JP6807254B2 - 研削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウエーハを研削する研削装置に関する。
半導体ウエーハなどの表面にデバイスが形成されたウエーハは、デバイスの薄化のために研削装置の研削砥石によって薄化される。各ウエーハには、固有のID(identification)マークが形成され、個々のウエーハはIDマークによって他のウエーハから識別される(例えば、特許文献1参照)。ウエーハは、IDマークが形成されていることにより、製造履歴や種類を追跡できる。
特開2005−101290号公報
IDマークは、デバイスが形成された表面に形成される場合と、裏面に形成される場合とがある。IDマークは、裏面に形成された場合、研削によって薄化されると研削とともに除去されて消失してしまい、ウエーハの識別が困難となるという課題があった。
本発明は、裏面にIDマークが形成されたウエーハを研削後も識別することができる研削装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の研削装置は、表面にデバイスが形成され結晶方位を示すノッチを備えるウエーハを研削する研削装置であって、該ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハの裏面を研削砥石で研削する研削ユニットと、該ウエーハの裏面に形成されたIDマークを読み取って登録するIDマーク登録ユニットと、研削されたウエーハの裏面を撮像し裏面に形成された該研削砥石の研削紋を撮像する撮像ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備え、該制御ユニットは、該ウエーハの撮像画像をウエーハ固有の研削紋として、該ウエーハから読み取られた該IDマークの情報と紐付けて該ウエーハ別に記録するウエーハ情報記録部を備え、該IDマークが研削により除去されたウエーハを特定する際に用いる該研削紋の情報を採取することを特徴とする。
前記研削装置において、該撮像画像は、該ノッチを含む領域を撮像しても良い。
前記研削装置において、該研削ユニットは、粗研削用砥石が装着される第1の研削ユニットと、該第1の研削ユニットで粗研削されたウエーハが研削され、仕上げ研削用砥石が装着される第2の研削ユニットと、を備え、該撮像ユニットは、該第2の研削ユニットで研削されたウエーハの裏面を撮像しても良い。
前記研削装置において、該ウエーハ情報記録部は、該ウエーハを研削した研削条件も該ウエーハ別に記録しても良い。
本願発明の研削装置は、ウエーハを個別に識別するIDマークと裏面の研削紋とを紐付けて記録するので、研削によってIDマークが除去されたとしても研削紋を撮像することなどによってウエーハのIDマークを抽出することができ、裏面にIDマークが形成されたウエーハを研削後も識別することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る研削装置の構成例の斜視図である。 図2は、図1に示された研削装置の加工対象のウエーハを示す斜視図である。 図3は、図2に示されたウエーハを裏面側からみた斜視図である。 図4は、図1に示された研削装置の第2の研削ユニットで仕上げ研削されたウエーハの裏面の一例を示す平面図である。 図5は、図1に示された研削装置の第2の研削ユニットで仕上げ研削されたウエーハの裏面の他の例を示す平面図である。 図6は、図1に示された研削装置の第2の研削ユニットで仕上げ研削されたウエーハの裏面の更に他の例を示す平面図である。 図7は、図1に示された研削装置の制御ユニットが記録する履歴情報の一例を示す図である。 図8は、実施形態2に係る研削装置の制御ユニットが記録する履歴情報の一例を示す図である。 図9は、実施形態3に係る研削装置の撮像ユニットの撮像領域を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る研削装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る研削装置の構成例の斜視図である。図2は、図1に示された研削装置の加工対象のウエーハを示す斜視図である。図3は、図2に示されたウエーハを裏面側からみた斜視図である。
実施形態1に係る図1に示す研削装置1は、図2に示すウエーハ201を薄化のために研削する装置である。ウエーハ201は、図2に示すように、シリコン、サファイア、又はガリウムヒ素などを母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハである。ウエーハ201は、表面202に格子状に形成される複数の分割予定ライン203によって区画された領域にデバイス204が形成されている。また、ウエーハ201は、結晶方向を示す外縁を切り欠いたノッチ205が設けられているが、本発明のノッチ205は、外縁に直線状に形成されたオリエンテーションフラットも含む異形状となった部分である。
また、ウエーハ201は、図3に示すように、表面202の裏側の裏面206に固有のID(identification)マーク207が形成されている。IDマーク207は、ウエーハ201を識別するための符号であり、実施形態1では、英字、数字の組みあわせにより構成されているが、本発明では、バーコードなども良い。実施形態1において、IDマーク207は、ウエーハ201毎に異なるウエーハ201固有の識別番号を示す。ウエーハ201は、表面202の裏側の裏面206に研削が施されて、所定の厚さまで薄化された後に、裏面206に研磨が施されるなどして、個々のデバイス204に分割される。
研削装置1は、図1に示すように、装置本体2と、第1の研削ユニット3と、第2の研削ユニット4と、ターンテーブル6上に設置された例えば3つのチャックテーブル7と、カセット8,9と、位置合わせユニット10と、搬入ユニット11と、洗浄ユニット13と、搬出入ユニット14と、撮像ユニット12と、制御ユニット100とを主に備えている。
第1の研削ユニット3は、研削砥石である粗研削用砥石31を備える粗研削用の研削ホイール32が装着されて、チャックテーブル7に保持されたウエーハ201の裏面206を粗研削用砥石31で粗研削する研削ユニットである。粗研削用の研削ホイール32は、Z軸移動ユニット33により鉛直方向と平行なZ軸方向に移動自在なスピンドル34の下端に装着される。第1の研削ユニット3は、スピンドル34により粗研削用の研削ホイール32が回転されながら粗研削位置102のチャックテーブル7に保持されたウエーハ201の裏面206にZ軸移動ユニット33によりZ軸方向に沿って粗研削用砥石31がチャックテーブル7に所定の送り速度で近づけられることによって、ウエーハ201の裏面206を粗研削する。
第2の研削ユニット4は、研削砥石である仕上げ研削用砥石41を備える仕上げ研削用の研削ホイール42が装着されて、チャックテーブル7に保持されたウエーハ201の裏面206を仕上げ研削用砥石41で仕上げ研削する研削ユニットである。第2の研削ユニット4は、第1の研削ユニット3によって粗研削されたウエーハ201が研削されるものである。仕上げ研削用の研削ホイール42は、Z軸移動ユニット43により鉛直方向と平行なZ軸方向に移動自在なスピンドル44の下端に装着される。第2の研削ユニット4は、スピンドル44により仕上げ研削用の研削ホイール42が回転されながら仕上げ研削位置103のチャックテーブル7に保持されたウエーハ201の裏面206にZ軸移動ユニット43によりZ軸方向に沿って仕上げ研削用砥石41がチャックテーブル7に所定の送り速度で近づけられることによって、粗研削されたウエーハ201の裏面206を仕上げ研削する。
なお、実施形態1において、第1の研削ユニット3及び第2の研削ユニット4の研削ホイール32,42の回転中心である軸心と、チャックテーブル7の回転中心である軸心とは、互いに平行であるとともに、水平方向に間隔をあけて配置されて、研削用砥石31,41がウエーハ201の裏面206の中心又は中心付近を通る。
研削ホイール32,42の研削用砥石31,41は、金属、セラミックス又は樹脂等により構成される結合材(ボンド材ともいう)に、ダイヤモンド、又はCBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒を混合して構成されている。研削ホイール32,42の研削用砥石31,41は、研削中に自生発刃作用を生じ、ボンド材及び砥粒が摩耗して、摩耗した砥粒がボンド材から脱落する。仕上げ研削用砥石41は、1枚のウエーハ201を仕上げ研削する際に、2μm〜4μm程度摩耗する。
また、仕上げ研削中に砥粒が仕上げ研削用砥石41から突出または脱落し、突出又は脱落した仕上げ研削用砥石41の砥粒は、ウエーハ201の裏面206上を移動するために、仕上げ研削後のウエーハ201の裏面206には、ウエーハ201同士で異なる研削紋であるソーマーク300が、図4から図6に示すように形成される。図4は、図1に示された研削装置の第2の研削ユニットで仕上げ研削されたウエーハの裏面の一例を示す平面図である。図5は、図1に示された研削装置の第2の研削ユニットで仕上げ研削されたウエーハの裏面の他の例を示す平面図である。図6は、図1に示された研削装置の第2の研削ユニットで仕上げ研削されたウエーハの裏面の更に他の例を示す平面図である。
図4から図6に示すウエーハ201のソーマーク300は、仕上げ研削用砥石41から突出又は脱落した砥粒の裏面206上の移動により生じる、ウエーハ201の裏面206に残る起伏、段差等である。ソーマーク300は、ウエーハ201を研削する毎に砥粒の脱落するタイミングや移動経路などが異なるために、ウエーハ201毎に異なる形状となる。
ターンテーブル6は、装置本体2の上面に設けられた円盤状のテーブルであり、水平面内で回転可能に設けられ、所定のタイミングで回転駆動される。このターンテーブル6上には、例えば3つのチャックテーブル7が、例えば120度の位相角で等間隔に配設されている。これら3つのチャックテーブル7は、保持面7−1に真空チャックを備えたチャックテーブル構造のものであり、保持面7−1に載置されたウエーハ201を真空吸着して保持する。これらチャックテーブル7は、研削時には、鉛直方向と平行な軸を回転軸として、回転駆動機構によって水平面内で回転駆動される。このように、チャックテーブル7は、被加工物としてのウエーハ201を回転可能に保持する保持面7−1を有している。このようなチャックテーブル7は、ターンテーブル6の回転によって、搬入搬出位置101、粗研削位置102、仕上げ研削位置103、搬入搬出位置101に順次移動される。
カセット8,9は、複数のスロットを有するウエーハ201を収容するための収容器である。一方のカセット8は、研削前の表面202に保護部材208(図3に示す)が貼着されたウエーハ201を収容し、他方のカセット9は、研削後のウエーハ201を収容する。また、位置合わせユニット10は、カセット8から取り出されたウエーハ201が仮置きされて、その中心位置合わせを行うためのテーブルである。
搬入ユニット11は、吸着パッドを有し、位置合わせユニット10で位置合わせされた研削前のウエーハ201を吸着保持して搬入搬出位置101に位置するチャックテーブル7上に搬入する。搬入ユニット11は、搬入搬出位置101に位置するチャックテーブル7上に保持された研削後のウエーハ201を吸着保持して洗浄ユニット13に搬出する。
搬出入ユニット14は、例えばU字型ハンド14−1を備えるロボットピックであり、U字型ハンド14−1によってウエーハ201を吸着保持して搬送する。具体的には、搬出入ユニット14は、研削前のウエーハ201をカセット8から取り出して、撮像ユニット12の下方に位置付けた後に位置合わせユニット10へ搬出するとともに、研削後のウエーハ201を洗浄ユニット13から取り出して、撮像ユニット12の下方に位置付けた後にカセット9へ搬入する。洗浄ユニット13は、研削後のウエーハ201を洗浄し、研削された加工面である裏面206に付着している研削屑等のコンタミネーションを除去する。
撮像ユニット12は、下方に位置付けられるウエーハ201の裏面206を撮像するユニットである。撮像ユニット12は、CCD(Charge-Coupled Device)カメラを備える。実施形態1において、撮像ユニット12の撮像領域400(領域に相当)は、図4に示すように、ウエーハ201の裏面206全体またはIDマーク207を含む範囲である。撮像ユニット12は、研削前のウエーハ201の裏面206を撮像して、撮像した画像を制御ユニット100に出力する。制御ユニット100は、撮像ユニット12が研削前のウエーハ201の裏面206を撮像した画像からIDマーク207を読み取って、IDマーク207が示すウエーハ201の識別番号を特定して記憶する。撮像ユニット12と制御ユニット100は、研削前のウエーハ201の裏面206に形成されたIDマーク207を読み取って、IDマーク207が示すウエーハ201の番号を制御ユニット100に登録するIDマーク登録ユニット130を構成する。また、本発明では、IDマーク207がバーコードである場合、IDマーク登録ユニット130は、撮像ユニット12とは別に研削装置1に設置され、かつ制御ユニット100に接続したバーコードを読み取るバーコードリーダにより構成されても良い。
また、撮像ユニット12は、仕上げ研削されたウエーハ201の裏面206のノッチ205を含む撮像領域400を撮像し、ノッチ205の向きを検出後、ノッチ205を含む撮像領域400又はウエーハ201中央を含む撮像領域400の裏面206に形成された仕上げ研削用砥石41によるソーマーク300を撮像し、撮像した画像を制御ユニット100に出力する。このように、撮像ユニット12は、第1の研削ユニット3で粗研削され、かつ第2の研削ユニット4で仕上げ研削されたウエーハ201の裏面206を撮像する。なお、実施形態1において、撮像ユニット12は、仕上げ研削されたウエーハ201の裏面206のノッチ205を含む撮像領域400を撮像するが、本発明では、ノッチ2005を含まない撮像領域400を撮像しても良い。撮像ユニット12がノッチ205を含まない撮像領域400を撮像する場合、撮像領域400におけるノッチ205の有る向きがわかるよう、例えば、ノッチ205の向きを所定位置にして所定方向からウエーハ201の裏面206を撮像するとか、ノッチ205の向きがわかる目印を撮像領域400に追加するのが望ましい。
制御ユニット100は、研削装置1を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御するものである。即ち、制御ユニット100は、ウエーハ201に対する研削動作を研削装置1に実行させるものである。制御ユニット100は、コンピュータプログラムを実行可能なコンピュータである。また、制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される図示しない表示ユニットや、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる入力ユニットと接続されている。入力ユニットは、表示ユニットに設けられたタッチパネルと、キーボード等とのうち少なくとも一つにより構成される。
また、制御ユニット100は、図1に示すように、ウエーハ情報記録部110と、出力部120とを備える。図7は、図1に示された研削装置の制御ユニットが記録する履歴情報の一例を示す図である。
ウエーハ情報記録部110は、仕上げ研削されたウエーハ201の裏面206のノッチ205を含む撮像領域400を撮像して得た撮像画像を、各ウエーハ201固有の研削紋として、該ウエーハ201から読み取られたIDマーク207の情報であるウエーハ201の識別番号と紐付けてウエーハ201別に記録する。実施形態1において、ウエーハ情報記録部110は、研削前のウエーハ201から読み取られたIDマーク207の情報であるウエーハ201の識別番号と、仕上げ研削後のウエーハ201の裏面206を撮像して得たソーマーク300を含む撮像画像とを一対一で対応付けた図7に示す履歴情報500を生成し、生成した履歴情報500を記録する。なお、図7に示す履歴情報500は、ウエーハ201の識別番号「1」と、識別番号「1」のウエーハ201の裏面206を撮像して得た番号「1001」の撮像画像とを対応付けて記録し、ウエーハ201の識別番号「2」と、識別番号「2」のウエーハ201の裏面206を撮像して得た番号「1002」の撮像画像とを対応付けて記録し、ウエーハ201の識別番号「3」と、識別番号「3」のウエーハ201の裏面206を撮像して得た番号「1003」の撮像画像とを対応付けて記録している。
出力部120は、裏面206が仕上げ研削されかつ識別番号が不意名なウエーハ201の裏面206を撮像ユニット12が撮像して得た撮像画像と、履歴情報500の撮像画像とに正規化相関処理を行い、撮像ユニット12が撮像して得た撮像画像との相関値が最も高い撮像画像を履歴情報500から抽出する。出力部120は、抽出した相関値が最も高い撮像画像に対応付けられたウエーハ201の識別番号を履歴情報500から抽出して、表示ユニット等に出力する。出力部120は、識別番号が不明となってしまった研削後のウエーハ201の識別番号を抽出し、表示ユニット等に出力して、表示ユニットに表示するものである。このように、履歴情報500は、IDマーク207が研削により除去されたウエーハ201を特定する際に用いられるソーマーク300の情報であり、ウエーハ情報記録部110により採取される。
実施形態1に係る研削装置1の加工動作を説明する。加工動作では、まず、オペレータが加工内容情報を制御ユニット100に登録し、オペレータが研削前の保護部材208が表面202に貼着されたウエーハ201を収容したカセット8と、ウエーハ201を収容していないカセット9を装置本体2に取り付ける。加工動作は、オペレータから加工動作の開始指示があった場合に、研削装置1により開始される。
加工動作では、研削装置1の制御ユニット100は、搬出入ユニット14にカセット8からウエーハ201を取り出させ、撮像ユニット12の下方にウエーハ201を位置付けた後、撮像ユニット12にウエーハ201を撮像させてIDマーク207を読み取った後に、位置合わせユニット10へ搬出させる。制御ユニット100は、位置合わせユニット10にウエーハ201の中心位置合わせを行わせ、搬入ユニット11に位置合わせされたウエーハ201の表面202側を搬入搬出位置101に位置するチャックテーブル7上に搬入する。
研削装置1の制御ユニット100は、ウエーハ201の表面202側を保護部材208を介してチャックテーブル7に保持し、裏面206を露出させて、ターンテーブル6でウエーハ201を粗研削位置102、仕上げ研削位置103、搬入搬出位置101に順に搬送し、粗研削、仕上げ研削を順に施す。なお、研削装置1の制御ユニット100は、ターンテーブル6が120度回転する度に、研削前のウエーハ201を搬入搬出位置101のチャックテーブル7に搬入する。
研削装置1の制御ユニット100は、研削後のウエーハ201を搬入ユニット11により洗浄ユニット13に搬入し、洗浄ユニット13で洗浄し、洗浄後のウエーハ201を搬出入ユニット14の搬送パッドでウエーハ201の保護部材208側から保持して搬送し、撮像ユニット12の下方に一旦位置付ける。研削装置の制御ユニット100は、撮像ユニット12に研削後のウエーハ201の裏面206を撮像させ、ウエーハ情報記録部110が、研削前に取得したウエーハ201の識別番号と研削後の撮像画像とを対応付けて、履歴情報500に記録する。研削装置1の制御ユニット100は、研削後のウエーハ201を搬出入ユニット14でカセット9へ搬入する。研削装置1の制御ユニット100は、カセット8内の全てのウエーハ201に研削を施すと、加工動作を終了する。
前述した制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有する。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、研削装置1を制御するための制御信号を、入出力インターフェース装置を介して研削装置1の上述した構成要素に出力する。また、制御ユニット100のウエーハ情報記録部110の機能は、演算処理装置が記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムを実行し、履歴情報500を記憶装置に記憶することにより実現される。また、制御ユニット100の出力部120の機能は、演算処理装置が記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
以上のように、実施形態1に係る研削装置1は、ウエーハ201を個別に識別するIDマーク207が示すウエーハ201の識別番号と研削後の裏面206のソーマーク300を撮像した撮像画像とを対応付けて履歴情報500として記録する。このために、研削装置1は、研削によってIDマーク207が除去されたとしても裏面206を撮像した撮像画像に最も似た撮像画像を履歴情報500から抽出し、抽出した撮像画像に対応付けられたウエーハ201の識別番号を履歴情報500から抽出することにより、IDマーク207の除去後もウエーハ201の識別番号を識別することができる。したがって、研削装置1は、裏面206にIDマーク207が形成されたウエーハ201を研削後も識別することができるという効果を奏する。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係る研削装置を図面に基づいて説明する。図8は、実施形態2に係る研削装置の制御ユニットが記録する履歴情報の一例を示す図である。
実施形態2に係る研削装置1は、実施形態1とウエーハ情報記録部110が記録する履歴情報500−2が異なること以外、実施形態1と等しい。実施形態2に係る研削装置1のウエーハ情報記録部110は、各ウエーハ201を研削した研削条件もウエーハ201別に履歴情報500−2に記録する。なお、研削条件は、粗研削用砥石31の種類、仕上げ研削用砥石41の種類、粗研削時の粗研削用の研削ホイール32のZ軸方向の送り速度、仕上げ研削時の仕上げ研削用の研削ホイール42のZ軸方向の送り速度、粗研削時の粗研削用の研削ホイール32の回転数、仕上げ研削時の仕上げ研削用の研削ホイール42の回転数、粗研削時のチャックテーブル7の回転数、仕上げ研削時のチャックテーブル7の回転数、ウエーハ201の仕上げ厚さのうち少なくとも一つである。
ウエーハ情報記録部110は、研削後のウエーハ201の裏面206を撮像して撮像画像を得た際に、加工内容情報を参照して、研削時の研削条件を抽出し、研削前のウエーハ201から読み取られたIDマーク207の情報であるウエーハ201の識別番号と、研削後のウエーハ201の裏面206を撮像して得たソーマーク300を含む撮像画像と、抽出した研削条件とを一対一で対応付けた図8に示す履歴情報500−2を生成し、生成した履歴情報500−2を記録する。なお、図8に示す履歴情報500−2は、ウエーハ201の識別番号「1」と、識別番号「1」のウエーハ201の裏面206を撮像して得た番号「1001」の撮像画像と、番号「10001」の研削条件とを対応付けて記録し、ウエーハ201の識別番号「2」と、識別番号「2」のウエーハ201の裏面206を撮像して得た番号「1002」の撮像画像と、番号「10002」の研削条件とを対応付けて記録し、ウエーハ201の識別番号「3」と、識別番号「3」のウエーハ201の裏面206を撮像して得た番号「1003」の撮像画像と、番号「10003」の研削条件とを対応付けて記録している。
実施形態2に係る研削装置1は、実施形態1と同様に、履歴情報500−2を記録するので、裏面206にIDマーク207が形成されたウエーハ201を研削後も識別することができるという効果を奏する。また、実施形態2に係る研削装置1は、履歴情報500−2に研削条件も対応付けて記録するので、研削後のウエーハ201の裏面206を撮像することにより、研削後に研削条件も容易に把握することができる。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3に係る研削装置を図面に基づいて説明する。図9は、実施形態3に係る研削装置の撮像ユニットの撮像領域を示す図である。図9は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明する。
実施形態3に係る研削装置1は、実施形態1と撮像ユニット12の撮像領域400−3が異なること以外、実施形態1と等しい。実施形態3に係る研削装置1の撮像ユニット12の撮像領域400−3は、図9に示すように、ウエーハ201のノッチ205と中心とを含む裏面206の一部分であり、実施形態1に係る研削装置1の撮像ユニット12の撮像領域400よりも狭い。
実施形態3に係る研削装置1は、実施形態1と同様に、履歴情報500を記録するので、裏面206にIDマーク207が形成されたウエーハ201を研削後も識別することができるという効果を奏する。また、実施形態3に係る研削装置1は、撮像領域400−3が実施形態1よりも狭いので、撮像画像の処理に係る時間を抑制でき、撮像画像を記録する際に係る時間を抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 研削装置
3 第1の研削ユニット(研削ユニット)
4 第2の研削ユニット(研削ユニット)
7 チャックテーブル
12 撮像ユニット
31 粗研削用砥石(研削砥石)
41 仕上げ研削用砥石(研削砥石)
100 制御ユニット
110 ウエーハ情報記録部
130 IDマーク登録ユニット
201 ウエーハ
202 表面
204 デバイス
205 ノッチ
206 裏面
207 IDマーク
300 ソーマーク(研削紋)
400,400−3 撮像領域(領域)

Claims (4)

  1. 表面にデバイスが形成され結晶方位を示すノッチを備えるウエーハを研削する研削装置であって、
    該ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハの裏面を研削砥石で研削する研削ユニットと、該ウエーハの裏面に形成されたIDマークを読み取って登録するIDマーク登録ユニットと、研削されたウエーハの裏面を撮像し裏面に形成された該研削砥石の研削紋を撮像する撮像ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備え、
    該制御ユニットは、
    該ウエーハの撮像画像をウエーハ固有の研削紋として、該ウエーハから読み取られた該IDマークの情報と紐付けて該ウエーハ別に記録するウエーハ情報記録部を備え、
    該IDマークが研削により除去されたウエーハを特定する際に用いる該研削紋の情報を採取することを特徴とする研削装置。
  2. 該撮像画像は、該ノッチを含む領域を撮像することを特徴とする請求項1に記載の研削装置。
  3. 該研削ユニットは、粗研削用砥石が装着される第1の研削ユニットと、該第1の研削ユニットで粗研削されたウエーハが研削され、仕上げ研削用砥石が装着される第2の研削ユニットと、を備え、
    該撮像ユニットは、該第2の研削ユニットで研削されたウエーハの裏面を撮像することを特徴とする請求項1に記載の研削装置。
  4. 該ウエーハ情報記録部は、該ウエーハを研削した研削条件も該ウエーハ別に記録することを特徴とする請求項1に記載の研削装置。
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