JP3224715U - 筆記具用陳列セット - Google Patents

Abstract

【課題】陳列棚や平台などの台板上に、商品の展示の向きを個別に設定した複数の展示ユニットを搭載することで、商品の演出効果を高めた筆記具用陳列セットを提供する。【解決手段】一定の幅寸法を有する陳列棚等の台板１と、台板上の幅方向に沿って搭載され、一面に開口部が形成されて、収容された筆記具７等を開口部を介して展示可能な複数の展示ユニット２１〜２３と、展示ユニットの側面に選択的に取り付けられ、表示部３ｂ（ＰＯＰ）を有するサイドカバー部材とが備えられる。展示ユニットの正面置きのときに、展示ユニットの側面にサイドカバー部材が取り付けられて、展示ユニットとサイドカバー部材を含む幅寸法が、展示ユニットの斜め置きのときにおける展示ユニットの平面視における幅寸法に、ほぼ等しく設定される。【選択図】図１

Description

この考案は、筆記具やこれに用いられる筆記具用替芯などの陳列形態を、適宜変更することが可能な筆記具用陳列セットに関する。

例えば、文具店などにおいて販売されるボールペンやそのボールペン用替芯などの筆記具は、陳列棚や平台などの台板上に、手前から後部に向かって位置を順次高くする雛壇状に形成された陳列具を配置し、この陳列具に備えられた仕切り板等を介して、異なる種類の筆記具を、それぞれ分類して収容することで、消費者に対して全体の商品を見せるように展示する形態が採用されている。

この陳列具に筆記具等を縦置きする例として、特許文献１および２を挙げることができ、また陳列具に筆記具等を横置きする例として、特許文献３を挙げることができる。
さらに、陳列具の一部に陳列物品に関する情報を大きく表示できる表示部を備えた例として、特許文献４を挙げることができる。

登録実用新案第３２０３４４０号公報 登録実用新案第３１５１３６５号公報 実開昭６０−１４５８６０号公報 特開平７−３０３５５０号公報

ところで、前記した特許文献１〜４に示す陳列具においては、陳列具を正面として消費者から全体が見渡せるように商品を配列するものであり、店頭における商品等への視認方向が常に一定の方向で平面的である。
したがって、筆記具等の陳列において従来からよく見慣れた情景であり、演出効果において新味に乏しいものであった。

したがって、この考案の目的は、一定の幅寸法を有する陳列棚や平台などの台板上に、筆記具等の商品を例えば種別ごとに別けて収容可能な複数の展示ユニットが配置され、各展示ユニットごとに商品の展示の向きを個別に設定することで、商品の演出効果を高めることができる筆記具用陳列セットを提供することにある。

前記した課題を解決するためになされたこの考案に係る筆記具用陳列セットは、一定の幅寸法を有する陳列棚等の台板と、前記台板上の幅方向に沿って搭載され、一面に開口部が形成されて、収容された筆記具等を開口部を介して展示可能な複数の展示ユニットと、前記展示ユニットの側面に選択的に取り付けられるサイドカバー部材とが備えられ、前記展示ユニットの開口部を台板の幅方向に直交させて台板上に搭載する正面置きと、前記展示ユニットの開口部を台板の幅方向に対して斜めに交差させて台板上に搭載する斜め置きとが選択されると共に、展示ユニットの正面置きのときに、展示ユニットの側面に前記サイドカバー部材が取り付けられて、展示ユニットとサイドカバー部材を含む幅寸法が、展示ユニットの斜め置きのときにおける展示ユニットの平面視における幅寸法に、ほぼ等しく設定されていることを特徴とする。

この場合、前記展示ユニットの正面置きのときに取り付けられる前記サイドカバー部材には、好ましくは展示ユニットの開口部に沿ってＬ字状に屈曲した表示部が形成され、当該表示部の幅寸法ｗ１と展示ユニットの開口部の幅寸法ｗ２の和であるｗ１＋ｗ２の値と、前記展示ユニットの斜め置きのときの展示ユニットの平面視における幅寸法ｗ３の値とが、ほぼ等しく設定されていることが望ましい。

そして、好ましい形態においては、前記台板の幅寸法をＷとし、前記台板上の幅方向に沿って搭載される前記展示ユニットの数をＮとしたとき、前記（ｗ１＋ｗ２）＝ｗ３≦Ｗ／Ｎの関係に設定される。

加えて、前記展示ユニットは、前記台板上に重ねて配置され、互いに重ねられる各展示ユニットの天面板および底面板には、それぞれ上下の各展示ユニットの連結に利用される連結孔が形成されていることが望ましい。

そして、好ましい形態においては、前記各展示ユニットは、筐体状の外郭を構成するユニットケースと、前記ユニットケースの一面に形成された前記開口部において、ユニットケースに着脱可能に挿入されて前記筆記具等を収容展示する商品展示部より構成される。

この考案に係る前記した筆記具用陳列セットは、筆記具等を収容して展示可能な複数の展示ユニットを、陳列棚や平台などの台板上に搭載した状態で用いられる。
そして、展示ユニットが正面置きのときにおけるサイドカバー部材を含む幅寸法と、展示ユニットが斜め置きのときにおける展示ユニットの平面視における幅寸法が、ほぼ等しくなるように設定されるので、正面置きおよび斜め置きを混在させても、各展示ユニットをほぼ同一幅をもって、台板上に配列させることができる。
これにより、展示ユニットごとに商品としての筆記具等の展示の向きに変化を与えることができ、商品の演出効果を一層高めることができる筆記具用陳列セットが提供できる。

さらに、正面置きの展示ユニットおよび斜め置きの展示ユニットを混在させて配列しても、予め定められた数の展示ユニットを、予め定められた台板の幅寸法の全体をほぼ占めるようにして、整然と配列させることができる。
これにより、台板の幅寸法に対して均衡のとれた展示ユニットの配置状態を実現することができ、見た目においても全体にバランスのとれた筆記具用陳列セットを提供することが可能となる。

この考案に係る筆記具用陳列セットの全体構成について、展示ユニットの配列状態の一例を示した斜視図である。 図１に示す筆記具用陳列セットの全体構成を上部から見た状態の平面図である。 展示ユニットの外郭を構成するユニットケースの単品構成を示し、（Ａ）はケースの開口部を斜め前方に向けた斜視図、（Ｂ）はケースを背面側から見た斜視図である。 第１展示ユニットを示し、（Ａ）は開口部を斜め前方に向けた斜視図、（Ｂ）は背面側から見た斜視図である。 第１展示ユニットを展開して示した斜視図である。 第２展示ユニットを示し、（Ａ）は開口部を斜め前方に向けた斜視図、（Ｂ）は背面側から見た斜視図である。 第２展示ユニットを展開して示した斜視図である。 第３展示ユニットを示し、（Ａ）は開口部を斜め前方に向けた斜視図、（Ｂ）は背面側から見た斜視図である。 第３展示ユニットを展開して示した斜視図である。

この考案に係る筆記具用陳列セットについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。なお、以下に示す各図においては、同一もしくは相当する部分を同一符号で示しているが、一部の図面においては、紙面の都合により代表的な部分に符号を付けて、その詳細については単品としての図面もしくは展開図に付けた符号を引用して説明する。
この種の筆記具用陳列セットに用いられるベースとなる陳列棚や平台などを含む台板の多くは、その横幅が、９００ｍｍ（３００ｍｍの倍数）を基準としており、したがって以下においては、台板として前記した横幅寸法を備えた陳列棚を用いた実施例に基づいて説明する。

図１および図２は、筆記具用陳列セットの全体構成を示しており、この筆記具用陳列セットを構成する台板１としての平面状の陳列棚は、その横幅Ｗが前記したとおり、９００ｍｍになされ、奥行きＤは、３００ｍｍの寸法を有している。
この台板１上には、それぞれに二段重ねにされた展示ユニット２が、台板１の幅方向に沿って搭載されており、以下においては、図１および図２において、向かって左側に配置した展示ユニットを第１展示ユニット２１、中央に配置した展示ユニットを第２展示ユニット２２、右側に配置した展示ユニットを第３展示ユニット２３と称呼する。
したがって、図１および図２に示す筆記具用陳列セットは、台板１上に合計６台の展示ユニット２が搭載されていることになる。

各展示ユニット２には、図３に示す共通のユニットケース２Ａが用いられており、このユニットケース２Ａは、ほぼ正方形状に形成された底板２ａの三辺において、それぞれ同一高さ寸法に成形された左側板２ｂと右側板２ｃ、および背面板２ｄが取り付けられている。
そして、左側板２ｂと右側板２ｃ、および背面板２ｄの各上端部に沿って天面板２ｅが取り付けられている。
なお、前記した左側板２ｂと右側板２ｃは、背面板２ｄに対してその幅が若干小さくなされており、したがってユニットケース２Ａは、底板２ａの前端部が左側板２ｂと右側板２ｃから前方に突出するように構成されている。

また、前記天面板２ｅの前端部に沿うと共に、左側板２ｂおよび右側板２ｃの上端縁を連結するようにして、細長い前面板２ｆが取り付けられており、この前面板２ｆと底板２ａとの間は、開口部２ｇになされている。
すなわち、前記ユニットケース２Ａは直方体状に形成された筐体の一面に開口部２ｇが形成され、その全体は、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニール樹脂などにより形成されている。
加えて、ユニットケース２Ａの天面板２ｅおよび底面板２ａには、ユニットケース２Ａを上下に重ねた場合に一致する位置に、複数の連結孔２ｈがそれぞれ形成されており、この連結孔２ｈを利用して、例えばボルトとナットなどによる連結手段を用いて、上下のユニットケース２Ａが連結できるように構成されている。

前記したユニットケース２Ａには、前面に形成された開口部２ｇを利用して、レイアウトの異なる商品展示部２Ｂが挿入されて、ユニットケース２Ａに対して着脱可能に取り付けられ、前記した第１〜第３展示ユニット２１，２２，２３をそれぞれ構成している。
なお、図１および図２に示す例においては、第１展示ユニット２１は、展示ユニットの前記開口部２ｇに挿入された商品展示部２Ｂが、台板１の幅方向に直交するように位置した正面置きにされている。
また、第２展示ユニット２２および第３展示ユニット２３は、展示ユニットの前記開口部２ｇに挿入された商品展示部２Ｂが、台板１の幅方向に対して斜めに交差するように位置した斜め置きにされている。

図４および図５は、第１展示ユニット２１のより詳細な構成について示している。
前記したユニットケース２Ａの開口部２ｇに収容される商品展示部２Ｂには、コ字状に成形された位置決め部材２ｊが背面側に配置されている。そして、位置決め部材２ｊの中央の立設面に、上下方向の三段にわたって斜め前方にせり上がるようにして商品載置板２ｋが、それぞれ取り付けられている。

また商品載置板２ｋごとに三枚の仕切り板２ｍが、それぞれ縦方向に配置されて、商品載置板２ｋが小分けにされている。
したがって、第１展示ユニット２１は、前記した商品載置板２ｋおよび仕切り板２ｍを利用して、異なる種類の筆記具７を分類して、図１に示すように横置きの状態で展示できるものとなる。なお、図１においては展示ユニットに筆記具７のみが収容展示された例を示しているが、この展示ユニットにおいては必要に応じて筆記具用替芯を分類して収容展示することもできる。

前記した商品載置板２ｋの前端部は、斜め下向き屈曲されて屈曲面２ｎが形成されており、この屈曲面２ｎには、透明樹脂製の薄板をＵ字状に折り曲げた保持部材（屈曲面と同一符号２ｎで示す。）が取り付けられている。
したがって、Ｕ字状に折り曲げた保持部材２ｎには、各段の商品載置板２ｋごとに収容された筆記具の種類や、記事などを記載した表示体を挿入することができる。
また、この実施の形態においては、Ｕ字状に折り曲げた保持部材２ｎの隙間を利用して筆記具の種類や価格などを表示した表示体２ｐが取り付けられるように用意されている。 そして、商品展示部２Ｂを構成する前記した位置決め部材２ｊ、商品載置板２ｋ、仕切り板２ｍ、屈曲面２ｎは、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニール樹脂などにより構成されている。

台板１上に正面置きとして搭載される第１展示ユニット２１においては、図４および図５に示すようにユニットケース２Ａの左側板２ｂに沿って、サイドカバー部材３が取り付けられる。
このサイドカバー部材３は、一枚の可撓性を有する透明な樹脂素材を折り曲げて構成され、ユニットケース２Ａの背面板２ｄに接する折り曲げ部３ａと、ユニットケース２Ａにおける開口部２ｇの外側に沿ってＬ字状に折り曲げられた表示部（ＰＯＰ＝Point of Purchase advertising）３ｂを備える。

なお、サイドカバー部材３を形成する樹脂素材は、表示部３ｂの外側端部に形成した折り返し部３ｃにおいて折り返されて、表示部３ｂにおいて樹脂素材が二重に形成されており、二重に形成された樹脂素材の間に用紙に印刷等を施した表示体が挿入されて取り付けられる。
これにより、ユニットケース２Ａの高さと同一の高さ寸法をもって、縦に長い表示部３ｂとすることができる。なお、サイドカバー部材３は、樹脂素材に限られるものではなく、例えば印刷等を施した紙材質などでもよい。

また、第１展示ユニット２１においては、図４および図５に示すようにユニットケース２Ａの右側板２ｃに沿って、第１飾りプレート４が取り付けられる。
この第１飾りプレート４は、一枚の可撓性を有する透明な樹脂素材を折り曲げて構成され、ユニットケース２Ａの背面板２ｄに接する折り曲げ部４ａを有する。そして、第１飾りプレート４の前端部において折り返し部４ｂが形成されることで、ユニットケース２Ａの右側板２ｃに沿う樹脂素材が二重に構成されている。この二重に構成された樹脂素材の間に、用紙に印刷等を施した表示体が挿入されて取り付けられる。

なお、この実施の形態における第１飾りプレート４の幅寸法は、ユニットケース２Ａの右側板２ｃの幅寸法とほぼ同一となるように設定されている。
また、第１飾りプレート４に取り付けられる表示体には、一例として木目模様等が施されていてもよく、展示した商品に関する記事等が掲載されていてもよい。
そして、ユニットケース２Ａの左側に沿って取り付けられるサイドカバー部材３およびユニットケース２Ａの右側に沿って取り付けられる第１飾りプレート４は、ユニットケース２Ａに対して、両面粘着テープなどを利用して適宜着脱できるように取り付けられていることが望ましい。

図６および図７は、第２展示ユニット２２のより詳細な構成について示している。
この第２展示ユニット２２は、図４および図５に示した第１展示ユニット２１におけるサイドカバー部材３に代えて、第２飾りプレート５がユニットケース２Ａに対して取り付けられており、他の構成は図４および図５に示した第１展示ユニット２１の構成と同一である。したがって、相当する各部を同一符号で示し、その詳細な説明は省略する。

この第２展示ユニット２２においては、ユニットケース２Ａの左側板２ｂに沿って、第２飾りプレート５が取り付けられる。
この第２飾りプレート５は、一枚の可撓性を有する透明な樹脂素材を折り曲げて構成され、ユニットケース２Ａの背面板２ｄに接する折り曲げ部５ａを有する。また、第２飾りプレート５の前端部において折り返し部５ｂが形成されることで、ユニットケース２Ａの左側板２ｂに沿う樹脂素材が二重に構成されている。
そして、二重に構成された樹脂素材の間に、用紙に印刷等を施した表示体が挿入されて取り付けられる。

この実施の形態における第２飾りプレート５の幅寸法は、ユニットケース２Ａの底面板２ａにおける前後方向の寸法とほぼ同一となるように設定されている。
また、第２飾りプレート５に取り付けられる表示体には、一例として木目模様等が施されていてもよく、展示した商品に関する記事等が掲載されていてもよい。
そして、第２飾りプレート５は、ユニットケース２Ａに対して、両面粘着テープなどを利用して適宜着脱できるように取り付けられる。
なお、前記した第２展示ユニット２２においても、商品載置板２ｋおよび仕切り板２ｍを利用して、異なる種類の筆記具７を分類して、図１に示すように横置きの状態で展示できるものとなる。

図８および図９は、第３展示ユニット２３のより詳細な構成について示している。
この第３展示ユニット２３は、すでに説明した第１および第２展示ユニット２１，２２に採用された商品展示部とは異なるレイアウトの商品展示部２Ｂが採用されて、筆記具７を縦置きの状態で展示する形態が採用されている。

すなわち、図９に示すようにユニットケース２Ａの開口部２ｇに配置される商品展示部２Ｂには、後部に立脚部２ｑが形成されて、ユニットケース２Ａの開口部２ｇの手前から奥に向かって位置が高くなる展示斜面２ｒが形成されている。
そして、展示斜面２ｒには筆記具７の口先部を挿入することができる多数の縦穴状の挿入孔２ｓが配列されている。

したがって、この商品展示部２Ｂの形態においては、前記挿入孔２ｓを利用することで、筆記具７を縦置きとして展示することができる。
なお、この実施の形態においては、図９に示すように所定の前後幅を有するスペーサ２ｔが用意されて、ユニットケース２Ａの背面板２ｄと、商品展示部２Ｂの立脚部２ｑとの間に配置される。これにより、縦置きの状態の筆記具７を展示した商品展示部２Ｂを、ユニットケース２Ａの開口部２ｇの付近に位置決めして配置している。

一方、第３展示ユニット２３におけるユニットケース２Ａは、すでに説明した第２展示ユニット２２に用いたものと同一のものが用いられている。
すなわち、ユニットケース２Ａの右側には、第１飾りプレート４が取り付けられ、ユニットケース２Ａの左側には、第２飾りプレート５がそれぞれ取り付けられており、相当する各部を同一符号で示し、その詳細な説明は省略する。

斯くして、第１〜第３展示ユニット２１，２２，２３を台板１上に搭載した筆記具用陳列セットを上部から見た状態の図２において、第１展示ユニット２１は正面置きにされ、第２および第３展示ユニット２２，２３はそれぞれ斜め置きにされている。
この場合、正面置きにされた第１展示ユニット２１には、サイドカバー部材３が取り付けられ、この実施の形態においては、正面から見たサイドカバー部材３の表示部３ｂの幅寸法ｗ１は、８４ｍｍになされ、第１展示ユニット２１の幅寸法ｗ２は、２０８ｍｍになされる。すなわち、ｗ１＋ｗ２＝２９２ｍｍとなる。

これに対して、斜め置きにされた第２および第３展示ユニット２２，２３の平面視における幅寸法ｗ３（ユニットケース２Ａにおける底面板２ａの対角寸法）も、概ね２９２ｍｍになされる。
したがって図２において、（ｗ１＋ｗ２）＝ｗ３の状態にされた第１ないし第３展示ユニット２１〜２３が、横幅が９００ｍｍを有する台板１上に搭載されることで、台板１の幅寸法に対して、三台の展示ユニット２１〜２３を過不足なく、体裁の整った状態で配置することができる。

この考案に係る筆記具用陳列セットは、前記した観点から、陳列棚等の台板１の幅寸法をＷとし、前記台板１上の幅方向に沿って搭載される各展示ユニット２の数をＮとしたとき、（ｗ１＋ｗ２）＝ｗ３≦Ｗ／Ｎの関係に設定されていることが望ましく、これにより前記した考案の効果の欄に記載した作用効果を有する筆記具用陳列セットを提供できるものとなる。

１ 台板（陳列棚）
２ 展示ユニット
２１ 第１展示ユニット
２２ 第２展示ユニット
２３ 第３展示ユニット
２Ａ ユニットケース
２Ｂ 商品展示部
２ａ 底面板
２ｅ 天面板
２ｇ 開口部
２ｈ 連結孔
３ サイドカバー部材
３ａ 折り曲げ部
３ｂ 表示部（ＰＯＰ）
３ｃ 折り返し部
４ 第１飾りプレート
４ａ 折り曲げ部
４ｂ 前端折り返し部
５ 第２飾りプレート
５ａ 折り曲げ部
５ｂ 前端折り返し部
７ 筆記具

Claims (5)

1. 一定の幅寸法を有する陳列棚等の台板と、前記台板上の幅方向に沿って搭載され、一面に開口部が形成されて、収容された筆記具等を開口部を介して展示可能な複数の展示ユニットと、前記展示ユニットの側面に選択的に取り付けられるサイドカバー部材とが備えられ、
   前記展示ユニットの開口部を台板の幅方向に直交させて台板上に搭載する正面置きと、前記展示ユニットの開口部を台板の幅方向に対して斜めに交差させて台板上に搭載する斜め置きとが選択されると共に、
   展示ユニットの正面置きのときに、展示ユニットの側面に前記サイドカバー部材が取り付けられて、展示ユニットとサイドカバー部材を含む幅寸法が、展示ユニットの斜め置きのときにおける展示ユニットの平面視における幅寸法に、ほぼ等しく設定されていることを特徴とする筆記具用陳列セット。
2. 前記展示ユニットの正面置きのときに取り付けられる前記サイドカバー部材には、展示ユニットの開口部に沿ってＬ字状に屈曲した表示部が形成され、当該表示部の幅寸法ｗ１と展示ユニットの開口部の幅寸法ｗ２の和であるｗ１＋ｗ２の値と、前記展示ユニットの斜め置きのときの展示ユニットの平面視における幅寸法ｗ３の値とが、ほぼ等しく設定されていることを特徴とする請求項１に記載の筆記具用陳列セット。
3. 前記台板の幅寸法をＷとし、前記台板上の幅方向に沿って搭載される前記展示ユニットの数をＮとしたとき、前記（ｗ１＋ｗ２）＝ｗ３≦Ｗ／Ｎの関係に設定されていることを特徴とする請求項２に記載の筆記具用陳列セット。
4. 前記展示ユニットは、前記台板上に重ねて配置され、互いに重ねられる各展示ユニットの天面板および底面板には、それぞれ上下の各展示ユニットの連結に利用される連結孔が形成されていることを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１項に記載の筆記具用陳列セット。
5. 前記各展示ユニットは、筐体状の外郭を構成するユニットケースと、前記ユニットケースの一面に形成された前記開口部において、ユニットケースに着脱可能に挿入されて前記筆記具等を収容展示する商品展示部より構成されていることを特徴とする請求項１ないし４のいずれか１項に記載の筆記具用陳列セット。

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