JP3138345U - 地震用シェルター - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物の室内に設置されて、地震の際に室内にいる人が安全に避難することのできる地震用シェルターを提供する。
【解決手段】建築物の室内に設置される地震用シェルター10であって、少なくとも天板12及び床板11と、前面に人が内部に入り込めるような開口部20とを有し、内部に人を収容可能な金属製の箱状に形成されていることを特徴とする地震用シェルター10。また、前記開口部20の左右方向の中間部分に、横倒状態または起立状態に変動可能で、横倒状態では前記開口部20外に退避し、直立状態では前記天板11を支える支柱となる可動支柱18が回動自在に組み付けられていることを特徴とする地震用シェルター10。
【選択図】図1

Description

本考案は、地震用シェルターに関するものであり、詳しくは、建築物の室内に設置されて、地震の際に人が入り込んで避難することのできる地震用シェルターに関するものである。
地震が発生した場合、建築物の室内にいる人に対しては、落下物に備えて机やテーブルの下に隠れることが推奨されている。
特に、近年においては、緊急地震速報の発表も開始されており、緊急地震速報によってその地に地震が起きること(震源地から地震の大きな揺れがその地に到達すること)を事前に知った人は、机やテーブルの下に隠れることで、その地に地震が起きる前に室内において速やかに避難することができる。
ところで、机やテーブルは、単なる家具であり、地震に対する強度が十分ではない。特に、建築物が高層マンション等の大型の建築物である場合には、柱や梁等の構造材の倒壊やコンクレート片の落下等によって、机やテーブルが押し潰される虞がある。
また、建築物の床が崩壊すると、机やテーブルの下に隠れた人自身が床下に落ちて、床材や、隠れるために下にもぐり込んだ机やテーブルに挟まる虞がある。
よって、建築物の室内にいる人にとって、より安全に避難できる何らかの対策が望まれる。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、建築物の室内に設置されて、地震の際に室内にいる人が安全に避難することのできる地震用シェルターの提供を課題とする。
上記課題を解決するために本考案の採った主要な手段は、
「建築物の室内に設置される地震用シェルターであって、
少なくとも天板及び床板と、前面に人が内部に入り込めるような開口部とを有し、内部に人を収容可能な金属製の箱状に形成されていることを特徴とする地震用シェルター」
である。
本考案に係る地震用シェルターは、金属製の箱状に形成されたものであり、机やテーブル等の家具よりも堅固なものである。よって、地震の際に室内にいる人は、本考案に係る地震用シェルターに、その開口部から入って隠れることで、従前のように机やテーブルの下に隠れるよりも安全に避難することができる。
また、本考案に係る地震用シェルターは、天板を有するものであるため、落下物に対しても堅固である。さらに、本考案に係る地震用シェルターは、床板を有するものであるため、建築物の床が崩壊しても、地震用シェルター内にいる人自身が床下に落ちることはなく、床材等に挟まれることがない。
従って、地震の際に室内にいる人は、本考案に係る地震用シェルターに入って隠れることで、従前のように机やテーブルの下に隠れるよりも、地震に対して安全に避難することができる。
本考案に係る地震用シェルターの好適な例は、
「上述した手段において、
前記開口部の左右方向の中間部分に、横倒状態または起立状態に変動可能で、横倒状態では前記開口部外に退避し、直立状態では前記天板を支える支柱となる可動支柱が回動自在に組み付けられていることを特徴とする地震用シェルター」
である。
本考案に係る地震用シェルターでは、開口部を、人が地震用シェルター内に円滑に入り込めるように、ある程度、大きな開口としなければならないが、開口部を大きくとればとるほど、天板を支える強度が低下する。
そこで、上記構成では、横倒状態では開口部外に退避して、人が開口部から入り込むことを邪魔せず、直立状態では天板を支える支柱となる可動支柱を開口部の左右方向の中間部分に設けて、この可動支柱によって天板を支える強度を補うこととしている。よって、開口部を大きくとっても、天板を支える十分な強度を確保することができる。
ところで、天板を支える支柱を、地震用シェルターに組込まずに、地震用シェルター内に別途の器具として用意しておいてもよい。しかしながら、地震といった緊急時には、人はパニック状態となり、地震用シェルター内に避難した人が別途に用意された支柱となる器具を取出して適所に立てることは、困難である。
これに対して、上記構成では、可動支柱が回動自在に組込まれているため、地震シェルター内に避難した人が可動支柱を取出して適所に立てることを要せず、緊急時に使用される地震用シェルターとして好適である。
なお、可動支柱は、横倒状態または直立状態となるように、地震用シェルターの適宜の部位に回動自在に組み付けられていればよい。例えば、通常は横倒状態となっているおり、地震シェルター内の人が手操作で回動させることで直立状態となるものでもよく、或いは、バネや自重等の付勢力にて通常から直立状態となっており、人が開口部から地震シェルター内に入る込む際には、押し倒す等、付勢力に抗する力を加えて回動させることで横倒状態とすることができる一方で、付勢力に抗する力がなくなった後は、横倒状態から自動的に再び直立状態に戻るようなものであってもよい。
以上のように、本考案によれば、建築物の室内に設置されて、地震の際に室内にいる人が安全に避難することのできる地震用シェルターを提供することができる。
図1及び図2に、本考案に係る地震用シェルターの一例を示す。
この地震用シェルター10は、建築物の室内に設置されるものである。また、この地震用シェルター10は、左右方向に横長の箱状に形成されており、ベッドやタンス等の家具の下に置かれたり、テレビの台として用いることができるものであるが、地震時の避難空間を確保しておくために、内部に何も収納しておかないキャビネットとして、室内に置いておくこともできるものである。
次に、地震用シェルター10の具体的な構造について説明する。
本例の地震用シェルター10は、床板11、天板12、床板11の上方に左右方向に横架された下梁13、天板12の下方に左右方向に横架された上梁14、平面視において角部の4箇所に立設されて床板11に対して天板12を支える支柱15を主たる構成材として、各構成材を一体化して形成されている。そして、前面及び後面には、下梁13、上梁14及び左右の支柱15の内側によって形成された開口部20が設けられている。
ここで、床板11、天板12、下梁13、上梁14及び支柱15といった主たる構成材は、金属製であり、ボルト止めにより堅固に一体化されている。特に、下梁13及び上梁14の左右両端部分と支柱15との一体化部分には、当て板17がボルト止めされており、箱状の地震用シェルター10全体が歪み難い状態となっている。
なお、地震用シェルター10全体を、各構成材を溶接によって一体化してなる溶接構造としてもよい。しかしながら、地震用シェルター10は、全体が金属製の重量物であるため、完成品の状態では、室内への搬入・搬出が困難である。よって、上述のようにボルト止めによって各構成材を一体化してなるボルト止め構造とすれば、各構成材をばらした状態や半組した状態等とすることで搬入・搬出を容易に行うことができるようになり、好適である。
ところで、本例の地震シェルター10においては、左右の側面が開放されておらず、左右の側面に側板16を具備する構造となっており、これにより、天板12の左右を支える強度が高められている。
また、開口部20の左右方向の中間部分においては、より具体的に左右方向の中央部においては、下梁13に、可動支柱18がピン19を介して回動自在(図1における矢印a参照)に組み付けられている。この可動支柱18は、図1及び図2において実線で示すような横倒状態と、二点差線で示すような起立状態とで変動するものであり、横倒状態では、開口部20外に退避して、開口部20から地震シェルター内に人が入り込むことを邪魔しない一方で、起立状態では、床板11に立設された状態となり、天板12を支える支柱となるものである。
なお、本例においては、可動支柱18を手動で回動操作するものとしている。具体的に、通常時においては、可動支柱18を横倒状態としておき、地震の際には、地震シェルター10に入った人が可動支柱15を手で回動して起立状態として、天板12を支える強度を補強する。
床板11、天板12、下梁13、上梁14、支柱15及び当て板17といった構成材は、2mm厚のステンレス鋼板や3mm厚のアルミ合金板等の金属板によって形成されている。また、可動支柱18は、2mm厚のステンレス製の角パイプや3mm厚のアルミ合金製の角パイプによって形成されている。
ここで、床板11、天板12及び当て板17については、金属板を板状のまま使用して形成されているのであるが、下梁13、上梁14、支柱15及び側板16については、金属板を折り曲げて形成されている。特に、支柱15と側板16とは、側板16の前後両端に支柱15が配置されるように、金属板を折り曲げて、一枚の金属板から一体的に形成されている。
また、下梁13、上梁14及び支柱15は、開口部20の内面を構成する側の面がフラットになるように、地震用シェルター10の内方に向けて折り曲げられており、その先端は、さらに、開口部20の外方に向けて折り曲げられている。よって、地震の際に慌てていても、開口部20から地震用シェルターの内部に円滑に入り込むことができる。
次に、本例の地震用シェルター10の具体的な寸法を例示する。
本例の地震用シェルター10は、幅寸法が2000mm、高さ寸法が500mm、奥行き寸法が700mmとなっており、開口部20の寸法は、幅寸法が1500mm、高さ寸法が400mm、幅寸法(下梁13、上梁14及び支柱15の奥行き寸法)が30mmとなっている。すなわち、本例の地震用シェルター10は、地震の際に、人が寝そべって開口部20から転がり込んで避難するものとなっている。
次に、本考案に係る地震用シェルター10の使用例を説明する。
図3に示す例は、地震用シェルター10をベッド30の台とした例である。ここで、ベッド30は、地震用シェルター10の天板12の上に載置されている。
図4に示す例は、地震用シェルター10をベッド30下の空間に収容した例である。ここで、ベッド30自体に地震用シェルター10を収容する十分な高さがない場合には、図示するように、ベッド30の足を台31の上に載せて、ベッド30の高さを嵩上げすればよい。
図3及び図4に示すように、地震用シェルター10をベッドの下に設置した態様では、寝室で就寝時に地震が起きた時に、ベッド30下の地震用シェルター10に開口部20からもぐり込むことで、就寝時に速やかに避難することができる。
図5に示す例は、地震用シェルター10をタンス32の台とした例である。ここで、タンス32を床面に置くと、通常、タンス32と天井までの間に大きな空間があき、地震の揺れによってタンス32が傾いて前方に倒れる虞がある。これに対して、地震用シェルター10をタンス32の台として用いると、タンス32と天井までの間の空間を狭めることができ、タンス32が前方に倒れることを防止することができる。よって、このようにタンス32の台とすることで、地震用シェルター10をタンス32の倒れ防止として機能させることができる。
図6に示す例は、地震用シェルター10をテレビ33の台とした例である。ここで、近年においては、テレビ33の画面が大型化されてきている。よって、横に大きな地震用シェルター10であっても、テレビ33の台として違和感なく使用することができる。
以上、本考案に係る地震用シェルター10の具体例を説明したが、本考案に係る地震用シェルター10は、上記例に限定されるものではない。
例えば、下梁13、上梁14及び支柱15等の適宜の構成材を金属製の角パイプ材やアングル材、或いはチャンネル材によって形成してもよく、幅寸法や高さ寸法等の寸法も、適宜、設定することができる。
また、地震用シェルター10の内部に、フックや棚等を設けて、このフックや棚等に、懐中電灯、ラジオ、笛、防犯ブザー等の緊急グッズをぶら下げたり納めておくようにしてもよい。
また、可動支柱18を、上梁14からぶら下がるように、上梁14に回動自在に組み付け、可動支柱18が、自重で自動的に起立状態となる一方で、人が開口部20から入る時には、邪魔にならないように持ち上げて横倒させることができるようにしてもよい。
また、例えば、下梁13及び上梁14を、伸縮可能に互いに挿嵌された左右の個々の部材によって構成すると共に、床板11を左右に分割して下梁14の左右の個々の部材に取付け、天板12を左右に分割して上梁14の左右の個々の部材に取付ける等して、全体の幅寸法を調節可能としてもよい。この場合、1500〜2000mmで幅寸法を調節可能として、最小に縮めた状態では、左右の床板11間の隙間及び左右の天板12間の隙間がなくなる一方で、最大に伸ばした状態でも、左右の床板11間の隙間及び左右の天板12間の隙間が500mmを超えないようにすると、床板11や天板12に過剰な隙間が生じないことから好適である。
さらに、開口部20については、少なくとも前面に設けてあればよく、後面は、後板によって覆うようにしてもよい。しかしながら、前面及び後面の双方に開口部20を設けると、以下のような利点が得られることから好適である。
ベッド30の側面を室内の壁に当てて配置せずに、左右両側があくようにベッド30が室内に設置されており、このようなベッド30の下に前面及び後面に開口部20を有する地震用シェルター10を設置すれば、ベッド30の左右両側から地震用シェルター10にもぐり込むことができ、避難し易い。
ダブルベッドの下に二つの地震用シェルター10を並設した場合、個々の地震用シェルター10内に避難した二人が、例えば、建築物の倒壊によって閉じ込められたとしても、開口部20を通じで助け合うことができる。
本考案に係る地震用シェルターの一例を示す斜視図である。 図1におけるA−A断面図である。 地震用シェルターの使用例を示す正面図である。 地震用シェルターの使用例を示す正面図である。 地震用シェルターの使用例を示す正面図である。 地震用シェルターの使用例を示す正面図である。
符号の説明
10 地震用シェルター
11 床板
12 天板
13 下梁
14 上梁
15 支柱
16 側板
17 当て板
18 可動支柱
19 ピン
20 開口部
30 ベッド
31 台
32 タンス
33 テレビ

Claims (2)

  1. 建築物の室内に設置される地震用シェルターであって、
    少なくとも天板及び床板と、前面に人が内部に入り込めるような開口部とを有し、内部に人を収容可能な金属製の箱状に形成されていることを特徴とする地震用シェルター。
  2. 前記開口部の左右方向の中間部分に、横倒状態または起立状態に変動可能で、横倒状態では前記開口部外に退避し、直立状態では前記天板を支える支柱となる可動支柱が回動自在に組み付けられていることを特徴とする請求項1に記載の地震用シェルター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110067424A (zh) * 2018-01-29 2019-07-30 韩景峰 一种室内地震避难保护系统

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