JP6816656B2 - 複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、複合樹脂発泡粒子成形体 - Google Patents
複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、複合樹脂発泡粒子成形体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6816656B2 JP6816656B2 JP2017110417A JP2017110417A JP6816656B2 JP 6816656 B2 JP6816656 B2 JP 6816656B2 JP 2017110417 A JP2017110417 A JP 2017110417A JP 2017110417 A JP2017110417 A JP 2017110417A JP 6816656 B2 JP6816656 B2 JP 6816656B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composite resin
- styrene
- mass
- particles
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Description
上記複合樹脂は、5〜35質量%の上記オレフィン系樹脂に由来する成分と、65〜95質量%の上記スチレン系単量体に由来する成分とを含み(ただし、両者の合計が100質量%である。)、
上記スチレン系単量体は、スチレンと多環式炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルとを含み、
上記複合樹脂のメチルエチルケトン可溶分のガラス転移温度が108℃以上である、複合樹脂粒子にある。
次に、上記複合樹脂粒子の好ましい実施形態について説明する。複合樹脂粒子は、これを発泡させることにより、発泡粒子を製造するために用いられる。さらに、発泡粒子は、例えば型内成形により成形体を得るために用いられる。すなわち、多数の発泡粒子を成形型内に充填し、成形型内で複合樹脂発泡粒子同士を相互に融着させることにより、所望形状の成形体を得ることができる。
オレフィン系樹脂としては、例えば直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸アルキルエステル共重合体、エチレン−メタクリル酸アルキルエステル共重合体等のエチレン系樹脂を用いることができる。また、オレフィン系樹脂としては、例えばプロピレンホモ重合体、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−4-メチル−1−ペンテン共重合体等のプロピレン系樹脂を用いることもできる。また、オレフィン系樹脂としては、1種の重合体でもよいが又は2種以上の重合体の混合物を用いることもできる。
複合樹脂は、スチレン系単量体が重合してなるスチレン系樹脂成分を含有する。なお、本明細書では、スチレン系樹脂成分を構成するスチレン、必要に応じて添加されるスチレンと共重合可能なモノマーを、併せてスチレン系単量体と称することがある。スチレン系単量体中のスチレンの割合は、50質量%以上であることが好ましく、60質量%以上であることがより好ましく、70質量%以上であることがさらに好ましい。スチレンと共重合可能なモノマーとしては、例えば後述のスチレン誘導体、その他のビニルモノマー等があるが、スチレン系単量体は、少なくともスチレンと多環式炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルとを含む。多環式炭化水素基の炭素数は10〜20であることが好ましい。本明細書においては、多環式炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルのことを以下適宜「多環式基含有エステル」という。
スチレン誘導体としては、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−t−ブチルスチレン、o−クロロスチレン、m−クロロスチレン、p−クロロスチレン、2,4,6−トリブロモスチレン、ジビニルベンゼン、スチレンスルホン酸、スチレンスルホン酸ナトリウムなどが挙げられる。これらは、単独でも2種類以上を混合したものを用いても良い。
多環式基含有エステル成分は、主にスチレンと共重合し、スチレン−多環式基含有エステル共重合体として複合樹脂中に存在しており、スチレン系樹脂は多環式基含有エステルを共重合成分として含むことにより、そのガラス転移温度が向上する。
核粒子は、必要に応じて添加される添加剤をオレフィン系樹脂に配合し、配合物を溶融混練してから造粒することにより製造できる。添加剤としては、気泡調整剤、着色剤、難燃剤、滑剤、酸化防止剤、耐候剤、分散径拡大剤等がある。溶融混練は押出機により行うことができる。均一な混練を行うためには、予め樹脂を混合した後に押出を行うことが好ましい。溶融混練は、例えばダルメージタイプ、マドックタイプ、ユニメルトタイプ等の高分散タイプのスクリュを備えた単軸押出機や二軸押出機を用いて行うことが好ましい。
着色剤としては、顔料、染料のいずれも用いることができ、ファーネスブラック、チャンネルブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラックなどのカーボンブラックや、黒鉛、炭素繊維等の炭素系顔料を用いることが好ましい。
難燃剤としては、例えばヘキサブロモシクロドデカン、テトラブロモビスフェノールA系化合物、トリメチルホスフェート、臭素化ブタジエン−スチレンブロック共重合体、水酸化アルミニウム等を用いることができる。
複合樹脂粒子は、オレフィン系樹脂を含有する核粒子にスチレン系単量体を含浸、重合させて得られる。複合樹脂粒子は、例えば以下のように分散工程及び改質工程を行うことにより得られる。分散工程においては、まず、オレフィン系樹脂を主成分とする核粒子を水性媒体中に分散させて分散液を作製する。
ノニオン系界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等を用いることができる。
複合樹脂粒子を発泡させることにより発泡粒子を得ることができる。発泡方法としては、特に限定されるものではないが、例えばガス含浸予備発泡方法、分散媒放出発泡方法、或いはこれらの方法、原理を基本としたその他の発泡方法が挙げられる。
(1)核粒子の作製
オレフィン系樹脂として、メタロセン重合触媒を用いて重合してなる直鎖状低密度ポリエチレン(具体的には、東ソー社製「ニポロンZ HF210K」)を準備した。直鎖状低密度ポリエチレンのことを、以下適宜「LL」という。このLLの融点Tmは、103℃である。また、気泡調整剤として、ホウ酸亜鉛の10質量%濃度マスターバッチ(具体的には、ポリコール社製「CE−7335」、基材樹脂:直鎖状低密度ポリエチレン)を、黒色系の着色剤としてカーボンブラックの40質量%濃度マスターバッチ(具体的には、東京インキ社製「PEX 999018Black」、基材樹脂:直鎖状低密度ポリエチレン)を、それぞれ準備した。さらに、酸化防止剤のマスターバッチ(具体的には、東邦社製「TMB113」、直鎖状低密度ポリエチレン:90質量%、リン系安定剤:6.5質量%、ヒンダードフェノール系酸化防止剤:3.5質量%)を準備した。そして、オレフィン系樹脂15.75kgと、ホウ酸亜鉛のマスターバッチ2.6kgと、黒色剤のマスターバッチ1.65kgと、酸化防止剤のマスターバッチ0.2kgをヘンシェルミキサー(具体的には、三井三池化工機社製;型式FM−75E)に投入し、5分間混合し、樹脂混合物を得た。
次いで、バレル内径26mmの二軸押出機(具体的には、東芝機械社製;型式TEM―26SS)を用いて、樹脂混合物を押出機設定温度250℃で溶融混練し、水中カット方式により平均0.19mg/個に切断することにより、核粒子を得た。
撹拌装置の付いた内容積3Lのオートクレーブに、脱イオン水1000gを入れ、更にピロリン酸ナトリウム6gを加えた。その後、粉末状の硝酸マグネシウム・6水和物12.9gを加え、室温で30分間撹拌した。これにより、懸濁剤としてのピロリン酸マグネシウムスラリーを作製した。次に、オートクレーブ内に界面活性剤としてのラウリルスルホン酸ナトリウム(具体的には、10質量%水溶液)2g、水溶性重合禁止剤としての亜硝酸ナトリウム0.15g、及び核粒子75gを投入した。
日機装社製の粒度分布測定装置「ミリトラック JPA」を用いて複合樹脂粒子の粒度分布を測定した。具体的には、まず、測定装置の試料供給フィーダから複合樹脂粒子40gを自由落下させ、投影像をCCDカメラで撮像した。次いで、撮像した画像情報に対して演算・結合処理を順次行い、粒度分布・形状指数結果を出力する画像解析方式の条件で測定を行った。これにより、粒度分布における体積積算値63%での粒径(d63)mmを求めた。この粒径(d63)を平均粒子径とする。
分析ミル(具体的には、IKA社製A−11)によって、複合樹脂粒子3.0gを粒径1mm以下になるまで粉砕した。粉砕物をメチルエチルケトン20mL中に温度23℃で12時間浸漬した後、メチルエチルケトン可溶分を分取した。次いで、メチルエチルケトン可溶分をメタノール50mLに滴下することで得られた白色沈殿物を採取し、十分に乾燥させた。得られたメタノール不溶分2〜4mgについて、ティ・エイ・インスツルメント社製のDSC測定器Q1000を用い、JIS K7121−1987に基づき熱流束示差走査熱量測定を行った。状態調節として、(3)一定の熱処理を行なった後、ガラス転移温度を測定する場合を採用し、そして、加熱速度20℃/分の条件で得られるDSC曲線の中間点ガラス転移温度として、メチルエチルケトン可溶分のガラス転移温度Tgを求めることができる。なお、複合樹脂中のメチルエチルケトン可溶分は、主にスチレン系樹脂である。
まず、150メッシュの金網袋中に複合樹脂粒子1.0gを入れた。次いで、容量200mlの丸底フラスコに約200mlのキシレンを入れ、ソックスレー抽出管に上記金網袋に入れたサンプルをセットした。マントルヒーターで8時間加熱することにより、ソックスレー抽出を行った。抽出終了後、空冷により冷却した。冷却後、抽出管から金網を取り出し、約600mlのアセトンにより金網ごとサンプルを洗浄した。次いで、アセトンを揮発させてから温度120℃の乾燥器内でサンプルを4時間乾燥させた。この乾燥後に金網内から回収したサンプルが「キシレン不溶分」である。初期の複合樹脂粒子量に対するゲル分量(質量)の割合を百分率で表し、これをキシレン不溶分の含有量、すなわち、XYゲル量(質量%)とした。キシレン不溶分は、主に複合樹脂中の架橋されたオレフィン系樹脂成分である。
まず、150メッシュの金網袋中に複合樹脂粒子1.0gを入れた。次に、容積200mlの丸底フラスコにキシレン約200mlを入れ、ソックスレー抽出管に上記金網袋に入れたサンプル(すなわち複合樹脂粒子)をセットした。マントルヒーターで8時間加熱し、ソックスレー抽出を行った。抽出したキシレン溶液をアセトン600mlへ投下し、デカンテーションの後、減圧蒸発乾固し、アセトン可溶分を得た。アセトン可溶分のMwは、直鎖ポリスチレンを標準物質としたゲルパーミエーションクロマトグラフィ(すなわち、GPC)法により測定した。測定には、高分子測定用ミックスゲルカラムを用いた。具体的には、東ソー(株)製の測定装置(具体的には、HLC−8320GPC EcoSEC)を用いて、溶離液:テトラヒドロフラン(すなわち、THF)、流量:0.6ml/分、試料濃度:0.1wt%という測定条件で測定を行った。カラムとしては、TSKguardcolumn SuperH−H×1本、TSK−GEL SuperHM−H×2本を直列に接続したカラムを用いた。即ち、Mwは、テトラヒドロフランに溶解させたアセトン可溶分の分子量をGPC法で測定し、標準ポリスチレンで校正することによって求めた。なお、複合樹脂中のキシレン可溶分をさらにアセトンに溶解させて得られるアセトン可溶分は、主にスチレン系樹脂である。
複合樹脂粒子の吸光度比の測定は、ATR法によって測定され、全反射吸収測定装置を用いて行った。全反射吸収測定装置としては、日本分光社製の赤外分光光度計「FT/IR-460plus」と、同社製の全反射吸収測定装置「ATR PRO 450−S型」を用いた。また、全反射吸収測定装置の測定条件は、プリズム:ダイヤモンドプリズム(D480)、入射角 45°とした。具体的には、まず、全反射吸収測定装置のプリズムに複合樹脂粒子を170kg/cm2の圧力で押し付けて密着させて複合樹脂粒子の表面における赤外線吸収スペクトル(ただし、ATR補正なし)を得た。次に、赤外線吸収スペクトルから得られる波数1730cm-1における吸光度As1730、波数2850cm-1における吸光度As2850を測定した。そして、吸光度As2850に対する吸光度As1730の比、すなわち、吸光度比As1730/2850を算出した。吸光度比の算出にあたっては、同様の測定を5つの複合樹脂粒子について行い、これらの平均値を求めた。
次いで、複合樹脂粒子1000gを分散媒である水3000gと共に撹拌機を備えた5Lの圧力容器内に仕込んだ。続いて、容器内の分散媒中に分散剤としてのカオリン3.0g、界面活性剤としてのアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム2.0g、硫酸アルミニウム0.1gを添加した。次いで、回転速度300rpmで容器内を撹拌しながら発泡温度160℃まで昇温させた。その後、無機物理発泡剤である二酸化炭酸(CO2)を容器内の圧力が4MPa(G:ゲージ圧)になるように容器内に圧入し、4MPa(G)を維持しつつ同温度(すなわち、160℃)で15分間保持した。これにより複合樹脂粒子中に二酸化炭素を含浸させた。次いで、発泡剤を含む複合樹脂粒子を分散媒と共に容器から大気圧下に放出することにより、嵩密度が33kg/m3の発泡粒子を得た。
発泡粒子を小型成形機(ダイセン工業社製D−30SF)の金型内に充填した。金型は、縦200mm、横250mm、厚み50mmの平板形状のキャビティを有する。次いで、金型内にスチームを導入することにより、発泡粒子を加熱して相互に融着させた。その後、金型内を冷却した後、金型より成形体を取り出した。次いで、成形体を40℃に調整されたオーブン内で24時間静置することにより、成形体の乾燥及び養生を行った後、オーブンから成形体を取り出した。成形条件として、成形時のスチームの圧力(成形圧:MPa(G))を後述の表1に示す。また、上記のようにして作製した成形体について、見掛け密度、融着率、圧縮物性とその温度依存性、耐熱性(95℃)、曲げ試験による靭性を以下のようにして評価した。その結果を後述の表1示す。
見掛け密度は、成形体の質量をその見掛けの体積で除することにより算出した。
成形体を破断させ、その破断面を観察し、材料破壊した発泡粒子数と、界面で剥離した発泡粒子数をそれぞれ計測した。次いで、材料破壊した発泡粒子と界面で剥離した発泡粒子の合計数に対する材料破壊した発泡粒子の割合を算出し、これを百分率で表した値を融着率(%)とした。
成形体から縦50mm、横50mm、厚み25mmの直方体形状の成形スキンを含まない試験片を切り出した。次いで、試験片を、−30℃、23℃、65℃の各温度で48時間保管した。その後、JIS K6767−1999に準拠して、保管温度と同じ温度、すなわち、−30℃、23℃、65℃の各温度における静的圧縮応力(試験速度:10mm/min)を測定し、各温度における50%歪時の圧縮応力(すなわち、50%圧縮応力)を求めた。圧縮方向は、成形体の厚み方向とした。−30℃における50%圧縮応力CS-30と、23℃における50%圧縮応力CS23と、65℃における50%圧縮応力CS65とから、下記の式(I)に基づいて低温側での圧縮物性の温度依存性TDLを算出し、式(II)に基づいて、高温側での圧縮物性の温度依存性TDHを算出した。また、圧縮物性の温度依存性TDを式(III)から算出した。さらに、圧縮物性の温度依存性TDが0.6未満の場合を「優」、0.6以上0.7未満の場合を「良」、0.7以上の場合を「不可」として、圧縮物性の温度依存性を評価した。なお、温度依存性TDの値が小さいほど温度依存性が優れていると判断できる。
TDL=CS-30/CS23 ・・・(I)
TDH=CS65/CS23 ・・・(II)
TD=TDL−TDH ・・・(III)
成形体から長さ50mm、横50mm、厚み25mmの直方体形状の成形スキンを含まない試験片を切り出した。この試験片をさらに23℃で一日以上安置した後、ノギスで試験片の縦、横の各部位の寸法を測定した。次いで、寸法測定後の試験片を95℃のオーブンで22時間加熱した。次いで、加熱後の試験片を23℃で一日安置した後、加熱前と同じ箇所の寸法を測定した。加熱前の成形体の寸法S1と加熱後の成形体の寸法S2とから、次の式(IV)に基づいて加熱寸法変化率Cを算出した。異なる3つの試験片について、縦、横それぞれの加熱寸法変化率Cを算出し、これらの相加平均値を、加熱寸法変化率として表1に示す。さらに、加熱寸法変化率Cの絶対値が1%未満の場合を「優」、1%以上2%未満の場合を「良」、2%以上の場合を「不可」として、耐熱性を評価した。なお、加熱寸法変化率はその絶対値が小さいほど耐熱性が優れていると判断できる。
C(%)=(S1−S2)×100/S1 ・・・(IV)
曲げ試験は、JIS K7221−2:1999に記載の3点曲げ試験方法に準拠して測定した。長さ120mm、幅25mm、厚み20mmの直方体状の試験片を成形体から全面が切削面となるように切り出し、室温23℃、湿度50%の恒室内に24時間以上放置して状態調節した後、支点間距離100mm、圧子の半径R15mm、支持台の半径R15mm、試験速度20mm/min、室温23℃、湿度50%の条件で、オートグラフAGS−10kNG(島津製作所製)試験機により破断点歪を測定した。さらに、破断点歪が15%以上の場合を「優」、10%以上15%未満の場合を「良」、10%未満の場合を「不可」として、靭性を評価した。なお、破断点歪の値が高いほど靱性が優れていると判断できる。
本例は、スチレン系単量体におけるIBOMAの含有量を40質量%にした例である。本例においては、第1モノマーとしてスチレン75.0gを用い、第2モノマーとしてスチレン180.0gとIBOMA170.0gとの混合モノマーを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行った。
本例は、複合樹脂におけるPOとPSとの質量比をPO/PS=25/75にした例である。本例においては、核粒子を125.0g用い、第1モノマーとしてスチレン125.0gを用い、第2モノマーとしてスチレン156.2gとIBOMA93.8gとの混合モノマーを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行った。
本例は、核粒子にエチレン−酢酸ビニル共重合体を配合した例である。エチレン−酢酸ビニル共重合体のことを以下適宜「EVA」という。本例においては、核粒子の作製時に、エチレン系樹脂であるメタロセン重合触媒を用いて重合してなる直鎖状低密度ポリエチレン(東ソー社製「ニポロンZ HF210K」)10.77kgとEVA(東ソー社製「ウルトラセン626」)4.98kgと、ホウ酸亜鉛のマスターバッチ2.6kgと、黒色剤のマスターバッチ1.65kgと、酸化防止剤のマスターバッチ0.20kgとを用いた以外は実施例1と同様に行った。
本例は、共重合成分としてメタクリル酸ジシクロペンタニルを用いた例である。メタクリル酸ジシクロペンタニルのことを以下適宜「DCPMA」という。本例においては、第1モノマーとしてスチレン75.0gを用い、第2モノマーとしてスチレン243.7gとDCPMA106.3gとの混合モノマーを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行った。
本例は、多環式基含有エステルを用いない例である。本例においては、第1モノマーとしてスチレン75.0gを用い、第2モノマーとしてスチレン350.0gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行った。
本例は、スチレン系単量体におけるIBOMAの含有量を15質量%にした例である。本例においては、第1モノマーとしてスチレン75.0gを用い、第2モノマーとしてスチレン286.2gとIBOMA63.8gとの混合モノマーを用いた以外は実施例1と同様の操作を行った。
Claims (11)
- オレフィン系樹脂にスチレン系単量体を含浸重合させた複合樹脂を基材樹脂とする複合樹脂粒子において、
上記複合樹脂は、5〜35質量%の上記オレフィン系樹脂に由来する成分と、65〜95質量%の上記スチレン系単量体に由来する成分とを含み(ただし、両者の合計が100質量%である。)、
上記スチレン系単量体は、スチレンと多環式炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルとを含み、
上記複合樹脂のメチルエチルケトン可溶分のガラス転移温度が108℃以上である、複合樹脂粒子。 - 全反射吸収赤外分光分析により測定された、上記複合樹脂粒子の表面の赤外線吸収スペクトルにおける波数1730cm-1及び波数2850cm-1での吸光度比As1730/2850と、上記複合樹脂粒子の中心断面の赤外線吸収スペクトルにおける波数1730cm-1及び波数2850cm-1での吸光度比Ai1730/2850との比As1730/2850/Ai1730/2850が1.0以下である、請求項1に記載の複合樹脂粒子。
- 上記複合樹脂が、5質量%以上20質量%未満の上記オレフィン系樹脂に由来する成分と、80質量%を超え95質量%以下の上記スチレン系単量体に由来する成分とを含む(ただし、両者の合計が100質量%である。)、請求項1又は2に記載の複合樹脂粒子。
- 上記スチレン系単量体中の多環式炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルの含有量が20質量%以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合樹脂粒子。
- 上記多環式炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルが、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、アダンマンチル(メタ)アクリレート、ノルボルニル(メタ)アクリレート、及びイソボルニル(メタ)アクリレートから選択される1種以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合樹脂粒子。
- 上記オレフィン系樹脂が直鎖状低密度ポリエチレンを主成分とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の複合樹脂粒子。
- 上記オレフィン系樹脂がエチレンとエステル基を有するビニル化合物との共重合体をさらに含有する、請求項6に記載の複合樹脂粒子。
- 上記共重合体がエチレン−酢酸ビニル共重合体である、請求項7に記載の複合樹脂粒子。
- 上記複合樹脂粒子の平均粒子径が1.0〜2.0mmである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の複合樹脂粒子。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の複合樹脂粒子を発泡してなる、複合樹脂発泡粒子。
- 請求項10に記載の複合樹脂発泡粒子を型内成形してなる、複合樹脂発泡粒子成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017110417A JP6816656B2 (ja) | 2017-06-02 | 2017-06-02 | 複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、複合樹脂発泡粒子成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017110417A JP6816656B2 (ja) | 2017-06-02 | 2017-06-02 | 複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、複合樹脂発泡粒子成形体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018203871A JP2018203871A (ja) | 2018-12-27 |
| JP6816656B2 true JP6816656B2 (ja) | 2021-01-20 |
Family
ID=64956528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017110417A Active JP6816656B2 (ja) | 2017-06-02 | 2017-06-02 | 複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、複合樹脂発泡粒子成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6816656B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7437218B2 (ja) * | 2020-03-31 | 2024-02-22 | 三井化学株式会社 | エマルション粒子、コーティング剤、乾燥物およびエマルション粒子の製造方法 |
| JP7560311B2 (ja) * | 2020-10-09 | 2024-10-02 | 株式会社ジェイエスピー | 発泡性複合樹脂粒子、発泡粒子 |
| JP7651392B2 (ja) * | 2021-06-29 | 2025-03-26 | 株式会社ジェイエスピー | 車両用内装材 |
| WO2023243583A1 (ja) * | 2022-06-15 | 2023-12-21 | 積水化成品工業株式会社 | 種粒子、複合樹脂粒子、発泡粒子、発泡成形体、及び複合樹脂粒子の製造方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4917511B2 (ja) * | 2006-10-26 | 2012-04-18 | 積水化成品工業株式会社 | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子とその製造方法、予備発泡粒子及び発泡成形体 |
| JP5453923B2 (ja) * | 2009-05-20 | 2014-03-26 | 株式会社ジェイエスピー | 改質樹脂発泡粒子及びその成形体 |
| JP5492616B2 (ja) * | 2010-03-17 | 2014-05-14 | 積水化成品工業株式会社 | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、予備発泡粒子及び発泡成形体 |
| JP6225781B2 (ja) * | 2014-03-25 | 2017-11-08 | 株式会社ジェイエスピー | 発泡性アクリル系樹脂粒子、アクリル系樹脂発泡粒子、アクリル系樹脂発泡粒子成形体 |
-
2017
- 2017-06-02 JP JP2017110417A patent/JP6816656B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2018203871A (ja) | 2018-12-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5352233B2 (ja) | 発泡性ポリエチレン系樹脂粒子及びその製造方法 | |
| CN107266701B (zh) | 复合树脂发泡颗粒及复合树脂发泡颗粒成型体 | |
| JP5815934B2 (ja) | 複合樹脂発泡粒子の製造方法、及び複合樹脂発泡粒子 | |
| JP6816656B2 (ja) | 複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、複合樹脂発泡粒子成形体 | |
| US9309398B2 (en) | Expanded composite resin beads and molded article thereof | |
| JP6759895B2 (ja) | 複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、複合樹脂発泡粒子成形体 | |
| JP6453995B2 (ja) | 複合樹脂粒子とその発泡性粒子、発泡粒子及び発泡成形体 | |
| JP6409642B2 (ja) | 発泡性複合樹脂粒子 | |
| JP6029500B2 (ja) | スチレン改質ポリエチレン系予備発泡粒子およびその成形体 | |
| JP2012214691A (ja) | シード重合用ポリエチレン系樹脂粒子、複合樹脂粒子、それらの製造方法、発泡性複合樹脂粒子、予備発泡粒子および発泡成形体 | |
| JP2008260928A (ja) | スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 | |
| JP5895786B2 (ja) | 発泡性複合樹脂粒子及び複合樹脂発泡粒子成形体 | |
| JP7078849B2 (ja) | 発泡性複合樹脂粒子 | |
| JP6964962B2 (ja) | 複合樹脂粒子 | |
| WO2009157374A1 (ja) | スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子および該スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子からなる発泡成形体 | |
| WO2013147040A1 (ja) | 複合樹脂粒子、発泡性複合樹脂粒子、予備発泡粒子、発泡成形体及びバンパー用芯材 | |
| JP2014189767A (ja) | 発泡用ポリスチレン系樹脂組成物、ポリスチレン系樹脂発泡シート及び発泡成形品 | |
| JP2009263639A (ja) | 発泡性スチレン改質ポリオレフィン系樹脂粒子、その製造方法、予備発泡粒子及び発泡成形体 | |
| JP5690632B2 (ja) | シード重合用ポリプロピレン系樹脂粒子、その製造方法、複合樹脂粒子、発泡性複合樹脂粒子、予備発泡粒子および発泡成形体 | |
| JP5016906B2 (ja) | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子及びポリスチレン系樹脂発泡成形体の製造方法 | |
| JP2020033446A (ja) | 発泡性複合樹脂粒子 | |
| CN107365424B (zh) | 复合树脂发泡颗粒、其制造方法、复合树脂发泡颗粒成形体 | |
| JP5422970B2 (ja) | スチレン改質ポリエチレン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 | |
| JP5337442B2 (ja) | 発泡成形体、およびその製造方法 | |
| JP7436844B2 (ja) | 複合樹脂発泡粒子の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200206 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201112 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201124 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201207 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6816656 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
