JP6806480B2 - 深絞り成形用積層シート、及び深絞り成形容器 - Google Patents

深絞り成形用積層シート、及び深絞り成形容器 Download PDF

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Description

本発明は、比較的濃度・粘度の高い水性液、水性ゲル又は水性ゾルを収納し保存するための深絞り成形用積層シート、及び、このシートにより構成された深絞り成形容器に関する。
上記水性液として、例えば、コーヒーや紅茶用のミルク、ガムシロップ、あるいは、濃縮コーヒーや濃縮紅茶などが挙げられ、水性ゲル又は水性ゾルとしては、ソース、ドレッシング、ヨーグルト、プリン、クリーム、チーズなどが挙げられる。
なお、深絞り成形とは、材料シートから容器に熱成形する際に、一般的には絞り比が0.5よりも大きい絞り比で行う成形法をいい、深絞り成形容器は、剥して除去可能な蓋部とともに密閉容器を構成する。具体的な深絞り成形品として、コーヒー用ミルクのポーションカップや4連パックのヨーグルト容器などが挙げられる。
ポリスチレン系樹脂(PS)は、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂に比べ、容器として必要とされる剛性を備え、また、熱成形性、トリミング、打ち抜きやすさなど加工性に優れているため、各種食品容器の材料として広く使用されている。PSの中でもポリスチレン系非発泡樹脂(例えば、HIPS)は剛性、二次成形品の寸法安定性に優れており、剛性の優れた深絞り容器を容易に得ることができる。しかし、HIPSの密度は1.05g/cm付近で、ポリプロピレン系樹脂(密度は一般的には0.90〜0.92g/cm)などのポリオレフィン系樹脂より大きいため、軽量化が求められている。一方、PSの中でもポリスチレン系発泡樹脂(例えば、発泡ポリスチレン)は、断熱性、緩衝性、軽量性に優れているが、深絞り加工が困難であり、成形容器とした場合に座屈強度や耐衝撃強度などの機械的強度に劣り、容器外側は表面平滑性に劣るものであった。
そのため、HIPSなどのポリスチレン系非発泡樹脂の長所と、発泡ポリスチレンなどポリスチレン系発泡樹脂の長所をバランスよく備え、加工適性を維持したまま、剛性の低下を最小限にして、密度をポリオレフィン系樹脂と同等のレベルとしたポリスチレン系樹脂の深絞り成形用複合シートの開発が求められている。
これら非発泡及び発泡ポリスチレン系樹脂シートの問題を改善するために、ポリスチレン系発泡樹脂から成る発泡層の両面にポリスチレン系非発泡樹脂から成る非発泡層が積層されたシートが提案されている(特許文献1〜2参照)。
このような積層シートは、発泡層と非発泡層をそれぞれ個別の押出機で押し出し、その両者をフィードブロックと呼ばれる合流部に供給して積層する方法や、マルチマニホールドダイを使用して積層する方法で製造される。しかしながら、このような共押出法で作製した積層シートを用いても、プリンやヨーグルトの容器のような、絞り比が0.5以上のような深絞り容器では、著しく剛性が低下し、製品の輸送中に容器のつぶれやわれ等の問題が発生することがあった。
この問題を解決するために、気泡形状の平均径及び平均径の縦横比を特定の数値範囲内に制御したポリスチレン系樹脂発泡層(A層)の両面に、ポリスチレン系非発泡樹脂からなる表面層(B層)が積層され、前記A層とB層の片側の厚さの比(B/A)、シート全体の平均密度及び総厚さを特定の数値範囲としたポリスチレン系樹脂積層シートが提案されている(特許文献3)。
しかしながら、これら従来の積層シートでも満足とはいえず、更に優れた深絞り加工性や成形容器の機械的強度、表面外観が求められていた。
特開2009−178898号公報 特開2009−149054号公報 特開2012−126032号公報
本発明は、これらの問題点を解決し、深絞り成形性に優れ、内容物充填後も取扱い時に充分な機械的強度を有し、表面平滑性に優れた容器を成形できる積層シート及びそのシートにより構成された深絞り容器を提供することを目的とする。
本発明は、ポリスチレン系樹脂を含む層を3層以上備えた深絞り成形用積層シートにおいて、シートの一方の表面(第1の表面)からシートのもう一方の表面(第2の表面)までの間に、16〜27質量%のグラフトゴム成分を含んだポリスチレン系非発泡樹脂を含む層が少なくとも二つあり、前記ポリスチレン系非発泡樹脂を含む少なくとも二つの層の間に、7〜18質量%のグラフトゴム成分を含むポリスチレン系発泡樹脂を含む層が少なくとも一つある深絞り成形用積層シートに関する。
前記ポリスチレン系非発泡樹脂を含む層及びポリスチレン系発泡樹脂を含む層のいずれもが耐衝撃性ポリスチレン及び残余の汎用ポリスチレンから構成されていることが好ましい。
また、前記ポリスチレン系非発泡樹脂を含む層(非発泡層)のそれぞれの厚さが150〜300μmであって、前記ポリスチレン系発泡樹脂を含む層(発泡層)のそれぞれの厚さが300〜600μmであって、前記ポリスチレン系非発泡樹脂を含む層の全ての層の厚さと、前記ポリスチレン系発泡樹脂を含む層の全ての層の厚さとの比率は、0.4〜2.0程度であることが好ましい。
本発明のシート全体の厚さが600〜1200μmが好ましい。
本発明のシート全体の平均密度は0.7〜0.9kg/cmが好ましい。
さらに、本発明は、前記深絞り成形用積層シートにより構成された深絞り成形容器にも関する。
本発明の深絞り成形用積層シートは、成形性に優れ、内容物充填後も取扱い時に充分な機械的強度を有する容器を成形できる積層シート及びそのシートにより構成された深絞り容器を提供することができる。
図1は、本発明に係る深絞り成形用積層シート例の断面の模式図である。 図2a及びbは、本発明に係る深絞り成形用積層シート例により構成された深絞り容器の一例の図面代用写真である。図2aは、成形後の4連パック容器である。 図2bは、図2aの4連パックを試験のためにノッチに沿って分離した状態の容器である。
本発明の深絞り成形用積層シートの基本的な構成を、「図1」を参照しながら説明すると、ポリスチレン系非発泡樹脂から構成される第3層(符号3)の上に、ポリスチレン系発泡樹脂から構成されている第2層(符号2)が積層され、さらにその上に、ポリスチレン系非発泡樹脂から構成される第1層(符号1)が積層されている。第1〜第3層各層は、それぞれ複数の層から構成されていても良い。第2層を複数のポリスチレン系非発泡樹脂層により構成したとき、その複数のポリスチレン系発泡樹脂層の間にポリスチレン系非発泡樹脂層を設けてもよい。第1〜第3層に加えて、容器外側の帯電防止性、デザイン性、耐摩耗性、耐光性、バリア性や、容器内側のヒートシール性、イージーピール性、バリア性、撥水撥油性などの機能をシートに付与するための着色層、コーティング層、帯電防止層、ガスバリア層などが、表面層又は中間層として設けられていても良い。
前記の第1層及び第3層のポリスチレン系非発泡樹脂並びに第2層のポリスチレン系発泡樹脂は、ともに、主要な成分として耐衝撃性ポリスチレン及び汎用ポリスチレン又はそのいずれか一方から構成されている。
本発明に使用される耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)は、ポリスチレン(PS)の脆さを改良するために、ゴム成分ポリマーに、スチレン単量体をグラフトさせたポリスチレン樹脂である。ゴム成分として、例えば1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソプレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、2−メチルペンタジエン等を単量体とするジエン系ゴムが用いられる。
HIPSの市販品としては、東洋スチレン株式会社製H850N(商品名)、E640N(商品名)や、PSジャパン株式会社製HX220(商品名)、475D(商品名)等が挙げられる。
一方、汎用ポリスチレン(GPPS)は、実質的にグラフトゴムを含有していない一般用ポリスチレンであり、無色透明で硬いが比較的脆く、成形性に優れ安価な熱可塑性樹脂である。汎用ポリスチレン樹脂(GPPS)としては、単量体としてスチレンが主体であるが、微量成分としてo−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、1,3−ジメチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン、1,1−ジフェニルエチレン等の芳香族ビニル化合物の1種以上を含有するものであっても良い。GPPSの市販品としては、東洋スチレン株式会社製G200C(商品名)やPSジャパン株式会社製HF−77(商品名)等が挙げられる。
本発明の積層シートは、シートの平均密度が0.7〜0.9kg/cmの範囲であり、かつ、第1層(符号1)及び第3層(符号3)のポリスチレン系非発泡樹脂層の厚みの合計と第2層(符号2)のポリスチレン系発泡樹脂層の厚みとの比率が0.4から2程度の範囲になるものにおいて、第1層及び第3層の樹脂層全体(主たる成分は樹脂であるが、樹脂以外の成分、例えば、白色の顔料である酸化チタンを含み得る。)の質量を100質量%としたときに16〜27質量%、好ましくは18〜21質量%のグラフトゴム成分を含み、本発明の積層シートの第2層のポリスチレン系発泡樹脂は、第2層の樹脂層全体(主たる成分は樹脂であり、樹脂以外の成分としては、例えば、発泡剤が発泡した後、気化することなく残存した成分などを含み得る。)を100質量%としたときに、7〜18質量%、好ましくは10〜15質量%のグラフトゴム成分を含むものである。このような積層シートは、深絞り成形もしやすいほか、成形された深絞り容器において、適度の座屈強度を備え、変形又は割れに対する耐衝撃性のいずれにも優れ、外観もゆがみなどがなく、好ましいポリスチレン系樹脂製の深絞り容器を提供することができる。
これに対し、本発明の積層シートの第1層及び第3層のポリスチレン系非発泡樹脂のグラフトゴム成分は、第2層の同成分が7〜18質量%の範囲である場合において、16質量%未満であるときは、深絞り容器に内容物を入れて搬送中などに落下などの衝撃で割れやすいものとなり、同成分が27質量%を超えると、深絞り容器の剛性が低下し、容器に内容物を入れて搬送中などに落下などの衝撃で変形しやすい。
他方、本発明の積層シートの第2層のポリスチレン系発泡樹脂のグラフトゴム成分は、第1層及び第3層の同成分が16〜27質量%である場合において、グラフトゴム成分が7質量%未満であると、割れなどに対する耐衝撃性が低下し、深絞り容器に液体を入れた状態において、搬送中、落下などの衝撃により、割れやすくなり、同成分が18質量%を超えると、座屈強度も低下し、変形しやすくなり、深絞り容器に液体を入れた状態において、搬送中、落下などの衝撃によりへこみが生じやすくなり、好ましくない。
第1層と第3層とは、同じ原料からなり、かつ、同じ厚さであるときは、深絞り成形用積層シートの歪みや反りを防止しやすいため、これらに起因する成形不良が発生し難い利点がある。ただし、原料若しくは厚さ又はその双方を異ならしめることもできる。例えば、第1層又は第3層のうち、深絞り容器としたときに容器外側層となる層のグラフトゴム成分を本発明の範囲において多めにすることにより、割れに対する耐衝撃性を向上させることができる。また、第1層又は第3層のうち、深絞り容器としたときに容器内側層となり、容器の上面を形成する層のグラフトゴム成分を本発明の範囲において少なめにすることにより、ヒートシールによる容器のシール性が向上する。
本発明の積層シートの各層には、上記成分の他に、本発明の効果を妨げない限り、軟化剤、相溶化剤、顔料、可塑剤、安定化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤等の添加剤などを配合しても良い。
軟化剤、相溶化剤の配合により2種類以上の樹脂を均一に分散させることが可能となり、その結果、シート物性が向上し、成形性も向上する。軟化剤、相溶化剤の配合量は、通常、組成物全体の1重量%以上10重量%以下である。
上記軟化剤、相溶化剤としては、鉱物油、ロジンエステル類、テルペン樹脂、高級脂肪酸、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸アミドなど、通常ポリスチレン系樹脂組成物に使用される物が挙げられる。市販品として、例えば、旭化成ケミカルズ株式会社製タフテックP−2000(商品名)が挙げられる。
本発明のポリスチレン系発泡樹脂の第2層には、上記各種の添加剤に加えて、製造工程において、化学発泡剤や物理発泡剤を添加することができる。
化学発泡剤として、例えば、重曹とクエン酸の混合物、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロテレフタルアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、p、p’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸カルシウム等の炭酸水素塩、炭酸塩、有機酸塩等が挙げられる。重曹とクエン酸の混合物が好適に用いられ、発生する発泡ガスは炭酸ガスである。発泡核剤として、タルク、クレー、クエン酸等を使用しても良い。化学発泡剤の添加方法は特に限定されず、各種原料樹脂の混合物又は溶融混練物にドライブレンドする方法や、押出機のホッパー中で定量フィーダーを使用して添加する方法、又はポリスチレン系樹脂をベースとするマスターバッチを作成し添加する方法等を用いることができる。
これらの化学発泡剤の添加量は、目的とする発泡倍率に応じて調整され、その量はその種類により異なるが、一般的には樹脂成分100重量部に対して0.1〜5.0重量部程度の割合であれば、配合できる。
発泡ガスを注入しながら押し出しを行う方法又は発泡ガスをあらかじめ含浸した樹脂を用いて押し出しを行う方法で使用される物理発泡剤として、常温(25℃)、常圧(1気圧)で気体のもの、例えば、窒素、炭酸ガス、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、ジメチルエーテル等が挙げられる。また、揮発性発泡剤としては、例えば、ジエチルエーテル、石油エーテル、アセトン、ペンタン、イソペンタン、ヘキサン、イソヘキサン、ヘプタン、イソヘプタン等の炭化水素化合物、クロロフルオロカーボン、メチルクロライド、メチレンクロライド等のハロゲン化炭化水素化合物、水等が挙げられる。これらは混合して使用してもよい。
本発明の積層シート全体の平均密度は、好ましくは0.7〜0.9kg/cmである。0.7kg/cm未満となると十分な剛性を得ることが困難となり、0.9kg/cmを超えると目的とする軽量化を達成することができない。
本発明の積層シートの発泡倍率は、第2層の厚さ、第1層及び第3層の厚さ、積層シート全体の平均密度等に連動して変化し、積層シート全体が未発泡とした場合の密度の値を、上記の平均密度で除することにより算出することができる。通常は1.1〜1.5倍、好ましくは1.2〜1.3倍である。1.1倍未満であると、軽量化が充分でない。一方、1.5倍を超えると機械的強度の低下や、気泡サイズのばらつきが大きくなり外観が劣る。
本発明の積層シートの第1層及び第3層は、第2層の表面を覆うものであり、特に厚くする必要はない。第1層又は第3層の厚さは、それぞれ、好ましくは150〜300μm、更に好ましくは180〜220μmである。第1層又は第3層の厚さが、例えば、100μmであると、薄すぎるためピンホール、ツヤムラ、肌あれ等の外観不良が発生しやすい。しかし、第1層又は第3層のうち、容器に収納される食品に接触する側の層は、食品衛生上、バージン原料(再生原料ではないもの)を使用することを要請されることがあり、300μmを超える厚さにすると高コストとなりやすい。また、軽量化が困難となる問題が発生する。
なお、第1層と第3層の厚さの比は1対1程度で良いが、第1層又は第3層のうち、ガスバリアのために容器内充填物と接する側の層を厚くする等、用途に応じて厚さの比率を変更してもよい。
本発明の積層シートの第2層の厚さは、好ましくは300〜600μm、更に好ましくは450〜550μmである。300μm未満であると深絞り成形容器としての充分な剛性を得ることができない場合がある。第2層の厚さは、例えば、700μmであると、深絞り容器に成形する際に、成形性が悪くなる場合がある。
本発明の積層シートの非発泡層の厚さの合計値と、発泡層の厚さの合計値との比は、一般的には0.4〜2.0程度であり、好ましくは0.5〜1.9、更に好ましくは0.7〜1.9である。0.4未満であると機械的強度が低下し、落下等で破損、変形しやすくなる。一方、2.0を超えると目的とする軽量化を達成し難くなる。
本発明の積層シート全体の厚さは、好ましくは600〜1200μmであり、更に好ましくは800〜1000μmである。600μm未満であると機械的強度、深絞り加工性に劣り、1200μmを超えると成形生産性に劣り、目的とする軽量化が達成できない。
本発明の積層シートの第1層、第2層、及び、第3層はそれぞれ別にフィルム(シート)とした後に接着層を介して積層しても良い。この場合、接着層は全体に影響を与えない程度の厚みであって、原料はポリスチレンでもそれ以外でも良い。また、本発明の積層シートは、共押出法でシートとして成形してもよく、この製法で容易に、かつ、安価に製造することができる。
本発明の積層シートを用いて、従来より使用されている、単発式又は連続式で、真空又は圧空成形機を用いて、成形容器を製造することができる。
本発明の深絞り成形容器は内部に食品が充填された後、例えば、ポリエチレンテレフタレート層/アルミニウム層/エチレン−酢酸ビニル共重合体層の積層蓋材フィルムにより、ヒートシールされて密閉できる。
以下に本発明を実施例により詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
第1層及び第3層のポリスチレン系非発泡樹脂の原料として、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)及び汎用ポリスチレン(GPPS)を様々な比率において配合し、グラフトゴム成分の質量%を11質量%から33質量%の範囲において調整した。いずれの樹脂にも白色顔料である酸化チタンを組成物全体の1.4重量%ずつ添加した。
第2層のポリスチレン系非発泡樹脂の原料として、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)及び汎用ポリスチレン(GPPS)を様々な比率において配合し、グラフトゴム成分の質量%を5質量%から19質量%の範囲において調整した。いずれの樹脂にも化学発泡剤を、実施例7においては、組成物全体の1.2重量%、実施例8においては0.6重量%、それ以外の実施例については全て、組成物全体の0.9重量%を添加した。
<実施例1〜12、比較例13〜19>
より具体的には、耐衝撃性ポリスチレン及び汎用ポリスチレンを配合し、ブレンダーにより混合し、「表1」に示す理論グラフトゴム成分量(質量%)の第1層(及び第3層)用の樹脂組成物と第2層の樹脂組成物とを得た。
2種3層共押出機によって、第1層〜第3層がそれぞれ「表1」に示す厚さとなるように、第1層と第3層との間に第2層が積層されている深絞り成形用積層シート1〜19を得た。詳細には、第1層及び第3層用に配合した樹脂組成物をシングル押出機(径65mm、L/D:32)に供給し、第2層用に配合した樹脂組成物もシングル押出機(径130mm、L/D:32)に供給し、それぞれの押出機から所定の温度で溶融樹脂を3種3層用フィードブロック式Tダイへ供給した。適正なリップクリアランスに調整されたダイにより3層シートを押し出し、3本ポリシングロールで圧延し、常温になるまで冷却し、総厚900μmの3層シートを成形してからロール状に巻取り、試験用積層シートとした。なお、発泡層の比重(発泡倍率)は、発泡剤の添加量とロール温度条件により調整した。
これら深絞り成形用積層シート1〜19を使用し、単発成形機(NKエンタープライズ製)により、開口部径50mm、底部径45mm、高さ55mmのカップ形状の試験用容器を成形した。
また、ポリスチレン非発泡単層シート(第1層のみ。厚さ900μm)を、評価試験における比較基準のための従来品として作製し、同様に深絞り成形して試験用容器を成形した。
積層シート及び試験用容器に関して下記の手順により各種評価を行い、これら結果から深絞り成形用積層シートとしての総合評価を行った。
(a)グラフトゴム成分量:原料となる耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)を、溶媒(トルエン)に常温溶解させた後、不溶分を分離し、乾燥後に秤量してグラフトゴム成分量を測定した結果に基づき、汎用ポリスチレンと耐衝撃性ポリスチレンとを、適宜、配合して、「表1」に示すゴム成分量のポリスチレン系発泡樹脂用組成物及びポリスチレン系非発泡樹脂組成物を調製した。グラフトゴムの質量%は、第1層(若しくは第3層)又は第2層の質量中のグラフトゴムの質量の百分率により求め、有効数字は2桁とし、小数点以下は四捨五入した。
(b)積層シートの厚さ:ダイヤルゲージを用いて、JIS K7130に準拠して測定した。
(c)各層の厚さ:積層シートを未使用のカミソリの刃(フェザー安全剃刀社製)を用いて任意の場所からシート表面に対して直角に切断した。切断によって生じた切断面をマイクロスコープ(株式会社キーエンス製、型式:VHX−2000)を使用して、100倍に拡大した切断面を観察し層の厚さを測定した。この測定は、シート幅をほぼ均等に5分割した部分の中央付近で5点、5分割した部分のそれぞれの流れ方向500mm間隔で3点、計15点で行い、この平均値を各層の厚さとした。
(d)積層シートの平均密度:各積層シートから大きさが50mm×50mmの試験片を、積層シートの幅方向でほぼ均等になるよう、切断刃で試験片を5個打ち抜いた。得られた試験片を、電子比重計(アルファミラージュ社製、型式:MDS−300)を用いて積層シートの比重を測定し、5個の試験片の平均比重を算出し、平均密度とした。
(e)軽量性:比較基準(従来品に相当する非発泡単層シート)の平均密度1.05kg/cmを基準として、その80%である0.84kg/cm以下を良(○)、0.85〜0.90kg/cmを可(△)として評価した。
(f)シートのデュポン衝撃強度:ASTM D2794に準拠し、0℃における50%破壊エネルギーを求めた。評価基準は、1.0J以上を良(○)とし、0.5J以上1.0J未満を可(△)とし、0.5J未満を不可(×)とした。
(g)容器座屈強度(剛性):JIS K 7181に準拠した方法で、圧縮試験機(インストロン社製)を使用して各種試験用成形容器の圧縮試験を行った。容器が潰れた時の破壊強度を測定した。
(h)充填容器落下衝撃試験:10個の試験用容器を用意して、水80gを入れ、70cm及び100cmから落下させた後、凹み変形及び破損の状態を目視確認した。凹み変形の評価基準は、10個とも変形なしを良(○)、1個以上変形ありを可(△)とした。破損の評価基準は、10個とも破損なしを良(○)、1個以上破損ありを不可(×)とした。そして、総合評価基準については、70cm及び100cmの各試験を併せて良(○)であるか、又は(△)が1個以下で残りは良(○)を総合評価として良(○)とし、可(△)が2個以上であるか、又は評価(×)が1個でもあるものを総合評価として不可(×)とした。
(i)容器変形衝撃評価:10個の試験用容器を用意してデュポン式落下衝撃試験機で測定した。平滑な鉄板の間に試験用容器を下向きにして設置し、鉄板の上からおもりを落下させ0.8Jの衝撃を加えた後、容器の状態を目視確認した。評価基準は、10個とも変形なしを良(○)、1個変形したを可(△)、2個以上変形したを不可(×)とした。
(j)容器割れ衝撃評価:10個の試験用容器を用意してデュポン式落下衝撃試験機で測定した。平滑な鉄板の間に試験用容器を下向きにして設置し、鉄板の上からおもりを落下させ1.2Jの衝撃を加えた後、容器の状態を目視確認した。評価基準は、10個とも割れなしを良(○)、1個以上割れ発生を不可(×)とした。
(k)容器成形性:試験用容器に関して、各部位の厚さの均等性、成形金型の形状再現性、打抜工程での打抜正確性、表面平滑性を目視観察で評価した。比較基準(従来品の試験用容器と比較して、全ての点で問題がないものを良(○)、いずれかに劣るものを不可(×)とした。
(l)ノッチ折れ性:積層シートを4連パック容器に成形した。比較基準(非発泡単層シートから成形した4連パック容器)と比較して、筋押によりノッチ部が破断する際に、筋押に沿って割れない等の不具合が発生せず、破断面にケバ立ちが生じないものを合格○とした。
(m)容器外観:試験用容器の表面を目視観察で評価した。従来品の試験用容器と比較して、表面に光沢があって滑らかな状態のものを良(○)、表面に光沢がないものを可(△)、光沢がなくザラツキ感や凹凸のあるものを不可(×)とした。
(n)総合評価:上記各評価を総合的に評価して、良(○)、可(△)、不可(×)を評価した。
第1層及び第3層のポリスチレン系非発泡樹脂のグラフトゴム成分が本発明の範囲内であると、シートのデュポン衝撃強度は優れており0.6J以上であった(実施例1〜12)。容器の耐衝撃性試験においても、水充填容器落下試験及び容器へのおもり落下試験で破損せず、変形例も非常に少なかった。ゴム成分を変化させた実施例2〜6から、ゴム成分が16〜27質量%で好ましく、中でも18〜21質量%で最も良い結果を得た。なお、容器の耐衝撃性評価においては、容器の機能上、破損、割れは致命的な欠点であるが、凹みなどの変形はある程度許容される欠点といえる。更に、商品の販売、使用前に加えられる衝撃に対しては変形しにくく耐衝撃性に優れることが求められる一方、使用後の使い捨て容器の廃棄においては、容器が潰れ易い、すなわち、変形しやすいことが求められる場合もある。
第1層及び第3層のグラフトゴム成分が本発明の範囲内である場合、第2層のグラフトゴム成分量に関しては、実施例1は第2層のグラフトゴム成分が7質量%であるが、第2層のグラフトゴム成分13質量%の実施例3と比較して座屈強度がやや上昇し、シートのデュポン衝撃強度にやや劣る以外は同じ結果であった。
また、実施例12は第2層のゴム成分が17質量%であるが、実施例3と比較して平均密度がやや上昇して軽量性にやや劣り、座屈強度がやや低下し、容器への衝撃試験における耐衝撃性(おもり落下による容器変形衝撃試験で10回試行して変形が1回)及び容器外観においてやや劣るものであった。
一方、第1層及び第3層のポリスチレン系非発泡樹脂のグラフトゴム成分が17質量%未満であると、シートのデュポン衝撃強度、水充填容器落下試験及び容器変形/割れ衝撃試験での耐衝撃性に劣り、容器成形性に劣る(比較例13,14)。
第1層及び第3層のグラフトゴム成分が27質量%を越えると、水充填容器落下試験、容器変形衝撃試験での耐衝撃性に劣る(比較例15,16)。
第2層のポリスチレン系発泡樹脂のグラフトゴム成分が7質量%未満であると、第1層及び第3層のグラフトゴム成分が本発明の範囲内であっても、シートのデュポン衝撃強度、容器割れ衝撃試験での耐衝撃性に劣る(比較例18)。
第2層のグラフトゴム成分が18質量%を越えると、第1層及び第3層のグラフトゴム成分が本発明の範囲内であっても、水充填容器落下試験、容器変形衝撃試験での耐衝撃性に劣り、容器外観も不良となる(比較例19)。
実施例9は第1層及び第3層のそれぞれの厚さが290μm及び300μm、第2層厚さが320μmであり、第1層及び第3層厚さ/第2層厚さ比が1.84であるが、厚さ比0.75の実施例4と比較して、座屈強度が上昇し、水充填容器落下試験における耐衝撃性においてやや優れていた。しかし、実施例4と比較して、平均密度がやや上昇して軽量性に劣っていた。
実施例10は第1層及び第3層のそれぞれの厚さが150μm、第2層の厚さが600μmであり、第1層及び第3層厚さ/第2層厚さ比が0.50であるが、実施例4と比較して、容器へのおもり落下試験における耐衝撃性及び容器外観においてやや劣るものであった。
実施例11は第1層及び第3層のそれぞれの厚さが150μm、第2層厚さが300μmであり、第1層及び第3層厚さ/第2層厚さ比が1.0で、シート全体の厚さは600μmとやや薄いものであり、実施例10と比較してシートのデュポン衝撃強度が劣っていたが、他の評価結果は同等であった。
第1層及び第3層のそれぞれの厚さが150μm未満であり、第2層の厚さが600μmを越えると、シートのデュポン衝撃強度と座屈強度が低下し、水充填容器落下試験、容器変形/割れ衝撃試験での耐衝撃性に劣り、外観にも劣る(比較例17)。
実施例7は発泡倍率を高めて平均密度を0.70kg/cmと低くしたが、実施例4と比較して、軽量性に優れ、容器変形衝撃試験での耐衝撃性にやや劣った。
実施例8は発泡倍率を低めて平均密度を0.90kg/cmと高くしたが、実施例4と比較して水充填容器落下試験における耐衝撃性において優れていた。実施例8は、実施例4と比較して軽量化に劣り、座屈強度が上昇しているが、使い捨て容器の廃棄で求められる潰れ易さを考えると、座屈強度が高すぎるのは好ましくない場合がある。
1:第1層
2:第2層
3:第3層

Claims (6)

  1. ポリスチレン系樹脂を含む層を3層以上備えた深絞り成形用積層シートにおいて、
    シートの一方の表面(第1の表面)からシートのもう一方の表面(第2の表面)までの間に、16〜27質量%のグラフトゴム成分を含んだポリスチレン系非発泡樹脂を含む層(非発泡層)が少なくとも二つあり、
    ポリスチレン系非発泡樹脂を含む少なくとも二つの層の間に、7〜18質量%のグラフトゴム成分を含むポリスチレン系発泡樹脂を含む層(発泡層)が少なくとも一つあり、
    該ポリスチレン系非発泡樹脂を含む層の全ての層の厚さの合計と、該ポリスチレン系発泡樹脂を含む層の全ての層の厚さの合計との比率が、0.4〜2.0であることを特徴とする深絞り成形用積層シート。
  2. 前記ポリスチレン系非発泡樹脂を含む層及びポリスチレン系発泡樹脂を含む層のいずれもが耐衝撃性ポリスチレン及び残余の汎用ポリスチレンから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の深絞り成形用積層シート。
  3. 前記ポリスチレン系非発泡樹脂を含む層(非発泡層)のそれぞれの厚さが150〜300μmであり、前記ポリスチレン系発泡樹脂を含む層(発泡層)のそれぞれの厚さが300〜600μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の深絞り成形用積層シート。
  4. シート全体の厚さが600〜1200μmであることを特徴とする請求項1〜いずれか一項に記載の深絞り成形用積層シート。
  5. シート全体の平均密度は0.7〜0.9kg/cmであることを特徴とする請求項1〜いずれか一項に記載の深絞り成形用積層シート。
  6. 請求項1〜5いずれか一項に記載の深絞り成形用積層シートにより構成されたことを特徴とする深絞り成形容器。
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