JP6818561B2 - スマートデバイス用スタンド - Google Patents
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Description
従来のスマートデバイス用スタンドは、金属、合成樹脂又は木のいずれか一つ以上によって製造されることが一般的である。スマートデバイス用スタンドの素材として、金属、合成樹脂又は木が採用されるのは、簡単に壊れることなく、長期に亘って使用可能な耐久性をもたせるためである。このため、商品として市場に流通するスマートデバイス用スタンドの殆どが金属製、合成樹脂製又は木製である。近年、紙製のスマートデバイス用スタンドが、宣伝広告のための販促品として無料配布されるようになったが、商品として販売される紙製のスマートデバイス用スタンドは、その数は極めて少ない。
金属、合成樹脂又は木は、デザインどおりの形状とするために加工を必要とする。例えば、金属を所望の形状とするには、打ち抜き、曲げ、切削等が必要である。合成樹脂を所望の形状とするには、金型による成形が必要である。木を所望の形状とするには、切断、切削、研磨等が必要である。このため、従来のスマートデバイス用スタンドの形状は、既存の設備で加工することが可能なデザインに制限される。
金属製、合成樹脂製又は木製のスマートデバイス用スタンドは、せいぜい色違いのバリエーションがあるだけで、異なる形状のバリエーションを数多く設けることができなかった。形状が異なれば加工方法も異なり、全てバリエーションを含む商品シリーズの製造コストが高価になるからである。例えば、合成樹脂製のスマートデバイス用スタンドでは、異なる形状を成形するために異なる金型が必要になる。金属製及び木製のスマートデバイス用スタンドでは、異なる形状に加工するために異なる製造工程が必要になる。色違いの商品は、同じ金型、同じ製造工程を経て製造することができるが、色違いのバリエーションだけでは、多様化する需要者のニーズに応えることはできない。
金属製、合成樹脂製又は木製のスマートデバイス用スタンドは、製造を開始するまでのイニシャルコストが高価である。このような経済的事情により、既存の商品の売れ行きが低迷した場合でも、直ちに商品のデザインをリニューアルすることは難しい。今後も、商品のライフサイクルは一層短縮化する傾向にあるが、従来のスマートデバイス用スタンドでは、短いサイクルで次から次へと新商品を市場に投入することは到底できない。
金属製、合成樹脂製又は木製のスマートデバイス用スタンドは、折畳式又は組立式のものを除き、立体的な形状を有する。このため、商品を店頭に陳列するときに、幅、奥行及び高さの各方向にスペースを占有する。この結果、大量の商品在庫を店頭に陳列することができない。したがって、商品のバリエーションを数多く設け、且つバリエーションごとの商品在庫を大量に店頭に陳列することができない。なお、商品の占有スペースが問題になるのは、店頭に陳列する場合に限らない。嵩張る商品を人手によって大量に搬送することは困難である。このため、一人の需要者が、従来のスマートデバイス用スタンドを店頭で大量に購入することは期待できない。
金属、合成樹脂又は木は、長期に亘る商品の使用を可能とする耐久性を有する素材であるが、いずれも素材自体の単価が高い。また、金属、合成樹脂又は木を加工してスマートデバイス用スタンドを製造するには、完成までに複数の製造工程を経なければならない。デザインが複雑であったり、部品点数が多くなったりすれば、製造工程が必然的に多くなり、これに伴って、製造コストが高価になり、この結果、商品価格が高くなる。スマートデバイス用スタンドは、万人が使う日用品であり、商品価格が高くなるほど万人に売れなくなる。これでは、商品の大量販売は見込まれず、商品のバリエーションを数多く設けることなど到底できない。
本出願人は、1910年の創業後、長年にわたり紙製のパッケージの研究開発及び製造を続けている。紙は、たとえ高級紙であっても、金属、合成樹脂又は木材のいずれよりも単価が安く、どのような形状にも容易に加工することができる。また、最先端の印刷技術を駆使すれば、紙には、どのようなデザインでも美しくフルカラー印刷することが可能である。したがって、スマートデバイスを支えるスタンドとして、長期にわたり使用可能な耐久性が得られれば、商品として十分な価値を備えた紙製のスマートデバイス用スタンドが実現するものと考える。さらに、紙製のスマートデバイス用スタンドによれば、上述した商品のデザイン、バリエーション及びリニューアルの制限、商品の占有スペース及びコストの全ての問題が解決され、大量生産及び大量販売の事業展開が可能になるものと考える。
本発明のスマートデバイス用スタンドは、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、下記の事項を目的とする。
・紙製でありながらスタンドとして長期にわたり使用可能な耐久性を有すること
・商品のデザインの自由度が高いこと
・デザインの異なる商品のバリエーションを数多く設けることができること
・商品のデザインを短いサイクルでリニューアルすることができること
・商品を簡単に製造することができ、迅速に市場に投入することが可能なこと
・商品の占有スペースが極めて小さいこと
・製造コスト及び商品価格を極めて安価にできること
本発明のスマートデバイス用スタンドは、誰でも簡単に組み立てることが可能である。まず、第1半切線に沿って主板と底板とを山折りし、第2半切線に沿って底板と支持板とを山折りする。次いで、主板の長孔の上部に載置板を挿通させ、主板の長孔の下部に載置板の基部を結合させる。これでスマートデバイス用スタンドの組み立ては完了する。
本発明のスマートデバイス用スタンドは、全体が厚さ0.8mm以上の板紙からなり、スタンドを構成する主板、底板、支持板及び載置板のそれぞれが、容易に変形しない強度を有する。また、主板と底板、底板と支持板、支持板と載置板がそれぞれ連続し、各部が分離しない一体性を有する。さらに、主板の長孔の下部よりも下の部分、底板及び支持板が、スタンドの側面から見て三角形状の基台を構成する。三角形状の基台は、荷重に対して変形しにくく、構造体としての強度が高い。そして、三角形状の基台の頂点には、主板の長孔の下部に結合された載置板の基部が位置する。この結果、三角形状の基台は、主板及び載置板に加えられるスマートデバイスの荷重を二方向に分散させて受け止める。以上の構成により、本発明のスマートデバイス用スタンドは、紙製でありながらスタンドとして長期にわたり使用可能な耐久性を発揮する。
本発明のスマートデバイス用スタンドは、印刷した板紙を打抜き加工することによって簡単に製造することができ、商品のデザインの自由度が極めて高い。すなわち、板紙の表裏には、どのようなデザインでも美しくフルカラー印刷することができる。また、打抜き加工によって、板紙の輪郭をどのような形状にも容易に加工することができる。さらに、印刷機及び打抜き機によるデザインの制限を受けることがない。
本発明のスマートデバイス用スタンドは、板紙の単価、イニシャルコスト及び製造コストがいずれも安価であるので、デザインの異なる商品のバリエーションを数多く設けることができる。すなわち、板紙の打抜き加工には、デザインに応じた抜き型が用いられる。抜き型は、木板の表面に鋼製の刃物を埋め込んだ構成になっており、樹脂成形の金型と比較して安価であり、短期間で容易に製造することができる。一方、板紙の印刷には、デザインに応じた版を用いる場合があるが、これもまた、樹脂成形の金型と比較して安価であり、短期間で容易に製版することができる。このため、本発明のスマートデバイス用スタンドは、製造を開始するまでのイニシャルコストが安価である。そして、本発明のスマートデバイス用スタンドは、印刷した板紙を打抜き加工して製造することができ、製造コストも安価である。商品のデザインが異なる場合でも、板紙の印刷及び加工の工程が変わらないので、製造コストはほとんど変動しない。したがって、本発明のスマートデバイス用スタンドの構成であれば、経済的事情に制限されることなく、デザインの異なる商品のバリエーションを数多く設けることが可能となる。
本発明のスマートデバイス用スタンドは、製造を開始するまでのイニシャルコストが安価であるので、商品のデザインを短いサイクルでリニューアルすることができる。上述したように、板紙を打抜き加工するための抜き型、及び板紙を印刷するための版は、樹脂成形の金型と比較して安価であり、短期間で容易に製造及び製版することができる。したがって、本発明のスマートデバイス用スタンドの構成であれば、経済的事情に制限されることなく、商品のデザインをリニューアルすることができ、短いサイクルで次から次へと新商品を市場に投入することが可能となる。
上述したように、本発明のスマートデバイス用スタンドは、印刷した板紙を打抜き加工して簡単に製造することができる。特に、第1〜第4半切線の全てを板紙の同一面上に形成する構成としたことにより、主板、長孔、底板、支持板、載置板、補強板、第2長孔、第1〜第4半切線からなるスタンド全体を、一回の打抜き加工で製造することが可能である。また、板紙を打抜き加工するための抜き型、及び板紙を印刷するための版は、いずれも短期間で容易に製造及び製版することが可能である。したがって、本発明のスマートデバイス用スタンドの構成であれば、商品を簡単に大量生産して、迅速に市場投入することが可能となる。
本発明のスマートデバイス用スタンドは、全体が厚さ0.8mm以上の板紙からなり、未組立のときは平面的な形態となる。このため、商品を店頭に陳列するときに、奥行方向のスペースを占有しない。この結果、大量の商品在庫を奥行方向に重ね合せて店頭に陳列することができる。したがって、本発明のスマートデバイス用スタンドの構成であれば、商品のバリエーションを数多く設け、且つバリエーションごとの商品在庫を大量に店頭に陳列することが可能となる。また、平面的な紙製の商品は、軽くて嵩張らず、大量の商品を重ね合せた状態にすれば、人手によって容易に搬送することができる。このため、一人の需要者が、本発明のスマートデバイス用スタンドを店頭で大量に購入することが大いに期待できる。
上述したように、本発明のスマートデバイス用スタンドは、板紙の単価、イニシャルコスト及び製造コストがいずれも安価であり、金属製、合成樹脂製又は木製のスマートデバイス用スタンドと比較して、商品価格を極めて安価にすることができる。
まず、本発明の第1実施形態に係るスマートデバイス用スタンドについて、図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、未組立状態のスマートデバイス用スタンド1を示す。図2は、組立状態のスマートデバイス用スタンド1を示す。なお、以下の説明において、本実施形態のスマートデバイス用スタンド1の上下左右は、スタンドの正面を構成する主板11を基準に定義する。
図1(a)、(b)に示すように、本実施形態のスマートデバイス用スタンド1は、主板11、底板12、支持板13及び載置板14の四つの部分を含む一枚の板紙からなる。板紙には、厚さ0.8mm以上、坪量650g/m2以上の単紙又は合紙を用いる。板紙の厚さを0.8mm以上とすることにより、スマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイスを支えるための十分な強度が得られる。また、板紙の坪量を650g/m2以上とすることにより、スマートデバイス用スタンド1が適度な重量をもち、スタンドとしての十分な安定性が得られる。本実施形態では、板紙として、厚さ1.0mm、坪量770g/m2のインバーコート(登録商標)の単紙を用いている。インバーコート(登録商標)の単紙は、針葉樹のバージンパルプを主原料とし、強度が高く、白色度に優れている。
まず、図1(a)、(b)に示す板紙を、第1〜第3半切線HC1〜HC3に沿って折り曲げる。すなわち、第1半切線HC1に沿って、主板11と底板12とを山折りする。第2半切線HC2に沿って、底板12と支持板13とを山折りする。第3半切線HC3に沿って、載置板14の下半分を山折りし、載置板14の上半分と重ね合せる。
次に、本発明の第2実施形態に係るスマートデバイス用スタンドについて、図3及び図4を参照しつつ説明する。図3は、未組立状態のスマートデバイス用スタンド2を示す。図4は、組立状態のスマートデバイス用スタンド2を示す。なお、以下の説明において、第1実施形態のスマートデバイス用スタンド1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図3において、本実施形態のスマートデバイス用スタンド2は、主板11の左側に連続する補強板15をさらに含む。主板11と補強板15との境界は、第4半切線HC4によって画定されている。第4半切線HC4は、板紙の第1面(表面)から板厚の半分(0.5mm)に達し、第2面(裏面)には達していない。第4半切線HC4が達していない板厚の残り0.5mmの部分がヒンジの役割を果たし、補強板15を主板11の第2面の側に折り曲げ可能としている。
まず、図3に示す板紙を、第1〜第4半切線HC1〜HC4に沿って折り曲げる。すなわち、第1半切線HC1に沿って、主板11と底板12とを山折りする。第2半切線HC2に沿って、底板12と支持板13とを山折りする。第3半切線HC3に沿って、載置板14の下半分を山折りし、載置板14の上半分と重ね合せる。
第1及び第2実施形態に係るスマートデバイス用スタンド1、2のデザインの具体例を図5(a)〜(c)に示す。
上述した第1及び第2実施形態のスマートデバイス1、2は、以下に挙げる作用効果を奏する。
本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2は、誰でも簡単に組み立てることが可能である。すなわち、図1及び図3に示す板紙を、第1〜第4半切線HC1〜HC4に沿って山折りし、主板11の長孔111の下部111bに、載置板14の基部14a及び第2基部14bを結合させることで、図2及び図4に示すスマートデバイス用スタンド1、2の組み立てが完了する。
本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2は、全体が厚さ0.8mm以上の板紙からなり、スタンドを構成する主板11、底板12、支持板13、載置板14及び補強板15のそれぞれが、容易に変形しない強度を有する。また、主板11と底板12、底板12と支持板13、支持板13と載置板14、補強板15と主板11がそれぞれ連続し、各部が分離しない一体性を有する。さらに、主板11の長孔111の下部111bよりも下の部分、底板12及び支持板13が、スタンドの側面から見て三角形状の基台を構成する。三角形状の基台は、荷重に対して変形しにくく、構造体としての強度が高い。そして、三角形状の基台の頂点には、主板11の長孔111の下部111bに結合された載置板14の基部14a及び第2基部14bが位置する。この結果、三角形状の基台は、主板11及び載置板14に加えられるスマートデバイスの荷重を二方向に分散させて受け止める。以上の構成により、本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2は、紙製でありながらスタンドとして長期にわたり使用可能な耐久性を発揮する。
本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2は、印刷した板紙を打抜き加工することによって簡単に製造することができ、商品のデザインの自由度が極めて高い。すなわち、板紙の表裏には、どのようなデザインでも美しくフルカラー印刷することができる。また、打抜き加工によって、板紙の輪郭をどのような形状にも容易に加工することができる。さらに、印刷機及び打抜き機によるデザインの制限を受けることがない。
本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2は、板紙の単価、イニシャルコスト及び製造コストがいずれも安価であるので、デザインの異なる商品のバリエーションを数多く設けることができる。すなわち、板紙の打抜き加工には、デザインに応じた抜き型が用いられる。抜き型は、木板の表面に鋼製の刃物を埋め込んだ構成になっており、樹脂成形の金型と比較して安価であり、短期間で容易に製造することができる。一方、板紙の印刷には、デザインに応じた版を用いる場合があるが、これもまた、樹脂成形の金型と比較して安価であり、短期間で容易に製版することができる。このため、本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2は、製造を開始するまでのイニシャルコストが安価である。そして、本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2は、印刷した板紙を打抜き加工して製造することができ、製造コストも安価である。商品のデザインが異なる場合でも、板紙の印刷及び加工の工程が変わらないので、製造コストはほとんど変動しない。したがって、本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2の構成であれば、経済的事情に制限されることなく、デザインの異なる商品のバリエーションを数多く設けることが可能となる。
本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2は、製造を開始するまでのイニシャルコストが安価であるので、商品のデザインを短いサイクルでリニューアルすることができる。上述したように、板紙を打抜き加工するための抜き型、及び板紙を印刷するための版は、樹脂成形の金型と比較して安価であり、短期間で容易に製造及び製版することができる。したがって、本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2の構成であれば、経済的事情に制限されることなく、商品のデザインをリニューアルすることができ、短いサイクルで次から次へと新商品を市場に投入することが可能となる。
上述したように、本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2は、印刷した板紙を打抜き加工して簡単に製造することができる。特に、第1〜第4半切線HC1〜HC4の全てを板紙の同一面上に形成する構成としたことにより、主板11、長孔111、底板12、支持板13、載置板14、補強板15、第2長孔115、第1〜第4半切線HC1〜HC4からなるスタンド全体を、一回の打抜き加工で製造することが可能である。また、板紙を打抜き加工するための抜き型、及び板紙を印刷するための版は、いずれも短期間で容易に製造及び製版することが可能である。したがって、本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2の構成であれば、商品を簡単に大量生産して、迅速に市場投入することが可能となる。
本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2は、全体が厚さ0.8mm以上の板紙からなり、未組立のときは平面的な形態となる。このため、商品を店頭に陳列するときに、奥行方向のスペースを占有しない。この結果、大量の商品在庫を奥行方向に重ね合せて店頭に陳列することができる。したがって、本実施形態のスマートデバイス用スタンドの構成であれば、商品のバリエーションを数多く設け、且つバリエーションごとの商品在庫を大量に店頭に陳列することが可能となる。また、平面的な紙製の商品は、軽くて嵩張らず、大量の商品を重ね合せた状態にすれば、人手によって容易に搬送することができる。このため、一人の需要者が、本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2を店頭で大量に購入することが大いに期待できる。
上述したように、本実施形態のスマートデバイス用スタンド1、2は、板紙の単価、イニシャルコスト及び製造コストがいずれも安価であり、金属製、合成樹脂製又は木製のスマートデバイス用スタンドと比較して、商品価格を極めて安価にすることができる。
11 主板
111 長孔
111a 上部
111b 下部
111c 段状輪郭の頂部
12 底板
13 支持板
14 載置板
14a 基部
14b 第2基部
14c 抜止板
15 補強板
115 第2長孔
115a 上部
115b 下部
HC1〜HC4 第1〜第4半切線
Claims (9)
- スマートデバイスを支えるためのスタンドであって、
厚さ0.8mm以上の板紙からなり、
前記スマートデバイスの正面又は背面を支えるための主板と、
前記スタンドの底面を構成する底板と、
前記主板を背後から支えて傾斜した状態で立たせる支持板と、
前記スマートデバイスの上部、下部、左側部又は右側部のうちの一か所が載置される載置板と、を含み、
前記主板を基準に上下左右を定義した場合に、
前記主板の下方には、前記底板が連続し、
前記底板の下方には、前記支持板が連続し、
前記支持板の下方には、前記載置板の基部が連続し、
前記主板と前記底板との境界は、第1半切線によって画定され、
前記底板と前記支持板との境界は、第2半切線によって画定され、
前記第1及び第2半切線は、いずれも前記板紙の第1面上に形成され、
前記載置板の基部は、前記載置板の他の部分よりも横幅が狭く、
前記主板には、上部の横幅が広く下部の横幅が狭い、左右に段状輪郭を有する長孔が形成され、前記長孔の上部の横幅は、前記載置板の横幅よりも広く、前記長孔の下部の横幅は、前記載置板の基部の横幅とほぼ等しく、
前記載置板が、
前記載置板の中央に形成された第3半切線と、
前記第3半切線を軸にして前記載置板の基部と対称的に設けられた第2基部と、
前記第2基部の下方に連続し、前記第2基部よりも横幅の広い抜止板と、を含み、
前記第3半切線が、前記板紙の第1面上に形成された、スマートデバイス用スタンド。 - 前記長孔の左右の段状輪郭の頂部が、前記長孔の内側に向かって僅かに突出し、
前記載置板の基部(又は前記載置板の基部及び第2基部)が、前記頂部を乗り越えて前記長孔の下部と結合する、請求項1に記載のスマートデバイス用スタンド。 - 前記主板の左右のいずれか一方に連続する補強板をさらに含み、
前記補強板には、前記主板の長孔に対応する第2長孔が形成され、
前記主板と前記補強板との境界は、第4半切線によって画定され、
前記第4半切線が、前記板紙の第1面上に形成された、請求項1又は2に記載のスマートデバイス用スタンド。 - 前記板紙が、厚さ0.8mm以上の単紙である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のスマートデバイス用スタンド。
- 前記板紙が、厚さ0.8mm以上の合紙である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のスマートデバイス用スタンド。
- 少なくとも前記主板の第1面にデザインが印刷された、請求項1〜5のいずれか1項に記載のスマートデバイス用スタンド。
- 少なくとも前記主板の輪郭形状が、前記主板の第1面に印刷されたデザインと関連性をもってデザインされた、請求項6に記載のスマートデバイス用スタンド。
- 前記主板の第1面に印刷されたデザインと、前記主板の輪郭形状とが一つのキャラクターデザインを構成する、請求項7に記載のスマートデバイス用スタンド。
- 前記主板の第1面に印刷されたデザインと、前記主板の輪郭形状と、前記補強板の第1面に施された印刷とが一つのキャラクターデザインを構成する、請求項3に記載のスマートデバイス用スタンド。
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