JP6808306B1 - 皮膚外用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は特定の植物抽出物を含有した、高い老化防止効果を有する皮膚外用剤を提供することを課題とする。【解決手段】エーデルワイス抽出物及びオドリコソウ抽出物を含有する皮膚外用剤。増毛で有機栽培したエーデルワイス抽出物又は増毛で有機栽培したオドリコソウ抽出物を含有する皮膚外用剤。増毛で有機栽培したエーデルワイス抽出物及び増毛で有機栽培したオドリコソウ抽出物を含有する皮膚外用剤を提供する。【選択図】 図1

Description

本発明は、皮膚外用剤に関する。
エーデルワイス(Leontopodium alpinum)は、キク科ウスユキソウ属に分類される高山植物であり、その抽出物を皮膚外用剤に配合すること(特許文献1)は既に開示されている。
オドリコソウ(Lamium album)は、シソ科オドリコソウ属に分類される多年草の植物であり、その抽出物を皮膚外用剤に配合すること(特許文献2)は既に開示されている。
植物抽出物を併用して皮膚外用剤に配合することは数多く検討されている。しかしながら、植物抽出物は単に併用すれば効果が相乗的に向上するものではなく、相加的に効果が向上するもの、効果を相殺するものなど、その併用による効果は、予測不可能な効果であり、より少量で、より高い効果の得られる植物抽出物の併用に関するニーズは非常に高い。
植物は、生育する環境や土壌によって、その植物の収穫量や、含まれる有用成分の含有量が大きく異なることが知られている。また土壌の肥沃度を評価する方法として、従来の科学的分析に加えて、土壌バクテリア数、窒素循環、リン循環、土壌バイオマス量を指標とした土壌肥沃度評価方法(SOFIX、土壌肥沃度指標)による土壌の成分分析に基づき肥沃度をコントロールすることにより、高品質な植物を安定的に生産する研究が進められている(特許文献3)。また、炭素、窒素及びリンの量や微生物活性を改善した土壌で北海トウキを有機栽培すると、土壌肥沃度の上昇に応じて収穫量が増えるだけでなく、根に含まれる活性成分であるリグスチリドの量が増大することが知られている(特許文献4)。係る事実に基づき、出願人は北海道増毛での有機栽培において、土壌分析に基づく肥沃度のコントロールを活用した栽培植物における活性成分増大に取り組んでいる。
特開2001−288032号公報 特開平10−330221号公報 国際特許公表WO2010/107121号公報 特開2018−505496号公報
本発明は特定の植物抽出物を含有した、高い老化防止効果を有する皮膚外用剤を提供することを課題とする。
本発明の課題を解決する手段は、下記の皮膚外用剤を提供することである。
(1)
エーデルワイス抽出物及びオドリコソウ抽出物を含有する皮膚外用剤。
(2)
増毛で有機栽培したエーデルワイス(以下増毛産有機栽培エーデルワイスと略する場合があります。)抽出物又は増毛で有機栽培したオドリコソウ(以下増毛産有機栽培オドリコソウと略する場合があります。)抽出物を含有する皮膚外用剤。
(3)
増毛で有機栽培したエーデルワイス抽出物及び増毛で有機栽培したオドリコソウ抽出物を含有する(1)記載の皮膚外用剤。
本発明のエーデルワイス抽出物及びオドリコソウ抽出物は、ヒト皮膚線維芽細胞におけるコラーゲン形成関連因子の産生を促進し、コラーゲン分解関連因子の産生を抑制する効果を有する。さらに、エーデルワイス抽出物及びオドリコソウ抽出物を併用することによって、相乗的な効果を発揮する。よって、本発明の皮膚外用剤は高い老化防止効果を発揮する。
図1は、増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物及び増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物を併用することにより、コラーゲン形成に関連するCOL1A1及びCOL3A1の産生が相乗的に促進されることを示す図である。
図2は、増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物及び増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物を併用することにより、コラーゲン分解に関連するMMP1及びc−FOSの産生が相乗的に抑制されることを示す図である。
以下本発明を実施するための形態を説明する。
[エーデルワイス]
エーデルワイス(学名:Leontopodium alpinum)は、キク科ウスユキソウ属に属する高山植物である。
本発明で使用するエーデルワイス抽出物は、通常皮膚外用剤に配合されるものを用いることもできるが、効果の点から増毛で有機栽培したエーデルワイスから得られる抽出物を用いることが好ましい。
市販のエーデルワイス抽出物としては、EDELWEISS GC(アルバフロール社)、EDELWEISS EP(DSMニュートリションジャパン社)、EDELWEISS B(DSMニュートリションジャパン社)等が挙げられる。
本発明の皮膚外用剤への配合量は、皮膚外用剤全量に対し、0.00001質量%〜5質量%が好ましく、0.00001質量%〜1質量%がさらに好ましい。
[オドリコソウ]
オドリコソウ(学名:Lamium album)は、シソ科オドリコソウ属に分類される多年草の植物である。
本発明で使用するオドリコソウ抽出物は、通常皮膚外用剤に配合されるものを用いることもできるが、効果の点から増毛で有機栽培したオドリコソウから得られる抽出物を用いることが好ましい。
市販のオドリコソウ抽出物としては、ファルコレックス オドリコソウB(一丸ファルコス社)等が挙げられる。
本発明の皮膚外用剤への配合量は、皮膚外用剤全量に対し、0.00001質量%〜5質量%が好ましく、0.00001質量%〜1質量%がさらに好ましい。
[増毛]
増毛は、北海道の北西部、留萌振興局管内南部にあり、標高1492mの暑寒別岳を含む地域である。本発明においては、増毛の中でも標高の高い湯の沢地区で栽培することが好ましい。
[圃場準備]
定植前に圃場の土壌改質を目的として、有機肥料の施肥を行う。
具体的には、有機肥料として、醗酵鶏糞、油粕、醗酵油粕、骨粉、魚粉、米糠、醗酵米糠、腐葉土、バーク堆肥、苦土石灰、消石灰、ヨウ成リン肥から選択される1種又は2種以上を併用して用いる。
醗酵鶏糞、油粕、醗酵油粕、骨粉、魚粉、米糠、醗酵米糠、腐葉土、バーク堆肥、ヨウ成リン肥は、おもに三大栄養素である窒素、リン酸、カリを補給するために使用する。これらは、1種を単独で、若しくは2種以上を併用して用いる。これらの肥料の施肥量は、元の土壌の状態によって増減できる。
施肥は、定植前7日以上前に行うことが好ましい。定植前6日以内に行うと、肥料による土壌改善効果が十分ではなく、肥料焼けや、初期の生育不良の原因となる。有機肥料は溝施肥でも、全面施肥でも問題ないが、作業効率の点から全面施肥が好ましい。
[定植]
9〜12月の積雪がない時期に、株分け又は1〜2年、好ましくは1年育苗した苗を定植する。定植は株間20〜50cm、畝間30〜100cmとすることが栽培効率の点から好ましい。
[育成]
春先に、追肥を行うことにより、より成長が見込まれる。また、適宜雑草を除去し、乾燥状態に応じ潅水を行う。
[収穫]
エーデルワイスは7〜8月頃、オドリコソウは6月頃のそれぞれの開花期にあわせて地上部の収穫を行い、水若しくは湯を用いて洗浄する。保存する場合は、乾燥した条件下で保存する。また、凍結乾燥して保存することも可能である。
[使用部位]
使用し得るエーデルワイスの構成部位としては、例えば、葉、茎、花、蕾、地上全草等が挙げられるが、好ましくは地上全草である。
使用し得るオドリコソウの構成部位としては、例えば、葉、茎、花、蕾、地上全草等が挙げられるが、好ましくは地上全草である。
[抽出]
抽出物を調製する際には、生の植物をそのまま、若しくは乾燥させて用いる。
抽出溶媒としては、水、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,3−ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、エチルエーテル,プロピルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有機溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。
上記溶媒による抽出物は、そのままでも用いることができるが、濃縮、乾固したものを水や極性溶媒に再度溶解したり、或いはそれらの皮膚生理機能向上作用を損なわない範囲で脱色、脱臭、脱塩等の精製処理を行ったり、カラムクロマトグラフィーによる分画処理を行った後に用いてもよい。また、抽出物を酸、アルカリ、酵素などを用いて加水分解したものを用いてもよい。また保存のため、精製処理の後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて用いることもできる。
抽出処理は、抽出原料に含まれる可溶性成分を抽出溶媒に溶出させ得る限り特に限定はされず、常法に従って行うことができる。例えば、抽出原料の5〜30倍量(質量比)の抽出溶媒に、抽出原料を浸漬し、常温または還流加熱下で可溶性成分を抽出させた後、濾過して抽出残渣を除去することにより抽出液を得ることができる。得られた抽出液から溶媒を留去するとペースト状の濃縮物が得られ、この濃縮物をさらに乾燥すると乾燥物が得られる。
本発明のエーデルワイス抽出物及びオドリコソウ抽出物は併用することにより、ヒト皮膚線維芽細胞における相乗的な老化防止効果を発揮する。
本発明の増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物は、市販のエーデルワイス抽出物と比較して、ヒト皮膚線維芽細胞においてコラーゲン形成関連因子の産生をさらに促進し、コラーゲン分解関連因子の産生をさらに抑制することにより、老化防止効果を発揮する。
本発明の増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物は、市販のオドリコソウ抽出物と比較して、ヒト皮膚線維芽細胞においてコラーゲン分解関連因子の産生をさらに抑制することにより、老化防止効果を発揮する。
本発明において、増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物及び増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物を併用して用いることにより、ヒト皮膚線維芽細胞においてコラーゲン形成関連因子の産生を相乗的に促進し、コラーゲン分解関連因子の産生を相乗的に抑制することにより、老化防止効果を発揮する。
したがって、本発明の皮膚外用剤は高い老化防止効果を発揮する。
本発明の皮膚外用剤には、上述の成分の他に、通常の化粧料、医薬部外品に用いられる任意成分を、本発明の効果を阻害しない程度に配合することができる。具体的には、油剤、界面活性剤、増粘剤、防腐剤、香料、保湿剤、抗酸化剤、抗炎症剤、抗菌剤等を挙げることができる。
本発明の皮膚外用剤の剤型は、特に限定されず、水系、油系、乳化型等いずれの剤型でもよい。
本発明の皮膚外用剤は定法により調製することができる。
本発明の皮膚外用剤は、例えば、ローション剤、乳剤、軟膏の剤型で用いることができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これにより本発明の範囲が限定されるものではない。
まず、実施例等に用いる植物抽出物の調製方法を示す。
[増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物]
(1)栽培から収穫
北海道増毛町湯の沢の有機JAS認定圃場にて、エーデルワイスの栽培を行った。9月中旬、定植の1週間前に、有機栽培用鶏糞、有機栽培用米糠、有機栽培用石灰、有機栽培用熔燐、油粕、バーク堆肥を施肥し、圃場を整備した。定植は株分けした株を株間30cm、畝間90cmとなるように行った。5月上旬、及び7月上旬に、有機栽培用鶏糞、有機栽培用米糠を追肥した。また、適宜雑草を除去した。8月下旬の開花期に地上部を収穫し、水洗し、屋外で風乾した。ある程度乾燥したところで、凍結乾燥を行い、水分を除去した状態で保管した。
(2)増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物の調製
(1)で得られた有機栽培エーデルワイスの地上部部位全草を乾燥後細切し、20質量倍量の70容量%エタノール水溶液に浸漬し、ろ過後ろ液を採取し、エタノールを留去した。得られた抽出物を60容量%のグリセリン水溶液にエキス純分として0.5質量%となるように添加することにより、増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物を調製した。
[エーデルワイス抽出物]
欧州産乾燥エーデルワイスの地上部を70容量%のエタノール水溶液に浸漬後、ろ過したろ液を濃縮し、溶媒を留去した。55容量%のグリセリンにエキス純分として7.5質量%となるように添加することにより、エーデルワイス抽出物を調製した。
[増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物]
(1)栽培から収穫
北海道増毛町湯の沢の有機JAS認定圃場にて、オドリコソウの栽培を行った。9月中旬、定植の1週間前に、有機栽培用鶏糞、有機栽培用米糠、有機栽培用石灰、有機栽培用熔燐、油粕、バーク堆肥を施肥し、圃場を整備した。定植は株分けした株を株間30cm、畝間90cmとなるように行った。5月上旬に、有機栽培用鶏糞、有機栽培用米糠を追肥した。また、適宜雑草を除去した。6月中旬の開花期に地上部を収穫し、水洗し、屋外で風乾した。ある程度乾燥したところで、凍結乾燥を行い、水分を除去した状態で保管した。
(2)増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物の調製
(1)で得られた有機栽培オドリコソウの地上部部位全草を乾燥させて粉砕し、20質量倍量の精製水を加えてオートクレーブにて20分間、121℃に加温して抽出した。温度の高い状態を保って吸引濾過により不溶物を取り除いた後、凍結乾燥を行って抽出物を得た。得られた乾燥物を20容量%1,3−ブチレングリコールにエキス純分として0.5質量%となるように溶解後、再度ろ過することにより、増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物を調製した。
[オドリコソウ抽出物]
欧州産乾燥オドリコソウの地上部を50容量%の1,3−ブチレングリコールに浸漬後、ろ過し、溶媒を留去した。50容量%の1,3−ブチレングリコールにエキス純分として1質量%となるように添加することにより、オドリコソウ抽出物を調製した。
[ヒト皮膚線維芽細胞を用いた試験]
ヒト皮膚線維芽細胞を3×10個/ウェルとなるように6ウェルプレートに播種し、5%FBSを含むDMEM培地にて24時間培養した。各植物抽出物を所定量添加した0.5%FBSを含むDMEM培地に交換し、37℃、5%CO2インキュベーター内で24時間培養した。採取した細胞から、市販のRNA抽出キット(Quick Gene RNA Cultured Cell Kit S)を使用してRNAを抽出し、cDNA合成後に下記のプライマーを使用してサイバーグリーン法によるリアルタイムPCRにより遺伝子発現を確認した。なお、内部標準としてGAPDHを使用した。mRNA発現量は、各植物抽出物無添加の場合の発現量を1とした相対値で示した。各作用は表3〜表6に示した。
使用したプライマー配列を表1に示す。
Figure 0006808306
実施例、比較例は各抽出物のエキス濃度(w/v%)が表2に示す量になるように培地に溶解した。
Figure 0006808306
Figure 0006808306
エーデルワイス抽出物とオドリコソウ抽出物を併用した結果を表3に示す。
各抽出物を単独で用いた比較例1及び比較例2では、コラーゲンの分解に関連するc−FOSの産生が促進されたのに対し、各抽出物を併用した実施例1ではc−FOSの産生が抑制された。
したがって、本発明のエーデルワイス抽出物及びオドリコソウ抽出物を含有する皮膚外用剤は老化防止効果を発揮する。
Figure 0006808306
増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物の有効性を、エーデルワイス抽出物と比較した結果を表4に示す。
コラーゲンの形成に関連するCOL3A1の産生が比較例1では抑制されたのに対して、実施例2では促進された。コラーゲンの分解に関連するMMP1の産生が比較例1と比較して、実施例2ではさらに抑制された。同様にコラーゲンの分解に関連するc−FOSの産生が比較例1では促進されたのに対して、実施例2では抑制された。
したがって、本発明の増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物を含有する皮膚外用剤は老化防止効果を発揮する。
Figure 0006808306
増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物の有効性を、オドリコソウ抽出物と比較した結果を表5に示す。
コラーゲンの分解に関連するMMP1の産生が比較例2と比較して、実施例3ではさらに抑制された。同様にコラーゲンの分解に関連するc−FOSの産生が比較例2では促進されたのに対して、実施例3では抑制された。
したがって、本発明の増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物を含有する皮膚外用剤は老化防止効果を発揮する。
Figure 0006808306
増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物と増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物を併用した結果を表6に示す。
各抽出物を単独で用いた実施例2及び実施例3と比較して、併用した実施例4ではコラーゲンの産生に関連するCOL1A1及びCOL3A1の産生が相乗的に促進された。また、コラーゲンの分解に関連するMMP1及びc−FOSの産生が相乗的に抑制された。
したがって、本発明の増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物及び増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物を含有する皮膚外用剤は老化防止効果を発揮する。
[実施例5]乳液
(1)スクワラン 10.0(質量%)
(2)メチルフェニルポリシロキサン 4.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.) 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 1.0
(7)グリセリン 4.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)カルボキシビニルポリマー 0.15
(10)精製水 100とする残部
(11)アルギニン(1質量%水溶液) 20.0
(12)エーデルワイス抽出物 0.01
(13)オドリコソウ抽出物 0.01
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。冷却後40℃にて、(11)〜(13)を順次加え、均一に混合する。
[実施例6]化粧水
(1)エタノール 15.0(質量%)
(2)ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油 0.3
(3)香料 0.1
(4)精製水 100とする残部
(5)クエン酸 0.02
(6)クエン酸ナトリウム 0.1
(7)グリセリン 1.0
(8)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(9)増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物 0.01
(10)増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物 0.01
製法:(1)に(2)および(3)を溶解する。さらに(4)〜(10)を順次添加した後、十分に攪拌し、均一に混合する。
[実施例7]クリーム
(1)スクワラン 10.0(質量%)
(2)ステアリン酸 2.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)セタノール 3.6
(6)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(7)グリセリン 10.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)アルギニン(20質量%水溶液) 15.0
(10)精製水 100とする残部
(11)カルボキシビニルポリマー(1質量%水溶液) 15.0
(12)増毛産有機栽培エーデルワイス抽出物 0.001
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。(11)を添加して攪拌後、冷却し40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
[実施例8]美容液
(1)精製水 100とする残部(質量%)
(2)グリセリン 10.0
(3)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(4)カルボキシビニルポリマー(1質量%水溶液) 17.5
(5)アルギン酸ナトリウム(1質量%水溶液) 15.0
(6)モノラウリン酸ポリグリセリル 1.0
(7)マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(8)N−ラウロイル−L−グルタミン酸
ジ(フィトステリル−2−オクチルドデシル) 2.0
(9)硬化パーム油 2.0
(10)スクワラン(オリーブ由来) 1.0
(11)ベヘニルアルコール 0.75
(12)ミツロウ 1.0
(13)ホホバ油 1.0
(14)1,3−ブチレングリコール 10.0
(15)L−アルギニン(10質量%水溶液) 2.0
(16)エーデルワイス抽出物 0.005
(17)オドリコソウ抽出物 0.005
製法:(1)〜(6)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(14)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。次いで、上記水相成分に油相成分を添加して予備乳化を行った後、ホモミキサーにて均一に乳化する。冷却後50℃にて(15)を、40℃にて(16)〜(17)を加え、均一に混合する。
[実施例9]水性ジェル
(1)カルボキシビニルポリマー 0.5(質量%)
(2)精製水 100とする残部
(3)水酸化ナトリウム(10質量%水溶液) 0.5
(4)グリセリン 10.0
(5)1,3−ブチレングリコール 10.0
(6)エタノール 10.0
(7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(8)香料 0.1
(9)増毛産有機栽培オドリコソウ抽出物 0.005
製法:(1)を(2)に加え、均一に攪拌した後、(3)を加える。均一に攪拌した後、(4)に予め溶解した(5)を加える。均一に攪拌した後、予め混合しておいた(6)〜(9)を加え、均一に攪拌混合する。

Claims (2)

  1. 北海道増毛町湯ノ沢の有機JAS認定圃場にて、土壌肥沃土評価方法(SOFIX)に基いて土壌の肥沃土をコントロールしながら栽培し、その地上部を収穫したものを、70容量%エタノール水溶液に浸漬して抽出したエーデルワイス抽出物又は北海道増毛町湯ノ沢の有機JAS認定圃場にて、土壌肥沃土評価方法(SOFIX)に基いて土壌の肥沃土をコントロールしながら栽培し、その地上部を収穫したものを、精製水を用いてオートクレーブにて20分間、121°Cに加温して抽出したオドリコソウ抽出物を含有する皮膚外用剤。
  2. 北海道増毛町湯ノ沢の有機JAS認定圃場にて、土壌肥沃土評価方法(SOFIX)に基いて土壌の肥沃土をコントロールしながら栽培し、その地上部を収穫したものを、70容量%エタノール水溶液に浸漬して抽出したエーデルワイス抽出物及び北海道増毛町湯ノ沢の有機JAS認定圃場にて、土壌肥沃土評価方法(SOFIX)に基いて土壌の肥沃土をコントロールしながら栽培し、その地上部を収穫したものを、精製水を用いてオートクレーブにて20分間、121°Cに加温して抽出したオドリコソウ抽出物を含有する皮膚外用剤。
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