JP2005017671A - 表示札 - Google Patents

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JP2005017671A JP2003182132A JP2003182132A JP2005017671A JP 2005017671 A JP2005017671 A JP 2005017671A JP 2003182132 A JP2003182132 A JP 2003182132A JP 2003182132 A JP2003182132 A JP 2003182132A JP 2005017671 A JP2005017671 A JP 2005017671A
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Yukiyoshi Kudo
之欣 工藤
Katsuya Kobayashi
克弥 小林
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

【課題】特殊な素材を用いず、容易に且つ確実に表示部分を品物に対し起立させて見やすい状態で安定して維持できる。
【解決手段】時計バンド2に巻き付けられる巻付部3と、この巻付部3に対しほぼ垂直に折り曲げられた表示部4とを一体に形成した表示札1であって、表示部4に、巻付部3側が自由端8aで且つその反対側が連結端8bとなる舌片8を切り込みによって形成し、この舌片8を連結端8bにおいて巻付部3から離れる方向に折り曲げて自由端8aを時計バンド2に当接させるようにした。従って、表示部4を時計バンド2に対し折り曲げて起立させても、舌片8で表示部4が元の平坦な状態に復帰しないように規制できる。このため、簡単に且つ確実に表示部4を時計バンド2に対し起立させて見やすい状態で安定して維持できる。また、特殊な材料を用いず、紙材5などの安価な素材で容易に作成でき、廃棄時の分別も簡単で資源の再利用が容易にできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、値札や商品札などの表示札に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、腕時計のブランド名、価格、品番号等を表示する目的で、腕時計のバンドに表示札を取り付けている(例えば、特許文献1、図3、図4参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭61−94879号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この特許文献1の表示札では、平坦であるため、表示札に記載されたブランド名、価格、品番号等が見にくい。そこで、お客が見やすいように表示札を折り曲げることが考えられる。
しかしながら、このような表示札を、紙などのシート材で製作した場合、元の平坦な状態に復帰する性質があり、このため常にシート材を所定角度に折り曲げた状態で維持することができないという問題がある。
【0005】
そこで、このような問題を解消するために、表示札の素材として、紙などのシート材に代えて、アルミニウムの薄板を用い、このアルミニウムなどの薄板に商品名や価格などの情報を印刷したシール紙を貼り付け、この状態でシール紙の表示部分が見やすくなるように、アルミニウムの薄板を所定角度に折り曲げることにより、常に薄板が所定角度に折れ曲がった状態を維持するようにしたものも考えられている。しかし、このようなアルミニウムの薄板を用いた表示札では、材料費が高く、コスト高になるばかりか、廃棄時にアルミニウムの薄板とシール紙とを分別しなければならないため、廃棄が面倒であるという問題が生じる。
【0006】
この発明の課題は、特殊な素材を用いず、容易に且つ確実に表示部分を品物に対し起立させて見やすい状態で安定して維持できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図5に示すように、品物(時計バンド2)に巻き付けられる巻付部(3)と、この巻付部に対しほぼ垂直に折り曲げられた表示部(4)とを一体に形成した表示札であって、前記表示部には、前記巻付部側が自由端(8a)で且つその反対側が連結端(8b)となる舌片(8)が切り込みによって形成され、この舌片が前記連結端において前記巻付部から離れる方向に折り曲げられて前記自由端が前記品物に当接することを特徴とする表示札(1)である。
【0008】
この発明によれば、巻付部を品物に巻き付けて取り付けると共に、表示部を巻付部に対し折り曲げてほぼ垂直に起立させ、この状態で表示部に切り込みによって形成された舌片をその連結端において巻付部から離れる方向に折り曲げ、この折り曲げられた舌片の自由端を品物に当接させるので、表示部を品物に対し折り曲げてほぼ垂直に起立させても、舌片によって表示部が元の平坦な状態に戻らないように規制することができ、このため簡単に且つ確実に表示部を品物に対し起立させて見やすい状態で安定して維持することができるほか、素材としてアルミニウムなどの特殊な材料を用いる必要がなく、紙などの安価な素材で容易に作成することができると共に、廃棄時の分別が簡単で資源の再利用が容易にできる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、図6〜図9に示すように、前記表示部(4)における前記舌片(8)を含む領域に、少なくとも前記舌片を前記巻付部(3)の長手方向に沿って湾曲させる湾曲部(11)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示札(10)である。
この発明によれば、請求項1に記載の発明と同様、巻付部を品物に巻き付けて取り付けた状態で、表示部を品物に対し起立させて、舌片を巻付部から離れる方向に折り曲げ、この折り曲げられた舌片の自由端を品物に当接させた際に、少なくとも舌片が湾曲部によって巻付部の長手方向に沿って湾曲されているので、この湾曲した舌片が上下方向に折れ曲がりにくくなり、このため請求項1に記載の発明のものよりも、より一層、安定した状態で表示部を確実に起立させて維持することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、図10〜図15に示すように、前記表示部(18)が、2枚の紙材(5、16)を貼り合わせると共に、これら2枚の紙材のうちの裏面側の紙材(16)のみに前記舌片(8)を切り込みによって折り曲げ可能に形成した構成であることを特徴とする請求項1に記載の表示札(15)である。
この発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用効果があるほか、特に2枚の紙材のうち、裏面側の紙材のみに舌片を切り込みによって形成したので、表面側の紙材によって舌片およびその切り込みが前面側から見えないように隠すことができ、これによりデザイン的に好ましいものを得ることができると共に、表面側の紙材の表面全域を表示領域として使用することができるので、請求項1に記載の発明のものよりも、表示領域を広くすることができ、より多くの情報を表示することができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、図16〜図20に示すように、前記表示部(23)が、紙材(5)と透明なシート材(21)とからなり、この透明なシート材の縁部を前記紙材の前面側に一部を除いて貼り付けることによって形成されたポケット部(24)と、前記紙材のみに切り込みによって折り曲げ可能に形成された前記舌片(8)とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示札(20)である。
この発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用効果があるほか、特に透明なシート材の縁部を紙材の前面側に一部を除いて貼り付けることにより、表示部にポケット部を形成したので、このポケット部に価格表などの表示カード(24)を挿脱自在に差し込むことができ、これにより表示カードを簡単に交換することできるので、価格や商品名などの情報の変更が容易にでき、より一層、使い勝手の良いものを得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、図1〜図5を参照して、この発明の表示札の第1実施形態について説明する。
図1はこの発明の表示札の使用状態を示した斜視図、図2はその側面図、図3はその表示札の展開図である。この表示札1は、品物である時計バンド2に巻き付けられる巻付部3と、この巻付部3に対しほぼ垂直に折り曲げられる表示部4とを、紙材5で一体に形成した構成になっている。この場合、巻付部3は、図3に示すように、時計バンド2の幅方向における外周の長さよりも少し長い帯状に形成され、その一端部に接着部6が設けられ、図4および図5に示すように、時計バンド2に巻き付けられて一端部の接着部6が他端部に接着することにより、時計バンド2に取り付けられるように構成されている。
【0013】
また、表示部4は、図3および図4に示すように、時計バンド2の幅とほぼ同じ幅のほぼ正方形状に形成され、その一辺部が帯状の巻付部3の中間部分における一側部(図3では上辺部)に折れ曲がり可能に連続して巻付部3と一体に形成されている。この場合、表示部4は、巻付部3に連続する部分の両側にくびれ部7が設けられていると共に、このくびれ部7間に位置する中間部分に舌片8がほぼ半円形状の切り込みによって巻付部3に少し食い込んだ状態で形成された構成になっている。すなわち、この舌片8は、巻付部3側が半円弧状に切り抜かれて自由端8aに形成され、その反対側が表示部4に連続する連結端8bに形成され、この連結端8bにおいて表示部4に対し折れ曲がるように構成されている。また、この表示部4は、図1および図3に示すように、その前面における舌片8よりも上部側の全域が表示領域9に形成され、この表示領域9に商品名や価格などの情報が印刷などによって表示されるように構成されている。
【0014】
次に、このような表示札1を品物である時計バンド2に取り付けて使用する場合について説明する。
この場合には、まず、図4に示すように、時計バンド2の上面に展開した状態の表示札1の巻付部3と表示部4とを配置する。このときには、図4に2点鎖線で示すように、帯状の巻付部3の両側が時計バンド2の側方に突出するので、この突出した巻付部3の両端を時計バンド2の下面側に向けて折り曲げて巻き込み、この巻き込まれた巻付部3の一端部の接着部6を巻付部3の他端部に接着する。これにより、図4および図5に示すように、表示札1が巻付部3によって時計バンド2に取り付けられる。この状態では表示部4が時計バンド2上にほぼ平行に配置される。
【0015】
そして、図1および図2に示すように、表示部4を巻付部3との境界部分で折り曲げて巻付部3に対しほぼ垂直に起立させると共に、表示部4の舌片8をその連結端8bにおいて巻付部3から離れる方向(図2では右側)に向けて折り曲げる。このときには、舌片8の自由端8aが巻付部3に少し食い込んでいるので、図2に示すように、舌片8が上下方向に少し折れ曲がるが、舌片8の自由端8aを時計バンド2の上面に確実に当接させることができる。この場合には、表示部4が時計バンド2に対しほぼ垂直になるように、舌片8の折り曲げ角度を調節して舌片8の自由端8aを時計バンド2の上面に当接させる。これにより、表示部4が舌片8で支持されて表示部4の傾きが規制されるので、表示部4が時計バンド2上に倒れたり傾いたりすることがなく、ほぼ垂直に起立した状態で配置される。
【0016】
このように、この表示札1によれば、巻付部3を時計バンド2に巻き付けると共に、表示部4を巻付部3に対し折り曲げてほぼ垂直に起立させ、この状態で表示部4に切り込みによって形成された舌片8を巻付部3から離れる方向に折り曲げて、舌片8の自由端8aを時計バンド2の上面に当接させることにより、表示部4を時計バンド2に対しほぼ垂直に起立させた状態で維持することができる。このため、表示部4を時計バンド2に対し起立させても、舌片8によって表示部4が勝手に元の平坦な状態に復帰しないように規制することができるので、簡単に且つ確実に表示部4を時計バンド2に対しほぼ垂直に起立させて見やすい状態に安定させて維持することができ、これにより表示部4の表示領域9に表示された商品名や価格などの情報を見やすくすることができる。また、素材としてアルミニウムなどの特殊な材料を用いる必要がなく、紙などの安価な素材を用いることができるので、材料費が安く、低コスト化を図ることができると共に、廃棄時の分別が簡単で資源の再利用が容易にできる。
【0017】
[第2実施形態]
次に、図6〜図9を参照して、この発明の表示札の第2実施形態について説明する。なお、図1〜図5に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この表示札10は、表示部4に設けられた舌片8を含む表示部4の中間部分に、巻付部3の長手方向に沿って湾曲する湾曲部11を、巻付部3の長手方向に対し直交する方向に帯状に連続させて設けた構造で、これ以外は第1実施形態と同じ構造になっている。すなわち、湾曲部11は、図9に示すように、表示部4の表面側(同図では上面側)に向けて凸となる湾曲面に形成され、図8に示すように、表示部4の中間部分において巻付部3との境界部分(図8では表示部4の下端部)からこれと反対側の端部(同図では表示部4の上端部)に亘って舌片8を含む所定幅で帯状に連続して設けられている。
【0018】
このような表示札10によれば、第1実施形態と同様の作用効果があるほか、特に巻付部3を時計バンド2に巻き付けると共に、表示部4を時計バンド2に対し起立させ、この状態で舌片8を巻付部3から離れる方向に折り曲げ、この舌片8の自由端8aを時計バンド2の上面に当接させた際に、表示部4に設けられた湾曲部11によって舌片8が巻付部3の長手方向に沿って湾曲されているので、この湾曲部11の湾曲によって舌片8が上下方向に折れ曲がりにくくなり、このため第1実施形態の表示札1よりも、より一層、安定した状態で表示部4を確実に起立させて維持することができる。この場合、表示部4の中間部分に湾曲部11が図6において上下方向に沿って連続して形成されているので、この湾曲部11によって表示部4全体も上下方向に曲がりにくくなり、これにより第1実施形態の表示札1よりも、より一層、安定した状態で確実に表示部4を時計バンド2に対しほぼ垂直に起立させることができる。
【0019】
[第3実施形態]
次に、図10〜図15を参照して、この発明の表示札の第3実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図5に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この表示札15は、2枚の紙材5、16を貼り合わせて巻付部17と表示部18を形成した構造で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。すなわち、2枚の紙材5、16のうち、表面側の第1の紙材5は、第1実施形態と同じ形状に形成されている。また、裏面側の第2の紙材16は、第1実施形態の表示部4とこれに連続して対応する個所の巻付部3とに対応するほぼ長方形状に形成されている。
【0020】
表示部18は、第1の紙材5と第2の紙材16とを重ね合わせた2枚重ねで構成され、その裏面側の第2の紙材16に第1実施形態と同様に舌片8が切り込みよって形成され、この舌片8を除いて第1の紙材5と第2の紙材16とが貼り合わされた構成になっている。この場合にも、舌片8は、巻付部17側(図12では下側)が自由端8aに形成され、巻付部17と反対側(同図では上側)が表示部18の裏面側の第2紙材16に連続する連結端8bに形成され、この連結端8bにおいて巻付部17から離れる後方(図11では右方)に向けて折れ曲がるように構成されている。
【0021】
また、巻付部17は、第1の紙材5の裏面における中間部分のみに第2の紙材16が貼り合わされた構成になっている。すなわち、巻付部17の第1の紙材5は、第1実施形態の巻付部3と同様、時計バンド2に巻き付く長さで帯状に形成され、その一端部に接着部6が設けられ、時計バンド2に巻き付けられて一端部の接着部6が他端部に接着することにより、時計バンド2に取り付けられるように構成されている。また、巻付部17の第2の紙材16は、図13(b)に示すように、巻付部17の第1の紙材5の裏面における中間部分のみに表示部18の幅で連続して貼り合わされ、これにより図12に示すように表示部18の下側に位置する舌片8の下端部が形成されるように構成されている。
【0022】
このような表示札15によれば、表示部18が第1、第2の紙材5、16を貼り合わせた構成で、表面側の第1の紙材5が第1実施形態と同じ形状に形成され、裏面側の第2の紙材16のみに舌片8が切り込みによって形成された構成であるから、第1実施形態と同様、巻付部17を時計バンド2に巻き付けて取り付けた状態で、表示部18を折り曲げて時計バンド2に対しほぼ垂直に起立させると共に、舌片8を巻付部17から離れる方向に折り曲げ、この舌片8の自由端8aを時計バンド2に当接させることにより、安定した状態で表示部4を確実に起立させて維持することができる。
【0023】
この場合には、特に裏面側の第2の紙材16のみに舌片8を切り込みによって形成したので、表面側の第1の紙材5によって舌片8およびその切り込みが前面側から見えないように隠すことができ、これによりデザイン的に好ましいものを得ることができると共に、表面側の第1の紙材5の前面に舌片8が露呈しないため、表示部18の前面およびこれに連続して対応する巻付部17の一部、つまり第2の紙材16が対応する第1の紙材5の表面全域(図10および図14に網かけ線で示した領域)を表示領域として使用することができ、これにより第1実施形態の表示札1よりも、表示領域を広くすることができるので、より多くの情報を表示することができる。
【0024】
[第4実施形態]
次に、図16〜図20を参照して、この発明の表示札の第4実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図5に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この表示札20は、紙材5と透明なシート材21とを備え、これらによって巻付部22と表示部23とを形成すると共に、透明なシート材21の縁部を紙材5の表面に貼り付けることにより、表示部23にポケット部24を形成した構成で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。この場合にも、紙材5は、第1実施形態と同じ形状に形成されている。また、透明なシート材21は、第1実施形態の表示部4とこれに連続して対応する個所の巻付部3とに対応するほぼ長方形状に形成され、その縁部が紙材5の表面に一部を除いて、つまり図18および図19に白抜きで示したポケット部24および後述する舌片8を除いて貼り付けられるように構成されている。
【0025】
表示部23は、紙材5の表面に透明なシート材21を重ね合わせた状態で、透明なシート材21の縁部のみを紙材5の表面にその上辺側を除いて貼り付けることにより、ポケット部24が形成された構成になっている。このポケット部24は、その上辺側が開放され、この開放された部分から商品名や価格などの情報を表示した表示カード25が挿脱可能に差し込まれるように構成されている。また、透明なシート材21の表面には、ポケット部24を除いて、カラー印刷などにより装飾が施されている。この場合にも、表示部23は、第1実施形態と同様、紙材5のみに舌片8が切り込みよってポケット部24よりも巻付部22側(図18では下側)に形成され、この舌片8およびポケット部24を除いて紙材5の前面に透明なシート材21が貼り付けられた構成になっている。この舌片8も、巻付部22側が自由端8aに形成され、巻付部22と反対側(同図では上側)が紙材5に連続する連結端8bに形成され、この連結端8bで巻付部22から離れる後方(図17では右方)に向けて折れ曲がるように構成されている。
【0026】
巻付部22は、紙材5の表面における中間部分のみに透明なシート材21が貼り付けられた構成になっている。すなわち、巻付部22の紙材5は、第1実施形態の巻付部3と同様、時計バンド2に巻き付く長さで帯状に形成され、その一端部に接着部6が設けられ、時計バンド2に巻き付けられて一端部の接着部6が他端部に接着することにより、時計バンド2に取り付けられるように構成されている。また、巻付部22の透明なシート材21は、巻付部22に対応する紙材5の表面における中間部分のみに表示部23の幅で連続して貼り付けられ、これにより表示部23の下側に位置する舌片8の下端部が形成されるように構成されている。この場合にも、透明なシート材21の表面には、カラー印刷などにより装飾が施され、これにより表示部23の下側に位置する舌片8の下端部を装飾によって覆い隠すように構成されている。
【0027】
このような表示札20によれば、第1実施形態と同様、巻付部22を時計バンド2に巻き付けて取り付けた状態で、表示部23を時計バンド2に対しほぼ垂直に起立させると共に、舌片8を巻付部22から離れる方向に折り曲げ、この折り曲げられた舌片8の自由端8aを時計バンド2の上面に当接させることにより、安定した状態で表示部23を確実に起立させて維持することができるほか、特に透明なシート材21の縁部を紙材5の表面に一部を除いて貼り付けることにより、表示部23に透明なポケット部24を形成したので、図16に示すように、ポケット部24に価格などの情報が表示された表示カード25を差し込むことができ、この差し込まれた表示カード25に表示された情報をポケット部24の透明なシート材21を通して前面側から見ることができる。
【0028】
この場合、ポケット部24に表示カード25を挿脱可能に差し込むことができるので、表示カード25を簡単に交換することができ、これにより価格などの表示情報の変更が容易にでき、第1実施形態のものよりも、使い勝手の良いものを得ることができる。また、透明なシート材21の表面には、ポケット部24を除いて、カラー印刷などにより装飾が施されているので、この装飾によって紙材5の舌片8およびその切り込みが前面側から見えないように隠することができ、これにより、より一層、装飾的にもデザイン的にも好ましいものを得ることができる。
【0029】
[第5実施形態]
次に、図21〜図24を参照して、この発明の表示札の第5実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図5に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この表示札25は、品物である時計バンド2に巻き付けられる巻付部3と、この巻付部3に対しほぼ垂直に折り曲げられる表示部26と、この表示部26の左右両側に設けられた一対の舌片27とを、紙材5に一体に形成した構成になっている。この場合、巻付部3は、第1実施形態と同様、時計バンド2に巻き付く長さで帯状に形成され、その一端部に接着部6が設けられ、図21および図22に示すように、時計バンド2に巻き付けられて一端部の接着部6が他端部に接着することにより、時計バンド2に取り付けられるように構成されている。
【0030】
また、表示部26は、図23および図24に示すように、時計バンド2の幅とほぼ同じ幅のほぼ正方形状に形成され、その一辺部が帯状の巻付部3の中間部分における一側部に折れ曲がり可能に連続して巻付部3と一体に形成されている。この場合、表示部26は、その前面の全域が表示領域9に形成され、この表示領域9に商品名や価格などの情報が印刷などによって表示されるように構成されている。また、一対の舌片27は、それぞれほぼ正方形状をなし、巻付部3に接近した状態で表示部26の左右両側に折り曲げ可能に一体に形成され、表示部26との境界部分で表示部26の裏面側に向けて折れ曲がり、この折れ曲がった下端部が時計バンド2の上面にそれぞれ当接するように構成されている。
【0031】
このような表示札25は、第1実施形態と同様、巻付部3を時計バンド2に巻き付けて取り付け、この状態で表示部26を時計バンド2に対し折り曲げてほぼ垂直に起立させた上、一対の舌片27を表示部26の裏面側に向けて折り曲げ、この折り曲げられた各舌片27の下端部を時計バンド2の上面にそれぞれ当接させる。このときには、一対の舌片27の折り曲げ角度を調節することにより、表示部26を時計バンド2に対しほぼ垂直に起立させることができる。これにより、表示部26が一対の舌片27で支持されて表示部26の傾きが規制されるので、表示部26を時計バンド2上に倒れたり傾いたりすることがなく、ほぼ垂直に起立させた状態で維持することができる。
【0032】
このため、この表示札25においても、第1実施形態と同様、表示部26を時計バンド2に対し起立させても、一対の舌片27によって表示部26が勝手に元の平坦な状態に復帰しないように規制することができるので、簡単に且つ確実に表示部26を時計バンド2に対しほぼ垂直に起立させて見やすい状態に安定させて維持することができ、これにより表示部26の表示領域9に表示された商品名や価格などの情報を見やすくすることができる。また、素材としてアルミニウムなどの特殊な材料を用いる必要がなく、紙などの安価な素材を用いることができるので、材料費が安く、低コストのものを得ることができると共に、廃棄時の分別が簡単で資源の再利用が容易にできる。
【0033】
なお、上記第1〜第5実施形態では、品物として、時計バンド2に適用した場合について述べたが、これに限らず、ベルトや帯、紐などの帯状の品物、または筆記具などの棒状の品物、あるいは携帯電話機や電子辞書などのケース状の品物など、各種の品物に広く用いることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、品物に巻き付けられる巻付部と、この巻付部に対しほぼ垂直に折り曲げられた表示部とを一体に形成した表示札であって、表示部に巻付部側が自由端で且つその反対側が連結端となる舌片を切り込みによって形成し、この舌片を連結端において巻付部から離れる方向に折り曲げて自由端を品物に当接させるので、表示部を品物に対し折り曲げてほぼ垂直に起立させても、舌片によって表示部が元の平坦な状態に戻らないように規制することができ、このため簡単に且つ確実に表示部を品物に対し起立させて見やすい状態を安定して維持することができるほか、素材としてアルミニウムなどの特殊な材料を用いる必要がなく、紙などの安価な素材で容易に作成することができると共に、廃棄時の分別が簡単で資源の再利用が容易にできる。
【0035】
この場合、表示部における舌片を含む領域に、少なくとも舌片を巻付部の長手方向に沿って湾曲させる湾曲部を形成したことにより、巻付部を品物に巻き付けると共に、表示部を品物に対し起立させて、舌片を巻付部から離れる方向に折り曲げ、この折り曲げられた舌片の自由端を品物に当接させた際に、湾曲部によって巻付部の長手方向に沿って湾曲した舌片が上下方向に折れ曲がりにくくなり、このため、上記のものよりも、より一層、安定した状態で表示部を確実に起立させた状態を維持することができる。
【0036】
また、表示部が、2枚の紙材を貼り合わせると共に、これら2枚の紙材のうちの裏面側の紙材のみに舌片を切り込みによって折り曲げ可能に形成した構成であることにより、表面側の紙材によって舌片およびその切り込みが前面側から見えないように隠すことができ、これによりデザイン的に好ましいものを得ることができると共に、表面側の紙材の表面全域を表示領域として使用することができるので、表示領域を広くすることができ、より多くの情報を表示することができる。
【0037】
さらに、表示部が、紙材と透明なシート材とからなり、この透明なシート材の縁部を紙材に一部を除いて貼り付けることによって形成されたポケット部と、紙材のみに切り込みによって折り曲げ可能に形成された舌片とを備えた構成であることにより、表示部に形成されたポケット部に価格表などの表示カードを挿脱自在に差し込むことができ、これにより表示カードを簡単に交換することできるので、価格や商品名などの情報の変更が容易にでき、より一層、使い勝手の良いものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の表示札の第1実施形態を示した使用時の斜視図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の表示札の展開図。
【図4】図3の表示札の巻付部を時計バンドに巻き付けた状態を示した平面図。
【図5】図4の側面図。
【図6】この発明の表示札の第2実施形態を示した使用時の斜視図。
【図7】図6の側面図。
【図8】図6の表示札の展開図。
【図9】図8の表示札を下辺側から見た側面図。
【図10】この発明の表示札の第3実施形態を示した使用時の斜視図。
【図11】図10の側面図。
【図12】図10の表示札の展開図。
【図13】図12の表示札の各側面を示し、(a)はその表示札を右辺側から見た側面図、(b)はその表示札を下辺側から見た側面図。
【図14】図12の表示札の巻付部を時計バンドに巻き付けた状態を示した平面図。
【図15】図14の側面図。
【図16】この発明の表示札の第4実施形態を示した使用時の斜視図。
【図17】図16の側面図。
【図18】図16の表示札の展開図。
【図19】図18の表示札の巻付部を時計バンドに巻き付けた状態を示した平面図。
【図20】図19の側面図。
【図21】この発明の表示札の第5実施形態を示した使用時の斜視図。
【図22】図21の側面図。
【図23】図21の表示札の展開図。
【図24】図23の表示札の舌片を表示部の裏面側に折り曲げた状態を示し、(a)はその平面図、(b)はその表示札を右辺側から見た側面図。
【符号の説明】
1、10、15、20、25 表示札
2 時計バンド
3、17、22 巻付部
4、18、23、26 表示部
5、16 紙材
8、27 舌片
8a 自由端
8b 連結端
9 表示領域
11 湾曲部
21 透明なシート材
24 ポケット部
25 表示カード

Claims (4)

  1. 品物に巻き付けられる巻付部と、この巻付部に対しほぼ垂直に折り曲げられた表示部とを紙材によって一体に形成した表示札であって、
    前記表示部には、前記巻付部側が自由端で且つその反対側が連結端となる舌片が切り込みによって形成され、この舌片が前記連結端において前記巻付部から離れる方向に折り曲げられて前記自由端が前記品物に当接することを特徴とする表示札。
  2. 前記表示部における前記舌片を含む領域には、少なくとも前記舌片を前記巻付部の長手方向に沿って湾曲させる湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示札。
  3. 前記表示部は、2枚の紙材を貼り合わせると共に、これら2枚の紙材のうちの裏面側の紙材のみに前記舌片を切り込みによって折り曲げ可能に形成した構成であることを特徴とする請求項1に記載の表示札。
  4. 前記表示部は、紙材と透明なシート材とからなり、この透明なシート材の縁部を前記紙材の前面側に一部を除いて貼り付けることによって形成されたポケット部と、前記紙材のみに切り込みによって折り曲げ可能に形成された前記舌片とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示札。
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