JP6811984B2 - シートトラック - Google Patents
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Description
図において、アッパレールにピン1を用いて、ロックレバー3と操作部材5とが回転可能に設けられている。
操作部材5の一方の端部側(アッパレールの前部側)は、着座者の操作力が作用する操作部5aとなっている。また、他方の端部側(アッパレールの後部側)の下面は、ピン7が当接可能となっている。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
図1−図4を用いて、本実施形態のシートトラックの全体構成を説明する。図1は本実施形態のシートトラックを上から見た時の分解斜視図、図2は図1のシートトラックを下から見た時の分解斜視図、図3は図1のシートトラックを組み立てた際の図1の矢印IIIから見たアッパレールの正面図、図4は図3の切断線IV−IVでの切断部端面図である。
アッパレール53には、ロアレール51に対するアッパレール53のスライド動作を規制するロック位置、ロアレール51に対するアッパレール53のスライド動作を許容するアンロック位置、アンロック位置よりさらに作動させたフルオープン位置を移動可能なロックレバー55が設けられている(ロック位置、アンロック位置、フルオープン位置は後述する)。
また、アッパレール53には、アッパレール53のスライド方向を長手とする針金状で、ロックレバー55をロック位置方向に付勢する付勢部材59が設けられている。
尚、図1−図4及び後述する図5−図7において、矢印F方向が前方向、矢印R方向が後方向、矢印U方向が上方向、矢印L方向が下方向を示している。
(ロアレールとアッパレール)
ロアレール51とアッパレール51を図1−図4を用いて説明する。
また、アッパレール53の第1側壁部53b、第2側壁部53cは、前記一対のロアフランジ部の間に設けられた基部として機能し、第1跳上部53d、第2跳上部53eは、前記基部から延出し、ロアフランジと係合可能な一対のアッパフランジとして機能する。
図1に示すように、アッパレール53の上面部53aは、4カ所の孔53fを有し、これらの孔53fを挿通するピン75により、アッパレール53はシート側に取り付けられる。
(ロック機構)
図1−図7を用いて説明する。図5は図3の底面図、図6は図2に示すシートトラックを組み付けた際のアッパレールの斜視図、図7は図6のアッパレールを異なる方向から見た斜視図、図8は図1のロックレバーの拡大斜視図、図9は図8のロックレバーを異なる方向から見た斜視図、図10は図1のロックレバー55の第1係止部55iを通る切断線X−Xでの切断部端面図、図11は図1のロックレバー55の第2係止部55jを通る切断線XI−XIでの切断部端面図、図12は図1のロックレバー55の第2係止部55jを通る水平断面図、図13は図1のアッパレール53の第2係止孔53jを通る垂直断面図である。
図5、図6に示すように、アッパレール53は、その第1側壁部53bに、前方より第1係止孔53i、第2係止孔53jを有している。
そして、図10に示すように、第1係止部55iは、ロックレバー55が、ロック位置−アンロック位置−フルオープン位置を移動する際において、第1係止孔53iの第1垂下部(ロアフランジ部)51f側の角部(K1)に当接し、この角部(K1)がロックレバー55の回転支点となり、ロックレバー55は図において、実線(ロック位置)と二点鎖線(フルオープン位置)との間を回転移動する。
図1、図3、図5、図11に示すように、ロックレバー55の後部には、ロックレバー55が回転することにより、アッパレール53の第1切り欠き部53gを挿通し、ロアレール51の第1垂下部51fのロック孔51iに係脱可能な複数の(本実施形態では6つ)ロック爪(係止部)55aが形成されている。尚、本実施形態では、ロアレール51の第1垂下部51fのロック孔51iに係合したロックレバー55のロック爪55aの先端側は、アッパレール53の第2切り欠き部53hを挿通するようになっている。
(操作部材、付勢部材)
図1−図16を用いて説明する。図14は図1のシートトラックを組み立て、アッパレールの上面部を破断した状態で、上方から見た平面図、図15は図14でアッパレールの上面部を破断しない状態での切断線XV−XVでの断面図、図16は図15の切断線XVI−XVIでの端面図、図17はロック時におけるロックレバーに作用する力を説明する図、図18はロック解除し始めにおけるロックレバーに作用する力を説明する図である。
付勢部材59は、アッパレール53の上面部53aと、一対の側壁部(第1側壁部53b、第2側壁部53c)とで囲まれる空間に、アッパレール53のスライド方向に沿って配置されている。
さらに、図2、図15に示すように、アッパレール53の第1側壁部53bには、付勢部材59のアーム部159が当接可能な当接壁167aを有する切り起こし部167が形成されている。この切り起こし部167は、操作部材57を後方(図1において矢印R方向)に押した場合に、付勢部材59のアーム部159がその当接壁167aに当接するように形成されている。
付勢部材59の規制部59bの中心軸CL1は、横断部161の中心軸CL2より上方に位置している。
さらに、付勢部材59の横断部161の中心軸CL2と規制部59bの中心軸CL1との距離をL1、
付勢部材59の規制部59bの中心軸CL1と交差部59cの中心軸CL3との距離をL2とした場合、
L2>L1となるようにした。
ここで、上記構成のシートスライド装置の作動を説明する。
一方、ロックレバー55のロック爪55aとロアレール51のロック孔51iは、噛み合い点E(第1付勢力受け部)で係止状態にある。
また、ロック解除直後では、図18に示すように、ロックレバー55のロック爪55aとロアレール51のロック孔51iとの噛み合い点Eでの係止が無くなる。一方、操作部材57の押圧部57aとロックレバー55の被押圧部55cは、当接点(第2付勢力受け部)Sで係止状態にある。
そして、当接点Sを支点として、ロックレバー55は第2係止部55jの一対のテーパ面55k、テーパ面55lが第2係止孔53jから離間する方向(H2)に付勢されている。
また、アンロック位置を越えてフルオープン位置側へロックレバー55が作動するとロックアーム長が短くなるようにした。
(1) 付勢部材59は、その中間部に、アッパレール53のスライド方向と交差する方向に折曲され、アッパレール53の引掛部54の引掛溝54dに係止される交差部59cを有している。この交差部59cが、引掛溝54dの第1対向面54a、第2対向面54bに当接することで、付勢部材59とアッパレール53とのアッパレール53のスライド方向の相対移動が禁止され、位置規制が確実となる。
よって、付勢部材59の交差部59cの引掛溝54dからの脱落を防止でき、付勢部材59の前後移動規制が確実となる。
(6) 図20に示すように、操作部材57を矢印F方向に引くと、付勢部材59のアーム部159は、引掛部54(交差部59c)を支点として矢印CW方向に回転する。
よって、付勢部材59の規制部59bは、上方(矢印UP方向)に移動し、即ち、操作部材57の溝57cに食い込む方向に移動し、操作部材57の抜け強度が向上する。
尚、本実施例の切り起こし部167の当接壁167aは、操作部材57を押した場合に、付勢部材59のアーム部159が当接するよう設けたが、逆に、操作部材57を引いた場合に、付勢部材59のアーム部159が当接するように設けてもよい。
51 ロアレール
51i ロック孔
53 アッパレール
55 ロックレバー
55i 第1係止部
55j 第2係止部
57 操作部材
59 付勢部材
50 シートトラック
Claims (1)
- ロアレールと、
前記ロアレールにスライド方向にスライド可能に係合するとともに、上面部と、前記上面部の前記スライド方向と交差する左右方向の両端部から下方に向かって延出する一対の側壁部とを有するアッパレールと、
前記アッパレールに取り付けられ、前記ロアレールに対する前記アッパレールのスライド動作を規制するロック位置と前記ロアレールに対する前記アッパレールのスライド動作を許容するアンロック位置との間を移動可能なロックレバーと、
前記ロックレバーを前記ロック位置/前記アンロック位置に切り替える操作部材と、
前記アッパレールの前記上面部と前記一対の側壁部で囲まれる空間に設けられ、前記アッパレールの前記スライド方向を長手とする線状で、前記ロックレバーを前記ロック位置方向に付勢する付勢部材と、
を有し、
前記付勢部材は、
前記スライド方向の一方側に位置するとともに、前記ロックレバーと係止し、前記ロックレバーを前記ロック位置側に付勢する付勢部と、
前記スライド方向の他方側に位置するとともに、前記操作部材と係止し、前記操作部材と前記付勢部材との相対移動を規制する規制部と、
前記付勢部と前記規制部との間の前記スライド方向の中間側に位置するとともに、前記アッパレールの前記スライド方向と交差する左右方向に延びる交差部と、
を有し、
前記アッパレールに、前記交差部と前記スライド方向で対向するとともに、前記アッパレールの前記上面部と前記一対の側壁部の少なくとも1つから前記空間に向かって延出する対向面を有する引掛部が設けられ、
前記ロックレバーは、前記付勢部材の前記付勢部が挿入される孔を有し、
前記付勢部材の前記付勢部は、前記ロックレバーが前記ロック位置と前記アンロック位置との間を移動する際に、前記ロックレバーの前記孔の摺接面に対して摺接する、
ことを特徴とするシートトラック。
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JP2016181661A Active JP6811984B2 (ja) | 2016-05-24 | 2016-09-16 | シートトラック |
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2016
- 2016-09-16 JP JP2016181661A patent/JP6811984B2/ja active Active
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