JP5803220B2 - 直動案内装置 - Google Patents
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Description
図9に示す直動案内軸受装置は、軸方向に延びる案内レール101と、案内レール101上に軸方向に相対移動可能に跨架されたスライダ102とを備えている。
案内レール101の両側面にはそれぞれ軸方向に延びる転動体転動溝103が形成されており、スライダ102のスライダ本体102Aには、その両袖部104の内側面に、それぞれ転動体転動溝103に対向する転動体転動溝107が形成されている。そして、これらの向き合った両転動体転動溝103,107の間には転動体の一例としての多数のボールBが転動自在に装填され、これらのボールBの転動を介してスライダ102が案内レール101上を軸方向に沿って相対移動できるようになっている。
このため、スライダ本体102Aの袖部104内に軸方向に貫通する転動体通路108を形成すると共に、スライダ本体102Aの両端にそれぞれ略コ字状のエンドキャップ105を、例えば、ねじ112等の固定手段を介して固定し、このエンドキャップ105に両転動体転動溝103,107間と転動体通路108とを連通する半円弧状に湾曲した方向転換路106を形成することにより、転動体無限循環軌道を形成している。
この従来の図9に示す直動案内装置において、非接触式のサイドシール部材111をスライダ105の軸方向端部に取り付けるに際しては、案内レール101とサイドシール部材111との間に規定厚さのシムを挟み、案内レール101とサイドシール部材111との間の隙間が既定値となるように行なっていた。
ここで、サイドシール部材の組み付けの際に、サイドシール部材の位置決めを行うことが可能な直動案内装置として、従来、例えば図10に示す直動案内装置が知られている(特許文献1参照)。図10は、従来の直動案内装置の別の例を示し、(A)は正面図、(B)はシール部材を取り除いた状態の正面図である。
この位置決め部材206は、案内レール201及びシール部材205に取り付けられて案内レール201に対するシール部材205の位置決めを行うようになっている。案内レール201に取り付けた位置決め部材206をシール部材205に取り付けた状態で、案内レール201の外面とシールリップ205aとの接触状態が、案内レール201の外面とシールリップ205aとの接触部分の全体に亘って均等または略均等となる。
即ち、図10に示す直動案内装置におけるサイドシール部材204は、シール部材205のシールリップ205aが、案内レール201の外面に接触するいわゆる接触式のサイドシール部材である。このため、前述したように、シール部材205と案内レール201との間で摺動抵抗が増加してしまったり、シール部材205が摺動することで発塵してしまったりするといった問題がある。
また、本発明のうち請求項2に係る直動案内装置は、請求項1記載の直動案内装置において、前記複数の位置決め突起の各々が樹脂製であることを特徴としている。
また、本発明のうち請求項3に係る直動案内装置は、請求項1又は2記載の直動案内装置において、前記複数の位置決め突起は、前記案内レールの外周面のうち上側の前記転動体転動溝の上方の外周面に接触する部分に設けられていることを特徴としている。
また、本発明のうち請求項4に係る直動案内装置は、請求項1又は2記載の直動案内装置において、前記複数の位置決め突起は、前記案内レールの外周面のうち下側の前記転動体転動溝の下方の外周面に接触する部分に設けられていることを特徴としている。
更に、本発明のうち請求項5に係る直動案内装置は、請求項1又は2記載の直動案内装置において、前記複数の位置決め突起は、前記案内レールの外周面のうち上側の前記転動体転動溝の上方の外周面に接触する部分に設けられていると共に、前記案内レールの外周面のうち下側の前記転動体転動溝の下方の外周面に接触する部分に設けられており、前記案内レールを挟んで左右対称に合計4つ設けられていることを特徴としている。
案内レール2は金属製で、その両側面にはそれぞれ軸方向に延びる2条の転動体転動溝2aが形成されており、スライダ3のスライダ本体4には、その両袖部4aの内側面に、それぞれ転動体転動溝2aに対向する転動体転動溝(図示せず)が形成されている。そして、これらの向き合った案内レール2に形成された転動体転動溝2aとスライダ本体4に形成された転動体転動溝との間には転動体の一例としての多数のボール(図示せず)が転動自在に装填されている。これらのボールの転動を介してスライダ3が案内レール2上を軸方向に沿って相対移動できるようになっている。
このため、スライダ本体4の袖部4a内に軸方向に貫通する転動体通路(図示せず)を形成すると共に、スライダ本体4の軸方向両端にそれぞれ略コ字状のエンドキャップ5を固定している。そして、各エンドキャップ5には、案内レール2に形成された転動体転動溝2aとスライダ本体4に形成された転動体転動溝との間と転動体通路とを連通する半円弧状に湾曲した方向転換路(図示せず)を形成することにより、転動体無限循環軌道を形成している。なお、図1において、符号2bは、案内レール2を他の部材に固定するためのボルト挿通孔である。
サイドシール部材10は、図1及び図2に示すように、案内レール2を跨ぐように断面略コ字形に形成され、案内レール2を横断する方向に延びる基板部10aと、基板部10aのレール横断方向両端から案内レール2の両側面に沿うように下方に延びる1対の側板部10bとを備えている。サイドシール部材10は、例えば、熱可塑性樹脂を成形することによって一体に形成される。但し、サイドシール部材10は、金属製であってもよい。。サイドシール部材10は、取付ねじ12によりねじ孔10cを介してスライダ3のエンドキャップ5の軸方向端部に取り付けられる。
ここで、サイドシール部材10は、図5に示すように、サイドシール部材10の内周面と案内レール2の外周面との間の隙間量がδとなるように取り付けられる。この隙間量δは、例えば0.1mm程度と小さい。
また、複数の位置決め突起11の各々が樹脂製であるので、サイドシール部材10を組み付けるときに位置決め突起11が案内レール2に強く当たっても金属製の案内レール2が傷つくことはない。また、サイドシール部材10を組み付けた後、スライダ10が案内レール2の軸方向に沿って移動する際にも、案内レール2と接触している位置決め突起11が樹脂製であり、案内レール2が傷つくことはない。
ここで、位置決め突起11の軸方向に沿う配置ピッチは、一定であっても不定であってもよい。また、位置決め突起11の数は、図8に示す例では、3つ設けられているがこれに限らない。更に、各位置決め突起11の案内レール2の外周面に接触する部分の形状は、案内レール2の外周面に接触する形状であればよく、矩形や円形であってもかまわない。
2 案内レール
2a 転動体転動溝
2b ボルト挿通孔
3 スライダ
4 スライダ本体
4a 袖部
5 エンドキャップ
10 サイドシール部材
10a 基板部
10b 側板部
10c ねじ孔
11 位置決め突起
12 取付ねじ
δ サイドシール部材と案内レールとの間の隙間量
L 位置決め突起の案内レールに接触する部分の軸方向に沿う合計長さ
T サイドシール部材の軸方向に沿う厚さ
Claims (5)
- 軸方向に延びる転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し、これらの両転動体転動溝間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダと、前記スライダの軸方向端部に前記案内レールに対して所定の隙間量を設けて取り付けられたサイドシール部材とを備えた直動案内装置であって、
前記サイドシール部材は、その内周面に前記案内レールに接触する複数の位置決め突起を備え、前記複数の位置決め突起の前記案内レールに接触する部分の前記軸方向に沿う合計長さが前記サイドシール部材の前記軸方向に沿う厚さよりも短いとともに、
前記複数の位置決め突起の各々の突出高さは、前記案内レールの外周面と前記サイドシールの内周面との間の隙間量と同じ大きさであることを特徴とする直動案内装置。 - 前記複数の位置決め突起の各々が樹脂製であることを特徴とする請求項1記載の直動案内装置。
- 前記複数の位置決め突起は、前記案内レールの外周面のうち上側の前記転動体転動溝の上方の外周面に接触する部分に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の直動案内装置。
- 前記複数の位置決め突起は、前記案内レールの外周面のうち下側の前記転動体転動溝の下方の外周面に接触する部分に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の直動案内装置。
- 前記複数の位置決め突起は、前記案内レールの外周面のうち上側の前記転動体転動溝の上方の外周面に接触する部分に設けられていると共に、前記案内レールの外周面のうち下側の前記転動体転動溝の下方の外周面に接触する部分に設けられており、前記案内レールを挟んで左右対称に合計4つ設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の直動案内装置。
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