JP6855353B2 - メカニカルシール及び密封構造 - Google Patents

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Description

本発明は、メカニカルシール及び密封構造に関する。
本発明は、ポンプや攪拌機等の回転軸とハウジングとの間を、回転環のシール面と固定環のシール面とを接触させてシールするメカニカルシールに関する。当該シール面同士が相対的に回転することにより、摺接作用により密封対象領域と外部との間の流体の流通を遮断する。メカニカルシールは、固定環を回転環に押し付けるためのスプリング等の付勢部材を備える。特許文献1に記載のメカニカルシールでは、スプリングの一端はシールケースに固定され、他端は固定環のリテーナに固定されており、シールケースとリテーナとの間には軸方向に隙間があり、スプリングの伸縮を可能にしている。シールケースやリテーナにはスプリングを収容する収容室が設けられる。特許文献2には、このスプリング室に冷却水等を流通させることでシール周辺の雰囲気温度を管理する技術が記載されている。
特開2016−166631号公報 特開2006−250306号公報
特許文献1のメカニカルシールでは回転軸が水平方向を向いている。ここで、回転軸が鉛直方向に向いている装置にメカニカルシールを適用する場合を考える。例えば液体の貯留槽の上部に設置され鉛直方向に伸びる回転軸を有する攪拌装置において、液体を密封するためにメカニカルシールを適用する場合が考えられる。このような場合、シール面から漏れた密封対象流体が、固定環を付勢するスプリングが収容された収容室に溜まり、作動不良の原因となる可能性があることを発明者らは見出した。以下、図面を参照して具体的にこの課題について説明する。
図2は回転軸が鉛直方向を向いている装置に適用した場合を想定したメカニカルシールを示している。図2において、軸92は鉛直方向に向いており、鉛直下方が密封対象流体の領域Lであり、鉛直上方が外部の大気領域Aであるとする。このメカニカルシール87は、回転環93をシールケース99外部の大気領域Aに配置し、回転環93のシール面93aと固定環94のシール面94aとが摺動接触しながら相対的に回転することにより、シール面の内周側にある密封対象流体の領域Lと、シール面の外周側の大気領域Aとを遮断する。
メカニカルシール87は、回転環ユニット70と固定環ユニット71から構成される。回転環ユニット70は、回転環93と、回転環93を保持するホルダ96及びリテーナ97を有する。固定環ユニット71は、固定環94と、固定環94を保持するホルダ95及びリテーナ98を有する。回転環ユニット70は、ノックピン82によりカラー80に対し相対回転しないよう構成され、固定環ユニット71はノックピン86によりシールケース99に対し相対回転しないよう構成される。カラー80はセットスクリュー81により軸92に固定され、シールケース99はボルト88によりハウジング91に固定される。これにより、回転環ユニット70は軸92とともに回転し、固定環ユニット71はハウジング91に対し軸92の回転方向の相対移動が生じない。固定環ユニット71とシールケ
ース99との間には軸方向に隙間があり、スプリング85の伸縮を可能にしている。
シールケース99には収容室89が設けられ、収容室89内に設置されたスプリング85が固定環ユニット71を鉛直上方に付勢する。これにより、固定環94は回転環93に向かって押し付けられるように鉛直上方へ付勢される。回転環93と固定環94のシール面から漏洩した密封対象流体が回転環93の回転の遠心力により外部に飛散しないように、メカニカルシール87のシール面の径方向外側に円筒状のカバー83がホースバンド84により固定されている。これによりメカニカルシール87のシール面から漏洩した流体の外部への飛散が抑制される。
ここで、カバー83とメカニカルシール87のシール面との間の空間Xには、シール面から漏洩した流体が溜まっていくことになる。空間Xに溜まった流体がカバー83からあふれると、流体は矢印Yに示すように鉛直下方に流れ出し、シールケース99と固定環ユニット71の間の空間に流れ込み、さらに収容室89に流れ込む場合がある。収容室89に密封対象流体が溜まってしまうと、スプリング85の動作に影響を及ぼし、ひいてはメカニカルシール87の密封性能の低下を招く可能性がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、回転軸が鉛直方向を向いているメカニカルシールにおいて、固定環を付勢する付勢部材が収容された収容室に、シール面から漏れた密封対象流体が溜まることを抑制する技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
鉛直方向に向いている軸と前記軸が挿入される軸孔を有するハウジングとの間に設けられ、前記軸と前記ハウジングとの間の環状隙間を密封するメカニカルシールであって、
軸方向に垂直なシール面を有し、前記軸とともに回転する回転環ユニットと、
前記回転環ユニットの鉛直下方に設けられ、軸方向に垂直かつ前記回転環ユニットのシール面と対向するシール面を有し、前記ハウジングに設けられる固定環ユニットと、
前記固定環ユニットを鉛直上方に付勢る付勢部材と、
前記付勢部材を収容する収容室を有し、前記固定環ユニットの鉛直下方で前記ハウジングに固定されるシールケースと、
を有し、
前記シールケースの径方向外側の端部は前記シール面の径方向の位置よりも外側にあり、
前記収容室は、前記シールケースの鉛直上方の面に開口し
前記収容室の底部には、前記収容室内と前記シールケースの外部とを連通し径方向外側に向かって鉛直下方に傾いている連通路が設けられ
前記シール面の径方向外側に、円筒状のカバーが設けられていることを特徴とするメカニカルシールである。
この発明においては、付勢部材が伸縮可能なように、固定環ユニットとシールケースとの間には軸方向に隙間がある。シールケースの径方向外側の端部がシール面の径方向の位置よりも外側にあるため、シール面から密封対象流体が漏洩した場合に、漏洩した流体がシールケースの鉛直上方の面(以下、単に上面という)に流れ落ちる可能性がある。また、前記シール面の径方向外側に、円筒状のカバーが設けられている。これにより、シール面から漏洩した流体が回転環の回転の遠心力によって外部に飛散することが抑制される。カバーの径方向の位置がシールケースの径方向外側の端部の位置よりも径方向内側の場合、カバーによって受け止められた流体がカバーを伝ってシールケース上面に流れ落ちる可能性がある。
シールケース上面に開口する付勢部材の収容室の底部には収容室内とシールケース外部とを連通する連通路が設けられており、連通路は、径方向外側に向かって鉛直下方に傾いているので、たとえ流体が収容室内に流れ込んでしまったとしても、その流体は連通路を通ってシールケース外部へ排出されるため、収容室内に流体が溜まることを抑制できる従って、カバーを配置してもシール面から漏洩した流体が付勢部材の収容室内に溜まることを抑制できる。また、収容室内に何らかの異物が入り込んでしまった場合には、連通路から洗浄液を収容室内に流し込むことにより、収容室を洗浄することができる。連通路から流し込まれた洗浄液は、シールケース上面と固定環ユニットとの間の空間を通り、シールケース上面の開口から流出して外部へ排出される。
これらの構成から、本発明においては、付勢部材の収容室内に密封対象流体や異物が溜まることが抑制される。従って、収容室内の流体や異物によって付勢部材の動作に影響が及ぼされることが抑制され、メカニカルシールの密封性能が低下することを抑制することができる。
本発明の第2の態様は、
鉛直方向に向いている軸と、
前記軸が挿入される軸孔を有するハウジングと、
前記軸と前記ハウジングの間に設けられ、前記軸と前記ハウジングの間の環状隙間を密封するメカニカルシールと、
を有する密封構造であって、
前記メカニカルシールは、
軸方向に垂直なシール面を有し、前記軸とともに回転する回転環ユニットと、
前記回転環ユニットの鉛直下方に設けられ、軸方向に垂直かつ前記回転環ユニットのシール面と対向するシール面を有し、前記ハウジングに設けられる固定環ユニットと、
前記固定環ユニットを鉛直上方に付勢る付勢部材と、
前記付勢部材を収容する収容室を有し、前記固定環ユニットの鉛直下方で前記ハウジングに固定されるシールケースと、
を有し、
前記シールケースの径方向外側の端部は前記シール面の径方向の位置よりも外側にあり

前記収容室は、前記シールケースの鉛直上方の面に開口し
前記収容室の底部には、前記収容室内と前記シールケースの外部とを連通し径方向外側に向かって鉛直下方に傾いている連通路が設けられ
前記シール面の径方向外側に、円筒状のカバーが設けられていることを特徴とする密封構造である。
この発明の態様においても、上述した効果を得ることができる。すなわち、固定環ユニットを付勢する付勢部材が収容された収容室に、シール面から漏れた密封対象流体が溜まることを抑制することができる。従って、収容室内の流体や異物によって付勢部材の動作に影響が及ぼされることを抑制でき、密封構造の密封性能が低下することを抑制すること
ができる。
本発明によれば、回転軸が鉛直方向を向いているメカニカルシールにおいて、固定環を付勢する付勢部材が収容された収容室に、シール面から漏れた密封対象流体が溜まることを抑制することができる。
図1は本発明の実施例に係るメカニカルシールの概略構成を示す図である。 図2は参考例に係るメカニカルシールの概略構成を示す図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1を参照して、実施例に係るメカニカルシールについて説明する。図1は実施例に係るメカニカルシールを密封装置として備えた密封構造の一例を示す縦断面図である。鉛直方向に向いている回転軸とハウジングとの間をシールするメカニカルシールに本発明を適用した一例を示す。このメカニカルシールは、各種産業用ポンプ、河川用ポンプ、攪拌装置等に好適に用いることができる縦型のいわゆるアウトサイド型メカニカルシールである。図1においては、中心軸線を含む面で切断した断面による概略構成を示しているが、説明の便宜上、中心軸線に対して左側と右側とでは断面位置の位相をずらしている。具体的には、左側には後述するコイルスプリング13の収容室14が明確になる位相の断面的な構成を示し、右側には後述するボルト23が明確になる位相の断面的な構成を示す。図1において、メカニカルシール35は、鉛直方向に向いている軸2と、軸2が挿入される軸孔36を有するハウジング1との間に設けられ、軸2とハウジング1の間の環状隙間を密封する。メカニカルシール35は、回転環ユニット41と固定環ユニット42を有する。
回転環ユニット41は、回転環5、ホルダ9、リテーナ7を有する。回転環5は、軸方向に垂直なシール面5aを有する。回転環5は2つ割り構造であり、Oリング26を介してホルダ9によって外周面を保持される。ホルダ9はボルト19によってリテーナ7に固定される。リテーナ7はOリング27を介して回転環5を保持し、ドライブピン11によりリテーナ7と回転環5とは相対的に回転しないようになっている。リテーナ7と軸2との間はOリング25によって封止される。カラー4はセットスクリュー3によって軸2に固定される。ノックピン18によりカラー4とリテーナ7とは相対的に回転しないようになっている。以上の構造により、回転環ユニット41は軸2に対して固定され、軸2とともに回転する。回転環ユニット41の構成は一例である。ホルダ9やリテーナ7等の保持構造の形状や部品点数は必要に応じて変更することができる。また回転環5の分割数は2より多くてもよいし分割されない構成でもよい。
固定環ユニット42は、固定環6、ホルダ10、リテーナ8を有する。固定環6は、回転環5の鉛直下方に設けられ、軸方向に垂直かつ回転環5のシール面5aと対向するシール面6aを有する。固定環6は2つ割り構造であり、Oリング29を介してホルダ10によって外周面を保持される。ホルダ10はボルト20によってリテーナ8に固定される。リテーナ8はOリング28を介して固定環6を保持し、ドライブピン12によりリテーナ8と固定環6とは相対的に回転しないようになっている。以上の構造により、固定環ユニット42はハウジング1に対して回転方向へ相対的に移動しないように設けられている。
固定環ユニット42の構成は一例である。ホルダ10やリテーナ8等の保持構造の形状や部品点数は必要に応じて変更することができる。また、固定環6の分割数は2より多くてもよいし分割されない構成でもよい。
ハウジング1の軸孔36にはOリング31を介して環状のシールケース15がボルト23によって固定されている。シールケース15は、固定環ユニット42の鉛直下方でハウジング1に固定されている。ノックピン22により、シールケース15と固定環ユニット42とは相対的に回転しないようになっている。
シールケース15には、付勢部材であるコイルスプリング13を収容する収容室14が設けられている。収容室14は周方向に等間隔に複数設けられている。本実施例では周方向に等間隔に4個の収容室が設けられているものとする。各収容室14にコイルスプリング13が収容されている。以下の説明は各収容室14及びコイルスプリング13に共通である。収容室14は鉛直上方が開口した筒状の空間であり、底面37にコイルスプリング13が固定されている。コイルスプリング13は固定環ユニット42を鉛直上方に付勢することにより、回転環5のシール面5aと固定環6のシール面6aとは接触した状態を維持する。シールケース15と固定環ユニット42との間にはコイルスプリング13が伸縮するための軸方向の隙間がある。これにより回転環5のシール面5aと固定環6のシール面6aとが接触し摺動する状態が維持され、シール面5a、6aが摺動しながら相対的に回転することによりシール面5a、6aの内周側領域である密封対象流体の領域Lと、その外周側領域である大気領域Aとが遮断される。なお、付勢部材は、固定環ユニット42を鉛直上方に付勢する部材であればコイルスプリングに限らない。また、付勢部材の数は4個より少なくても多くてもよいし、周方向に等間隔に設けられても不等間隔に設けられてもよい。
メカニカルシール35のシール面5a、6aの径方向外側には、円筒状のカバー24が設けられている。カバー24はホースバンド21により外周面を締付けられることにより、固定環ユニット42に対し固定されている。カバー24の内周面、ホルダ10の上面、ホルダ9の下面及び外周面、及びリテーナ7の外周面により、鉛直上方に開口した空間32が形成される。シール面5a、6aから漏洩した密封対象流体は、回転環5の回転の遠心力により径方向外側に飛ばされるが、カバー24の内周面により外部に飛散することが抑制される。漏洩した流体は空間32に溜まっていく。
シールケース15の上面は、コイルスプリング13の収容室14の開口部より径方向外側において、径方向の端部38に向かって下方へ傾いた傾斜面16となっている。傾斜面16は、下方への傾斜を有する面であればテーパ面でも曲面でもよい。なお、傾斜面16は、シールケース15の上面の全周にわたって設けてもよいし、シールケース15の上面のうち周方向で収容室14が設けられている位置の近傍に傾斜面16を形成してもよい。その場合、例えば図1ではボルト23の位置においてもシールケース15の上面を傾斜面としているが、ボルト23の位置では傾斜面を形成しない構成としてもよい。傾斜面16の傾斜角度は、密封対象流体の性状、シールケース15の上面に流れ込む流体の流量、外部環境等に応じて適宜設定する。
収容室14の底面37には、収容室14内とシールケース15の外部とを連通する連通路17が設けられている。連通路17は、収容室14の底面と、シールケース15の径方向の端部38の外周面に設けられた開口部39とを連通する通路である。この連通路17は、径方向外側に向かって下方に傾いている。
<本実施例の優れた点>
シールケース15の径方向の端部38は、メカニカルシール35のシール面5a、6a
の径方向の位置よりも外側にある。また、シールケース15の径方向の端部38は、カバー24の径方向の位置よりも外側にある。そのため、シール面5a、6aから漏洩した流体が空間32に溜まりカバー24からあふれると、流体は矢印33に示すように下方に流れ出し、シールケース15の上面に流れ落ちる可能性がある。しかしながら、シールケース15の上面は、収容室14の開口部より径方向外側において径方向の端部38に向かって下方へ傾いた傾斜面16となっているため、シールケース15の上面に流れ込んだ流体は、矢印34に示すように傾斜面16を流れてコイルスプリング13の収容室14がある方向とは判定方向へ流れていく。従って、流体はシールケース15の外部へ流れていき、コイルスプリング13の収容室14へ流れ込むことが抑制される。
さらに、コイルスプリング13の収容室14には、収容室14内とシールケース15の外部とを連通する連通路17が設けられているので、シールケース15の上面に傾斜面16が設けられているにもかかわらず、もし流体が収容室14内に流れ込んでしまったとしても、その流体は矢印40に示すように連通路17を通ってシールケース15外部に排出される。
また、収容室14内に何らかの異物が入り込んでしまった場合には、シールケース15の径方向の端部38の外周面に設けられた開口部39から連通路17へ矢印40とは反対方向に洗浄液を流し込むことにより、収容室14を洗浄することができる。連通路17から流し込まれた洗浄液は、シールケース15の上面と固定環ユニット42との間の空間を通り、シールケース15の上面に形成された傾斜面16を矢印34に示すように流れて外部へ排出される。
これらの作用により、本実施例のメカニカルシールにおいては、コイルスプリング13の収容室14内に密封対象流体や異物が溜まることが抑制される。従って、収容室14内の流体や異物によってコイルスプリング13の動作に影響が及ぼされることを抑制され、メカニカルシール35の密封性能が低下することを抑制できる。本実施例のメカニカルシールによれば、異物を含んだ液体やスラリーを密封対象流体とする場合でも、流体中に含まれる異物によってコイルスプリングの動作が影響を受けることを抑制できる。
1:ハウジング
2:軸
3:セットスクリュー
4:カラー
5:回転環
5a:シール面
6:固定環
6a:シール面
7:リテーナ
8:リテーナ
9:ホルダ
10:ホルダ
11:ドライブピン
12:ドライブピン
13:コイルスプリング
14:収容室
15:シールケース
16:傾斜面
17:連通路
18:ノックピン
19:ボルト
20:ボルト
21:ホースバンド
22:ノックピン
23:ボルト
24:カバー
25:Oリング
26:Oリング
27:Oリング
28:Oリング
29:Oリング
30:Oリング
31:Oリング
32:空間
33:矢印
34:矢印
35:メカニカルシール
36:軸孔
37:収容室の底面
38:シールケースの端部
39:開口部
40:矢印

Claims (2)

  1. 鉛直方向に向いている軸と前記軸が挿入される軸孔を有するハウジングとの間に設けられ、前記軸と前記ハウジングとの間の環状隙間を密封するメカニカルシールであって、
    軸方向に垂直なシール面を有し、前記軸とともに回転する回転環ユニットと、
    前記回転環ユニットの鉛直下方に設けられ、軸方向に垂直かつ前記回転環ユニットのシール面と対向するシール面を有し、前記ハウジングに設けられる固定環ユニットと、
    前記固定環ユニットを鉛直上方に付勢る付勢部材と、
    前記付勢部材を収容する収容室を有し、前記固定環ユニットの鉛直下方で前記ハウジングに固定されるシールケースと、
    を有し、
    前記シールケースの径方向外側の端部は前記シール面の径方向の位置よりも外側にあり、
    前記収容室は、前記シールケースの鉛直上方の面に開口し
    前記収容室の底部には、前記収容室内と前記シールケースの外部とを連通し径方向外側に向かって鉛直下方に傾いている連通路が設けられ
    前記シール面の径方向外側に、円筒状のカバーが設けられていることを特徴とするメカニカルシール。
  2. 鉛直方向に向いている軸と、
    前記軸が挿入される軸孔を有するハウジングと、
    前記軸と前記ハウジングの間に設けられ、前記軸と前記ハウジングの間の環状隙間を密封するメカニカルシールと、
    を有する密封構造であって、
    前記メカニカルシールは、
    軸方向に垂直なシール面を有し、前記軸とともに回転する回転環ユニットと、
    前記回転環ユニットの鉛直下方に設けられ、軸方向に垂直かつ前記回転環ユニットのシール面と対向するシール面を有し、前記ハウジングに設けられる固定環ユニットと、
    前記固定環ユニットを鉛直上方に付勢る付勢部材と、
    前記付勢部材を収容する収容室を有し、前記固定環ユニットの鉛直下方で前記ハウジングに固定されるシールケースと、
    を有し、
    前記シールケースの径方向外側の端部は前記シール面の径方向の位置よりも外側にあり、
    前記収容室は、前記シールケースの鉛直上方の面に開口し
    前記収容室の底部には、前記収容室内と前記シールケースの外部とを連通し径方向外側に向かって鉛直下方に傾いている連通路が設けられ
    前記シール面の径方向外側に、円筒状のカバーが設けられていることを特徴とする密封構造。
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