JP6809876B2 - 配線基板、電子装置および配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板、電子装置および配線基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6809876B2
JP6809876B2 JP2016224244A JP2016224244A JP6809876B2 JP 6809876 B2 JP6809876 B2 JP 6809876B2 JP 2016224244 A JP2016224244 A JP 2016224244A JP 2016224244 A JP2016224244 A JP 2016224244A JP 6809876 B2 JP6809876 B2 JP 6809876B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
pad
coating layer
insulating substrate
conductors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016224244A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017152678A (ja
Inventor
雄二 福留
雄二 福留
廣森 雅孝
雅孝 廣森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JP2017152678A publication Critical patent/JP2017152678A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6809876B2 publication Critical patent/JP6809876B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

Landscapes

  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

本発明は、複数の接続パッドが配列された絶縁基板を有する配線基板および電子装置ならびに配線基板の製造方法に関するものである。
ICおよびLSI等の半導体集積回路素子、LD(半導体レーザーダイオード)、LED(発光ダイオード)、PD(フォトダイオード)およびイメージセンサ等の光半導体素子を含む種々の電子部品は、配線基板に実装されて電子装置となる。この、電子装置が、種々の電子機器に部品として実装されている。
この配線基板として、ガラスセラミック質焼結体等からなる矩形状の絶縁基板と、絶縁基板の一方の主面に縦横の並びに配列された複数の接続パッドとを有するものが用いられている。複数の接続パッドは、平板状等の電子部品に設けられた複数の電極とぞれぞれに対向し合うように配置され、はんだ等の導電性接続材を介して電極と電気的に接続される。絶縁基板および接続パッドを有する配線基板は、例えば、絶縁基板用のセラミックグリーンシートと、その表面に塗布された接続パッド用の金属ペーストとの同時焼成によって製作されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2015−225893号公報
近年、電子部品の小型化および高密度化のため、電極の小型化(平面視における面積の減少)が進んでいる。そのため、配線基板の絶縁基板等と電子部品との間に生じる熱応力等の応力に起因した導電性接続材のクラック等が生じる可能性がある。特に、複数の接続パッドのうち縦横の配列の外周部に位置するものは応力が大きくなる傾向があるため、上記の破壊が発生しやすい。
本発明の1つの態様による配線基板は、矩形状の上面を有する絶縁基板と、前記上面に縦横それぞれ直線状に配列された複数の接続パッドとを備えており、該複数の接続パッドのうち少なくとも最も外側に配列されたものは、前記上面の外周に向かって凸状に湾曲して配列された複数のパッド用導体と、直線状に配列された複数の開口部を有しているとともに、該開口部において前記パッド用導体の一部が露出するように前記上面の少なくとも一部を被覆している被覆層とによって構成されている。
また、本発明の1つの態様による配線基板は、矩形状の上面を有する絶縁基板と、前記上面に縦横それぞれ直線状に配列された複数の接続パッドとを備えており、該複数の接続パッドのうち少なくとも最も外側に配列されたものは、前記上面の外周に向かって凸状または凹状に湾曲して配列された複数のパッド用導体と、直線状に配列された複数の開口部を有しているとともに、該開口部において前記パッド用導体の一部が露出するように前記
上面の少なくとも一部を被覆している被覆層とによって構成されており、前記開口部と、前記開口に対応する前記パッド用導体における前記外周に近い端部との距離が、配列の中央から配列の端にかけて小さくまたは大きくなっている。
また、本発明の1つの態様による配線基板は、矩形状の上面を有する絶縁基板と、前記上面に縦横それぞれ直線状に配列された複数の接続パッドとを備えており、該複数の接続パッドのうち少なくとも最も外側に配列されたものは、前記上面の外周に向かって凸状または凹状に湾曲して配列された複数のパッド用導体と、直線状に配列された複数の開口部を有しているとともに、該開口部において前記パッド用導体の一部が露出するように前記上面の少なくとも一部を被覆している被覆層とによって構成されており、前記絶縁基板および前記被覆層は、互いに同じセラミック材料を含んでおり、前記セラミック材料がガラス成分を含有しており、前記被覆層のうち前記開口部を囲む部分が、前記ガラス成分からなる。
本発明の1つの態様による電子装置は、上記構成の配線基板と、複数の電極が縦横に配列された下面を有する本体を有しており、該本体の前記下面が前記絶縁基板の前記上面に対向して配置されているとともに、前記複数の電極が配線基板の複数の接続パッドに接続材を介して接続されている電子部品とを備える。
本発明の1つの態様の配線基板によれば、上記構成であることから、応力が集中しやすい外周部の接続パッドについて、湾曲したパッド用導体の並びによって応力の直線状の集中が抑制される。そのため、接続パッドに電子部品の電極が対向して接続されたときに、接続用のはんだ等においてクラック等の機械的な破壊が生じることが抑制される。
また、絶縁基板の上面における接続パッドの位置は、被覆層が有する開口部の位置によって容易に調整することができる。そのため、接続パッドを、直線状に配列された電子部品の電極に対向する位置に対して高い精度で設けることができる。これによって、接続パッドと電極とを接続する導電性接続材に歪み等が生じる可能性を効果的に低減することもできる。
したがって、接続パッドに電子部品の電極が導電性接続を介して接続されたときの接続信頼性が高い配線基板を提供することができる。
本発明の1つの態様の電子装置によれば、上記構成の配線基板を含むことから、接続パッドと電極との接続材を介した電気的な接続の信頼性が高い電子装置を提供することができる。
本発明の1つの態様の配線基板の製造方法によれば、上記各工程を有することから、上記構成の配線基板を容易に製作することができる。
すなわち、絶縁基板となるセラミックグリーンシートと接続パッドとなる金属ペーストとの焼成挙動の違い等によって金属ペーストの配列を湾曲させて、絶縁基板の外周に対して湾曲して配列された複数のパッド用導体を有する基板を容易に製作することができる。また、レーザ加工によって、電子部品の電極に対する位置精度が高い開口部を有する被覆層を形成することができる。したがって、上記構成の配線基板を容易に製作することができる。
(a)は本発明の実施形態の配線基板および電子装置を示す平面図であり、(b)は(a)のA−A線における断面図である。 図1(b)の要部を拡大して示す断面図である。 図1(a)の要部を拡大して示す平面図である。 (a)および(b)はそれぞれ図1に示す配線基板の変形例を示す平面図である。 図1に示す配線基板の他の変形例を示す平面図である。 図1に示す配線基板の他の変形例を示す平面図である。 (a)および(b)はそれぞれ本発明の配線基板の製造方法を工程順に示す平面図である。 (a)および(b)はそれぞれ本発明の配線基板の製造方法を工程順に示す平面図である。 図1に示す配線基板の他の変形例を示す平面図である。
本発明の実施形態の配線基板および電子装置ならびに配線基板の製造方法について、添付の図面を参照して説明する。なお、以下の説明における上下の区別は便宜的なものであり、実際に配線基板等が使用されるときの上下を限定するものではない。
(配線基板および電子装置)
図1(a)は本発明の実施形態の配線基板および電子装置を示す平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A線における断面図である。また、図2は図1(b)の要部を拡大して示す断面図である。図1(a)においては、見やすくするために電子部品等を省略している。
矩形状の上面を有する絶縁基板1と、上面に縦横それぞれ直線状に配列された複数の接続パッド2とによって配線基板10が基本的に構成されている。また、複数の接続パッド2は、上面の外周に向かって凸状に湾曲して配列された複数のパッド用導体3と、直線状に配列された複数の開口部4aを有しているとともに、これらの開口部4aにおいてパッド用導体3の一部が露出するように、上面を被覆している被覆層4とによって構成されている。この配線基板10と、配線基板10に搭載された電子部品21とによって、実施形態の電子装置20が基本的に構成されている。
なお、複数のパッド用導体3は、上面の外周に向かって凹状に湾曲して配列されたものでもよい。また、被覆層4は、パッド用導体3の一部が露出するように開口部4aが設けられたものであればよく、必ずしも上面の全面を被覆している必要はない。つまり、被覆層4は、上面の少なくとも一部を被覆していればよい。これらの変形例については後述する。
図1に示す例において、絶縁基板1は、平板状であり、矩形状の上面および下面1bを有している。この例における矩形状の上面は、正方形に近い長方形状であるが、長細い長方形状でも構わない。また、絶縁基板1は、その角部が円弧状または平面状に成形されたもの、いわゆるR面取りまたはC面取りされたものでも構わない。このようなR面取りまたはC面取りによって、絶縁基板1の角部分における欠け等の可能性を低減することができる。
絶縁基板1は、電子部品21を搭載して固定するための基体として機能する。また、絶縁基板1は、複数の接続パッド2等の導体を、互いの電気的な短絡を避けて配置するための基体としても機能する。
絶縁基板1は、例えば、ガラスセラミック質焼結体、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体または窒化アルミニウム質焼結体等によって形成されている。絶縁基板1は、このような材料からなる複数の絶縁層(図示せず)が互いに上下に積層されて形成されているものでもよい。
絶縁基板1は、例えばガラスセラミック焼結体からなる場合であれば、次のようにして製作することができる。まず、酸化ケイ素、酸化ホウ素および酸化アルミニウム等の粉末を主成分とする原料粉末を、有機溶剤、バインダと混練してスラリーとするとともに、このスラリーをドクターブレード法またはリップコータ法等の成形方法でシート状に成形してセラミックグリーンシート(以下、グリーンシートともいう)を作製する。次に、複数のグリーンシートを積層した後、約900〜1000℃程度の焼成温度で焼成することによって
絶縁基板1を製作することができる。
絶縁基板1の上面には上記のように複数の接続パッド2が配列されている。図1の例においては、複数の接続パッド2は平面視で円形状であるが、楕円形状であってもよく、互いに形状および寸法が異なるものであってもよい。
上記のように、この絶縁基板1の上面に電子部品21が搭載されて電子装置20が製作される。電子部品21は、その下面(符号なし)に複数の電極21aを有している。複数の電極21aは、電子部品21の下面に縦横の並びに配列されている。
電子部品21の複数の電極21aと、配線基板10の複数の接続パッド2とは、それぞれに互いに対向し合い、はんだ22等の導電性接続材によって、互いに機械的および電気的に接続されている。はんだ22としては、例えばスズ−銀系はんだ、スズ−銀−銅系はんだ、スズ−銀−ビスマス系はんだおよびスズ−鉛系はんだ等が挙げられる。導電性接続材は、導電性接着剤または異方性導電性接着剤等でも構わない。
この場合に、配線基板10の複数の接続パッド2は、電子部品21の複数の電極21aと互いに対向し合うことができるものである必要がある。そのため複数の接続パッド2は、電極21aと同様に縦横の並びに配列されている。
実施形態の配線基板10では、これらの接続パッド2が、上記のように複数のパッド用導体3を含んで構成されている。複数のパッド用導体3は、実際にはんだ22が接合される金属部分である。複数のパッド用導体3のうち最も外側に配列されたものは、絶縁基板1の上面の外周に向かって凸状に湾曲して配列されている。そのため、パッド用導体3を含む接続パッド2に電子部品21の電極21aが対向して接続されたときに、熱応力等の応力が集中しやすい外周部において、応力が直線状に集中することが抑制される。この応力の分散によって、接続用のはんだ22等においてクラック等の機械的な破壊が生じることが抑制される。
なお、図1に示す例において、複数のパッド用導体3のうち最も外側に配列されたもの(最外周のパッド用導体3)は、二点鎖線で示す、上面の外周に向かって凸状に湾曲した仮想線A1に沿って湾曲して配列されている。また、最外周のパッド用導体3よりも配列の内側に位置しているものについても、最外周のものと同様に湾曲して配列されている。内側のパッド用導体3についても応力の集中が抑制され、はんだ22等における機械的な破壊が抑制される。なお、これらの内側のものの湾曲の程度は、内側のものほど小さくなり、直線状に近くなっている。配列の中央部ほど熱応力が小さくなる傾向があるため、このような配列でもはんだ22の機械的な破壊の可能性は比較的小さい。
また、実施形態の配線基板10では、上記の接続パッド2が、開口部4aを有する被覆層4を含んで構成されている。被覆層4は、その開口部4aにおいてパッド用導体3の中央部等の一部を露出させているものであり、パッド用導体3のうち実際に接続パッド2として機能する部分を特定する機能を有している。すなわち、配線基板10における接続パッド2の形状および大きさ(面積)および配置位置は、それぞれに、被覆層4の開口部4aによって所定のものに設定されている。
このような配線基板10では、絶縁基板1の上面における接続パッド2の位置は、被覆層4が有する開口部4aの位置によって容易に調整することができる。また、開口部4aは、例えばレーザ加工によって、形状、寸法および位置の各精度を高くして形成することができる。そのため、複数の接続パッド2を、直線状に配列された電子部品21の電極21aに対向する位置に対して高い精度で設けることができる。また、個々の接続パッド2の形状
および面積の精度の向上も容易である。これによって、接続パッド2と電極21aとを接続するはんだ22(導電性接続材)に歪み等が生じる可能性を効果的に低減することもできる。
したがって、接続パッド2に電子部品21の電極21aが導電性接続材(はんだ22)を介して接続されたときの接続信頼性が高い配線基板10を提供することができる。
パッド用導体3を含む個々の接続パッド2は、絶縁基板1の内部または表面に形成された配線導体(図示せず)によって、絶縁基板1の下面等の外表面に電気的に導出されている。配線導体は、上記のような絶縁層を厚み方向に貫通する貫通導体(図示せず)を含んでいても構わない。
例えば、配線導体のうち絶縁基板1の下面に形成された部分が外部電気回路(図示せず)に電気的に接続されれば、電子部品21と外部電気回路との電気的な接続が行なわれる。これによって、電子装置20の電子部品21と外部電気回路との間での種々の電気信号の送受が可能になる。
複数のパッド用導体3および配線導体は、例えば、銅、銀、パラジウム、金、白金、タングステン、モリブデンもしくはマンガン等の金属材料、またはこれらの金属材料を主成分とする合金材料もしくは混合材料等によって形成されている。
パッド用導体3および配線導体は、例えば、銅等の金属材料の粉末を有機溶剤およびバインダとともに混練して金属ペーストを作製し、この金属ペーストを絶縁基板1となるグリーンシートに所定パターンで印刷し、同時焼成することによって形成することができる。この場合、絶縁基板1に含まれる絶縁層となるセラミックグリーンシートにあらかじめ貫通孔を形成しておいて、この貫通孔内に上記の金属ペーストを充填して同時焼成すれば、配線導体のうちビア導体の部分も他の導体と同時に形成することができる。
なお、パッド用導体3と配線導体とは、互いに同じ金属材料からなるものでもよく、互いに異なる金属材料からなるものでもよい。また、パッド用導体3の露出部分(接続パッド2)および配線導体の露出部分は、めっき層(図示せず)で被覆されていてもよい。めっき層を形成する金属材料としては、例えばニッケル、コバルトおよび金等の金属材料から適宜選択されたものが挙げられる。
被覆層4は、例えば絶縁基板1と同様のセラミック材料等の絶縁材料によって形成されている。被覆層4が絶縁基板1と同様のセラミック材料からなる場合であれば、次のようにして被覆層4を形成することができる。まず、絶縁基板1と同様のセラミック材料等を用いてセラミックペーストを作製する。次に、このセラミックペーストを絶縁基板1となるセラミックグリーンシートの所定位置に塗布する。その後、これらを同時焼成することによって被覆層4を形成することができる。
また、被覆層4の開口部4aは、例えば上記のようにして被覆層4を絶縁基板1等と同時焼成で形成した後に、被覆層4の所定部位にレーザ加工を施して開口させることによって形成することができる。この場合には、被覆層4に複数の開口部4aを、それぞれの位置、形状および寸法について高い精度で設けることができる。
複数のパッド用導体3のうち最外周のものの湾曲の程度(仮想線A1の曲率)は、開口部4aを直線状に並べたときに開口部4aの全体にパッド用導体3が露出できる程度に設定する。パッド用導体3の配列が湾曲の程度(上記曲率)が大き過ぎると、パッド用導体3の並びと開口部4の並びとのずれが大きくなる。そのため直線状に並んだ複数の開口部
4aのうち一部の開口部4aにおいて、絶縁基板1の上面が露出するようになる可能性がある。言い換えれば、複数の接続パッド2の一部において面積が小さくなり、はんだ22等の接合面積が小さくなる可能性がある。
なお、図1に示す例では、上記のように、複数のパッド用導体3が絶縁基板1の上面の外周に向かって凸状に湾曲している。この場合には、縦横の配列の角部分に近い位置ほど、パッド用導体3は絶縁基板1の上面の外周から離れるようになる。つまり、配列の角部分のパッド導体3が上面の中央部により近くすることができる。そのため、電子部品21の電極21aが接続パッド2のパッド用導体3に接続されたときに、応力によるはんだ22等の機械的な破壊がより効果的に抑制される。
そのため、配線基板10に対する電子部品21の実装信頼性の向上に対してより有利な配線基板10とすることができる。また、より実装信頼性の高い電子装置20を提供することができる。
また、絶縁基板1および被覆層4は、例えば上記のように、互いに同じセラミック材料を含んでいるものであってもよい。この場合には、互いに同じセラミック材料を含む被覆層4と絶縁基板1との同時焼成時の焼結性の向上等によって、被覆層4の絶縁基板1に対する接合の強度が向上する。そのため、配線基板10に対する電子部品21の実装信頼性の向上に対してより有利な配線基板10とすることができる。また、より実装信頼性の高い電子装置20を提供することができる。
具体的には、絶縁基板1が酸化ケイ素、酸化ホウ素および酸化アルミニウムを含有するガラスセラミック焼結体からなる場合であれば、被覆層4についても、これらの酸化物を含有するガラスセラミック焼結体からなるものとすればよい。
この場合、酸化ケイ素等の個々の成分の含有率は、絶縁基板1と被覆層4とで互いに異なっていても構わない。例えば、被覆層4における酸化ケイ素等のガラス成分の含有率を絶縁基板1におけるガラス成分の含有率よりも大きくして、被覆層4の絶縁基板1への被着をより容易にするようにしても構わない。また、被覆層4および絶縁基板1で互いに異なる添加材が含有されていてもよい。このような添加材としては、例えば金属酸化物等の着色材(顔料)が挙げられる。
図3は、図1に示す配線基板10および電子装置20の要部を拡大して示す平面図である。図3において図1と同様の部位には同様の符号を付している。図3に示す例において、配線基板10および電子装置20は、上記のように絶縁基板1および被覆層4が互いに同じセラミック材料を含有している。また、被覆層4は、ガラス成分を含有しているものであり、開口部4aを囲む部分(周囲部分4b)が、他の部分に比べてガラス成分を多く含有している。周囲部分4bは、被覆層4における、パッド用導体3の上に位置し、開口部4aに接して、開口部4bに沿った環状の部分であり、図3においては、その外縁を二点鎖線で示している。具体的には、周囲部分4bは、例えば被覆層4における開口部4aから0.1
mm以内の部分である。
この場合には、上記の熱応力等の応力が加わりやすい周囲部分4bにおいて、弾性率が比較的低いガラス成分が多く含有されている。そのため、周囲部分4bにおける応力緩和の点では有利である。つまり、電子部品21の実装信頼性の向上に有利な配線基板10および電子装置20を提供することができる。
このようなガラス成分が多い部分は、例えばガラスセラミック焼結体からなる被覆層4にレーザ加工を施すことによって設けることができる。この場合、レーザ加工時に溶融し
た被覆層4の成分(酸化ケイ素等)のガラス化によって、ガラス成分が比較的多い周囲部分4bが形成される。
また、実施形態の配線基板10および電子装置20は、被覆層4のうち開口部4aを囲む部分(周囲部分4b)がガラス成分からなるものであってもよい。すなわち、上記のような周囲部分4bを有する配線基板10および電子装置20について、周囲部分4bがガラス成分からなるものであっても構わない。
この場合にも、被覆層4のうち開口部4aを囲む周囲部分4bにおける応力の緩和を効果的なものにすることができる。周囲部分4bを形成するガラス成分としては、例えば酸化ケイ素および酸化ホウ素を主成分として含有しているものが挙げられる。
図4(a)および(b)は、それぞれ図1に示す配線基板10の変形例を示す平面図である。図4において図1と同様の部位には同様の符号を付している。図4(a)および(b)においては、上記の実施形態に対して、被覆層4の開口部4aの形状または大きさの比が異なり、これ以外の点については同様である。これらの同様の点については説明を省略する。
図4(a)に示す例では、被覆層4の複数の開口部4aは、これらの複数の開口部4aのうち配列の角部に位置するものが、配列の中央部に位置するものよりも大きい。言い換えれば、複数の接続パッド2について、それらの配列の角部において中央部よりも平面視における面積が大きい接続パッド2が配置されている。
この場合には、より大きな応力が作用する可能性が高い上記角部において、接続パッド2のはんだ22等に対する接合の面積が比較的大きなものになる。そのため、はんだ22等を介した接続パッド2と電極21aとの接合の強度を向上させて、電子部品21の実装信頼性を向上させることができる。
図4(b)に示す例では、被覆層4の複数の開口部4aは、被覆層4の複数の開口部4aが楕円形状であり、これらの複数の開口部4aは、それぞれの長軸が絶縁基板1の上面の中央部から放射状に延びる仮想線Bに沿うように配置されている。
この場合には、絶縁基板1の上面の中央部から放射状に延びる仮想線Bに沿う方向に生じる傾向がある応力に対して、その作用方向における接続パッド2とはんだ22との接合の長さをより大きくすることができる。そのため、この場合にも、はんだ22等を介した接続パッド2と電極21aとの接合の強度を向上させて、電子部品21の実装信頼性を向上させることができる。
図5は、図1に示す配線基板10の変形例を示す平面図である。図5において図1と同様の部位には同様の符号を付している。図5においては、上記の実施形態に対して、複数のパッド用導体3の形状が矩形状であり、これ以外の点については同様である。これらの同様の点については説明を省略する。
複数のパッド用導体3の形状が矩形状であることから、パッド用導体3間の間隔を小さくして、パッド用導体3の面積を最大にすることができる。そのため、パッド用導体3の上に設ける被覆層4の開口部4aの配置および大きさについて自由度が増すので、接続パッド2を電子部品21の電極21aに対向する位置に対してより高い精度で設けることができる。
図6は、図1に示す配線基板10の変形例を示す平面図である。図6において図1と同様
の部位には同様の符号を付している。図6においては、上記の実施形態に対して、複数のパッド用導体3のうち、グランド用のもの(グランド接続パッド用導体3G)および電源用のもの(電源接続パッド用導体3P)は、隣接するもの同士が接続されており、これ以外の点については同様である。これらの同様の点については説明を省略する。
接続パッド2には、ファンクションが互いに異なる、グランド接続パッド2G、電源接続パッド2P、信号接続パッド2Sの3種類のものが含まれる。複数の信号接続パッド2Sは、それぞれ異なる信号を入出力する、または異なるタイミングで信号を入出力するのに対して、グランド接続パッド2Gおよび電源接続パッド2Pは、複数のグランド接続パッド2G間および複数の電源接続パッド2P間で同電位となる。そのため、グランド接続パッド2Gおよび電源接続パッド2Pは、それぞれ同一ファンクションであるので、同電位の1つのパッドであっても構わない。そのため、隣接する同一ファンクションのパッド用導体3同士、すなわち、隣接するグランド接続パッド用導体3G同士、隣接する電源接続パッド用導体3P同士を接続することができる。隣接する複数のパッド用導体3同士(グランド接続パッド用導体3Gおよび電源接続パッド用導体3P)を接続すると、接続されて1つになったパッド用導体3(グランド接続パッド用導体3Gおよび電源接続パッド用導体3P)の面積は大きいものとなるので、この上に形成される被覆層4の開口部4aの配置および大きさの自由度が増し、電子部品21の電極21aに対向する位置に対してより高い精度で設けることができ、また、より低い電気抵抗を得ることができる。
このとき、隣接する複数のパッド用導体3(グランド接続パッド用導体3Gおよび電源接続パッド用導体3P)間を接続する部分の幅が大きいほど、接続されて1つになったパッド用導体3(グランド接続パッド用導体3Gおよび電源接続パッド用導体3P)の面積は大きいものとなる。複数のパッド用導体3(グランド接続パッド用導体3Gおよび電源接続パッド用導体3P)間は、パッド用導体3(グランド接続パッド用導体3Gおよび電源接続パッド用導体3P)の幅またはそれ以上の、他のファンクションのパッド用導体3と短絡しない程度の幅で接続するとよい。図6に示す例は、図5に示す例における矩形状のパッド用導体3(グランド接続パッド用導体3Gおよび電源接続パッド用導体3P)を隣接するパッド用導体3(グランド接続パッド用導体3Gおよび電源接続パッド用導体3P)の方向に伸ばして互いに接続したものであり、この場合は特に面積を大きくすることができる。図6に示す例においては、矩形状の上面を有する絶縁基板1の角部に位置する4つの電源接続パッド用導体3Pは信号接続パッド用導体3Sの3倍以上の面積のL字形であり、絶縁基板1の中央部に位置するグランド接続パッド用導体3Gは、信号接続パッド用導体3Sの4倍以上の面積の矩形状である。このような、面積の大きいパッド用導体3(グランド接続パッド用導体3Gおよび電源接続パッド用導体3P)を有する場合は、その上の被覆層4の開口部4a同士もつなげて大きい開口部4aとしてもよい。特に、矩角形状の絶縁基板1の角部に位置する開口部4aを大きいものとすると、上記したように、電子部品21の実装信頼性を向上させることができる。
(配線基板の製造方法)
図7および図8を参照して、本発明の実施形態の配線基板の製造方法を説明する。図7(a)および(b)はそれぞれ本発明の配線基板の製造方法を工程順に示す平面図である。図8(a)および(b)はそれぞれ本発明の配線基板の製造方法を工程順に示す平面図であり、図7に示す工程に続く工程を示している。これらの工程によって、例えば図1に示すような絶縁基板1および接続パッド2等を有する、配線基板10を製作することができる。以下の説明において、上記配線基板10に関する説明と同様の点については説明を省略または簡略にする。
まず第1工程として、図7(a)に示すように、矩形状の上面を有するセラミックグリーンシート31を準備し、このセラミックグリーンシート31の上面に縦横の並びにパッド用
の金属ペースト32を塗布する。
セラミックグリーンシート31は、前述したように、絶縁基板1用のセラミック材料の粉末等をシート状に成形して作製する。例えば、酸化ケイ素、酸化ホウ素および酸化アルミニウム等の粉末を主成分とする原料粉末を、有機溶剤、バインダと混練して作製したスラリーをドクターブレード法等でシート状に成形して帯状のセラミックグリーンシート(図示せず)を作製する。この帯状のセラミックグリーンシートを機械的な切断加工等の方法で所定の形状および寸法に成形することによって、上記のセラミックグリーンシート31を準備することができる。絶縁基板1が複数の絶縁層を含むものである場合には、その絶縁層の層数に応じて複数のセラミックグリーンシート31を準備する。
パッド用の金属ペースト32は配線基板10のパッド用導体3となるものであり、前述したように、銅、銀、パラジウム、金、白金、タングステン、モリブデンもしくはマンガン等の金属材料、またはこれらの金属材料を主成分とする合金材料もしくは混合材料等の粉末を有機溶剤およびバインダとともに混練して作製することができる。このパッド用の金属ペースト32は、例えばスクリーン印刷法等の印刷法によってセラミックグリーンシート31に塗布することができる。この場合、印刷用の版面を縦横の並びに(例えば格子状に)印刷パターンを有するものとしておけば、セラミックグリーンシート31の上面に縦横の並びにパッド用の金属ペースト32を塗布することができる。また、図7に示す例では、パッド用の金属ペースト32を円形状に塗布しているが、パッド用の金属ペースト32は矩形状に塗布することができる。パッド用の金属ペースト32を矩形状に印刷すると、パッド用導体3の間隔が小さく、面積の大きいパッド用導体3を有する配線基板10を作製することができる。
なお、この第1工程において、パッド用の金属ペースト32と同様の金属ペーストを、前述した配線導体の所定パターンに印刷しておいてもよい。
次に第2工程として、図7(b)に示すように、パッド用の金属ペースト32のうち少なくとも最も外側に配列されたものからセラミックグリーンシート31の上面の少なくとも一部にかけて被覆するようにセラミックペースト33を塗布する。図7(b)に示す例では、セラミックグリーンシート31の上面の全面をパッド用の金属ペースト32とともに覆うように、セラミックペースト33を塗布した例を示している。
セラミックペースト33は、例えば上記のセラミックグリーンシート31と同様のセラミック材料等を用いて作製することができる。この場合、セラミックグリーンシート31と同様の原料粉末を用いるとともに、有機溶剤およびバインダ等の添加物の種類および添加量を適宜調整してもよい。これによって、塗布に適した粘度等の特性を有するセラミックペースト33を作製することができる。セラミックペースト33の塗布についても、スクリーン印刷法等の印刷法を用いることができる。
次に第3工程として、図8(a)に示すように、セラミックグリーンシート31、パッド用の金属ペースト32およびセラミックペースト33を一体的に焼成して、矩形状の上面を有する絶縁基板1と、絶縁基板1の上面に縦横の並びに配列された複数のパッド用導体3と、絶縁基板1の上面の少なくとも一部を被覆している被覆層4とを有する予備基板10Aを作製する。予備基板10Aにおいて、複数のパッド用導体3のうち少なくとも最も外側に配列されたものは、絶縁基板1の上面の外周に対して凸状または凹状(図8の例では凸状)に湾曲したものになっている。
複数のパッド用導体3について、絶縁基板1の上面の外周に対して凸状または凹状に湾曲した形態とするには、例えば、セラミックグリーンシート31とパッド用の金属ペースト
32との焼成時の収縮挙動を調整して、パッド用の金属ペースト32の並びを湾曲させるようにすればよい。例えば、セラミックグリーンシート31の外周部で中央部よりも大きく収縮するように設定すれば、絶縁基板1の上面の外周に対して凸状に湾曲して並んだ複数のパッド用導体3を設けることができる。この場合、焼成時の収縮率(収縮する量)についてセラミックグリーンシート31よりもパッド用の金属ペースト32の方を大きくすれば、セラミックグリーンシート31の収縮を上記のように調整することができる。
また、セラミックグリーンシート31、パッド用の金属ペースト32およびセラミックペースト33を焼成する前に、これらを上下方向に加圧してもよい。この圧力によって、パッド用の金属ペースト32の並びを、それらの下側のセラミックグリーンシート31の一部とともに湾曲させることができる。
その後、第4工程として、図8(b)に示すように被覆層4のうちパッド用導体3上に位置する部分の一部をレーザ加工で除去して、パッド用導体3の一部を直線状の並びで露出させる。パッド用導体3のうち開口部4aにおいて露出した部分が接続パッド2になる。
このような製造方法によれば、上記実施形態の配線基板10を容易に製作することができる。これによって、電子装置20の製作を容易にすることもできる。
レーザ加工時には、その加工に用いるレーザ光の出力、焦点位置、照射時間および照射範囲等の条件を適宜調整することによって、被覆層4のうち開口部4aを囲む部分(周囲部分4b)のガラス化の程度(ガラス成分の割合等)を調整することができる。
なお、本発明の配線基板、電子装置および配線基板の製造方法は、以上の実施形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内であれば種々の変形は可能である。
例えば、図9に示す例のように、複数のパッド用導体3のうち最も外側に配列されたものが、絶縁基板1の上面の外周に向かって凹状に湾曲していてもよい。図9は、図1に示す配線基板10の他の変形例を示す平面図である。図9において図1と同様の部位には同様の符号を付している。最外周のパッド用導体3は、絶縁基板1の上面の外周に向かって凹状に湾曲した仮想線A2に沿って湾曲している。
この場合にも、最外周のパッド用導体3の並びに沿って直線状に応力が集中することが抑制され。そのため、電子部品21の電極21aが接続パッド2に接続されたときの接続信頼性を高くすることができる。
また、図9に示す例では、被覆層4が絶縁基板1の上面の中央部は被覆していない。この被覆層4が設けられていない部分では、絶縁基板1の上面に設けられた導体全体からなる接続パッド(被覆層4を含まないもの)2Aが配置されている。被覆層を含まない接続パッド2Aは、例えば上記の接続パッド2と同じ直線(図示せず)上に位置するように、互いに直線状に配列されている。言い換えれば、これらの接続パッド2および被覆層を含まない接続パッド2Aが、直線状に並んだ電極21a接続用の導体の並びを形成している配線基板10であっても構わない。
これらの被覆層を含まない接続パッド2Aは、パッド用導体3と同様の材料を用い、同様の方法で形成することができる。
1・・・絶縁基板
2・・・接続パッド
2A・・・接続パッド(被覆層を含まないもの)
2G・・・グランド接続パッド
2P・・・電源接続パッド
2S・・・信号接続パッド
3・・・パッド用導体
3G・・・グランド接続パッド用導体
3S・・・信号接続パッド用導体
3P・・・電源接続パッド用導体
4・・・被覆層
4a・・・開口部
4b・・・周囲部分
10・・・配線基板
10A・・・予備基板
20・・・電子装置
21・・・電子部品
21a・・・電極
22・・・はんだ
31・・・セラミックグリーンシート
32・・・金属ペースト
33・・・セラミックペースト
A1、A2・・・仮想線
B・・・放射状に延びる仮想線

Claims (13)

  1. 矩形状の上面を有する絶縁基板と、
    前記上面に縦横それぞれ直線状に配列された複数の接続パッドとを備えており、
    該複数の接続パッドのうち少なくとも最も外側に配列されたものは、前記上面の外周に向かって凸状に湾曲して配列された複数のパッド用導体と、直線状に配列された複数の開口部を有しているとともに、該開口部において前記パッド用導体の一部が露出するように前記上面の少なくとも一部を被覆している被覆層とによって構成されていることを特徴とする配線基板。
  2. 矩形状の上面を有する絶縁基板と、
    前記上面に縦横それぞれ直線状に配列された複数の接続パッドとを備えており、
    該複数の接続パッドのうち少なくとも最も外側に配列されたものは、前記上面の外周に向かって凸状または凹状に湾曲して配列された複数のパッド用導体と、直線状に配列された複数の開口部を有しているとともに、該開口部において前記パッド用導体の一部が露出するように前記上面の少なくとも一部を被覆している被覆層とによって構成されており、
    前記開口部と、前記開口に対応する前記パッド用導体における前記外周に近い端部との距離が、配列の中央から配列の端にかけて小さくまたは大きくなっていることを特徴とする配線基板。
  3. 前記複数のパッド用導体が、前記上面の外周に向かって凸状に湾曲して配列されていることを特徴とする請求項に記載の配線基板。
  4. 前記絶縁基板および前記被覆層は、互いに同じセラミック材料を含んでいることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配線基板。
  5. 前記セラミック材料がガラス成分を含有しており、前記被覆層のうち前記開口部を囲む部分は、他の部分に比べて前記ガラス成分を多く含有していることを特徴とする請求項に記載の配線基板。
  6. 前記被覆層のうち前記開口部を囲む部分が、前記ガラス成分からなることを特徴とする請求項に記載の配線基板。
  7. 矩形状の上面を有する絶縁基板と、
    前記上面に縦横それぞれ直線状に配列された複数の接続パッドとを備えており、
    該複数の接続パッドのうち少なくとも最も外側に配列されたものは、前記上面の外周に向かって凸状または凹状に湾曲して配列された複数のパッド用導体と、直線状に配列された複数の開口部を有しているとともに、該開口部において前記パッド用導体の一部が露出するように前記上面の少なくとも一部を被覆している被覆層とによって構成されており、
    前記絶縁基板および前記被覆層は、互いに同じセラミック材料を含んでおり、
    前記セラミック材料がガラス成分を含有しており、
    前記被覆層のうち前記開口部を囲む部分が、前記ガラス成分からなることを特徴とする配線基板。
  8. 前記複数のパッド用導体が、前記上面の外周に向かって凸状に湾曲して配列されていることを特徴とする請求項7に記載の配線基板。
  9. 前記被覆層の前記複数の開口部のうち配列の角部に位置するものが、配列の中央部に位置するものよりも大きい請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の配線基板。
  10. 前記被覆層の前記複数の開口部が楕円形状であり、
    該複数の開口部は、それぞれの長軸が前記絶縁基板の前記上面の中央部から放射状に延びる仮想線に沿うように配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の配線基板。
  11. 前記複数のパッド用導体は、矩形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の配線基板。
  12. 前記複数のパッド用導体のうち、グランド用および電源用のものは、隣接するもの同士が接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の配線基板。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の配線基板と、
    複数の電極が縦横に配列された下面を有する本体を有しており、該本体の前記下面が前記絶縁基板の前記上面に対向して配置されているとともに、前記電極が前記配線基板の前記接続パッドに接続材を介して接続されている電子部品とを備えることを特徴とする電子装置。
JP2016224244A 2016-02-22 2016-11-17 配線基板、電子装置および配線基板の製造方法 Active JP6809876B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016031113 2016-02-22
JP2016031113 2016-02-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017152678A JP2017152678A (ja) 2017-08-31
JP6809876B2 true JP6809876B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=59739122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016224244A Active JP6809876B2 (ja) 2016-02-22 2016-11-17 配線基板、電子装置および配線基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6809876B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111869337B (zh) * 2018-03-20 2023-10-10 京瓷株式会社 布线基板
CN220123154U (zh) * 2020-09-25 2023-12-01 株式会社村田制作所 电路基板和模块
WO2023243017A1 (ja) * 2022-06-15 2023-12-21 日本電信電話株式会社 電子部品パッケージ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3208470B2 (ja) * 1994-05-26 2001-09-10 株式会社日立製作所 Bga型半導体装置とそれを実装する基板
JP3435034B2 (ja) * 1997-09-26 2003-08-11 京セラ株式会社 回路基板
JP2000077819A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Toshiba Corp プリント基板および電子ユニット
JP2001177226A (ja) * 1998-12-04 2001-06-29 Nec Saitama Ltd プリント配線板並びに裏面電極型電気部品及びプリント配線板を備える電気部品装置
JP4439248B2 (ja) * 2003-11-25 2010-03-24 京セラ株式会社 配線基板およびこれを用いた半導体装置
JP5404470B2 (ja) * 2010-02-25 2014-01-29 京セラ株式会社 ガラスセラミック配線基板
JP2013172073A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Ibiden Co Ltd プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
JP2014027219A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Kyocera Corp 多数個取り配線基板、配線基板および多数個取り配線基板の製造方法
JP2014063827A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Kyocera Corp 配線基板およびはんだバンプ付き配線基板ならびに半導体装置
KR102253463B1 (ko) * 2013-01-08 2021-05-18 에이치제트오 인코포레이티드 보호 코팅의 적용을 위한 기판 마스킹

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017152678A (ja) 2017-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10468316B2 (en) Electronic component mounting board, electronic device, and electronic module
US10573591B2 (en) Electronic component mounting board, electronic device, and electronic module
JP6791719B2 (ja) 電子部品搭載用基板、電子装置および電子モジュール
JP7072644B2 (ja) 電子素子実装用基板、電子装置、および電子モジュール
JP7569885B2 (ja) 電子素子実装用基板、電子装置および電子モジュール
JP6809876B2 (ja) 配線基板、電子装置および配線基板の製造方法
US10174914B2 (en) Light-emitting-element mounting substrate, light emitting device, and light emitting module
CN108028232B (zh) 布线基板、电子装置以及电子模块
JP6626735B2 (ja) 電子部品搭載用基板、電子装置および電子モジュール
CN109075133A (zh) 电子部件搭载用基板、电子装置以及电子模块
US10681831B2 (en) Electronic component mounting board, electronic device, and electronic module
JP6955366B2 (ja) 電子素子実装用基板、電子装置および電子モジュール
JP2006270082A (ja) 配線基板及びそれを用いた電子装置
JP6780996B2 (ja) 配線基板、電子装置および電子モジュール
JP7299121B2 (ja) 回路基板、電子部品および電子モジュール
JP7011563B2 (ja) 回路基板および電子部品
JP6666200B2 (ja) 配線基板および電子装置
JP2003318314A (ja) 多数個取り配線基板
JP6989292B2 (ja) 電子素子実装用基板、電子装置および電子モジュール
JP6483526B2 (ja) 電子装置用基板
JP2020035898A (ja) 電子素子実装用基板、電子装置、および電子モジュール
JP7433766B2 (ja) 回路基板、電子部品および電子モジュール
JP5981389B2 (ja) 配線基板
US20220270958A1 (en) Electronic element mounting substrate, electronic device, electronic module, and method for manufacturing electronic element mounting substrate
JP6943710B2 (ja) 電子素子実装用基板、電子装置および電子モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6809876

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150