JP5609180B2 - 情報表示システム、情報処理装置、情報表示方法及び情報表示用プログラム - Google Patents

情報表示システム、情報処理装置、情報表示方法及び情報表示用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報表示システム、情報処理装置、情報表示方法及び情報表示用プログラムの技術分野に属する。より詳細には、エレベータの乗りかご等の搬送体内の状態を表示する情報表示システム、情報表示方法及び情報表示用プログラム並びに当該情報表示システムに含まれる情報処理装置の技術分野に属する。
従来、防犯上の観点から、エレベータの乗りかご内を撮像し、その映像を表示する表示システムがある。例えば下記特許文献1に開示されている技術では、防犯カメラから取得した乗りかご内の映像を解析してその利用者の外観を判別し、当該乗りかご内に設置してあるモニタへ表示する構成とされている。
特開2007−261722公報
しかしながら上記特許文献1に開示されている技術では、防犯カメラから取得した映像がそのまま乗りかご内のモニタへ表示される。このため、エレベータの利用者のプライバシー保護が不十分となる場合があるという問題点があった。また、防犯カメラの映像は乗りかご内のモニタにしか表示されないため、実際にエレベータに乗らないと乗りかご内の状況が把握できず、結果として利用者が望ましくない状況で乗りかごに乗らざるを得ない場合があるという問題点もあった。
そこで、本発明は上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、例えばエレベータの利用者に係るプライバシー等を保護しつつ、当該利用者にとって望ましくない状況下でエレベータを利用することを未然に且つ自発的に回避することが可能な情報表示システム、情報表示方法及び情報表示用プログラム並びに当該情報表示システムに含まれる情報処理装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、乗りかご等の搬送手段により搬送されており且つ人を含む一又は複数の被搬送体を撮像するカメラ等の撮像手段と、撮像された前記被搬送体の態を示す状態マークであって、前記人の性別及び予め設定された年齢幅毎に異なる状態マークを記憶する記憶部等の状態マーク記憶手段と、前記状態に基づいて、前記被搬送体に含まれる前記人の前記年齢幅を検出する処理部等の属性検出手段と、前記検出された年齢幅に対応する前記状態マークを、各前記人毎に前記状態マーク記憶手段から読み出す処理部等の読出手段と、前記搬送手段外の位置に設置されたホールディスプレイ等の表示手段と、前記読み出された状態マークを、当該状態マークが対応する前記人毎に前記表示手段に表示させる処理部等の表示制御手段と、を備える。
請求項1に記載の発明によれば、人を含んで搬送されている被搬送体の状態を各被搬送体毎に示す状態マークを、搬送手段外の位置に設置された表示手段に各被搬送体毎に表示させるので、当該被搬送体自体の画像等を表示させないことで当該被搬送体に係るプライバシー等を保護することができる。また搬送手段内に入ることなく、搬送されている被搬送体の状態を当該搬送手段外から確認することができる。
更に、搬送手段により搬送されている人の属性に対応する状態マークを、当該状態マークが対応する人毎に表示手段に表示させるので、搬送されている人のプライバシー等を保護しつつ且つ搬送手段内に入ることなく、当該搬送されている人の状態を搬送手段外から確認することができる。
更にまた、搬送されている人の年齢幅に対応する状態マークを、当該状態マークが対応する人毎に表示手段に表示させるので、搬送されている人の状態をより詳細に確認することができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示システムにおいて、前記状態マークは、前記性別及び前記年齢幅を一つのマークで識別可能に示す性別年齢幅マークを含み、前記属性検出手段は、前記状態に基づいて、前記被搬送体に含まれる前記人の前記性別及び前記年齢幅を検出し、前記読出手段は、前記検出された性別及び年齢幅に対応する前記性別年齢幅マークを含む前記状態マークを、各前記人毎に前記状態マーク記憶手段から読み出して前記表示制御手段に出力するように構成される。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、状態マークが性別年齢幅マークを含み、撮像された被搬送体の状態に基づいて被搬送体に含まれる人の年齢幅及び性別を検出し、その検出された年齢幅及び性別に対応する性別年齢幅マークを含む状態マークを各人毎に読み出して表示制御手段に出力する。よって、性別年齢幅マークを含む状態マークを用いることで、搬送されている人のプライバシー等を保護しつつ、当該搬送されている人の状態を搬送手段外からより詳細に確認することができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報表示システムにおいて、前記表示手段は、前記搬送手段が移動する経路上の当該搬送手段外の位置に設置されている。
請求項に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、搬送手段が移動する経路上の搬送手段外の位置に表示手段が設置されているので、搬送手段の利用者が、搬送手段内に入ることなく被搬送体の状態を搬送手段外から確認することができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報表示システムにおいて、前記撮像手段は、前記搬送手段に設置され且つ赤外線を用いて当該搬送手段により搬送されている前記被搬送体を撮像する赤外線センサ等の赤外線撮像手段であり、前記状態マーク記憶手段は、前記被搬送体が生物である場合に用いられる前記状態マークである生物マークと、前記被搬送体が非生物である場合に用いられる前記状態マークである非生物マークと、を記憶し、前記状態に基づいて、前記被搬送体が生物であるか非生物であるかを検出する処理部等の生物検出手段を更に備え前記読出手段は、前記生物検出手段による検出結果に対応する前記生物マーク又は前記非生物マークのいずれか一方を、各前記被搬送体毎に前記状態マーク記憶手段から読み出して前記表示制御手段に出力し、前記表示制御手段は、出力されてきた前記いずれか一方を、当該いずれか一方が対応する前記被搬送体毎に前記表示手段に表示させるように構成される。
請求項に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、被搬送体が生物であるか非生物であるかに基づき、生物マーク又は非生物マークのいずれか一方を、対応する被搬送体毎に表示手段に表示させるので、被搬送体が生物であるか被生物であるかを搬送手段内に入ることなく搬送手段外から確認することができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報表示システムにおいて、前記撮像手段は、前記搬送手段に設置され且つ当該搬送手段により搬送されている前記被搬送体を撮像し、前記状態マーク記憶手段は、前記被搬送体が動いている場合に対応する前記状態マークである動体マークと、前記被搬送体が静止している場合に対応する前記状態マークである静止体マークと、を記憶し、前記状態に基づいて、前記被搬送体が動いているか否かを検出する処理部等の動体検出手段を更に備え前記読出手段は、前記動体検出手段による検出結果に対応する前記動体マーク又は前記静止体マークのいずれか一方を、各前記被搬送体毎に前記状態マーク記憶手段から読み出して前記表示制御手段に出力し、前記表示制御手段は、出力されてきた前記いずれか一方を、当該いずれか一方が対応する前記被搬送体毎に前記表示手段に表示させるように構成される。
請求項に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、被搬送体が動いているか否かに基づき、動体マーク又は静止体マークのいずれか一方を、対応する被搬送体毎に表示手段に表示させるので、被搬送体が動体であるか否かを搬送手段内に入ることなく搬送手段外から確認することができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の情報表示システムにおいて、前記搬送手段の利用者の生活に供される生活情報を記憶する記憶部等の生活情報記憶手段を更に備え、前記表示制御手段は、前記状態マークと共に前記生活情報を前記表示手段に表示させるように構成される。
請求項に記載の発明によれば、請求項1からのいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、状態マークと共に生活情報を表示手段に表示させるので、搬送手段を利用する利用者の利便性が向上する。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項からのいずれか一項に記載の情報表示システムにおいて、前記表示手段が設置されている前記位置に前記搬送手段により搬送される前記人が到着したことを検出するホールセンサ等の到着検出手段を更に備え、前記表示制御手段は、前記表示手段が設置されている前記位置に前記人が到着したことが検出されたとき、当該人が到着した位置に設置されている前記表示手段における前記状態マークの表示を開始するように構成される。
請求項に記載の発明によれば、請求項からのいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、表示手段が設置されている位置に人が到着したことが検出されたとき、当該人が到着した位置に設置されている表示手段における状態マークの表示を開始するので、被搬手段を利用する人がそのための操作等を開始する前に、搬送されている被搬送体の状態を当該搬送手段外から確認することができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の情報表示システムにおいて、前記搬送手段は集合住宅内に設置されているエレベータの乗りかごであり、前記被搬送体には前記集合住宅の住人が含まれており、前記表示手段が設置されている位置は、前記集合住宅内のエレベータホールであるように構成される。
請求項に記載の発明によれば、請求項1からのいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、搬送手段が集合住宅内に設置されているエレベータの乗りかごであり、被搬送体にはその集合住宅の住人が含まれており、更に表示手段が設置されている位置が、集合住宅内のエレベータホールであるので、搬送されている住人を含む被搬送体の状態を、当該被搬送体自体の画像等を表示させることなく且つエレベータの利用前にエレベータホールで確認することができる。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、乗りかご等の搬送手段により搬送されており且つ人を含む一又は複数の被搬送体を撮像する撮像工程と、撮像された前記被搬送体の状態に基づいて、前記被搬送体に含まれる前記人の年齢幅を検出する属性検出工程と、前記状態を示す状態マークであって前記人の性別及び予め設定された年齢幅毎に異なる状態マークのうち、前記検出された年齢幅に対応する前記状態マークを、前記搬送手段外の位置に設置された表示手段に、当該状態マークが対応する前記人毎に表示させる表示制御工程と、を含むように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の前記撮像手段及び前記表示手段に接続されていると共に、請求項1からのいずれか一項に記載の前記状態マーク記憶手段と、請求項1から8のいずれか一項に記載の前記属性検出手段と、請求項1から8のいずれか一項に記載の前記読出手段と、請求項1からのいずれか一項に記載の前記表示制御手段と、を備える。
請求項又は10に記載の発明によれば、人を含んで搬送されている被搬送体の状態を各被搬送体毎に示す状態マークを、搬送手段外の位置に設置された表示手段に各被搬送体毎に表示させるので、当該被搬送体自体の画像等を表示させないことで当該被搬送体に係るプライバシー等を保護することができる。また搬送手段内に入ることなく、搬送されている被搬送体の状態を当該搬送手段外から確認することができる。
更に、搬送手段により搬送されている人の属性に対応する状態マークを、当該状態マークが対応する人毎に表示手段に表示させるので、搬送されている人のプライバシー等を保護しつつ且つ搬送手段内に入ることなく、当該搬送されている人の状態を搬送手段外から確認することができる。
更にまた、搬送されている人の年齢幅に対応する状態マークを、当該状態マークが対応する人毎に表示手段に表示させるので、搬送されている人の状態をより詳細に確認することができる。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、乗りかご等の搬送手段により搬送されており且つ人を含む一又は複数の被搬送体を撮像するカメラ等の撮像手段と、前記搬送手段外の位置に設置されたホールディスプレイ等の表示手段と、に接続されているコンピュータを、撮像された前記被搬送体の状態に基づいて、前記被搬送体に含まれる前記人の年齢幅を検出する属性検出手段、及び、前記状態を示す状態マークであって前記人の性別及び予め設定された年齢幅毎に異なる状態マークのうち、前記検出された年齢幅に対応する前記状態マークを、当該状態マークが対応する前記人毎に前記表示手段に表示させる表示制御手段、として機能させる。
請求項11に記載の発明によれば、当該情報表示用プログラムをコンピュータで読み込んで実行させることにより、人を含んで搬送されている被搬送体の状態を各被搬送体毎に示す状態マークを、搬送手段外の位置に設置された表示手段に各被搬送体毎に表示させるように当該コンピュータが機能するので、当該被搬送体自体の画像等を表示させないことで当該被搬送体に係るプライバシー等を保護することができる。また搬送手段内に入ることなく、搬送されている被搬送体の状態を当該搬送手段外から確認することができる。
更に、搬送手段により搬送されている人の属性に対応する状態マークを、当該状態マークが対応する人毎に表示手段に表示させるように当該コンピュータが機能するので、搬送されている人のプライバシー等を保護しつつ且つ搬送手段内に入ることなく、当該搬送されている人の状態を搬送手段外から確認することができる。
更にまた、搬送されている人の年齢幅に対応する状態マークを、当該状態マークが対応する人毎に表示手段に表示させるように当該コンピュータが機能するので、搬送されている人の状態をより詳細に確認することができる。
本発明によれば、人を含む被搬送体自体の画像等を表示させないことで当該被搬送体に係るプライバシー等を保護することができる。また搬送手段内に入ることなく、搬送されている被搬送体の状態を当該搬送手段外から確認することができる。
更に、搬送手段により搬送されている人の属性に対応する状態マークを、当該状態マークが対応する人毎に表示手段に表示させるので、搬送されている人のプライバシー等を保護しつつ且つ搬送手段内に入ることなく、当該搬送されている人の状態を搬送手段外から確認することができる。
更にまた、搬送されている人の年齢幅に対応する状態マークを、当該状態マークが対応する人毎に表示手段に表示させるので、搬送されている人の状態をより詳細に確認することができる。
従って、被搬送体に係るプライバシー等を保護しつつ、利用者にとって望ましくない状況下で搬送体を利用することを未然に且つ自発的に回避し得る。
第1実施形態に係る情報表示システムの概要構成を示すブロック図等であり、(a)は当該ブロック図であり、(b)は実施形態に係る制御端末の細部構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る各データベースの内容を例示する図であり、(a)は表示画像データベースの内容を例示する図(I)であり、(b)は表示画像データベースの内容を例示する図(II)であり、(c)はスケジュールデータベースの内容を例示する図である。 第1実施形態に係る着衣画像データベースの内容を例示する図である。 第1実施形態に係る情報表示動作の全体を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る属性決定動作の細部を示すフローチャート等であり、(a)は当該フローチャートであり、(b)は動体分類動作の細部を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るコンテンツ生成動作を示すフローチャートであり、(a)は平常時コンテンツ生成動作を示すフローチャートであり、(b)は異常時コンテンツ生成動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る表示例を示す図であり、(a)は全体図であり、(b)は人シンボルマークを例示する図である。 第2実施形態に係る情報表示システムの概要構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る属性決定動作の細部を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る属性決定動作の細部を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、例えばマンション等の集合住宅に設置されているエレベータの乗りかご内の状況を、当該エレベータの利用者に表示する情報表示システムに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
(I)第1実施形態
始めに、本発明に係る第1実施形態について、図1乃至図7を用いて説明する。なお、図1は第1実施形態に係る情報表示システムの概要構成を示すブロック図等であり、図2は第1実施形態に係る各データベースの内容を例示する図であり、図3は第1実施形態に係る着衣画像データベースの内容を例示する図である。また図4は第1実施形態に係る情報表示動作の全体を示すフローチャートであり、図5は第1実施形態に係る属性決定動作の細部を示すフローチャート等であり、図6は第1実施形態に係るコンテンツ生成動作を示すフローチャートである。更に図7は第1実施形態に係る表示例を示す図である。
図1(a)に示すように、第1実施形態に係る情報表示システムSは、搬送手段の一例としての上記各乗りかごEV内に夫々設置されているセンサ部SSと、いわゆる人感センサ等からなる到着検出手段の一例としてのホールセンサHSと、液晶ディスプレイ等からなる表示手段の一例としてのホールディスプレイDと、例えばサーバ装置として構成される制御端末SVと、例えばハードディスクドライブ等からなる状態マーク記憶手段の一例及び生活情報記憶手段の一例としての記憶部STと、により構成されている。
この構成において、ホールセンサHS及びホールディスプレイDは、乗りかごEV外の、例えば上記集合住宅の各階に設けられたエレベータホールHに設置されている。またセンサ部SSは、乗りかごEV内を可視光で撮像する状態検出手段の一例及び撮像手段の一例としてのカメラ10と、乗りかごEV内の温度を検出する温度センサ11と、乗りかごEV内の湿度を検出する湿度センサ12と、乗りかごEV内の温度分布を検出する赤外線センサ13と、により構成されている。更に記憶部STには、表示画像データベース20と、ログデータベース21と、生物画像データベース22と、非生物画像データベース23と、スケジュールデータベース24と、着衣画像データベース25と、が、夫々不揮発性に記憶されている。これら各データベースの細部については、後ほど図2及び図3を用いて説明する。
一方図1(b)に示すように、制御端末SVは、インターフェース1と、RAM(Random Access Memory)2と、ROM(Read Only Memory)3と、CPU等からなる状態マーク生成手段の一例、表示制御手段の一例、属性検出手段の一例、読出手段の一例及び動体検出手段の一例としての処理部4と、キーボード及びマウス等からなる操作部5と、液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ6と、により構成されている。この構成においてインターフェース1は、記憶部ST、センサ部SSを構成する各センサ等、ホールディスプレイD及びホールセンサHS夫々との間のデータの授受を制御する。ROM3には、後述する第1実施形態に係る情報表示動作を処理部4に実行させるためのプログラムや必要なデータ等が不揮発性に記憶されている。そして処理部4は、操作部5において実行された操作と、センサ部SSを構成するカメラ10からの画像信号及び他の各センサからのセンサ信号と、に基づき、ROM3に記憶されている上記プログラム等を読み出して実行することにより、第1実施形態に係る情報表示動作を実行する。即ち処理部4は、上記画像信号及びセンサ信号に基づいて乗りかごEVにより搬送されている人又は物の状態を検出し、その検出した状態を、記憶部ST内の各データベースに記憶されている画像データ等を用いてホールディスプレイDに表示する。この場合にRAM2は、処理部4における当該情報表示動作に必要なデータを一時的に記憶する。更にディスプレイ6は、当該情報表示動作において制御端末SVとして必要な情報を表示する。なおこの情報表示動作は、エレベータホールHにエレベータの利用者がいる場合に実行される。当該利用者がエレベータホールHに存在しているか否かは、ホールセンサHSからのセンサ信号に基づいて処理部4により判断される。
次に、記憶部ST内に記憶されている各データベースの細部について、図2及び図3を用いて説明する。
後ほど詳述するように、第1実施形態に係る情報表示動作では、乗りかごEVにより搬送されている人又は物の状態を個別に検出し、それらを示すシンボルマークをホールディスプレイDに表示する(後述する図7参照)。このとき第1実施形態に係る情報表示動作では、検出した人又は物そのものの画像等は表示せず、それらを示すシンボルマークのみを表示する。ここで、人を表す当該シンボルマークである人シンボルマークでは、その枠部分の表示態様によりその人シンボルマークが表す人の年代及び性別を区別して表示する。また当該人シンボルマーク内の背景部分の表示態様により、その人シンボルマークが表す人が集合住宅の住人、即ち内部者であるか、それ以外の外部者であるか、を区別して表示する。
このため、表示画像データベース20内には、図2(a)に例示する性別年代表示データ20aと、図2(b)に例示する関係者属性表示データ20bと、ホールディスプレイD上に表示するためのその他のシンボルマーク(後述する平常状態用のシンボルマーク及び異常状態用のシンボルマークを含む)に夫々相当するシンボルマークデータと、が記憶されている。このうち性別年代表示データ20aとしては、上記人シンボルマークの枠部分を表示するための表示データであって性別及び年代別に異なる表示態様を示す表示データが、図2(a)に例示するように記憶されている。また関係者属性表示データ20bとしては、上記人シンボルマークの背景部分を表示するための表示データであって上記内部者と外部者とで異なる表示態様を示す表示データが、図2(b)に例示するように記憶されている。なお図2(b)に示す例では、内部者を示す人シンボルマークの背景部分は透明である旨が記憶されている。
次にスケジュールデータベース24内には、図2(c)に例示するスケジュールデータ24aが記憶されている。このスケジュールデータ24aは、第1実施形態に係る集合住宅の住人全てに適用される、例えば廃棄物の集積日及び時間帯と、その集積対象たる廃棄物と、の関係等を示すデータが、図2(c)に例示するように記憶されている。またこのスケジュールデータ24aには、対応するスケジュールについてのコメント、そのスケジュールの優先度を示す情報及びそのスケジュールをホールディスプレイDに表示する際の表示態様(画像編集方法)を示す情報が含まれている。
更に着衣画像データベース25には、特に外部者として第1実施形態に係る集合住宅に来訪する可能性のある者の着衣に関するデータが、図3に例示するように記憶されている。具体的に図3に例示する場合には、外部者としての訪問販売員は一般に通常の(シンボルマーク等が表示されていない)スーツ姿で来訪する場合が多いと考えられるため、その旨が着衣画像データ25aとして記憶されている。また外部者としての引越業者や配送業者は一般に夫々の業者独自のユニフォーム姿で来訪する場合が多く、更にそのユニフォームには、例えば胸や背中の部分にその業者独自のシンボルマークが刺繍等により表示されている場合が多い。このため着衣画像データ25aとしては、夫々の業者のユニフォームについてのデータと、そのユニフォーム上に表示されているシンボルマークについてのデータと、が記憶されている。最後に外部者としての管理清掃員は一般に独自のユニフォーム姿で来訪する場合が多いものの、そのユニフォームにはシンボルマークが表示されていない場合が多い。このため着衣画像データ25aとしては、夫々の業者のユニフォームについてのデータのみが記憶されている。一方、内部者としてのその集合住宅の住人及び管理人並びに外部者としての住人の関係者には、上記着衣上の特徴点がない場合が多い。このため着衣画像データ25aとしては、着衣の特徴を示すデータ及びシンボルマークに関するデータは記憶されていない。
なお、上記生物画像データベース22には、第1実施形態に係る集合住宅に入り得る一般的な生物の画像、例えば、人或いはペットとしての犬又は猫等の画像データが記憶されている。これらの画像データに相当する画像が、特許請求の範囲に記載された「生物マーク」に相当する。更に上記非生物画像データベース23には、第1実施形態に係る集合住宅に入り得る一般的な非生物の画像、例えば、郵便物、宅配荷物又は店屋物等の画像データが記憶されている。これらの画像データに相当する画像が、特許請求の範囲に記載された「非生物マーク」に相当する。また、これらの物が静止している場合(後述する図4ステップS5;NO参照)、その画像データに相当する画像が、特許請求の範囲に記載された「静止体マーク」の一例に相当する。
次に、処理部4を中心に実行される、第1実施形態に係る情報表示動作について、具体的に図4乃至図7を用いて説明する。
図4に示すように、第1実施形態に係る情報表示動作としては、始めに制御端末SVの電源が投入されると、カメラ10を含むセンサ部SS、各ホールディスプレイD及び各ホールセンサHSと、制御端末SVと、の接続動作が処理部4及びインターフェース1等により実行される(ステップS1)。次に処理部4は、いずれかのホールセンサHSによりエレベータホールH内に人が存在していることが検出されたか否かを、各ホールセンサHS毎に確認する(ステップS2)。ステップS2の確認において人の存在が確認できない場合(ステップS2;NO)、処理部4は当該存在が確認できない状態が予め設定されている時間だけ継続しているか否かを確認する(ステップS17)。ステップS17の確認において当該予め設定された時間が経過していないとき(ステップ17;NO)、処理部4は後述するステップS16の動作に移行する。一方ステップS17の動作において当該予め設定された時間が経過しているとき(ステップS17;YES)、処理部4は、そのホールセンサHSが設置されているエレベータホールHには人、即ち利用者は存在しないと認識し、そのエレベータホールHに設置されているホールディスプレイDの電源をオフとして(ステップS18)、後述するステップS16の動作に移行する。なお、上記ステップS18の動作に移行した際にそのホールディスプレイDの電源が既にオフとされている場合、処理部4はステップS18の動作をスキップしてステップS16の動作に移行する。
上記ステップS2の確認において、人の存在が確認された場合(ステップS2;YES)、処理部4は、当該存在が確認されたホールセンサHSが設置されているエレベータホールHのホールディスプレイDの電源を投入し(ステップS3)、更にそのエレベータホールHに停止する乗りかごEV内に設置されているカメラ10からの画像信号をインターフェース1を介して取得する(ステップS4)。なお、上記ステップS3の動作に移行した際にそのホールディスプレイDの電源が既にオンとされている場合、処理部4はステップS3の動作をスキップしてステップS4の動作に移行する。
次に処理部4は、取得した画像信号を解析し、撮像された乗りかごEV内に動体(即ち動きがある物)が存在していることが検出されたか否かを確認する(ステップS5)。この動体としては、人、ペット等の動物、例えば配送業者に持たれることにより動いていることが検出される荷物等が含まれている。これらの動体に相当する画像が、特許請求の範囲に記載された「動体マーク」に相当する。ステップS5の確認において動体の存在が検出されない場合(ステップS5;NO)、処理部4は後述するステップS9の動作に移行する。
一方、ステップS5の確認において動体の存在が確認された場合(ステップS5;YES)、処理部4は、その検出された動体の数を取得し(ステップS6)、その検出された数の動体夫々の属性を決定する(ステップS7)。このステップS7において決定される属性には、人を含む生物であるか非生物であるかを示す動体属性、人である場合は外部者であるか内部者であるかを示す関係者属性、人である場合の具体的な職業(例えば、外部者である場合には引越業者であるか訪問販売員であるか等)を示す職業属性、並びに人である場合の年齢属性及び性別属性がある。このステップS7の動作については、後ほど図5を用いて詳述する。
ステップS7の動作により属性が決定されると、処理部4は、ステップS6の動作により数が検出されている動体の全てについて夫々に属性が決定されたか否かを確認する(ステップS8)。ステップS8の確認において属性が決定されていない動体がある場合(ステップS8;NO)、処理部4は上記ステップS7に戻って当該属性が未決定の動体について属性を決定する。一方ステップS8の確認において、検出された動体の全てについて夫々の属性が決定されている場合(ステップS8;YES)、処理部4は次に、乗りかごEV内のカメラ10以外のセンサからのセンサ信号を取得する(ステップS9)。これにより処理部4は、ステップS9の動作により取得したセンサ信号と、上記ステップS4の動作により取得した画像信号と、に基づき、乗りかごEV内における異常状態の発生の有無を検出する(ステップS10)。この異常状態について具体的には、例えば、カメラ10の故障、エレベータ自体の故障、温度センサ11からのセンサ信号が高温を示すことによる火災の発生、画像信号に基づいて検出される人の暴れ、長時間の滞留(しゃがみ込み、倒れ込み等)、人の連れ出しや囲い込み等が挙げられる。なお上記画像信号や各センサ信号に基づくこれら異常状態の検出動作自体は、例えば特開2009−266052公報記載の技術を用いることができる。
ステップS10の確認において何らかの異常状態が検出されたとき(ステップS10;YES)、処理部4は図示しない通信回線を介して警備会社又はエレベータの管理会社等にその旨を自動的に通報する(ステップS12)。次に処理部4は、乗りかごEV内において上記異常状態が発生している旨の表示を行うための異常時コンテンツを生成する(ステップS13)。その後処理部4は、後述するステップS14の動作に移行する。なおこのステップS13の動作については、後ほど図6(b)を用いて詳述する。
一方、ステップS10の確認において異常状態が検出されないとき(ステップS10;NO)、処理部4は次に、乗りかごEV内が平常状態である際にホールディスプレイDに表示される平常時コンテンツを生成する(ステップS11)。このステップS11の動作についても、後ほど図6(a)を用いて詳述する。
次に処理部4は、上記ステップS1乃至S13までの動作において取得したセンサ信号の内容及びホールディスプレイDにおける表示内容等を含むログを生成し、ログデータベース21に保存する(ステップS14)。その後処理部4は、上記ステップS11又はS13のいずれか一方の動作により生成されたコンテンツを、その時点で電源が投入されているホールディスプレイDに出力して表示する(ステップS15)。
その後処理部4は、制御端末SVとしての電源がオフとするための操作が操作部5において実行されたか否かを確認する(ステップS16)。ステップS16の確認において当該電源をオフとする操作が為されていないとき(ステップS16;NO)、処理部4は上記ステップS2に戻って上述してきた動作を継続する。一方ステップS16の確認において当該電源をオフとする操作が為されたとき(ステップS16;YES)、処理部4は第1実施形態に係る情報表示動作を終了する。
次に、上記ステップS7の属性決定動作について、具体的に図5を用いて説明する。
図5(a)に示すように、第1実施形態に係る属性決定動作(ステップS7)において、処理部4は先ず、赤外線センサ13からのセンサ信号を取得する(ステップS70)。次に処理部4は、当該センサ信号に基づき、上記ステップS5の動作により検出された動体から熱が出ていると検出できるか否かを確認する(ステップS71)。ステップS71の確認において、動体から熱が出ていると検出されたとき(ステップS71;YES)、処理部4は、検出されている動体の動体属性を「生物」であると設定する(ステップS72)。次に処理部4は、カメラ10からの画像信号に基づき、生物であると設定された動体において人としての顔が撮像できているか否かを確認する(ステップS73)。このステップS73の確認については、例えば後頭部と認識される画像信号しか取得できない場合や、人と人又は人と物とがカメラ10の位置からみて重なった位置にあることで顔が撮像できない場合、或いは防止やサングラス又はマスク等により顔と認識できる画像信号が得られない場合に、顔が撮像できていないと確認され(ステップS73;NO)、処理部4はその後、後述するステップS79の動作に移行する。
一方、これらの状況にない場合、若しくは、これらの状況にあっても例えば特開2007−128262公報に開示されているような技術を用いて顔を認識できた場合には、顔が撮像できたと確認される(ステップS73;YES)。
ステップS73の確認において顔が撮像できたと確認された場合(ステップS73;YES)、処理部4は次に、検出された動体の動体属性を「人」と設定し(ステップS74)、更にカメラ10からの画像信号に基づいて当該顔の画像解析を行う(ステップS75)。そして処理部4は、当該画像解析の結果により、動体属性が「人」とされた動体の性別及び年齢を判定し(ステップS76)、その判定結果に対応させてその動体の性別属性を男又は女と設定する(ステップS77)。なお上記ステップS75乃至S77までの動作としては、例えば特開2003−242486公報に記載されている技術を用いることができる。その後処理部4は、後述するステップS82の動作に移行する。
一方、上記ステップS71の確認において、動体から熱が出ていないと検出されたとき(ステップS71;NO)、処理部4は、検出されている動体の動体属性を「非生物」であると設定する(ステップS78)。次に処理部4は、カメラ10からの画像信号に基づき、検出されている動体を具体的に分類する(ステップS79)。このステップS79の動作については、後ほど図5(b)を用いて詳述する。
次に処理部4は、検出された動体の性別属性及び年齢属性を、夫々「推定不可」であることを示す初期値に設定する(ステップS80、S81)。
次に処理部4は、カメラ10からの画像信号に基づき、検出された動体における服装等の撮像がされているか否かを確認する(ステップS82)。ステップS82の確認において服装等の撮像がされていない場合(ステップS82;NO)、処理部4は、その動体の関係者属性及び職業属性を、夫々「推定不可」であることを示す初期値に設定する(ステップS90、S91)。その後処理部4は、上記ステップS8の確認に移行する。
一方上記ステップS82の確認において、服装等の撮像がされている場合(ステップS82;YES)、処理部4は、当該画像信号に基づいてその服装等を解析し(ステップS83)、その解析結果を着衣画像データベース25内の着衣画像データ25aと照合して、撮像された服装等の着衣情報(即ち、例えば引越業者として着衣画像データ25aに記憶されているシンボルマークが撮像されているか否か等)を取得する(ステップS84)。
次に処理部4は、ステップS84の動作により取得された着衣情報により、外部者としての着衣の特徴が示されているか否かを確認する(ステップS85)。これにより処理部4は、外部者としての着衣の特徴が示されている場合(ステップS85;YES)、当該特徴に基づき、検出された動体の関係者属性を「外部者」と設定する(ステップS88)と共に、当該着衣情報に基づいてその外部者の職業属性(具体的には、引越業者であるか訪問販売員であるか等)を設定する(ステップS89)。その後処理部4は、上記ステップS8の確認に移行する。
一方上記ステップS85の確認において、外部者としての着衣の特徴が示されていない場合(ステップS85;NO)、処理部4は、検出された動体の関係者属性を「内部者」と設定する(ステップS86)と共に、その内部者の職業属性を「住人」と設定する(ステップS87)。その後処理部4は、上記ステップS8の確認に移行する。
次に、上記ステップS79の動体分類動作について、具体的に図5(b)を用いて説明する。
図5(b)に示すように、ステップS79の動体分類動作として処理部4は、先ずその検出された動体における動体属性が「生物」と設定されているか否かを確認する(ステップS790。上記ステップS72又はS78参照。)。ステップS790の確認において動体属性が「生物」とされている場合(ステップS790;YES。上記ステップS72参照。)、処理部4は次に、カメラ10からの画像信号を生物画像データベース22と照合し(ステップS791)、検出された動体の動体属性を具体的に人、犬又は猫等と特定する(ステップS792)。その後処理部4は上記ステップS80の動作に移行する。一方、ステップS790の確認において動体属性が「非生物」とされている場合(ステップS790;YES。上記ステップS78参照。)、処理部4は次に、カメラ10からの画像信号を非生物画像データベース23と照合し(ステップS793)、検出された動体の動体属性を具体的に宅配荷物又は店屋物等と特定する(ステップS794)。その後処理部4は上記ステップS80の動作に移行する。
次に、図4に示すステップS11の動作について、具体的に図6(a)を用いて説明する。
上記ステップS11としての平常時コンテンツ生成動作においては、図6(a)に示すように、処理部4は先ず、その時点で決定されている乗りかごEV内の人又は物の属性を取得する(ステップS110。上記ステップS7参照。)。次に処理部4は、カメラ10以外の各センサからのセンサ信号を取得し(ステップS111)、更に処理部4内の図示しないタイマにより計時されている現在時刻を取得する(ステップS112)。その後処理部4は、ステップS110の動作により取得した属性を示す表示用のシンボルマークを表示画像データベース20内に記憶されているシンボルマークから選択し(ステップS113)、更にスケジュールデータベース24内の記憶されているスケジュールデータ24a等から必要なデータを取得して平常時表示用のコンテンツを生成する(ステップS114)。なおこのステップS114の動作においてスケジュールデータ24aの内容をコンテンツ内に含ませる場合には、当該スケジュールデータ24aに含まれている優先度及び画像編集方法に則って当該コンテンツが生成される。この画像編集方法には、具体的には二つ以上のマークを結合する方法、マークを回転させる方法、マークを拡大又は縮小させて表示する方法等がある。更に二つ以上のマークを結合する方法に係るパラメータとしては当該結合の向きや結合されるマークの最大数等がスケジュールデータ24aとして記憶されており、またマークを回転させる方法に係るパラメータとしては当該回転の向きや角度がスケジュールデータ24aとして記憶されている。処理部4はこれらのパラメータに従ってコンテンツを生成する。その後処理部4は上記ステップS14の動作に移行する。
次に、図4に示すステップS13の動作について、具体的に図6(b)を用いて説明する。
上記ステップS13としての異常時コンテンツ生成動作においては、図6(b)に示すように、処理部4は先ず、その時点で決定されている乗りかごEV内の人又は物の属性を取得する(ステップS130。上記ステップS7参照。)。次に処理部4は、カメラ10以外の各センサからのセンサ信号を取得し(ステップS131)、更に処理部4内の上記タイマにより計時されている現在時刻を取得する(ステップS132)。その後処理部4は、上記ステップS10の確認により判定されている異常状態に対応するシンボルマークデータ等を表示画像データベース20内に記憶されているシンボルマークから選択して異常時表示用のコンテンツを生成する(ステップS133)。その後処理部4は上記ステップS14の動作に移行する。
以上の図4乃至図6を用いて説明した第1実施形態に係る情報表示動作の結果としてホールディスプレイD上に表示される画像例を、図7を用いて説明する。
今、カメラ10からの画像信号や赤外線センサ13からのセンサ信号等に基づき、乗りかごEV内には、外部者たる60歳以上の男性が一人、内部者たる40歳代から50歳代の男性が一人、内部者たる10歳代以下の男性が一人、内部者たる40歳代から50歳代の女性が一人、の合計四人が乗車していることが、処理部4により決定されているとする(図5参照)。この場合、利用者が存在しているエレベーターホールHのホールディスプレイDには(図4ステップS2及びS3参照)、例えば図7(a)に例示する画像が表示される。この画像内には、上記乗車している四人の者夫々を個別に示す人シンボルマーク34が四つ表示される。そして、図7(b)に例示するように、各人シンボルマーク34夫々の枠部分34aの表示態様が、属性決定動作(図5参照)により決定された年代及び性別に基づき、図2(a)に例示する性別年代表示データ20aにより示されている表示態様とされる。また、各人シンボルマーク34夫々の背景部分34bの表示態様が、図2(b)に例示する関係者属性表示データ20bにより示されている表示態様(外部者一名と内部者三名)とされる。更に人シンボルマーク34には、現在時刻が廃棄物を集積する時間帯であることを示すマーク34cが含まれる。
更に、ホールディスプレイDには、これら人シンボルマーク34に加えて、現在時刻表示30、環境表示31、乗車人員表示32及びコメント表示33が含まれる。このうち現在時刻表示30は、図6ステップS112又はS132の動作により取得された現在時刻を示す表示である。また環境表示31は、図6ステップS111又はS131の動作により取得された乗りかごEV内の温度及び湿度を示す表示である。更に乗車人員表示32は、図4ステップS6の動作により取得された乗車人数を示す表示である。またコメント表示33は、図6ステップS114又はS133により取得された図2(c)に例示されるコメントを示す表示である。
以上夫々説明したように、第1実施形態に係る情報表示動作によれば、乗りかごEVに乗車している人等の状態を示すシンボルマークを各人等毎に生成し、その生成されたシンボルマークを、乗りかごEV外の位置に設置されたホールディスプレイDに各人等毎に表示させるので、当該人等自体の画像等を表示させないことで当該人等に係るプライバシー等を保護することができる。また乗りかごEV内に入ることなく、乗車している人等の状態を乗りかごEV外から確認することができる。
更に、ホールディスプレイDがエレベータホールHに設置されているので、乗りかごEVの利用者が、乗りかごEV内に入ることなく乗車している者等の状態を乗りかごEV外から確認することができる。
更にまた、乗りかごEVにより搬送されている人の属性に対応する人シンボルマーク34を、当該人シンボルマーク34が対応する人毎にホールディスプレイDに表示させるので、搬送されている人のプライバシー等を保護しつつ且つ乗りかごEV内に入ることなく、当該搬送されている人の状態を乗りかごEV外から確認することができる。
また、乗りかごEVにより搬送されている人の年齢幅に対応する人シンボルマーク34の枠部分34aを、当該人シンボルマーク34が対応する人毎にホールディスプレイDに表示させるので、搬送されている人の状態をより詳細に確認することができる。
更に、乗りかごEV内に乗車している物が生物であるか非生物であるかに基づき、異なるシンボルマークをホールディスプレイDに表示させるので、乗車している物が生物であるか被生物であるかを乗りかごEV内に入ることなく乗りかごEV外から確認することができる。
更にまた、乗りかごEV内の物が動いているか否かに基づき、異なるシンボルマークをホールディスプレイDに表示させるので、乗りかごEV内の物が動体であるか否かを乗りかごEV内に入ることなく乗りかごEV外から確認することができる。
また、エレベータの利用者に適したコメント表示33及び環境表示31等を人シンボルマーク34等と共にホールディスプレイDに表示させるので、エレベータを利用する利用者の利便性が向上する。
更に、エレベータホールHに人が到着したことが検出されたとき、当該人が到着した位置に設置されているホールディスプレイDにおける表示を開始するので、エレベータを利用する人がそのための操作等を開始する前に、乗車している物の状態を乗りかごEV外から確認することができる。
なお、上述した第1実施形態において、人シンボルマーク34内のマーク34cをより具体的にすることもできる。例えば廃棄物の場合、現在時刻に応じて、可燃物を廃棄する日の場合は紙を捨てる動作を表すマーク34cを表示し、不燃物を廃棄する日の場合は缶やペットボトルを捨てる動作を表すマーク34cを表示するように構成しても良い。
また、検出した動体が人以外の生物である場合は、その生物を更に具体化したマーク34c、例えば犬や猫のマーク34cを表示するように構成しても良い。この場合の枠部分34は例えば非表示とし、背景部分34bについては、内部者の飼うペットであるか否かにより、図2(b)に例示される関係者属性データ20bに係る表示態様を区分すれば好適である。
(II)第2実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第2実施形態について、図8及び図9を用いて説明する。なお、図8は第2実施形態に係る情報表示システムの概要構成を示すブロック図であり、図9は第2実施形態に係る属性決定動作の細部を示すフローチャートである。また、以下の説明において、第1実施形態に係る情報表示システムS1と同様の部材及び動作については、当該情報表示システムS1と同様の部材番号及びステップ番号を付して、細部の説明は省略する。
上述した第1実施形態においては、集合住宅の内部者については一括してその職業属性を「住人」と設定した。これに対し、以下に説明する第2実施形態は、内部者たる住人の職業属性を、より具体的に特定する。
このため、図8に示すように、第2実施形態に係る情報表示システムS2は、第1実施形態に係る情報表示システムにおける記憶部STに代えて、顔画像データベース26が追加された記憶部ST2を含んでいる。この顔画像データベース26には、集合住宅に居住する住人の顔を撮像した顔画像データと、その顔画像データに対応する住人の性別及び年齢を示すデータと、が不揮発性に記憶されている。その他の情報表示システムS2の構成は第1実施形態に係る情報表示システムS1と同一であるので、細部の説明は省略する。
次に、処理部4を中心に実行される、第2実施形態に係る情報表示動作について、具体的に図9を用いて説明する。なお、第2実施形態に係る情報表示動作の全体は図4に示した第1実施形態に係る情報表示動作の全体と同一であるので、ここでは説明を省略する。第2実施形態に係る情報表示動作では、第1実施形態に係る情報表示動作に対して、ステップS7としての属性決定動作の内容が異なる。
即ち、第2実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作では、図9に示すように、第1実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作(図5参照)と同様のステップS70乃至S75及びS78乃至S81の動作が実行される。なお第2実施形態に係るステップS73の確認において、処理部4は、特に後頭部と認識される画像信号しか取得できない場合や、人と人又は人と物とがカメラ10の位置からみて重なった位置にあることで顔が撮像できない場合に、顔が撮像できていないと確認する。
次に処理部4は、ステップS75の動作による画像解析の結果により、属性が「人」とされた動体を撮像したカメラ10の画像信号に基づき、第2実施形態に係る顔画像データベース26に記憶されている顔画像データと照合する(ステップS100)。このステップS100の照合により、顔画像データがない顔が撮像されている場合(ステップS100;NO)、処理部4は第1実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作と同様のステップS88及びS76の動作を実行し、その後第1実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作と同様のステップS77の動作に移行する。
一方、ステップS100の照合において、顔画像データとして記憶されている顔が撮像されている場合(ステップS100;YES)、処理部4は第1実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作と同様のステップS86の動作を実行し、その後上記顔画像データと共に記憶されている性別及び年齢を示すデータに基づき、撮像された住人の性別及び年齢を示すデータを取得する(ステップS101)。その後処理部4は、上記ステップS101又はS76の動作により取得された性別及び年齢を示すデータに基づき、第1実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作と同様のステップS77の動作を実行する。
その後処理部4は、第1実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作と同様のステップS82乃至S84、S89並びにS91の動作を実行し、第1実施形態に係る情報表示動作と同様のステップS8の動作に移行する(図4参照)。なおこの時のステップS89及びS91の動作において処理部4は、第1実施形態の場合と同様に、着衣情報に基づいてその内部者及び外部者の職業属性を設定する。
以上の動作により、第2実施形態に係る職業属性の設定動作が実行された結果、集合住宅の住人についての職業属性がされるため、第2実施形態に係るホールディスプレイD上の表示としては、この設定された職業を示す表示が併せて表示されることとなる。
以上説明した第2実施形態に係る情報表示動作によっても、第1実施形態に係る情報表示動作と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて第2実施形態に係る情報表示動作では、住人についての職業属性まで設定されるので、より詳細にホールディスプレイD上の表示を行うことができることになる。
(III)第3実施形態
最後に、本発明に係る更に他の実施形態である第3実施形態について、図10を用いて説明する。なお、図10は第3実施形態に係る属性決定動作の細部を示すフローチャートである。また、以下の説明において、第1実施形態に係る情報表示システムS1と同様の部材及び動作については、当該情報表示システムS1と同様の部材番号及びステップ番号を付して、細部の説明は省略する。更に、第3実施形態に係る情報表示システムのハードウエア的な構成は、第2実施形態に係る情報表示システムS2と同様であるので、細部の説明は省略する。
上述した第2実施形態においては、集合住宅の内部者についてはその職業属性まで具体的に特定した。これに対し、以下に説明する第3実施形態では、第2実施形態と同様の顔画像データを用いつつも、住人の職業属性の具体的な特定までは行わない。また、第3実施形態に係る情報表示動作の全体は図4に示した第1実施形態に係る情報表示動作の全体と同一であるので、ここでは説明を省略する。第3実施形態に係る情報表示動作では、第1実施形態に係る情報表示動作に対して、ステップS7としての属性決定動作の内容が異なる。
即ち、第3実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作では、図10に示すように、第1実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作(図5参照)と同様のステップS70乃至S75及びS78乃至S81の動作が実行される。次に処理部4は、図9に示した第2実施形態に係る顔画像データとの照合動作と同様の照合動作を実行する(ステップS100)。このステップS100の照合により、顔画像データがない顔が撮像されている場合(ステップS100;NO)、処理部4は第1実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作と同様のステップS88及びS76並びにS77の動作を実行する。その後処理部4は、上記顔画像データと共に記憶されている性別及び年齢を示すデータに基づき、撮像された住人の年齢属性を設定し(ステップS110)、その後第1実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作と同様のステップS82の動作に移行する。これ以降は、第1実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作と同様のステップS82乃至S84、S89並びにS91の動作を実行し、第1実施形態に係る情報表示動作と同様のステップS8の動作に移行する(図4参照)。
一方、ステップS100の照合において、顔画像データとして記憶されている顔が撮像されている場合(ステップS100;YES)、処理部4は第1実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作と同様のステップS86の動作を実行し、その後上記顔画像データと共に記憶されている性別及び年齢を示すデータに基づき、撮像された住人の性別及び年齢を示すデータを取得する(ステップS101)。その後処理部4は、上記ステップS101の動作により取得された性別及び年齢を示すデータに基づき、第1実施形態に係る情報表示動作における属性決定動作と同様のステップS77の動作を実行する。
その後処理部4は、上記顔画像データと共に記憶されている性別及び年齢を示すデータに基づき、撮像された住人の年齢属性を設定し(ステップS110)、更にその職業属性を「住人」と設定する(ステップS111)。その後処理部4は、第1実施形態に係る情報表示動作と同様のステップS8の動作に移行する(図4参照)。このとき、ステップS111の動作から直接ステップS8の動作に移行することにより、当該住人に対しては具体的な細かい職業属性の設定まではなされないことになる。
以上の動作により、第3実施形態に係る職業属性の設定動作が実行された結果、集合住宅の住人についての年齢属性のみが具体的に設定されるため、第3施形態に係るホールディスプレイD上の表示としては、この設定された年齢属性に応じた人シンボルマーク34の枠部分34aが表示されることとなる。
以上説明した第3実施形態に係る情報表示動作によっても、第1実施形態に係る情報表示動作と同様の作用効果を奏することができる。
なお、上述した各実施形態では、乗りかごEV内において動体の存在が検出された場合のみ上記ステップS7の属性決定を行う構成としたが(図4ステップS5;NO参照)、これ以外に、例えば敢えて静止している人が乗りかごEV内に存在している場合に対応すべく、ステップS4の動作により取得した画像信号をより詳細に解析し、たとえ静止していても人等の生物である旨を検出して対応するマークをホールディスプレイD上に表示するように構成しても良い。
また、上述した各実施形態では、集合住宅に設置されたエレベータにおける情報表示動作に対して本発明を適用した場合について説明したが、第1実施形態については、集合住宅以外に、一般のショッピングセンターや会社ビルに設置されたエレベータにおける情報表示動作に対して適用することも可能である。
更に、図4、図5、図6、図9及び図10に示したフローチャートに対応するプログラムをフレキシブルディスク又はハードディスク等の記録媒体に記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して取得して記録しておき、これらを汎用のマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータ等を実施形態に係る処理部4として機能させることも可能である。
以上夫々説明したように、本発明は情報表示システムの分野に利用することが可能であり、特にエレベータ等の共用される搬送手段内の状況を表示する情報表示システムの分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
1 インターフェース
2 RAM
3 ROM
4 処理部
5 操作部
6 ディスプレイ
10 カメラ
11 温度センサ
12 湿度センサ
13 赤外線センサ
20 表示画像データベース
20a 性別年代表示データ
20b 関係者属性表示データ
21 ログデータベース
22 生物画像データベース
23 非生物画像データベース
24 スケジュールデータベース
24a スケジュールデータ
25 着衣画像データベース
25a 着衣画像データ
26 顔画像データベース
30 現在時刻表示
31 環境表示
32 乗車人員表示
33 コメント表示
34 人シンボルマーク
34a 枠部分
34b 背景部分
34c マーク
S、S2 情報表示システム
EV 乗りかご
SS センサ部
HS ホールセンサ
D ホールディスプレイ
SV 制御端末
ST、ST2 記憶部
H エレベータホール

Claims (11)

  1. 搬送手段により搬送されており且つ人を含む一又は複数の被搬送体を撮像する撮像手段と、
    撮像された前記被搬送体の態を示す状態マークであって、前記人の性別及び予め設定された年齢幅毎に異なる状態マークを記憶する状態マーク記憶手段と、
    前記状態に基づいて、前記被搬送体に含まれる前記人の前記年齢幅を検出する属性検出手段と、
    前記検出された年齢幅に対応する前記状態マークを、各前記人毎に前記状態マーク記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記搬送手段外の位置に設置された表示手段と、
    前記読み出された状態マークを、当該状態マークが対応する前記人毎に前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報表示システム。
  2. 請求項1に記載の情報表示システムにおいて、
    前記状態マークは、前記性別及び前記年齢幅を一つのマークで識別可能に示す性別年齢幅マークを含み、
    前記属性検出手段は、前記状態に基づいて、前記被搬送体に含まれる前記人の前記性別及び前記年齢幅を検出し、
    前記読出手段は、前記検出された性別及び年齢幅に対応する前記性別年齢幅マークを含む前記状態マークを、各前記人毎に前記状態マーク記憶手段から読み出して前記表示制御手段に出力することを特徴とする情報表示システム。
  3. 請求項1又は2に記載の情報表示システムにおいて、
    前記表示手段は、前記搬送手段が移動する経路上の当該搬送手段外の位置に設置されていることを特徴とする情報表示システム。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の情報表示システムにおいて、
    前記撮像手段は、前記搬送手段に設置され且つ赤外線を用いて当該搬送手段により搬送されている前記被搬送体を撮像する赤外線撮像手段であり、
    前記状態マーク記憶手段は、前記被搬送体が生物である場合に用いられる前記状態マークである生物マークと、前記被搬送体が非生物である場合に用いられる前記状態マークである非生物マークと、を記憶し、
    前記状態に基づいて、前記被搬送体が生物であるか非生物であるかを検出する生物検出手段を更に備え、
    前記読出手段は、前記生物検出手段による検出結果に対応する前記生物マーク又は前記非生物マークのいずれか一方を、各前記被搬送体毎に前記状態マーク記憶手段から読み出して前記表示制御手段に出力し、
    前記表示制御手段は、出力されてきた前記いずれか一方を、当該いずれか一方が対応する前記被搬送体毎に前記表示手段に表示させることを特徴とする情報表示システム。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の情報表示システムにおいて、
    前記撮像手段は、前記搬送手段に設置され且つ当該搬送手段により搬送されている前記被搬送体を撮像し、
    前記状態マーク記憶手段は、前記被搬送体が動いている場合に対応する前記状態マークである動体マークと、前記被搬送体が静止している場合に対応する前記状態マークである静止体マークと、を記憶し、
    前記状態に基づいて、前記被搬送体が動いているか否かを検出する動体検出手段を更に備え、
    前記読出手段は、前記動体検出手段による検出結果に対応する前記動体マーク又は前記静止体マークのいずれか一方を、各前記被搬送体毎に前記状態マーク記憶手段から読み出して前記表示制御手段に出力し、
    前記表示制御手段は、出力されてきた前記いずれか一方を、当該いずれか一方が対応する前記被搬送体毎に前記表示手段に表示させることを特徴とする情報表示システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の情報表示システムにおいて、
    前記搬送手段の利用者の生活に供される生活情報を記憶する生活情報記憶手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記状態マークと共に前記生活情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする情報表示システム。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の情報表示システムにおいて
    前記表示手段が設置されている前記位置に前記搬送手段により搬送される前記人が到着したことを検出する到着検出手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記表示手段が設置されている前記位置に前記人が到着したことが検出されたとき、当該人が到着した位置に設置されている前記表示手段における前記状態マークの表示を開始することを特徴とする情報表示システム。
  8. 請求項から7のいずれか一項に記載の情報表示システムにおいて、
    前記搬送手段は集合住宅内に設置されているエレベータの乗りかごであり、
    前記人には前記集合住宅の住人が含まれており、
    前記表示手段が設置されている位置は、前記集合住宅内のエレベータホールであることを特徴とする情報表示システム。
  9. 搬送手段により搬送されており且つ人を含む一又は複数の被搬送体を撮像する撮像工程と、
    撮像された前記被搬送体の状態に基づいて、前記被搬送体に含まれる前記人の年齢幅を検出する属性検出工程と、
    前記状態を示す状態マークであって前記人の性別及び予め設定された年齢幅毎に異なる状態マークのうち、前記検出された年齢幅に対応する前記状態マークを、前記搬送手段外の位置に設置された表示手段に、当該状態マークが対応する前記人毎に表示させる表示制御工程と、
    を含むことを特徴とする情報表示方法
  10. 請求項1からのいずれか一項に記載の前記撮像手段及び前記表示手段に接続されていると共に、
    請求項1からのいずれか一項に記載の前記状態マーク記憶手段と、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の前記属性検出手段と、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の前記読出手段と、
    請求項1からのいずれか一項に記載の前記表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 搬送手段により搬送されており且つ人を含む一又は複数の被搬送体を撮像する撮像手段と、前記搬送手段外の位置に設置された表示手段と、に接続されているコンピュータを、
    撮像された前記被搬送体の状態に基づいて、前記被搬送体に含まれる前記人の年齢幅を検出する属性検出手段、及び、
    前記状態を示す状態マークであって前記人の性別及び予め設定された年齢幅毎に異なる状態マークのうち、前記検出された年齢幅に対応する前記状態マークを、当該状態マークが対応する前記人毎に前記表示手段に表示させる表示制御手段
    として機能させることを特徴とする情報表示用プログラム
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