JP4038246B2 - フルリターンまでシートバックロックアウトを有するイージーエントリーシート - Google Patents

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Description

発明の背景
発明の分野
本発明は、車両用シートに関し、さらに詳細には、車両のリヤコンパートメントへのアクセスを提供するために前方移動可能なタイプの車両用シートの改良品に関する。
発明の背景
事実上、全ての自動車は、運転者のサイズを収容するために前後に調節できる運転席を少なくとも設けている。2ドアセダン車両では、通常の作動調節範囲は前方に拡張されてアクセス位置を提供する。さらに、シートのシートバッククッションアセンブリは、シートバック作動位置からシートクッションアセンブリに重なるシートバックアクセス位置へ前方移動するように取り付けられる。フロントシートがシートアクセス位置に移動して後部の乗客を収容した後、シートを作動位置へと後方に戻すことが必要になる。解除可能なシートロッキング機構が提供されてシートを作動位置にロックし、シートを解除してアクセス位置へ前方移動させる。同様に、解除可能なシートバックロッキング機構が提供され、該解除可能なシートバックロッキング機構は、シートバッククッションアセンブリをシートバック作動位置に保持するロッキング位置と、シートバッククッションアセンブリをシートバックアクセス位置へ前方移動させる解除位置との間を手動で移動可能である。通常、運動伝達機構が提供され、該運動伝達機構は、シートバッククッションアセンブリをアクセス位置へ移動させてシートロッキング機構を解除位置へ移動させる。
この最も単純な形態において、一端アクセス位置に移動したシートは、シートが前方移動する前の特定の作動位置に無関係に設けられた作動位置の範囲内のあらゆる作動位置へ移動可能である。他のシートは、シートをスタートした正確な作動位置へ戻す性能をユーザに与える。この性能は、通常の作動調節から分離したアクセス移動の調節機構の使用、又はメモリ機構(例えば、関連出願番号第08/534,990号、事件整理番号No.115を参照のこと)の使用のいずれかによって提供されることができる。
これらのアクセスタイプのシートの全てに現れる一つの問題は、シートバックは適切に戻されシートバック作動位置にロックされるが、シートは適切に戻されず、シート作動位置にロックされないことが時に起こり得ることである。シートが実際にロックされておらず、危機的な状況を起こし得る望ましくない前方移動できることを運転者が気づかずに引き続き車両を道路で運転してしまう可能性がある。本発明は上述の問題を回避する必要性を認識し、シートが適切に戻されロックされたことに基づいてシートバックをシートバック作動位置に戻す基本的な概念に基づく。この概念を用いて、運転者が車両を運転する快適な位置にシートバックがない事実が、シートが完全にロックされておらず発進前にこのような状態にされるべきであることを運転者に気づかせる。
発明の概要
したがって、本発明の目的は、上述の概念にしたがって上述の問題をなくすことである。本発明の原理によると、その上に座る車両乗員を支持するように構成且つ配置されたシートクッションアセンブリ、車両乗員の背部を支持するように構成且つ配置されたシートバッククッションアセンブリ、及び前後移動するように車両にシートクッションアセンブリを取り付けるように構成且つ配置されシート取り付けアセンブリを含む車両用シートを提供することによって、この目的は達成される。シート取り付けアセンブリは、解除可能なシートロッキング機構を含み、該解除可能なシートロッキング機構は、シート取り付けアセンブリをロックしてシートクッションアセンブリをシート作動位置に固定的に保持するロッキング位置と、シート取り付けアセンブリを解除してシートクッションアセンブリをシート作動位置からシートアクセス位置へ前方移動させ、シートクッションアセンブリをシートアクセス位置からシート作動位置へ後方移動させる解除位置との間を移動するように構成且つ配置される。シートバック取り付けアセンブリは、シートとシートバッククッションアセンブリとの間に配置され、シートバッククッションアセンブリをシートクッションアセンブリの上に取り付けて共に前後移動させ、シートバッククッションアセンブリをシートクッションアセンブリに対して(1)シートクッションアセンブリに座った車両乗員の背部を支持するのに適したシートバック作動位置からシートクッションアセンブリに重なるシートバックアクセス位置へ前方に、及び(2)シートバックアクセス位置からシートバック作動位置まで後方に移動させるように構成且つ配置される。シートバック取り付けアセンブリは、シートバック取り付けアセンブリに作動的に関連する解除可能なシートバックロッキング機構を含み、該解除可能なシートバックロッキング機構は、シートバック取り付けアセンブリをロックして、シートバッククッションアセンブリのシートバック作動位置からシートバックアクセス位置への前方移動を防ぐロッキング位置と、シートバック取り付けアセンブリを解除して、シートバッククッションアセンブリのシートバックアクセス位置への前方移動及びシートバック作動位置への後方移動を可能とする解除位置との間の手動制御移動ができるように構成且つ配置される。運動伝達機構は解除可能なシートロッキング機構に作動的に関連し、シートバック作動位置からのシートバッククッションアセンブリの前方移動を、ロッキング位置から解除位置への解除可能なシートロッキング機構の移動へ伝達し、アクセス移動のサイクルを可能とし、該アクセス移動のサイクルは、(1)シートバックアクセス位置へのシートバッククッションアセンブリの上述の前方移動ならびにシート作動位置からシートアクセス位置へのシート及びシートバッククッションアセンブリの前方移動及び(2)シートアクセス位置からシート作動位置へのシート及びシートバックアセンブリの後方移動及びシートバック作動位置へのシートバッククッションアセンブリの後方移動を含む。運動伝達機構及び解除可能なシートロッキング機構は、アクセス移動のサイクル中にシート及びシートバッククッションアセンブリが共にシート作動位置へ後方に移動する場合、解除可能なシートロッキング機構をロック位置へ移動させるように構成且つ配置される。本発明の原理によると、ブロッキング機構は運動伝達機構に作動的に関連し、該ブロッキング機構は、アクセス移動のサイクル中に作動可能であり、シートバッククッションアセンブリの上述の後方移動がシート及びシートバッククッションアセンブリのシート作動位置への後方移動に先立つ場合に、シートバッククッションアセンブリのシートバックアクセス位置からの後方移動中に、シートバッククッションアセンブリがシートバック作動位置に到達するのを防ぐ。
本発明のこれらの及び他の目的は、以下の詳細な説明及び添付の請求の範囲を読み進めることからより明らかになるであろう。
本発明は、例示的な実施の形態が示される添付図面を参照するとよく理解できる。
図面において:
図1は、本発明の原理に従って構成された車両用シートの1つの実施の形態の側面図であり、想像線のブロッキング位置にあるときのシートバッククッションアセンブリを示している。
図2は、本発明のブロッキング機構及びその運動伝達機構との連動を示した側面図であり、これらの機構の1つの作動位置を示している。
図3は、図2に類似した図であり、これらの機構のもう1つ別の作動位置を示している。
図4は、図2に類似した図であり、これらの機構のアクセス位置を示している。
図5は、図2に類似した図であり、これらの機構のブロッキング位置を示している。
図6は、図2の線6−6に沿って取り出した部分断面図である。
図7は、図2の線7−7に沿って取り出した部分断面図である。
図8は、図2の線8−8に沿って取り出した部分断面図である。
図9は、本発明の原理に従って構成された車両用シートのもう1つ別の実施の形態の部分斜視図であり、より明確に図示するために、シートバッククッションアセンブリを取り除きまた他の部分を取り外した状態のシートを示している。
図10は、図9に示した構造の部分であり、ブロッキング機構を含む運動伝達機構の一端部の領域の部分分解斜視図である。
図11は、図9に示した構造の部分であり、解除可能なシートロッキング機構を含む運動伝達機構の反対側の端部の領域の斜視図である。
図12は、ブロッキング機構及びその運動伝達機構との連動を示した側面図であり、非作動位置にあるブロッキング機構及び作動位置にある運動伝達機構を示している。
図13は、図12に類似した図であり、ブロッキング位置にあるブロッキング機構を示している。
図14は、解除可能なシートロッキング機構及びその運動伝達機構との連動を示した側面図であり、ロッキング位置にある解除可能なロッキング機構を示している。
図15は、図14に類似した図であり、シートがまだ作動位置にある状態の、解除位置にある解除可能なシートロッキング機構を示している。
図16は、図15に類似した図であり、シートが作動位置のわずかに前方の位置へ動かされた状態を示している。
図1〜8に示した本発明の実施の形態の詳細な説明
ここでさらに詳細に図面を参照すると、図1〜8には、概略的に10で示され、本発明の原理に従って構成された、車両用シートの1つの実施の形態が示されている。シート10は、通常のシートクッションアセンブリ12及びシートバッククッションアセンブリ14を備える。シートクッションアセンブリ12は、通常のフレーム、クッション及びカバーを備えたあらゆる公知の構成であってよく、座る乗員を上に乗せるように構成されている。同様に、シートバッククッションアセンブリ14は、通常のフレーム、クッション及びカバーを備えたあらゆる公知の構成であってよく、シートクッションアセンブリ12の上に座る乗員の背中を支持するように構成されている。
このシートクッションアセンブリは車両床上に取り付けられて、概略的に16で示されたシート取り付けアセンブリによって前方及び後方へ動かされる。シート取り付けアセンブリ16は、車両床上に一定の平行関係をもって取り付けられた、前後に延長する1組の下部トラックセクション18、及び、その固定されたトラックセクション18上に取り付けられた、下部トラックセクション18と関連して前方及び後方へ連動する1組の上部トラックセクション20とを備える。シートクッションアセンブリ12は、上部トラックセクション20上にしっかりと取り付けられて、車両床に対して動くことができる。
シート取り付けアセンブリ16はまた、概略的に22で示された解除可能なシートロッキング機構も備える。ここに示したような、トラックセクション18及び20並びに解除可能なシートロッキング機構は、同時係属中の米国特許出願番号08/527,727、事件整理番号133の開示文献に従って構成されるのが好ましい。しかし、他の構成も考えられるということは理解されるであろう。ここに示した実施の形態は、上部及び下部トラックセクションの各組に対して1つのロッキング機構22を備える。このロッキング機構22はそれぞれ、関連する上部トラックセクション20上に取り付けられた1つのロッキング構造24を備えており、シート取り付けアセンブリ16をシート作動位置にしっかりと保持するために、シート取り付けアセンブリをロックする上部ロッキング位置と、シートクッションアセンブリ12を図1に示したようなシート作動位置からシートアクセス位置へと前方へ動かすために、またシートクッションアセンブリ12をシートアクセス位置からシート作動位置へと後方へ動かすために、シート取り付けアセンブリ16を解除する解除位置との間を、垂直方向に動く。ロッキング動作は、スプリング26の付勢によって、ロッキング構造24がロッキング位置まで上方へ動くことにより達成される。このとき、そのロッキング構造の部分は、固定されたトラックセクション18に形成された下方に向いた切欠きにはまる。この長手方向に離間された下方に向いた複数の切欠きによって、シート10を作動位置の範囲内で、複数の異なる作動位置にロックすることができる。この作動位置の範囲に加えて、この構造はまたシートクッションアセンブリを、与えられた範囲の最も前方の作動位置から前方へ離間したアクセス位置へ動かすこともできる。
ここに示した実施の形態において、解除可能なシートロッキング機構22はまた、手動係合可能構造28も備える。この手動係合可能構造28はU型ベールの形態をしており、その湾曲部分はシートクッションアセンブリ12の前方部分の下で、ユーザが手で都合良くつかむことのできる位置に配置されている。U型ベール28の脚はその中間の長さのところで上部トラックセクションを支点に旋回するようになっており、またその脚の自由端はロッキング構造24と接続しており、ユーザがU型ベール28の湾曲部分を上方へ引っ張ると、ロッキング構造24はスプリング26の付勢に逆らってロッキング位置から解除位置へと下方へ動く。
図1に示したシンプルな構造に関して、シートクッションアセンブリ12は、いったんアクセス位置へ動くとあらゆる作動位置に戻ることができる。本発明はメモリタイプの解除可能なシートロッキング機構を用いることも考えられる、ということは理解されるであろう。このメモリタイプの解除可能なシートロッキング機構とは、自動的にシートクッションアセンブリ12が開始前と同じ作動位置に戻ることを保証するメモリ機構を有するものである。このようなメモリ機構の一例は、1997年2月25日に発行された米国特許第5,605,377号に開示されている。
シート10はまた、概略的に30で示され、シートクッションアセンブリ12とシートバッククッションアセンブリ14との間に配置された、シートバック取り付けアセンブリも備える。シートの各側面にあるシートバック取り付けアセンブリ30は、シートクッションアセンブリ12のフレームに固定された取り付けブラケット32、及び、シートバッククッションアセンブリ14のフレームに固定された取り付けプレート34を備える。この取り付けプレート34は、ピボットピン36により取り付けブラケット32上に旋回するように取り付けられる。
シートバック取り付けアセンブリ30はまた、概略的に38で示された解除可能なシートバックロッキング機構も備える。このロッキング機構38は、あらゆる公知の構造に従って構成されてもよい。ロッキング構造40を備えた多少概略的である構造が示されているが、このロッキング構造40はディテント(戻り止め)の形態をしており、取り付けプレート34に固定されたセクタ(扇形)部材42に形成された切欠きの弧状列のいずれにもはめ込んだりまたそこから取り外したりすることができる。ディテント40の動きは、手動係合可能構造44で制御される。通常の実施例に従うと、シートバック取り付けアセンブリ30は、シートバッククッションアセンブリ14を最も前方のシートバック作動位置へ付勢するトーションスプリング(ねじりばね)46を備える。シートバッククッションアセンブリ14は、手動係合可能構造44がディテント40をセクタ42の切欠きから外れた状態に保っているときのような、ロッキング構造40が解除位置にあるときに、乗員がシートバッククッションアセンブリ14を後ろに押すだけで、シートバック作動位置の範囲にわたってピボットピンの回りを後方へ旋回することができる。手動係合可能構造44を解除することによって乗員は、セクタ42の選択された切欠きへのディテント40のスプリングで付勢された動きを制御することができ、シートバッククッションアセンブリ14のシートバック作動位置が与えられた範囲内で決定される。
また手動係合可能構造44を解除位置へ動かすと、シートバッククッションアセンブリ14を、シートクッションアセンブリ12の上に重ねるようにして、シートバックアクセス位置までピボットピン36の回りを前方へ動かすこともできる。ここに示した実施の形態においては、アクセス位置への移動及び作動位置範囲での移動は1つの旋回軸によって行われるが、本発明は、公知の実施例に従って2つの離間された旋回軸を備えるシートバック取り付けアセンブリを用いることも考えられる。2つの旋回軸を備える構造の一例は、同時係属中の米国特許出願番号08/377,007、事件整理番号105に開示されている。
本発明のシート10は、概括的に48で示される運動伝達機構を備えることも意図している。運動伝達機構48は、シートバッククッションアセンブリ14のシートバック作動位置からシートバックアクセス位置への移動が、解除可能ロッキング機構22のロッキング構造24をロッキング位置から解除位置へと移動させるように、シートバッククッションアセンブリ14と解除可能シートロッキング機構22との間に接続されている。この目的のために、運動伝達機構48は、概括的に50で示されるボーデンワイヤアセンブリ及び接続リンク52の形態となっている。接続リンク52は、一端に、ピン56が中で支えられて動く長尺のスロット54を含む。ピン56は取付板34に、離間した関係で、ピボットピン36の下方に、固定されている。接続リンク52の反対側の端部は、57で、ボーデンワイヤアセンブリの一部を形成するケーブル58の一端に接続されている。ボーデンワイヤアセンブリは、長手方向への誘導された移動のために延びるケーブルを内部に有する、シース又は可撓管60も含む。可撓管60の一端は、64で示されるようにブラケット62に固定されている。ブラケット62は、シートクッションアセンブリ12のフレームに固定されることによってシートクッションアセンブリ12に支持された取付板66から突出している。図1で最もよく示されるように、可撓管60の反対側の端部は、68で示されるように、シートクッションアセンブリ12のフレームに、U字形ベール28の脚部の上方の位置で、適切に固定されている。ケーブル58の反対側の端部は、可撓管60の端部68から延出し、U字形ベール28の脚部の開口(又はU字形ベール28に固定された適切なブラケットの開口)を弛く貫通する。ケーブル58の最下端は、ベールの下側と係合してケーブル58の最下端に固定された、頭部70を有する。この配列はケーブル58とベール28との一方向接続を提供し、頭部70の上向きの移動を可能にし、ベール28を上向きに動かし、引き続いてロッキング構造24をロッキング位置から解除位置へと移動させる。逆に、ケーブルが貫通して延びるベールの開口の中を単にスライドするケーブルを動かさずに、ベール28を手作業で上向きに動かすことができる。
運動伝達機構48は、シートクッションアセンブリ12がシートバッククッションアセンブリ14と共に前方向にシートアクセス位置へと移動されるようにシートクッションアセンブリ12を解除する、シートバッククッションアセンブリ14のシートバック作動位置からシートバックアクセス位置への移動を含む、アクセス動作のサイクルを介して、本発明のシート10を移動できるようにする。このサイクルは、シート及びシートバッククッションアセンブリ12及び14が共にシートアクセス位置からシート作動位置へと向かう後方移動と、シートバッククッションアセンブリがシートバックアクセス位置からシートバック作動位置へと向かう後方移動も含む。
本発明の原理に従って、概括的に72で示されるブロッキング機構は、前述のシートバッククッションアセンブリ14の後方移動が、シート及びシートバッククッションアセンブリが共にシート作動位置へと向かう後方移動、並びに解除可能シートロッキング機構22のロッキング位置入の移動に先行する場合、シートバッククッションアセンブリ14がシートバックアクセス位置からの後方移動中にシートバック作動位置に到達するのを防止するために、アクセス動作のサイクル中に作動できるように、運動伝達機構48と動作的に関連している。
示されるように、ブロッキング機構72は、非作動位置とブロッキング位置との間を移動するように、76で示されるように取付板66の一端にピボット可能に取付けられた、長尺状のブロッキング部材又はレバー74を含む。ブロッキング部材74の自由端部は、ブロッキング位置にある時は、取付板34に下端部分で固定された当接部材78と協働する。示されるように、当接部材78は角度をつけた形状又はL字形で、一方の脚がブロッキング部材74の上向きの動きを制限し、他方の脚が、ブロッキング部材74の後向きに面した自由端部面と係合するための前向きに面した当接面を提供するようになっており、それによって、シートバッククッションアセンブリ14が旋回軸36の回りを更に後方にピボット移動するのを阻止する。
ブロッキング機構72は、82で示されるように1つの頂点で取付板の両端部の中間にピボット可能に取付けられた、概ね三角形プレート形状の制御部材80も含む。制御部材80は、別の頂点で、接続リンク52の前端部とボーデンワイヤケーブル58の後端部との間の接続部57にピボット可能に接続されている。ブロッキング部材74に固定され且つブロッキング部材74の片側の両端部の中間から横に延びているのは、ブロッキング部材74の旋回軸76について弓形の関係で取付板66に形成されたスロット86を通過して延びる、ピン84である。ピン84は、制御部材80の最後の頂点に形成された角度をつけた形状又はL字形のスロット88内にも延びている。示されるように、スロット88の一方の脚は制御部材80の旋回軸の周りを概ね弓形に配置され、他方の脚はもう一方の脚から概ね旋回軸82と旋回軸57との間に延びる方向に延びている。
図1から8の実施の形態の動作説明
図1から8に示される上述のシート10は以下のように動作する。乗員が車輌の後部客室に入ることができるようにシート10をアクセス位置へと移動することが望まれる場合は、シート10の手動係合可能構造34が、手動で係合され、ロッキング位置から解除位置へと移動される。この手動の移動によって、シートバッククッションアセンブリ14を、シートバック作動位置から前方に、旋回軸36の回りをピボットして、シートクッションアセンブリ12上に渡って延びるシートバックアクセス位置へと移動できる。シートバッククッションアセンブリ14のシートバック作動位置からシートバックアクセス位置への移動は、まず、ピン56をスロット54内で後方にスロットの端部に到達するまで移動する。その後、ピン56の後方移動は、接続リンク52を共に運ぶ。図2に見られるように、接続リンク52が後方に移動されると、リンク52のピボット接続部57は、制御部材80と共に、後者を旋回軸82の回りで時計回り方向にピボットさせる。この動作の間、ピン84が通って延びる、制御部材80のL字形スロット88は、ピン84に関してカムとして働き、ピン84を取付板66のスロット86を通して移動させ、それによってブロッキング部材74を非作動位置からブロッキング位置へと移動させる。繰り返すと、制御部材80の時計回りの動きは、ブロッキング部材74を通常の非作動位置から図4に示されている上部のブロッキング位置へと動かすように、まずピン84をスロット86内で上向きに移動させる。ピン84がスロット86内の最上部の位置に到達するとすぐに、制御部材80は時計回りの動きを継続でき、その間、スロット88の外側の脚が、この時点では保持されて静止しているピン84に関して、スロット88の外側の脚の端部に近接する位置へと移動することに留意されたい。
図1に最もよく示されるように、前述の制御部材80の時計回りの動きは、運動伝達機構48のボーデンワイヤアセンブリ50を動かす効果も有する。これは、接続部57に取付けられたケーブル58の上端部の右への移動、及びボーデンワイヤ又はケーブル58の下端部の上部移動と同等である。この移動は、引き続いてロッキング機構22を動かし、引き続いてロッキング構造24をロッキング位置から解除位置へと移動する。これによって、シートクッションアセンブリ12はシートバッククッションアセンブリ14と共に、作動位置からシートアクセス位置へと前方に移動できる。
一旦シート10がシートアクセス位置へと移動されたら、シート10を作動位置に戻すことが可能な方法が、シートクッションアセンブリ12及びシートバッククッションアセンブリ14が戻される順序に関係して2つあることを理解されたい。1つの方法は、シートバッククッションアセンブリ14がシートバックアクセス位置にある状態で、シートクッションアセンブリ12をアクセス位置から作動位置へと後方に戻し、その後シートバッククッションアセンブリ14をシートバックアクセス位置からシートバック作動位置へと移動させることであろう。後者の移動によって、ピン56の運動伝達機構48に対する前方移動によって、ロッキング構造24が解除位置からロッキング位置へと戻ることができる。前述の出願、即ち事件整理番号第133号に記載の、ロッキング機構22及びロッキング構造24に作用するばねの付勢は、ボーデンワイヤ58に逆向きの動きを及ぼし、それは引き続いて、図2に見られるように、制御部材80を旋回軸82の回りで反時計回り方向に動かす。この動きの最初の部分は、スロット88の外側の脚を、外側の脚を通っているピン84に関して、スロット84の内側の脚へと移動させる。その後、制御部材80の反時計回りの動きは、ピン84と係合するL字形スロットの脚によって、ブロッキング部材74をブロッキング位置から非作動位置へと、カムの働きで移動させる。ロッキング機構24がロッキング位置に戻される限り、ブロッキング部材74は非作動位置へと動かされる。これにより、シートバッククッションアセンブリ14を完全に作動位置へと移動させることができる。
シート10の動作が、メモリ機構(図示せず)によって、シート10が元の作動位置に戻らなければならないようになっている場合に、ロッキング機構24がロックされた位置へと戻るのを可能にするのは、まさしくシートが作動位置へと戻る動きであることを理解されたい。示されるような配列では、備えられた作動シート位置の範囲を越えた切欠が存在しないことによって、ロッキング機構をロッキング位置に戻すことができるようにするには、シートが少なくとも最も前方の作動位置に保持されなければならないことが確実になる。従って、シートクッションアセンブリ12がシート作動位置へと移動された後、シートバッククッションアセンブリ14を作動位置に移動しさえずれば、シートは適正な作動可能関係をとることになる。
シート10をアクセス位置から作動位置へ戻すその他の態様は、シートクッションアセンブリ12のシートアクセス位置からの後方への移動の前に、シートバッククッションアセンブリ14を初めにシートバックアクセス位置から作動位置へ向けて移動させることを必要とする。この点については、ロッキング構造24がロッキング位置へ動かされない限り、図4及び図5に示されるように、ブロッキング部材74がブロッキング位置にあるので、シートバッククッションアセンブリ14を作動位置へ完全には移動することができないことが注目されるであろう。この結果、復帰動作のこの態様は、シートバッククッションアセンブリ14がシートバック作動位置に完全に移動できるようになる前に、シートが作動位置へ戻り、ロッキング機構がロッキング位置に戻されることを必要とする。
どちらの方法でも、シートクッションアセンブリ12が作動位置に戻されずにロッキング機構24がロッキング位置に戻ったら、シートバッククッションアセンブリ14は作動位置へ完全には戻ることができない。万一シート10が、ロッキング構造24が完全にロッキング位置へ戻されていないのに最終的にもこの状態のままであったら、この状態は正常ではなく、正常な状態が得られるまで車両の運転を行うべきではない、ということをオペレーターが気づかされるように、乗員に供与されるシートの状態はシートバッククッションアセンブリ14が幾分不適切にも前方に延びた位置にあるものである。このような状況で、オペレータは、シート10が作動位置へ完全に戻され、ロッキング構造24がロッキング位置に戻されていることを確認するであろう。このことが生じ次第、シートバッククッションアセンブリ14がシートバック作動位置に戻ることができるように、ブロッキング部材74がブロッキング位置から非作動位置へ移動される。このように、本発明は、シート10が作動位置へ完全にロックされていないときに、シート10がそのシートの乗員によって操作されることを効果的に防止する。
図9から図16に示される発明の実施の形態の詳細な説明
ここで図面の図9から図16をより詳細に参照すると、本発明の原理に従って構成され、共通して110と示される車両シートの、もう一つの実施の形態が示されている。図9及び図10に最適に示されているように、シート110は通常のシートクッションアセンブリ112及びシートバッククッションアセンブリ114を含む。シートクッションアセンブリ112は、着席したとき車両の乗員を収容するように構成された通常のフレーム、クッション、及びカバーを含む、あらゆるよく知られた構成である。更に、シートバッククッションアセンブリ114は、シートクッションアセンブリ112に着席した車両の乗員の背面を支持するように構成された、通常のフレーム、クッション、及びカバーを含む、あらゆるよく知られた構成であってよい。
図9で最適に示されるように、シートクッションアセンブリ112は、共通して116と示されるシート取付けアセンブリによって、前後の移動のために車両の床に取付けられる。シート取付けアセンブリ116は、共通して118と示されるトラック下部セットと、共通して120と示されるトラック上部セットとを含む。トラック下部セット118は、車両の床に平行に固定されて取付けられ、前後に延びる下部トラック部122を一対と、下部トラック部122に対する前方及び後方への動作のために、固定されたトラック部122上に取り付けられる上部トラック部124の協働している一対と、を含む。シート取付けアセンブリ116は、車両の床に関して上部トラック部124を用いて移動可能なように、上部トラック部124の上に固定されて取付けられる、中間取付け構造体126を含む。トラック上部セット120は、中間取付け構造体126上に固定されて取付けられた下部トラック部128と、下部トラック部128に対する前方及び後方への動作のために、下部トラック部128上に取付けられる協働する上部トラック部130と、を含む。シートクッションアセンブリ112は、車両の床に関して上部トラック部130を用いて移動可能なように、上部トラック部130上に固定して取り付けられる。
本質的に、上部トラックセット120は、作動位置の範囲内での選択された作動位置へのシートクッションアセンブリ112の移動を供与し、一方、トラック下部セット118は、選択された作動位置と、シートクッションアセンブリ112の前方へ配置されるシートアクセス位置との間での、シートクッションアセンブリ112の移動を供与する。これらの機能を別個の機構で提供することによって、シートクッションアセンブリ112がシートアクセス位置から、動作のアクセスサイクルが始められた正確な選択された作動位置へと、後方に戻されることを、確実にすることが可能になる。
シート取付けアセンブリ116は、トラック上部セット120に関連付けられた、共通して132で示される、解除可能なシートロッキング機構も含む。図9で最適に示されるように、トラック部128及び130並びに解除可能なシートロッキング機構132は、好ましくは前述の同時係属中の米国特許出願番号第08/527,727号、事件整理番号133の開示に従って構成される。しかし、その他の構成も考えられることは理解されであろう。示される実施の形態は、上部トラック部130及び下部トラック部128の一対づつにロッキング機構132を含み、各ロッキング機構132は、シート取付けアセンブリ116をシート作動位置に固定して保持するためにシート取付けアセンブリ116をロックする上部ロッキング位置と、シートクッションアセンブリ112の、図9に示されるような、シート作動位置からシートアクセス位置への前方への移動、及びシートクッションアセンブリ112のシートアクセス位置からシート作動位置への後方への移動をさせるためにシート取付けアセンブリ116を解除する解除位置と、の間の垂直の動作のために、関連付けられた上部トラック部130に取付けられるロッキング構造体134を含む。ロック作用は、ロッキング構造体134が、ロッキング構造体134の一部が固定されたトラック部128に形成された下向きの切欠きに入り込むロッキング位置へ、スプリング136の付勢を受けて、上方に移動することによって達成される。反復するが、固定されたトラック部128は多数の、長手方向に間隔を置いて配置された下向きの切欠きを備えて形成され、シート110が、作動位置の範囲内の、複数のさまざまな作動位置でロックされることを可能にする。
示される実施の形態において、解除可能なシートロッキング機構132は、ユーザによって手で都合よく握られるような位置に、シートクッションアセンブリ122の前方部の下に配置される、湾曲部分を有するU字型ベールの形状の手動係合可能構造138も含む。U字型ベール138の脚は上部トラック部130への長さを介して軸回転され、ユーザがU字型ベール138の湾曲部分を上方に引くとき、ロッキング構造体134がスプリング136の付勢に逆らって、ロッキング位置から解除位置に下方へ移動されるように、脚の自由端はロッキング構造体134に接続される。
図9及び図10で最適に示されているように、シート110は、共通して140と示されるシートバック取付けアセンブリも含むが、これはシートクッションアセンブリ112とシートバッククッションアセンブリ114との間に配置される。シートの各側面のシートバック取付けアセンブリ140は、シートクッションアセンブリ112のフレームに固定される取付けブラケット142と、シートバッククッションアセンブリ114のフレームに固定され、ピボットピン146によって取付けブラケット142に回転可能に取付けられる、取付け板144と、を含む。
シートバック取付けアセンブリ140は、共通して148と示される、解除可能なシートバックロッキング機構も含む。ロッキング機構148は、例えば米国特許第4,995,669号又は第5,383,710号のいずれかに開示されている機構のような、通常の構成のものである。ロッキング機構の構成の詳細を知るには、上記の2つの特許の開示を参照してもよい。本実施の形態の目的のためには、シートバッククッションアセンブリ114をシートバック作動位置に保持するために、シートバック取付けアセンブリ140に関してロックする関係にあるロッキング構造体(図示せず)を、ロッキング位置で保持する、レバーの形状の手動係合可能構造150をロック機構が含むことに注目することで十分である。レバー150は、ロッキング位置から解除位置へ移動可能であり、この解除位置は、シートバッククッションアセンブリが、ピボットピン146の周りを前方へ、シートクッションアセンブリ112にかぶさるシートバックアクセス位置に移動することを可能にする。
通常の手法に従うと、シートバック取付けアセンブリ140は、シートバッククッションアセンブリ114を前方へ傾けるためのトーションスプリング152を含む。ロッキング機構148は、前述の特許の場合のように、ロッキング構造体が解除位置にあるときに乗員がシートバッククッションアセンブリ114を押し戻すだけで、シートバッククッションアセンブリ114が、シートバック作動位置の範囲を通ってピボットピン146の周りを後方へ軸回転することを供与してもよい。
示される実施の形態において、アクセス動作及び作動動作の範囲は単一のピボットによって提供されるが、本発明は、既知の手法に従って間隔を置いて配置された2つのピボットを提供する、シートバック取付けアセンブリ及びロッキングアセンブリを利用することを意図している。2つのピボットのアセンブリの例示的な実施の形態は、米国特許第5,558,403で開示されている。
本発明のシート110は、共通して154と示される運動伝達機構を提供することも意図している。運動伝達機構154は、シートバッククッションアセンブリ114と、下部トラックセット118と動作的に関連し、共通して156と示される、解除可能なシートロッキング機構と、の間に接続される。シートバッククッションアセンブリ114がシートバック作動位置からシートバックアクセス位置へ移動することによって、解除可能なロッキング機構156のロッキング構造体158がロッキング位置から解除位置へ移動されるように、運動伝達機構154とロッキング機構156は協働する。
運動伝達機構156は、シース又は可撓管160を含むボーデンワイヤアセンブリの形状であり、その内部でシース又は可撓管160に関する誘導された長手方向の移動のためにケーブル162が延びている。図9、図10、及び図12で最適に示されているように、可撓管160の一端は、166で示されているように、ブラケット164に固定される。ブラケット164は、シートクッションアセンブリ112のフレーム及び取付けブラケット142に固定されることによって、シートクッションアセンブリ112によって支持される取付け板168から突き出される。ケーブル162の隣接した端は、ピン172に接続されるはとめ170を備えて形成される。ピン172は、ピボットピン146の下方に間隔を開けて取付け板144に固定される。
図9、図11並びに図14から16に最もよく示されるように、可撓管160の他端部は、174で示されるように屈曲可能ブラケット176に適切に固定される。屈曲可能ブラケット176は、下部トラックのセット118に関連する上部トラック124に固定されたベース構造体178の一端部に一体式に形成される。ベース構造体178の他端部は、ピボットピン180を受けるように突出する。ほぼ三角形の形状の駆動部材182は、ピボットピン180を軸として回動するように頂部の1つを枢軸に置かれ、他の頂部の1つには、ケーブル162の他端部に固定された円筒部材184を受けるために開口を設けられる。
駆動部材182は、概ね186で示されるように、ボーデンワイヤアセンブリ154のケーブル162の動きに応じてロッキング機構156をそのロッキング位置と解除位置との間で移動させるためのラッチ止め可能な駆動アセンブリの一部を形成する。
図14から16に最もよく示されるように、駆動部材182の第3の頂部にはカムスロット188が形成され、そこにカムラッチピン190が摺動可能に取り付けられる。カムラッチピン190は、横方向に延伸して長尺状駆動部材192の一端部に固定される。長尺状駆動部材192の他端部は、194で示される部位を軸として回動するようにロッキング機構156の後方の上部トラック124の側面に取り付けられる。図示されるように、ロッキング機構156は、前述の特許出願番号08/527,727、事件整理番号133の開示内容に従って構成される。長尺状駆動部材192はピン196を含み、ピン196はロッキング構造158のロッキング構造158と連結され、このロッキング構造158を図14に示されるようなそのロッキング位置から、スプリング198による付勢に対抗して下方向に移動させる。U字型部材200は、長尺状駆動部材192に固定され得、他の下部トラックのセット118に対応するロッキング機構(図示せず)のための駆動部材として機能する。
運動伝達機構154は、本発明のシート110がアクセス動作のサイクルを通して動かされることを可能にし、このアクセス動作のサイクルは、シートバック作動位置からシートバックアクセス位置へのシートバッククッションアセンブリ114の動作を含む。シートバッククッションアセンブリ114のシートバックアクセス位置では、シートクッションアセンブリ112がシートバッククッションアセンブリ114と共にシートアクセス位置まで前方に移動されるようにシートクッションアセンブリ112が解除される。また、このサイクルは、シート及びシートバッククッションアセンブリ12及び14を共にシートアクセス位置からシート作動位置へ移動させる後方移動と、シートバッククッションアセンブリをそのシートバックアクセス位置からシートバック作動位置へ移動させる後方移動とを含む。
ロッキング機構156の前方且つベース構造体178の下方の移動可能な下部トラック124の側面には、横方向に延伸するピボットピン202が取り付けられ、ピボットピン202を軸に回動するようにラッチ部材204が取り付けられる。ピボットピン202を取り囲むコイルスプリング206は、ラッチ部材204を図14に示されるように反時計回りで回動するように付勢するために、ラッチ部材204と接続される。ラッチ部材204は従属当接部即ち停止構造208を含み、この構造208は、シートクッションアセンブリ112がそのシートアクセス位置からシートアクセス位置に戻されるまで後方に移動される時に、固定下部トラック122にしっかりと連結された協働する当接部即ち停止構造210の前方部分と係合するように配置される。
ラッチ部材204の解放端部は、ロッキング機構156をその解除位置に移動させる位置に駆動アセンブリ186がボーデンワイヤアセンブリ154によって移動される場合にカムラッチピン190と係合する位置に半球形のフック形状構造212を形成される。
本発明の原理では、全体を214で示されるブロッキング機構は、シートバッククッションアセンブリ114のシートバックアクセス位置からの後方移動の際に、シートバッククッションアセンブリ114の前述の後方移動が、シートとシートバッククッションアセンブリとが共にシート作動位置に移動する後方移動及び解除可能なシートロッキング機構156のそのロッキング位置への動作に先行して行なわれる場合に、シートバッククッションアセンブリ114がシートバック作動位置に達するのを妨げるために、アクセス動作のサイクルを行なう間中、動作可能なように運動伝達機構154に動作上連結される。
図示されるように、ブロッキング機構214は、取付けプレート168の218で示される一端部に回動可能に取り付けられた長尺状のブロッキング部材即ちレバー216を含み、ブロッキング部材216は非作動位置とブロッキング位置との間を移動する。ブロッキング部材216の解放端部は、そのブロッキング位置にある場合、取付けプレート144の下端部に固定された当接部材220と協働する。図示されるように、当接部材220は角ばった即ちL字型の構造であり、一方の脚部がブロッキング部材216の上向きの動作を制限し、他方の脚部がブロッキング部材216の後方に面する解放端部表面と係合する前方に面する当接表面を備えることによりシートバッククッションアセンブリ114の軸146回りの更なる後方回動をブロックするように、ブロッキング部材216の解放端部と協働するように配置される。
ブロッキング部材216は、コイルスプリング222によりそのブロッキング位置方向へ移動するように弾性的に付勢される。スプリング222の一端部は、取付けプレート168上の直立ラグ224に連結される。スプリング222の他端部は、ブロッキング部材上の直立ラグ226に連結される。
ブロッキング部材216をスプリング222の付勢に対抗して移動させるために、ブロッキング部材216には、取付けプレート168のスロット230を通って横方向に延伸するピン228が固定される。横方向外側に離間されて配置されるピンのヘッド228は、はとめ170及び管端部166の間に延伸するケーブル162の部分に摺動可能に取り付けられる摺動部材232を分離可能に受ける。
シートクッションアセンブリ112がシート作動位置にある場合、スプリング222の付勢に反し、図12に示される位置に摺動部材を保持する位置におけるはとめ170から管端部166に延伸するケーブル162の端部の張力によって、ブロッキング部材216はその非作動位置に保持される。この位置は、シートバッククッションアセンブリ114をリクライニングさせる際の、最も前向きのシートバック作動位置と一致する。シートバッククッションアセンブリ114が他のリクライニング位置まで後方に移動されると、管端部166から外方向に延伸するケーブル162の端部は、他端部が移動不可能なために緩められ、曲がりさえすることに気付くであろう。しかし、その外端部が当接部材220の下部表面と当接関係にあるため、この座屈動作はブロッキング構造216の動作をもたらさない。
ボーデンワイヤアセンブリ154の好ましい取り付け方法が、以下で説明される。
ボーデンワイヤアセンブリ154の取り付けば、シート10が作動位置にある状態で開始されることが好ましい。特に、シートクッションアセンブリ112が作動位置にあり、取付け機構がリクライニング機能を備える場合には、シートバッククッションアセンブリ114が最も前方の作動位置にあることが好ましい。シートバッククッションアセンブリのこの位置は、本質的に図12に示される。ボーデンワイヤケーブル162のコネクタ170はピン172に接続され、そこから可撓管160まで延伸することに気付くであろう。可撓管の連結端部166は、図示されるようにブラケット164に固定される。ボーデンワイヤアセンブリの他端部では、ボーデンワイヤ160の他端部174が、ブラケット176が図15に点線で示される位置で弾力的に変形可能なブラケット176と接続される。
可撓管166の端部174の外方向に延伸するボーデンワイヤケーブル162の最大長さは、ボーデンワイヤアセンブリ154の設計により一定である。変形可能ブラケット176の最初の位置は、ボーデンワイヤケーブル162の端部が駆動部材182と共に接続要素184と接続される際に、駆動部材182がその作動位置及び解除位置の中間位置に位置するように、接続要素184から最大延伸量を超える距離離間される。駆動部材182の作動位置は、ボーデンワイヤケーブル162のケーブル延伸の最大限度位置と一致する。駆動部材182が、スロット188に隣接する角部が停止部材としてのベース構造体178と係合するように配置される図15及び16に示される解除位置にある場合、ボーデンワイヤケーブル162の端部は、ケーブル延伸の最小限度位置に位置する。
ボーデンワイヤケーブル162の端部がそれぞれ移動可能部材220及び182に接続される順序、及び可撓管の端部166及び170がそれぞれブラケット164及び176と接続される順序は重要ではない。可撓管の接続が最初に成され、次にケーブルの接続が成されることが好ましいが、これらは逆にされ得、またケーブルの接続は、それらが次のステップの前に前述の位置に移動する限り、前述された位置とは異なる位置で接続されるべき移動可能な部材と接続されてもよい。
次のステップは、シートバッククッションアセンブリ114を作動位置から前方に向けてシートバックアクセス位置内へと移動させることである。この移動は、シートバッククッションアセンブリ114がシートバックアクセス位置に到達したときに、可撓管端部166から外側に延びるボーデンワイヤケーブル162の部分を最小限のケーブル範囲位置から最大限のケーブル範囲位置へと移動する効果を有する。
シートバッククッションアセンブリ114の作動位置からの移動の前に駆動部材182が最初に中間位置に配置されているために、シートバッククッションアセンブリ114がシートバックアクセス位置へ到達する前に、駆動部材182は角をベース構造体178と係合した状態で解除位置内へと動かされる。駆動部材182の移動が停止すると直ちに、ケーブル162の引張力が増加し、このケーブルの引張力の増加が可撓管160によって抵抗される。この可撓管160による抵抗によって、その端部がケーブルの端部へと移動するように可撓管160が圧縮されている。ブラケット176はあらゆる他の接続部が移動する前に屈曲可能に変形するように設計されているために、可撓管160の圧縮荷重の下で移動する可撓管の端部174が、ブラケット176をボーデンワイヤケーブル162の隣接する端部に向かう方向に屈曲変形する。シートバッククッションアセンブリ114がシートバックアクセス位置へ到達すると、図15の実線で示されるように、屈曲可能なブラケット176は作動位置をとるように変形されている。ブラケット176の変形に関して、まず、ブラケットは可撓管166に取り付けられ、自由外端と接続された片持ばりであることに注目したい。ブラケット176の典型的な材料は薄鋼板であり、図示されるように、自由外端から離れ、可撓管端部166と接続された平坦な部分を設けるように構成されるのが好ましい。ブラケットの内側の平坦部分と自由外端の間にある部分は、平坦部分が湾曲できるようにフランジ付けされる。この構造によって、変形又は湾曲が制御可能になり、より一層予測可能になる。例えば、示される実施例において、可撓管端部166によって200ポンド(約90.6キログラム)の力を加えると、ブラッケット176は内側の平坦部分を外側へ湾曲することで十分に屈曲及び変形される。
図9乃至図16の実施例の作用の説明
シート110をアクセス位置へ動かして乗員を車両のリヤコンパートメントに入れたいときは、手動係合可能構造体又はレバー150が手動で係合され、ロッキング位置から解除位置へと動かされる。この手動動作によって、シートバッククッションアセンブリ114が、シートバック作動位置から前方に旋回軸146の回りを旋回しながら、シートクッションアセンブリ112の上に延びるシートバックアクセス位置へと移動するのが可能になる。この移動はばね152によって達成されるが、使用される構成によっては手動でも達成可能である。
シートバッククッションアセンブリ114のシートバック作動位置からシートバックアクセス位置への移動によって、ボーデンワイヤケーブル162の端部170と接続されたピン117が後方へ移動して、ボーデンワイヤケーブルの対応する端部が可撓管160の対応する端部166から外れる。ボーデンワイヤケーブル162のこの移動は、可撓管160の端部174内にあるボーデンワイヤケーブルの反対側の端部の内側への移動に反映される。図14に示されるこのボーデンワイヤケーブル162の最大限の位置からの内側への移動によって、駆動部材182は図14に示される作動位置から図15及び図16に示される解除位置へと移動する。
図14に示されるように駆動部材182が作動位置から反時計回り方向に移動すると、スロット188内のピン190の係合によって長尺状の駆動部材192が搬送される。長尺状駆動部材192が作動位置から旋回軸194の回りを反時計回りの方向に動かされると、ピン196は解除可能ロッキング機構156のロッキング構造体158をロッキング位置から解除位置へと移動させる。
長尺状駆動部材192がロッキング機構156を解除するための位置に到達すると、ピン190はラッチ部材204の鉤状端部112のちょうど前の位置に位置決めされる。解除可能ロッキング機構156が解除位置内に動かされるとすぐに、シート110全体がシート作動位置から前方に向かってシートアクセス位置へと動かされる。この移動の最初の部分の間に、ラッチ部材204のピボット202は前方へ移動して、停止構造体208が停止構造体210と異なる位置になることを可能にする。これによって、ばね206はラッチ部材204がピボット202の回りを旋回し、従って、図16に示されるように、鉤状外端部212がピン190を横切る位置へ移動するのを可能にする。シートアクセス位置へのシートの更なる前方移動は、解除位置に解除可能にラッチされたロッキング機構156のロッキング構造体158と共に行うことができる。
シート110がシートアクセス位置へ到達した後、シート110は2つのシーケンスの内のいずれか一方に戻ることが可能である。第一のシーケンスは、シートクッションアセンブリ112がシート作動位置へ戻され、その後、シートバッククッションアセンブリ114がシートバックアクセス位置からシートバック作動位置へ移動されるものである。第二の方法は、シートクッションアセンブリ112がシート作動位置へ完全に移動する前に、シートバッククッションアセンブリ114がシートバックアクセス位置から移動されるものである。
なお、第一例では、シート110がアクセスサイクルが開始したときにいたシート作動位置へ戻ると、ラッチ部材204上の停止構造体208は停止構造体210と係合する。シート110の更なる後方への移動によって、ラッチ部材204の外側鉤状端部212をピン190との係合から外すように、ラッチ部材204が図14に示されるような時計回り方向に旋回する。しかしながら、シートバッククッションアセンブリ114がまだシートバックアクセス位置にあるために、ボーデンワイヤケーブル162はその張力によって、長尺状駆動部材192が作動位置へと戻るのを妨げる移動に対して駆動部材182を保持する。それにもかかわらず、シートクッションアセンブリ112はシート作動位置に位置決めされて、シートバッククッションアセンブリ114がシートバックアクセス位置からシートバック作動位置へと動かされるとすぐに、ボーデンワイヤケーブル162が可撓管160内に動かされて、駆動部材182が図16に示される位置から図14に示される位置へと移動し、よって長尺状駆動部材192が解除位置から作動位置へ移動するのを可能にする。長尺状駆動部材192の作動位置への移動により、ロッキング機構156のロッキング構造体158がロッキング位置へ戻され、アクセスサイクルが完了する。
復帰の第二方法がアクセスサイクルで行われると、シートクッションアセンブリ112が作動位置へ戻される前に、シートバッククッションアセンブリ114はシートバックアクセス位置から動かされる。シートクッションアセンブリ112が作動位置から離れると、ラッチ部材204は図15及び図16に示される位置に駆動部材182及び196を保持して、シートバッククッションアセンブリ114がシートバックアクセス位置から離れると、ピン172が前方若しくは図12に示されるように左へと動かされる。ラッチ部材204が駆動部材182を解除位置に保持することによって、ボーデンワイヤケーブル162の反対側端部が移動できないために、可撓管160の端部166から延びるボーデンワイヤケーブル162の端部は緩んで湾曲し始める。ボーデンワイヤケーブル162の端部に緩みが生じ始めると、ロッキング部材216に支持されるピン228上の接続要素232はばね222によってスロット230内の上方へ動かされ、ブロッキング部材216を上方へ付勢する。このブロッキング部材216の上方移動は、図12に示されるように、ピボット218の回りを反時計回り方向へ旋回する移動である。この移動によって、ブロッキング部材216は、図12に示される非作動位置から図13に示されるブロッキング位置へと移動する。なお、ブロッキング位置では、ブロッキング部材216の自由端は当接部材220と係合するための位置に配置される。これにより、シートバッククッションアセンブリ114がシートバック作動位置へ完全に戻るのが妨げられる。ブロッキング部材216と当接部材220との係合により、シートバッククッションアセンブリ114は僅かに前方に傾斜した不自然な位置に保持される。この位置は、いかなるシート乗員にも座り心地が悪く、従って、シート乗員にシート110が適切な作動位置にないことを警告する。
シートクッションアセンブリがシート作動位置へ完全に戻されると直ちに、駆動アセンブリ186に働く付勢が、駆動機構186の図15に示される位置から図14に示される位置への移動に影響を及ぼす。その移動は、可撓管の端部166から延びるボーデンワイヤケーブルの端部の緩みを巻き取る効果を持つ。ケーブル162の端部がこの移動によって引っ張られると、ケーブル162上の接続部材232はスロット230内でピン228を下方へ動かし、また、ブロッキング部材216を図13に示されるようなブロッキング位置から図12に示されるような非作動位置へと動かすことが可能である。ブロッキング部材216が当接部材220との係合から外れるとすぐに、シートバッククッションアセンブリ114はシートバック作動位置へ戻ることが可能であり、また、駆動アセンブリ186全体が作動位置へ戻り、これによって、ロッキング機構156のロッキング構造体158がロッキング位置へ戻るのを可能にする。
以上に述べられた又は引用された全ての米国特許出願又は特許は、これにより本明細書に参照のため組み込まれている。
従って、本発明の目的は十分且つ効果的に達成されたことが分かる。しかしながら、先行する好ましい特定の実施形態は、本発明の機能的且つ構造的な原理を示すために図示及び説明されたものであり、かかる原理から逸脱することなく変更されてもよいことが理解される。従って、本発明は以下の請求項の精神及び範囲内に含まれる全ての変更を含む。

Claims (20)

  1. 着座する乗員を支持するように構成且つ配置され、シート取り付け板を含むシートクッションアセンブリと、乗員の背部を支持するように構成且つ配置され、シートクッション取り付け板を含むシートバッククッションアセンブリと、を有する車両シートであって、
    ロッキング位置と解除位置との間で移動されるように構成且つ配置されるシートロッキング構造と、ロッキング位置と解除位置との間で前記シートロッキング構造を移動させるように構成且つ配置される手動係合可能構造と、前記手動係合可能構造が前記シートロッキング構造をロッキング位置から解除位置へと移動させた後に前記シートロッキング構造をロッキング位置へ弾性復帰運動させるように構成且つ配置されるスプリングと、を含む解除可能なシートロッキング機構と、
    シートバックロッキング構造と、手動係合可能構造とスプリングと、を含む解除可能なシートバックロッキング機構と、
    ボーデンワイヤアセンブリを含み、前記解除可能なシートロッキング機構と前記シートバッククッションアセンブリとの間に接続され、前記ボーデンワイヤアセンブリによって、前記シートバッククッションアセンブリの移動を前記解除可能なシートロッキング機構へ伝達し、前記シートロッキング構造を動かす運動伝達機構と、
    非作動位置とブロッキング位置との間を移動するように前記シート取り付け板の一端にピボット可能に取り付けられるブロッキングレバーを含み、前記ブロッキングレバーの自由端部が前記ブロッキング位置にある時に前記シートバック取り付け板の下端部に固定された当接部材と当接しシートバックの移動をブロッキングするように配置され、前記運動伝達機構と動作的に関連するブロッキング機構と、を更に備え、
    前記解除可能なシートロッキング機構は、前記手動係合可能構造の操作に応じて、前記シートロッキング構造を前記スプリングの付勢に従って又はその付勢に逆らって動かすことによって、前記シート取り付け板をロックして前記シートクッションアセンブリをシート作動位置に固定保持するロッキング位置と、シート作動位置からシートアクセス位置への前記シートクッションアセンブリの前方運動と、前記シートアクセス位置からシート作動位置への前記シートクッションアセンブリの後方運動とを可能にする解除位置との間で、前記シート取り付け板を移動するように構成され、
    前記解除可能なシートバックロッキング機構は、前記シートバックロッキングの手動係合可能構造の操作に応じて、前記シートバックロッキング構造を前記スプリングの付勢でロック又は解除させることにより、前記シートバック取り付け板をロックして前記シートバッククッションアセンブリのシートバック作動位置から前記シートバックアクセス位置への前方運動を阻止するロッキング位置と、前記シートバック取り付け板を解放して前記シートバッククッションアセンブリの前記シートバックアクセス位置への前方運動と該シートバックアクセス位置からシートバック作動位置への後方運動とを可能にする解除位置との間で、前記シートバック取り付け板を移動するように構成され、
    前記当接部材は、L字状の構造であり、前記L字状の一方の脚部が前記ブロッキングレバーの上向きの動作を制限し、他方の脚部が前記ブロッキングレバーの後方に面する前記自由端部表面と係合する前向きの当該表面を有し、前記シートバッククッションアセンブリの後方運動をブロックするように、前記ブロッキングレバーと協働する、
    ことを特徴とする車両シート。
  2. 前記ブロッキング位置は前記シートバッククッションアセンブリが上記のシートバック作動位置に到達するのを阻止し、前記非作動位置は前記シートバッククッションアセンブリがシートバック作動位置に到達するのを可能にし、前記ブロッキング機構は、シートならびにシートバッククッションアセンブリがともにシート作動位置へと後方移動され、かかる動作を前記シートバッククッションアセンブリの前記シートバックアクセス位置からシートバック作動位置への後方運動の後に行なってから解除可能なシートロッキング機構をそのロックされた位置に移動した場合に、前記ブロッキングレバーをブロッキング位置から非作動位置へ移動させるように構成且つ配置される、請求項1に記載の車両シート。
  3. 前記ブロッキング機構は、シートならびにシートバッククッションアセンブリのシート作動位置への同時後方運動に先行する、前記シートバッククッションアセンブリの前記シートバックアクセス位置からの後方運動に応じて前記ブロッキングレバーを前記ブロッキング位置に保持するように構成且つ配置され、前記シートバッククッションアセンブリの前記シートバックアクセス位置からの後方運動が前記シートならびにシートバッククッションアセンブリのシート作動位置への同時後方運動の後に行なわれる場合に、該ブロッキングレバーは前記ブロッキング位置から前記非作動位置へ移動されるように構成される、請求項2に記載の車両シート。
  4. 前記ブロッキング機構は、前記シートバック作動位置から前記シートバックアクセス位置への前記シートバッククッションアセンブリの前方運動に応じて前記ブロッキングレバーを前記非作動位置から前記ブロッキング位置へと移動させるように構成且つ配置され、前記ブロッキングレバーは、前記シートならびにシートバッククッションアセンブリのシート作動位置への後方運動に応じて前記ブロッキング位置から前記非作動位置へと移動されるように構成される、請求項2に記載の車両シート。
  5. 前記シートロッキング構造と、前記手動係合可能構造と、前記スプリングは、前記解除可能なシートロッキング機構から分離されている、請求項1に記載の車両シート。
  6. 前記運動伝達機構は操作上の動作を起こすことなく前記手動係合可能構造の手動動作により前記スプリングの付勢に抗して前記解除可能なシートロッキング機構をその解除位置に移動可能とするように構成且つ配置される、請求項1に記載の車両シート。
  7. 前記運動伝達機構は、一端が前記解除可能なシートロッキング機構と接続されているケーブルを備えたボーデンワイヤアセンブリを有する、請求項6に記載の車両シート。
  8. 前記シートバック取り付け板は、前記シートバック作動位置と前記シートバックアクセス位置との間で旋回軸回りのピボット動作のために前記シートバッククッションアセンブリを取り付けるように構成且つ配置されるピボット接続を有する、請求項1に記載の車両シート。
  9. 前記運動伝達機構は、一端が作動上前記ケーブルと接続且つ移動する接続リンクと、前記接続リンクの反対側端部と前記シートバッククッションアセンブリとの間の旋回軸の下側に離間された位置におけるピン接続と、を有する、請求項8に記載の車両シート。
  10. 前記ブロッキング機構は、前端が前記シートバッククッションアセンブリの旋回軸に対し略平行に前方に離間配置される軸の回りに前記シートクッションアセンブリに対して回転されるブロッキングレバーを有する、請求項9に記載の車両シート。
  11. 前記ブロッキング機構は、ピボット軸の下で前記シートバッククッションアセンブリに固定される当接部材を有し、前記ブロッキングレバーは、前記ブロッキング機構がそのブロッキング位置に移動される場合に前記当接部材と係合するブロッキング位置へと略上方向に移動可能とされる後端を有する、請求項10に記載の車両シート。
  12. 前記ブロッキング機構は、前記ブロッキングレバーの旋回軸に対し略平行に後方に離間した軸の回りに前記シートクッションアセンブリに回転可能に取り付けられる制御部材を有し、前記制御部材は、前記接続リンクの動作による一方向(1)及び前記ケーブルの動作による反対方向(2)に回転されるように前記ケーブルの反対端と前記接続リンクの前記一端とに接続される、請求項11に記載の車両シート。
  13. 前記ブロッキング機構は、前記制御部材と前記ブロッキングレバーとの相互接続を有し、該相互接続は、前記ブロッキングレバーを、前記一方向における前記制御部材のピボット動作の間の作動ブロッキング位置(1)及び前記反対方向における前記制御部材のピボット動作の間に前記非作動位置(2)に移動するように構成且つ配置される、請求項12に記載の車両シート。
  14. 前記相互接続は、前記制御部材とブロッキングレバーの一方におけるスロットと、前記制御部材とブロッキングレバーの他方に固定されるピンと、を有し、前記スロットは、前記ピンで係合されて前記制御部材により前記ブロッキングレバーの動作を実行するように構成且つ配置される移動部と、前記ブロッキングレバーを前記作動ブロッキング位置に移動させた後に前記制御部材の動作により作動ブロッキング位置にある前記ブロッキングレバーを固定且つ解除するように前記ピンで係合されるように構成且つ配置されるロッキング部と、を有する、請求項13に記載の車両シート。
  15. 前記運動伝達機構は、一端が前記解除可能なシートロッキング機構と接続されるケーブルを備えたボーデンワイヤアセンブリを有する、請求項5に記載の車両シート。
  16. 前記解除可能なシートロッキング機構は、ロッキング位置にスプリング付勢されるとともに該位置から解除位置へとスプリング付勢に抗して移動可能であるシートロッキング構造を有し、前記ボーデンワイヤアセンブリ及び前記解除可能なシートロッキング機構は、前記ボーデンワイヤの一端の一方向における動作により前記シートロッキング構造がロッキング位置から解除位置へと移動されるように、構成且つ配置される、請求項5に記載の車両シート。
  17. 前記解除可能なシートロッキング機構は解除可能なラッチング構造を有し、該解除可能なラッチング構造は、(1)前記シートならびにシートバッククッションアセンブリのシート作動位置から前方向及びシート作動位置への後部方向への移動の間にスプリング付勢に抗して解除位置に前記シートロッキング構造を保持するようにラッチング位置にスプリング付勢されるとともに、(2)前記シートならびにシートバッククッションアセンブリのシート作動位置へと戻る方運動に応じてスプリング付勢に抗して前記ラッチング位置から、前記シートロッキング構造を前記ロッキング位置へスプリング付勢可能とする解除位置へと移動されるように構成且つ配置される、請求項16に記載の車両シート。
  18. 前記シートバック取り付け板は、前記シートバック作動位置と前記シートバックアクセス位置との間で旋回軸の回りの回転運動のために前記シートバッククッションアセンブリを取り付けるように構成且つ配置されるピボット回転接続を有する、請求項17に記載の車両シート。
  19. 前記ケーブルは、旋回軸の下の離間された位置に前記シートバッククッションアセンブリと接続される反対端を有することにより、前記シートバッククッションアセンブリのシートバック作動位置から前記シートバックアクセス位置への動作によって前記ケーブルが引っ張られ且つ前記一端が前記一方向に移動される、請求項18に記載の車両シート。
  20. 前記ブロッキング機構は、前記ブロッキングレバーを前記ブロッキング位置に弾性的に付勢するように該ブロッキングレバーに対して構成且つ配置され、前記ブロッキングレバーは前記ケーブルの反対端部に接続され、上記した前記ケーブルの両端の接続は前記ケーブルにおいて十分な張力を設定することにより、(1)前記シートクッションアセンブリがシート作動位置にあり前記シートバッククッションアセンブリがシートバック作動位置にある場合に前記スプリングの付勢に抗して前記非作動位置に前記ブロッキングレバーを保持し、(2)前記シートバッククッションアセンブリの前記シートバックアクセス位置への前方運動の間に前記スプリングの弾性付勢に抗して前記ブロッキングレバーを前記非作動位置に保持し、(3)前記シートならびにシートバッククッションアセンブリがシート作動位置へと後方移動された後に、前記シートバッククッションアセンブリの前記シートバックアクセス位置からシートバック作動位置への後方運動の間に前記スプリングの弾性付勢に抗して前記ブロッキングレバーを前記非作動位置に保持するとともに、前記ケーブルの両端の接続が前記ケーブルにおける十分なゆるみを設けることにより、前記シートロッキング構造が前記ラッチング構造により解除位置にラッチされる場合に、前記シートバッククッションアセンブリの前記シートバックアクセス位置から離間する後方運動に応じて、前記スプリングが前記非作動位置から前記ブロッキング位置へとブロッキングレバーを移動可能にする、請求項19に記載の車両シート。
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