JP6814526B2 - 転倒防止具およびこれを具備する箪笥 - Google Patents
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Description
少なくとも接合板と足板とから構成される箪笥などの転倒防止具であって
前記接合板と前記足板とはともに、少なくともその基材が金属またはセラミックスであり、
前記接合板は、その板面が接合板横辺と接合板縦辺で区画され、一方の板面を接合板表面、反対板面を接合板裏面としたときに、前記接合板表面に、その中心軸が前記接合板縦辺方向に延びる円筒形状の雌円筒が配され、かつ前記接合板表面から前記接合板裏面に貫通する接合穴が接合板横辺方向に並んで複数箇所設けられ、
前記足板は、その板面が足板縦辺と足板横辺で区画され、一方の板面を足板表面、反対板面を足板裏面としたときに、その足板表面側に対して垂直に延びる雄円柱が、足板縦辺側の一方端から足板縦辺長さに対して0.1〜0.4の範囲に配され、
前記雌円筒の内空に雄円柱を差し入れることで、前記接合板と前記足板とが回転自在に組み合わされることを最も主要な特徴とする。
図1〜図4は、本発明の転倒防止具の第1の様態を説明するものである。第1の様態においては、その符番を転倒防止具10A,接合板20A,足板30Aと表記するものとする。
図2は接合板20Aの斜視図である。接合板20Aの各部名称について、便宜上、一方の板面を接合板表面、反対の板面を接合板裏面と呼び、板面を区画している、対向する辺をそれぞれ接合板横辺、接合板縦辺と呼ぶことする。
図3は足板30Aの一部破断斜視図である。足板30Aは後述の通り箪笥本体50に取り付けた際に、箪笥本体50と床面との間に挟まれる部位である。便宜上、一方の板面を足板表面、反対板面を足板裏面とし、また板面の辺は、足板縦辺と足板横辺と呼んで区別するものとする。足板30Aの大きさは、接合板20A同様、適宜決めることができるが、一例として、足板縦辺が140mm程度、足板横辺が180mm程度である。
接合板20Aと足板30Aは、図4の分解斜視図のとおり、接合板20Aの雌円筒26の内空に、足板30Aの雄円柱32を差し入れることで、本発明の第1様態である転倒防止具10Aでは図1のように組み合わされる。このとき接合板20Aと足板30Aとは、雌円筒26の内径と雄円柱32の外径に上記の適度な差を設けることで回転自在な状態になっている。なお、図4には転倒防止具10Aを箪笥60へ取り付けるためのネジ40も併せて描かれている。
図5〜図8は、本発明の転倒防止具のより好ましい様態である第2の様態を説明するものである。第2の様態においては、その符番を転倒防止具10B,接合板20B,足板30Bと表記するものとする。
本発明第2の様態において特徴的なのは、接合板20がL字形状である点である。したがって、本様態における接合板20をL字接合板20Bと呼ぶことにする。図6はL字接合板20Bの斜視図である。L字接合板20Bは、便宜上、折曲げた箇所を「折曲辺21」と呼び、一方端辺から折曲辺21までを「接合板正面部22」と呼び、折曲辺21からの他方端辺までを「接合板側面部24」と呼ぶ。すなわちL字接合板20Bの基本形状は、接合板正面部22と接合板側面部24とが折曲辺21で垂直に接合しているということもできる。また接合板正面部22と接合板側面部24とで形成されるL字の90°側の面をそれぞれ内側面、270°側の面をそれぞれ外側面とする。
図7は足板30Bの一部破断斜視図である。第2の様態における足板30Bでは、第1の様態の足板30Aと比較したとき足板縦辺と足板横辺との長さ比率が異なるだけで、雄円柱32を設けるなど形状・機能に関しては第1の様態で説明した内容と同じである。足板30Bの大きさは、L字接合板20B同様、適宜決めることができるが、一例として、足板縦辺が140mm程度、足板横辺が50mm程度である。
L字接合板20Bと足板30Bは、図8の分解斜視図のとおり、L字接合板20Bの雌円筒26の内空に、足板30Bの雄円柱32を差し入れることで、本発明の転倒防止具10Bは図5のように組み合わされる。
本発明の転倒防止具10は、一般的な箪笥60には台輪62と呼ばれる部位が存在することに着目し、この部位に取り付けられるようにしたものである。台輪とは一般的に、箪笥などの家具において床面と直に接する台座部分であり、その家具を支える枠組の台木のことをいう。なお、本明細書で「箪笥など」と記載しているのは、本発明の転倒防止具は主に箪笥への取り付ける転倒防止具として機能するものであるが、箪笥以外に台輪を持つ家具、例えば戸棚への取り付けもできることから、そのような家具への適用を除外しない趣旨である。よって「箪笥など」を「台輪を備える家具」と言い換えることもできる。なお、本発明の転倒防止具10を取り付けた箪笥60もまた本発明のひとつであるので、区別のため本発明の箪笥60において、転倒防止具10を除いた構成要素(すなわち、一般的な箪笥)を「箪笥本体50」と表記するものである。
10A 第1の様態の転倒防止具
10B 第2の様態の転倒防止具
20 接合板
20A 第1の様態の接合板
20B 第2の様態の接合板=L字接合板
21 折曲辺
22 接合板正面部
24 接合板側面部
26 雌円筒
28 接合穴
30 足板
30A 第1の様態の足板
30B 第2の様態の足板
32 雄円柱
34 樹脂コーティングの箇所
40 ネジ
50 箪笥本体
60 箪笥
C1 雌円筒側面の柱方向中心の外周円
L1 接合板の高さ方向中心線
L2 足板の両足板横辺の中心を結んだ線
L3 雌円筒の中心軸
Claims (8)
- 少なくとも接合板と足板とから構成される箪笥などの転倒防止具であって
前記接合板と前記足板とはともに、少なくともその基材が金属またはセラミックスであり、
前記接合板は、その板面が接合板横辺と接合板縦辺で区画され、一方の板面を接合板表面、反対板面を接合板裏面としたときに、前記接合板表面に、その中心軸が前記接合板縦辺方向に延びる円筒形状の雌円筒が配され、かつ前記接合板表面から前記接合板裏面に貫通する接合穴が接合板横辺方向に並んで複数箇所設けられ、
前記足板は、その板面が足板縦辺と足板横辺で区画され、一方の板面を足板表面、反対板面を足板裏面としたときに、その足板表面に対して垂直に延びる雄円柱が、足板縦辺側の一方端から足板縦辺長さに対して0.1〜0.4の範囲に配され、
前記雌円筒の内空に雄円柱を差し入れることで、前記接合板と前記足板とが回転自在に組み合わされることを特徴とする転倒防止具。 - 前記接合板が、前記接合板横辺のいずれかの箇所で前記接合板縦辺と並行に伸びる折曲辺において垂直に屈曲して延びることでL字に形成されるL字接合板であり、
一方の前記接合板縦辺から前記折曲辺までの範囲を接合板正面部とし、前記折曲辺から他方の前記接合板縦辺までの範囲を接合板側面部として、前記接合板正面部と前記接合板側面部との90°形成側をそれぞれの内側面、270°形成側をそれぞれの外側面としたときに、
前記接合板正面部の内側面に、前記雌円筒が配され、
前記接合板正面部と接合板側面部に、前記接合穴がそれぞれ1箇所以上設けられる請求項1記載の転倒防止具。 - 前記足板の少なくとも足板裏面の全体が、樹脂または繊維材により覆われている請求項1または2記載の転倒防止具。
- 前記雌円筒の直径が、前記雄円柱の直径よりも0.1〜0.3mm長い請求項1または2記載の転倒防止具。
- 前記L字接合板の内側面において、前記接合板正面部上の前記雌円筒の側面接線が、前記折曲辺を起点とし、前記接合板正面部側の接合板縦辺までの前記接合板横辺長さを基準長さとしたときに、前記折曲辺から前記接合板正面部横辺長さの0.5〜0.8の範囲に配される請求項2記載の転倒防止具。
- 前記L字接合板の形状が、前記接合板縦辺方向の中心線を対称線とする線対称形状である請求項2記載の転倒防止具。
- 箪笥本体に、請求項1記載の転倒防止具が少なくとも1体具備された箪笥であって、
前記転倒防止具の前記接合板裏面が台輪の正面裏側に接した状態で、釘またはネジにより、前記接合板の前記接合穴を通じて前記箪笥本体の台輪の裏側に固定されており、
前記箪笥本体と前記箪笥本体が立脚する床面との間に、前記転倒防止具の前記足板が挟まれていることを特徴とする箪笥。 - 箪笥本体に、請求項2記載の転倒防止具が2体具備された箪笥であって、
1体の前記転倒防止具の前記L字接合板の外側面が、台輪の正面裏側および左側面裏側に接した状態で、釘またはネジにより、前記L字接合板の前記接合穴を通じて前記箪笥本体の台輪の裏側に固定されており、
他の1体の前記転倒防止具の前記L字接合板の外側面が、台輪の正面裏側のおよび右側面裏側に接した状態で、釘またはネジにより、前記L字接合板の前記接合穴を通じて前記箪笥本体の台輪の裏側に固定されており、
前記箪笥本体と前記箪笥本体が立脚する床面との間に、前記転倒防止具2体それぞれの前記足板が挟まれていることを特徴とする箪笥。
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