JP6767570B2 - 工具装置、工具装置の利用法、工具装置を製造する方法、及び、工作機械システム - Google Patents

工具装置、工具装置の利用法、工具装置を製造する方法、及び、工作機械システム Download PDF

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Description

本発明は、工具受容装置の従動シャフトを中心として工具装置を回転可能に駆動可能な手動工作機械で受容するための、特に工作物を加工するための工具装置に関し、手動工作機械の従動シャフトと取外し可能に結合可能である少なくとも1つの接合装置を有しており、接合装置は工具受容装置に、従動シャフトの従動軸と工具装置の工具回転軸とが実質的に一致するように取付可能であり、接合装置は切欠きを有している。
特許文献1には、長軸を中心として振動するように駆動される従動シャフトへ形状接合式に取り付けるために中央の取付開口部を有する鋸刃を含む切断刃が開示されており、この切断刃は円形に構成されている。
独国実用新案第29605728号明細書
本発明の課題は、工作機械のための、特に手動工作機械のための工具装置を簡素な設計的方策によって改良することにある。
この課題は、工具受容装置の従動シャフトを中心として工具装置を回転可能に駆動可能な手動工作機械で受容するための、特に工作物を加工するための工具装置であって、手動工作機械の従動シャフトと取外し可能に結合可能である少なくとも1つの接合装置を有しており、接合装置は工具受容装置に、従動シャフトの従動軸と工具装置の工具回転軸とが実質的に一致するように取付可能であり、接合装置は切欠きを有しているものによって解決される。
本発明によると、接合装置は工具回転軸の半径方向で切欠きを少なくとも部分的に区切る少なくとも1つのクランプ翼部を有しており、該クランプ翼部は工具回転軸に対して実質的に半径方向で、工具回転軸を中心とする第1の特に最小の区切り円の上に位置する第1の区切りエッジによって区切られており、クランプ翼部は少なくとも実質的に工具回転軸に対する直交平面に沿って延びている。
以下においては、従動軸を中心として回転運動する工具受容装置を有する特に手動操作式の工作機械、特に手動工作機械とともに使用するための工具装置の例を主に取りあげて本発明を説明する。しかしながらこのような記述の限定は、このような工具装置の適用可能性の限定として理解されるべきものではない。
工作機械、特に手動工作機械とは、1つまたは複数の駆動モータおよび場合により1つまたは複数の伝動装置ならびに−幾何学的な意味で理解されるべき−従動軸を備えた少なくとも1つの従動シャフトを有する装置である。従動シャフトには、直接的または間接的に工具受容装置が配置される。工具受容装置は、トルクが工具へ、特に工具装置へ印加される1つのコンポーネントないし複数のコンポーネントであり、工具受容装置は工具を好ましくは特に手動操作式の工作機械において、特に手動工作機械において固定し、それにより工具が、特に工具装置が工具受容装置によって固定されるだけでなく、その従動トルクで付勢される。従動トルクという概念、および従動を付して形成される諸概念は、工作機械から、特に手動工作機械から工具に、特に工具装置に伝達されるトルク、ないしはこれに対応する工作機械の、特に手動工作機械のコンポーネントを意味し、駆動トルクという概念は工具で、特に工具装置で受け止められるトルクを表す。
手動操作式の工作機械、特に手動工作機械は支持装置、特にグリップなどを有していて、これを用いて工作機械を、特に手動工作機械を、これに取り付けられた工具とともに、特にこれに取り付けられた工具装置とともに、操作力によって操作することができる。典型的な場合、手動操作式の工作機械は、特に手動工作機械は電気式の駆動モータを備えているが、たとえば内燃機関を用いるこれ以外の設計型式や、液圧式または空気圧式に作動する工作機械、特に手動工作機械も知られており、本発明の枠内で適用可能である。
工作機械は、特に手動工作機械は、特に高速回転をする用途のための工具装置を、工具を使うことなく受容ないしクランプすることを可能にし、それにより、好ましくは追加の、特に取外し可能な固定部材、たとえば取付ねじなどが、工具受容装置への工具装置の取付けのために必要となることがない。工作機械は、特に手動工作機械は、工具装置を特別に迅速かつ快適な仕方で工具受容装置と結合ないしクランプするために意図され、それにより、操作者はこのような種類の工作機械では特別に迅速な工具取替を行うことができる。また、それによってたとえばスパナやドライバーなどの追加工具の使用も、工具装置を工作機械と結合するために必要なくなる。
本発明による工具装置が特別に好ましい理由は、工具装置が振動最小化をするように手動工作機械によって作動可能であるように、少なくとも1つのクランプ翼部が構成されているからであり、それにより、半径方向に延びる少なくとも1つのクランプ翼部は、工具受容装置の従動シャフトから工具装置への特別に好ましいトルクの伝達を惹起するだけでなく、工具受容装置とクランプされた状態のとき、特別に振動最小化された工具装置の作動も可能にする。それにより、クランプされた状態での初期応力が増すにつれて強くなる可能性がある、工具装置の作動時に発生する振動をより良く受け止めることができる。
接合装置は、市場に出ている従来式の工作機械と、特に手動工作機械と取外し可能に結合されるために意図されており、それにより、工具装置の後方互換性が保証される。このとき後方互換性は、特に、クランプ翼部の第1の区切りエッジが、市場に出ている従来式の工具装置の最小の直径に相当する第1の区切り円の上に位置することによって実現され、それにより、従来式の工具受容装置での工具装置のセンタリングが可能となる。
「取外し可能に」とは、ここでの関連においては特に「非破壊式に分離可能」であることを意味するものとする。
第1の区切りエッジは、工具装置の切欠きを少なくとも区域的に区切ることができる。特に少なくとも1つのクランプ翼部は、工具装置の切欠きを少なくとも区域的に区切ることができる。
工具装置は、実質的に、工具回転軸と直交する平面に延びることができる。
特に切欠きは、手動工作機械の工具受容装置を少なくとも部分的に、特に全面的に包囲するために意図されていてよい。
「包囲する」とは、ここでの関連においては特に少なくとも1つの平面で、たとえば工具回転軸や従動軸の直交平面で、従動シャフトを中心として、特に工具受容装置を中心として、好ましくは工作機械の、特に手動工作機械の工具受容部のクランプ装置と連行装置を中心として、360°だけ包囲することを意味するものとする。
「意図される」とは、特に特別にプログラミングされ、設計され、および/または装備されることを意味するものとする。ある物体が特定の機能のために意図されるとは、特に、その物体がその特定の機能を少なくとも1つの使用状態および/または動作状態のときに履行および/または実行することを意味するものとする。
「直交平面」とは、ここでの関連においては、工具回転軸に対して直交するように向く少なくとも2つの方向から広がる平面を意味するものとする。このとき、直交平面が通る各方向のわずかな誤差、たとえば最大で5%、特に最大で4%、とりわけ最大で3%、好ましくは最大で2%、特別に好ましくは最大で1%までの角度誤差は、当業者の技術的な知見と能力の枠内にある。
「従動軸」および「工具回転軸」という概念は、工作機械の、特に手動工作機械の従動シャフトの、ないしは工具装置の、仮想的な幾何学的な回転軸を表す。
クランプ翼部は、特に工具装置の工具回転軸を中心とする円周方向で工具装置を駆動するための形状接合式の結合部を形成するために意図される、半径方向の形状接合部材を有することができるのが好ましい。このときクランプ翼部は、半径方向の延長部または半径方向の舌部として施工されていてよい。
特に切欠きは、特に切欠きの切欠き輪郭は、n個の、特に2個の、とりわけ4個の、好ましくは6個の回転対称性を有することができ、ここでnは2から無限の自然数である。
「回転対称性」とは、ここでの関連においては、工具装置の切欠きの切欠き輪郭の対称性であって、特に工具装置の中心点ないし工具回転軸を中心として工具装置が工具装置の定置のコピーに対して360°だけ相対回転したときにn回だけ互いに複写となり、ないしは合同になるものを意味するものとする。このとき数字のnは2から無限の範囲内の自然数とする。
従属請求項は、本発明による工具装置の好都合な発展例を記載している。
クランプ翼部はばね翼部として構成されるのが好都合であり得る。クランプ翼部は、工具装置を工具受容装置と結合して、工具装置が工具回転軸の軸方向で負荷を少なくとも部分的に弾性変形ないし弾性撓曲によって受け止めるようにするために意図されていてよい。クランプ翼部は、400,000N/mmよりも小さい、ばね定数に相当する最大の力定数Dを有するのが好ましい。クランプ翼部は、10,000N/mm〜350,000N/mmの値範囲に属する値を有する、ばね定数に相当する最大の力定数Dを有しているのが好ましい。クランプ翼部のばね定数に相当する最大の力定数Dは、特に次の関係から求められる:
F=Dz、ここでD=3EI/L、z=FL/3EI、I=bh/12であり、Lは第1の区切り円と第2の区切り円の間のクランプ翼部の特に平均化された最大長さ、bは第2の区切り円に沿ったクランプ翼部の最大の接線方向長さ、hは工具回転軸aの軸方向でのクランプ翼部の最大の材料厚みである。最大の材料厚みhは、0.5mm〜1.6mmの値範囲に属する値に相当するのが好ましい。それによって工具受容装置がクランプ翼部を確実に固定することができ、それは、クランプ翼部が少なくとも区域的に工具回転軸の軸方向で、クランプ翼部が軸方向へ弾性的に可撓に施工されるように挟み込まれることによる。
クランプ翼部は、工具回転軸の半径方向および軸方向を通って広がる各々の対称平面に対して非対称であり、特に非鏡像対称であるのが好都合であり得る。
「各々の対称平面」とは、ここでの関連においては、工具回転軸に対して半径方向軸を形成する各々の半径方向によって工具回転軸を中心とする円周方向に最大で30°、特に最大で60°、とりわけ最大で90°、好ましくは最大で120°、さらに好ましくは最大で180°、特別に好ましくは最大で360°の角度領域で生じる各々の対称平面を意味するものとする。
それによって特に、工具受容装置と工具装置の多面的な結合可能性を回避することができ、それにより工具装置は、工具受容装置での受容のために意図される1つの受容面でのみ、工具受容装置と結合される。それにより、ポカヨケの原理に基づいて即座のミス発見および/またはミス回避を実現することができ、それは、工具装置が工具受容装置での受容のために意図されていない面をもって工具受容装置と結合されたときに、操作者がフィードバックを受けることによる。
この工具装置が特別に好ましい理由は、工具装置を振動最小化するように手動工作機械とともに作動可能であるように、少なくとも1つのクランプ翼部が構成されるからであり、それにより少なくとも1つのクランプ翼部の非対称の施工形態は、工具受容装置の従動シャフトから工具装置へのトルクの特別に好ましい伝達を惹起するばかりでなく、工具受容装置とクランプされた状態のときの工具装置の特別に振動最小化された動作も可能にする。それにより、クランプされた状態のときの初期応力が増すにつれて強くなる可能性がある、工具装置の作動時に発生する振動をより良く減衰させることができる。
さらに、少なくとも1つのクランプ翼部の非対称の施工形態により、工具回転軸を中心とする工具装置の回転方向が規定されていてよく、それにより、工具装置がただ1つの回転方向でのみ、工作物または工作物構造の加工のために専用に構成されることを保証することができる。
さらに、工具回転軸の直交平面によってもたらされるクランプ翼部の断面が実質的に台形に構成され、特に実質的に長方形に構成されるのが好都合であり得る。この断面は円錐形または円錐台形に構成されていてよいのが好ましい。
第1の区切り円は、第1の区切り円の上に位置し、工具回転軸を中心とする円周方向で第1の区切り円に対して同心的に延びる、隣接する2つの第1の区切りエッジの間に位置する仮想的な少なくとも1つの投影エッジを有するのが好都合であり得る。
少なくとも1つの、特に各々の投影エッジの円周方向の長さは、特に最大で50%、とりわけ最大で40%、さらにはとりわけ最大で30%、好ましくは最大で20%、特別に好ましくは最大で10%、さらに好ましくは最大で5%だけ、投影エッジに隣接する第1の区切りエッジの長さより小さくなっていてよい。
第1の区切りエッジは、第1の区切りエッジに沿った円周方向でのクランプ翼部の特に最大の長さを画定することができる。第1の区切りエッジは、工具装置が工具受容装置と結合されるべき状態のとき、工具受容装置との工具装置のセンタリング、特に概略センタリングないし予備センタリングを可能にするために意図されていてよい。
少なくとも1つの、特に各々の投影エッジは、工具がない工具受容装置における工具受容装置の、特にクランプ装置の、もしくは従来式の工具受容装置におけるねじ付きボルトの、最大の半径方向長さよりも小さい、円周方向の最大長さを有しており、それにより、工具受容装置を半径方向で取り囲む工具装置を予備センタリングすることができる。
第1の区切り円の上に位置するすべての第1の区切りエッジの円周方向の全体長さは、第1の区切り円の上に位置するすべての投影エッジの円周方向の全体長さよりも大きく、特に最大で100%、特に最大で80%、とりわけ最大で60%、好ましくは最大で40%、特別に好ましくは最大で20%、さらに好ましくは最大で10%だけ大きいのが好ましい。1つの、特に各々の投影エッジは、投影エッジに隣接する第1の区切りエッジよりも小さいのが好ましい。
接合装置は、もっとも単純なケースでは切欠きとして構成されていてよく、それにより連行装置とクランプ装置がこの切欠きの中で、もしくはこれを通して係合することができる。工具受容装置の少なくとも連行装置および/またはクランプ装置は、工具受容装置に配置された状態のとき少なくとも部分的に工具装置の接合装置の切欠きに係合するのが好ましい。連行装置は、特に工具装置が工具受容装置に配置された状態のとき、工具装置の接合装置の切欠きを区切る工具装置の縁部領域に少なくとも部分的に当接するために意図されるのが好ましい。
別案として、接合装置は特に円板形または折り曲げられた支持フランジによって形成されるのが好都合であり得る。それにより、支持フランジがたとえば鋼材などの金属素材を含み、もしくはこれからなることによって、接合装置が特別に安定的に施工され得る。このように支持フランジを特別に好ましくロバストに工作機械の、特に手動工作機械の工具受容装置と結合し、工具受容装置で確実に保持することができる。さらに支持フランジは、少ない材料の使用を可能にする。支持フランジを薄く施工することができ、それにもかかわらず、工具装置に関わる要求事項を満たすからである。
折り曲げられた支持フランジは工具受容装置のクランプ装置で受容されるために意図され、それにより、特別に迅速かつ快適な工具装置の受容が保証される。折り曲げられた支持フランジは、工具装置がクランプナットを用いて固定されることによって、従来式の工作機械、特に手動工作機械と特別に効率的に結合されるために意図されていてよいのが好ましい。クランプナットは折り曲げられた支持フランジの中空容積部に格納することができ、それにより、支持フランジは少なくとも区域的にクランプナットを少なくとも1つの平面で360°だけ包囲する。
さらに、クランプ翼部は工具回転軸に対して実質的に半径方向で、工具回転軸を中心とする第2の特に最大の区切り円の上に位置する第2の区切りエッジによって区切られるのが好都合であり得る。第2の区切りエッジは接合装置の切欠きを区切ることができる。それにより、クランプ翼部が半径方向で負荷軽減されることによって、工具装置を特別に好ましくセンタリングすることができる。第1の区切りエッジに対する第2の区切りエッジの拡大された半径方向間隔によって、いっそう高い揺動モーメントを支持することができ、それにより、工具装置が特別に確実に工具受容装置で保持される。
さらに工具装置は、工作物または工作物構造に対して作用するために意図される、支持フランジと結合されて支持フランジを全面的に包囲する作業領域を有するのが好都合であり得る。それによって機能の分離を特別に簡単な仕方で実現することができ、それは、支持フランジが工作機械の工具受容装置と安定した結合を確立させるとともに、作業領域がたとえば加工されるべき工作物または加工されるべき工作物構造に合わせて適合化された所要の可撓性あるいはさらに剛性を有していて、その際にたとえば工具受容装置と工具装置の結合を脆弱化させないことによる。支持フランジは物質接合式、形状接合式、および/または摩擦接合式の結合によって作業領域と結合され、特に作業領域と一体的に構成されるのが好ましい。
さらに作業領域は、作業領域が支持フランジに対して取付状態のときに工具回転軸の軸方向で、手動工作機械の工具受容装置のほうを向く方向へ特に最大で2mm、とりわけ最大で1mm、さらにはとりわけ最大で0.7mm、好ましくは最大で0.6mm、特別に好ましくは最大で0.3mm、さらに好ましくは最大で0.1mmだけ突出するように支持フランジに配置されるのが好都合であり得る。それにより工具装置を工具受容装置で追加的に支持することができ、工具装置の有効な支持半径を拡大し、それによって工作機械と工具装置との追加の摩擦接合式の結合が惹起される。
工具装置は、特に作業領域は、特に研磨による剥離のための役目を果たす研削ディスクおよび/または切断ディスクおよび/またはスナッギングディスクとして施工されていてよい。
工作機械の、特に手動工作機械の工具受容装置に、外方に向かって作業領域に直接的に配置される、またはその代替として工具受容装置と作業領域の間にまず配置される、支持フランジが後続することができる。
支持フランジの最大直径は、工具装置の最大直径のおよそ20%〜80%、特に30%〜70%、好ましくは35%〜60%であり得る。
工具装置は支持フランジの領域に少なくとも1つの第1の上側の支持平面と少なくとも1つの第2の下側の支持平面とを有することが提案され、これらの支持平面は工具回転軸に対して実質的に垂直に配置され、これらの支持平面は互いに間隔Tだけ間隔をおいており、これらの支持平面は支持フランジの軸方向長さを区切る。第1の支持平面は第2の支持平面に対して最大で25mm、特に最大で20mm、とりわけ最大で15mm、さらにはとりわけ最大で10mm、好ましくは最大で8mm、特別に好ましくは最大で5mm、あるいは最大で3mm、特に最大で2mm、好ましくは最大で1mmの間隔Tで間隔をおいていてよい。それにより、工具装置の特別に平坦で安定的な実施形態を実現することができる。
支持フランジは、工具回転軸の軸方向に延びる、特に工具回転軸に対して半径方向に作業領域を区切る、実質的に円筒状の側壁を有することができる。特に、側壁は実質的に円形の断面を有することができる。
これに加えて工作機械の、特に手動工作機械の工具受容装置を、たとえばカップ状の支持フランジによって工作物との衝突から防護することができる。側壁は、第1の区切り円および第2の区切り円に対して実質的に同心的であるのが好ましい。側壁は、第1の上側の支持平面と第2の下側の支持平面との間に延びているのが好ましい。側壁は、工具受容装置の少なくとも一部を側壁の内側領域で受容するために意図されていてよい。
1つの好ましい実施形態では、側壁は工具回転軸を中心として実質的に半径方向に閉じるように周回することができる。別の実施形態では、側壁は工具回転軸を中心とするその形状に関して切欠きないし中断部を有することができる。特に閉じた周回する側壁により、特別に安定した接合装置を実現可能である。中断のある、または切欠きを有する側壁によって、特に、特別に軽量で低い慣性モーメントを有する接合装置を実現可能である。
第2の支持平面は、特に工具装置が工具受容装置に配置および/または取り付けられた状態のとき、工具装置を受容する工作機械から、特に手動工作機械から、第1の支持平面よりも遠くに離れていてよい。
さらに少なくとも1つのクランプ翼部は、特に駆動エッジおよび/または駆動面を形成するトルク受容領域を、工具回転軸を中心とする円周方向でトルクを受容するために有することが提案され、トルク受容領域は少なくとも区域的にクランプ翼部の軸方向および/または半径方向の長さによってもたらされる。トルク受容領域は、工作機械の工具受容装置と点状載置によって、特に線状載置によって、好ましくは面状載置によって接触していてよい。
特にトルク受容領域は、第1の下側の支持平面と第1の上側の支持平面との間に配置されていてよい。トルク受容領域はそれぞれ駆動エッジおよび/または駆動面をもって、工具回転軸を中心として延びる円周方向に沿って互いに相対的に間隔をおいて配置されるのが好ましく、特に、それぞれのトルク受容領域の間の、特にトルク受容領域の駆動エッジおよび/または駆動面の間の、円周方向に沿った最小間隔は、第1の区切り円の円周全体の特に10%よりも大きく、好ましくは20%よりも大きく、特別に好ましくは60%よりも小さい。
トルク受容領域は、工作機械の、特に手動工作機械の駆動トルクを工具装置へ伝達するために意図される。
特にトルク受容領域は、特に駆動エッジおよび/または駆動面は、工作機械の、特に手動工作機械の作動時の工具受容装置の回転方向と反対向きに角度をなしていてよく、好ましくは工具回転軸の軸方向と半径方向を通って広がる平面に対して工具回転軸を中心とする円周方向で特に最大で50°、とりわけ最大で40°、好ましくは最大で30°、特別に好ましくは最大で25°だけ角度をなしていてよい。駆動面および/または駆動エッジは特に駆動軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びる1つの平面で、駆動軸ならびに駆動面および/または駆動エッジと少なくとも1つの点で交わる直線とともに、特に半径方向とともに、特に80°未満、好ましくは60°未満、特別に好ましくは45°未満の角度をなすのが好ましい。駆動面は、工具回転軸を中心として延びる円周方向に対して相対的に傾いているのが好ましい。特に駆動面はそれぞれ円周方向とともに、90°とは相違する角度をなしている。
接合装置は、互いに平行に間隔をおいて配置される、トルク受容領域、特に駆動エッジおよび/または駆動面をそれぞれ備える少なくとも2つのクランプ翼部を有することができるのが好ましく、特に、両方のトルク受容領域は工具回転軸を中心として対称である。
さらに、工具装置は特に物質接合式および/または形状接合式に支持フランジと結合された作業領域を工作物の加工のために有することが提案される。それにより、特別に好ましい機能の分離を実現することができる。形状接合式の結合は、特に、作業領域に係合して支持フランジを作業領域と形状接合式に結合する、支持フランジの複数の軸方向の型押しによって実現することができる。軸方向の型押しは、軸方向に突出する突起または先端の形態で施工されていてよい。軸方向の型押しは熱排出を改善するために意図されていてよい。
支持フランジは工具回転軸に対して半径方向で切欠きを区切るのが好都合であり得る。さらに、少なくとも1つのクランプ翼部は、特にばねアームとして構成されるクランプ翼部は、切欠きを少なくとも区域的に工具回転軸に対して半径方向に区切るのが好都合であり得る。さらに切欠きは、工具装置の、特に接合装置の材料厚み全体にわたって延びる材料破断部として構成されるのが好都合であり得る。この材料破断部は手動工作機械の従動シャフトを、特に工具受容装置を、好ましくは連行装置とクランプ装置を、全面的に取り囲むために意図される。それにより、特別に安定した工具装置の接合装置が提供される。
「物質接合式に」とは、特に、たとえばはんだ付け、溶接、接着、および/または加硫などにおいて、原子または分子の力によって質量要素が統合されることを意味するものとする。
接合装置の材料厚みtは定義された値から選択されるのが好ましく、この材料厚みは0.2mmよりも大きいか、またはこれに等しく、好ましくは0.5mmよりも大きく、特別に好ましくは0.8mmよりも大きいのが好ましく、さらに好ましくは材料厚みtは4mmよりも小さいか、またはこれに等しく、好ましくは2mmよりも小さく、特別に好ましくは1.5mmよりも小さい。特に好ましくは材料厚みtは実質的に1mmもしくは1.5mmであり、または好ましくは1mm〜1.5mmの間の寸法である。特に、上に挙げた範囲からの好適な材料厚みtの選択によって、一方では軽量かつそれに伴って低い慣性モーメントを有する工具装置を実現し、他方では十分に安定した工具装置を実現することが可能となる。
さらに、第1の区切り円の直径D1は第2の区切り円の直径D2に対して50%〜95%の範囲内、特に60%〜90%の範囲内、とりわけ65%〜85%の範囲内、好ましくは70%〜80%の範囲内の比率を有するのが好都合であり得る。特に第1の区切り円はおよそ22mm、たとえば22.2mmの直径D1を有することができる。第2の区切り円は、およそ29mmの直径D2を有することができるのが好ましい。第2の区切り円の直径D2は第1の区切り円の直径D1に対して77%の比率を有することができるのが好ましい。それにより、従来式の多数の工作機械での、特に手動工作機械での工具装置の受容を可能にすることができる。
第1の区切り円はおよそ16mmの直径D1を有し、第2の区切り円はおよそ21mm〜22.5mmの範囲内の直径D2を有するのがさらに好ましく、それにより、市場で入手可能な小型の工作機械にも、特に手動工作機械にも、工具装置を適合させることができる。
第2の区切り円の直径D2は第1の区切り円の直径D1に対して71%〜77%の範囲内の比率を有することができるのが特別に好ましい。
接合装置は偶数のクランプ翼部、特に少なくとも2つまたは4つまたは6つのクランプ翼部を有することが提案される。さらに接合装置は、工具回転軸を中心として対称に配置された複数のクランプ翼部を有することが提案される。それにより、特に工具装置の特別に効果的な振動最小化を実現することができる。
さらに支持フランジは、支持フランジと作業領域の間の結合が破断したときに作業領域が工具回転軸の軸方向で支持フランジと手動工作機械によって支持フランジと工作機械の、特に手動工作機械の間で保持されるように構成された固定手段を有することが提案される。それにより、結合が意図せず外れたときに支持フランジと、特に支持フランジの固定手段と、工作機械の、特に手動工作機械の工具受容装置との間で作業領域を保持することができ、それにより、割れた工具装置の作業領域の、特に作業領域の部品の飛散に対して操作者が効果的に保護される。
固定手段は、作業領域の最小の半径方向長さを上回る、支持フランジの最大の半径方向長さによって構成されていてよく、それにより支持フランジは作業領域と半径方向でオーバーラップし、そのようにして取付状態のときに工具回転軸の軸方向で形状接合式の結合をもたらす。
固定手段は、支持フランジを工具回転軸の半径方向で区切る半径方向の支持リップないし支持カラーとして施工されていてよい。固定手段は、特に、作業領域とオーバーラップする支持フランジの領域として構成される。固定手段は、作業領域を支持フランジと形状接合式および/または物質接合式に結合する結合領域を有する。結合領域は、支持フランジの半径方向外側に位置する領域に延びる。結合領域は接合装置に対して、特に接合装置の切欠きに対して半径方向で隣接して、特に後続するように配置される。結合領域は、作業領域を支持フランジと結合する特に環状の、好ましくは円環状の結合面として施工される。
支持フランジは、断面で見てL字型に構成された支持リングとして施工されていてよく、それにより好ましくは支持フランジと作業領域の結合が、工具受容装置のほうを向く側でのみ、または工具受容装置から離れるほうを向く工具受容装置の側でのみ行われる。
支持リングは断面で見てU字型であってもよい。このとき支持リングは、好ましくは互いに結合された、特に相互にプレスされた上側および下側の部分リングが組み合わされてなっていてよい。
さらに接合装置は、工具装置が工具受容装置に配置された状態のとき工具受容装置の少なくとも1つの組付コーディング要素と協同作用するために意図される少なくとも1つの工具組付コーディング要素を有することが提案される。工具装置の工具組付コーディング要素は機械式の工具組付コーディング要素とし、たとえば切欠き、延長部、溝、ウェブ、型押しなどとして構成されるのが好ましい。しかしながら、工具装置の工具組付コーディング要素が電子式の工具組付コーディング要素として、たとえばRFIDチップ、NFCチップ、無線波評価機器、電子式の読取機器(バーコードリーダー、データマトリクスコードリーダーなど)などとして構成され、または、工具装置の工具組付コーディング要素が機械式、電子式の工具組付コーディング要素の組み合わせとして構成されることも考えられる。工具装置の工具組付コーディング要素は、特に工具装置が工具受容装置に配置された状態のとき、鍵と鍵穴の原理に基づいて連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素と、またはクランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素と協同作用するために意図されるのが好ましい。工具装置は多数の工具組付コーディング要素を含み、特に少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つ、きわめて特別に好ましくは少なくとも4つ含むのが好ましい。工具装置は、工具受容装置の組付コーディング要素の数に依存して、これと同じ数を含んでいるのが好ましい。しかしながら工具装置が、工具受容装置の組付コーディング要素の数とは相違する、特にこれよりも多い数の工具組付コーディング要素を有することも考えられる。工具装置の少なくとも1つの工具組付コーディング要素は、好ましくは特に組付コーディング機能に追加して応力負荷軽減溝として構成されていてよく、もしくは作用することができる。工具受容装置への工具装置の組付けおよび/または取付けのために、特に工具受容装置の少なくとも1つの組付コーディング要素によって、工具装置の少なくとも1つの工具組付コーディング要素の機械式および/または電子式の評価を意図するのが好ましく、それにより工具受容装置への工具装置の組付けおよび/または取付けを許可するのが好ましい。組付けおよび/または取付けが許可されるまで、クランプ装置の運動を特に機械式および/または電子式にロック可能であることが考えられる。工具装置の少なくとも1つの工具組付コーディング要素は、特に工具受容装置への工具装置の組付けおよび/または取付けの許可を可能にするために、工具受容装置の少なくとも1つの組付コーディング要素を操作するために、特に運動させるために意図されることが考えられる。その代替または追加として、工具装置は少なくとも1つの別の工具組付コーディング要素を、特に型押しを有することが考えられ、これは、特に載置面に特に可動に支承される工具受容装置の少なくとも1つの別の組付コーディング要素を操作し、特に運動させて、工具受容装置への工具装置の組付けおよび/または取付けの許可を可能にするために意図される。
本発明に基づく構成により、工具受容装置への工具装置の誤った組付けをほぼ回避できるという利点がある。工作機械の安全な動作にとって不適当な工具装置の、工具受容装置への配置に対処することができるという利点がある。たとえば最大回転数の低い工作機械について意図される工具装置の、最大回転数の高い工作機械への配置に対処することができるという利点がある。高い操作者安全性を具体化できるという利点がある。
さらに、少なくとも1つの工具組付コーディング要素は接合装置の少なくとも1つのクランプ翼部に配置されることが提案される。クランプ翼部に配置された工具組付コーディング要素が切欠きとして構成される場合、工具組付コーディング要素は、動作上の負荷の結果としての可塑変形に対するクランプ翼部の抵抗特性が最大でクランプ翼部の負荷限界まで低減されるように、クランプ翼部に刻設されるのが好ましい。クランプ翼部に少なくとも1つの補強部材、たとえば補強リブなどが配置されることが考えられる。クランプ翼部に配置される少なくとも1つの工具組付コーディング要素は、工具装置が工具受容装置に配置された状態のとき、フックジョーに配置されたクランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素と協同作用するために意図されるのが好ましい。本発明に基づく構成により、鍵と鍵穴の原理に基づく確実な組付コーディングもしくは取付コーディングを実現できるという利点がある。
さらに、少なくとも1つの工具組付コーディング要素は半径方向軸に沿って、接合装置の第1の区切り円と第2の区切り円の間の最大間隔に最大で相当する最大長さを有することが提案される。クランプ翼部に配置される少なくとも1つの工具組付コーディング要素は、工具回転軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、特に工具装置の半径方向軸に沿って、工具装置の第1の区切り円と第2の区切り円の間の最大間隔に等しい大きさの、またはこれよりも小さい最大長さを有するのが好ましい。本発明に基づく構成により、信頼度が高く確実なコーディングを実現できるという利点がある。
さらに、少なくとも1つの工具組付コーディング要素は、接合装置の駆動エッジとコーディングエッジの間の角度領域内で接合装置の少なくとも1つのクランプ翼部に配置されることが提案される。特にこの角度領域は90°よりも小さい、好ましくは60°よりも小さい、特別に好ましくは40°よりも小さい最大の広がりを有する。本発明に基づく構成により、確実な取付コーディングを実現できるという利点がある。不適当な工作機械への工具装置の取付けをほぼ回避できるという利点がある。不適当な工作機械への工具装置の取付けの結果としての操作者の怪我に対する予防を実現できるという利点がある。
さらに、工作機械と、特に手動工作機械とともに用いるための、工作物または工作物構造に対して作用するためにセットアップされた少なくとも1つの作業領域と、駆動力を受容するためにセットアップされた少なくとも1つの接合装置と、駆動力をこの作業領域に伝達するためにセットアップされた少なくとも1つの結合領域とを有する工具装置が提案される。
特に、この接合装置とこれらの作業領域のうちの各々との間に結合領域が配置されていてよい。少なくとも1つの結合領域は、好ましくはすべての結合領域は、実質的に、第2の下側の支持平面の領域に、特にその上方に配置されていてよいのが好ましく、支持平面と実質的に一致するのが好ましい。
それによって特に特別に安定した接合装置、およびこれに伴って工具装置への良好なトルク導入を実現可能である。
さらに、アンギュラ研削機との工具装置の利用が提案され、このとき工具装置は1分あたり4000超または10000超または20000超の回転の回転速度で作動可能である。
「作動可能」とは、ここでの関連においては確実に作動可能であることを意味するものとし、したがって工作機械とともに、特にアンギュラ研削機とともに工具装置を使用することは、工具装置の、たとえばアンギュラ研削機とともに使用されるファイバ砥石車の、これと同じかまたは少なくとも近似的に類似する長さの使用期間または耐用期間に相当する。特に使用期間または耐用期間とは、アンギュラ研削機で駆動される研削手段の、研削工具の分野で通常の耐用期間を意味するものとする。
さらに、工具装置を製造する方法が提案され、この工具装置は打抜き法によって製作される切欠きを備えた接合装置を有している。
さらに本発明は、本発明による工具装置と、少なくとも1つの工具受容装置を含む少なくとも1つの手動工作機械とを有する工作機械システムを前提とする。工具装置は、工具装置が工具受容装置に配置された状態のとき工具受容装置の少なくとも1つの組付コーディング要素と協同作用するために意図される少なくとも1つの工具組付コーディング要素を有することが提案される。連行装置は、工具装置が工具受容装置に配置された状態のとき工具装置の工具組付コーディング要素と協同作用するために意図される少なくとも1つの組付コーディング要素を含んでいるのが好ましい。連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、工具受容装置の、特に載置面の、表面または上への工具装置の配置または装着をコーディングするために意図されるのが好ましい。連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、工具受容装置の、特に載置面の、表面または上への工具装置の配置または装着を鍵と鍵穴の原理に基づいてコーディングするために意図されるのが好ましい。連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、アキシャルコーディング要素として、特に、従動軸に対して少なくとも実質的に平行に延びる方向に沿って作用するアキシャルコーディング要素として構成されるのが好ましい。連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、連行装置への工具装置の軸方向の装着可能性をコーディングするために意図されるのが好ましい。連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、連行装置と、特に連行装置の連行ジョーと、一体的に構成されるのが好ましい。しかしながら、連行装置の少なくとも1つの組付コーディング要素が連行装置と、特に連行ジョーと、別個に構成されていて、当業者に有意義と思われる結合によって連行装置に、特に連行ジョーに、固定されることも考えられる。組付コーディング要素は機械式の組付コーディング要素として、たとえば切欠き、延長部、溝、ウェブなどとして構成されるのが好ましい。しかしながら、組付コーディング要素が電子式の組付コーディング要素として、たとえばRFIDチップ、NFCチップ、無線波評価機器、電子式の読取機器(バーコードリーダー、データマトリクスコードリーダーなど)などとして構成され、または、組付コーディング要素が機械式、電子式の組付コーディング要素の組み合わせとして構成されることも考えられる。工具装置の工具組付コーディング要素は、連行装置の組付コーディング要素に対応するように構成されるのが好ましい。機械式の組付コーディング要素としての組付コーディング要素の実施形態では、工具組付コーディング要素も同じく機械式の工具組付コーディング要素として、たとえば切欠き、延長部、溝、ウェブなどとして構成される。電子式の組付コーディング要素としての組付コーディング要素の実施形態では、工具組付コーディング要素も同じく電子式の工具組付コーディング要素として、たとえばRFIDチップ、NFCチップ、無線波評価機器、電子式の読取機器(バーコードリーダー、データマトリクスコードリーダーなど)などとして構成される。当業者に有意義と思われる、組付コーディング要素および工具組付コーディング要素のその他の対応する実施形態も同じく考えられる。工具受容装置は多数の、特に少なくとも2つの、好ましくは少なくとも3つの、きわめて好ましくは少なくとも4つの組付コーディング要素を含むのが好ましい。工具装置は、工具受容装置の組付コーディング要素の数に依存して、これと同じ個数を含むのが好ましい。しかしながら工具装置が、工具受容装置の組付コーディング要素の数と相違する、特にこれよりも多い数の工具組付コーディング要素を有することも考えられる。
連行装置の組付コーディング要素は、連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置されるのが好ましい。連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置される組付コーディング要素は、延長部として構成されるのが好ましい。延長部として構成される組付コーディング要素は、特に従動軸に対して横向きに、特に少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って、従動軸から離れるほうを向くアライメントを有する主アライメントを有するのが好ましい。しかしながら、連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置された組付コーディング要素が、当業者に有意義と思われるその他の構成を有することも考えられる。連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置される組付コーディング要素は、少なくとも1つの連行ジョーの、特に従動軸と反対を向くほうの外面に配置されるのが好ましい。連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置される組付コーディング要素は、少なくとも1つの連行ジョーの、従動軸と少なくとも実質的に平行に延びる外面に配置されるのが好ましい。その代替または追加として、工具受容装置は、工具受容装置の載置面に配置された少なくとも1つの組付コーディング要素を含んでいることも考えられる。工具受容装置の載置面に配置される組付コーディング要素は、機械式または電子式の組付コーディング要素として構成されていてよい。
連行装置の組付コーディング要素は、少なくとも1つの連行ジョーの内側円周面に隣接して配置されるのが好ましい。連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置される組付コーディング要素は、内側円周面に直接的に隣接して配置されるのが好ましい。その代替または追加として、連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置される組付コーディング要素は、少なくとも1つの連行ジョーの外側円周面に配置されることが考えられる。連行装置の少なくとも1つの連行ジョーに配置される組付コーディング要素の表面が、少なくとも1つの連行ジョーの内側円周面または外側円周面の一部を形成するのが好ましい。
クランプ装置は、特にクランプ装置の少なくとも1つのフック装置は、少なくとも1つの組付コーディング要素を含んでいるのが好ましい。クランプ装置は多数の、特に少なくとも2つの組付コーディング要素を含むのが好ましい。しかしながら、クランプ装置がフック装置に配置された1つおよび2つとは相違する数の組付コーディング要素を有することも考えられる。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、工具受容装置への工具装置の取付けをコーディングするために意図される固定コーディング要素を形成するのが好ましい。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、工具受容装置への工具装置の取付けを鍵と鍵穴の原理に基づいてコーディングするために意図されるのが好ましい。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素はラジアルコーディング要素として、特に従動軸に対して少なくとも実質的に垂直に延びる方向に沿って作用するラジアルコーディング要素として構成されるのが好ましい。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、工具受容装置への工具装置の取付けのためにクランプ装置の半径方向に作用する取付けをコーディングするために意図されるのが好ましい。クランプ装置の組付コーディング要素は、工具装置に対応する組付コーディング要素が存在しないときに、工具受容装置への、特に載置面への、クランプ装置による工具装置の取付けを少なくともほぼ回避もしくは阻止するために意図されるのが好ましい。工具装置に対応する組付コーディング要素が存在するとき、工具装置の対応する組付コーディング要素とクランプ装置の組付コーディング要素との協同作用によるコーディングディング許可の結果として、取付けが可能になるのが好ましい。工具受容装置は、連行装置の少なくとも1つもしくは複数の組付コーディング要素だけを、またはクランプ装置の少なくとも1つもしくは複数の組付コーディング要素だけを有することが考えられる。連行装置の1つもしくは複数の組付コーディング要素、またはクランプ装置の1つもしくは複数の組付コーディング要素の代替または追加として、工具受容装置への工具装置の配置のコーディングを可能にするさらに別のコーディング要素、たとえば工具受容装置への工具装置の配置の結果として工具装置の配置を許可するために可動である少なくとも1つのコーディング要素、たとえば工具装置にある切欠きに係合する少なくとも1つの追加の工具受容装置のスタティックなコーディング要素、好ましくは適切な工具装置の正しい配置後にたとえば工作機械の使用開始をリリースするために、工具装置のコーディング切欠きの中へ可動である少なくとも1つの可動に支承された追加のコーディング要素、あるいは当業者に有意義と思われるその他のコーディング要素を工具受容装置が有することも考えられる。
クランプ装置の組付コーディング要素はフックジョーに、特にフックジョーのクランプ切欠きに配置されることが好ましい。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、フックジョーと一体的に構成されるのが好ましい。しかしながら、クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素がフックジョーと別個に構成されていて、当業者に有意義と思われる結合によってフックジョーに固定されることも考えられる。クランプ装置の組付コーディング要素はクランプ装置のクランプ面に、特にクランプ切欠きを少なくとも部分的に区切るクランプ面に直接的に隣接して配置されるのが好ましい。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は延長部として構成されるのが好ましい。しかしながら、クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素が、当業者に有意義と思われるその他の構成を有することも考えられる。クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素は、フックジョーの中心平面に対して、特に対称平面に対して、対称または非対称にフックジョーに配置されていてよい。フックジョーの中心平面、特に対称平面は、従動軸に対して少なくとも実質的に平行に延び、および/またはこれを含むのが好ましい。フックジョーの中心平面に対して、特に対称平面に対して相対的に間隔をおく、クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素のフックジョーへの配置も考えられる。
本発明に基づく構成により、工具受容装置への工具装置の誤った組付けをほぼ回避できるという利点がある。工作機械の安全な動作にとって不適当な工具装置の、工具受容装置への配置に対処することができるという利点がある。たとえば最大回転数の低い工作機械について意図される工具装置の、最大回転数の高い工作機械への配置に対処することができるという利点がある。工具受容装置の表面への、特に上への、不適当な工具装置の配置を、特に装着を確実にほぼ回避できるという利点がある。組付コーディングの設計的に簡素な構成を可能にすることができる。組付コーディングの設計的に簡素な構成を可能にすることができる。工具受容装置の表面への、特に上への、不適当な工具装置の配置を、特に装着を確実にほぼ回避できるという利点がある。工具装置の取付けをクランプ装置によってコーディングできるという利点がある。たとえば、クランプ装置の少なくとも1つの組付コーディング要素と対応する部材から切り離されて構成された工具装置の構成が不適当である場合には、固定手段をロックすることができる。工具受容装置への不適当な工具装置の取付けに確実に対処することができる。コンパクトな構成を具体化できるという利点がある。特にフックジョーのクランプ切欠きへの少なくとも1つの組付コーディング要素の配置によって、クランプ装置の組付コーディング要素の損傷に対する確実な保護を可能にできるという利点がある。
本発明による工具装置および/または本発明による工作機械システムは、上に説明した用途や実施形態だけに限定されるものではない。特に、本発明による工具装置および/または本発明による工作機械システムは、ここに説明されている機能形態を満たすために、ここに挙げられている数とは異なる数の個々の部材、コンポーネント、およびユニット、ならびに方法ステップを有することができる。さらに、ここでの開示に記載されている値範囲では、記載の限度内にある値も開示されていて任意に適用可能であると見なされる。
上記以外の利点は以下の図面の説明から明らかとなる。図面には本発明の実施例が示されている。図面、発明の詳細な説明、および特許請求の範囲は数多くの構成要件を組み合わせとして含んでいる。当業者はこれらの構成要件を目的に即して単独で考察し、有意義な別の組み合わせにまとめることができる。図面は次のものを示す。
本発明による工具装置の第1の実施形態を示す斜視図である。 本発明による工具装置の第2の実施形態を示す斜視図である。 工具装置の第2の実施形態の支持フランジである。 工具装置の第3の実施形態の支持フランジである。 図3aの支持フランジを示す拡大図である。 図3aの支持フランジのクランプ翼部を示す拡大図である。 図2の工具装置を示すA−A断面図である。 本発明による工具装置の第3の実施形態を示す斜視図である。 図6の工具装置を示す拡大したA−A断面図である。 図6の工具装置を示すA−A断面図である。 手動工作機械の従来式の工具受容装置とともに図6の工具装置を示すA−A断面図である。 手動工作機械と、手動工作機械の工具受容装置に配置された図6の工具装置とを有する工作機械システムを示す断面図である。 図9の工具受容装置の一部を示す図である。 第1の別案の工具受容装置の一部を示す図である。 第2の別案の工具受容装置の一部を示す図である。 第3の別案の工具受容装置の一部を示す図である。 図9の手動工作機械の工具受容装置を示す斜視図である。 図9の第1の直交平面に沿って工具受容装置を示す断面図である。 図9の工具受容装置のフックジョーおよびこれに配置された工具受容装置のクランプ装置の組付コーディング要素を示す詳細図である。 工具装置の工具組付コーディング要素の考えられる配置と構成を示す表形式のリストである。 工具装置の支持フランジの考えられる別の構成である。 工具装置の支持フランジの考えられる別の構成である。 工具装置の支持フランジの考えられる別の構成である。 工具装置の支持フランジの考えられる別の構成である。 少なくとも1つのばね付勢される固定部材および/または位置決め部材を有する工具装置および/または工具受容装置の構成である。 少なくとも1つのばね付勢される固定部材および/または位置決め部材を有する工具装置および/または工具受容装置の図15aとは別案の構成である。 ドリルビットとしての工具装置の構成を示す平面図である。 図16aの工具装置を示す断面図である。 ドリルビットとしての工具装置の図15aおよび図15bとは別案の構成を示す平面図である。 図17aの工具装置を示す断面図である。 ワイヤブラシとしての工具装置の図15aおよび図15bとは別案の構成を示す平面図である。 図18aの工具装置を示す断面図である。
以下の図面では、同じコンポーネントには同じ符号が付されている。
図1〜図8bは、たとえば木素材、金属素材、プラスチック、石材、またはこれらの材料の組み合わせを少なくとも有する1つまたは複数の工作物を加工するため、特に研削および/または分断をするための工具装置11にそれぞれ関わるものである。
図1は、本発明による工具装置11の第1の実施形態を、平坦な少なくとも実質的に円板形の施工形態で示している。この工具装置11は、特に仮想的な工具回転軸aと、手動工作機械211の工具受容装置213(図9〜図13参照)と工具装置11を結合するための接合装置13と、作業領域15とを有する。
工具回転軸aは、工具装置11の中心点および/または軸を定義し、これを中心として作動時に工具装置11が工作機械211によって回転する。接合装置13は、工具装置11の半径方向内側に位置する領域で、工具回転軸aを中心として配置されている。
接合装置13は、工具装置11への材料破断部を形成する切欠き17を有しており、この切欠きは工具回転軸aの軸方向で接続装置13の材料厚みtの全体を通じて延びている。切欠き17は、工具受容装置213の連行装置215とクランプ装置217を全面的に包囲し、特に工具受容装置213の円周方向に沿って取り囲むために意図されていてよい(図9参照)。切欠き17は工具回転軸aを少なくとも1つの平面で、たとえば工具回転軸aに対して直交するように延びる直交平面で、全面的に取り囲む。
接合装置13は、手動工作機械211の従動シャフトの従動軸Aと工具装置11の工具回転軸aとが実質的に一致するように、工具受容装置213へ取付可能である。
接合装置13は少なくとも1つのクランプ翼部19を有する。接合装置13は、工具回転軸aに対して半径方向に向かって延び、接合装置13の切欠き17を半径方向で少なくとも区域的に区切る4つのクランプ翼部19を有するのが好ましい。クランプ翼部19は、特に工具回転軸aに対して実質的に半径方向で、工具回転軸aを中心とする第1の特に最小の区切り円23の上に位置する第1の区切りエッジ21によってそれぞれ区切られる。
クランプ翼部19は、特に実質的に工具回転軸aに対して半径方向で、工具回転軸aを中心とする第2の特に最大の区切り円27の上に位置する第2の区切りエッジ25によってそれぞれ区切られる。特に第1の区切り円23の直径D1は、第2の区切り円27の直径D2よりも小さい。クランプ翼部19の第1の区切りエッジ25と第2の区切りエッジ25は、切欠き17を工具回転軸aの半径方向で少なくとも区域的に区切るのが好ましい。第1の区切り円23は、工具回転軸aを中心として、第2の区切り円27に対して同心的に配置されている。第1の区切り円23の第1の直径D1はおよそ22mmの大きさであり、それによって工具装置11は従来式の手動工作機械にも、特にアンギュラ研削機にも適合し、それによって後方互換性が保証される。別案として、第1の区切りエッジ23の第1の直径D1が22mmと相違することもでき、特にこれよりも小さくなっていてよく、それにより、工具装置11が寸法の小さい従来式の手動工作機械にも、特にアンギュラ研削機にも適合する。
第2の区切りエッジ25は、工具装置11を半径方向でセンタリングして支持するためにセットアップされていてよい。
第1の区切りエッジ21は、工具回転軸aを中心とする区切り円23の円弧形状に準じて湾曲していてよい。第2の区切りエッジ25は、工具回転軸aを中心とする区切り円27の円弧形状に準じて湾曲していてよい。
接合装置13はトルク受容領域40を有している。トルク受容領域40は、特に直線状もしくは湾曲した駆動エッジ40aおよび/または特に平坦もしくは湾曲した駆動面40bを有する。それにより工具装置11のトルク受容領域40は、工具受容装置213のトルク伝達領域219に特に点接触の形態で、とりわけ線接触の形態で、好ましくは面接触の形態で接触することができる。トルク受容領域40は工具回転軸aに対して間隔をおいて配置される。
接合装置13のトルク受容領域40は、駆動力を工作機械211から工具装置11へ伝達するために意図される。トルク受容領域40は工具回転軸aの軸方向で、工具装置11の材料厚みtの全体を通じて延びる工具装置11の切欠き17の間に配置される。切欠き17は、工具回転軸aを中心として互いに回転対称に配置された少なくとも4つのトルク受容領域40を有する。
駆動面40bは、特に駆動面40bの駆動面領域は、手動工作機械211の工具受容装置213とともに形状接合式および/または摩擦接合式の、特に工具装置11を回転駆動可能な結合を提供するために意図される。駆動面40bは工具回転軸aの軸方向で、少なくとも駆動エッジ40aによって区切られる。少なくとも駆動面領域は平坦に施工される。駆動面40bと駆動エッジ40aは、特に作動時の工具受容装置213の回転方向と反対向きに角度をなしている。
駆動面40bと駆動エッジ40aは、図3aに見られるように、工具回転軸aの軸方向と半径方向を通って広がる平面に対して、工具回転軸を中心とする円周方向に最大で30°、特に最大で25°の角度αだけ角度をなしている。
第1の区切りエッジ21は、たとえば図4aに見られるように、工具回転軸aを中心とする円周方向でコーディングエッジ35、特にコーディングエッジ35のコーディングエッジ領域によって、および駆動エッジ40a、特に駆動エッジ40aの駆動エッジ領域によって区切られる。駆動エッジ40aの少なくとも駆動エッジ領域は、直線状に構成される。コーディングエッジ35の少なくともコーディングエッジ領域は、直線状に構成される。少なくともコーディングエッジ35は実質的に湾曲して構成される。
コーディングエッジ35は、第1の区切りエッジ21を第2の区切りエッジ25とつなぐ。駆動エッジ40aは、第1の区切りエッジ21を隣接する第2の区切りエッジ25とつなぐ。コーディングエッジ35と駆動エッジ40aは実質的に半径方向に延びている。
第1の区切り円23は、円周方向で隣接する2つの第1の区切りエッジ21の間に位置する少なくとも1つの仮想的な投影エッジ22を有しており、この投影エッジは第1の区切り円23の上に位置するとともに、工具回転軸aを中心とする円周方向で第1の区切り円23に対して同心的に延びている。このとき、第1の区切り円23の上に位置する少なくとも1つの第1の区切りエッジ21の円周方向における長さは、第1の区切り円23の上に位置する隣接する仮想的な投影エッジ22の長さよりも最大で10%だけ大きい。1つの、特に各々の投影エッジ22は、投影エッジ22に隣接する第1の区切りエッジ21よりも小さいのが好ましい。それにより、工具装置11の特別に好ましいセンタリング、特に予備センタリングないし概略センタリングを実現することができる。
クランプ翼部19は、特に工具回転軸aに対して実質的に半径方向で、工具回転軸aを中心とする第2の特に最大の区切り円27の上に位置するそれぞれ1つの第2の区切りエッジ25によって区切られていてよい。
区切りエッジ21,25、コーディングエッジ35、および駆動エッジ40aが切欠き17の区切り輪郭を形成する。特に第1の区切りエッジ21、コーディングエッジ35、および駆動エッジ40aがクランプ翼部19の輪郭を形成する。駆動エッジ40aとコーディングエッジ35は、工具回転軸aを中心とする円周方向で第1の区切りエッジ21を区切るとともに、第1の区切りエッジ21に後続する。
駆動エッジ40aおよび/または駆動面40bは、工具回転軸aに対する軸方向と半径方向を通って広がる平面に対して、工具回転軸aを中心とする円周方向に最大で30°の、たとえば約25°の角度αのもとで角度をなしている。
駆動面40bと駆動エッジ40aは、特に作動時の工具受容装置213の回転方向に対して反対向きに角度をなしている。
駆動面40bと駆動エッジ40aは、図3aに見られるように、工具回転軸aの軸方向と半径方向を通って広がる平面に対して、工具回転軸aを中心とする円周方向に最大で30°の、たとえば約25°の角度αで角度をなしている。
コーディングエッジ35は、半径方向軸rを形成する工具回転軸aの半径方向に対して実質的に平行に配置されるとともに、最大で8mm、特に最大で6mm、たとえば4.85mmだけ間隔をおいている。コーディングエッジ35は工具回転軸aの円周方向で駆動エッジ40aに対して角度をなし、特に工作機械211の作動時の工具受容装置213の回転方向と反対向きに、好ましくは最大で40°だけ角度をなしている。特にコーディングエッジ35の、特にコーディングエッジ領域の延長線と、このコーディングエッジに円周方向で隣接するクランプ翼部の駆動エッジ40aの、特に駆動エッジ領域の延長線とは、工具回転軸aに対して同一の側に延びており、それにより工具回転軸aは、コーディングエッジ35の延長線と駆動エッジ40aの延長線を分割しない。
それぞれのクランプ翼部19は、工具回転軸aを中心とする円周方向で対称に配置される。クランプ翼部19は、工具回転軸aを中心とする円周方向で互いに90°だけオフセットされて配置され、それにより、工具装置11が工具回転軸aを中心として360°だけ完全に1回転したときに、4つの回転位置がもたらされる。別案として、クランプ翼部19が工具回転軸aを中心とする円周方向で互いに180°または60°だけオフセットされて配置されていてよく、それにより、工具装置11が工具回転軸aを中心として360°だけ完全に1回転したときに、2つまたは6つの回転位置がもたらされる。
クランプ翼部19は少なくとも実質的に、工具回転軸aの半径方向に延びる直交平面に沿って延びている。特に、この直交平面は工具回転軸aに対して実質的に直交するように延びる。
特に1つまたは複数のクランプ翼部19は、工具回転軸aの半径方向と軸方向を通って広がる各々の対称平面に対して非対称であり、特に非鏡像対称である。
図4bはクランプ翼部19のうちの1つの詳細図を示す。クランプ翼部19は、10,000N/mm〜350,000N/mmの値範囲に属する値を有する、ばね定数に相当する最大の力定数Dを有しているのが好ましい。クランプ翼部のばね定数に相当する最大の力定数Dは、特に次の関係から求められる:
F=Dz、ここでD=3EI/L、z=FL/3EI、I=bh/12であり、Lは、特に半径方向軸rに対して少なくとも実質的に平行に延びる方向に沿った、第1の区切り円23と第2の区切り円27の間のクランプ翼部19の特に平均化された最大長さ、bは第2の区切り円27に対して接線方向でのクランプ翼部19の最大の接線方向長さ、hは工具回転軸aの軸方向でのクランプ翼部19の最大の材料厚みである。最大の材料厚みhは、0.5mm〜1.6mmの値範囲に属する値に相当するのが好ましい。
切欠き17は、工具装置11を一方の面でのみ手動工作機械211の工具受容装置213へ外嵌可能かつ作動可能であるように構成されている。
特に切欠き17の区切り輪郭は少なくとも区域的に、手動工作機械211の工具受容装置213による工具装置11の受容のために意図される工具装置11の面でのみ、工具装置11を工具回転軸aを中心とする円周方向で形状接合式に工具受容装置213と結合可能なように構成するためにセットアップされた、コーディングエッジ35として施工されるコーディングを有している。このときコーディングは、切欠き17が工具装置11の反対を向く面をもって、工具受容装置213と工具装置11との形状接合式の結合を妨げ、そのようにして工具装置11の逆面での組付けを回避するように構成される。それにより、ポカヨケの原理に基づいて即座のミス発見および/またはミス回避を実現することができ、それにより、工具装置が工具受容装置213での受容のために意図されていない面をもって工具受容装置213と結合されると、それについて操作者がフィードバックを受ける。
このときコーディングは、第1の区切りエッジ21と第2の区切りエッジ25をつなぐコーディングエッジ35によって、および/または切欠き17の駆動エッジ40aによって行うことができる。特にコーディングは切欠き17のコーディングエッジ35のアライメントによって行うことができ、それにより、コーディングエッジ35のアライメントが駆動エッジ40aに対して対称ないし軸対称でなくアライメントされていれば、少なくともコーディングエッジ35および/または駆動エッジ40aに対応する工具受容装置213の共役の輪郭と工具装置11を両面で結合可能ではないことが保証される。
「片面で結合可能に」とは、ここでの関連においては、工具装置11の逆面での組付けを回避するために、手動工作機械211の工具受容装置213による工具装置11の形状接合式の回転連行を面依存的に可能にするために意図される、工具装置11の接合装置13の面依存的なコーディングを意味するものとする。
クランプ翼部19は、少なくとも実質的に工具回転軸aに対する直交平面に沿って延びるとともに、工具回転軸aの半径方向と軸方向を通って広がる各々の対称平面に対して非対称であり、特に非鏡像対称である。
特に半径方向軸rは、クランプ翼部19が工具回転軸aを中心とする円周方向で実質的に半分になるように配置され、特に、軸方向と半径方向を通って広がる半径方向平面に沿って近似的に等しい大きさの2つの半体に分割される。半径方向軸rは、少なくとも1つのクランプ翼部19の円周方向の長さを分割する、角の二等分線を形成するのが好ましい。
クランプ翼部19のうち少なくとも1つの工具回転軸aを中心とする円周方向の長さは、少なくとも1つのクランプ翼部19が軸対称性を有さないように構成されるのが好ましく、それにより、手動工作機械211と工具装置11との特に方向依存的ないし片面の結合可能性だけが可能となる。
工具装置11は、取り付けられた取付状態のとき手動工作機械211のほうを向く第1の側面45を有する。工具装置11は、手動工作機械211と取り付けられた取付状態のとき手動工作機械211から離れるほうを向く、第1の側面45と反対側の第2の側面47を有する。第1の側面45と第2の側面47は、工具回転軸aに対して軸方向に工具装置11を区切る。
工具装置11の第1の側面45は、特に、半径方向内側に位置する第1の側面領域46を有しており、この側面領域は、工作機械211の工具受容装置213の上に載置するための当接面を形成するために意図されており、それにより工具装置11の材料応力が軸方向で最小化される。
作業領域15は円板形かつ平坦に施工される。作業領域15は半径方向外側に位置しており、工具装置11の半径方向長さを区切る。作業領域15は、加工されるべき工作物を切断ないし分割するために意図される複数の分割セグメント31を有する。作業領域15は、工具回転軸aを中心とする円周方向で分割セグメント31を少なくとも区域的に分割するために意図される、工具回転軸aの半径方向に延びる複数の材料破断部33を有する。分割セグメント31は研削体として施工された複数の切断部材を有するのが好ましく、これらがたとえば工具装置11の端面に配置されて工具装置11の区切りを形成し、または、たとえば詳しくは図示しない切断エッジを形成する先鋭部を形成する。先鋭部は工具回転軸aの半径方向で先鋭化されて、工具装置11の最大の半径方向長さを区切る。
別案の実施形態では、工具装置11は工作物を研削加工するための研削ディスクとして構成されていてよい。このとき作業領域15は、複数の研削部材、たとえば研削砥粒を工作物の加工のために有することができる。さらに別の代替的な実施形態では、工具装置11は工作物を分断加工するための丸鋸刃として構成されていてよい。このとき作業領域15は、工具回転軸aの半径方向に突出する、詳しくは図示しない複数の切れ刃を工作物の切断ないし分断のために有することができる。
このとき当業者には、工具装置11の本発明による接合装置13とともに使用することができる作業領域15の複数の構成が周知であり、したがって、作業領域15の考えられるすべての構成について明示的に詳述することはしない。
図2〜図8は、本発明による工具装置11のさらに別の実施形態を示す。ここでは接合装置13は、作業領域15と形状接合式および/または物質接合式に結合された支持フランジ14として構成される。作業領域15は支持フランジ14を1つの平面で360°だけ取り囲むとともに、支持フランジ14の特に最大の半径方向長さよりも小さい、工具回転軸aを中心とする特に最小の半径方向長さを有する。図2の工具装置の断面A−Aとしての図5に見られるとおり、支持フランジ14は作業領域15とオーバーラップするように結合される。
図2〜図5の支持フランジ14は円板形かつ平坦に施工される。支持フランジ14は、第1の支持平面52と、第1の支持平面52に対して間隔をおく第2の支持平面54とを有する。これらの支持平面52,54は工具回転軸aに対して直交するように配置されて、接合装置13の材料厚みtを形成する。
第1の支持平面52は、特に工具装置11が手動工作機械211へ配置された状態で見たとき、手動工作機械211のほうを向く側で工具回転軸aの方向に支持フランジ14を区切る。第2の支持平面54は、特に工具装置11が手動工作機械211へ配置された状態で見たとき、手動工作機械211と反対を向く側で工具装置211を区切る。
支持フランジ14は、手動工作機械211と結合された取付状態のとき手動工作機械211のほうを向く第1の接合面49を有する。支持フランジ14は、手動工作機械211と結合された取付状態のとき工作機械211のほうを向く第1の支持面51を有する。支持フランジ14は、第1の支持面51と反対を向く第2の支持面53を有する。第1の支持面51と第2の支持面53は、工具回転軸aの軸方向で支持フランジ14を区切る。第1の支持面51は、この実施形態では第1の接合面49の1つの面領域として構成される。第1の接合面49が第1の支持面51へと移行するからである。
第1の支持平面52は、第1の支持面51ないし接合面49に沿って延びている。第2の支持平面54は、第2の支持面53に沿って延びている。トルク受容領域40が、両方の支持面51,53の間で軸方向に延びている。
支持フランジ14は作業領域15とオーバーラップするように結合されており、それにより、支持フランジ14の第1の支持面51が作業領域15の第2の側面47と形状接合式および/または物質接合式に結合されて、円環状の結合領域55を形成する。第2の側面47は、第1の支持面51の半径方向外側に位置する第1の支持面領域51と特に物質接合式および/または形状接合式に結合されるために意図される、半径方向内側に位置する第2の側面領域48を有するのが好ましい。
支持フランジ14は作業領域15と形状接合式に結合されていてよい。リベット結合やその他の結合、たとえば差込結合なども適用することができ、差込結合では、たとえば支持フランジ14の部分的な中実変形によって支持フランジ14の工具回転軸aの軸方向に生じさせることができる、たとえば工具回転軸aに対して軸方向に延びる詳しくは図示しない材料突起が作業領域15に差し込まれ、作業領域15に入り込んで、回転力作用を支持フランジ14から作業領域15へ形状接合式に伝達する。
支持フランジ14は、支持リップとして構成された固定手段63を有することができ、または固定手段63として構成されていてよく、それにより固定手段63は手動工作機械211との取付状態にあるとき、支持フランジ14と作業領域15の間の結合が破断ないしは意図せず外れた場合に、作業領域15が支持フランジ14と手動工作機械211によって固定されるように配置され、それは、支持フランジ14が、特に支持フランジ14の固定手段63が、工具回転軸aの軸方向への作業領域15の運動を形状接合式に妨げることによる。作業領域15は、結合が意図せず外れたときに、支持フランジ14と、特に支持フランジ14の固定手段63と、工具受容装置213との間で保持されるのが好ましく、それにより、飛散する作業領域15から操作者が効果的に防護される。
固定手段63は、作業領域15の最小の半径方向長さを上回る、支持フランジ14の最大の半径方向長さによって構成されるのが好ましく、それにより支持フランジ14が作業領域15とオーバーラップし、そのようにして、手動工作機械211の工具受容装置213とクランプされた状態のときに、工具回転軸aの軸方向での作業領域15の形状接合式の結合をもたらす。
図3bは、工具装置11が工具受容装置213に配置された状態のとき工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310と協同作用するために意図される少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314を備える本発明による工具装置11の実施形態を示す。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、接合装置13の少なくとも1つのクランプ翼部19に配置される。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は半径方向軸rに沿って、接合装置13の第1の区切り円23と第2の区切り円27の間の最大間隔に最大で相当する最大長さを有しており、その様子は一例として図14における接合装置13のさまざまな実施可能性から見て取ることができる。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、接合装置13の駆動エッジ40aとコーディングエッジ35の間の角度領域で、接合装置13のクランプ翼部19に配置されるのが好ましい。
図3bに示す工具装置11は、少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314の代替または追加として、工具受容装置213に可動に支承される固定部材および/または位置決め部材324(一例として図15aおよび図15bに図示)を受容するために意図される、少なくとも1つの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322を含んでいる。工具受容装置213の可動に支承される固定部材および/または位置決め部材324は、たとえばばね付勢される係止ボルトなどとして構成されていてよい。少なくとも1つの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322は、クランプ翼部19に配置されるのが好ましい。少なくとも1つの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322は、クランプ翼部19の材料のない破断部として、特に、クランプ翼部19の最大の材料厚みhを全面的に貫いて延びる切欠きとして構成されるのが好ましい。しかしながら、追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322が凹部として、たとえば型押し法により製作される凹部として、クランプ翼部19および/または支持フランジ14に構成されることも考えられ、このことは一例として図15aおよび図15bに示されている。支持フランジ14は作業領域15と一体的に構成されていてよく、または、特に型押し法により製作される、支持フランジ14の取付部材によって形状接合式および/または摩擦接合式に作業領域15と結合されていてよい(図15aおよび図15b参照)。
少なくとも1つの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322の最大直径dは、0.8mm〜1.6mmの値範囲に属する値に相当するのが好ましい。少なくとも1つの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322は、第1の区切り円23と第2の区切り円27の間の半径方向領域でクランプ翼部19に配置されるのが好ましい。しかしながら、少なくとも1つの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322が工具装置11のこれ以外の領域に配置されることも考えられる。工具装置11は、均等に配分されて工具装置11に、特に工具装置11の支持フランジ14に配置されるのが好ましい多数の追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322を含んでいるのが好ましい。特に、これらの追加の工具組付コーディング要素316,318,320,322は、23mm〜28mmの値範囲に属する値の最大直径を有する共通の円環326の上に配置される。この共通の円環は、工具回転軸aの上に配置される中心点を有するのが好ましい。
図6〜図8は、工具装置11のさらに別の実施形態を示す。ここでは支持フランジ14が軸方向に折り曲げられて施工されており、それにより支持フランジ14は実質的にカップ状となっている。この支持フランジ14は、軸方向に延びて作業領域15を工具回転軸aに対して半径方向で区切る、実質的に円筒状の側壁59を有する。側壁59は実質的に円形の断面を有している。別案の実施形態では、側壁59は、この工具回転軸に対して直交する平面で工具回転軸aに対して側壁59の変化する間隔を有する断面を有している。側壁59は、第1の区切り円23および第2の区切り円27に対して実質的に同心的である。側壁59は作業領域15の最小の半径方向長さを区切り、特に、工具回転軸aの半径方向で作業領域15の形状接合式の結合を惹起する。これに加えて側壁59は、工具回転軸aの軸方向で、側壁59と作業領域15の間の摩擦接合式の結合も惹起することができる。側壁59は、工具回転軸aから半径方向に間隔をおいて延びている。側壁59は、第1の上側の支持平面52と第2の下側の支持平面54の間に延びている。側壁59は、工具回転軸aを中心として実質的に半径方向で閉じるように延びている。
第1の支持面51は、この実施形態では、第1の接合面49に対して工具回転軸aの半径方向と軸方向で間隔をおいている。
第1の支持平面52は、第1の接合面49に沿って延びている。第2の支持平面54は、第2の支持面53に沿って延びている。
トルク受容領域40は軸方向で、第1の接合面49と、第1の接合面49と反対を向いて向かい合う支持フランジ14の第2の接合面50との間に延びている。
たとえば図5からも明らかなように、作業領域15は、作業領域15が支持フランジ14に対して工具回転軸aに沿って手動工作機械211の工具受容装置213のほうを向く方向に、最大で0.6mmの高さhだけ突出するように支持フランジ14と結合されている。このとき第1の側面45は、手動工作機械211の工具受容装置213の上に載置するために意図される、当接面61を形成する側面領域を有している。作業領域15の当接面61は、工具回転軸aの軸方向で、接合面49に対して高さhに準じて突出するのが好ましい。
さらに図8aには工具装置11の断面図が示されており、側壁59から工具回転軸aの半径方向に延びる、固定手段63として構成される支持リップを有しており、この支持リップは、作業領域15を支持フランジ14と結合するとともに、作業領域15と支持フランジ14の間の結合領域55を形成するために意図される。
図8bには、作業領域55の当接面61に当接する、別案の手動工作機械の従動シャフトと、支持フランジ14の支持リップ63に当接して工具装置11を工具回転軸aの軸方向にクランプし、ないしは取り付ける、模式的に示すクランプナットとを備える別案の手動工作機械の別案の工具受容装置での工具装置11の例示としての受容が示されている。
図9は、従動軸Aを中心として回転するように可動の手動工作機械211の工具受容装置213と、工具装置11とを有する工作機械システムないし加工システムを示す。工具装置11は、従動軸Aと、特に仮想的な幾何学的な工具回転軸aとが一致するように、工具受容装置213で受容される。
工具受容装置213は、従動軸Aと工具回転軸aとが実質的に一致するように工具装置11を工作機械211で保持するためにセットアップされている。
工具受容装置213は、少なくとも1つの連行装置215と、連行装置215に対して相対的に可動のクランプ装置217とを有するのが好ましい。
クランプ装置217は、クランプ装置217のクランプ装置回転軸kを中心として互いに相対的に回転可能に支承された、フック装置218として構成される2つのフックジョー218a,218bを有している。
連行装置215は駆動力を工具装置11へ伝達するために、この従動軸Aに対して間隔をおいて配置された4つのトルク伝達領域219を有している。トルク伝達領域219はそれぞれ従動面219bとして、特に従動面領域として、または従動エッジ219aとして、特に従動エッジ領域として構成されていてよい。
連行装置215と、図10および図11に示すクランプ装置217とは、工具装置11の材料厚みの全体にわたって延びる工具装置11の切欠き17に挿通係合して、従動軸Aに対して実質的に半径方向へ可動のフック装置218により工具装置11を工具受容装置213とクランプするために意図される。
工具受容装置213は、フック装置218を受容するために意図される、実質的に長方形の開口部225を有する。両方のフック装置218は、少なくとも軸方向の力作用を工具装置11へ伝達するために、それぞれ少なくとも1つのクランプ面233を有する。
連行装置215は、特に案内ジョーとしての役目をする2つの連行ジョー216a,216bによって構成され、これらは工具受容装置213のクランプ装置217を半径方向で案内するために意図されており、それは、クランプ装置回転軸kを中心とする従動軸Aの半径方向へのクランプ装置217の運動が可能となり、かつこの半径方向に対して垂直に区切られることによる。連行ジョー216a,216bは工具回転軸aの半径方向で、実質的に長方形の開口部225の主要長さに沿って開口部225を区切る。
連行装置215は、取付状態にあるクランプ装置217の最大の半径方向長さよりも大きい最大の半径方向長さを有しており、それにより、工具受容装置213が回転駆動されるときに従動軸Aの半径方向へ突出する連行ジョー216a,216bがフックジョー218a,218bの保護を保証し、それは、工作物と意図せず接触したときに、フック装置218が連行装置215によって保護されることによる。
図9のフックジョー218a,218bは、より良い図示のために仮想的な状態で、すなわち取付状態(右側のフックジョー218a)と解除状態(左側のフックジョー218b)で配置されている。フックジョー218a,218bのこのような仮想的な状態は、特に本発明による工作機械211では実現可能ではない。両方のフックジョー218a,218bは、取付状態か解除状態かのいずれかで配置されるからである。フックジョー218a,218bは同期して可動なように支承されるのが好ましい。
たとえば図9の左側のフックジョー218aに見られるように、フックジョー218a,218bは連行装置215に対して、クランプ装置217が解除状態にあるとき従動軸Aに対する軸方向へ突出する。フックジョー218a,218bが連行装置215に対して、工具受容装置213の解除状態のとき従動軸Aに対して軸方向へ取付状態のときよりも大きく突出する様子を見ることができる。
クランプ装置217のフックジョー218a,218bは、フックジョー218a,218bの最大の半径方向長さを区切る、少なくとも1つの円周面245をそれぞれ有する。フックジョー218a,218bの円周面245は互いに離れるように向く。フックジョー218a,218bは、クランプ装置217のクランプ切欠き231によって軸方向で分離された、第1の円周面245aと第2の円周面245bとをそれぞれ有する。第1および第2の円周面245a,245bは、クランプ切欠き231の半径方向長さを区切る。第1の円周面245aは少なくとも従動軸Aを中心として湾曲している。
いっそう明瞭な図解のために、図9の右側のフックジョー218bは、フックジョー218bが工具装置11を工具受容装置213で保持する取付状態で施工されている。フック装置218は載置面261で取り囲まれる。
連行装置217のトルク伝達領域219は、従動面219b、特に従動面領域と、従動エッジ219a、特に従動エッジ領域とを有する。少なくとも駆動面219bの従動面領域は平坦であってよい。少なくとも駆動エッジ219aの従動エッジ領域は直線状であってよい。
従動面219bと従動エッジ219aは、従動軸Aの軸方向と半径方向を通って広がる平面に対して角度をなしており、特に手動工作機械211の作動時の工具受容装置213の回転方向と反対向きに好ましくは最大で30°だけ角度をなしている。さらに工具受容装置213は、少なくとも工具装置11の当接面61を軸方向で支持するために意図される、平坦な円環状の載置面261を有する。載置面261はフック装置218に対して、特にクランプ装置217のクランプ面233に対して半径方向で間隔をおいている。
工具装置11の作業領域15は、取付状態のときに作業領域15が接合装置13に対して工具回転軸aに沿って、手動工作機械211の工具受容装置213のほうを向く方向へ突出するように接合装置13に配置される。このとき作業領域15の当接面61が、工具装置11の取付状態のときに手動工作機械211の載置面261と接触して、手動工作機械11に対して工具回転軸aの円周方向で摩擦接合式の結合を形成する。
載置面261は工具回転軸aの半径方向で、第1の半径方向間隔と第2の半径方向間隔との間に延びており、第1の半径方向間隔は第2の半径方向間隔よりも小さい。
工具装置11のクランプ翼部19ないしクランプ翼部19の第1の区切りエッジ21は、手動工作機械211との工具装置11の取付状態のとき、載置面261の第1の特に最小の半径方向間隔に対して従動軸Aに対する半径方向へ最大で4mmだけ突出し、それにより、この領域には載置面261ないし支持材料が存在せず、クランプ翼部19が軸方向に曲がることができる。
工具受容装置213は、特にフック装置218は、操作装置229を有しており、該操作装置は、操作力によって操作装置229が軸方向に操作されたとき、工具装置11を工具受容装置213から取出可能または装着可能である解除状態から、工具装置11が工具受容装置213と結合される取付状態へとフック装置218を移行させるために意図される。
さらにフック装置218は、少なくとも1つのクランプ翼部19を受容して、取付状態のとき従動軸Aの軸方向でクランプするとともに解除状態のときリリースするために意図される、半径方向のクランプ切欠き231を有している。クランプ切欠き231は、工具装置11へクランプ作用を印加するために意図されるクランプ面233を有する。
フック装置218は、特に従動軸Aに対して実質的に直交するクランプ装置回転軸kを中心として旋回可能に支承され、それによってフック装置218により、従動軸Aに対して傾いているフック装置218の、特にフック装置218のクランプ面233の旋回角に依存して、接合装置13の厚みがさまざまに異なる工具装置11をフック装置218より挟み込み可能であるようになっている。
工具装置11が手動工作機械211に取り付けられているとき、工具受容装置213のトルク伝達領域219は、工具受容装置213の第1の直交平面235と第2の直交平面237の間に位置する。工具受容装置213は、従動軸Aを中心として互いに回転対称に配置された2つのトルク伝達領域219をそれぞれ備える2つの連行ジョー216a,216bを有している。
第1の直交平面235は、手動工作機械211のほうを向く側で従動軸Aの方向に工具受容装置213を区切り、第2の直交平面237は、手動工作機械211と反対を向く側で工具受容装置213を区切る。
トルク伝達領域219は従動軸Aの半径方向で少なくとも区域的に、従動軸Aに対する第1および第2の半径方向間隔の間に延びており、これらの区域のうち少なくとも1つは手動工作機械211から工具装置11へのトルク伝達219のためにセットアップされる。
手動工作機械211の1つのトルク伝達領域219は、好ましくは複数の、特別に好ましくはすべてのトルク伝達領域219は、工具装置11のトルク受容領域40に少なくとも区域的に点接触の形態で、好ましくは線接触の形態で、特別に好ましくは面接触の形態で接触するのが好ましい。
図10b、図10cおよび図10dは、接合装置の対称の構成を有する工具装置を受容するための、手動工作機械211の工具受容装置213の別案の構成を示す。図10b、図10cおよび図10dに示す工具受容装置213は、上記の各図面に示す工具受容装置213と少なくとも実質的に同様の構成を有している。上記の各図面に示す工具受容装置213とは異なり、図10b、図10cおよび図10dに示す工具受容装置213は、従動軸Aと少なくとも実質的に平行に延びる対称平面に対して対称に構成された連行装置215を有している。従動軸Aは、連行装置215が対称に構成される対称平面に延びているのが好ましい。
図10bに示す連行装置215は、互いに対称に構成された連行ジョー216a,216bを有するのが好ましい。特に連行ジョー216a,216bは、特に従動軸Aを含む対称平面に関して、互いに鏡像対称に構成される。連行ジョー216a,216bは、対称平面に対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面に対してそれぞれ鏡像対称に構成されるのが好ましい。各々の連行ジョー216a,216bに、連行装置215の少なくとも1つの挿入切欠きが配置されるのが好ましく、その中に、詳しくは図示しない、図10bの工具受容装置213に対応するように構成された工具装置の、特に長方形の断面を有するクランプ翼部を挿入可能および/または配置可能である。特に連行ジョー216a,216bは、それぞれ少なくとも1つの挿入斜面を有する。挿入斜面はそれぞれの連行ジョー216a,216bで、挿入切欠きを少なくとも部分的に区切るそれぞれの連行ジョー216a,216bの外面に配置される。
図10cに示す連行装置215は、互いに対称に構成された連行ジョー216a,216bを有するのが好ましい。特に連行ジョー216a,216bは、特に従動軸Aを含む対称平面に関して互いに鏡像対称に構成される。連行ジョー216a,216bは、対称平面に対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面に対してそれぞれ鏡像対称に構成されるのが好ましい。連行ジョー216a,216bは、少なくとも2つの面取りされたエッジを備える長方形の基本形状をそれぞれ有している。それぞれの連行ジョー216a,216bの面取りされた2つのエッジを相互につなぐ外面に、連行ジョー216a,216bはそれぞれ延長部を含んでいる。それぞれの連行ジョー216a,216bの延長部は円切片状に構成されるのが好ましい。それぞれの連行ジョー216a,216bの延長部は、たとえば図10cに示す工具受容装置213の組付コーディング要素を形成することができる。図10cに示す工具受容装置213のクランプ装置217のクランプ面233に対して少なくとも実質的に垂直に延びているクランプ装置217の内面が、円切片状の延長部を有するのが好ましい。クランプ装置217の延長部は、たとえば図10cに示す工具受容装置213の取付コーディング要素を形成することができる。特に、クランプ装置217の延長部に対して対応しない切欠きを有する工具装置(ここには詳しくは図示せず)の取付けを、図10cに示す工具受容装置213のクランプ装置217によってほぼ回避可能であるという利点がある。連行ジョー216a,216bの延長部と、クランプ装置217の延長部は、従動軸Aに対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面で、工具受容装置213の4つの円周輪郭を形成するのが好ましい。
図10dに示す連行装置215は、互いに対称に構成された連行ジョー216a,216bを有するのが好ましい。特に連行ジョー216a,216bは、特に従動軸Aを含む対称平面に関して互いに鏡像対称に構成される。連行ジョー216a,216bは、対称平面に対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面に対してそれぞれ鏡像対称に構成されるのが好ましい。各々の連行ジョー216a,216bは、詳しくは図示しない工具装置のクランプ翼部に対応するように構成された少なくとも2つの連行輪郭および/またはコーディング輪郭を有するのが好ましい。連行輪郭および/またはコーディング輪郭は、特に従動軸Aに対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面で見たときに、連行装置215の外側輪郭にある凹部として構成されるのが好ましい。図10dに示す工具受容装置213のクランプ装置217は、クランプ装置217のクランプ面233に対して少なくとも実質的に垂直に延びるクランプ装置217の内面を含んでいる。この内面は、従動軸Aに対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面で見たとき、連行輪郭および/またはコーディング輪郭のうちの1つに準ずる形状を有している。連行ジョー216a,216bの連行輪郭および/またはコーディング輪郭とクランプ装置217の内面は、従動軸Aに対して少なくとも実質的に垂直に延びる平面で、工具受容装置213の6つの円周輪郭を形成するのが好ましい。
図13〜図15は、工作機械システムの、特に工具装置11と手動工作機械211の工具受容装置213の、追加のディテールの図面を示しており、図13〜図15に追加的に示されているディテールは、先行する図1〜図12では図1〜図12の容易な可読性を可能にするために、図面の見やすさの都合から図示していない。図13〜図15に関して開示される構成要件は、図1から12にも準用可能である。
工具装置11は、工具装置11が工具受容装置213に配置された状態のとき工具受容装置213(図12参照)の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310と協同作用するために意図される、少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314を含んでいる。工具装置11の少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314と、工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310は、特に対応するように構成される。工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310は、工具受容装置213の、特に載置面261の表面または上への工具装置11の配置、固定または装着をコーディングするために意図されるのが好ましい。工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310は、工具受容装置213の、特に載置面261の表面または上への工具装置11の配置、固定または装着を、鍵と鍵穴の原理に基づいてコーディングするために意図されるのが好ましい。
連行装置215は、工具装置11が工具受容装置213に配置された状態のとき工具装置11の少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306と協同作用するために意図される、少なくとも1つの組付コーディング要素300,302を含んでいる。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、連行装置215の少なくとも1つの連行ジョー216a,216bに配置される(図12参照)。
連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、機械式の組付コーディング要素として構成される。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、連行ジョー216a,216bと一体的に構成される。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は延長部として構成される。しかしながら連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302が、当業者に有意義と思われるその他の構成を有することも考えられ、たとえば切欠き、ウェブなどとしての構成も考えられる。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、工具装置11の工具回転軸aに対して横向きに、少なくとも実質的に垂直に延びる方向に少なくとも沿って延びるのが好ましい。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、少なくとも1つの連行ジョー216a,216bの内側円周面240に隣接するように配置される。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、少なくとも1つの連行ジョー216a,216bの内側円周面240を起点として、特に工具回転軸aから離れていく方向へ、特に外側円周円245cにより区切られる円周面245まで最大で延びている(図9および図12参照)。
連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、円周方向に沿って見たとき、駆動エッジ219aおよび/または駆動面219bと、駆動エッジ219aおよび/または駆動面219bと反対を向くほうの連行ジョー216a,216bの側との間に配置されるのが好ましい。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、円周方向に沿って、駆動エッジ219aおよび/または駆動面219bと、駆動エッジ219aおよび/または駆動面219bと反対を向くほうの連行ジョー216a,216bの側との間の円周方向に沿った最大間隔よりも小さい最大長さを有するのが好ましい。連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、60°よりも小さい角度範囲内で、駆動エッジ219aおよび/または駆動面219bと、駆動エッジ219aおよび/または駆動面219bと反対を向くほうの連行ジョー216a,216bの側との間に配置されるのが好ましい。
連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、当業者に有意義と思われるどのような構成でも有することができる。たとえば、連行装置215の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302は、特に第1の直交平面235で見たとき、多角形(正方形、長方形、三角形、n角形など)または円形(半円形、波形の外側円周線を有する半円形など)の断面を有することが考えられ、このことは一例として図14からも導き出すことができる。工具装置11の少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310と対応するように構成されるのが好ましいからである。しかしながら工具装置11の少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314と、工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310が、特にサイズ寸法の観点から別様に構成されることも考えられる。たとえば工具装置11の少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、円周方向に沿って、または半径方向に沿って、工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310の最大長さの整数倍に相当する最大長さを有することなどが考えられる。
少なくとも連行装置215の各々の連行ジョー216a,216bに、少なくとも1つの組付コーディング要素300,302が配置されるのが好ましい(図12参照)。しかしながら、連行ジョー216a,216bごとに1つを超える組付コーディング要素300,302が設けられ、たとえば連行ジョー216a,216bごとに少なくとも2つ、少なくとも3つ、少なくとも4つ、またはそれ以上の組付コーディング要素300,302が設けられることも考えられる。連行ジョー216a,216bに配置される組付コーディング要素300,302は、特に互いに同様の構成を有するが、組付コーディング要素300,302の差異化された構成も考えられる。
連行ジョー216a,216bに配置される連行装置215の組付コーディング要素300,302は、従動軸Aを含む平面に関して非対称に連行ジョー216a,216bに配置されるのが好ましい。しかしながら、連行ジョー216a,216bに配置される連行装置215の組付コーディング要素300,302が、従動軸Aを含む平面に関して対称に連行ジョー216a,216bに配置されることも考えられ、このことは、たとえば工具組付コーディング要素304,306,312,314の考えられる対応する配置によって図14から導き出すことができる。
クランプ装置217は、特にクランプ装置217の少なくともフック装置217a,217bは、少なくとも1つの組付コーディング要素308,310を含んでいる(図12および図13参照)。クランプ装置217の組付コーディング要素308,310はフックジョー218a,218bに、特にフックジョー218a,218bのクランプ切欠き231に配置されるのが好ましい。クランプ装置217は多数の、特に少なくとも2つの組付コーディング要素308,310を含んでいるのが好ましい。しかしながらクランプ装置217が、フック装置217a,217bに配置される、1つや2つとは相違する数の組付コーディング要素308,310を有することも考えられる。クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、工具受容装置213への工具装置11の取付けをコーディングするために意図される固定コーディング要素を形成するのが好ましい。クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、工具受容装置217への工具装置11の取付けを鍵と鍵穴の原理に基づいてコーディングするために意図されるのが好ましい。
クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、フックジョー218a,218bと一体的に構成されるのが好ましい。しかしながら、クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310がフックジョー218a,218bとは別個に構成されて、当業者に有意義と思われる結合によってフックジョー218a,218bに固定されることも考えられる。クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、クランプ切欠き231を少なくとも部分的に区切るクランプ装置217のクランプ面233に、特にクランプ面233にすぐ隣接するように配置されるのが好ましい。クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、特に、クランプ装置217のクランプ面233の最大長さよりも小さい最大長さをクランプ切欠き231の内部で有する。クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、延長部として構成されるのが好ましい。しかしながらクランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310が、当業者に有意義と思われるその他の構成、たとえば切欠き、溝、ウェブ、ギザギザのある輪郭としての構成などを有することも考えられる。クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310は、フックジョー218a,218bの中心平面に対して、特に対称平面に対して、対称または非対称にフックジョー218a,218bに配置されていてよく、このことは特に、たとえば工具組付コーディング要素304,306,312,314の考えられる対応する配置によって図14から導き出すことができる。フックジョー218a,218bの中心平面は、特に対称平面は、従動軸Aに対して少なくとも実質的に平行に延びており、および/またはこれを含むのが好ましい。フックジョー218a,218bの中心平面に対して、特に対称平面に対して相対的に間隔をおく、クランプ装置217の少なくとも1つの組付コーディング要素308,310のフックジョー218a,218bへの配置も考えられる。
工具装置11の接合装置13は、工具装置11が工具受容装置213に配置された状態のとき工具受容装置213の少なくとも1つの組付コーディング要素300,302,308,310と協同作用するために意図される、少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314を有している。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、接合装置13の少なくとも1つのクランプ翼部19に配置される(図14a参照)。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、半径方向軸rに沿って、接合装置13の第1の区切り円23と第2の区切り円27の間の最大間隔に最大で相当する最大長さを有しており、このことは、たとえば図14aの接合装置13のさまざまに異なる実施可能性から見て取ることができる。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は、接合装置13の駆動エッジ40aとコーディングエッジ35の間の角度領域内で、接合装置13のクランプ翼部19に配置される。特にこの角度領域は90°よりも小さい、好ましくは60°よりも小さい、特別に好ましくは40°よりも小さい最大の広がりを有する。少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は円周方向に沿って、接合装置13の駆動エッジ40aとコーディングエッジ35の間の最大間隔よりも小さいのが好ましい最大長さを有する。特に少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314は円周方向に沿って、駆動エッジ40aとコーディングエッジ35の間の領域に延びている。駆動エッジ40aとコーディングエッジ35の間の領域は、接合装置13の第1の区切り円23と第2の区切り円27との内部に配置されるのが好ましい。この領域は、接合装置13の第1の区切り円23と第2の区切り円27によって区切られる円環の部分領域で形成されるのが好ましく、このことは、たとえば図14aの表形式のリストのさまざまな実施可能性から見て取ることができ、図示している各実施可能性の組み合わせも十分に考えられる。接合装置13は、対称に、特にn個の回転対称性に基づいて、または非対称に、接合装置13に、特にクランプ翼部19に配置されていてよい、多数の工具組付コーディング要素304,306,312,314を含んでいるのが好ましい。
特に工具組付コーディング要素304,306,312,314の実施可能性の観点からの、接合装置13の一例としての実施可能性の図14aに示す表形式のリストは、表形式のリストの第1の欄に、工具組付コーディング要素304,306,312,314の考えられる実施形態をサイズに関して、特に長さ、幅などに関して示している。表形式のリストの第2の欄は、工具組付コーディング要素304,306,312,314の考えられる実施形態を形状に関して、たとえば多角形の形状、円形の形状などに関して示している。表形式のリストの第3の欄は、工具組付コーディング要素304,306,312,314の考えられる実施形態を、半径方向軸rに対して、または工具回転軸aを含む平面に対して相対的な配置に関して、たとえば半径方向軸rに対する対称の配置、半径方向軸rに対する片側への配置、n個の回転対称性などに関して示している。図14aでは、表形式のリストのより良い可読性を可能にするために、符号は1つの実施可能性にのみ付されている。しかしながら、特に工具組付コーディング要素304,306,312,314の実施可能性の観点からの、図14aに示す接合装置13の実施可能性は限定をするものと見なされるべきではない。工具組付コーディング要素304,306,312,314は、当業者に有意義と思われるこれ以外の実施可能性を有することもできるからである。
図14b〜図14eは、特にクランプ翼部19の実施可能性という観点から、接合装置13の代替的な構成を示している。図14bでは、接合装置13は接合装置13のクランプ翼部19を少なくとも部分的に区切る、工具装置11の組付コーディング要素300,302,308,310を特に半径方向軸rの方向で区切る円の最大直径よりも大きい最大直径D1を有する第1の区切り円23を有するのが好ましい。クランプ翼部19は、工具装置11が工具受容装置213に配置された状態のとき、クランプ装置217のクランプ切欠き231の中に差し込まれて、特にクランプ面233によって工具受容装置213へ取付可能であるように構成されるのが好ましい。特にクランプ翼部19は、クランプ翼部19を半径方向軸rに沿って区切る、好ましくは少なくとも部分的に第1の区切り円23の上に配置されるクランプ翼部19のエッジが、工具装置11が工具受容装置213に配置された状態のとき、工具装置11の組付コーディング要素300,302,308,310にちょうどまだ接触するように、または工具装置11の組付コーディング要素300,302,308,310に対して相対的に間隔をおいて配置されるように構成される。第1の区切り円23の最大の直径D1は、接合装置13の第2の区切り円27の最大の直径D2よりも小さいのが好ましい。第1の区切り円23の最大の直径D1は、工具装置11の組付コーディング要素300,302,308,310を区切る円の最大直径よりも大きいか、またはこれに等しい大きさであるのが好ましく、特に24.8mmよりも大きいか、またはこれに等しい大きさである。クランプ翼部19は、工具回転軸aを含む対称平面に関して鏡像対称に構成されていてよく(図14bの右側の図を参照)、または、対称平面に対して非対称に構成されていてよい(図14bの左側の図を参照)。
図14cでは接合装置13は、第1の区切り円23および/または第2の区切り円27に沿って、工具装置11が工具受容装置213に配置された状態のとき少なくとも1つの連行ジョー216a,216bと協同作用する、および/またはこれを少なくとも部分的に受容する工具装置11の切欠きの最大長さよりも小さい最大長さを有する、少なくとも1つのクランプ翼部19、特に少なくとも4つのクランプ翼部19を有するのが好ましい。クランプ翼部19は第1の区切り円23および/または第2の区切り円27に沿って、トルク伝達領域219および工具装置11の組付コーディング要素300,302,308,310の従動エッジ219aの間の最小の間隔よりも小さい最大長さを有するのが好ましい。図14cでは、短い最大長さを有するクランプ翼部19の4通りの実施可能性が例として示されている。
図14dでは接合装置13は、工具装置11の少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314が配置された少なくとも1つのクランプ翼部19、特に少なくとも4つのクランプ翼部19を有するのが好ましい。図14dの左側の図面では、クランプ翼部19に配置される工具組付コーディング要素304,306,312,314は、第1の区切り円23と第2の区切り円27の間の最大の半径方向間隔よりも小さいか、またはこれと等しい大きさである最大の半径方向長さを有する。
図14dの中央の図面では、クランプ翼部19に配置される工具組付コーディング要素304,306,312,314は、10°〜40°の値範囲に属する値を有する角度領域に沿って延びる最大の円周長さを有する。
図14dの右側の図面では、クランプ翼部19に配置される工具組付コーディング要素304,306,312,314は、17mmよりも小さいか、またはこれに等しく、好ましくは連行ジョー216a,216bと協同作用する、および/またはこれを少なくとも部分的に受容する工具装置11の少なくとも2つの切欠きの間の10°〜40°の値範囲に属する値を有する角度領域の内部に配置される、最大の円周長さを有する。
図14eでは接合装置13は、工具装置11の少なくとも1つの工具組付コーディング要素304,306,312,314が配置された少なくとも1つのクランプ翼部19、特に少なくとも4つのクランプ翼部19を有するのが好ましい。図14eの左側の図面では、1つのクランプ翼部19/複数のクランプ翼部19は、工具回転軸aを含む対称平面に関して鏡像対称に構成される。工具組付コーディング要素304,306,312,314は、好ましくは少なくとも部分的に第1の区切り円23に沿って延びる、クランプ翼部19を区切るエッジに両側で接するのが好ましい。
図14eの中央の図面では、1つのクランプ翼部19/複数のクランプ翼部19は、工具回転軸aを含む対称平面に関して非対称に構成される。工具組付コーディング要素304,306,312,314は工具組付コーディング要素304,306,312,314の1つの側で、特に駆動エッジ40aのほうを向く側で、好ましくは少なくとも部分的に第1の区切り円23に沿って延びる、クランプ翼部19を区切るエッジに少なくとも接するのが好ましい。それぞれの工具組付コーディング要素304,306,312,314のコーディングエッジ35のほうを向く側で、工具組付コーディング要素304,306,312,314は、第1の区切り円23に対して相対的に第2の区切り円27の方向へオフセットされて配置された、クランプ翼部19を区切る別のエッジに少なくとも接するのが好ましい。
図14eの右側の図面では、1つのクランプ翼部19/複数のクランプ翼部19は、工具回転軸aを含む対称平面に関して非対称に構成される。工具組付コーディング要素304,306,312,314は工具組付コーディング要素304,306,312,314の1つの側で、特にコーディングエッジ35のほうを向く側で、好ましくは少なくとも部分的に第1の区切り円23に沿って延びる、クランプ翼部19を区切るエッジに少なくとも接するのが好ましい。それぞれの工具組付コーディング要素304,306,312,314の駆動エッジ40aのほうを向く側で、工具組付コーディング要素304,306,312,314は、第1の区切り円23に対して相対的に第2の区切り円27の方向へオフセットされて配置された、クランプ翼部19を区切る別のエッジに少なくとも接するのが好ましい。
図16a、図16b、図17a、図17b、図18aおよび図18bは、工具装置11の考えられる実施形態を示す。図16aおよび図16bには、ドリルビットとしての工具装置11の考えられる実施形態が示されている。この工具装置11は、接合装置13と、接合装置13に隣接する作業領域15とを含む。作業領域15は柱体状に、特に円柱状に構成される。作業領域15は、特に工具回転軸aに沿って見たときに、少なくとも実質的に等しいままに保たれる最大直径を有するのが好ましい。作業領域15は工具回転軸aに沿って、工具回転軸aに対して相対的に一定の最大間隔を有するのが好ましい。接合装置13と反対を向いているほうの作業領域15の側に、作業領域は少なくとも1つの分断セグメント31または複数の分断セグメント31を有している。1つの分断セグメント31または複数の分断セグメント31は、ダイアモンド分断セグメントとして構成されるのが好ましい。しかしながら分断セグメント31が、当業者に有意義と思われるその他の構成、たとえば硬質金属分断セグメントとしての構成などを有することも考えられる。
図17aおよび図17bには、ドリルビットとしての工具装置11の考えられる実施形態が示されている。図17aおよび図17bに示す工具装置11は、図16aおよび図16bに示す工具装置11と少なくとも実質的に同様の構成を有している。図16aおよび図16bに示す工具装置11とは異なり、図17aおよび図17bに示す工具装置11は、特に工具回転軸aに沿って見たとき、少なくとも2つの相違する最大直径を有する作業領域15を有している。作業領域15は、分断セグメント31に付属する領域で、接合装置13に付属する領域よりも小さい最大直径を有するのが好ましい。直径転換または直径変化は飛躍的に構成されていてよく、または連続的に構成されていてよい。分断セグメント31は、分断粒子、特にダイアモンド粒子、コランダム粒子などを有するコーティングとして構成されるのが好ましい。しかしながら分断セグメント31が、硬質金属分断セグメントなどとして構成されることも考えられる。
図18aおよび図18bには、カップ状のブラシとしての工具装置11の考えられる実施形態が示されている。この工具装置11は、接合装置13と、これに配置された作業領域15とを含むのが好ましい。作業領域15はカップ状に構成されている。作業領域15は、工具装置11のブラシ状の工作物加工部材が固定される固定領域を含むのが好ましい。工作物加工部材はコーティングされたナイロンブラシ、コーティングされた金属ブラシ、金属ブラシなどとして構成されていてよい。工作物加工部材はクリンプ加工され、またはクリンプ加工されずに構成されていてよい。工作物加工部材は、摩擦接合式、形状接合式、および/または物質接合式の結合によって固定領域に固定されるのが好ましい。
11 工具装置
13 接合装置
14 支持フランジ
15 作業領域
17 切欠き
19 クランプ翼部
21 第1の区切りエッジ
22 投影エッジ
23 第1の区切り円
25 第2の区切りエッジ
27 第2の区切り円
35 コーディングエッジ
40 トルク受容領域
40a 駆動エッジ
40b 駆動面
49,50 接合面
52 支持平面
54 支持平面
55 結合領域
63 固定手段
211 手動工作機械
213 工具受容装置
215 連行装置
216a,216b 連行ジョー
217 クランプ装置
219 トルク伝達領域
231 クランプ切欠き
300,302,308,310 組付コーディング要素
304,306,312,314 工具組付コーディング要素

Claims (19)

  1. 手動工作機械(211)の工具受容装置(213)に受容され、該工具受容装置(213)の従動シャフトの回転軸(A)を中心として回転駆動される工具装置(11)であって、前記従動シャフト取外し可能に結合可能である少なくとも1つの接合装置(13)を有しており、前記接合装置(13)は前記工具受容装置(213)に、前記従動シャフトの回転軸(A)と前記工具装置(11)の回転軸(a)とが実質的に一致するように取付可能であり、前記接合装置(13)は、前記工具受容装置(213)が内挿される切欠き(17)を有している、そのような工具装置(11)において、
    前記接合装置(13)は、前記切欠き(17)の内側に突出し、前記工具装置(11)の回転軸(a)を中心とする第1の区切り円(23)の上に位置する第1の区切りエッジ(21)を先端とする舌部として形成された少なくとも1つのクランプ翼部(19)を有しており、該クランプ翼部(19)は、前記従動シャフトから前記工具装置(11)へ伝達されるトルクを受容し
    前記クランプ翼部(19)は少なくとも実質的に前記工具装置(11)の回転軸(a)に対する直交平面に沿って延びていて、該回転軸(a)と該クランプ翼部(19)の中心を含む平面に対して非対称の形状であり、
    前記クランプ翼部(19)には、前記工具受容装置(213)の少なくとも1つの組付コーディング要素(300,302,308,310)と協同作用して、前記工具装置(11)と別様に用いられる他の工具装置の該工具受容装置(213)への配置を回避する工具組付コーディング要素(304,306,312,314)が配置された
    ことを特徴とする工具装置。
  2. 前記クランプ翼部(19)は、弾性部として構成される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の工具装置。
  3. 前記クランプ翼部(19)の前記第1の区切りエッジ(21)の両端は前記接合装置(13)の、前記工具装置(11)の回転軸(a)を中心とする前記第1の区切り円(23)の直径(D1)よりも大きい直径(D2)の第2の区切り円(27)の上に位置する第2の区切りエッジ(25)につなが
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の工具装置。
  4. 記第1の区切り円(23)の直径D1前記第2の区切り円(27)の直径D2に対して50〜95%の長さである
    ことを特徴とする、請求項に記載の工具装置。
  5. 少なくとも1つの前記工具組付コーディング要素(304,306,312,314)は前記第1の区切り円(23)と前記第2の区切り円(27)の間に配置される
    ことを特徴とする、請求項3または4に記載の工具装置。
  6. 前記接合装置(13)は、前記工具装置(11)の工作物または工作物構造に対して作用するための作業領域(15)と結合された板状の支持フランジ(14)である
    ことを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項に記載の工具装置。
  7. 記支持フランジ(14)は、前記作業領域(15)によって全周が包囲される
    ことを特徴とする、請求項に記載の工具装置。
  8. 前記作業領域(15)は、作業領域(15)が前記支持フランジ(14)に対して前記工具装置(11)の回転軸(a)の軸方向で前記工具受容装置(213)のほうを向く方向へ突出するように配置される
    ことを特徴とする、請求項またはに記載の工具装置。
  9. 前記支持フランジ(14)は、支持フランジ(14)と前記作業領域(15)の間の結合が破断したときに、該作業領域(15)の前記工具装置(11)の回転軸(a)の軸方向への運動を妨げる固定手段(63)を有する
    ことを特徴とする、請求項からまでのいずれか1項に記載の工具装置。
  10. 記支持フランジ(14)は、前記工具装置(11)の回転軸(a)に対して実質的に垂直な、該回転軸(a)の軸方向に互いに離間する少なくとも1つの第1の平面(52)と少なくとも1つの第2の平面(54)とを有して
    ことを特徴とする、請求項からまでのいずれか1項に記載の工具装置。
  11. 少なくとも1つの前記クランプ翼部(19)は、前記トルクを受容するトルク受容領域(40)を有して
    ことを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項に記載の工具装置。
  12. 前記接合装置(13)は、複数前記クランプ翼部(19)を有し、2つの該クランプ翼部(19)の前記トルク受容領域(40)は互いに平行であ
    ことを特徴とする、請求項11に記載の工具装置。
  13. 前記トルク受容領域(40)は、前記工具装置(11)の回転軸(a)と該トルク受容領域(40)の中心含む平面に対して角度をなしている
    ことを特徴とする、請求項11または12に記載の工具装置。
  14. 前記トルク受容領域(40)は、前記手動工作機械(211)の作動時の該トルク受容領域(40)の回転方向と反対向きに前記角度をなしている
    ことを特徴とする、請求項13に記載の工具装置。
  15. 前記接合装置(13)は偶数の前記クランプ翼部(19)を有する
    ことを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項に記載の工具装置。
  16. 前記接合装置(13)は、前記工具装置(11)の回転軸(a)を中心として対称に配置された複数の前記クランプ翼部(19)を有する
    ことを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1項に記載の工具装置。
  17. 前記工具受容装置(213)に配置された請求項1から16までのいずれか1項に記載の工具装置(11)の利用法において、
    前記工具装置(11)を1分あたり4000超の回転の回転速度で作動させる
    ことを特徴とする利用法。
  18. 請求項1から16までのいずれか1項に記載の工具装置(11)を製造する方法において、
    抜き法によって前記切欠き(17)を形成する工程を有する
    ことを特徴とする方法。
  19. 請求項1から16までのいずれか1項に記載の工具装置(11)と、前記手動工作機械(211)とを有する工作機械システム。
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