JP5985703B1 - エレベータの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベータに乗車する利用者を効果的に制限できるエレベータの制御装置を提供する。【解決手段】実施形態に係るエレベータの制御装置の設定部は、エレベータを利用する利用者に対して、エレベータを利用することができる時間帯を設定する。情報保存部15aは、時間帯が設定された利用者の顔を撮影した基準顔画像を当該利用者の情報と対応付けて保存する。特定部は、情報保存部15aに保存された利用者の中から、現在時刻にエレベータを利用することができる利用者を特定する。判定部は、撮影部により撮影された利用者の撮影顔画像と、特定部により特定された利用者の基準顔画像とを比較し、利用者の撮影顔画像が特定された基準顔画像に一致するか否かを判定する。運転制御部61Aは、利用者の撮影顔画像が、特定された基準顔画像に一致しない場合、かごを戸開待機させる。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、エレベータの制御装置に関する。
従来、住居や病院などに設置されたエレベータにおいて、エレベータを利用できる利用者と利用できない利用者とを判定し、エレベータに乗車する利用者を制限することが行われている。
しかしながら、エレベータに乗車する利用者を制限する点でさらなる改善の余地がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、エレベータに乗車する利用者を効果的に制限できるエレベータの制御装置を提供することを目的とする。
実施形態のエレベータの制御装置は、設定部と、情報保存部と、撮影部と、特定部と、判定部と、運転制御部とを備えている。設定部は、エレベータを利用する利用者に対して、前記エレベータを利用することができる時間帯を設定する。情報保存部は、前記利用者の顔を撮影した基準顔画像を当該利用者と対応付けて保存する。撮影部は、前記エレベータのかごに乗車する利用者の顔を撮影する。特定部は、前記情報保存部に保存された利用者の基準顔画像の中から、現在時刻に前記エレベータを利用することができる利用者の基準顔画像を特定する。判定部は、前記撮影部により撮影された利用者の撮影顔画像と、前記特定部により特定された利用者の基準顔画像とを比較し、前記撮影顔画像が前記特定された基準顔画像に一致するか否かを判定する。運転制御部は、前記利用者の撮影顔画像が前記特定された基準顔画像に一致しない場合、前記かごを戸開待機する。前記設定部と前記情報保存部とは、有線又は無線により通信可能に接続されている。前記情報保存部には、前記設定部と前記情報保存部とが通信不能になった場合に、利用可能な時間帯に関係なく前記エレベータを利用することができる許可利用者が予め保存されている。前記特定部は、前記設定部と前記情報保存部とが通信不能になった場合、前記情報保存部に保存された前記許可利用者を特定する。
〔実施形態1〕
実施形態1に係るエレベータの制御装置の構成例について説明する。図1は、実施形態1に係るエレベータの構成例を示す概略図である。図2は、実施形態1に係るエレベータの制御装置の構成例を示すブロック図である。図3は、利用者データの構成例を示す図である。
実施形態1に係るエレベータの制御装置の構成例について説明する。図1は、実施形態1に係るエレベータの構成例を示す概略図である。図2は、実施形態1に係るエレベータの制御装置の構成例を示すブロック図である。図3は、利用者データの構成例を示す図である。
エレベータ1は、図1に示すように、かご10と、カウンターウェイト20と、メインロープ30と、巻上機40と、メインシーブ50と、そらせシーブ51と、制御盤60と、利用者管理装置70と、監視盤80とを備えている。制御盤60、利用者管理装置70、監視盤80及び後述するカメラ制御部15は、エレベータの制御装置を構成する。
かご10、カウンターウェイト20、メインロープ30は、エレベータ1の昇降路2内に設置されている。また、巻上機40、メインシーブ50、そらせシーブ51及び制御盤60は、昇降路2の上方に設けられた機械室3内に設置されている。制御盤60は、運転制御部61Aと、表示制御部62と、撮影指示部63とを備えている。
かご10は、利用者が乗降するものである。かご10は、昇降路2内に設置された図示しない一対のかご用ガイドレールの間に設置され、かご用ガイドレールに対して1以上設置された図示しない案内装置を介してかご用ガイドレールに沿って昇降することで、昇降路2内を昇降する。かご10には、かごドア11が開閉自在に設置されている。かごドア11は、かご10のかご側乗降口12を閉塞、開放するものである。かごドア11は、かご10の昇降時は閉状態を維持し、かご10が着床した場合に、図示しない駆動装置により閉状態から開状態となる。なお、かご10には、図示しない開閉センサーなどが設置されており、これらのセンサーが運転制御部61Aと接続されている。かごドア11と、複数の乗り場ドア4aとを含むドアDの開閉状態が運転制御部61Aに出力される。
カウンターウェイト20は、かご10の昇降に連動して昇降路2内を昇降するものである。カウンターウェイト20は、図示しない一対のウェイト用ガイドレールの間に設置され、ウェイト用ガイドレールに対して1以上設置された図示しない案内装置を介してウェイト用ガイドレールに沿って昇降する。ここで、カウンターウェイト20は、かご10が所定積載量(例えば、最大積載量に対して1/2程度)の場合に巻上機40を挟んで、かご10と釣り合うように重量が設定されている。
メインロープ30は、かご10とカウンターウェイト20とを連結する1以上のロープであり、巻上機40のメインシーブ50及びそらせシーブ51に巻き掛けられている。メインロープ30は、かご10と、カウンターウェイト20とをトラクション式に昇降させるものである。メインロープ30は、一方の端部がかご10に連結され、他方の端部がカウンターウェイト20に連結されている。メインロープ30は、一方の端部がかご10の鉛直方向上部に固定され、他方の端部がカウンターウェイト20の鉛直方向上部に固定されている。
巻上機40は、モータ41により回転することでメインシーブ50に巻き掛けられたメインロープ30を巻き上げ、かご10とカウンターウェイト20との昇降方向における相対位置を変化させることで、かご10を昇降路2内で昇降させるものである。巻上機40は、運転制御部61Aと接続されており、運転制御部61Aを介して供給される電力によりモータ41の駆動制御が行われる。
エレベータ1が設置される図示しない建物は、複数の階から構成されている。建物の各階には、エレベータ1のかご10に乗るための乗り場4が設置されている。各乗り場4には、乗り場ドア4aが開閉自在に設置されている。乗り場ドア4aは、乗り場4の乗り場側乗降口4bをそれぞれ閉塞、開放するものである。乗り場側乗降口4bは、かご10が着床した際にかご側乗降口12と対向する位置に形成されている。
乗り場ドア4aは、通常、閉状態であり、図示しないロック機構により、開状態への動作が規制されている。乗り場ドア4aは、かご10が着床して、かごドア11が閉状態から開状態に動作するのに連動して、ロック機構によるロックを解除すると共に、閉状態から開状態となる。
乗り場4には、乗り場操作盤4cと、ランタン4dとが設置されている。乗り場操作盤4cは、利用者がエレベータ1のかご10を乗り場4に呼ぶ際に操作されるものであり、運転制御部61Aに接続されている。乗り場操作盤4cは、図示しない上昇呼びボタンや下降呼びボタンなどが設置されている。乗り場操作盤4cは、上昇呼びボタンが押下されると、利用者がいる乗り場4に上階に向かうかご10を呼ぶ呼び登録を運転制御部61Aに対して行う。また、乗り場操作盤4cは、下降呼びボタンが押下されると、利用者がいる乗り場4に下階に向かうかご10を呼ぶ呼び登録を運転制御部61Aに対して行う。
ランタン4dは、例えば、かご10の到着と運転方向を示すものであり、LEDなどを点灯表示させる。ランタン4dは、制御盤60の表示制御部62に接続されている。
かご10は、かご操作盤13と、カメラ14と、カメラ制御部15と、スピーカー16とを備えている。かご操作盤13は、かご10内に設置され、行先階を指定したり、かごドア11を開閉したりするものである。かご操作盤13は、かごドア11を閉じるための戸閉ボタン13aと、かごドア11を開くための図示しない戸開ボタンと、行先階を指定するための図示しない行先階ボタンとを備えている。かご操作盤13は、制御盤60の撮影指示部63に接続され、利用者に操作された際に操作信号を撮影指示部63に出力する。
カメラ14は、撮影部であり、かご10に乗車する利用者の顔を撮影するものである。カメラ14は、かご10内に設置されている。例えば、カメラ14は、かごドア11側の天井付近に設置され、かごドア11側からかご10の内部を撮影する。なお、カメラ14は、乗り場4に設置して、かごドア11前で待機する利用者の顔を撮影するようにしてもよい。カメラ14は、カメラ制御部15に接続され、撮影した映像をカメラ制御部15に出力する。
カメラ制御部15は、カメラ14から出力された映像に基づいて、利用者がエレベータ1を利用可能か否かを判定するものである。カメラ制御部15は、情報保存部15aと、撮影開始判定部15bと、映像判定部15cとを備えている。
情報保存部15aは、エレベータ1を利用することが可能な利用者の情報を保存するものである。情報保存部15aには、図3に示す利用者データTが保存されている。利用者データTは、利用者ごとに、識別IDと、基準顔画像と、利用可能な時間帯と、関連IDと、停電時の利用可否とを示す項目から構成されている。識別IDは、利用者を識別するための番号である。基準顔画像は、エレベータ1を利用することが可能な利用者の顔を撮影した画像である。利用可能な時間帯は、利用者がエレベータ1を利用することができる時間帯である。関連IDは、関連する利用者同士を対応付けるものである。例えば、利用者が親子の場合、親の識別IDに子供の識別IDを対応付けておく。これにより、例えば、子供が利用不可な時間帯でも、親が付き添っていれば、エレベータ1の利用を許可することができる。停電時の利用可否は、利用可能な時間帯に制限されず、停電時にエレベータを利用することが可能か否かを示すものである。停電時には、建物からの避難を想定し、下降方向は利用の制限を設けず、上昇方向の利用のみを制限する。停電時には、例えば、管理人を利用可能とする。情報保存部15aは、利用者管理装置70に接続され、利用者管理装置70から利用者データTが出力される。
利用者管理装置70は、建物の管理人室等に設置され、利用者データTを登録するものである。利用者管理装置70は、設定部であり、エレベータ1を利用する利用者の識別ID、基準顔画像、利用可能な時間帯、関連ID、停電時の利用可否を利用者ごとに登録する。例えば、建物がマンションの場合、全ての居住者に対して、利用者データTの各項目を登録する。マンションの居住者の多くは、利用者データTの識別ID「003」の利用者のように、24時間自由にエレベータを利用することができる。居住者が子供の場合、識別ID「002」のように、利用可能な時間帯が「8:00−18:00」のように制限されていることがある。また、マンションの管理人は、識別ID「004」のように、停電時にエレベータ1を利用することが可能となっている。
撮影開始判定部15bは、カメラ14による撮影を開始するタイミングを判定するものである。撮影開始判定部15bは、制御盤60の撮影指示部63に接続され、撮影指示部63から撮影を開始することを示す信号が出力されると、カメラ14による撮影を開始する。
映像判定部15cは、特定部及び判定部であり、時間帯に応じてエレベータ1を利用することが可能な利用者を判定するものである。例えば、映像判定部15cは、先ず、情報保存部15aに保存された利用者データTの中から、現在時刻においてエレベータ1を利用することができる利用者を特定する。例えば、映像判定部15cは、利用者データTに示す利用可能な時間帯に現在時刻が含まれるか否かを判定し、利用可能な時間帯に現在時刻が含まれている利用者を特定する。そして、映像判定部15cは、カメラ14により撮影された利用者の撮影顔画像と、特定された利用者の基準顔画像とを比較し、特定された基準顔画像に利用者の撮影顔画像が一致するか否かを判定し、判定結果を運転制御部61Aに出力する。なお、映像判定部15cは、カメラ14により撮影された映像の中から、例えば目や鼻等の顔パーツの特徴や肌色検出に基づく顔検出アルゴリズムを用いて顔を検出する。また、映像判定部15cは、例えば顔パーツの特徴を比較する顔認識アルゴリズムを用いて顔画像の一致を判定する。
運転制御部61Aは、エレベータ1の運転を制御するものである。例えば、運転制御部61Aは、利用者の撮影顔画像が、特定された利用者の基準顔画像に一致しない場合、かご10のかごドア11を戸開待機する。
スピーカー16は、かご10内の利用者にアナウンスするものであり、かご10内に設置されている。スピーカー16は、運転制御部61Aに接続され、運転制御部61Aからアナウンスを実行することを示す信号が出力される。
監視盤80は、監視部であり、エレベータ1を利用することができない利用者を監視するものである。監視盤80は、例えば管理人室に設置され、運転制御部61Aに接続されている。監視盤80は、エレベータ1を利用することができない利用者がエレベータ1を利用していることを示す利用不可情報が運転制御部61Aから出力される。また、監視盤80は、戸開待機しているかご10の階床を示す運転情報が運転制御部61Aから出力される。監視盤80は、利用者の利用不可情報とかご10の運転情報とから、エレベータ1を利用することができない利用者がいる階を特定する。
次に、実施形態1に係るエレベータの制御装置の動作例について説明する。図4は、実施形態1に係るエレベータの制御装置の動作例を示すフローチャートである。この例では、マンションの居住者が行方不明になることを抑制することを目的とする。すなわち、マンションに帰宅する居住者に対しては、エレベータ1の利用可否を判定しない。マンションのエントランスは、1階に設けられており、1階からマンションに出入りできるようになっている。情報保存部15aには、マンションの居住者の利用者データTが保存されている。
運転制御部61Aは、先ず、2階以上の乗り場4の乗り場操作盤4cから呼び登録があるか否かを判定する(ステップS1)。2階以上の乗り場4の乗り場操作盤4cから呼び登録があると判定した場合(ステップS1;YES)、撮影指示部63は、かご10が乗り場4の階床に着床した後に、撮影を開始することを示す信号を撮影開始判定部15bに出力する。例えば、撮影指示部63は、かご10が乗り場4の階床に着床してかごドア11を完全に開いたタイミング、又は、乗車した利用者によりかご10内の戸閉ボタン13aが押下されたタイミングで、撮影を開始することを示す信号を撮影開始判定部15bに出力する。撮影開始判定部15bは、撮影指示部63から撮影を開始することを示す信号が出力されると、カメラ14による撮影を開始する。カメラ14は、かご10に乗車する利用者の顔を撮影する(ステップS2)。
次に、映像判定部15cは、情報保存部15aに保存された利用者データTの中から、現在時刻においてエレベータ1を利用することができる利用者を特定する(ステップS3)。次に、映像判定部15cは、ステップS2で撮影された利用者の撮影顔画像と、ステップS3で特定された利用者の基準顔画像とを比較する(ステップS4)。次に、映像判定部15cは、かご10内の利用者の撮影顔画像が、現在時刻において利用可能な利用者の基準顔画像に一致するか否かを判定する(ステップS5)。かご10内の利用者の撮影顔画像が、現在時刻において利用可能な利用者の基準顔画像に一致しない場合(ステップS5;YES)、映像判定部15cは、利用不可の利用者がかご10に乗車していることを示す信号を運転制御部61Aに出力する。
運転制御部61Aは、映像判定部15cから利用不可の利用者がかご10に乗車していることを示す信号が出力されると、かご10を戸開待機させる(ステップS6)。表示制御部62は、かご10が戸開待機している乗り場4のランタン4dを点灯又は点滅させる。また、運転制御部61Aは、スピーカー16を制御し、利用不可の利用者がかご10に乗車していることをかご10内の利用者にアナウンスする。また、運転制御部61Aは、利用不可の利用者がエレベータ1を利用していることを示す利用不可情報と、かご10の運転情報とを監視盤80に出力する。監視盤80は、利用することができない利用者が居る階を特定する。管理人は、監視盤80により特定された階に向かって利用不可の利用者を確認し、確認後、かご10のかごドア11を戸閉する。
なお、上述のステップS5で、かご10内の利用者の撮影顔画像が、現在時刻において利用可能な利用者の基準顔画像に一致する場合(ステップS5;NO)、映像判定部15cは、乗車した全ての利用者が利用可能であることを示す信号を運転制御部61Aに出力する。運転制御部61Aは、映像判定部15cから全ての利用者が利用可能であることを示す信号が出力されると、一定時間経過後にかごドア11を戸閉させる(ステップS7)。
また、上述のステップS5において、利用者同士の関連について判定してもよい。例えば、子供が利用不可な時間帯でも、親が付き添っていれば、エレベータ1の利用を許可する。例えば、映像判定部15cは、利用者データTで対応付けられた利用者のうち、少なくとも一方の利用者の撮影顔画像が、特定された基準顔画像に一致するか否かを判定する。例えば、現在時刻が「20:00」に、親(識別ID「003」)と子供(識別ID「002」)の二人がかご10に乗車している場合、子供は利用可能な時間帯が「8:00−18:00」であるため、子供の撮影顔画像は、特定された基準顔画像に一致しないが、親の撮影顔画像は、特定された基準顔画像に一致する。この場合、映像判定部15cは、子供の撮影顔画像も含めて、特定された基準顔画像に一致すると判定する。
また、上述のステップS1で、運転制御部61Aは、2階以上の乗り場4の乗り場操作盤4cから呼び登録がないと判定した場合(ステップS1;NO)、2階以上の乗り場4の乗り場操作盤4cから呼び登録があるまで顔画像による利用可否の判定処理を待機する。
以上のように、実施形態1に係るエレベータの制御装置によれば、乗車する利用者の撮影顔画像と、現在時刻にエレベータ1を利用することができる利用者の基準顔画像とを比較し、利用者の撮影顔画像が基準顔画像に一致しない場合、かごドア11を戸開待機させる。これにより、エレベータ1を利用する利用者を時間帯に応じて制限することができる。従って、例えば、親が目を離したすきに、子供が一人でエレベータ1に乗車して移動することを防止できる。また、例えば、認知症を患っている利用者が深夜にエレベータ1に乗車して外出し、行方不明になることを防止できる。また、例えば、オフィスビルでエレベータ1を利用する場合、利用者が集中する昼休憩時などにおいて、時間帯ごとに利用できる利用者を設定しておけば、エレベータ1に乗車する利用者が特定の時間帯に集中せず、エレベータ1の混雑を解消できる。
また、親子のように関連する利用者同士を対応付けておき、少なくとも一方の利用者の撮影顔画像が基準顔画像に一致する場合、かご10のかごドア11を戸開待機させずに戸閉する。これにより、例えば、子供が利用不可な時間帯でも、親が付き添っていれば、エレベータ1を利用することができる。
また、エレベータ1を利用することができない利用者がエレベータ1を利用していることを示す利用不可情報と、戸開待機しているかご10の階床を含む運転情報とから、エレベータ1を利用することができない利用者がいる階を特定する。これにより、エレベータ1を利用することができない利用者を容易に発見することができる。
〔実施形態2〕
実施形態2に係るエレベータの制御装置について説明する。図5は、実施形態2に係るエレベータの制御装置の動作例を示すフローチャートである。実施形態2は、利用者管理装置70とカメラ制御部15の情報保存部15aとが通信不能になった場合における処理である。利用者管理装置70と情報保存部15aとは、有線又は無線により通信可能に接続されている。
実施形態2に係るエレベータの制御装置について説明する。図5は、実施形態2に係るエレベータの制御装置の動作例を示すフローチャートである。実施形態2は、利用者管理装置70とカメラ制御部15の情報保存部15aとが通信不能になった場合における処理である。利用者管理装置70と情報保存部15aとは、有線又は無線により通信可能に接続されている。
情報保存部15aには、利用者管理装置70から利用可能な時間帯に応じて利用者データTが保存される。例えば、1日の時間帯を朝、昼、夜で区切り、利用者管理装置70は、朝にエレベータ1を利用できる利用者の利用者データTを朝の時間帯に情報保存部15aに保存し、昼にエレベータ1を利用できる利用者の利用者データTを昼の時間帯に情報保存部15aに保存し、夜にエレベータ1を利用できる利用者の利用者データTを夜の時間帯に情報保存部15aに保存する。このように、情報保存部15aには、利用者データTが時間帯に応じて更新されて保存される。
また、情報保存部15aには、利用者管理装置70と情報保存部15aとが通信不能になった場合に、時間帯に関係なくエレベータ1を利用することができる許可利用者が予め保存されている。例えば、最も利用者が多い利用可能な時間帯を求め、この利用可能な時間帯に含まれる全ての利用者を許可利用者とする。
図5に示すように、運転制御部61Aは、2階以上の乗り場4の乗り場操作盤4cから呼び登録があるか否かを判定する(ステップS11)。2階以上の乗り場4の乗り場操作盤4cから呼び登録があると判定した場合(ステップS11;YES)、撮影開始判定部15bは、カメラ14による撮影を開始する(ステップS12)。映像判定部15cは、利用者管理装置70と通信不能か否かを判定する(ステップS13)。映像判定部15cは、利用者管理装置70と通信不能と判定した場合(ステップS13;YES)、予め設定した許可利用者を特定する(ステップS14)。また、映像判定部15cは、利用者管理装置70と通信可能と判定した場合(ステップS13;NO)、映像判定部15cは、情報保存部15aに保存された利用者データTの中から、現在時刻においてエレベータ1を利用することができる利用者を特定する(ステップS15)。
次に、映像判定部15cは、ステップS12で撮影された利用者の撮影顔画像と、ステップS14又はステップS15で特定された利用者の基準顔画像とを比較し(ステップS16)、かご10内の利用者の撮影顔画像が、利用可能な利用者の基準顔画像に一致するか否かを判定する(ステップS17)。かご10内の利用者の撮影顔画像が、利用可能な利用者の基準顔画像に一致しない場合(ステップS17;YES)、運転制御部61Aは、かご10のかごドア11を戸開待機させる(ステップS18)。また、かご10内の利用者の撮影顔画像が、利用可能な利用者の基準顔画像に一致する場合(ステップS17;NO)、運転制御部61Aは、一定時間経過後にかご10のかごドア11を戸閉させる(ステップS19)。
なお、上述のステップS13で、映像判定部15cは、利用者管理装置70と通信不能と判定した場合(ステップS13;YES)、利用者の撮影顔画像と基準顔画像との比較に基づく利用可否を判定せず、通常運転を行ってもよい。
以上のように、実施形態2に係るエレベータの制御装置によれば、利用者管理装置70と情報保存部15aとが通信不能になった場合に、利用可能な時間帯に関係なくエレベータ1を利用することができる許可利用者に基づいて、エレベータ1の利用を判定するものである。これにより、利用者管理装置70と情報保存部15aが通信不能になった場合に、本来はエレベータ1を利用できる利用者がエレベータ1の利用が許可されない事態を回避できる。例えば、情報保存部15aに保存された利用者データTの利用者が少ない場合に通信不能になると、エレベータ1を利用できる利用者が本来よりも限定されてしまって効率の悪い運転となるが、許可利用者に基づいて判定することで効率の悪い運転となることを回避できる。
〔実施形態3〕
実施形態3に係るエレベータの制御装置について説明する。図6は、実施形態3に係るエレベータの制御装置の構成例を示すブロック図である。実施形態3は、停電時には、建物からの避難を想定し、下降方向は利用の制限を設けず、上昇方向の利用のみを制限する点で実施形態1と異なる。
実施形態3に係るエレベータの制御装置について説明する。図6は、実施形態3に係るエレベータの制御装置の構成例を示すブロック図である。実施形態3は、停電時には、建物からの避難を想定し、下降方向は利用の制限を設けず、上昇方向の利用のみを制限する点で実施形態1と異なる。
図6に示すように、エレベータ1は、停電時に運転を継続するための停電時継続運転装置90を備えている。停電時継続運転装置90は、バッテリーを備え、停電時にエレベータ1に電力を供給する。停電時継続運転装置90は、運転制御部61Bに接続されている。
停電時継続運転装置90により停電時継続運転が実施された場合、運転制御部61Bは、乗り場4からの呼び登録によるかご10の移動が下降方向であって、利用者の撮影顔画像が基準顔画像に一致しない場合、乗り場4の階床でかご10のかごドア11を戸開待機させずに戸閉させる。
また、停電時継続運転装置90により停電時継続運転が実施された場合、運転制御部61Bは、乗り場4からの呼び登録によるかご10の移動が上昇方向であって、利用者の撮影顔画像が利用者の基準顔画像に一致しない場合、乗り場4の階床でかご10のかごドア11を戸開待機させる。情報保存部15aには、利用者データTに示す「停電時の利用可否」において利用可能となっている利用者のデータが保存されている。映像制御部15cは、停電時において情報保存部15aから、利用可能な時間帯に関係なく「停電時の利用可否」が利用可能となっている利用者、例えば管理人の基準顔画像を特定する。そして、映像判定部15cは、利用者の撮影顔画像と利用者の基準顔画像とを比較し、利用者の撮影顔画像が利用者の基準顔画像に一致するか否かを判定する。
以上のように、実施形態3に係るエレベータの制御装置によれば、停電時に下降方向に移動する場合は利用の制限を設けないので、停電が発生した場合に、マンションの居住者は、避難することができる。
〔変形例〕
次に、実施形態の変形例について説明する。2階以上の乗り場4からエレベータ1を利用する利用者に対してエレベータ1の利用を制限し、エントランスがある1階からマンション1を利用する利用者、すなわち、マンションに帰宅する利用者に対しては、エレベータ1の利用を制限しない例について説明したが、これに限定されない。マンションに帰宅する利用者に対しても、利用者データTの利用可能な時間帯に応じてエレベータ1の利用を制限してもよい。
次に、実施形態の変形例について説明する。2階以上の乗り場4からエレベータ1を利用する利用者に対してエレベータ1の利用を制限し、エントランスがある1階からマンション1を利用する利用者、すなわち、マンションに帰宅する利用者に対しては、エレベータ1の利用を制限しない例について説明したが、これに限定されない。マンションに帰宅する利用者に対しても、利用者データTの利用可能な時間帯に応じてエレベータ1の利用を制限してもよい。
また、エレベータ1を利用してマンションの外に出る利用者のみに対して、エレベータ1の利用を制限してもよい。すなわち、エレベータ1を利用してマンション内を移動する利用者に対しては、エレベータ1の利用を制限しないようにしてもよい。この場合、2階以上の乗り場4から1階へ移動する利用者のみに対して、エレベータ1の利用を制限する。
また、特定の階への移動に対しては、時間帯による利用の制限を設けないようにしてもよい。例えば、同じマンションに知り合いが7階に住んでいて、自分が住んでいる3階から7階への移動、又は、7階から3階への移動は、時間帯による利用の制限を設けないようにしてもよい。この場合、利用者データTに時間帯による利用制限を設けない特定階を登録しておき、行先階が指定された時点で特定階の条件を満たせば、時間帯による利用可否の判定を行わない。
また、利用可能な時間帯は、曜日によって変更してもよい。例えば、子供が習いごとのために、特定の曜日に一人で夜外出する必要がある場合、その曜日の利用可能な時間帯は、他の曜日と比較して遅い時間に設定できるようにする。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 エレベータ、10 かご、14 カメラ、15 カメラ制御部、15a 情報保存部、15b 撮影開始判定部、15c 映像判定部、16 スピーカー、60 制御盤、61A,61B 運転制御部、62 表示制御部、63 撮影指示部、70 利用者管理装置、80 監視盤、90 停電時継続運転装置、T 利用者データ
Claims (4)
- エレベータを利用する利用者に対して、前記エレベータを利用することができる時間帯を設定する設定部と、前記利用者の顔を撮影した基準顔画像を当該利用者と対応付けて保存する情報保存部と、前記エレベータのかごに乗車する利用者の顔を撮影する撮影部と、前記情報保存部に保存された利用者の基準顔画像の中から、現在時刻に前記エレベータを利用することができる利用者の基準顔画像を特定する特定部と、前記撮影部により撮影された利用者の撮影顔画像と、前記特定部により特定された利用者の基準顔画像とを比較し、前記撮影顔画像が前記特定された基準顔画像に一致するか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて、前記かごの戸開閉を制御する運転制御部とを備え、前記運転制御部は、前記利用者の撮影顔画像が前記特定された利用者の基準顔画像に一致しない場合、前記かごを戸開待機して、前記設定部と前記情報保存部とは、有線又は無線により通信可能に接続されており、前記情報保存部には、前記設定部と前記情報保存部とが通信不能になった場合に、利用可能な時間帯に関係なく前記エレベータを利用することができる許可利用者が予め保存されており、前記特定部は、前記設定部と前記情報保存部とが通信不能になった場合、前記情報保存部に保存された前記許可利用者を特定することを特徴とするエレベータの制御装置。
- 前記情報保存部は、前記利用者の中で、関連する利用者同士を対応付けて保存し、前記運転制御部は、前記情報保存部において対応付けられた利用者のうち、一方の前記利用者の撮影顔画像が前記特定された利用者の基準顔画像に一致しない場合でも、他方の前記利用者の撮影顔画像が前記特定された利用者の基準顔画像に一致すれば、前記かごを戸閉する請求項1に記載のエレベータの制御装置。
- 前記エレベータの運転状況を監視する監視部を備え、前記監視部は、前記エレベータを利用することができない利用者が当該エレベータを利用していることを示す利用不可情報と、前記戸開待機しているかごの階床を含む運転情報とが前記運転制御部から出力され、前記エレベータを利用することができない利用者がいる階を特定する請求項1又は2に記載のエレベータの制御装置。
- 停電時に運転を継続するための停電時継続運転装置を備え、前記停電時継続運転装置により停電時継続運転が実施された場合、前記運転制御部は、乗り場からの呼び登録による前記かごの移動が上昇方向であって、前記撮影顔画像が前記特定された基準顔画像に一致しない場合、前記乗り場の階床で前記かごを戸開待機させ、前記呼び登録による前記かごの移動が下降方向であって、前記撮影顔画像が前記特定された基準顔画像に一致しない場合、前記乗り場の階床で前記かごを戸開待機させずに戸閉させる請求項1〜3のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
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