JP6816385B2 - 直動案内装置用サイドシール - Google Patents
直動案内装置用サイドシール Download PDFInfo
- Publication number
- JP6816385B2 JP6816385B2 JP2016110306A JP2016110306A JP6816385B2 JP 6816385 B2 JP6816385 B2 JP 6816385B2 JP 2016110306 A JP2016110306 A JP 2016110306A JP 2016110306 A JP2016110306 A JP 2016110306A JP 6816385 B2 JP6816385 B2 JP 6816385B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide rail
- slider
- reinforcing plate
- tip portion
- longitudinal direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Description
特許文献1には、転動体としてボールを有する直動案内装置用のサイドシールとして、スライダ側に配置される補強板と、補強板に一体的に固着されたゴム板と、を備えたサイドシールが記載されている。このサイドシールにおいて、ゴム板がリップ部を有し、リップ部は案内レールの前記凹部に入る溝挿入部を有する。補強板は、溝挿入部の逃げ溝に入る部分にも存在する。これにより、リップ部の剛性が高くなるため、シール性能が向上する。
(1) 案内レールおよびボールとともに直動案内装置を構成するスライダの移動方向端部に固定して使用される。前記直動案内装置は、前記案内レールの両側面に、前記ボールの軌道溝と前記軌道溝の底面に形成された逃げ溝とからなり、長手方向に沿って延びる凹部が形成されているものである。
(3) 前記補強板は、前記案内レールの前記両側面の外側に隙間を介して配置される一対の脚部と、前記一対の脚部を連結し前記案内レールに隙間を介して配置される胴部と、が一体化された形状を有する。前記脚部は前記凹部内に隙間を介して配置される凸部を有する。前記凸部は、前記軌道溝に配置される基部と、前記逃げ溝に配置される先端部と、を有する。
(5) 前記リップ部は、前記案内レールの長手方向に沿って連続する第一先端部および第二先端部を有する。前記第二先端部は前記第一先端部より反スライダ側に存在する。前記第一先端部は、前記長手方向に沿ってスライダ側から反スライダ側に向かうに連れて前記案内レールに徐々に近づく進出部である。前記第二先端部は、前記長手方向に沿ってスライダ側から反スライダ側に向かうに連れて前記案内レールから徐々に離れる逃げ部である。
図1および図2に示すように、この実施形態の直動案内装置10は、案内レール1と、スライダ2と、グリースニップル24と、複数のボール3と、保持器4と、保持ワイヤー5と、サイドシール6と、アンダーシール7とを有する。
図2に示すように、スライダ本体21は、案内レール1の幅方向の両側に配置される脚部211と、両脚部211を連結する胴部212とが一体化された構造を有する。
保持器4は、スライダ本体21の軌道溝213に配置されたボール3の保持面41を有する。保持器4は、スライダ2の胴部の下部に配置され、その両端部がエンドキャップ22に固定されている。
アンダーシール7は、案内レール1の側面112とこれに対向するスライダ2の脚部の内面との間を、スライダ2の脚部の下端側で塞ぐ部品である。アンダーシール7の基端部がスライダ本体21の下面に設けた切欠き部211aに配置され、アンダーシール7の先端部が案内レール1の側面112に接触している。アンダーシール7の基端部の両端部がエンドキャップ22に固定されている。
以下に、図3〜5を用いてサイドシール6について詳述する。
図4に示すように、補強板61は、案内レール1の両側面112の外側に隙間を介して配置される一対の脚部611と、一対の脚部611を連結し案内レール1の上面111に隙間を介して配置される胴部612と、が一体化された形状を有する。補強板61の脚部611は、案内レール1の側面122に形成された軌道溝12と逃げ溝13とからなる凹部14内に、隙間を介して配置される凸部613を有する。凸部613は、軌道溝12に配置される基部613aと、逃げ溝13に配置される先端部613bを有する。
図5には、案内レール1の長手方向がDで示され、この方向Dに沿ったスライダ側がSで反スライダ側がHで示されている。
リップ部63は、方向Dに沿って連続する第一先端部631および第二先端部632を有する。第二先端部632は第一先端部631より反スライダ側Hに存在する。第一先端部631は、方向Dに沿ってスライダ側Sから反スライダ側Hに向かうに連れて案内レール1に徐々に近づく進出部である。第二先端部632は、方向Dに沿ってスライダ側Sから反スライダ側Hに向かうに連れて案内レール1から徐々に離れる逃げ部である。つまり、リップ部63の先端部は、第一先端部631と第二先端部632の境界位置T1で最も案内レール1側に突出している。このリップ部63の最突出端が円弧面となっている。
このように、従来のサイドシールのリップ部の先端部は、第一先端部631の斜面631aが反スライダ側Hの端面633まで延長した形状であるのに対して、この実施形態のサイドシール6のリップ部63は、従来のリップ部の先端部の反スライダ側Hの部分が逃げ面632aで切断された形状を有する。
また、この実施形態のサイドシール6では、案内レール1の補強板61と対向する外面(図5では逃げ溝13の面)に対して垂直な方向に沿った逃げ部632の寸法αは、締め代δより大きい。これにより、図5にAで示す範囲で、逃げ部632と案内レール1の外面との間に隙間が生じる。よって、サイドシール6が固定されたスライダ2を案内レール1の長手方向一端から嵌め入れる際に、図5にAで示す範囲では、逃げ部632が案内レール1に接触しない。
さらに、リップ部63の反スライダ側の端面633と逃げ面632aが円弧面634で接続されているため、サイドシール6が固定されたスライダ2を案内レール1の長手方向一端から嵌め入れる際に、リップ部63に損傷が生じにくくなる。
11 案内レールの軌道溝
12 案内レールの軌道溝
13 案内レールの逃げ溝
14 案内レールの凹部
111 案内レールの上面
112 案内レールの側面
2 スライダ
21 スライダ本体
211 スライダ本体の脚部
212 スライダ本体の胴部
213,214 スライダの軌道溝
215,216 戻し路
22 エンドキャップ
3 ボール
4 保持器
5 保持ワイヤー
6 サイドシール
61 サイドシールの補強板
61a 補強板のスライダ側の面
61b 補強板のスライダ側とは反対面
61c 補強板の案内レールと対向する面
611 補強板の脚部
612 補強板の胴部
613 補強板の凸部
613a 凸部の基部
613b 凸部の先端部
62 サイドシールの本体
63 サイドシールのリップ部
631 リップ部の第一先端部(進出部)
631a 第一先端部の斜面
632 リップ部の第二先端部(逃げ部)
632a 逃げ面(リップ部の案内レールに対して接触または対向する面)
633 リップ部の反スライダ側の端面
634 円弧面
7 アンダーシール
10 直動案内装置
D 案内レールの長手方向
H 反スライダ側
S スライダ側
T1 リップ部の第一先端部と第二先端部の境界位置
Claims (2)
- 案内レールおよびボールとともに直動案内装置を構成するスライダの移動方向端部に固定して使用されるサイドシールであって、
前記案内レールの両側面に、前記ボールの軌道溝と前記軌道溝の底面に形成された逃げ溝とからなり、長手方向に沿って延びる凹部が形成され、
前記サイドシールは、前記スライダ側に配置される補強板と、高弾性材料からなる本体とで構成され、前記本体は、前記補強板の前記スライダ側とは反対面および前記案内レールと対向する面に固定され、
前記補強板は、前記案内レールの前記両側面の外側に隙間を介して配置される一対の脚部と、前記一対の脚部を連結し前記案内レールに隙間を介して配置される胴部と、が一体化された形状を有し、前記脚部は前記凹部内に隙間を介して配置される凸部を有し、
前記凸部は、前記軌道溝に配置される基部と、前記逃げ溝に配置される先端部と、を有し、
前記本体は、前記案内レールと前記脚部、前記胴部、および前記凸部との前記隙間を埋めて前記案内レールに摺接するリップ部を有し、
前記リップ部は、前記案内レールの長手方向に沿って連続する第一先端部および第二先端部を有し、前記第二先端部は前記第一先端部より反スライダ側に存在し、前記第一先端部は、前記長手方向に沿ってスライダ側から反スライダ側に向かうに連れて前記案内レールに徐々に近づく進出部であり、前記第二先端部は、前記長手方向に沿ってスライダ側から反スライダ側に向かうに連れて前記案内レールから徐々に離れる逃げ部であり、
前記リップ部の前記第一先端部と前記第二先端部との境界位置と、前記リップ部の反スライダ側の端面との前記長手方向に沿った距離は、前記案内レールの前記補強板と対向する外面に対して垂直な方向に沿った前記逃げ部の寸法よりも大きく、
前記リップ部の反スライダ側の端面と、前記逃げ部の前記案内レールに対して接触または対向する面である平面状の逃げ面と、が円弧面で接続されている直動案内装置用サイドシール。 - 前記案内レールの前記補強板と対向する外面に対して垂直な方向に沿った前記逃げ部の寸法は、前記案内レールと前記リップ部との締め代より大きい請求項1記載の直動案内装置用サイドシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016110306A JP6816385B2 (ja) | 2016-06-01 | 2016-06-01 | 直動案内装置用サイドシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016110306A JP6816385B2 (ja) | 2016-06-01 | 2016-06-01 | 直動案内装置用サイドシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017215003A JP2017215003A (ja) | 2017-12-07 |
JP6816385B2 true JP6816385B2 (ja) | 2021-01-20 |
Family
ID=60576739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016110306A Active JP6816385B2 (ja) | 2016-06-01 | 2016-06-01 | 直動案内装置用サイドシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6816385B2 (ja) |
-
2016
- 2016-06-01 JP JP2016110306A patent/JP6816385B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017215003A (ja) | 2017-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5360271A (en) | Under seal device for a linear motion guide unit | |
JP5316700B2 (ja) | リニアガイド装置 | |
TWI598519B (zh) | A linear slide with dust-proof components | |
JP2015224783A5 (ja) | ||
JP6816385B2 (ja) | 直動案内装置用サイドシール | |
JP6122636B2 (ja) | 軌道レールに埋栓を備えた直動案内ユニット | |
JP5696440B2 (ja) | シール装置及びリニアガイド装置 | |
JP6351488B2 (ja) | 転動装置 | |
US10364841B2 (en) | Linear motion guide device and end cap for linear motion guide device | |
JP5724216B2 (ja) | リニアガイド装置 | |
JPH0620923U (ja) | 直動転がり案内ユニット | |
JPH0544725A (ja) | 直動転がり案内ユニツト | |
JP6763296B2 (ja) | 直動案内装置 | |
EP2930384A1 (en) | Linear guide device | |
JP6349084B2 (ja) | ボールスプライン | |
JP2013167352A (ja) | 直動案内装置 | |
JP5772159B2 (ja) | 直動案内装置 | |
JP6074886B2 (ja) | リニアガイド装置のスライダ抜け止め用ストッパー | |
JP6922703B2 (ja) | 直動案内装置及びその組立方法 | |
JP2006009869A (ja) | リニアガイド装置 | |
JP5803220B2 (ja) | 直動案内装置 | |
JP6470536B2 (ja) | 保持バンドを備えた直動転がり案内ユニット | |
JP5866966B2 (ja) | アンダーシール及びリニアガイド装置 | |
JP2008032180A (ja) | 直動案内装置 | |
JP2014066344A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190404 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200225 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200427 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200625 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201207 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6816385 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |