JP6815813B2 - 密封構造 - Google Patents
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Description
回転軸と、
該回転軸が挿通される軸孔を有するハウジングと、
前記回転軸に対して固定される回転環と、前記ハウジングに対して固定され、かつ前記回転環に対して摺動する固定環と、を有するメカニカルシールと、
を備え、前記回転環及び固定環の外周面側に、冷却液を供給する供給路と、前記冷却液を排出する排出路とが設けられることで、前記回転環及び固定環の外周面側の領域には冷却液が流れるように構成されている密封構造において、
前記固定環には、一端側端面から他端側端面に連通するように構成され、冷却液が流れる流路となる通路が形成されると共に、
前記回転軸の中心軸線に平行に見た場合に、前記供給路の前記領域への開口部の少なくとも一部と、前記固定環に設けられた前記通路内の領域の少なくとも一部とが重なっており、これらの間は他の部材により遮られていないことを特徴とする。
また、別の密封構造は、
回転軸と、
該回転軸が挿通される軸孔を有するハウジングと、
前記回転軸に対して固定される回転環と、前記ハウジングに対して固定され、かつ前記回転環に対して摺動する固定環と、を有するメカニカルシールと、
を備え、前記回転環及び固定環の外周面側に、冷却液を供給する供給路と、前記冷却液を排出する排出路とが設けられることで、前記回転環及び固定環の外周面側の領域には冷却液が流れるように構成されている密封構造において、
前記固定環には、一端側端面から他端側端面に連通するように構成され、冷却液が流れる流路となる通路が形成されると共に、
前記回転軸の中心軸線に平行に見た場合に、前記排出路の前記領域への開口部の少なくとも一部と、前記固定環に設けられた前記通路内の領域の少なくとも一部とが重なっており、これらの間は他の部材により遮られていないことを特徴とする。
ように構成されていることも好適である。
図1〜図5を参照して、本発明の実施例に係るメカニカルシール及び密封構造について説明する。図1は本発明の実施例に係るメカニカルシールを備える密封構造の模式的断面図である。なお、図1中のメカニカルシールは、回転軸の中心軸線を含む面で切断した断面を示している。ただし、図1においては、説明の便宜上、特徴的な部分を示すため、切断位置の位相(周方向の位置)は適宜異なっている。また、図1においては、切断面のみを示し、奥行き線は適宜省略している。図2は本発明の実施例に係る固定環の側面図の一部である。図3は本発明の実施例に係る固定環の模式的断面図であり、図2中のAA断面図である。図4は本発明の変形例に係る固定環の側面図の一部である。図5は本発明の変形例に係る固定環の模式的断面図であり、図4中のBB断面図である。
特に、図1を参照して、本実施例に係るメカニカルシール100を備える密封構造について説明する。本実施例に係るメカニカルシール100は、回転機械のハウジング200と、ハウジング200の軸孔201に挿通される回転軸300との間の環状隙間を封止して、回転機械内の領域である機内領域A(図1中右側)内の流体を密封する。メカニカルシール100は、ハウジング200外の領域である機外領域B側(図1中左側)から、ハウジング200に対してボルトによって固定されたフランジ110と、スタフィングボックス120とを備えている。メカニカルシール100は、機外領域B側から、スタフィングボックス120に対してボルトによって固定されたシールカバー130を更に備えている。フランジ110、スタフィングボックス120及びシールカバー130は、何れもステンレス鋼などの金属から成る環状の部材である。シールカバー130の径方向内側には、回転軸300の外周面に固定された金属製のスリーブ310を介して回転軸300を軸支する軸受け140が固定されている。また、スリーブ310は、2つのセットスクリュ
ーを備えるスリーブカラー320によって、回転軸300に対して固定されている。そして、スタフィングボックス120とスリーブ310との間の環状隙間は、ゴム製のオイルシール401によってシールされている。また、シールカバー130とスリーブ310との間の環状隙間は、ゴム製のオイルシール402によってシールされており、回転軸300とスリーブ310との間の環状隙間はOリングによってシールされている。
。
図1〜図5を参照して、本実施例に係る回転環160,第1固定環150及び第2固定環170について、より詳細に説明する。
構成されている。なお、クエンチング液(冷却液)が流れる流路となる通路については、連通溝173に限らず、上記第1固定環150の場合と同様に貫通孔(不図示)により構成してもよい。この場合でも、貫通孔は、周方向に間隔を空けて複数設けられ、貫通孔の内壁面全体にクエンチング液が接するように構成される。
本実施例に係るメカニカルシール100及び密封構造によれば、第1固定環150には、一端側端面から他端側端面に連通するように構成された通路(連通溝153または貫通孔153a)にクエンチング液が流れる。そのため、第1固定環150とクエンチング液との接触面積を広くすることができる。これにより、第1固定環150の冷却効果を高くすることができる。
上記実施例においては、回転環160の両面(端面162,163)がそれぞれ摺動面となり、回転環160の両側にそれぞれ固定環(第1固定環150及び第2固定環)が設けられるダブル形のメカニカルシールの場合を例にして説明した。しかしながら、本発明が適用可能なメカニカルシールは、これに限定されるものではない。本発明は、回転環と固定環とを一つずつ備えるシングル形のメカニカルシールなど、回転環と固定環とをそれぞれ一つ以上備える各種メカニカルシールに適用することができる。
110 フランジ
111 スプリング
112 ピン
113 供給路
120 スタフィングボックス
121 スプリング
122 ピン
123 排出路
124 リテイニングリング
125 供給路
130 シールカバー
150 第1固定環
151 切り欠き
152 端面
153 連通溝
153a 貫通孔
160 回転環
161 切り欠き
162,163 端面
164 環状溝
170 第2固定環
172 端面
173 連通溝
200 ハウジング
201 軸孔
300 回転軸
310 スリーブ
311 ノックピン
320 スリーブカラー
330 カラー
401 オイルシール
402 オイルシール
A 機内領域
B 機外領域
S1 中間室
Claims (5)
- 回転軸と、
該回転軸が挿通される軸孔を有するハウジングと、
前記回転軸に対して固定される回転環と、前記ハウジングに対して固定され、かつ前記回転環に対して摺動する固定環と、を有するメカニカルシールと、
を備え、前記回転環及び固定環の外周面側に、冷却液を供給する供給路と、前記冷却液を排出する排出路とが設けられることで、前記回転環及び固定環の外周面側の領域には冷却液が流れるように構成されている密封構造において、
前記固定環には、一端側端面から他端側端面に連通するように構成され、冷却液が流れる流路となる通路が形成されると共に、
前記回転軸の中心軸線に平行に見た場合に、前記供給路の前記領域への開口部の少なくとも一部と、前記固定環に設けられた前記通路内の領域の少なくとも一部とが重なっており、これらの間は他の部材により遮られていないことを特徴とする密封構造。 - 回転軸と、
該回転軸が挿通される軸孔を有するハウジングと、
前記回転軸に対して固定される回転環と、前記ハウジングに対して固定され、かつ前記回転環に対して摺動する固定環と、を有するメカニカルシールと、
を備え、前記回転環及び固定環の外周面側に、冷却液を供給する供給路と、前記冷却液を排出する排出路とが設けられることで、前記回転環及び固定環の外周面側の領域には冷却液が流れるように構成されている密封構造において、
前記固定環には、一端側端面から他端側端面に連通するように構成され、冷却液が流れる流路となる通路が形成されると共に、
前記回転軸の中心軸線に平行に見た場合に、前記排出路の前記領域への開口部の少なくとも一部と、前記固定環に設けられた前記通路内の領域の少なくとも一部とが重なっており、これらの間は他の部材により遮られていないことを特徴とする密封構造。 - 前記通路は連通溝により構成され、かつ該連通溝の内壁面全体に冷却液が接するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の密封構造。
- 前記通路は貫通孔により構成され、かつ該貫通孔の内壁面全体に冷却液が接するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の密封構造。
- 前記回転環の外周面の中央には、環状溝が形成されていることを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の密封構造。
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JP2016199838A JP6815813B2 (ja) | 2016-10-11 | 2016-10-11 | 密封構造 |
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ID=61967578
Family Applications (1)
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JP2016199838A Active JP6815813B2 (ja) | 2016-10-11 | 2016-10-11 | 密封構造 |
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- 2016-10-11 JP JP2016199838A patent/JP6815813B2/ja active Active
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