JP6820855B2 - 静電機械システム及び動作方法 - Google Patents

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Description

政府権利に関する陳述
本開示は、アメリカ国立科学財団によって授与されたIIP1345755下の政府支援によりなされたものである。政府は本発明に一定の権利を有する。
関連出願の相互参照
本特許出願は、2014年10月5日に出願された米国仮特許出願第62/059,903号、及び2015年5月19日に出願された米国仮特許出願第14/716,725号の利益を主張し、それらはそれぞれその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本技術は、一般に静電回転機械及びそのような機械のための充填流体に関する。特に、本技術は誘電流体等の流体によって分離されたキャパシタンス平板を有するモータ及び発電機等の機械に関する。
例示的な静電機械は、軸を中心に回転するように構成されたシャフトと、回転子電極と、固定子電極と、を備える。回転子電極及び固定子電極はギャップによって分離され、コンデンサを形成する。回転子電極はシャフトに固定されている。静電機械はまた、回転子電極、固定子電極、及びシャフトの少なくとも一部を囲むように構成された筐体を含むことができる。固定子電極は筐体に固定されている。誘電流体が、筐体、回転子電極、及び固定子電極によって規定された空隙を充填する。誘電流体は、非環状構造または環状構造のうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、誘電流体はカーボネート(すなわち、−OC(O)O−)である。いくつかの実施形態では、誘電流体は窒素原子が芳香族構造の環の第1の位置に存在し、少なくとも1つのニトリル(CN)基が第2の位置の置換基である芳香族構造を含む。いくつかの実施形態では、誘電流体は2−ピリジンカルボニトリルを含む。
いくつかの実施形態では、誘電流体は環状構造を有し、−OC(O)N−で表される化学的官能基を含む。いくつかの実施形態では、誘電流体は3メチル−2−オキサゾリジノン、3−エチル−2−オキサゾリジノン、3−メチル−1,3−オキサジナン−2−オン、またはそれらの任意の2つ以上の混合物である。いくつかの実施形態では、誘電流体は非環状、フッ素化炭化水素を含む。いくつかの実施形態では、誘電流体はC5210を含む。いくつかの実施形態では、誘電流体はスルホニル部分(−S(O)2−)を有する有機化合物である。いくつかの実施形態では、誘電流体はジメチルスルホン、スルホラン、またはそれらの混合物を含む。
いくつかの実施形態では、誘電流体は、炭酸エチレン、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチル、炭酸ジプロピル、炭酸プロピレン、酪酸メチル、γ‐ブチロラクトン、N−メチルピロリジノン、炭酸ビニレン、ジオキソラン、δ−ブチロラクトン、またはジエチルエーテルを含む。いくつかの実施形態では、誘電流体は、99%を超える純度を有する炭酸プロピレンを含む。いくつかの実施形態では、回転子電極及び固定子電極は、それぞれ、回転子電極と固定子電極との間のギャップに第2の誘電体を使用して形成された不動態化層を含む。第2の誘電流体は、99wt%未満の炭酸プロピレンを含む。いくつかの実施形態では、第2の誘電流体は、93.8vol%の炭酸プロピレン、6vol%の亜硫酸エチレン、及び0.2vol%の水を含む。いくつかの実施形態では、コンデンサの両端に電圧が印加され、誘電流体は、回転子電極の表面上及び固定子電極の表面上に不動態化層を形成する。
いくつかの実施形態では、静電機械は、複数のスイッチを介して直流電力を交流電力に変換するように構成された電流源インバータをさらに含むことができる。電流源インバータは、回転子電極と固定子電極の間に交流電力を供給するように構成される。回転子電極、固定子電極、及び複数のスイッチとの間に受動電気部品は電気的に接続されていない。
いくつかの実施形態では、静電機械は、複数のスイッチを介して直流電力を交流電力に変換するように構成された電圧源インバータをさらに含むことができる。回転子電極、固定子電極、及び複数のスイッチの間に複数のインダクタが電気的に接続されている。
いくつかの実施形態では、回転子電極は回転子平板を備え、固定子電極は固定子平板を備え、回転子平板と固定子平板は平行である。回転子平板は、回転子平板の外周に複数の歯を含む。固定子平板は、環状部の内周から延びる複数の歯を有する環状部を含む。回転子平板の歯及び固定子平板の歯がコンデンサを形成する。いくつかの実施形態では、筐体は、ポリプロピレン、耐薬品性アセタール、超高分子量(UHMW)ポリエチレン、及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のうちの少なくとも1つを含む。
前述の概要は例示に過ぎず、いずれにしても限定することを意図したものではない。上記の例示的な態様、実施形態、及び特徴に加えて、さらなる態様、実施形態、及び特徴が以下の図面及び詳細な説明を参照することによって明らかになるであろう。
例示的実施形態による回転子ディスクまたは平板のいくつかの形状の断面図を図示する。 例示的実施形態による回転子ディスクまたは平板のいくつかの形状の断面図を図示する。 例示的実施形態による固定子リング/平板のいくつかの形状の断面図を図示する。 例示的実施形態による固定子リング/平板のいくつかの形状の断面図を図示する。 例示的一実施形態による回転子と固定子との間の容量性関係を図示する図式である。 例示的一実施形態による回転子及び固定子の位置関係を図示する。 例示的一実施形態による固定子及び回転子の構成の分解図の図示である。 例示的一実施形態による放射状脈を有する回転子を図示する。 例示的一実施形態による放射状脈を有する固定子を図示する。 例示的一実施形態による放射状脈を有する固定子及び回転子の構成の分解図の図示である。 例示的実施形態による角度位置に対する固定子と回転子との間のキャパシタンスのプロット図である。 例示的実施形態による角度位置に対する固定子と回転子との間のキャパシタンスのプロット図である。 例示的一実施形態による静電機械の断面図である。 例示的一実施形態による静電機械の外観図を図示する。 例示的一実施形態による静電機械の外観図を図示する。 例示的一実施形態による静電機械のいくつかの構成要素の分解図の図示である。 例示的実施形態による3相インバータ及び3相機械の回路図である。 例示的実施形態による3相インバータ及び3相機械の回路図である。 例示的実施形態による3相インバータの単相の回路図である。 例示的実施形態による3相インバータの単相の回路図である。 例示的実施形態による3相機械の単相に電力を供給する3相インバータの単相降圧または昇圧コンバータの回路図である。 例示的実施形態による3相機械の単相に電力を供給する3相インバータの単相降圧または昇圧コンバータの回路図である。 例示的実施形態によるスイッチを作成するいくつかの例の図式である。 例示的実施形態によるスイッチを作成するいくつかの例の図式である。 例示的実施形態による容量性機械駆動制御システムのブロック図である。 例示的実施形態による容量性機械駆動制御システムのブロック図である。 例示的一実施形態による静電機械に電力を供給するための回路アーキテクチャのブロック図である。 例示的一実施形態によるコントローラのブロック図である。
本開示の前述及び他の特徴は、添付図面と併せて記載された以下の説明及び付加された請求項からより完全に明らかになるであろう。これらの図面は本開示に従ったいくつかの実施形態のみを描写し、したがって、その範囲を限定するものとみなされるべきではないことを理解したうえで、本開示は、添付図面を使用して更なる特殊性及び詳細を伴って記載されるであろう。
以下の詳細な説明では、本明細書の一部を形成する添付図面を参照する。図面において、文脈が別に規定しない限り、同様の記号は一般的に同様の構成要素を特定する。詳細な説明、図面、及び請求項に記載された例示的実施形態は、限定することを意味するものではない。本明細書に提示される主題の精神または範囲から逸脱することなく、他の実施形態を利用することができ、他の変更を行うことができる。本明細書に一般的に記載され、図に示されたような本開示の態様は、多種多様な異なる構成で再配置され、置換され、組み合わせられ、及び設計することができ、これら全ては明示的に熟慮され本開示の一部をなすことが容易に理解されるであろう。
静電機械は、電界トルクメカニズムを使用して機械的(例えば、運動の)及び電気的方式の間で電力を変換する電気モータ及び発電機を含む。一般に、静電機械は、(誘導、永久磁石、及びリラクタンス機械で使用される誘導性原理とは対照的に)容量性原理を使用する。いくつかの実施形態では、静電機械は、平板間にキャパシタンスを生み出すために互いに近接して配置された円形平板を使用することができる。いくつかの実施形態では、平板は、回転子平板及び固定子平板の間で交互に配置することができる。回転子平板は、モータ及び/または発電機のシャフトと共に回転する平板であることができ、誘導モータまたはリラクタンスモータの電機子に類似することができる。固定子平板は、モータ及び/または発電機の筐体または収納装置に対して静止している。
一般に、エネルギー貯蔵システム(例えば、コンデンサ)は、自然に最小エネルギー状態になる。可変キャパシタンス機械(及び他の静電機械)の場合、シャフトに固定された表面(例えば、回転子平板)は、筐体に固定された表面(例えば、固定子平板)とキャパシタンスを形成することができる。回転子平板と固定子平板との間に電圧が印加されると、回転子平板と固定子平板との間に電界が発生し、最小エネルギー状態の位置に回転子平板及び固定子平板を整列させる方向に回転子平板及び固定子平板の表面に力(例えば、トルク)を生じさせることができる。
いくつかの静電機械は、一対の電極(例えば、固定子平板及び回転子平板)の間に実際の用途に対し十分なトルクを発生させるための大きな電界を生成することができる。空気は、絶縁破壊電圧(例えば、アークを引き起こす)が低い。したがって、いくつかの実施形態では、電極(例えば、固定子平板及び電極平板)の間に誘電流体を配置することができ、電極間にアークを発生させることなく高い電界を維持することができる。
静電機械におけるトルク発生は、電極間の垂直及びせん断力に直接関連し得る。電極間の静電垂直力密度Fはクーロンの法則、
Figure 0006820855
を用いて推定することができ、ここでε0は、ファラド毎メートル(F/m)単位の電極間媒体の真空中誘電率であり、εは電極間媒体の静的誘電率であり、Eはボルト毎メートル(V/m)単位の電界である。力密度は、高誘電率を有する電極間媒体を使用し、電極間にアークを生じさせない大きな電界を電極間に印加することによって最適化することができる。いくつかの実施形態では、媒体は液体状態であることができる。ほとんどの場合、液体はガスよりも高い比誘電率を有している。充填媒体を選択する際には、他の考慮すべき点も考慮に入れることができる。例えば、媒体のイオン伝導率を低くすることができる。イオン汚染物質は、電極間の電子輸送を容易にし、早い誘電破壊を生じ、したがって高電界の応用を妨げている。液体の粘度は低く、可動部分の抗力を最小限に抑えることができる。いくつかの例では、高誘電率かつ低伝導率の流体は、回転子平板と固定子平板との間に配置することができ、一般に誘電流体と呼ぶことができる。しかしながら、他の例では、低い比誘電率を有する流体を使用することができる。例えば、いくつかの実施形態では、非環状カーボネート及び/またはエーテルを使用することができ、それは比誘電率が低いかもしれないが、他の望ましい特性を有する。
静電機械は、静電誘導機械、可変キャパシタンス/エラスタンス機械、同期静電機械、直流(DC)静電機械、静電ヒシテリシス同期機械、及びコロナ機械の6つのカテゴリに分類することができる。いくつかの例では、特定の機械が1つ以上のカテゴリに分類されることがある。そのようなカテゴリは排他的ではなく、さらなるカテゴリが存在してもよい。このようなカテゴリの使用は、説明の目的でのみ使用され、限定することを意味するものではない。カテゴリの以下の記述は、各カテゴリの機械で使用される一般的、根底にある原理を説明している。
静電誘導機械は、進行電位波を生成するために固定子上の電極を使用することができる。電位波は、固定子に隣接する回転子上に電荷分布を誘起することができる。回転子表面は連続的であり、少なくともいくつかの例では、容量的突極性を示さない。固定子と回転子がそれらの間に正味の速度を有する(例えば、固定子と回転子とが互いに対して動く)とき、固定子と回転子との間のギャップの電界の接線成分がギャップの中に存在することができる。接線成分は、回転子の電荷にクーロン力を生じさせることができる。固定子と回転子との間の相対速度は、滑り速度と呼ぶことができる。いくつかの態様では、静電誘導機械は、ある種の滑りを使用する磁気誘導機械に類似していると考えることができる。
可変キャパシタンス機械は、エラスタンス機械と呼ぶことができる。可変キャパシタンス機械は、トルクを生み出すためにエラスタンスを最小化(またはキャパシタンスを最大化)することができる。固定子電極と回転子電極との間に電圧が印加されると、回転子電極は、固定子に対して最小エネルギー状態になるように回転子を整列させる方向のトルクを受けることができる。トルクは、単位角当たりのキャパシタンスの変化(例えば、dC/dΘ)に比例し得る。可変キャパシタンス機械は、回転角度にわたってキャパシタンスの変化を最大にするように設計することができる。キャパシタンスが角度と共に変化する仕方は、同期的(例えば、正弦的)またはスイッチ的(例えば、台形的)であってもよい。いくつかの態様では、可変キャパシタンス機械は、磁気ベースの可変リラクタンスマシンに類似していると考えることができる。
同期式静電機械は、回転子にわたって固定されたDC電荷分布を備えた回転子を有することができる。DC電荷分布は、回転子のフレーム内にDC電束場を提供することができる。DC場は回転子と共に回転することができる。固定子の電極は、回転子が回転するときに回転子に従う交流(AC)電荷及び対応する電界分布を生成することができる。回転子電束及び固定子電束は、同じ速度(例えば、同期速度)で進むことができる。回転子電束と固定子電束は同じ速度で進むとはいえ、回転子電束ベクトルと固定子電束ベクトルとの間の角度は、ギャップ内のせん断力を変化させることによってトルクを決定することができる。いくつかの実施形態では、回転子電束は、永久エレクトレットで作り出されるか、または回転シャフト動力連結(例えば、ブラシ及びスリップリング)を介して接続された電源を使用して別個に励起されてもよい。いくつかの態様では、同期静電機械は、磁気同期機械に類似していると考えることができる。
直流(DC)静電機械の根底にある原理は、同期静電機械の原理と同様である。しかしながら、DC静電機械では、固定子と回転子の役割は同期静電機械における固定子と回転子の役割とは逆になっている。固定子電極は、DC電力を使用して励起され、それにより静的電界を生成することができる。しかしながら、回転子上の電荷は機械的に整流することができる。回転子が回転すると、電荷が固定子励起で整列するようにブラシ付き整流子またはブラシなし整流子によって電荷が整流され、それにより平均トルクを発生させる。いくつかの態様では、DC静電機械は磁気DCモータに類似していると考えることができる。
静電ヒステリシス同期機械は、回転子と固定子電束が相互作用してトルクを発生させるという点で、従来の同期機械に類似している。しかしながら、静電ヒステリシス同期機械では、電界対変位の静電ヒステリシス曲線(例えば、E−Dヒステリシス曲線)を有する強誘電体材料が回転子表面をコーティングすることができる。E−Dヒステリシス曲線は、印加電界Eに対する電気変位Dの関数となる。いくつかの態様では、強誘電体材料のE−D曲線は、強磁性体のB−H曲線に類似し得る。ある材料のE−D曲線の傾きは、異なる電界強度における材料の誘電率を表すことができる。強誘電体材料は、動作中に分極させることができ、同期速度で固定子電束波と共に引きずられる。いくつかの態様では、静電ヒステリシス同期機械は、磁気ヒステリシス同期モータに類似していると考えることができる。
コロナ機械は、上記で説明した他の5つのカテゴリの機械とは異なる。動作原理が、通常の及び/または接線方向電界を介して電気的せん断力を生み出すというより電気流体力学的流れである点で異なる。イオンの「風」を形成するために荷電した粒子を加速することができる。加速された粒子と回転子及び固定子構造の機械的相互作用がトルクを生み出すことができる。コロナ機械は、マクロスケールで高い電気損失を招く可能性があり、したがって多くの応用には適さないこともある。
図1−8は、可変キャパシタンス機械の様々な態様を図示する。可変キャパシタンス機械は、シャフト、骨組み及び/または筐体、回転子平板、固定子平板、及び他の部分によって占有されていない筐体内の空間を満たす誘電流体を含むことができる。誘電流体については、以下でもっと詳細に論じられる。図1−8は、回転子電極が固定子電極内で回転する(例えば、回転子電極は中心シャフトを環囲する固定子電極を有する中心シャフトに固定される)実施形態を図示するが、任意の適切なキャパシタンス機械が使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では外部回転子モータを使用することができる。そのような実施形態では、固定子電極は軸に沿って固定することができ、回転子電極は固定子電極を取り囲むことができる。すなわち、回転子電極は固定子電極の周りを回転することができる。
図1A及び1Bは、例示的実施形態による回転子ディスクまたは平板のいくつかの形状の断面図を図示する。図1A及び1Bに図示する回転子平板100は、平板の外周の周りに歯105を有する。図2A及び2Bは、例示的実施形態による固定子リング/平板のいくつかの形状の断面図を図示する。固定子平板200は、固定子平板200の内周に沿って歯205を有することができる。例示的一実施形態では、図1Aに示される回転子平板100は、図2Aに図示する固定子平板200と共に使用することができる。代替的実施形態では、図2Bに示される回転子平板100は、図2Bに図示する固定子平板200と共に使用することができる。他の実施形態では、回転子平板100と固定子平板200の形状の組み合わせを使用することができる。さらに、図1A、図1B、図2A、及び図2Bに図示する回転子平板100及び固定子平板200の形状は、使用できる形状の例を示している。代替的実施形態では、任意の他の適切な形状を使用することができる。
いくつかの実施形態では、組み立てたときに回転子平板100の歯105は固定子平板200の歯205と重なり合うことができる。歯105及び歯205は、「電極」とも呼ばれる。図3Aは、例示的一実施形態による回転子と固定子との間の容量関係を図示する図式である。代替的実施形態では、追加の、より少ない、及び/または異なる要素を使用することができる。図3Aに図示するように、固定子歯205は、回転子歯105の平面に平行な平面内に配置することができる。固定子歯205は正に帯電され、回転子歯105を負に帯電させることができる。代替的実施形態では、回転子歯105が正に帯電され、固定子歯205を負に帯電させることができる。さらに他の実施形態では、回転子歯105と固定子歯205とは時間と共に極性を交互に変えることができる。
図3Bは、例示的一実施形態による回転子と固定子の位置関係を図示する。図3Cは、例示的一実施形態による固定子及び回転子の構成の分解図の図示である。代替的実施形態では、追加の、より少ない、及び/または異なる要素を使用することができる。複数の回転子平板100と複数の固定子平板200とをモータ内に交互に積み重ねることができる。いくつかの実施形態では、回転子平板100及び対応する固定子平板200の数は、モータによって生成されるトルク及び/または電力の量を少なくとも部分的に決定することができる。
いくつかの実施形態では、固定子平板200及び回転子平板100の電圧は異なる電圧で動作することができる。いくつかのこのような実施形態は、可変キャパシタンス機械を含むことができる。例えば、固定子平板200の第1の部分(例えば3分の1)及び回転子平板100の第1の部分(例えば3分の1)は、第1の電圧で一緒に動作することができ、固定子平板200の第2の部分(例えば3分の1)及び回転子平板100の第2の部分(例えば3分の1)は、第2の電圧で一緒に動作することができ、そして固定子平板200の第3の部分(例えば3分の1)及び回転子平板100の第3の部分(例えば3分の1)は、第3の電圧で一緒に動作することができる。いくつかの実施形態では、第1の電圧、第2の電圧、及び第3の電圧の公称電圧は同じであってもよいが、位相で異なることができる。例えば、第1の電圧、第2の電圧、及び第3の電圧は、互いに120°だけ位相がずれていてもよい。回転子平板100の第1の部分は、モータシャフトの第1の部分に沿って固定子平板200の第1の部分とインターリーブすることができ、回転子平板100の第2の部分は、モータシャフトの第2の部分に沿って固定子平板200の第2の部分とインターリーブすることができ、そして回転子平板100の第3の部分は、モータシャフトの第3の部分に沿って固定子平板200の第3の部分とインターリーブすることができる。回転子平板100の第1の部分、回転子平板の第2の部分、及び回転子平板100の第3の部分は、各々お互いから回転的に傾斜することができる。同様に、固定子平板200の第1の部分、回転子平板200の第2の部分、及び回転子平板200の第3の部分は、各々お互いから回転的に傾斜することができる。例えば、各部分は歯105及び/または歯205の幅の3分の1だけ傾斜することができる。
歯105及び歯205の形状は、キャパシタンス波形の輪郭を決定することができる。図5A及び図5Bは、例示的実施形態による固定子と回転子との間のキャパシタンス対角度位置のプロット図である。図5A及び図5Bは、キャパシタンス波形の輪郭の例を図示する。図5Aは、図1Aの回転子平板100及び図2Aの固定子平板200のキャパシタンス波形の輪郭を図示する。図5Bは、図1Bの回転子平板100及び図2Bの固定子平板200のキャパシタンス波形の輪郭を図示する。
キャパシタンス波形の輪郭は、対応するトルク波形を決定することができる。トルク波形の形は、回転子平板100及び固定子平板200の位置に対するキャパシタンスの導関数とすることができる。回転子平板100と固定子平板200とが互いに対して回転するとき、電力電子変換器または他の適切な装置によって、回転子平板100及び固定子平板200に電圧を印加することができる。キャパシタンスが図5Aのような台形波形として変化する実施形態では、電力電子変換器による回転子平板100及び固定子平板200との間の印加電圧はパルスまたは方形波であることができる。キャパシタンスが図5Bのような正弦波形として変化する実施形態では、電力電子変換器による回転子平板100及び固定子平板200との間の印加電圧はパルスまたは正弦波であることができる。
図5A及び図5Bに図示する例は、それぞれスイッチ式及び同期式キャパシタンスモードを表わす。上記で論じたように、そのような例は歯105及び歯205を使用した結果である。代替的実施形態では、固定子及び回転子平板はらせん状の線または脈が互いに交差するような仕方で打ち抜かれてもよい。図4Aは、例示的一実施形態による放射状脈を有する回転子を図示する。図4Bは、例示的一実施形態による放射状脈を有する固定子を図示する。代替的実施形態では、追加の、より少ない、及び/または異なる要素を使用することができる。いくつかの実施形態では、回転子及び固定子は、同時係属中の米国特許出願第14/026281号に記載されている回転子及び固定子とすることができ、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
回転子400は、シャフトを挿入することができる中空の中心405を含むことができる。回転子400をシャフトに固定するために、ハブ取り付け孔410を使用することができる。スリット415を回転子400に形成することができる。スリット415は、回転子400が軸方向にたわむことを可能にするたわみ梁を規定することができる。回転子400の螺旋は、導電区画420及び絶縁区画425を含むことができる。
固定子450は、シャフトを挿入することができる中空の中心455を含むことができる。平板取付け穴460は、固定子450がモータの筐体に対して動かないように固定子450を回転的に固定するために使用することができる。スリット465を回転子450に形成することができる。スリット465は、固定子450が軸方向にたわむことを可能にすることができる。固定子450の螺旋は、導電区画470及び絶縁区画475を含むことができる。
図4Cは、に例示的一実施形態よる放射状脈を有する固定子及び回転子の構成の分解図の図示である。代替的実施形態では、追加の、より少ない、及び/または異なる要素を使用することができる。図4Cに示すように、複数の回転子400と複数の固定子450とをモータに交互に積み重ねることができる。いくつかの実施形態では、回転子400及び固定子450のそれぞれの螺旋形状の方向は同じであってもよい。
図6は、例示的一実施形態による静電機械の図示的な断面図である。図7A及び図7Bは、例示的一実施形態による静電機械の外観図を図示する。図8は、例示的一実施形態による静電機械のいくつかの構成要素の分解図の図示である。代替的実施形態では、追加の、より少ない、及び/または異なる要素を使用することができる。図6はモータ600の破断図であり、図7A及び7Bはモータ600の外観図であり、図8はモータ600の分解図である。モータ600は、シャフト605、固定子及び回転子平板610、筐体615、誘電流体再循環路620、流体再循環路接続部625、及びシール630を含むことができる。
固定子及び回転子平板610の固定子は、筐体615に回転可能に固定することができる。固定子及び回転子平板610の回転子は、シャフト605に回転可能に固定することができる。シャフト605は、筐体615内で回転することができる。筐体615は、誘電流体で充填することができる。誘電流体は、1つ以上の再循環路620を通して再循環させることができる。シャフト605が、したがって、固定子及び回転子平板610の回転子平板が回転しているとき、誘電流体は半径方向に再循環路620を通って押し出されることができる。再循環路620の使用は、固定子及び回転子平板610の回転子平板上の流体抗力を減少させることができる。いくつかの実施形態では、再循環路620は、フィルタ、放熱器、熱交換器、及び/または誘電流体の性能を維持及び/または向上させることができる他の要素を含むことができる。シール630は、筐体615が静止している間にシャフト605が回転できるように、筐体615の流体の完全な状態を維持するように構成することができ、誘電流体は筐体615内に留まることができる。
いくつかの実施形態では、回転子平板及び/または固定子平板を金属シートから打ち抜くことができる。例えば、図1A、図1B、図2A、図2B、図4A、及び図4Bに図示された形状は打ち抜くことができる。回転子平板及び/または固定子平板の打ち抜きは、製造を援助し、回転子平板及び/または固定子平板の大量生産を可能にすることができる。
図1から7は、電極として平板を使用する静電機械を図示しているが、電極の任意の適切な構成を使用することができる。例えば、静電機械は、米国特許第3,094,653号、第3,433,981号、第6,353,276号、及び第8,779,647号に記載されているものと同じあるいは同様であってもよく、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
上記のように、モータ600等のモータは、電気エネルギーを回転運動エネルギーに変換することができる。電気エネルギーは、3相交流(AC)電力であることができる。いくつかの実施形態では、直流(DC)電力を3相AC電力に変換することができ、それは、静電誘導機械、可変キャパシタンス/エラスタンス機械、同期静電機械、直流(DC)静電機械、及び静電ヒステリシス同期機械のような静電機械に電力を供給するために使用することができる。直流電力は、インバータにより3相交流電力に変換することができる。電流源インバータ(CSI)は、静電機械等の負荷に一定の電流出力を維持することができる。電圧源インバータ(VSI)は、負荷に定電圧出力を維持することができる。いくつかの実施形態では、CSI及び/またはVSIは、時間平均化された可変出力のためにパルス幅変調されてもよい。
いくつかの実施形態は、電力を静電気機械に供給するためにVSI及び/またはCSIを使用することができる。いくつかの実施形態では、静電機械と共に使用されるとき、CSIはVSIに勝る著しい利点を有することができる。いくつかの例では、最も効率的に動作するために、VSIはキャパシタンス機械が本質的に有していない誘導特性をVSIのAC端子に要求するので、VSIは可変キャパシタンス機械に直接接続することはできない。しかしながら、CSIは、最も効率的に動作するために、CSIのAC端子にキャパシタンス機械が本質的に有している容量特性を持つことができる。したがって、いくつかの実施形態では、インバータと静電機械との間に受動部品(例えば、抵抗器、コンデンサ、インダクタ等)を使用せずにCSIは静電機械に直接接続することができる。
図9A及び9Bは、例示的実施形態による3相インバータ及び3相機械の回路図である。図9C及び9Dは、例示的実施形態による3相インバータの単相の回路図である。代替的実施形態では、追加の、より少ない、及び/または異なる要素を使用することができる。例えば、図9A及び9Bは、3相システムを図示しているが、2相、4相、5相、10相等の任意の適切な多相システムを使用することができる。図9Aは、例示的一実施形態による、静電機械のような、3相交流機械に用いられる3相CSIの回路図である。図9Cは、図9Aの3相CSIの単相の回路図である。インバータ900は、直流電源905によって給電することができ、DCリンクインダクタ920及び複数のスイッチ910を含むことができる。図9Aに図示するように、インバータ900は、3相AC機械915にAC電力を供給するように使用することができ、それは静電機械となる。図9Cに図示するように、インバータ900は、多相AC電力の1相をAC機械915に供給するように使用することができる。スイッチ910は、例えばコントローラによって、3相AC機械915に接続された3つの電線の電力が3相ACであるように任意の適切な仕方で制御することができる。いくつかの実施形態では、受動部品(例えば、抵抗器、コンデンサ、インダクタ等)は、インバータ900と3相AC機械915との間に使用されない。
図9Bは、例示的一実施形態による、静電機械のような、3相AC機械で使用される3相電圧源インバータの回路図である。図9Dは、図9Bの3相電圧源インバータの単相の回路図である。インバータ935は、直流電源905によって給電することができ、DCリンクコンデンサ925、複数のスイッチ910、及び複数のインダクタ930を含むことができる。図9Bに示すように、インバータ935は、AC電力を3相AC機械915に供給するために使用することができる。図9Dに示すように、インバータ935は、多相AC電力の1つの相をAC機械915に供給するために使用することができる。スイッチ910は、3相AC機械915に接続された3つの電線の電力が3相ACであるように、例えばコントローラによって、任意の適切な仕方で制御されることができる。
図9E及び図9Fは、例示的実施形態による3相機械の単相に電力を供給する3相インバータの単相昇降圧コンバータの回路図である。代替的実施形態では、追加の、より少ない、及び/または異なる要素を使用することができる。図9E及び図9Fは、可変キャパシタンス静電機械のような3相静電機械の単相を駆動する単相電圧源昇降圧コンバータの回路図である。
図9Eは、直流電源955からの直流電力を静電機械960用の交流電力またはパルス化された直流電力に変換する電力コンバータ950を図示する。コンバータ950は、DCリンクコンデンサ965、スイッチ975、及びインダクタ970を含むことができる。図9Eに示された実施形態では、スイッチ975は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)及びダイオードを含むことができる。代替的実施形態では、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)及びダイオードを使用することができる。さらに他の実施形態では、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、サイリスタ、集積化ゲート転流型サイリスタ(IGCT)等のような任意の適切なスイッチング素子を使用することができる。いくつかの実施形態では、スイッチング素子は、ダイオード(例えば、図9Eに図示したように)と共に使用することができる。他の実施形態では、スイッチング素子はダイオードと共に使用されなくてもよい。図9Eに示すように、コンバータ950はハーフブリッジであり、フルブリッジより少ない能動半導体構成要素を使用することができる。図9Eに図示したコンバータ950の構成は、DC電源955から静電機械960へ電圧をステップダウン(例えば、「降圧」)することができる。その構成は、静電機械960からの電圧をステップアップ(例えば、「昇圧」)することによってエネルギーをDC電源955に戻すことができる。ステップアップとステップダウンは時間の経過と共に変えることができる。
図9Fは、DC電源955からのDC電力を静電機械960のためのAC電力に変換する電圧源コンバータ980を図示する。コンバータ980は、DCリンクコンデンサ965、スイッチ975、及びインダクタ985を含むことができる。図9Fに示した実施形態では、スイッチ975は、IGBT及びダイオードを含むことができる。代替的実施形態では、MOSFET及びダイオードを使用することができる。図9Fに示すように、コンバータ980はハーフブリッジであり、フルブリッジより少ない能動半導体構成要素を使用することができる。図9Fに図示したコンバータ980の構成は、DC電源955から静電機械960へ電圧をステップアップ(例えば、「昇圧」)することができる。その構成は、静電機械960からの電圧をステップダウン(例えば、「降圧」)することによってエネルギーをDC電源955に戻すことができる。ステップアップとステップダウンは時間の経過と共に変えることができる。
図10A及び10Bは、例示的実施形態によるスイッチを作成するいくつかの例の図式である。図10Aは、電圧源インバータのスイッチを生成するいくつかの例を提供する。図10Bは、電流源インバータのスイッチを生成するいくつかの例を提供する。いくつかの実施形態では、スイッチ910はそれぞれ、1つ以上の半導体スイッチを含むことができる。半導体スイッチは、500ボルト(V)以上の電圧を遮断することができる。いくつかの実施形態では、半導体スイッチは、スイッチの基板としてシリコン(例えば、結晶シリコン)を含むことができる。代替的実施形態では、半導体スイッチは、炭化ケイ素、窒化ガリウム(GaN)、ダイヤモンド等のような、スイッチの基板としてワイドバンドギャップ半導体を含むことができる。例示的一実施形態では、図9Aから9Fに図示する各スイッチ910は、炭化ケイ素半導体スイッチ及びダイオードとすることができる。
例示的一実施形態では、図9B及び9Dに図示する各スイッチ910は、図10Aの図式(i)及び(ii)に図示するように、単一の炭化ケイ素半導体スイッチ及びダイオードとすることができる。図10Aの図式(i)及び(iv)に示すように、いくつかの実施形態では、各スイッチ910は、対応するダイオードを有する1つ以上のIGBTを含むことができる。図10Aの図式(ii)及び(iii)に示すように、いくつかの実施形態では、各スイッチ910は、対応するダイオードを有する1つ以上のMOSFETを含むことができる。図10Aの図式は、それぞれ一方向の電圧を遮断することができ、電流がどちらの方向にも流れることを許す。したがって、図10Aの図式は、電圧源インバータのスイッチ910として使用することができる。図10Aの図式(iii)及び(iv)に示すように、スイッチ910の電圧遮断能力を増加させるために図式(ii)及び(i)に図示された複数のスイッチはそれぞれ、直列に積み重ねることができる。いくつかの実施形態では、各スイッチの両端の電圧がほぼ同じになるように、追加の受動及び/または能動構成要素を各スイッチに加えてもよい。例えば、抵抗器を各スイッチと並列に接続することができる。代替的実施形態では、ダイオード、抵抗、コンデンサ等の任意の適切な組み合わせまたは使用は、各スイッチ両端の電圧を一様にするのに使用できる。
例示的一実施形態では、図9A及び9Cに図示する各スイッチ910は、図10Bの図式(i)及び(ii)に図示するように、単一の炭化ケイ素半導体スイッチ及びダイオードとすることができる。いくつかの実施形態では、図10Bの図式(i)及び(iv)に図示するように、各スイッチ910は、対応するダイオードを有する1つ以上IGBT及びIGBTとそれらに対応するダイオードに直列の1つ以上のダイオードを含むことができる。いくつかの実施形態では、図10Bの図式(ii)及び(iii)に図示するように、各スイッチ910は、対応するダイオードを有する1つ以上のMOSFET及びMOSFETとそれらに対応するダイオードに直列の1つ以上のダイオードを含むことができる。図10Bの図式は、それぞれ一方向に電流を流し、両方向に電圧を遮断することができる。したがって、図10Aの図式は、電流源インバータのスイッチ910として使用することができる。図10Bの図式(iii)及び(iv)に図示するように、図式(ii)及び(i)に図示されている複数のスイッチはそれぞれ、スイッチ910の電圧遮断能力を増加させるために直列に積み重ねることができる。いくつかの実施形態では、各スイッチの両端の電圧がほぼ同じになるように、追加の受動及び/または能動構成要素が各スイッチに追加されてもよい。
図11A及び11Bは、例示的実施形態による容量性機械駆動制御システムのブロック図である。代替的実施形態では、追加の、より少ない、及び/または異なる要素を使用することができる。また、要素間の矢印の使用は、エネルギーの流れの方向に関して制限的であることを意味するものではない。図11Aは、VSI電源によって給電される3相機械を制御する実施形態のブロック図である。システム1100は、電力1105、VSI1110、インダクタ1115、機械1120、機械動力1125、電圧検知フィードバック1130、コントローラ1135、及び位置検知線1140を含むことができる。図11Aに図示するように、電力1105をシステム1100に入力することができ、機械動力1125をシステム1100から出力することができる。代替的実施形態では、機械動力1125をシステム1100に入力することができ、電力1105をシステム1100から出力する(例えば、機械1120を発電機として使用することによって)ことができる。さらに、図11Aは、3相システムを図示しているが、任意の適切な数の位相が使用できる。機械1120は、多相静電機械であることができる。
電力1105は、VSI1110に入力することができる。いくつかの実施形態では、電力1105は直流電力とすることができ、VSI1110はインバータ935のような電圧源インバータとすることができる。VSI1110と機械1120との間の電気的接続の電力は、交流電圧を有することができる。インダクタ1115を、VSI1110と機械1120との間の電気接続の各脚部に配置することができる。
電圧検知フィードバック1130を、制御ループ内で使用することができる。電圧検知フィードバック1130は、機械1120の固定子電極と回転子電極との間の電圧を検知するために1つ以上のセンサを使用することができる。電圧検知フィードバック1130は、検知した電圧を指し示す信号をコントローラ1135に送ることができる。コントローラ1135は、検知電圧を設定電圧と比較することができる。その比較に基づいて、コントローラ1135は、VSI1110のスイッチングの変化を指し示すことができる。コントローラ1135は、比例制御ループ、積分制御ループ、微分制御ループ、またはそれらの任意の組み合わせを使用することができる。
機械1120によって出力されるトルクの量は、機械1120の固定子電極と回転子電極との間に印加される電圧信号に依存することができる。したがって、コントローラ1135は、VSI1110のスイッチングの変化を指し示すことによって、機械1120によって出力されるトルクを修正することができる。いくつかの実施形態では、電圧検知フィードバック1130によって検知された電圧信号は、交流電圧信号であり得る。同様に、設定点電圧は交流電圧信号であることができる。電圧検知フィードバック1130によって出力されるVSI1110のスイッチングの変化の指示は、周波数、振幅、位相等の変化の指示を含むことができる。
図11Aに示すように、位置検知線1140は、機械1120のシャフトの位置をコントローラ1135に入力するために使用することができる。コントローラ1135は、機械1120に何ボルト印加すべきかを決定するために機械1120のシャフトの回転方向を使用することができる。例えば、位置検知線1140は、固定子電極と回転子電極との間の電圧の振幅、位相、周波数等を変えるために使用することができる。いくつかの実施形態では、以下でより詳細に論じるように、コントローラ1135はコントローラ1200とすることができる。
図11Bは、CSI電源によって給電される3相機械を制御する実施形態のブロック図である。システム1150は、電力1155、CSI1160、機械1170、機械動力1175、電圧検知フィードバック1180、コントローラ1185、及び位置検知線1190を含むことができる。図11Bに図示するように、電力1155をシステム1150に入力することができ、機械動力1175をシステム1150から出力することができる。代替的実施形態では、機械動力1175をシステム1150に入力することができ、電力1155をシステム1150から出力する(例えば、機械1150を発電機として使用することによって)ことができる。さらに、図11Bは、3相システムを図示しているが、任意の適切な数の位相が使用できる。機械1120は、多相静電機械であることができる。
電力1155は、CSI1110に入力することができる。いくつかの実施形態では、電力1155は直流電力とすることができ、CSI1110はインバータ900のような電流源インバータとすることができる。CSI1110と機械1170との間の電気的接続の電力は、交流電圧を有することができる。電圧検知フィードバック1180は、コントローラ1185及び位置検知線1190を有する制御ループ内で使用することができ、それは図11Aに関して上記に説明したように動作することができる。
図11Cは、例示的一実施形態による静電機械に給電するための回路アーキテクチャのブロック図である。代替的実施形態では、追加の、より少ない、及び/または異なる要素を使用することができる。回路は、電源1192、複数の電力コンバータ1194、インダクタ1196、及び機械1198を含むことができる。上記で論じたように、電源1192は直流電源とすることができる。電力コンバータ1194は、電源1192からの電力を機械1198による使用のための交流電圧電力に変換するように構成することができる。いくつかの実施形態では、電力コンバータ1194は、機械1198によって生成された動力を直流電力のような電力に変換するように構成することができる。図11Cに図示する実施形態では、3相システムが示されている。しかしながら、任意の適切な数の相を使用することができる。機械1198は、多相静電機械であることができる。
電力コンバータ1194は、VSIまたはCSI電力コンバータを含む任意の適切な電力コンバータとすることができる。図11Aに示すように、電力コンバータ1194は、互いに並列にすることができ、それぞれが電力相を機械1198に提供するように構成することができる。インダクタ1196は、機械1198の各相に図示されている。しかしながら、代替的実施形態では、インダクタ1196は使用されなくてもよい。
1馬力を超えるまで静電機械をスケールアップするには、中から高電圧を用いることができる。例えば、回転子平板と固定子平板との間に1000Vを超える電圧を使用することができる。静電誘導機械、可変キャパシタンス/エラスタンス機械、同期静電機械、及び静電ヒステリシス同期機械は、中から高AC電力を使用することができる。直流(DC)静電機械及びコロナ機械は、高電圧DC電力を使用することができる。4分の1馬力を超え、1メガワット(MW)未満(例えば、約1,341馬力)を生み出すことができる静電機械に対しては、高電圧パワー電子ドライブを使用することができる。しかしながら、静電機械の使用にも適している高電圧可変周波数AC電源は、一般に市販で入手できない。
しかしながら、図9A−9F及び図10A及び図10Bを参照して上述したように、様々な高電圧可変周波数AC電源を使用することができる。高電圧可変周波数AC電源の使用により、実用的で商業的及び/または産業的用途において使用可能な4分の1馬力出力を超える電磁機械を作ることができる。
静電機械は、様々な用途に使用することができる。1馬力未満の出力の静電機械は、効率的かつコンパクトにすることができる。しかしながら、静電機械のサイズを大型化することは、実装において障害を生じる可能性がある。
いくつかの例では、固定子平板と回転子平板の表面の間のギャップに誘電流体の破壊が生じ得る。トルクは、ギャップ電界の二乗に比例する。ギャップ電界強度は、固定子平板と回転子平板との間に印加される電圧に比例する。誘電流体の破壊は、固定子平板と回転子平板との間のアークに至る可能性がある。アーク発生事象は、作り出されるトルクの量を低減させることになる。誘電流体の破壊は、静電誘導機械、可変キャパシタンス/エラスタンス機械、同期静電機械、直流(DC)静電機械、及び静電ヒステリシス同期機械に問題を引き起こす。いくつかの実施形態では、アークを防止するために静電機械の筐体内に超高真空(例えば、10-2トル未満)を使用することができる。しかしながら、真空ポンプ、真空シールを持つこと等はコストが非常に高くなる可能性がある。さらに、固定子平板と回転子平板との間のギャップにおける比誘電率材料の損失は、機械の有効性を低下させることになる。
静電モータのギャップ変位場は、固定子平板と回転子平板との間のギャップ内の変位場とすることができる。ギャップ変位場強度は、ギャップを充填する媒体の比誘電率に比例することができる。化学的及び電気的に安定で、及び/または適切である十分な比誘電率(例えば、7より大きい)及び/または低い電気伝導率(例えば、1センチメートル当たり10-9ジーメンス(S/cm))を有する流体を、機械の効率を高めるために使用できる。ギャップ変位場を向上させることは、所定の電圧に対するギャップ内の静電剪断力を増加することにより静電誘導機械、可変キャパシタンス/エラスタンス機械、同期静電機械、直流(DC)静電機械、及び静電ヒステリシス同期機械にとって有益となり得る。
したがって、静電機械の固定子平板と回転子平板との間のギャップを充填し、高誘電率、低伝導率、低粘度を有する流体は、化学的に安定で機械部品に適しており、電気的に安定で機械部品に適しており、静電機械に有益であり得る。いくつかの実施形態では、充填流体の有益な特性は、低毒性及び低可燃性等の実用的な特性も含むことができる。充填流体は、誘電流体であってよい。
高誘電率流体を有する流体は、高い双極子モーメントを有する分子構造を有することができる。いくつかの例では、強力な双極子−双極子相互作用は、一般により高い粘度及びより高い沸点をもたらすことができる。したがって、高い誘電率を有する多くの流体はまた比較的高い粘度を有する。
多くの例において、高誘電率流体は、本質的に高い伝導率を有する。純度99.5%の市販で入手可能な高誘電率液体のいくつかは、静電機械内の誘電流体として有効であるにはあまりにも多い汚染物質を含む。微量のイオン、ガス、及び/または高度に可動性の分子の存在は、容認できないほど高い電気的損失及び/または早期破壊につながる可能性がある。
いくつかの実施形態では、高誘電率の液体は、適切な技術を用いて精製することができる。例えば、精製は、脱水、脱ガス、またはイオン除去によって行うことができる。いくつかの実施形態では、高電圧絶縁体は、10-12S/cm未満のイオン伝導率を有することができる。
いくつかの実施形態では、誘電流体は、炭酸エチレン、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチル、炭酸ジプロピル、炭酸プロピレン、酪酸メチル、γ‐ブチロラクトン、N−メチルピロリジノン、炭酸ビニレン、ジオキソラン、δ−ブチロラクトン、ジエチルエーテル、またはそれらの任意の2種以上の組み合わせを含む。
いくつかの実施形態では、誘電流体は、窒素原子が芳香族構造の環の第1の位置にあり、少なくとも1つのニトリル(CN)基が第2の位置の置換基であり得る芳香族構造を有することができる。いくつかの実施形態において、誘電流体は、ニトリル置換ヘテロ芳香族溶媒を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、誘電流体は非環状カーボネートを含むことができる。非環状カーボネートは、1つの酸素原子に二重結合し他の2つの酸素原子に単結合した炭素原子からなる官能基を有する。アルキル基が、単結合した酸素原子に結合していてもよい。アルキル基は互いに連結しておらず、したがって、分子は環構成を形成しない。誘電流体として使用できる非環状カーボネートのいくつかの例は、炭酸ジメチル、炭酸エチルメチル、及び炭酸ジエチルを含む。
いくつかの実施形態では、誘電流体は環状カーボネートを含むことができる。環状カーボネートは、1つの酸素原子に二重結合し、他の2つの酸素原子に単結合した炭素原子からなる官能基を有する。アルキル基が、単結合した酸素原子に結合している。これらのアルキル基は、分子が環構成を形成するように一緒に連結する。誘電流体として使用できる環状カーボネートのいくつかの例は、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、炭酸ビニレンを含む。いくつかの実施形態では、環状カーボネートは、−OC(O)Nとして表される部分を有することができる。いくつかの実施形態では、メチル基が、3位の窒素原子に結合していてもよい。例えば、誘電流体は、3−メチル−2−オキサゾリジノン、3−エチル−2−オキサゾリジノン、及び/または3−メチル−1,3−オキサジナン−2−オンを含むことができる。
いくつかの実施形態において、カーボネートは、スルホン基を含むことができる。スルホンは、2つの異なる酸素原子に二重結合し、2つの別個のアルキル基への単結合を有する硫黄原子からなる官能基を有する。いくつかの実施形態では、スルホンは非環状であってもよい。例えば、誘電流体は、両方のアルキル置換基がメチル基であるジメチルスルホンを含むことができる。代替的実施形態では、スルホンは環状であってもよい。例えば、誘電流体は、アルキル基が一緒に連結されて5員環を形成するスルホランを含むことができる。いくつかの実施形態では、誘電流体は、ジメチルスルホン、スルホランまたはジメチルスルホンとスルホランの混合物であってもよい。
いくつかの実施形態では、誘電流体は炭酸プロピレンを含む。いくつかの実施形態では、誘電流体は炭酸プロピレンであってもよい。環状形態のカーボネート官能基(−OC(O)C−及び/または−OC(O)O−)は、4.94デバイ(D)の高い双極子モーメントを有する。いくつかの実施形態では、非環状形態を有するカーボネート官能基を使用することができる。炭酸プロピレンの比誘電率は64であり、他のほとんどの液体よりも高い。炭酸プロピレンは、2.53センチポアズ(cP)の比較的低い粘度を有する。炭酸プロピレンは、液体状態を維持する比較的広い温度範囲(約−49℃から約242℃)を有する。炭酸プロピレンは無毒であり、不燃性であり、費用対効果の点で妥当である。いくつかの実施形態では、1つ以上の共溶媒または添加物を炭酸プロピレンと共に使用することができる。
いくつかの例では、純度99.99%の炭酸プロピレンは、適切に効率的であるには高すぎる可能性があるイオン伝導率を有する場合がある。炭酸プロピレンは、純度99.99%で市販されているが、そのような純度は、プロピレングリコール、酸化プロピレン、水、イオン性汚染物等を、それぞれ約20の百万分率(ppm)で含み得る。さらに、炭酸プロピレンの輸送及び/または取り扱いの不完全な方法によって、炭酸プロピレン中への大気中水分の吸収がもたらされ得る。したがって、いくつかの例では、市販で入手可能な炭酸プロピレンは、20ppmよりはるかに高い含水量で受け取られる場合がある。
いくつかの実施形態では、純度99.99%あるいはそれ以上の炭酸プロピレンが、いくつかの実施形態の静電機械に使用されてもよい。いくつかの例では、炭酸プロピレンの適切な純度レベルは汚染物質に依存し得る。例えば、水及びイオンが汚染物質である場合には、より高い純度レベルを使用することができる。別の例では、水及びイオンより無害な汚染物質に対しては、比較的低い純度レベルが使用されてもよい。そのような純度の炭酸プロピレンは、約10-10S/cmのイオン伝導率を有し得る。純度99.99%の炭酸プロピレンは、適切な精製方法を用いて製造することができる。水は、4オングストローム(Å)の分子ふるい、複数の真空蒸留、及び/または脱気で炭酸プロピレンから除去することができる。そのような方法は、10-11S/cm未満の伝導率を有する純度レベルの炭酸プロピレンを製造することができる。例えば、含水量を2ppm以下にするために炭酸プロピレンを分子ふるいに浸すことができる。炭酸プロピレンの複数回の真空蒸留は、プロピレングリコール、酸化プロピレン、及び/またはイオン性汚染物の量を減少させる(例えば、実質的に除く)ことができる。イオン伝導率は、自己発熱を制限する望ましいレベルに低減することができる。
いくつかの例では、炭酸プロピレンは溶媒である。特に高い温度で、その高い双極子モーメントのために、炭酸プロピレンは、可塑剤添加物を含むプラスチック(例えば、ポリ塩化ビニル(PVC))のための有効な溶媒であり得る。したがって、炭酸プロピレンのような誘電流体を使用する機械用の構造材料は、汚染物質が機械の他の構成要素から誘電流体に浸出しないように選択することができる。例えば、静電機械の筐体(または他の構成要素)は、加熱された炭酸プロピレンにさらされたとしても、誘電流体を汚染せず、低伝導率で、機械的に剛性のあるプラスチックで構成することができる。いくつかの適切なプラスチックは、ポリプロピレン、耐薬品性アセタール、超高分子量(UHMW)ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等を含む。
代替的実施形態では、炭酸プロピレン以外の流体を使用することができる。例えば、化学式C5210を有する非環状フッ素化炭化水素である、E.I.du Pont de Nemours and Company(DuPont)によって製造された特殊流体Vertrel XFのようなハイドロフルオロカーボンは、静電機械の誘電流体に適した物理的特性を有する。小さな電極ギャップ(例えば、0.38mm未満)を有するような、いくつかの実施形態では、Vertrelは、ミリメータ当たり20キロボルト(kV/mm)を超える固有絶縁破壊電圧を有する。いくつかの実施形態では、Vertrelは、市販で入手可能なものとして適切に純粋であり得る。例えば、センチメートル当たり約10-12シーメンス(S/cm)の伝導率が市販されており、静電機械での使用に適しているといえる。そのような例では、精製のための溶媒は必要とされなくてよい。Vertrelの粘度は比較的低い(0.67cP)。Vertrelは、不燃性で毒性は低い。代替的実施形態では、誘電流体は、3Mによって製造されたNovec7100のような他のハイドロフルオロカーボンを含む(あるいは、でありうる)ことができる。Novec7100は、化学式C49OCH3を有する非環状フッ素化炭化水素である。Novec7100は、Vertrelと同様の特性を有する。
しかしながら、Vertrelの比誘電率は7.1であり、より高い誘電率を有する流体よりも静電機械での発生トルクが少ない。Vertrelの沸点は55℃であり、したがって、高い作業温度では揮発性で問題を含む。いくつかの実施形態では、Vertrelは静電機械の誘電流体として使用することができる。代替的実施形態では、Vertrelは、比較的高い誘電率を有する流体との共溶媒として使用することができる。
いくつかの実施形態では、静電機械に使用される誘電流体を生成するのに1つ以上の流体を一緒に混合することができる。混合物は、その構成流体のいずれよりも優れた特性の組み合わせを有することができる。例えば、高誘電率流体と低粘度流体との混合物は、比較的高い誘電率及び比較的低い粘度を有することができる。一般に、いくつかの高誘電率流体は、粘性及び導電性も高い。いくつかの実施形態では、このような高誘電率流体は、低粘度及び低伝導率を有する低誘電率流体と混合することができる。結果として得られる混合物は、静電機械内の誘電流体としてよりよく適合し得る物理的特性のバランスを有することができる。
いくつかの実施形態では、炭酸プロピレン−Vertrel混合物を使用することができる。例えば、いくつかの混合誘電流体は、Vertrelに対して60%から40%、70%から30%、80%から20%等の炭酸プロピレンの重量比、またはそれらの任意の比を有することができる。成分比が誘電率と絶縁破壊電圧の組み合わせを最大にする炭酸プロピレン−Vertrel混合物は、高トルク生産が最優先である用途に使用することができる。代替的実施形態では、静電機械の電気的効率が最も重要である用途に対しては、流体の伝導率を最小にするように炭酸プロピレン−Vertrel混合物を適合することができる。さらに他の実施形態では、特定の用途に適切な特性を有する誘電流体混合物を生み出すために、異なる炭酸プロピレン−Vertrel混合物を使用することができる。
いくつかの実施形態では、炭酸エチレンを誘電流体として使用することができる。炭酸エチレンは、炭酸プロピレンと同様の性質を有する環状カーボネートである。しかしながら、炭酸エチレンと炭酸プロピレンとの間の小さな構造的差異は、炭酸エチレンに炭酸プロピレンよりも高い誘電率を与えることができる。炭酸エチレンの比誘電率は90に近く、これは炭酸プロピレンの誘電率よりも約40%高い。炭酸エチレンの高誘電率は、炭酸プロピレンと比較したとき、より多くのトルクが静電機械で発生するのを可能にしている。
炭酸エチレンは、いくつかの実施形態において誘電流体としての使用に対して理想的ではないかもしれない他の特性を有する。炭酸エチレンの比較的高い融点(例えば、37℃)は、静電機械のいくつかの実施形態において炭酸エチレンを唯一の誘電流体であることから排除することができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、誘電流体は炭酸エチレンが液体であることを許す高温用途で動作させることができる。
いくつかの実施形態では、室温で高誘電率の溶液を生み出すために、炭酸エチレンは炭酸プロピレンのような他の流体と混合することができる。例えば、70%から80%の炭酸エチレンと30%から20%の炭酸プロピレンとの混合物を使用することができる。炭酸エチレンは純度99.99%で市販されているが、静電機械への適性を高めるために追加の精製を行うことができる。任意の適切な精製方法を使用することができる。
いくつかの実施形態では、電極(例えば、回転子平板及び固定子平板)と誘電流体との間に不動態化層を生み出すことができる。いくつかの例では、炭酸プロピレンのような高誘電率流体は、高電界で熱力学的に不安定であり得る。そのような流体は、絶縁破壊電圧を低下させ、それにより電極間にアークをもたらす可能性のあるガスを生成する可能性がある。例えば、炭酸プロピレンは、プロピレンガスを生成するために負極で還元し、炭酸ガスを生成するために正極で酸化することができる。
いくつかの実施形態では、電極と流体との間の電子移動を妨げるバリアを作成することによって、ガス形成を低減及び/または排除するために電極の表面上に不動態化層を形成することができる。例えば、体積で6%の亜硫酸エチレン及び体積で0.2%の水を含む炭酸プロピレン系流体が、不動態化層を生み出すために静電機械内の誘電流体として使用することができる。亜硫酸エチレンは、炭酸プロピレン系溶液中の負極上に有効な不動態化層を形成することができる。微量の水で炭酸プロピレンをドーピングすることにより、正に帯電した電極上に有効な不動態化層を形成することができる。例えば、不動態化層のない機械の絶縁破壊電圧は、4.7kV/mmである。機械の電極上に不動態化層を追加することにより、絶縁破壊電圧は9.9kVmmまで高めることができる。代替的実施形態では、電極上に不動態層を形成するための誘電流体を生み出すために、任意の適切な流体を使用することができる。上記の例では、亜硫酸エチレン及び水が使用されているが、代替的実施形態では、電極上に不動態化層を形成するために炭酸プロピレンと共に任意の適切な添加物を使用することができる。例えば、重量で99%の炭酸プロピレンと重量で1%の添加物との混合物を使用することができる。他の例では、重量で98.5%、98%、95%、90%、80%等の炭酸プロピレンを使用することができる。
いくつかの実施形態では、不動態化層を生み出すために第1の誘電流体(例えば、体積で6%の亜硫酸エチレン及び体積で0.2%の水を含む炭酸プロピレン系流体)を使用でき、静電機械が動作している間、第2の誘電流体(例えば、高純度炭酸プロピレン)を使用することができる。回転子電極及び固定子電極は、第1の誘電流体に浸漬することができる。第1の誘電流体は、固定子電極と回転子電極との間のギャップを充填することができる。いくつかの実施形態では、固定子電極と回転子電極との間に直流電圧を印加することができる。第1の誘電流体は、固定子電極及び回転子電極の表面と反応することができ、したがって電極上に不動態化層を形成する。第1の誘電流体は電極から除去することができる。いくつかの例では、固定子電極及び回転子電極を蒸留水ですすぎ、乾燥させることができる。いくつかの実施形態では、電極が静電機械の筐体の外側にある間に、不動態化層を固定子電極及び回転子電極上に生成することができる。固定子電極及び回転子電極は、組み立てて筐体内に配置することができる。静電機械の筐体は、第2の誘電流体で充填することができる。静電機械は、第2の誘電流体で意図したように動かすことができる。
代替的実施形態では、静電機械の電極上に不動態化層を設けるために、任意の適切な方法を使用することができる。例えば、電極は炭素(例えば、ダイヤモンド)、銀、セラミック(例えば、BaTiOP3)等で覆うことができる。さらに他の実施形態では、不動態化層は使用されなくてもよい。そのような実施形態では、誘電流体の循環が、ガスの電極上の蓄積を防ぐのに十分であり得る。
いくつかの要因が、静電機械の効率と出力に影響する。固定子平板と回転子平板との間の力密度は、印加された電界の2乗に比例して増加する。そのような関係は、上記で論じたクーロンの法則に見ることができる。したがって、印加電界は、効率的で有用な静電機械を作成する上で重要な要素となり得る。流体の誘電率は、破壊(例えば、アーク放電)前に印加できる最大電界によって規定することができる。回転子平板と固定子平板との間のギャップサイズ、回転子平板と固定子平板の材質、回転子平板と固定子平板の表面状態、回転子平板と固定子平板の幾何学的形状、液体分子構造及び誘電流体中の不純物の存在、印加電圧の性質、温度、圧力、及び電界の均一性を含めて、多くの要因が流体の誘電率に影響を及ぼす可能性がある。1つ以上のそのような要因が、流体の誘電率を最大にするのに影響し得る。
いくつかの実施形態では、電極(例えば、回転子平板及び固定子平板)の間の距離を増加させることは、誘電率の大幅な低下を生成する。炭酸プロピレンによる実験は、ギャップが0.30ミリメートル(mm)未満に減少するまで、ギャップを減少することは絶縁破壊電圧を改善することを確認した。0.30mmより小さいギャップサイズに対して、誘電率はギャップとほとんど無関係であり得る。したがって、いくつかの実施形態では、機械の回転子平板と固定子平板との間のギャップは、約0.30mmとすることができる。
異なる金属は、電子を供与または受容する能力で異なることがある。したがって、電極の適切な対は、印加された電界の均一性を変えることができる空間電荷効果を生成し、その結果、誘電率及びイオン伝導率に影響を及ぼす可能性がある。いくつかの実施形態では、誘電流体として炭酸プロピレンを用いて、負に帯電した平板にアルミニウムを使用することができ、正に帯電した平板にステンレス鋼を使用することができる。そのような構成は、10ポンド/平方インチ(psi)の力密度を生成することができる。正に帯電した平板の材料をアルミニウムに変えることにより、4.5psiの力密度が生成される。したがって、いくつかの実施形態では、回転子平板の構成材料は、固定子平板の構成材料とは異なることができる。
いくつかの実施形態では、1つ以上の添加物を誘電流体に添加することができる。例えば、少量(例えば、体積で10%)の2−ピリジンカルボニトリルを炭酸プロピレンに添加することができる。そのような組み合わせは、最大の力密度を生成することが実験によって発見されており、11.8psiが測定された。この混合物の改善された有効性は、空間電荷効果に起因し得る。改善された有効性はまた(または代替的に)、大きな断面積及び共振安定性の結果であり、流体の組み合わせを効果的な電子吸収剤とする。
コンパクトで製造が容易な静電機械は、そのような機械の有用性を高めることができる。いくつかの例では、静電機械のコンパクトな包装は、筐体に対して内部部品(例えば、固定子平板及び回転子平板)に要求される高電圧空間距離のために困難となり得る。さらに、筐体内の高真空を維持することができるシールは、機械的に挑戦となり得る。回転子平板と固定子平板との間に必要とされる空間距離及び高真空の維持のために、いくつかの例では、静電機械はかさばって大きくなりすぎる可能性がある。
しかしながら、回転子平板と固定子平板との間のギャップに誘電流体を使用する静電機械は、機械の筐体内に高真空を必要としないことがある。したがって、筐体はよりコンパクトで薄く、複雑な真空シールは使用されず、真空ポンプ及び関連するホースは使用されないことがある。さらに、回転子平板と固定子平板との間のギャップに誘電体流体を用いることにより、回転子平板と固定子平板との間の空間距離を低減することができ、それによって機械のサイズを低減することができる。このように、誘電体流体を使用することにより、いくつかの実施形態では、電磁機械の出力密度を高めることができる。
加えて、誘電流体の使用は熱伝達媒体として使用することができる。電気的及び機械的損失(例えば非効率性)は熱を生み出す可能性がある。過度の熱は、静電機械の効率をさらに低下させる可能性がある。上記に論じたように、いくつかの実施形態では、静電機械は、誘電流体を静電機械の様々な部分の周りに流すことができる1つ以上の再循環路を含むことができる。したがって、誘電流体は、より高温の構成要素(例えば、固定子平板、回転子平板、シャフト、軸受け等)からより低温の構成要素(例えば、筐体)に熱を伝達することができる。さらに、1つ以上の再循環経路は、誘電流体から熱を放散するように構成された1つ以上の熱交換器を含むことができる。
上述したように、静電モータシステムの様々な態様は、1つ以上のコントローラによって制御、監視、通信等が可能である。図12は、例示的一実施形態によるコントローラのブロック図である。代替的実施形態では、追加の、より少ない、及び/または異なる要素を使用することができる。コントローラ1200は、プロセッサ1205、メモリー1210、入力及び/または出力(I/O)トランシーバ1215、通信トランシーバ1220、電源1230、及びユーザーインターフェース1225を含むことができる。静電モータシステムは、フライホイールエネルギー貯蔵システムの様々な構成要素及び/またはセンサを制御及び/または監視するために1つ以上のコントローラ1200を使用することができる。
いくつかの実施形態では、コントローラ1200は、プロセッサ1205を含むことができる。プロセッサ1205は、本明細書に記述される1つ以上の動作を遂行及び/または遂行を引き起こすように構成することができる。プロセッサ1205は、当業者に知られている命令を実行することができる。命令は、1つ以上の特殊用途コンピュータ、論理回路(例えば、プログラマブル論理回路(PLC))、及び/またはハードウェア回路によって遂行されてもよい。したがって、プロセッサ1205は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの方法の任意の組み合わせに実装されてもよい。「実行(execution)」という用語は、アプリケーションを走らせるプロセスまたは命令によって呼び出される動作を遂行するプロセスである。命令は、1つ以上のプログラミング言語、スクリプト言語、アセンブリ言語等を使用して書かれてもよい。プロセッサ1205は命令を実行し、それはその命令によって呼び出された動作を行うことを意味する。プロセッサ1205は、情報を受信し、送信し、処理し、コントローラ1200の動作を制御するために、メモリー1210、通信トランシーバ1220、I/Oトランシーバ1210、電源1230、ユーザーインターフェース1225等と動作可能に結合する。プロセッサ1205は、読み出し専用メモリー(ROM)装置等の永久メモリー装置から命令セットを取り出し、一般に何らかの形式のランダムアクセスメモリー(RAM)である一時記憶装置に実行可能な形式で命令をコピーすることができる。コントローラ1200は、同一または異なる処理技術を使用する複数のプロセッサを含んでもよい。例示的一実施形態では、命令はメモリー1210に格納されてもよい。
いくつかの実施形態では、コントローラ1200は、メモリー1210を含むことができる。メモリー1210は、当業者に知られているように、情報がプロセッサ1205によってアクセスできるように、情報の電子保持場所または記憶装置とすることができる。メモリー1210は、限定はされないが、任意のタイプのランダムアクセスメモリー(RAM)、任意のタイプの読み出し専用メモリー(ROM)、任意のタイプのフラッシュメモリー等、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ等)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)等)、スマートカード、フラッシュメモリー装置等を含むことができる。コントローラ1200は、同じまたは異なるメモリー媒体技術を使用する1つ以上のコンピュータ可読媒体を有してもよい。コントローラ1200は、CD、DVD、フラッシュメモリーカード等のメモリー媒体のローディングをサポートする1つ以上のドライブを有してもよい。
いくつかの実施形態では、コントローラ1200は、通信トランシーバ1220を含むことができる。通信トランシーバ1220は、情報を受信及び/または送信するように構成することができる。いくつかの実施形態では、通信トランシーバ1220は、イーサネット(登録商標)接続、1つ以上のツイストペア線、同軸ケーブル、光ファイバケーブル等の有線接続を介して情報を通信することができる。いくつかの実施形態では、通信トランシーバ1220は、マイクロ波、赤外線波、電波、スペクトル拡散技術、衛星等を使用して無線接続を介して情報を通信することができる。通信トランシーバ1220は、セルラーネットワーク、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、インターネット等を使用して別の装置と通信するように構成することができる。いくつかの実施形態では、コントローラ1200の1つ以上の要素は、有線または無線通信を介して通信する。
いくつかの実施形態では、コントローラ1200は、I/Oトランシーバ1215を含むことができる。I/Oトランシーバ1215は、1つ以上のセンサ、装置等と通信し、及び/またはそれらから情報を受信するように構成することができる。I/Oトランシーバ1215は、電力コンバータのスイッチ(例えば、スイッチ910、スイッチ975等)に情報を送信するようにさらに構成することができる。I/Oトランシーバ1215は、温度センサ、圧力センサ、電力センサ、電圧センサ、電流センサ、トルクセンサ等、1つ以上のセンサから情報を受信するように構成することができる。I/Oトランシーバ1215は、離散情報、アナログ情報、デジタル情報等を送り送信するように構成することができる。I/Oトランシーバは、複数のカード及び/または通信ポートを含むことができる。
いくつかの実施形態では、コントローラ1200は、電源1230を含むことができる。電源1230は、コントローラ1200の1つ以上の要素に電力を供給するように構成することができる。いくつかの実施形態では、電源1230は、利用可能なライン電圧(例えば、米国では60ヘルツで120ボルトの交流)のような交流電源を含むことができる。電源1230は、電力を、1.5V、8V、12V、24V等のようなコントローラ1200の1つ以上の要素によって使用可能な電力に変換するために、1つ以上の変圧器、整流器等を含むことができる。電源1230は、1つ以上の電池を含むことができる。
いくつかの実施形態では、コントローラ1200は、ユーザーインターフェース1225を含むことができる。ユーザーインターフェース1225は、ユーザーから情報を受信し、及び/またはユーザーから/ユーザーへ情報を提供するように構成することができる。ユーザーインターフェース1225は、当技術分野で知られている任意のユーザーインターフェースとすることができる。ユーザーインターフェース1225は、当業者に知られているように、コントローラ1200への入力のためのユーザー入力及び/または機械命令を受信するためのインターフェースとすることができる。ユーザーインターフェース1225は、限定はされないが、ユーザー等の外部ソースがコントローラ1200に情報を入力することを可能にするキーボード、スタイラス及び/またはタッチスクリーン、マウス、トラックボール、キーパッド、マイクロフォン、音声認識、動き認識、ディスクドライブ、リモートコントローラ、入力ポート、1つ以上のボタン、ダイヤル、ジョイスティック等を含む様々な入力技術を使用してもよい。ユーザーインターフェース1225は、メニューをナビゲートしたり、オプションを調整したり、設定を調整したり、ディスプレイを調整する等のために使用することができる。ユーザーインターフェース1225は、コントローラ1200から外部システム、ユーザー、またはメモリーに情報を提示するためのインターフェースを提供するように構成することができる。例えば、ユーザーインターフェース1225は、ディスプレイ、プリンター、スピーカー、アラーム/インジケータライト、ネットワークインターフェース、ディスクドライブ、コンピュータメモリー装置等のためのインターフェースを含むことができる。ユーザーインターフェース1225は、カラーディスプレイ、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ等を含むことができる。
例示的一実施形態では、本明細書で記述された動作のうちのいずれかは、コンピュータ可読メモリーに格納されたコンピュータ可読命令として少なくとも部分的に実装することができる。プロセッサによってコンピュータ可読命令が実行されると、コンピュータ可読命令はノードに動作を行わせることができる。
本明細書に記載される主題は、異なる他の構成要素内に含まれるか、または接続される異なる構成要素を例示することがある。そのように描写されたアーキテクチャは単なる例示であり、実際には同じ機能を達成する多くの他のアーキテクチャを実装できることを理解すべきである。概念的な意味において、同じ機能を達成するための構成要素のどんな取り合わせも、所望の機能性が達成されるように効果的に「関連付け」される。したがって、特定の機能性を達成するために結合された任意の2つの構成要素は、アーキテクチャまたは中間構成要素に関わりなく、所望の機能性が達成されるように互いに「関連付けられている」と見なすことができる。同様に、そのように関連付けられた任意の2つの構成要素は、所望の機能性を達成するために互いに「動作可能に接続された」または「動作可能に結合された」と見なすことができ、そのように関連付けることができる任意の2つの構成要素は、所望の機能性を達成するために互いに「動作可能に結合可能」であると見なすことができる。動作可能に結合可能な特定の例は、限定されないが、物理的に接合可能な及び/または物理的に相互作用している構成要素、及び/または無線で相互作用可能な及び/または無線で相互作用している構成要素、及び/または論理的に相互作用している及び/または論理的に相互作用可能な構成要素を含む。
本明細書の実質的に任意の複数形及び/または単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈及び/または用途に適切であるように、複数形から単数形及び/または単数形から複数形に直すことができる。明確にするために、様々な単数形/複数形の交換は本明細書に表明されるかもしれない。
一般に、本明細書で、特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本文)で使用される用語は、「公認の」用語(例えば、「含んでいる」という用語は、「含んでいるがこれに限定されない」と解釈されるべきであり、「有する」という用語は、「少なくとも有する」と解釈されるべきであり、「含む」という用語は、「含むがこれに限定されない」と解釈されるべきである等)として一般的に意図して用いられることを当業者は理解するであろう。さらに、導入された請求項に関する詳述の特定の番号が意図されている場合は、そのような意図は請求に明示的に詳述され、そのような詳述がない場合は、そのような意図はないことを当業者は理解するであろう。例えば、理解の助けとして、下記に添付の特許請求は、請求項に関する詳述を導入するために「少なくとも1つ」及び「1つ以上」の導入句の使用を含むかもしれない。しかしながら、同じ請求が「1つ以上」または「少なくとも1つ」の導入句、及び「a」または「an」等の不定冠詞を含む場合でも、そのような語句の使用は、不定冠詞「a」または「an」による請求項に関する詳述の導入が、そのように導入された請求項に関する詳述を含むどの特定の請求もただ1つのそのような詳述を含む発明に限定することを暗に意味すると解釈されるべきではなく(例えば、「a」及び/または「an」は、通常、「少なくとも1つ」または「1つ以上」を意味すると解釈すべきである)、請求項に関する詳述を導入するために使用される明確な記事の使用についても同様である。加えて、導入された請求項に関する詳述の特定の番号が明示的に詳述されていても、そのような詳述は通常少なくとも詳述された番号を意味すると解釈されるべきであることを当業者であれば理解するであろう(例えば、「2つの詳述」の裸の詳述は、他の修飾語なしでは、通常少なくとも2つの詳述、または2つ以上の詳述を意味する)。さらに、「A、B、及びCの少なくとも1つ等」に類似した慣例が使用されている例では、一般にそのような構文は、当業者がその慣例(例えば、「A、B及びCの少なくとも1つを有する系」は、A単独、B単独、C単独、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、及び/またはA、B、及びCを一緒に等を有する系を含み、しかしそれに限定されない)を理解するであろうという意味で意図的に用いられている。「A、B、またはCの少なくとも1つ等」に類似した慣例が使用されている例では、一般に、そのような構文は、当業者がその慣例(例えば、「A、B、またはCの少なくとも1つを有する系」は、A単独、B単独、C単独、A及びBを一緒に、A及びCを一緒に、B及びCを一緒に、及び/またはA、B、及びCを一緒に等を有する系を含み、しかしそれに限定されない)を理解するであろうという意味で意図的に用いられている。説明、特許請求の範囲、または図面のいずれにおいても、実質的に2つ以上の代替用語を提示する任意の離接語、及び/またはという語句は、用語の1つ、用語のいずれか、または両方の用語を含む可能性を考慮することと理解されるべきであることを当業者によってさらに理解されるであろう。例えば、「AまたはB」という語句は、「A」または「B」または「A及びB」の可能性を含むと理解されるであろう。さらに、特に断らない限り、「近似(approximate)」、「約(about)」、「およそ(around)」等の用語の使用はプラスまたはマイナス20パーセントを意味する。
例示的実施形態の前述の説明は、例示及び説明の目的で提示されている。開示された正確な形態に関して網羅的または限定的であることを意図するものではなく、上述の教示に照らして修正及び変形が可能であり、または開示された実施形態の実践から習得できるかもしれない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びそれらの等価物によって定義されることを意図するものである。

Claims (5)

  1. 軸を中心に回転するように構成されたシャフトと、
    ギャップで分離されてコンデンサを形成する回転子電極及び固定子電極であって、前記回転子電極は前記シャフトに固定されている、回転子電極及び固定子電極と、
    前記回転子電極、前記固定子電極、及び前記シャフトの一部を囲むように構成された筐体であって、前記固定子電極は前記筐体に固定されている、筐体と、
    前記筐体、前記回転子電極、及び前記固定子電極によって規定された空隙を充填する誘電流体と、を備え、
    前記誘電流体は、約10wt%の2−ピリジンカルボニトリル及び約90wt%の炭酸プロピレンを含む、静電機械。
  2. 前記誘電流体は、99%を超える純度を有する炭酸プロピレンを含む、請求項1に記載の静電機械。
  3. 前記回転子電極及び前記固定子電極は、それぞれ、前記回転子電極と前記固定子電極との間の前記ギャップに第2の誘電体を使用して形成された不動態化層を含み、第2の誘電流体は99wt%未満の炭酸プロピレンを含む、請求項1に記載の静電機械。
  4. 複数のスイッチを介して直流電力を交流電力に変換するように構成された電流源インバータをさらに含み、前記電流源インバータは前記回転子電極と前記固定子電極との間に前記交流電力を供給するように構成され、前記回転子電極と、前記固定子電極と、前記複数のスイッチとの間に受動電気部品は電気的に接続されていない、請求項1に記載の静電機械。
  5. 複数のスイッチを介して直流電力を交流電力に変換するように構成された電圧源インバータをさらに含み、前記回転子電極と、前記固定子電極と、前記複数のスイッチとの間に複数のインダクタが電気的に接続されている、請求項1に記載の静電機械。
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