JP6802890B1 - X線発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子の放出を抑制することができるX線発生装置を提供する。【解決手段】窓部5は、ターゲットから出射されたX線XRをX線通路40bから外部Оに透過させる。窓部5は、X線XRが通過する通過孔511cが形成された窓枠部51と、通過孔511cにおける外部O側の第1開口511dを覆った状態で窓枠部51に気密に固定され、X線XRを透過させる第1窓部材52と、通過孔511cにおける通路40側の第2開口511eを覆った状態で窓枠部51に固定され、X線XRを透過させる第2窓部材53と、を含む。窓部5には、通過孔511cのうち第1窓部材52と第2窓部材53との間の領域5Rと、X線通路40bと、を連通する通気部50の少なくとも一部である離間部50a及び離間部50bが設けられている。通気部50は、X線通路40b内から領域5R側を見た場合に見通せないように構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、X線発生装置に関する。
電子ビームの入射によってターゲットから発生したX線を、真空引きされた通路から窓部を介して外部に出射するX線発生装置が知られている。特許文献1には、容器の開口部において外側に設けられたX線透過窓と、当該開口部において内側に設けられたシールドと、を有する窓部が記載されている。
特許第4707781号公報
特許文献1に記載の窓部においては、X線透過窓とシールドとの間の領域と、容器内の領域と、を連通する通気孔が開口部に形成されており、当該通気孔がシールドの側方を通ってX線透過窓の外縁部に対向している。そのため、特許文献1に記載の窓部においては、通気孔に入射した電子(例えば、容器内(通路)において発生した散乱電子、ターゲットからの反射電子、及びターゲットから出射された二次電子等)が、X線透過窓に至り、X線透過窓を透過して外部に飛び出すおそれがある。そのような電子は、例えば外部の酸素と反応してオゾンを形成する等、窓部近傍の構成等に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、窓部からの電子の放出を抑制することができるX線発生装置を提供することを目的とする。
本発明のX線発生装置は、電子ビームを出射する電子銃と、電子ビームが入射することによりX線を出射するターゲットと、電子ビーム及びX線が通過する通路を有し、通路を真空引きされた状態に維持する筐体と、を備え、筐体は、ターゲットから出射されたX線を通路から外部に透過させる窓部を有し、窓部は、X線が通過する通過孔が形成された窓枠部と、通過孔における外部側の開口である第1開口を覆った状態で窓枠部に気密に固定され、X線を透過させる第1窓部材と、通過孔における通路側の開口である第2開口を覆った状態で窓枠部に固定され、X線を透過させる第2窓部材と、を含み、窓部には、通過孔のうち第1窓部材と第2窓部材との間の領域と、通路と、を連通する通気部の少なくとも一部が設けられており、通気部は、通路内から領域側を見た場合に見通せないように構成されている。
このX線発生装置では、窓部が第1窓部材及び第2窓部材を含んでいる。これにより、例えば1枚の窓部材で構成する場合と比較して、窓部から電子が放出されにくい。そして、窓部には、通過孔のうち第1窓部材と第2窓部材との間の領域と、通路と、を連通する通気部の少なくとも一部が設けられており、通気部は、通路内から第1窓部材と第2窓部材との間の領域側を見た場合に見通せないように構成されている。これにより、電子が通路内から通気部を介して第1窓部材と第2窓部材との間の領域に到達するのを防止することができる。よって、このX線発生装置によれば、窓部からの電子の放出を抑制することができる。
本発明のX線発生装置では、通気部は、窓枠部と第2窓部材との間に形成された空間である離間部を含んでもよい。これにより、通気部としての孔を窓枠部に設ける必要がなくなるため、窓部を簡易に構成することができる。
本発明のX線発生装置では、窓枠部は、外部側の第1表面、及び通路側の第2表面を有し、第1窓部材は、第1表面のうち第1開口の周囲の領域に連続的に配置された第1接合部材によって、第1表面に固定されており、第2窓部材は、第2表面のうち第2開口の周囲の領域に部分的に配置された第2接合部材によって、第2表面に固定されていてもよい。これにより、第1窓部材を窓枠部に気密に接合しつつ、通気部としての離間部を窓枠部と第2窓部材との間に確実に形成することができる。
本発明のX線発生装置では、第2表面は、通路側に開口するように窓枠部に形成された凹部の底面であり、通気部は、底面と第2窓部材との間に形成された空間である離間部、及び凹部の側面と第2窓部材との間に形成された空間である離間部を含んでもよい。これにより、通気部が屈曲した経路を備えるため、電子が通路内から通気部を介して第1窓部材と第2窓部材との間の領域に到達するのをより確実に防止することができる。
本発明のX線発生装置では、窓枠部は、筐体のうち通路を画定する本体部とは別体に構成されており、通気部は、第2窓部材と本体部との間に形成された空間である離間部を更に含んでもよい。これにより、通気部が屈曲したり延長したりする経路を備えるため、電子が通路内から通気部を介して第1窓部材と第2窓部材との間の領域に到達するのをより確実に防止することができる。
本発明のX線発生装置では、窓枠部は、筐体のうち通路を画定する本体部とは別体に構成されており、窓部は、本体部との間に窓枠部を挟んだ状態で本体部に取り付けられた押え部材を更に含んでもよい。これにより、第1窓部材及び第2窓部材を容易に交換することができる。
本発明によれば、窓部からの電子の放出を抑制することができるX線発生装置を提供することが可能となる。
一実施形態のX線発生装置の断面図である。 図1に示されるヘッド部の断面図である。 図1に示される窓部の断面図である。 図1に示される窓部の一部の断面図である。 X線の進行方向から見た窓部の拡大図である。 第1変形例の窓部の断面図である。 第2変形例の窓部の断面図である。 第3変形例の窓部の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する部分を省略する。
[X線発生装置の構成]
図1に示されるように、X線発生装置1は、電子銃2と、ターゲット部3と、筐体4と、排気管6と、電源部7と、を備えている。電子銃2は、電子ビームを出射する。ターゲット部3の先端には、電子ビームが入射することによりX線XRを出射するターゲット31が設けられている。一例として、ターゲット31は、タングステンからなり、円板状を呈している。筐体4は、電子ビーム及びX線XRが通過する通路40を画定しており、通路40を真空引きされた状態に維持する。筐体4は、窓部5を有している。窓部5は、ターゲット31から出射されたX線XRを通路40から外部Оに透過させる。排気管6は、筐体4に設けられている。排気管6には、真空ポンプ(図示省略)が接続される。電源部7は、電子銃2に電圧を印加する。
筐体4は、窓部5に加え、下側筒状部41と、上側筒状部42と、ヘッド部(本体部)43と、を有している。一例として、下側筒状部41及び上側筒状部42は、それぞれ、ステンレスからなり、円筒状を呈している。下側筒状部41の下端部には、電源部7が取り付けられている。下側筒状部41は、電源部7上に立設された電子銃2を収容している。下側筒状部41の側壁には、排気管6が設けられている。上側筒状部42は、ヒンジ部4aを介して下側筒状部41の上端部上に立設されている。上側筒状部42を下側筒状部41に対して傾動させることにより、下側筒状部41の上側開口から、電子銃2に設けられたフィラメント等を交換することができる。上側筒状部42の内部には、複数のコイル部49が設けられている。複数のコイル部49は、電磁偏向レンズとして機能し、電子銃2からターゲット31に向かって通路40を進行する電子ビームをターゲット31に集束させる。
ヘッド部43は、上側筒状部42の上端部上に設けられている。ヘッド部43には、ターゲット挿入部48としての貫通孔が形成されている。ターゲット挿入部48には、ターゲット部3が挿入されている。ターゲット部3は、ヘッド部43に対して着脱可能である。ターゲット31は、電子銃2及び窓部5のそれぞれと対向するように傾斜した状態で通路40に露出している。通路40のうち、電子銃2とターゲット31とが対向する部分が電子ビーム通路40aであり、ターゲット31と窓部5とが対向する部分がX線通路40bである。電子ビーム通路40aは、下側筒状部41、上側筒状部42及びヘッド部43に形成されている。X線通路40bは、ヘッド部43に形成されている。電子ビーム通路40a及びX線通路40bは、ヘッド部43において接続されている。ターゲット部3の側面には、複数のOリング32が設けられている。これにより、ターゲット挿入部48は、ターゲット部3によって気密に封止されている。
X線発生装置1においては、真空ポンプによって排気管6を介して通路40が真空引きされた状態で、電源部7によって電子銃2に電圧が印加され、電子銃2から電子ビーム通路40aに電子ビームが出射されると、当該電子ビームが複数のコイル部49によってターゲット31に集束させられる。電子ビームがターゲット31に入射し、ターゲット31からX線通路40bにX線XRが出射されると、X線XRが窓部5を透過して外部Оに出射される。
[窓部の構成]
以下、窓部5を透過するX線XRの進行方向A(図2、図3及び図4参照)において、前側(外部O側であって、通路40とは反対側)を「第1側(外部側)」といい、後側(通路40側)を「第2側(通路側)」という。進行方向Aは、X線XRがターゲット31から窓部5に向かう方向である。図2に示されるように、窓部5は、ヘッド部43における第1側の表面43aに形成された凹部44に設けられている。進行方向Aから見た場合に、凹部44は、例えば矩形状を呈している。凹部44の底面44aには、図3に示されるように、凸部45が設けられている。進行方向Aから見た場合に、凸部45は、例えば円形状を呈している。凸部45における第1側の表面45aは、表面43aよりも第2側に位置している。凹部44の底面44aには、進行方向Aから見た場合に凸部45を囲むように延在する環状の溝46が形成されている。溝46は、例えば円環状に延在している。溝46には、Oリング47が配置されている。X線通路40bは、凸部45における第1側の表面45aに開口するようにヘッド部43に形成されている。進行方向Aから見た場合に、X線通路40bは、例えば円形状を呈している。
図2に示されるように、窓部5は、窓枠部51と、第1窓部材52と、第2窓部材53と、押え部材54と、を有している。窓枠部51には、第1窓部材52及び第2窓部材53が固定されている。窓枠部51は、X線通路40bを画定するヘッド部43とは別体に構成されている。窓枠部51は、例えば、銅等の熱伝導性の高い金属材料からなる。
図3及び図4に示されるように、窓枠部51は、固定部分511と、包囲部分512と、を含んでいる。固定部分511は、板状の部分であり、第1側の表面(第1表面)511a及び第2側の表面(第2表面)511bを有している。固定部分511は、例えば円板状の部材に、通過孔511cが形成されたリング状を呈している。通過孔511cは、X線が通過する貫通孔である。通過孔511cは、進行方向AにおいてX線通路40bと対向している。進行方向Aから見た場合に、通過孔511cは、例えば円形状を呈している。また、通過孔511cには、通過孔511cにおける第1側の第1開口511dの端部、及び通過孔511cにおける第2側の第2開口511eの端部のそれぞれに、面取り部511fが形成されている。面取り部511fによって、通過孔511cと表面511a、及び通過孔511cと表面511bとが滑らかに接続されている。これにより、第1開口511dの端部と第1窓部材52との接触、及び第2開口511eの端部と第2窓部材53との接触による、第1窓部材52及び第2窓部材53の破損が抑制されている。また、仮に、後述する第1接合部材58及び第2接合部材59が溶融し、通過孔511c側に流れ込んできてしまった場合には、面取り部511fによって広がった空間(固定部分511(通過孔511c)と後述する第1窓部材52の表面52bとの間の空間)に第1接合部材58を溜め込み、面取り部511fによって広がった空間(固定部分511(通過孔511c)と第2窓部材53の表面53bとの間の空間)に第2接合部材59を溜め込むことができる。すなわち、面取り部511fは、第1接合部材58及び第2接合部材59を溜め込む溜込部としても機能する。これにより、第1接合部材58及び第2接合部材59がX線の通過を妨げることを抑制することができる。包囲部分512は、固定部分511を包囲する筒状の部分であり、第1側の端部512a及び第2側の端部512bを有している。包囲部分512は、例えば円筒状を呈している。
窓枠部51においては、固定部分511及び包囲部分512によって、第1凹部515及び第2凹部(凹部)516が形成されている。第1凹部515は、第1側に開口している。第2凹部516は、第2側に開口している。固定部分511の表面511aは、第1凹部515の底面である。固定部分511の表面511bは、第2凹部516の底面である。また、固定部分511の表面511bには、底面凹部517が形成されている。底面凹部517は、第2側に開口している。
図3に示されるように、窓枠部51は、第1鍔部分513と、第2鍔部分514と、接続部520と、を更に含んでいる。第1鍔部分513は、包囲部分512の端部512bの外縁から進行方向Aに交差する方向に沿って延在するように設けられた鍔状の部分であり、第1側の表面513a及び第2側の表面513bを有している。第1鍔部分513は、例えば円板状を呈している。第2鍔部分514は、第1鍔部分513の外縁から進行方向Aに交差する方向に沿って延在するように設けられた鍔状の部分であり、第1側の表面514a及び第2側の表面514bを有している。第2鍔部分514は、例えば円板状を呈している。第2鍔部分514の表面514aは、第1鍔部分513の表面513aよりも第2側に位置している。第2鍔部分514の表面514bは、第1鍔部分513の表面513bよりも第2側に位置している。本実施形態では、第2鍔部分514の厚さは、第1鍔部分513の厚さと略等しい。接続部520は、第1鍔部分513と第2鍔部分514とを接続する部分であり、例えば円環板状を呈している。
図4に示されるように、第1窓部材52は、X線を透過させる板状(膜状)の部材であり、通過孔511cのうち第1側の第1開口511dを覆った状態で窓枠部51に気密に固定されている。第1窓部材52の位置は、第1開口511dを覆う位置にあれば特に限定されない。第1窓部材52は、第1側の表面52a及び第2側の表面52bを有している。一例として、第1窓部材52は、ベリリウムからなり、厚さ0.5mm程度の円板状を呈している。第1窓部材52は、第1凹部515に配置されている。第1窓部材52の表面52bは、例えばロウ材等の第1接合部材58によって固定部分511の表面511aに固定されている。具体的には、第1窓部材52の表面52bは、固定部分511の表面511aのうち第1開口511dの周囲の領域に連続的に配置された第1接合部材58によって、固定部分511の表面511aに固定されている。第1接合部材58が第1開口511dの周囲の領域に連続的に配置されるとは、第1開口511dの外縁が延在する方向における端部を有しないように(すなわち、閉じた環状を呈するように)第1接合部材58が第1開口511dの周囲の領域に配置されることを意味する。なお、第1窓部材52の表面52aは、包囲部分512の端部512aよりも第1側に位置している。
第2窓部材53は、X線を透過させる板状(膜状)の部材であり、通過孔511cのうち第2側の第2開口511eを覆った状態で窓枠部51に固定されている。第2窓部材53の位置は、第2開口511eを覆う位置にあれば特に限定されない。第2窓部材53は、第1側の表面53a及び第2側の表面53bを有している。一例として、第2窓部材53は、第1窓部材52と同様に、ベリリウムからなり、厚さ0.5mm程度の円板状を呈している。本実施形態では、第2窓部材53は、第1窓部材52と同一の形状を呈している。第2窓部材53は、第2凹部516に配置されている。第2窓部材53の表面53aは、例えばロウ等の第2接合部材59によって固定部分511の表面511bに固定されている。具体的には、第2窓部材53の表面53aは、固定部分511の表面511bのうち第2開口511eの周囲の領域に部分的に配置された第2接合部材59によって、固定部分511の表面511bに固定されている。第2接合部材59が第2開口511eの周囲の領域に部分的に配置されるとは、第2開口511eの外縁が延在する方向における端部を有するように(すなわち、環状の一部である円弧状を呈するように)、第2接合部材59が第2開口511eの周囲の領域に配置されることを意味する。なお、第2窓部材53の表面53bは、包囲部分512の端部512b(第1鍔部分513の表面513b)よりも第1側に位置している。
図2及び図3に示されるように、押え部材54は、板状の部材であり、第1側の表面54a及び第2側の表面54bを有している。押え部材54は、第1窓部材52以外の場所からX線XRが外部に出射することを防ぐための部材であって、X線に対する遮蔽能が高い金属材料からなる。一例として、押え部材54は、タングステンからなり、矩形板状を呈している。図3に示されるように、押え部材54の表面54bには、第1凹部55が形成されている。第1凹部55の底面55aには、第2凹部56が形成されている。第2凹部56の底面56aには、貫通孔である窓孔57が形成されている。本実施形態では、第1凹部55、第2凹部56及び窓孔57は、進行方向Aから見た場合に、それぞれ、窓枠部51の第2鍔部分514、第1鍔部分513及び包囲部分512と同一の形状を呈しており、第2鍔部分514、第1鍔部分513及び包囲部分512と密着可能に構成されている。
第1凹部55には、第2鍔部分514が配置されている。第1凹部55の底面55aには、第2鍔部分514の表面514aが密着している。第2鍔部分514の表面514bは、押え部材54の表面54bと面一の位置関係にある。第2鍔部分514の表面514bは、Oリング47を押し潰した状態で凹部44の底面44aに密着している。押え部材54の表面54bは、凹部44の底面44aに密着している。第2凹部56には、第1鍔部分513が配置されている。第2凹部56の底面56aには、第1鍔部分513の表面513aが密着している。第1鍔部分513の表面513bは、凸部45の表面45aから離間している。窓孔57には、包囲部分512が配置されている。第1窓部材52の表面52aは、押え部材54の表面54aよりも第2側に位置している。押え部材54の表面54aは、図2に示されるように、ヘッド部43の表面43aと面一の位置関係にある。なお、押え部材54の厚さは、進行方向Aに交差する方向において、第1窓部材52から遠ざかるにつれて段階的に大きくなっている。これは、第1鍔部分513と第2鍔部分514とを略等しい厚さとし、第1鍔部分513と第2鍔部分514とを接続部520によって接続していることと関係している。押え部材54の厚さの大きい部分を設けることで、不要なX線に対する押え部材54の遮蔽能を高めて、第1窓部材52以外の場所からX線XRが外部に出射することを防いでいる。また、接続部520を設け、第2鍔部分514の表面514bが、Oリング47を押し潰した状態で凹部44の底面44aに密着していることで、電子がOリング47にまで到り、Oリング47を劣化させてしまうことを抑制している。
押え部材54は、ヘッド部43と押え部材54との間に、第1窓部材52及び第2窓部材53が固定された窓枠部51を挟んだ状態で、例えばボルトによってヘッド部43に取り付けられている。X線発生装置1においては、押え部材54を取り外すことによって、第1窓部材52及び第2窓部材53が固定された窓枠部51を交換することができる。
図5に示されるように、固定部分511の表面511bには、底面凹部517から立設する複数の壁部518が設けられている。複数の壁部518は、溝部518aがあることによって互いに間隔を空けて、第2開口511eの外縁に沿って円弧状に延在している。また、固定部分511の表面511bには、底面凹部517を包囲するように外縁部519が設けられている。なお、壁部518と外縁部519とは、進行方向Aに交差する方向において面一となっている。第2接合部材59は、進行方向Aから見た場合に底面凹部517内に配置されている。より詳細には、第2接合部材59は、少なくとも1つの壁部518と外縁部519との間に挟まれており、溝部518aが至らない範囲内に配置されている。また、外縁部519には、溝部518aと対向する位置に溝部519aが設けられている。
図4に示されるように、X線発生装置1には、領域5Rと通路40とを連通する通気部50が設けられている。領域5Rは、通過孔511cのうち第1窓部材52と第2窓部材53との間の領域である。本実施形態では、領域5Rは、固定部分511の通過孔511c内の空間領域であり、通気部50は、領域5RとX線通路40bとを連通している。通気部50は、領域5R内のガスを真空引きして真空空間とするための通路として機能する。具体的には、真空ポンプによって排気管6を介して通路40が真空引きされる際に、通気部50を介して領域5Rも真空引きされる。
通気部50は、通路40内から領域5R側を見た場合に見通せないように構成されている。通路40内から領域5R側を見た場合に通気部50を見通せないとは、進行方向Aから見た場合に、領域5Rに開口する通気部50の開口領域が、通路40に開口する通気部50の開口領域に直接的に(間に何らの部材も介さずに)重ならないことを意味する。或いは、通路40内から領域5R側を見た場合に通気部50を見通せないとは、進行方向Aから見た場合に、領域5Rに開口する通気部50の開口領域と通路40に開口する通気部50の開口領域とを結ぶ直線上には、当該直線を分断するような何らかの遮蔽物が存在することを意味する。或いは、通路40内から領域5R側を見た場合に通気部50を見通せないとは、進行方向Aから見た場合に、通気部50を介して第1窓部材52が視認されないことをいう。或いは、通路40内から領域5R側を見た場合に通気部50を見通せないとは、進行方向Aから通気部50を見た場合に、通気部50を形成する部材が視界を遮り、領域5R内の構成を視認できないことを意味する。本実施形態では、通気部50は、複数の離間部50a,50b,50cによって、X線通路40b内から領域5R側を見た場合に見通せないように構成されている。離間部50a及び離間部50bは、通気部50の一部である。離間部50a及び離間部50bは、窓枠部51と第2窓部材53との間に形成された空間であって、窓枠部51と第2窓部材53との間の隙間でもある。離間部50cは、通気部50の一部である。離間部50cは、窓部5とヘッド部43との間に形成された空間であって、窓部5とヘッド部43との間の隙間でもある。
具体的には、離間部50aは、第2凹部516の底面(固定部分511の表面511b、より詳細には、底面凹部517、壁部518、外縁部519、溝部518a及び溝部519a)と第2窓部材53の表面53aとの間に形成された空間である。つまり、離間部50aは、第2凹部516の底面と第2窓部材53の表面53aとの間の領域のうち、第2接合部材59が配置された領域以外の領域である。離間部50bは、第2凹部516の側面516aと第2窓部材53の側面53cとの間に形成された空間である。離間部50cは、第2窓部材53の表面53bと凸部45の表面45aとの間に形成された空間である。本実施形態では、通気部50は、第2窓部材53の表面53a、側面53c及び表面53bを囲むように、その経路が屈曲且つ延在して構成されている。
[作用及び効果]
X線発生装置1では、窓部5が第1窓部材52及び第2窓部材53を有している。これにより、例えば1枚の窓部材で構成する場合と比較して、窓部5から電子が放出されにくい。また、例えば同等の電子の遮蔽能を1枚の窓部材で実現する場合と比較して、第1窓部材52及び第2窓部材53のそれぞれを厚くする必要がない。そのため、窓部材を製造する際に、窓部材の材料基板内に異物が混入する可能性を低減することができる。また、通気部50によって、通過孔511cのうち第1窓部材52と第2窓部材53との間の領域5Rが真空引きされる。これにより、領域5Rに残留するガスにX線XRが照射されることで当該ガスが化学変化することが防止されるため、当該ガスの化学変化に起因する窓部5の劣化を抑制することができる。更に、通気部50が、X線通路40b内から領域5R側を見た場合に見通せないように構成されている。これにより、電子が通気部50に入射したとしても、通気部50の内壁への衝突により電子が遮蔽されたり吸収されたりすることで、電子がX線通路40b内から通気部50を介して領域5Rに到達するのを防止することができる。よって、X線発生装置1によれば、窓部5からの電子の放出を抑制することができる。特に、X線発生装置1では、電子の多くを第2窓部材53によって遮蔽することにより、電子が領域5Rに到達するのをより確実に防止することができる。その結果、第1接合部材58及び第2接合部材59がロウ材である場合に、第1接合部材58の周りにおいて、ラジカルを起因とする真空リークが生じるのを防止することができる。
製造時における窓部材への異物の混入について更に述べる。例えば、250keVを超えるような高エネルギーの電子の遮蔽をベリリウムからなる1枚の窓部材で実現するためには、窓部材の厚さを1mm以上とすることが望ましい。しかし、ベリリウムからなる窓部材の厚さを1mm以上とすると、窓部材を作成するための材料基板そのものに異物が混入してしまうリスクが高まる。窓部材への異物の混入は、例えばX線透過像を取得するような場合に、X線透過像への当該異物の写り込みに繋がる。X線発生装置1によれば、そのようなリスクを回避しつつ、窓部5において電子を確実に遮蔽することができる。
また、X線発生装置1では、第1窓部材52が第2窓部材53と同一の形状を呈している。これにより、同一の形状を有する複数の窓部材を製造し、当該複数の窓部材を第1窓部材52及び第2窓部材53の両方に用いることができるため、窓部5に用いる部品の共通化による低コスト化を図ることができる。
また、X線発生装置1では、通気部50が、窓枠部51と第2窓部材53との間に形成された空間である離間部50a,50b、及び窓部5とヘッド部43との間に形成された空間である離間部50cによって、構成されている。これにより、通気部50としての孔を窓枠部51に設ける必要がなくなるため、窓部5を簡易に構成することができる。例えば、窓枠部51に貫通孔を設ける場合、様々な機能を実現するために複雑な形状を呈している窓枠部51において、それらの機能を阻害することなく貫通孔の経路を設計し且つ製造する必要がある。その場合、貫通孔の経路が複雑になる場合、貫通孔の径を小さくせざるを得ない場合が想定され、十分な真空排気能を持つ通気部50を得ることは困難である。これに対して、X線発生装置1では、離間部50aが、第2凹部516の底面と第2窓部材53の表面53aとの間に形成された空間であり、離間部50bが、第2凹部516の側面516aと第2窓部材53の側面53cとの間に形成された空間であり、離間部50cが、第2窓部材53の表面53bと凸部45の表面45aとの間に形成された空間である。このように、通気部50が、第2窓部材53の表面53a、側面53c及び表面53bを囲むように、屈曲且つ延在した経路を備えて構成されているため、電子が通路40内から通気部50を介して領域5Rに到達するのをより確実に防止することができる。
また、X線発生装置1では、固定部分511の表面511aのうち第1開口511dの周囲の領域に連続的に配置された第1接合部材58によって、第1窓部材52が固定部分511の表面511aに固定されており、固定部分511の表面511bのうち第2開口511eの周囲の領域に部分的に配置された第2接合部材59によって、第2窓部材53が固定部分511の表面511bに固定されている。これにより、第1窓部材52を窓枠部51に気密に接合しつつ、通気部50としての離間部50aを窓枠部51と第2窓部材53との間に確実に形成することができる。
また、X線発生装置1では、底面凹部517から立設する複数の壁部518が、溝部518aによって互いに間隔を空けて、通過孔511cの外縁に沿って延在している。これにより、複数の壁部518が、底面凹部517と固定部分511の表面511bと第2窓部材53の表面53aとが当接するのを防止するストッパーとして機能し、底面凹部517により構成される空間が確実に確保されるため、離間部50aを確実に確保することができる。更に、溝部518a及び溝部519aを備えることで、領域5Rの排気経路である通気部50をより確実に確保することができる。また、第2窓部材53の表面53aを固定部分511の表面511bに固定する際に、第2接合部材59が通過孔511c内にはみ出すのを複数の壁部518により防止することができる。加えて、底面凹部517を設けることで、底面凹部517が第2接合部材59の壁として機能するため、第2接合部材59の十分な厚さを確保することができ、窓枠部51に第2窓部材53をより確実に固定することができる。
また、X線発生装置1では、窓枠部51が、X線通路40bを画定するヘッド部43とは別体に構成されており、第1窓部材52及び第2窓部材53が固定された窓枠部51が、押え部材54によってヘッド部43に取り付けられている。これにより、窓枠部51、第1窓部材52及び第2窓部材53を一体として容易に交換することができる。
また、X線発生装置1では、押え部材54がX線の遮蔽性に優れたタングステンからなるため、第1窓部材52以外の場所からX線XRが外部Оへ出射することを防止することができる。
また、X線発生装置1では、第1窓部材52の表面52aが、押え部材54の表面54aよりも第2側に位置している。これにより、X線XRの出射部分である第1窓部材52をX線XRの被照射体に近い位置に配置しつつ、被照射体、他の装置等が第1窓部材52に接触することによる第1窓部材52の破損を防止することができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態に限定されない。例えば、通気部50は、窓部5に少なくとも一部が設けられ、通路40内から第1窓部材52と第2窓部材53との間の領域5R側を見た場合に見通せないように構成されていれば、上述したものに限定されない。一例として、通気部50は、第2窓部材53と他の部材との間に形成された空間等を含んでいてもよい。また、上述した実施形態では、通気部50の一部が窓部5に設けられた構成を例示したが、通気部50は、窓部5のみに設けられていてもよい。一例として、図6に示される通気部50は、第2窓部材53と窓枠部51との間に形成された離間部50a及び離間部50bのみによって構成されている。これにより、領域5Rの排気を一層容易に行うことができる。
また、通気部50は、部材と部材との間に形成された空間に限定されず、例えば孔等、部材の内部に設けられた空間であってもよい。図7に示される例では、通気部50は、窓部5及びヘッド部43に設けられている。この場合、通気部50は、窓枠部51及びヘッド部43に形成された貫通孔であり、第2窓部材53の外側を通るように少なくとも一部が湾曲している。また、図8に示される例では、通気部50は、窓部5に設けられている。通気部50は、窓枠部51に形成された貫通孔であり、進行方向Aに交差する方向に沿って直線状に延在している。なお、通気部50は、部材間の空間と部材内の空間との組合せであってもよい。
また、窓部5は、窓枠部51がヘッド部43等の筐体4の本体部と一体に構成されたものであってもよい。この場合、窓部5は、押え部材54を有していなくてもよい。また、第1窓部材52の大きさと第2窓部材53の大きさとは、異なっていてもよい。また、第1窓部材52の厚さと第2窓部材53の厚さとは、異なっていてもよい。例えば、第2窓部材53の厚さが第1窓部材52の厚さよりも大きくてもよい。厚さが大きい第2窓部材53によって、より多くの電子を遮蔽することできる。これにより、通路40の真空排気と比較して、通気部50の真空排気のコンダクタンスが低くなった場合であっても、電子が領域5Rに到達するのをより確実に防止することができる。その結果、第2接合部材59がロウである場合に、その周りにおいて、ラジカルを起因とする真空リークが生じるのを防止することができる。なお、第1窓部材52の厚さが第2窓部材53の厚さよりも大きくてもよい。
また、上述した実施形態では、X線発生装置1は、ターゲット31に電子ビームが入射する側に、ターゲット31で発生したX線XRが出射される反射型の装置であったが、ターゲット31に電子ビームが入射する側とは反対側に、ターゲット31で発生したX線XRが出射される透過型の装置であってもよい。
1…X線発生装置、2…電子銃、4…筐体、5…窓部、5R…領域、31…ターゲット、40…通路、43…ヘッド部(本体部)、50…通気部、50a,50b,50c…離間部、51…窓枠部、52…第1窓部材、53…第2窓部材、54…押え部材、58…第1接合部材、59…第2接合部材、511a…表面(第1表面)、511b…表面(第2表面、底面)、511c…通過孔、511d…第1開口、511e…第2開口、516…第2凹部(凹部)、516a…側面、O…外部、XR…X線。

Claims (6)

  1. 電子ビームを出射する電子銃と、
    前記電子ビームが入射することによりX線を出射するターゲットと、
    前記電子ビーム及び前記X線が通過する通路を有し、前記通路を真空引きされた状態に維持する筐体と、を備え、
    前記筐体は、前記ターゲットから出射された前記X線を前記通路から外部に透過させる窓部を有し、
    前記窓部は、
    前記X線が通過する通過孔が形成された窓枠部と、
    前記通過孔における前記外部側の開口である第1開口を覆った状態で前記窓枠部に気密に固定され、前記X線を透過させる第1窓部材と、
    前記通過孔における前記通路側の開口である第2開口を覆った状態で前記窓枠部に固定され、前記X線を透過させる第2窓部材と、を含み、
    前記窓部には、前記通過孔のうち前記第1窓部材と前記第2窓部材との間の領域と、前記通路と、を連通する通気部の少なくとも一部が設けられており、
    前記通気部は、前記通路内から前記領域側を見た場合に見通せないように構成されている、X線発生装置。
  2. 前記通気部は、前記窓枠部と前記第2窓部材との間に形成された空間である離間部を含む、請求項1に記載のX線発生装置。
  3. 前記窓枠部は、前記外部側の第1表面、及び前記通路側の第2表面を有し、
    前記第1窓部材は、前記第1表面のうち前記第1開口の周囲の領域に連続的に配置された第1接合部材によって、前記第1表面に固定されており、
    前記第2窓部材は、前記第2表面のうち前記第2開口の周囲の領域に部分的に配置された第2接合部材によって、前記第2表面に固定されている、請求項2に記載のX線発生装置。
  4. 前記第2表面は、前記通路側に開口するように前記窓枠部に形成された凹部の底面であり、
    前記通気部は、前記底面と前記第2窓部材との間に形成された空間である離間部、及び前記凹部の側面と前記第2窓部材との間に形成された空間である離間部を含む、請求項3に記載のX線発生装置。
  5. 前記窓枠部は、前記筐体のうち前記通路を画定する本体部とは別体に構成されており、
    前記通気部は、前記第2窓部材と前記本体部との間に形成された空間である離間部を更に含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載のX線発生装置。
  6. 前記窓枠部は、前記筐体のうち前記通路を画定する本体部とは別体に構成されており、
    前記窓部は、前記本体部との間に前記窓枠部を挟んだ状態で前記本体部に取り付けられた押え部材を更に含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のX線発生装置。

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