JP6813059B2 - 圧延材の蛇行制御方法、圧延材の蛇行制御装置、及び圧延材の製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態の蛇行制御装置が適用される熱延スキンパス圧延ラインの構成を示す模式図である。図1に示すように、実施形態の蛇行制御装置が適用される熱延スキンパス圧延ライン1は、ペイオフリール2、入側ブライドルロール3、圧延機4、出側ブライドルロール5、及びテンションリール6を備えている。また、熱延スキンパス圧延ライン1は、制御系として、圧延機4の入側に設置された蛇行計11と、圧延機4の出側に設置された出側差張力計12と、コンピュータ等の情報処理装置によって構成された制御装置13と、を備えている。
実施形態の蛇行制御処理では、制御装置13が、蛇行計11により測定された蛇行量を時間積分した値と、出側差張力計12により測定された板幅方向の差張力とに基づいて、圧延機4のレベリング制御を実施する。具体的には、制御装置13は、以下に示す式(1)〜(3)のレベリング制御則を用いた蛇行制御処理を実施する。
比較例1では、中厚材かつ高張力鋼の難圧延材を熱延スキンパス圧延ライン1で圧延通板する際に、圧延機4のレベリング量を固定した場合について、鋼板Sの蛇行量を数値シミュレーションした。すなわち、比較例1とは、レベリング制御を実施しない場合についての蛇行量を数値シミュレーションしたものである。この比較例1での計算条件は、表1に示す通りである。
比較例2では、熱延スキンパス圧延ライン1で圧延材を圧延通板する際に、出側差張力Tdfを零とするレベリング制御を実施する場合について、鋼板Sの蛇行量を数値シミュレーションした。この比較例2は、特許文献1に記載の制御方法と同様に、上式(2)の制御則で出側差張力Tdfを零とする制御方法を実施した場合についての蛇行量を数値シミュレーションしたものである。
実施例1では、上述した実施形態の蛇行制御方法を実施した場合について、鋼板Sの蛇行量を数値シミュレーションした。つまり、実施例1は、出側差張力Tdfと蛇行量積分値Ynとを用いて算出したレベリング量に基づいてレベリング制御を実施した場合についての蛇行量を数値シミュレーションしたものである。
比較例3では、圧延機4のレベリング量を固定した状態で通板速度vを200mpmや300mpmにした場合について、鋼板Sの蛇行量を数値シミュレーションした。この比較例3は上述した比較例1の変形例と言える。比較例1の通板速度56mpmは、オペレータが介入したレベリング制御を実施するときの通板速度であり、ライン速度としてはかなり遅い。そこで、比較例3では通板速度vを200mpmや300mpmとした。
実施例2では、上述した本実施形態の蛇行制御方法を実施した場合について、実施例1よりも通板速度を速くして、鋼板Sの蛇行量を数値シミュレーションした。
2 ペイオフリール
4 圧延機
6 テンションリール
11 蛇行計
12 出側張力計
13 制御装置
S 鋼板
Claims (8)
- ペイオフリール、圧延機、及びテンションリールを備えたスキンパス圧延ラインにおいて圧延材を圧延通板する際に前記圧延機のレベリング量を制御することによって圧延材の蛇行量を制御する圧延材の蛇行制御方法であって、
前記圧延機の出側における前記圧延材の板幅方向の差張力を測定する差張力測定ステップと、
前記圧延機の入側及び出側のうちの少なくともいずれか一方で前記圧延材の蛇行量を測定する蛇行量測定ステップと、
前記蛇行量測定ステップにより測定された前記蛇行量を時間積分し、その蛇行量積分値を出力する積分ステップと、
前記差張力と前記蛇行量積分値とに基づいて前記圧延機のレベリング量を制御する制御ステップと、
を含むことを特徴とする圧延材の蛇行制御方法。 - 前記制御ステップは、前記差張力と前記蛇行量積分値とを含む制御則を用いてレベリング量を算出し、算出されたレベリング量に基づいて前記圧延機のレベリング量を制御するステップを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の圧延材の蛇行制御方法。 - 前記蛇行量積分値に係る制御ゲインを、前記圧延材の板厚、板幅、材質、塗油有無、圧延長のうちの少なくとも一つに基づいて変更する制御ゲイン変更ステップをさらに含み、
前記制御ステップは、前記差張力と前記制御ゲインと前記蛇行量積分値とに基づいて前記圧延機のレベリング量を制御するステップを含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の圧延材の蛇行制御方法。 - 前記蛇行量積分値に係る制御ゲインを、前記圧延材の蛇行量の大きさと前記圧延材の蛇行速度の大きさとに基づいて変更する制御ゲイン変更ステップをさらに含み、
前記制御ステップは、前記差張力と前記制御ゲインと前記蛇行量積分値とに基づいて前記圧延機のレベリング量を制御するステップを含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の圧延材の蛇行制御方法。 - 前記蛇行量積分値に係る制御ゲインを、圧延作業者からの入力操作に応じて異なる値に変更する制御ゲイン変更ステップをさらに含み、
前記制御ステップは、前記差張力と前記制御ゲインと前記蛇行量積分値とに基づいて前記圧延機のレベリング量を制御するステップを含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の圧延材の蛇行制御方法。 - 前記蛇行量積分値に係る制御ゲインを所定の値に変更する制御ゲイン変更ステップをさらに含み、
前記制御ゲイン変更ステップは、前記圧延材の板厚、板幅、材質、塗油有無、圧延長、前記圧延材の蛇行量の大きさ、前記圧延材の蛇行速度の大きさ、圧延作業者からの入力操作の有無、のいずれか一つに基づいて前記制御ゲインを変更するステップを含み、
前記制御ステップは、前記差張力と前記制御ゲインと前記蛇行量積分値とに基づいて前記圧延機のレベリング量を制御するステップを含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の圧延材の蛇行制御方法。 - ペイオフリール、圧延機、及びテンションリールを備えたスキンパス圧延ラインにおいて圧延材を圧延通板する際に前記圧延機のレベリング量を制御することによって圧延材の蛇行量を制御する圧延材の蛇行制御装置であって、
前記圧延機の出側における前記圧延材の板幅方向の差張力を測定する差張力測定装置と、
前記圧延機の入側及び出側のうちの少なくともいずれか一方で前記圧延材の蛇行量を測定する蛇行量測定装置と、
前記蛇行量測定装置により測定された前記蛇行量を時間積分し、その蛇行量積分値を出力する積分手段と、
前記差張力と前記蛇行量積分値とに基づいて前記圧延機のレベリング量を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする圧延材の蛇行制御装置。 - 請求項1から6のうちのいずれか一項に記載の圧延材の蛇行制御方法を用いて圧延材の蛇行を制御しながら圧延材を圧延するステップを含むことを特徴とする圧延材の製造方法。
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