JP6817575B2 - Pc緊張材挿通用シース内のグラウト未充填空洞部へのグラウト再注入方法 - Google Patents

Pc緊張材挿通用シース内のグラウト未充填空洞部へのグラウト再注入方法 Download PDF

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本発明は、既設のプレストレストコンクリート(以下PCと記す)構造物におけるシースの定着側端部やその他の傾斜又は鉛直部分に存在している空洞内に再注入用グラウトを注入するPC緊張材挿通用シース内のグラウト未充填空洞部へのグラウト再注入方法に関する。
近年、ポストテンション方式のPC桁やPC柱に使用されているPC緊張材挿通用シースの緊張材定着部側端部やその他の部分に空洞が存在しており、その内部の腐食が問題視されるに至っている。
特に高架道路のPC桁においては、PC緊張材のPC緊張材定着部が舗装の下にあって斜め上向きに備えられている箇所があり、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等凍結防止剤の散布が盛んに行われている個所では、これらの凍結防止剤が水とともに舗装内に浸透し、PC緊張材定着部を通してシース内の空洞に入り、PC緊張材を腐食させる事態が発生している。
また、既設のPC構造物におけるシース内、特にPC緊張材定着部側端部等のグラウト未充填空洞内に存在しているPC緊張材の内、特に、鋼線束、鋼撚線、鋼撚線束については、PC緊張材自体に内部空隙が存在している。
このような状態のPC緊張材の腐食抑制方法として、シース内のグラウト材未充填空間に中性から弱アルカリ性の防錆剤水溶液を供給してPC緊張材表面に不動態被膜を形成し、次いで上記水溶液を除去し、この水溶液を除去した空間にグラウト材を充填する方法がある(特許文献1)。
さらに、シース内のグラウト未充填空洞は、湿度が高く、滞水している場合が多く、前述した中性から弱アルカリ性の防錆剤水溶液による防錆処理を施した場合には、その防錆剤水溶液が滞留していることが考えられる。
このようなグラウト未充填部にグラウトを再注入する際、シース内のグラウト未充填空洞の上端側に通気性を有する場合には、一旦グラウトを充?した後にさらに注入圧を与えることにより、内部に残留している水分や空気をグラウト未充填空洞の上端側の緊張材定着部背面や、通気用ホースへと押し出して再注入グラウトの充?性を向上させることができるが、従来の方法は、再注入用グラウトを注入後に注入用ポンプの最大注入圧力を0.5MPaを目標とするものであり、このようなグラウト注入後の再加圧は、上端側に通気性を有するグラウト未充填空洞部におけるグラウト再注入では、上記通気性部分から再注入用グラウトが噴出する恐れがあったり、グラウト再注入孔に設置した注入治具が圧力に耐えられずに急激に外れて再注入用グラウトが噴出したりする恐れがある。
このような従来の問題を解決するために、本発明者らは、既設PC構造物のPC緊張材挿通用シース内に残っているグラウト未充填空洞部内へのグラウト再注入に際し、グラウト未充填部の空洞が残ることなく、完全なグラウト再注入が、簡単な装置で容易になされる自然流下式のグラウト再注入方法を開発した(特許文献2)。
この従来の方法は、図5、図6に示すように、グラウト未充填空洞部1の下側にグラウト注入ホース2を連結し、該グラウト注入ホース2を、再注入用グラウトを収容するためのグラウト注入用容器3の下端部に連通させ、グラウト注入用容器3を、その上端が前記グラウト未充填空洞部1の上端より高い位置にあるように設置する。
グラウト注入ホース2の連結は、図7に示すように、作業孔6の開口部のコンクリート面に金属板状のホース連結用プレート7をアンカーボルト8によって固定し、このプレート8に予めホースジョイント9を突設しておき、これにグラウト注入用ホース2を連結するようにしている。
この状態でグラウト注入用容器1内に再注入用グラウト4を入れ、そのグラウト注入用容器1内の再注入用グラウト4の液面高さの降下を観察しつつ再注入用グラウト4の補充を行うことによってグラウト未充填空洞部1へのグラウト注入速度をコントロールして空洞残りを防止しするともに、再注入用グラウト4の充填後、その硬化に至るまで、グラウト注入用容器1内のグラウト液面を一定以上に保たれるように必要に応じて再注入用グラウトを補充し、低圧の再加圧を維持させるようにしたものである。
特開2013−002055号公報 特開2013−249636号公報
上述した従来の自然流下式のグラウト再注入方法は、グラウト未充填空洞部の上端より高い位置にグラウト注入用容器を設置するスペースがある場合には実施できるが、厚さ方向に複数のPC緊張材が埋設されている箱桁のウェブでは、箱桁内側のPC緊張材についてのグラウト未充填空洞部に対しては、箱桁の内側面から施工しなければならないが、この場合、箱桁内にはグラウト未充填空洞部の上端より高い作業空間が存在しないため実施できないという問題があった。
更に、低圧の再加圧力を維持させるために、グラウト注入容器中の液面低下が見られた時に、手作業でグラウト注入用容器の上端開口から再注入用グラウトを補充するという作業が必要であった。
本発明はこのような従来の問題に鑑み、箱桁内等のように、グラウト未充填空洞部の上端より高い位置に作業空間が存在しない場合であっても、グラウト未充填部の空洞が残ることなく、低圧でのグラウト再注入及び注入後の再加圧が、簡単な装置で容易になされるPC緊張材挿通用シース内のグラウト未充填空洞部へのグラウト再注入方法の提供を目的としてなされたものである。
上述した従来の問題を解決するための本発明の第1の特徴は、既設PC構造物におけるPC緊張材挿通シースの傾斜部分又は鉛直部分に位置し、上端側に通気性を有するグラウト未充填空洞部に再注入用グラウトを再注入するに際し、 前記グラウト未充填空洞部に、グラウト再注入用孔を形成するとともに、該グラウト再注入用孔とは別の位置に空洞部内グラウト圧測定用孔を形成し、前記グラウト再注入用孔に再注入用グラウトを再注入させるグラウト注入ポンプを連結するとともに、前記空洞部内グラウト圧測定用孔に、グラウト未充填空洞部の空洞部内グラウト圧測定用孔高さ位置のグラウト圧を計測する圧力計を設置し、前記グラウト注入ポンプによりグラウト未充填空洞部内にその上端にまで再注入用グラウトを注入した後、その注入された再注入用グラウトが硬化するまでの間、前記圧力計による計測値が、前記グラウト未充填空洞部内の上端部まで再注入用グラウトが充填された状態時における値を維持するように前記グラウト注入ポンプによる再加圧力を付与することを特徴とするPC緊張材挿通用シース内のグラウト未充填空洞部へのグラウト再注入方法にある。
本発明の第2の特徴は、前記第1の特徴に加え、グラウト未充填空洞部内の上端部まで再注入用グラウトが充填された状態時における前記圧力計による計測値は、前記空洞部内グラウト圧測定用孔から前記グラウト未充填空洞部上端までの高さと再注入用グラウトの比重により算出した空洞部内グラウト圧測定用孔から前記グラウト未充填空洞部上端に至る再注入用グラウトの重量によって生じるグラウト圧であることにある。
本発明の第3の特徴は、前記第1又は第2の特徴に加え、圧力計は、弾性材からなる蛇腹状胴部を有し、該胴部内への注入圧力が該胴部の伸長によって計測できる弾性伸縮胴部付のスポイトであることにある。
本発明は、第1の特徴のように、既設PC構造物におけるPC緊張材挿通シースの傾斜部分又は鉛直部分に位置し、上端側に通気性を有するグラウト未充填空洞部に再注入用グラウトを再注入するに際し、前記グラウト未充填空洞部に、グラウト再注入用孔を形成するとともに、該グラウト再注入用孔とは別の位置に空洞部内グラウト圧測定用孔を形成し、前記グラウト再注入用孔に再注入用グラウトを再注入させるグラウト注入ポンプを連結するとともに、前記空洞部内グラウト圧測定用孔に、グラウト未充填空洞部の空洞部内グラウト圧測定用孔高さ位置のグラウト圧を計測する圧力計を設置し、前記グラウト注入ポンプによりグラウト未充填空洞部内にその上端にまで再注入用グラウトを注入した後、その注入された再注入用グラウトが硬化するまでの間、前記圧力計による計測値が、前記グラウト未充填空洞部内の上端部まで再注入用グラウトが充填された状態時における値を維持するように前記グラウト注入ポンプによる再加圧力を付与することにより、空気や水分をPC緊張材定着部背面や通気ホースへと押し出して、空気溜りや液溜りを残すことなくグラウト再注入がなされ、しかも箱桁内等のように、グラウト未充填空洞部の上端より高い位置に作業空間が存在しない場合であっても、グラウト未充填部の空洞が残ることなく、完全なグラウト再注入が、簡単な装置で容易になされる。
本発明は前記第2の特徴のように、グラウト未充填空洞部内の上端部まで再注入用グラウトが充填された状態時における値は、前記空洞部内グラウト圧測定用孔から前記グラウト未充填空洞部上端までの高さと再注入用グラウトの比重により算出した空洞部内グラウト圧測定用孔から前記グラウト未充填空洞部上端に至る再注入用グラウトの重量によって生じるグラウト圧とすることにより、再注入用グラウトは、常時グラウト未充填空洞部の上端に達した状態を維持されながら硬化することとなり、しかも再注入用グラウト注入後の再加圧力は、従来工法より低減することができるため、PC緊張材定着部の通気隙間部分から再注入用グラウトが噴出することがなく、また、グラウト再注入孔に設置した注入治具が圧力に耐えられずに急激に外れて再注入用グラウトが噴出する恐れなく施工できる。
本発明は前記第3の特徴のように、圧力計として、弾性材からなる蛇腹状胴部を有し、該胴部内への注入圧力が該胴部の伸長によって計測できる弾性伸縮胴部付のスポイトを使用することにより、圧力計が低廉なものとなって、使い捨てが可能となり、撤去作業が不要となって作業工数も少なく工事費が削減できる。
本発明を実施するPC構造物のグラウト未充填空洞の上端がPC緊張材定着部である場合における該定着部近傍の概略を示す縦断正面図である。 同上の縦断側面図である。 本発明を実施する前段階の通気検査の概略を示す縦断面図である。 本発明に使用する圧力計の一例を示す縦断面図である。 従来の自然流下式のグラウト再注入方法を示す縦断側面図である。 同上の縦断正面図である。 グラウト再注入孔に設置した注入治具の例である。
次に、本発明の実施の態様を図に示した実施例に基づいて説明する。図1、図2は既設PC構造物である箱桁10の内側面側に近いPC緊張材11のPC緊張材定着部12の裏側(下側)のシース13内に出来ているグラウト未充填空洞部14内に、箱桁10の内側からグラウト再注入作業を実施する場合の概略構成を示している。
PC緊張材定着部12には、箱桁10のウェブ部分の端部に埋め込んだ雌コーン15と、その内部にテーパー穴に嵌り合う雄コーン16を有し、両コーン15,16によってPC緊張材11の端部が、緊張状態を維持させて定着されている。
尚、図1にはPC緊張材11として複数本の単線を束状にしたものを使用し、各単線を両コーン間に挟み込むことにより定着している状態を示しているが、この他、PC緊張材11は、単線を使用したPC鋼棒、複数の単線を撚り合わせたPCストランドであってもよく、その場合PC緊張材定着部の構造は、上記各種のPC緊張材に用いられている既往構造を使用した場合であってもよい。
グラウト再注入作業に先立ち、PC緊張材定着部12下のグラウト未充填空洞部14の通気性を検査する。この作業は、図3に示すように、箱桁10の内面側からシース13が露出するまで部分的にはつり、シース13の露出部分にグラウト再注入孔20を開ける。このグラウト再注入孔20に耐圧性のグラウト再注入用ホース21を挿入し、その挿入部分を密閉する。
この状態で、グラウト再注入用ホース21、真空計22、開閉弁23、デキャンタ24を順に介在させて真空ポンプ25に連通させる。この状態で真空ポンプ25により空洞12内を減圧させ、その際に生じる空気吸い込み音により、PC緊張材定着部12の通気性を確認する。またPC緊張材定着部12以外に通気部分がある場合には、その通気部分を補修材によって密閉することが好ましい。
このようにしてグラウト未充填空洞部14において、その内外の通気性が主としてPC緊張材定着部12にあることを確認した後、前述したグラウト再注入用孔20とは別の位置に、グラウト未充填空洞部14に通じる配置の空洞部内グラウト圧測定用孔30を箱桁10内側から形成する。その形成は前述たグラウト再注入孔20と同様である。
この空洞部内グラウト圧測定用孔30に圧力計測用ホース31を、気密状態を維持させて連通させ、その端部を圧力計32に連結する。この圧力計32は、グラウト未充填空洞部14内に注入された再注入用グラウトの圧力を計測できるものであればよい。
このように圧力計32を設置した後、前述したグラウト再注入用ホース21を通してグラウト再注入ポンプ34より再注入用グラウト35をゆっくりと注入する。この時、再注入用グラウト35がグラウト未充填空洞部14に充填されるに従い、圧力計32の計測値が上昇するため、グラウ未充填空洞部への再注入用グラウトの充填度を知ることができる。
上記グラウト再注入ポンプ34によるグラウト未充填空洞部14への再注入用グラウト35の充填が完了した後、該再注入用グラウト35硬化するまでの間、グラウト再注入ポンプ34側から注入された再注入用グラウト35に対し一定の再加圧力を付与し続ける。これによって注入した再注入用グラウト35内に巻き込んだ気泡や、シース、PC緊張材に付着していた気泡や水分が上昇した際にもこれを排出させてグラウト未充填空洞部14の上端に空洞が生じるのを防止する。
この再加圧力は、注入された再注入用グラウト35がグラウト未充填空洞部14の上端に達している状態を維持させるものであり、前述した圧力計32の計測値に基づいてコントロールする。即ち、圧力計32による計測値が、再注入用グラウト35がグラウト未充填空洞部14の上端に達している状態の時の値を維持するように再加圧力をコントロールする。
再注入用グラウト35がグラウト未充填空洞部14の上端に達している状態の時の圧力計32による計測位置の圧力は、再注入用グラウト35の比重と圧力計32が連結されている空洞部内グラウト圧測定用孔30の位置とグラウト未充填空洞部14の上端位置との高低差hにより算出される、空洞部内グラウト圧測定用孔30より上側の再注入用グラウト重量によって生じる圧力を基準とし、これと同圧かこれよりやや高い圧力とする。
この算出された再注入用グラウト重量による圧力値以上の一定範囲内の圧力が圧力計32によって計測されるようにグラウト再注入ポンプ34を作動させて再加圧力をコントロールする。
再加圧力のコントロールは、所定時間毎に圧力計32による計測値を目視による確認し、その値が所定の設定値より低い場合にグラウト再注入ポンプ34を、上記計測値が所定値となるように操作してもよく、計測値が一定範囲に維持されるようにグラウト再注入ポンプ34を自動的に作動させるようにしてもよい。
グラウト再注入ポンプ34は電動のチュービングポンプやシリンダーポンプが使用できる他、手動のシリンダーポンプを使用してもよい。また、圧力計32による計測値に基づいた再加圧力の付与は、前述した各ポンプを作動させる他、再注入用ポンプ34に通じているグラウト再注入用ホース21を、予め所望の長さだけ長くしておき、これを折り曲げることによってホース内の再注入用グラウト35を押し出すように操作してもよい。
圧力計32としては、管壁に対する加圧力をストレンゲージの歪によって換算するもの、バネ弾性変形内においてそり変形量によって換算するもの、更には図4に示すように弾性材からなる蛇腹状胴部40を有し、該胴部内への注入圧力が胴部の伸長によって計測できる弾性伸縮胴部付のスポイト式圧力計41が使用できる。
尚、上述した例では、箱桁の内側面に近いPC緊張材のシース内のグラウト未充填空洞部に対するグラウト再注入の場合を示しているが、箱桁の内側に限らず、外側に近いPC緊張材のシース内のグラウト未充填空洞部に対して箱桁の外側からの実施することもできる他、箱桁に限らず、T桁、I桁に対する実施も可能である。
更に、水平配置のPC桁の端部の傾斜したPC緊張材のシース内に限らず、プレストレスコンクリート柱のような縦向きの既設コンクリート構造物における鉛直方向に向けたPC緊張材の上端側定着部下のグラウト未充填空洞部に対しても実施できる。
10 箱桁
11 PC緊張材
12 PC緊張材定着部
13 シース
14 グラウト未充填空洞部
15 雌コーン
16 雄コーン
20 グラウト再注入孔
21 グラウト再注入用ホース
22 真空計
23 開閉弁
24 デキャンタ
25 真空ポンプ
30 空洞部内グラウト圧測定用孔
31 圧力計測用ホース
32 圧力計
34 グラウト再注入ポンプ
35 再注入用グラウト
40 蛇腹状胴部
41 スポイト式圧力計

Claims (3)

  1. 既設PC構造物におけるPC緊張材挿通シースの傾斜部分又は鉛直部分に位置し、上端側に通気性を有するグラウト未充填空洞部に再注入用グラウトを再注入するに際し、
    前記グラウト未充填空洞部に、グラウト再注入用孔を形成するとともに、該グラウト再注入用孔とは別の位置に空洞部内グラウト圧測定用孔を形成し、
    前記グラウト再注入用孔に再注入用グラウトを再注入させるグラウト注入ポンプを連結するとともに、前記空洞部内グラウト圧測定用孔に、グラウト未充填空洞部の空洞部内グラウト圧測定用孔高さ位置のグラウト圧を計測する圧力計を設置し、
    前記グラウト注入ポンプによりグラウト未充填空洞部内にその上端にまで再注入用グラウトを注入した後、その注入された再注入用グラウトが硬化するまでの間、前記圧力計による計測値が、前記グラウト未充填空洞部内の上端部まで再注入用グラウトが充填された状態時における値を維持するように前記グラウト注入ポンプによる再加圧力を付与することを特徴とするPC緊張材挿通用シース内のグラウト未充填空洞部へのグラウト再注入方法。
  2. グラウト未充填空洞部内の上端部まで再注入用グラウトが充填された状態時における前記圧力計による計測値は、前記空洞部内グラウト圧測定用孔から前記グラウト未充填空洞部上端までの高さと再注入用グラウトの比重により算出した空洞部内グラウト圧測定用孔から前記グラウト未充填空洞部上端に至る再注入用グラウトの重量によって生じるグラウト圧である請求項1に記載のPC緊張材挿通用シース内のグラウト未充填空洞部へのグラウト再注入方法。
  3. 前記圧力計は、弾性材からなる蛇腹状胴部を有し、該胴部内への注入圧力が該胴部の伸長によって計測できる弾性伸縮胴部付のスポイトである請求項1又は2に記載のPC緊張材挿通用シース内のグラウト未充填空洞部へのグラウト再注入方法。
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