JP6662630B2 - 軸封装置 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明に係る軸封装置は、
回転機械のハウジングと、前記ハウジングに挿通される回転軸との間の環状隙間を封止して、前記回転機械の機内領域と機外領域とを隔てる軸封装置において、
機内側に設けられる第1メカニカルシールと、
前記機内側の反対側である機外側に設けられる第2メカニカルシールと、
前記第1メカニカルシール及び前記第2メカニカルシールの外周側を覆う環状のシールカバーであって、前記ハウジングに対して固定されて、前記第1メカニカルシールと前記第2メカニカルシールとの間に中間室を形成するシールカバーと、
を備える軸封装置であって、
前記第1メカニカルシールが、第1固定環とこれに対して回転摺動する第1回転環とを備える共に、前記第1固定環と前記第1回転環の摺動面によって、前記機内領域と前記中間室との間を、前記中間室を内周側にして封止し、
前記第2メカニカルシールが、第2固定環とこれに対して回転摺動する第2回転環とを備える共に、前記第2固定環と前記第2回転環の摺動面によって、前記中間室と前記機外領域との間を封止し、
前記シールカバーが、外部から前記中間室に流体を供給する供給口と、前記中間室と前記機内領域とを連通する連通路を備え、
前記連通路に、前記中間室から前記機内領域へ向かう前記流体の流れのみを許容する逆止弁が設けられることを特徴とする。
図面を参照して、本発明の実施例に係る軸封装置について説明する。本実施例に係る軸封装置は、トンネル掘削工事において泥の排出に用いられるポンプなどに適用される。したがって、本実施例における密封対象は固形物が含まれる土砂スラリー(泥漿)である。
図1を参照して、本発明の実施例に係る軸封装置の全体構成について説明する。図1は、実施例に係る軸封装置の構成を示す模式的断面図である。図1では、説明の便宜上、特徴的な部分を示すべく切断位置の位相を適宜変化させている。また、基本的に切断端面のみが示されており、奥行きは省略されている。
クピン311によってなされている。以上の構成により、第1回転環112は、回転軸300と共に回転しながら、機外側Bの端面112aを第1固定環111の機内側Aの端面111aに対して軸方向に接触させながら回転摺動させる。そして、互いに摺動する端面111a,112a(すなわち、軸方向に対向する摺動面111a,112a。以下、単に「第1メカニカルシール110の摺動面111a,112a」ともいう)が、機内領域Aと中間室Cとの間を、中間室Cを内周側にして封止する。なお、パッキン113によって第1固定環111と第2シールカバー132との間が封止されている。また、Oリングによって、第1回転環112、第1スリーブ310及び回転軸300との間の各隙間が封止されている。
主に、図2〜3Bを参照して本実施例に係る連通路及び逆止弁の構成について、詳細に説明する。図2は、実施例に係る逆止弁の弁体の構成を示す正面図であって、弁体の機内側Aの端面を示している。図3Aは、実施例に係る逆止弁の閉弁時の状態を示す部分断面図である。図3Bは、実施例に係る逆止弁の開弁時の状態を示す部分断面図である。
51と、径方向流路部151に接続し、機内側Aに向かって形成された、回転軸300の周りを一周する環状流路部152と、環状流路部152に接続し、第1メカニカルシール110の摺動面111a,112aの外周側に向かって開口した開口部153とを備えている。なお、径方向流路部151は、第2シールカバー132の内部を径方向に貫通するように形成されている。また、環状流路部152は、第1シールカバー131と第2シールカバー132との間の環状空間から構成される流路部である。また、開口部153は、第1シールカバー131の内部に形成されている。そして、環状流路部152には、上述の逆止弁160が配置されている。
特に図3Aと図3Bを参照して、本実施例に係る軸封装置の使用時のメカニズムについて説明する。フラッシング液が供給装置140から供給口132aを通じて中間室Cに供給されると、第1メカニカルシール110の摺動面の内周側と、第2メカニカルシール120の摺動面の外周側がフラッシングされる。中間室C内のフラッシング液は、連通路150内に流入するが、逆止弁160によって連通路150が閉鎖されている間は、機内領域A内に流入することはない(図3A参照)。そして、環状流路部152内のフラッシング液の流体圧力が増大し、弁体162を付勢するスプリング163の付勢力よりも大きくなると、弁体162が付勢力に抗して機内側A方向に移動するため、弁体162の端面162bが弁座161から離間する(図3B参照)。このようにして逆止弁160が開弁すると、弁体162と弁座161との間の環状隙間を通じて、フラッシング液が機内側Aに向かって流れ始め(図3B中の矢印参照)、開口部153から機内領域A内に流入する。
、機内領域A内の土砂スラリー等の収容物が連通路150を通じて中間室Cに漏れることは抑制される。なお、逆止弁160の開弁中は、フラッシング液が常に機内領域Aに向かって流れているため、機内領域A内の収容物が漏れることはない。
本実施例に係る軸封装置100によれば、中間室Cと機内領域Aとを連通する連通路150を備えるため、シールカバー130に設けられた供給口132aから中間室Cに供給されたフラッシング液によって、第1メカニカルシール110の摺動面の内周側と外周側の両方のフラッシングを行うことができる。したがって、軸封装置100によれば、第1メカニカルシール110の外周側にフラッシング液を供給するために、外部と機内領域Aとを連通する供給口をシールカバー130に設ける必要が無い。ゆえに、軸封装置全体の構成を簡素化することができる。
本発明に係る逆止弁の弁座や弁座の形状は、上記の実施例で説明した態様に限られず、その作用効果が発揮される限りにおいて、種々の態様を採用することができる。例えば、上記の逆止弁160では、弁座161は、第2シールカバー132の外周面から径方向外
側に突出する環状凸部132bにおける、機内側Aを向いた環状の段差面から構成されている。これに替えて、あるいは、これに併せて、第1シールカバー131の内周面から径方向内側に突出する環状凸部を設けて、当該環状凸部における機内側Aを向いた環状の段差面を弁座としてもよい。また、逆止弁160では、弁座161及び弁体162の端面162bは、共に軸方向(回転軸300の軸心方向)に垂直な面で構成されているが、弁体162が着座して逆止弁160が閉弁される限りにおいて、弁座161及び端面162bは軸方向に対して垂直でなくてもよいし、テーパ面であってもよい。
110:第1メカニカルシール
111:第1固定環
112:第1回転環
111a,112a 摺動面(端面)
120:第2メカニカルシール
121:第2固定環
122:第2回転環
121a,122a:摺動面(端面)
130:シールカバー
131:第1シールカバー
132:第2シールカバー
132a:供給口
132b:環状凸部
133:フランジカバー
140:供給装置
150:連通路
151:径方向流路部
152:環状流路部
153:開口部
160:逆止弁
161:弁座
162:弁体
163:スプリング(付勢部材)
200:ハウジング
201:軸孔
300:回転軸
A:機内領域
B:機外領域
C:中間室
Claims (3)
- 回転機械のハウジングと、前記ハウジングに挿通される回転軸との間の環状隙間を封止して、前記回転機械の機内領域と機外領域とを隔てる軸封装置において、
機内側に設けられる第1メカニカルシールと、
前記機内側の反対側である機外側に設けられる第2メカニカルシールと、
前記第1メカニカルシール及び前記第2メカニカルシールの外周側を覆う環状のシールカバーであって、前記ハウジングに対して固定されて、前記第1メカニカルシールと前記第2メカニカルシールとの間に中間室を形成するシールカバーと、
を備える軸封装置であって、
前記第1メカニカルシールが、第1固定環とこれに対して回転摺動する第1回転環とを備える共に、前記第1固定環と前記第1回転環の摺動面によって、前記機内領域と前記中間室との間を、前記中間室を内周側にして封止し、
前記第2メカニカルシールが、第2固定環とこれに対して回転摺動する第2回転環とを備える共に、前記第2固定環と前記第2回転環の摺動面によって、前記中間室と前記機外領域との間を封止し、
前記シールカバーが、外部から前記中間室に流体を供給する供給口と、前記中間室と前記機内領域とを連通する連通路を備え、
前記連通路に、前記中間室から前記機内領域へ向かう前記流体の流れのみを許容する逆止弁が設けられると共に、
前記連通路が、前記回転軸の周りを一周する環状流路部を備え、
前記逆止弁が、前記環状流路部内に設けられた環状の弁座と、前記弁座に前記機内側から着座する環状の弁体と、前記弁体を前記機内側から付勢して前記弁座に着座させる、前記環状流路部内に設けられた付勢部材と、を備えており、
前記弁体の内周側には、周方向に等間隔に配置された複数の切り欠きが設けられていることを特徴とする軸封装置。 - 前記付勢部材は、周方向に複数配置されたスプリングであり、これらのスプリングは、前記環状流路部における前記機内側の端面から突出する複数のドライブピンによって、それぞれ位置決めされていることを特徴とする請求項1に記載の軸封装置。
- 前記弁座が、前記環状流路部内に形成された、前記機内側を向いた環状の段差面であって、
前記弁体が、前記段差面に当接する環状面を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の軸封装置。
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