JP6385170B2 - スライドロック遠隔操作構造 - Google Patents

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Description

本発明は、アッパレールのロアレールに対する移動をロック/アンロックするスライドロックの遠隔操作構造に関する。
車両に設けられたシートにあっては、所望の前後方向のシートポジションが得られるように、フロア側に設けられるロアレール、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールとからなるアウタ側、インナ側のシートスライドレールが用いられることがある。
これらのシートスライドレールでは、アッパレールのロアレールに対する移動をロック/アンロックするスライドロックが必要である。近年、内蔵スライドロックと呼ばれるスライドロックが用いられている。この内蔵スライドロックは、ロアレールに設けられ、深さ方向がアッパレールの移動方向と交差する方向のロア切り欠きと、アッパレールに設けられ、深さ方向がアッパレールの移動方向と交差する方向のアッパ切り欠きと、ロアレールとアッパレールとの間の空間に配置され、アッパ切り欠き、ロア切り欠きに係脱可能なロック部材と、ロック部材をアッパ切り欠き、ロア切り欠きに係合するロック方向に付勢する付勢部材とからなっている。
さらに、この内蔵スライドロックのロック部材には、ループハンドルと呼ばれる操作部が取り付けられる。ループハンドルとは、一方の端部が、アウタ側、インナ側のうちの一方の側のシートスライドレールに設けられた内蔵スライドロックのロック部材に接続され、中間部がシートクッションの前側下方に配置され、操作力が入力され、他方の端部が、アウタ側、インナ側のうちの他方の側のシートスライドレールに設けられた内蔵スライドロックのロック部材に接続された略コ字形のハンドルである。このハンドルの中間部を引き上げることにより、アウタ側、インナ側のシートスライドレールの内蔵スライドロックがロック解除されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−154355
しかし、このようなループハンドルを有したシートにタンブル機構を持たせた場合、ループハンドルはフロアから低い位置に設けられるので、シートが跳ね上がると、ループハンドルの中間部がフロアと干渉する恐れがある。尚、タンブル機構とは、シートバックを前倒れさせてシートクッション上に重ね、シートクッションの前側下部を中心に、シートを跳ね上げる機構であり、タンブルシートとは、タンブル機構を有するシートをいう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、シートにタンブル機構を設け、タンブル作動時に操作部がフロアと干渉しないスライドロック遠隔操作構造を提供することにある。
上述した課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したスライドロック遠隔操作構造は、フロア側に設けられるロアレール、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールからなるシートスライドレールと、前記ロアレールと前記アッパレールとの間の空間に配置されたロック部材を有し、該ロック部材を操作することで前記アッパレールの前記ロアレールに対する移動をロック/アンロックする内蔵スライドロックと、前記ロアレールと前記アッパレールとの間の空間外から前記空間内へ進入し、前記内蔵スライドロックの前記ロック部材を操作するオープンレバーと、該オープンレバーへ操作力を間接的に入力する操作部と、該操作部へ入力された操作力を前記オープンレバーへ伝達する伝達部材と、を有し、前記操作部は、前記シートのシートクッションの前側下方で、前記ロアレールと前記アッパレールとの間の空間外に設けられていることを特徴とする。



本発明の他の特徴は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
本発明によれば、前記ロアレールと前記アッパレールとの間の空間外から前記空間内へ進入し、前記内蔵スライドロックの前記ロック部材を操作するオープンレバーと、該オープンレバーへ操作力を間接的に入力する操作部と、該操作部へ入力された操作力を前記オープンレバーへ伝達する伝達部材と、を有することで、伝達部材によって、操作部の設置位置に自由度を持たせることができる。よって、操作部をシートのタンブル作動時にフロアと干渉しない位置に設けることで、操作部がフロアと干渉しない。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
第1実施形態のスライドロック遠隔操作構造を説明する分解斜視図である。 図1のロアレールを除く各部品を組み立てた状態での矢印II方向矢視図である。 図2の切断線III−IIIでの断面図である。 第1実施形態のスライドロック遠隔操作構造が設けられたタンブルシートの斜視図である。 第2実施形態のスライドロック遠隔操構造の操作部(ノブ)が設けられたシートの斜視図である。 図5の操作部を説明する図である。 第3実施形態のスライドロック遠隔操構造の操作部(レバー)が設けられたシートの斜視図である。 図7の操作部を説明する図である。 第4実施形態のスライドロック遠隔操構造の操作部(ストラップ)が設けられたシートの斜視図である。 図9の操作部を説明する図である。 第5実施形態のスライドロック遠隔操作構造を説明する斜視図である。 第6実施形態のスライドロック遠隔操作構造を説明する斜視図である。 第7実施形態のスライドロック遠隔操作構造を説明する斜視図である。 第8実施形態のスライドロック遠隔操作構造を説明する斜視図である。 第9実施形態のスライドロック遠隔操作構造を説明する斜視図である。
<第1実施形態>
図1−図4を用いて説明する。図1は第1実施形態のスライドロック遠隔操作構造を説明する分解斜視図、図2は図1のロアレールを除く各部品を組み立てた状態での矢印II方向矢視図、図3は図2の切断線III−IIIでの断面図、図4は第1実施形態のスライドロック遠隔操作構造が設けられたタンブルシートの斜視図である。
(全体構成)
図4において、シートのシートクッションとフロアとの間には、車両の前後方向に沿って、一組のシートスライドレール1、1が設けられる。
シートスライドレールは、フロア側に設けられるロアレール3と、シート側(シートクッションの下面)に設けられ、ロアレール3に移動可能に係合するアッパレール5とからなっている。
一方のシートスライドレール1のアッパレール5と、他方のシートスライドレール1のアッパレール5とは、前部クッションフレーム61と後部クッションフレーム63とが橋渡しされるように取り付けられ、一体となって移動する。
本実施形態のタンブルシートは、シートスライドレール1、1の前側下部とフロアとの間に設けられたヒンジ51、51によって、シートクッションの前側下部を中心に、シート全体を跳ね上げるようになっている。
ヒンジ51、51は、フロアに固定される固定ヒンジ53、53と、固定ヒンジ53、53に設けられたシャフト57、57と、シートスライドレール1、1のロアレール3、3に設けられ、シャフト57、57に回転可能に係合した可動ヒンジ55、55とからなっている。
尚、一方のヒンジ51(図において左側のヒンジ51)の可動ヒンジ55はブラケット65を介して、シートスライドレール1のロアレール3に取り付けられている。
さらに、シャフト57、57には、スプリング67、67の中間部が巻回されている。このスプリング67、67の一方の端部は、固定ヒンジ53、53に、他方の端部は可動ヒンジ55、55に係止され、シートを跳ね上げる方向に付勢している。
. また、シートスライドレール1、1のロアレール3、3の後側下部には、フロアに設けられたストライカ(図示せず)に対してロック/アンロック可能なロック装置69、69が設けられている。
シートを跳ね上げるときには、ロック装置69、69とストライカとのロック状態をアンロックする。
(シートスライドレール)
図1−図3を用いて説明する。
図1に示すように、ロアレール3は、フロアと対向する底部3aと、底部3aの両側から折曲され、上方に延びる第1側壁部3b、第2側壁部3cと、第1側壁部3b、第2側壁部3cの上部から折曲し、底部3aと平行で、互いに近づく方向に延びる第1天部3d、第2天部3eと、第1天部3d、第2天部3eの先端部から折曲し、下方に向かって延びる第1垂下部3f、第2垂下部3gとからなっている。
アッパレール5は、シートクッションの底部と対向する天部5aと、天部5aの両側から折曲し、ロアレール3の第1垂下部3f、第2垂下部3gとの間の空間へ延びる第1垂下部5b、第2垂下部5cと、第1垂下部5b、第2垂下部5cの下部から折曲し、天部5aと平行で、互いに離反する方向に延びる第1底部5d、第2底部5eと、第1底部5dの先端から折曲し、ロアレール3の第1側壁部3b、第1天部3d、第1垂下部3fで囲まれた空間へ延出する第1跳ね上げ部5f、第2底部5eの先端から折曲し、ロアレール3の第2側壁部3c、第2天部3e、第2垂下部3gで囲まれた空間へ延出する第2跳ね上げ部5gからなっている。
そして、ロアレール3の第1側壁部3bと、アッパレール5の第1跳ね上げ部5fとの間、及びロアレール3の第2側壁部3cと、アッパレール5の第2跳ね上げ部5gとの間に設けられた図示しない鋼球により、アッパレール5はロアレール3に対して滑らかな前後方向への移動が可能となっている。
(シートスライドロック)
図1−図3を用いて、アッパレール5のロアレール3に対する移動をロック/アンロックする内蔵スライドロックの説明を行う。
ロアレール3の第1垂下部3f、第2垂下部3gには、深さ方向がアッパレール5の移動方向と交差する方向の第1ロア切り欠き3h、第2ロア切り欠き3iがロアレール3の長手方向に沿って複数形成されている。
アッパレール5の第1跳ね上げ部5fの長手方向の中央部には、深さ方向がアッパレールの移動方向と交差する方向の複数(本実施形態では4つ)の第1アッパ切り欠き5hが形成された第1ロック部5iが形成されている。また、アッパレール5の第2跳ね上げ部5gの長手方向の中央部には、深さ方向がアッパレールの移動方向と交差する方向の複数(本実施形態では4つ)の第2アッパ切り欠き5jが形成された第2ロック部5kが形成されている。
アッパレール5の天部5aと、第1垂下部5bと、第2垂下部5cとで囲まれた空間内には、ロック部材が設けられている。本実施形態のロック部材は、ロックばね21と、ロックレバー23とからなっている。
可撓性を有する線材(例えば、ばね鋼鋼材)を折り曲げてなるロックばね21が配置される。
ロックばね21は、アッパレール5の第1垂下部5bに沿って配置される第1延出部21aと、アッパレール5の第2垂下部5cに沿って配置される第2延出部21bと、第1延出部21a、第2延出部21bの一方の端(車両の前後方向において、後ろ側の端部)を接続する接続部21cとからなる細長い略U字形となっている。
第1延出部21aの一端部側は、アッパレール5の第1垂下部5bに形成された上下方向に延びる第1ツメ部5l(図2,図3参照)により、アッパレール5に支持されている。また、第2延出部21bの一端部側は、アッパレール5の第2垂下部5cに形成された上下方向に延びる第2ツメ部5m(図2参照)により、アッパレール5に支持されている。
第1延出部21aの中間部には、車両の幅方向に突出し、アッパレール5の第1アッパ切り欠き5h、ロアレール3の第1ロア切り欠き3hに係脱可能な第1係合部21dが形成されている。第2延出部21bの中間部には、車両の幅方向に突出し、アッパレール5の第2アッパ切り欠き5j、ロアレール3の第2ロア切り欠き3iに係脱可能な第2係合部21eが形成されている。
アッパレール5の第1垂下部5bに形成された上下方向に延びる第3ツメ部5n(図2,図3参照)により、第1延出部21aの他方の端部(車両の前後方向において、前側の端部)と、第1係合部21dとの間の部分が、アッパレール5に支持されている。また、アッパレール5の第2垂下部5cに形成された上下方向に延びる第4ツメ部5o(図2参照)により、第2延出部21bの他方の端部(車両の前後方向において、前側の端部)と、第2係合部21eとの間の部分が、アッパレール5に支持されている。
さらに、第1延出部21aの第3ツメ部5nから他方の端部までは、所謂片持ちはり状となっている。また、第2延出部21bの第4ツメ部5oから他方の端部までは、所謂片持ちはり状となっている。
4つのツメによりアッパレール5に支持されるロックばね21は、自然状態では、第1係合部21dは、アッパレール5の第1アッパ切り欠き5h、ロアレール3の第1ロア切り欠き3hに係合している。また、第2係合部21eは、アッパレール5の第2アッパ切り欠き5j、ロアレール3の第2ロア切り欠き3iに係合している。このため、アッパレール5のロアレール3に対する移動がロックされている。
また、可撓性を有するロックばね21は、上下方向に延びる各ツメによりアッパレール5に支持されていることにより、アッパレール5の長手方向(水平方向)に移動可能ある。 よって、ロックばね21の第1延出部21aの第1ツメ部5lと、第3ツメ部5nとで支持された箇所の間、および/または、ロックばね21の第2延出部21bの第2ツメ部5mと、第4ツメ部5oとで支持された箇所の間に、下方向の力を作用させると、ロックばね21は、水平方向に移動しつつ、下方向に撓む。よって、ロックばね21の第1係合部21dは、アッパレール5の第1アッパ切り欠き5h、ロアレール3の第1ロア切り欠き3hから離脱し、第2係合部21eは、アッパレール5の第2アッパ切り欠き5j、ロアレール3の第2ロア切り欠き3iから離脱し、アッパレール5のロアレール3に対する移動がアンロックされる。
ロックばね21に作用していた下方向の力が無くなると、ロックばね21は自然状態に復帰し、アッパレール5のロアレール3に対する移動をロックする。
アッパレール5の天部5aの内壁面と、ロックばね21との間には、ロックレバー23が挿入配置されている。
ロックレバー23の中間部には、アッパレール5の天部5aの内壁に当接する突部23aが形成されている。
ロックレバー23の一方の端部側は、ロックばね21の第1延出部21aの第1ツメ部5lと、第3ツメ部5nとで支持された箇所の間、及び、ロックばね21の第2延出部21bの第2ツメ部5mと、第4ツメ部5oとで支持された箇所の間を押接する押し部23bが形成されている。本実施形態の押し部23bは、ロックばね21の第1係合部21d、第2係合部21eに当接するように形成されている。
ロックレバー23の他方の端部側の下部には、ロックばね21に押接し、ロックばね21の他方の端部が係合する係合溝23cが形成されている。
このような構成により、ロックレバー23が突部23aを中心に回転し、その押し部23bが下方に移動して、ロックばね21の第1係合部21d、第2係合部21eを下方に押すと、ロックばね21はたわみ、その第1係合部21dは、アッパレール5の第1アッパ切り欠き5h、ロアレール3の第1ロア切り欠き3hから離脱し、その第2係合部21eは、アッパレール5の第2アッパ切り欠き5j、ロアレール3の第2ロア切り欠き3iから離脱し、アッパレール5のロアレール3に対する移動がアンロックされる。
ロックレバー23を回転させる力を解除すると、たわんだロックばね21が元の形状に復元する。よって、ロックばね21の第1係合部21dは、アッパレール5の第1アッパ切り欠き5h、ロアレール3の第1ロア切り欠き3hに係合し、第2係合部21eは、アッパレール5の第2アッパ切り欠き5j、ロアレール3の第2ロア切り欠き3iに係合し、アッパレール5のロアレール3に対する移動がロックされる。さらに、ロックばね21が元形状に復元することにより、回転したロックレバー23も元位置に回転復帰する。
(スライドロック遠隔操作構造)
図1−図4を用いて、スライドロック遠隔操作構造の説明を行う。
図1−図3において、ロックレバー23の他方の端部(車両の前後方向において、前側の端部)と対向するアッパレール5の天部5aには、穴5pが形成されている。この穴5pは少なくとも、第1ロック部5iの第1アッパ切り欠き5h、第2ロック部5kの第2アッパ切り欠き5jより、車両の前方側に設けられている。
また、アッパレール5の他方の端部(車両の前後方向において、前側の端部)の天部5aには、ピン33を用いてブラケット31が設けられている。このブラケット31には、アッパレール5の天部5aに形成された穴5pに対応する穴31aが形成されている。
車両の前後方向に沿った穴31aの側部には、下方に伸び、アッパレール5の天部5a、第1垂下部5b、第2垂下部5c、ロアレール3の底部3aで囲まれた空間、即ち、ロアレール3とアッパレール5との間の空間に位置する垂下部31bが形成されている。
ブラケット31の穴31a、アッパレール5の穴5pには、オープンレバー37が配置されている。
このオープンレバー37は、略L字形をなし、ブラケット31の穴31a、アッパレール5の穴5pを介してシートスライドレール外に突出する第1アーム37aと、第1アーム37aから折曲し、車両の前方へ向かって延びる第2アーム37bとからなっている。
オープンレバー37の中央部は、ピン35を用いて、垂下部31bに回転可能に設けられている。即ち、オープンレバー37は垂直面上で回転するように設けられている。
一方、ロックレバー23の他方の端部の天部23eには、貫通した穴23dが形成されている。オープンレバー37の第2アーム37bは、ロックレバー23の天部23eに設けられた穴23dに入り、その先端は、ロックレバー23の天部23eの内壁面(下面)に当接可能となっている。
よって、第2アーム37bの先端部が上昇する方向にオープンレバー37が回転すると、シートスライドロックのロックレバー23は、突部23aを中心として、その押し部23bが下方に移動する方向に回転し、アッパレール5のロアレール3に対する移動がアンロックされる。シートスライドロックがアンロック状態で、第2アーム37bの先端部が下降する方向にオープンレバー37が回転すると、シートスライドロックのロックレバー23は、突部23aを中心として、その押し部23bが上方に移動する方向に回転し、アッパレール5のロアレール3に対する移動がロックされる。
ブラケット31には、ピン41を用いて、水平面上で回転するように設けられたスイングレバー39が設けられている。
また、ブラケット31には、スイングレバー39に隣接して、アウタケーブル係止部31cが形成されている。このアウタケーブル係止部31cには、ケーブル(牽引部材)43のアウタケーブル43aの一端側が係止されている。また、ケーブル43のインナケーブル43bの一端側は、取付部材45を介してスイングレバー39の回転軸以外の箇所に接続されている。
スイングレバー39は一端部がブラケット31に係止されたスプリング40の他端部が係止されている。そして、スイングレバー39は、ケーブル43のインナケーブル43bを引っ張る方向に付勢されている。
スイングレバー39の回転軸以外の箇所には、クリップ47が取り付けられ、このクリップ47には、ロッド49の一端部が取り付けられている。ロッド49の他方端部は、オープンレバー37の第1アーム37aに形成された穴37cに係合している。よって、スイングレバー39の回転は、ロッド49を介してオープンレバー37へ伝達されるようになっている。
なお、ケーブル43の他端側は、後述する操作部に接続されている。よって、ケーブル43、スイングレバー39、ロッド49は、操作部へ入力された操作力をオープンレバー37へ伝達する伝達部材として機能する。
ここで、図4を用いて操作部の説明を行う。
本実施形態の操作部はシートクッションの前部に設けられた操作レバー81である。この操作レバー81は、タンブル機構によりシートが跳ね上がっても、フロアと干渉しない位置に設けられている。
操作レバー81は、シートクッションの前縁部と空間を介して略平行に配置され、操作力が作用する入力部81aと、入力部81aの両端からシートクッションに向かって折曲される同一長の第1アーム81b、第2アーム81cとからなっている。
一方、前部クッションフレーム61には、車両の前後方向に沿った垂直面上で回転可能で、同一形状の第1レバー83、第2レバー85が同軸上に配置されたピン91、ピン93を用いて設けられている。第1レバー83の回転端部には、操作レバー81の第1アーム81bが取り付けられている。第2レバー85の回転端部には、操作レバー81の第2アーム81cが取り付けられている。よって、第1レバー83、第2レバー85が正方向、逆方向に回転すると、操作レバー81の入力部81aは昇降する。
そして、一方のシートスライドレール1のスライドロック遠隔操作構造のケーブル43の他端側のインナケーブル43bが第1レバー83の回転中心以外の箇所に取り付けられている。尚、ケーブル43の他端側のアウタケーブル43aは図示しないアウタケーブル係止部に係止されている。
第1レバー83は中間部がピン91に巻回され、一端部が前部クッションフレーム61に係止されたスプリング87の他端部が係止されている。そして、第1レバー83は、操作レバー81の入力部81aが下降する方向に付勢されている。
また、他方のシートスライドレール1のスライドロック遠隔操作構造のケーブル43のインナケーブル43bが第2レバー85の回転中心以外の箇所に取り付けられている。尚、ケーブル43の他端側のアウタケーブル43aは図示しないアウタケーブル係止部に係止されている。
第2レバー85は中間部がピン93に巻回され、一端部が前部クッションフレーム61に係止されたスプリング89の他端部が係止されている。そして、第2レバー85は、操作レバー81の入力部81aが下降する方向に付勢されている。
よって、入力部81aが上昇する方向に操作レバー81を回転させると、第1レバー83、第2レバー85にそれぞれ係止されたケーブル43のインナケーブル43bが牽引される。インナケーブル43bが牽引されることで、各シートスライドレール1のスイングレバー39が回転し、ロッド49を介して、第2アーム37bの先端部が上昇する方向にオープンレバー37が回転し、各シートスライドロックがアンロックされる。
入力部81aが上昇した操作レバー81への操作力を解除すると、各シートスライドロックがロックされる。
このような構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 操作レバー(操作部)81へ入力された操作力をオープンレバー37へ伝達する伝達部材として機能するケーブル43、スイングレバー39、ロッド49を設けたことにより、操作レバー(操作部)81を設ける位置を自由に設定できる。よって、操作部としての操作レバー81をシートのタンブル作動時にフロアと干渉しない位置に設けることで、操作レバー81がフロアと干渉しない。
(2) オープンレバー37が配置されるアッパレール5の穴5pは、第1ロック部5iの第1アッパ切り欠き5h、第2ロック部5kの第2アッパ切り欠き5jより、車両の前方側に設けられていることにより、アッパレール5が局部的に大きく強度低下することがなくなる。尚、穴5pを第1ロック部5iの第1アッパ切り欠き5h、第2ロック部5kの第2アッパ切り欠き5jより、車両の後方側に設けた場合でも、同様な効果が得られる。
また、オープンレバー37が配置されるアッパレール5の穴5pは、第1ロック部5iの第1アッパ切り欠き5h、第2ロック部5kの第2アッパ切り欠き5jより、車両の前方側に設けられていることにより、オープンレバー37の配置が行いやすい。これは、シートクッションは一般的に前方側の方が後方側より厚みが薄いことにより、シートクッションを指示するシートパンとシートスライドレールとの間の空間が後方側より前方側の方が寛くなることに起因する。
(3) オープンレバー37の回転軸であるピン35は、ロアレール3とアッパレール5との間の空間に位置する垂下部31bに取り付けられている。よって、オープンレバー37と、オープンレバー37が駆動させるロックレバー23との距離が短くなり、オープンレバー37の小型化が図れる。
また、オープンレバー37の第1アーム37aのみが、アッパレール5の外部に突出すればよいので、シートスライドレール1の小型化を図れる。
(4) 伝達部材は、牽引部材としてのケーブル43と、オープンレバー37を駆動するスイングレバー39を有しているので、スイングレバー39の形状を適宜設定することにより、ケーブル43の牽引量を調整できるので、オープンレバー37の適量作動が可能となる。
(5) オープンレバー37は垂直面上で回転し、スイングレバー39は水平面上で回転する。よって、スイングレバー39は上方に突出しないので、車両衝突時に、シートクッション側部材に押されて、内蔵スライドロックがアンロックすることを防止できる。
また、垂直面上で回転するオープンレバー37は、その第1アーム37aのみがアッパレール5より突出し、スイングレバー39は水平面上で回転するので、シートスライドレールの高さ方向の小型化が図れる。
<第2実施形態>
本実施形態と第1実施形態との相違点は、操作部であり、他の部分は同一構造である。よって、第1実施形態と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図5,図6を用いて説明する。図5は第2実施形態のスライドロック遠隔操構造の操作部(ノブ)が設けられたシートの斜視図、図6は図5の操作部を説明する図である。
図5に示すように、シート101は、着座者の臀部を支持するシートクッション103と、着座者の背部に対向し、シートクッション103に対して前傾/後傾可能に設けられたシートバック105と、シートバック105のシートクッション103に対する前傾/後傾をロック/アンロックさせるリクライニング機構107からなっている。
シートクッション103の前面には、凹部111が形成され、この凹部111内に操作部としてのノブ113が設けられている。
尚、本実施形態では、凹部111の開口は、ノブ113の外部露出面より大きく設定され、凹部111の下部には、操作者の手が挿入可能な隙間が形成されている。
図6に示すように、凹部111内に配置されるノブ113の上部には、両端部が、凹部111の内壁に支持されたシャフト115が挿通される水平方向の穴113aが設けられている。そして、シャフト115を中心に、ノブ113は回転するようになっている。
他端側のケーブル43のインナケーブル43bの先端部には、ボール43cが取り付けられている。
ノブ113の背部には、ボール43cが取り付けられたインナケーブル43bを係止するケーブル係止部113bが設けられている。
尚、ケーブル43のインナケーブル43bは、図1に示すスプリング40により、スイングレバー39を介して張る方向(図6において、矢印T方向)に付勢されている。さらに、本実施形態では、中間部がシャフト115に巻回され、一端部がノブ113に係止され、他端部がシートクッション103に係止されたスプリングにより、ノブ113は実線位置、即ち、凹部111内に収納される状態に付勢されている。
実線位置にあるノブ113を二点鎖線位置に向かって回転させると、ケーブル43のインナケーブル43bが牽引され、各シートスライドロックがアンロックされる。
二点鎖線位置にあるノブ113への操作力を解除すると、各シートスライドロックがロックされる。
本実施形態においても、操作部としてのノブ113は、シートクッション103の凹部111内に配置されているので、シート101のタンブル作動時に、ノブ113はフロアと干渉しない。
<第3実施形態>
本実施形態と第2実施形態との相違点は、操作部であり、他の部分は同一構造である。よって、第2実施形態と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図7,図8を用いて説明する。図7は第3実施形態のスライドロック遠隔操構造の操作部(レバー)が設けられたシートの斜視図、図8は図7の操作部を説明する図である。
これらの図に示すように、シートクッション103の前縁近傍の下面には、操作部としてのレバー121がピン123を用いて回転可能に設けられている。
レバー121には、ボール43cが取り付けられたインナケーブル43bを係止するケーブル係止部121aが設けられている。
尚、ケーブル43のインナケーブル43bは、図1に示すスプリング40により、スイングレバー39を介して張る方向(図8において、矢印T方向)に付勢されている。さらに、本実施形態では、一端部がレバー121に係止され、他端部がシートクッション103に係止されたスプリングにより、レバー121は破線位置、即ち、シートクッション103の下面内に収納される状態に付勢されている。
破線位置にあるレバー121を二点鎖線位置に向かって回転させると、ケーブル43のインナケーブル43bが牽引され、各シートスライドロックがアンロックされる。
二点鎖線位置にあるレバー121への操作力を解除すると、各シートスライドロックがロックされる。
本実施形態においても、操作部としてのレバー121は、シートクッション103の下面内に配置されているので、シート101のタンブル作動時に、レバー121はフロアと干渉しない。
<第4実施形態>
本実施形態と第2実施形態との相違点は、操作部であり、他の部分は同一構造である。よって、第2実施形態と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図9,図10を用いて説明する。図9は第4実施形態のスライドロック遠隔操構造の操作部(ストラップ)が設けられたシートの斜視図、図10は図9の操作部を説明する図である。
これらの図に示すように、シートクッション103の前縁近傍の下面には、操作部としてのストラップ131が設けられている。
図10に示すように、他端側のケーブル43のインナケーブル43bは、シートクッション103の前側フレーム103aに形成された穴103bを挿通して、シート101の外部に突出している。シート101の外部に突出したインナケーブル43bの先端には、剛性がない材料で製造されたストラップ131の基部が接続されている。
尚、ケーブル43のインナケーブル43bは、図1に示すスプリング40により、スイングレバー39を介して張る方向(図10において、矢印T方向)に付勢されている。よって、通常、ストラップ131の基部は、前側クッションフレーム103aに押接している。
ストラップ131を引くと、ケーブル43のインナケーブル43bが牽引され、各シートスライドロックがアンロックされる。
ストラップ131への操作力を解除すると、各シートスライドロックがロックされる。
本実施形態においても、操作部としてのストラップ131は、剛性がなく、また、シートクッション103の前側フレーム103aに当接するように配置されているので、シート101のタンブル作動時に、ストラップ131はフロアと干渉しない。
<第5実施形態>
本実施形態と第1実施形態との相違点は、オープンレバーと伝達部材であり、他の部分は同一構造である。よって、第1実施形態と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図11を用いて説明する。図11は第5実施形態のスライドロック遠隔操作構造を説明する斜視図である。
アッパレール5の天部5aには、ロックレバー23の押し部23bに対向する部分に、貫通した穴152が形成されている。
また、アッパレール5の天部5aには、オープンレバーとして機能する曲げ棒151が配置される。この曲げ棒151は、アッパレール5の天部5a上で、車両の前後方向において、前述した穴152より前方に配置され、アッパレール5の移動方向と略直交する方向に延びる基部151aを有している。この基部151aは、ブラケット153により、基部151aの中心軸を中心に回転可能にアッパレール5の天部5aに設けられている。
さらに、曲げ棒151は、基部151aの一方の端部から折曲し、フロア方向に延びる垂下部151bと、基部151aの他方の端部から折曲し、アッパレール5に沿って後方に延びるアーム151cと、アームの151cの先端から折曲し、穴152の上方に向かって延びる第1折曲部151dと、第1折曲部151dの先端から穴152内に向かって延び、先端部はロックレバー23の押し部23b付近に当接可能な第2折曲部151eと、第2折曲部151eから折曲し、穴152から突出する方向に延びる第3折曲部151fとからなっている。
また、曲げ棒151の垂下部151bの下端側には、穴151gが形成されている。この穴151gには、一端側のケーブル43のインナケーブル43bの先端に設けられた取付部材155が取り付けられている。
さらに、曲げ棒151は、図示しない付勢部材により、第2折曲部151eの先端部がロックレバー23の押し部23b付近から離反する方向に付勢されている。また、この図示しない付勢部材により、インナケーブル43bは張る方向(図において、矢印T方向)に付勢されている。
そして、図示しない操作部を操作することにより、ケーブル43のインナケーブル43bが矢印T方向と反対方向に牽引され、曲げ棒151が回転し、曲げ棒151の第2折曲部151eがロックレバー23の押し部23b付近を下方に押して、シートスライドロックがアンロックされる。
操作部への操作力を解除すると、シートスライドロックがロックされる。
このような構成によれば、第1実施形態での伝達部材であるスイングレバー、ロッドが不要となり、部品点数の低減が図れる。
<第6実施形態>
本実施形態と第1実施形態との相違点は、オープンレバーと伝達部材であり、他の部分は同一構造である。よって、第1実施形態と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図12を用いて説明する。図12は第6実施形態のスライドロック遠隔操作構造を説明する斜視図である。
図において、アッパレール5の前側の端面には、ブラケット161が固定されている。このブラケット161には、一端側のケーブル43のインナケーブル43bが係止されるケーブル係止部161aが形成されている。
さらに、ブラケット161には、ピン163を用いて、オープンレバーとして機能する挟み部材165の中間部がブラケット161に対して回転可能に設けられている。挟み部材165の一方の回転端部には、一端側のケーブル43のアウタケーブル43aが係止されるケーブル係止部165aが形成されている。挟み部材165の他方の端部は、図示しないロックレバーの天部の内壁面(下面)に当接可能となっている。
この挟み部材165は図示しない付勢部材により、他方の端部がロックレバーの天部の内壁面から離れる方向に付勢されている。
そして、図示しない操作部を操作することにより、ケーブル43のインナケーブル43bを牽引しようとすると、インナケーブル43bは固定されたブラケット161に係止されているので、湾曲していたインナケーブル43bが直線状になる。インナケーブル43bが直線状となると、アウタケーブル43aも直線状となり、付勢部材の付勢力に抗して挟み部材165の一方の端部側が押される。よって、挟み部材165の他方の端部がロックレバーの天部の内壁面(下面)を押し、シートスライドロックがアンロックされる。
操作部への操作力を解除すると、シートスライドロックがロックされる。
このような構成によれば、第1実施形態での伝達部材であるロッドが不要となり、部品点数の低減が図れる。
<第7実施形態>
本実施形態と第1実施形態との相違点は、オープンレバーと伝達部材であり、他の部分は同一構造である。よって、第1実施形態と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図13を用いて説明する。図13は第7実施形態のスライドロック遠隔操作構造を説明する斜視図である。
図において、アッパレール5の前側の端面には、ブラケット171が固定されている。このブラケット171には、一端側のケーブル43のアウタケーブル43aが係止されるケーブル係止部171aが形成されている。
さらに、ブラケット171には、ピン173を用いて、オープンレバーとして機能する挟み部材175の中間部がブラケット171に対して回転可能に設けられている。挟み部材175の一方の回転端部には、一端側のケーブル43のインナケーブル43bが係止されるケーブル係止部175aが形成されている。挟み部材175の他方の端部は、図示しないロックレバーの天部の内壁面(下面)に当接可能となっている。
この挟み部材175は図示しない付勢部材により、他方の端部がロックレバーの天部の内壁面から離れる方向に付勢されている。
そして、図示しない操作部を操作することにより、ケーブル43のインナケーブル43bを牽引すると、挟み部材175は付勢部材の付勢力に抗して回転し、挟み部材175の他方の端部がロックレバーの天部の内壁面(下面)を押し、シートスライドロックがアンロックされる。
操作部への操作力を解除すると、シートスライドロックがロックされる。
このような構成によれば、第1実施形態での伝達部材であるロッドが不要となり、部品点数の低減が図れる。
<第8実施形態>
本実施形態と第1実施形態との相違点は、オープンレバーと伝達部材であり、他の部分は同一構造である。よって、第1実施形態と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図14を用いて説明する。図14は第8実施形態のスライドロック遠隔操作構造を説明する斜視図である。
図において、アッパレール5の前側の天部5aには、アッパレール5の前方へ延びるブラケット181が固定されている。このブラケット181の先端部には、ピン183を用いてスイングレバー185の中間部が垂直面上で回転可能に設けられている。このスイングレバー185の一方の回転端部には、ケーブルのインナケーブル43bが係止されるケーブル係止穴185aが形成されている。
さらに、スイングレバー185とアッパレール5の前端面との間には、第1アーム189aと第2アーム189bとからなる略L字形のオープンレバー189が配置される。このオープンレバー189の中間部は、ピン187を用いて、ブラケット181に垂直面上で回転可能に取り付けられている。オープンレバー189の第1アーム189aは、ロックレバー23の天部23eの内壁面(下面)に当接可能となっている。オープンレバー189の第2アーム189bには、ピン191を用いて連結リンク193の一方の端部が回転可能に取り付けられている。連結リンク193の他方の端部は、ピン195を用いて、スイングレバー185の他方の回転端部に回転可能に取り付けられている。
オープンレバー189は図示しない付勢部材により、第1アーム189aがロックレバー23の天部23eの内壁面から離れる方向に付勢されている。
そして、図示しない操作部を操作することにより、ケーブルのインナケーブル43bを牽引すると、スイングレバー185は付勢部材の付勢力に抗して回転し、その回転は、連結リンク193を介してオープンレバー189へ伝達され、オープンレバー189の第1アーム189aがロックレバ23ーの天部23eの内壁面(下面)を押し、シートスライドロックがアンロックされる。
操作部への操作力を解除すると、シートスライドロックがロックされる。
このような構成によれば、第1実施形態でのオープンレバーが配置されるアッパレール5の穴が不要となり、アッパレール5の強度が向上する。
スイングレバー185,オープンレバー189はいずれも垂直面上で回転するので、シートスライドレールの幅方向の小型化が図れる。
<第9実施形態>
本実施形態と第1実施形態との相違点は、伝達部材であり、他の部分は同一構造である。よって、第1実施形態と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図15を用いて説明する。図15は第9実施形態のスライドロック遠隔操作構造を説明する斜視図である。
図において、アッパレール5の前側の天部5aには、ブラケット201が固定されている。このブラケット201には、ピン203を用いてスイングレバー205の下端部が垂直面上で回転可能に設けられている。このスイングレバー205の上方の回転端部には、ケーブルのインナケーブル43bが係止されるケーブル係止穴205aが形成されている。
さらに、スイングレバー205の中間部には、ピン207を用いて連結リンク209の一方の端部が回転可能に取り付けられている。連結リンク209の他方の端部は、ピン211を用いて、アッパレール5の穴5pに配置されたオープンレバー37の第1アーム37aに回転可能に取り付けられている。
スイングレバー205は、図示しない付勢部材により、オープンレバー37の第2アーム37bがロックレバー23の天部23eの内壁面から離れる方向に付勢されている。
そして、図示しない操作部を操作することにより、ケーブルのインナケーブル43bを牽引すると、スイングレバー205は付勢部材の付勢力に抗して回転し、その回転は、連結リンク209を介してオープンレバー37へ伝達され、オープンレバー37の第2アーム37bがロックレバ23ーの天部23eの内壁面(下面)を押し、シートスライドロックがアンロックされる。
操作部への操作力を解除すると、シートスライドロックがロックされる。
このような構成によれば、スイングレバー205,オープンレバー37はいずれも垂直面上で回転するので、シートスライドレールの幅方向の小型化が図れる。
なお、本発明は。タンブルシートに限らず「横跳ね上げシート」や「床下格納シート」などのシートにも適用できる。また、ウォークイン用スライドロック遠隔操作構造としても適用できる。
さらに、内蔵スライドロックは、「ロックレバーとロックばね」からなるものに限定されず、各種ロックタイプ(スイングレバー等)でもよい。
3 ロアレール
5 アッパレール
23 ロックレバー
37 オープンレバー
43 ケーブル
49 ロッド

Claims (8)

  1. タンブル機構を有したシートに用いられ、
    フロア側に設けられるロアレール、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールからなるシートスライドレールと、
    前記ロアレールと前記アッパレールとの間の空間に配置されたロック部材を有し、該ロック部材を操作することで前記アッパレールの前記ロアレールに対する移動をロック/アンロックする内蔵スライドロックと、
    前記ロアレールと前記アッパレールとの間の空間外から前記空間内へ進入し、前記内蔵スライドロックの前記ロック部材を操作するオープンレバーと、
    該オープンレバーへ操作力を間接的に入力する操作部と、
    該操作部へ入力された操作力を前記オープンレバーへ伝達する伝達部材と、
    を有し、
    前記操作部は、前記シートのシートクッションの前側下方で、前記ロアレールと前記アッパレールとの間の空間外に設けられている
    ことを特徴とするスライドロック遠隔操作構造。
  2. 前記アッパレールは、
    前記ロック部材が係合可能で、深さ方向が前記アッパレールの移動方向と交差する方向のアッパロック溝と、
    該アッパロック溝より前方、後方のうちのどちらか一方に設けられ、前記オープンレバーが前記ロアレールと前記アッパレールとの間の空間外から前記空間内へ進入する穴と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のスライドロック遠隔操作構造。
  3. 前記穴は、前記アッパロック溝より前方に設けられていることを特徴とする請求項2記載のスライドロック遠隔操作構造。
  4. 前記オープンレバーの回転軸は、
    前記ロアレールと前記アッパレールとの間の空間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のスライドロック遠隔操作構造。
  5. 前記オープンレバーは、
    前記アッパレールに取り付けられるブラケットに軸支されている
    ことを特徴とする請求項4記載のスライドロック遠隔操作構造。
  6. 前記伝達部材は、
    前記操作部により牽引される牽引部材と、
    該牽引部材によって回転され、前記オープンレバーを駆動するスイングレバーと、
    を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載のスライドロック遠隔操作構造。
  7. 前記オープンレバーは、垂直面上で回転するように設けられ、
    前記スイングレバーは、水平面上で回転するように設けられている
    ことを特徴とする請求項6記載のスライドロック遠隔操作構造。
  8. 前記スイングレバーの前記オープンレバーとの接続部は、前記スイングレバーの回転軸と前記牽引部材との接続部の間に位置している
    ことを特徴とする請求項6または7記載のスライドロック遠隔操作構造。
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