JP6805331B2 - 工作機械、工作機械システム、及び、工作機械の利用法 - Google Patents

工作機械、工作機械システム、及び、工作機械の利用法 Download PDF

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Description

本発明は、従動軸を中心として回転する可動の工具受容装置を有する工作機械、特に手動操作式の工作機械、好ましくはアンギュラ研削機に関し、この工具受容装置は工具装置を、特にインサート工具を、従動軸と工具回転軸が実質的に一致するように工作機械で保持するためにセットアップされており、工具受容装置は少なくとも1つの連行装置と、連行装置に対して相対的に可動のクランプ装置とを有しており、この連行装置は駆動力を工具装置へ伝達するためにこの従動軸に対して間隔をおいて配置された少なくとも1つのトルク伝達領域を有している。
特許文献1には、スピンドルヘッドを備えるハウジングと、その長軸を中心として駆動可能な工具スピンドルおよびクランプ装置と、取付部材とを有する動力駆動式の手動工具が開示されている。工具スピンドルは、駆動されるべき工具のための保持区域を備えた工具側の端部を有する。クランプ装置は、工具を取付部材によって工具スピンドルに固定可能であるクランプコンフィグレーションと、工具を取外し可能であるリリースコンフィグレーションとを有している。クランプ装置は同一方向への調節運動によって、クランプコンフィグレーションとリリースコンフィグレーションとの間で切換可能なように施工されている。
独国特許出願公開第102012007926号明細書
本発明の課題は、簡素な設計的方策によって手動工作機械を改良することにある。
この課題は、従動軸を中心として回転する可動の工具受容装置を有する工作機械、特に手動操作式の工作機械、好ましくはアンギュラ研削機によって解決され、この工具受容装置は工具装置を、特にインサート工具を、従動軸と工具回転軸が実質的に一致するように工作機械で保持するためにセットアップされており、工具受容装置は少なくとも1つの連行装置と、連行装置に対して相対的に可動のクランプ装置とを有しており、この連行装置は駆動力を工具装置へ伝達するためにこの従動軸に対して間隔をおいて配置された少なくとも1つのトルク伝達領域を有している。
本発明によると、連行装置とクランプ装置は、特に工具装置の材料厚み全体にわたって延びる工具装置の切欠きへ挿通係合するとともに、従動軸に対して実質的に半径方向へ可動のクランプ装置によって工具装置をクランプするために意図される。クランプ装置の運動軸は、特に旋回軸は従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びているのが好ましい。
以下においては、特に従動軸を中心として回転運動する工具受容装置を有する手動操作式の工作機械の例を主に用いて本発明を説明する。しかしながらこのような記述の限定は、このような工作機械の適用可能性の限定として理解されるべきものではない。「工具受容装置」という用語に代えて、以下においては−簡略化のために−「工具受容部」という用語も使用する。しかし、このことも限定として理解されるべきではない。
工作機械とは、1つまたは複数の駆動モータおよび場合により1つまたは複数の伝動装置ならびに(幾何学的な意味で理解されるべき従動軸を備えた)少なくとも1つの従動シャフトを有する装置である。従動シャフトに、直接的または間接的に工具受容装置が配置される。工具受容装置は、トルクが工具装置へ印加される1つのコンポーネントないし複数のコンポーネントであり、工具受容装置は工具装置を好ましくは特に手動操作式の工作機械において固定し、それにより工具装置が工具受容装置により固定されるだけでなく、その従動トルクで付勢される。従動トルクという概念、および従動を付して形成される諸概念は、工作機械から工具装置に伝達されるトルク、ないしはこれに対応する工作機械のコンポーネントを意味し、駆動トルクという概念は工具装置で受け止められるトルクを表す。工具装置は、加工されるべき工作物の研削加工、分離加工、またはその他の加工をするためのインサート工具として構成されていてよい。
手動操作式の工作機械は支持装置、特にグリップなどを有していて、これを用いて工作機械およびこれに取り付けられた工具を操作力により操作し、および/または保持することができる。典型的な場合、手動操作式の工作機械は電気式の駆動モータを備えているが、たとえば内燃機関を用いるこれ以外の設計型式や、液圧式または空気圧式に作動する工作機械も知られており、本発明の枠内で適用可能である。
工作機械として、たとえば出願DE102010042016やUS2062969Aに準ずるテーブル丸鋸のような据置型の工作機械だけでなく、たとえば出願DE3740200A1に準ずる手動丸鋸や、たとえば出願DE102014210915A1に準ずるアンギュラ研削機や、たとえば出願DE19616764A1に準ずる背負い可能な刈払機などの非据置型の工作機械も適している。別案として、手動操作式のエンジンソーも適している。非据置型の工作機械は手動操作式またはハンドヘルド式に施工されていてよい。本発明による工作機械は、アンギュラ研削機として構成されるのが好ましい。
本発明による工作機械は、特に高速回転をする用途のための工具装置を、工具を使うことなく受容ないしクランプすることを可能にし、それにより、好ましくは追加の特に取外し可能な固定部材、たとえば取付ねじなどが、工作機械の工具受容装置への工具装置の取付けのために必要となることがない。このように工作機械は、工具装置を特別に迅速かつ快適な仕方で工具受容装置と結合ないしクランプするために意図され、それにより、操作者はこのような種類の工作機械では特別に迅速な工具取替を行うことができる。また、それによってたとえばスパナやドライバーなどの追加工具の使用も、工具装置を工作機械と結合するために、または工作機械から外すために必要なくなる。
特にクランプ装置は、工具受容装置の回転速度が増すにつれて、クランプ装置に対して作用する遠心力によっていっそう高いクランプ力を工具装置に対して惹起することができ、それにより、工具装置に対して作用するクランプ力は回転速度が増すにつれて上昇していく。このことは、特に高速回転で回転駆動される工作機械で認めることができる。
「可動に」という概念は、特に可動に支承されること、および/または好ましくは回転軸を中心として旋回可能なように可動に支承されることを意味するものとする。
工具受容装置は工作機械と固定的に結合されていてよい。あるいは工具受容装置は従動シャフト、従動スピンドルなどに取外し可能に取り付けられていてもよい。
特にクランプ装置は少なくとも1つの、特に少なくとも2つのフック装置を有することができる。フック装置とは、回転可能、旋回可能、またはスライド可能な装置であって、工具装置にクランプ力作用を伝達するための少なくとも1つの作用面を有するものであると理解されるのが好ましい。
少なくとも2つのフック装置を有するクランプ装置の実施形態では、これらが相対的に可動に、特に旋回軸を中心として旋回可能に施工されていてよく、それにより、これらが従動軸の半径方向で可動なように施工される。フック装置は共通の運動軸、特に共通の旋回軸を有するのが好ましい。しかしながら、フック装置がそれぞれ異なる運動軸、特に少なくとも実質的に互いに平行に延びる旋回軸を有することも考えられる。クランプ装置の、特にフック装置の運動軸、特に旋回軸は、従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる平面に延びているのが好ましい。クランプ装置の運動軸、特に旋回軸は、クランプ装置回転軸を形成するのが好ましい。
少なくとも2つのフック装置は互いに対して相対的に可動に施工されていてよく、特に、旋回軸を中心として最大で50°、とりわけ最大で40°、好ましくは最大で30°、特別に好ましくは最大で20°の角度領域内で旋回可能に施工されていてよい。
クランプ装置ないし少なくとも2つのフック装置は、特に少なくとも2つの状態すなわち取付状態と解除状態をとることができる。
取付状態のとき、フック装置は半径方向で従動軸から離れるほうを向くように繰り出され、特に、それによりフック装置は互いに繰り出された状態で最大の半径方向長さを占める。取付状態のときにクランプ装置は、工具装置を従動軸の軸方向で形状接合式および/または摩擦接合式に保持するように意図されていてよい。取付状態のとき、フック装置は特に従動軸の半径方向へのフック装置の運動の結果として、ないしクランプ装置の運動軸を中心とする運動の結果として、工具装置と結合され、特に係合するのが好ましい。このとき工具装置はフック装置によって形状接合式および/または摩擦接合式に工作機械で受容可能に保持可能であってよい。取付状態のとき、工具装置は従動軸の軸方向で工具受容装置と形状接合式に結合される。連行装置は取付状態のとき従動軸の軸方向へクランプ装置に対して、特に保持装置に対して突出することができる。連行装置は取付状態のとき工具受容装置の軸方向長さを区切ることができる。
解除状態のとき、クランプ装置は、特に少なくとも2つのフック装置は、従動軸に対して半径方向に繰り込まれ、特に、それによりクランプ装置は、特に少なくとも2つのフック装置は、従動軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って少なくとも区域的に最大の半径方向長さを有し、この長さは工具装置の切欠きの最小の半径方向長さよりも小さい。クランプ装置は、特にフック装置は、解除状態のときに従動軸の軸方向へ連行装置に対して突出することができる。クランプ装置は、特にフック装置は、解除状態のときに工具受容装置の軸方向長さを区切ることができる。
クランプ装置の解除状態のとき工具装置の切欠きの最小の半径方向長さよりも小さいクランプ装置の、特に少なくとも2つのフック装置の最大の半径方向長さは、従動軸の軸方向へ突出ないしは自由に突き出して工具装置の切欠きで包囲可能なように施工されるためにセットアップされた工具受容装置の領域でクランプ装置の軸方向区域に配置されるのが好ましい。クランプ装置の最大の半径方向長さが配置される軸方向区域は、従動軸の軸方向へ突出しない、または工具装置もしくは工作機械によって1つの平面で360°だけ包囲されるのでない、もしくは包囲可能ではない、クランプ装置の軸方向区域によって形成されるのではないのが好ましい。クランプ装置、特に少なくとも2つのフック装置が「突出している」として理解することができるのは、クランプ装置が、工具装置の運動を取付状態および/または解除状態のときに従動軸の軸方向で区切る、工具装置を軸方向で装着するための装着領域に対して突出し、ないしは張り出しているときである。この軸方向区域は、解除状態のときに連行装置に対して突出する、クランプ装置の軸方向の段部であると見なすことができる。
クランプ装置が解除状態にあるとき、工具装置を少なくとも1つまたは少なくとも2つのステップで工具受容装置へ装着することができる。
工具受容装置は、第1の装着領域と第2の装着領域を有することができる。第1の装着領域は、連行装置の軸方向長さを区切ることができる。第1の装着領域は、工具受容装置の軸方向長さを取付状態のときに区切ることができる。第2の装着領域は、第1の装着領域を、特に360°の平面で取り囲む。これらの装着領域は、従動軸の少なくとも実質的に半径方向に、および従動軸を中心とする円周方向に延びる。第1の装着領域ないし第2の装着領域は、第1ないし第2の、特に平坦な装着面を有することができる。第1の装着面は第2の装着面に対して従動軸の軸方向で間隔をおくとともに、特に平行に配置される。これらの装着面は、少なくとも1つのトルク伝達領域を区切る。装着面は工具受容装置から離れるほうを向く。
ただ1つのステップでの工具装置の装着プロセスの場合、工具装置の接合装置の切欠きが、この切欠きを区切る区切り輪郭を有することができ、この区切り輪郭は、クランプ装置および連行装置の外側輪郭と一直線上に並び、それにより、従動軸の軸方向への工具装置の装着を、特に1回のステップで行うことができる。このとき工具装置はクランプ装置の上に、特にフック装置の上に載置することができる。工具装置に対して従動軸の軸方向に操作力が印加されることで、工具装置はクランプ装置を、特にフック装置を、解除状態から操作状態へと移動させることができる。それにより工具装置を、工具受容装置によって受容することができる。取付状態にあるとき、工具装置は第2の装着領域の上に載置することができる。取付状態にあるとき、工具装置は従動軸の軸方向で工具受容装置の上に、特に連行装置の上に、特に工具受容装置の第2の載置面の上に載置される。
少なくとも2つのステップでの工具装置の装着プロセスの場合、第1の装着ステップで、工具装置の接合装置の切欠きが、この切欠きを区切る区切り輪郭を有することができ、この区切り輪郭は、工具受容装置への工具装置の第1の装着のときに従動軸を中心として特に回動されてアライメントされ、それにより区切り輪郭が、クランプ装置および連行装置の外側輪郭と一直線上に並ばないようにされる。このとき工具装置は従動軸の軸方向で連行装置の上に載り、クランプ装置によって半径方向へ予備センタリングないし概略センタリングされる。このとき工具装置は第1の装着領域の上に載置される。接合装置は、特にトルク伝達領域が形状接合式に係合するまで、従動軸を中心として回転可能に施工されているのが好ましい。
工具装置は、特に切欠きの区切り輪郭がクランプ装置および連行装置の外側輪郭と一直線上に並ぶまで、従動軸を中心として回転させることができる。
第1の装着ステップに後続する第2の装着ステップで、工具装置を従動軸の軸方向へ連行装置に沿って案内することができ、それにより、工具装置の切欠きがクランプ装置および連行装置を少なくとも部分的に、特に全面的に包囲するのが好ましい。それにより工具装置を精密センタリングすることができ、それによって工具装置を工具受容装置に対して、特に連行装置および/またはクランプ装置に対して、従動軸を中心として回転不能なように工具受容装置に配置可能である。工具装置はクランプ装置の上に載置することができる。第1の装着ステップに準じて、引き続き工具装置が軸方向の操作力によって付勢されて、クランプ装置を、特にフック装置を、解除状態から操作状態へと移動させる。このとき工具装置は第2の装着領域の上に載り、特に取付状態を形成することができる。
工具装置は、クランプ装置によるクランプのために意図される位置で、特に第1および/または第2の装着領域の上に装着されるのが好ましい。
「従動軸」および「工具回転軸」という概念は、特に、工作機械の工具受容装置および/もしくは従動シャフトの仮想的な幾何学的な回転軸を表し、または、工具受容装置に配置されて特に固定された状態にある工具装置の仮想的な回転軸を表す。
連行装置のトルク伝達領域は、それぞれ多数の表面点を有する、従動軸に対して間隔をおいて配置された少なくとも1つの従動面を有している。「従動面」という概念は、少なくとも工具装置が取付状態にあるとき少なくとも部分的に工具装置と間接的または直接的に接触して、従動トルクを工具装置へ伝達する面を表す。「表面点」という概念は、特にこのような従動面の上面にある点を定義し、幾何学的に理解すべきものである。
トルク伝達領域は工作機械の駆動トルクを、工具装置がクランプ装置に配置された状態にあるとき、特に固定された状態にあるとき、工具装置へ伝達するために意図される。逆にトルク伝達領域はトルクを、特に工具運動が制動されたときに生じるブレーキトルクを、工具装置から工作機械へ伝達するために意図されていてもよい。
従属請求項は、本発明による工作機械の別の好都合な発展例を記載している。
工具受容装置は、クランプ装置を受容するために意図される軸方向の開口部を有するのが好都合であり得る。この開口部は1つの平面で、特に半径方向平面で、360°だけ従動軸および/またはクランプ装置を取り囲む。半径方向平面とは、従動軸に対して半径方向に延びる平面を意味するものとする。工具受容装置は工作機械の従動シャフトに少なくとも部分的に配置され、特に、中空シャフトとして構成される工作機械の従動シャフトの内側領域に少なくとも部分的に配置されるのが好ましい。開口部は、工作機械のハウジングにある切欠きとして構成されていてよい。クランプ装置は軸方向で開口部に対して突出することができる。開口部は少なくとも区域的に第2の装着領域によって区切られていてよい。開口部はクランプ装置を従動軸を中心として回転不能に受容ないし支承することができる。開口部は半径方向平面で長尺状に施工されていてよい。それにより、工具受容装置が特別にコンパクトに施工され得る。
さらに、連行装置は少なくとも1つの、特に案内ジョーとしての役目を果たす連行ジョーによって構成されるのが好都合であり得る。特に連行装置は、開口部を少なくとも区域的に従動軸の半径方向で区切ることができ、および/または少なくとも部分的に開口部に配置されていてよい。連行装置は、特に解除状態から取付状態へ、またはこれと逆に運動するときに、特に少なくとも部分的な半径方向への運動のときに、工具受容装置のクランプ装置を案内するために意図されていてよいのが好ましい。運動とは、特に相対運動を意味するものとする。開口部は実質的に長方形であってよい。案内ジョーとしての役目を果たす少なくとも1つの連行ジョーは、開口部を長方形の開口部の主要長さに沿って半径方向で区切ることができるのが好ましい。開口部は従動軸を1つの平面で360°だけ包囲する。開口部は、従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、連行装置の少なくとも2つの連行ジョーの間に配置されるのが好ましい。連行ジョーは、従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って開口部を区切るのが好ましい。クランプ装置は、従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、連行装置の少なくとも2つの連行ジョーの間に少なくとも部分的に配置されるのが好ましい。
それにより、連行装置はクランプ装置の案内という追加の機能を果たすことができ、それによって工具受容装置のコンパクトな施工が保証される。
「のほうを向く/離れるほうを向く」という概念は、ここでの関連では、基準点または基準面または基準装置に対して接線方向平面で垂直に延びるベクトルを表す法線の、空間内での、たとえば三次元の座標系での、向きないしアライメントを意味するものとする。
さらに、連行装置は互いに平行に間隔をおいて配置される少なくとも2つの連行ジョーを有するのが好都合であり得る。連行ジョーは、従動シャフトと回転不能に結合されるのが好ましい。連行ジョーは、従動軸を中心として、特に従動シャフトとともに回転するように駆動可能であるのが好ましい。
両方の連行ジョーは従動軸を中心として均等に配分されて、特に対称に、たとえば回転対称に配置されていてよいのが好ましい。連行ジョーは互いに相対的に、従動軸の上に配置される点に対して点対称に構成されるのが好ましい。それにより、作用する力をいっそう良好に配分することができる。しかしながら連行ジョーが、従動軸の上に配置される少なくとも1つの点に関して非対称に構成され、または、連行ジョーが従動軸を含む少なくとも1つの平面に対して鏡像対称に構成されることなども考えられる。
クランプ装置は、軸方向の力作用を工具装置に伝達するための少なくとも1つのクランプ面を有するのが好都合であり得る。クランプ面は、クランプ装置が取付状態にあるときに工具装置を、特に形状接合式および/または摩擦接合式の結合の結果として、少なくとも軸方向で工具受容装置に固定するために意図されるのが好ましい。クランプ面は、クランプ装置が取付状態にあるとき、従動軸と少なくとも実質的に平行に延びる方向に沿って作用する固定力を工具装置に対して及ぼすために意図されるのが好ましい。クランプ面は平坦に構成されていてよい。クランプ面は、少なくとも部分領域で湾曲して構成されていてよい。
さらに工具受容装置は、工具装置を軸方向で支持するために意図される、平坦な、特に従動軸に対して直交するように延びる載置面を有することが提案される。工具装置は、特に工具装置の少なくとも1つの当接面をもって、少なくとも工具装置が工具受容装置に配置された状態のときに載置面に当接するのが好ましい。工具装置は、取付状態のときに載置面に当接することができる。工具装置はクランプ装置によって、特にクランプ装置が取付状態にあるときに、載置面に対して圧着可能であるのが好ましい。さらに工具受容装置は、従動軸の半径方向でクランプ装置に対して、特にクランプ装置のクランプ面に対して間隔をおいて配置される平坦な載置面を有するのが好都合であり得る。特に載置面は、従動軸に対して実質的に直交するように延びることができる。載置面は、第2の装着領域の第2の装着面を形成することができる。それにより、工具受容装置の上および/または表面での工具装置の平坦な載置を実現することができ、それにより、工具装置の要求される平面許容差を遵守しながら、工具受容部を工作機械とともに相応に確実に作動させることができる。それにより、工具受容装置に対する工具装置の特別に高い角度正確性を実現することができ、それに伴い、工具装置の振動や許容されない揺動を、工作機械とともに工具装置が作動するときに低減することができる。
載置面は工具受容装置の開口部を従動軸の半径方向で少なくとも区域的に区切ることができる。開口部には、工具受容装置の少なくとも1つのシール部材が配置されるのが好ましい。このシール部材は、中空シャフトとして構成される従動シャフトの、開口部を区切る内壁に密閉式に当接し、ならびに連行装置および/またはクランプ装置に密閉式に当接するために意図されるのが好ましい。シール部材は、開口部を通して工具受容装置の中への、特に中空シャフトとして構成される従動シャフトの中への、汚れの侵入を少なくともほぼ回避するために意図されるのが好ましい。シール部材は、工具受容装置を、特に連行装置および/またはクランプ装置を、円周方向に沿って少なくとも部分的に、特に全面的に取り囲むのが好ましい。円周方向は、従動軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面に延びているのが好ましい。
さらに連行装置は、従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、クランプ装置が取付状態にあるときに従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿ったクランプ装置の最大の半径方向長さよりも大きい最大の半径方向長さを有するのが好都合であり得る。連行装置の最大の半径方向長さは直径として構成されるのが好ましい。連行装置の最大の半径方向長さは特に35mmよりも小さい値、好ましくは30mmよりも小さい値、特別に好ましくは特に製造公差を除いた精度で約29mmの値を有するのが好ましい。取付状態のときのクランプ装置の最大の半径方向長さは、従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って延びるのが好ましく、特に34mmよりも小さい値、好ましくは29mmよりも小さい値、特別に好ましくは特に製造公差を除いた精度で28.5mmの値を有する。クランプ装置が取付状態にあるときのクランプ装置の最大の半径方向長さは、従動軸を中心とする円の28.5mmの最大直径の範囲内に配置されるのが好ましく、または28.5mmの値を有するのが好ましい。特にクランプ装置は、クランプ装置を、特に少なくとも1つのフック装置を、従動軸の半径方向で少なくとも区域的に区切る円周面を有することができる。クランプ装置の円周面は、解除状態のとき、従動軸に対する軸方向へ連行装置に対して突出することができる。クランプ装置の円周面は解除状態のときに従動軸に対して角度をなしていてよく、それにより従動軸に対する円周面の間隔が、工具受容装置ないし工作機械から離れていく従動軸の軸方向で減少していくように、ないしは円錐状に延びるようになっている。それにより工具装置を工具受容装置への装着プロセスのときに予備センタリングして、工具装置を特別に好ましく工作機械に装着することができる。クランプ装置の円周面は従動軸に対して解除状態のときに5°よりも大きい、特に10°よりも大きい、とりわけ15°よりも大きい、好ましくは20°よりも大きい、特別に好ましくは25°よりも大きい、および/または60°よりも小さい、特に50°よりも小さい、とりわけ40°よりも小さい、好ましくは35°よりも小さい、特別に好ましくは30°よりも小さい角度を形成することができる。クランプ装置の円周面は従動軸に対して、取付状態のときに平行に配置されていてよい。特に連行装置の最大の半径方向長さは、従動軸に対するクランプ装置の最大の半径方向長さよりも大きくなっていてよい。連行装置の最大の半径方向長さは、従動軸の半径方向で、連行区切り円によって区切られるのが好ましい。クランプ装置の最大の半径方向長さは、従動軸の半径方向でクランプ区切り円によって区切られるのが好ましい。連行区切り円は、クランプ区切り円の最大直径よりも大きい、特に最大5%だけ、とりわけ最大3%だけ、好ましくは最大1%だけ大きい最大直径を有するのが好ましい。これらの円は少なくとも1つの状態のとき、特に受動軸を中心として同心的に作成される。それにより、工具装置を有する工作機械の作動時に、たとえば工具受容装置が加工されるべき工作物と衝突した場合に、クランプ装置を特別に好ましい仕方で損傷から防護することができる。
工具装置は連行装置の29mmの最大直径にわたってセンタリングされるのが好ましく、それは、工具装置の切欠きが好ましくは少なくとも区域的に、特に製造公差を除いた精度で29mmの最大直径にほぼ相当していることによってであり、それにより厳密な公差が実現されて、良好な同心性が保証される。
さらに、クランプ装置は連行装置に対して工具受容装置の解除状態のときに従動軸の軸方向で、工作機械から離れるほうを向く方向へ突出するのが好都合であり得る。特にクランプ装置は連行装置に対して工具受容装置の、特にクランプ装置の解除状態のときに従動軸の軸方向で、工作機械から離れるほうを向く方向へ、工具受容装置の、特にクランプ装置の取付状態のときよりも大きく突出する。工具受容装置は、特にクランプ装置は、工具受容装置の、特にクランプ装置の解除状態のときに少なくとも実質的に円錐状に施工されていてよく、または、クランプ装置を少なくとも部分的に包囲もしくは区切る円錐状の包絡線の内部に配置されていてよいのが好ましく、特に、それにより工具装置は装着プロセスのとき従動軸の軸方向でまずクランプ装置によって概略センタリングされ、次いで連行装置によって精密センタリングされる。解除状態のときのクランプ装置の最大の半径方向長さは、特に軸方向に沿って見たとき、少なくとも区域的に22mmの値に相当することができ、特に従動軸を中心として延びる円の22mmの直径に相当することができ、それによりインサート工具を予備センタリングすることができる。それにより、工具装置を装着プロセスのとき従動軸の軸方向で工具受容装置の連行装置の上に載置することができ、従動軸の軸方向に突出するクランプ装置によって半径方向で予備センタリングないし概略センタリングすることができる。センタリングとは、特に、従動軸を中心とする円周方向でのセンタリングを意味するものとする。
さらに、連行装置のトルク伝達領域は特に直線状または湾曲した従動エッジおよび/または特に平坦または湾曲した従動面を有するのが好都合であり得る。それにより、従動面および/または従動エッジは工具装置のトルク受容領域に特別に好ましい仕方で、特に点接触の形態で、好ましくは線接触の形態で、好ましくは面接触の形態で接触する。従動面は従動軸を中心として円周方向に向いていてよく、特にアライメントされていてよい。
さらに、少なくとも1つのトルク伝達領域は、特に従動面および/または従動エッジは、工作機械の作動時の工具受容装置の回転方向と反対向きに角度をなしているのが好都合であり得る。従動面および/または従動エッジは、特に従動軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面で、従動軸ならびに従動面および/または従動エッジと少なくとも1つの点で交わる直線とともに、特に半径方向とともに、特に80°よりも小さい、好ましくは60°よりも小さい、特別に好ましくは45°よりも小さい角度をなすのが好ましい。それにより、工作物との衝突に基づいて生じる損傷を減らすことができる。
さらに連行装置は、特に従動軸を含む平面に関して互いに離れるほうを向き、実質的に互いに平行である、従動エッジおよび/または従動面をそれぞれ備える少なくとも2つのトルク伝達領域を有するのが好都合であり得る。従動エッジおよび/または従動面をそれぞれ備えるトルク伝達領域は、従動軸を中心として延びる円周方向に沿って互いに相対的に間隔をおいて配置されるのが好ましく、特に、それぞれのトルク伝達領域の間の、特にトルク伝達領域の従動エッジおよび/または従動面の間の、円周方向に沿った最小の間隔は特にクランプ区切り円の円周全体の10%よりも大きく、好ましくは20%よりも大きく、特別に好ましくは60%よりも小さい。
さらに、従動エッジおよび/または従動面は、従動軸の軸方向および半径方向を通って広がる平面に対して、従動軸を中心とする円周方向で、および/または半径軸を形成する従動軸の半径方向を中心とする円周方向で角度をなしており、特に最大で50°だけ、とりわけ最大で40°だけ、好ましくは最大で30°だけ、特別に好ましくは最大で25°だけ角度をなしていることが提案される。従動エッジおよび/または従動面は、従動軸を通って、および従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向に広がる平面とともに、特に50°よりも小さく、とりわけ40°よりも小さく、好ましくは30°よりも小さく、特別に好ましくは15°よりも大きい角度をなすのが好ましい。従動面および/または従動エッジが、従動軸を通って、および従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向に広がる平面に対して相対的に折曲して配置される場合、従動軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿った従動面および/または従動エッジの最大長さを、従動面そのものの最大の横方向長さを減らすことなく最小化することができ、それにより、連行装置の長さが特別にコンパクトに施工されていてよくなる。従動軸の円周方向を中心として従動面が角度をなしている場合、従動面および/または従動エッジの半径方向長さを、従動面の長さを減らすことなく最小化することができ、それにより連行装置の長さが特別にコンパクトに施工されていてよくなる。半径方向軸を形成する従動軸の半径方向を中心として従動面が角度をなしている場合、工具装置を特別に簡単な仕方で軸方向に工具受容装置へ装着することができ、それにより、従動面の最大長さは従動軸の軸方向で工作機械に向かって増していくように施工される。
従動面は、工作機械が作動するときの工具受容装置の回転方向と反対向きに角度をなしていてよい。従動面は、従動軸を中心として延びる円周方向に対して相対的に傾いているのが好ましい。特に従動面は、それぞれ円周方向とともに90°とは異なる角度を形成する。
工具受容装置は、特にクランプ装置は操作装置を有するのが好都合であり得、この操作装置は、操作装置が操作力によって軸方向に操作されたとき、工具装置を工具受容装置から取外し可能である解除状態から、工具装置が工具受容装置と固定される取付状態へとクランプ装置を移行させるために意図される。
操作装置は工具装置によって操作することができ、それは、工具装置が操作力により付勢されて、工具装置が工具軸ないし従動軸の軸方向で操作力をクランプ装置に対して及ぼし、それによりクランプ装置を解除状態から取付状態へと移すことによる。
クランプ装置はクランプ切欠きを有するのが好ましい。
さらにクランプ装置は、工具装置を取付状態のとき少なくとも駆動軸の軸方向でクランプし、解除状態のときにリリースするために意図される、少なくとも1つの半径方向のクランプ切欠きを備えた少なくとも1つのフック装置を有するのが好都合であり得る。クランプ切欠きは、工具装置を少なくとも部分的に受容するために意図されていてよい。クランプ切欠きは、工具装置を解除状態のとき少なくとも部分的に受容するために意図されていてよい。クランプ切欠きは、工具装置を取付状態のときに受容して工具受容装置で保持するために意図されていてよい。クランプ切欠きは、解除状態のとき軸方向で従動軸に沿って少なくとも部分的に連行装置に対して突出ないし突き出すことができる。クランプ切欠きは解除状態のとき連行装置に対して、工具装置の接合装置がクランプ切欠きによって受容されるように突出することができる。クランプ切欠きは解除状態のとき従動軸に対して、工具装置の接合装置を少なくとも部分的にクランプ切欠きの中で、特に従動軸に対して半径方向で形状接合式に、受容可能であるように角度をなしていてよい。クランプ切欠きは円周切欠きとして構成されていてよい。クランプ切欠きは、クランプ切欠きが解除状態のとき少なくとも部分的に従動軸の軸方向で開いて、工具装置を、特に工具装置の接合装置を受容するように構成されていてよい。
特にクランプ装置は、少なくとも1つの半径方向のクランプ切欠きをそれぞれ備えた少なくとも2つのフック装置を有することができる。クランプ切欠きは取付状態のとき実質的に従動軸の半径方向に延びることができる。工具装置は、少なくとも工具装置がクランプ装置によって工具受容装置に取り付けられた状態にあるとき、クランプ切欠きに少なくとも部分的に係合するのが好ましい。それにより、取付状態のとき工作機械と工具装置との形状接合式の結合を特別に簡単な仕方で提供することができる。特にクランプ装置は、取付状態のとき工具装置へ、特に工具装置の接合装置へ、軸方向の力作用を伝達するための少なくとも1つのクランプ面を有することができる。クランプ面は工具装置と少なくとも区域的に点接触の形態で、好ましくは線接触の形態で、特別に好ましくは面接触の形態で接触するのが好ましい。このときクランプ面は平坦であってよく、または特に少なくとも区域的に湾曲していてよい。
点接触、線接触、または面接触を形成する接触領域は、トルク伝達領域/トルク受容領域の形状と種類、およびこれらの協同作用に依存して決まる。点状の接触領域の場合、この接触領域は円形または楕円形の広がりを有する。点状の接触領域は、工具装置の製造時の公差によって引き起こされる可能性がある、工作機械に対する工具装置の不正確な位置決めに対して特別に影響を受けにくい。
線状の接触領域の場合、この接触領域は接触線に沿って大きい長さを有するとともに、これに対して横向きに小さい長さを有する。線状の接触領域は、点状の接触領域に比べて広い接触領域を提供し、工作機械から工具装置へいっそう高い駆動力を伝達することができる。面状の接触領域は、線状の接触領域に比べて広い接触領域を提供し、特に広い接触面積を提供し、したがって、工作機械から工具装置へいっそう高い駆動力を伝達することができる。点状の接触に比べて線状および面状の接触は、トルク伝達領域/トルク受容領域の製作のときだけでなく、工作機械への工具装置の位置決めのときにも高い精度を必要とする。トルク伝達領域/トルク受容領域は、有意な駆動力が伝達されるときに初めて、たとえば公称出力で工作機械が作動するときに、面状または線状の接触が生じるように相互に調整されていてよい。
クランプ面は平坦または湾曲していてよい。クランプ面は実質的に半径方向のクランプ切欠きに構成されていてよい。クランプ切欠きは、特にクランプ窪みまたはクランプ凹部として構成されていてよい。クランプ面は、実質的に従動軸の半径方向に延びている。クランプ面は工作機械のほうを向いていてよい。クランプ面は、工具受容装置が取付状態にあるとき、従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に向いていてよい。
さらにクランプ装置は、特にクランプ装置の少なくとも1つのフック装置は、特に従動軸に対して実質的に直交するように配置されるクランプ装置回転軸を中心として旋回可能に支承され、それにより、従動軸に対して角度をなすクランプ装置の、特にクランプ装置のクランプ面の旋回角に依存して、接合装置の厚みが異なる工具装置をクランプ装置によって挟み込み可能であるようになっているのが好都合であり得る。それにより、適用分野や工具装置に関する要求事項に応じて軸方向の厚みないし材料厚みがさまざまに異なるように構成され得る接合装置を備える工具装置でも受容することができる。
さらに連行装置は、工具装置が工具受容装置に配置された状態のとき工具装置の工具組付コーディング要素と協同作用するために意図される少なくとも1つの組付コーディング要素を含むことが提案される。連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、工具受容装置の、特に載置面の表面または上への工具装置の配置または装着をコーディングするために意図されるのが好ましい。連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、工具受容装置の、特に載置面の表面または上への工具装置の配置または装着を、鍵と鍵穴の原理に基づいてコーティングするために意図されるのが好ましい。連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、連行装置と、特に連行装置の連行ジョーと一体的に構成されるのが好ましい。しかしながら、連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素が連行装置と、特に連行ジョーと別個に構成されていて、当業者に有意義と思われる結合によって連行装置に、特に連行ジョーに固定されることも考えられる。組付コーディング要素は機械式の組付コーディング要素として、たとえば切欠き、延長部、溝、ウェブなどとして構成されるのが好ましい。しかしながら、組付コーディング要素が電子式の組付コーディング要素として、たとえばRFIDチップ、NFCチップ、無線波評価機器、電子式の読取機器(バーコードリーダー、データマトリクスコードリーダーなど)などとして構成され、または、組付コーディング要素が機械式、電子式の組付コーディング要素の組み合わせとして構成されることも考えられる。工具装置の工具組付コーディング要素は、連行装置の組付コーディング要素に対応するように構成されるのが好ましい。機械式の組付コーディング要素としての組付コーディング要素の実施形態では、工具組付コーディング要素も同じく機械式の工具組付コーディング要素として、たとえば切欠き、延長部、溝、ウェブなどとして構成される。電子式の組付コーディング要素としての組付コーディング要素の実施形態では、工具組付コーディング要素も同じく電子式の工具組付コーディング要素として、たとえばRFIDチップ、NFCチップ、無線波評価機器、電子式の読取機器(バーコードリーダー、データマトリクスコードリーダーなど)などとして構成される。当業者に有意義と思われる、組付コーディング要素および工具組付コーディング要素のその他の対応する実施形態も同じく考えられる。工具受容装置は多数の、特に少なくとも2つの、好ましくは少なくとも3つの、きわめて好ましくは少なくとも4つの組付コーディング要素を含むのが好ましい。工具装置は、工具受容装置の組付コーディング要素の数に依存して、これと同じ個数を含むのが好ましい。しかしながら工具装置が、工具受容装置の組付コーディング要素の数と相違する、特にこれよりも多い数の工具組付コーディング要素を有することも考えられる。連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素はアキシャルコーディング要素として、特に従動軸と少なくとも実質的に平行に延びる方向に沿って作用するアキシャルコーディング要素として構成されるのが好ましい。連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、連行装置への工具装置の軸方向の装着手段をコーディングするために意図されるのが好ましい。本発明に基づく実施形態により、工具受容装置への工具装置の誤った組付けをほぼ回避できるという利点がある。工作機械の安全な動作にとって不適当な工具装置の、工具受容装置への配置に対処することができるという利点がある。たとえば最大回転数の低い工作機械について意図される工具装置の、最大回転数の高い工作機械への配置に対処することができるという利点がある。
さらに、連行装置の組付コーディング要素は連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置されることが提案される。連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置される組付コーディング要素は、延長部として構成されるのが好ましい。延長部として構成される連行装置の組付コーディング要素は、特に従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、従動軸から離れるほうを向くアライメントを有する主アライメントを有するのが好ましい。しかしながら、連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置された組付コーディング要素が、当業者に有意義と思われるその他の構成を有することも考えられる。連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置される組付コーディング要素は、少なくとも1つの連行ジョーの、特に従動軸と反対を向くほうの外面に配置されるのが好ましい。連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置される組付コーディング要素は、少なくとも1つの連行ジョーの、従動軸と少なくとも実質的に平行に延びる外面に配置されるのが好ましい。その代替または追加として、工具受容装置は、工具受容装置の載置面に配置された少なくとも1つの組付コーディング要素を含んでいることも考えられる。工具受容装置の載置面に配置される組付コーディング要素は、機械式または電子式の組付コーディング要素として構成されていてよい。本発明に基づく構成により、工具受容装置の表面への、特に上への不適当な工具装置の配置を、特に装着をほぼ確実に回避できるという利点がある。組付コーディングの設計的に簡素な構成を可能にすることができる。
さらに連行装置の組付コーディング要素は、少なくとも1つの連行ジョーの内側円周面に隣接して配置されることが提案される。連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置される組付コーディング要素は、内側円周面に直接的に隣接して配置されるのが好ましい。その代替または追加として、連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置される組付コーディング要素は、少なくとも1つの連行ジョーの外側円周面に配置されることが考えられる。連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置される組付コーディング要素の表面が、少なくとも1つの連行ジョーの内側円周面または外側円周面の一部を形成するのが好ましい。本発明に基づく構成により、組付コーディングの設計的に簡素な構成を可能にすることができる。工具受容装置の表面への、特に上への不適当な工具装置の配置、特に装着をほぼ確実に回避できるという利点がある。
さらにクランプ装置は、特にクランプ装置の少なくとも1つのフック装置は、少なくとも1つの組付コーディング要素を含んでいることが提案される。クランプ装置は多数の、特に少なくとも2つの組付コーディング要素を含むのが好ましい。しかしながら、クランプ装置がフック装置に配置された1つおよび2つとは相違する数の組付コーディング要素を有することも考えられる。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、工具受容装置への工具装置の取付けをコーディングするために意図される固定コーディング要素を形成するのが好ましい。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、工具受容装置への工具装置の取付けを鍵と鍵穴の原理に基づいてコーディングするために意図されるのが好ましい。クランプ装置の組付コーディング要素は、工具装置に対応する組付コーディング要素が存在しないときに、工具受容装置への、特に載置面への、クランプ装置による工具装置の取付けを少なくともほぼ回避もしくは阻止するために意図されるのが好ましい。工具装置に対応する組付コーディング要素が存在するとき、工具装置の対応する組付コーディング要素とクランプ装置の組付コーディング要素との協同作用によるコーディング許可の結果として、取付けが可能になるのが好ましい。工具受容装置は、連行装置の少なくとも1つまたは複数の組付コーディング要素だけを、またはクランプ装置の少なくとも1つまたは複数の組付コーディング要素だけを有することが考えられる。連行装置の1つまたは複数の組付コーディング要素、またはクランプ装置の1つまたは複数の組付コーディング要素の代替または追加として、工具受容装置への工具装置の配置のコーディングを可能にするさらに別のコーディング要素、たとえば工具受容装置への工具装置の配置の結果として工具装置の配置を許可するために可動である少なくとも1つのコーディング要素、たとえば工具装置にある切欠きに係合する少なくとも1つの追加の工具受容装置のスタティックなコーディング要素、好ましくは適切な工具装置の正しい配置後にたとえば工作機械の使用開始をリリースする、工具装置のコーディング切欠きの中へ可動である少なくとも1つの可動に支承された追加のコーディング要素、あるいは当業者に有意義と思われるその他のコーディング要素を工具受容装置が有することも考えられる。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素はラジアルコーディング要素として、特に従動軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って作用するラジアルコーディング要素として構成されるのが好ましい。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、工具受容装置への工具装置の取付けのためにクランプ装置の半径方向に作用する取付けをコーディングするために意図されるのが好ましい。本発明に基づく構成により、クランプ装置による工具装置の取付けをコーディングすることができるという利点がある。たとえば、クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素と対応する部材から切り離されて構成された工具装置の構成が不適当である場合には、固定手段をロックすることができる。工具受容装置への不適当な工具装置の取付けに確実に対処することができる。
さらに、クランプ装置の組付コーディング要素はフックジョーに、特にフックジョーのクランプ切欠きに配置されることが提案される。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、フックジョーと一体的に構成されるのが好ましい。しかしながら、クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素がフックジョーと別個に構成されていて、当業者に有意義と思われる結合によってフックジョーに固定されることも考えられる。クランプ装置の組付コーディング要素はクランプ装置のクランプ面に、特にクランプ切欠きを少なくとも部分的に区切るクランプ面に直接的に隣接して配置されるのが好ましい。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は延長部として構成されるのが好ましい。しかしながら、クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素が、当業者に有意義と思われるその他の構成を有することも考えられる。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、フックジョーの中心平面に対して、特に対称平面に対して、対称または非対称にフックジョーに配置されていてよい。フックジョーの中心平面、特に対称平面は、従動軸に対して少なくとも実質的に平行に延び、および/またはこれを含むのが好ましい。フックジョーの中心平面に対して、特に対称平面に対して相対的に間隔をおく、クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素のフックジョーへの配置も考えられる。本発明に基づく構成により、コンパクトな構成を具体化できるという利点がある。特にフックジョーのクランプ切欠きへの少なくとも1つの組付コーディング要素の配置によって、クランプ装置の組付コーディング要素の損傷に対する確実な保護を可能にできるという利点がある。
さらに、工具受容装置を有する少なくとも1つの本発明による工作機械と、工具受容装置に受容可能な工具装置とを含む工作機械システムが提案され、工具受容装置は、工作機械の従動軸と工具回転軸とが実質的に一致するように、特に同軸になるように、工具装置を工作機械で保持する。
特に、少なくとも1つの連行装置は、従動軸を中心とする円周方向で工具装置へトルクを伝達するための少なくとも1つのトルク伝達領域を有することができる。
工具装置は、工具回転軸と、手動工作機械の工具受容装置を従動軸の円周方向で少なくとも部分的に、特に全面的に包囲するために意図される、切欠きを備える接合装置とを有することができるのが好ましい。工具受容装置の少なくとも1つの連行装置および/またはクランプ装置は、工具受容装置に配置された状態のとき、工具装置の接合装置の切欠きに少なくとも部分的に係合するのが好ましい。連行装置は、特に工具装置が工具受容装置に配置された状態のとき、工具装置の接合装置の切欠きを区切る工具装置の縁部領域に少なくとも部分的に当接するために意図されるのが好ましい。
工具装置は、工具回転軸から半径方向に間隔をおく、少なくとも1つのトルク受容領域を有することができるのが好ましい。
トルク受容領域は、工具回転軸の半径方向で切欠きを少なくとも区域的に区切ることができるのがさらに好ましい。工具装置のトルク受容領域は少なくとも部分的に、特に全面的に、工具装置の接合装置の切欠きを区切るのが好ましい。
連行装置とクランプ装置は、工具装置の切欠きに挿通係合し、実質的に従動軸の半径方向に可動のクランプ装置によって工具装置を工具受容装置とクランプするために意図されるのがさらに好ましい。
クランプ装置は工具装置に対してクランプ面の領域で力作用を及ぼすことができるのが特別に好ましく、この力作用は工具回転軸の軸方向に少なくとも1つの成分を有する。
クランプ装置は、工具受容装置からの工具装置の意図しない解除が防止され、工具装置の容易な交換を可能にするように構成されていてよいのが好ましい。
さらに接合装置は、工具装置の第1の接合面と、第1の接合面と反対を向く第2の接合面との間で軸方向に延びるのが好都合であり得る。
特に、工具装置の接合面は工具回転軸に対して直交するように配置される。
工具回転軸に対して少なくとも実質的に平行に延びるそれぞれの接合面の間の間隔は、接合装置の材料厚みtを形成するのが好ましい。
少なくとも1つのトルク受容領域は、工具装置のそれぞれの接合面の間に配置されるのが好ましい。切欠きを区切っているトルク受容領域の駆動面は、工具装置のそれぞれの接合面の間に配置されるのが好ましい。トルク受容領域の駆動面は、工具回転軸に対して少なくとも実質的に平行にアライメントされるのが好ましい。しかしながら、トルク伝達領域の駆動面が工具回転軸に対して相対的に傾いて配置されることも考えられる。
第1の接合面は、工作機械のほうを向く側で従動軸の方向に接合装置を区切ることができる。接合面は平坦に施工されていてよい。
軸方向で工具装置の特別にコンパクトな施工形態を可能にすることができる。
さらに工具装置の接合装置は、工具回転軸を中心として互いに回転対称に配置された少なくとも2つの、特に少なくとも4つのトルク受容領域を有するのが好都合であり得る。特に工具受容装置は、駆動軸を中心として互いに回転対称に配置された少なくとも2つの、特に少なくとも4つのトルク伝達領域を有する。特にトルク受容領域はトルク伝達領域に対して対応するように、特に反対に構成され、それによって特に雌型が形成される。
トルク伝達領域は従動軸Aを中心とする円周方向で90°の角度のもとで互いに対称に配置され、それにより工具装置は4つの回転位置を有することになり、これらの回転位置をもって連行装置と結合することができる。良好な操作性がもたらされるという利点がある。トルク伝達領域は従動軸を中心としてn個の、特に少なくとも4個の回転対称性で配置されるのが好ましい。しかしながらトルク伝達領域が、当業者に有意義と思われるその他のn個の回転対称性で、たとえば2個、3個、5個などの回転対称性で従動軸を中心として配置されることも考えられる。
さらに、トルク受容領域は駆動軸の半径方向で少なくとも区域的に工具回転軸に対して第1と第2の半径方向間隔の間に延びており、これらの区域のうち少なくとも1つは工作機械から工具装置へトルク伝達をするためにセットアップされるのが好都合であり得る。
工作機械から印加されるトルクを特別に好ましい仕方で、工具受容装置を介して工具装置へと伝達することができる。
工具受容装置は平坦な、特に円環状の載置面を有することが提案され、この載置面は、少なくとも1つの当接面および/または工具装置の第1の接合面を軸方向で支持するために意図されており、それにより載置面は工具回転軸の半径方向で、従動軸に対する半径方向の内側間隔と半径方向の外側間隔との間に延びることになる。
半径方向の内側間隔は、載置面を区切る載置面の内側半径を形成することができる。半径方向の外側間隔は、載置面を区切る載置面の外側半径を形成することができる。
工具装置の接合装置は、切欠きを半径方向で少なくとも部分的に区切る少なくとも1つのクランプ翼部を有するのが好ましく、このクランプ翼部は工具回転軸に対して実質的に半径方向で、工具回転軸を中心として第1の特に最小の区切り円の上に位置する第1の区切りエッジによって区切られる。
工具装置のクランプ翼部は、特にクランプ翼部の第1の区切りエッジは、工具装置が工作機械との取付状態にあるとき、載置面の半径方向の内側間隔に対して、従動軸に対する半径方向で特に最大で2mm、とりわけ最大で1mm、好ましくは最大で0.6mm、特別に好ましくは最大で0.1mm、および/または特に少なくとも0.5mm、とりわけ少なくとも0.9mm、好ましくは少なくとも1mmだけ突出するのが好ましく、それにより、この領域にはクランプ翼部を支持するための支持材料が存在しない。
このときクランプ翼部は半径方向で載置面の上に載置されず、特に全面的には載置されず、それにより、クランプ翼部は少なくとも区域的に軸方向で弾性的に湾曲することができる。クランプ翼部は400,000N/mmよりも小さい、ばね定数に相当する最大の力定数Dを有するのが好ましい。クランプ翼部は、10,000N/mm〜350,000N/mmの値範囲に属する値を有する、ばね定数に相当する最大の力定数Dを有しているのが好ましい。クランプ翼部のばね定数に相当する最大の力定数Dは、特に次の関係から求められる:
F=Dz、ここでD=3EI/L、z=FL/3EI、I=bh/12であり、Lは、第1の区切り円と第2の区切り円の間のクランプ翼部の特に平均化された最大長さ、bは第2の区切り円に沿ったクランプ翼部の最大の接線方向長さ、hは工具回転軸aの軸方向でのクランプ翼部の最大の材料厚みである。最大の材料厚みhは、0.5mm〜1.6mmの値範囲に属する値に相当するのが好ましい。クランプ翼部は、特に工具装置が工具受容装置に配置されてクランプ装置によってまだ取り付けられていない状態のとき、従動軸に対して少なくとも実質的に平行に延びる方向に沿って少なくとも区域的に載置面に対して相対的に間隔をおいて配置されるのが好ましく、特に軸方向で、特に工作機械の方向で従動軸に沿って見たときに、クランプ翼部の第1の区切りエッジの下方には載置面が設けられない。
さらに、工具装置が工作機械に取り付けられているとき、工具受容装置の少なくとも1つのトルク伝達領域は、工具受容装置の、特に載置面を形成する第1の直交平面と、特に連行装置を軸方向で区切る第2の直交平面との間に位置し、特に配置されることが提案される。
工具受容装置の開口部は、開口部を特に少なくとも部分的に覆う工具装置のクランプ翼部を特に少なくとも部分的に受容して、従動軸の軸方向へのクランプ翼部の運動を、特に工作機械の方向で従動軸に沿って見たときに可能にするために意図されていてよい。従動軸の軸方向で工作機械へと向かうように、少なくとも1つのクランプ翼部の弾性的な変形を可能にすることができるという利点がある。
第1および第2の直交平面は間隔Tだけ相互間隔をおいている。間隔Tは、トルク受容領域の最大の軸方向長さによって区切られる工具装置の接合装置の材料厚みtに対して最大で500%、特に最大で350%、とりわけ最大で200%、好ましくは最大で150%、特別に好ましくは最大で100%の比率であるのが好ましい。工具装置を連行装置と、特に連行装置にセンタリングして、結合することができるという特別な利点がある。
さらに工具装置は、工作物または工作物構造に対して作用するためにセットアップされた作業領域を有することが提案される。
特に作業領域は、取付状態のときに作業領域が接合装置に対して、工作機械の工具受容装置のほうを向く方向へ工具回転軸に沿って突出するように接合装置に配置されていてよい。
作業領域は、工具装置が取付状態にあるときに工作機械の載置面とともに、円周方向の摩擦接合式の載置部を工作機械に対して形成する当接面を有することができるのが好ましい。作業領域は柔軟に構成されることが考えられる。作業領域は接合装置に対して相違する材料で構成されていてよいのが好ましく、作業領域の材料は接合装置の材料よりも弾性的であるのが好ましい。特に、工具装置を作業領域で軸方向に挟み込むことができる。それにより、作業領域が工具装置の振動を緩衝することができる。
さらに、接合装置は少なくとも2つのクランプ翼部を有するのが好都合であり得、これらのクランプ翼部は工具回転軸に対して実質的に半径方向で、工具回転軸を中心とする特に最小の第1の区切り円の上に位置する、工具回転軸の円周方向にクランプ翼部の長さを形成する第1の区切りエッジによってそれぞれ区切られる。
第1の区切りエッジは複数の区切りエッジ区域から構成されていてよい。区切りエッジ区域は実質的に第1の区切り円の上に位置するとともに、クランプ翼部の最小の半径方向長さを区切る。区切りエッジは、工具組付コーディング要素が配置される区切りエッジ区域を有することができる。各々のクランプ翼部は第1の区切りエッジを有することができる。
特にクランプ装置は、特にクランプ装置の少なくとも1つのフック装置は、クランプ装置の半径方向長さを区切る円周面を有することができる。
互いに隣接する少なくとも2つの第1の区切りエッジの間隔は、工具回転軸の円周方向で、円周方向におけるクランプ装置の円周面の特に最小の長さの間隔よりも小さいのが好ましい。
それにより、工具装置を装着プロセスの際に特別に好ましく概略センタリングないし予備センタリングすることができる。
さらに、工作機械のトルク伝達領域は、好ましくは複数の、特別に好ましくはすべてのトルク伝達領域は、工具装置のトルク受容領域に少なくとも区域的に点接触の形態で、好ましくは線接触の形態で、特別に好ましくは面接触の形態で接触するのが好都合であり得る。それにより、少なくとも1つのトルク伝達領域が工具装置と特別に好ましく接触することができる。
さらに、工作物または工作物構造に作用するためにセットアップされた作業領域と、駆動力を受容するためにセットアップされた接合装置と、工作機械の駆動力を結合領域によって接合装置から作業領域へと伝達するためにセットアップされた、作業領域および接合装置を結合する結合領域とを有する、工作機械とともに使用するための工具装置が提案される。
さらに工具装置は、工具装置が工具受容装置に配置された状態のときに工具受容装置の少なくとも1つの組付コーディング要素と協同作用するために意図される少なくとも1つの工具組付コーディング要素を含むことが提案される。工具装置の工具組付コーディング要素は機械式の工具組付コーディング要素として、たとえば切欠き、延長部、溝、ウェブ、型押しなどとして構成されるのが好ましい。しかしながら、工具装置の工具組付コーディング要素が電子式の工具組付コーディング要素として、たとえばRFIDチップ、NFCチップ、無線波評価機器、電子式の読取機器(バーコードリーダー、データマトリクスコードリーダーなど)などとして構成されることも考えられ、または、工具装置の工具組付コーディング要素が機械式、電子式の工具組付コーディング要素の組み合わせとして構成されることも考えられる。工具装置の工具組付コーディング要素は、特に工具装置が工具受容装置に配置された状態のとき、鍵と鍵穴の原理に基づいて連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素と、またはクランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素と協同作用するために意図されるのが好ましい。工具装置は多数の工具組付コーディング要素、特に少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つ、きわめて好ましくは少なくとも4つの工具組付コーディング要素を含むのが好ましい。工具装置は、工具受容装置の組付コーディング要素の数に依存して、これと同じ数を含むのが好ましい。しかしながら工具装置が、工具受容装置の組付コーディング要素の数とは相違する数の、特にこれよりも多い工具組付コーディング要素を有することも考えられる。工具装置の少なくとも1つの工具組付コーディング要素は、特に組付コーディング機能に追加して、応力負荷軽減溝として構成され、もしくは作用することができるのが好ましい。工具受容装置への工具装置の組付けおよび/または取付けのために、特に工具受容装置の少なくとも1つの組付コーディング要素によって、工具装置の少なくとも1つの工具組付コーディング要素の機械式および/または電子式の評価が意図されるのが好ましく、それにより工具受容装置への工具装置の組付けおよび/または取付けを許可する。組付けおよび/または取付けが許可されるまでクランプ装置の運動を、特に機械式および/または電子式にロック可能であることが考えられる。工具装置の少なくとも1つの工具組付コーディング要素は、工具受容装置の少なくとも1つの組付コーディング要素の操作のために、特に運動のために意図されていることが考えられ、特に、それにより工具受容装置への工具装置の組付けおよび/または取付けの許可を可能にする。その代替または追加として工具装置は、特に載置面で特に可動に支承されている工具受容装置の少なくとも1つの別の組付コーディング要素を操作し、特に運動させ、それにより工具受容装置への工具装置の組付けおよび/または取付けの許可を可能にするために意図される少なくとも1つの別の工具組付コーディング要素、特に型押しを有することが考えられる。本発明に基づく構成により、工具受容装置への工具装置の誤った組付けをほぼ回避できるという利点がある。工作機械の安全な動作にとって不適当な工具装置の、工具受容装置への配置に対処することができるという利点がある。たとえば最大回転数の低い工作機械について意図される工具装置の、最大回転数の高い工作機械への配置に対処することができるという利点がある。高い操作者安全性を具体化できるという利点がある。
さらに、少なくとも1つの工具組付コーディング要素は接合装置の少なくとも1つのクランプ翼部に配置されることが提案される。クランプ翼部に切欠きとして配置される工具組付コーディング要素の実施形態では、工具組付コーディング要素は、作動時の負荷の結果としての可塑変形に対するクランプ翼部の抵抗特性が最大でクランプ翼部の負荷限界にまで低減されるように、クランプ翼部に刻設されるのが好ましい。クランプ翼部には少なくとも1つの補強部材、たとえば補強リブなどが配置されることが考えられる。クランプ翼部に配置される少なくとも1つの工具組付コーディング要素は、工具装置が工具受容装置に配置された状態のとき、フックジョーに配置されたクランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素と協同作用するために意図されるのが好ましい。本発明に基づく構成により、確実な組付コーディングまたは取付コーディングを鍵と鍵穴の原理に基づいて実現できるという利点がある。
さらに、少なくとも1つの工具組付コーディング要素は半径方向軸に沿って、接合装置の第1の区切り円と第2の区切り円の間の最大間隔に最大で相当する最大長さを有することが提案される。クランプ翼部に配置される少なくとも1つの工具組付コーディング要素は、特に工具装置の半径方向軸の、工具回転軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向で、工具装置の第1の区切り円と第2の区切り円の間の最大間隔と等しい大きさの、またはこれよりも小さい最大長さを有するのが好ましい。本発明に基づく構成により、確実で信頼度の高いコーディングを実現できるという利点がある。
さらに、少なくとも1つの工具組付コーディング要素は接合装置の駆動エッジとコーディングエッジの間の角度領域内で接合装置のクランプ翼部に配置されることが提案される。特にこの角度領域は90°よりも小さい、好ましくは60°よりも小さい、特別に好ましくは40°よりも小さい最大の広がりを有する。本発明に基づく構成により、確実な取付コーディングを実現できるという利点がある。不適当な工作機械への工具装置の取付けをほぼ回避できるという利点がある。不適当な工作機械への工具装置の取付けの結果としての操作者の怪我に対する予防を実現できるという利点がある。
さらに、アンギュラ研削機として施工された工作機械との工具装置の利用が意図され、それにより、工具装置は従動軸を中心として1分あたり4,000超または10,000超または20,000超の回転の回転速度で作動可能である。
「作動可能」とは、ここでの関連においては確実に作動可能であることを意味するものとし、したがって工作機械とともに、特にアンギュラ研削機とともに工具装置を使用することは、工具装置の、たとえばアンギュラ研削機とともに使用されるファイバ砥石車の、これと同じかまたは少なくとも近似的に類似する長さの使用期間または耐用期間に相当する。特に使用期間または耐用期間とは、アンギュラ研削機で駆動される研削手段の、研削工具の分野で通常の耐用期間を意味するものとする。
さらに工具装置は、特に物質接合式および/または形状接合式に工具装置の支持フランジと結合された作業領域を工作物の加工のために有することが提案される。それにより、各機能の特別に好ましい分離を実現することができる。
本発明による工作機械、本発明による工作機械システム、および/または本発明による工具装置は、上に説明した用途や実施形態だけに限定されるものではない。特に、本発明による工作機械、本発明による工作機械システム、および/または本発明による工具装置は、ここに説明されている機能形態を満たすために、ここに挙げられている数とは異なる数の個々の部材、コンポーネント、およびユニット、ならびに方法ステップを有することができる。さらに、ここでの開示に記載されている値範囲では、記載の限度内にある値も開示されていて任意に適用可能であると見なされる。
上記以外の利点は以下の図面の説明から明らかとなる。図面には本発明の実施例が示されている。図面、発明の詳細な説明、および特許請求の範囲は数多くの構成要件を組み合わせとして含んでいる。当業者はこれらの構成要件を目的に即して単独で考察し、有意義な別の組み合わせにまとめることができる。図面は次のものを示す。
工具装置を有する手動工作機械の本発明による工具受容装置を示す断面図である。 工具装置を有する工具受容装置を取付状態で示す別の断面図である。 工具受容装置を解除状態で示す別の断面図である。 図1の工具受容装置を示す図である。 図4の工具受容装置の一部を示す図である。 第1の代替的な工具受容装置の一部を示す図である。 第2の代替的な工具受容装置の一部を示す図である。 第3の代替的な工具受容装置の一部を示す図である。 第4の代替的な工具受容装置の一部を示す図である。 図3の工具受容装置を示す斜視図である。 図2の工具受容装置を示す斜視図である。 工具受容装置を示す別の斜視図である。 工具装置を有する工具受容装置を示す別の斜視図である。 別の工具装置を有する工具受容装置を示す別の斜視図である。 例示としての工具装置を示す図である。 図1の工具受容装置に受容された図11の工具装置を示す図である。 図1の第1の直交平面に沿って工具受容装置を示す断面図である。 工具装置の1つの実施形態の支持フランジである。 図11の支持フランジのクランプ翼部を示す拡大図である。 少なくとも1つのばね付勢される固定部材および/または位置決め部材を有する工具装置および/または工具受容装置の実施形態である。 少なくとも1つのばね付勢される固定部材および/または位置決め部材を有する工具装置および/または工具受容装置の図16aに代わる実施形態である。 工具受容装置のフックジョー、およびこれに取り付けられた工具受容装置のクランプ装置の組付コーディング要素を示す詳細図である。 工具装置の工具組付コーディング要素の考えられる配置と構成を表形式で示すリストである。
以下の図面では、同じコンポーネントには同じ符号が付されている。
図1は、従動軸Aを中心として回転するように可動の工具受容装置213と、工具装置11とを有する工作機械システムないし加工システムを示す。工具受容装置213は、従動軸Aと、仮想的な幾何学的な工具回転軸aとが実質的に一致するように、工具装置11を工作機械211で保持するためにセットアップされている。
工具装置:
図1、図2、および図9〜図12に示すとおり、工具装置11は平坦に、かつ少なくとも実質的に円板状に施工されていてよい。工具装置11は仮想的な工具回転軸aと、工作機械211の工具受容装置213と工具装置11とを結合するための接合装置113と、作業領域15とを有している。接合装置113と作業領域15は互いに一体的に構成され、特に物質接合式に互いに結合されるのが好ましい。
工具回転軸aは工具装置11の中心点を定義し、これを中心として工具装置11が工作機械211とともに作動したときに回転する。接合装置113は、工具装置11の半径方向内側に位置する領域で工具回転軸aを中心として配置される。
接合装置113は、工具装置11の材料破断部を形成する切欠き17を有していて、この切欠きは工具回転軸aの軸方向で接合装置113の材料厚みtの全体を通して延びている。切欠き17は、工具受容装置213の連行装置215とクランプ装置217を全面的に包囲するために意図されていてよい。切欠き17は工具回転軸aを少なくとも1つの平面で、たとえば工具回転軸aに対して直交するように延びる直交平面で、全面的に取り囲む。
接合装置113は、駆動シャフトの従動軸Aと工具装置11の工具回転軸aとが実質的に一致するように、工具受容装置213へ取付可能である。
さらに接合装置113は、図11および図12に見られるように、半径方向で工具回転軸aに向かって延びて、接合装置113の切欠き17を半径方向で少なくとも区域的に区切る4つのクランプ翼部19を有している。クランプ翼部19は特に工具回転軸aに対して実質的に半径方向に、工具回転軸aを中心として第1の特に最小の区切り円23の上に位置する、第1の区切りエッジ21によってそれぞれ区切られる。しかしながら別案として接合装置113は、4つよりも少ないクランプ翼部19、たとえば2つのクランプ翼部19、または4つよりも多いクランプ翼部19、たとえば6つのクランプ翼部19を有することもできる。
クランプ翼部19は、特に実質的に、工具回転軸aの半径方向および/または円周方向で、工具回転軸aを中心として第2の特に最大の区切り円27の上に位置する、第2の区切りエッジ25によってそれぞれ区切られる。特に第1の区切り円23の直径は、第2の区切り円27の直径よりも小さい。第1の区切りエッジ25と第2の区切りエッジ25は、少なくとも区域的に切欠き17を工具回転軸aの半径方向で区切るのが好ましい。第1の区切り円23は、工具回転軸aを中心として、第2の区切り円27に対して同心的に配置される。第1の区切りエッジ23の第1の直径はおよそ22mmの大きさであり、それによって工具装置11は従来式の工作機械にも、特にアンギュラ研削機にも適合し、それにより後方互換性が保証される。別案として、第1の区切りエッジ23の第1の直径は22mmより小さくてもよく、それにより、この工具装置はさらに寸法の小さい従来式の工作機械にも、特にアンギュラ研削機にも適合する。
第2の区切りエッジ25は、工具装置11を半径方向でセンタリングして支持するためにセットアップされていてよい。
第1の区切りエッジ21は、区切り円23の円弧形状に準じて、工具回転軸aを中心として湾曲していてよい。第2の区切りエッジ25は、区切り円27の円弧形状に準じて、工具回転軸aを中心として湾曲していてよい。
接合装置113はトルク受容領域40を有している。トルク受容領域40は、特に直線状または湾曲した駆動エッジ40aおよび/または特に平坦または湾曲した駆動面40bを有している。それにより工具装置11のトルク受容領域40は、工具受容装置213のトルク伝達領域219に、特に点接触の形態で、好ましくは線接触の形態で、好ましくは面接触の形態で接触する。トルク伝達領域219は、工具回転軸aに対して間隔をおいて配置される。
接合装置113のトルク受容領域40は、駆動力を工作機械211から工具装置11へ伝達するために意図される。トルク受容領域40は工具回転軸aの軸方向で、工具装置11の材料厚み全体を通じて延びる工具装置11の切欠き17の間に配置される。切欠き17は少なくとも4つのトルク受容領域40を有していて、これらが工具回転軸aを中心として互いに回転対称に、特にn個の回転対称性で配置されている。しかしながら、工具装置が4つとは相違する数のトルク受容領域40を有し、たとえば2つ、3つ、または4つを超えるトルク受容領域40を有することも考えられる。
駆動面40bは、特に駆動面40bの1つの駆動面領域は、工作機械211の工具受容装置213とともに、形状接合式および/または摩擦接合式の、特に工具装置11を回転駆動可能である結合を提供するために意図される。駆動面40bは工具回転軸aの軸方向で、少なくとも駆動エッジ40aによって区切られる。駆動面40bの少なくとも駆動面領域は平坦に施工される。
駆動面40bは、図11および図12に見られるように、工具回転軸aに対して半径方向軸rを形成する半径方向に対して、特に最大で30°、たとえば25°の角度のもとで角度をなしている。
接合装置113は、第1の接合面49と、第1の接合面49に対して反対を向く第2の接合面50とを有している。これらの接合面49,50は工具回転軸aに対して直交するように配置されるとともに、接合装置113の材料厚みtを形成するのが好ましい。少なくとも1つのトルク受容領域40はこれらの接合面49,50の間に延びている。
第1の区切りエッジ21は、たとえば図11または図12に見られるとおり、工具回転軸aを中心とする円周方向でコーディングエッジ35によって、特にコーディングエッジ35の1つのコーディングエッジ領域によって、および駆動エッジ40aによって、特に駆動エッジ40aの1つの駆動エッジ領域によって、区切られる。駆動エッジ40aの少なくとも駆動エッジ領域は直線状に構成される。コーディングエッジ35の少なくともコーディングエッジ領域は直線状に構成される。少なくともコーディングエッジ35は実質的に湾曲して構成される。
コーディングエッジ35は、第1の区切りエッジ21を第2の区切りエッジ25とつなぐ。このとき駆動エッジ40aは、第1の区切り円21を隣接する第2の区切りエッジ25とつなぐ。コーディングエッジ35と駆動エッジ40aは、工具回転軸aに対して横向きの直交平面で、特に実質的に半径方向に延びている。特にこの直交平面は、工具回転軸aに対して実質的に直交するように延びている。
第1の区切り円23は、円周方向で隣接する2つの第1の区切りエッジ21の間に位置する仮想的な少なくとも1つの投影エッジ22有しており、この投影エッジは第1の区切り円23の上に位置するとともに、工具回転軸aを中心とする円周方向で第1の区切り円23に対して同心的に延びている。このとき第1の区切り円23の上に位置する少なくとも1つの第1の区切りエッジ21の円周方向の長さは、第1の区切り円23の上に位置する隣接する仮想的な投影エッジ22の長さよりも最大で10%だけ大きい。1つの、特に各々の投影エッジ22は、投影エッジ22に隣接する第1の区切りエッジ21よりも小さいのが好ましい。それにより、工具装置11の特別に好ましいセンタリング、特に予備センタリングないし概略センタリングを実現することができる。
クランプ翼部19は、特に実質的に工具回転軸aに対して半径方向で、工具回転軸aを中心として第2の特に最大の区切り円27の上に位置する第2の区切りエッジ25によってそれぞれ区切られていてよい。
区切りエッジ21,25、コーディングエッジ35、および駆動エッジ40aが、切欠き17の区切り輪郭を形成する。特に第1の区切りエッジ21、コーディングエッジ35、および駆動エッジ40aが、クランプ翼部19の輪郭を形成する。駆動エッジ40aとコーディングエッジ35は工具回転軸aを中心として円周方向で第1の区切りエッジ21を区切り、第1の区切りエッジ21に後続する。
クランプ翼部19は、円周方向で工具回転軸aを中心として対称に配置されている。クランプ翼部19は、円周方向で工具回転軸aを中心として90°だけ互いにオフセットされて配置されており、それにより、工具回転軸aを中心として工具装置11が360°だけ完全に1回転したときに、4つの回転位置がもたらされる。別案としてクランプ翼部19は、円周方向で工具回転軸aを中心として180°または60°だけ互いにオフセットされて配置されていてよく、それにより、工具回転軸aを中心として工具装置11が360°だけ完全に1回転したときに、2つまたは6つの回転位置がもたらされる。
クランプ翼部19は、工具回転軸aの半径方向に延びる直交平面に少なくとも実質的に沿って延びている。特にこの直交平面は、工具回転軸aに対して実質的に直交するように延びている。
特に切欠き17の区切り輪郭は、少なくとも区域的に、工具回転軸aを中心として対称に施工されるコーディングエッジ35aとして施工されたコーディングを有している。区切り輪郭は、工具回転軸を中心として非対称に、特に非軸対称に施工されていてよいのが好ましい。図11および図12に対応する1つの好ましい実施形態では、区切り輪郭は、特にn個の回転対称性に即して、工具回転軸aを中心として対称に施工されていてよい。
図11および図12に示す実施形態では、クランプ翼部19は少なくとも実質的に工具回転軸aに対する直交平面に沿って延びるとともに、半径方向軸rを形成する工具回転軸aの半径方向に対して、すなわち工具回転軸aの半径方向と軸方向を通って広がる平面に対して対称であり、特に軸対称である。
別案の実施形態では、クランプ翼部19は工具回転軸aの半径方向と軸方向を通って広がる対称平面に対して対称、特に鏡像対称であってよい。
詳しくは図示しない実施形態では、クランプ翼部19は少なくとも実質的に工具回転軸aに対する直交平面に沿って延びるとともに、半径方向軸rを形成する工具回転軸aの半径方向に対して、すなわち工具回転軸aの半径方向と軸方向を通って広がる対称平面に対して非対称であり、特に非軸対称である。
工具装置11は、工具受容装置213に工具装置11が取り付けられる取付状態のときに工作機械211のほうを向く第1の側面45を有している。工具装置11は、工作機械211と取り付けられる、工具受容装置213への工具装置11の取付状態のときに工作機械211から離れるほうを向く、第1の側面45と反対を向く第2の側面47を有している。第1の側面45と第2の側面47は、工具回転軸aに対して軸方向で工具装置11を区切る。
工具装置11の第1の側面45は、特に、工作機械211の工具受容装置213の上に載置するための載置面61を形成するために意図される、半径方向内側に位置する第1の側面領域46を有している。
作業領域15は円板状かつ平坦に施工されている。作業領域15は半径方向外側に位置しており、工具装置11の半径方向長さを区切る。作業領域15は、研削粒子もしくは研削エッジとして構成される少なくとも1つの研削部材を有する研削工具として、または、切断エッジもしくは少なくとも1つの切断歯を有する分断工具として施工されていてよい。しかしこれは限定をしようとするものではない。当業者は、当業者に周知のこれ以外の作業分野を意図することもできるからである。
駆動力を受容するためにセットアップされている接合装置113は、工作機械211の駆動力を接合装置113から作業領域15へ伝達するためにセットアップされた結合領域55によって作業領域15と結合されており、特に物質接合式に結合されている。
工作機械と工作機械システム:
工具受容装置213は、連行装置215と、連行装置215に対して相対的に可動のクランプ装置217とを少なくとも有する。
クランプ装置217は、クランプ装置217のクランプ装置回転軸kを中心として互いに相対的に回転可能に支承された、フックジョー218a,218bとして構成される2つのフック装置217a,217bを有している。
図1のフックジョー218a,218bは、より良い図示のために仮想的な状態で、すなわち取付状態(右側のフックジョー218a)と解除状態(左側のフックジョー218b)で配置されている。フックジョー218a,218bのこのような仮想的な状態は、特に本発明による工作機械211では実現可能ではない。両方のフックジョー218a,218bは、取付状態か解除状態かのいずれかで配置されるからである。
たとえば図3の左側のフックジョー218aに見られるように、フックジョー218a,218bは連行装置215に対して、クランプ装置217が解除状態にあるとき従動軸Aに対する軸方向へ突出する。このときフックジョー218a,218bは連行装置215に対して、工具受容装置213の解除状態のとき従動軸Aに対して軸方向へ取付状態のときよりも大きく突出する。
フックジョー218a,218bの仮想的な状態は、本発明による工作機械211では特に実現可能ではない。工作機械211は、両方のフックジョー218a,218bの運動が互いに実質的に対称に行われるようにフックジョー218a,218bの運動を案内する案内装置を有するからである。
「案内装置」という表現は、ここでは特に、少なくとも従動軸Aに対して軸方向のクランプ方向に沿って、および/またはクランプ装置の従動軸Aに対して半径方向でクランプ装置217に対して強制力を及ぼし、クランプ方向に沿ったクランプ装置217の運動を設定するために意図される装置を定義するものとする。そのために案内装置は、案内ボルト285として構成された少なくとも1つの案内部材を有しており、これに沿って、ないしはその周りでクランプ装置217が案内され、および、支承ボルト286として構成された少なくとも1つの支承部材を有しており、これは、支承ボルト286のクランプ装置回転軸kを中心として回転可能にフックジョー218a,218bを支承するために意図される。
案内装置は、フックジョー218a,218bの案内のための案内軌道をそれぞれ形成する、案内溝281a,281bとして構成された2つの案内切欠きを有している。
両方のフックジョー218a,218bは、案内ボルト285によってフックジョー218a,218bを案内するために意図される案内溝281a,281bをそれぞれ有している。両方のフックジョー218a,218bは互いに対称に施工されている。フックジョー218a,218bの案内溝281a,281bは、互いに対称に施工されている。両方のフックジョー218a,218bの運動は実質的に対称であるのが好ましく、それにより、両方のフックジョー218a,218bは取付位置か解除位置かのいずれかに配置される。
フックジョー218a,218bは、フックジョー218a,218bが解除位置に配置されるクランプ装置217の解除状態のとき、たとえば図2や、図1の左側のフックジョー218aに見られるように、連行装置215に対して従動軸Aの軸方向へ突出する。図1の右側のフックジョー218bは、クランプ装置217の取付状態で具体化されている。フックジョー218a,218bは連行装置215に対して、工具受容装置213の解除状態のときに従動軸Aの軸方向へ、フックジョー218a,218bが取付位置に配置される取付状態のときよりも大きく突出する。
案内ボルト285は従動軸Aに対して直交するように延びる。案内ボルト285はクランプ装置回転軸kを有しており、特に、案内ボルト285はクランプ装置回転軸kを形成する。フックジョー218a,218bはクランプ装置回転軸kを中心として旋回可能に支承されている。
フックジョー218a,218bにより、クランプ装置217のクランプ面233の、従動軸Aに対して角度をなす旋回角に依存して、接合装置113の材料厚みtがそれぞれ異なる工具装置11を工具受容装置213で挟み込み可能である。
フックジョー218a,218bは、工具装置11を取付状態のとき少なくとも従動軸Aの軸方向でクランプするとともに解除状態のときリリースするために意図される、少なくとも1つの半径方向のクランプ切欠き231をそれぞれ有している。クランプ切欠き231は、少なくとも軸方向の力作用を工具装置11へ伝達するための少なくとも1つのクランプ面233をそれぞれ有する。クランプ切欠き231は、従動軸Aの半径方向に延びるクランプ凹部として施工される。クランプ面233は、取付状態のとき実質的に工具回転軸aの半径方向に延びる。クランプ面233は従動軸Aの軸方向で工作機械211のほうを向く。クランプ面233は平坦に施工されている。クランプ面233は少なくとも区域的に湾曲して施工されていてよい。クランプ面233は工具装置11の接合装置113に少なくとも区域的に点接触の形態で、好ましくは線接触の形態で、特別に好ましくは面接触の形態で接触するのが好ましい。このとき接触の形態は、工具受容装置213で工具受容装置213と結合されるべき接合装置113の材料厚みtに依存して変化することがあり得る。特に接触の形態は、従動軸Aの軸方向での工具装置11のクランプ翼部19の弾性的な撓みに依存して変化することがあり得る。
フックジョー218a,218bは取付状態のとき従動軸Aの半径方向で、クランプ翼部19を最大で4mmだけ、特に最大で3mmだけ覆う。
クランプ装置217のフックジョー218a,218bは、フックジョー218a,218bの最大の半径方向長さを区切る、少なくとも1つの円周面245をそれぞれ有する。フックジョー218a,218bの円周面245は互いに離れるように向く。フックジョー218a,218bは、クランプ切欠き231によって軸方向で分離された、第1の円周面245aと第2の円周面245bとをそれぞれ有する。第1および第2の円周面245a,245bは、円周面245a,245bに付属するクランプ切欠き231の半径方向長さをそれぞれ区切る。第1の円周面245aは少なくとも従動軸Aを中心として湾曲している。
フックジョー218a,218bの円周面245は、解除状態のとき従動軸Aに対して軸方向へ連行ジョー216a,216bに対して突出する。フックジョー218a,218bの円周面245は解除状態のとき従動軸Aに対して角度をなし、それにより、従動軸Aに対する円周面の間隔が、工具受容装置ないし工作機械から離れるほうを向く従動軸Aの軸方向で低減していくようになっている。クランプ装置231の円周面245は、従動軸Aに対して解除状態のとき20°よりも大きく30°よりも小さい角度λ(図1)を形成する。
クランプ切欠き231は、工具装置を少なくとも部分的に受容するために意図される。クランプ切欠き231は、工具装置を解除状態のとき少なくとも部分的に受容するために意図される。クランプ切欠き231は、工具装置を取付状態のときに受容して、工具受容装置で保持するために意図される。クランプ切欠き231は解除状態のとき軸方向へ少なくとも部分的に連行ジョー216a,216bに対して突出する。クランプ切欠き231は解除状態のとき連行ジョー216a,216bに対して突出して、工具装置の接合装置113がクランプ切欠き231によって受容されるようになっている。クランプ切欠き231は解除状態のとき従動軸Aに対して角度をなして、工具装置11の接合装置113がクランプ切欠き231によって受容されるようになっている。クランプ切欠き231は円周切欠きとして構成されている。クランプ切欠き231は、クランプ切欠き231が解除状態のとき少なくとも部分的に従動軸Aの軸方向で開いて、工具装置11を、特に工具装置11の接合装置113を受容するように構成されていてよい。
工具受容装置213は、フックジョー218a,218bを受容し、特に従動軸Aの軸方向へ可動に支承するために意図される、実質的に長方形の開口部225を有する。開口部225はフックジョー218a,218bを直交平面で最大360°だけ包囲する。
フックジョー218a,218bは軸方向で開口部に対して突出する。開口部225は少なくとも区域的に第2の装着面によって区切られる。開口部225は従動軸Aを中心として回転不能にフックジョー218a,218bを受容ないし支承する。開口部225は半径方向平面で長尺状に施工されていてよい。
連行装置215とクランプ装置217は、工具装置11の材料厚みtの全体にわたって延びる工具装置11の単一の切欠き17に挿通係合して、従動軸Aに対して実質的に半径方向へ可動のフックジョー218a,218bにより工具装置11を工具受容装置213とクランプするためにセットアップされている。
図4に示すとおり、連行装置215は駆動力を工具装置11へ伝達するために、この従動軸Aに対して間隔をおいて星形に配置された4つのトルク伝達領域219を有している。少なくとも1つのトルク伝達領域219は直線状の従動エッジ219aとして、特に従動エッジ領域として、または平坦な従動面219bとして、特に従動面領域として構成されていてよい。従動エッジ219aと従動面219bは、従動軸Aに関する半径方向に対して少なくとも実質的に平行に延びている。
トルク伝達領域219の従動面219bは、工作機械211の作動時における工具受容装置213の回転方向と反対向きに角度をなしている。
両方の連行ジョー216a,216bのそれぞれの従動面219bは、他の連行ジョー216a,216bの他の従動面219bに対して平行である。
フックジョー218a,218bは、解除状態のとき従動軸Aの軸方向へ連行ジョー216a,216bに対して突出する。フックジョー218a,218bは、解除状態のとき工具受容装置の軸方向長さを区切る。連行ジョー216a,216bは、取付状態のとき従動軸Aの軸方向へフックジョー218a,218bに対して突出する。連行ジョー216a,216bは、取付状態のとき工具受容装置の軸方向長さを区切る。
連行ジョー216a,216bは、トルク伝達領域213として構成された、それぞれ2つの半径方向の隆起部を有している。
工具装置11が工作機械211に取り付けられたとき、工具受容装置213のトルク伝達領域219は、第工具受容装置213の第1の直交平面235と第2の直交平面237との間に位置する。
第1の直交平面235は、工作機械211のほうを向く側で従動軸Aの方向に工具受容装置213を区切り、第2の直交平面237は、工作機械211と反対を向く側で工具受容装置213を区切る。
トルク受容領域219は従動軸Aの半径方向で少なくとも区域的に、工具回転軸aに対する第1および第2の半径方向間隔の間に延びており、これらの区域のうち少なくとも1つは工作機械211から工具装置11へのトルク伝達219のためにセットアップされている。
工作機械211の1つのトルク伝達領域219は、好ましくは複数の、特別に好ましくはすべてのトルク伝達領域219は、工具装置11のトルク受容領域40に少なくとも区域的に点接触の形態で、好ましくは線接触の形態で、特別に好ましくは面接触の形態で接触するのが好ましい。
工具受容装置213は、駆動軸Aを中心として互いに回転対称に配置された、それぞれ2つのトルク伝達領域219を備える2つの連行ジョー216a,216bを有している。トルク伝達領域213は、従動軸Aを中心とする円周方向で90°の角度のもとで互いに対称に配置されており、それにより、工具装置を4つの回転位置で工具受容装置213と結合することができる。
従動面219bと従動エッジ219aは、工作機械211の作動時における工具受容装置の回転方向と反対向きに角度をなしている。
従動面219bと従動エッジ219aは、従動軸Aの軸方向と半径方向を通って広がる平面に対して、従動軸Aを中心とする円周方向で最大で30°、特に最大で25°の角度βで角度をなしている。
駆動面219bには外側円周面239が円周方向で後続する。外側円周面239は、工具装置11を取付状態のとき第2の区切りエッジ25でセンタリングするために意図される。特に外側円周面239は、従動軸Aの軸方向と半径方向を通って広がる平面に対して、従動軸Aの半径方向軸を中心とする円周方向で約1°の角度で角度をなしており、それにより、工具受容装置213へ工具装置11を軸方向に外嵌するときの半径方向の公差が狭くなり、工具装置11をいっそう正確に装着することができる。
連行ジョー216a,216bは、少なくとも第1の直交平面235で従動軸Aを中心とする内側円周円243の上に位置する内側円周面240をそれぞれ有する。連行ジョー216a,216bは、少なくとも第1の直交平面235で、特に円周面245を区切る、従動軸Aを中心とする外側円周円245cの上に位置する2つの外側円周面239をそれぞれ有する。内側円周円243は外側円周円245cに対して同心的である。内側円周円243は従動軸Aを中心とする22mmの直径を有しており、それにより、約22.2mmを有する、接合装置113の切欠き17の最小の直径が、特にクランプ翼部19の第1の区切りエッジ21が、従来式の工作機械211との後方互換性を可能にする。
連行ジョー216a,216bは10mmの幅bを有している。
連行ジョー216a,216bの少なくとも1つの外側円周面239に、内側円周面240と外側円周面239をつなぐコーディング面241がそれぞれ後続する。
少なくとも内側円周面240、外側円周面239、コーディング面241、および駆動面219bは少なくとも区域的に、連行ジョー216a,216bを従動軸Aの半径方向で区切る。
連行装置215は、特に案内ジョーとしての役目をする2つの連行ジョー216a,216bによって構成され、これらはフックジョー218a,218bを半径方向で案内するために意図されており、それは、クランプ装置回転軸kを中心とする従動軸Aの半径方向へのフックジョー218a,218bの運動が可能となり、この半径方向に対して垂直に半径方向運動が区切られることによる。連行ジョー216a,216bは工具回転軸aの半径方向で、実質的に長方形の開口部225の主要長さに沿って開口部225を区切る。
特に図4は、工具装置11を、特に工具装置11の少なくとも当接面61を、軸方向で支持するために意図される平坦な円環状の載置面261を備える工具受容装置213を示している。載置面261は、半径方向でフックジョー218a,218bに対して間隔をおいて配置されるとともに、少なくとも1つの平面でフックジョー218a,218bを360°だけ取り囲む。載置面261は従動軸Aに対して直交するように延びる。
図2は、取付状態のとき作業領域15が接合装置113に対して工具回転軸aに沿って工作機械211の工具受容装置213のほうを向く方向で突出するように接合装置113に配置された、工具装置11の作業領域15を区域的に示している。このとき作業領域15の当接面61は、工具装置11が取付状態にあるときに工作機械211の載置面261と接触することができ、工具回転軸aの円周方向で工作機械11に対して摩擦接合式の結合部を形成する。
当接面61は、工具装置11の取付状態のときに工作機械211の載置面261とともに、円周方向で摩擦接合式の載置部を工作機械11に対して形成する。それにより弾性的な作業領域61で、軸方向に緩衝作用も追加的に実現することができる。また、それによって軸方向でのクランプ翼部19の初期応力も可能である。
載置面261は従動軸Aの半径方向で、従動軸Aからの第1の半径方向の内側間隔Riと、第2の半径方向の外側間隔Raとの間に延びており、第1の半径方向の内側間隔Riは第2の半径方向の外側間隔Raよりも小さい。第1の半径方向の内側間隔Riは、載置面261を区切る載置面261の内側半径を形成する。第2の半径方向の外側間隔Raは、載置面261を区切る載置面261の外側半径を形成する。
取付状態のとき、工具装置11のクランプ翼部19の第1の区切りエッジ21は、載置面261の第1の半径方向の内側間隔Riに対して、半径方向で従動軸Aのほうに向けて特に最大で2mmだけ突出している。このときクランプ翼部19はこの領域で、特に少なくとも第1の区切りエッジ21の領域で、クランプ翼部19を軸方向で支持するための載置面261ないし支持材料が存在しないように、載置面261から突出する。
クランプ翼部19は半径方向で載置面261の上に載置されず、特に全面的には載置されず、それによりクランプ翼部19は少なくとも区域的に軸方向で弾性的に曲がることができる。特に、軸方向でクランプ翼部19の第1の区切りエッジ22のすぐ下方には載置面261が設けられない。特に、軸方向でクランプ翼部19の第2の区切りエッジ24のすぐ下方には載置面261が設けられない。このように、工具装置11の第1の区切りエッジ22および/または第2の区切りエッジ24は取付状態のとき、載置面261の最小長さないし第1の半径方向の内側間隔Riよりも小さい最大の半径方向長さを有する。
連行装置215は保護装置として構成されていてよい。連行装置215は、取付状態にあるクランプ装置217の最大の半径方向長さよりも大きい最大の半径方向長さを有しており、それにより、工具受容装置213が回転駆動されるとき従動軸Aの半径方向へ突出する連行ジョー216a,216bがフックジョー218a,218bの保護を保証し、それは、フックジョー218a,218bが工作機械211の作動時に工作物と誤って接触したとき、フック装置217a,217bが連行ジョー216a,216bによって保護されることによる。
特に、フックジョー218a,218bは連行ジョー216a,216bに対して、工具受容装置213の解除状態のとき、従動軸Aの軸方向で工具受容装置213から離れるほうを向く方向へ突出することができる。
特に、工具装置11の接合装置113の投影エッジ22は円周方向で特に最大で70%、とりわけ最大で50%、好ましくは最大で30%、特別に好ましくは最大で20%、さらに好ましくは最大で10%だけ、従動軸Aを中心とする円周方向での円周面245の特に最小の長さよりも短くなっており、それにより、工具受容装置213を解除状態のとき、工具装置11の装着プロセスにあたってフックジョー218a,218bを中心として予備センタリングないし概略センタリングすることができる。
工具受容装置は第1の装着領域と第2の装着領域とを有している。第1の装着領域は、第1の平坦な装着面として構成される。第2の装着領域は、第2の平坦な装着面として構成される。第1の装着面は、連行装置の軸方向長さを区切る。第1の装着面は、取付状態のとき工具受容装置の軸方向長さを区切る。第2の装着面は、特に360°の平面で第1の装着領域を包囲する。これらの装着面は、少なくとも実質的に従動軸の半径方向と、従動軸を中心とする円周方向に延びる。第1の装着面は第2の装着面に対して従動軸の軸方向で間隔をおいて、特に平行に配置される。これらの装着面は従動面219bおよび従動エッジ219aを区切る。これらの装着面は工具受容装置から離れるほうを向く。工具装置は取付状態のとき第2の装着面の上に載置される。工具装置は解除状態のとき第1の装着面の上に載置することができる。第2の装着面は載置面であり得る。
連行装置217は、連行装置217の、特に連行ジョー216a,216bの半径方向長さを区切る円周区切り輪郭を有している。
連行装置217の円周区切り輪郭は、従動軸Aの領域で工具受容装置213の隆起した区域として施工されるコーディング装置251を形成する。
このコーディング装置251は、図12に示すように、工具装置11の切欠き17に係合するためにセットアップされている。コーディング装置251は、接合装置113の切欠き17の区切り輪郭の雌型に実質的に相当しており、それにより、工具装置11と工具受容装置213との間で形状接合式の結合を可能にする。
しかしながら、連行ジョー216a,216bの内側円周円243よりも大きい、特に外側円周円245cよりも大きい半径方向長さを少なくとも区域的に有する、雌型とは相違する切欠き17の形状も可能である。
コーディング装置251は、連行ジョー216a,216bの円周面(内側円周面240、外側円周面239、コーディング面241、および従動面219b)によって形成される。
コーディング装置251は、特にn個の回転対称性に基づき、従動軸Aに対して回転対称である。しかしながら、たとえば非対称の構成など、コーディング装置251が回転対称な構成とは相違する構成を有することも考えられる。
さらに工具装置11は、たとえば詳しくは図示しないねじ装置を含む少なくとも1つの取付ねじ、ワッシャ、ナット部品などによって、工具装置11を受容するために意図される工作機械211の、特にアンギュラ研削機の、従来式の工具受容装置213とともに使用することができる。このとき工具装置11は取付ねじによって、この取付ねじがワッシャによって力作用を工具装置11に及ぼして、工作機械211に保持される。工作機械211から工具装置11への駆動力の伝達は、基本的に、トルク伝達領域219とトルク受容領域40の形状接合式の噛み合いによって実現される。このとき工具装置11は、工具回転軸aと従動軸Aとが実質的に一致するように、工作機械211に保持される。工具装置11は従動軸Aを中心として回転駆動される。
図5b、図5c、図5dおよび図5eは、接合装置113の対称の構成を有する工具装置11を受容するための、手動工作機械211の工具受容装置213の別案の実施形態を示す。図5b、図5c、図5dおよび図5eに示す工具受容装置213は、上記の各図面、特に図5aに示す工具受容装置213と少なくとも実質的に同様の構成を有している。上記の各図面に示す工具受容装置213とは異なり、図5b、図5c、図5dおよび図5eに示す工具受容装置213は、従動軸Aと少なくとも実質的に平行に延びる対称平面に対して対称に構成された連行装置215を有している。従動軸Aは、連行装置215が対称に構成される対称平面に延びているのが好ましい。
図5bに示す連行装置215は、互いに対称に構成された連行ジョー216a,216bを有するのが好ましい。特に連行ジョー216a,216bは、特に従動軸Aを含む対称平面に関して、互いに鏡像対称に構成される。連行ジョー216a,216bは、対称平面に対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面に対してそれぞれ鏡像対称に構成されるのが好ましい。各々の連行ジョー216a,216bに、連行装置215の少なくとも1つの挿入切欠きが配置されるのが好ましく、その中に、図5bには詳しくは図示しない、図5bの工具受容装置213に対応するように構成された工具装置11の、特に長方形の、好ましくは台形の断面を有するクランプ翼部19を挿入可能および/または配置可能である。特に連行ジョー216a,216bは、それぞれ少なくとも1つの挿入斜面を有する。挿入斜面はそれぞれの連行ジョー216a,216bで、挿入切欠きを少なくとも部分的に区切るそれぞれの連行ジョー216a,216bの外面に配置される。
図5cに示す連行装置215は、互いに対称に構成された連行ジョー216a,216bを有するのが好ましい。特に連行ジョー216a,216bは、特に従動軸Aを含む対称平面に関して、互いに鏡像対称に構成される。連行ジョー216a,216bは、対称平面に対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面に対してそれぞれ鏡像対称に構成されるのが好ましい。連行ジョー216a,216bは、少なくとも2つの面取りされたエッジを備える長方形の基本形状をそれぞれ有している。それぞれの連行ジョー216a,216bの面取りされた2つのエッジを相互につなぐ外面に、連行ジョー216a,216bはそれぞれ延長部を含んでいる。それぞれの連行ジョー216a,216bの延長部は円切片状に構成されるのが好ましい。それぞれの連行ジョー216a,216bの延長部は、たとえば図5cに示す工具受容装置213の組付コーディング要素を形成することができる。図10cに示す工具受容装置213のクランプ装置217のクランプ面233に対して少なくとも実質的に垂直に延びているクランプ装置217の内面が、円切片状の延長部を有するのが好ましい。クランプ装置217の延長部は、たとえば図5cに示す工具受容装置213の取付コーディング要素を形成することができる。特に、クランプ装置217の延長部に対して対応しない切欠きを有する工具装置(図5cには詳しくは図示せず)の取付けを、図5cに示す工具受容装置213のクランプ装置217によってほぼ回避可能であるという利点がある。連行ジョー216a,216bの延長部と、クランプ装置217の延長部は、従動軸Aに対して実質的に垂直に延びる平面で、工具受容装置213の4つの円周輪郭を形成するのが好ましい。
図5dに示す連行装置215は、互いに対称に構成された連行ジョー216a,216bを有するのが好ましい。特に連行ジョー216a,216bは、特に従動軸Aを含む対称平面に関して、互いに鏡像対称に構成される。連行ジョー216a,216bは、対称平面に対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面に対してそれぞれ鏡像対称に構成されるのが好ましい。各々の連行ジョー216a,216bは、図5dには詳しくは図示しない工具装置11のクランプ翼部19に対応するように構成された少なくとも2つの連行輪郭および/またはコーディング輪郭を有するのが好ましい。連行輪郭および/またはコーディング輪郭は、特に従動軸Aに対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面で見たときに、連行装置215の外側輪郭にある凹部として構成されるのが好ましい。図5dに示す工具受容装置213のクランプ装置217は、クランプ装置217のクランプ面233に対して少なくとも実質的に垂直に延びるクランプ装置217の内面を含んでいる。この内面は、従動軸Aに対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面で見たとき、連行輪郭および/またはコーディング輪郭のうちの1つに準ずる形状を有している。連行ジョー216a,216bの連行輪郭および/またはコーディング輪郭とクランプ装置217の内面は、従動軸Aに対して少なくとも実質的に垂直の平面で、工具受容装置213の6つの円周輪郭を形成するのが好ましい。
図5eに示す連行装置215は、互いに対称に構成された連行ジョー216a,216b、特に互いに点対称に構成された連行ジョー216a,216bを有するのが好ましい。この連行装置215に、工具受容装置213の少なくとも2つの組付コーディング要素300,302,308,310が連行ジョー216a,216bごとに配置されるのが好ましい。その代替または追加として、工具受容装置213のそれぞれ2つの組付コーディング要素300,302,308,310が、少なくとも実質的にフック装置217a,217bに準じて配置されることが考えられる。それぞれの連行ジョー216a,216bに配置される、工具受容装置213の少なくとも2つの組付コーディング要素300,302,308,310は、17mmよりも小さいか、またはこれに等しい大きさの最大の円周長さをそれぞれ有するのが好ましい。それぞれの連行ジョー216a,216bに配置される、工具受容装置213の少なくとも2つの組付コーディング要素300,302,308,310は、特に共同して、10°〜40°の値範囲に属する値を有する角度領域の範囲内でそれぞれの連行ジョー216a,216bに配置されるのが好ましい。
図13〜図18は、図1〜図12の容易な可読性を可能にするために、上記の図1〜図12では図面の見やすさのために図示されていない工作機械システムの追加のディテールの図面を示している。図13〜図18に関して開示される構成要件は、図1〜図12にも準用可能である。
工具装置11は、工具装置11が工具受容装置213に配置された状態のとき工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310と協同作用するために意図される、少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314を含んでいる。工具装置11の少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314と、工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310は、特に対応するように構成される。工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310は、工具受容装置213の、特に載置面261の表面または上への工具装置11の固定または装着をコーディングするために意図されるのが好ましい。工具受容装置213の少なくとも1つの少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310は、工具受容装置213の、特に載置面261の表面または上への工具装置11の配置、固定または装着を、鍵と鍵穴の原理に基づいてコーディングするために意図されるのが好ましい。
連行装置215は、工具装置11が工具受容装置213に配置された状態のとき工具装置11の少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306と協同作用するために意図される、少なくとも1つの組付コーディング要素300,302を含んでいる。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、連行装置215の少なくとも1つの連行ジョー216a,216bに配置される(図13参照)。
連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、機械式の組付コーディング要素として構成される。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、連行ジョー216a,216bと一体的に構成される。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は延長部として構成される。しかしながら連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302が、当業者に有意義と思われるその他の構成を有することも考えられ、たとえば切欠き、ウェブなどとしての構成も考えられる。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、工具装置11の工具回転軸aに対して横向きに、少なくとも実質的に垂直に延びる方向に少なくとも沿って延びるのが好ましい。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、少なくとも1つの連行ジョー216a,216bの内側円周面240に隣接するように配置される。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、少なくとも1つの連行ジョー216a,216bの内側円周面240を起点として、特に工具回転軸aから離れていく方向へ、特に外側円周円245cにより区切られる円周面245まで最大で延びている(図12および図13参照)。
連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、円周方向に沿って見たとき、駆動エッジ219aおよび/または駆動面219bと、駆動エッジ219aおよび/または駆動面219bと反対を向くほうの連行ジョー216a,216bの側との間に配置されるのが好ましい。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、円周方向に沿って、駆動エッジ219aおよび/または駆動面219bと、駆動エッジ219aおよび/または駆動面219bと反対を向くほうの連行ジョー216a,216bの側との間の円周方向に沿った最小間隔よりも小さい最大長さを有するのが好ましい。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、60°よりも小さい角度範囲内で、駆動エッジ219aおよび/または駆動面219bと、駆動エッジ219aおよび/または駆動面219bと反対を向くほうの連行ジョー216a,216bの側との間に配置されるのが好ましい。
連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、当業者に有意義と思われるどのような構成でも有することができる。たとえば、連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、特に第1の直交平面235で見たとき、多角形(正方形、長方形、三角形、n角形など)または円形(半円形、波形の外側円周線を有する半円形など)の断面を有することが考えられ、このことは一例として図15からも導き出すことができる。工具装置11の少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310と対応するように構成されるのが好ましいからである。しかしながら工具装置11の少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314と、工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310が、特にサイズ寸法の観点から別様に構成されることも考えられる。たとえば工具装置11の少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、円周方向に沿って、または半径方向に沿って、工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310の最大長さの整数倍に相当する最大長さを有することなどが考えられる。
少なくとも連行装置215の各々の連行ジョー216a,216bに、少なくとも1つの組付コーディング要素300,302が配置されるのが好ましい(図13参照)。しかしながら、連行ジョー216a,216bごとに1つを超える組付コーディング要素300,302が設けられ、たとえば連行ジョー216a,216bごとに少なくとも2つ、少なくとも3つ、少なくとも4つ、またはそれ以上の組付コーディング要素300,302が設けられることも考えられる。連行ジョー216a,216bに配置される組付コーディング要素300,302は、特に互いに同様の構成を有する。しかしながら、組付コーディング要素300,302の差異化された構成も考えられる。
連行装置215の連行ジョー216a,216bに配置される組付コーディング要素300,302は、従動軸Aを含む平面に関して非対称に連行ジョー216a,216bに配置されるのが好ましい。しかしながら、連行装置215の連行ジョー216a,216bに配置される組付コーディング要素300,302が、従動軸Aを含む平面に関して対称に連行ジョー216a,216bに配置されることも考えられ、このことは、たとえば工具組付コーディング要素304,306,312,314の考えられる対応する配置によって図1から導き出すことができる。
クランプ装置217は、特にクランプ装置217の少なくともフック装置217a,217bは、少なくとも1つの組付コーディング要素308,310を含んでいる(図13および図17参照)。クランプ装置217の組付コーディング要素308,310はフックジョー218a,218bに、特にフックジョー218a,218bのクランプ切欠き231に配置されるのが好ましい。クランプ装置217は多数の、特に少なくとも2つの組付コーディング要素308,310を含んでいるのが好ましい。しかしながらクランプ装置217が、フック装置217a,217bに配置される、1つや2つとは相違する数の組付コーディング要素308,310を有することも考えられる。クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、工具受容装置213への工具装置11の取付けをコーディングするために意図される固定コーディング要素を形成するのが好ましい。クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、工具受容装置217への工具装置11の取付けを鍵と鍵穴の原理に基づいてコーディングするために意図されるのが好ましい。
クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、フックジョー218a,218bと一体的に構成されるのが好ましい。しかしながら、クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310がフックジョー218a,218bとは別個に構成されて、当業者に有意義と思われる結合によってフックジョー218a,218bに固定されることも考えられる。クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、クランプ切欠き231を少なくとも部分的に区切るクランプ装置217のクランプ面233に、特にクランプ面233にすぐ隣接するように配置されるのが好ましい。クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、特に、クランプ装置217のクランプ面233の最大長さよりも小さい最大長さをクランプ切欠き231の内部で有する。クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、延長部として構成されるのが好ましい。しかしながらクランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310が、当業者に有意義と思われるその他の構成、たとえば切欠き、溝、ウェブ、ギザギザのある輪郭としての構成などを有することも考えられる。クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、フックジョー218a,218bの中心平面に対して、特に対称平面に対して、対称または非対称にフックジョー218a,218bに配置されていてよく、このことは特に、たとえば工具組付コーディング要素304,306,312,314の考えられる対応する配置によって図18から導き出すことができる。
フックジョー218a,218bの中心平面は、特にフックジョー218a,218bが少なくとも組付コーディング要素308,310の配置を除いて少なくとも実質的に対称に構成される対称平面は、従動軸Aに対して少なくとも実質的に平行に延びており、および/またはこれを含むのが好ましい。フックジョー218a,218bの中心平面に対して、特に対称平面に対して相対的に間隔をおく、クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310のフックジョー218a,218bへの配置も考えられる。
工具装置11の接合装置113は、工具装置11が工具受容装置213に配置された状態のとき工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310と協同作用するために意図される、少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314を有している。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、接合装置113の少なくとも1つのクランプ翼部19に配置される(図18参照)。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、半径方向軸rに沿って、接合装置113の第1の区切り円23と第2の区切り円27の間の最大間隔に最大で相当する最大長さを有しており、このことは、たとえば図18の接合装置113のさまざまに異なる施工可能性から見て取ることができる。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、接合装置113の駆動エッジ40aとコーディングエッジ35の間の角度領域内で、接合装置113のクランプ翼部19に配置される。特にこの角度領域は90°よりも小さい、好ましくは60°よりも小さい、特別に好ましくは40°よりも小さい最大の広がりを有する。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は円周方向に沿って、接合装置113の駆動エッジ40aとコーディングエッジ35の間の最大間隔よりも小さいのが好ましい最大長さを有する。特に少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は円周方向に沿って、駆動エッジ40aとコーディングエッジ35の間の領域に延びている。駆動エッジ40aとコーディングエッジ35の間の領域は、接合装置113の第1の区切り円23と第2の区切り円27との内部に配置されるのが好ましい。この領域は、接合装置113の第1の区切り円23と第2の区切り円27によって区切られる円環の部分領域で形成されるのが好ましく、このことは、たとえば図18の表形式のリストのさまざまな実施可能性から見て取ることができ、図示している各実施可能性の組み合わせも十分に考えられる。接合装置113は、対称に、特にn個の回転対称性に基づいて、または非対称に、接合装置113に、特にクランプ翼部19に配置されていてよい、多数の工具組付コーディング要素304,306,312,314を含んでいるのが好ましい。
図14は、工具装置11が工具受容装置213に配置された状態のとき工具受容装置213の少なくとも1つの工具組付コーディング要素300,302,308,310と協同作用するために意図される少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314を備える、本発明による工具装置11の実施形態を示す。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、接合装置113の少なくとも1つのクランプ翼部19に配置される。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は半径方向軸rに沿って、接合装置113の第1の区切り円23と第2の区切り円27の間の最大間隔に最大で相当する最大長さを有しており、このことは、たとえば図18の接合装置113のさまざまに異なる実施可能性から見て取ることができる。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、接合装置113の駆動エッジ40aとコーディングエッジ35の間の角度領域で、接合装置13のクランプ翼部19に配置されるのが好ましい。
図14に示す工具装置11は、少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314の代替または追加として、工具受容装置213に可動に支承される固定部材および/または位置決め部材324(一例として図16aおよび図16bに図示)を受容するために意図される、少なくとも1つの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322を含んでいる。工具受容装置213の可動に支承される固定部材および/または位置決め部材324は、たとえばばね付勢される係止ボルトなどとして構成されていてよい。少なくとも1つの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322は、クランプ翼部19に配置されるのが好ましい。少なくとも1つの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322は、クランプ翼部19の材料のない破断部として、特に、クランプ翼部19の最大の材料厚みhを全面的に貫いて延びる切欠きとして構成されるのが好ましい。しかしながら、追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322が凹部として、たとえば型押し法により製作される凹部として、クランプ翼部19および/または支持フランジ14に構成されることも考えられ、このことは一例として図16aおよび図16bに示されている。支持フランジ14は作業領域15と一体的に構成されていてよく、または、特に型押し法により製作される、支持フランジ14の取付部材によって形状接合式および/または摩擦接合式に作業領域15と結合されていてよい(図16aおよび図16b参照)。
少なくとも1つの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322の最大直径dは、0.8mm〜1.6mmの値範囲に属する値に相当するのが好ましい。少なくとも1つの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322は、第1の区切り円23と第2の区切り円27の間の半径方向領域でクランプ翼部19に配置されるのが好ましい。しかしながら、少なくとも1つの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322が工具装置11のこれ以外の領域に配置されることも考えられる。工具装置11は、均等に配分されて工具装置11に、特に工具装置11の支持フランジ14に配置されるのが好ましい多数の追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322を含んでいるのが好ましい。特に、これらの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322は、23mm〜28mmの値範囲に属する値の最大直径を有する共通の円環326の上に配置される。この共通の円環は、工具回転軸aの上に配置される中心点を有するのが好ましい。
図15は、クランプ翼部19のうちの1つの詳細図を示している。クランプ翼部19は、10,000N/mm〜350,000N/mmの値範囲に属する値を有する、ばね定数に相当する最大の力定数Dを有するのが好ましい。クランプ翼部のばね定数に相当する最大の力定数Dは、特に次の関係から求められる:
F=Dz、ここでD=3EI/L、z=FL/3EI、I=bh/12であり、Lは、特に半径方向軸rと少なくとも実質的に平行に延びる方向での、第1の区切り円23と第2の区切り円27の間のクランプ翼部19の特に平均化された最大長さ、bは第2の区切り円27に対して接線方向へのクランプ翼部19の最大の接線方向長さ、hは工具回転軸aの軸方向でのクランプ翼部19の最大の材料厚みである。最大の材料厚みhは、0.5mm〜1.6mmの値範囲に属する値に相当するのが好ましい。
特に工具組付コーディング要素304,306,312,314の実施可能性の観点からの、接合装置113の一例としての実施可能性の図18に示す表形式のリストは、表形式のリストの第1の欄に、工具組付コーディング要素304,306,312,314の考えられる実施形態をサイズに関して、特に長さ、幅などに関して示している。表形式のリストの第2の欄は、工具組付コーディング要素304,306,312,314の考えられる実施形態を形状に関して、たとえば多角形の形状、円形の形状などに関して示している。表形式のリストの第3の欄は、工具組付コーディング要素304,306,312,314の考えられる実施形態を、半径方向軸rに対して、または工具回転軸aを含む平面に対して相対的な配置に関して、たとえば半径方向軸rに対する対称の配置、半径方向軸rに対する片側への配置、n個の回転対称性などに関して示している。図18では、表形式のリストのより良い可読性を可能にするために、符号は1つの実施可能性にのみ付されている。しかしながら、特に工具組付コーディング要素304,306,312,314の実施可能性の観点からの、図18に示す接合装置113の実施可能性は限定をするものと見なされるべきではない。工具組付コーディング要素304,306,312,314は、当業者に有意義と思われるこれ以外の実施可能性を有することもできるからである。
11 工具装置
15 作業領域
17 切欠き
19 クランプ翼部
21 区切りエッジ
23,27 区切り円
35 コーディングエッジ
40 トルク受容領域
40a 駆動エッジ
49,50 接合面
55 結合領域
61 当接面
113 接合装置
211 工作機械
213 工具受容装置
215 連行装置
216a,216b 連行ジョー
217 クランプ装置
217a,217b フック装置
218a,218b フックジョー
219 トルク伝達領域
219a 従動エッジ
219b 従動面
225 開口部
229 操作装置
231 クランプ切欠き
240 内側円周面
245 円周面
261 載置面
300,302,308,310 組付コーディング要素
304,306,312,314 工具組付コーディング要素

Claims (27)

  1. 従動軸(A)を中心として回転する可動の工具受容装置(213)を有する工作機械であって、前記工具受容装置(213)は工具装置(11)を前記従動軸(A)と工具回転軸(a)が実質的に一致するように前記工作機械(211)で保持するためにセットアップされており、前記工具受容装置(213)は少なくとも1つの連行装置(215)と、前記連行装置(215)に対して相対的に可動のクランプ装置(217)とを有しており、前記連行装置(215)は駆動力を前記工具装置(11)へ伝達するために該従動軸(A)に対して間隔をおいて配置された少なくとも1つのトルク伝達領域(219)を有している、そのような工作機械において、
    前記連行装置(215)と前記クランプ装置(217)は、前記工具装置(11)に設けられた1つの共通の切欠き(17)へ挿通係合するとともに、前記従動軸(A)に対して実質的に半径方向へ可動の前記クランプ装置(217)によって前記工具装置(11)をクランプするために意図される
    ことを特徴とする工作機械。
  2. 前記工具受容装置(213)は前記クランプ装置(217)を受容するために意図される軸方向の開口部(225)を有する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記連行装置(215)は少なくとも1つの連行ジョー(216a,216b)を有しており、該連行ジョーは前記開口部(225)を少なくとも区域的に前記半径方向で区切るとともに、前記クランプ装置(217)を半径方向で案内するために意図される
    ことを特徴とする、請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記連行装置(215)は少なくとも1つの連行ジョー(216a,216b)を有している
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の工作機械。
  5. 前記連行装置(215)は互いに平行に間隔をおいて配置される少なくとも2つの前記連行ジョー(216a,216b)を有している
    ことを特徴とする、請求項3または4に記載の工作機械。
  6. 前記連行装置(215)は、前記工具受容装置(213)への前記工具装置(11)の取付状態のとき、前記半径方向において前記クランプ装置(217)の最大長さよりも大きい最大長さを有する
    ことを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項に記載の工作機械。
  7. 前記クランプ装置(217)は、クランプの解除状態のとき、前記従動軸(A)の軸方向において前記連行装置(215)に対して前記工作機械(211)から離れるように向く方向へ突出する
    ことを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項に記載の工作機械。
  8. 少なくとも1つの前記トルク伝達領域(219)は、前記工作機械(211)の作動時に前記工具受容装置(213)の回転方向と反対向きに角度をなす
    ことを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載の工作機械。
  9. 前記連行装置(215)の少なくとも1つの前記トルク伝達領域(219)は従動エッジ(219a)および/または従動面(219b)を有する
    ことを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項に記載の工作機械。
  10. 前記連行装置(215)は互いに離れるほうを向くとともに互いに実質的に平行である前記従動エッジ(219a)および/または前記従動面(219b)をそれぞれ備えた少なくとも2つの前記トルク伝達領域(219)を有する
    ことを特徴とする、請求項に記載の工作機械。
  11. 前記従動エッジ(219a)または前記従動面(219b)は、該従動エッジ(219a)または従動面(219b)の中心と前記従動軸(A)とを含む平面に対して、該従動軸(A)を中心とする円周方向で角度をなす
    ことを特徴とする、請求項9または10に記載の工作機械。
  12. 前記工具受容装置(213)は、前記工具装置(11)を軸方向で支持するために意図される、平坦な載置面(261)を有する
    ことを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項に記載の工作機械。
  13. 前記工具受容装置(213)は、操作装置(229)を有しており、該操作装置は、操作力によって前記操作装置(229)が軸方向に操作されたとき、前記工具装置(11)を前記工具受容装置(213)から取出可能である解除状態から、前記工具装置(11)が前記工具受容装置(213)に配置された取付状態へと前記クランプ装置(217)を移行させるために意図される
    ことを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項に記載の工作機械。
  14. 前記クランプ装置(217)は、前記工具装置(11)を、該工具装置(11)が前記工具受容装置(213)に配置された取付状態のときに少なくとも前記従動軸(A)の軸方向でクランプし、該工具装置(11)を該工具受容装置(213)から取出可能である解除状態のときにリリースするために意図される、少なくとも1つのクランプ切欠き(231)を備えた少なくとも1つのフック装置(217a,217b)を有する
    ことを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項に記載の工作機械。
  15. 前記クランプ装置(217)は、クランプ装置回転軸(k)を中心として旋回可能に支承されており、厚みがさまざまに異なる前記工具装置(11)を挟み込み可能である
    ことを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項に記載の工作機械。
  16. 前記連行装置(215)および/または前記クランプ装置(217)は、前記工具装置(11)が前記工具受容装置(213)に配置された取付状態のときに前記工具装置(11)の工具組付コーディング要素(304,306,312,314)と協同作用するために意図される少なくとも1つの組付コーディング要素(300,302,308,310)を含む
    ことを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1項に記載の工作機械。
  17. 前記連行装置(215)は、前記工具装置(11)が前記工具受容装置(213)に配置された取付状態のときに前記工具装置(11)の工具組付コーディング要素(306,314)と協同作用するために意図される少なくとも1つの組付コーディング要素(300,302)を含み、
    前記連行装置(215)の前記組付コーディング要素(300,302)は少なくとも1つの前記連行ジョー(216a,216b)に配置される
    ことを特徴とする、請求項3から5の何れか一項に記載の工作機械。
  18. 前記連行装置(215)の前記組付コーディング要素(300,302)は少なくとも1つの前記連行ジョー(216a,216b)の内周面(240)に隣接して配置される
    ことを特徴とする、請求項17に記載の工作機械。
  19. 前記クランプ装置(217)は、少なくとも1つの前記組付コーディング要素(308,310)を含んでいる
    ことを特徴とする、請求項16から18までのいずれか1項に記載の工作機械。
  20. 前記クランプ装置(217)は、前記工具装置(11)が前記工具受容装置(213)に配置された取付状態のときに前記工具装置(11)の工具組付コーディング要素(304,312)と協同作用するために意図される少なくとも1つの組付コーディング要素(308,310)を含み、
    前記クランプ装置(217)の前記組付コーディング要素(308,310)は前記フック装置217a,217b)に配置される
    ことを特徴とする、請求項14に記載の工作機械。
  21. 請求項1から20までのいずれか1項に記載の少なくとも1つの工作機械(211)と、前記工具装置(11)とを含む工作機械システム。
  22. 記工具装置(11)は前記切欠き(17)を備える接合装置(113)を有しており、該接合装置は前記工具受容装置(213)を前記従動軸(A)の円周方向で少なくとも部分的に包囲するために意図されており、前記工具装置(11)は前記工具回転軸(a)から前記半径方向に間隔をおく少なくとも1つのトルク受容領域(40)を有しており、前記トルク受容領域(40)は前記切欠き(17)を前記半径方向で少なくとも区域的に区切り、前記クランプ装置(217)は前記工具装置(11)に対して力作用を及ぼし、この力作用は前記工具回転軸(a)の軸方向に少なくとも1つの成分を有する
    ことを特徴とする、請求項21に記載の工作機械システム。
  23. 前記接合装置(113)は、前記工具回転軸(a)に対して直交する、第1の面(49)と、前記第1の面(49)に対して反対を向く第2の面(50)と、を有し、少なくとも1つの前記トルク受容領域(40)はこれらの面(49,50)の間に配置される
    ことを特徴とする、請求項22に記載の工作機械システム。
  24. 前記工具装置(11)は工作物または工作物構造に対して作用するためにセットアップされた作業領域(15)を有しており、前記作業領域(15)は、前記工具装置(11)が前記工具受容装置(213)に配置された取付状態のときに前記作業領域(15)が前記接合装置(113)に対して前記工具受容装置(213)のほうを向く方向へ前記工具回転軸(a)に沿って突出するように前記接合装置(113)に配置されて
    ことを特徴とする、請求項22または3に記載の工作機械システム。
  25. 記トルク伝達領域(219)は、前記トルク受容領域(40)に少なくとも区域的に点接触の形態で接触する
    ことを特徴とする、請求項22から24までのいずれか1項に記載の工作機械システム。
  26. 請求項12に記載の少なくとも1つの工作機械(211)と、前記工具装置(11)と、を含む工作機械システムにおいて、
    前記工具装置(11)は前記切欠き(17)を前記半径方向で少なくとも部分的に区切る少なくとも1つのクランプ翼部(19)を有しており、前記クランプ翼部(19)は、前記工具装置(11)前記工具受容装置(213)に配置された取付状態のとき前記載置面(261)に対して前記従動軸(A)に向けて突出する
    ことを特徴とする、工作機械システム。
  27. 請求項1から20までのいずれか1項に記載のアンギュラ研削機として施工された工作機械(211)の利用法において、
    前記工具装置(11)を1分あたり4000超の回転の回転速度で作動させる
    ことを特徴とする利用法。
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