JP6309014B2 - 摺動部品 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、メカニカルシール、軸受、その他、摺動部に適した摺動部品に関する。特に、摺動面に流体を介在させて摩擦を低減させるとともに、摺動面から流体が漏洩するのを防止する必要のある密封環または軸受などの摺動部品に関する。
摺動部品の一例である、メカニカルシールにおいて、その性能は、漏れ量、摩耗量、及びトルクによって評価される。従来技術ではメカニカルシールの摺動材質や摺動面粗さを最適化することにより性能を高め、低漏れ、高寿命、低トルクを実現している。しかし、近年の環境問題に対する意識の高まりから、メカニカルシールの更なる性能向上が求められており、従来技術の枠を超える技術開発が必要となっている。
そのような中で、例えば、水冷式エンジンの冷却に用いられるウォーターポンプのメカニカルシールにおいては、時間の経過とともに不凍液の1種であるLLCの添加剤、例えばシリケートやリン酸塩など(以下、「堆積物発生原因物質」という。)が、摺動面で濃縮され、堆積物が生成されメカニカルシールの機能が低下するおそれのあることが本件発明者において確認された。この堆積物の生成は薬品やオイルを扱う機器のメカニカルシールにおいても同様に発生する現象と考えられる。
従来のメカニカルシールにおいては、摺動面の摩擦発熱による摩耗や焼損の発生を防止するために、摺動面に流体層を形成させるべく流体導入溝を形成したものが知られている(例えば、特許文献1、2、3参照。)が、漏れ及び摩耗の低減に加えて、摺動面における堆積物の生成を防止するための方策を講じたものは提案されていないのが現状である。
特開平7−180772号公報 特開平7−224948号公報 米国特許第5498007号明細書
図5は従来技術に係る摺動面における流体の流れを解析した結果を図示したものであり、図5を参照しながら、一方の摺動部品50の摺動面Sに流体層を形成させるべく流体導入溝51を形成した従来技術の問題点を説明する。
図5において、一方の摺動部品50は、摺動面Sが紙面の上方に向けて示されており、相手側摺動部品60の摺動面は紙面の下方に向けて示されている。相手側摺動部品60の摺動面は矢印で示すように反時計回りに回動するものとする。
流体導入溝51は、入口部52、出口部53及び連通部54より構成されており、摺動面Sの平面視において、流体導入溝51の幅は一定であり、かつ、入口部52の入口端部52a及び出口部53の出口端部53aは、円環状の摺動面側壁55のそれぞれの接線に対して一定の角度を有して直線的に交差している。
相手側摺動部品との相対摺動により流体導入溝51の入口部52から導入された流体は、出口部53から排出されるが、出口端部53aの近傍の摺動面側壁55側において流れのよどみ点が形成される。このため、排出された流体56は、点線(太線)で示すように、摺動面側壁55に付着するようにして周回し、下流側の次の流体導入溝の入口部から流体導入溝内に入るという挙動を繰り返す。このような挙動を繰り返すうち、流体は次第に濃縮され、やがて糊状になり、流体導入溝内に付着して堆積するようになる。この結果、流体導入溝内への新たな流体の進入が阻害され、摺動面Sの潤滑ができなくなる。
なお、入口部52には点線で示す再導入される流体56の他に実線(細線)で示す新たな流体57も導入される。本解析結果によれば、この新たな流体57は、主として、摺動面側壁55に沿って摺動面Sに略直交する方向(軸方向)から導入されていることが判明した。
本発明は、摺動面に対して流体を積極的に取り入れ、摺動面から排出させ、摺動面における堆積物発生原因物質の濃縮を防止し、ひいては堆積物発生を防止しつつ、摺動面に取り入れられた流体の低圧流体側への漏洩を防止することにより、長期間にわたり摺動面の密封機能を維持させることのできる摺動部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の摺動部品は、第1に、一対の摺動部品の互いに相対摺動する一方側の摺動面には、流体が高圧流体側から入る入口側部及び高圧流体側に抜ける出口側部から構成される流体循環溝が設けられ、前記流体循環溝は低圧流体側とはランド部により隔離されており、前記流体循環溝は、前記出口側部の溝幅が出口端に向けて徐々に拡張されていることを特徴としている。
この特徴によれば、流体循環溝の出口側部の出口端近傍においてよどみは形成されず、被密封流体は、遠心力を受けながら、出口端近傍から下流側に向けて流線形状の一様な流れとなって流れるため、被密封流体は摺動面Sの外周側の側壁に付着することなく、側壁から離れて下流側に移動し、上流側の流体循環溝から排出された被密封流体の流れは、下流側の流体循環溝の入口端から径方向に離れた位置を周回し、下流側の流体循環溝に、再度、流入することはない。
このため、従来技術のように、上流側の流体循環溝から排出された被密封流体が、再度、下流側の流体循環溝に流入され、これを繰り返すことで、被密封流体が次第に濃縮され、やがて糊状になり、流体循環溝内に付着して堆積するという現象は発生しない。この結果、流体循環溝は、常に、清浄な状態に保たれ、摺動面の潤滑を良好な状態に維持することができる。
また、本発明の摺動部品は、第2に、第1の特徴において、前記流体循環溝は、前記入口側部の溝幅が入口端に向けて徐々に拡張されていることを特徴としている。
この特徴によれば、流体循環溝の入口側部の入口端近傍において流れのよどみが形成されることなく、一様な流れとして入口側部に効率よく流入される。
また、本発明の摺動部品は、第3に、第1の特徴において、前記流体循環溝は、前記出口側部の溝の両側壁が、前記摺動面の平面視において、出口端に向けて流線形状に拡張されていることを特徴としている。
また、本発明の摺動部品は、第4に、第1の特徴において、前記流体循環溝は、前記入口側部の溝の両側壁が、前記摺動面の平面視において、入口端に向けて流線形状に拡張されていることを特徴としている。
これらの特徴によれば、流体循環溝の出口側部の出口端近傍及び入口側部の入口端近傍における、よどみの形成が一層防止されるとともに、流線形状の一様な流れを一層促進させることができる。
また、本発明の摺動部品は、第5に、第3又は第4の特徴において、前記出口側部及び前記入口側部の溝の両側壁の流線形状は、前記摺動面の平面視において、前記出口側部及び前記入口側部のそれぞれの溝の両側壁の延長線と接する円弧により生成されることを特徴としている。
この特徴によれば、出口側部及び入口側部の溝の両側壁の流線形状を容易に形成することができる。
また、本発明の摺動部品は、第6に、第1ないし第5のいずれかの特徴において、前記出口側部又は前記入口側部の溝の底壁は、それぞれの溝の端部に向けて流線形状に深くなるように形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、被密封流体の出口端近傍から下流側に向けて流線形状の一様な流れ、及び、入口端近傍からの新たな被密封流体の流入が、一層、促進される。
また、本発明の摺動部品は、第7に、第1ないし第6のいずれかの特徴において、前記出口側部及び前記入口側部の溝の底壁の長手方向と直交する断面は、溝の両側壁に繋がる単一の円弧でもって形成された円弧形状に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、溝内を流れる流体のよどみの形成が一層防止されるとともに、一様な流れを一層促進させることができる。
また、本発明の摺動部品は、第8に、第1ないし第6のいずれかの特徴において、前記流体循環溝が摺動面の周方向にランド部で隔離されて等配に複数設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、摺動面全体にわたって潤滑を良好な状態に維持することができる。
また、本発明の摺動部品は、第9に、第1ないし8のいずれかの特徴において、前記摺動面が円環状である場合において、それぞれの前記流体循環溝は、前記摺動面の平面視において、前記摺動面の半径線を基準にして略対称の形状に形成され、前記流体循環溝の左右の部分のなす高圧流体側における交角が120°〜180°の範囲に設定されることを特徴としている。
この特徴によれば、入口側部への被密封流体の流入及び出口側部からの被密封流体の排出を容易に行うことができる。
本発明は、以下のような優れた効果を奏する。
(1)流体循環溝は、前記出口側部の溝幅が出口端に向けて徐々に拡張されていることにより、流体循環溝の出口側部の出口端近傍においてよどみは形成されず、被密封流体は、遠心力を受けながら、出口端近傍から下流側に向けて流線形状の一様な流れとなって流れるため、被密封流体は摺動面Sの外周側の側壁に付着することなく、側壁から離れて下流側に移動し、上流側の流体循環溝から排出された被密封流体の流れは、下流側の流体循環溝の入口端から径方向に離れた位置を周回し、下流側の流体循環溝に、再度、流入することはない。
このため、従来技術のように、上流側の流体循環溝から排出された被密封流体が、再度、下流側の流体循環溝に流入され、これを繰り返すことで、被密封流体が次第に濃縮され、やがて糊状になり、流体循環溝内に付着して堆積するという現象は発生しない。この結果、流体循環溝は、常に、清浄な状態に保たれ、摺動面の潤滑を良好な状態に維持することができる。
(2)流体循環溝は、入口側部の溝幅が入口端に向けて徐々に拡張されていることにより、流体循環溝の入口側部の入口端近傍において流れのよどみが形成されることなく、一様な流れとして入口側部に効率よく流入される。
(3)流体循環溝は、出口側部の溝の両側壁が出口端に向けて流線形状に拡張され、及び、入口側部の溝の両側壁が、摺動面の平面視において、入口端に向けて流線形状に拡張されていることにより、流体循環溝の出口側部の出口端近傍及び入口側部の入口端近傍における、よどみの形成が一層防止されるとともに、流線形状の一様な流れを一層促進させることができる。
(4)出口側部及び入口側部の溝の両側壁の流線形状が、出口側部及び入口側部のそれぞれの溝の両側壁の延長線と接する円弧により生成されることにより、出口側部及び入口側部の溝の両側壁の流線形状を容易に形成することができる。
(5)出口側部又は前記入口側部の溝の底壁は、それぞれの溝の端部に向けて流線形状に深くなるように形成されていることにより、被密封流体の出口端近傍から下流側に向けて流線形状の一様な流れ、及び、入口端近傍からの新たな被密封流体の流入が、一層、促進される。
(6)出口側部及び入口側部の溝の底壁の長手方向と直交する断面は、溝の両側壁に繋がる単一の円弧でもって形成された円弧形状に形成されていることにより、溝内を流れる流体のよどみの形成が一層防止されるとともに、一様な流れを一層促進させることができる。
(7)流体循環溝が摺動面の周方向にランド部で隔離されて等配に複数設けられることにより、摺動面全体にわたって潤滑を良好な状態に維持することができる。
(8)摺動面が円環状である場合において、それぞれの前記流体循環溝は、前記摺動面の平面視において、前記摺動面の半径線を基準にして略対称の形状に形成され、前記流体循環溝の左右の部分のなす高圧流体側における交角が120°〜180°の範囲に設定されることにより、入口側部への被密封流体の流入及び出口側部からの被密封流体の排出を容易に行うことができる。
本発明の実施例1に係るメカニカルシールの一例を示す縦断面図である。 本発明の実施例1に係る摺動部品の摺動面の一例を示した平面図である。 図3(a)は、流体循環溝の部分を拡大して示した平面図であり、図3(b)はA−A断面図、図3(c)はB−B断面図、図3(d)はC−C断面図、図3(e)はD−D断面図である。 本発明の実施例1に係る摺動部品の摺動面における流体(被密封流体)の流れを解析した結果を図示した斜視図である。 従来技術に係る摺動面における流体の流れを解析した結果を図示した斜視図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置などは、特に明示的な記載がない限り、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1ないし図4を参照して、本発明の実施例1に係る摺動部品について説明する。
なお、以下の実施例においては、摺動部品の一例であるメカニカルシールを例にして説明する。また、メカニカルシールを構成する摺動部品の外周側を高圧流体側(被密封流体側)、内周側を低圧流体側(大気側)として説明するが、本発明はこれに限定されることなく、高圧流体側と低圧流体側とが逆の場合も適用可能である。
図1は、メカニカルシールの一例を示す縦断面図であって、摺動面の外周から内周方向に向かって漏れようとする高圧流体側の被密封流体を密封する形式のインサイド形式のものであり、高圧流体側のポンプインペラ(図示省略)を駆動させる回転軸1側にスリーブ2を介してこの回転軸1と一体的に回転可能な状態に設けられた一方の摺動部品である円環状の回転環3と、ポンプのハウジング4に非回転状態かつ軸方向移動可能な状態で設けられた他方の摺動部品である円環状の固定環5とが設けられ、固定環5を軸方向に付勢するコイルドウェーブスプリング6及びベローズ7によって、ラッピング等によって鏡面仕上げされた摺動面S同士で密接摺動するようになっている。すなわち、このメカニカルシールは、回転環3と固定環5との互いの摺動面Sにおいて、被密封流体が回転軸1の外周から大気側へ流出するのを防止するものである。
なお、図1では、回転環3の摺動面の幅が固定環5の摺動面の幅より広い場合を示しているが、これに限定されることなく、逆の場合においても本発明を適用出来ることはもちろんである。
図2は、本発明の実施例1に係る摺動部品の摺動面を示したものであって、ここでは、図1の固定環5の摺動面に流体循環溝が形成される場合を例にして説明する。
なお、回転環3の摺動面に流体循環溝が形成される場合も基本的には同様であるが、その場合、流体循環溝は被密封流体側に連通すればよいため、摺動面の外周側まで設けられる必要はない。
図2において、固定環5の摺動面Sの外周側が高圧流体側(被密封流体側)であり、また、内周側が低圧流体側、例えば大気側であり、相手摺動面は反時計方向に回転するものとする。
固定環5の摺動面には、高圧流体側に連通されると共に低圧流体側とは摺動面Sの平滑部R(本発明においては、「ランド部」ということがある。)により隔離された流体循環溝10が周方向に等配で4個設けられている。
流体循環溝10は、被密封流体が高圧流体側から入る入口側部11及び高圧流体側に抜ける出口側部12から構成されている。
流体循環溝10は、摺動面Sにおいて腐食生成物などを含む流体が濃縮されることを防止するため、積極的に高圧流体側から被密封流体を摺動面上に導入し排出するという役割を担うものであり、相手摺動面の回転方向に合わせて摺動面上に被密封流体を取り入れ、かつ、排出しやすいように入口側部11及び出口側部12が形成される一方、漏れを低減するため、低圧流体側とはランド部Rにより隔離されている。
本例では、流体循環溝10は、摺動面Sの平面視において、摺動面Sの半径線rを基準にして左右略対称の形状に形成され、流体循環溝10の左右の部分、すなわち、入口側部11と出口側部12とのなす高圧流体側における交角αが120°〜180°の範囲に設定されている。
なお、流体循環溝10の平面視における形状において、半径線rを基準にして必ずしも左右対称の形状である必要はなく、入口側部11の交角α1を出口側部12の交角α2より大きくしてもよく、また、その逆であってもよい。
本明細書において、左右略対称という場合、α1=α2±5゜の範囲を意味する。
また、交角αとしては、120°〜180°の範囲が好ましい範囲ではあるが、必ずしも、120°〜180°の範囲に限定されるものではない。
さらに、流体循環溝10の平面視における形状において、直線部分のない、全体として曲線状(円弧状など)にしてもよい。
また、流体循環溝10の幅及び深さは、被密封流体の圧力、種類(粘性)などに応じて最適なものに設定されればよい。
図2に示す流体循環溝10は、左右対称であって、交角αが160°と大きいため、入口側部11への被密封流体の流入及び出口側部12からの被密封流体の排出が容易である。
図3(a)は、流体循環溝10の部分を拡大して示した平面図であり、図3(a)〜図3(d)を参照しながら、流体循環溝10について詳述する。
流体循環溝10の入口側部11及び出口側部12の溝は、図3(b)に示すように、両側壁11a(12a)、11a(12a)と底壁11b(12b)から構成され、底壁11b(12b)の溝の長手方向と直交する断面は、両側壁11a(12a)、11a(12a)に繋がる単一の円弧でもって形成された円弧形状に形成されている。すなわち、底壁11b(12b)は、半径R1の単一の円弧形状をなしている。また、両側壁11a(12a)、11a(12a)とランド部Rとは半径R2の円弧形状で接続されている。
図3(a)に示すように、出口側部12の溝幅は出口端12cに向けて徐々に拡張されている。
本例においては、出口側部12の溝幅の出口端12cに向けての拡張は、溝の両側壁12a、12aが、摺動面Sの平面視において、出口端12cに向けて流線形状に拡張されることにより行われている。
また、流線形状は、出口側部12の溝の両側壁12a、12aの延長線と接する円弧R3、R4により生成されている。下流側の側壁の延長線と接する円弧R3は、上流側の側壁の延長線と接する円弧R4より大きい。
出口側部12の溝幅が出口端12cに向けて徐々に拡張されていることが、本発明の第一の特徴部分であり、その技術的意義については後に詳述する。
出口側部12の溝の両側壁12a、12aが出口端12cに向けて流線形状に拡張されることに伴い、底壁12bもそれに対応した形状とされる。
具体的には、出口端12cの近傍の断面図である図3(c)に示すように、拡張された部分の底壁12bは、半径R1より大きい、すなわち、拡張された両側壁12a、12aを結ぶことのできる半径R5の円弧形状に形成されている。
また、出口側部12の溝の底壁12bは、図3(d)に示すように、端部12cに向けて流線形状に深くなるように形成され、固定環5の摺動面Sの外周側の側壁13に滑らかに接続された形状に形成されている。
次に、入口側部11の溝の形状について説明する。
入口側部11の溝の平面形状は、摺動面Sの半径線rを基準にして出口側部12の溝と略対称の形状に形成され、また、溝の断面形状については出口側部12の溝と同じである。
図3(a)に示すように、入口側部11の溝幅は入口端11cに向けて徐々に拡張されている。
本例においては、入口側部11の溝幅の入口端11cに向けての拡張は、溝の両側壁11a、11aが、摺動面Sの平面視において、入口端11cに向けて流線形状に拡張されることにより行われている。
また、流線形状は、入口側部11の溝の両側壁11a、11aの延長線と接する円弧R3、R4により生成されている。上流側の側壁の延長線と接する円弧R3は、下流側の側壁の延長線と接する円弧R4より大きい。
入口側部11の溝幅が入口端11cに向けて徐々に拡張されているが、本発明の第二の特徴部分であり、その技術的意義については後に詳述する。
入口側部11の溝の両側壁11a、11aが入口端11cに向けて流線形状に拡張されることに伴い、底壁11bもそれに対応した形状とされる。
具体的には、入口端11cの近傍の断面図である図3(c)に示すように、拡張された部分の底壁11bは、半径R1より大きい、すなわち、拡張された両側壁11a、11aを結ぶことのできる半径R5の円弧形状に形成されている。
また、入口側部11の溝の底壁11bは、図3(e)に示すように、端部11cに向けて流線形状に深くなるように形成され、固定環5の摺動面Sの外周側の側壁13に滑らかに接続された形状に形成されている。
図4は本発明の実施例1に係る摺動面における流体の流れを解析した結果を図示したものであり、図4を参照しながら、一方の摺動部品である固定環5の摺動面Sに流体層を形成させるべく流体循環溝10を形成した摺動面Sにおける被密封流体の流れを説明する。図4において、固定環5の摺動面Sが紙面の上方に向けて示されており、回転環3の摺動面は紙面の下方に向けて示されている。相手摺動面は矢印で示すように反時計回りに回動するものとする。
相手摺動面との相対摺動により、流体循環溝10の入口側部11には、実線で示すように、被密封流体が流入するとともに、出口側部12から排出される。その際、出口側部12の溝幅が出口端12cに向けて徐々に拡張されているため、出口端12c近傍においてよどみは形成されず、被密封流体は、遠心力を受けながら、出口端12c近傍から下流側に向けて流線形状の一様な流れ15となって流れる。そのため、被密封流体は摺動面Sの外周側の側壁13に付着することなく、側壁13から離れて下流側に移動する。
また、出口側部12の溝の底壁12bは、図3(d)に示すように、端部12cに向けて流線形状に深くなるように形成され、固定環5の摺動面Sの外周側の側壁13に滑らかに接続された形状に形成されているため、被密封流体の出口端12c近傍から下流側に向けて流線形状の一様な流れ15が、一層、促進される。
図4において、破線で示す流れ16は、上流側の流体循環溝10から排出された被密封流体の流れを示したものである。図4では、便宜的に、同じ流体循環溝10を用いて説明するが、複数の流体循環溝10が周方向に複数配列される場合には、上流側の流体循環溝10から排出された被密封流体が下流側の流体循環溝10の方に流れるものとする。
今、上流側の流体循環溝10から排出された被密封流体の流れ16は、下流側の流体循環溝10の入口端11aから径方向に離れた位置を周回し、下流側の流体循環溝10に、再度、流入することはない。これは、上流側の流体循環溝10から排出された被密封流体が摺動面Sの外周側の側壁13に付着することなく、側壁13から離れて下流側に移動するためである。
このため、従来技術のように、上流側の流体循環溝から排出された被密封流体が、再度、下流側の流体循環溝に流入され、これを繰り返すことで、被密封流体が次第に濃縮され、やがて糊状になり、流体循環溝内に付着して堆積するという現象は発生しない。この結果、流体循環溝10は、常に、清浄な状態に保たれ、摺動面Sの潤滑を良好な状態に維持することができる。
また、図4の入口端11c近傍において、側壁13の軸方向に沿う流れ17で示されるように、新たな被密封流体の流体循環溝への流入は、主として、軸方向から行われているのがわかる。その際、入口側部11の溝幅が入口端11cに向けて徐々に拡張されているため、入口端11c近傍において流れのよどみが形成されることなく、一様な流れとして入口側部11に効率よく流入される。
本例では、入口側部11の溝の底壁11bは、図3(e)に示すように、端部11cに向けて流線形状に深くなるように形成され、固定環5の摺動面Sの外周側の側壁13に滑らかに接続された形状に形成されているため、流体循環溝10に対する新たな被密封流体の流入が、一層、促進される。
また、図4に示されるように、流体循環溝10の底壁11b(12b)の溝の長手方向と直交する断面が、両側壁11a(12a)、11a(12a)に繋がる単一の円弧でもって形成された円弧形状に形成されていることにより、溝内を流れる流体のよどみの形成が一層防止されるとともに、一様な流れが一層促進される。
以上説明したように、実施例1の構成によれば、流体循環溝10により摺動面に流体が積極的に導かれ排出されることにより摺動面間の流体が循環し、堆積物発生原因物質などを含む流体の濃縮および摩耗粉や異物の滞留が防止され、ひいては堆積物の形成が防止され、長期間にわたり摺動面の密封機能を維持することができる。
具体的には、以下のとおりである。
(1)出口側部12の溝幅が出口端12cに向けて徐々に拡張されているため、出口端12c近傍においてよどみは形成されず、被密封流体は、遠心力を受けながら、出口端12c近傍から下流側に向けて流線形状の一様な流れ15となって流れる。そのため、被密封流体は摺動面Sの外周側の側壁13に付着することなく、側壁13から離れて下流側に移動する。上流側の流体循環溝10から排出された被密封流体の流れ16は、下流側の流体循環溝10の入口端11aから径方向に離れた位置を周回し、下流側の流体循環溝10に、再度、流入することはない。
このため、従来技術のように、上流側の流体循環溝から排出された被密封流体が、再度、下流側の流体循環溝に流入され、これを繰り返すことで、被密封流体が次第に濃縮され、やがて糊状になり、流体循環溝内に付着して堆積するという現象は発生しない。この結果、流体循環溝10は、常に、清浄な状態に保たれ、摺動面Sの潤滑を良好な状態に維持することができる。
(2)入口側部11の溝幅が入口端11cに向けて徐々に拡張されているため、入口端11c近傍において流れのよどみが形成されることなく、一様な流れ17として入口側部11に効率よく流入される。
(3)出口側部12の溝の底壁12bが、端部12cに向けて流線形状に深くなるように形成され、固定環5の摺動面Sの外周側の側壁13に滑らかに接続された形状に形成されているため、被密封流体の出口端12c近傍から下流側に向けて流線形状の一様な流れ15が、一層、促進される。
(4)入口側部11の溝の底壁11bが、端部11cに向けて流線形状に深くなるように形成され、固定環5の摺動面Sの外周側の側壁13に滑らかに接続された形状に形成されているため、流体循環溝10に対する新たな被密封流体の流入が、一層、促進される。 (5)流体循環溝10の底壁11b(12b)の溝の長手方向と直交する断面が、両側壁11a(12a)、11a(12a)に繋がる単一の円弧でもって形成された円弧形状に形成されていることにより、溝内を流れる流体のよどみの形成が一層防止されるとともに、一様な流れが一層促進される。
(6)流体循環溝10が摺動面の周方向にランド部Rで隔離されて等配に複数設けられることにより、摺動面全体にわたって潤滑を良好な状態に維持することができる。
(7)摺動面Sが円環状である場合において、それぞれの流体循環溝10は、摺動面Sの平面視において、摺動面Sの半径線を基準にして略対称の形状に形成され、流体循環溝10の左右の部分のなす高圧流体側における交角が120°〜180°の範囲に設定されることにより、入口側部への被密封流体の流入及び出口側部からの被密封流体の排出を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、摺動部品をメカニカルシール装置における一対の回転用密封環及び固定用密封環のいずれかに用いる例について説明したが、円筒状摺動面の軸方向一方側に潤滑油を密封しながら回転軸と摺動する軸受の摺動部品として利用することも可能である。
また、例えば、前記実施例では、外周側に高圧の被密封流体が存在する場合について説明したが、内周側が高圧流体の場合にも適用できる。
また、例えば、前記実施例では、流体循環溝は、出口側部の溝幅、及び、入口側部の溝幅がそれぞれの外周側端部に向けて徐々に拡張されている場合を説明したが、少なくとも、出口側部の溝幅が外周側端部に向けて徐々に拡張されることが必須であり、入口側部の溝幅が外周側端部に向けて徐々に拡張されることは補完的な事項である。
また、例えば、前記実施例では、流体循環溝が周方向に4等配で設けられる場合を説明したが、これに限ることなく、流体循環溝は1個以上設けられるものであればよい。
1 回転軸
2 スリーブ
3 回転環
4 ハウジング
5 固定環
6 コイルドウェーブスプリング
7 ベローズ
10 流体循環溝
11 入口側部
12 出口側部
13 側壁
15 出口端近傍の一様な流れ
16 流体循環溝から排出された被密封流体の流れ
17 入口端近傍の一様な流れ
R ランド部
S 摺動面

Claims (9)

  1. 一対の摺動部品の互いに相対摺動する一方側の摺動面には、流体が高圧流体側から入る入口側部及び高圧流体側に抜ける出口側部から構成される流体循環溝が設けられ、前記流体循環溝は低圧流体側とはランド部により隔離されており、前記出口側部及び前記入口側部の溝の両側壁は、前記摺動面の平面視において、前記出口側部及び前記入口側部のそれぞれの溝の両側壁の延長線と接する円弧により生成されることを特徴とする摺動部品。
  2. 前記流体循環溝は、前記出口側部の溝幅が出口端に向けて徐々に拡張された前記円弧により生成されることを特徴とする請求項1に記載の摺動部品。
  3. 前記流体循環溝は、前記入口側部の溝幅が入口端に向けて徐々に拡張された前記円弧により生成されることを特徴とする請求項1または2に記載の摺動部品。
  4. 前記流体循環溝は、前記出口側部の溝の両側壁が、前記摺動面の平面視において、出口端に向けて流線形状に拡張された前記円弧により生成されることを特徴とする請求項に記載の摺動部品。
  5. 前記流体循環溝は、前記入口側部の溝の両側壁が、前記摺動面の平面視において、入口端に向けて流線形状に拡張された前記円弧により生成されることを特徴とする請求項に記載の摺動部品。
  6. 前記出口側部又は前記入口側部の溝の底壁は、それぞれの溝の端部に向けて流線形状に深くなるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の摺動部品。
  7. 前記出口側部及び前記入口側部の溝の底壁の長手方向と直交する断面は、溝の両側壁に繋がる単一の円弧でもって形成された円弧形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の摺動部品。
  8. 前記流体循環溝が摺動面の周方向にランド部で隔離されて等配に複数設けられることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の摺動部品。
  9. 前記摺動面が円環状である場合において、それぞれの前記流体循環溝は、前記摺動面の平面視において、前記摺動面の半径線を基準にして略対称の形状に形成され、前記流体循環溝の左右の部分のなす高圧流体側における交角が120°〜180°の範囲に設定されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の摺動部品。
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