JP6910371B2 - しゅう動部品 - Google Patents

しゅう動部品 Download PDF

Info

Publication number
JP6910371B2
JP6910371B2 JP2018550187A JP2018550187A JP6910371B2 JP 6910371 B2 JP6910371 B2 JP 6910371B2 JP 2018550187 A JP2018550187 A JP 2018550187A JP 2018550187 A JP2018550187 A JP 2018550187A JP 6910371 B2 JP6910371 B2 JP 6910371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure generating
deep groove
groove
negative pressure
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018550187A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018088353A1 (ja
Inventor
雄大 根岸
雄大 根岸
紗和花 小杉
紗和花 小杉
井上 秀行
秀行 井上
猛 細江
猛 細江
雄一郎 徳永
雄一郎 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eagle Industry Co Ltd filed Critical Eagle Industry Co Ltd
Publication of JPWO2018088353A1 publication Critical patent/JPWO2018088353A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6910371B2 publication Critical patent/JP6910371B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3404Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member and characterised by parts or details relating to lubrication, cooling or venting of the seal
    • F16J15/3408Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member and characterised by parts or details relating to lubrication, cooling or venting of the seal at least one ring having an uneven slipping surface
    • F16J15/3412Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member and characterised by parts or details relating to lubrication, cooling or venting of the seal at least one ring having an uneven slipping surface with cavities
    • F16J15/3416Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member and characterised by parts or details relating to lubrication, cooling or venting of the seal at least one ring having an uneven slipping surface with cavities with at least one continuous groove
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/40Sealings between relatively-moving surfaces by means of fluid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

本発明は、例えば、メカニカルシール、軸受、その他、しゅう動部に適したしゅう動部品に関する。特に、しゅう動面に流体を介在させて摩擦を低減させるとともに、しゅう動面から流体が漏洩するのを防止する必要のある密封環または軸受などのしゅう動部品に関する。
しゅう動部品の一例である、メカニカルシールにおいて、その性能は、漏れ量、摩耗量、及びトルクによって評価される。従来技術ではメカニカルシールのしゅう動材質やしゅう動面粗さを最適化することにより性能を高め、低漏れ、高寿命、低トルクを実現している。しかし、近年の環境問題に対する意識の高まりから、メカニカルシールの更なる性能向上が求められており、従来技術の枠を超える技術開発が必要となっている。
そのような中で、本出願人は、静止時に漏れず、回転初期を含み回転時には流体潤滑で作動するとともに漏れを防止し、密封と潤滑とを両立させることのできるしゅう動部品の発明を特許出願している(以下、「従来技術」という。特許文献1参照)。
この従来技術は、正圧発生領域で発生した正圧によりしゅう動面に流体潤滑膜を形成すると共に、低圧流体側に漏れた流体を高圧流体側に引き戻すポンピング作用を実現するものであって、その一実施形態として、特許文献1の図18〜図20に示すように、高圧流体側に配設されたレイリーステップからなる正圧発生機構で流体膜を形成して潤滑し、低圧流体側に配設されたディンプルで密封を行うことができる摺動部品において、回転側密封環が正逆両方向に回転する場合にも対応可能とした発明が開示されている。
国際公開第2014/0050920号
しかし、上記の従来技術は、静止時に漏れず、回転初期を含み回転時には流体潤滑で作動するとともに漏れを防止し、密封と潤滑とを両立させることのできるようにした点できわめて優れたものであるが、上記ディンプルは周囲がランド部に囲まれ、しゅう動面において独立した溝であるため、ディンプル内に異物や気泡が混入した際に、異物や気泡をディンプル外に排出することができず、しゅう動面の漏れ及び摩擦発熱による摩耗や焼損等が発生し、メカニカルシールの機能が低下するおそれのあることが本発明者において確認されている。
本発明は、従来技術の長所を生かしつつ、その問題となる点を改良するために行われたものであり、密封と潤滑という相反する条件を両立させつつ、しゅう動面全体に積極的に流体を取り入れ、しゅう動面の摩擦発熱による摩耗や焼損等を防止すると共に漏れを防止することのできるしゅう動部品において、負圧発生溝内に取り込まれた異物や気泡を排出可能とすることにより、長期間にわたりしゅう動面の密封機能を維持させることのできるしゅう動部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のしゅう動部品は、第1に、
一対のしゅう動部品のうち、回転側のしゅう動部品が正逆両方向に回転する摺動部品において、
少なくとも一方側のしゅう動部品のしゅう動面には、密封流体側に位置して正圧発生溝が設けられ、また、反密封流体側に位置して反密封流体側とはランド部により隔離された負圧発生溝が設けられると共に、前記負圧発生溝より密封流体側には密封流体側と連通された深溝が設けられており、
前記正圧発生溝の上流側の端部は前記深溝に連通され、前記負圧発生溝の上流側の入口部及び下流側の出口部は前記深溝に連通され、前記入口部と前記出口部との間の中間部は前記入口部及び前記出口部より反密封流体側に位置するように配設されることを特徴としている。
この特徴によれば、正逆両方向に回転するしゅう動部品において、正圧により相対しゅう動するしゅう動面の間隔を広げられ、該しゅう動面に液膜が形成され、また、しゅう動面の反密封流体側において吸い込みが発生し、密封流体側から反密封流体側への漏れが防止され、さらに、異物や気泡が負圧発生溝内に浸入した場合でも、異物や気泡は深溝を介して密封流体側に排出されるため、しゅう動面の密封機能を長期間にわたり維持させることができる。
また、本発明のしゅう動部品は、第2に、第1の特徴において、
前記入口部及び前記出口部は、それぞれ、前記深溝側から前記中間部に向かって先細のテーパ状に形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、負圧発生溝内に浸入した異物や気泡の排出効果を高めることができる。
また、本発明のしゅう動部品は、第3に、第1の特徴において、
前記入口部及び前記出口部と前記深溝との接続部は、それぞれ、前記深溝内の流体の流れ方向に対し、交叉すると共に反密封流体側に広がり有する淀み部を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、流れによるポンピング効果を一層高めることができ、中間部から出口部付近にかけて流体を吸い込む作用をより一層大きくすることができる。
また、本発明のしゅう動部品は、第4に、第3の特徴において、前記入口部の前記淀み部は上流側に広がり、また、前記出口部の前記淀み部は下流側に向かう広がりを有する形状であることを特徴としている。
この特徴によれば、流れによるポンピング効果を一層高めることができ、中間部から出口部付近にかけて流体を吸い込む作用をより一層大きくすることができる。
また、本発明のしゅう動部品は、第5に、第1ないし第4のいずれかの特徴において、前記深溝は半径方向深溝及び円周方向深溝から構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、しゅう動面の密封流体側から反密封流体側に漏れようとする流体を導き、密封流体側に逃す役割を果たすことができ、また、正逆両方向に回転するしゅう動部品のしゅう動面における正圧発生溝及び負圧発生溝の配列を無駄のない合理的なものとすることができる。
また、本発明のしゅう動部品は、第6に、第1ないしのいずれかの特徴において、
前記深溝は半径方向深溝及び円周方向深溝から構成され、
前記正圧発生溝は、前記半径方向深溝の周方向の中心と回転中心とを結ぶ径方向の線に対して対称になるように前記半径方向深溝の両側に配設されることを特徴としている。
この特徴によれば、しゅう動面における正圧発生溝の配列を正逆両方向に回転するしゅう動部品に適した合理的なものとすることができる。
また、本発明のしゅう動部品は、第7に、第1ないし第6のいずれかの特徴において、
前記負圧発生溝は、該負圧発生溝の周方向の中心と回転中心とを結ぶ径方向の線に対して対称になるように配設されることを特徴としている。
この特徴によれば、しゅう動面における負圧発生溝の配列を正逆両方向に回転するしゅう動部品に適した合理的なものとすることができる。
また、本発明のしゅう動部品は、第8に第5又は第6の特徴において、
前記円周方向深溝は前記正圧発生溝と前記負圧発生溝との径方向の間に配設され、前記半径方向深溝を介して円周方向に連続して配設されることを特徴としている。
さらに、本発明のしゅう動部品は、第9に第5又は第6の特徴において、
前記負圧発生溝は、該負圧発生溝の周方向の中心と回転中心とを結ぶ径方向の線に対して対称になるように配設され、
前記円周方向深溝は前記正圧発生溝と前記負圧発生溝との径方向の間に配設され、前記半径方向深溝を介して円周方向に連続して配設されることを特徴としている。
この特徴によれば、正圧発生機構で発生した動圧(正圧)を高圧側流体の圧力まで開放することで、流体が低圧側の負圧発生機構に流入し、負圧発生機構の負圧発生能力が弱まることを防止することができる。
本発明は、以下のような優れた効果を奏する。
(1)一対のしゅう動部品のうち、回転側のしゅう動部品が正逆両方向に回転する摺動部品において、少なくとも一方側のしゅう動部品のしゅう動面には、密封流体側に位置して正圧発生溝が設けられ、また、反密封流体側に位置して反密封流体側とはランド部により隔離された負圧発生溝が設けられると共に、負圧発生溝より密封流体側には密封流体側と連通された深溝が設けられ、正圧発生溝の上流側の端部は深溝に連通され、負圧発生溝の上流側の入口部及び下流側の出口部は深溝に連通され、入口部と出口部との間の中間部は入口部及び出口部より反密封流体側に位置するように配設されることにより、正逆両方向に回転するしゅう動部品において、正圧により相対しゅう動するしゅう動面の間隔を広げられ、該しゅう動面に液膜が形成され、また、しゅう動面の反密封流体側において吸い込みが発生し、密封流体側から反密封流体側への漏れが防止され、さらに、異物や気泡が負圧発生溝内に浸入した場合でも、異物や気泡は深溝を介して密封流体側に排出されるため、しゅう動面の密封機能を長期間にわたり維持させることができる。
(2)入口部及び出口部は、それぞれ、深溝側から中間部に向かって先細のテーパ状に形成されることにより、負圧発生溝内に浸入した異物や気泡の排出効果を高めることができる。
(3)入口部及び出口部と深溝との接続部は、それぞれ、深溝内の流体の流れ方向に対し、交叉すると共に反密封流体側に広がり有する淀み部を備えることにより、流れによるポンピング効果を一層高めることができ、中間部から出口部付近にかけて流体を吸い込む作用をより一層大きくすることができる。
(4)入口部の前記淀み部は上流側に広がり、また、前記出口部の前記淀み部は下流側に向かう広がりを有する形状であることにより、流れによるポンピング効果を一層高めることができ、中間部から出口部付近にかけて流体を吸い込む作用をより一層大きくすることができる。
(5)深溝は半径方向深溝及び円周方向深溝から構成されることにより、しゅう動面の密封流体側から反密封流体側に漏れようとする流体を導き、密封流体側に逃す役割を果たすことができ、また、正逆両方向に回転するしゅう動部品のしゅう動面における正圧発生溝及び負圧発生溝の配列を無駄のない合理的なものとすることができる。
(6)正圧発生溝は、半径方向深溝の周方向の中心と回転中心とを結ぶ径方向の線に対して対称になるように半径方向深溝の両側に配設されることにより、しゅう動面における正圧発生溝の配列を正逆両方向に回転するしゅう動部品に適した合理的なものとすることができる。
(7)負圧発生溝は、その周方向の中心と回転中心とを結ぶ径方向の線に対して対称になるように配設されることにより、しゅう動面における負圧発生溝の配列を正逆両方向に回転するしゅう動部品に適した合理的なものとすることができる。
(8)円周方向深溝は正圧発生溝と負圧発生溝との径方向の間に配設され、半径方向深溝を介して円周方向に連続して配設されることにより、正圧発生機構で発生した動圧(正圧)を高圧側流体の圧力まで開放することで、流体が低圧側の負圧発生機構に流入し、負圧発生機構の負圧発生能力が弱まることを防止することができる。
本発明の実施例1に係るメカニカルシールの一例を示す縦断面図である。 本発明の実施例1に係るしゅう動部品のしゅう動面を示した平面図である。 図2の要部を拡大した拡大図である。 図3のA−A断面図であって、説明の都合上、相手しゅう動面も示している。 本発明の実施例2に係るしゅう動部品のしゅう動面を示した平面図である。 本発明の実施例3に係るしゅう動部品のしゅう動面を示した平面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置などは、特に明示的な記載がない限り、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1ないし図4を参照して、本発明の実施例1に係るしゅう動部品について説明する。
なお、以下の実施例においては、しゅう動部品の一例であるメカニカルシールを例にして説明する。また、メカニカルシールを構成するしゅう動部品の外周側を密封流体側、内周側を反密封流体側(空気側)として説明するが、本発明はこれに限定されることなく、密封流体側と反密封流体側(空気側)とが逆の場合も適用可能である。
図1は、メカニカルシールの一例を示す縦断面図であって、しゅう動面の外周から内周方向に向かって漏れようとする密封流体側の被密封流体を密封する形式のインサイド形式のものであり、密封流体側のポンプインペラ(図示省略)を駆動させる回転軸1側にスリーブ2を介してこの回転軸1と一体的に回転可能な状態に設けられた一方のしゅう動部品である円環状の回転側密封環3と、ポンプのハウジング4に非回転状態かつ軸方向移動可能な状態で設けられた他方のしゅう動部品である円環状の固定側密封環5とが設けられ、固定側密封環5を軸方向に付勢するコイルドウェーブスプリング6及びベローズ7によって、ラッピング等によって鏡面仕上げされたしゅう動面S同士で密接しゅう動するようになっている。すなわち、このメカニカルシールは、回転側密封環3と固定側密封環5との互いのしゅう動面Sにおいて、被密封流体が回転軸1の外周から大気側へ流出するのを防止するものである。
図2は、本発明の実施例1に係るしゅう動部品のしゅう動面を示したものであって、ここでは、図1の固定側密封環5のしゅう動面に本発明の表面テクスチャが適用された場合を例にして説明する。
なお、回転側密封環3のしゅう動面に本発明の表面テクスチャが適用された場合も基本的には同様であるが、その場合、半径方向溝は密封流体側に連通すればよいため、しゅう動面の外周側まで設けられる必要はない。
図2において、固定側密封環5のしゅう動面の外周側が密封流体側であり、また、内周側が反密封流体側(空気側)である。また、相手しゅう動面は正逆両方向に回転するものであるが、図2においては、相手しゅう動面が実線の矢印で示すように反時計方向に回転する場合を想定して説明する。
固定側密封環5のしゅう動面Sには、密封流体側に位置して正圧発生機構10、10’としての正圧発生溝11、11’が設けられ、また、反密封流体側に位置して反密封流体側とはランド部Rにより隔離された負圧発生機構12としての負圧発生溝13が設けられると共に、負圧発生溝13より密封流体側には密封流体側と連通された深溝14が設けられている。
なお、ランド部Rはしゅう動面Sの平滑な部分を指している。
深溝14は半径方向深溝14a及び円周方向深溝14bから構成される。円周方向深溝14bは半径方向深溝14aを介して円周方向に連続して配設されている。
図2においては、半径方向深溝14aは8等配に設けられており、円周方向深溝14bは正圧発生溝11と負圧発生溝13との径方向の間に配設されている。
正圧発生機構10、10’はレイリーステップからなり、正圧発生溝(以下、「グルーブ」ということがある。)11、11’は、半径方向深溝14aの周方向の中心と回転中心とを結ぶ径方向の線O−Oに対して対称になるように半径方向深溝14aの両側に配設される。相手しゅう動面が実線で示す反時計方向に回転すると半径方向深溝14aの下流側(図2においては半径方向深溝14aの左側)に位置するグルーブ11において正圧を発生するように、グルーブ11の上流側の端部11aは半径方向深溝14aに連通され、下流側の端部11bは狭まり段差を形成している。
逆に、相手しゅう動面が破線で示す時計方向に回転すると半径方向深溝14aの下流側(図2においては半径方向深溝14aの右側)に位置するグルーブ11’において正圧を発生するように、グルーブ11’上流側の端部11a’は半径方向深溝14aに連通され、下流側の端部11b’は狭まり段差を形成している。
負圧発生溝13は、その周方向の中心と回転中心とを結ぶ径方向の線O−Oに対して対称になるように周方向に延設されており、上流側の入口部13a及び下流側の出口部13bは円周方向深溝14bに連通され、入口部13aと出口部13bとの間の中間部13cは入口部13a及び出口部13bより反密封流体側(しゅう動面の内周縁側)に位置するように円弧状に配設されている。
入口部13a及び出口部13bの平面形状は、それぞれ、円周方向深溝14bの接線方向(流体の流れ方向)に対して交叉し、かつ、反密封流体側(しゅう動面の内周縁側)に位置する中間部13cに向かって延びており、円周方向深溝14b側から中間部13cに向かって先細のテーパ状に形成されている。
正圧発生溝11、11’、負圧発生溝13及び深溝14の深さ及び幅はしゅう動部品の径、しゅう動面の幅及び相対しゅう動速度、並びに、密封及び潤滑の条件等に応じて適宜決定される性質のものである。たとえば、正圧発生溝11、11’の深さは負圧発生溝13の深さの数倍であり、また、深溝14の深さは正圧発生溝11、11’の深さの十倍以上である。
次に、図3及び4を参照しながら、負圧発生溝13について説明する。
図3において、負圧発生溝13は入口部13a及び出口部13bから反密封流体側(しゅう動面の内周縁側)に位置する中間部13cに向かって屈曲しているため、図4に示すように、入口部13aで負圧が発生し、中間部13c内ではキャビテーションが発生する。また、出口部13bで動圧(正圧)が発生する。
すなわち、図4(a)において、矢印で示すように、固定環5に対して回転環3が反時計方向に回転移動するが、固定環5のしゅう動面Sに負圧発生溝13が形成されていると、該負圧発生溝13の下流側に位置する出口部13bには狭まり隙間(段差)13eが存在する。相対する回転環3のしゅう動面は平坦である。
回転環3が矢印で示す方向に相対移動すると、回転環3及び固定環5のしゅう動面間に介在する流体が、その粘性によって、回転環3の移動方向に追随移動しようとするため、その際、狭まり隙間(段差)13eの存在によって破線で示すような動圧(正圧)が発生される。
一方、図4(b)においては、矢印で示すように、固定環5に対して回転環3は反時計方向に回転移動するが、固定環5のしゅう動面Sに負圧発生溝13が形成されていると、負圧発生溝13の上流側に位置する入口部13aには拡がり隙間(段差)13dが存在する。相対する回転環3のしゅう動面は平坦である。
回転環3が矢印で示す方向に相対移動すると、回転環3及び固定環5のしゅう動面間に介在する流体が、その粘性によって、回転環3の移動方向に追随移動しようとするため、その際、拡がり隙間(段差)13dの存在によって破線で示すような動圧(負圧)が発生される。
このため、負圧発生溝13内の上流側に位置する入口部13aには負圧が発生し、下流側に位置する出口部13bには正圧が発生することになる。そして、入口部13aの負圧発生領域から中間部13cにかけてキャビテーションが発生する。
なお、Rはシール面Sを構成するランド部を示す
負圧発生溝13は淺溝のため深溝14からの流体の流入量は少なく、また、図3に示すように流体は出口部13bから円周方向深溝14bにスムースに流れることから、出口部13bにおける動圧(正圧)の発生は限りなく小さく、流れによるポンピング効果により、中間部13cから出口部13b付近にかけて流体を吸い込む作用を生じる。
今、相手しゅう動面が実線で示す反時計方向に回転すると、正圧発生溝(グルーブ)11は、その上流側において半径方向深溝14aを介して密封流体側から流体を吸い込み、狭まり段差正圧11bで正圧を発生し、発生した正圧により相対しゅう動するしゅう動面Sの間隔を広げ、該しゅう動面Sに液膜を形成する。
また、負圧発生溝13は、キャビテーション形成領域において負圧を発生させる結果、キャビテーションが発生し、キャビテーション内部圧力は、大気圧より低く負圧となるためポンピング作用が生じ、反密封流体側の流体は図3の矢印で示すように負圧発生溝13へ流入する結果、しゅう動面の反密封流体側において吸い込みが発生し、密封流体側から反密封流体側への漏れを防止するものである。そして負圧発生溝13に吸い込まれた流体はその下流側において密封流体側に接続された円周方向深溝14b及び半径方向深溝14aを介して密封流体側に排出される。
さらに、深溝14の円周方向深溝14bは、しゅう動面Sの密封流体側から反密封流体側に漏れようとする流体を導き、半径方向深溝14aを介して密封流体側に逃す役割を果たすものである。
すなわち、深溝14の円周方向深溝14bは、正圧発生機構10、例えば、レイリーステップ機構で発生した動圧(正圧)を高圧側流体の圧力まで開放することで、流体が低圧側の負圧発生機構12、すなわち、負圧発生溝13に流入し、負圧発生機構12の負圧発生能力が弱まることを防止する役割を果たすものであり、高圧側の正圧発生機構10で発生した圧力により反密封流体側に流入しようとする流体を円周方向深溝14bに導き、半径方向深溝14aを介して密封流体側に逃す役割を果たすものである。
そして、本発明においては、負圧発生溝13の上流側の入口部13a及び下流側の出口部13b(逆回転の場合は入口部13aが下流側、出口部13bが上流側となる。)はそれぞれ深溝14の円周方向深溝14bに連通されているため、異物や気泡が負圧発生溝13内に浸入した場合において、異物や気泡は深溝14を介して密封流体側に排出される。特に、負圧発生溝13の円周方向深溝14bに連通される部分は滑らかに拡張されているため、異物や気泡は負圧発生溝13内に留まることなく、スムースに円周方向深溝14bに移動され、密封流体側に排出される。
本発明の実施例1に係るしゅう動部品は上記のとおりであり、以下のような優れた効果を奏する。
(1)一対のしゅう動部品のうち、回転側のしゅう動部品が正逆両方向に回転する摺動部品において、少なくとも一方側のしゅう動部品のしゅう動面には、密封流体側に位置して正圧発生溝11、11’が設けられ、また、反密封流体側に位置して反密封流体側とはランド部Rにより隔離された負圧発生溝13が設けられると共に、負圧発生溝13より密封流体側には密封流体側と連通された深溝14が設けられ、正圧発生溝11、11’の上流側の端部は深溝14に連通され、負圧発生溝13の上流側の入口部13a及び下流側の出口部13bは深溝14に連通され、入口部13aと出口部13bとの間の中間部13cは入口部13a及び出口部13bより反密封流体側に位置するように配設されることにより、正逆両方向に回転するしゅう動部品において、正圧により相対しゅう動するしゅう動面Sの間隔を広げられ、該しゅう動面Sに液膜が形成され、また、しゅう動面の反密封流体側において吸い込みが発生し、密封流体側から反密封流体側への漏れが防止され、さらに、異物や気泡が負圧発生溝13内に浸入した場合でも、異物や気泡は深溝14を介して密封流体側に排出されるため、しゅう動面の密封機能を長期間にわたり維持させることができる。
(2)入口部13a及び出口部13bは、それぞれ、深溝14側から中間部13cに向かって先細のテーパ状に形成されることにより、負圧発生溝13内に浸入した異物や気泡の排出効果を高めることができる。
(3)深溝14は半径方向深溝14a及び円周方向深溝14bから構成されることにより、しゅう動面Sの密封流体側から反密封流体側に漏れようとする流体を導き、密封流体側に逃す役割を果たすことができ、また、正逆両方向に回転するしゅう動部品のしゅう動面における正圧発生溝11、11’及び負圧発生溝13の配列を無駄のない合理的なものとすることができる。
(4)正圧発生溝11、11’は、半径方向深溝14aの周方向の中心と回転中心とを結ぶ径方向の線O−Oに対して対称になるように半径方向深溝14aの両側に配設されることにより、しゅう動面における正圧発生溝11、11’の配列を正逆両方向に回転するしゅう動部品に適した合理的なものとすることができる。
(5)負圧発生溝13は、その周方向の中心と回転中心とを結ぶ径方向の線O−Oに対して対称になるように配設されることにより、しゅう動面における負圧発生溝13の配列を正逆両方向に回転するしゅう動部品に適した合理的なものとすることができる。
(6)円周方向深溝14bは正圧発生溝11、11’と負圧発生溝13との径方向の間に配設され、半径方向深溝14aを介して円周方向に連続して配設されることにより、正圧発生機構10で発生した動圧(正圧)を高圧側流体の圧力まで開放することで、流体が低圧側の負圧発生機構12に流入し、負圧発生機構12の負圧発生能力が弱まることを防止することができる。
図5を参照しながら、本発明の実施例2に係るしゅう動部品について説明する。
なお、実施例1と同じ部材には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図5に示す実施例2に係るしゅう動部品においては、負圧発生溝の平面形状が実施例1と相違するが、その他の基本構成は実施例1と同じである。
図5において、負圧発生溝13の入口部13a及び出口部13と円周方向深溝14bとの接続部には、それぞれ、円周方向深溝14b内の流体の流れ方向に対し、交叉すると共に反密封流体側に広がりを有する淀み部13f、13gが設けられている。
図5に示す負圧発生溝13においては、淀み部13f、13gは円周方向深溝14b内の流体の流れ方向に対し直交するように交叉すると共に反密封流体側に広がりを有している。
入口部13aに円周方向深溝14b内の流体の流れ方向に対し直交するように交叉すると共に反密封流体側に広がりを有する淀み部13fが設けられることにより、負圧発生溝13への流体の流入量は一層に少なくなり、また、淀み部13gの存在により出口部13bにおいては流体の排出が若干抑えられるものの、出口部13bにおける動圧(正圧)の発生は一層小さくなるため、流れによるポンピング効果を高めることができ、中間部13cから出口部13b付近にかけて流体を吸い込む作用を一層大きくすることができる。
図6を参照しながら、本発明の実施例3に係るしゅう動部品について説明する。
なお、実施例1と同じ部材には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図6に示す実施例3に係るしゅう動部品においては、負圧発生溝の平面形状が実施例1と相違するが、その他の基本構成は実施例1と同じである。
図6において、負圧発生溝13の入口部13aと円周方向深溝14bとの接続部には、円周方向深溝14b内の流体の流れ方向に対し、交叉すると共に反密封流体側であって上流側に広がる淀み部13hが設けられ、また、出口部13前記出口部と円周方向深溝14bとの接続部には、円周方向深溝14b内の流体の流れ方向に対し、交叉すると共に反密封流体側であって下流側に広がる淀み部13iが設けられている。
入口部13aに円周方向深溝14b内の流体の流れ方向に対し交叉すると共に反密封流体側であって上流側に広がる淀み部13hが設けられることにより、負圧発生溝13への流体の流入量はより一層少なくなり、また、淀み部13i淀み部13gの存在により出口部13bにおいては流体の排出が若干抑えられるものの、出口部13bにおける動圧(正圧)の発生はより一層小さくなるため、流れによるポンピング効果を一層高めることができ、中間部13cから出口部13b付近にかけて流体を吸い込む作用をより一層大きくすることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、しゅう動部品をメカニカルシール装置における一対の回転用密封環及び固定用密封環のいずれかに用いる例について説明したが、円筒状しゅう動面の軸方向一方側に潤滑油を密封しながら回転軸としゅう動する軸受のしゅう動部品として利用することも可能である。
また、例えば、前記実施例では、外周側に被密封流体が存在する場合について説明したが、内周側に被密封流体が存在する場合にも適用可能である。
また、例えば、前記実施例では、しゅう動部品を構成するメカニカルシールの固定側密封環に正圧発生機構、負圧発生機構及び深溝を設ける場合について説明したが、これとは逆に、回転側密封環に設けてもよい。
また、例えば、一方のしゅう動環に正圧発生機構を、他方のしゅう動環に負圧発生機構を設け、深溝をいずれかのしゅう動環に設けるようにしてもよい。
また、例えば、前記実施例では、半径方向溝が8等配に設けられ、これに対応して、正圧発生機構である正圧発生溝が4枚設けられ(逆回転用に4枚設けられ、合計で8枚)、負圧発生機構である負圧発生溝が4枚設けられた例が説明されているが、これに限定されることなく、これより少ない例えば半径方向溝が4等配でもよく、また、これより多い例えば12枚等でもよい。
また、例えば、前記実施例では、正圧発生機構がレイリーステップ機構から構成される場合について説明したが、これに限定されることなく、例えば、ディンプルで構成してもよく、要は、正圧を発生する機構であればよい。
なお、正圧発生機構がディンプルの場合、深溝はディンプルの上流側に連通される必要はない。
1 回転軸
2 スリーブ
3 回転側密封環
4 ハウジング
5 固定側密封環
6 コイルドウェーブスプリング
7 ベローズ
10、10’ 正圧発生機構
11、11’ 正圧発生溝(グルーブ)
11a 上流側の端部
11b 下流側の端部(狭まり段差)
12 負圧発生機構
13 負圧発生溝
13a 上流側の入口部
13b 下流側の出口部
13c 中間部
13d 拡がり隙間(段差)
13e 狭まり隙間(段差)
13f〜13i 淀み部
14 深溝
14a 半径方向深溝
14b 円周方向深溝
S シール面
R ランド部























Claims (9)

  1. 一対のしゅう動部品のうち、回転側のしゅう動部品が正逆両方向に回転する摺動部品において、
    少なくとも一方側のしゅう動部品のしゅう動面には、密封流体側に位置して正圧発生溝が設けられ、また、反密封流体側に位置して反密封流体側とはランド部により隔離された負圧発生溝が設けられると共に、前記負圧発生溝より密封流体側には密封流体側と連通された深溝が設けられており、
    前記正圧発生溝の上流側の端部は前記深溝に連通され、前記負圧発生溝の上流側の入口部及び下流側の出口部は前記深溝に連通され、前記入口部と前記出口部との間の中間部は前記入口部及び前記出口部より反密封流体側に位置するように配設されることを特徴とするしゅう動部品。
  2. 前記入口部及び前記出口部は、それぞれ、前記深溝側から前記中間部に向かって先細のテーパ状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のしゅう動部品。
  3. 前記入口部及び前記出口部と前記深溝との接続部は、それぞれ、前記深溝内の流体の流れ方向に対し、交叉すると共に反密封流体側に広がり有する淀み部を備えることを特徴とする請求項1に記載のしゅう動部品。
  4. 前記入口部の前記淀み部は上流側に広がり、また、前記出口部の前記淀み部は下流側に向かう広がりを有する形状であることを特徴とする請求項3に記載のしゅう動部品。
  5. 前記深溝は半径方向深溝及び円周方向深溝から構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のしゅう動部品。
  6. 前記深溝は半径方向深溝及び円周方向深溝から構成され、
    前記正圧発生溝は、前記半径方向深溝の周方向の中心と回転中心とを結ぶ径方向の線に対して対称になるように前記半径方向深溝の両側に配設されることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のしゅう動部品。
  7. 前記負圧発生溝は、該負圧発生溝の周方向の中心と回転中心とを結ぶ径方向の線に対して対称になるように配設されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のしゅう動部品。
  8. 前記円周方向深溝は前記正圧発生溝と前記負圧発生溝との径方向の間に配設され、前記半径方向深溝を介して円周方向に連続して配設されることを特徴とする請求項5又は6に記載のしゅう動部品。
  9. 前記負圧発生溝は、該負圧発生溝の周方向の中心と回転中心とを結ぶ径方向の線に対して対称になるように配設され、
    前記円周方向深溝は前記正圧発生溝と前記負圧発生溝との径方向の間に配設され、前記半径方向深溝を介して円周方向に連続して配設されることを特徴とする請求項5又は6に記載のしゅう動部品。
JP2018550187A 2016-11-14 2017-11-06 しゅう動部品 Active JP6910371B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016221386 2016-11-14
JP2016221386 2016-11-14
PCT/JP2017/039905 WO2018088353A1 (ja) 2016-11-14 2017-11-06 しゅう動部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018088353A1 JPWO2018088353A1 (ja) 2019-10-03
JP6910371B2 true JP6910371B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=62109893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018550187A Active JP6910371B2 (ja) 2016-11-14 2017-11-06 しゅう動部品

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10941863B2 (ja)
EP (1) EP3540275B1 (ja)
JP (1) JP6910371B2 (ja)
KR (1) KR102288167B1 (ja)
CN (1) CN109844382B (ja)
WO (1) WO2018088353A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3553353B1 (en) * 2016-12-07 2024-02-07 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding component
EP3627011B1 (en) 2017-05-19 2022-10-19 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding component
EP3627010B1 (en) 2017-05-19 2023-10-11 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding component
CN110785587B (zh) * 2017-07-14 2022-05-17 伊格尔工业股份有限公司 滑动部件
KR102409059B1 (ko) 2017-10-03 2022-06-15 이구루코교 가부시기가이샤 슬라이딩 부품
JP7242659B2 (ja) * 2018-05-17 2023-03-20 イーグル工業株式会社 シールリング
EP3816487A4 (en) 2018-05-17 2022-02-23 Eagle Industry Co., Ltd. WATERTIGHT RING
CN112088267B (zh) 2018-05-17 2023-01-24 伊格尔工业股份有限公司 密封环
US20210164571A1 (en) * 2018-05-17 2021-06-03 Eagle Industry Co., Ltd. Seal ring
JP7262895B2 (ja) * 2019-03-22 2023-04-24 イーグル工業株式会社 摺動部品
CN115698566A (zh) * 2020-06-02 2023-02-03 伊格尔工业股份有限公司 滑动部件
DE102020007800A1 (de) 2020-12-15 2022-06-15 Kaco Gmbh + Co. Kg Dichtring einer Gleitringdichtung sowie Gleitringdichtung mit einem Dichtring
CN114857272B (zh) * 2022-03-31 2023-06-02 清华大学 端面密封组件
CN114857273B (zh) * 2022-03-31 2023-06-02 清华大学 端面密封组件

Family Cites Families (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL130801C (ja) * 1961-02-10
US3176910A (en) * 1962-11-20 1965-04-06 Curtiss Wright Corp Rotor and seal combination for rotary mechanisms
US3333855A (en) * 1964-09-22 1967-08-01 Gits Bros Mfg Co Floating controlled gap seal
DE1913397B2 (de) * 1969-03-17 1974-06-20 Feodor Burgmann Jun. Asbest- Und Packungswerk, 8190 Wolfratshausen Gleitringdichtung mit Schraubengangpumpe
US3672689A (en) * 1970-10-05 1972-06-27 Robert C Hadley Mechanical seal assemblies
US4082296A (en) * 1976-05-26 1978-04-04 Stein Philip C Seal for sealing between a rotating member and a housing
US4155561A (en) * 1976-06-11 1979-05-22 Rudy John V Sealing device
US4415168A (en) * 1977-04-12 1983-11-15 Taiho Kogyo Co., Ltd. Mechanical seal
US4145058A (en) * 1977-07-08 1979-03-20 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Shaft seal assembly for high speed and high pressure applications
JPS5850363A (ja) * 1981-09-18 1983-03-24 Taiho Kogyo Co Ltd メカニカルシ−ル
US5246295A (en) * 1991-10-30 1993-09-21 Ide Russell D Non-contacting mechanical face seal of the gap-type
US5388843A (en) * 1993-02-16 1995-02-14 Durametallic Corporation Fluid film seal
US5509664A (en) * 1993-07-19 1996-04-23 Stein Seal Company Segmented hydrodynamic seals for sealing a rotatable shaft
AU685502B2 (en) * 1993-09-01 1998-01-22 Durametallic Corporation Face seal with angled and annular grooves
US5498007A (en) * 1994-02-01 1996-03-12 Durametallic Corporation Double gas barrier seal
US5558341A (en) * 1995-01-11 1996-09-24 Stein Seal Company Seal for sealing an incompressible fluid between a relatively stationary seal and a movable member
CN1087061C (zh) * 1998-08-13 2002-07-03 王玉明 可双向旋转的双列双叶螺旋槽端面密封
PL187630B1 (pl) * 1998-12-10 2004-08-31 Anga Uszczelnienia Mechaniczne Pierścień ślizgowy uszczelnienia mechanicznego czołowego bezstykowego
US6446976B1 (en) * 2000-09-06 2002-09-10 Flowserve Management Company Hydrodynamic face seal with grooved sealing dam for zero-leakage
EP2549155B1 (en) * 2010-03-15 2016-08-10 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding member
CN103097782B (zh) * 2010-10-06 2016-01-20 伊格尔工业股份有限公司 滑动部件
EP2902677B1 (en) 2012-09-29 2018-08-22 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding part
CN104769340B (zh) * 2013-03-17 2016-08-24 伊格尔工业股份有限公司 滑动部件
JP6572203B2 (ja) 2014-02-24 2019-09-04 イーグル工業株式会社 摺動部品
CN103791097A (zh) * 2014-02-28 2014-05-14 江苏大学 一种自动排泄颗粒的组合流体动压槽机械密封
WO2015199172A1 (ja) * 2014-06-26 2015-12-30 イーグル工業株式会社 摺動部品
US9765892B2 (en) * 2014-06-26 2017-09-19 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding component
US9714712B2 (en) * 2014-08-15 2017-07-25 Eaton Corporation Hydrodynamic mating ring with integrated groove inlet pressure control
EP3196515B1 (en) * 2014-09-20 2021-02-24 Eagle Industry Co., Ltd. Slide component
US10274086B2 (en) * 2014-09-20 2019-04-30 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding component
EP3217049B1 (en) 2014-11-08 2022-03-30 Eagle Industry Co., Ltd. Sliding parts
US9638326B2 (en) * 2014-12-15 2017-05-02 Kaydon Ring & Seal, Inc. Arch-bound ring seal and ring seal system including an arch-bound ring seal
US9927033B2 (en) * 2015-06-29 2018-03-27 Kaydon Ring & Seal, Inc. Split circumferential lift-off seal segment

Also Published As

Publication number Publication date
KR102288167B1 (ko) 2021-08-11
EP3540275B1 (en) 2023-07-05
CN109844382A (zh) 2019-06-04
KR20190053947A (ko) 2019-05-20
US10941863B2 (en) 2021-03-09
EP3540275A1 (en) 2019-09-18
JPWO2018088353A1 (ja) 2019-10-03
US20190316682A1 (en) 2019-10-17
EP3540275A4 (en) 2020-07-15
CN109844382B (zh) 2021-01-12
WO2018088353A1 (ja) 2018-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6910371B2 (ja) しゅう動部品
JP6204974B2 (ja) 摺動部品
JP6058018B2 (ja) 摺動部品
JP6776232B2 (ja) 摺動部品
JP6161632B2 (ja) 摺動部品
JP6678170B2 (ja) 摺動部品
JP6121446B2 (ja) 摺動部品
JP6392343B2 (ja) 摺動部品
WO2018092742A1 (ja) しゅう動部品
EP3361128B1 (en) Sliding component
JP6918012B2 (ja) しゅう動部品
JP6345695B2 (ja) 摺動部品
JP6456950B2 (ja) 摺動部品
WO2019049847A1 (ja) 摺動部品
JP6713990B2 (ja) 摺動部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210505

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6910371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250