以上経過しており、且つ、当該乗場にいるエレベータ利用者が他の利用者との乗り合わせを許容していないと判断した場合には、他のエレベータの乗りかごを前記乗場呼びに応答させる決定をする割り当てかご決定ステップと
    を有することを特徴とするエレベータ群管理方法。
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